[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
( ・∀・)モララーがまじめに逆転裁判するようです <第3法廷>
50
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:51:30 ID:uKzuLeqM0
ミ,,゚Д゚彡 「そして、戻ってきた」
ミ,,゚Д゚彡 「席交代 《後》 の位置関係(
>>5
)で、な」
ミ,,- -彡 「戻ってまもなく、被害者は、毒をカッ喰らった」
ミ,,- -彡 「それを見て、被告人に、小瓶を仕込んだ…… 」
( ・∀・) 「ああ、そうだ!」
( ・∀・)σ 「それだったら 」
.
51
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:51:54 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「!」
(;,,゚Д゚) 「それではダメです!」
( ;・∀・) 「えっ?」
(;,,゚Д゚) 「事務所でのハナシを、思い出してください!」
>
>(,,゚Д゚) 「もし、化粧室にいる間に< プ-゚)が水を飲んだら……どうなります?」
>
>( ・∀・) 「この時点では、ミセ*゚-゚)リが小瓶を持ったままだから…」
>
>( ・∀・) 「一発アウトやん」
>
.
52
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:52:37 ID:uKzuLeqM0
(;,,゚Д゚) 「ミセリが犯人のケースだと、」
(;,,゚Д゚) 「席交代 《後》 も小瓶をにぎっておくというのは、おかしいです!」
( ・∀・) 「……あ……」
( ;・∀・) 「あーーーっ!! そうじゃん!!」
\ザワザワ!/
\ガヤガヤ!/
ミ,,::ー彡∩ フサァ!
ミ,,::ー彡∩ 「……説明の手間が省けたようで、ナニよりだよ」
.
53
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:53:00 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「どういうことですか!」
ミ,,゚Д゚彡 「カンタンなことだ」
ミ,,゚Д゚彡 「重要なのは、」
ミ,,゚Д゚彡σ 「誰一人として、グラスの入れ替わりを、認識していない、という点だ。」
ミ,,::ー彡∩ 「 つまり、弁護側の言う 《真犯人》 のミセリ氏も……な。」
( ´∀`) 「ええ、そうですね」
.
54
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:53:20 ID:uKzuLeqM0
ミ,,- -彡 「であれば、」
ミ,,- -彡 「ミセリ氏は、被告人のグラスに毒を盛って、だ」
ミ,,゚Д゚彡 「のん気にも、小瓶をにぎったまま、被告人から目を離して、離席したことになる」
ミ,,゚Д゚彡 「小瓶を、トイレに流す、被害者に持たせる、などせずに、席に戻る始末だ。」
ミ,,::ー彡∩ 「……この間に、被告人が死んでいたら、どうするんだ?」
( ´∀`) 「あ……あっ!」
( ;´∀`) 「ダレがどう考えても、ミセリ氏が逮捕されます!」
.
55
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:53:45 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「み、ミセリ氏は、」
( ・∀・) 「彼女だけは、グラスの逆転を知っていたんだ!」
ミ,,゚Д゚彡 「だったら、どうしてそのまま見殺しにした?」
( ;・∀・) 「そ、それは 」
( ;・∀・) 「 恋人である被告人を、独占するため 」
ミ,,゚Д゚彡 「だったら、どうして被告人に濡れ衣を着せたんだ?」
ミ,,::ー彡∩ 「釈放を待とうッてえのか?」
ミ,,::ー彡∩ 「どうあがいても、5年以上は、帰ってこれないんだぜ?」
.
56
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:54:14 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「……う……」
( ;・∀・) 「 うおおおおおおおおおッッ!!!」
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
( ;´∀`) 「これはどういうことですかッ!」
( ;´∀`) 「どのタイミングであっても、被告人に小瓶を仕込むことができなくなりました!」
\ザワザワ…/
\がやがや…/
从 ゚∀从 「…えっと、アレ?」
从 ゚∀从 「オレ、なんかマズいこと、言っちゃった?」
.
57
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:55:10 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
ミ,,::ー彡∩ 「なに、裁判長。 カンタンな話だったんだよ」
ミ,,゚ー゚彡 「すべて……弁護人の、無罪を勝ち取るためのストーリーに過ぎなかったんだ」
( ´∀`) 「と、言うと…?」
ミ,,゚Д゚彡 「まず……ストーリーの根幹にある、グラスの逆転」
ミ,,- -彡 「そして、それを裏づけているのが、ミセリ氏のスカーフの毒なわけだが…」
ミ,,- -彡 「本日の冒頭に立証した通り、」
ミ,,::ー彡∩ 「ミセリ氏は、スカーフを外していた可能性があった。」
.
58
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:55:45 ID:uKzuLeqM0
ミ,,- -彡 「もしそうだとすると、」
ミ,,゚Д゚彡 「したがって、最初に被害者が水をかけた時のそれには、毒がなく 」
ミ,,゚Д゚彡 「被害者が服毒した時にぶちまけた水……」
ミ,,゚Д゚彡 「それが、卓上だかソファーだかに置いてあったスカーフに、かかっただけのこと」
ミ,,::ー彡∩ 「女性ふたりが化粧室にいる間に、被告人が、毒を盛った」
ミ,,::ー彡∩ 「それで、被害者が、死亡した 」
ミ,,゚ー゚彡 「当初通りのスジ書きで………狂いは、なかったんだぜ。」
.
59
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:56:08 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「……ほう……」
( ´∀`) 「私は、弁護側の心象操作に、してやられた、というコトだったのですね」
(,,゚Д゚) 「おいおい、オレたちがメンタリスト扱いされてるぜ」
( ;・∀・) 「言ってる場合かよ!ちくしょー!」
( ;・∀・) 「このままだと、問答無用で、有罪だ!」
( ;・∀・) 「どうする……どうする!?」
にア 「証拠品を提示」
にア 「証言を要求」
にア 「ようすを見る」
>>60
.
60
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:56:31 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 証言を要求
61
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:57:04 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「さ、裁判長!」
( ・∀・) 「ベンゴ側に、提案がある!」
( ´∀`) 「提案ですと?」
( ・∀・)σ 「証人・ハインリッヒ氏に、さらなる証言を求めるんだ!」
ミ,,::ー彡∩ 「異議あり」
ミ,,::ー彡∩ 「 証人の持つ情報が少ないことは、すでにわかりきっていること!」
ミ,,゚ー゚彡 「反論があるなら、いま、ここでしてもらおうかッ!!」
.
62
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:57:38 ID:uKzuLeqM0
( ;∀;) 「びええええええッ!」
( ´∀`) 「私も、そう考えます」
( ´∀`) 「有益な情報があるのであれば、すでに、出てきているハズですからね」
ミ,,- -彡 「ブザマな、時間稼ぎでしかないだろうよ」
ミ,,::ー彡∩ 「賢明なご判断、痛みいる」
.
63
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:57:59 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 「えっと!えーっと!」
( ;・∀・) 「 要するに、だ!」
( ;・∀・) 「ミセリ氏がスカーフを外していたのか、どうか 」
( ;・∀・) 「 ミセリ氏のスカーフに付着した毒がどんな意味を、持つのかッ!」
( ・∀・)σ 「その一点で、この法廷のゆくえが決まるッてえことだろ!?」
( ・∀・) 「検察側に騙されないでくれ!」
( ‐∀‐) 「スカーフについた、毒の意味 」
( ・∀・)σ 「 それはまだ、確定してないじゃねーか!」
.
64
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:58:20 ID:uKzuLeqM0
、 、 、 、、
ミ,,::ー彡∩ 「 その反証も、想定どおりだ。」
ミ,,゚Д゚彡 「だったら示してもらおうか、弁護人。」
ミ,,゚ー゚彡 「 《いつ》 ……毒の小瓶が、被告人に忍ばされたのかを、だ!」
(lli ・∀・) 「グググッ!!」
(lli ・∀・) 「 ……ぐうッ!!」
.
65
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:59:06 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「そうですね、そうです」
( ´∀`) 「その 《いつ》 が示されさえすれば、私も考えるのですが…」
( ´∀`) 「 その立証能力がない以上、さすがにムリがありますな、弁護人。」
(lli ・∀・) 「ほげッ!! ほげッ!!」
.
66
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:59:33 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「なにより」
( ´∀`) 「席の逆転を立証したのも、アナタじゃないですか、弁護人」
>
>( ・∀・) 「被告人は、あえて、ミセリ氏が元いた濡れていた席に移ったんだ」
>
>( ・∀・)σ 「 レディーを、濡れた席に座らせないために なッ!!」
>
(lli ・∀・) 「ほげー!ほげえええええええッッ!!」
.
67
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 21:59:54 ID:uKzuLeqM0
(;,,゚Д゚) 「……だから……」
(;,,゚Д゚) 「だから、フサギコはあの時、うながしたのか……立証を……!」
>
>ミ,,- -彡 「待て。」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「どうしてだ?」
>
>ミ,,- -彡 「どうして、席を交代する必要があったんだ?」
>
、 、 、 、 、 、
(;,,゚Д゚) 「弁護人自身に、席の入れ替わりを、認めさせるために……!」
(lli ;∀;) 「ほぎゃあああああああああんんッッ!!!」
.
68
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:00:24 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「私の考えを、述べましょう」
( ´∀`) 「たしかに……ベンゴ側は、さまざまな可能性を示してくれました」
( ´∀`) 「グラスの逆転、被害者の逆転、位置関係の逆転……」
( ´∀`) 「ただ……」
( ´∀`) 「ひっくり返しすぎた結果、元の鞘に収まったように、見受けましたな」
(;,,゚Д゚) 「モララーさん、異議!」
( ;・∀・) 「どこにナニをどう唱えるんだよ! 異議!」
.
69
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:00:47 ID:uKzuLeqM0
(,,- -) 「初心に帰るのですよ」
( ・∀・) 「……初心……?」
(,,- -) 「 《いつ》 、ミセリが、エクストに、小瓶を忍ばせられたのか」
(,,- -) 「そう考えたって、一生コタエは見えません。 なら……」
(,,::Д) 「 だったら、いっそ」
(,,::Д) 「 《誰》 だったら、エクストに、小瓶を忍ばせられたのか 」
.
70
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:01:11 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「 《発想の逆転》 です!」
( ・∀・) 「!!」
.
71
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:01:34 ID:uKzuLeqM0
(,,::Д) 「グラス、被害者、席、そのすべてを 《逆転》 させてもムダだったなら 」
(,,゚Д゚) 「 《前提》 そのものを、 《逆転》 させるのですよ!」
ミ,,::ー彡∩
(,,- -) 「いま、検察側は証明したことは、たったひとつ」
(,,゚Д゚) 「……ミセリに、小瓶をしのばせること 」
(,,゚Д゚) 「つまり」
、 、、 、 、 、、 、 、 、、 、、 、 、、 、
(,,゚Д゚) 「ミセリが毒を盛ることは、できなかった。」
(,,゚Д゚) 「 《真犯人》 ではない ということ、だけ、なのです。」
.
72
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:01:58 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 「で、でも、でも!」
( ;・∀・) 「ミセリ以外に、犯行ができる人物なんて 」
( ;・∀・) 「 だいたい、ンなやつ、候補がいたら、最初ッから 」
(,,゚Д゚) 「そもそも。」
(,,゚Д゚) 「2日目では勝ち濃厚だったのに、崖っぷちになってしまった 」
(,,゚Д゚) 「その理由は、なんですか?」
( ・∀・) 「……え……?」
.
73
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:02:45 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「今回の事件の特徴……」
(,,゚Д゚) 「もう、さんざん、言われてきたでしょう」
>
>刑事「当時現場にいた人全員からは、証言という証言を聞き出し終えております」
>
>刑事「また、現場の内部全域は、たしかに、捜査し尽くしました」
>
>刑事「もう新しい発見はないと、ムネを張って言えますね」
>
(,,- -) 「この事件は、」
、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、
(,,゚Д゚) 「2日目時点でほぼ終わっていたのです」
.
74
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:03:17 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「……」
(,,゚Д゚) 「その結果、どうだったか。」
> 、 、 、 、 、、、 、 、 、
>(,,゚Д゚) 「真犯人はミセリである」
>
>(,,゚Д゚) 「それを証明するのは、今日だけでは、足りませんが 」
> 、 、 、 、 、 、、、 、 、 、 、
>(,,゚Д゚) 「真犯人はエクストではない」
>
>(,,゚Д゚) 「それは……もう、ほとんど、証明できているのです」
>
(,,゚Д゚) 「ほぼ終わった時点で、エクストの有罪は、ほぼ、なかった」
、 、 、
(,,゚Д゚) 「3日目に現れた新情報は、雀の涙ほどしか、ない」
(,,- -) 「 だ、と言うの、に。」
.
75
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:03:43 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「……やはり、ベンゴ側の言うような逆転劇は、なかった」
( ´∀`) 「ただ気掛かりなのは、グラスの入れ替わりの件ですが…」
ミ,,゚Д゚彡 「なんてコトはない、」
ミ,,::ー彡∩ 「裁判長、他人が水を飲み干したかどうかなど、気に留めるか?」
ミ,,::ー彡∩ 「ただの、気のせいだったッてえ、オチだろうよ」
( ´∀`) 「……ふむう……」
(,,゚Д゚) 「一転して、エクスト有罪の空気で、蔓延している。」
(,,゚Д゚) 「 いったい、なんの新情報が、原因なんでしょうね?」
.
76
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:04:06 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「なんの、って、そりゃあ……」
>
>ミ,,::Д彡 「 この位置関係じゃあ、ミセリ氏は、どうあがいてもッ!!」
> 、 、 、
>ミ,,::ー彡∩ 「被告人の右側に小瓶を仕込めないッ!!」
>
( ・∀・) 「……座席……」
( ・∀・) 「……そ、そうだよ……そうだよ!」
、、、 、 、 、 、 、 、 、 、、、 、、 、 、
( ・∀・) 「エクストの右に人がいなくなったから、成り立たなくなったんだよ!」
.
77
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:04:29 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「 そうとわかれば、ベンゴ側の最終手段は、カンタンです!」
(,,- -) 「いま見つめる証拠品は、上面図だけで、いい 」
(,,゚Д゚) 「この、状況下で!」
.
78
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:04:54 ID:uKzuLeqM0
┌┐
┌─┤│
│サ││ ┌─┐
│ l .││ (゚、゚トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |_____| |_____| |_____|
─┐ │ ││ ┌─┐┌─┐
─┤ │雑│ ミセ*゚-゚)リ< プ-゚) ───────────────
┼ │ ││ └─┘└─┘ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
79
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:05:16 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「ミセリが犯人だと、 《いつ》 であっても、小瓶はしのばせられない 」
(,,- -) 「 ここで発想を逆転させると、ですね……」
(,,゚Д゚) 「 《誰》 だったら!」
、 、 、、 、 、 、、
(,,゚Д゚) 「エクストの右から、小瓶をしのばせられたのか!」
(,,゚Д゚) 「これが、最後の反撃 」
(,,゚Д゚) 「それを指摘するのです!」
(,,゚Д゚) 「唯一、判決を引き延ばす方法があるとしたら、それだけですッ!」
(#・∀・) 「 ヨッシャア!! まかせろ!!」
.
80
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:05:39 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・)⊃ 「待ったッ!!」
( ´∀`) 「!」
ミ,,゚Д゚彡 「!」
( ‐∀‐) 「…………認めるぜ、検事。」
ミ,,゚Д゚彡 「……認める、というと……」
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
ミ,,::ー彡∩ 「 裁判長。」
ミ,,゚ー゚彡 「ベンゴ側にも…ごリカイ頂けたようだ」
.
81
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:06:05 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::ー彡∩ 「いまこそ、しめやかに、判決を……」
(#・∀・)σ 「異議ありッ!」
ミ,,::Д彡 「 なにッ…?」
( ・∀・) 「ベンゴ側が認めるのは、ただ一点 」
( ‐∀‐) 「ミセリ氏に、犯行はできなかった……」
( ・∀・) 「と、いうより」
( ・∀・) 「ベンゴ側の主張は、変わらない 」
、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、
( ・∀・)σ 「被告人の右に立つことができた人物が 《真犯人》 だッ!」
.
82
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:10:08 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「と、言うと…?」
( ・∀・)σ 「現場の座席関係の、新事実があらわれたことで 」
( ・∀・)σ 「ベンゴ側はここに、主張の訂正をしなければならないッ!」
( ´∀`) 「……訂正、というと……」
(#・∀・) 「 《真犯人》 のだ!」
( ・∀・)σ 「裁判長ッ!!」
( ・∀・)σ 「被告人は、この人物に、小瓶を持たされたんだッ!!」
にア
>>28-30
>>83
.
83
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:31:24 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) ビロード!しか、いねえよな!?
84
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:32:42 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「え……えっ?」
( ・∀・) 「それは、1日目の証人でもあった、スタッフ・ビロードだ!!」
、 、、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、、 、 、、
( ・∀・) 「被告人がソファー手前側だったなら、右に立つことができた!」
( ・∀・)σ 「よって、その可能性を再審議しない限りは……」
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
ミ,,::ー彡∩ 「いつかは言うと、思っていた……」
ミ,,゚Д゚彡 「本来の想定より、30分ほどかかったがな。」
ミ,,::ー彡∩ 「しかし、ビロード氏に犯行は 」
.
85
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:33:42 ID:uKzuLeqM0
.
86
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:34:12 ID:uKzuLeqM0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
.
87
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:34:36 ID:uKzuLeqM0
BGMここまで
ミ,,゚Д゚彡 「は?」
( ・∀・) 「は?」
(,,゚Д゚) 「は?」
( ´∀`) 「は?」
.
88
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:35:08 ID:uKzuLeqM0
\しん…。/
\………。/
( ´∀`)
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「い、いまの……」
( ´∀`) 「今の異議は、いったいどなたが……?」
.
89
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:35:50 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 「い……いまの異議、ダレだ!?」
(,,゚Д゚) 「傍聴席ヨシ、(#゚;;-゚)不在を確認!」
( ;・∀・) 「あ、ああ……そういや、初日もされたな、ナゾ異議……」
( ・∀・) 「でも、じゃあ、ダレが 」
.
90
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:36:13 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从∩ ハーイ
( ・∀・)
( ・∀・) 「 て 」
.
91
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:36:39 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 「テンチョーーーーーー!?」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
\ザワザワ!/
( ´∀`) 「静粛に!」
( ;´∀`) 「 しょッ 証人!?」
( ;´∀`) 「ど、どうしたのですか!?」
.
92
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:10 ID:uKzuLeqM0
从;゚-从 「その〜〜、ちょっと 」
从 ゚∀从 「ア。 異議ッてのは、一度言ってみたかっただけなんだけどね。 ウン。」
( ´∀`) 「はぁ……。 それで?」
从 ゚∀从 「青いニイさんには悪いけど、サ」
从 ゚∀从 「ビロードくんにそいつァ、無理だぜ。」
( ;・∀・) 「え……えぇ……?」
从 ゚-从 「だってなァ、」
.
93
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:36 ID:uKzuLeqM0
\カンッ!/
( ´∀`) 「……いいでしょう」
( ´∀`) 「そこから先は、証言、してもらいましょうか」
ミ;,,゚Д゚彡 「……えぇ……?」
ミ;,,゚Д゚彡 「しょ、証人? その立証は俺が 」
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
.
94
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:59 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「よかったですね」
(,,゚Д゚) 「まッッッッたく、想定とは違う展開ですが、新しい証言ですよ」
(,,゚Д゚) 「判決を引き延ばす、当初の狙いは、果たされそうですね」
( ;・∀・) 「い、言ってる場合か〜?」
(,,゚Д゚) 「いや。 けっこうマジです」
(,,- -) 「なぜなら…」
.
95
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:38:27 ID:uKzuLeqM0
(,,- -) 「察するに、オーナーの新証言 」
(,,゚Д゚) 「あのフサギコが想定していない、証言だ」
>
>ミ;,,゚Д゚彡 「……えぇ……?」
>
>ミ;,,゚Д゚彡 「しょ、証人? その立証は俺が 」
>
.
96
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:39:21 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) !
(,,゚Д゚) 「モララーさん!」
(,,゚Д゚) 「この証言が、おそらくラストです!」
(,,゚Д゚) 「ここを切り返さなければ、今度こそ……オシマイです!」
.
97
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:39:55 ID:uKzuLeqM0
〜証言開始〜
〜ビロードの可能性〜
①从 ゚∀从 「つまりアレだ、ニイさんは、ビロードくんにも犯行ができたッて言いたいんだろ?」
②从 ゚∀从 「残念ながら、あいつはエクストくん達には、近づかなかった……だから、ムリだ」
③从 ゚-从 「ビロードくんが彼らに近づいたのは、たったの2回だけ…だ。」
④从 ゚∀从 「水の騒ぎがあった時と……割れたグラスの処理をしてる時」
⑤从 ゚ο从 「おっと、水を注いだ回数までは見てないぜ? ただ……」
⑥从 ゚∀从 「あいつは、オーダーを取ろうとすらしなかった。 ……自分から、近づかなかったのさ。」
.
98
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:40:36 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「……ふむう……」
( ´∀`) 「自分からは、近づかなかった、と。」
( ´∀`) 「では弁護人、尋問を 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 異議あり!! 」
( ;´∀`) 「!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「け……検察側ッ! 尋問には、反対だッ!!」
( ;´∀`) 「 ふッ フサギコ検事!?」
.
99
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:41:00 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::Д彡 「……先ほど言ったように、」
ミ,,::Д彡 「すでに、事件の状況は、ハッキリした 」
ミ;,,゚Д゚彡 「 これ以上の尋問は、時間のムダだッ!!」
ミ;,,゚Д゚彡 「裁判長も先ほどは、そう認めなさったではないかッ!!」
( ;´∀`) 「え? ええと……」
( ;´∀`) 「 ど、どうします? 弁護人。」
にア 「尋問する」
.
100
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:41:34 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「 そんなの、ひとつしかないぜ!」
(,,゚Д゚) 「じっさい、選択肢もひとつしかないですしね」
( ・∀・) 「尋問? するにキマッてんだろ!」
( ・∀・)σ 「あくまで、証人は、検察側の証人!」
( ・∀・)σ 「そして、ベンゴ側の主張が否定されている 」
( ・∀・) 「弁護側には、弁護側なりに反証する権利があるッ!」
( ・∀・)σ 「そうだろ、検事ィ!?」
.
101
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:42:00 ID:uKzuLeqM0
>
>ミ,,゚Д゚彡 「ふたつ。 もとより、ハンカチをプレゼントたらしめているのは、弁護側の証人だ」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「検察側には、検察側なりに反証する権利がある」
>
ミ;,,゚Д゚彡 「 グッ 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ぐぬぬぬぬぬぬ ッッ……!!」
.
102
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:42:59 ID:uKzuLeqM0
〜尋問開始〜
〜ビロードの可能性〜
①从 ゚∀从 「つまりアレだ、ニイさんは、ビロードくんにも犯行ができたッて言いたいんだろ?」
( ;・∀・) 「え、えっと、」
( ;・∀・) 「そーゆーワケじゃあ……」
( ´∀`) 「ん? そういうワケじゃないのですか?」
( ・∀・) 「そういうワケです」
从 ゚∀从 「ビロードくんの弁護くらいはしないとね。 いちおう、雇い主だし。」
.
103
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:43:35 ID:uKzuLeqM0
②从 ゚∀从 「残念ながら、あいつはエクストくん達には、近づかなかった……だから、ムリだ」
( ・∀・) 「近づかなかった…?」
、、、
( ・∀・) 「でも確か、あの人は、エクスト達のカカリだったそうだけど」
从 ゚ο从 「あのさ、」
从 ゚∀从 「ゴミ捨ての当番だからって、自ら好き好んでゴミを捨てたがると思うか?」
( ;・∀・) 「ご、ゴミ……」
从 ゚-从 「カカリだからって、叶うなら、触れないに越したコトはなかったハズだね」
从 ゚∀从 「現に…」
.
104
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:43:59 ID:uKzuLeqM0
③从 ゚-从 「ビロードくんが彼らに近づいたのは、たったの2回だけ…だ。」
( ・∀・) 「2回?」
从 ゚∀从 「必要最低限だ」
从 ゚-从 「もし、ビロードくんが殺ろう、と思ってたなら……不自然だろ?」
从 ゚∀从 「その2回も、自ら近づいたワケですら、ない」
.
105
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:44:44 ID:uKzuLeqM0
④从 ゚∀从 「水の騒ぎがあった時と……割れたグラスの処理をしてる時」
( ・∀・) 「い、いや!」
( ・∀・) 「彼は、もっとそれ以上、エクストたちに接触したハズだ!」
( ・∀・)σ 「だいたい、だったら被害者に水を注いだのは……」
.
106
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:45:26 ID:uKzuLeqM0
⑤从 ゚ο从 「おっと、水を注いだ回数までは見てないぜ? ただ……」
( ・∀・) 「そういえば…」
( ・∀・) 「何度も言われているように、証人は、現場をよく見ていなかった」
( ・∀・)σ 「…どうして、接触したがってなかった、なんて言えるんだ!」
从 ゚∀从 「まず、その2回というのは、騒ぎによるものだった」
从 ゚∀从 「オレが、騒ぎにビンカンだったッてのも、何度も言われてるだろ?」
( ;・∀・) 「むう!」
( ;・∀・) 「だからって、自分の見てない間に接触していた可能性だって、あるだろ!」
( ・∀・) 「なんで、そう証言できるんだ!?」
从 ゚∀从 「モチロン、それなりの根拠は、ある」
.
107
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:45:53 ID:uKzuLeqM0
⑥从 ゚∀从 「あいつは、オーダーを取ろうとすらしなかった。 ……自分から、近づかなかったのさ。」
( ・∀・) 「お……オーダーを?」
从 ゚-从 「水の騒ぎも、グラスの処理も、水のおかわりも。」
从 ゚∀从 「すべて、能動的な対応じゃあ、ない」
.
108
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:46:25 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「ほかのスタッフに聞いたらわかるけど、サ」
从 ゚∀从 「基本的に、エクストくん達のオーダーは、」
从 ゚∀从 「ビロードくんが取ることになってるらしいのよね」
( ・∀・) 「えっと、なんで?」
从; ^从 「みんなが怖がるからに決まってるじゃん!」
.
109
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:47:17 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「まったく、カワイソウだぜ、あいつ。 貧乏くじを掴まされちまったわけだ」
从 ゚ο从 「でも……」
从 ゚-从 「そのカカリのビロードくんですら、オーダーを、とってなかった」
从 ゚-从 「それはつまり、彼はエクストくんたちに接触する意思すら、なかったワケで…」
从 ゚∀从 「そんなビロードくんが殺ったッて可能性……オレは、考えらんねえな」
.
110
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:47:43 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「ふむ……なるほど……」
( ´∀`) 「確かに、そうだとすると、可能性は低そうですな」
( ´∀`) 「カカリだというのに、彼らの対応を、投げ出していた」
、 、 、 、
( ´∀`) 「つまり、被告人の右に立つ機会すら、投げ出していた、……」
( ・∀・) 「……」
.
111
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:48:57 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「……ここからの展開がどうなるかは、読めない」
( ・∀・) 「読めないが、わかることも、ある」
( ・∀・) 「いままでの、エクストやギコの抱いていた違和感 」
( ・∀・) 「それに、説明をつけることが、できる!」
( ・∀・)σ 「この、決定的なムジュンを、解き明かせば ッ!!」
にア どこ(
>>97
)になに(
>>22-27
)をつきつける?
>>112
.
112
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:49:24 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) ⑥に修羅場の伝票
113
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:49:44 ID:uKzuLeqM0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
114
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:50:18 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「……たしかに。」
( ・∀・) 「必要最低限……それも、受動的な理由でしか、近づかなかった、なら」
( ‐∀‐) 「まして、オーダーすら取らなかった、なら。」
( ・∀・) 「あの店員が犯行を……ッてのは、考えにくいわな」
从 ゚∀从 「だろう?」
(#・∀・)σ 「でもな、テンチョー!」
.
115
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:50:45 ID:uKzuLeqM0
、 、 、 、
(#・∀・)σ 「あの店員は、オーダーを、取ってるんだぜ!?」
(#・∀・) 「なんであんたが、そのことを知らねえんだよ!!」
♪追求〜追いつめられて(バリエーション)
→
https://www.youtube.com/watch?v=SGVp3Q1jrkE
.
116
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:51:13 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「……な……」
从;゚'Д从 「 なんだってええええええ!?!?」
\ガヤガヤ…!/
\ざわざわ…!/
( ;゜∀`) 「こ……これはいったい、どういうことですかッ!」
( ;´∀`) 「スタッフは確かに、オーダーを取っていた!」
( ;゜∀`) 「 どうして、シェフである証人が、それを知らないのですか!?」
.
117
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:51:40 ID:uKzuLeqM0
从;゚'∀从 「ちょっと待てッ!! そいつを見せろ!!」
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
从;゚'∀从 「 」
从;゚'∀从 「……オレ、こんなオーダー、通されてねえぞ!?」
( ・∀・) 「ッ!」
.
118
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:52:05 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ;,,゚Д゚彡 「 事件当時、現場ではさまざまな騒ぎがあった!」
ミ;,,゚Д゚彡 「オーダーを通し損ねる程度のこと、起こりうるハナシだ!」
ミ,,::Д彡 「あの臆病なスタッフなら、なおのことッ!」
( ´∀`) 「弁護人、そのへん、どうなのですかッ!」
( ´∀`) 「オーダーを通し損ねても、おかしくなかった……」
( ´∀`) 「この主張に、モンダイはありますか!?」
にア 「モンダイはある」
にア 「モンダイはない」
>>119
.
119
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:52:30 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) モンダイはある!
120
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:53:15 ID:uKzuLeqM0
( ‐∀・) 「モンダイ?」
(#・∀・) 「おおありだ、コンニャロー!」
( ・∀・)σ 「ベンゴ側は、検察側の主張を否定する証拠品を持っている!」
カンッ!
( ´∀`) 「よろしい…ならば、見せていただきましょう」
( ´∀`) 「オーダーを通し損ねるハズがない その証拠品は、なんですか!」
にア
>>22-27
>>121
.
121
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:53:49 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・)⊃ 「くらえ!」
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
( ・∀・) 「ちょっと待て!」
( ・∀・) 「たしか被害者が殺されたのは、14時20分頃のはずだろ!」
( ・∀・)σ 「解剖記録に、明確に、記されているッ!」
ミ;,,゚Д゚彡 「ッ!!」
.
122
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:54:26 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「そして、このオーダーが通されたのは、13時57分 」
(#・∀・) 「 20分もあれば、さすがにオーダーくらい、通すだろッ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 グサァ!
ミ;,,゚Д゚彡 「そのオーダー時刻が正しい証拠は、どこにある!?」
ミ,,::Д彡σ 「店員の記録ミスの可能性も 」
( ・∀・) 「
从;゚'Д从 「ンなわけあるかァ!!」
( ・∀・) 「…えっ?」
.
123
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:55:24 ID:uKzuLeqM0
从; ^从 「ウチは、POSシステムを採用してるんだ」
( ・∀・) 「ぽ、ぽすしすてむ?」
从;゚∀从 「オーダーと会計が連動するシステムだよ」
从; ^从 「注文を入力した時点で、POS端末から、印字される 」
从 ゚∀从 「 その印刷された伝票を見て、オレは、メシを作るんだ。」
( ・∀・) 「へ、へえ…」
从 ゚∀从 「オーナーとして断言してやる 」
从 ゚∀从σ 「この時刻に、一寸たりともズレはないぜ!?」
.
124
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:25 ID:uKzuLeqM0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
ミ;,,゚Д゚彡 「ム……ムゥ……!」
ミ;,,::Д彡 「 だ だったら 」
ミ;,,゚Д゚彡 「 だったら、忘れていた、サボっていたケースはどうだ!?」
ミ,,::Д彡⊃ 「あの店員が仕事をサボっていたのは、お前が言い出したことだぜ!?」
>
>( ・∀・) 「一度修羅場になったあと、スタッフは、水を注げなかった!」
>
>( ・∀・)σ 「なぜなら 」
>
>( ・∀・)σ 「そのとき彼は、職務を放棄していたんだから!」
>
.
125
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:38 ID:DFslA69U0
やっぱそこだよな「頼んだらわりかしすぐに来た。」
126
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:58 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「それも通らねえんだよな、検事ィ!」
ミ,,::Д彡 「ナニ…?」
( ・∀・) 「サボってたから、オーダーを通せなかった?」
(#・∀・) 「 だったら、この証拠品には!」
(#・∀・)σ 「どう説明をつけるッ!」
にア
>>22-27
>>126
.
127
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:59:44 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・) 伝票!
\人/
( ) て) うぎゃわああああああああああああああああああああ
/⌒\
どかぁーーん!
\人/
) て(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)
/⌒\
(,,゚Д゚)bbb 「
>>125
ナイッッスウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」
128
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:09 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・)⊃ 「くらえッ!」
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
(#・∀・)σ 「俺らのオーダーは、しっかり通ってたんだぜ!?」
ミlli,,゚'Д゚彡 「ッ!!」
( ・∀・) 「しかも、」
.
129
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:32 ID:uKzuLeqM0
>
>( ><) 「お待たせしました、先にライス小です」
>
>( ;・∀・) 「げっ!先に来た!」
>
>( ;・∀・) 「これじゃあケチャップが来る前に冷めてしまう!」
>
( ・∀・)σ 「そのライスは、一瞬で、提供されたんだ!」
( ・∀・) 「15分も前の、それも先着のオーダーを通してないのは、ありえねえんだよ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 グサグサァ!
.
130
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:53 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「たしかに、20分以上も注文を通さないのは、ヒジョーに考えにくい……」
( ´∀`) 「 というより、考えられないことでありますッ!」
(,,゚Д゚) 「……そういえば、あの時……」
.
131
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:02:18 ID:uKzuLeqM0
>
>( ・∀・) 「そのときの伝票とか、あるのか?」
>
>刑事「ええ、もちろ」
>
>
>ミ,,゚Д゚彡 「異議ありッ!」
>
>
> \ざわッ…/
>
>( ;・∀・) 「!?」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「おいおい、いつまで下らんことで、盛り上がるんだ」
>
>刑事「申し訳ありません」
>
.
132
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:02:40 ID:uKzuLeqM0
>
>( ;・∀・) 「…?」
>
>( ;・∀・) 「な……どうして、急に異議を挟んできた…?」
>
>(,,゚Д゚) 「それだけではありませんね」
>
>(,,゚Д゚) 「あいつの、今日はじめての、異議です」
> 、 、、 、 、
>(,,゚Д゚) 「下らんこと…に、一発目の、異議だ。」
>
(,,- -) 「あの異議は……」
(,,゚Д゚) 「 こうなることを恐れて、のことだった…んでしょうね」
( ・∀・) 「…!」
.
133
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:03:08 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「気づいていたのですよ、あの男…」
(,,゚Д゚) 「この、空白の20分 」
>
>< プ-゚) 「そういえば、結局注文したやつ、来なかったんだよな」
>
>< プ-゚) 「やっぱ、いろいろ騒がしかったからなのかな」
>
>( ・∀・) 「まあ、そうかもね」
>
>
>(,,゚Д゚) 「……なァんか引っかかるんですよねぇ……」
>
>( ・∀・) 「そうか?」
>
.
134
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:04:30 ID:uKzuLeqM0
(,,- -) 「注文が通されていない という、違和感 」
( ・∀・) 「!」
(,,゚Д゚) 「モララーさんッ!」
(,,゚Д゚) 「これは、あの店員をもう一度詰めないと、先に進めませんッ!」
(#・∀・) 「当ッたり前よお!」
.
135
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:04:57 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・) バンッ!
(#・∀・) 「裁判長ッ!」
(#・∀・)σ 「あの店員を、もう一度、法廷へッ!!」
(#・∀・) 「ヤツの話を聞かねえと、判決は下せねえぜ!?」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,゚Д゚彡 「そうしたいのはヤマヤマだが、弁護人……」
ミ,,::ー彡∩ 「序審法廷も、もう最終日 」
ミ,,::ー彡∩ 「いまさら、彼を本法廷に呼び出すのは、 」
.
136
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:06:00 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「え、ビロードくん?」
从 ゚∀从 「あいつなら、ここに来てるハズだぜ」
.
137
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:07:07 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::ー彡∩
ミlli,,゚'Д゚彡 「にゃにぃ!?!?」 グサグサァ!
ミlli,,゚'Д゚彡 「なんで! どーーーしてッ!! 俺は呼んでな 」
从;゚∀从 「な、なんで、ッて…」
从;゚∀从 「オレが法廷デビューするから、お前も見にこいよ、つって……」
ミlli,,゚'Д゚彡 「!?!?」
.
138
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:07:33 ID:uKzuLeqM0
\カンッ!/
( ´∀`) 「フサギコ検事!」
( ´∀`) 「店員・ビロード氏に、証人としての入廷手続きをッ!」
ミ;,,::Д彡 「 ッ!! 」
( ´∀`) 「そして、本法廷は10分間の休憩を挟みます!」
( ´∀`) 「ビロード氏に、もう一度話を聞くのですッ!」
\ガヤガヤ…/
\ざわざわ…/
.
139
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:05 ID:uKzuLeqM0
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
140
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:34 ID:uKzuLeqM0
〜同日 午後0時13分〜
〜地方裁判所 被告人第3控え室〜
( ・∀・) 「まちがいないッ!!」
( ・∀・) 「真犯人は、あの男 ビロードだッ!!」
< フ;゚-) 「ミセリじゃあなかったのか!?」
(;*゚-゚) 「ミセリ以外に、毒を盛ることはできないんじゃないのか!?」
( ・∀・) 「あ、しぃさんいたんだ……じゃなくって!」
( ・∀・) 「時間がない、よく聞け!」
.
141
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:57 ID:uKzuLeqM0
( ‐∀‐) 「今回のトリックでもっとも重要なこと…」
( ・∀・) 「それはずばり、毒の媒体が、水であることだ!」
< フ;゚-) 「ど…どうして…?」
( ・∀・) 「いつか言ってただろ!」
> 、
>ミ,,゚Д゚彡σ 「毒のありかが水である以上、」
> 、 、 、 、、
>ミ,,゚Д゚彡σ 「配る前から毒を盛るのは、不可能だッ!」
>
.
142
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:09:17 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「店員が、配膳時点で毒を盛ることは、できねえ 」
( ‐∀‐) 「これがコーヒーだったら、ヤツに犯行は、不可能だ」
(,,゚Д゚) 「まず、飲み干されるのに、間違いなく時間がかかりますし」
(,,゚Д゚) 「そもそも、おかわりが要求されるかすら、怪しいわけだ」
( ・∀・) 「でも、お水だったら!」
( ・∀・) 「たとえ半分しか飲まれてなかったとしても、」
( ‐∀‐) 「おかわりを要求されなくても、しれっとおかわりを注げるんだ!」
.
143
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:09:43 ID:uKzuLeqM0
>
>ミセ::゚-゚)リ 「その時に、店員さんに、水を注いでもらったの」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「トソンちゃんのも含めて、みんなの分を」
>
、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、、 、 、 、、 、 、
( ・∀・) 「そして、それはつまり、特定の人物にピンポイントで毒を盛れる、ということ!」
(*゚-゚) 「!」
( ・∀・) 「アイツは、確実に毒を盛るために、」
、 、、 、
( ・∀・) 「意地でも、コーヒーを出すわけには、いかなかったんだ!」
( ・∀・) 「だから、あんたらのコーヒーのオーダーを、通すワケにはいかなかった!」
< フ;゚-) 「な……なるほど……」
.
144
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:10:06 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「そうと決まれば、モララーさん!」
(,,゚Д゚) 「法廷が再開されたら、あのヤローを、追い詰めるのです!」
(,,゚Д゚) 「事件を、 《逆転》 させてやりましょうッ!」
(#・∀・) 「ヨッシャ!!」
To Be Continued
.
145
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:10:57 ID:DFslA69U0
さてそううまくいくかな?
146
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:16:13 ID:uKzuLeqM0
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
147
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:18:50 ID:uKzuLeqM0
ひとつだけ訂正
いままでこの話を「第一話」とか書いてたけど、実際今後二話三話と投下するかは未定
・この一話きりで完結としてモラ逆終了
・続きが浮かんだとしても別タイトルで投下
・何事もなくふつうに二話三話と投下
▲どれかになると思いますとだけ 作中には一話表記はおろかタイトルすら出してないし、まあまあ
148
:
名無しさん
:2024/03/31(日) 08:10:39 ID:v.ONmBb20
おつおつ
私は一向に構わん!
149
:
名無しさん
:2024/04/01(月) 01:28:44 ID:61ZcT9uw0
乙乙乙
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板