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( ^Д^)だが、死、可視のようです
1
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:04:48 ID:xVPLAMi20
1
2
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:05:19 ID:xVPLAMi20
あれは、いつだっただろう。
……そう、確かあれは、オレが高校に入学してから最初のゴールデンウィークが過ぎた頃だ。クラスメイトとの関係も築けてきて、友人と呼べる特別な存在も出来、高校生活が楽しくなり始めた頃―――。
( ・∀・)「おい、見ろよ」
( ^Д^)「あん?」
( ・∀・)「あのお供え物って……」
(´・ω・`)「昨日の事故のじゃないかい? 小学生がバイクと……」
( ^Д^)「あぁ、あれか〜……こんなに近かったのか」
( ・∀・)「そう言えば、近くに小学校あるもんな」
(´・ω・`)「通学路で事故があると怖いね……道変えようかな」
( ^Д^)「あぁん? 怖がりだな〜、ショボン」
( ・∀・)「そうだよ〜、たまたま起きただけで、そんなしょっちゅう起こんねぇよ」
(´・ω・`)「そうかなぁ……」
( ・∀・)「そーそー」
(*^Д^)「そうだ! 今度みんなでお化け屋敷行こうぜwww」
(*・∀・)「賛成ぇwww」
(;´・ω・`)「えぇっ!!?」
ふざけながら笑い合って帰った、その夜。
3
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:06:04 ID:xVPLAMi20
( ^Д^)「あぁ〜〜〜」
小腹が減って、コンビニで買い物をして帰る途中。
行きは意識して避けたのに、買い物しててすっかり忘れていたのか、帰りは来てしまった。
事故のあった場所。学校帰りより増えてる電柱の供え物。そのほとんどがジュースや菓子だ。
ガサリ、買い物袋を覗く。何となく買った菓子をそっと供えた。
( ^Д^)(かわいそうになぁ……)
入学したばっかなら、友達出来たばっかりだっただろうに。学年が上がったんなら、仲良い友達ともっと遊びたかっただろうなぁ。
やりたいこといっぱいあっただろうに、あっという間に生涯が終わったんだもんなぁ。
( −Д−)人 (手くらい合わせていくか……)
……しくしく……
( −Д−)人
……しくしく……しくしく……
( −Д^)人 (ん?)
4
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:06:36 ID:xVPLAMi20
向けば、黄色い帽子をかぶって、緑色のランドセルを背負ったガキが泣いている。
( ^Д^)「おいおい、ガキがこんな時間に出歩いてんじゃねーよ」
「……ぼく?」
( ^Д^)「他に誰がいんだよ……怖ぇこと言ってねぇでさっさと帰れ」
「ぼく、かえるとこ、わかんない……」
( ^Д^)「あ? 迷子か? ママはどうしたんだよ、ママは?」
「……っ、う"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
(((;^Д^)))「お、お……」
妹弟が居ないオレには、大声で泣くガキの慰め方が分からない。
悲しんでる奴に"近所迷惑だから静かに"とも言えねぇし……。情けなくオロオロすることしか出来なかった。
5
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:07:11 ID:xVPLAMi20
「失礼」
(;^Д^)そ
( ‘_L’ )「こんな夜中に、子供が何をしているんです?」
(;^Д^)「いやぁ……この子を家に送ってあげようとしたんですけど、泣いてしまって……」
スーツにポニテの男は、オレの言葉を聞いて顔をしかめた。オレを誘拐犯だとでも思ったのかもしれない。
失礼なおっさんだ。
( ‘_L’ )「大丈夫ですか、ボク」
しゃがみ、優しい口調で聞きながら、おっさんはガキの頭を撫でた。
6
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:07:45 ID:xVPLAMi20
「……おじちゃんも、ぼく、わかるの……?」
( ^_L^ )「えぇ」
「ままは、わかんないのに……」
(;^Д^)「は?」
「ままは、ぼくのこと、きらいになっちゃったのかな……? だから、だから……ぼくが、おはなししても、どっかいっちゃうのかな……」
ぼろぼろと涙をこぼしながら、ガキは奇妙なことを言う。おっさんはそれを、真剣に聞いていた。
( ‘_L’ )「ママはあなたのことを嫌いになってなどいませんよ。……ほら、」
( ^_L^ )「ママがあなたのために置いていった、あなたの大好きなお菓子ですよ」
供え物の菓子袋を、ガキに手渡す。
それを受け取り、大事に大事に抱きしめたガキは「ありがとう、おじちゃん」と手を振り、光の粉となって消えていった。
7
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:08:11 ID:xVPLAMi20
( ^Д^)
( ^Д^)
( ^Д^)
(; ゚ Д ゚ )「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!!!!!!!!?????」
.
8
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:08:43 ID:xVPLAMi20
( ‘_L’ )「夜中にうるさいですよ、ガキ」
(; ゚ Д ゚ )「粉っ!!!!! 粉っ!!!!! 粉になって消えたっ!!!!!??? 粉ぁぁぁぁぁぁぁぁ雪ぃぃぃぃぃぃぃぃねぇっ!!!!!!!!!!!!!!!????? なにあれっ!!!!!!!!!!!!!!!?????????? なにッッッッッッッッッッッッあれッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!????????」
( ^_L^ )「うるさいですよ、ガキ」
(; ゚ Д ゚ )「てかなにこのおっさん!!!!!!!!!!????? おやつでショタ釣ろうなんてやべぇヤツだろッッッ!!!!!!!!!!!!!!! 110番!!!!!!!!!!!!!!! 110番ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! もしもしポリスメーン??????????」
( ^_L^ )
.
9
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:09:16 ID:xVPLAMi20
Ω
(; Д )「what happened…?」
( ‘_L’ )「おや失礼、つい手が……」
Ω
(;^Д^)「違う意味でやべぇヤツじゃん」
∩( ^_L^ )「私の右手がまだ貴方と遊び足りないと言っているのですが?」
Ω
( ^Д^)「サーセン」
( ‘_L’ )「ところで、何故あの子と話していたんです?」
( ^Д^)「何でって……こんな時間にガキ居んの変だろって、思って……」
( ‘_L’ )
(;^Д^)「な、なんだよぅ……」
( ‘_L’ )「貴方、視えるんですね」
( ^Д^)+「視力1.5なんでバリバリ」
( ‘_L’ )「違ぇよ」
( ^Д^)「え?」
( -_L- )「……いえ、なんでも」
( -_L’ )「貴方もガキなんですから、さっさと帰りなさい」
そう言って、変なおっさんは帰っていった。
.
10
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:09:45 ID:xVPLAMi20
―――あれから1ヶ月経ち、オレは今……。
三( ;Д;)「いやぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
(((( ※µξ)「マってぇ……マってぇぇぇ……」
( ‘_L’ )「ほらほら、殺られる前に殺らないと」
三( ;Д;)「お前あのおっさんも視えてるだろッッッ!!!!!!!!!!!!!!! 何でオレばっかりッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!?????」
(((( ※µξ)「あのヒトぉ……コワいぃぃぃ……」
( ^Д^)「分かりみ」
( ‘_L’ )「お前らあとで覚えとけよ」
三( ;Д;)「ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
(((((( ※µξ)「ニぃげぇろぉぉぉ……」
何故かおっさんの手伝いをさせられながら、幽霊の対処法を教わることになっていた。
11
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:10:39 ID:xVPLAMi20
( ^Д^) だが、死、可視のようです
.
12
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:11:15 ID:xVPLAMi20
( #) µ ) チーン
(; Д ) ゼェ…ゼェ…
( ‘_L’ )「ワンパンでKOなんですから、さっさと殺ってしまえばよかったものを……」
(;^Д^)「いやちょっと触る勇気無かったッス」
( ‘_L’ )「自分の命が掛かっているのに気持ち悪いから触りたくないとか言ってる場合ですか」
(;^Д^)そ「そこまで言ってないのに!」
( ‘_L’ )「全く、私が居ない時に出会したらどうするつもりなんです?」
( ^Д^)「なんとかなれー! ってします」
( ‘_L’ )
( ^Д^)
( ‘_L’ )
( ^Д^)
( ‘_L’ )「は?」
(;^Д^)「サーセン」
13
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:11:37 ID:xVPLAMi20
( ^Д^)「つか対処法が御札握りしめてぶん殴るとかおかしくないッスか?」
( ‘_L’ )「そう言われましても……それ以外知らないので」
( ^Д^)「アニメみたいに領域展開!とか結!滅!とかで倒すんじゃ?」
( ‘_L’ )「アニメはアニメ、私は私です」
( ^Д^)「だからって……メリケンサックでぶん殴るのはちょっと……」
( ‘_L’ )「呪術とか結界とか求められても私も困ります。まず家系が違うので」
( ^Д^)
(*^Д^)「も、もしかして……そういう系の人たちが居るには居るって感じッスか!?」
( ‘_L’ )「居るには居ますけど、誰とも交流してません」
( ^Д^)「えー!」
( ‘_L’ )「嫌われていますので」
( ^Д^)「……あー……」
( ‘_L’ )「おい」
14
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:12:02 ID:xVPLAMi20
( ‘_L’ )「では、そろそろ帰りましょうか」
( ^Д^)「わーい」
( ‘_L’ )「1人で帰れますよね?」
(;^Д^)「えー……悪霊とか怖いんスけど……」
( ‘_L’ )「サンドバッグだと思えば躊躇なく殴れますよ」
( ^Д^)「アンタ悪霊をサンドバッグにしてんのか」
( ‘_L’ )「殴れば殴るほど社会に貢献出来る最高のサンドバッグだと思っていますが何か?」
(;^Д^)「怖……オレ死んでも悪霊にはなりたくねぇな」
( ‘_L’ )「それがいいでしょうね」
( ^Д^)「んで、次のバイトはまた木金でいいんスか?」
( ‘_L’ )「えぇ、お願いします」
( ^Д^)「つかホントに週2でいいんスか?」
( ‘_L’ )「バイトは表向きの名目で、内藤に幽霊の見分け方と退治の仕方を教えるのが狙いなので、学業に支障をきたさないためにも週2日で充分です」
( ^Д^)「あ、勉強しないんで毎日でもいいッスよ」
( ‘_L’ )「いいわけねぇだろ」
15
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:12:28 ID:xVPLAMi20
( ‘_L’ )「そもそも霊関係の仕事が入ってくるのが稀なので、ほぼ暇です」
( ^Д^)「サイトが胡散臭いですもんね、霊幻みたいに」
( ‘_L’ )「いや、あそこまでしていません」
( ^Д^)
( ‘_L’ )
( ^Д^)「なんかちいさくてかわいい感じのヤツ見ましょ?」
( ‘_L’ )「なんでその話しになったんだ」
( ^Д^)「なんとかなれー!」
( ‘_L’ )「あぁ、元ネタがあったんですね」
( ^Д^)「つか仕事無いのにどうやって生計立ててるんスか?」
( ‘_L’ )「色々とやりようがあるんですよ」
( ^Д^)「その辺の人捕まえて臓器売ったり?」
( ‘_L’ )「お前は俺を何だと思ってんだ」
16
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:13:09 ID:xVPLAMi20
( ^Д^)「んじゃ、また来週オナシャス!」
( ‘_L’ )「はい、また」
軽くお辞儀をして、歩きながらスマホを取り出す。時刻は19:18。
6月の夏至前なので、日が長い。
([ ]^Д^)「あ、もしもしカーチャン? 終わって今帰るとこ」
今日の夕飯は何だろう。腹が減ったから肉がいいな。
ネーチャンとトーチャンは帰って来てるだろうか。待たせてたら悪いな。
急いで帰らなきゃ。そう思いながらふと、後ろを振り返った。
( ^Д^)「……え?」
おっさんの隣に見える、異様でデカい影。
(;^Д^)「え?」
(;−Д−)「いやいやいやいや……気のせいだ、うん。気のせい……」
(;−Д^) チラッ
(;^Д^)「あ……」
角を曲がったのか、誰も居なかった。
気にはなったが、あのおっさんなら大丈夫だろうと思い直し、家路を急いだ。
17
:
名無しさん
:2025/12/12(金) 22:13:38 ID:xVPLAMi20
1
おわり
18
:
名無しさん
:2025/12/13(土) 03:20:45 ID:vU9oQe4k0
おつ!
19
:
名無しさん
:2025/12/13(土) 07:10:08 ID:NkpENnhA0
乙やで
20
:
名無しさん
:2025/12/20(土) 13:59:29 ID:aFDwRJoY0
乙サンクス!
21
:
名無しさん
:2025/12/20(土) 14:00:00 ID:aFDwRJoY0
2
22
:
名無しさん
:2025/12/20(土) 14:00:38 ID:aFDwRJoY0
( ^Д^)
( ^ω^)「プギャー」
( ^Д^)
ξ ゚⊿゚)ξ「プギャー」
( ^Д^)
ζ(゚ー゚*ζ「プゥギャァーーー」
( ^Д^)
( ^ω^)「反応しないお」
ξ ゚⊿゚)ξ「ご飯冷めちゃうわよ〜」
Σ(^Д^(とζ(゚ー゚*ζ ドゥクシッ!
ζ(゚ー゚*ζ「お前は既に、死んでいる……!」
( ^Д^)「ちょ、殺すなし」
ζ(゚ー゚*ζ「生きてやがった!」
( ^ω^)「プギャー、考えごとは後にするお! せっかくママが作ってくれた愛情たっぷりの世界一美味しいご飯が冷めちゃうお! いや、ママのご飯は冷めても世界一美味しいけど、僕たちに美味しく食べてもらおうとみんなが帰ってきてから仕上げてくれたのに、冷めたら勿体ないお! 早く食べるお!」
ξ;*゚⊿゚)ξ「お、大袈裟よ……冷めたら温め直せばいいだけなんだから」
( ^ω^)「そうだおね、ご飯は温め直せばいいおね。でも僕のこのツンに対する想いは永遠に冷めないお」
ξ*゚⊿゚)ξ「ブーン……」
(*^ω^)「ツン……」
23
:
名無しさん
:2025/12/20(土) 14:01:12 ID:aFDwRJoY0
( ^Д^)「楠雄の両親かよ、見てられねぇよオレは」
ζ(゚ー゚*ζ「甘いねプギャー。私はこの光景をアンタより2年も長く見てるのよ! このくらいで音を上げてちゃあ、この先 生きていけねぇぜ!」
( ^Д^)「別に音は上げてねぇよ」
ζ(゚ー゚*ζ「パパ、ママ。次は妹をお願い!」
( ^Д^)「止めろ」
24
:
名無しさん
:2025/12/20(土) 14:02:39 ID:aFDwRJoY0
ζ(゚ー゚*ζ「ところでプギャーは何か悩んでるの? 恋の悩み? この百戦連敗のお姉ちゃんが聞いてあげよう!」
( ^Д^)「百戦錬磨じゃなくて?」
ζ(゚ー゚*ζ「ふっふっふっ……まだ1度も勝てていないのだよ!」
( ^Д^)「何に勝ててねぇのか知らんけど、恋愛相談はネーチャンにしないって決めた」
( ^ω^)「学校で何かあるのかお?」
(;^ω^)「も、もしかしてイジメかお!? 僕とツンの愛の結晶になんてことを!!!」
( ^Д^)「違ぇよ」
( ^ω^)「そりゃよかったお。でも、違うならどうしたんだお?」
( ^Д^)「うーん……何て言やあいいのかなぁ……」
( ^Д^)「例えば、知り合いとまた今度〜って挨拶してさ、少し歩いて振り返ったらその知り合いに何かついてるかもしれないってなったら、どうする?」
(;^ω^)「お、おーん……?」
ζ(゚ー゚*ζ「鳥のフン? 帰って服脱げば気付くから大丈夫だよ!」
( ^Д^)「あぁ、うん……気付いたときのショック ヤバくね?」
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