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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
( ・∀・)モララーがまじめに逆転裁判するようです <第3法廷>
87
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:34:36 ID:uKzuLeqM0
BGMここまで
ミ,,゚Д゚彡 「は?」
( ・∀・) 「は?」
(,,゚Д゚) 「は?」
( ´∀`) 「は?」
.
88
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:35:08 ID:uKzuLeqM0
\しん…。/
\………。/
( ´∀`)
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「い、いまの……」
( ´∀`) 「今の異議は、いったいどなたが……?」
.
89
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:35:50 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 「い……いまの異議、ダレだ!?」
(,,゚Д゚) 「傍聴席ヨシ、(#゚;;-゚)不在を確認!」
( ;・∀・) 「あ、ああ……そういや、初日もされたな、ナゾ異議……」
( ・∀・) 「でも、じゃあ、ダレが 」
.
90
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:36:13 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从∩ ハーイ
( ・∀・)
( ・∀・) 「 て 」
.
91
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:36:39 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 「テンチョーーーーーー!?」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
\ザワザワ!/
( ´∀`) 「静粛に!」
( ;´∀`) 「 しょッ 証人!?」
( ;´∀`) 「ど、どうしたのですか!?」
.
92
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:10 ID:uKzuLeqM0
从;゚-从 「その〜〜、ちょっと 」
从 ゚∀从 「ア。 異議ッてのは、一度言ってみたかっただけなんだけどね。 ウン。」
( ´∀`) 「はぁ……。 それで?」
从 ゚∀从 「青いニイさんには悪いけど、サ」
从 ゚∀从 「ビロードくんにそいつァ、無理だぜ。」
( ;・∀・) 「え……えぇ……?」
从 ゚-从 「だってなァ、」
.
93
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:36 ID:uKzuLeqM0
\カンッ!/
( ´∀`) 「……いいでしょう」
( ´∀`) 「そこから先は、証言、してもらいましょうか」
ミ;,,゚Д゚彡 「……えぇ……?」
ミ;,,゚Д゚彡 「しょ、証人? その立証は俺が 」
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
.
94
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:59 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「よかったですね」
(,,゚Д゚) 「まッッッッたく、想定とは違う展開ですが、新しい証言ですよ」
(,,゚Д゚) 「判決を引き延ばす、当初の狙いは、果たされそうですね」
( ;・∀・) 「い、言ってる場合か〜?」
(,,゚Д゚) 「いや。 けっこうマジです」
(,,- -) 「なぜなら…」
.
95
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:38:27 ID:uKzuLeqM0
(,,- -) 「察するに、オーナーの新証言 」
(,,゚Д゚) 「あのフサギコが想定していない、証言だ」
>
>ミ;,,゚Д゚彡 「……えぇ……?」
>
>ミ;,,゚Д゚彡 「しょ、証人? その立証は俺が 」
>
.
96
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:39:21 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) !
(,,゚Д゚) 「モララーさん!」
(,,゚Д゚) 「この証言が、おそらくラストです!」
(,,゚Д゚) 「ここを切り返さなければ、今度こそ……オシマイです!」
.
97
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:39:55 ID:uKzuLeqM0
〜証言開始〜
〜ビロードの可能性〜
①从 ゚∀从 「つまりアレだ、ニイさんは、ビロードくんにも犯行ができたッて言いたいんだろ?」
②从 ゚∀从 「残念ながら、あいつはエクストくん達には、近づかなかった……だから、ムリだ」
③从 ゚-从 「ビロードくんが彼らに近づいたのは、たったの2回だけ…だ。」
④从 ゚∀从 「水の騒ぎがあった時と……割れたグラスの処理をしてる時」
⑤从 ゚ο从 「おっと、水を注いだ回数までは見てないぜ? ただ……」
⑥从 ゚∀从 「あいつは、オーダーを取ろうとすらしなかった。 ……自分から、近づかなかったのさ。」
.
98
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:40:36 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「……ふむう……」
( ´∀`) 「自分からは、近づかなかった、と。」
( ´∀`) 「では弁護人、尋問を 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 異議あり!! 」
( ;´∀`) 「!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「け……検察側ッ! 尋問には、反対だッ!!」
( ;´∀`) 「 ふッ フサギコ検事!?」
.
99
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:41:00 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::Д彡 「……先ほど言ったように、」
ミ,,::Д彡 「すでに、事件の状況は、ハッキリした 」
ミ;,,゚Д゚彡 「 これ以上の尋問は、時間のムダだッ!!」
ミ;,,゚Д゚彡 「裁判長も先ほどは、そう認めなさったではないかッ!!」
( ;´∀`) 「え? ええと……」
( ;´∀`) 「 ど、どうします? 弁護人。」
にア 「尋問する」
.
100
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:41:34 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「 そんなの、ひとつしかないぜ!」
(,,゚Д゚) 「じっさい、選択肢もひとつしかないですしね」
( ・∀・) 「尋問? するにキマッてんだろ!」
( ・∀・)σ 「あくまで、証人は、検察側の証人!」
( ・∀・)σ 「そして、ベンゴ側の主張が否定されている 」
( ・∀・) 「弁護側には、弁護側なりに反証する権利があるッ!」
( ・∀・)σ 「そうだろ、検事ィ!?」
.
101
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:42:00 ID:uKzuLeqM0
>
>ミ,,゚Д゚彡 「ふたつ。 もとより、ハンカチをプレゼントたらしめているのは、弁護側の証人だ」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「検察側には、検察側なりに反証する権利がある」
>
ミ;,,゚Д゚彡 「 グッ 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ぐぬぬぬぬぬぬ ッッ……!!」
.
102
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:42:59 ID:uKzuLeqM0
〜尋問開始〜
〜ビロードの可能性〜
①从 ゚∀从 「つまりアレだ、ニイさんは、ビロードくんにも犯行ができたッて言いたいんだろ?」
( ;・∀・) 「え、えっと、」
( ;・∀・) 「そーゆーワケじゃあ……」
( ´∀`) 「ん? そういうワケじゃないのですか?」
( ・∀・) 「そういうワケです」
从 ゚∀从 「ビロードくんの弁護くらいはしないとね。 いちおう、雇い主だし。」
.
103
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:43:35 ID:uKzuLeqM0
②从 ゚∀从 「残念ながら、あいつはエクストくん達には、近づかなかった……だから、ムリだ」
( ・∀・) 「近づかなかった…?」
、、、
( ・∀・) 「でも確か、あの人は、エクスト達のカカリだったそうだけど」
从 ゚ο从 「あのさ、」
从 ゚∀从 「ゴミ捨ての当番だからって、自ら好き好んでゴミを捨てたがると思うか?」
( ;・∀・) 「ご、ゴミ……」
从 ゚-从 「カカリだからって、叶うなら、触れないに越したコトはなかったハズだね」
从 ゚∀从 「現に…」
.
104
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:43:59 ID:uKzuLeqM0
③从 ゚-从 「ビロードくんが彼らに近づいたのは、たったの2回だけ…だ。」
( ・∀・) 「2回?」
从 ゚∀从 「必要最低限だ」
从 ゚-从 「もし、ビロードくんが殺ろう、と思ってたなら……不自然だろ?」
从 ゚∀从 「その2回も、自ら近づいたワケですら、ない」
.
105
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:44:44 ID:uKzuLeqM0
④从 ゚∀从 「水の騒ぎがあった時と……割れたグラスの処理をしてる時」
( ・∀・) 「い、いや!」
( ・∀・) 「彼は、もっとそれ以上、エクストたちに接触したハズだ!」
( ・∀・)σ 「だいたい、だったら被害者に水を注いだのは……」
.
106
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:45:26 ID:uKzuLeqM0
⑤从 ゚ο从 「おっと、水を注いだ回数までは見てないぜ? ただ……」
( ・∀・) 「そういえば…」
( ・∀・) 「何度も言われているように、証人は、現場をよく見ていなかった」
( ・∀・)σ 「…どうして、接触したがってなかった、なんて言えるんだ!」
从 ゚∀从 「まず、その2回というのは、騒ぎによるものだった」
从 ゚∀从 「オレが、騒ぎにビンカンだったッてのも、何度も言われてるだろ?」
( ;・∀・) 「むう!」
( ;・∀・) 「だからって、自分の見てない間に接触していた可能性だって、あるだろ!」
( ・∀・) 「なんで、そう証言できるんだ!?」
从 ゚∀从 「モチロン、それなりの根拠は、ある」
.
107
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:45:53 ID:uKzuLeqM0
⑥从 ゚∀从 「あいつは、オーダーを取ろうとすらしなかった。 ……自分から、近づかなかったのさ。」
( ・∀・) 「お……オーダーを?」
从 ゚-从 「水の騒ぎも、グラスの処理も、水のおかわりも。」
从 ゚∀从 「すべて、能動的な対応じゃあ、ない」
.
108
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:46:25 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「ほかのスタッフに聞いたらわかるけど、サ」
从 ゚∀从 「基本的に、エクストくん達のオーダーは、」
从 ゚∀从 「ビロードくんが取ることになってるらしいのよね」
( ・∀・) 「えっと、なんで?」
从; ^从 「みんなが怖がるからに決まってるじゃん!」
.
109
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:47:17 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「まったく、カワイソウだぜ、あいつ。 貧乏くじを掴まされちまったわけだ」
从 ゚ο从 「でも……」
从 ゚-从 「そのカカリのビロードくんですら、オーダーを、とってなかった」
从 ゚-从 「それはつまり、彼はエクストくんたちに接触する意思すら、なかったワケで…」
从 ゚∀从 「そんなビロードくんが殺ったッて可能性……オレは、考えらんねえな」
.
110
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:47:43 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「ふむ……なるほど……」
( ´∀`) 「確かに、そうだとすると、可能性は低そうですな」
( ´∀`) 「カカリだというのに、彼らの対応を、投げ出していた」
、 、 、 、
( ´∀`) 「つまり、被告人の右に立つ機会すら、投げ出していた、……」
( ・∀・) 「……」
.
111
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:48:57 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「……ここからの展開がどうなるかは、読めない」
( ・∀・) 「読めないが、わかることも、ある」
( ・∀・) 「いままでの、エクストやギコの抱いていた違和感 」
( ・∀・) 「それに、説明をつけることが、できる!」
( ・∀・)σ 「この、決定的なムジュンを、解き明かせば ッ!!」
にア どこ(
>>97
)になに(
>>22-27
)をつきつける?
>>112
.
112
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:49:24 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) ⑥に修羅場の伝票
113
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:49:44 ID:uKzuLeqM0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
114
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:50:18 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「……たしかに。」
( ・∀・) 「必要最低限……それも、受動的な理由でしか、近づかなかった、なら」
( ‐∀‐) 「まして、オーダーすら取らなかった、なら。」
( ・∀・) 「あの店員が犯行を……ッてのは、考えにくいわな」
从 ゚∀从 「だろう?」
(#・∀・)σ 「でもな、テンチョー!」
.
115
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:50:45 ID:uKzuLeqM0
、 、 、 、
(#・∀・)σ 「あの店員は、オーダーを、取ってるんだぜ!?」
(#・∀・) 「なんであんたが、そのことを知らねえんだよ!!」
♪追求〜追いつめられて(バリエーション)
→
https://www.youtube.com/watch?v=SGVp3Q1jrkE
.
116
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:51:13 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「……な……」
从;゚'Д从 「 なんだってええええええ!?!?」
\ガヤガヤ…!/
\ざわざわ…!/
( ;゜∀`) 「こ……これはいったい、どういうことですかッ!」
( ;´∀`) 「スタッフは確かに、オーダーを取っていた!」
( ;゜∀`) 「 どうして、シェフである証人が、それを知らないのですか!?」
.
117
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:51:40 ID:uKzuLeqM0
从;゚'∀从 「ちょっと待てッ!! そいつを見せろ!!」
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
从;゚'∀从 「 」
从;゚'∀从 「……オレ、こんなオーダー、通されてねえぞ!?」
( ・∀・) 「ッ!」
.
118
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:52:05 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ;,,゚Д゚彡 「 事件当時、現場ではさまざまな騒ぎがあった!」
ミ;,,゚Д゚彡 「オーダーを通し損ねる程度のこと、起こりうるハナシだ!」
ミ,,::Д彡 「あの臆病なスタッフなら、なおのことッ!」
( ´∀`) 「弁護人、そのへん、どうなのですかッ!」
( ´∀`) 「オーダーを通し損ねても、おかしくなかった……」
( ´∀`) 「この主張に、モンダイはありますか!?」
にア 「モンダイはある」
にア 「モンダイはない」
>>119
.
119
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:52:30 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) モンダイはある!
120
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:53:15 ID:uKzuLeqM0
( ‐∀・) 「モンダイ?」
(#・∀・) 「おおありだ、コンニャロー!」
( ・∀・)σ 「ベンゴ側は、検察側の主張を否定する証拠品を持っている!」
カンッ!
( ´∀`) 「よろしい…ならば、見せていただきましょう」
( ´∀`) 「オーダーを通し損ねるハズがない その証拠品は、なんですか!」
にア
>>22-27
>>121
.
121
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:53:49 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・)⊃ 「くらえ!」
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
( ・∀・) 「ちょっと待て!」
( ・∀・) 「たしか被害者が殺されたのは、14時20分頃のはずだろ!」
( ・∀・)σ 「解剖記録に、明確に、記されているッ!」
ミ;,,゚Д゚彡 「ッ!!」
.
122
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:54:26 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「そして、このオーダーが通されたのは、13時57分 」
(#・∀・) 「 20分もあれば、さすがにオーダーくらい、通すだろッ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 グサァ!
ミ;,,゚Д゚彡 「そのオーダー時刻が正しい証拠は、どこにある!?」
ミ,,::Д彡σ 「店員の記録ミスの可能性も 」
( ・∀・) 「
从;゚'Д从 「ンなわけあるかァ!!」
( ・∀・) 「…えっ?」
.
123
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:55:24 ID:uKzuLeqM0
从; ^从 「ウチは、POSシステムを採用してるんだ」
( ・∀・) 「ぽ、ぽすしすてむ?」
从;゚∀从 「オーダーと会計が連動するシステムだよ」
从; ^从 「注文を入力した時点で、POS端末から、印字される 」
从 ゚∀从 「 その印刷された伝票を見て、オレは、メシを作るんだ。」
( ・∀・) 「へ、へえ…」
从 ゚∀从 「オーナーとして断言してやる 」
从 ゚∀从σ 「この時刻に、一寸たりともズレはないぜ!?」
.
124
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:25 ID:uKzuLeqM0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
ミ;,,゚Д゚彡 「ム……ムゥ……!」
ミ;,,::Д彡 「 だ だったら 」
ミ;,,゚Д゚彡 「 だったら、忘れていた、サボっていたケースはどうだ!?」
ミ,,::Д彡⊃ 「あの店員が仕事をサボっていたのは、お前が言い出したことだぜ!?」
>
>( ・∀・) 「一度修羅場になったあと、スタッフは、水を注げなかった!」
>
>( ・∀・)σ 「なぜなら 」
>
>( ・∀・)σ 「そのとき彼は、職務を放棄していたんだから!」
>
.
125
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:38 ID:DFslA69U0
やっぱそこだよな「頼んだらわりかしすぐに来た。」
126
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:58 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「それも通らねえんだよな、検事ィ!」
ミ,,::Д彡 「ナニ…?」
( ・∀・) 「サボってたから、オーダーを通せなかった?」
(#・∀・) 「 だったら、この証拠品には!」
(#・∀・)σ 「どう説明をつけるッ!」
にア
>>22-27
>>126
.
127
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:59:44 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・) 伝票!
\人/
( ) て) うぎゃわああああああああああああああああああああ
/⌒\
どかぁーーん!
\人/
) て(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)
/⌒\
(,,゚Д゚)bbb 「
>>125
ナイッッスウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」
128
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:09 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・)⊃ 「くらえッ!」
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
(#・∀・)σ 「俺らのオーダーは、しっかり通ってたんだぜ!?」
ミlli,,゚'Д゚彡 「ッ!!」
( ・∀・) 「しかも、」
.
129
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:32 ID:uKzuLeqM0
>
>( ><) 「お待たせしました、先にライス小です」
>
>( ;・∀・) 「げっ!先に来た!」
>
>( ;・∀・) 「これじゃあケチャップが来る前に冷めてしまう!」
>
( ・∀・)σ 「そのライスは、一瞬で、提供されたんだ!」
( ・∀・) 「15分も前の、それも先着のオーダーを通してないのは、ありえねえんだよ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 グサグサァ!
.
130
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:53 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「たしかに、20分以上も注文を通さないのは、ヒジョーに考えにくい……」
( ´∀`) 「 というより、考えられないことでありますッ!」
(,,゚Д゚) 「……そういえば、あの時……」
.
131
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:02:18 ID:uKzuLeqM0
>
>( ・∀・) 「そのときの伝票とか、あるのか?」
>
>刑事「ええ、もちろ」
>
>
>ミ,,゚Д゚彡 「異議ありッ!」
>
>
> \ざわッ…/
>
>( ;・∀・) 「!?」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「おいおい、いつまで下らんことで、盛り上がるんだ」
>
>刑事「申し訳ありません」
>
.
132
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:02:40 ID:uKzuLeqM0
>
>( ;・∀・) 「…?」
>
>( ;・∀・) 「な……どうして、急に異議を挟んできた…?」
>
>(,,゚Д゚) 「それだけではありませんね」
>
>(,,゚Д゚) 「あいつの、今日はじめての、異議です」
> 、 、、 、 、
>(,,゚Д゚) 「下らんこと…に、一発目の、異議だ。」
>
(,,- -) 「あの異議は……」
(,,゚Д゚) 「 こうなることを恐れて、のことだった…んでしょうね」
( ・∀・) 「…!」
.
133
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:03:08 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「気づいていたのですよ、あの男…」
(,,゚Д゚) 「この、空白の20分 」
>
>< プ-゚) 「そういえば、結局注文したやつ、来なかったんだよな」
>
>< プ-゚) 「やっぱ、いろいろ騒がしかったからなのかな」
>
>( ・∀・) 「まあ、そうかもね」
>
>
>(,,゚Д゚) 「……なァんか引っかかるんですよねぇ……」
>
>( ・∀・) 「そうか?」
>
.
134
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:04:30 ID:uKzuLeqM0
(,,- -) 「注文が通されていない という、違和感 」
( ・∀・) 「!」
(,,゚Д゚) 「モララーさんッ!」
(,,゚Д゚) 「これは、あの店員をもう一度詰めないと、先に進めませんッ!」
(#・∀・) 「当ッたり前よお!」
.
135
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:04:57 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・) バンッ!
(#・∀・) 「裁判長ッ!」
(#・∀・)σ 「あの店員を、もう一度、法廷へッ!!」
(#・∀・) 「ヤツの話を聞かねえと、判決は下せねえぜ!?」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,゚Д゚彡 「そうしたいのはヤマヤマだが、弁護人……」
ミ,,::ー彡∩ 「序審法廷も、もう最終日 」
ミ,,::ー彡∩ 「いまさら、彼を本法廷に呼び出すのは、 」
.
136
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:06:00 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「え、ビロードくん?」
从 ゚∀从 「あいつなら、ここに来てるハズだぜ」
.
137
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:07:07 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::ー彡∩
ミlli,,゚'Д゚彡 「にゃにぃ!?!?」 グサグサァ!
ミlli,,゚'Д゚彡 「なんで! どーーーしてッ!! 俺は呼んでな 」
从;゚∀从 「な、なんで、ッて…」
从;゚∀从 「オレが法廷デビューするから、お前も見にこいよ、つって……」
ミlli,,゚'Д゚彡 「!?!?」
.
138
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:07:33 ID:uKzuLeqM0
\カンッ!/
( ´∀`) 「フサギコ検事!」
( ´∀`) 「店員・ビロード氏に、証人としての入廷手続きをッ!」
ミ;,,::Д彡 「 ッ!! 」
( ´∀`) 「そして、本法廷は10分間の休憩を挟みます!」
( ´∀`) 「ビロード氏に、もう一度話を聞くのですッ!」
\ガヤガヤ…/
\ざわざわ…/
.
139
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:05 ID:uKzuLeqM0
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
140
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:34 ID:uKzuLeqM0
〜同日 午後0時13分〜
〜地方裁判所 被告人第3控え室〜
( ・∀・) 「まちがいないッ!!」
( ・∀・) 「真犯人は、あの男 ビロードだッ!!」
< フ;゚-) 「ミセリじゃあなかったのか!?」
(;*゚-゚) 「ミセリ以外に、毒を盛ることはできないんじゃないのか!?」
( ・∀・) 「あ、しぃさんいたんだ……じゃなくって!」
( ・∀・) 「時間がない、よく聞け!」
.
141
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:57 ID:uKzuLeqM0
( ‐∀‐) 「今回のトリックでもっとも重要なこと…」
( ・∀・) 「それはずばり、毒の媒体が、水であることだ!」
< フ;゚-) 「ど…どうして…?」
( ・∀・) 「いつか言ってただろ!」
> 、
>ミ,,゚Д゚彡σ 「毒のありかが水である以上、」
> 、 、 、 、、
>ミ,,゚Д゚彡σ 「配る前から毒を盛るのは、不可能だッ!」
>
.
142
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:09:17 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「店員が、配膳時点で毒を盛ることは、できねえ 」
( ‐∀‐) 「これがコーヒーだったら、ヤツに犯行は、不可能だ」
(,,゚Д゚) 「まず、飲み干されるのに、間違いなく時間がかかりますし」
(,,゚Д゚) 「そもそも、おかわりが要求されるかすら、怪しいわけだ」
( ・∀・) 「でも、お水だったら!」
( ・∀・) 「たとえ半分しか飲まれてなかったとしても、」
( ‐∀‐) 「おかわりを要求されなくても、しれっとおかわりを注げるんだ!」
.
143
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:09:43 ID:uKzuLeqM0
>
>ミセ::゚-゚)リ 「その時に、店員さんに、水を注いでもらったの」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「トソンちゃんのも含めて、みんなの分を」
>
、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、、 、 、 、、 、 、
( ・∀・) 「そして、それはつまり、特定の人物にピンポイントで毒を盛れる、ということ!」
(*゚-゚) 「!」
( ・∀・) 「アイツは、確実に毒を盛るために、」
、 、、 、
( ・∀・) 「意地でも、コーヒーを出すわけには、いかなかったんだ!」
( ・∀・) 「だから、あんたらのコーヒーのオーダーを、通すワケにはいかなかった!」
< フ;゚-) 「な……なるほど……」
.
144
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:10:06 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「そうと決まれば、モララーさん!」
(,,゚Д゚) 「法廷が再開されたら、あのヤローを、追い詰めるのです!」
(,,゚Д゚) 「事件を、 《逆転》 させてやりましょうッ!」
(#・∀・) 「ヨッシャ!!」
To Be Continued
.
145
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:10:57 ID:DFslA69U0
さてそううまくいくかな?
146
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:16:13 ID:uKzuLeqM0
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
147
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:18:50 ID:uKzuLeqM0
ひとつだけ訂正
いままでこの話を「第一話」とか書いてたけど、実際今後二話三話と投下するかは未定
・この一話きりで完結としてモラ逆終了
・続きが浮かんだとしても別タイトルで投下
・何事もなくふつうに二話三話と投下
▲どれかになると思いますとだけ 作中には一話表記はおろかタイトルすら出してないし、まあまあ
148
:
名無しさん
:2024/03/31(日) 08:10:39 ID:v.ONmBb20
おつおつ
私は一向に構わん!
149
:
名無しさん
:2024/04/01(月) 01:28:44 ID:61ZcT9uw0
乙乙乙
150
:
名無しさん
:2024/04/02(火) 17:50:23 ID:ihkRCW520
乙です!
今更気づいたんだが1番最初の弁護士バッジのところ、いまだにこれがのまま通されているw
151
:
名無しさん
:2024/04/02(火) 18:15:19 ID:Eb1FgXYg0
みずぱら復活も考えて
152
:
名無しさん
:2024/04/03(水) 08:50:56 ID:fmWEvABY0
乙乙
ビロードきたきた!
毎回面白くて凄い
ぜひ続編欲しい!
153
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/04(木) 01:31:39 ID:CV5gIBRA0
次回ガチ安価飛ばすか悩んでます
とりあえず投下は4/4か4/5の20:00頃から予定 人いそうなら4/4に
154
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 19:13:26 ID:8Zu8ltxc0
>>153
まってるぞー!
155
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 19:49:46 ID:kMGyLkZg0
ガチ安価嬉しい
156
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/04(木) 20:14:05 ID:CV5gIBRA0
します、投下
157
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:15:42 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル①弁護士バッジ
弁護士バッジだ。
これが誰も俺のことを弁護士だと認めてくれない。
証拠品ファイル②ゴング
なりふりかまわずレスバトルを仕掛ける。
もうちょっと他に方法はなかったのかなッて思う。
.
158
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:16:02 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
証拠品ファイル④クーポン
新春!アイスひとつ無料キャンペーン!
※一度の会計で1枚だけ使えます。
※3月30日以降ご来店時より有効。
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
159
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:16:58 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑦ミセリのスカーフ
カシミヤエルメスさんが依頼に来た時の忘れ物。
推定十万円也。
証拠品ファイル⑧上面図
当時の3人の位置関係がわかる。
《詳細》は
>>4-6
証拠品ファイル⑨濡れたソファー
エクストとミセリが座っていた。
トソンの水で濡れており、毒物反応あり。
証拠品ファイル⑩防犯カメラ
ナイスボートの出入り口にある唯一のカメラ。
なにも面白い情報のない、つまらないカメラ。
.
160
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:17:32 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑪通話のキロク
エクストとでぃの通話のキロク。
3月22日の夕方ごろ。 《詳細》は
>>7-15
証拠品ファイル⑫展望台の半券
エクストとでぃが別れた展望台の半券。
去年12月30日のもの。
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
証拠品ファイル⑭バイバイサル酸
毒が入っていた小瓶。
エクストの右ポケットに入っていたが、指紋はない。
.
161
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:18:07 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
証拠品ファイル⑯陳述書
ミセリとトソンが化粧室にいる間に、
エクストはビロードに、トソンの水のおかわりを要求した。
証拠品ファイル⑰エクストのハンカチ
エクストの青いハンカチ。 トソンからのプレゼント。 濡れている。
エクストの右ポケットに入っており、毒物反応が検出された。
証拠品ファイル⑱血のついた椅子の脚
昔ナイスボートで修羅場が起こった時に折れた椅子の脚。
エクストの血でにじんでいる。
.
162
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:18:27 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑲ミセリのロケット
過去にナイスボートで修羅場があった日、女子トイレに捨てられた。
【 ミセ*^ー^)リ(^ー^< > 】
証拠品ファイル⑳ミセリの写真
12月27日 ナイスボートにて、
西園…ミセリが、伊…エクストを殺そうとした時の写真。 《詳細》は
>>3
証拠品ファイル(21)エクストのロケット
正月にミセリが、傷心のエクストへプレゼントした。
ミセリのロケットと一緒につくった。
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
証拠品ファイル(22)一般客の証言
事件当時、事件の一部始終以外におかしいものは
見ておらず、なにかしらのトラブルにも遭わなかった。
証拠品ファイル(23)ミセリの写真②
ナイスボートで撮られたミセリの後ろ姿。
首の後ろに手を回している様子が写っている。
.
163
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:18:56 ID:CV5gIBRA0
人物ファイル①モララー
( ・∀・)。 俺だ。
就活用に撮った写真だが、なかなか男前だ。
人物ファイル②ギコ
(,,゚Д゚)。 元法廷係官。
頭がよくキレるが基本的にゲス。
人物ファイル③しぃ
(*゚ー゚)。 元検察官。
身長一四〇を誇る驚愕のチビ女。
人物ファイル④フサギコ
ミ,,゚Д゚彡。 検察官。
エリートでトップ検事だがナルシスト。
.
164
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:19:19 ID:CV5gIBRA0
人物ファイル⑤刑事
所轄署の刑事。
世間の注目を集める殺人事件の場合、初動捜査はだいたい彼が担当している。
人物ファイル⑥ハエ
天の声だ!
地の文が存在しないこの作品における地の文ポジション。
人物ファイル⑦ビロード
( ><)。 ファミレスのアルバイト。
薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
人物ファイル⑧トソン
(゚、゚トソン。 修羅場グループその1。
小物がどれも高価。 しとやかそう。
.
165
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:19:56 ID:CV5gIBRA0
人物ファイル⑨ミセリ
ミセ*゚-゚)リ。 修羅場グループその2。
召し物がどれも高価。 ばかっぽそう。
人物ファイル⑩エクスト
< プ-゚)。 修羅場グループその3。
過去にはもっと女がいた。 顔は確かに良い。
人物ファイル⑪ハインリッヒ
从 ゚∀从。 ファミレスのオーナーシェフ。
若くて勝ち気な女性。 ぱっと見は。 たぶん三十路すぎ。
人物ファイル⑫でぃ
(#゚;;-゚)。 元修羅場グループ。
おとなしい性格だがやっていることはドギツイ。
.
166
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:21:53 ID:CV5gIBRA0
〜同日 午後0時20分〜
〜地方裁判所 第3法廷〜
.
167
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:22:15 ID:CV5gIBRA0
\がやがや…/
\ざわざわ…/
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
168
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:22:43 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「では、審理を再開します」
( ´∀`) 「検事、例のスタッフはどうなりましたか!」
ミ,,::Д彡 「……」
ミ,,゚Д゚彡 「 問題ない。 証言をするのに、差し支えはない」
( ´∀`) 「では、証人。 証言台に立ってください」
.
169
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:23:10 ID:CV5gIBRA0
( ><)
( ´∀`) 「……証人」
( ´∀`) 「なぜ、ふたたび証言台に立たされているのか…」
( ´∀`) 「おわかりですかな?」
( ><) 「ええ、とてもよく」
.
170
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:24:06 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「現在、ベンゴ側は、」
( ´∀`) 「被告人以外に犯行が可能だった人物として、」
( ´∀`) 「証人……あなたがいる、と主張しております」
( ><) 「アレッ。 結局、ミセリさんではなかったのですね?」
( ><) 「……たいへんなんですねぇ、弁護士さんって。」
( ´∀`) 「…そのことについて、なにか言いたいことは、ありますかな?」
( ><) 「……」
.
171
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:24:36 ID:CV5gIBRA0
( ><) 「……なんだか。」
( ><) 「壮大なハナシになってるんですね」
、 、 、 、
( ><) 「僕の悪いクセが……まさか」
( ><) 「そのまま、殺人の濡れ衣につながっていた、なんて……」
\カンッ!/
( ´∀`) 「つまり、事実無根である……と。 かしこまりました」
( ´∀`) 「では、証人の言い分を、お聞かせください」
( ´∀`) 「 例の伝票に、かならず触れるように!」
( ><) 「かしこまりました」
.
172
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:24:57 ID:CV5gIBRA0
〜証言開始〜
〜悪いクセ〜
①( ><) 「弁護士さんも言ってたけど、実は僕、サボりグセがあるんですよ」
②( ><) 「オーダーは確かに承りましたが、あの人ら、メンドウだったじゃないすか」
③( ><) 「喧嘩をしたり、水をかけたり……いっつも、いっつも。」
④( ><) 「へたに注文の品を運ぶと、巻き込まれる気がした。 それが、メンドウだったんです」
⑤( ><) 「あの日、客がいつもより多かった。 それら捌いてから、通そうと思ってたんですよ」
( ><) 「まあ……そのまま、忘れちゃったわけですが」
.
173
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:25:21 ID:CV5gIBRA0
( ;´∀`) 「め、メンドウ…」
( ・∀・) 「…」
( ・∀・) 「なあ、こいつ、ほんとうに( ><)か?」
( ・∀・) 「……だいぶ、キモがすわってやがるぞ。」
(,,゚Д゚) 「隠す気あるんですかねーーああいうタイプって」
(,,゚Д゚) 「私が犯人です って言ってるようなものじゃないですか」
( ・∀・) 「……感情論で挑んだって、勝てやしないぜ」
( ・∀・)σ 「 片っ端から証拠で論破して、追い詰めるんだ!」
.
174
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:25:48 ID:CV5gIBRA0
〜尋問開始〜
〜悪いクセ〜
①( ><) 「弁護士さんも言ってたけど、実は僕、サボりグセがあるんですよ」
( ・∀・) 「サボりグセ?」
( ><) 「自己弁護するつもりじゃあ、ないッスけど」
( ><) 「別に、あながちオカシイことでもないでしょ?」
.
175
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:26:33 ID:CV5gIBRA0
( ><) 「世の学生バイトなんて、サボれるなら、確実にサボるもんですよ」
( ><) 「かくいう僕も、そのうちの一人で…」
( ><) 「この店、だいぶユルいんスよ。 オーナーがオーナーだし」
( ><) 「だから、ただでさえひどかったサボりグセが、もう、悪化しちゃって…」
( ・∀・) 「…」
(,,゚Д゚) 「雇い主がすぐそこにいる、というのに」
(,,゚Д゚) 「大したきもったまですね」
( ・∀・) 「これが……やつの、ほんとうの姿、なのか?」
.
176
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:27:34 ID:CV5gIBRA0
②( ><) 「オーダーは確かに承りましたが、あの人ら、メンドウだったじゃないすか」
( ・∀・) 「め、メンドウだと?」
( ><) 「おっと、今更そこは否定できないハズっすよ」
( ><) 「今までも、どんなことをしでかしてきたか、よくわかってるでしょ?」
( ・∀・) 「そ、それはわかっちゃいるが…」
( ><) 「あの日だって、そうです」
.
177
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:29:44 ID:CV5gIBRA0
③( ><) 「喧嘩をしたり、水をかけたり……いっつも、いっつも。」
( ・∀・) 「それは、いつものことじゃあなかったのか?」
( ><) 「いつものことだったら良いッて言うんです?」
( ><) 「なおさらタチが悪いこと、この上ない」
( ><) 「黙っていてもメンドウな連中なんです、」
( ><) 「なにがどうメンドウなのかは、もう、経験でハアク済みッスし」
( ><) 「できることなら、関わりたくなかった。 んで…」
.
178
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:30:11 ID:CV5gIBRA0
④( ><) 「へたに注文の品を運ぶと、巻き込まれる気がした。 それが、メンドウだったんです」
( ・∀・) 「今までも、その……巻き込まれてたの?」
( ・∀・) 「その、メンドウ、ってやつに」
( ><) 「そりゃあ、モチロン」
( ><) 「僕の靴がエクストさんと似てて、靴ドロボー事件の濡れ衣着せられたハナシ、知ってます?」
( ・∀・) 「………………」
(,,゚Д゚) 「知ってるんですか?」
( ・∀・) 「い、いや、知らないけど……」
( ・∀・) 「…………むちゃくちゃ、気になる…………」
.
179
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:30:57 ID:CV5gIBRA0
⑤( ><) 「あの日、客がいつもより多かった。 それら捌いてから、通そうと思ってたんですよ」
( ・∀・) 「それはまた、どうして?」
( ・∀・) 「サボってたんじゃあないの?」
( ><) 「棒立ちしてたら、さすがにバレるじゃないスか」
、 、
( ><) 「いかに、仕事してるふうを装えるか、が重要なんスよ」
( ;・∀・) 「…………まあ。」
( ><) 「そういえば、弁護士さんの助手さん? もバイト希望でしたっけ?」
( ><) 「おすすめは、雑貨棚の埃取りですよ。 厨房からじゃ見えないンです、あそこ」
( ;・∀・) 「あはは」
.
180
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:32:13 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「……」
( ;・∀・) 「このままだと、せっかくのチャンスを、逃してしまう…!」
(*゚-゚) 「しかしだな、今の証言…」
(*゚-゚) 「スキなんて、あったか?」
( ・∀・) 「俺たちは、あの日、現場にいた」
( ・∀・) 「当時のことを思い出せば、あきらかに1つ、オカシイところがあるんだ…」
( ・∀・) 「えっ、しぃさんいたんだ?」
にア どこ(
>>172
)になに(
>>157-162
)をつきつける?
>>181
.
181
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:32:35 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) ⑤に防犯カメラ
182
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:32:55 ID:CV5gIBRA0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
183
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:33:16 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「客が多かったから忙しかった?」
( ・∀・) 「そんなの、嘘だ!」
( ><) 「………………」
( ´∀`) 「それはそれは……そんなこと、証明できるのですか?」
( ´∀`) 「オーナーシェフも確か、多かった、とかなんとか…」
( ・∀・) 「だったら、俺らで判断しようぜ、裁判長」
( ´∀`) 「しかし、どうやって?」
.
184
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:33:37 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「防犯カメラをチェックすれば、一発だろ?」
( ・∀・)σ 「何人が、どんな頻度で来店したか…一発だ!」
証拠品ファイル⑩防犯カメラ
ナイスボートの出入り口にある唯一のカメラ。
なにも面白い情報のない、つまらないカメラ。
ミ,,゚Д゚彡 「………………たしかに。」
( ・∀・)σ 「…?」
ミ,,- -彡 「 あの日」
ミ,,- -彡 「一般的な観点でいえば、客は少なく、忙しいわけではなかった」
ミ,,- -彡 「オーダーを通し損ねる理由には、なりそうにもねえな」
.
185
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:34:08 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「…!」
(,,゚Д゚) 「すんなりと、認めてきた…?」
( ><) 「……検事さん?」
ミ,,゚Д゚彡 「だが。」
ミ,,゚Д゚彡 「もとより、過疎な店だ」
ミ,,゚Д゚彡 「証人が多忙だと感じるのは、ナニもオカシイことではあるまい」
ミ,,゚Д゚彡σ 「その、防犯カメラの映像は…」
ミ,,::ー彡∩ 「 なんの証明にも、なりやしねえぜ。」
.
186
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:34:30 ID:CV5gIBRA0
( ><) 「…」
( ´∀`) 「 とのことですが、弁護人」
( ´∀`) 「異議は、あ 」
( ・∀・)σ 「異議あり!」
( ´∀`) 「 ったそうですね」
( ´∀`) 「ハイ弁護人、どうぞ」
.
187
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:34:53 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ 「騙されねーぜ、フギサコ検事!」
( ・∀・) 「いま問われているのは、体感のハナシじゃあない!」
( ‐∀・) 「オーダーを通すのが、物理的にムリであったほどに、忙しかったわけでないのなら…」
( ・∀・) 「 いまの証言は、なんの説明にも、なりやしねえぜ!」
( ´∀`) 「……ふむう」
( ´∀`) 「ベンゴ側の異議を、認めましょう」
.
188
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:35:19 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「サボりグセはあれど、」
( ´∀`) 「特別な理由もなしに、オーダーの通し漏れが頻発していた、なら。」
>
>从;゚'∀从 「 」
>
>从;゚'∀从 「……オレ、こんなオーダー、通されてねえぞ!?」
>
( ´∀`) 「店主は、あそこまで、驚きません」
( ´∀`) 「となると、特別な理由が必要です」
( ´∀`) 「とても……相手が被告人一行だったから、で済まされるとは、思いませんね」
.
189
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:35:42 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「……証人」
( ´∀`) 「どうして、客が多かったワケでもないのに、注文を通せなかったのですかな?」
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「薄々勘づいていたけど、あのオッサン、論破力もまあまあ高くね?」
(,,゚Д゚) 「たまに、ベンゴ側以上に、論破してくれたりしますからね…」
( ><) 「……」
( ><) 「なんでだったかなァ?」
( ><) 「あっ、そういえば」
.
190
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:36:02 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ´∀`) 「……つづけて、証言していただく必要がありそうですね」
( ´∀`) 「どうして、注文を通せなかったのか」
( ´∀`) 「証言を、お願いします」
.
191
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:36:44 ID:CV5gIBRA0
〜証言開始〜
〜オーダーを通せなかった理由〜
①( ><) 「たしかに、客は少なかった。 そこは、いつも通りです」
②( ><) 「ただ……あの日は、ちょっとしたメンドウがあった」
③( ><) 「エクストさん達とは違うテーブルで、トラブルを起こしちゃったんス」
④( ><) 「たとえば……そう、弁護士さんとこの料理を、運びまちがえたり」
( ><) 「普段は、そんなミス、しないんですけどねぇ」
.
192
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:37:04 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「トラブル、ですか。 なるほど」
( ´∀`) 「それなら辻褄が合いますね」
( ´∀`) 「弁護人。 尋問をおねがいします」
.
193
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:37:33 ID:CV5gIBRA0
〜尋問開始〜
〜オーダーを通せなかった理由〜
①( ><) 「たしかに、客は少なかった。 そこは、いつも通りです」
( ・∀・) 「客が多い時は、どんなカンジなの?」
( ><) 「多い時、ですか」
( ><) 「だいたい、事件の日で既に、けっこう多いほうでしたからね」
( ;・∀・) 「だ……だいじょうぶなのか? それで……」
( ・∀・) 「で、でも、オーダーを通しそこねるほどじゃあ、なかっただろ!」
( ・∀・)σ 「そこンとこ、どォーなんだ!」
( ><) 「まあ、言われてみればそーなんスけどね」
.
194
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:37:56 ID:CV5gIBRA0
②( ><) 「ただ……あの日は、ちょっとしたメンドウがあった」
( ・∀・) 「でも、それはいつも通りのことじゃ…」
ミ,,::Д彡 「異議あり!」
ミ,,゚Д゚彡 「…ハナシは、最後まで聞くもんだぜ」
ミ,,゚Д゚彡σ 「メンドウとは……いつもの、被告人一行のハナシじゃあ、ない」
ミ,,::ー彡∩ 「聞いてやるぜ、証人…」
ミ,,::ー彡∩ 「ナニを、しでかしちまったんだ?」
.
195
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:38:20 ID:CV5gIBRA0
③( ><) 「エクストさん達とは違うテーブルで、トラブルを起こしちゃったんス」
( ;・∀・) 「ち、違うとこで?」
( ;・∀・) 「トラブルゥ?」
(,,゚Д゚) 「春菜は不人気キャラ乙だと?」
( ・∀・) 「ああ、ニセ○イだけじゃなかったんだね、きみの触れてはいけないところ」
.
196
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:39:20 ID:CV5gIBRA0
④( ><) 「たとえば……そう、弁護士さんとこの料理を、運びまちがえたり」
( ;・∀・) 「エット…」
( ;・∀・) 「それでオーダーが通せなかった、と?」
( ><) 「まあ、そっスね」
( ><) 「そんなゴタゴタもあったし、アナタとも話してたし…」
( ><) 「もとより、メンドウっしたから」
( ><) 「注文をオーナーに通し損ねたのは、ただそれだけなんです。」
( ><) 「ごメイワクを、おかけしました…。」
.
197
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:40:41 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「 とのことですが、モララーさん、ご感想は?」
( ・∀・) 「嘘だ!」
( ・∀・) 「こいつは、確実に殺人計画を遂行するために、オーダーを通さなかったんだ!」
( ‐∀・) 「こんな主張、」
( ・∀・) 「認めるわけにはいかないよなァ?」
にア どこ(
>>191
)になに(
>>157-162
)をつきつける?
>>198
.
198
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:41:05 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) ③に一般客の証言
199
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:41:28 ID:CV5gIBRA0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
200
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:42:28 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「トラブルがあった…」
(,,゚Д゚) 「ToLo○eる!?」
( ・∀・)σ 「それも、嘘だ!」
(・∀・ )σ 「すみませーん、リテイクお願いしまーす」
.
201
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:43:01 ID:CV5gIBRA0
>>200
訂正
( ・∀・) 「イザコザがあった…」
( ・∀・)σ 「それも、嘘だ!」
( ><) 「なんで、そんなことが?」
( ・∀・) 「ケーサツが、事件当時きていた一般客に、証言を取ってあったんだ」
.
202
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:43:32 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル(22)一般客の証言
事件当時、事件の一部始終以外におかしいものは
見ておらず、なにかしらのトラブルにも遭わなかった。
↑
( ・∀・)σ 「……一般客は、なんのイザコザにも巻き込まれてねえんだ!」
(,,゚Д゚) 「ToLo○eる!?」
(・∀・ )σ 「すみませーん、ここもリテイクお願いしまーす」
.
203
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:43:56 ID:CV5gIBRA0
>>202
訂正
証拠品ファイル(22)一般客の証言
事件当時、事件の一部始終以外におかしいものは
見ておらず、なにかしらのイザコザにも遭わなかった。
↑
( ・∀・)σ 「……一般客は、なんのイザコザにも巻き込まれてねえんだ!」
(;<○><) 「 なッ、なにイ!?」
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
.
204
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:44:31 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ・∀・) 「裁判長!」
( ・∀・)σ 「いまの嘘は、個人の感覚の問題じゃあない!」
( ・∀・)σ 「証人はたしかに、今、ウソをついた!」
(#・∀・) 「これは、注文を通したくなかったッつー証明だッ!!」
.
205
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:44:54 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!」
ミ,,::Д彡 「ただのカンチガイだ、と主張するッ!」
ミ,,- -彡 「証人は、現場に勤めて年季がある…」
ミ,,::Д彡⊃ 「 キオクの混濁を、言葉狩りしているだけに過ぎないッ!!」
(#・∀・)⊃ 「異議ありッ!」
( ・∀・) 「証人は、この俺の、料理を運びまちがえた、と言った!」
( ・∀・) 「俺が現場に行ったのは、事件の日が、はじめてなんだ!」
(#・∀・)σ 「なにをどうカンチガイすりゃあ、いいッてんだァ!?」
.
206
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:46:01 ID:CV5gIBRA0
(;<○><) 「ッ…………!」
\カンッ!/
( ´∀`) 「確かにッ!」
( ´∀`) 「カンチガイだとは思えません!」
( ´∀`) 「証人……これは、どういうことですか!」
(;<○><) 「なっ…なっ…」
(;<○><) 「 そんな証言があるだなんて、聞いてねえぞ……!」
.
207
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:46:23 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!」
ミ,,- -彡 「オーダーを通し損ねたこと……」
ミ,,::Д彡⊃ 「それが、事件とどう関係するんだ!」
ミ,,::ー彡∩ 「ベンゴ側の主張では、真犯人は、ミセリ氏じゃなかったのかい!?」
\カンッ!/
( ´∀`) 「それもそうです!」
( ´∀`) 「そういえば、ベンゴ側はミセリ氏を告発していたではありませんかッ!」
( ・∀・) 「そういえば、じゃねーよ」
.
208
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:46:52 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「どうして、そこまで注文の件が、重要になってくるのですか!」
(,,゚Д゚) 「……反撃の主張を決める、いいタイミングがきましたね」
( ・∀・) 「ここは重要なポイントだな」
( ・∀・) 「結局、ちゃんと主張できてなかったから……ここで、言うか!」
( ・∀・)σ 「裁判長! ベンゴ側は… 」
にア 「ビロードこそが真犯人と主張」
にア 「ビロードとミセリの共犯と主張」
>>209
.
209
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:47:18 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ ビロードこそが真犯人で間違いない!
210
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:47:51 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「……!」
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
カンッ!
( ´∀`) 「…静粛に!」
( ´∀`)σ 「そこのデブとハゲ、退廷!」
デブ「!?」
ハゲ「!?」
( ・∀・) 「もう少しコトバ選んでやれよ」
.
211
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:48:15 ID:CV5gIBRA0
>
>( ´∀`) 「……訂正、というと……」
>
>(#・∀・) 「 《真犯人》 のだ!」
>
>( ・∀・)σ 「裁判長ッ!!」
>
>( ・∀・)σ 「被告人は、この人物に、小瓶を持たされたんだッ!!」
>
( ´∀`) 「……あの主張は、ハッタリや時間稼ぎではなく、本気である、と。」
( ・∀・) 「あ、ああ…そうだ!」
( ´∀`) 「…カノジョの次は、証人ですか!」
( ・∀・) 「次はッてなんだよ、人聞きの悪い!」
.
212
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:48:36 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
ミ,,::ー彡∩ 「……ミセリ氏なら、まだ、可能性はあった」
ミ,,゚Д゚彡 「毒を盛ることに関しては、できそうだったからだ」
ミ,,::Д彡σ 「しかし……思い出せ、弁護人」
( ・∀・) 「…なにをだ?」
ミ,,゚Д゚彡 「初日の、刑事の証言だ」
ミ,,::ー彡∩ 「そう……」
ミ,,::ー彡∩ 「証人だと、配る時点では、毒を盛れない」
.
213
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:48:59 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……その通り」
ミ,,゚Д゚彡 「……!」
( ・∀・) 「だけど、水だったら、ハナシは別だ!」
( ・∀・) 「いたって自然な流れで、毒を盛ることができる!」
、 、、 、
( ・∀・)σ 「……おかわり、ッつーカタチで、な!」
.
214
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:49:25 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「おかわり…」
( ‐∀‐) 「確かに。」
( ‐∀‐) 「グラスを配る時点で、毒を盛るのは、ダメだ」
( ・∀・) 「でも。」
( ・∀・) 「グラスが、各自の手元に行き渡ったあと、なら?」
( ・∀・)σ 「狙いのグラスに、おかわりのタイミングで毒を盛ることで…」
( ・∀・)σ 「外部からの干渉だとしても、確実に、毒殺を遂行できる!」
.
215
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:49:46 ID:CV5gIBRA0
( ;´∀`) 「……なるほど……」
ミ,,゚Д゚彡⊃ 「異議ありッ!」
、 、
ミ,,::Д彡 「 いつだ。」
( ・∀・) 「え?」
ミ,,゚Д゚彡 「おかわり……というが、事件当時、」
ミ,,゚Д゚彡 「おかわりを頻繁にしていたのは、被害者だ」
ミ,,- -彡 「しかし、ベンゴ側の主張によると、」
ミ,,- -彡 「真犯人が殺そうとしていたのは、被告人・エクスト氏……」
.
216
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:50:27 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡 「被告人は…」
、 、 、、、 、、
ミ,,゚Д゚彡 「どのタイミングで、おかわりを要求したんだ?」
( ・∀・) 「……む……」
( ・∀・) 「そうなんだよなァ……」
ミ,,- -彡 「くわえて、証人が真犯人だったとすると、」
ミ,,- -彡 「そのおかわりのタイミングで、毒を盛った、というワケだ」
ミ,,::ー彡∩ 「それが立証されない限り……その主張に、法的効力など、ない。」
.
217
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:50:52 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「それもそうです。 ……答えていただきましょう」
、 、 、、、 、 、
( ´∀`) 「証人は、どのタイミングで、毒を盛ったのですか?」
にア 「オーダーを取る時」
にア 「最初の修羅場のあと」
にア 「トソンが水をかけたあと」
>>218
.
218
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:51:17 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 最初の修羅場のあと
219
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:52:16 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「それは、修羅場……」
( ・∀・) 「それも、一度目、最初の、修羅場のあとだ!」
( ・∀・)σ 「昨日の証言を思い出してくれ!」
>
>ミセ:: -)リ 「途中で、一回、揉めたでしょ? 私たち」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「ほら、センセイも見にきてた時」
>
>( ・∀・) 「ま、まあ」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「その時に、店員さんに、水を注いでもらったの」
> 、 、 、
>ミセ::゚-゚)リ 「トソンちゃんのも含めて、みんなの分を」
>
.
220
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:52:46 ID:CV5gIBRA0
、 、 、
ミ,,- -彡 「……みんなの分を……」
( ・∀・) 「ああ、その時だ!」
( ・∀・) 「この時に、証人は、毒を盛ったんだ!」
( ´∀`) 「なるほど…」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!」
ミ,,::Д彡 「 なら、小瓶は。」
( ・∀・) 「え?」
.
221
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:53:11 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡 「そもそも、コトの発端は、だ」
ミ,,゚Д゚彡 「証人にも、小瓶を忍ばせることができた、という主張から……だ。」
ミ,,::Д彡 「忍ばせる面でいえば、ミセリ氏は、わからなくもなかった、が 」
ミ,,゚Д゚彡 「証人の場合、そうカンタンに、忍ばせられるとは思えん」
( ・∀・) 「……む……」
( ・∀・) 「それも、なんだよなァ……」
ミ,,- -彡 「くわえて、小瓶には指紋がない」
ミ,,::ー彡∩ 「証人に密着して、かつ慎重に、バレないように忍ばせられた、と?」
.
222
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:53:37 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「それもそうです。 ……答えていただきましょう」
、 、 、、、 、 、
( ´∀`) 「証人は、どのタイミングで、小瓶を忍ばせたのですか?」
にア 「オーダーを取る時」
にア 「最初の修羅場のあと」
にア 「トソンが水をかけたあと」
>>223
.
223
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:53:57 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 被害者が水をかけたあとだ!
224
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:54:28 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「それは、修羅場……」
( ・∀・) 「それも、二度目、水をかけた修羅場のあとだ!」
( ・∀・)σ 「昨日の証言を思い出してくれ!」
>
>①ミセ::゚-゚)リ 「水の騒ぎのあと……店員さんが飛んできました」
>
>②ミセ:: -)リ 「…割れたグラスをかたして、残りの2つに水を注いで…」
>
>③ミセ:: -)リ 「…そのまま、私らはお手洗いにいったけど、そのあとどうなったかは、ちょっと…」
>
.
225
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:54:50 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「このときの状況を……考えてみてくれ」
( ・∀・) 「証人は、割れたグラスを処理することになった、けど。」
( ・∀・) 「処理するとき、証人は、どこにいたのか?」
( ´∀`) 「どこって……」
( ・∀・)σ 「上面図(
>>4
)を見てくれ!」
( ・∀・) 「水の騒ぎの前だから、席が入れ替わる 前ッ」
( ・∀・)σ 「被告人が、ソファー側手前に位置する、上面図だ!」
.
226
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:55:13 ID:CV5gIBRA0
┌┐
┌─┤│
│サ││ ┌─┐
│ l .││ (゚、゚トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |_____| |_____| |_____|
─┐ │ ││ ┌─┐┌─┐
─┤ │雑│ ミセ*゚-゚)リ< プ-゚) ───────────────
┼ │ ││ └─┘└─┘ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
227
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:55:38 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「この状況で、被害者が水をかけ、」
( ・∀・) 「ミセリ氏が立ち上がり、からだをテーブルにぶつけた衝撃で、」
( ‐∀‐) 「グラスが、割れた 」
( ・∀・) 「 ここで、」
、、 、
( ・∀・)σ 「グラスが、どこに落ちて割れたのかが、重要なんだ!」
(#・∀・) 「裁判長ッ!」
(#・∀・)σ 「グラスは、ここらへんに落ちて割れたんだ!」
にア なんか…こう…わかるように説明してください…
>>228
.
228
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:56:25 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) あ…えっと…エクストのすぐ右…テーブルのエクスト側のすぐ右側というか…
229
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:56:45 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ 「ここだッ!!」
(,,゚Д゚) 「なにひとつ伝わらなかったのですが」
( ・∀・) 「うるせー、ゲーム再現にも限界があるんだよ!」
.
230
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:57:08 ID:CV5gIBRA0
┌┐
┌─┤│
│サ││ ┌─┐
│ l .││ (゚、゚トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |_____| | |_____|
─┐ │ ││ ┌─┐┌─┐●←ここだよー!
─┤ │雑│ ミセ*゚-゚)リ< プ-゚) ───────────────
┼ │ ││ └─┘└─┘ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
231
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:57:31 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「それは、どうしてですか?」
( ・∀・) 「…………そもそも」
( ・∀・) 「結局、この… 」
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
( ・∀・) 「当初、被害者のものと思われていたグラスは、被告人の、ものだった」
( ・∀・) 「でも、そもそもは、だな」
.
232
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:58:13 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
( ・∀・) 「この割れたグラスが、被告人のものだと、思われていた」
( ・∀・) 「それはなぜか?」
、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、
( ・∀・)σ 「つまり、被告人の近くに落ちて割れたんだ!」
( ・∀・) 「そうじゃないと、被告人のグラスが割れた、なんてカンチガイするに至らない!」
( ;´∀`) 「たしかにッ!」
.
233
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:58:47 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「さて、もう一度上面図(
>>4
)を見てくれ!」
( ‐∀・) 「あくまで、図でポイントしたら、なんてことないように見えるが…」
( ・∀・) 「ものは、ガラスの破片。 広範囲に、散らばる」
( ・∀・) 「さて……この状況で、証人がガラスの破片を掃除しようと、すると 」
.
234
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:00:11 ID:CV5gIBRA0
┌┐
┌─┤│
│サ││ ┌─┐
│ l .││ (゚、゚トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |____ ┌─┐ |_____| |_____|
─┐ │ ││ ┌─┐┌─(>< )
─┤ │雑│ ミセ*゚-゚)リ< プ-゚) ┘──────────────
┼ │ ││ └─┘└─┘ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
235
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:01:07 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ 「しぜんと、被告人に近寄ることができる」
( ‐∀‐) 「それも、テーブルの下にもぐって、被告人に寄りかかることも、できる!」
(#・∀・) バンッ!
( ・∀・) 「証人は!」
( ・∀・) 「掃除をよそおって、被告人に密着し、」
(#・∀・)σ 「しれっと! 小瓶を、忍ばせたんだッ!!」
♪追求〜追いつめられて
→
https://www.youtube.com/watch?v=DiTLf7lORf0
.
236
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:01:29 ID:CV5gIBRA0
(;<◎><) 「 ぐおおおおおおおおッッ!?!?」
\ガヤガヤッ!/
\ざわざわッ!/
( ・∀・) + 「 事件の真相は、こうだッ! 」
.
237
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:02:17 ID:CV5gIBRA0
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : : : : : : : : : : : : : ヤ/‐<__ ,..、 ヽ: : : : : \J レ /..: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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.
238
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:02:39 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……まず、毒を、盛る」
( ・∀・) 「店員である自分は、グラスに指紋をつけても、なんの問題もない」
( ・∀・) 「被告人のグラスに、水を注ぐのにまぎれて、毒を盛った!」
( ‐∀・) 「背を向けて水を注ぐのも、なんら不自然ではない。 が……」
( ‐∀‐) 「確実に毒を盛るために、」
、 、、 、
(#・∀・)σ 「コーヒーのオーダーを通すわけには、いかなかった!」
、 、 、 、 、、
(#・∀・) 「水だからこそ、今回の犯行が、可能だったんだからな!」
.
239
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:03:01 ID:CV5gIBRA0
(;<◎><) 「 グオッ!? 」
( ‐∀‐) 「しかし……」
( ・∀・) 「オーダーを通さず、ただボーッとしてたら、怪しまれる。 そこで…」
>
>( ><) 「……さて、そろそろ」
>
>(*゚ー゚)∩ 「うム、」
>
>(*゚ー゚) 「仕事のジャマして、悪かったな」
>
>( ><) 「ゴーホー的にサボれたと考えたら儲けものッス」
>
.
240
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:03:21 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ 「俺らと、長いあいだ、話すことになった!」
(;<◎><) 「ッ!!」
(#・∀・) 「お前は、サボりグセがあったんじゃあない!」
、 、
(#・∀・) 「口実が欲しかったんだ!」
(#・∀・)σ 「被告人のテーブルの注文を通さなかった……その、口実をッ!!」
.
241
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:03:46 ID:CV5gIBRA0
(;<◎><) 「…………っ!!」
( ・∀・) 「……でも」
( ・∀・) 「そこで、予期せぬアクシデントが、起こった」
.
242
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:04:09 ID:CV5gIBRA0
/  ̄ ヽ
-: :―- 、 / __ ― -
/: :_:_: : : : : :\ { , - : : : : : : : : : : : : : : >
/: : : : : : :ヽvハ: : :.ヽ、___ ノ /: : : : : : : : : : : : : : : -― ミ:.、
. /: :/: : ; /: : :} ,!:.}: : : : ー -一:彡: : : : : : : : : : : : : < ヾ
/,イ:,!: : :l:.l:ハ:.!、_k;ハ;!:}: : : : : : : : : : : ノ: : : : : : : : : :, '⌒)! __
{:!,: {: : :T:サヾ:リ . :.:.:.ルヘz:._:_:_:_:_:_:_:_:_: : : : : : : : _;∠_ ィ´,fr=ミー , ⌒
У:ハ: :从:.:.:.:.: 、. : r' : : : : : : : : : : :.>一ァ77´ / {{ }} )
//: : :个: ミ≧ /\ : : :ム斗イ´ ム-≧=彡ヘ ´"'/ /
/ /: :/: 人:_: :,;>≠≦rzァ7//´ fr‐' }
! ,:: :/: f\_〉 ム/-――一' /` <
V: : {: :.{:∧: :{ ム斗ァヌ ̄ ___ / ` <
{: : : |: :.ト: : : :ゝ >イ /ノ, :'.: : : : :ヽ / ` <
{: : : |: :.l: :ミ:、: : V /ム /f’: :.;_: ⌒);ハ;! / `
{: : : {: : : : : :ヽ: :.\/ イ´ {:.:/ ノ ′ /
.ゝ: : ヽ: : : : : : : : : :ヽ/ 0ハ , へ /
`、: : :.>、: : : : : : :} 0 ',_∠__>-、 /
 ̄ ` ー 二// /〉ー- ____{ /
_∠ -〈/ / \ /
「 ̄_ 一 \ .> \ \ _ /
〉 _ - ≧ 1 l \ : /
.
243
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:04:33 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ 「被害者が、ミセリに水をかけ!」
( ・∀・)σ 「さらに、グラスが割れる、というアクシデント!」
( ・∀・)σ 「そこで、現場の掃除をする時に……」
( ・∀・) 「小瓶を、被告人のジャケット、その右ポケットに、忍ばせたんだ!」
( ‐∀‐) 「テーブル下…つまり、ソファーとテーブルの窮屈な隙間に、からだを押し付けるんだ!」
( ・∀・) 「ちょっとシツレイ……といった具合で、からだを密着させることは、容易いッ!」
.
244
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:05:33 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡⊃ 「 異議ありィ!!」
ミ,,゚ー゚彡 「 そのときに被害者が倒れたならともかく…」
ミ,,::Д彡 「どうして、被告人に、小瓶を持たせる必要があるッ!!」
.
245
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:05:57 ID:CV5gIBRA0
\ガヤガヤッ!/
\ざわざわッ!/
( ;・∀・) 「 アッ!」
(;<◎><) 「 それも ……それもそうだッ!!」
(;<○><) 「そのとーりだったとすると、だ!」
(;<○><) 「オレは、被告のヤローを、殺すつもりだった!!」
(;<◎><) 「どうして、オレがそこで被告人自身に、小瓶を持たせる必要があったンだよ!!」
(;<○><) 「死んだヤローから小瓶が見つかっても、なんの意味もねーだろうが!!」
.
246
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:06:25 ID:CV5gIBRA0
\がやがや…/
\ざわざわ…/
( ;・∀・) 「ま、待て、おちつけ!」
( ;・∀・) 「ここまでの推理は、あっているハズなんだ! 間違ってはいない!」
( ;・∀・) 「毒を盛るタイミングも、小瓶を隠すタイミングも、ここしかなかった!」
( ;・∀・) 「 だったら、どうして 」
( ;・∀・) 「小瓶は、エクストのポケットに、隠されたんだ!?」
( ・∀・) 「アイツは、そのエクストを、殺すつもりだったのに ッ!」
.
247
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:07:54 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「ここも、発想の逆転です!」
( ・∀・) 「…!」
(,,- -) 「どうして小瓶は、あのタイミングで、被告人のポケットに隠されたのか」
(,,゚Д゚) 「……そんなの、わかるわけもありません」
(,,゚Д゚) 「 だったら。」
(,,゚Д゚) 「被害者が水をかけた時点で、証人は小瓶を、被告人に隠さざるを得なくなった」
(,,゚Д゚) 「その理由を、考えるのです!」
( ・∀・) 「!」
.
248
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:08:14 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「小瓶を、エクストに持たせざるを得なくなった理由…?」
.
249
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:08:54 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ´∀`) 「弁護人……聞かせていただきましょう!」
( ´∀`) 「ふつう、小瓶を誰かに持たせるとなると、」
( ´∀`) 「濡れ衣を着せたい相手……に、なります。」
( ´∀`) 「どうして……」
( ´∀`) 「殺すつもりだった被告人に、証人は小瓶を持たせようと思ったのか!」
.
250
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:09:19 ID:CV5gIBRA0
ミ,,- -彡 「まして、水をかけた時点で、被害者はまだ死んでいない」
ミ,,::Д彡σ 「計画が狂って被害者が死んだから、急きょ被告人のせいに仕立て上げた」
ミ,,::ー彡∩ 「 というわけでもないことは、確かだ」
( ´∀`) 「どうですか、弁護人!」
( ´∀`) 「どうして証人は、被告人に小瓶を忍ばせようと思ったのか!」
にア 「被告人に罪を着せようとした」
にア 「さっさと小瓶を処理したかった」
にア 「忍ばせたい相手がいなかった」
>>251
.
251
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:09:42 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) ちょっとストップ!作戦タイム!」
252
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:10:10 ID:CV5gIBRA0
(;,,゚Д゚) 「さ…作戦タイムってなんなんですか!」
( ;・∀・) 「想定してなかった反論なんだよ!」
( ;・∀・) 「ええと、選択肢ッつーヒントが出たから、ひとつずつ考えるぞ?」
.
253
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:11:11 ID:CV5gIBRA0
にア 「被告人に罪を着せようとした」
( ;・∀・) 「まず、これは、たった今、否定されたばっかだろ?」
にア 「さっさと小瓶を処理したかった」
( ;・∀・) 「処理をするだけなら、店員という立場を使えば、いいんだ」
( ;・∀・) 「バックヤードだの、なんだかんだで、どうとでもできるだろ」
にア 「忍ばせたい相手がいなかった」
( ;・∀・) 「これはーー… つまり、ミセ*゚-゚)リあたりに忍ばせたかったッてことだろーが…」
( ;・∀・) 「作戦計画時点で、ミセ*゚-゚)リに忍ばせること、想定するかァ?」
.
254
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:11:51 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「…!」
(,,゚Д゚) 「それで言うと、変ですよ、この推理!」
( ・∀・) 「な、なんだと!? ブッ○すぞ!!」
(,,- -) 「いえ、根幹はかまいません。 ただ…」
、 、 、 、 、 、 、 、 、
(,,゚Д゚) 「 小瓶を忍ばせる作戦、そのものがオカシイです!」
( ・∀・) 「…!?」
.
255
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:12:15 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「いいですか?」
、 、 、 、、 、
(,,゚Д゚) 「今回は、グラスが割れたから、それに乗じて、忍ばせることができたのです!」
(,,- -) 「そうでないと、異性であるミセ*゚-゚)リはもとより、」
(,,゚Д゚) 「同性である< プ-゚)ですら、衣服に忍ばせる、というのは、不可能きわまりない!」
( ・∀・) 「…ッ!」
(,,゚Д゚) 「……作戦としては、モララーさんのおっしゃる通り、」
(,,゚Д゚) 「現場…表、ではなく、バックヤードなどの、裏…で、処理するのが、自然です」
、、 、 、 、、 、 、
(,,゚Д゚) 「それが、わざわざバレるリスクすら負って 」
、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、
(,,゚Д゚) 「被告人になすりつけられた、と、すると……!」
.
256
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:12:38 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……つまり、やはり、」
、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、
( ・∀・)σ 「濡れ衣には、違いなかった……ということなんだな!?」
(,,゚Д゚) 「いっそここも、発想を、逆転させるのです!」
(,,- -) 「どうして、標的その人のエクストに、小瓶を持たせたのか……では、ない。」
、 、 、 、 、 、 、 、、、、 、
(,,゚Д゚) 「標的だったはずのエクストに、持たせざるを得なくなった……その、理由!」
(,,゚Д゚) 「そこを考えれば、自ずと、コタエは見えてくるはずです!」
.
257
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:13:12 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ´∀`) 「作戦タイムは、もうよろしいですかな?」
( ・∀・) 「ア、認めてくれてんだ、その要望…」
( ´∀`) 「どうですか、弁護人!」
( ´∀`) 「どうして証人は、被告人に小瓶を忍ばせようと思ったのか!」
にア 「被告人に罪を着せようとした」
にア 「さっさと小瓶を処理したかった」
にア 「忍ばせたい相手がいなかった」
>>258
.
258
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:14:59 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 被告人に罪を着せようとした!
259
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:15:19 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「ベンゴ側の主張は、変わらねえッ!!」
( ・∀・)σ 「証人は、被告人に、罪を着せるために 」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,- -彡 「お前……ヒトの話を、聞いていたのか?」
ミ,,::ー彡∩ 「証人は……被告人を、殺そうと、していたのだろう?」
( ・∀・) 「…………そうだぜ。」
ミ,,゚Д゚彡 「な…なに?」
.
260
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:16:25 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……つまり。」
( ・∀・) 「計画は、途中で、被告人に殺人の罪を着せる方向に、シフトせざるを得なくなった!」
ミ,,::Д彡 「どッ……どういうことだ!」
( ・∀・) 「たしかに…」
( ・∀・) 「殺人が、計画どおりに進んでいたなら、」
( ・∀・) 「証人は、被告人に小瓶を持たせることも、なかった」
( ・∀・) 「おそらく、当初の目的では、秘密裏に処理か…」
( ・∀・)σ 「ワンチャン、隙があれば、ミセリ氏に罪を着せるつもりだったんだろうな」
.
261
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:16:56 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡 「異議ありィ!!」
ミ,,::Д彡⊃ 「 証明を忘れているぞ、弁護人ッ!!」
( ;・∀・) 「なにッ!?」
ミ,,゚Д゚彡 「最初は、ミセリ氏に罪を着せるつもりだった?」
ミ,,゚Д゚彡 「……しかし、どのみち、証人はカノジョに小瓶を持たせること、なく。」
ミ,,::ー彡∩ 「のん気にも、弁護人と、雑談にしゃれこむ始末 」
.
262
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:18:14 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡⊃ 「 どうして、ミセリ氏に小瓶を忍ばせなかったのか」
ミ,,::Д彡⊃ 「その証明なくして、次はねえッ!!」
( ;・∀・) 「ぎえーっ!」
( ;・∀・) 「秘密裏に処理か、……ッて、言ったじゃん!」
( ´∀`) 「それもそうですね、証明しなさい!」
( ´∀`) 「その証明なくして、次はありませんよッ!」
(;,,゚Д゚) 「だァから、毎度、ひと言ヨケイなんですよ!」
(;,,゚Д゚) 「一瞬でも隙を見せたら、あの検事は、どこまでも食い下がりますよ!?」
.
263
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:18:34 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「ちくしょー!」
( ;・∀・) 「裁判長の心象のためにも、ここの訂正はできねえ!」
(,,- -) 「しかし…」
(,,゚Д゚) 「ここまできたら、すぐに、わかるはずです!」
(,,゚Д゚) 「法廷記録のどこかに、ズバリ! な答えが、あるはずです!」
\カンッ!/
.
264
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:19:29 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「小瓶は、ミセリ氏に持たせるつもりだった……」
( ´∀`) 「それは、わかりました」
( ;・∀・) 「あのー!」
( ;・∀・) 「ベンゴ側、そこまでは、言ってませーん!」
( ´∀`) 「それでは、聞かせていただきましょう!」
( ´∀`) 「どうして、証人はカノジョに、小瓶を持たせようとしなかったのか!」
にア
>>157-162
>>265
.
265
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:19:54 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 上面図ッ!
266
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:20:20 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚)⊃ 「くらえッ!」
( ・∀・) 「!」
( ;´∀`) 「じょ…上面図?」
(,,゚Д゚) 「……从 ゚∀从の証言は、ただしかったのです」
( ・∀・) 「えっと、ギコさん?」
(,,゚Д゚) 「上面図(
>>4
)を、ご覧ください」
.
267
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:20:50 ID:CV5gIBRA0
┌┐
┌─┤│
│サ││ ┌─┐
│ l .││ (゚、゚トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |_____| |_____| |_____|
─┐ │ ││ ┌─┐┌─┐
─┤ │雑│ ミセ*゚-゚)リ< プ-゚) ───────────────
┼ │ ││ └─┘└─┘ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
268
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:21:15 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「肝心のミセリ氏は、奥側に座ってしまったのです!」
(,,- -) 「これでは、ミセリ氏に小瓶を持たせるのは、不可能 」
(,,゚Д゚) 「だから、証人は、機をうかがったのですよ!」
( ・∀・) 「オーケー、わかった! 続きは俺が言うぜ!」
( ・∀・) 「万が一、小瓶を忍ばせる前に、被告人が毒を飲んでしまったとしても、だ」
( ‐∀‐) 「小瓶は、裏で処理する、トイレに流す、現場に転がす…」
( ・∀・) 「 それなりの回避手段が、証人には、あったわけだ!」
、 、
( ・∀・)σ 「なんたって、店員、なんだからな!」
.
269
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:21:49 ID:CV5gIBRA0
ミ,,- -彡 「…………」
( ・∀・) 「……だけど、どうも、そういうわけには、いかなくなった」
( ・∀・) 「小瓶を被告人に持たせる必要が、出てきたんだ…」
( ・∀・)σ 「それも、罪を、かぶせるために…!」
\カンッ!/
( ´∀`) 「……では、聞かせていただきましょう」
( ´∀`) 「わざわざ、被告人に小瓶を持たせなければならなくなった理由とは!」
.
270
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:22:29 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「計画通りにコトが進んでいたら、その必要は、なくなる」
( ・∀・) 「だとしたら……その計画は、途中で、狂ったッてえワケだ」
( ‐∀‐) 「それも…」
.
271
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:22:58 ID:CV5gIBRA0
>
> \ざわざわ……/
>
> \ざわざわ……/
>
>
>(゚、゚;トソン 「ごっ……」
>
>(゚、゚;トソン 「 ご、ごめんなさい、」
>
>(゚、゚;トソン 「ミセリ……さん……。」
>
>
>ミセ:: -)リ ,
> ・
> ぽたぽた……
>
.
272
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:23:23 ID:CV5gIBRA0
( ‐∀・) 「被害者が、水をかけた、時に。」
(;<◎><) 「…………ッ……ッ!!」
(#・∀・) 「裁判長ッ!」
(#・∀・)σ 「証人は、これを見て、計画の破綻に気づいてしまったんだ!」
にア 「トソンが水をかけたこと」
にア 「グラスが入れ替わったこと」
にア 「ミセリに水がかかったこと」
>>273
.
273
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:23:48 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) グラスが入れ替わったこと!
274
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:24:35 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……そう……」
( ・∀・) 「今回の事件で、唯一!」
( ・∀・) 「証人は、最初から、気づいていたんだ!」
( ・∀・)σ 「被害者と被告人のグラスが、入れ替わったことに!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 なにイッ!!」 グサグサァ!
.
275
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:24:57 ID:CV5gIBRA0
\ガヤガヤ…/
\ざわざわ…/
カンッ!
( ´∀`)「静粛にッ!」
( ;´∀`) 「それは ほんとうですかッ!」
.
276
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:25:28 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「そうだ!」
( ・∀・) 「すべての事件は、ここから始まっちまったんだ!」
.
277
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:25:52 ID:CV5gIBRA0
/  ̄ ヽ
-: :―- 、 / __ ― -
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У:ハ: :从:.:.:.:.: 、. : r' : : : : : : : : : : :.>一ァ77´ / {{ }} )
//: : :个: ミ≧ /\ : : :ム斗イ´ ム-≧=彡ヘ ´"'/ /
/ /: :/: 人:_: :,;>≠≦rzァ7//´ fr‐' }
! ,:: :/: f\_〉 ム/-――一' /` <
V: : {: :.{:∧: :{ ム斗ァヌ ̄ ___ / ` <
{: : : |: :.ト: : : :ゝ >イ /ノ, :'.: : : : :ヽ / ` <
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「 ̄_ 一 \ .> \ \ _ /
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.
278
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:26:12 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「今回の事件でもっともイレギュラーなのは、」
( ・∀・) 「被害者が、被告人のグラスを、奪ったこと!」
( ・∀・)σ 「このまま放っておくと、死んでしまうのは、被害者・トソンだ!」
( ・∀・) 「だから、証人は、是が非でも、」
( ・∀・)σ 「被告人に小瓶を持たせる必要が出てきた!」
.
279
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:26:38 ID:CV5gIBRA0
(;<◎><) 「そッ、その証拠は 」
(;<◎><) 「 そのショーコはあるのかよオオオオッ!!」
( ・∀・) + 「もちろんッ!!」
(;<○><) 「ンだとッ!?」
( ‐∀‐) 「お前は、グラスの入れ替わりを、見てしまった……」
( ・∀・) 「だけど、そのグラスの逆転は、決してバレてはならないトリックだ!」
.
280
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:27:46 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ 「だから、お前は、あの証拠品に細工をしたんだッ!!」
(;<◎><) 「ア……あの証拠品んん……!?」
( ・∀・) 「そう! それは…… 」
にア
>>157-162
>>281
.
281
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:28:12 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 割れたグラス!
282
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:29:07 ID:CV5gIBRA0
、
( ・∀・)σ 「元トソンのグラスッ!!」
(;<◎><) 「ッ!!」
( ・∀・) 「お前は、このグラスを、粉々にすることで!」
( ・∀・)σ 「指紋を検出できないように、したんだッ!!」
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
283
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:29:34 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「こいつの指紋を検出されては、グラスの入れ替わりがバレて…」
( ・∀・)σ 「殺害の標的はエクストだった ッてことが、バレちまう!」
(#・∀・) 「そうなんだろッ!! 証人ッ!!」
(;<◎><○) 「ウオオオオオオオオおおおおおッッ!!!」
(#・∀・) 「そもそも、グラスの逆転に気づいていなかったら、」
(#・∀・)σ 「お前はもう一度、グラスに毒を盛って、被告人にそいつを渡すハズなんだよ!」
(#・∀・)σ 「というより、どォーしてお前は、グラスを処理しておいて、替えを用意しなかったんだ!」
.
284
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:29:59 ID:CV5gIBRA0
(;;;<◎><◎) 「があああああああッッ!!!」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッッ!!」
ミ,,゚Д゚彡 「……まだだ……」
ミ,,::Д彡⊃ 「まだ、証明は足りていねえッ!!」
.
285
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:30:27 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……!」
ミ;,,゚Д゚彡 「つ、つまり……証人は、毒のグラスが被害者に行ったことを、知っていた……」
ミ,,::Д彡⊃ 「だったら、どうしてッ!」
ミ,,::Д彡⊃ 「証人は、そのグラスに、水のおかわりを、注いでしまったんだ!」
ミ,,::Д彡 「証人にとっての標的は、被告人…」
ミ,,::ー彡∩ 「被害者が死ぬとわかっていたら、水を注ぐわけには、いかねえンじゃないのかい!?」
.
286
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:31:06 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「し、しぶといぞアイツ!!」
( ´∀`) 「とーぜん、その証明は必要です!」
( ´∀`) 「証人は、間違えても、被害者のグラスに水を注ぐわけにはいかなかったのです!」
( ´∀`) 「グラスの入れ替わった後に!」
( ´∀`) 「証人が、被害者に水を注いでしまった理由……」
( ´∀`) 「それは、なんですかッ!」
にア
>>157-162
>>287
.
287
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:31:36 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 陳述書だ!
288
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:32:03 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)⊃ 「くらえッ!」
( ・∀・) 「………証人は、水を注ぐつもりは、なかった……」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,::Д彡⊃ 「だったら、 」
(#・∀・) 「でも、注がざるを得なかったんだよ!!」
、 、 、、 、
(#・∀・)σ 「注いでくれ ッて言われたんだからなあッ!!」
.
289
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:32:25 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑯陳述書
ミセリとトソンが化粧室にいる間に、
エクストはビロードに、トソンの水のおかわりを要求した。
( ;゜∀`) 「ああッ!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ち ……陳述書……ッ!!」
.
290
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:33:25 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……さすがに、そいつを頼まれてしまっては、注がないわけには、いかなくなる……」
( ‐∀‐) 「……だから、証人は、急きょ、計画を変更したんだ!」
( ‐∀・) 「被告人に、殺人の罪をかぶせる、ッてな……」
( ・∀・) 「…………証人ッ!!」
.
291
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:33:45 ID:CV5gIBRA0
(#・∀・)⊃ 「違いますかッ!!!」
BGMここまで
.
292
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:34:13 ID:CV5gIBRA0
(#・∀・)⊃
ミlli,,゚'Д゚彡
( ;゜∀`)
.
293
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:34:39 ID:CV5gIBRA0
(;::::::::<)
.
294
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:35:31 ID:CV5gIBRA0
.
295
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:36:48 ID:CV5gIBRA0
「 うっ 」
.
296
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:37:40 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「……な……なんだ?」
(,,゚Д゚) 「モララーさん」
( ・∀・) 「な、なんだよ」
(,,゚Д゚) 「……」
(,,゚Д゚) 「 証人が…… 」
( ・∀・) 「え?」
(;::::::::<)
.
297
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:38:03 ID:CV5gIBRA0
.
298
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:38:23 ID:CV5gIBRA0
- ‐ ‐ - ...... . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . , _」 = = ≡= ‐L」_
...:::: :::.. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : '´`ヽ ミョx
.::: ::.. :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ヾ. / 刈ヾ
ヽ .;; 〉::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::/シ‐- ,′ ヾ孑-'
..ミヾ. ノ :::::l::}|})::::::{{{{:::ゞll ィ; ' , y ‐‐- _ __l}|},'}
佗=ュ、_ '´ : シ爪;;;;;;;;;;;;;;;ミョ ,,'/ , ( ⊂⊃ ) '´ }从 }}
.,圭=ュ、 ...... ..: 彡:::::::::::::::::::::: ヾ、ー-‐< ,'ゝ‐‐ヾ 刈} } }
ヾ俐}ミ=ュ、_.. ._, rfシニ ィ負彡::::::::::::::::::::::::爪 ミェ,_.  ̄ , .シ从}ノ
r七壬彡'´::::::::::::::::::::::::::::::::ミュ、_ 心ヾ,' Y `ヽィ,'ミソツ
゙゙ =ニ ゙゙ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ミゞー≡=ヶ┴ェ=ニ三彡ヾ汐
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ー==-
.
299
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:38:43 ID:CV5gIBRA0
\ゴオッ!!/
\くわわっ!/
(lli<◎><○) 「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!」
♪ガッツだー!
→
https://www.youtube.com/watch?v=WW4g5TPnKx0
.
300
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:39:05 ID:CV5gIBRA0
.
301
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:39:35 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ;゜∀`) 「 しょ ッ 証人!?」
(;<●><) 「 足ンネェ」
(lli<◎><○) 「足ンねえなアアアアアッッ!!」
\ゴオッ!!/
( ;・∀・) 「 なッ なんだと!?」
.
302
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:40:00 ID:CV5gIBRA0
\ゴオオッ!!/
(lli<◎><○) 「証拠だヨオオッ!!」
(lli<◎><○) 「証拠オオオオオッッ!!」
(;<●><) 「オレがァ!」
(lli<◎><○) 「オレが殺シたッつゥーーけどさァ!!!」
(lli<◎><○) 「ねえよなアッァァ!!」
(lli<◎><○) 「証拠ォォおおおおッッ!!」
.
303
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:40:29 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「な……な……」
(lli ・∀・) 「 なんだってエエエエエ!?」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
カンッ!
ミ,,::Д彡⊃ 「 裁判長ッ!! お聞きの通りだ!」
ミ,,゚Д゚彡 「ベンゴ側が、ここまで立証してきたこと……」
ミ,,::ー彡∩ 「 これらはすべて 状況証拠さッ!! 」
.
304
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:40:51 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡⊃ 「物的証拠は、ナニひとつ存在しねえッッ!!」
(lli ・∀・) 「ほげえええええええッッ!?」
(lli<◎><○) 「グラスゥゥ! 小瓶んんッッ!」
(;<●><) 「どこにィィ!」
\くわわっ!/
(lli<◎><○) 「オレがハンニンだッつゥーー証拠があるんだァァッ!!?」
.
305
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:41:14 ID:CV5gIBRA0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
ミ,,::ー彡∩ フサァ!
ミ,,::ー彡∩ 「 俺が言うまでも、ないようだ 」
ミ,,::Д彡⊃ 「検察側の主張は、証人の、言うとおりッ 」
ミ,,::ー彡∩ 「検察側は、要求するッ!!」
ミ,,゚Д゚彡 「証人が犯人という、決定的な 証拠ッ!!」
.
306
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:41:35 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡⊃ 「そいつが立証されねえ限りィ!」
ミ,,::ー彡∩ 「証人の犯行だと断定することは、できないのさッ!!」
( ;・∀・) 「証拠? ショーコォ!?!?」
( ;・∀・)σ 「ンなもん!」
( ;・∀・)σ 「ここまでの流れと、証人の態度が、ものがたって 」
ミ,,::Д彡 「係官ッ 議事録を!」
ミ,,゚ー゚彡 「 忘れたとは言わせないぜ、弁護人……」
ミ,,::ー彡∩ 「 己のコトバを、思い出すんだッ!!」
.
307
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:42:38 ID:CV5gIBRA0
>
>( ;・∀・) 「ミセリ氏がスカーフを外していたのか、どうか 」
>
>( ;・∀・) 「 ミセリ氏のスカーフに付着した毒がどんな意味を、持つのかッ!」
>
>( ・∀・)σ 「その一点で、この法廷のゆくえが決まるッてえことだろ!?」
>
ミ,,::Д彡 「もとよりィ!」
ミ,,::Д彡 「ベンゴ側の主張はァ!」
.
308
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:43:30 ID:CV5gIBRA0
>
>( ・∀・) 「検察側に騙されないでくれ!」
>
>( ‐∀‐) 「スカーフについた、毒の意味 」
> 、 、 、 、 、、
>( ・∀・)σ 「 それはまだ、確定してないじゃねーか!」
>
ミ,,゚ー゚彡 「グラスの入れ替わりを前提とする、砂上の楼閣なりッ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「そのifのうえで成り立つ、主張…告発… 」
、 、 、 、、、 、 、
ミ,,::Д彡⊃ 「 あなたはどう思う!! 裁判長ッ!!」
、 、 、
ミ,,::ー彡∩ 「証人こそが、確実にハンニンだと、言えるのかい!?」
.
309
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:44:28 ID:CV5gIBRA0
(lli ・∀・) 「うおおおおおッ!!」
(;,,゚Д゚) 「モララーさん!」
(;,,゚Д゚) 「この質問を通してはなりませんッ!」
(;,,゚Д゚) 「心象が操作されてしまうッ!」
(lli ・∀・)⊃ 「異議ありィ!」
(lli ・∀・) 「ナニを言おうが、ベンゴ側のストーリーは、生きているッ!」
( ・∀・) 「証人が真犯人だからこそ、整合性が 」
.
310
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:44:52 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,゚Д゚彡 「それを言うなら、弁護人 」
ミ,,゚ー゚彡 「検察側のストーリーも、死んじゃいないぜッ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「現に、弁護側は、」
ミ,,::Д彡⊃ 「1日目より一貫して、検察側のストーリーを否定できていないッ!」
ミ,,::ー彡∩ 「あるのかい……?」
ミ,,::ー彡∩ 「俺の主張を否定する根拠、あるいは 」
ミ,,゚ー゚彡 「証人こそが真犯人である、証拠が……ッ!!」
.
311
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:45:12 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ´∀`) 「検察側の異議を、認めます!」
( ´∀`) 「……現に、かねてより、ベンゴ側は……」
( ´∀`) 「被告人が犯人でない証拠を、提示できておりませんッ!」
(lli ・∀・) 「ほぎゃー! ふざけんな!」
(lli ・∀・) 「だァから、ンなもんあったら、最初ッから逮捕されてねえッて!!」
.
312
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:45:45 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「どうなのですか! 弁護人!」
( ´∀`) 「検察側の主張を否定する根拠か……」
( ´∀`) 「証人が犯人である証拠!」
( ´∀`) 「それは、あるというのですかッ!」
にア 「検察側の主張を否定」
にア 「証人が犯人の証拠を提出」
>>313
.
313
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:46:08 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 作戦ターイム!
314
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:47:24 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「なあ、これ、どォーすんだよ!」
( ;・∀・) 「ナニを言ったら、こっちの主張が通るんだ!?」
(,,゚Д゚) 「そりゃあ、この二択の、どちらかです!」
( ;・∀・) 「……」
( ;・∀・) 「主張の否定か、証拠の提出ゥ…?」
.
315
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:48:27 ID:CV5gIBRA0
(,,- -) 「結局のところ、」
、 、 、
(,,゚Д゚) 「ベンゴ側の主張が、可能性の話を全開にしているのが、脆弱なのです!」
(,,゚Д゚) 「2日目はまだ、可能性が、高かった」
>
>( ;゜∀`) 「たッ……確かにッ!!」
>
>( ;´∀`) 「外部から右ポケットに小瓶が忍ばされた と、する、なら!」
>
>( ´∀`) 「もっとも合理的な位置に、証人が、いるではありませんかッ!」
>
.
316
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:49:21 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「裁判長も、ミセリが犯人なら、受け入れられていたのですよ」
(,,゚Д゚) 「動機面にしても、過去の行いが、あった」
(,,゚Д゚) 「濡れ衣の観点でも、当初の位置関係なら、じゅうぶん考えられた 」
(,,- -) 「 証人が犯人とすると、ですね」
(,,゚Д゚) 「小瓶を仕込むのが、アグレッシブすぎる」
(,,゚Д゚) 「動機にしても、不明瞭」
(,,゚Д゚) 「裁判長の心象を突き動かすには、不十分なんですよ」
.
317
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:51:22 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「でも、証人にしか、犯行ができなかったんだ!」
、 、 、 、 、 、
(,,::Д) 「それは、被告人以外で、という前提なのです!」
( ・∀・) 「…!」
.
318
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:52:44 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「たとえば、目の前に、泣いている男の子と、割れている花瓶があるとする」
(,,゚Д゚) 「誰が見ても、その男の子が割ったように見える状況です」
(,,- -) 「が……」
(,,゚Д゚) 「それを、男の子が割っていない証拠を出さずに、」
(,,゚Д゚) 「可能性のハナシだけを持ち出して、第三者を引き合いに出す… 」
(,,゚Д゚) 「それを果たして、お母さんは認めるのでしょうか?」
(,,゚Д゚) 「という話です。」
.
319
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:53:09 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……!」
(,,- -) 「まあ…」
(,,- -) 「私は、モララーさんの考えを、全面的に尊重します」
(,,゚Д゚) 「この二択を通すのであれば、だ。」
(,,゚Д゚) 「検察側の主張を、いまさら否定することは、できない」
( ・∀・) 「…」
( ・∀・) 「たしかに、それができりゃあ、最初ッからしてるよな、って話だ。」
.
320
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:59:33 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「となると、ワレワレに残された道は、ひとつです」
(,,- -) 「…………どうにかして、」
(lli<◎><○)
(,,゚Д゚) 「あの男が真犯人である、という、証拠…!」
(,,゚Д゚) 「それを、叩きつけるのです!」
( ・∀・) 「……」
(#・∀・) 「ヨッシャア!」
.
321
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 21:59:55 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ´∀`) 「どうなのですか! 弁護人!」
( ´∀`) 「検察側の主張を否定する根拠か……」
( ´∀`) 「証人が犯人である証拠!」
( ´∀`) 「それは、あるというのですかッ!」
にア 「検察側の主張を否定」
にア 「証人が犯人の証拠を提出」
>>322
.
322
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:00:18 ID:CV5gIBRA0
(#・∀・) 証人が犯人の証拠を提出!
323
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:01:50 ID:CV5gIBRA0
( ‐∀‐) 「……いまさら、検察側のストーリーを完全否定なんて、できねえ……」
( ・∀・)σ 「となったら、証人が真犯人である証拠を、出すまでだ!」
( ´∀`) 「かしこまりました!」
( ´∀`) 「では……聞かせていただきましょうか」
( ´∀`) 「証人が真犯人である証拠 」
( ´∀`) 「提出できますかッ!」
にア 「証拠品を提示(
>>157-162
)」
にア 「できない」
>>324
.
324
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:02:10 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) さささ作戦ターイム!
325
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:02:35 ID:CV5gIBRA0
(;,,゚Д゚) 「ハア!?」
( ;・∀・) 「え、でも待って!」
( ;・∀・) 「いま証拠品ファイル(
>>157-162
)、ぜんぶ見たけどさ…」
( ;・∀・) 「ンな証拠品、ねえよ!?」
(,,゚Д゚) 「…!」
.
326
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:02:55 ID:CV5gIBRA0
(lli<◎><○) 「アーーーッハッハッハッハッハア!!!」
(;<●><) 「証拠だヨォ、」
(;<◎><) 「はやく証拠を見せてみろヨオオオオッッ!!!」
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
ミ,,::Д彡⊃ 「なければ……証人を追い詰めることは、不可能だッ!!」
ミ,,::ー彡∩ フサァ…!
ミ,,゚ー゚彡 「裁判長………判決だ。」
.
327
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:03:17 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「……判決、ですか。」
(;,,゚Д゚) 「!」
(,,゚Д゚) 「ここで判決を出させてはなりませんッ!」
( ;・∀・) 「わかってる、」
( ;・∀・) 「わかっちゃあいるんだよ!」
.
328
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:03:39 ID:CV5gIBRA0
(;*゚-゚) 「ナニをやっているッ!」
(;*゚-゚) 「ここで異議を唱えないと、審理が終わってしまうぞ!」
(lli<◎><○)
(*;-゚) 「 目の前に、真犯人がいるのに 」
(;*゚-゚) 「逃げられてしまうのだぞ!?」
( ;・∀・) 「わかってる!」
( ;・∀・) 「わかってンだ!!」
.
329
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:03:59 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「……弁護人」
( ´∀`) 「ここまで、引き合いにできる可能性を提示した点を考慮し、尋ねます」
( ´∀`) 「もう、異議は、ありませんか?」
( ;・∀・) 「 」
( ;・∀・) 「 」
( ;・∀・)
.
330
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:05:37 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「も」
( ;・∀・)⊃ 「モチロン異議ありいいいいッッ!!!」
.
331
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:05:59 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「カンタンだ、裁判長ッ!」
( ・∀・)σ 「さっきの議事録に、すべてが詰まっている!」
>
>( ・∀・) 「検察側に騙されないでくれ!」
>
>( ‐∀‐) 「スカーフについた、毒の意味 」
> 、 、 、 、 、、
>( ・∀・)σ 「 それはまだ、確定してないじゃねーか!」
>
( ・∀・) 「ミセリ氏のスカーフに毒が付着したのが、」
( ・∀・) 「水の騒ぎのタイミングである、なら 」
(#・∀・) 「そのままッ! ベンゴ側のストーリーの立証に、なるッ!」
.
332
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:06:23 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「それは、承知しておりますが 」
( ・∀・)σ 「だからッ!」
( ・∀・) 「その真相を究明さえ、すれば……!」
ミ,,::Д彡 「…………」
ミ,,::Д彡
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
ミ,,::ー彡∩ 「……もう、遅い」
ミ,,::ー彡∩ 「遅いのだよ、弁護人。」
.
333
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:06:49 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「な、ナニッ!?」
ミ,,- -彡 「スポットライトがスカーフに向いたのが、初日か、2日目なら…」
ミ,,- -彡 「まだ、可能性はあった。」
ミ,,゚Д゚彡 「が。」
ミ,,゚Д゚彡σ 「裁判長。」
、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、
ミ,,::ー彡∩ 「本法廷に残された時間は、あと、いかほどだい?」
(,,゚Д゚) 「!」
.
334
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:07:12 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「……はい。」
( ´∀`) 「この度の、殺人事件の、審理は……」
、 、 、
( ´∀`) 「もう、3日目 」
、 、 、
( ´∀`) 「最終日です。」
( ´∀`) 「これ以上の、審理の延長は……認められないのです」
.
335
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:07:37 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「ンだと!?」
( ・∀・)σ 「初日を思い出せ、裁判長ッ!!」
> 、 、 、 、 、 、 、 、、 、
>ミ,,゚Д゚彡 「この場で再調査を行う、と言っているのだ!」
>
>ミ,,::Д彡 「30分もあれば、ハンカチの1枚くらい、見つけてみせる!」
>
、 、 、 、
( ・∀・) 「この場で、再調査を行えば、いいんだ!」
( ´∀`) 「再調査?」
( ´∀`) 「というと、どういうことでしょう?」
(#・∀・) 「毒の痕跡ッ!!」
.
336
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:07:59 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「!」
( ‐∀‐) 「スカーフの毒が、まだ特定されていない理由……」
( ・∀・) 「 それは、本日、検察側の提示する可能性が、認められたからッ!」
>
>ミ,,::Д彡 「検察側は主張するッ!!」
> 、、 、 、 、 、 、 、
>ミ,,::Д彡 「ミセリ氏は、スカーフを外す癖があった!」
>
.
337
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:08:41 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「……裏を返せば、だ」
( ・∀・) 「その主張が正しければ、」
( ・∀・)σ 「毒が検出されるのは、次の場所にしか、ない、ということだよな?」
( ‐∀‐) 「スカーフ…服毒に使ったグラス…現場のソファー…以上。」
( ‐∀・) 「なぜなら、外してどこかに置いていたそれに、かかっただけなのだから。」
(#・∀・) 「 ならッ!!」
、 、 、 、 、 、 、
(#・∀・)σ 「それ以外の場所から毒が検出されたなら、」
(#・∀・)σ 「そのまま、弁護側のストーリーの立証となる!」
( ;・∀・) 「そいつを調べるための、再調査 だッ!!」
.
338
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:09:08 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「それ以外の場所……ですと?」
( ・∀・) 「いくらでも思いつく!」
( ・∀・) 「現場の化粧室…当時のミセリの服…所持品…」
( ‐∀‐) 「どこでもいい、」
( ・∀・)σ 「検察側のストーリーを認めるうえでの、不自然な箇所から!」
( ・∀・)σ 「バイバイサル酸が検出されれば、それが証拠に 」
ミ,,゚Д゚彡 「不可能なのだよ」
.
339
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:09:28 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ 「 」
( ;・∀・) 「え。」
ミ,,::Д彡 「この俺の捜査を、ナメるんじゃあないぜッ!」
ミ,,::Д彡 「検察側としても、とうぜん、調べているさ!」
ミ,,- -彡 「まず、ミセリ氏の、召し物、所持物だが…」
ミ,,゚Д゚彡 「服に関しては、事件後に、クリーニングがなされていた」
ミ,,゚Д゚彡 「スマホなどの所持物にも、毒は、確認されなかった」
ミ,,゚Д゚彡 「かすかにしか、な。」
.
340
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:09:48 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「!」
(#・∀・) 「かすかにでもあったのなら 」
ミ,,- -彡 「違うのだよ」
( ・∀・) 「なっ…」
ミ,,゚Д゚彡 「どちらの主張にせよ、ミセリ氏は、」
、 、、 、、 、 、 、 、
ミ,,゚Д゚彡 「触ってしまっているのだ」
ミ,,゚Д゚彡 「くだんの、毒を」
( ;・∀・) 「ど どういうことだ!」
.
341
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:10:08 ID:CV5gIBRA0
ミ,,- -彡 「もとより、ベンゴ側の言うとおり、なら」
ミ,,゚Д゚彡 「手、指先などに、毒が検出されて然るべき。」
ミ,,゚Д゚彡 「……しかし」
ミ,,::Д彡 「検察側のストーリー通りだったとしても、」
ミ,,::Д彡 「 卓上などにスカーフを置いていただけ だったとしても、」
ミ,,::Д彡 「カノジョは、毒に触れて……検出されて、然るべきなのだ。」
、 、、 、 、 、 、 、 、、 、
ミ,,゚Д゚彡 「スカーフを再度つける時に!」
ミ,,::ー彡∩ 「必然的に、毒に触れてしまうのだから、な。」
.
342
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:10:48 ID:CV5gIBRA0
ミ,,- -彡 「もとより、ベンゴ側の言うとおり、なら」
ミ,,゚Д゚彡 「手、指先などに、毒が検出されて然るべき。」
ミ,,゚Д゚彡 「……しかし」
ミ,,::Д彡 「検察側のストーリー通りだったとしても、」
ミ,,::Д彡 「 卓上などにスカーフを置いていただけ だったとしても、」
ミ,,::Д彡 「カノジョは、毒に触れて……検出されて、然るべきなのだ。」
、 、、 、 、 、 、 、 、、 、
ミ,,゚Д゚彡 「スカーフを再度つける時に!」
ミ,,::ー彡∩ 「必然的に、毒に触れてしまうのだから、な。」
.
343
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:12:00 ID:CV5gIBRA0
>>342
重複ミス
344
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:12:22 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「…………あっ……」
( ;・∀・) 「あああああああああああッ!!」
\カンッ!/
( ´∀`) 「……検事、つづけなさい。」
ミ,,- -彡 「化粧室からも、別段、毒は、検出されなかった」
ミ,,゚Д゚彡 「無理もないだろう」
ミ,,゚Д゚彡 「おそらくは、ペーパータオルだ」
ミ,,゚Д゚彡 「水の騒ぎにて濡れた箇所を、カノジョらは、ペーパータオルで拭った」
ミ,,- -彡 「当時のゴミは、そのまま廃棄されている、」
ミ,,゚Д゚彡 「ゴミ箱からも、毒物は検出されなかった」
.
345
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:12:45 ID:CV5gIBRA0
(lli ・∀・) 「ほッほげえ!!」
( ´∀`) 「それは…」
( ´∀`) 「ベンゴ側の主張が誤っている、という証左なのでは?」
ミ,,- -彡 「そうとも言えないのさ」
ミ,,゚Д゚彡 「バイバイサル酸単品なら、検出漏れは、あり得ないのだが 」
.
346
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:13:39 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡 「水という溶媒にて使用し、」
ミ,,゚Д゚彡 「いったんスカーフに染み込んだものを、」
ミ,,゚Д゚彡 「ペーパータオルで拭ったうえで、」
ミ,,゚Д゚彡 「それがゴミ箱などに触れたところで…………」
ミ,,::ー彡∩ 「 さすがに、検出できるだけの濃度を……」
ミ,,::ー彡∩ 「保つことなど、できない」
ミ,,- -彡 「 残念ながら、な。」
ミ,,゚Д゚彡 「検出されなかった という状況は、どちらの説を後押しするでも、ねえんだ」
.
347
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:14:04 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「なるほど…」
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
(;,,゚Д゚) 「……気の利いた異議かと思いきや、使えねえ!」
( ・∀・) 「あー!言ったな!言ったな!?」
.
348
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:14:26 ID:CV5gIBRA0
\ザワザワ…/
\ガヤガヤ…/
(,,゚Д゚) 「ほかに、何か!」
(,,゚Д゚) 「何か、異議は、ありますか!」
(,,゚Д゚) 「ワンモア!」
( ;・∀・) 「ワンモアじゃねーよ!」
( ;・∀・) 「ンなもんあったら先に言ってら!」
.
349
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:14:51 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「 しかし」
(,,゚Д゚) 「裏を返せば、だ」
(,,゚Д゚) 「ここは…」
(,,゚Д゚) 「つけいる隙、かも……しれませんよ」
( ;・∀・) 「なんだって?」
.
350
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:15:12 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「少し意外だったのですが…」
>
>( ・∀・)σ 「バイバイサル酸が検出されれば、それが証拠に 」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「不可能なのだよ」
>
>( ・∀・)σ 「 」
>
>( ;・∀・) 「え。」
>
>ミ,,::Д彡 「この俺の捜査を、ナメるんじゃあないぜッ!」
>
>ミ,,::Д彡 「検察側としても、とうぜん、調べているさ!」
>
(,,- -) 「フサギコも、検討は、したのですよ」
(,,゚Д゚) 「 グラスが入れ替わった事実、を。」
.
351
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:16:23 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「…!」
(,,゚Д゚) 「裏を返せば、の話です。」
(,,゚Д゚) 「フサギコも、疑っては、いたわけだ」
(,,- -) 「ミセリが真犯人であるという、可能性を…」
(,,゚Д゚) 「 エクストが真犯人でない、という、可能性を…!」
>
>刑事「そんなこんなで、今、ケーサツのなかでも、意見が対立しているのですよ」
>
>( ・∀・) 「対立?」
>
>刑事「被告人……エクスト氏が、殺したのか」
>
>刑事「それとも…あなたの主張通り、ミセリ氏が、殺したのか、でね」
>
.
352
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:18:07 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「ただし、座席の問題が、顔を出した」
(,,- -) 「 だから、スカーフを外していた説というのを、捻り出したのでしょう。」
( ・∀・) 「……」
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
ミ,,::ー彡∩ 「半分正解だが、半分ハズレだぜ、弁護人…!」
(・∀・ ) 「なあ、やっぱり俺らの声、デカすぎるらしいぞ」
(,,゚Д゚) 「まじかよ…」
.
353
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:19:08 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「というと?」
ミ,,゚Д゚彡σ 「ベンゴ側は、俺が、ミセリ氏が真犯人であると疑っていた、などと言いたいらしい」
ミ,,゚Д゚彡 「だから、言われるまでもなく、テッテイ的に調べていたのだ、と」
ミ,,- -彡 「化粧室や所持品などを……な。」
( ´∀`) 「はあ」
( ;・∀・) 「やーい!違うのかよ!」
ミ,,::Д彡 「笑止ッ!」
ミ,,゚Д゚彡 「俺が認めるのは、だ」
.
354
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:20:00 ID:CV5gIBRA0
>
>(,,- -) 「フサギコも、検討は、したのですよ」
>
>(,,゚Д゚) 「 グラスが入れ替わった事実、を」
>
、、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、
ミ,,゚Д゚彡 「あらゆる可能性を、検討した」
ミ,,::ー彡∩ 「……それだけの、話なのさ。」
( ´∀`) 「さすがですぞ、検事!」
ミ,,゚Д゚彡 「 だからこそ、検察側は、求めるのだ!」
ミ,,::Д彡⊃ 「この事件に……引導をッ!」
、 、、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、、 、
ミ,,::ー彡∩ 「もう、あらゆる可能性は、検討し尽くしたッ 」
.
355
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:28:42 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚ー゚彡 「残されたのは、判決だけなのさッ!!」
.
356
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:29:45 ID:CV5gIBRA0
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
( ´∀`) 「…!」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`)
( ´∀`) 「 そうです、ね。」
.
357
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:30:08 ID:CV5gIBRA0
(lli ・∀・) 「ッ!」
( ´∀`) 「ベンゴ側は、多くの可能性を、提示してくださりました」
( ´∀`) 「グラスの逆転から、座席の逆転、真犯人にいたるまで…」
( ´∀`) 「正直に言って、一考の価値は、ある 」
( ´∀`) 「そう、思っていたのです、が……」
( ´∀`) 「迷いは、なくなりました」
.
358
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:30:30 ID:CV5gIBRA0
(lli ・∀・) 「なぜだッ!」
( ・∀・)σ 「ベンゴ側としては、スカーフの毒を特定するまでは 」
( ´∀`) 「その、ベンゴ側の主張すらをも、」
、 、 、 、 、、 、
( ´∀`) 「検察側は、すべて検証して……検討したのです」
( ´∀`) 「ここに、検察側のごまかしなどがあれば、話は別でしたが…」
.
359
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:31:27 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「毒の痕跡まで調べられていたのであれば、迷いは、ありません」
、 、 、 、 、 、 、、 、、 、
( ´∀`) 「もう、すべてが、検討されました」
( ´∀`) 「私は、そう判断しますッ!」
.
360
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:32:34 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「…………!」
( ;・∀・) 「も、もう一度だッ!」
( ;・∀・) 「もう一度調査を 」
ミ,,::ー彡∩
ミ,,::ー彡∩ 「どこを、どう、調査するッてんだい?」
ミ,,::Д彡 「ベンゴ側も、わかりきっていることだろう!」
ミ,,::Д彡 「本法廷は、検察側は、俺はッ!」
.
361
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:32:59 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::ー彡∩ 「あらゆる可能性・証拠・場所・人物を、調べ尽くしたッ!!」
ミ,,゚ー゚彡 「もう、これ以上の究明は 不可能なのだよッ!!」
.
362
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:33:21 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「 」
( ;・∀・) 「グッ」
( ;・∀・)
.
363
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:33:47 ID:CV5gIBRA0
∩
(lli ・∀・)∩ 「ほぎゃあああああああああああんんんッッ!!!」
BGMここまで
.
364
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:34:10 ID:CV5gIBRA0
.
365
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:34:41 ID:CV5gIBRA0
「 フッ… 」
.
366
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:37:13 ID:CV5gIBRA0
,.. -─- 、
,.'"´:::::::::::::::::::::)
/ .:.:.::::::::::::::::ヽ子1
/ .:.:.:,.r。-====-:L ,. ‐- .. _
{.:.:.∠ ○ ヽ::) / __ `` ー- 、
ヾ;;「 jーォ } / ゝヽ ̄ヽ ー- '
`ヾ ヽヽ / V ., _ _, -‐" ヽ' ノ_,.〉
_」 ヽ、 ´ ̄ /ー- 、_ ..イ/ ̄ ̄ .. へ イ
,.ィ"´ ̄`7`7 ,;` ー ' / '゙´
/ ′ / { >-‐ '´//, イ , , -‐'´
/ i.「jjjjj〕L___V / _/ !j{} \ L.. ,.、ー‐ ´ |\ ト、 /\ / | // /
/ }.「__ノ ``ゝi / \' 」j} Lノ _| \/\| \∧/ \/\/ |∧/ ///
. / ハ }! 〈 ', ./〉´ ̄ j} r´ ̄`ー‐‐' \ /
/ ノ゙; }! ヽ∨/ j} ノ ∠ ボロを出したな、フサギコッ! >
,イ ', }!`」 1 イ{ f /_ _ \
\∧ i }!` j 「 ̄`7ノノ i  ̄ / /∨| /W| /∨\ /\|\ .|  ̄
. `∧ i }! o.j ´ ̄ 〃 { // |/ |/ \/ \|
,/ } i}!ィ戔{! 〃 ,「
./ , j弋 シ' .イ〃ーァ
/7‐「ニニニL、_, :'"´くシ′」
//``|.:.:.:.:.:.:lーェr‐┐__,.ィ ´ハ
// .:|::::::::::::l`¨``LL_」777 八
♪ガッツだー!
→
https://www.youtube.com/watch?v=WW4g5TPnKx0
.
367
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:39:17 ID:CV5gIBRA0
∩
( ・∀・)∩ 「!?」
( ;゜∀`) 「!?」
(;<◎><) 「!?」
.
368
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:45:41 ID:8Zu8ltxc0
くるか…!?
369
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:45:50 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,゚Д゚彡 「…………」
ミ,,゚Д゚彡 「 ナニが言いたい」
ミ,,::Д彡 「ベンゴ側 いや、」
ミ,,::ー彡∩ 「 ギコ、くん? 」
.
370
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:46:14 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「ベンゴ側には、異議がある 」
(,,゚Д゚) 「それだけです」
( ;´∀`) 「い、異議 しかしッ!」
( ;´∀`) 「スカーフの毒は、もう、究明できない 」
(,,- -) 「私が指摘したいのは、その点では、ありません 」
、、 、 、 、 、 、
(,,゚Д゚)⊃ 「たった今の発言に、異議ありだッ!」
.
371
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:46:44 ID:CV5gIBRA0
>
>ミ,,::ー彡∩ 「あらゆる可能性・証拠・場所・人物を、調べ尽くしたッ!!」
>
>ミ,,゚ー゚彡 「もう、これ以上の究明は 不可能なのだよッ!!」
>
ミ,,- -彡 「 」
ミ;,,゚Д゚彡 「 ッ!!」
.
372
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:47:09 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「どッ どーゆーコトだよ!!」
(,,- -) 「証拠、場所、人物……」
、 、 、
(,,- -) 「そのすべてを、調べ尽くした?」
(,,゚Д゚) 「考えれば、わかることです!」
(,,゚Д゚)σ 「本法廷では、欠けている点が 」
、 、
(,,゚Д゚)σ 「足りないものが、一点だけ、ある!!」
.
373
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:47:29 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「!」
(lli<◎><○) 「足りないものだとオオオオオオオオ!?」
(lli<◎><○) 「いまさらンなもんが 」
( ;・∀・) 「 そッ 」
( ;・∀・) 「そうかッ!!」
.
374
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:47:57 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ´∀`) 「いいでしょう……聞かせていただきましょう!」
( ´∀`) 「本法廷に欠けている、足りない一点?」
( ´∀`) 「それはいったい、なんと言うのですかッ!?」
( ・∀・) 「わかったぜ、ギコ!」
(#・∀・) 「裁判長ッ!」
(#・∀・)σ 「この法廷に、まだ足りていないもの……それはッ!!」
にア 「証拠品」
にア 「関係者」
にア 「場所」
>>375
.
375
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:48:21 ID:CV5gIBRA0
(#・∀・) 関係者ッ!
376
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:49:49 ID:CV5gIBRA0
ミ;,,゚Д゚彡 「 ッ!!」
( ´∀`) 「……関係者。」
( ´∀`) 「いいでしょう、聞かせてください」
( ´∀`) 「誰が……足りていない、というのですかな?」
( ・∀・)σ 「足りない関係者、それは 」
にア
>>163-165
>>377
.
377
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:50:14 ID:CV5gIBRA0
(#・∀・) ミセリッ!
378
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:51:09 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「それはモチロン…… 」
( ・∀・) 「 ミセリ! 」
( ・∀・) バンッ!
(#・∀・) 「カノジョの話なしに、判決を下すのは、不可能だッ!」
(#・∀・)σ 「カノジョを、本法廷に、呼び出すんだ!!」
.
379
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:51:55 ID:CV5gIBRA0
\ガヤガヤ…/
\ざわざわ…/
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!」
ミ,,゚Д゚彡 「先ほども、言ったはずだぜ!」
ミ,,::Д彡 「 序審法廷は、3日で、終わり……」
ミ,,::Д彡⊃ 「そして本日が、その3日目なんだッ!!」
.
380
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:52:29 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「ウッ!」
ミ,,゚Д゚彡 「序審法廷で求められるもの、それは」
ミ,,゚Д゚彡 「完全なる立証では、ない 」
>
>( ´∀`) 「まず、その犯行をした、証拠」
>
>( ´∀`) 「次に、その犯行ができたとされる、機会」
>
>( ´∀`) 「……そして何より、それを実行した、動機」
> 、 、 、 、 、 、
>( ´∀`) 「証拠・機会・動機、この三つが揃ってはじめて、本法廷では、有罪をくだします」
>
.
381
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:52:57 ID:CV5gIBRA0
ミ,,::Д彡 「証拠ッ!」
ミ,,::Д彡 「犯行機会ッ!」
ミ,,::Д彡 「犯行動機ッ!」
ミ,,::Д彡 「その3点があるがゆえ、被告人を起訴し、本日に至るのだッ!!」
( ;・∀・) 「むぎゅう!」
.
382
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:53:20 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡 「この、証人…」
(lli<◎><○)
ミ,,::Д彡 「怪しかろうが、可能性があろうが、なんであろうが 」
ミ,,::ー彡∩ 「 ベンゴ側のした立証は、犯行機会、ただ一点……だ。」
ミ,,゚ー゚彡 「被告人・エクストは、3点を、満たしているッ!」
ミ,,::Д彡 「事実、ミセリ氏を召喚できていない点こそ、不完全であるが 」
ミ,,゚ー゚彡 「…………判決を下すうえで、問題は……ない。」
.
383
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:53:47 ID:CV5gIBRA0
(lli ・∀・) 「もぎゃあッ!!」
\ガヤガヤ…/
\ざわざわ…/
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「ちなみに、ミセリ氏の、行方は……?」
ミ,,゚Д゚彡 「…………」
ミ,,- -彡 「 まだ……報告は、あがってないな。」
.
384
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:55:03 ID:CV5gIBRA0
( ;∀;) 「無理だよう〜〜〜〜〜!!!」
( ;∀;) 「有罪だあ! 俺を有罪にしてくれよお!」
(,,゚Д゚) 「…」
( ;∀;) 「 」
( ;・∀・) 「 なァーーに達観してんだ、このヤロウ!」
( ;・∀・) 「かっちょいい異議だけ唱えやがってこのヤロ 」
.
385
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:55:26 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「モララーさん」
(,,゚Д゚) 「……強烈な謎に、気づいてしまったのですが……」
( ・∀・) 「 えっ?」
.
386
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:55:49 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「……覚えてませんか?」
(,,゚Д゚) 「昨日の……事務所での、やり取り 」
、 、
(,,゚Д゚) 「結局……アレは、まだ謎のまま……なんですよね?」
( ・∀・) 「アレ?」
( ・∀・) 「アレ ッていうと…… 」
.
387
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:56:13 ID:CV5gIBRA0
>
>( ・∀・) 「事件のあったあの日、あの時、あの場所で」
>
>
>( ・∀・)σ 「あんたは、ほんとうに、ナニもしなかったんだな?」
>
>
>ミセ::゚-゚)リ 「な、ナニも、って……」
>
>ミセ:: -)リ 「 そ、……そんな、ナニかをするわけ 」
>
>ミセ:: -)リ 「 な、ない…… ウン… 」
>
.
388
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:56:33 ID:CV5gIBRA0
>
>(,,゚Д゚) 「……」
>
>(,,゚Д゚) 「イマイチ、パッとしませんね」
> 、 、、
>( ・∀・) 「何かを、隠しているのか?」
>
.
389
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:57:00 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「ッ!!」
(,,- -) 「結局……あのオンナは、真犯人では、なかったのでしょう?」
(,,- -) 「じゃあ、あのオンナは…… 」
(,,゚Д゚)
、 、、 、、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、
(,,゚Д゚) 「ナニを、隠していたと、言うのですか?」
.
390
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:57:29 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「…………あっ 」
( ;・∀・) 「 アッ!!」
(,,- -) 「ひょっとすると……」
(,,- -) 「握っているかも、しれませんよ」
(,,- -) 「この事件の……」
(,,゚Д゚) 「最後の証拠品を……ッ!」
.
391
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:57:52 ID:CV5gIBRA0
(#・∀・) バンッ!
( ・∀・) 「…………検事」
( ・∀・) 「ひとつ、提案が、あるんだ」
ミ,,゚Д゚彡 「て、提案だと?」
( ・∀・) 「……ベンゴ側の推理によると……」
( ・∀・) 「彼女が、ミセリ氏が!」
( ・∀・) 「握ってるかも、しれねえんだ!」
( ・∀・)σ 「この事件における、最後の証拠品をッ!!」
.
392
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:59:05 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡 「……なっ……」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ナニイッ!? 」
\ガヤガヤ…!/
\ざわざわ…!/
( ・∀・) 「だから……」
( ・∀・) 「カノジョを、無理にでも、本法廷に召喚することを、提案するッ!!」
( ・∀・) 「それで、ナニも持っていなかったら……」
( ・∀・) 「ベンゴ側も、判決を……受け入れようッ!!」
.
393
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 22:59:56 ID:CV5gIBRA0
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
カンッ!
( ;゜∀`) 「ほんとうですかッ!?」
( ;´∀`) 「最後の証拠品ですとッ!?」
( ><) 「待ってくださいよ」
( ><) 「被告人を救いたい……そのキモチはわかりますが、ね。」
( ><) 「検事さんの言っていたとおり、もう、この裁判は……」
ミlli,,゚'Д゚彡
.
394
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:00:26 ID:CV5gIBRA0
ミlli,,゚'Д゚彡
ミ,,::ー彡∩
ミ,,::ー彡∩ 「 いいだろう。」
BGMここまで
.
395
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:01:57 ID:CV5gIBRA0
(;<○><) 「えっ……?」
( ´∀`) 「!」
(,,゚Д゚) 「!」
( ・∀・) 「……!」
( ・∀・) 「乗って……くれるのか?」
.
396
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:02:23 ID:CV5gIBRA0
( ;´∀`) 「わ、私が横槍入れることでもありませんが…」
( ;´∀`) 「良いのですか? 検事。」
ミ,,- -彡 「もとはと言えば、だ」
ミ,,゚Д゚彡 「この場にミセリその人がいれば、こんな話になることも、なかったじゃないか」
ミ,,::Д彡 「検察側は……」
ミ,,゚Д゚彡 「ベンゴ側の、その提案に……したがう必要が、ある。」
( ・∀・) 「!」
.
397
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:02:48 ID:CV5gIBRA0
\カンッ!/
( ´∀`) 「しかし、本法廷は、もう3日目であります!」
( ´∀`) 「カノジョを証言台に立たせるのに、時間を費やすことは、許されません」
ミ,,::ー彡∩ 「そこから先は、弁護人のシゴトだぜ」
( ;・∀・) 「えっ。」
.
398
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:03:14 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡 「現在、カノジョは警察が捜索しているが……」
ミ,,゚Д゚彡 「その結果、いまだにカノジョは、見つかっていないのだ」
ミ,,- -彡 「もとより、カノジョなしでも、判決はくだせる状況 」
ミ,,- -彡 「無理して呼び出す必要があるわけでも、あるまい」
ミ,,- -彡 「 それでも、ミセリ氏を、呼び出そうというのであれば 」
ミ,,゚Д゚彡 「お前は、提示しなければ、ならない。」
.
399
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:04:44 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡 「いま、カノジョが…… 《どこ》 にいるのかを。」
.
400
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:05:05 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「 」
( ;・∀・) 「 なんだって…?」
( ;´∀`) 「し、しかしッ!」
( ;´∀`) 「それを聞いて、どうするのですかッ!」
( ´∀`) 「聞いてから、ケーサツの部隊を動かしたところで 」
ミ,,゚Д゚彡 「……」
ミ,,゚Д゚彡 「ふしぎな、気分だ…」
( ´∀`) 「え?」
.
401
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:05:32 ID:CV5gIBRA0
ミ,,- -彡 「既視感が、あるんだ」
ミ,,- -彡 「あれは……そう。」
、 、
ミ,,- -彡 「初日。 初日のことだ 」
ミ,,::ー彡∩ 「思い出してくれたまえ……皆々様がた。」
ミ,,゚ー゚彡 「似たような話が、あったではないか…… 」
.
402
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:05:52 ID:CV5gIBRA0
>
> \ざわざわ…!/
>
> \ガヤガヤ…!/
>( ・∀・) 「 な 」
>
>( ;・∀・) 「なんだと!? どういうことだッ!!」
>
>
>( ;´∀`) 「30分……休廷ですか!?」
>
>( ;´∀`) 「それは、どうして 」
>
>
>
>ミ,,゚Д゚彡 「この場で再調査を行う、と言っているのだ!」
>
>ミ,,::Д彡 「30分もあれば、ハンカチの1枚くらい、見つけてみせる!」
>
>
.
403
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:06:44 ID:CV5gIBRA0
>
>( ;・∀・) 「なにイイイイイイ!?」
>
>刑事「しかし検事!」
>
>刑事「いまから私が出向いても、さすがに間に合わ 」
>
> 、 、 、 、
>ミ,,::Д彡 「 捜査部隊。」
>
>
>刑事「!」
> 、 、 、 、 、 、 、 、、 、
>ミ,,::Д彡 「 俺が、個人的に管轄している、ケーサツの捜査部隊が、ある。」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「一番、被告人宅に近い部隊を、そちらに遣わせよう」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「当然、大家には話をつけてある。 ……押収している鍵を使うまでもあるまい」
>
.
404
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:07:10 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「 あっ 」
( ・∀・) 「あっ!」
、 、 、 、 、 、
( ;・∀・) 「おめーが個人的に管轄してるッつー、捜査部隊ッ!!」
ミ,,- -彡 「弁護人が提示した、ミセリ氏がいるとおぼしき、 《場所》 。」
ミ,,::Д彡 「そこに一番近い部隊を、向かわせる」
ミ,,::ー彡∩ 「……これで……どうだい。 」
.
405
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:07:38 ID:CV5gIBRA0
(,,゚Д゚) 「……そういうことか……」
(,,- -) 「つまり、モララーさんが、ミセリの居場所を突き止めることが、できた、なら……!」
(,,゚Д゚) 「 ミセリを、あのオンナを召喚するのに、異議はない……ッてことだ!」
( ・∀・) 「なるほど…!」
( ・∀・) 「ベンゴ側、異議はないぜッ!!」
.
406
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:08:27 ID:CV5gIBRA0
( ;´∀`) 「し、しかしッ!」
(,,゚Д゚) 「だああああああああさっきからなんなんですかあのジジイ!!!」
( ・∀・) 「コラッッッッ!!!」
、 、
( ´∀`) 「捜査部隊は、あくまで有限のはずですッ!」
( ´∀`) 「また…」
( ´∀`) 「一度その場所を探してから、もう一度別の場所を探す……」
( ´∀`) 「そんな時間、本法廷には、もう残されていませんッ!」
.
407
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:08:52 ID:CV5gIBRA0
ミ,,- -彡 「……ああ、そうだ」
ミ,,゚Д゚彡 「弁護人が、一発でカノジョを突き止められたなら、話は別だが 」
ミ,,゚Д゚彡 「もちろん、一発で当てられるとは、考えづらい」
ミ,,- -彡 「それほど単純なら、すでに、発見されているからな。」
( ;・∀・) 「……う……」
( ;・∀・) 「…………そりゃあ、そうか……。」
.
408
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:09:24 ID:CV5gIBRA0
ミ,,- -彡 「そのため言うが、」
ミ,,゚Д゚彡 「ベンゴ側が 《場所》 を指示できるのは、」
、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、
ミ,,゚Д゚彡 「残りの捜査部隊の数だけ ということになる。」
ミ,,- -彡 「……さて。」
ミ,,- -彡 「現在、動かすことのできる、捜査部隊の数だが……」
.
409
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:09:46 ID:CV5gIBRA0
(x x)(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)
、 、 、
ミ,,゚Д゚彡 「残り……4部隊だ。」
♪哀しみの戦い
→
https://www.youtube.com/watch?v=cpD7gInHddE
.
410
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:10:09 ID:CV5gIBRA0
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
( ;・∀・) 「よッ……4部隊だけェ!?」
(,,゚Д゚) 「
>>127
で削られた分がしっかり反映されてて草」
\カンッ!/
( ´∀`) 「そうと決まれば…」
( ´∀`) 「さっそく、その捜査部隊を、派遣してもらいましょう。」
ミ,,::Д彡 「弁護人……さっそく、問おう」
.
411
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:11:01 ID:CV5gIBRA0
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ」
ミ,,゚Д゚彡 「カノジョは、現在」
ミ,,゚Д゚彡 「 《どこ》 にいると考える?」
(x x)(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)
にア 「 《場所》 から推測」
にア 「 《証拠品》 から推測」
にア 「 《関係者》 から推測」
( ;・∀・) 「…!」
( ;・∀・) 「……どうする……?」
>>415
までのスレの総意で判定
.
412
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:21:20 ID:dj/zd0ok0
証拠品! 証拠品!
413
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:22:27 ID:VGgQZs160
でぃ関連?
414
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 23:25:39 ID:FfBULxIs0
関係者!
415
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 00:32:32 ID:QQHETit20
(,,゚Д゚) 「これは…」
(,,゚Д゚) 「どれだ…?」
>>416
の意見を問答無用で採用
416
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:06:27 ID:lNuUk9mQ0
関係者
417
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:26:50 ID:QQHETit20
( ;・∀・) 「……」
( ;・∀・) 「関係者で考えようと思う」
ミ,,゚Д゚彡 「……なるほど」
ミ,,゚Д゚彡 「では、具体的に言ってもらおうか」
にア
>>163-165
>>419
までのスレの総意で判定
.
418
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:31:08 ID:QQHETit20
(,,゚Д゚) 「
>>413
ででぃとか言ってるしこれでよくね?」
( ・∀・) 「もう寝たいしね…」
419
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:32:27 ID:QQHETit20
名倉「ほんまごめん、でぃ!」
420
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:33:37 ID:QQHETit20
( ;・∀・) 「(#゚;;-゚)が示す場所に、部隊を頼む」
ミ,,- -彡 「となると、このでぃ氏の自宅か」
ミ,,゚Д゚彡 「住所を教えてくれ…………オーケー、わかった。」
(,,゚Д゚) 「……うまく、いきますかね?」
( ;・∀・) 「……さあ……。」
.
421
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:33:58 ID:QQHETit20
プルルルル……
ミ,,- -彡 「……俺だ。」
ミ,,- -彡 「やつはいたか?」
ミ,,::Д彡 「 ふむ」
ミ,,゚Д゚彡 「わかった」
.
422
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:34:23 ID:QQHETit20
(x x)(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)
ミ,,゚Д゚彡 「部隊から、報告がきた」
( ・∀・) 「ど どうだった?」
ミ,,::Д彡 「ミセリ氏は…… 」
.
423
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:37:04 ID:QQHETit20
ドカァァーーン!!
\人/
(x x) ) て (・∀・)(・∀・)(・∀・)
/⌒\
ミ,,::Д彡 「 不在。」
ミ,,゚Д゚彡 「部屋内部から、近隣にいたるまで、とりいそぎ、目撃証言は……なかったぜ。」
( ;・∀・) 「おい!!!名倉!!!」
( ;・∀・) 「これで終わるんじゃねーのかよ!!!寝かせろよ!!!」
ミ,,゚Д゚彡 「時間も限られている」
ミ,,゚Д゚彡 「弁護人。 ……次だ」
.
424
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 02:38:22 ID:QQHETit20
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ」
ミ,,゚Д゚彡 「カノジョは、現在」
ミ,,゚Д゚彡 「 《どこ》 にいると考える?」
(x x)(x x)(・∀・)(・∀・)(・∀・)
にア 「 《場所》 から推測」
にア 「 《証拠品》 から推測」
にア 「 《関係者》 から推測」
( ;・∀・) 「…!」
( ;・∀・) 「……どうする……?」
>>427
までのスレの総意で判定
.
425
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 05:22:39 ID:QQHETit20
( ・∀・) 「なあ、さすがに安価するべき時間帯ってものがあるよな」
(,,゚Д゚) 「ええ、そうですね、エッ、もしかしてずっと起きてはずっとレス待ってたんです?」
426
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 06:27:54 ID:QjYG0sMQ0
起きたらすごいことになってて草
もうさ証拠品からいい感じに探したらいいんじゃない(適当)
427
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 06:43:28 ID:QQHETit20
( ・∀・) 「
>>426
もこう言ってるし、次は証拠品でいこうぜ」
(,,゚Д゚) 「はい、え、まさかまだ投下続けるつもり?」
428
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 06:44:28 ID:QQHETit20
( ;・∀・) 「……」
( ;・∀・) 「証拠品で考えようと思う」
ミ,,゚Д゚彡 「……なるほど」
ミ,,゚Д゚彡 「では、具体的に言ってもらおうか」
にア
>>157-162
>>432
までのスレの総意で判定
.
429
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 06:45:39 ID:QQHETit20
さすがに投下切り上げます
>>432
到達次第投下再開します
430
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 10:35:54 ID:lNuUk9mQ0
乙おつ
ちょっと名倉~?
431
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 11:39:14 ID:3nzv4N8M0
乙
証拠品からだと場所はロケットの写真に写ってる場所とか?
432
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 17:32:17 ID:ttvNOPwY0
俺もロケットだと思った
433
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 17:37:06 ID:cM/.2C4s0
展望台しか思い出せねえ
434
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 17:41:43 ID:ttvNOPwY0
やっぱ何もわからん
乙しか書けないよ…作者はちゃんと睡眠取ってね
435
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 17:54:52 ID:QQHETit20
( ;・∀・) 「このロケットが示す場所に、部隊を頼む」
ミ,,- -彡 「……つまり、写真を撮ったとされる位置だな?」
ミ,,゚Д゚彡 「住所を教えてくれ…………オーケー、わかった。」
(,,゚Д゚) 「……うまく、いきますかね?」
( ;・∀・) 「……さあ……。」
.
436
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 17:55:24 ID:QQHETit20
プルルルル……
ミ,,- -彡 「……俺だ。」
ミ,,- -彡 「やつはいたか?」
ミ,,::Д彡 「 ふむ」
ミ,,゚Д゚彡 「わかった」
.
437
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 17:55:46 ID:QQHETit20
(x x)(x x)(・∀・)(・∀・)(・∀・)
ミ,,゚Д゚彡 「部隊から、報告がきた」
( ・∀・) 「ど どうだった?」
ミ,,::Д彡 「ミセリ氏は…… 」
.
438
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 17:59:44 ID:QQHETit20
ドカァァーーン!!
\人/
(x x)(x x) ) て(・∀・)(・∀・)
/⌒\
ミ,,::Д彡 「 不在。」
ミ,,゚Д゚彡 「公園敷地内から、近隣にいたるまで、とりいそぎ、目撃証言は……なかったぜ。」
( ;・∀・) 「アッレ!?これ意外とやばい!?」
(,,゚Д゚) 「しかし、ここまでくると残りの場所も限られてくるはずです!」
ミ,,゚Д゚彡 「時間も限られている」
ミ,,゚Д゚彡 「弁護人。 ……次だ」
.
439
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 18:00:46 ID:QQHETit20
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ」
ミ,,゚Д゚彡 「カノジョは、現在」
ミ,,゚Д゚彡 「 《どこ》 にいると考える?」
(x x)(x x)(x x)(・∀・)(・∀・)
にア 「 《場所》 から推測」
にア 「 《証拠品》 から推測」
にア 「 《関係者》 から推測」
( ;・∀・) 「…!」
( ;・∀・) 「……どうする……?」
>>442
までのスレの総意で判定
.
440
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 18:01:23 ID:QQHETit20
ΩΩΩ 「証拠品やと思うやで」
441
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 18:01:48 ID:QQHETit20
ワイト「ワイトもそう思います」
442
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 18:02:10 ID:QQHETit20
( ・∀・) み・・・みんな・・・!
443
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 18:02:48 ID:QQHETit20
( ;・∀・) 「……」
( ;・∀・) 「証拠品で考えようと思う」
ミ,,゚Д゚彡 「……なるほど」
ミ,,゚Д゚彡 「では、具体的に言ってもらおうか」
にア
>>157-162
>>446
までのスレの総意で判定
.
444
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 18:49:43 ID:cM/.2C4s0
ナイスボートに……?
445
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:29:49 ID:QQHETit20
( ・∀・) さすがにもう捜索されてると思うで…?
( ・∀・) もっと他にレスのちょい上のほうにええ感じのんあったと思うで…?
446
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:52:12 ID:cM/.2C4s0
証拠品かつでぃっぽい…だと展望台しかアテがねぇ
447
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:54:12 ID:QQHETit20
( ;・∀・) 「このチケットが示す場所に、部隊を頼む」
ミ,,- -彡 「となると、この展望台か」
ミ,,゚Д゚彡 「オーケー、わかった。」
(,,゚Д゚) 「……うまく、いきますかね?」
( ;・∀・) 「……さあ……。」
.
448
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:54:32 ID:QQHETit20
プルルルル……
ミ,,- -彡 「……俺だ。」
ミ,,- -彡 「やつはいたか?」
ミ,,::Д彡 「 ふむ」
ミ,,゚Д゚彡 「わかった」
.
449
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:54:54 ID:QQHETit20
(x x)(x x)(x x)(・∀・)(・∀・)
ミ,,゚Д゚彡 「部隊から、報告がきた」
( ・∀・) 「ど どうだった?」
ミ,,::Д彡 「ミセリ氏は…… 」
.
450
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:55:25 ID:QQHETit20
ミ,,::ー彡∩ フサァ!
ミ,,::ー彡∩ 「 お手柄だ……弁護人。」
ミ,,::ー彡∩ 「ミセリ氏を、確保したッ!!」
BGMここまで
.
451
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:55:48 ID:QQHETit20
( ・∀・) 「!」
( ・∀・)σ 「 ッてことは……つまり!?」
、 、 、
ミ,,::Д彡⊃ 「ミセリ氏は、展望台にいたッ!」
ミ,,::Д彡 「したがって、至急本法廷に連行する次第であるッ!」
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
カンッ!
.
452
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:56:11 ID:QQHETit20
( ´∀`) 「静粛に!」
(;<○><) 「な……なんだと……?」
(,,゚Д゚) 「やりましたよ、モララーさん!」
(,,゚Д゚) 「首の皮一枚、つながりましたよ!」
( ・∀・) 「ああ……」
( ・∀・) 「そういえば、まだ安心はできないんだな……最後の証拠品とやらがなければ」
ミ,,::ー彡∩ 「カノジョがここに到着するのには、」
ミ,,::ー彡∩ 「30分もあれば、じゅうぶんだそうだ」
.
453
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:56:35 ID:QQHETit20
\カンッ!/
( ´∀`) 「そこまで!」
( ´∀`) 「本法廷では、最後の休廷を、30分間設けます!」
( ´∀`) 「そして……それ以上の延長を、認めません!」
( ´∀`) 「ベンゴ側、ならびに検察側は、それまでに準備しておくように!」
( ・∀・) 「ああ!」
ミ,,゚Д゚彡 「承知した」
.
454
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:56:57 ID:QQHETit20
( ´∀`) 「では、休廷ッ!」
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
455
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:57:20 ID:QQHETit20
To Be Continued
.
456
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:59:16 ID:QQHETit20
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
>>157-455
3日目 法廷パート(中編②)
やったあああああああああああああやっと終わったああああああああああああああああ寝れるうううううううううううううううう
457
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 20:05:38 ID:cM/.2C4s0
乙 ゆっくり寝てくれ
458
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 22:10:37 ID:lNuUk9mQ0
otuotu
さぁどうなるか
459
:
名無しさん
:2024/04/06(土) 04:19:57 ID:uBlPkytA0
おつです
460
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/09(火) 15:32:33 ID:S0Eyb4is0
駆け抜けよう
461
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:33:00 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル①弁護士バッジ
弁護士バッジだ。
これが誰も俺のことを弁護士だと認めてくれない。
証拠品ファイル②ゴング
なりふりかまわずレスバトルを仕掛ける。
もうちょっと他に方法はなかったのかなッて思う。
.
462
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:33:22 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
証拠品ファイル④クーポン
新春!アイスひとつ無料キャンペーン!
※一度の会計で1枚だけ使えます。
※3月30日以降ご来店時より有効。
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
463
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:34:19 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑦ミセリのスカーフ
カシミヤエルメスさんが依頼に来た時の忘れ物。
推定十万円也。
証拠品ファイル⑧上面図
当時の3人の位置関係がわかる。
《詳細》は
>>4-6
証拠品ファイル⑨濡れたソファー
エクストとミセリが座っていた。
トソンの水で濡れており、毒物反応あり。
証拠品ファイル⑩防犯カメラ
ナイスボートの出入り口にある唯一のカメラ。
なにも面白い情報のない、つまらないカメラ。
.
464
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:34:53 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑪通話のキロク
エクストとでぃの通話のキロク。
3月22日の夕方ごろ。 《詳細》は
>>7-15
証拠品ファイル⑫展望台の半券
エクストとでぃが別れた展望台の半券。
去年12月30日のもの。
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
証拠品ファイル⑭バイバイサル酸
毒が入っていた小瓶。
エクストの右ポケットに入っていたが、指紋はない。
.
465
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:35:18 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
証拠品ファイル⑯陳述書
ミセリとトソンが化粧室にいる間に、
エクストはビロードに、トソンの水のおかわりを要求した。
証拠品ファイル⑰エクストのハンカチ
エクストの青いハンカチ。 トソンからのプレゼント。 濡れている。
エクストの右ポケットに入っており、毒物反応が検出された。
証拠品ファイル⑱血のついた椅子の脚
昔ナイスボートで修羅場が起こった時に折れた椅子の脚。
エクストの血でにじんでいる。
.
466
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:35:48 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑲ミセリのロケット
過去にナイスボートで修羅場があった日、女子トイレに捨てられた。
【 ミセ*^ー^)リ(^ー^< > 】
証拠品ファイル⑳ミセリの写真
12月27日 ナイスボートにて、
西園…ミセリが、伊…エクストを殺そうとした時の写真。 《詳細》は
>>3
証拠品ファイル(21)エクストのロケット
正月にミセリが、傷心のエクストへプレゼントした。
ミセリのロケットと一緒につくった。
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
証拠品ファイル(22)一般客の証言
事件当時、事件の一部始終以外におかしいものは
見ておらず、なにかしらのトラブルにも遭わなかった。
証拠品ファイル(23)ミセリの写真②
ナイスボートで撮られたミセリの後ろ姿。
首の後ろに手を回している様子が写っている。
.
467
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:36:23 ID:S0Eyb4is0
人物ファイル①モララー
( ・∀・)。 俺だ。
就活用に撮った写真だが、なかなか男前だ。
人物ファイル②ギコ
(,,゚Д゚)。 元法廷係官。
頭がよくキレるが基本的にゲス。
人物ファイル③しぃ
(*゚ー゚)。 元検察官。
身長一四〇を誇る驚愕のチビ女。
人物ファイル④フサギコ
ミ,,゚Д゚彡。 検察官。
エリートでトップ検事だがナルシスト。
.
468
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:36:46 ID:S0Eyb4is0
人物ファイル⑤刑事
所轄署の刑事。
世間の注目を集める殺人事件の場合、初動捜査はだいたい彼が担当している。
人物ファイル⑥ハエ
天の声だ!
地の文が存在しないこの作品における地の文ポジション。
人物ファイル⑦ビロード
( ><)。 ファミレスのアルバイト。
薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
人物ファイル⑧トソン
(゚、゚トソン。 修羅場グループその1。
小物がどれも高価。 しとやかそう。
.
469
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:37:12 ID:S0Eyb4is0
人物ファイル⑨ミセリ
ミセ*゚-゚)リ。 修羅場グループその2。
召し物がどれも高価。 ばかっぽそう。
人物ファイル⑩エクスト
<_プー゚)フ。 修羅場グループその3。
過去にはもっと女がいた。 顔は確かに良い。
人物ファイル⑪ハインリッヒ
从 ゚∀从。 ファミレスのオーナーシェフ。
若くて勝ち気な女性。 ぱっと見は。 たぶん三十路すぎ。
人物ファイル⑫でぃ
(#゚;;-゚)。 元修羅場グループ。
おとなしい性格だがやっていることはドギツイ。
.
470
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:12 ID:S0Eyb4is0
〜同日 午後2時17分〜
〜地方裁判所 被告人第3控え室〜
\ゴオオオオオォォ………/
\ゴオオォォ……/
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「これで、あとは待つのみか」
.
471
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:34 ID:S0Eyb4is0
< プ-゚) 「でも、ほんとうなのか?」
< プ-゚) 「ミセリが、最後の証拠品を持っている、だなんて」
(,,゚Д゚) 「どうなんでしょうね」
< フ;゚-) 「ハア!?」
(,,゚Д゚) 「カンベンしてくださいよ」
(,,゚Д゚) 「あそこではああでも言わないと、有罪直行ですよ」
(*゚ー゚) 「つまり、そんなものがなければ、コロッと有罪なのだな!」
< フ;゚-) 「…………」
.
472
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:54 ID:S0Eyb4is0
< フ;゚-) 「 話に聞くとおり」
< フ;゚-) 「崖っぷちなんだな…………センセイの弁護って」
( ・∀・) 「話に聞くとおり、だって?」
( ・∀・) 「俺、はじめての弁護だぞ?」
、 、 、
< プ-゚) 「え? 二度目じゃないの?」
< プ-゚) 「なんでも、」
.
473
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:39:25 ID:S0Eyb4is0
> __
> ̄ ̄
>( ・∀・) 「雨は降ってなかったのか!?」
> ──
>
>(,,゚Д゚)σ 「いまの発言はおかしい!!」
>
>
>[ Д`] 「真犯人を告発する!」
>
< プ-゚) 「学生ながら、みごと逆転無罪を勝ち取った、とか……」
( ・∀・) 「[ Д`]←これだれ?」
.
474
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:40:21 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「それはいいんだけど、誰に聞いたの?」
< プ-゚) 「え? そこの助手さんに…」
(*^ー^)v
( ・∀・) 「え、いつの間に???」
(,,゚Д゚) 「エクストの対女性能力は、どうやらホンモノのようですね…」
[ Д`]v
( ・∀・) 「おまえはだれ?」
\ガチャ…/
.
475
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:40:42 ID:S0Eyb4is0
'_
( ・∀・) 、
'_
(,,゚Д゚) 、
ミ,,::Д彡
(*゚'-゚) くわわっ
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「フギサコ検事!」
(*゚'-゚)っ< ぎゅっ
.
476
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:41:38 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡
ミ,,゚Д゚彡 「 現在、部隊が、パトカーをかっ飛ばして本法廷に向かっている」
( ・∀・) 「……おう」
ミ,,゚Д゚彡 「時間がない……わけでは、ないが」
ミ,,゚Д゚彡σ 「あんたには、話を、聞いておきたかった」
( ・∀・) 「話って、ナニさ」
ミ,,゚Д゚彡 「どうして、あんたは」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリの居場所をつきとめることが、できたんだい?」
.
477
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:42:00 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「ああ……そんなこと」
( ・∀・) 「前提として…既にひと通りは、ケーサツが捜索済みなんだ」
( ‐∀‐) 「だというのに、見つかってない……となると、だ」
( ・∀・)σ 「ケーサツが把握しきれていない場所」
( ・∀・) 「 いるとしたらそこだろう……そう思ったんだ。」
ミ,,- -彡 「……」
( ・∀・) 「だとすると、候補はふたつだな」
( ・∀・) 「でぃさんの自宅か、展望台か……ッてね」
.
478
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:42:32 ID:S0Eyb4is0
ミ,,- -彡 「……」
ミ,,- -彡 「なるほど、な」
(,,゚Д゚) 「もっとも、」
(,,゚Д゚) 「メタ的に、ほかにいそうな場所も検討つきませんしね」
( ・∀・) 「コラッッッッ」
( ・∀・) 「逆に、俺からも聞きたいコトがあるんだけど」
ミ,,゚Д゚彡 「なに?」
( ・∀・) 「さっき……」
.
479
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:43:06 ID:S0Eyb4is0
>
>ミ,,::Д彡 「そこに一番近い部隊を、向かわせる」
>
>ミ,,::ー彡∩ 「……これで……どうだい。 」
>
( ・∀・) 「……どうしてあの時、あんたは、俺の提案を呑んでくれたんだ?」
( ・∀・) 「逃げ切ろうと思えば、逃げ切れただろうに」
ミ,,゚Д゚彡 「……」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
( ・∀・) 「?」
.
480
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:43:40 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「…………けじめ……ッてところカナ?」
( ・∀・) 「け、けじめ?」
ミ,,- -彡 「 ミセリ。」
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、あいつが、真犯人だと……考えていた。」
、 、 、 、
ミ,,゚Д゚彡 「初日からな」
(,,゚Д゚) 「!」
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「……なんだって?」
.
481
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:00 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡 「だというのに、カノジョへの警戒を、怠ってしまった」
ミ,,- -彡 「あげく、カノジョは無実、ときたもんだ」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,゚Д゚彡σ 「……だから、お前が」
ミ,,゚Д゚彡σ 「もし、居場所をつきとめるという、奇跡を、起こせた、なら 」
ミ,,::Д彡 「 そう思っただけだ。」
( ・∀・) 「…………」
.
482
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:26 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「……ちょっと、待ってくださいよ」
ミ,,゚Д゚彡 「……なんだ?」
(,,゚Д゚) 「 初日から、ミセリを、疑っていた のですか?」
ミ,,゚Д゚彡 「それが、なんだ」
(,,゚Д゚) 「 」
ミ,,゚Д゚彡 「おっと。」
ミ,,::ー彡∩ 「だったら、どうして被告人を追い詰めるのか 」
ミ,,::ー彡∩ 「 なんて野暮は、ナシ、だぜ」
.
483
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:51 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「これでも、温情を、便宜をはかったつもりなんだ。」
ミ,,゚Д゚彡 「でなければ、この期に及んでミセリの捜索など、誰が認めるか」
( ・∀・) 「温情だと?」
ミ,,゚Д゚彡 「2日目の法廷だ」
>
>( ・∀・)σ 「こォんなアイマイな状態で、判決なんかくだせっこねえよ!」
>
>(#・∀・)σ 「延期! 延期だ、裁判長ッ!!」
>
>
>ミ,,゚Д゚彡 「!」
>
.
484
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:45:14 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 並の弁護士なら、判決を要求している」
( ・∀・) 「うん、まあ、スレの連中は要求してたんだけどな」
ミ,,゚Д゚彡 「あのとき、負けを、覚悟した」
ミ,,゚Д゚彡 「しかし、1日経っても、審理は継続している」
ミ,,::ー彡∩ 「検察側に不利な要望でも、一度は呑んでやろう……」
、 、、
ミ,,::ー彡∩ 「そんなけじめ……かな?」
.
485
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:45:35 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「…………のわりに、は」
( ・∀・) 「全ッッ然、手加減してくんないんスね…」
ミ,,::Д彡 「……」
ミ,,::ー彡∩ 「……ふん」
(,,゚Д゚) 「 」
(,,゚Д゚) 「 ふん。」
.
486
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:06 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、俺にできることだけを、するだけだ」
ミ,,゚Д゚彡 「でないと、序審法廷制度なんて、この世に必要ねえ」
ミ,,゚Д゚彡σ 「事実として無罪だったやつが、無罪になり 」
ミ,,゚Д゚彡 「事実として有罪だったやつが、有罪になるだけだ」
ミ,,::ー彡∩ 「事実、犯人は、エクストでもミセリでも、なかったのだろう?」
.
487
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:31 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「!」
< プ-゚) 「!」
( ・∀・) 「…………驚いたな。」
( ・∀・) 「それを、あろうことがあんた自身が、認めるのか」
ミ,,::Д彡 「…」
ミ,,::ー彡∩ フサァ!
ミ,,::ー彡∩ 「あいにく、法廷の外でなされる会話に、意味などないのでね。」
.
488
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:55 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 温情ついでに、ひとつだけ、忠告しておく」
( ・∀・) 「なんだ?」
ミ,,゚Д゚彡 「もし、仮に、ミセリが」
ミ,,゚Д゚彡σ 「ベンゴ側の言うとおり、最後の証拠品を持っていたと、して」
ミ,,::Д彡 「期待しないことだな」
.
489
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:47:22 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「!」
( ;・∀・) 「なにか知っているのか!?」
ミ,,゚Д゚彡 「? なにも知らないぞ」
( ・∀・) 「え?」
ミ,,゚Д゚彡 「俺が言いたいのは、だ」
ミ,,- -彡 「もし、ベンゴ側に有利な証拠を持っていたら、だ」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ自身が、ワレ先に、と提出しないか?」
ミ,,::ー彡∩ 「 ベンゴ側の依頼人 なんだろ? あの子は。」
.
490
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:47:46 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「!」
( ;・∀・) 「たしかに!」
ミ,,- -彡 「それを提出するどころか、逆に、行方をくらます……」
ミ,,゚Д゚彡 「 おおかた、あんたらの期待通りに、コトは進まないだろうよ」
( ;・∀・) 「……」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::Д彡 「おしゃべりが過ぎたかな?」
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
.
491
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:10 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「そろそろ、シツレイするぜ」
(*゚'-゚)っ<
ミ,,::ー彡∩
ミ,,゚Д゚彡 「…………いい加減、離してくんない??」
ミ,,゚Д゚彡 「俺がここに入った瞬間から、引っ張ってるよね、裾……。」
(*゚'-゚)っ<
ミ,,゚Д゚彡 「……」
( ・∀・) 「……」
.
492
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:36 ID:S0Eyb4is0
〜同日 午後2時40分〜
〜地方裁判所 第3法廷〜
.
493
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:59 ID:S0Eyb4is0
\がやがや…/
\ざわざわ…/
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
494
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:49:23 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「では、エクスト氏の、最後の法廷を、再開しましょう」
( ´∀`) 「さっそくですが、検事……」
( ´∀`) 「ミセリ氏は、どうなりました?」
ミ,,゚Д゚彡 「ベンゴ側の指摘どおりだ」
ミ,,゚Д゚彡 「くだんの展望台の屋上にて、発見された」
ミ,,- -彡 「 投身自殺をはかっていたところを、な」
.
495
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:49:43 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「えっ?」
( ´∀`) 「……と……」
( ;゜∀`) 「投身自殺ですって!?」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
.
496
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:50:13 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「さて…」
ミ,,゚Д゚彡 「ぶじに、最悪の事態に陥ることなく、」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ氏を連行することができたわけだ、が」
ミ,,::ー彡∩ 「時間も限られている、さっそく証言台に立っていただこうか」
( ;´∀`) 「さっそく、って……」
( ;´∀`) 「身投げをはかったばかりの人を、ですか!」
(,,゚Д゚) 「……」
(,,゚Д゚) 「やはり、割り切っていますね……フサギコのやつ」
( ・∀・) 「人の命を、なんだと思っているんだ…?」
.
497
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:50:35 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「致し方あるまい」
ミ,,゚Д゚彡 「ほかに方法があるというのなら、尋ねよう、裁判長」
ミ,,::ー彡∩ 「このたびの法廷に、終止符を打つ……その方法を、な。」
( ;´∀`) 「……ぐぬぬ……ぬう!」
\カンッ!/
( ;´∀`) 「……係官!」
.
498
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:00 ID:S0Eyb4is0
ミセ:: -)リ
( ´∀`) 「証人……ミセリさん」
( ´∀`) 「あなたが、再び本法廷に呼び出された理由……」
( ´∀`) 「ご存じですかな?」
ミセ:: -)リ
ミセ::゚-゚)リ 「 え……ア……」
ミセ:: -)リ 「………ここにくる途中に、刑事さんから、聞きました」
.
499
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:24 ID:S0Eyb4is0
ミセ::゚-゚)リ 「私が、その……隠していることがある、って」
( ´∀`) 「よろしい」
( ´∀`) 「ベンゴ側は、あなたへの告発を、撤回しました」
ミセ::゚-゚)リ 「!」
( ´∀`) 「それをふまえた上で、」
( ´∀`) 「まずは、なぜ失踪したのか、を聞きたいところですが…」
( ´∀`) 「本法廷は、もう時間が残されていない。 さっそくですが、うかがいましょう。」
.
500
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:53 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人」
ミセ::゚-゚)リ !
( ´∀`) 「あなたは、持っているのですかな?」
( ´∀`) 「なにか……証拠品を。」
ミセ::゚-゚)リ 「えっ……えっ?」
ミセ:: -)リ 「しょ、証拠、って………」
ミセ:: -)リ 「 なんの話か、よく、わからない……です」
.
501
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:52:13 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「……ふむう……」
( ´∀`) 「弁護人。」
( ・∀・) 「はい」
( ´∀`) 「証人は……ほんとうに持っているのですか?」
( ´∀`) 「その……最後の証拠品、を。」
( ;・∀・) 「え、えっと…。」
.
502
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:52:43 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「考え方が違いますよ!」
(,,- -) 「もし、持っていたとしたら、」
(,,゚Д゚) 「ミセリは、ずっと隠してきたわけなんですよ」
、、、 、 、、 、、 、 、 、
(,,゚Д゚) 「どうして隠しているのか そこを、考えるべきなのです!」
( ・∀・) 「うん…うん…元はと言えばお前が言い出した話なんだがな」
.
503
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:06 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「……とにかく」
( ・∀・) 「その理由を見つけ出して、説得して、はじめて 」
( ・∀・) + 「ミセリは、最後の証拠品を出してくれる ッつーわけ、だな!」
(,,゚Д゚) 「持ってたらの話ですがねw」
(*;-゚)n 「モララー!法廷!ここ法廷!法廷だからあ!」
つ・∀・)
::○::
グググッ…
.
504
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:35 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……裁判長」
( ・∀・)σ 「最初に言われた通り、証人は、投身自殺をはかっていた」
( ‐∀‐) 「いきなり核心を突いたところで、」
( ・∀・) 「証人のアタマがこんがらがるだけ、だとベンゴ側は考える」
( ´∀`) 「おっと!」
( ´∀`) 「これはこれは……シツレイしました」
.
505
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:58 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「そこで……」
( ・∀・) 「ベンゴ側は、先に、証言をしてもらおう、と考える」
( ´∀`) 「証言! というと…?」
( ・∀・)σ 「事件後の行動について!」
( ‐∀‐) 「なぜ、隠したのか…」
( ・∀・) 「だったら、証言してもらうのが、手っ取り早い!」
.
506
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:54:21 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「いいでしょう。 証言していただきましょう」
( ´∀`) 「事件後……証人は、ナニをしていたのか?」
.
507
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:54:42 ID:S0Eyb4is0
〜証言開始〜
〜事件後の行動〜
①ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れた後……ですよね……」
②ミセ:: -)リ 「怖くなって……立ち上がることもできなくなって……」
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……その場で、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
④ミセ:: -)リ 「でも……なにも、してないです……証拠品なんて、そんな……」
.
508
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:07 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「証人は……証拠品は、持ってないのですか!?」
( ´∀`) 「だとすると、ベンゴ側の主張は 」
中
( ・∀・)っ \カンッ!/
( ・∀・)σ 「まずは尋問させてくれ!」
(,,゚Д゚) 「え、まさかモララーさんが木槌叩いた??」
.
509
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:28 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…………」
( ;・∀・) 「うう…」
( ;・∀・) 「それにしたって、少なすぎだろ、証言…!」
(,,゚Д゚) 「とにかく、ゆさぶりましょう」
(,,゚Д゚) 「メンタルが不安定な人は、ゆさぶられると、ついいろいろ話してしまうものです」
( ´∀`) 「……まあ、いいでしょう」
( ´∀`) 「尋問を、お願いします」
.
510
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:52 ID:S0Eyb4is0
〜尋問開始〜
〜事件後の行動〜
①ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れた後……ですよね……」
( ・∀・) 「どんな感じで倒れたんだ?」
ミ,,゚Д゚彡σ 「待て。」
ミ,,゚Д゚彡 「現在証人は、精神にダメージを負っている」
ミ,,゚Д゚彡 「そんなショッキングな光景を、あらたまって話させるつもりか?」
.
511
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:56:12 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「まあ、そうですね」
( ´∀`) 「現在重要なのは、証人は何かを持っているのか、ですから」
( ;・∀・) 「ぐう…そうなんだよなァ…」
(,,゚Д゚) 「いまさら、事件現場の話を聞いても仕方ないですしね」
( ・∀・) 「わかった、続きを」
.
512
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:56:39 ID:S0Eyb4is0
②ミセ:: -)リ 「怖くなって……立ち上がることもできなくなって……」
( ・∀・) 「立ち上がることもできなく?」
ミセ::;-゚)リ 「そ……その……」
.
513
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:03 ID:S0Eyb4is0
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……その場で、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「ちょっとアイマイな表現だけど、」
( ・∀・)σ 「つまり、ソファーに座ったままだった……ッてことか?」
ミセ:: -)リ 「そ……そうなるのか、な……」
( ・∀・) 「……」
.
514
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:30 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人が事件後にソファーに座っていたこと…」
( ´∀`) 「そのことが、なにか重要なのですか?」
( ・∀・) 「どうだろう…」
にア 「重要」
にア 「重要ではない」
>>514
( ・∀・) 重要
( ・∀・) 「もちろん重要だ!」
( ´∀`) 「そうですか。 かしこまりました」
( ´∀`) 「証人は、証言を訂正してください」
ミセ::゚-゚)リ 「……わかりました……」
(,,゚Д゚) 「え、ここまでの流れ1レスで収めてきた?」
( ・∀・) 「もういいカナ、って…」
.
515
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:51 ID:S0Eyb4is0
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……ソファーからも動けないで、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
( ・∀・) 「そのとき、エクストは、どうだった?」
ミセ:: -)リ 「……えっと……」
ミセ::゚-゚)リ 「 ごめん……」
ミセ:: -)リ 「よく、わからない……」
ミセ:: -)リ 「頭のなか、まっしろだったから…」
.
516
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:58:17 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「わかった」
( ´∀`) 「いま問われているのは、証人は、証拠を握っているかどうか、ですが」
( ´∀`) 「その点においては、いかがでしょうか?」
ミセ:: -)リ 「…………」
.
517
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:58:39 ID:S0Eyb4is0
④ミセ:: -)リ 「でも……なにも、してないです……証拠品なんて、そんな……」
( ;・∀・) 「ほ…本当にナニもなかったのか?」
( ・∀・)σ 「ひょっとしたら、それで事件が変わるんだぞ!」
ミセ::;-゚)リ 「し、知らない知らない知らない!」
( ;・∀・) 「ひえー!」
(,,゚Д゚) 「これは……完全に入ってますね、疑心暗鬼」
( ;・∀・) 「うん…うん…そういや、告発までしてるもんな、俺ら…。」
.
518
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:00:32 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「うう…」
( ;・∀・) 「それにしたって、少なすぎだろ、証言…!」
(,,゚Д゚) 「とにかく、ゆさぶりましょう」
(,,゚Д゚) 「メンタルが不安定な人は、ゆさぶられると、ついいろいろ話してしまうものです」
( ・∀・) 「まあ……とりあえずは、」
( ・∀・)σ 「ナニも持っていない、という信憑性を、崩そうぜ」
( ・∀・) 「ナニもない……なんてことは、ないはずなんだ!」
にア どこ(
>>507
・
>>515
)になに(
>>461-466
)をつきつける?
>>519
.
519
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:00:53 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) ③に上面図
520
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:01:39 ID:S0Eyb4is0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
521
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:02:19 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……残念ながら……」
( ・∀・) 「その証言は、ちょっと、オカシイぜ」
( ´∀`) 「どうされました?」
( ・∀・) 「上面図だ」
( ・∀・)σ 「
>>6
を見てくれ」
.
522
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:02:44 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…」
( ‐∀‐) 「被害者が倒れた時の、動きだ」
、 、 、 、 、 、 、、
( ・∀・) 「証人は、ワレ先に、立ち上がっている」
ミセ::゚-゚)リ 「!」
\がやがや…/
\ざわざわ…/
.
523
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:03:10 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「まあ、それはそうですが」
( ´∀`) 「それが果たして、証人の持つ証拠品とは、いかなる……」
( ・∀・) 「証人は、自暴自棄、人間不信になっている!」
( ‐∀‐) 「本題以前に、あるがままを証言してくれていない状況だ…」
( ・∀・)σ 「 まずはそこを正してから という話だッてことだ!」
( ´∀`) 「……ふむう」
( ´∀`) 「どう思われますか、検事」
.
524
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:03:53 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「……2点」
ミ,,- -彡 「まず、証人は、疲弊している。 精神的にな」
ミ,,::Д彡 「また、立ち上がったことを隠そうが、さしたる変化が生まれるわけでもない」
ミ,,゚Д゚彡 「 この時間は、なんなんだろうな……といったところだ」
( ´∀`) 「……なるほど」
( ・∀・) 「この時間はなんなんだろうッて言われちまったよ」
(,,゚Д゚) 「ほんッッとメンドクセーー証人ですよね」
(,,゚Д゚) 「戦犯ですよ、戦犯」
( ・∀・) 「俺、さすがにそこまで言うつもりはなかったよ」
.
525
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:04:18 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「まあ、よいでしょう」
( ´∀`) 「もう、弁護人のペースに任せます」
( ´∀`) 「あくまで、検察側に、審理継続の異議がないがゆえの、判断ですがね」
ミ,,- -彡 「…」
( ・∀・) 「……え、ええと……」
( ・∀・)σ 「いくら疲弊していようが、カンチガイには、理由がある!」
( ・∀・) 「その……座っていた、足腰が震えた、とか、カンチガイした理由が……」
.
526
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:04:42 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「わかりました」
( ´∀`) 「証人。 先ほどの不整合ですが、なにか理由はありますか?」
ミセ::゚-゚)リ 「……え……」
ミセ:: -)リ 「……えっと……」
ミセ::゚-゚)リ 「 あ。 」
ミセ::゚-゚)リ 「……ごめんなさい。 言い方を、間違えました」
( ´∀`) 「理由はある、と。 いいですよ」
( ´∀`) 「あらためて、証言してください」
.
527
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:05:07 ID:S0Eyb4is0
〜証言開始〜
〜事件後の行動・2〜
①ミセ::゚-゚)リ 「座っていたのは、まちがいないです。 ……順序を、まちがえました。」
②ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れて、びっくりして飛び上がって、ソファーから逃げて……」
③ミセ:: -)リ 「そこで……しゃがみこんだんです、私。 足腰から力が抜けて……」
.
528
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:05:30 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「なるほど、しゃがみこんだ…」
( ´∀`) 「では、弁護人。 尋問。」
( ;・∀・) 「さっきより減ってないか? 証言…」
(,,゚Д゚) 「裁判長のテンションも、だんだん下がってますね」
.
529
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:02 ID:S0Eyb4is0
〜尋問開始〜
〜事件後の行動・2〜
①ミセ::゚-゚)リ 「座っていたのは、まちがいないです。 ……順序を、まちがえました。」
( ・∀・) 「座ったのは、間違いないんだ?」
ミセ:: -)リ 「まあ……うん……」
( ・∀・) 「じゃあ、被害者が倒れて、移動したことについては?」
ミセ::゚-゚)リ 「それも……ただしいわ」
.
530
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:26 ID:S0Eyb4is0
②ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れて、びっくりして飛び上がって、ソファーから逃げて……」
( ・∀・) 「ソファーから逃げて、」
( ・∀・) 「どこに行った?」
ミセ::゚-゚)リ 「えっと……」
ミセ:: -)リ 「……トソンちゃんの、後ろあたり……」
( ・∀・) 「まあ、それがふつうか」
ミ,,゚Д゚彡 「被害者の後方まで、飛び出した。 それで?」
.
531
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:47 ID:S0Eyb4is0
③ミセ:: -)リ 「そこで……しゃがみこんだんです、私。 足腰から力が抜けて……」
( ・∀・) 「力が。」
ミセ::゚-゚)リ 「う、うん……つまずいて、転びそうだったから」
( ・∀・) 「うんうん…」
.
532
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:07:14 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・)
( ・∀・) 「え?」
、 、 、、 、
( ・∀・) 「つまずいて?」
.
533
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:07:59 ID:S0Eyb4is0
ミセ;゚-゚)リ 「えっ……あ!」
(,,゚Д゚) 「!」
(,,゚Д゚) 「モララーさん!」
( ・∀・) 「わかってる!」
( ・∀・) バンッ!
、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、
( ・∀・)σ 「証人は……なにかにつまずいて、転んだのか!?」
.
534
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:08:22 ID:S0Eyb4is0
ミセ:: -)リ 「えっと……その……え……」
\カンッ!/
( ´∀`) 「うーむ…」
( ´∀`) 「どうなのですか? 証人?」
ミセ:: -)リ 「つ……つまずいた、というか……」
ミセ::゚-゚)リ 「つま先に、何かが当たった気がして……」
ミセ::゚-゚)リ 「それで、しゃがみこんだの」
ミセ:: -)リ 「気が散った瞬間、足腰の力が抜けて、そのまま、しゃがみこんで……」
.
535
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:08:44 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「立ち上がれなくなった、と」
( ´∀`) 「わかりました」
( ´∀`) 「どうでしょう、弁護人」
( ´∀`) 「聞いている限り、不整合は、解消されましたが」
( ´∀`) 「なにか、まだ、問題はありますか?」
( ;・∀・) 「ど……どうだ……?」
にア 「モンダイある」
にア 「モンダイない」
>>536
.
536
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:06 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) も、モンダイある
537
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:30 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「不整合は、解消されたが……」
( ・∀・) 「まだ、話し足りていないぜ」
( ´∀`) 「というと?」
、 、 、
( ・∀・)σ 「つま先にナニかが当たった ッて部分だ!」
( ・∀・)σ 「…証人!」
( ・∀・) 「いったい……なにが、足に当たったッてんだ?」
ミセ:: -)リ 「…」
( ・∀・)σ 「 証人ッ!」
.
538
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:54 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;-゚)リ 「なによ!!」
ミセ::;-゚)リ 「さっきからさっきからさっきから!!」
\ゴオッ!/
(lli ・∀・) 「ぐおッ!?」
ミセ::;-゚)リ 「グラスよ、グラス!」
ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
ミセ::;-゚)リ 「これでなんか文句ある!?」
\カンッ!/
.
539
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:10:16 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人、静粛に!」
ミ,,- -彡 「静粛にするのはアナタのほうだ、裁判長」
( ;´∀`) 「ええっ!?」
ミ,,::Д彡 「そもそも、この証人が証言台に立つ意味、それは。」
ミ,,゚Д゚彡 「証人がなにか、ケッテイ的な証拠を握っているかもしれない 」
ミ,,::Д彡 「 という、ベンゴ側の主張に基づくものだ」
.
540
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:10:40 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…………黙って聞いていたが、」
ミ,,゚Д゚彡 「現状として、そのような兆候は、いっこうに見られない」
ミ,,゚Д゚彡 「まして、証人は興奮し、ベンゴ側といさかいを始める始末だ」
ミ,,::Д彡 「 つまり!」
ミ,,::ー彡∩ 「ベンゴ側は、立証にシッパイしたと主張する!」
ミ,,::Д彡⊃ 「 証人は、なにも持っていない!! 」
.
541
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:05 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
( ´∀`) 「……そうです、ねえ」
( ´∀`) 「たしかに……これ以上は、ただの徒労、な気も……」
( ´∀`) 「 というより、もうこれ以上、時間の浪費は許されません!」
( ;・∀・) 「ちょ、ボーナスタイム終了!?」
(,,゚Д゚) 「検察側も裁判長もだまっててくれるの、やりやすかったんですがね」
(,,゚Д゚) 「……しかたありません、どうしましょう?」
にア 「異議を申し立てる」
にア 「ようすを見る」
>>542
.
542
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:29 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 異議を申し立てる
543
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:52 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・)⊃ 「異議ありッ!!」
( ・∀・)σ 「
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「…………まだ、異議を唱えられるだけの余力が、あったか」
( ;・∀・) 「ま、待て待て待て!」
( ;・∀・) 「せめて、ナニか言わせてくれよ!」
.
544
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:12:19 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「どうしました? 弁護人。」
( ・∀・) 「……裁判長!」
( ・∀・) 「ただいまの、証人の、言葉 」
>
>ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
>
( ・∀・)σ 「証人は、たった今、新たな証言をした!」
(#・∀・) 「 ベンゴ側は、尋問の権利を主張するッ!!」
.
545
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:13:07 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
カンッ!
( ´∀`) 「静粛に!」
( ;゜∀`) 「…………あなたもしつこいですね〜!」
(lli ・∀・) 「あ、当たり前だ!!!」
.
546
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:13:34 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「まあ……まあ、まあ……。」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「検察側は、どう考えますか?」
ミ,,゚Д゚彡 「…ム。」
( ´∀`) 「もとは、検察側のはかった便宜から、この流れが来ております」
( ´∀`) 「ベンゴ側のこの主張に異議があるなら、うかがいますが。」
ミ,,゚Д゚彡 「…………」
ミ,,- -彡 「…………」
.
547
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:14:01 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 ラストチャンス だな。」
( ・∀・) 「!」
.
548
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:14:24 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「証人と弁護人のいさかいは、さておいて」
ミ,,- -彡 「 被害者のグラスを蹴った 」
ミ,,- -彡 「というのは、たしかに、現場に関する、初出の情報……だからな。」
( ´∀`) 「……まあ、検察側が、そうおっしゃるなら」
ミ,,゚Д゚彡 「あ。 ただし。」
( ´∀`) 「え?」
.
549
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:03 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、あの時の、弁護人の発言…… 」
>
>( ・∀・) 「……ベンゴ側の推理によると……」
>
>( ・∀・) 「彼女が、ミセリ氏が!」
>
>( ・∀・) 「握ってるかも、しれねえんだ!」
>
>( ・∀・)σ 「この事件における、最後の証拠品をッ!!」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「……なっ……」
>
>ミlli,,゚'Д゚彡 「 ナニイッ!? 」
>
.
550
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:27 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「あの主張に、一考の価値がある……」
ミ,,゚Д゚彡 「 そう、考えていたんだ。」
ミ,,::ー彡∩ 「事件を決定づける証拠は、もしあるのなら…検察側も、歓迎だからな。」
ミ,,゚Д゚彡 「しかし。」
ミ,,゚Д゚彡 「裁判長の怪訝のとおり、」
ミ,,゚Д゚彡σ 「俺の目にも、どーーにも、時間稼ぎにしか見えなくなってきたところだ」
( ;∀;) 「そんなあ!」
(,,゚Д゚) 「え、実際違ったのですか?」
( ・∀・) 「実際その通りだからぐうの音も出ねえんだよ」
.
551
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:49 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「何度も触れられているように」
ミ,,- -彡 「本日は序審法廷の最終日で、時間も、ずいぶんと食っちまった」
ミ,,- -彡 「ちまちまゆさぶる、無意味な異議 に付き合うわけにもいかねえ」
ミ,,゚Д゚彡 「だったら」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
、 、 、 、
ミ,,::ー彡∩ 「一度だけ。」
.
552
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:16:12 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「その最後の一度で、弁護人が証明できると、いうの、なら」
ミ,,゚Д゚彡 「検察側も、尋問について、やぶさかではない」
( ´∀`) 「なるほど」
( ;・∀・) 「…………」
( ;・∀・) 「その、証明、というのは?」
ミ,,::Д彡 「カンタンじゃないか」
.
553
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:16:42 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡σ 「この証人が、」
ミセ::;-゚)リ
ミ,,゚Д゚彡 「この事件における、最後の、決定的な証拠品を持っている 」
ミ,,゚ー゚彡 「その証明だ。」
.
554
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:17:09 ID:S0Eyb4is0
(lli ・∀・) 「グッッ!」
\ガヤガヤ…/
\ざわざわ…/
( ´∀`) 「ちなみに、この期に及んで、無意味なことをしたら?」
ミ,,゚Д゚彡 「即刻判決」
( ´∀`) 「いいでしょう、乗りました」
(lli ・∀・) 「ぎゃー!悪ノリだー!」
\カンッ!/
.
555
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:17:33 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「では、弁護人、頼みましたよ」
( ´∀`) 「本日……いえ。」
( ´∀`) 「本法廷、最後の尋問を!」
.
556
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:17:59 ID:S0Eyb4is0
〜尋問開始〜
〜最後の尋問〜
①ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
.
557
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:21:07 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「 証言は、これだけ 」
(,,゚Д゚) 「ゆさぶりは、禁止されました」
(,,- -) 「となると……するべきは、たったひとつですね」
( ・∀・) 「…………矛盾。」
( ・∀・)σ 「そいつを、一発で 貫くッ!!」
にア なに(
>>461-466
)をつきつける?
>>561
.
558
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:21:30 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) どうする?オート安価にする?オーバー?
>>559
559
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:21:53 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 推理したさで読んでいる読者って少ないと思うんですが、どうですか?オーバー?
>>560
560
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:22:17 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) オーケー、なあ、この期に及んで安価芸してていいのだろうか?
( ・∀・) 頼むぜ、
>>561
!
561
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:22:51 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 毒入りのグラス!
562
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:23:24 ID:S0Eyb4is0
①ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
563
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:23:44 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……証人は」
( ・∀・) 「床に転がる、毒入りのグラスを蹴った、ッてことでいいんだな?」
ミセ::;-゚)リ 「そうだッて言ってるじゃない!!」
ミセ::;-゚)リ 「なにかオカシイの!?」
(#・∀・) 「ンなワケあるかァ!!」
(#・∀・)σ 「証人ッ!!」
.
564
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:24:21 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
、 、 、 、 、、
(#・∀・) 「グラスは、卓上で横倒しになってるんだ!!」
(#・∀・) 「どうやったら蹴れるッてんだァ!?」
♪追求〜追いつめられて
→
https://www.youtube.com/watch?v=DiTLf7lORf0
.
565
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:24:45 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;-゚)リ 「あっ!!」
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
( ・∀・) 「ナニをどう間違えたって、この矛盾は説明できないッ!!」
( ・∀・) 「証人ッ!」
( ・∀・)σ 「どうして、そんなウソを 」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
.
566
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:25:14 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「…!」
ミ,,::ー彡∩ 「…………この事件。」
ミ,,::ー彡∩ 「グラスの入れ替わりからはじまった、とは、弁護側の主張だ 」
ミ,,゚ー゚彡 「検察側は、主張するぜ」
、 、 、 、 、 、
ミ,,::Д彡⊃ 「証人は、誰のものか問わず、誰かのグラスを蹴ったッ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「毒のグラスと断定したのは、証人による混濁である となッ!!」
.
567
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:25:38 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
(;,,゚Д゚) 「 さすがに、最後の最後まで黙っててくれる奴じゃあ、なかった!」
(,,゚Д゚) 「モララーさん!」
( ・∀・) 「なんだ!」
(,,- -) 「 ここは、フサギコとしても、決して通したくはない主張だ 」
(,,゚Д゚) 「もう、フサギコは黙って見ていてくれませんよ!」
(,,゚Д゚) 「言い換えれば、今こそが!」
.
568
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:26:00 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩
(,,゚Д゚) 「フサギコとの勝負の、正念場です!」
(#・∀・) 「クライマックスってこッたな!? ヨッシャ!!」
.
569
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:26:31 ID:S0Eyb4is0
(#・∀・) バンッ!
( ・∀・)σ 「誰かのグラスを蹴った だと!?」
ミ,,::ー彡∩ 「ああ……そういや、誰かが言っていたッけなァ……」
ミ,,::ー彡∩ 「グラスを落とした、割れた、と 」
ミ,,::Д彡⊃ 「 その時のでっけェ破片が、残っていたンじゃあないのかい!?」
.
570
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:27:09 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「つまり、割れたグラスを蹴った 」
( ・∀・) 「この反論は、どう返す?」
にア 「グラスは処理された」
にア 「グラスは落ちていない」
にア 「その通りだ」
.
571
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:27:29 ID:S0Eyb4is0
にア 「グラスは処理された」
( ・∀・) 「異議ありッ!」
( ・∀・)σ 「証拠 ならびに証言を、思い出してくれ!」
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
>
>ミセ::゚-゚)リ 「えっと…」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「店員さんは、割れたグラスを片づけて、そのままどこかに行ったわ」
>
.
572
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:28:59 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「グラスは処理されたんだ!」
( ‐∀‐) 「まして、蹴ったとして、」
( ・∀・) 「クツ越しに感触の残るほどの大きな破片だ、ということだろ?」
(#・∀・)σ 「そんなものが残っているわけがない!」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありィ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「上面図(
>>234
)を見ていただこうッ!!」
.
573
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:29:27 ID:S0Eyb4is0
┌┐
┌─┤│
│サ││ ┌─┐
│ l .││ (゚、゚トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |____ ┌─┐ |_____| |_____|
─┐ │ ││ ┌─┐┌─(>< )
─┤ │雑│ ミセ*゚-゚)リ< プ-゚) ┘──────────────
┼ │ ││ └─┘└─┘ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
574
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:29:53 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡σ 「スタッフが掃除するエリアは、このあたりだ」
ミ,,::ー彡∩ 「 しかし、証人は、蹴ったがゆえに、しゃがみ込んだ」
ミ,,::ー彡∩ 「その場所は、被害者の、後方あたり 」
ミ,,::Д彡 「 であれば!」
.
575
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:30:22 ID:S0Eyb4is0
┌┐ ┌─┐
┌─┤│ ミセ:: -)リ
│サ││ ┌─┐ └─┘
│ l .││ (、::トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |_____| |_____| |_____|
─┐ │ ││
─┤ │雑│├───────────────────────
┼ │ ││ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
576
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:30:46 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「 いくら手前であったとしても、最低限、ここッ!!」
ミ,,゚Д゚彡 「グラスの掃除は、」
、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、
ミ,,゚ー゚彡 「この位置まで捕捉できなかった それだけの話だったのさッ!」
( ;・∀・) 「なッ!?」
(,,゚Д゚) 「怯んではダメです!」
(,,゚Д゚) 「反論を!」
( ;・∀・) 「あ…ああ!」
にア 「いままでの証拠品にない」
にア 「いままでの証言にない」
にア 「俺は見ていない」
.
577
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:31:10 ID:S0Eyb4is0
にア 「いままでの証拠品にない」
( ・∀・)σ 「 騙されねえぜ、検事ィ!!」
( ・∀・) 「捜査の大原則として、だ!」
( ・∀・)σ 「現場に落ちていたァ!」
( ・∀・)σ 「事件に関係する物品はァ!」
(#・∀・) 「すべてが! この法廷にて受理されているはずだッ!!」
(#・∀・)σ 「掃除もれの大きい破片 どこにあるッてんだあ!?」
.
578
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:31:37 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚ー゚彡 「事件 《後》 に……スタッフ・ビロードが、処理したのだ!」
ミ,,::Д彡 「なんでも、元のグラスを処理したのも、氏だと聞く……」
ミ,,::Д彡 「被害者死亡後に、ビロード氏が、発見した!」
ミ,,::Д彡 「関係者としてではなく、いち従業員として、再び処理した!」
ミ,,::ー彡∩ 「そしてそれは、粉々になったから、確認ができない 以上ッ! 」
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
579
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:32:00 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「そォんな証言、なかったッスよ!?」
(,,゚Д゚) 「なかった以上、この主張も、通ってないんですよ!」
、 、
(,,゚Д゚) 「反証できるアナが、どこかにあるはずです!」
、 、
看守「アナ!?」
( ・∀・) 「そうだな! おい! 1スレ目
>>290
で狂わせた因果律の影響がここに現れたぞ!」
にア 「誰かが気づくはず」
にア 「毒は検出されなかった」
にア 「処理する暇はなかった」
.
580
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:32:23 ID:S0Eyb4is0
にア 「処理する暇はなかった」
( ・∀・) 「待て!」
( ・∀・) 「( ><)が事件勃発後に処理した、だと?」
( ・∀・)σ 「その時間はなかった!」
ミ,,- -彡 「なに…?」
.
581
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:32:55 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「事件後、俺らは現場テーブルに駆けつけた!」
( ・∀・) 「ミセリ、ビロード、なによりテンチョーが、証人だ!」
>
>( ;><) 「動かないで、その場を、あなたたちでジッとしててください!」
>
> ∧ ∧ ♪
>ヽ( ・∀・)ノ
> ( ヘ)
> く
>
>( ;><) 「動かないでェェーーーーーッ!!」
>
( ・∀・)σ 「そして、ケーサツ到着まで、俺らもビロードも 動かなかった!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「こ…この俺が…こんなふざけた回想で反論されるのか!?」
( ・∀・)σ 「そ、それはごめん…」
.
582
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:33:20 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「え、ええと、つまりどういうことですか!」
( ・∀・) 「検察側は、こう言いたいわけだ」
( ・∀・)σ 「事件前の水のさわぎにて、割れたグラス 」
( ・∀・)σ 「その時に、処理しきられなかった破片を蹴ったのだ …と!」
(#・∀・) 「だが!」
(#・∀・) 「ンなものは、なかった!」
、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、
( ・∀・)σ 「我々の知り得ないナニか を、証人は蹴ったんだ!!」
.
583
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:33:46 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありィ!!」
ミ,,::Д彡 「……なら、こいつはどうだい?」
ミ,,゚Д゚彡 「蹴ったのは、被害者のグラスで、」
ミ,,::ー彡∩ 「まちがいなかった というのは…!」
( ;・∀・) 「なに!?」
( ;・∀・)σ 「そいつァ既に、反証して……」
.
584
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:34:15 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
ミ,,::ー彡∩ 「毒のグラスを蹴ったわけではない、それはわかった」
、、 、 、
ミ,,::Д彡 「 ほんものの被害者のグラスだ!」
ミ,,゚Д゚彡 「毒入りのグラスは、卓上にあった!」
ミ,,゚Д゚彡 「割れたグラスは、処理された後だった!」
ミ,,::Д彡 「 これらの持ち主が、ミセリ氏・エクスト氏だった!」
、 、 、、、 、、 、 、 、 、 、
ミ,,::ー彡∩ 「持ち主がトソン氏のグラスは、どこに行ったッていうんだい?」
ミ,,::Д彡⊃ 「 そいつを、証人は蹴飛ばしたんだ!」
.
585
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:35:03 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
( ;・∀・) 「え、えっ、どーゆーこと!?」
( ;・∀・) 「毒入りのグラスが卓上で、」
( ;・∀・) 「割れたのはエクストのグラスで、ええ!?」
(,,゚Д゚) 「!」
(;,,゚Д゚) 「 惑わされてはダメです!」
、 、 、 、
(;,,゚Д゚) 「フサギコの、言葉のマジック 心象操作だッ!」
( ;・∀・) 「なッ!?」
.
586
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:35:25 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありィ!」
ミ,,::ー彡∩ 「さあさあさあッ どうなんだい、弁護人!?」
ミ,,::ー彡∩ 「証人が蹴飛ばした位置からしても、」
、 、 、 、 、 、、 、 、、 、
ミ,,゚ー゚彡 「被害者のグラスを蹴った こそが、もっとも合理的だぜ!?」
ミ,,::ー彡∩ 「さあさあッ 反論はオシマイかァ!?」
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
.
587
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:35:50 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「いまさら作戦タイムは聞きませんよ!」
( ´∀`) 「さあさあッ どうなんでしょう、弁護人!?」
( ;∀;) 「え!待って!整理する時間くれないの!?」
(;,,゚Д゚) 「 フサギコにコントロールされているだけです!」
(,,- -) 「落ち着いて、考えればわかる 」
.
588
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:36:12 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「被害者のグラスを蹴ったわけではなかった 」
(,,゚Д゚) 「その証拠を、叩きつけてやるのです!」
( ;∀;) 「なあ!」
( ;∀;) 「答え!わかってるなら!」
( ;∀;) 「代わりに!叩きつけてよ!証拠ォ!」
にア
>>461-466
.
589
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:36:36 ID:S0Eyb4is0
にア ⑬トソンの解剖記録
( ・∀・) 「 だァーーったら!」
( ・∀・)⊃ 「この証拠品を見てもらおうか!」
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
( ´∀`) 「…?」
( ´∀`) 「い、いまさら解剖記録……ですか?」
( ・∀・) 「重要なのは、写真(
>>2
)だッ!!」
.
590
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:36:59 ID:S0Eyb4is0
_ ....... _ / .::/.:.:.
_,. =、、 . : :´: : : : : : :`: : .、 / .::/ .:.:.:
f'´ ) /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\... / .::/.:.:.:.:.:
!,、、ー ´ ヤ // .:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:i :::::::::::::ヽ::::.... / .::/.:.:.:.:.:.:.
\ ヤ ,:/:::/:::::ハ::::::::: |:::::::::|::::::::::::::::::',::::::::::::.. / .::/ .:.:.:.:.:.:.:
\_ _;ノ .i:i:! :!::::::|:l::Ⅵ::::::|::i:i::::|::::::::::::::::::::; .::.::::::::. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ̄ |:|:!::|:!::::|:l::::ⅥⅣ::|:|::::|=x:::i:::::::::::i..:::::::::.:. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
_ |:|:!::|乂从:::::::::|::::从:::| う}|:::::::::::|::::::::::: / .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
リ|i! |ハ !:::ソ\:::::::|::///: |_У:|:::::::::::|::::: : / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
,斗;i|i|i|i. .′从:::\ :: リイ/:::: |!!ヘ∧:::::::: !:::.:. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
r'i|i|i|i|i|i|i|iトtx;、 \::ヽー` :. !::::::: |∨ヘ::∨:::∧ :: / .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヾl|l|l|i|i|l|l|l|l!'´. Y:::`ー< :::::::′V:ヘ::∨:::∧ / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
`"'ヾi|i|if’ ;:::::从:/:::::::/ / \゙:::∨:::∧ / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
_,., .,, /:::/ /:::::::/′ ゞ:;∨:::∧/ .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
i|リ ,イ:::/ /::::::: ′ / \: ∧.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
}i!′ //::/ /::::::::;' / /:}:ハ. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
//く⌒>::::::::::i:`Y / ..:/..:{:::∧ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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:≧x、_ / く:_:/:从:::::::| 小、 .i!::::::∧:. ' .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:≧x、_ .{:. :{ :|:i::|::::::| ./iハ:.::. i!:::::: ∧::. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:≧x、._ 乂::.. Ⅵi::|::::::| /i/:::∨::.. i! ::::: ∧:::. ' .:.:.:.:.:.:.:.:
.
591
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:37:23 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「 どれ 」
( ;´∀`) 「ッ!」
( ・∀・) 「写真左上ッ 」
( ・∀・)σ 「写っているよなァ!!」
( ・∀・)σ 「飲んだばかりの被害者のグラスがッ!!」
(#・∀・) 「持ち主の誤解を誘ったようだが、そうはいかねえぞ!!」
.
592
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:37:46 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「え、え!」
( ;´∀`) 「結局、どういう意味なのですか!?」
( ・∀・)σ 「そこの検事が、話をややこしくしようとしただけだ!」
( ・∀・) 「元エクストのグラスを、トソンが奪った!」
( ・∀・) 「それが卓上に転がった!」
( ・∀・) 「割れて、処理されたグラスは、元トソンによるもの!」
(#・∀・)⊃ 「 この話は、それ以上でも、それ以下でもねえッ!!」
.
593
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:38:10 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「…………」
(,,゚Д゚) 「 3つあるグラスのうち、」
、 、
(,,゚Д゚) 「事件に関わっているのは、2つだけ……なんですよ!」
( ・∀・) 「ああ、」
、 、、 、 、 、 、
( ・∀・) 「ミセリのグラスは、始終、事件に関わってねえからな!」
.
594
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:38:35 ID:S0Eyb4is0
(,,- -) 「それを、」
(,,゚Д゚) 「証人が蹴ったグラスは、割れたものでも、毒入りのものでもない 」
(,,゚Д゚)σ 「残された、3つ目のグラスを蹴ったのだ 」
(,,゚Д゚) 「 そんな突飛な反論を、話術で!」
(,,゚Д゚) 「それッぽく聞かせてきただけなのですよ!」
( ;´∀`) 「ああ!」 ←完全に理解した
( ・∀・) 「してねえよなあ、それ!」
.
595
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:39:01 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
、 、
(;,,゚Д゚) 「 しかし、この土壇場で、話術を仕掛けてきますか…!」
、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、 、、 、、、
(;,,゚Д゚)σ 「推理をバグらせて、自爆を狙ってきましたよ!」
( ;・∀・) 「……なんてやつだ……!」
\ガヤガヤ…/
ミ,,::ー彡∩ 「……ふん。」
ミ,,゚Д゚彡 「どうやら、グラスを蹴ったわけでないのは 間違いないようだな」
ミ,,゚ー゚彡 「弁護側との議論で、正確な情報にできたようだよ。」
ミ,,::ー彡∩ 「礼を言うぜ」
.
596
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:39:24 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「だったら!」
( ・∀・)σ 「グラスを蹴った とウソをついてまで、隠してきたものがある ということ!」
(#・∀・) 「 それが!」
(#・∀・)⊃ 「この事件の、最後の証拠品なんだッ!!」
\ざわッ!/
ミ,,::ー彡∩
.
597
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:39:46 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「 まだだぜ、弁護人…!」
.
598
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:40:11 ID:S0Eyb4is0
( ;∀;) 「まァァーーーーーーだ反論があるッてゆーーのォ!?」
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
ミ,,゚Д゚彡 「証人は、最後の証拠品を、隠してきた 」
ミ,,::Д彡 「 そうだとしたら、なぜッ!!」
ミ,,::Д彡 「現在に至るまで、証人はそいつを隠してきたんだい!?」
、 、
ミ,,::ー彡∩ 「 一度は、告発までされた身の上だぜェ!?」
.
599
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:40:31 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「確かにッ!」
( ´∀`) 「証人は一度、容疑にかかりそうだったのです!」
( ´∀`) 「……なにかしらの意図があったと、して。」
( ´∀`) 「さすがに、疑われた時には、出すでしょう!」
( ´∀`) 「最後の証拠品!」
.
600
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:40:58 ID:S0Eyb4is0
\確かに!/
\確かに!/
( ;・∀・) 「ぎゃー! ガヤまで賛同してやがる!」
(;,,゚Д゚) 「しかし、それはそうですよ!」
(;,,゚Д゚) 「だいたい 」
>
>(,,- -) 「結局……あのオンナは、真犯人では、なかったのでしょう?」
>
>(,,- -) 「じゃあ、あのオンナは…… 」
> 、 、、 、、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、
>(,,゚Д゚) 「ナニを、隠していたと、言うのですか?」
>
.
601
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:41:20 ID:S0Eyb4is0
(,,- -) 「自分が犯人だという決定的な証拠を隠す わかる。」
(,,゚Д゚) 「見つかれば、逮捕されるから、隠してきたとして…」
(,,゚Д゚) 「結果として、ミセリは、犯人ではなかった」
.
602
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:41:43 ID:S0Eyb4is0
(,,- -) 「自分が無実だという決定的な証拠を温存する まだわかる。」
(,,゚Д゚) 「もっとも、どうして隠すのかとなるが、さておいて」
(,,゚Д゚) 「結果として、疑われてもなお出さなかった つまり、違う」
.
603
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:42:05 ID:S0Eyb4is0
(;,,゚Д゚) 「 ミセリが犯人でも無実でも、破綻します!」
( ・∀・) 「ッ!」
\カンッ!/
( ;´∀`) 「弁ご
ミ,,::ー彡∩ 「つまりッ!!」
ミ,,::Д彡 「ベンゴ側の主張は……成り立たねえのさッ!」
ミ,,゚ー゚彡 「 証人・ミセリが、最後の証拠品を持っている というのはなァ!」
.
604
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:42:28 ID:S0Eyb4is0
\ザワザワ…!/
\ガヤガヤ…!/
( ;・∀・) 「くっ……グッ!!」
( ;・∀・) 「……」
( ;・∀・)
.
605
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:42:50 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「……どうして……」
( ;・∀・) 「どうして、ミセリはそれでも、隠すんだ?」
.
606
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:43:15 ID:S0Eyb4is0
この事件の本質は、どこにあったんだ?
.
607
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:43:38 ID:S0Eyb4is0
まだ解決していない謎は、なんだ?
.
608
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:44:03 ID:S0Eyb4is0
>
>ミセ;゚-゚)リ 「 エクストを、弁護してッ!」
>
>ミセ;゚-゚)リ 「このままじゃあアイツ まずいの!」
>
.
609
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:44:32 ID:S0Eyb4is0
事の発端にして、2日目の、最大の謎。
弁護を依頼したのが、本人ではなく、ミセリであること。
ミセリが悪人だとすると、ここに、整合性が、とれていなかった。
.
610
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:44:56 ID:S0Eyb4is0
>
>ミセ:: -)リ 「独りよがりなだけよ」
>
>ミセ:: -)リ 「ほんとうは、エクストじゃなくて、」
>
>ミセ:: -)リ 「エクストを好きになっている私自身が、好きだっただけなのよ」
>
.
611
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:45:19 ID:S0Eyb4is0
事件のバックボーンは、初日から一貫して、愛憎劇。
恋人の定義、好きの定義、愛の定義。
その価値観こそが、法廷でもたびたび、議論されてきた。
.
612
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:45:43 ID:S0Eyb4is0
>
>ミセ::;-゚)リ 「どうしてエクストは、私を、愛してくれないの!?」
>
>ミセ::;-゚)リ 「私はただ、エクストが好きなだけなのに!」
>
.
613
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:46:07 ID:S0Eyb4is0
犯人では、ない。
恋人への愛も、ウソではない。
殺人を疑われてでも、その口を、割らなかった。
.
614
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:46:28 ID:S0Eyb4is0
自分よりも優先する理由、優先できる理由って、なんだ?
.
615
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:46:54 ID:S0Eyb4is0
.
616
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:47:18 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・)─v∧──
BGMここまで
.
617
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:47:48 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「 あ 」
( ;・∀・) 「ああああああああああああッッ!!!」
\ガヤッ!/
\ざわッ!/
(,,゚Д゚) !
ミ,,::Д彡 「ッ!?」
( ;´∀`) 「なんですか!」
.
618
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:48:13 ID:S0Eyb4is0
(;,,゚Д゚) 「ど、どうしたのですか!」
( ;・∀・) 「 わ わかった 」
(,,゚Д゚) 「えっ…?」
( ;・∀・) 「ミセリが、ここまで隠し事をしてきた理由 」
( ;・∀・) 「法廷が、ここまで真犯人を立証できなかった理由 」
( ;・∀・) 「なにより 」
、、、 、
( ・∀・) 「エクストではなくミセリが、弁護を依頼してきた理由 ッ!!」
.
619
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:48:34 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「なッ……」
(,,゚Д゚) 「どういう 」
( ‐∀‐)
( ・∀・)
(#・∀・) バンッ!
(#・∀・)σ 「証人ッ!! おまえ──── 」
.
620
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:56:26 ID:S0Eyb4is0
/ ヽ / ′
/ ヽ / /
_____/ ヽ / ′ /|
.  ̄ ̄ ̄/ ヽ / .|\ / ト、 /\ / | // /
/ -‐  ̄ `゙ - .、. _| \/\| \∧/ \/\/ |∧/ ///
/ ´ ヽ \ 、 、 、、 、 、 、 、 、、 /
, ´ ∠ 被告人をかばってきたんだな!? >
==--- .: ' /_ _ \
./  ̄ ヽ/ /∨| /W| /∨\ /\|\ .|  ̄
, // |/ |/ \/ \|
i′ i======-----
___ , , ‐ 、 |
 ̄ ̄ ̄ / ヽ } _i
! { } | /´ i
| ヽ , ' }:::`:::...、 / { , ‐‐‐‐‐‐=======‐‐‐‐‐‐
.,_ 、  ̄ j:::::::::::::::::`:/ ヽ、 ,
::::::::::`::.:、 ヽ l::::::::::::::::/ /
:::::::::::::::::::ヽ' ヽ、 }::::::::::/ , :'
:::::::::::::::::::::::::::i\ 、 j:::::/ , '
::::::::::::::::::::::::::::}. \ ヽ 、 j:/ -_
:::::::::::::::::::::::::::::!. \:. ` - 、 ,. .. </::::::::`::..、
:::::::::::::::::::::::::::::} \  ̄ ̄ ,「 /::::::::::::::::::::::.ヽ===‐‐‐‐‐‐
♪ガッツだー!
→
https://www.youtube.com/watch?v=WW4g5TPnKx0
.
621
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:56:46 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡 「 ッ!?」
( ;゜∀`) 「 ッ!?」
(,,゚Д゚) 「 ッ!?」
.
622
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:57:36 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;-゚)リ 「──── ッ!!!」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
( ;´∀`) 「どッ どういうことですか!?」
ミ,,::Д彡 「被告人を かばっただと!?」
.
623
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:57:59 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「ベンゴ側は 撤回しねえッ!!」
( ・∀・)σ 「証人は、確かに、持っている 最後の証拠品をッ!!」
(#・∀・) 「それもッ!!」
(#・∀・)σ 「一般人のミセリが! パッと見ただけで!」
(#・∀・)σ 「事件性を汲み取りッ! 被告人を疑いたくなるようなッ!!」
、 、 、 、 、 、 、
(#・∀・)⊃ 「そんな、決定的な証拠品だッ!!!」
.
624
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:58:22 ID:S0Eyb4is0
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
ミ;,,゚Д゚彡 「 いッ 異議ありッ!!」
ミ;,,゚Д゚彡 「どうしてそんなものを隠す必要がある!?」
ミ,,::Д彡 「隠すまでもなく、ケーサツに任せれば 」
( ‐∀‐) 「隠す理由?」
( ・∀・) 「 ひとつしかねえッ!!」
にア 「警察が信用できなかった」
にア 「エクストが犯人だと思った」
にア 「自分が疑われると思った」
.
625
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:58:45 ID:S0Eyb4is0
にア 「エクストが犯人だと思った」
( ・∀・) 「警察が、刑事が!」
( ‐∀‐) 「初動捜査、取調をするよりも、はやく 」
( ・∀・)σ 「そこの証人・ミセリこそが、真っ先に、思ってしまったんだ!!」
(#・∀・) 「エクストが、トソンを殺した、とッ!!」
(#・∀・) 「だから、証人は、隠したんだッ!!」
.
626
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:59:07 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
ミ;,,゚Д゚彡 「なッ ……なに……!?」
( ・∀・)σ 「考えてもみろ!」
( ‐∀‐) 「今回の事件 」
、 、、 、 、
(#・∀・) 「 ミセリ視点では、どう映っていたのかを ッ!!」
.
627
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:59:31 ID:S0Eyb4is0
_ ....... _ / .::/.:.:.
_,. =、、 . : :´: : : : : : :`: : .、 / .::/ .:.:.:
f'´ ) /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\... / .::/.:.:.:.:.:
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\ ヤ ,:/:::/:::::ハ::::::::: |:::::::::|::::::::::::::::::',::::::::::::.. / .::/ .:.:.:.:.:.:.:
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_ |:|:!::|乂从:::::::::|::::从:::| う}|:::::::::::|::::::::::: / .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
リ|i! |ハ !:::ソ\:::::::|::///: |_У:|:::::::::::|::::: : / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
,斗;i|i|i|i. .′从:::\ :: リイ/:::: |!!ヘ∧:::::::: !:::.:. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
r'i|i|i|i|i|i|i|iトtx;、 \::ヽー` :. !::::::: |∨ヘ::∨:::∧ :: / .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヾl|l|l|i|i|l|l|l|l!'´. Y:::`ー< :::::::′V:ヘ::∨:::∧ / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
`"'ヾi|i|if’ ;:::::从:/:::::::/ / \゙:::∨:::∧ / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
_,., .,, /:::/ /:::::::/′ ゞ:;∨:::∧/ .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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:≧x、._ 乂::.. Ⅵi::|::::::| /i/:::∨::.. i! ::::: ∧:::. ' .:.:.:.:.:.:.:.:
.
628
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:59:55 ID:S0Eyb4is0
─── どうして、トソンちゃんが…!? ───
─── 血を、ふいて、倒れてッ… ───
─── ……え……エクスト……っ!? ───
.
629
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:00:16 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡 「 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 あッ あああああああああ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 まさか まさかああああああああああああッッ!! 」
.
630
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:00:45 ID:S0Eyb4is0
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
( ・∀・) 「そもそも、だ!」
( ・∀・)σ 「当時のミセリ視点だと、犯人は、エクストでしか、あり得なかったじゃねえか!!」
(#・∀・) 「ミセリは、エクストが犯人だと 信じて疑わなかった!!」
.
631
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:01:09 ID:S0Eyb4is0
─── (……コツン……) ───
─── ッ! これは……ナニ!? ───
─── ……これッ……まさか、エクストの…… ───
.
632
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:01:37 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「証人が、つま先に当たったとされる、それは……」
( ‐∀‐) 「パッと見ただけで、明らかな事件性の、汲み取れるもの……」
( ‐∀‐) 「 そんなもの、」
( ‐∀・) 「ミセリ視点で捉えたら、どう映ると思う……?」
.
633
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:02:00 ID:S0Eyb4is0
─── こッ……こんなのがあったら…… ───
─── ぜったいに、エクストが、捕まっちゃう…… ───
─── 私が……隠さないと……っ!! ───
.
634
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:02:32 ID:S0Eyb4is0
、、 、、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、 、
( ・∀・)σ 「エクストが殺害した証拠に見えた、それをッ!」
、 、 、
(#・∀・) 「証人は、現場から、隠ぺいしたんだッ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「な……なんだと……ッ!??!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 そんな都合のいい話があるわけ 」
(#・∀・) 「根拠はまだあるッ!!」
(#・∀・)σ 「だから、彼女は 」
にア 「その証拠を処分した」
にア 「俺に弁護を依頼した」
にア 「証人として法廷にきた」
.
635
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:03:19 ID:S0Eyb4is0
にア 「俺に弁護を依頼した」
( ・∀・) 「俺に、弁護を依頼したんだよッ!!」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありだ!!」
ミ,,::Д彡 「 被告人を守りたい、ならッ!」
ミ,,::Д彡 「実績のある、ベテラン弁護士に依頼するもんじゃあねえのかい!?」
.
636
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:03:43 ID:S0Eyb4is0
(#・∀・)⊃ 「異議ありッ!」
(#・∀・) 「それは、我々視点の話だ!」
( ・∀・)σ 「ミセリ視点で、俺に依頼する理由は、他にあった!!」
にア 「現場にいたから」
にア 「あえて有罪にしたかったから」
にア 「事務所が近かったから」
.
637
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:04:11 ID:S0Eyb4is0
にア 「事務所が近かったから」
( ・∀・)σ 「現場からの、事務所の、近さ 」
、 、 、 、、 、 、、 、 、、 、 、、
( ・∀・) 「もっと言うと、弁護を取り付けられるスピードだッ!!」
> 、 、 、 、 、 、 、
>ミセ::゚-゚)リ 「だって、お店の真向かいだしね…この事務所」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「たしかに、できればあなたがいいなあ、とは思ってましたが……まさかすぎるよ」
>
ミ;,,゚Д゚彡 「 ッ!!」
.
638
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:04:32 ID:S0Eyb4is0
─── 証拠は隠した…… ───
─── でも、エクストが捕まっちゃった…… ───
─── はやく、すぐに、弁護士……味方を、つくらないと……! ───
.
639
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:04:56 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「たまたま、もっとも近いところにいた弁護士が 俺だった。」
( ・∀・) 「彼女は、すぐに味方をつくりたかった 」
( ・∀・)σ 「 恋人であるエクストを、守るために。」
::ミセ::;-゚)リ::
.
640
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:05:24 ID:S0Eyb4is0
\ザワザワ!/
\ガヤガヤ!/
ミ,,::Д彡 「…………つまり。」
ミ,,::Д彡 「自身が疑われた時にも、その証拠を出さなかった、というのは 」
( ・∀・) 「……ここまでで、何度も言われてきたよな」
( ・∀・) 「ベンゴ側の主張に、ついて」
.
641
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:05:49 ID:S0Eyb4is0
>
>(,,- -) 「結局のところ、」
> 、 、 、
>(,,゚Д゚) 「ベンゴ側の主張が、可能性の話を全開にしているのが、脆弱なのです!」
>
> 、 、 、 、 、 、 、
>ミ,,゚ー゚彡 「グラスの入れ替わりを前提とする、砂上の楼閣なりッ!!」
> 、、
>ミ,,::ー彡∩ 「そのifのうえで成り立つ、主張…告発… 」
>
.
642
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:06:23 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「 最後の最後まで、」
( ・∀・)σ 「無実の決定的な証拠を、出せなかった 」
(#・∀・) 「たった1つでも!」
(#・∀・) 「更にエクストが不利となる証拠が出た瞬間、終わっちまうんだ!!」
、 、
(#・∀・)⊃ 「 自分の隠したそれが、決定打になることを、恐れたんだよッ!! 」
( ;´∀`) 「…………」
( ;´∀`) 「 だから……疑われても、疑いが晴れても、隠すしかなかったのですか……」
( ´∀`) 「…………被告人の疑いが晴れない限り、出すわけには、いかなかった……!」
.
643
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:06:48 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) バンッ!
( ・∀・) 「……証人!」
::ミセ::;-゚)リ:: !
.
644
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:07:09 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「もう、わかっただろ!」
( ‐∀‐) 「エクストのために、」
、 、 、 、 、 、 、
( ・∀・) 「愛する人のために尽くしてきたのは、わかった!」
( ;・∀・) 「 だけどよォ!」
( ;・∀・) 「その最後の証拠が、なかったら!」
( ;・∀・) 「どのみち、エクストは有罪に 」
.
645
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:07:32 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「エクストが人を殺した というのが、」
( ;・∀・) 「事実になるんだ!!」
::ミセ::;-゚)リ::
.
646
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:07:52 ID:S0Eyb4is0
─── ウソだ ───
.
647
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:08:17 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「実際に殺したかどうかは、さておいて!」
( ;・∀・)σ 「法廷の出す結論こそが、事実に、なっちまうんだ!!」
::ミセ::;ο゚)リ::
.
648
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:08:41 ID:S0Eyb4is0
─── ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ ───
.
649
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:09:16 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「 どうせ有罪になる、んだった、ら!」
( ;・∀・) 「最後の可能性に、賭けてくれ!!」
::ミセ::;ぺ)リ::
.
650
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:09:38 ID:S0Eyb4is0
─── ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ ───
─── ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ ───
─── ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ ───
.
651
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:10:46 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・)σ 「頼むッ!!」
( ;・∀・) 「あんたの隠している、証拠を 」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`)
.
652
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:11:27 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「どうやら……」
( ´∀`) 「待つだけ、むだのようですね……」
.
653
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:12:18 ID:S0Eyb4is0
(*;-゚) 「 ねえッ!!! 」
.
654
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:12:56 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) !
ミ,,::Д彡 !
( ・∀・) !
(,,゚Д゚) 「……」
(,,゚Д゚) 「し、しぃさん…?」
.
655
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:13:25 ID:S0Eyb4is0
(*;-゚) 「ねえ、あんた!!」
ミセ:: -)リ 「ッ!」
(*;-゚) 「カレシを、ほんとーに、愛してんなら!」
(*;-゚) 「カレシを、無罪に、してほしーんなら!」
(*;-゚) 「カレシを、ほんとーに、守り抜きたいんなら、……!」
.
656
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:13:51 ID:S0Eyb4is0
(*::-) 「 あんたが、信じろよ!!! 」
(*::-) 「 あんたが疑うから、有罪になりかけてんだよ!!! 」
(*;-゚)っ 「 おまえ カノジョなんだろ!!! 」
BGMここまで
.
657
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:14:20 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;ο゚)リ
ミセ:: -)リ
ミセ::;-゚)リ
::ミセ::;-゚)リ::
_,
::ミセ::ぅ:::t)リ::
.
658
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:14:59 ID:S0Eyb4is0
’
::ミセ::;ぺ)リ:: ::
「 うわああああああああああああああああああああんん……!! 」
.
659
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:15:23 ID:S0Eyb4is0
.
660
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:15:48 ID:S0Eyb4is0
\ヒュッ!/
ミ,,゚Д゚彡 「ッ!」
( ;・∀・) 「ッ!」
泣き崩れたミセリは、顔をぐしゃぐしゃにしながら、
ポケットに手を突っ込んだかと思いきや、
なにかを、取り出し、
弁護席、モララーに向けて、乱雑に、投げつけた。
.
661
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:16:17 ID:S0Eyb4is0
パシッ!
∩
( ;・∀・) 「おわッと!!」
(,,゚Д゚) 「な…なんですか、それ!」
(,,゚Д゚) 「 いま、ミセリが 」
.
662
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:16:43 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「あ、焦るな焦るな!!」
( ;・∀・) 「えっとォ……なんだァ?」
\てぃろん♪/
証拠品ファイル(24)注射器
ナイロン袋に入った未使用の小型注射器。
ラベルには 「透過支援剤」 と書かれている。
.
663
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:17:41 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・)
( ・∀・)
( ・∀・) 「なんだ? この注射器…」
.
664
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:18:12 ID:S0Eyb4is0
「あ……ああああああああああああああああッッ!!!」
( ;・∀・) 「ッ!?」
( ;゜∀`) 「ッ!?」
(lli<○><) 「 てッ てめえ!! 」
(lli<◎><◎) 「 どこでそれをオオオオオオオオオ!?! 」
♪ガッツだー!
→
https://www.youtube.com/watch?v=WW4g5TPnKx0
.
665
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:18:34 ID:S0Eyb4is0
\ザワザワ…!/
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
カンカンカンッ!
( ;゜∀`) 「せッ…静粛に静粛に!」
( ;゜∀`) 「 証人ッ!?」
.
666
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:19:07 ID:S0Eyb4is0
\ぎゃあぎゃあ!/
\ジタバタ…!/
::(lli<○><):: 「 クッ クソッ!!」
::(lli<◎><◎):: 「 離せ!! 離せええええええええ!!! 」
\ざわざわ…!/
ミ,,::Д彡 「弁護人ッ!!」
ミ,,::Д彡⊃ 「そいつをこっちによこせッ!!」
( ;・∀・) 「え!?え!? あ、はい!!」
.
667
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:19:29 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
ミ,,゚Д゚彡 「商標…?ラベル?には、 『透過支援剤 ホー筋注』 ……」
ミ,,- -彡 「裏には 『Dimercaprol』 と書かれてあるな」
ミ,,- -彡 「………………」
ミ,,゚Д゚彡 「ん?」
ミ,,゚Д゚彡 「どこかで、見たような……」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 こッ これ 」
、 、、 、 、、 、 、
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ジメルカプロールじゃねえか!!! 」
.
668
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:19:53 ID:S0Eyb4is0
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
( ;・∀・) 「け…検事!」
( ;・∀・) 「えっと、なんだ! その……ナントカって!」
ミ;,,゚Д゚彡 「ちょ、ちょっと待て!」
ミ;,,::Д彡 「確か、こっちの資料に、そんな名前が 」
ミ;,,::Д彡 「 」
.
669
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:20:19 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「えっと……なんつった……じめ?」
( ;・∀・) 「聞いたことある?」
(;,,゚Д゚) 「…さ…さすがに…」
ミ,,::Д彡 「 」
ミ,,::Д彡 「モノとしては、ホー筋注という商標でこそある、が 」
ミ,,゚Д゚彡σ 「正しくは……ジメルカプロール。」
.
670
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:20:42 ID:S0Eyb4is0
、 、 、 、 、 、
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ヒ素の解毒剤だ!! 」
.
671
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:21:08 ID:S0Eyb4is0
\ぎゃあぎゃあ!!/
\ザワザワッ!!/
カンカンカンッ!
( ;゜∀`) 「どーゆーことですかァ!?」
ミ,,::Д彡 「本件を担当するにあたって…」
、 、
ミ,,゚Д゚彡 「俺は個人的に、ヒ素について、調べてみた」
、 、
( ;´∀`) 「ひ……ヒ素?」
.
672
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:21:28 ID:S0Eyb4is0
>
>刑事「ただ、いわく、バイバイサル酸の可能性が高い、とのこと」
>
>(*゚-゚) 「ばいばいさるさん?」
> 、 、 、 、 、 、 、
>刑事「ヒ素はヒ素でも、有機ヒ素化合物。」
>
>刑事「多くは、害虫・害獣駆除に用いられるものですね」
>
ミ,,- -彡 「それにしたがい…」
ミ,,゚Д゚彡 「 《ジメルカプロール》 という 《キレート剤》 に、その解毒作用があることを知った」
ミ,,::Д彡 「そして……」
、 、 、 、 、、 、 、 、
ミlli,,゚'Д゚彡 「 それが、現場に転がっていた……と言うのかァ!?」
.
673
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:21:52 ID:S0Eyb4is0
(#・∀・) 「裁判長ッ!!」
( ・∀・) 「その〜……えっと、なんだっけ?」
(#・∀・) 「 ナントカ ってやつを、いますぐ鑑識にまわすんだ!」
( ;´∀`) 「!」
、 、 、
( ・∀・) 「証人、ミセリは、これを現場で拾ったんだ!!」
( ‐∀‐) 「現場にこいつが転がっていた……と、なると 」
( ・∀・) 「犯人のポケットとかから落ちた可能性が、非常に高い!」
( ・∀・)σ 「 つまり 」
.
674
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:22:15 ID:S0Eyb4is0
(lli<◎><) 「ッ!!」
(#・∀・) 「真犯人の 《指紋》 が付着している確率が、非常に高いッてことだ!!」
(#・∀・)σ 「至急 指紋鑑定をッ!!」
\カンッ!!/
( ;´∀`) 「はッ! えッ!」
( ;´∀`) 「えーっと、係官ッ!!」
.
675
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:22:47 ID:S0Eyb4is0
ミlli,,゚'Д゚彡 「 異議ありッ!! 」
( ・∀・) 「なんだッ!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 じょッ 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 常人が、このキレート剤とやらを用意しただと!?」
ミ,,::Д彡 「この俺ですら、知らなかった知識だ 」
、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、
ミlli,,゚'Д゚彡 「一般人が用意できるはずがねえッ!!!」
.
676
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:23:21 ID:S0Eyb4is0
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
(,,゚Д゚) 「!!」
(;,,゚Д゚) 「 そういうことかッ!!」
( ;・∀・) 「え、なにかわかったの!?」
(;,,゚Д゚) 「最初から、ヒントはあったのです!!」
(;,,- -) 「ずっと…ずっと…」
(;,,゚Д゚) 「 最初から!! 」
.
677
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:23:46 ID:S0Eyb4is0
>
>(,,゚Д゚) 「浪人バイト、あるあるですね」
>
>(*゚ー゚) 「ほう、どこに受けるつもりなのだね?」
> 、 、 、
>( ><) 「VIP大学の、薬学部ですね」
>
>
>( ・∀・) 「聞きなれない単語だけど、わかる?」
> 、 、 、 、 、 、
>(,,゚Д゚) 「わかりませんが、ひとつ言えることがあるとすれば 」
>
>(,,゚Д゚) 「駆除剤に用いられる、ということは、」
>
>(,,゚Д゚) 「比較的入手が容易である、ということですね」
>
.
678
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:24:15 ID:S0Eyb4is0
>
>人物ファイル⑦ビロード
> ( ><)。 ファミレスのアルバイト。
> 薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
>
(;,,- -) 「入手性…毒性…作用…」
(;,,゚Д゚) 「 それらへの理解の深さ… 」
(,,゚Д゚) 「ビロードが犯人なら、筋が通るッ!」
、 、 、 、 、 、 、、 、
( ・∀・) 「薬学の知識があった からかッ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ッ… ッ… ……!!」
.
679
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:24:46 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「係官!」
( ´∀`) 「指紋を、調査するのですッ!」
.
680
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:25:13 ID:S0Eyb4is0
.
681
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:25:38 ID:S0Eyb4is0
法廷内の雑踏がざわめき、
木槌の筒音すら掻き消すなか、検査は行われた。
数日間に渡り、ミセリが所持していたこともあり、
実に数多ものそれが、ナイロン袋の多くを覆っていたそうだが、
幸い、詳細な照合をするのに、支障はなかったようだ。
そして、三種類の指紋が、検出された。
ひとつは、いま手にしたモララー・フサギコの指紋。
ひとつは、隠し持ってきたミセリの指紋。
そして、もうひとつは
係官「……裁判長ッ!!」
係官「 スタッフ・ビロード氏の指紋が……検出されましたッ!!」
.
682
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:26:02 ID:S0Eyb4is0
(lli<◎><)
( ;゜∀`) 「 」
( ;゜∀`) 「……」
( ;゜∀`) 「じゅ、受理しま、す…!」
証拠品ファイル(24)注射器
ナイロン袋に入った未使用の小型注射器。
ラベルには 「透過支援剤」 と書かれている。
\てぃろん♪/
証拠品ファイル(24)ジメルカプロール
「透過支援剤 ホー筋注」 。
バイバイサル酸の解毒剤。
ミセリが事件現場から隠ぺいしたもの。
未使用の注射器で、ビロードの指紋が付着。
.
683
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:26:31 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……おい、ビロード」
( ‐∀‐) 「長ァらく、お待たせした、な……」
(lli ::::<) 「ッ!!」
.
684
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:26:53 ID:S0Eyb4is0
>
>(lli<◎><○) 「アーーーッハッハッハッハッハア!!!」
>
>(;<●><) 「証拠だヨォ、」
>
>(;<◎><) 「はやく証拠を見せてみろヨオオオオッッ!!!」
>
.
685
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:27:17 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「 待たせたからには、」
(#・∀・) 「徹底的なブツを、…見舞ってやるぜ…」
(lli<◎><○) 「 ッッ ッ!!」
.
686
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:28:04 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「初日から、ずぅ〜〜っと、劣勢、崖っぷちで……」
( ‐∀‐) 「なに言っても、ふた言目には証拠、証拠、ケッテイ的な証拠……」
( ‐∀‐) 「………さんざん、我慢してきたが………」
(#・∀・) 「 よォ〜〜やく、反撃の時だ……!!」
.
687
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:28:27 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル(24)ジメルカプロール
「透過支援剤 ホー筋注」 。
バイバイサル酸の解毒剤。
ミセリが事件現場から隠ぺいしたもの。
未使用の注射器で、ビロードの指紋が付着。
.
688
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:29:12 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「この事件の 《真犯人》 を示す……」
( ・∀・) 「最後の、」
(#・∀・) 「決定的な証拠は これだッ!!!」
にア
>>687
>>689
.
689
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:29:32 ID:S0Eyb4is0
(#・∀・) ジメルカプロールッッ!!
690
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:29:53 ID:S0Eyb4is0
、 ,
〉'-, /!
,' ヽ / !
、 i' '- '´ i _,、 -‐ '
`'‐ - ´ ,}`ヽ、"- '´ /
ヽ ,,. -''´ ,,. -'’ /
ヽ r''´ <´ /
_ノ `ー,、,,.._ `゙`ー-、 し
-‐' ´ .,L_, ̄``ヽ_,ノ '- ,_
`' ァ /⌒レ=ニ二´_ ニ-
リ ,| '´,,-ァ `ヽ _, -'´
ノ r‐ 、 `ー'"/ ,,. -‐''" 〈
, -´ ,! ヽ ぐー一'^ヽ__ `ー ,,_
`' ,! ,イ`ー-=='"~´ ,_) ,, _, -‐ ''
ヽ | / ヽ._,.ィ´ <, // ',
;!〈 / /ァ └' / ヽ
{,_〉_,:{._/_ ヽ、,,__/ r -`.
/,、' ': / ヽ , -'‐、'.
_,´ !./ `:, ', \
!' ' 、 ヾ
.
691
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:30:15 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「本件の死因!」
( ・∀・) 「バイバイサル酸 すなわち、有機ヒ素化合物!」
( ・∀・) 「 の、解毒剤である、ジメルカプロール!」
( ・∀・) 「どォ〜〜〜やって!」
(#・∀・)σ 「こいつに、指紋をつけた、ッてんだあ!?」
(lli<◎><○) 「 あ あ… 」
.
692
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:30:39 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「おっと、」
( ‐∀‐) 「こいつァ、事件 《直後》 に、ミセリが隠ぺいしたものだ!」
( ・∀・) 「つまり 」
( ・∀・)σ 「こいつに指紋をつけられるのは、事件 《前》 だけッ!」
( ・∀・)σ 「まして、落ちていたのは、そのまま、 《現場》 ッ!」
( ・∀・) 「たまたま拾ったッてのも、通らねえぜェ!?」
::(lli<◎><○):: 「 ガッ!! がああ …… ッ…!!」
(lli<◎><○) 「だああああああああああああああッッ!!!」
.
693
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:31:06 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
係官「…!」
(;<◎><○) 「ッ!」
::(;<◎><):: 「は……離せッ!! モガッ 」
( ´∀`) 「……いいでしょう」
( ´∀`) 「話しなさい、弁護人」
.
694
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:31:31 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……証人は、あの日」
( ・∀・) 「被告人を殺すのに、バイバイサル酸……すなわち、ヒ素を用いた」
( ‐∀‐) 「けど、臆病なあんたは、ひとつ…」
( ・∀・) 「保険を、かけようとしたんだ。」
( ´∀`) 「……それが、この注射器……」
.
695
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:31:55 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「しかも、こいつァ、毒の小瓶とは違って 」
、 、 、 、 、、 、
( ・∀・) 「誰かに持たせる、もとい、指紋を気にする必要はなかった」
( ・∀・) 「おそらく、小瓶と注射器を、ポケットにいっしょに入れてたんだ」
( ‐∀‐) 「毒を持った時か、小瓶を忍ばせた時か…」
( ・∀・) 「……マ、いつだっていいよな。」
( ・∀・)σ 「てめえは……最後の最後で、こいつを落としちまったんだ!」
(;<◎><) 「…!!!」
.
696
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:32:18 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「……さて。」
( ・∀・) 「係官、ビロードの拘束を、ゆるめてやってくれ」
( ;´∀`) 「…え?」
( ;´∀`) 「無力化しておかずに、よろしいので?」
(,,゚Д゚) 「ど…どうしたのですか?」
( ・∀・) 「いや…大したことじゃ、ないんだけどよ…」
( ‐∀・) 「 反論があるなら、聞いてやろうと思って……な。」
.
697
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:32:41 ID:S0Eyb4is0
(;<◎><) 「ッ!!!」
(;<◎><) 「 ……な……な……」
( ・∀・) 「ご要望どーり、証拠は、出してやった」
( ・∀・) 「でも、てめえ、言ったよな?」
( ・∀・) 「殺してない、って。」
( ・∀・) 「証拠を出してみろ、って。」
(;<◎><) !
.
698
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:33:06 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……この審理も、ずいぶんと時間を食っちまったが……」
( ‐∀‐) 「俺は、いくらでも、待つし。」
( ・∀・)σ 「俺は、いくらでも、聞くぜ?」
(;<◎><)
.
699
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:33:30 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「反撃を、してみろ」
( ・∀・) 「殺してない、という反撃を、してみろ」
( ・∀・) 「あるいは、黙秘権を行使しても、かまわないぜ」
::(;<◎><)::
.
700
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:33:54 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「さあさあさあッ!」
( ・∀・)⊃ 「次は、どォんな反撃を、してくれるんだァ!?」
::(;<◎><)::
( ・∀・) 「さあッ!」
( ・∀・) 「言ってみろ、証人、ビロードッ!」
::(; :::::<)::
(#・∀・)⊃ 「さあさあッ さあッ!!!」
.
701
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:34:14 ID:S0Eyb4is0
::(; :::::<)::
::(; :::::<)::
::(; :::::<)::
( ><)
.
702
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:35:10 ID:S0Eyb4is0
(;<●><) 「 オレが 」
::(lli<◎><○):: 「オレが殺したんだあああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!」
.
703
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:35:35 ID:S0Eyb4is0
BGMここまで
.
704
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:36:00 ID:S0Eyb4is0
To Be Continued
.
705
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:37:38 ID:S0Eyb4is0
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
>>157-455
3日目 法廷パート(中編②)
>>461-704
3日目 法廷パート(中編③)
次回たぶん最終回
706
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:58:35 ID:IK4ts7oI0
乙です!!!
最後どんでん返し決まって気持ちよかったです!
改めて読み返すとビロードめっちゃ怪しいのにミセリの行動で訳分からんくらいぐちゃぐちゃになるの、地雷女すぎてやばいw
707
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 18:52:22 ID:qkr5CADE0
乙
708
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 01:31:00 ID:0uI4uEdc0
追い抜いた!
こっちの続きも昇竜マリオの続きも楽しみだ……。
709
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 01:31:44 ID:0uI4uEdc0
ごめん気持ちのままにsage忘れた。
710
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 04:25:10 ID:OgeoKTOs0
おつおつ
遂に決着したか…!
711
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 22:47:16 ID:K7QPFkQI0
こいつぁ戦犯……
712
:
名無しさん
:2024/04/11(木) 14:16:34 ID:HSjxgHew0
乙
これ色々終わったあと、ミセリとかエクストどうなるんだろうなぁ
713
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 02:12:04 ID:NhBVLS7c0
>>712
このレスでちょーっと嫌な未来想像しちゃった
714
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 07:05:01 ID:G/10vb420
乙です
ビロード曰くミセリとトソンは妊娠してるらしいけど、その辺はどうなのかな
ミセリが妊娠してる身で自殺未遂までやるのは違和感あるし、トソンに関しては解剖記録があるのにお腹の子に関しての情報が無いのも引っかかるんだが
715
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/12(金) 21:41:23 ID:hPBNZK2I0
もーちょっとしたら最終回投下するよ!
716
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:52:06 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル①弁護士バッジ
弁護士バッジだ。
これが誰も俺のことを弁護士だと認めてくれない。
証拠品ファイル②ゴング
なりふりかまわずレスバトルを仕掛ける。
もうちょっと他に方法はなかったのかなッて思う。
.
717
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:52:30 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
証拠品ファイル④クーポン
新春!アイスひとつ無料キャンペーン!
※一度の会計で1枚だけ使えます。
※3月30日以降ご来店時より有効。
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
718
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:52:59 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑦ミセリのスカーフ
カシミヤエルメスさんが依頼に来た時の忘れ物。
推定十万円也。
証拠品ファイル⑧上面図
当時の3人の位置関係がわかる。
《詳細》は
>>4-6
証拠品ファイル⑨濡れたソファー
エクストとミセリが座っていた。
トソンの水で濡れており、毒物反応あり。
証拠品ファイル⑩防犯カメラ
ナイスボートの出入り口にある唯一のカメラ。
なにも面白い情報のない、つまらないカメラ。
.
719
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:53:19 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑪通話のキロク
エクストとでぃの通話のキロク。
3月22日の夕方ごろ。 《詳細》は
>>7-15
証拠品ファイル⑫展望台の半券
エクストとでぃが別れた展望台の半券。
去年12月30日のもの。
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
証拠品ファイル⑭バイバイサル酸
毒が入っていた小瓶。
エクストの右ポケットに入っていたが、指紋はない。
.
720
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:53:48 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
証拠品ファイル⑯陳述書
ミセリとトソンが化粧室にいる間に、
エクストはビロードに、トソンの水のおかわりを要求した。
証拠品ファイル⑰エクストのハンカチ
エクストの青いハンカチ。 トソンからのプレゼント。 濡れている。
エクストの右ポケットに入っており、毒物反応が検出された。
証拠品ファイル⑱血のついた椅子の脚
昔ナイスボートで修羅場が起こった時に折れた椅子の脚。
エクストの血でにじんでいる。
.
721
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:54:12 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑲ミセリのロケット
過去にナイスボートで修羅場があった日、女子トイレに捨てられた。
【 ミセ*^ー^)リ(^ー^< > 】
証拠品ファイル⑳ミセリの写真
12月27日 ナイスボートにて、
西園…ミセリが、伊…エクストを殺そうとした時の写真。 《詳細》は
>>3
証拠品ファイル(21)エクストのロケット
正月にミセリが、傷心のエクストへプレゼントした。
ミセリのロケットと一緒につくった。
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
.
722
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:54:36 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル(22)一般客の証言
事件当時、事件の一部始終以外におかしいものは
見ておらず、なにかしらのトラブルにも遭わなかった。
証拠品ファイル(23)ミセリの写真②
ナイスボートで撮られたミセリの後ろ姿。
首の後ろに手を回している様子が写っている。
証拠品ファイル(24)ジメルカプロール
「透過支援剤 ホー筋注」 。
バイバイサル酸の解毒剤。
ミセリが事件現場から隠ぺいしたもの。
未使用の注射器で、ビロードの指紋が付着。
.
723
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:55:01 ID:hPBNZK2I0
人物ファイル①モララー
( ・∀・)。 俺だ。
就活用に撮った写真だが、なかなか男前だ。
人物ファイル②ギコ
(,,゚Д゚)。 元法廷係官。
頭がよくキレるが基本的にゲス。
人物ファイル③しぃ
(*゚ー゚)。 元検察官。
身長一四〇を誇る驚愕のチビ女。
人物ファイル④フサギコ
ミ,,゚Д゚彡。 検察官。
エリートでトップ検事だがナルシスト。
.
724
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:56:24 ID:hPBNZK2I0
人物ファイル⑤刑事
所轄署の刑事。
世間の注目を集める殺人事件の場合、初動捜査はだいたい彼が担当している。
人物ファイル⑥ハエ
天の声だ!
地の文が存在しないこの作品における地の文ポジション。
人物ファイル⑦ビロード
( ><)。 ファミレスのアルバイト。
薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
人物ファイル⑧トソン
(゚、゚トソン。 修羅場グループその1。
小物がどれも高価。 しとやかそう。
.
725
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:57:14 ID:hPBNZK2I0
人物ファイル⑨ミセリ
ミセ*゚-゚)リ。 修羅場グループその2。
召し物がどれも高価。 ばかっぽそう。
人物ファイル⑩エクスト
<_プー゚)フ。 修羅場グループその3。
過去にはもっと女がいた。 顔は確かに良い。
人物ファイル⑪ハインリッヒ
从 ゚∀从。 ファミレスのオーナーシェフ。
若くて勝ち気な女性。 ぱっと見は。 たぶん三十路すぎ。
人物ファイル⑫でぃ
(#゚;;-゚)。 元修羅場グループ。
おとなしい性格だがやっていることはドギツイ。
.
726
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:57:39 ID:hPBNZK2I0
\しん…/
\……/
( ・∀・) 「……」
(;:::::::: ) 「……」
( ・∀・) 「……」
( ・∀・)
( ・∀・) 「 あんたが、やったんだな?」
.
727
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:58:51 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<)
(;:::::::: )
( ;´∀`) 「……」
ミ,,- -彡 「……」
(;:::::::: )
(;:::::::: ) 「 なにもかも」
.
728
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:59:12 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「…?」
(;::::::::<) 「なにもかも、あのッ!!」
(lli<◎><○) 「あのクソ野郎が、悪いんだ!!!」
(;<○><) 「何人もの女をたぶらかせて……」
(;<○><) 「何人もの女を泣かせて… 」
(lli<◎><○) 「 あの、あのッ あの野郎はッ!!」
(lli<◎><○) 「殺人以上に罪深い犯罪を、犯してやがったんだ!!!」
.
729
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:59:50 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「殺人以上…だと?」
(;::::::::<) 「…………トソンさんは、あの人は……」
(;::::::::<) 「 あの人は、心が、きれいで……」
(;<○><) 「……いい人だった……」
.
730
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:00:28 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「!」
(;::::::::<) 「最初、あの人がうちに来たのは…」
(;::::::::<) 「ただのプライベートで…連れは、いなかった。」
(;<○><) 「…………すてきな、人だった……」
(;::::::::<) 「容姿の話じゃない」
(;:::::::: ) 「 その心根が、美しかったッ!」
.
731
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:01:01 ID:hPBNZK2I0
─── トソンさんがひとりで、はじめて来た日 ───
─── オレはたまたま、ミスをした ───
─── 証言で言ったようなウソじゃあなく……ふつうにな…… ───
.
732
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:01:57 ID:hPBNZK2I0
─── ……ガシャアン…… ───
.
733
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:02:20 ID:hPBNZK2I0
─── あの……大丈夫ですか? ───
.
734
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:04:01 ID:hPBNZK2I0
─── えっ、アッ! ───
─── だッッ だだ大丈夫です! ───
─── そっそのすみ すみませ ───
.
735
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:04:45 ID:hPBNZK2I0
─── 手伝いますよ ───
─── エッあっイヤ大丈夫で ───
─── 気になさらないでください ───
.
736
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:05:09 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「料理を運ぶ時、たまたま、ふつうに、ミスった」
(;::::::::<) 「その料理を、床にぶちまけちまったんだよ」
(;:::::::: ) 「 トソンさんは、数席は離れたところにいたッてのに」
(;::::::::<) 「わざわざ、こっちに駆け寄ってきてくれた」
(;<○><) 「 確かに容姿も美しかったが 違う!」
(;<○><) 「それ以上にオレは、優しさ その優しさに 感動した…!」
(;::::::::<) 「 そして、その瞬間に、……惚れた。」
.
737
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:05:29 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
(;::::::::<) 「バカみたいに単純な話だけどよ」
(;::::::::<) 「別に、いいじゃんか、勝手に好きになることくらい さ。」
(;:::::::: ) 「 ただ。」
(;::::::::<) 「オレが不釣り合いであることくらい、わかってた」
(;::::::::<) 「告白することはなかったし、するつもりも、なかった」
.
738
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:06:05 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「鬱蒼と日々に咲いた花……的な?」
(;::::::::<) 「ああ、こんなじめっとした場所にも、花って咲いてるもんなんだな、ッて。」
(;:::::::: ) 「 落とした料理を片づけてもらったあとに、一言、礼を言った」
(;::::::::<) 「オレがトソンさんとクチをきくのは、それで最後だと思ってた。」
( ><) 「 数週間後だ。」
( ><) 「あの人が、また、うちにきた。」
( ::::::<) 「そう、来たんだ 」
.
739
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:06:29 ID:hPBNZK2I0
─── < フ::-) ───
、
( ><) 「奴を連れて。」
( ><) 「なんとも思わなかった……と言ったら、ウソになるかな」
( ><) 「多少がっかりしたのは、まあ、事実だよ」
( ::::::<) 「ただ、カレシがいることまでは、よかった」
( ><) 「そりゃあ、いるよな、あんなに美しい人なんだから。」
( ><) 「問題は、だ」
.
740
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:06:56 ID:hPBNZK2I0
─── (、:::トソン ───
─── ミセ:: -)リ ───
─── (# ;;-) ───
.
741
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:07:16 ID:hPBNZK2I0
( ><) 「あのエクストって野郎は、女を、何人もつくっていたんだ」
( ・∀・) 「……」
( ><) 「オレは……トソンさんに、言ったよ」
( ><) 「目を覚ませ、って」
( ><) 「他にも、いい人はいくらでもいるはずだ、って」
( ><) 「でも…」
.
742
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:07:45 ID:hPBNZK2I0
─── お気遣いは、その……嬉しいんですけど。 ───
─── 私は……だいじょうぶ、ですから…… ───
─── 自分だけを……見てもらいたくないんですか? ───
─── それは、そりゃあ……そうですけど…… ───
─── ……仕方のないこと、ですから…… ───
.
743
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:08:11 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「あのとき……」
(;::::::::<) 「オレに、顔は見せなかったけど……」
(;::::::::<) 「 泣いていた……ッ!!」
( ;><) 「トソンさんは 」
(;::::::::<) 「あのヤローのせいで、ジレンマを抱えて……泣いていたんだ……ッ!!」
.
744
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:08:40 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「好きだ……愛してる……」
(;::::::::<) 「 んなセリフを、あいつァ、かんたんに言いやがる……」
(;:::::::: ) 「それが本心かどうかは、知らねえ。 ただ…………」
(;<○><) 「 ほんとうに、愛してんならッ!!」
(;<○><) 「たとえ何がなんでも、見つけるべきだったんだ!!」
、 、
(;<○><) 「 答えを!! 」
.
745
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:09:05 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「 答え……?」
(;<○><) 「好きだから別れたくない……」
(;<○><) 「 それが本心だったとして、なんだ!!」
(lli<◎><○) 「ただワガママなだけじゃねーか!!」
(lli<◎><○) 「愛してる女を泣かせるわけが、ねえんだよ!!」
(lli<◎><○) 「女を愛する、男は!!!」
.
746
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:09:34 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「では、あなたの動機は……」
(;:::::::: ) 「……」
(;:::::::: ) 「 あの人の、つらそうな、声……」
(;:::::::: ) 「あれを聞いた瞬間………もう、決意した」
(;::::::::<) 「 なにがなんでも、あの野郎を殺してやる って……」
.
747
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:10:36 ID:hPBNZK2I0
ミ,,- -彡 「……」
ミ,,- -彡 「殺して、彼女を、どうするつもりだったんだ?」
(;::::::::<) 「別に、トソンさんを手に入れようとか、」
(;::::::::<) 「ンなこと、これっぽっちも考えてなかったよ………本心だ。」
(;:::::::: ) 「 ただ、あの悪魔を 」
(;:::::::: ) 「あの悪魔を殺せば トソンさんは」
(;:::::::: ) 「 あの悪魔から 解放される 」
(;:::::::: ) 「それが…………動機かな。」
.
748
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:10:58 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「そりゃあ、最初は悲しむかもしれないがよ」
(;::::::::<) 「将来的に見れば、トソンさんは、 …幸せになれる。」
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「それで、ついに?」
( ;><) 「ほんとうは、もっと早くのうちに、殺すつもりだった」
( ;><) 「ただ……どうしても、怖くなって。」
( ;><) 「どうしても、実行できなかった…」
(;:::::::: ) 「 ヒ素と、解毒剤を隠し持って出勤する日が、続いたよ……ずっとだ。」
(;:::::::: ) 「そして、あの日だ」
.
749
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:11:22 ID:hPBNZK2I0
─── ……ハッキリしてください! ───
─── エクストくんは……どちらを、選ぶのですか! ───
─── お、俺は……その……えっと。 ───
.
750
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:11:46 ID:hPBNZK2I0
(;:::::::: ) 「あのときの、あの人の……」
(;:::::::: ) 「悲痛そうな、声が聞こえて……」
(;:::::::: ) 「オレが、殺すのを決めた、あの日の、あの声が蘇ってきて……」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「それで、ついに……」
( ´∀`) 「殺意が、かたまってしまった……と。」
.
751
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:12:40 ID:hPBNZK2I0
ミ,,- -彡 「…」
ミ,,- -彡 「当然、トソン氏を殺すつもりは…?」
(lli<◎><) 「当たり前だッ!!!」
(;<◎><) 「よりにもよって、どーしてあの人が!!!」
(lli<◎><) 「あの人が、死ななくちゃならなかったんだ!!!」
( ・∀・) 「本日の読者レス予想です、 『おまいう』 」
(,,゚Д゚) 「オッ、恒例の悪ノリスタートかな?」
.
752
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:12:58 ID:7XyIKj9s0
恋愛模様が壮絶すぎてビロードの方に納得できてしまう
753
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:13:09 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「しかし、解せませんな」
( ´∀`) 「あなたは、解毒剤を持っていた…」
( ´∀`) 「アレさえあれば、最悪の事態はまぬがれたのでは?」
(;:::::::: ) 「……オレは、グラスが入れ替わった瞬間を、見てしまった」
(;:::::::: ) 「あげく…」
(;::::::::<) 「毒が入ったそのグラスに、水を注がされる始末…」
(;::::::::<) 「オレは、そこで気づいた」
(;::::::::<) 「ジメルカプロールをなくしちまったッてことに」
.
754
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:15:04 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「じゃ、じゃあ、オーダーを通さなかった空白の20分間は 」
(;:::::::: ) 「探したさ……そこらじゅうを、な。」
(;:::::::: ) 「まさか……まんま、テーブルの下にあったとは、思わなかったが…」
(;::::::::<) 「 けど、見つからなかった 」
( ;・∀・) 「だ…だったら、どうして!」
( ;・∀・)σ 「俺らと、ずっとしゃべってたんだよ!」
( ;・∀・) 「 あの時間も、ずっと探すのに、使っていれば 」
(;:::::::: ) 「怖くなったんだよ」
.
755
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:15:40 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……え?」
(;::::::::<) 「不自然だろうが、怪しかろうが、」
(;::::::::<) 「無理にでも、トソンさんに注射する…」
(;::::::::<) 「そーすれば、あの人が死ぬことはなかった」
(;:::::::: ) 「わかっては、いたはず、なんだけど…………」
(;::::::::<) 「オレの犯行だとバレること、そして 」
(lli<○><) 「そのあとも、あの野郎が、のうのうと生き延びちまう ッてことが!!」
(lli<○><) 「あのクソ野郎が、天下の往来を闊歩しやがる ッてえ事実が!!!」
.
756
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:17:35 ID:hPBNZK2I0
( ;・∀・) 「それで、諦めたのか!?」
( ;・∀・)σ 「お前は、トソンのことが好きじゃなかったのか!!」
( ・∀・) 「事故であれ……」
( ・∀・) 「お前は、愛した人を、殺しちまったんだぞ!?」
(;:::::::: ) 「……」
(;:::::::: )
.
757
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:18:05 ID:hPBNZK2I0
(;:::::::: )
(;:::::::: ) 「死んでない」
.
758
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:22:18 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「…な、なんだって?」
(;:::::::: ) 「あの人は、トソンさんは、死んでない」
(;::::::::<) 「オレのなかで…」
(;::::::::<) 「オレのなかで、生きているッ!」
( ><) 「あの人は、」
( <○><) 「オレの中で、」
(lli<◎><) 「 オレのなかで生きているんだあああああああああああッッ!!!」
.
759
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:22:40 ID:hPBNZK2I0
\カンッ!/
( ´∀`) 「もう、よろしいッ!」
( ・∀・) 「待ってくれ、裁判長!」
( ´∀`) 「はッ はい?」
( ・∀・) 「あと、少しだけ…待ってくれ。」
( ・∀・) 「最後にひとつ…」
( ・∀・)σ 「こいつには、言っておかねーとダメなことが、ある」
.
760
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:23:02 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「……」
( ´∀`)
( ´∀`) 「しかたないですね」
( ´∀`) 「あとひとつだけですよ?」
(,,゚Д゚) 「あの…何か、あるんですか?」
( ・∀・) 「……」
.
761
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:23:22 ID:hPBNZK2I0
( ‐∀‐) 「このまま、やつを刑務所に入れたって…」
( ・∀・) 「あいつは、絶対に、反省なんかしない」
( ・∀・)σ 「現実を、つきつけて」
( ・∀・) 「あいつを、反省させねーと………ダメ、なんじゃあないのかな…」
(,,゚Д゚) 「…」
(,,゚Д゚) 「エンディング分岐ッてやつですか、いいですよ」
( ・∀・) 「なーんか調子狂うなあ…」
.
762
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:23:43 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「ビロードッ!」
( ・∀・) 「…みっともなくないか、現実から目を背けるッて…」
(;:::::::: ) 「……」
(;:::::::: ) 「背けてねえよ」
(;:::::::: ) 「ほっといてくれよ、オレ、なにも悪いこと、してないじゃんか」
( ;><) 「確かに、オレは、トソンさんが、好きだよ」
( ;><) 「でも、カレシがいるって認めてるし、コクるつもりもねーし、」
( ;><) 「寝取りも、ストーカーもしてないし、ただ、眺めているだけなんだ」
(;:::::::: ) 「殺されたらしーけど、オレ、関係ないし。」
(;:::::::: ) 「オレのなかのトソンさんは、死んでねーから。」
.
763
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:24:11 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)
( ‐∀‐)
( ・∀・)
( ・∀・) 「なかに誰もいませんよ」
.
764
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:25:08 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ 「ビロード!」
( ・∀・)σ 「トソンさんは……ずっとずっと、エクストのことを、想っていたッ!!」
にア
>>716-722
>>765
.
765
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:29:21 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) エクストのロケット
766
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:33:10 ID:hPBNZK2I0
、 ,
〉'-, /!
,' ヽ / !
、 i' '- '´ i _,、 -‐ '
`'‐ - ´ ,}`ヽ、"- '´ /
ヽ ,,. -''´ ,,. -'’ /
ヽ r''´ <´ /
_ノ `ー,、,,.._ `゙`ー-、 し
-‐' ´ .,L_, ̄``ヽ_,ノ '- ,_
`' ァ /⌒レ=ニ二´_ ニ-
リ ,| '´,,-ァ `ヽ _, -'´
ノ r‐ 、 `ー'"/ ,,. -‐''" 〈
, -´ ,! ヽ ぐー一'^ヽ__ `ー ,,_
`' ,! ,イ`ー-=='"~´ ,_) ,, _, -‐ ''
ヽ | / ヽ._,.ィ´ <, // ',
;!〈 / /ァ └' / ヽ
{,_〉_,:{._/_ ヽ、,,__/ r -`.
/,、' ': / ヽ , -'‐、'.
_,´ !./ `:, ', \
!' ' 、 ヾ
.
767
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:35:27 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「たしかに……トソンさんは、つらかっただろう」
( ‐∀‐) 「エクストのことを愛しているのに、」
( ‐∀・) 「エクストは、自分だけを、見てくれない」
( ・∀・) 「みんなも、そうだった」
.
768
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:36:55 ID:hPBNZK2I0
>
>< フ::-) 「でぃのことも好きだった……」
>
>< フ;゚-) 「好きだったさ!」
>
>< フ;゚-) 「というか、まだ好きだ!」
>
>
>( ・∀・) 「じゃあ、なんで別れたの?」
>
>< フ::-) 「そ、その、なんというか……」
>
>< プ-゚) 「じ、自分だけを見てくれないなら別れる、って……急に……」
>
.
769
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:38:00 ID:hPBNZK2I0
>
>ミセ:: -)リ 「そりゃ、私はエクストのことを愛しているけど…」
>
>ミセ:: -)リ 「けど!」
>
>ミセ::;-゚)リ 「私がいくら愛したところで、」
>
>ミセ::;-゚)リ 「エクストは、私のこと、愛してくれないのよ!!」
>
>
>ミセ::;-゚)リ 「どうして!」
>
>ミセ::;-゚)リ 「どうしてエクストは、私を、愛してくれないの!?」
>
>ミセ::;-゚)リ 「私はただ、エクストが好きなだけなのに!」
>
>ミセ::;-゚)リ 「ね゛え゛ どうして!!!」
>
.
770
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:38:56 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……証人」
( ・∀・) 「 いや、」
( ・∀・)σ 「ビロード!」
(;:::::::: ) 「…!」
( ・∀・) 「エクストは、」
( ・∀・) 「間違えていたのだろうか?」
.
771
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:39:59 ID:hPBNZK2I0
( ;><) 「!」
( ;><) 「そりゃあ、そうだろう!」
( ;><) 「アンタだって聞いてきたはずだ!!」
( ;><) 「あいつの、無責任な態度のせいで、」
( ;::::::<) 「何人の……何人の女性が、悲しんできたことか!」
(,,゚Д゚) 「それ、あんたが介入する問題じゃねーよ、でFA?」
( ・∀・) 「ちょっと静かに」
.
772
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:40:23 ID:hPBNZK2I0
( ‐∀‐) 「無責任………か。」
( ・∀・) 「………ほんとうに、無責任だったんだろうか?」
( ;><) 「ど…どういうことだ?」
( ・∀・)σ 「エクストもエクストで、言ってたじゃねーか」
>
>从 ゚∀从 「彼は、」
>
>从 ゚∀从 「みんな、好きなんだよ」
>
>从 ゚-从 「トソンちゃんも、ミセリちゃんも、いままでのカノジョ……も。」
>
.
773
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:40:47 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「彼は彼で、」
( ・∀・) 「本気で、愛していたはずなんだ」
( ;><) 「そ、それとこれとは違う!」
( ;><) 「トソンさんだって……」
( ;><) 「あの人だって!」
( ;><) 「そうは思っていないはずだ!」
.
774
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:41:36 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)
( ・∀・) 「そこで、こいつを、見てくれ」
(,,゚Д゚) 「こいつをどう思う?」
( ・∀・) 「ちょっと静かに」
.
775
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:42:22 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル(21)エクストのロケット
正月にミセリが、傷心のエクストへプレゼントした。
ミセリのロケットと一緒につくった。
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
'_
( ;><) 、
( ;><) 「……これは……」
( ・∀・) 「これは、」
(,,゚Д゚) 「ミセリが己の策略の為に作成した、」
( ・∀・) 「静かに」
.
776
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:44:12 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚)σ 「ミセリがエクストからの評価を爆上げする為に、」
( ・∀・) 「静かに」
( ・∀・) 「……実際の時系列としては、だ」
( ・∀・)σ 「先にこのロケットを作って、でぃとエクストが別れて、エクストが傷心……だ」
( ・∀・) 「つまり、」
( ・∀・) 「このロケットを作る時に、きっかけ、動機 なんてものはないんだ」
.
777
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:46:07 ID:hPBNZK2I0
>
>( ・∀・) 「この写真…」
>
>【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
>
>( ・∀・) 「こいつを撮る時、被害者は、どうだったんだ?」
>
>ミセ:: -)リ 「話したら、こころよく引き受けてくれたよ」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「サプライズにはいいですね、って。」
>
>
>( ・∀・) 「なるほど…」
>
>( ・∀・)
> 、 、 、、 、
>( ・∀・) 「 サプライズ…?」
>
.
778
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:47:34 ID:hPBNZK2I0
ミ,,- -彡 「…!」
ミ,,゚Д゚彡 「 ……サプライズ……!」
( ・∀・) 「そう!」
( ・∀・) 「俺たちは、当初、こう思ったわけだ」
( ‐∀‐) 「傷心のエクストのために、いいものを贈ろう」
( ・∀・) 「だから、トソンも、それに応じたのだ と。」
.
779
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:48:08 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ 「実態は、違う」
( ・∀・) 「……トソンは、シンプルに、尊重していたんだよ」
( ・∀・) 「ふたりを、それぞれを愛するエクストを。」
( ・∀・) 「でなければ、撮るわけないんだ」
( ・∀・) 「ふたりが揃う写真なんて」
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
.
780
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:48:33 ID:hPBNZK2I0
( ;><)
( ;><)
( ‐∀‐) 「 今回の、事件」
( ‐∀‐) 「誰が正しいとか、正義とか語り出したら、こじれるんだ。」
( ・∀・) 「確かにエクストは、外野から見ても、やばいやつに見える」
( ・∀・) 「答えを出すべきという、あんたの言い分も、わからなくは ない」
( ・∀・) 「が。」
( ・∀・)σ 「それを決めるのも、結局ァ、当人らじゃね?」
.
781
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:48:55 ID:hPBNZK2I0
( ;><)
(;::::::::<)
( ・∀・) 「お前がしたことは」
( ・∀・) 「決着をつけるどころか、」
( ・∀・) 「彼らの関係を、さえぎってしまっただけなんだ」
( ・∀・) 「それも、」
( ・∀・) 「永久に。」
.
782
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:49:24 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<)
(;:::::::: )
( ・∀・) 「お前がしたことは、トソンを、悪魔から救ったのではない」
( ・∀・) 「ただ」
( ・∀・) 「こうあるべきだ ッつーエゴを満たした、自己満足でしかない」
( ・∀・)
( ‐∀‐)
( ・∀・)
.
783
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:49:47 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「裁判長、」
(#・∀・) 「判決だッ!!」
.
784
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:50:12 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「!」
(;:::::::: ) 「!」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`)
( ´∀`) 「そうですね」
( ´∀`) 「動機などについては、後日、通常裁判にて、触れてもらいましょう」
( ´∀`) 「被告人、エクスト」
( ´∀`) 「前へ」
.
785
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:50:32 ID:hPBNZK2I0
\ざわ…/
\………。/
< フ::-)
< フ::-)
( ´∀`)
( ´∀`) 「話は、聞いていましたな?」
< フ::-)
< プ-゚)
.
786
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:50:56 ID:hPBNZK2I0
< プ-゚) 「……はい。」
( ´∀`) 「あなたは、誰も、殺していなかった」
( ´∀`) 「……あなたもまた、被害者だったのです」
< プ-゚) 「…」
( ´∀`) 「長らくの間、お疲れさまでした。」
( ´∀`) 「このたびの、トソン殺人事件について、判決を、言い渡します」
.
787
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:51:19 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「被告人」
( ´∀`) 「エクストは 」
.
788
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:51:44 ID:hPBNZK2I0
、
キ\ r:' ´/
キ 丶、 / /
:. . - ――- /
/ ヽ
/ / \ ハ
i 、___, i
| ヽ . / ;
. `、_,/ ′
ヽ:..:. :. . .. .. .:.:<
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x≦三三三ミ、 、 、 j / /三三三≧x
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i三三三三三三三三、三>ミ、 . イ.三/三三三三三三三.从
!三三三三三三三三三、.三V ㍉イ./三/三三三三三三三三-l
.l三≧三三三三三三三.-、三ハ:::::::/三/三三三三三三三三三.!
.l三三≧三三三三三三三-、三゙、/三/三三三三三三≠三三.-l
.!三三三≧三三三三三三三-::,/三/三三三三三≠三三三三 i
F三三三三キ三三三三三三/三/三三三三三,f三三三三三ヨ|
Γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l!
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|. | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | .!
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789
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:52:11 ID:hPBNZK2I0
r-、 、 _
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ノ ィ r-、 r-、 r-、 r--′ キ 丶、 / /
ノノ | | | | | | | | ,.、 :. . - ――- /
lニニニ ニ ニ ニ ニニ ゝ ./ ヽ
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F三三三三キ三三三三三三/三/三三三三三,f三三三三三ヨ|
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790
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:52:36 ID:hPBNZK2I0
r-、 、 _ . r、________,.へ
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ノ ィ r-、 r-、 r-、 r--′ キ 丶、 / / .| |__| |__| |__| |
ノノ | | | | | | | | ,.、 :. . - ――- / し'─ r-z r-z ─‐-'
lニニニ ニ ニ ニ ニニ ゝ ./ ヽ lニニニニニ | | ニニニニ'^ゝ
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ノ j ヽヽ ヽヽ ヽ丶 . `、_,/ ′ . ゝ、,. -''~フノ | ニニニ'^ゝ
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|. | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | .!
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791
:
自演です
:2024/04/12(金) 22:53:40 ID:hPBNZK2I0
きゃーきゃー!
792
:
自演です
:2024/04/12(金) 22:54:12 ID:hPBNZK2I0
わーわー!
793
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:54:45 ID:hPBNZK2I0
\わぁぁーーーー!!/
\きゃーーーーー!!/
< プ-゚)
\わあああーーーー!!/
< フ::-)
\ぱちぱちぱち!!/
< フ::-) 「……」
.
794
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:55:13 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「本日は、これにて閉廷ッ!」
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
795
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:56:13 ID:hPBNZK2I0
.
796
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:56:38 ID:hPBNZK2I0
〜4月3日 午後3時27分〜
〜地方裁判所 被告人第3控え室〜
♪勝訴!〜初めての勝利
→
https://www.youtube.com/watch?v=9BpmlUZQBl4
( ・∀・) 「勝っちゃったーーーーーー!!!」
( ・∀・) 「初弁護なのに勝っちゃったよーーーーー!!!」
.
797
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:57:05 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「やりますねぇ!」
( ・∀・) 「もっとこう、スカッとする労いをくれよ」
( ・∀・) 「ちょっと字面が汚ねえんだよ、それ」
(,,゚Д゚) 「 ……いやはや、しかし、本音ですよ」
(,,゚Д゚) 「あなた、事件のスタート、わかってます?」
( ・∀・) 「……む」
.
798
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:57:32 ID:hPBNZK2I0
>
>(*゚ー゚) 「………決まりだな。」
>
>(,,゚Д゚) 「執行猶予すら取りにいけませんね」
>
>( ・∀・) 「お前らでも、度がすぎるとさすがにヒくんですね」
>
(,,゚Д゚) 「当初、」
(,,゚Д゚) 「犯行はエクストにしかできないと考えられ、」
(,,゚Д゚) 「殺す動機もふつうにありそうで、証拠まであった」
(,,゚Д゚) 「よくまあ、逆転勝訴をとれたものです」
(,,゚Д゚) 「完結したら、また読み返しましょうね」
( ・∀・) 「うん」
.
799
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:57:59 ID:hPBNZK2I0
(*゚-゚) 「しかしだな…」
(*゚-゚) 「こたびの事件…皆がみな、不幸に巻き込まれていやしないか…?」
( ・∀・) 「むむっ」
(*::-) 「被害者は、事故で殺されてしまったわけだ」
(*::-) 「あの真犯人も、好きだった人を、事故で殺したわけで」
(*::-) 「ミセリも、エクストも、でぃも、皆、だ」
(*;-゚) 「………全員が、不幸な事件……ではなかったか?」
.
800
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:58:21 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「い、言ったかって仕方ないだろ!」
( ・∀・)⊃ 「なっ、エクスト!」
< フ::-)
( ・∀・)⊃
( ・∀・)⊃ 「……なぁんでお前までそんなテンションなんだよぅ……」
.
801
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:58:43 ID:hPBNZK2I0
< フ::-)
< プ-゚) 「えっ……あ、ああ。」
( ・∀・) 「…」
< プ-゚) 「…」
( ;・∀・) 「…」
< フ::-) 「…」
.
802
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:59:05 ID:hPBNZK2I0
( ;・∀・) 「げ、元気出せよ!」
< フ::-) 「…」
( ・∀・) 「あんたは、無罪だった!」
( ・∀・) 「なんなら、恋人を殺した犯人まで、突き止めた!」
( ・∀・) 「裁判としては、この上ない成果だぜ!」
(・∀・ ) 「なっ、ミセリ!」
ミセ:: -)リ 「…」
( ・∀・) 「あの〜!」
.
803
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:59:32 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「むちゃ言わないでくださいよ」
(,,゚Д゚) 「スレでも案の定言われてたから言いますけどね、」
(,,゚Д゚) 「今回の事件の大戦犯、まぎれもなくミセ( ・∀・) 「ちょっと静かに」
\ガチャ/
从 ^∀从 「やー、諸君!」
( ・∀・) 「あ、テンチョー!」
从 ゚∀从 「やってくれたなァ、青いニイさん」
从 ゚∀从 「晴れてうちは、犯罪者を排出したお店になっちまったワケだ」
( ・∀・) 「あらあら、ジョークがお上手で……」
.
804
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:00:13 ID:hPBNZK2I0
从 ^∀从 「なんでもいいじゃん!」
从 ゚∀从 「事件解決、おめでとう!」
从 ゚∀从 「そして、ありがとう!」
( ・∀・) 「え、ああ……」
(,,゚Д゚) 「よせやい、照れる」
( ・∀・) 「だれ?」
.
805
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:00:35 ID:hPBNZK2I0
< フ::-)
ミセ:: -)リ
\ず〜〜ん/
从 ゚ο从 「……案の定、お通夜みてえだな」
从 >∀从⊃ 「元気出せよ、おめーら!」
バシッ!
< フ;゚-) 「ッて!」
ミセ;゚-゚)リ 「!」
.
806
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:01:07 ID:hPBNZK2I0
从 ゚∀从 「オレを見ろよ!」
从 ゚∀从 「おめーらにガンガン損害出されてきて、」
从 ゚∀从 「うちの二番手が殺人犯しちまって、」
从 ゚ο从 「常連は殺されるわ、死因は中毒死だわ、お先まっくらだわ……」
从 ゚ο从
从 ゚ο从 「オレ…明日からどうしよ…」
( ・∀・) 「まーまーまーまー!!」
( ・∀・) 「まーまーまーまーまーまーまーまー!!」
.
807
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:01:33 ID:hPBNZK2I0
< フ;゚-) 「……」
< フ;゚-) 「店長、さん…」
ミセ;゚-゚)リ 「…」
从 ゚∀从 「 なーんちゃって!」
从 >∀从 「どうよ、どうよ! 元気出た!?」
( ・∀・) 「…」
( ・∀・) 「笑えねえんだよ…」
( ・∀・) 「ある種、あんたが一番の被害者なんだよ…一貫して…」
.
808
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:01:57 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「それはいいとして、オーナー」
(,,゚Д゚) 「……どうして、そんなに、笑顔でいられるのですか?」
从 ゚∀从 「はにゃん?」
(,,- -) 「今回の事件は、ひっきょう、登場人物全員に、落ち度があります」
(,,゚Д゚) 「女たらしのエクストに、エゴイストで戦犯のミセリに、」
< プ-゚) グサァ!
ミセ::゚-゚)リ グサァ!
( ・∀・) 「おいおい、まさかそれ、本人たちを前にしていうセリフだとのたまうか?」
.
809
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:02:19 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「ふつうに水をかけたりしでかすトソンに、重度のメンヘラのでぃに、」
(,,゚Д゚) 「登場こそしてませんが、店で椅子を投げ出すバカどもも、いましたね」
(,,- -) 「あげく、正義と自己満足を取り違え、人を殺めた、ビロード……」
(,,゚Д゚)σ 「 あなただけが」
(,,゚Д゚)σ 「ただ純に、一方的な、被害者なんですよ」
从 ゚∀从
.
810
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:02:46 ID:hPBNZK2I0
(,,- -) 「それも、かねてよりの修羅場からして、いろいろと、甘すぎる……寛大すぎる。」
(,,゚Д゚) 「 どうして」
从 ^∀从
(,,゚Д゚) 「そんなに、笑顔でいられるのですか?」
从 ^∀从
从 ゚∀从 「笑顔の理由…」
从 ゚ο从 「人生ではじめて聞かれたから、回答に詰まるなァ」
(,,゚Д゚) 「……」
.
811
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:03:07 ID:hPBNZK2I0
从 ゚∀从 「 勝訴したから、かな?」
(,,゚Д゚) 「ハ?」
.
812
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:03:29 ID:hPBNZK2I0
从 ゚ο从 「言ったろ、ニイさん」
从 ゚∀从 「オレ……そんなに、エクストくんのこと、嫌いじゃあないんだ」
>
>( ・∀・) 「テンチョーは、その、エクストくんに、肯定的なんです?」
>
>( ・∀・) 「二股妊娠とかしてンすよ???」
>
>从; ^从 「確かに、オンナを何人もハベらせてるのは、褒められたもんじゃねーけど…」
>
>从 ゚∀从 「オレ、エクストくんのこと、あまり嫌いじゃないんだよね」
>
从 ゚-从 「少なくとも……」
从 ゚∀从 「こいつが、トソンちゃん殺しの犯人だとは……思ってなかった。」
.
813
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:03:51 ID:hPBNZK2I0
(*;-゚) 「で、でも」
(*;-゚) 「お店側の人が、犯人だったんだよ?」
从 ゚∀从 「マー、ちょっとびっくりしたよね、ウン」
从 ゚ο从 「でも、さ」
从 ゚∀从 「……濡れ衣でフィニッシュするよか、よっぽど、幸せだ……」
从 >∀从 「だから、今は!」
从 ゚∀从 「喜ぶべきなんだよ、おふたりさん!」
< フ::-)
ミセ:: -)リ
.
814
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:04:23 ID:hPBNZK2I0
从 ゚ο从 「たとえば、だ」
从 ゚∀从 「店が赤字で、凹むことだってあるよ、オレにだって」
从 ゚∀从 「まだまだ残ってる借金に、先行きが不安になる時だって、ある」
从 ゚∀从 「オレの借入金残高、見せてやろうか?」
( ・∀・) 「こんな脅しがあっていいのか?」
从 ゚ο从 「……でも、さ」
从 ゚∀从 「そんな感情をくりこして飲む酒は、うまいか?」
从 >∀从 「メリハリよ、メリハリ!」
从 ゚∀从 「怒る時は怒るし、喜ぶときは、喜ぶ!」
.
815
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:04:49 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「…」
(,,゚Д゚) 「…」
(,,゚Д゚) 「さすがに、ハイそうですか…で、切り替えられるものでもないでしょうよ」
(,,゚Д゚) 「それよりも、オーナー、これからはどーするおつもりで?」
从 ゚ο从 「これから?」
(,,゚Д゚) 「殺人者を輩出して、殺人事件の起こったお店」
(,,゚Д゚) 「借金も大量に残っていて、未来もない」
从 ゚∀从 「え、なに。 オレにトドメ刺しにきてる?」
.
816
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:05:20 ID:hPBNZK2I0
从 ゚ο从 「……うーん。」
从 ゚ο从
从 ゚∀从 「逆にさ」
从 ゚∀从 「殺人レストラン、として売り出すとか、」
从 ゚∀从 「どう?」
( ・∀・) 「聞くなよ」
.
817
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:05:56 ID:hPBNZK2I0
从 ゚ο从 「スタッフは人を殺すし、流血事件もざらだけど、」
从 ゚ο从 「どこまで間違えても、食中毒だけは起こさないレストラン…」
从 ゚∀从 「どう?」
( ・∀・) 「聞くなよ」
( ・∀・) 「殺されるくらいなら腹痛を所望するわ」
.
818
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:06:18 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「……」
ミセ:: -)リ
BGMここまで
ミセ:: -)リ
ミセ:: -)リ 「エクスト」
< プ-゚) 「ん、ん……」
< プ-゚) 「なに?」
.
819
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:06:40 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ
ミセ:: -)リ 「別れるのって……どう?」
.
820
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:07:03 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「え。」
(*゚-゚) 「え。」
( ・∀・) 「え。」
< プ-゚) 「……」
.
821
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:07:32 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「ちょっと、私……」
ミセ:: -)リ 「いろいろと、」
ミセ:: -)リ 「いろいろと、整理が……つかないから。」
< プ-゚) 「……」
ミセ:: -)リ 「ひとつ、謝りたいこと、あってさ」
< プ-゚) 「謝りたい?」
ミセ:: -)リ 「………」
ミセ:: -)リ
.
822
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:08:03 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「赤ちゃんがいる、っていうのも」
ミセ::゚-゚)リ 「嘘なの」
.
823
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:09:04 ID:hPBNZK2I0
< プ-゚)
(,,゚Д゚) 「ブッwwwwwwwwww」
( ・∀・) 「は!!?wwwwwwwww」
< プ-゚)
< プ-゚) 「……、え、……」
< フ;゚-) 「そ、そうなの?」
(,,゚Д゚) 「ちょ、え、まじでこの女まじで」
( ・∀・) 「よせ!ミセリの戦犯行動リストを羅列しようとするのはよすんだ!」
.
824
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:09:47 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「ずっと、そうだった」
ミセ:: -)リ 「私のすることは、全部、」
ミセ:: -)リ 「いかにして、エクストの気を引くか……だけだった」
ミセ:: -)リ 「ロケットの件もだし、」
ミセ:: -)リ 「妊娠検査薬をでっち上げたのもだし、」
ミセ:: -)リ 「今日……自殺しようとしてたのも、だし。」
ミセ::゚-゚)リ 「 ぜんぶ、ぜんぶ」
ミセ::゚-゚)リ 「ただ、かまってほしかっただけ……なんだよね。」
.
825
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:10:11 ID:hPBNZK2I0
ミセ::゚-゚)リ 「……おかしいよね、私。」
( ・∀・) 「やっと気づいたか」
(,,゚Д゚) 「おう、反省せえよ」
ミセ::゚-゚)リ 「………でもね、私」
ミセ::゚-゚)リ 「今回の事件で、思ったことがあって…」
ミセ::゚-゚)リ 「覚えてる?」
ミセ::゚-゚)リ 「でぃちゃんの、通話の、あれ…」
.
826
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:10:51 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑪通話のキロク
エクストとでぃの通話のキロク。
3月22日の夕方ごろ。 《詳細》は
>>7-15
( ・∀・) 「そういや、今までのカノジョたちも、別れさせてきたんだよね」
( ・∀・) 「この戦犯」
(,,゚Д゚) 「やめましょうよ…」
ミセ::゚-゚)リ 「あれを聞いて……私。」
ミセ:: -)リ 「彼女だの、恋人だの…なんて肩書きに、囚われていただけだったんだな、って」
.
827
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:11:29 ID:hPBNZK2I0
>
>ミセ:: -)リ 「独りよがりなだけよ」
>
>ミセ:: -)リ 「ほんとうは、エクストじゃなくて、」
>
>ミセ:: -)リ 「エクストを好きになっている私自身が、好きだっただけなのよ」
>
ミセ:: -)リ 「でぃちゃんは、肩書きに囚われないで、」
ミセ:: -)リ 「ただ素直に、好き同士でいられた…」
ミセ:: -)リ 「 私って、なにを、やってきたんだろうなあ、って……」
.
828
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:11:52 ID:hPBNZK2I0
< プ-゚) 「……」
< フ::-) 「……」
< フ::-)
< プ-゚)
< プ-゚) 「…………そうだな。」
.
829
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:12:33 ID:hPBNZK2I0
ミセ; -)リ 「…ッ」
< フ::-) 「別れるくらいが、」
< プ-゚) 「ちょうどよかったのかも…な。」
ミセ; -)リ 「…」
< フ::-) 「…」
.
830
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:12:56 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「別れるのはいいんだけど、さ」
.
831
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:13:17 ID:hPBNZK2I0
'_
< プ-゚) 、
ミセ::゚-゚)リ 「…?」
( ・∀・) 「恋は盲目、とはよく言ったものだぜ」
( ・∀・)σ 「お前ら、まったく、合理性に欠けてやがる」
< プ-゚) 「……」
< プ-゚) 「ど、どういう…」
ミセ::゚-゚)リ 「ご…合理…?」
.
832
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:13:37 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「今までの発言、思い出せよ」
>
>< フ::-) 「みんな好きで、みんなと一緒にいたい…」
>
>< フ::-) 「……そういうニンゲンは、排他されなくちゃあ、ダメなのか?」
>
>
>ミセ::;-゚)リ 「どうしてエクストは、私を、愛してくれないの!?」
>
>ミセ::;-゚)リ 「私はただ、エクストが好きなだけなのに!」
>
.
833
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:14:01 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ 「好きは、」
ミセ:: -)リ
< フ::-)
( ・∀・)σ 「好きなんだろ?」
( ‐∀‐) 「やれ、肩書きだの、整理だの、ちょうどいいだの……」
( ‐∀‐) 「カッコつけてくれてるけど、さ」
.
834
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:14:24 ID:hPBNZK2I0
> 、 、 、、、 、 、 、 、、、 、 、 、 、
>( ・∀・)σ 「ナニをもって恋人としていたのか」
>
>( ・∀・)σ 「……定義を、言ってくれ」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「て、定義…」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「……」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「 互いが愛しあっていたら」
>
>ミセ:: -)リ 「それだけの…はず。」
>
.
835
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:14:51 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ 「好き、なんだろ?」
( ・∀・) 「熱が冷めたわけでも、幻滅したわけでもねーんなら、」
( ・∀・)σ 「無理して別れる必要も、ないんじゃねーの?」
< フ::-) 「…!」
ミセ::゚-゚)リ 「 」
.
836
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:15:28 ID:hPBNZK2I0
ミセ::゚-゚)リ 「 」
ミセ::゚-゚)リ
ミセ::゚-゚)リ 「だめ…だよ…」
ミセ::゚-゚)リ 「私は…」
ミセ::゚-゚)リ 「きっと、エクストを愛してるわけじゃ、ないんだよ…」
ミセ:: -)リ 「私自身が、好きなだけ。」
ミセ:: -)リ 「今までの行動も、ぜんぶ…」
ミセ:: -)リ 「自分可愛さのために…ってやつ、だもん。」
.
837
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:16:29 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「…」
( ・∀・)
( ・∀・) 「証拠が、あるんだ」
ミセ::゚-゚)リ 「!」
( ‐∀‐) 「ミセリが、真心でエクストを、愛している証拠…」
( ・∀・) 「……この事件の、最後の証拠品……だ。」
にア
>>716-722
>>838
.
838
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:16:50 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) ジメルカプロール
839
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:17:15 ID:hPBNZK2I0
、 ,
〉'-, /!
,' ヽ / !
、 i' '- '´ i _,、 -‐ '
`'‐ - ´ ,}`ヽ、"- '´ /
ヽ ,,. -''´ ,,. -'’ /
ヽ r''´ <´ /
_ノ `ー,、,,.._ `゙`ー-、 し
-‐' ´ .,L_, ̄``ヽ_,ノ '- ,_
`' ァ /⌒レ=ニ二´_ ニ-
リ ,| '´,,-ァ `ヽ _, -'´
ノ r‐ 、 `ー'"/ ,,. -‐''" 〈
, -´ ,! ヽ ぐー一'^ヽ__ `ー ,,_
`' ,! ,イ`ー-=='"~´ ,_) ,, _, -‐ ''
ヽ | / ヽ._,.ィ´ <, // ',
;!〈 / /ァ └' / ヽ
{,_〉_,:{._/_ ヽ、,,__/ r -`.
/,、' ': / ヽ , -'‐、'.
_,´ !./ `:, ', \
!' ' 、 ヾ
.
840
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:17:37 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ
< プ-゚) 「これは…」
ミセ; -)リ
証拠品ファイル(24)ジメルカプロール
「透過支援剤 ホー筋注」 。
バイバイサル酸の解毒剤。
ミセリが事件現場から隠ぺいしたもの。
未使用の注射器で、ビロードの指紋が付着。
.
841
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:17:57 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……しょーじき、」
( ・∀・) 「最初っからコイツが隠されてなかったら、」
( ‐∀‐) 「ここまで、事件がこじれることもなかったんだけど、よ…」
( ・∀・) 「結果として」
( ・∀・)σ 「ミセリ、あんたがコイツを隠した理由は、カンタンだ」
( ・∀・)σ 「エクストが、疑われると思ったから。」
.
842
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:18:27 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「…ッ」
( ・∀・) 「ミセリ視点だと、あの時 」
( ‐∀‐) 「トソンは、急に、血を吹いて倒れた…」
( ‐∀‐) 「床には、見るからに怪しい注射器がある…」
( ・∀・) 「マ、怪しいわな」
( ・∀・)σ 「まして、自分が犯人でないことは、わかりきっている」
( ・∀・) 「……エクストしか、犯人が、あり得なかったんだよ」
.
843
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:18:50 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「そいつを、隠ぺいした 」
(,,゚Д゚) 「 エクストが犯人だと立証する、決定的な証拠だと思ったから。」
ミセ:: -)リ
( ・∀・) 「 自分可愛さ、が行動原理ならよー」
( ・∀・)σ 「これを隠す理由なんて、どこにも、ないぜ?」
( ・∀・) 「まして、あんたは一度、疑われた身の上でもあるんだ」
( ・∀・) 「そこまでして、身を挺してまで、守ろうとしたんだろ?」
( ・∀・) 「エクストを。」
.
844
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:19:47 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ
( ‐∀‐) 「そこまで好きなんだったら、」
( ・∀・) 「自分を犠牲にしてまで、守り抜ける意志が、あるんだったら。」
( ・∀・) 「無理して別れる必要も、ないんじゃねーの?」
ミセ:: -)リ
ミセ:: -)リ
ミセ::,-)リ
.
845
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:20:09 ID:hPBNZK2I0
< プ-゚) 「…」
< プ-゚) 「ミセリ…」
ミセ::,-)リ
ミセ::,-)リ
ミセ::,-)リ 「………………」
.
846
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:20:29 ID:hPBNZK2I0
ミセ::,-)リ
ミセ::,-)リ 「…………ありがとう…………。」
.
847
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:20:53 ID:hPBNZK2I0
.
848
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:21:19 ID:hPBNZK2I0
〜某日 某時刻〜
〜モララー法律事務所〜
.
849
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:21:40 ID:hPBNZK2I0
\ちゅんちゅん…/
\ざざざざ…/
.
850
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:22:16 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「よっしゃーーーーーーーー!!!」
( ・∀・) 「依頼金がっぽりやーーーーーーー!!!」
(*゚ー゚) ガツガツ!
(,,゚Д゚) ガツガツ!
( ・∀・) 「え、えーー、弁護って、こんなに儲かるの!?!?」
( ・∀・) 「口座の印字がキラキラ!!!!」
( ・∀・) 「キラキラだよ!!!キラキラ!!!」
( ・∀・) 「ラメ塗ってあげるもんね。 ちゅっ!!!!」
(,,゚Д゚) ガツガツ!
(*゚ー゚) ガツガツ!
.
851
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:24:23 ID:hPBNZK2I0
\ガチャ!/
从;゚'∀从 「お待ちィ!!!」
从;゚'∀从 「出前でーーっす!!!」
(*゚ー゚) 「うぬ!!次はなんだ!?」
从;゚'∀从 「血みどろハンバーグと、血みどろステーキでぃーっす!!!」
(,,゚Д゚) 「ウッヒョー!!!肉だ肉だ!!!」
\ガツガツ!/
\ガツガツ!/
.
852
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:24:55 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「え。」
( ・∀・) 「まだまだ注文あるんすか?」
从;゚'∀从 「あと20皿くらいあるよ!!!」
( ・∀・) 「は?」
从;゚'∀从 「ウッヒョー! ふと客だ! かきいれ時だ! 繁盛だーーー!!!」
(,,゚Д゚) 「あと血みどろキャビアと、血みどろフォアグラと、血みどろトリュフですよ!!!」
(*゚ー゚) 「血みどろワインのデキャンタ、おかわりもだ!!!」
从;゚'∀从 「へい喜んでーーー!!!!」
从;゚'∀从 「ああ忙しい、忙しい、幸せだ、しあわせだーーーーーーーー!!!!」
.
853
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:25:47 ID:hPBNZK2I0
\ばたたたたっ…/
\しん…/
( ・∀・)
( ・∀・)
( ・∀・) 「…」
.
854
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:26:18 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「モララーさんも、はやく食べましょうよ」
(,,゚Д゚) 「冷めちゃいますよ」
( ・∀・) 「あの、ギコさん」
(,,゚Д゚) 「はい?」 ガツガツ
( ・∀・) 「確かに、祝勝会をしよう、と提案したのは俺だ」
( ・∀・) 「店をナイスボートに選んだのも、俺だ」
(,,゚Д゚) 「はい。」 ガツガツ
( ・∀・) 「え、なに。 ハンバーグ? ステーキ? キャビア?」
( ・∀・) 「なんつーもん頼んでくれてんの?」
( ・∀・) 「しかもファミレスにキャビアて」
( ・∀・) 「しかも品名に血みどろて」
.
855
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:27:04 ID:hPBNZK2I0
(*゚ー゚) 「ナイスボート新装開店祝いでもあるではないか!」
(*゚ー゚)σ 「見てみろ、向かいを、新ナイスボートを!」
( ・∀・) 「えっ…」
スタスタ…
ちらっ…
ΩΩΩ 「何時間待ちなんや?」
ΩΩΩ 「最後尾ここやで。 ちな2時間待ち」
ΩΩΩ 「ファーwww」
.
856
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:27:30 ID:hPBNZK2I0
\へい2名さまー!/
\テーブル席4名さまー!/
\ああ忙しい!しあわせだー!/
( ・∀・)
( ・∀・)
(,,゚Д゚) 「あの人、商魂逞しいといいますか…」
(,,゚Д゚) 「全部のメニューを、血や殺人関連に、統一したんですって」
(,,゚Д゚)σ 「見てください、このハンバーグとステーキ」
( ・∀・) 「…」
( ・∀・) 「見るだけで胃もたれがしそうな、真っ赤なソースだ…」
.
857
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:27:57 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「あと、テンチョー、なんか縞々の制服?着てたけど」
( ・∀・) 「手錠みたいなのも付けてたし」
(,,゚Д゚) 「囚人服ですね」
(,,゚Д゚) 「いやはや…なんと言いますか…」
( ・∀・) 「とりあえず、会計、いくらなの?」
(,,゚Д゚) 「これもんでどうか…」
( ・∀・) 「どれ…」
.
858
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:28:49 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)
( ・∀・) 「え? 六桁?」
(,,゚Д゚) 「お支払い、まかせましたよ」
(,,゚Д゚) 「あと、むちゃな注文ゆえ、オーナーにも、握らせてますので……チップ。」
( ・∀・) 「えっと…おいくらくらい…」
(,,゚Д゚) 「とりあえず、1往復につき、1諭吉…」
( ・∀・) 「え。」
.
859
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:29:26 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「だいたい、注文しすぎじゃね??」
( ・∀・) 「なんか3〜40品くらいあるぞ??」
(*゚ー゚) 「我が兄にも、お裾分けするのだ!」
(*゚ー゚) 「冷めないうちに届けたいから、タクシーを使うぞ!」
(*^ー^) 「その分の支払いも頼んだぞ、モララー!」
( ・∀・) 「え。 え。」
.
860
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:30:25 ID:hPBNZK2I0
\ガチャ!/
从;゚'∀从 「へいお待ちー!」
从;゚'∀从 「ごめんよニイさん、間違えて、キャビア、注文の5倍用意しちまった!」
(,,゚Д゚) 「かまいません!全部払います!」
从;゚'∀从 「ウッヒョー! 伝票更新しますぜ、旦那!」
(,,゚Д゚) 「うむ! あとこれ、チップ…」
从;゚'∀从 「ヒャッハー! 神さまだ! 神さまだ!」
( ・∀・) 「え。 え。 え。」
.
861
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:30:55 ID:hPBNZK2I0
\ガチャ…/
\ぞろぞろぞろ…/
ミセ*゚ー゚)リ 「きたよー!」
< プ-゚) 「お、おじゃまします」
(#゚;;-゚) 「わ…においすごい…」
( ・∀・)
( ・∀・) 「え。 え。 え。 え。」
( ・∀・) 「まさか」
( ・∀・) 「ぎゃーーーーーーーまさかーーーーーー!!!!!」
.
862
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:31:44 ID:hPBNZK2I0
\ガチャ…/
\ぞろぞろぞろ…/
ハエ 「天の声だぞ!」
[ Д`] 「真犯人を告発する!」
ΩΩΩ 「タダ飯だけ食ったろの精神」
看守 「精子!?」
老人 「賢者の石じゃよ…」
ワイト 「ワイトもそう思います」
( ・∀・) 「ぎゃーーーーーーーーー!!!!!」
( ・∀・) 「ボスラッシュだーーーーーーーーー!!!!!」
.
863
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:32:32 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「食え食え!」
(,,゚Д゚) 「ぜーんぶ、モララーのおごりだ!ギコハハ!」
( ・∀・) 「あの、ギコさん」
( ・∀・) 「どーーにも、俺はまだ、あと一度だけ」
、 、
( ・∀・) 「アレを、言う必要があるみたいだ」
.
864
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:32:56 ID:hPBNZK2I0
キュピ──(,,゚Д゚)──ン!!
\ざわ…/
\ざわ…/
\ざわ…/
( ・∀・) 「うわ、急にSEがカイジ」
.
865
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:33:17 ID:hPBNZK2I0
(*゚ー゚) 「アレ、だな!」
(*゚ー゚) 「実に8年ぶりだ!」
(,,゚Д゚) 「これですよこれ!」
(,,゚Д゚) 「やっぱり、アレで締めくくりませんと!」
その他大勢「準備はできたぜ!」
その他大勢「よっしゃこい!」
.
866
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:33:40 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「すゥーーっごく不本意だが、仕方ない」
( ・∀・ ) 「さあみんな、一緒に〜?」
.
867
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:34:01 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 異議あり!
868
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:34:22 ID:hPBNZK2I0
(*゚ー゚) 異議あり!
869
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:34:44 ID:hPBNZK2I0
ΩΩΩ 異議あり!
870
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:35:21 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 異議あり!
871
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:35:42 ID:hPBNZK2I0
天の声だぞ!異議あり!
872
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:37:04 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) え、いま裁判長いた?
873
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:37:26 ID:hPBNZK2I0
( ФωФ) 異議あり!
874
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:37:51 ID:hPBNZK2I0
ΩΩΩ フサァしろ
875
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:38:16 ID:hPBNZK2I0
ワイト「ワイトもそう思います」
876
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:38:38 ID:hPBNZK2I0
>>1
「くぅ〜疲れましたw」
877
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:40:22 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 有罪!
878
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:40:47 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) なんか新キャラいたぞ!
879
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:41:10 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) って、なんで俺くんが!?
880
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:41:43 ID:hPBNZK2I0
[ Д`]v
881
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:42:05 ID:hPBNZK2I0
< フ;゚-) い、異議あり!
882
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:42:25 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 死刑!
883
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:42:51 ID:hPBNZK2I0
ミセ*^ワ^)リ 異議ありー!
884
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:43:14 ID:hPBNZK2I0
(#゚;;-゚) ころせえええええええええええええええ
885
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:43:34 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 殺せえええええええええええええええ
886
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:43:59 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) ○ね!!!!!!!!!
887
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:44:19 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) うわあああああああひとりでバカみてーな連レスするのきちいよおおおおおおおおおおお
888
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:44:39 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・ ) とりあえず、もうこれでおしまいだよー! せーのっ!
889
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:45:00 ID:hPBNZK2I0
i. i'ヽ、 ,
、 !ヽ、 _ i.ヽ,.--、 i ノヽ ./i _,.-
ヽ丶、._ ノ,.._ヽヽ ̄ヽ,._ヽ、`' ´_,.!ヽ 、__ /. | _. -'./
ヽ _.. '´ iヽ、i. '´ .`'´,.ィ ."'´〉.< !、 __..-‐' ´ /
___ ..`''´ ._. -'! 、.!-‐'´ _ .. -<' _,. .'´'´、 <ヽ  ̄ /
< _..-'! `''´.、 .ヽ、,シ'´_.ィ',.:'´、.'i i'.ゝ'、ヽ / ___
i `-'´,. !-' _ノ i、_-'´_._-、. r'" ,. ヾ、_.ィヽ ____ /´ `ヽ、
! !.-'´_,.、 !_'´ヽ_> 、´" .'´ : ';'、 /´ >! ヽ..__ ヽ、 `.i、.,' iヽ
. i ,ri `'´_i ''"´ `! i'´! .、-‐ヾィ.、 `'''´ .i´ `)ヽ.! ! i ,. ' _!
_,`r'"_, `'´_,.._. =ニ、.'i !''、_/i ) _> ̄ヽi /´,、.ィ| .i i / /
ーニ_,. >'´ -、ヽ. ノ!_.ノ i'ヽ! '´_... _ノi ! /./. 〉! .|| / /、_
ヽ_,..イ / ソ ,.-'´ノ、ー-'‐'´ i''、-‐ 、二! .'' .| .,' !. ∥ / /---‐'
>' / .ハ、_,.:-'´. ヽ、__ノ,i '´ ,.、_ ヽ. `iノ /.| ,:' /
. < '´_.,.-'´ .>'´_, !' /. /!. !`'´ _.-' .!i /
`´/ _. - ' ´ヽ / / ! / // // _..:‐'´_.. -'ノヾ、ヽ
. /, -'´ | _!、_ '、/ .,、!,_/'_.-'/_ : ' _. -'´ r'´ ヽ、ヽ
-'´ !./ ヾi、__/. 人 _/-'´_ 、'.i' ヽ_ ...-'. !`ヽ
! .ヽ--' < _ -'´ ヽ `ー‐''´
.
890
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:46:22 ID:hPBNZK2I0
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
>>157-455
3日目 法廷パート(中編②)
>>461-704
3日目 法廷パート(中編③)
>>716-889
3日目 法廷パート(後編)
891
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/12(金) 23:47:12 ID:hPBNZK2I0
終わったーーーーー!!!お疲れ様でした!!!読んでくれてありがとう!!!
例によって、新作思いついたら書くし、思いつかなかったらこれで最後ってことで!!!ありがとうございました!!!
892
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 00:04:03 ID:eLTrt/PM0
乙だ
893
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 04:38:19 ID:0TTuTh9s0
これが最終回になるかもしれないだと!? 異議あり!
894
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 09:14:57 ID:KKhwNYZk0
完結おつ
ビロードの犯行動機に頷きかけるも現実逃避する辺り逆裁見てる気分だった
895
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 13:40:28 ID:6XFKOUqE0
乙乙
6桁はやばいけどオーナーが幸せでよかった!
ボリュームも投下スピードも展開も凄かったし最高だったし、ほっとする終わり方で寿命のびた
続編読みたいな〜!!
896
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 22:28:54 ID:F4YunwkE0
乙!3スレに及ぶ長期連載お疲れ様でした!!
手に汗握る法廷バトルを夢中になって読みました!次回作も期待しています!!
897
:
名無しさん
:2024/04/18(木) 23:23:40 ID:hRNTyRYs0
乙!めっちゃハラハラして面白かった!!
898
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/25(木) 20:20:21 ID:be2vci/k0
投下します
899
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:21:08 ID:be2vci/k0
〜番外編〜
〜 モ ラ え も ん .mp1〜
( ・∀・) 「げへへへへ!!」
( ・∀・) 「ワガハイは、未来からやってきた、悪の天才発明家!」
( ・∀・) 「モララーさまである!」
.
900
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:21:36 ID:be2vci/k0
( ・∀・) 「世界征服を実現するために、お手製タイムマシンでやってきたのだ!」
( ・∀・) 「法を掌握するものが世界を掌握する!」
( ・∀・) 「というわけで、このギコ法律事務所にいすわっているわけである!」
(,,゚Д゚) 「モラえも〜ん!」
( ・∀・) 「どうしたのだ、ギコ太くん?」
(,,゚Д゚) 「また法律バトルで、しぃイアンのやつに負けちゃったよ〜!」
(,,゚Д゚) 「どんなやつが被告人でも、必ず無罪にする道具を出して〜!」
( ・∀・) 「なるほど…なるほど…」
.
901
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:22:09 ID:be2vci/k0
( ・∀・)⊃ 「げへへげっへへ〜!」
( ・∀・)⊃ 「悪魔のパスポートォ〜!」
(,,゚Д゚) 「なんだい、これは?」
( ・∀・) 「それさえ見せれば、どんな悪いことをしてもいいという、」
( ・∀・) 「それはそれは、おそろしいパスポートなのだ!」
( ・∀・) 「収録:ドラえもん(てんとう虫コミックス13巻)」
.
902
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:22:39 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「どんな悪いことでも!?」
( ・∀・) 「それを被告人に持たせてやるのだ…!」
( ・∀・) 「そうすれば、有罪は必ず免れる…げへ…げへへへ…!」
( ・∀・) 「ド○えもんの最強道具ランキングでも、必ず上位にランクインするシロモノである…!」
(,,゚Д゚) 「わーい、ありがとう! モラえもん!」
.
903
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:23:40 ID:be2vci/k0
〜裁判所〜
( ・∀・) 「どれ、傍聴に来てやったぞ」
(*゚ー゚) 「このナイフにね、被告人の指紋が、ついているのよ!」
(*゚ー゚) 「殺害シーンを目の当たりにした証人もいるわ!」
(*゚ー゚) 「監視カメラだって、被告人の殺害シーンを撮っているの!」
(*゚ー゚) 「この状況で、なにをどう間違えたら、被告人が無罪だっていうの!?」
( ・∀・) 「さすがに無理じゃね?」
.
904
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:24:13 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「異議あり!」
(,,゚Д゚) 「被告人に、証言を!」
( ・∀・) 「おお、そうだ、そうだ」
( ・∀・) 「なんたって、悪魔のパスポートを持っているのだからな」
( ・∀・) 「洗いざらい罪を白状しても、あれを見せれば、一発だ!」
.
905
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:24:42 ID:be2vci/k0
(*゚ー゚) 「聞くまでもないわ!」
(*゚ー゚) 「判決よ、裁判長!」
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
( ・∀・) 「え?」
(,,゚Д゚) 「被告人に、証言を!」
(*;-゚) 「ちょ…なにをするのよ!」
(*;-゚) 「裁判長! 弁護士を追い出してちょうだい!」
.
906
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:25:06 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「被告人に、証言を!」
(*゚-゚) 「認めないわ!」
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
(*;-゚) 「痛あい!」
(,,゚Д゚) 「被告人に、証言を!」
.
907
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:25:43 ID:be2vci/k0
(*;-゚) 「ちょっと! ふざけな」
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(*゚ー゚) 「被告人、証言台へ」
( ・∀・) 「お前かよ〜〜〜〜〜〜〜〜」
( ・∀・) 「お前が持つのかよ〜〜〜〜〜〜〜〜」
殺しました夫 「私は殺してません!」
(,,゚Д゚) 「被告人は無実を訴えている!」
( ・∀・) 「名前は事実を訴えているよ〜〜〜〜〜〜」
.
908
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:26:21 ID:be2vci/k0
(*゚ー゚) 「異議あり!」
(*゚ー゚)っ 「だったら、このナイフの指紋はなんだっていうの!?」
(,,゚Д゚)っ 拭き拭き…
(,,゚Д゚) 「どこに、被告人の指紋が?」
(*;-゚) 「えっ! なに拭いてるの!?」
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(*゚ー゚) 「きれいにしてくれてありがと!」
( ・∀・) 「ちがーーーーう!!!」
( ・∀・) 「俺が想定していた使い方とちがーーーーう!!!」
.
909
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:26:44 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「裁判長!」
(,,゚Д゚) 「この証拠品に、被告人の指紋は確認されません!」
(,,゚Д゚) 「被告人は無罪です!」
(*゚ー゚) 「異議あり!」
(*゚ー゚) 「だったら、証人は!」
(*゚ー゚) 「検察側は、事件の目撃者を召喚するわ!」
.
910
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:27:06 ID:be2vci/k0
見ました子 「私は見ました! 殺しました夫さんが殺したところを!」
(*゚ー゚) 「そう、彼女は見たのよ!」
(*゚ー゚) 「被告人の犯行をね!」
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
.
911
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:27:49 ID:be2vci/k0
見ました子 「痛あい!」
見ました子 「なにをするのよ!」
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
見ました子 「しかたないわね。 で、なに?」
(,,゚Д゚) 「見てないよな?」
見ました子 「なにを言うのよ! 私は見たわ!」
.
912
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:28:11 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚) 「…見てないよな?」
(,,゚Д゚) 「いいな? お前は、なにも、見ていないんだ」
見ました子 「そ、そんな、いや、私は見」
.
913
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:28:31 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
.
914
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:29:02 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見てません子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見てません子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
.
915
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:29:32 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「…まだやるかい?」
見てません子 「気のせいだった気がしてきたわ」
( ;∀;) 「あ、あ、あ、悪魔だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
( ;∀;) 「やりすぎだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
.
916
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:30:10 ID:be2vci/k0
(*゚ー゚) 「まだよ!」
(*゚ー゚) 「監視カメラの映像は、ぜったいなんだから!」
(*゚ー゚) 「この事実は、くつがえしようがないわ!」
証拠品ファイル②監視カメラの映像
事件現場のようすを映している。
殺しました夫が被害者の腹にナイフを突き立てている。
(;,,゚Д゚) 「ぐ…ぐぬぬ…!」
( ・∀・) 「こればっかりは、どうしようもあるまい…!」
( ・∀・) 「被告人の絶体絶命だ、どうするギコ太くん…?」
.
917
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:30:31 ID:be2vci/k0
(;,,゚Д゚)⊃ 「わーーーーーーーーー!!!」
≡[映像] 「わーーーーーーーーー!!!」
(;,,゚Д゚)
⊂彡☆))[映像] バキャッ!
(*;-゚) 「!」
(*;-゚) 「なにをするの!」
.
918
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:30:53 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「監視カメラの映像?」
(,,゚Д゚) 「残念ながら、それは証拠にはならない」
(,,- -) 「なぜなら…」
(,,゚Д゚)σ 「 壊れてますからね!!! 」
♪ガッツだー!(アプリ)
→
https://www.youtube.com/watch?v=Jbrz90qdAnU
.
919
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:31:20 ID:be2vci/k0
(*;-゚) 「な…」
(*;-゚) 「なんですってええええええ!!!」
( ・∀・) 「壊したんだよーーーーーーー!!!」
( ・∀・) 「白昼堂々てめーが壊したんだよーーーーいっ!!!」
.
920
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:31:41 ID:be2vci/k0
(*゚-゚) 「検察側、認めないわ!」
(*゚-゚) 「見たでしょ!? いまの、弁護側の、暴挙!」
(*;-゚)σ 「証拠品を破壊するという、暴挙を!」
(*;-゚) 「もう、なんかユーザイだよお!」
( ・∀・) 「そうだーー!!そうだーー!!」
( ・∀・) 「弁護人を○せーーーーーーー!!」
.
921
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:32:06 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「異議あり!」
(,,゚Д゚) 「弁護側は、証拠品を提示します!」
証拠品ファイル①悪魔のパスポート
究極の免罪符。
なにをやっても、これを見せれば許してもらえる。
(,,゚Д゚) 「あらためて聞きますが、カメラの映像が、なんですって?」
(*;-゚) 「そ…そんな…!」
(*;-゚) 「実は映像なんて存在しなかったのぉ!?」
.
922
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:32:29 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「被告人は無罪です!」
(*;-゚) 「認めないわ!」
(*;-゚) 「被告人は有罪なの!」
_,
(,,゚Д゚) 「ンだとォ〜〜〜〜〜〜〜〜!?」 ポキ…ポキ…
( ・∀・) 「逃げて!!!」
( ・∀・) 「検事さん逃げて!!!」
.
923
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:32:49 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
( ;∀;) 「悪魔だあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
( ;∀;) 「暴力で屈服させるタイプの悪魔だよぉ〜〜〜〜〜〜!!!」
.
924
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:33:11 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「いいですか、みなさん!」
⊃悪魔
(,,゚Д゚) 「証拠もない!」
⊃悪魔
(,,゚Д゚) 「目撃者もいない!」
⊃悪魔
(,,゚Д゚) 「検察官も認めた!」
⊃悪魔
(,,- -) 「被告人、殺しました夫は…」
⊃悪魔
(,,゚Д゚)⊃悪魔 「無罪だーーーーーーー!!!」
.
925
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:33:33 ID:be2vci/k0
〜事務所〜
(,,゚Д゚) 「勝っちゃった」
( ・∀・) 「死ねよまじで」
.
926
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:35:28 ID:be2vci/k0
【逆転ナイスボート】
>>890
もくじ
【 モ ラ え も ん 】
>>899-925
モ ラ え も ん .mp1
スレ埋めがてら適当に書きます
927
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:58:45 ID:/CdgTHSY0
乙
まさかの埋めネタ嬉しすぎる
全てを暴力でぶち壊すギコ太くん、最低に最高で笑った
埋めの続き楽しみにしてます
928
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 21:33:17 ID:jcr1ms420
乙
929
:
名無しさん
:2024/04/26(金) 15:40:37 ID:I060OMS20
く、クズカス……!
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