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【もしもの】魔法学校避難所【ときに】
1
:
みずきち
:2015/07/20(月) 20:22:28 ID:pjZHulU6
【ここだけ不思議の魔法学校】
ようこそここだけ不思議の魔法学校スレへ!
ここはこの世界に似て非なるどこかの世界!
科学の代わりに魔法技術が発展し人々が平然と魔法を使う世界!
エルフも獣人も魔王も誰もみんなみんなが魔法を使います。
当然…そんな世界である以上、住民は魔法を完全に扱えなければいけません!
だかや君達はここに連れてこられたんです!
ここは魔術師児童隔離区域、通称【魔法都市】
一つの都市を丸々と使い建てられた城の数々は全て教育施設である、
君達はこの【魔法都市】で卒業まで青春をしてもらうが準備は良いかな?
【ルール】
〈世界観に関して〉
基本的にファンタジーメイン!
世界観は中世ヨーロッパの魔法が反映した感じ!
モンスターもゴーレムもドラゴンもエルフもなんでもありだけど現代平気だけはNG!
〈特殊能力に関して〉
基本的に自由!
好きに作って好きに暴れて自由に生きるべし!
他人を不快にしなきゃなんでもよし!
〈機械関係に関して〉
現代的装備を持ち込むのはNG!
別スレからのキャラクターを持ち込む場合、その性能に良く似た魔法兵器に変換されます。
〈キャラクター設定に関して〉
人外、魔族、人間、全て自由!
しかし、学生か教師以外はこの世界に侵入出来ません!
学園都市だからねしょえがないね!
魔法学校wik
ttp://www8.atwiki.jp/mahogaku666/pages/1.html
2
:
ミズチマン
:2015/09/07(月) 00:22:06 ID:FjZRzevA
>>956
「……いったはずだ無為な殺生は避けると…」
「拙者を止めたければ貴様は生きろ。」
「来週…拙者は人間に捕らえられた魔物を一斉に解放する」
「ククク…止めにくるがいい我が友よ」
「そのしつこさをもってして拙者を止めにくるでござるよ」
【蛟は伸ばされた手を一度叩くと、そのまま背を向けて立ち去ろうと…】
3
:
【バケツ】
:2015/09/07(月) 00:30:15 ID:6K5vjyvM
>>2
「……………………」
ほんの少しの刺激で、巨体は軋んだ音を立てて倒れた。全身には無数の切り傷が刻まれ、接合部はズタズタに切り裂かれ。無残な姿を月明かりに晒していた。
「…………m……ズc……………」
ばっくりと大きく裂けた頭部に付いた4つの目。それはもう何も写していない。
しばしの間、虚しく青い光を明滅させて……
消えてしまった。
も う 、 追 う も の は い な い
4
:
ミズチマン
:2015/09/07(月) 00:35:10 ID:FjZRzevA
>>3
「友を殺める…心を殺して人を殺めるが強さだと言うのか」
「やはり歪んでいるな…拙者も、世界も」
【だが、彼には仲間がいる】
【例えその心臓(コア)が果てようと仲間の力にてまた己が前にたちはだかる姿が想像できた】
【蛟はやはり空気の振動でしかない笑いを響かせてその場から消え去った】
/お疲れさまでした!
5
:
ミズチマン
:2015/09/07(月) 19:53:37 ID:c72pxWuA
先刻から雨がやまない。だのに周りに傘を差している人間は見当たらない
皆平然と雨に打たれながら眼前を過ぎ去っていく。髪も濡らさずに。
奇怪だなどとは思わなかった。狂っているのは狂っていたのは自分なのだと自覚していたからだ。
雨が降りだすころ。一つの話を小耳に挟んだ。
何のことはない。何処かの魔導機械が《無惨》に《破壊》され《機能停止》した。それだけの話だ。取るにたる話ではない。何故なら彼とは最早友達ですらない。
「そうか。バケツ殿はあの一撃で《死んだ》のか」
「友を殺める冷酷さを強さと呼ぶか。傷まぬ心を鋼と呼ぶか」
「………………………………」
「やはり歪んでいたのは拙者だけでござったか」
「よもやそれもここまでだ。雨ももうじき止むだろう」
「バケツ殿、貴殿は天国にいるのでござろうか…天国にいるだろうことを断固信じる反面…願わくば地獄にいてほしい…地獄であれば今一度あいまみえることができる」
【ミズチは降りそそぐ黒き雨に目を細めながら晴天を見上げた】
【直に雨はやむ。この雨は、きっと…地獄己が醜さを削ぎ落とすのに必要な物なのだ】
「バケツ殿wwwww今行くにござるよwwwwwwwww一人ぼっちには、しないでござる…wwwww」
������������������������
【後日…魔法都市の廃教会にて刃物で首を斬られた生徒が発見される】
【生徒は首の他にも右腕を切断されており、未だに犯人、及び凶器は発見されていない】
【そして奇妙な情報が一つ】【切り落とされたその首は何故か笑みを浮かべながら涙を流していたという】
【黒蛟】改め【クロツチ・ミズチ】【死亡】
6
:
【ぬいぐるみの魔王】ifネタ
:2015/09/12(土) 22:10:38 ID:0dMCV8Hg
『マッ君おかえりなさい! もー、何年も帰ってこないなんて!お母さん本当に寂しかったんだから!!』
『いやぁ本当におかえりなさいマッ君!パパもママも心配してたんだぞ!手紙一つくれやしないから学校に乗り込もうと何度思ったことか!』
「……」
『怪我はない?病気は?どこか痛いところはない?ご飯もちゃんと食べていたの? それ脱いだらごっそり痩せていたなんて事になったらお母さん失神しちゃうわよ!』
『男の子は少しぽっちゃりしていたほうが貫禄もあっていいんだぞマシュマロ! 今日はごちそうだ!マッ君が大好きなナポリタンもあるからな!』
「…………」
『ところでそれ着たまま学校の授業受けたりしていたの? お母さん何年も前から脱ぐように言っているのにー ほらほらぬいぐるみを脱いでそのかわいい顔を見せて!』
『素顔を隠したままだと友達なんてできないんだぞ! お父さんいつも素顔のままだから友達百人いて毎日楽しいんだ! ハッハッハッハッハ!』
「…………… 帰ってくるんじゃなかったな」
7
:
【ぬいぐるみの魔王】ifネタ
:2015/09/12(土) 22:10:59 ID:0dMCV8Hg
ifネタ 『もしも夏休み中の帰省が許されたのなら』
8
:
【ぬいぐるみの魔王】ifネタ
:2015/09/12(土) 22:11:24 ID:0dMCV8Hg
魔法学園都市から蒸気機関車を乗ること丸二日
帝国内でもっとも大きい街の一つであるこの街に、『シング・ホワイトテディベア』という若い女の子に人気のぬいぐるみ専門店があった
祖国から仕入れた上質な綿と布から作り出すそのぬいぐるみは抱きしめただけで一日の疲れが吹き飛び、幸せな気持ちになれるという
そんな店の二階の生活スペースの一室、黒いテディベアとペンギンのぬいぐるみがベッドの上から窓の外を見守っているその部屋に
店においてあるペンギンのをそのまま大きくしたようなきぐるみを来た男子高校生は立っていた
「―――換気の術式を正常に稼働、高い金を出して買っただけの事はあるな」
「魔王たる物四天王である貴様らを埃の海に沈めるわけにはいかないからな フン……」
ペンギンの不自由な右翼で、優しくテディベアとペンギンのぬいぐるみを撫でると机に腰掛ける
ドアに仕掛けたセロハンテープは剥がされていなかった、あの過干渉な母親はどうやら約束を律儀に守り部屋に入らなかったらしい
久しぶりに会う父と母なのだが ……一度会うたびに後数年は会わなくてもいいと思えるほど疲れる
「あの女に言われなければ来ることもなかったのだがな…… 今度あったらたたじゃおかんぞ、絶対にな」
夕日が沈む外の景色を見つめながら、一人、つぶやく
……ここなら、自分の信じる配下二体以外 誰もいない
そっと、頭部に手をかけ、きぐるみを
「……………………」
ガチャッ
『! ……ワ、ワーここは一体誰の部屋なんだろー お母さん気になるなー あらマッ君奇遇ね!!!』
『パパは止めたんだぞ一応!ほら、怖い顔しないで、いや怖い顔してるかわからないけど落ちつい…… おいマッ君どこに行くんだ! もうすぐ夕御飯だぞ!おーいマッくーん!!!』
9
:
【ぬいぐるみの魔王】ifネタ
:2015/09/12(土) 22:11:50 ID:0dMCV8Hg
「全く油断も隙もあったもんじゃないな、あいつらめ……!」
街が紅く染まり子供の声も遠くなる夕暮れ時
窓から外に脱出し、たどり着いたのはもう人の子もいない公園
夕日が辺りを紅く染め、人が乗っていないにも関わらず風でブランコが揺れる
子供を遅くまで遊ばせないために、大人たちが夜になると山姥が出てくると脅しをかけることで有名な公園であるが
魔王たる男子高生には無関係の話であった
何となく、ブランコに乗った
幅が広く、きぐるみでも窮屈しない 着ぐるみの隙間から見える夕日の眩しさに目を細める
「……フン、いつもそうして赤色に染まっていればいいのだ」
「そうすればまだ、中から見る分には景色として見る価値がある、破壊など考えなくとも―――」
カシャッ
「………… 全く、油断も隙もあったもんじゃないな」
[フフン 油断も隙も狙わずしてカメラマン名乗れないよっ!]
10
:
【ぬいぐるみの魔王】【安藤夏海】ifネタ
:2015/09/12(土) 22:12:13 ID:0dMCV8Hg
[それにしてもこうして話すの久しぶりだねー 学校だと知り合いだと思われるの恥ずかしくて]
「……それならばわざわざ帰省など誘わなくてもよかったろうに」
[いやいや、おばさんおじさん心配していたからここは私が立ち上がらないといけないと思って]
「本音を言え」
[美味しいケーキとぬいぐるみ送られて来た以上断れなく…… いたたたたたた!!ちょ、ちょっと抓らないで、というかどうやって抓ってるのよ!]
ブランコに並んで腰掛ける、カメラを腰にぶら下げた茶髪の女子中学生と、男子高生
ひょっとしたら、青春の一ページとして載るだろう、甘酸っぱいシチュエーション
残念なことは男子高生がきぐるみをつけていること、そして女子中学生がまだ一年生だという事であった
「全く貴様は…… 我をこの忌まわしき地に送りこむわ、迷宮捜索だと言って他人に迷惑かけるわ……」
[い、いやアレは能力封印とか聞いてないったんだから!もしカメラ使えたら私のワンワンショーだったよワンワンショー!!]
「………」
[……あれ、私の渾身のギャグ無視された!?]
「今のが全力か、だから貴様は57.6点の女なのだよ」
[…………あ、赤点は回避してるからいいし!]
「いいのか……」
11
:
【ぬいぐるみの魔王】【安藤夏海】ifネタ
:2015/09/12(土) 22:12:33 ID:0dMCV8Hg
「全く、貴様と話しているだけで体を蝕む毒を飲まされた気分になる……」
[こっちだってホワイトと話してたら疲れるんだからね ……というか殆どの人がつかれるんだからいい加減そのキャラやめようよ!]
「黙れ、 これは我の正真正銘の姿だ、作ってなどおらん」
[はい、はい……]
[……ホワイト]
「黙れ、貴様と話す事など」
カシャッ
「……まったく貴様は……」
[いやいや、今の写真は気に入ると思うよ? 夕日が沈むまさにその瞬間っ!]
[家に帰ったらすぐ現像するから学校戻る前にはできてると思うよ!]
「……………… 期待せずにしておこう」
[手厳しいなぁ……]
[…………それじゃ、ホワイト また学校で]
「あぁ、また学校でな」
12
:
【団五郎】ifネタ
:2015/09/12(土) 22:12:52 ID:0dMCV8Hg
――獄國の山奥のとある農村 学習塾
「この泥団子があるだろ? ここに一個あるからもう一個持ってきて、ほら二個、これが1+1=2…… いやいやくっつけたからって一個とは呼ばねぇよ」
「単語帳の宿題かい? うーん…… こいつぁ繰り返す書くタイプだから俺教えられるものないんじゃねえかい? いや手伝わねえよ?」
「朝顔の観察って、枯れた物じゃどうしようも……」
「あ、おい 尻尾引っ張るのだけはやめてくれよ?な?」
「…………あぁ、こりゃ帰れるまで休めねぇな……」
おわり
13
:
【団五郎】
:2015/09/22(火) 21:10:40 ID:DxRt7Ql.
本スレ
>>342
身体に無理をかけすぎた結果の激痛や疲労感により動けず、
誰かに抱きかかえられ情けない姿を見せながら、船の甲板にたどり着いた
荒い呼吸を抑え、這うように動けるようになると、自分のそばに落ちているかもしれない何かにも、彗星にも目もくれず
誰かが持ち帰ってくれただろう、メギストンコアが無事船に乗っているか探し始める狸
あの時、漆黒の魔導機械に攻撃できたのは使命感があったからであった
バケツの心臓部を悪用させてはいけない 安らかに、眠らせないといけない
そんな思いがあって、刺すことができたのだ だから無事を確認できるまで気を抜くことなどできない
14
:
アレクシス・デゼールト
:2015/09/22(火) 21:26:53 ID:eE4t/2ac
>>13
コアはちゃんとそこにあった。アレクシスの傍にしっかりと。
彼女の方はぐったりと椅子にもたれ掛かっている。頭に巻いた包帯の下からは赤いシミが僅かに浮き出ていた。
「…ありがとな。まったく情けないね。こんなことになっちまってさぁ…
悪いことしちまったよ。約束を守りたいって気持ちが先走って、辛い思いをさせたんだ。
…着くまでコイツのこと見ててくれないかい?」
コアはすっかり冷え切って、星明かりに照らされ黒光りしていた。
15
:
【団五郎】
:2015/09/22(火) 21:44:45 ID:DxRt7Ql.
>>14
「………はぁーーー」
コアが、バケツの忘れ形見が無事、アクレシスの直ぐ側にある事を確認できただけで
体全身から力が抜け、床にしかれた狸の毛皮のごとく身体が大の字に伸びた
二度と戻ってこないのではないのかと思った。二度も失うはめになるんじゃないかと怯えていた。
それが無事に戻ってきてくれた、それだけで ひとまずは、よかったと思う
「…………いいってことよ、アレクシスの嬢さん ………無事帰ってこれたんだ、大彗星も見せられたんだ。
それにロディアの嬢さんも ………止めることができたんだからよ」
あぁするしか方法はなかったのか、これでよかったのか
最後まで消えたくないと思っていたロディアを思い出し、チクリと胸が傷んだ
這うようにコアの傍に移動すると、どうにか半身を起こし、コアを片手で撫でる
満面の星空が過ぎ去った大彗星を思い、どこか寂しげに見えた
16
:
アレクシス・デゼールト
:2015/09/22(火) 22:00:01 ID:eE4t/2ac
>>15
「昔の人は何を考えていたんだろうなぁ。何を思って一体のゴーレムに、人工知能に国を任せたんだろう。そもそもなんで…人工知能なんて作ったんだ?」
答えの無い問いを投げかける。それを知る術などもうどこにも無いのだが、アレクシスはそれが気になって仕方がなかった。
人に限りなく近い思考を持たされたロディアという人工知能。それが過ごした時間の長さ。その中で感じたであろうもの。
いろんな思いがごちゃ混ぜになって頭の傷を余計に刺激する。
アレクシスは深いため息をつくと目を閉じた。
「……これで良かったんだよ。ずっと夢見てるよりは」
コアの無機的な冷たさが柔らかな手を伝う。それと共に致命傷となった数々の傷の痕跡の感覚も……
無い。ツルツルとしている。
17
:
【団五郎】
:2015/09/22(火) 22:08:37 ID:DxRt7Ql.
>>16
本人を労うかのように、肉球がついた手でプニプニと撫でる
冷たい感覚が両手に伝わり、そして
頭をぼうっとさせる疲労感も、激痛も 全てが吹き飛び
身体全身が何処かへと落ちる、そんな感覚が体を突き抜けた
「… … … … … あ … …?」
動けないはずの体が、ほとんど無意識に動く
そんなはずはない、ありえない コアを両手で掴み、転がすように撫でる
嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ……
「……………な、い…………」
「…………………傷が、ない……一つも…………」
18
:
アレクシス・デゼールト
:2015/09/22(火) 22:20:18 ID:eE4t/2ac
>>17
「…明日にはコイツも運んで…ん?どうしたんだ?」
団五郎の声に閉じていた目を開く。
「無いって、何が無いんだ?」
背もたれに完全にもたれていた上半身を起こして団五郎とコアを覗き込む。
そのアレクシスの横に青い人魂が浮かんだ。
青い光の下鮮明に浮かび上がったコア。その綺麗な姿を見たときアレクシスは息を飲んだ。
そこにあるのは間違いなく、メギストンコアだ。
「……嘘だろ」
自分の目がおかしくなったのかと思い手で触れる。しかしそれは確かに幻でもなんでもない。
19
:
【団五郎】 〆
:2015/09/22(火) 22:30:32 ID:DxRt7Ql.
――――メギストンコア…。動いているものがまだあったとはね。中枢はすこし傷ついているみたいだけどかえって好都合だわ
それが何を意味するか、すぐに理解した
傷ついていないはずがないのだ、動いているものがまだあった。裏を返せば動いていないものは所有していたのだ。
やはり、自分は……
「―――――――――――――」
アレクシスが何を言っているのか、何をしているのかわからなくなった
周りが見えなくなった、自分が座っているのか、立っているのか、倒れているのかさえわからない
上半身だけ起こした体が力も抵抗もなく、派手に音を立てて倒れ
耐え難い後悔の波と、そこが見えない絶望を感じながら
意識を、手放すのだった
20
:
アレクシス・デゼールト
:2015/09/22(火) 22:42:20 ID:eE4t/2ac
>>19
「…どうしたんだ?しっかりしろ、おい…!」
声が遠くなっていく。意識は深い深い所へと沈む…。
『ハロー。聴こえてる?』
声が聴こえる。アレクシスとは違う、別の声だ。
『間違えたと思った?大丈夫よ、それは間違いなくあなたたちが持ってきたもの』
『今あなたの魔力波に合わせて最後の交信を試みている。彗星が過ぎ去ろうとしている今、私に残された力は僅かしか無い。』
これ呼びかけに応じるべきだろうか?
これは団五郎の幻聴……ショックを和らげるための、慰めの幻なのだろうか?
21
:
【団五郎】 <まだ続いてた!
:2015/09/22(火) 22:53:47 ID:DxRt7Ql.
>>20
「――――」
途切れたはずの意識に聞こえる声
自分にとってこれ以上にないほどの、朗報だった、縋り付きたくなるほどに
だが、心がそれを否定する、ありえない、自分を正当化したいだけの幻聴に決まってる
………本当にそうなら、傷が直っている意味などないのだ
傷が直ったところでもう、帰ってくるはずがないのに
22
:
アレクシス・デゼールト
:2015/09/22(火) 23:00:35 ID:eE4t/2ac
>>20
続
『時間が無いから手短に話すわ。ゆっくり別れの言葉を言ってる暇は無いの。
ただ、何もお礼をしないままあなたたちを返すなんて私にはできなかった。それがいかに大事なものかということも一応は…知っているつもり。
破損していたけどメモリー、ちょっと残っていたから。
私に終わりをくれた感謝の気持ちを込めて、コアを「ちょっと良い状態」にしてお返ししました。完全ではないけど、中枢神経も直っているはず。
これで足りるかどうかは分からないけれど、あなたたちの文明に活かせたら…。
…あぁ、もうこんな時間ね。これで終わる。私は終われる。やっと休める…。
さよなら人類。またいつかーー』
交信が途絶えたと同時に、彗星は星空の彼方へ消えていった
23
:
【団五郎】
:2015/09/22(火) 23:10:11 ID:DxRt7Ql.
>>22
……もしこれが、本当のことなら
どれだけ嬉しいだろうか、どれだけ望んでいたことだろうか
起きたら調べるように言ってみたら…… そうでなくても、青白い人魂が傍にいないことを確認するだけでも
こんな自分にとって都合が良すぎる事実なんてただの妄想でしかないことなどはっきりしないのだ
単なる妄想、そうなのだ……
「……… わずかばかりだけれど、希望を持ってみる ……たとえすぐさま打ち砕かれようと
………ま、なんだ ありがとな。 しっかり休めよ」
ただ、単なる妄想だとしても、縋りたかった
またいなくなってしまったなんて受け入れられなかった
声が止むと、今度は疲労感から、再び アレクシスがコアをどうたらしないよう祈りながら、意識を手放すのであった
24
:
アレクシス・デゼールト
:2015/09/22(火) 23:18:19 ID:eE4t/2ac
>>23
交信が途絶えて飛行船の駆動音のみが空気を震わせる。
目が覚めた頃には魔法学校に着いているだろう。
妄想か、現実か、その境目は曖昧だ。
現実のものである証拠も妄想である証も無い。
しかしそれは確かに在る。
在り続けるのだ。
.
.
.
.
.
.
.
.
勇猛果敢に挑んだ証…テレサ
【闘士の指環】
かつて極限まで強さを追い求めた古の戦士の想いが残る古めかしい指環。
念じれば一時的に強靭な力を得る代わり、その分後の反動が大きい。
打ち勝った証…ゴローさん
【白紙の豆魔本】
全頁白紙の魔導書。なんとこの本は自分の魔法を「保存」して任意のタイミングで発動することができる。
但し性質の都合上保存できる魔法は一つだけ。使うとページは白紙に戻る。本は何度でも繰り返して使える。
純粋なる証…エル
【清浄の石笛】
吹くと素朴で優しい音がする笛。
この笛の音色は混乱や恐怖といった心の乱れを鎮めると古くから伝えられている。
進み、道を示した証…黒猫
【白亜の匣】
満ち欠けする月の装飾が施された匣。この匣に「欠けたもの」を入れると元通りに復元される。
匣は小さく、リンゴが一個ギリギリ入るくらいの大きさ。
護り抜いた証…アテナ
【オニロニウム】
古代機械の身体の一部を構成していたコップ一杯分の液体金属。
外部から基礎データを受け取ることで様々な形状に変化する。
そこに在った証…全員
【砂漠の薔薇】
薔薇の花のような形状をした、硬度2と脆い魔石。
願いを叶える石と言われているが実際のところは不明。魔力増強の効果を持つ魔導具に加工できる。
25
:
名無しさん
:2015/09/29(火) 07:27:45 ID:0szyCltM
なな板落ちてるー?
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