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東京
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春が来た。
母の声で起き、かなり不機嫌な表情で下におりる。
出迎えてくる犬に構い気を落ち着け、だらだらと準備に取りかかった。
髪のセットは40分くらいかける。
高校生なのにボクは茶髪、染めたばかりであまり良い色じゃない。
朝はトーストじゃなく白米だ。
インスタントの味噌汁が好きで、これだけは母の手料理に勝ってしまう。
ファッション雑誌を見ないボクは、なんとなくの感性で選んだ服を着て
少し伸びてきた前髪を耳にかけながら、何も期待せず外へ出た。
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「新学期くらいはちゃんと行きなさい」
頭でリプレイされる母の心配でイライラ。
自転車を漕ぎながら花粉症の薬を飲み忘れたことに気付く。
これからの数時間を考えると一気に憂鬱だ。
元々杞憂になりがちなボクは尚更行きたくなかった。
将来のことなんてまるで考えていない。
他人事のようにニートや中卒をネットで叩いてみるけど、
よくよく考えればボクもそうなるののかもしれないな。
乱れる髪を気にしながらもようやく到着する。かなりの遅刻だ。
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「ここに自分の居場所は無い」
周りを見渡す
関わりたくない人間、恐らく自分に縁のない人間。
なんでこんなとこにいるんだろう。
自分でもあまりよく分かっていない。
だから勿論誰にも理解されない。
大人はボクとの距離感をかなり気にしているようだった。
でも、ボクにはそんなことどうでも良かった。
「ここだけじゃなく、ボクの居場所はない」
恐らく、自分は特別じゃない。
知り合いは、都合の良い仲間を作っておく為に友達を作るのだと思った。
ボクが存在する必要はない。
大人にとっても、何年かすればボクは喉元を過ぎた問題児だ。
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誰からも距離を取り、話しかける大人もほとんど無視をする。
反抗期ではない。返す言葉が分からない。
下手をすれば1日ほとんど喋らない、
使われていない表情筋で愛想笑いするのは疲れる。
真面目に勉強へ取りかかる集中力、
その先ある目標もないから
ボクはなんとなくボケッーと天井見てた。
午前はこれで終わりだな。昼飯は公園で食べて14時頃ふけよう。
ゲーセンや地元をウロウロして、帰ったらvipだ。
昼食の時間が来たからボクは外へ出た。
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ボクは自然が好きだった。
昔は活発に虫を捕まえにいったっけ。
昼に虫かごもって出掛けても、捕まるのは活きの良いカナブンだけだ。
ボクは公園が好きだった。
特定の公園に限らず、昔は公園があれば必ず遊んだな。
遊具で遊ばず外でゲームするのが好きだった。
誰もいない公園でスーパーのおにぎりを2つ食べた。
青空が綺麗で今日は気分の良い日だった。
花粉症もあまり気にならない。思いの外ゆっくりしすぎた。
一応戻るか。
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わざわざ帰ったけど、教室には人が全然いなかった。
何かボクのいない間にイベントが進んだらしい。
どちらにしても、教室で何もしない自分にとっては関係なかった。
何か新しい型でも考えるか。HDファイアローなんてどうだろう。
メガリザードンY受けれるからカメックスと相性良いな。
流石に実用的じゃないか。またスレで馬鹿にされるな。
今の生活を考えればそれも有りか。
空想の世界にいたボクは、隣にいる女の子に気付かなかった。
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「あの、T君は外、行かないの?」
いきなり声が聞こえてギョッとした。
そんなボクの表情が睨んだように見えたのだろうか。
遠慮しながら話しかけてきた女の子をより怯えさせてしまった。
「イ....イヤ.....」
声がかすれてうまく出ない。そう言えば朝から何も話してないんだ。
この子、誰だっけ?茶髪のこんな感じの子いたか?
普段来てないから分かんなくて当然か。
「あの、なんかよ分かんないけど、皆庭に行っちゃって、」
ああそうか。この子、去年の冬頃ここへ来たばっかの子だ。
この子も春休みに髪染めたのか。
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去年は今よりここへ来ていた。
入ったばっかだし、勉強も一応はしていた。
掃除の時間、たまたまインターホンのカメラに映るこの子を見た。
おどおどした目でこっちを見てた。
そいや英語のおばさんが、
ボクと同い年の可愛い女の子が入るって言ってたな。
「ア、そなんだ。」
ようやく半角以外の声を出せた。
この子、たまに玄関で一緒になってバイバイって言ってきたりしてたよな。
多分、オレのこと年下と思ってたんだろ。
「あ、ご、ごめんね、話しかけて、大丈夫・・・だった?」
「イヤ、別に、」
分かりにくい返答しちゃったけど、彼女はポジティブに捉えてくれたらしい。
おどおどしながら何か言いながら横へ座ってきた。
「あ、あの、T君って、一年生?」
やっぱり年下と思ってやがる。
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情報を訂正したボクは、ロクに目も見ず魚のいる水槽を見つめた。
「そっかそっか....」
人の目を見るのは苦手だ。
こんな態度だからこの子も諦めてどっか行くだろ。
しかしオドオドした雰囲気とは裏腹に、彼女は結構しつこかった。
「あ、髪染めたんだね....すごいいい色だね」
初めて気付かれた。うまく染まらなかったし、
かなり暗めのダサい茶髪と思ってた。
「マァ、、」
なんだろう。こういうときってボクも相手の髪色に触れるべきかな?
でも黒髪の方が好きだったな。
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「その、前からT君、オシャレだなって、、思ってたんだ.
髪型、いつもかっこいいよね 美容院とか、どこで切ってるの?」
髪色を褒められて少し緊張が解けた隙を見逃さず、
彼女はボクの心の隙間へと入っていった。
大した会話じゃないけど、久し振りにリラックスして話せた気がする。
聞かれたから連絡先も教えた。
皆が戻ってきた。もうすぐで14時になろうとしていた。
彼女は自分の席へと戻っていったけど、ボクは珍しく最後まで残っていた。
帰る間際、誰とも話さない彼女がボクの方へと手を振った。
ボクも自分の席から軽く手を上げた。
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ボクはドラマの「野ブタ。をプロデュース」が好きだった。
亀梨和也演じる主人公の修二は、要領が良くて人気者だが
本当の自分を隠しながら高校生生活を過ごす。
対して、修二のクラスメイト彰を演じる山下智久は
見た目はイケてるのに素の自分を出しすぎてクラスで浮いている。
ボクはそんな彼等に憧れていたし、当時髪型も真似していたんだ。
ある晴れた日曜日の14時、昼間のピークと言えるこの時間にボクは外にいた。
青のジャケットにチノパンを合わせた定番ファッションだ。
ボクにとっては一張羅と言える。
前方から彼女がやってくる。
学校以外で会うのは初めてだった。
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今朝はとても早起きをしたし準備にも余念が無い。
前日の夜からジャケットにアイロンをかけてもらった。
しかし、シワ一つないジャケットとは対照的に
ボクの頭の中はぐしゃぐしゃになっていた。
「じゃあ行こっか」
そう言われ、ボクは彼女の家に行くことになったのだ。
そして数時間、ボクはなんとも言えない時間を過ごしたのであった。
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当時、ボクはLINEのアプリを携帯電話にいれていなかった。
連絡が来ることが嫌で消していた。
彼女とのやり取りは全てメールで行い、その受信するメールには必ず保護ボタンを押した。
朝起きて、ダラダラと準備をしていると初期設定の着信音が鳴る。
ボクが学校へ来ないのかと心配する内容だ。
心の中で取ったつもりのガッツポーズを現実でしてまう。
従って、関係の無い迷惑メールだろうと心を踊らせてスマホを取りに行ったのである。
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彼女は友達と東京に遊びに行っていた。
『話したいことあるけど、メールだともたつくからまた今度会った時にするね!』
ボクはそのメールを見たときに思った。
ボクは彼女のことが好きなんだ。
胸がギューっとなって、毛布に噛み付きながら丸まり気持ちを抑えた。
そうでもしないと体の内側から爆裂してしまいそうだったんだ。
彼女の言葉を思いだし、体全体が熱くなる感覚を覚えた。
ボクは本当に恋をしてしまったらしい。
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そんな時のことだ。
ボャドウにポケモンセンター大阪にオフ会に来ないか?と誘われたボクは
ホイホイ付いていってしまったのだ。
それからボクの人生は狂い始めた。
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これは4月の話だ
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ボクは彼女に、この気持ちを打ち明けたくてたまらなかったんだ。
長文を書いてやっぱり破棄する。
人を好きになんてならないと、誰からも心を遠ざけたつもりなのに
こんなに簡単に彼女が恋しくなるなんて。
一瞬、新しい未来が見えた気になって、とても卑屈なボクが一瞬で優しい気持ちになった。
ただ、いきなり転がってきたこんな幸せをあの時のボクは受け止められなかった。
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矛盾。不可解。
考えてみれば簡単なことだ。
受け入れるだけ。
そんなことも出来なくなっていた。
彼女が東京から帰ってきて数日が経った。
久し振りにボクは顔を出した。
視界の縁にあの子は居た。
まっすぐにボクを見つめていた可愛いあの子を、ボクは見えていなかったフリをした。
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アドレス変更のメールを送らないまま1ヶ月が過ぎた。
2ヶ月、3ヶ月、その間のボクはきっとネット世界に夢中な頃だろう。
あの子のいない生活は複雑に色づいていた。
ネット上では特定の恐怖に遇ったり、オフ会とかもしてみた。
面識の無い女と付き合ってすぐに幻滅されたり。
夏が過ぎ、秋を越えかけた頃。
部屋着のまま裸足で外にいた。
ノートパソコンは親父の顔を殴ったせいで割れてしまった。
ボクは現実を拒んだが結局何も残らず一人夜道を歩いていた。
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補導してきた警官を振りきったのは、今でもたまにする武勇伝だ。
だけど本当は逃げ出したくなかった。
捕まって、怒られてもいいから話を聞いて欲しかった。
そんな気がする。
人生で最も長く、初めて淋しいと思った夜だった。
いつの日か行ったあの子の家の前を意味なく通り過ぎ、
明け方に自宅へ帰り10時間寝た。
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ボクは自分を飾ることすら出来なかった。
そして本当の自分さえさらけ出せなかった。
あんなに目指していた理想の自分と、大きく離れた裸足の自分。
ゴールの見えない砂漠、水を取らずに歩き続け、たくさん足跡をつけてきてきたけど振り返ると何も残っていない。
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そして3年が経った。
嘘みたいな偶然が重なり続けた3年間。
ボクは少しだけ成長出来たみたいだ。
その1つに、大人と話せるようになったこと。
むしろ接待まで求められるようになり、
とにかく数十人から慕われるべき存在になっていた。
そして3年越しに運命を知った。
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自分がしていた活動、及び大人との関係性等により
とりあえず「Facebook」を薦められた。
SNSは気が進まない。
リアルの延長戦なだけだろう。現実のような気の休まらないコンテンツは要らない。
いろいろあったが、ボクの思想はまるで変わらなかった。
いろいろな日々を経験したが、心の隅にはいつもあの頃があった。
ある日は、堅い場で酒をあおりすぎてその場で号泣した。
そのときはえらく先輩方に嫌われたものだ。
ある日は、補導した警官から逃げ切った話をして引かれた。
ある日は、ボクのこと気になってるらしい女子を家まで送った。
ある日は、スマホを落として壊してしまい、メールのデータが全て消え酷く落ち込んだ。
またある日、あの子の家で見た映画を1人で見た。
揺らされ続けて渋々始めることになる。
せっかくだから、古い知人とも繋がろう。
昔LINEを消してしまった時があるせいで、疎遠な奴が何人もいる。
誰の名前から入れようか。
検索ボックスを見つめた瞬間、ボクの指は効率良く、自然に速く画面をなぞっていた。
たまに思い返す、あの名前。
連絡先登録のため一度だけ書いて見せてもらったあの名前を
1000日経っても間違えず、漢字で入力していた。
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そして今ボクは、あの子のことを忘れヒキニートとなっていた。
「メガカメックス最高!」っと…フフ…w
おしまい。
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友達申請を送ってから数ヶ月経っていた。
その夏は忙しく、ロクに遊べず多少体重を増やしながら過ごしていた。
そんなボクのとある日の午後、唐突に幸福は訪れた。
『T君久し振り!友達申請くれてありがとう』
平坦に過ごし、じわじわと心の削れる日々だったが
その日だけは非常に救われた。
拳を握りしめ高く上げざるを得なかった。
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3年振りに心から熱くなりのを感じた。
花火の上がる日の夜、彼女と連絡を取っていると
彼女から嬉しいお誘いがあった。
約束の日の二日前、ボクは入念な下見をし
翌日もまた下見をしていた。
申請を送ってからの数ヶ月、彼女は体調を著しく崩していた。
しかし、無理をしてでもボクと会おうとしてくれた。
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当日、集合場所の駅でかなり長く彼女を待った。
その時間さえも幸福だと思えたからだ。
趣味の変わった若干個性的な一張羅を身にまとい、
もう2度と後悔をしないことを誓い待った。
彼女は来た。
ボクは出迎えた。
何か会話をしたと思う。
しかし、今のボクは思い出せないでいる。
彼女と夕食を食べに行き、必要以上に奢った。
遠慮されたが格好を付けたかった。
今のボクは、その日かなり格好付けたことしか思い出せない。
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下準備のおかげもあってかなり予定通りにいったと思う。
彼女は立て続けに予定を聞いてきた。
ボクはまたそれから1ヶ月以内に三度会うことを約束した。
そして次の約束の日。
ボクは密かに考えていた。
恐らく、今日は時間ギリギリに着くから彼女はいる。
その子を見たとき、少しでも後ろめたい気持ちがあるなら手を引こう。
もし あの頃の気持ちが 少しも蘇らなければボクは夏の用事に専念しよう。
駅でボクを待つ彼女を見たとき、
そこには 何も思えず 何故かため息を抑えこむ自分がいた。
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後ろめたさとはあの頃の自分の持つ『罪』だ。
LINEにはタイムラインの機能があり
彼女のホーム画面から当時の投稿が見れた。
ボクを初めて家に招き入れた日。
彼女はとても悩んだし嬉しかったらしい。
ボクにメールが届かないと知った日。
彼女は少しの間かなりのショックを受けたらしい。
Facebookで彼女を見つけた時、
ボクは彼女の情報を手にいれることが出来た。
ボクは他のSNSも特定した。
申請は送らない。投稿を見るだけ。
彼女はボクに会えたことを喜んだ
ボクの姿を非常に良く捉えてくれていた
しかし そこにいたのは『ボク』ではなかった。
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理想としていた自分。
あの頃、ボクは自分を偽れなかった。
だから必要以上に『変化』を求めた。
結果的に、ボクがなったのは亀梨和也の方だった。
変化は自分の心境だけでなく、人へ接する態度にも表れた。
彼女が嬉しがるボクは『変化』をしたボク。
求められるのは『何でもしてあげる完璧なボク』
彼女を駅で見たとき 確実にこう思った
「家でネットでも見ていたい」と
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それから数時間、心の動かない頭を使う時間を過ごした。
笑う彼女も、ボクを励ます彼女も、彼女の成長した身体も
男としてのボクでなく、『T』である自分は動かせなかった。
罪悪感。
ボクはあの頃から詰んでいたらしい。
あの頃のボクが逃げ出さなければ、
彼女に降りかかった3年間の苦労も無かっただろう。
あの頃から全てが変わっていた。
ボクという人間も、心の美しかった彼女さえも。
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人前で歌うのは苦手だ。
しかし、その日あの子と行ったカラオケで
ボクは銀杏BOYZの『東京』だけを歌った。
彼女の最寄り駅まで来たとき、3年越しに
『話したいこと』を伝えてくれた。
ボクは2つの答えを出した。
あの頃、本当に好きだったこと
今は君と付き合えないこと
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泣いて去っていくあの子の背中を
ボクは最後まで見送ることすら出来ず
ただただこれからの用事を考えていた。
家に帰りまた考えた。
あの頃に一瞬見えた新しい未来を見た。
その日シャワーを浴びていた時、
ボクは失恋に関係のない涙を流していた。
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そして2年経った今日。
世界はまた、忙しく変わりつつある。
大事なモノはどんどん消えていった。
帰りを喜ぶ尻尾さえもう見えない。
心から欲しくのないモノは手に入る世界だ。
もしも
もしもまたあの子に会うなら1年後だろうか。
その時の自分がどうなるかは分からない。
その日が来るまでは、ただ目まぐるしい日々を受け入れるだけだ。
東京の空へと消えていった2人の運命。
2人はまた、この世界の何処かで今日を過ごしている。
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このおティーには2人だけ好きになった女がいる。
1人は名前の由来になった初恋の子
もう1人では おティーだった頃の自分を救ったあの子だった。
『T』another story 〜完〜
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〜それから数年後…
ボクはやはり、ヒキニートとなっていた。
裏2で意味不明なポエムを連投し、たまにナスフェを煽る日々。
とても充実しています。
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