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最後の戦い
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人生は辛い
こんな言葉を若者が知った風に語れば
きっとどこぞの文学研究家や教授の少ない頭の毛を逆撫ですることになるだろう
しかし俺はどうやら賢くはない
したがって 賢くは生きられない
どこぞの成功者さん達でも想像の出来ないことだろう
貴殿方ともあろうが そこら辺の考えは欠陥しているようで
とりあえず
俺はいつまでたっても おティーだったという話
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『ある日の出来事』
今月は全く外に出る気がしない
別に外は悪くない
布団から出るためのきっかけさえあれば 外出することは全く厭わない
外で遊ぶと言えばだが
この年になると酒だとかクラブだとか
疲れて貴重な金とプライド、神経を消費する遊びが主流のようで
実際にそんな必要もなく
ただ散歩に出たり 家電量販店に行くだけでも気持ち良くなるものだ
ただ 俺の中にある 保守性・・・・安全圏でいたい気持ち
または単なる昔の習慣がそうさせて
俺はハンモックにぶら下がった気持ちでずっーと天井を眺めていた
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考えてみると俺の中には幾つもの人格がある気がする
いや 別に本格的な多重人格障害ではない
俺の中の俺、幼年期の俺、5年前の俺、少し先の世界にいる俺
こうやってだらけてるだけの日々が続くと
だんだんと「俺の中の俺」や「少し先の俺」は居心地が悪くなっていき
「5年前の俺」の主張が強くなる
元々、自己主張の強い性格を反映したのがこの人格である故
一度出ると引っ込みがつかなくなる
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結局、俺自身はそんな「俺自身」も嫌いでなく
見離さずにいつまでも置いているワケだが
誰にも承認を得られない自分の一面が
自身にとって最もストレスなことだと
そう感じるたびに
変わろう、とか死のう、とか突発的に思いつく
なんの肉付けも無いそんな考えが影響を及ぼす筈もなく
またスタート地点から いつものループは始まっている
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世界は回っている
俺とは逆の方向だ
生きる程にどうしようもない悲しみを蓄える
予測出来る未来も 世界の在り方は変えられない
人生は辛い
得てして物事には終わりがあり
幸せをかき集めるには余りにも世界は広すぎて
星の数だけある幸せも 近くでみれば輝いてやいない
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幼年期と変わらない感性は
自分にとっての刺となる
高い理想を自身や周囲に持ち
それを叶える為の全ては他人格や他者に降りかかる
気付けば一人になりたがる
殻に閉じ籠ることでまたあの人格がやってくる
もう間に合わない程に時は経っているというのに
まだ俺の時計は動かない
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他者に選択を委ねることは愚かだ
結局、無償の愛などは存在しない
全ての言動の裏には打算的なところがなくてはならない
女なんかの影響で変われば苦労はない
結局、女と付き合い心身を満たすことも
己が為に自慰行為を続けることと変わりなく
成長した気になるのは気のせいだ
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これから先は俺と俺との戦いだ、駆け引きだ、馴れ合いだ
世界には俺しか残らないのだから
俺は俺のため
持て余す俺のための激情を解放するため
俺は俺のための俺自身のためにも生き続ける必要がある
俺は俺と生きていきたいから
人間最大の欲求「自己実現」を迎える日まで
死に方を考えていいほどに俺から見た俺の地位を引き上げないとな
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最後の戦いは続く
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フン…俺達の戦いはこれからだ
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