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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
( ・∀・)モララーがまじめに逆転裁判するようです <第3法廷>
468
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:36:46 ID:S0Eyb4is0
人物ファイル⑤刑事
所轄署の刑事。
世間の注目を集める殺人事件の場合、初動捜査はだいたい彼が担当している。
人物ファイル⑥ハエ
天の声だ!
地の文が存在しないこの作品における地の文ポジション。
人物ファイル⑦ビロード
( ><)。 ファミレスのアルバイト。
薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
人物ファイル⑧トソン
(゚、゚トソン。 修羅場グループその1。
小物がどれも高価。 しとやかそう。
.
469
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:37:12 ID:S0Eyb4is0
人物ファイル⑨ミセリ
ミセ*゚-゚)リ。 修羅場グループその2。
召し物がどれも高価。 ばかっぽそう。
人物ファイル⑩エクスト
<_プー゚)フ。 修羅場グループその3。
過去にはもっと女がいた。 顔は確かに良い。
人物ファイル⑪ハインリッヒ
从 ゚∀从。 ファミレスのオーナーシェフ。
若くて勝ち気な女性。 ぱっと見は。 たぶん三十路すぎ。
人物ファイル⑫でぃ
(#゚;;-゚)。 元修羅場グループ。
おとなしい性格だがやっていることはドギツイ。
.
470
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:12 ID:S0Eyb4is0
〜同日 午後2時17分〜
〜地方裁判所 被告人第3控え室〜
\ゴオオオオオォォ………/
\ゴオオォォ……/
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「これで、あとは待つのみか」
.
471
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:34 ID:S0Eyb4is0
< プ-゚) 「でも、ほんとうなのか?」
< プ-゚) 「ミセリが、最後の証拠品を持っている、だなんて」
(,,゚Д゚) 「どうなんでしょうね」
< フ;゚-) 「ハア!?」
(,,゚Д゚) 「カンベンしてくださいよ」
(,,゚Д゚) 「あそこではああでも言わないと、有罪直行ですよ」
(*゚ー゚) 「つまり、そんなものがなければ、コロッと有罪なのだな!」
< フ;゚-) 「…………」
.
472
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:54 ID:S0Eyb4is0
< フ;゚-) 「 話に聞くとおり」
< フ;゚-) 「崖っぷちなんだな…………センセイの弁護って」
( ・∀・) 「話に聞くとおり、だって?」
( ・∀・) 「俺、はじめての弁護だぞ?」
、 、 、
< プ-゚) 「え? 二度目じゃないの?」
< プ-゚) 「なんでも、」
.
473
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:39:25 ID:S0Eyb4is0
> __
> ̄ ̄
>( ・∀・) 「雨は降ってなかったのか!?」
> ──
>
>(,,゚Д゚)σ 「いまの発言はおかしい!!」
>
>
>[ Д`] 「真犯人を告発する!」
>
< プ-゚) 「学生ながら、みごと逆転無罪を勝ち取った、とか……」
( ・∀・) 「[ Д`]←これだれ?」
.
474
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:40:21 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「それはいいんだけど、誰に聞いたの?」
< プ-゚) 「え? そこの助手さんに…」
(*^ー^)v
( ・∀・) 「え、いつの間に???」
(,,゚Д゚) 「エクストの対女性能力は、どうやらホンモノのようですね…」
[ Д`]v
( ・∀・) 「おまえはだれ?」
\ガチャ…/
.
475
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:40:42 ID:S0Eyb4is0
'_
( ・∀・) 、
'_
(,,゚Д゚) 、
ミ,,::Д彡
(*゚'-゚) くわわっ
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「フギサコ検事!」
(*゚'-゚)っ< ぎゅっ
.
476
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:41:38 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡
ミ,,゚Д゚彡 「 現在、部隊が、パトカーをかっ飛ばして本法廷に向かっている」
( ・∀・) 「……おう」
ミ,,゚Д゚彡 「時間がない……わけでは、ないが」
ミ,,゚Д゚彡σ 「あんたには、話を、聞いておきたかった」
( ・∀・) 「話って、ナニさ」
ミ,,゚Д゚彡 「どうして、あんたは」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリの居場所をつきとめることが、できたんだい?」
.
477
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:42:00 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「ああ……そんなこと」
( ・∀・) 「前提として…既にひと通りは、ケーサツが捜索済みなんだ」
( ‐∀‐) 「だというのに、見つかってない……となると、だ」
( ・∀・)σ 「ケーサツが把握しきれていない場所」
( ・∀・) 「 いるとしたらそこだろう……そう思ったんだ。」
ミ,,- -彡 「……」
( ・∀・) 「だとすると、候補はふたつだな」
( ・∀・) 「でぃさんの自宅か、展望台か……ッてね」
.
478
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:42:32 ID:S0Eyb4is0
ミ,,- -彡 「……」
ミ,,- -彡 「なるほど、な」
(,,゚Д゚) 「もっとも、」
(,,゚Д゚) 「メタ的に、ほかにいそうな場所も検討つきませんしね」
( ・∀・) 「コラッッッッ」
( ・∀・) 「逆に、俺からも聞きたいコトがあるんだけど」
ミ,,゚Д゚彡 「なに?」
( ・∀・) 「さっき……」
.
479
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:43:06 ID:S0Eyb4is0
>
>ミ,,::Д彡 「そこに一番近い部隊を、向かわせる」
>
>ミ,,::ー彡∩ 「……これで……どうだい。 」
>
( ・∀・) 「……どうしてあの時、あんたは、俺の提案を呑んでくれたんだ?」
( ・∀・) 「逃げ切ろうと思えば、逃げ切れただろうに」
ミ,,゚Д゚彡 「……」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
( ・∀・) 「?」
.
480
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:43:40 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「…………けじめ……ッてところカナ?」
( ・∀・) 「け、けじめ?」
ミ,,- -彡 「 ミセリ。」
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、あいつが、真犯人だと……考えていた。」
、 、 、 、
ミ,,゚Д゚彡 「初日からな」
(,,゚Д゚) 「!」
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「……なんだって?」
.
481
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:00 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡 「だというのに、カノジョへの警戒を、怠ってしまった」
ミ,,- -彡 「あげく、カノジョは無実、ときたもんだ」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,゚Д゚彡σ 「……だから、お前が」
ミ,,゚Д゚彡σ 「もし、居場所をつきとめるという、奇跡を、起こせた、なら 」
ミ,,::Д彡 「 そう思っただけだ。」
( ・∀・) 「…………」
.
482
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:26 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「……ちょっと、待ってくださいよ」
ミ,,゚Д゚彡 「……なんだ?」
(,,゚Д゚) 「 初日から、ミセリを、疑っていた のですか?」
ミ,,゚Д゚彡 「それが、なんだ」
(,,゚Д゚) 「 」
ミ,,゚Д゚彡 「おっと。」
ミ,,::ー彡∩ 「だったら、どうして被告人を追い詰めるのか 」
ミ,,::ー彡∩ 「 なんて野暮は、ナシ、だぜ」
.
483
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:51 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「これでも、温情を、便宜をはかったつもりなんだ。」
ミ,,゚Д゚彡 「でなければ、この期に及んでミセリの捜索など、誰が認めるか」
( ・∀・) 「温情だと?」
ミ,,゚Д゚彡 「2日目の法廷だ」
>
>( ・∀・)σ 「こォんなアイマイな状態で、判決なんかくだせっこねえよ!」
>
>(#・∀・)σ 「延期! 延期だ、裁判長ッ!!」
>
>
>ミ,,゚Д゚彡 「!」
>
.
484
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:45:14 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 並の弁護士なら、判決を要求している」
( ・∀・) 「うん、まあ、スレの連中は要求してたんだけどな」
ミ,,゚Д゚彡 「あのとき、負けを、覚悟した」
ミ,,゚Д゚彡 「しかし、1日経っても、審理は継続している」
ミ,,::ー彡∩ 「検察側に不利な要望でも、一度は呑んでやろう……」
、 、、
ミ,,::ー彡∩ 「そんなけじめ……かな?」
.
485
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:45:35 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「…………のわりに、は」
( ・∀・) 「全ッッ然、手加減してくんないんスね…」
ミ,,::Д彡 「……」
ミ,,::ー彡∩ 「……ふん」
(,,゚Д゚) 「 」
(,,゚Д゚) 「 ふん。」
.
486
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:06 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、俺にできることだけを、するだけだ」
ミ,,゚Д゚彡 「でないと、序審法廷制度なんて、この世に必要ねえ」
ミ,,゚Д゚彡σ 「事実として無罪だったやつが、無罪になり 」
ミ,,゚Д゚彡 「事実として有罪だったやつが、有罪になるだけだ」
ミ,,::ー彡∩ 「事実、犯人は、エクストでもミセリでも、なかったのだろう?」
.
487
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:31 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「!」
< プ-゚) 「!」
( ・∀・) 「…………驚いたな。」
( ・∀・) 「それを、あろうことがあんた自身が、認めるのか」
ミ,,::Д彡 「…」
ミ,,::ー彡∩ フサァ!
ミ,,::ー彡∩ 「あいにく、法廷の外でなされる会話に、意味などないのでね。」
.
488
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:55 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 温情ついでに、ひとつだけ、忠告しておく」
( ・∀・) 「なんだ?」
ミ,,゚Д゚彡 「もし、仮に、ミセリが」
ミ,,゚Д゚彡σ 「ベンゴ側の言うとおり、最後の証拠品を持っていたと、して」
ミ,,::Д彡 「期待しないことだな」
.
489
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:47:22 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「!」
( ;・∀・) 「なにか知っているのか!?」
ミ,,゚Д゚彡 「? なにも知らないぞ」
( ・∀・) 「え?」
ミ,,゚Д゚彡 「俺が言いたいのは、だ」
ミ,,- -彡 「もし、ベンゴ側に有利な証拠を持っていたら、だ」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ自身が、ワレ先に、と提出しないか?」
ミ,,::ー彡∩ 「 ベンゴ側の依頼人 なんだろ? あの子は。」
.
490
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:47:46 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「!」
( ;・∀・) 「たしかに!」
ミ,,- -彡 「それを提出するどころか、逆に、行方をくらます……」
ミ,,゚Д゚彡 「 おおかた、あんたらの期待通りに、コトは進まないだろうよ」
( ;・∀・) 「……」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::Д彡 「おしゃべりが過ぎたかな?」
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
.
491
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:10 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「そろそろ、シツレイするぜ」
(*゚'-゚)っ<
ミ,,::ー彡∩
ミ,,゚Д゚彡 「…………いい加減、離してくんない??」
ミ,,゚Д゚彡 「俺がここに入った瞬間から、引っ張ってるよね、裾……。」
(*゚'-゚)っ<
ミ,,゚Д゚彡 「……」
( ・∀・) 「……」
.
492
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:36 ID:S0Eyb4is0
〜同日 午後2時40分〜
〜地方裁判所 第3法廷〜
.
493
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:59 ID:S0Eyb4is0
\がやがや…/
\ざわざわ…/
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
494
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:49:23 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「では、エクスト氏の、最後の法廷を、再開しましょう」
( ´∀`) 「さっそくですが、検事……」
( ´∀`) 「ミセリ氏は、どうなりました?」
ミ,,゚Д゚彡 「ベンゴ側の指摘どおりだ」
ミ,,゚Д゚彡 「くだんの展望台の屋上にて、発見された」
ミ,,- -彡 「 投身自殺をはかっていたところを、な」
.
495
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:49:43 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「えっ?」
( ´∀`) 「……と……」
( ;゜∀`) 「投身自殺ですって!?」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
.
496
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:50:13 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「さて…」
ミ,,゚Д゚彡 「ぶじに、最悪の事態に陥ることなく、」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ氏を連行することができたわけだ、が」
ミ,,::ー彡∩ 「時間も限られている、さっそく証言台に立っていただこうか」
( ;´∀`) 「さっそく、って……」
( ;´∀`) 「身投げをはかったばかりの人を、ですか!」
(,,゚Д゚) 「……」
(,,゚Д゚) 「やはり、割り切っていますね……フサギコのやつ」
( ・∀・) 「人の命を、なんだと思っているんだ…?」
.
497
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:50:35 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「致し方あるまい」
ミ,,゚Д゚彡 「ほかに方法があるというのなら、尋ねよう、裁判長」
ミ,,::ー彡∩ 「このたびの法廷に、終止符を打つ……その方法を、な。」
( ;´∀`) 「……ぐぬぬ……ぬう!」
\カンッ!/
( ;´∀`) 「……係官!」
.
498
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:00 ID:S0Eyb4is0
ミセ:: -)リ
( ´∀`) 「証人……ミセリさん」
( ´∀`) 「あなたが、再び本法廷に呼び出された理由……」
( ´∀`) 「ご存じですかな?」
ミセ:: -)リ
ミセ::゚-゚)リ 「 え……ア……」
ミセ:: -)リ 「………ここにくる途中に、刑事さんから、聞きました」
.
499
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:24 ID:S0Eyb4is0
ミセ::゚-゚)リ 「私が、その……隠していることがある、って」
( ´∀`) 「よろしい」
( ´∀`) 「ベンゴ側は、あなたへの告発を、撤回しました」
ミセ::゚-゚)リ 「!」
( ´∀`) 「それをふまえた上で、」
( ´∀`) 「まずは、なぜ失踪したのか、を聞きたいところですが…」
( ´∀`) 「本法廷は、もう時間が残されていない。 さっそくですが、うかがいましょう。」
.
500
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:53 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人」
ミセ::゚-゚)リ !
( ´∀`) 「あなたは、持っているのですかな?」
( ´∀`) 「なにか……証拠品を。」
ミセ::゚-゚)リ 「えっ……えっ?」
ミセ:: -)リ 「しょ、証拠、って………」
ミセ:: -)リ 「 なんの話か、よく、わからない……です」
.
501
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:52:13 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「……ふむう……」
( ´∀`) 「弁護人。」
( ・∀・) 「はい」
( ´∀`) 「証人は……ほんとうに持っているのですか?」
( ´∀`) 「その……最後の証拠品、を。」
( ;・∀・) 「え、えっと…。」
.
502
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:52:43 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「考え方が違いますよ!」
(,,- -) 「もし、持っていたとしたら、」
(,,゚Д゚) 「ミセリは、ずっと隠してきたわけなんですよ」
、、、 、 、、 、、 、 、 、
(,,゚Д゚) 「どうして隠しているのか そこを、考えるべきなのです!」
( ・∀・) 「うん…うん…元はと言えばお前が言い出した話なんだがな」
.
503
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:06 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「……とにかく」
( ・∀・) 「その理由を見つけ出して、説得して、はじめて 」
( ・∀・) + 「ミセリは、最後の証拠品を出してくれる ッつーわけ、だな!」
(,,゚Д゚) 「持ってたらの話ですがねw」
(*;-゚)n 「モララー!法廷!ここ法廷!法廷だからあ!」
つ・∀・)
::○::
グググッ…
.
504
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:35 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……裁判長」
( ・∀・)σ 「最初に言われた通り、証人は、投身自殺をはかっていた」
( ‐∀‐) 「いきなり核心を突いたところで、」
( ・∀・) 「証人のアタマがこんがらがるだけ、だとベンゴ側は考える」
( ´∀`) 「おっと!」
( ´∀`) 「これはこれは……シツレイしました」
.
505
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:58 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「そこで……」
( ・∀・) 「ベンゴ側は、先に、証言をしてもらおう、と考える」
( ´∀`) 「証言! というと…?」
( ・∀・)σ 「事件後の行動について!」
( ‐∀‐) 「なぜ、隠したのか…」
( ・∀・) 「だったら、証言してもらうのが、手っ取り早い!」
.
506
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:54:21 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「いいでしょう。 証言していただきましょう」
( ´∀`) 「事件後……証人は、ナニをしていたのか?」
.
507
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:54:42 ID:S0Eyb4is0
〜証言開始〜
〜事件後の行動〜
①ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れた後……ですよね……」
②ミセ:: -)リ 「怖くなって……立ち上がることもできなくなって……」
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……その場で、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
④ミセ:: -)リ 「でも……なにも、してないです……証拠品なんて、そんな……」
.
508
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:07 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「証人は……証拠品は、持ってないのですか!?」
( ´∀`) 「だとすると、ベンゴ側の主張は 」
中
( ・∀・)っ \カンッ!/
( ・∀・)σ 「まずは尋問させてくれ!」
(,,゚Д゚) 「え、まさかモララーさんが木槌叩いた??」
.
509
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:28 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…………」
( ;・∀・) 「うう…」
( ;・∀・) 「それにしたって、少なすぎだろ、証言…!」
(,,゚Д゚) 「とにかく、ゆさぶりましょう」
(,,゚Д゚) 「メンタルが不安定な人は、ゆさぶられると、ついいろいろ話してしまうものです」
( ´∀`) 「……まあ、いいでしょう」
( ´∀`) 「尋問を、お願いします」
.
510
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:52 ID:S0Eyb4is0
〜尋問開始〜
〜事件後の行動〜
①ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れた後……ですよね……」
( ・∀・) 「どんな感じで倒れたんだ?」
ミ,,゚Д゚彡σ 「待て。」
ミ,,゚Д゚彡 「現在証人は、精神にダメージを負っている」
ミ,,゚Д゚彡 「そんなショッキングな光景を、あらたまって話させるつもりか?」
.
511
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:56:12 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「まあ、そうですね」
( ´∀`) 「現在重要なのは、証人は何かを持っているのか、ですから」
( ;・∀・) 「ぐう…そうなんだよなァ…」
(,,゚Д゚) 「いまさら、事件現場の話を聞いても仕方ないですしね」
( ・∀・) 「わかった、続きを」
.
512
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:56:39 ID:S0Eyb4is0
②ミセ:: -)リ 「怖くなって……立ち上がることもできなくなって……」
( ・∀・) 「立ち上がることもできなく?」
ミセ::;-゚)リ 「そ……その……」
.
513
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:03 ID:S0Eyb4is0
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……その場で、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「ちょっとアイマイな表現だけど、」
( ・∀・)σ 「つまり、ソファーに座ったままだった……ッてことか?」
ミセ:: -)リ 「そ……そうなるのか、な……」
( ・∀・) 「……」
.
514
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:30 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人が事件後にソファーに座っていたこと…」
( ´∀`) 「そのことが、なにか重要なのですか?」
( ・∀・) 「どうだろう…」
にア 「重要」
にア 「重要ではない」
>>514
( ・∀・) 重要
( ・∀・) 「もちろん重要だ!」
( ´∀`) 「そうですか。 かしこまりました」
( ´∀`) 「証人は、証言を訂正してください」
ミセ::゚-゚)リ 「……わかりました……」
(,,゚Д゚) 「え、ここまでの流れ1レスで収めてきた?」
( ・∀・) 「もういいカナ、って…」
.
515
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:51 ID:S0Eyb4is0
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……ソファーからも動けないで、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
( ・∀・) 「そのとき、エクストは、どうだった?」
ミセ:: -)リ 「……えっと……」
ミセ::゚-゚)リ 「 ごめん……」
ミセ:: -)リ 「よく、わからない……」
ミセ:: -)リ 「頭のなか、まっしろだったから…」
.
516
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:58:17 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「わかった」
( ´∀`) 「いま問われているのは、証人は、証拠を握っているかどうか、ですが」
( ´∀`) 「その点においては、いかがでしょうか?」
ミセ:: -)リ 「…………」
.
517
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:58:39 ID:S0Eyb4is0
④ミセ:: -)リ 「でも……なにも、してないです……証拠品なんて、そんな……」
( ;・∀・) 「ほ…本当にナニもなかったのか?」
( ・∀・)σ 「ひょっとしたら、それで事件が変わるんだぞ!」
ミセ::;-゚)リ 「し、知らない知らない知らない!」
( ;・∀・) 「ひえー!」
(,,゚Д゚) 「これは……完全に入ってますね、疑心暗鬼」
( ;・∀・) 「うん…うん…そういや、告発までしてるもんな、俺ら…。」
.
518
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:00:32 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「うう…」
( ;・∀・) 「それにしたって、少なすぎだろ、証言…!」
(,,゚Д゚) 「とにかく、ゆさぶりましょう」
(,,゚Д゚) 「メンタルが不安定な人は、ゆさぶられると、ついいろいろ話してしまうものです」
( ・∀・) 「まあ……とりあえずは、」
( ・∀・)σ 「ナニも持っていない、という信憑性を、崩そうぜ」
( ・∀・) 「ナニもない……なんてことは、ないはずなんだ!」
にア どこ(
>>507
・
>>515
)になに(
>>461-466
)をつきつける?
>>519
.
519
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:00:53 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) ③に上面図
520
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:01:39 ID:S0Eyb4is0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
521
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:02:19 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……残念ながら……」
( ・∀・) 「その証言は、ちょっと、オカシイぜ」
( ´∀`) 「どうされました?」
( ・∀・) 「上面図だ」
( ・∀・)σ 「
>>6
を見てくれ」
.
522
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:02:44 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…」
( ‐∀‐) 「被害者が倒れた時の、動きだ」
、 、 、 、 、 、 、、
( ・∀・) 「証人は、ワレ先に、立ち上がっている」
ミセ::゚-゚)リ 「!」
\がやがや…/
\ざわざわ…/
.
523
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:03:10 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「まあ、それはそうですが」
( ´∀`) 「それが果たして、証人の持つ証拠品とは、いかなる……」
( ・∀・) 「証人は、自暴自棄、人間不信になっている!」
( ‐∀‐) 「本題以前に、あるがままを証言してくれていない状況だ…」
( ・∀・)σ 「 まずはそこを正してから という話だッてことだ!」
( ´∀`) 「……ふむう」
( ´∀`) 「どう思われますか、検事」
.
524
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:03:53 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「……2点」
ミ,,- -彡 「まず、証人は、疲弊している。 精神的にな」
ミ,,::Д彡 「また、立ち上がったことを隠そうが、さしたる変化が生まれるわけでもない」
ミ,,゚Д゚彡 「 この時間は、なんなんだろうな……といったところだ」
( ´∀`) 「……なるほど」
( ・∀・) 「この時間はなんなんだろうッて言われちまったよ」
(,,゚Д゚) 「ほんッッとメンドクセーー証人ですよね」
(,,゚Д゚) 「戦犯ですよ、戦犯」
( ・∀・) 「俺、さすがにそこまで言うつもりはなかったよ」
.
525
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:04:18 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「まあ、よいでしょう」
( ´∀`) 「もう、弁護人のペースに任せます」
( ´∀`) 「あくまで、検察側に、審理継続の異議がないがゆえの、判断ですがね」
ミ,,- -彡 「…」
( ・∀・) 「……え、ええと……」
( ・∀・)σ 「いくら疲弊していようが、カンチガイには、理由がある!」
( ・∀・) 「その……座っていた、足腰が震えた、とか、カンチガイした理由が……」
.
526
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:04:42 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「わかりました」
( ´∀`) 「証人。 先ほどの不整合ですが、なにか理由はありますか?」
ミセ::゚-゚)リ 「……え……」
ミセ:: -)リ 「……えっと……」
ミセ::゚-゚)リ 「 あ。 」
ミセ::゚-゚)リ 「……ごめんなさい。 言い方を、間違えました」
( ´∀`) 「理由はある、と。 いいですよ」
( ´∀`) 「あらためて、証言してください」
.
527
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:05:07 ID:S0Eyb4is0
〜証言開始〜
〜事件後の行動・2〜
①ミセ::゚-゚)リ 「座っていたのは、まちがいないです。 ……順序を、まちがえました。」
②ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れて、びっくりして飛び上がって、ソファーから逃げて……」
③ミセ:: -)リ 「そこで……しゃがみこんだんです、私。 足腰から力が抜けて……」
.
528
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:05:30 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「なるほど、しゃがみこんだ…」
( ´∀`) 「では、弁護人。 尋問。」
( ;・∀・) 「さっきより減ってないか? 証言…」
(,,゚Д゚) 「裁判長のテンションも、だんだん下がってますね」
.
529
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:02 ID:S0Eyb4is0
〜尋問開始〜
〜事件後の行動・2〜
①ミセ::゚-゚)リ 「座っていたのは、まちがいないです。 ……順序を、まちがえました。」
( ・∀・) 「座ったのは、間違いないんだ?」
ミセ:: -)リ 「まあ……うん……」
( ・∀・) 「じゃあ、被害者が倒れて、移動したことについては?」
ミセ::゚-゚)リ 「それも……ただしいわ」
.
530
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:26 ID:S0Eyb4is0
②ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れて、びっくりして飛び上がって、ソファーから逃げて……」
( ・∀・) 「ソファーから逃げて、」
( ・∀・) 「どこに行った?」
ミセ::゚-゚)リ 「えっと……」
ミセ:: -)リ 「……トソンちゃんの、後ろあたり……」
( ・∀・) 「まあ、それがふつうか」
ミ,,゚Д゚彡 「被害者の後方まで、飛び出した。 それで?」
.
531
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:47 ID:S0Eyb4is0
③ミセ:: -)リ 「そこで……しゃがみこんだんです、私。 足腰から力が抜けて……」
( ・∀・) 「力が。」
ミセ::゚-゚)リ 「う、うん……つまずいて、転びそうだったから」
( ・∀・) 「うんうん…」
.
532
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:07:14 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・)
( ・∀・) 「え?」
、 、 、、 、
( ・∀・) 「つまずいて?」
.
533
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:07:59 ID:S0Eyb4is0
ミセ;゚-゚)リ 「えっ……あ!」
(,,゚Д゚) 「!」
(,,゚Д゚) 「モララーさん!」
( ・∀・) 「わかってる!」
( ・∀・) バンッ!
、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、
( ・∀・)σ 「証人は……なにかにつまずいて、転んだのか!?」
.
534
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:08:22 ID:S0Eyb4is0
ミセ:: -)リ 「えっと……その……え……」
\カンッ!/
( ´∀`) 「うーむ…」
( ´∀`) 「どうなのですか? 証人?」
ミセ:: -)リ 「つ……つまずいた、というか……」
ミセ::゚-゚)リ 「つま先に、何かが当たった気がして……」
ミセ::゚-゚)リ 「それで、しゃがみこんだの」
ミセ:: -)リ 「気が散った瞬間、足腰の力が抜けて、そのまま、しゃがみこんで……」
.
535
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:08:44 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「立ち上がれなくなった、と」
( ´∀`) 「わかりました」
( ´∀`) 「どうでしょう、弁護人」
( ´∀`) 「聞いている限り、不整合は、解消されましたが」
( ´∀`) 「なにか、まだ、問題はありますか?」
( ;・∀・) 「ど……どうだ……?」
にア 「モンダイある」
にア 「モンダイない」
>>536
.
536
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:06 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) も、モンダイある
537
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:30 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「不整合は、解消されたが……」
( ・∀・) 「まだ、話し足りていないぜ」
( ´∀`) 「というと?」
、 、 、
( ・∀・)σ 「つま先にナニかが当たった ッて部分だ!」
( ・∀・)σ 「…証人!」
( ・∀・) 「いったい……なにが、足に当たったッてんだ?」
ミセ:: -)リ 「…」
( ・∀・)σ 「 証人ッ!」
.
538
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:54 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;-゚)リ 「なによ!!」
ミセ::;-゚)リ 「さっきからさっきからさっきから!!」
\ゴオッ!/
(lli ・∀・) 「ぐおッ!?」
ミセ::;-゚)リ 「グラスよ、グラス!」
ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
ミセ::;-゚)リ 「これでなんか文句ある!?」
\カンッ!/
.
539
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:10:16 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人、静粛に!」
ミ,,- -彡 「静粛にするのはアナタのほうだ、裁判長」
( ;´∀`) 「ええっ!?」
ミ,,::Д彡 「そもそも、この証人が証言台に立つ意味、それは。」
ミ,,゚Д゚彡 「証人がなにか、ケッテイ的な証拠を握っているかもしれない 」
ミ,,::Д彡 「 という、ベンゴ側の主張に基づくものだ」
.
540
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:10:40 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…………黙って聞いていたが、」
ミ,,゚Д゚彡 「現状として、そのような兆候は、いっこうに見られない」
ミ,,゚Д゚彡 「まして、証人は興奮し、ベンゴ側といさかいを始める始末だ」
ミ,,::Д彡 「 つまり!」
ミ,,::ー彡∩ 「ベンゴ側は、立証にシッパイしたと主張する!」
ミ,,::Д彡⊃ 「 証人は、なにも持っていない!! 」
.
541
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:05 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
( ´∀`) 「……そうです、ねえ」
( ´∀`) 「たしかに……これ以上は、ただの徒労、な気も……」
( ´∀`) 「 というより、もうこれ以上、時間の浪費は許されません!」
( ;・∀・) 「ちょ、ボーナスタイム終了!?」
(,,゚Д゚) 「検察側も裁判長もだまっててくれるの、やりやすかったんですがね」
(,,゚Д゚) 「……しかたありません、どうしましょう?」
にア 「異議を申し立てる」
にア 「ようすを見る」
>>542
.
542
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:29 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 異議を申し立てる
543
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:52 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・)⊃ 「異議ありッ!!」
( ・∀・)σ 「
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「…………まだ、異議を唱えられるだけの余力が、あったか」
( ;・∀・) 「ま、待て待て待て!」
( ;・∀・) 「せめて、ナニか言わせてくれよ!」
.
544
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:12:19 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「どうしました? 弁護人。」
( ・∀・) 「……裁判長!」
( ・∀・) 「ただいまの、証人の、言葉 」
>
>ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
>
( ・∀・)σ 「証人は、たった今、新たな証言をした!」
(#・∀・) 「 ベンゴ側は、尋問の権利を主張するッ!!」
.
545
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:13:07 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
カンッ!
( ´∀`) 「静粛に!」
( ;゜∀`) 「…………あなたもしつこいですね〜!」
(lli ・∀・) 「あ、当たり前だ!!!」
.
546
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:13:34 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「まあ……まあ、まあ……。」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「検察側は、どう考えますか?」
ミ,,゚Д゚彡 「…ム。」
( ´∀`) 「もとは、検察側のはかった便宜から、この流れが来ております」
( ´∀`) 「ベンゴ側のこの主張に異議があるなら、うかがいますが。」
ミ,,゚Д゚彡 「…………」
ミ,,- -彡 「…………」
.
547
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:14:01 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 ラストチャンス だな。」
( ・∀・) 「!」
.
548
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:14:24 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「証人と弁護人のいさかいは、さておいて」
ミ,,- -彡 「 被害者のグラスを蹴った 」
ミ,,- -彡 「というのは、たしかに、現場に関する、初出の情報……だからな。」
( ´∀`) 「……まあ、検察側が、そうおっしゃるなら」
ミ,,゚Д゚彡 「あ。 ただし。」
( ´∀`) 「え?」
.
549
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:03 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、あの時の、弁護人の発言…… 」
>
>( ・∀・) 「……ベンゴ側の推理によると……」
>
>( ・∀・) 「彼女が、ミセリ氏が!」
>
>( ・∀・) 「握ってるかも、しれねえんだ!」
>
>( ・∀・)σ 「この事件における、最後の証拠品をッ!!」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「……なっ……」
>
>ミlli,,゚'Д゚彡 「 ナニイッ!? 」
>
.
550
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:27 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「あの主張に、一考の価値がある……」
ミ,,゚Д゚彡 「 そう、考えていたんだ。」
ミ,,::ー彡∩ 「事件を決定づける証拠は、もしあるのなら…検察側も、歓迎だからな。」
ミ,,゚Д゚彡 「しかし。」
ミ,,゚Д゚彡 「裁判長の怪訝のとおり、」
ミ,,゚Д゚彡σ 「俺の目にも、どーーにも、時間稼ぎにしか見えなくなってきたところだ」
( ;∀;) 「そんなあ!」
(,,゚Д゚) 「え、実際違ったのですか?」
( ・∀・) 「実際その通りだからぐうの音も出ねえんだよ」
.
551
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:49 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「何度も触れられているように」
ミ,,- -彡 「本日は序審法廷の最終日で、時間も、ずいぶんと食っちまった」
ミ,,- -彡 「ちまちまゆさぶる、無意味な異議 に付き合うわけにもいかねえ」
ミ,,゚Д゚彡 「だったら」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
、 、 、 、
ミ,,::ー彡∩ 「一度だけ。」
.
552
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:16:12 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「その最後の一度で、弁護人が証明できると、いうの、なら」
ミ,,゚Д゚彡 「検察側も、尋問について、やぶさかではない」
( ´∀`) 「なるほど」
( ;・∀・) 「…………」
( ;・∀・) 「その、証明、というのは?」
ミ,,::Д彡 「カンタンじゃないか」
.
553
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:16:42 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡σ 「この証人が、」
ミセ::;-゚)リ
ミ,,゚Д゚彡 「この事件における、最後の、決定的な証拠品を持っている 」
ミ,,゚ー゚彡 「その証明だ。」
.
554
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:17:09 ID:S0Eyb4is0
(lli ・∀・) 「グッッ!」
\ガヤガヤ…/
\ざわざわ…/
( ´∀`) 「ちなみに、この期に及んで、無意味なことをしたら?」
ミ,,゚Д゚彡 「即刻判決」
( ´∀`) 「いいでしょう、乗りました」
(lli ・∀・) 「ぎゃー!悪ノリだー!」
\カンッ!/
.
555
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:17:33 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「では、弁護人、頼みましたよ」
( ´∀`) 「本日……いえ。」
( ´∀`) 「本法廷、最後の尋問を!」
.
556
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:17:59 ID:S0Eyb4is0
〜尋問開始〜
〜最後の尋問〜
①ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
.
557
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:21:07 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「 証言は、これだけ 」
(,,゚Д゚) 「ゆさぶりは、禁止されました」
(,,- -) 「となると……するべきは、たったひとつですね」
( ・∀・) 「…………矛盾。」
( ・∀・)σ 「そいつを、一発で 貫くッ!!」
にア なに(
>>461-466
)をつきつける?
>>561
.
558
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:21:30 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) どうする?オート安価にする?オーバー?
>>559
559
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:21:53 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 推理したさで読んでいる読者って少ないと思うんですが、どうですか?オーバー?
>>560
560
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:22:17 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) オーケー、なあ、この期に及んで安価芸してていいのだろうか?
( ・∀・) 頼むぜ、
>>561
!
561
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:22:51 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 毒入りのグラス!
562
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:23:24 ID:S0Eyb4is0
①ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
563
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:23:44 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……証人は」
( ・∀・) 「床に転がる、毒入りのグラスを蹴った、ッてことでいいんだな?」
ミセ::;-゚)リ 「そうだッて言ってるじゃない!!」
ミセ::;-゚)リ 「なにかオカシイの!?」
(#・∀・) 「ンなワケあるかァ!!」
(#・∀・)σ 「証人ッ!!」
.
564
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:24:21 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
、 、 、 、 、、
(#・∀・) 「グラスは、卓上で横倒しになってるんだ!!」
(#・∀・) 「どうやったら蹴れるッてんだァ!?」
♪追求〜追いつめられて
→
https://www.youtube.com/watch?v=DiTLf7lORf0
.
565
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:24:45 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;-゚)リ 「あっ!!」
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
( ・∀・) 「ナニをどう間違えたって、この矛盾は説明できないッ!!」
( ・∀・) 「証人ッ!」
( ・∀・)σ 「どうして、そんなウソを 」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
.
566
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:25:14 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「…!」
ミ,,::ー彡∩ 「…………この事件。」
ミ,,::ー彡∩ 「グラスの入れ替わりからはじまった、とは、弁護側の主張だ 」
ミ,,゚ー゚彡 「検察側は、主張するぜ」
、 、 、 、 、 、
ミ,,::Д彡⊃ 「証人は、誰のものか問わず、誰かのグラスを蹴ったッ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「毒のグラスと断定したのは、証人による混濁である となッ!!」
.
567
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:25:38 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
(;,,゚Д゚) 「 さすがに、最後の最後まで黙っててくれる奴じゃあ、なかった!」
(,,゚Д゚) 「モララーさん!」
( ・∀・) 「なんだ!」
(,,- -) 「 ここは、フサギコとしても、決して通したくはない主張だ 」
(,,゚Д゚) 「もう、フサギコは黙って見ていてくれませんよ!」
(,,゚Д゚) 「言い換えれば、今こそが!」
.
568
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:26:00 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩
(,,゚Д゚) 「フサギコとの勝負の、正念場です!」
(#・∀・) 「クライマックスってこッたな!? ヨッシャ!!」
.
569
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:26:31 ID:S0Eyb4is0
(#・∀・) バンッ!
( ・∀・)σ 「誰かのグラスを蹴った だと!?」
ミ,,::ー彡∩ 「ああ……そういや、誰かが言っていたッけなァ……」
ミ,,::ー彡∩ 「グラスを落とした、割れた、と 」
ミ,,::Д彡⊃ 「 その時のでっけェ破片が、残っていたンじゃあないのかい!?」
.
570
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:27:09 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「つまり、割れたグラスを蹴った 」
( ・∀・) 「この反論は、どう返す?」
にア 「グラスは処理された」
にア 「グラスは落ちていない」
にア 「その通りだ」
.
571
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:27:29 ID:S0Eyb4is0
にア 「グラスは処理された」
( ・∀・) 「異議ありッ!」
( ・∀・)σ 「証拠 ならびに証言を、思い出してくれ!」
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
>
>ミセ::゚-゚)リ 「えっと…」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「店員さんは、割れたグラスを片づけて、そのままどこかに行ったわ」
>
.
572
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:28:59 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「グラスは処理されたんだ!」
( ‐∀‐) 「まして、蹴ったとして、」
( ・∀・) 「クツ越しに感触の残るほどの大きな破片だ、ということだろ?」
(#・∀・)σ 「そんなものが残っているわけがない!」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありィ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「上面図(
>>234
)を見ていただこうッ!!」
.
573
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:29:27 ID:S0Eyb4is0
┌┐
┌─┤│
│サ││ ┌─┐
│ l .││ (゚、゚トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |____ ┌─┐ |_____| |_____|
─┐ │ ││ ┌─┐┌─(>< )
─┤ │雑│ ミセ*゚-゚)リ< プ-゚) ┘──────────────
┼ │ ││ └─┘└─┘ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
574
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:29:53 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡σ 「スタッフが掃除するエリアは、このあたりだ」
ミ,,::ー彡∩ 「 しかし、証人は、蹴ったがゆえに、しゃがみ込んだ」
ミ,,::ー彡∩ 「その場所は、被害者の、後方あたり 」
ミ,,::Д彡 「 であれば!」
.
575
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:30:22 ID:S0Eyb4is0
┌┐ ┌─┐
┌─┤│ ミセ:: -)リ
│サ││ ┌─┐ └─┘
│ l .││ (、::トソン ○ ○ ○ ○ ○
│バ││ └─┘
│ l .││ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└─┤│ | テーブル ! | | | |
┌─┤│ |_____| |_____| |_____|
─┐ │ ││
─┤ │雑│├───────────────────────
┼ │ ││ ソ フ ァ ー
W│ │貨│└───────────────────────
C │ │ │ 衝 立
┼ └─┤┌───────┐┌───────┐┌─────
─┤ ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄| . ││ | ̄ ̄ ̄|
─┘ ││ | テー. | . ││ | | . ││ | |
││ | ブル. !.. ││ | | . ││ | |
.
576
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:30:46 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「 いくら手前であったとしても、最低限、ここッ!!」
ミ,,゚Д゚彡 「グラスの掃除は、」
、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、
ミ,,゚ー゚彡 「この位置まで捕捉できなかった それだけの話だったのさッ!」
( ;・∀・) 「なッ!?」
(,,゚Д゚) 「怯んではダメです!」
(,,゚Д゚) 「反論を!」
( ;・∀・) 「あ…ああ!」
にア 「いままでの証拠品にない」
にア 「いままでの証言にない」
にア 「俺は見ていない」
.
577
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:31:10 ID:S0Eyb4is0
にア 「いままでの証拠品にない」
( ・∀・)σ 「 騙されねえぜ、検事ィ!!」
( ・∀・) 「捜査の大原則として、だ!」
( ・∀・)σ 「現場に落ちていたァ!」
( ・∀・)σ 「事件に関係する物品はァ!」
(#・∀・) 「すべてが! この法廷にて受理されているはずだッ!!」
(#・∀・)σ 「掃除もれの大きい破片 どこにあるッてんだあ!?」
.
578
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:31:37 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚ー゚彡 「事件 《後》 に……スタッフ・ビロードが、処理したのだ!」
ミ,,::Д彡 「なんでも、元のグラスを処理したのも、氏だと聞く……」
ミ,,::Д彡 「被害者死亡後に、ビロード氏が、発見した!」
ミ,,::Д彡 「関係者としてではなく、いち従業員として、再び処理した!」
ミ,,::ー彡∩ 「そしてそれは、粉々になったから、確認ができない 以上ッ! 」
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
579
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:32:00 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「そォんな証言、なかったッスよ!?」
(,,゚Д゚) 「なかった以上、この主張も、通ってないんですよ!」
、 、
(,,゚Д゚) 「反証できるアナが、どこかにあるはずです!」
、 、
看守「アナ!?」
( ・∀・) 「そうだな! おい! 1スレ目
>>290
で狂わせた因果律の影響がここに現れたぞ!」
にア 「誰かが気づくはず」
にア 「毒は検出されなかった」
にア 「処理する暇はなかった」
.
580
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:32:23 ID:S0Eyb4is0
にア 「処理する暇はなかった」
( ・∀・) 「待て!」
( ・∀・) 「( ><)が事件勃発後に処理した、だと?」
( ・∀・)σ 「その時間はなかった!」
ミ,,- -彡 「なに…?」
.
581
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:32:55 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「事件後、俺らは現場テーブルに駆けつけた!」
( ・∀・) 「ミセリ、ビロード、なによりテンチョーが、証人だ!」
>
>( ;><) 「動かないで、その場を、あなたたちでジッとしててください!」
>
> ∧ ∧ ♪
>ヽ( ・∀・)ノ
> ( ヘ)
> く
>
>( ;><) 「動かないでェェーーーーーッ!!」
>
( ・∀・)σ 「そして、ケーサツ到着まで、俺らもビロードも 動かなかった!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「こ…この俺が…こんなふざけた回想で反論されるのか!?」
( ・∀・)σ 「そ、それはごめん…」
.
582
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:33:20 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「え、ええと、つまりどういうことですか!」
( ・∀・) 「検察側は、こう言いたいわけだ」
( ・∀・)σ 「事件前の水のさわぎにて、割れたグラス 」
( ・∀・)σ 「その時に、処理しきられなかった破片を蹴ったのだ …と!」
(#・∀・) 「だが!」
(#・∀・) 「ンなものは、なかった!」
、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、
( ・∀・)σ 「我々の知り得ないナニか を、証人は蹴ったんだ!!」
.
583
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:33:46 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありィ!!」
ミ,,::Д彡 「……なら、こいつはどうだい?」
ミ,,゚Д゚彡 「蹴ったのは、被害者のグラスで、」
ミ,,::ー彡∩ 「まちがいなかった というのは…!」
( ;・∀・) 「なに!?」
( ;・∀・)σ 「そいつァ既に、反証して……」
.
584
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:34:15 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
ミ,,::ー彡∩ 「毒のグラスを蹴ったわけではない、それはわかった」
、、 、 、
ミ,,::Д彡 「 ほんものの被害者のグラスだ!」
ミ,,゚Д゚彡 「毒入りのグラスは、卓上にあった!」
ミ,,゚Д゚彡 「割れたグラスは、処理された後だった!」
ミ,,::Д彡 「 これらの持ち主が、ミセリ氏・エクスト氏だった!」
、 、 、、、 、、 、 、 、 、 、
ミ,,::ー彡∩ 「持ち主がトソン氏のグラスは、どこに行ったッていうんだい?」
ミ,,::Д彡⊃ 「 そいつを、証人は蹴飛ばしたんだ!」
.
585
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:35:03 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
( ;・∀・) 「え、えっ、どーゆーこと!?」
( ;・∀・) 「毒入りのグラスが卓上で、」
( ;・∀・) 「割れたのはエクストのグラスで、ええ!?」
(,,゚Д゚) 「!」
(;,,゚Д゚) 「 惑わされてはダメです!」
、 、 、 、
(;,,゚Д゚) 「フサギコの、言葉のマジック 心象操作だッ!」
( ;・∀・) 「なッ!?」
.
586
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:35:25 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありィ!」
ミ,,::ー彡∩ 「さあさあさあッ どうなんだい、弁護人!?」
ミ,,::ー彡∩ 「証人が蹴飛ばした位置からしても、」
、 、 、 、 、 、、 、 、、 、
ミ,,゚ー゚彡 「被害者のグラスを蹴った こそが、もっとも合理的だぜ!?」
ミ,,::ー彡∩ 「さあさあッ 反論はオシマイかァ!?」
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
.
587
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:35:50 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「いまさら作戦タイムは聞きませんよ!」
( ´∀`) 「さあさあッ どうなんでしょう、弁護人!?」
( ;∀;) 「え!待って!整理する時間くれないの!?」
(;,,゚Д゚) 「 フサギコにコントロールされているだけです!」
(,,- -) 「落ち着いて、考えればわかる 」
.
588
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:36:12 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「被害者のグラスを蹴ったわけではなかった 」
(,,゚Д゚) 「その証拠を、叩きつけてやるのです!」
( ;∀;) 「なあ!」
( ;∀;) 「答え!わかってるなら!」
( ;∀;) 「代わりに!叩きつけてよ!証拠ォ!」
にア
>>461-466
.
589
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:36:36 ID:S0Eyb4is0
にア ⑬トソンの解剖記録
( ・∀・) 「 だァーーったら!」
( ・∀・)⊃ 「この証拠品を見てもらおうか!」
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
( ´∀`) 「…?」
( ´∀`) 「い、いまさら解剖記録……ですか?」
( ・∀・) 「重要なのは、写真(
>>2
)だッ!!」
.
590
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:36:59 ID:S0Eyb4is0
_ ....... _ / .::/.:.:.
_,. =、、 . : :´: : : : : : :`: : .、 / .::/ .:.:.:
f'´ ) /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\... / .::/.:.:.:.:.:
!,、、ー ´ ヤ // .:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:i :::::::::::::ヽ::::.... / .::/.:.:.:.:.:.:.
\ ヤ ,:/:::/:::::ハ::::::::: |:::::::::|::::::::::::::::::',::::::::::::.. / .::/ .:.:.:.:.:.:.:
\_ _;ノ .i:i:! :!::::::|:l::Ⅵ::::::|::i:i::::|::::::::::::::::::::; .::.::::::::. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ̄ |:|:!::|:!::::|:l::::ⅥⅣ::|:|::::|=x:::i:::::::::::i..:::::::::.:. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
_ |:|:!::|乂从:::::::::|::::从:::| う}|:::::::::::|::::::::::: / .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
リ|i! |ハ !:::ソ\:::::::|::///: |_У:|:::::::::::|::::: : / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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r'i|i|i|i|i|i|i|iトtx;、 \::ヽー` :. !::::::: |∨ヘ::∨:::∧ :: / .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヾl|l|l|i|i|l|l|l|l!'´. Y:::`ー< :::::::′V:ヘ::∨:::∧ / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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_,., .,, /:::/ /:::::::/′ ゞ:;∨:::∧/ .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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}i!′ //::/ /::::::::;' / /:}:ハ. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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:≧x、._ 乂::.. Ⅵi::|::::::| /i/:::∨::.. i! ::::: ∧:::. ' .:.:.:.:.:.:.:.:
.
591
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:37:23 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「 どれ 」
( ;´∀`) 「ッ!」
( ・∀・) 「写真左上ッ 」
( ・∀・)σ 「写っているよなァ!!」
( ・∀・)σ 「飲んだばかりの被害者のグラスがッ!!」
(#・∀・) 「持ち主の誤解を誘ったようだが、そうはいかねえぞ!!」
.
592
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:37:46 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「え、え!」
( ;´∀`) 「結局、どういう意味なのですか!?」
( ・∀・)σ 「そこの検事が、話をややこしくしようとしただけだ!」
( ・∀・) 「元エクストのグラスを、トソンが奪った!」
( ・∀・) 「それが卓上に転がった!」
( ・∀・) 「割れて、処理されたグラスは、元トソンによるもの!」
(#・∀・)⊃ 「 この話は、それ以上でも、それ以下でもねえッ!!」
.
593
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:38:10 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「…………」
(,,゚Д゚) 「 3つあるグラスのうち、」
、 、
(,,゚Д゚) 「事件に関わっているのは、2つだけ……なんですよ!」
( ・∀・) 「ああ、」
、 、、 、 、 、 、
( ・∀・) 「ミセリのグラスは、始終、事件に関わってねえからな!」
.
594
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:38:35 ID:S0Eyb4is0
(,,- -) 「それを、」
(,,゚Д゚) 「証人が蹴ったグラスは、割れたものでも、毒入りのものでもない 」
(,,゚Д゚)σ 「残された、3つ目のグラスを蹴ったのだ 」
(,,゚Д゚) 「 そんな突飛な反論を、話術で!」
(,,゚Д゚) 「それッぽく聞かせてきただけなのですよ!」
( ;´∀`) 「ああ!」 ←完全に理解した
( ・∀・) 「してねえよなあ、それ!」
.
595
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:39:01 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
、 、
(;,,゚Д゚) 「 しかし、この土壇場で、話術を仕掛けてきますか…!」
、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、 、、 、、、
(;,,゚Д゚)σ 「推理をバグらせて、自爆を狙ってきましたよ!」
( ;・∀・) 「……なんてやつだ……!」
\ガヤガヤ…/
ミ,,::ー彡∩ 「……ふん。」
ミ,,゚Д゚彡 「どうやら、グラスを蹴ったわけでないのは 間違いないようだな」
ミ,,゚ー゚彡 「弁護側との議論で、正確な情報にできたようだよ。」
ミ,,::ー彡∩ 「礼を言うぜ」
.
596
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:39:24 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「だったら!」
( ・∀・)σ 「グラスを蹴った とウソをついてまで、隠してきたものがある ということ!」
(#・∀・) 「 それが!」
(#・∀・)⊃ 「この事件の、最後の証拠品なんだッ!!」
\ざわッ!/
ミ,,::ー彡∩
.
597
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:39:46 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「 まだだぜ、弁護人…!」
.
598
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:40:11 ID:S0Eyb4is0
( ;∀;) 「まァァーーーーーーだ反論があるッてゆーーのォ!?」
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
ミ,,゚Д゚彡 「証人は、最後の証拠品を、隠してきた 」
ミ,,::Д彡 「 そうだとしたら、なぜッ!!」
ミ,,::Д彡 「現在に至るまで、証人はそいつを隠してきたんだい!?」
、 、
ミ,,::ー彡∩ 「 一度は、告発までされた身の上だぜェ!?」
.
599
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:40:31 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「確かにッ!」
( ´∀`) 「証人は一度、容疑にかかりそうだったのです!」
( ´∀`) 「……なにかしらの意図があったと、して。」
( ´∀`) 「さすがに、疑われた時には、出すでしょう!」
( ´∀`) 「最後の証拠品!」
.
600
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:40:58 ID:S0Eyb4is0
\確かに!/
\確かに!/
( ;・∀・) 「ぎゃー! ガヤまで賛同してやがる!」
(;,,゚Д゚) 「しかし、それはそうですよ!」
(;,,゚Д゚) 「だいたい 」
>
>(,,- -) 「結局……あのオンナは、真犯人では、なかったのでしょう?」
>
>(,,- -) 「じゃあ、あのオンナは…… 」
> 、 、、 、、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、
>(,,゚Д゚) 「ナニを、隠していたと、言うのですか?」
>
.
601
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:41:20 ID:S0Eyb4is0
(,,- -) 「自分が犯人だという決定的な証拠を隠す わかる。」
(,,゚Д゚) 「見つかれば、逮捕されるから、隠してきたとして…」
(,,゚Д゚) 「結果として、ミセリは、犯人ではなかった」
.
602
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:41:43 ID:S0Eyb4is0
(,,- -) 「自分が無実だという決定的な証拠を温存する まだわかる。」
(,,゚Д゚) 「もっとも、どうして隠すのかとなるが、さておいて」
(,,゚Д゚) 「結果として、疑われてもなお出さなかった つまり、違う」
.
603
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:42:05 ID:S0Eyb4is0
(;,,゚Д゚) 「 ミセリが犯人でも無実でも、破綻します!」
( ・∀・) 「ッ!」
\カンッ!/
( ;´∀`) 「弁ご
ミ,,::ー彡∩ 「つまりッ!!」
ミ,,::Д彡 「ベンゴ側の主張は……成り立たねえのさッ!」
ミ,,゚ー゚彡 「 証人・ミセリが、最後の証拠品を持っている というのはなァ!」
.
604
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:42:28 ID:S0Eyb4is0
\ザワザワ…!/
\ガヤガヤ…!/
( ;・∀・) 「くっ……グッ!!」
( ;・∀・) 「……」
( ;・∀・)
.
605
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:42:50 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「……どうして……」
( ;・∀・) 「どうして、ミセリはそれでも、隠すんだ?」
.
606
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:43:15 ID:S0Eyb4is0
この事件の本質は、どこにあったんだ?
.
607
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:43:38 ID:S0Eyb4is0
まだ解決していない謎は、なんだ?
.
608
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:44:03 ID:S0Eyb4is0
>
>ミセ;゚-゚)リ 「 エクストを、弁護してッ!」
>
>ミセ;゚-゚)リ 「このままじゃあアイツ まずいの!」
>
.
609
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:44:32 ID:S0Eyb4is0
事の発端にして、2日目の、最大の謎。
弁護を依頼したのが、本人ではなく、ミセリであること。
ミセリが悪人だとすると、ここに、整合性が、とれていなかった。
.
610
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:44:56 ID:S0Eyb4is0
>
>ミセ:: -)リ 「独りよがりなだけよ」
>
>ミセ:: -)リ 「ほんとうは、エクストじゃなくて、」
>
>ミセ:: -)リ 「エクストを好きになっている私自身が、好きだっただけなのよ」
>
.
611
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:45:19 ID:S0Eyb4is0
事件のバックボーンは、初日から一貫して、愛憎劇。
恋人の定義、好きの定義、愛の定義。
その価値観こそが、法廷でもたびたび、議論されてきた。
.
612
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:45:43 ID:S0Eyb4is0
>
>ミセ::;-゚)リ 「どうしてエクストは、私を、愛してくれないの!?」
>
>ミセ::;-゚)リ 「私はただ、エクストが好きなだけなのに!」
>
.
613
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:46:07 ID:S0Eyb4is0
犯人では、ない。
恋人への愛も、ウソではない。
殺人を疑われてでも、その口を、割らなかった。
.
614
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:46:28 ID:S0Eyb4is0
自分よりも優先する理由、優先できる理由って、なんだ?
.
615
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:46:54 ID:S0Eyb4is0
.
616
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:47:18 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・)─v∧──
BGMここまで
.
617
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:47:48 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「 あ 」
( ;・∀・) 「ああああああああああああッッ!!!」
\ガヤッ!/
\ざわッ!/
(,,゚Д゚) !
ミ,,::Д彡 「ッ!?」
( ;´∀`) 「なんですか!」
.
618
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:48:13 ID:S0Eyb4is0
(;,,゚Д゚) 「ど、どうしたのですか!」
( ;・∀・) 「 わ わかった 」
(,,゚Д゚) 「えっ…?」
( ;・∀・) 「ミセリが、ここまで隠し事をしてきた理由 」
( ;・∀・) 「法廷が、ここまで真犯人を立証できなかった理由 」
( ;・∀・) 「なにより 」
、、、 、
( ・∀・) 「エクストではなくミセリが、弁護を依頼してきた理由 ッ!!」
.
619
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:48:34 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「なッ……」
(,,゚Д゚) 「どういう 」
( ‐∀‐)
( ・∀・)
(#・∀・) バンッ!
(#・∀・)σ 「証人ッ!! おまえ──── 」
.
620
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:56:26 ID:S0Eyb4is0
/ ヽ / ′
/ ヽ / /
_____/ ヽ / ′ /|
.  ̄ ̄ ̄/ ヽ / .|\ / ト、 /\ / | // /
/ -‐  ̄ `゙ - .、. _| \/\| \∧/ \/\/ |∧/ ///
/ ´ ヽ \ 、 、 、、 、 、 、 、 、、 /
, ´ ∠ 被告人をかばってきたんだな!? >
==--- .: ' /_ _ \
./  ̄ ヽ/ /∨| /W| /∨\ /\|\ .|  ̄
, // |/ |/ \/ \|
i′ i======-----
___ , , ‐ 、 |
 ̄ ̄ ̄ / ヽ } _i
! { } | /´ i
| ヽ , ' }:::`:::...、 / { , ‐‐‐‐‐‐=======‐‐‐‐‐‐
.,_ 、  ̄ j:::::::::::::::::`:/ ヽ、 ,
::::::::::`::.:、 ヽ l::::::::::::::::/ /
:::::::::::::::::::ヽ' ヽ、 }::::::::::/ , :'
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:::::::::::::::::::::::::::::!. \:. ` - 、 ,. .. </::::::::`::..、
:::::::::::::::::::::::::::::} \  ̄ ̄ ,「 /::::::::::::::::::::::.ヽ===‐‐‐‐‐‐
♪ガッツだー!
→
https://www.youtube.com/watch?v=WW4g5TPnKx0
.
621
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:56:46 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡 「 ッ!?」
( ;゜∀`) 「 ッ!?」
(,,゚Д゚) 「 ッ!?」
.
622
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:57:36 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;-゚)リ 「──── ッ!!!」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
( ;´∀`) 「どッ どういうことですか!?」
ミ,,::Д彡 「被告人を かばっただと!?」
.
623
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:57:59 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「ベンゴ側は 撤回しねえッ!!」
( ・∀・)σ 「証人は、確かに、持っている 最後の証拠品をッ!!」
(#・∀・) 「それもッ!!」
(#・∀・)σ 「一般人のミセリが! パッと見ただけで!」
(#・∀・)σ 「事件性を汲み取りッ! 被告人を疑いたくなるようなッ!!」
、 、 、 、 、 、 、
(#・∀・)⊃ 「そんな、決定的な証拠品だッ!!!」
.
624
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:58:22 ID:S0Eyb4is0
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
ミ;,,゚Д゚彡 「 いッ 異議ありッ!!」
ミ;,,゚Д゚彡 「どうしてそんなものを隠す必要がある!?」
ミ,,::Д彡 「隠すまでもなく、ケーサツに任せれば 」
( ‐∀‐) 「隠す理由?」
( ・∀・) 「 ひとつしかねえッ!!」
にア 「警察が信用できなかった」
にア 「エクストが犯人だと思った」
にア 「自分が疑われると思った」
.
625
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:58:45 ID:S0Eyb4is0
にア 「エクストが犯人だと思った」
( ・∀・) 「警察が、刑事が!」
( ‐∀‐) 「初動捜査、取調をするよりも、はやく 」
( ・∀・)σ 「そこの証人・ミセリこそが、真っ先に、思ってしまったんだ!!」
(#・∀・) 「エクストが、トソンを殺した、とッ!!」
(#・∀・) 「だから、証人は、隠したんだッ!!」
.
626
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:59:07 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
ミ;,,゚Д゚彡 「なッ ……なに……!?」
( ・∀・)σ 「考えてもみろ!」
( ‐∀‐) 「今回の事件 」
、 、、 、 、
(#・∀・) 「 ミセリ視点では、どう映っていたのかを ッ!!」
.
627
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:59:31 ID:S0Eyb4is0
_ ....... _ / .::/.:.:.
_,. =、、 . : :´: : : : : : :`: : .、 / .::/ .:.:.:
f'´ ) /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\... / .::/.:.:.:.:.:
!,、、ー ´ ヤ // .:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:i :::::::::::::ヽ::::.... / .::/.:.:.:.:.:.:.
\ ヤ ,:/:::/:::::ハ::::::::: |:::::::::|::::::::::::::::::',::::::::::::.. / .::/ .:.:.:.:.:.:.:
\_ _;ノ .i:i:! :!::::::|:l::Ⅵ::::::|::i:i::::|::::::::::::::::::::; .::.::::::::. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ̄ |:|:!::|:!::::|:l::::ⅥⅣ::|:|::::|=x:::i:::::::::::i..:::::::::.:. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
_ |:|:!::|乂从:::::::::|::::从:::| う}|:::::::::::|::::::::::: / .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
リ|i! |ハ !:::ソ\:::::::|::///: |_У:|:::::::::::|::::: : / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
,斗;i|i|i|i. .′从:::\ :: リイ/:::: |!!ヘ∧:::::::: !:::.:. / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
r'i|i|i|i|i|i|i|iトtx;、 \::ヽー` :. !::::::: |∨ヘ::∨:::∧ :: / .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヾl|l|l|i|i|l|l|l|l!'´. Y:::`ー< :::::::′V:ヘ::∨:::∧ / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
`"'ヾi|i|if’ ;:::::从:/:::::::/ / \゙:::∨:::∧ / .::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
_,., .,, /:::/ /:::::::/′ ゞ:;∨:::∧/ .::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
i|リ ,イ:::/ /::::::: ′ / \: ∧.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
}i!′ //::/ /::::::::;' / /:}:ハ. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
//く⌒>::::::::::i:`Y / ..:/..:{:::∧ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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:≧x、._ 乂::.. Ⅵi::|::::::| /i/:::∨::.. i! ::::: ∧:::. ' .:.:.:.:.:.:.:.:
.
628
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:59:55 ID:S0Eyb4is0
─── どうして、トソンちゃんが…!? ───
─── 血を、ふいて、倒れてッ… ───
─── ……え……エクスト……っ!? ───
.
629
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:00:16 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡 「 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 あッ あああああああああ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 まさか まさかああああああああああああッッ!! 」
.
630
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:00:45 ID:S0Eyb4is0
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
( ・∀・) 「そもそも、だ!」
( ・∀・)σ 「当時のミセリ視点だと、犯人は、エクストでしか、あり得なかったじゃねえか!!」
(#・∀・) 「ミセリは、エクストが犯人だと 信じて疑わなかった!!」
.
631
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:01:09 ID:S0Eyb4is0
─── (……コツン……) ───
─── ッ! これは……ナニ!? ───
─── ……これッ……まさか、エクストの…… ───
.
632
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:01:37 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「証人が、つま先に当たったとされる、それは……」
( ‐∀‐) 「パッと見ただけで、明らかな事件性の、汲み取れるもの……」
( ‐∀‐) 「 そんなもの、」
( ‐∀・) 「ミセリ視点で捉えたら、どう映ると思う……?」
.
633
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:02:00 ID:S0Eyb4is0
─── こッ……こんなのがあったら…… ───
─── ぜったいに、エクストが、捕まっちゃう…… ───
─── 私が……隠さないと……っ!! ───
.
634
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:02:32 ID:S0Eyb4is0
、、 、、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、 、
( ・∀・)σ 「エクストが殺害した証拠に見えた、それをッ!」
、 、 、
(#・∀・) 「証人は、現場から、隠ぺいしたんだッ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「な……なんだと……ッ!??!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 そんな都合のいい話があるわけ 」
(#・∀・) 「根拠はまだあるッ!!」
(#・∀・)σ 「だから、彼女は 」
にア 「その証拠を処分した」
にア 「俺に弁護を依頼した」
にア 「証人として法廷にきた」
.
635
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:03:19 ID:S0Eyb4is0
にア 「俺に弁護を依頼した」
( ・∀・) 「俺に、弁護を依頼したんだよッ!!」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありだ!!」
ミ,,::Д彡 「 被告人を守りたい、ならッ!」
ミ,,::Д彡 「実績のある、ベテラン弁護士に依頼するもんじゃあねえのかい!?」
.
636
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:03:43 ID:S0Eyb4is0
(#・∀・)⊃ 「異議ありッ!」
(#・∀・) 「それは、我々視点の話だ!」
( ・∀・)σ 「ミセリ視点で、俺に依頼する理由は、他にあった!!」
にア 「現場にいたから」
にア 「あえて有罪にしたかったから」
にア 「事務所が近かったから」
.
637
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:04:11 ID:S0Eyb4is0
にア 「事務所が近かったから」
( ・∀・)σ 「現場からの、事務所の、近さ 」
、 、 、 、、 、 、、 、 、、 、 、、
( ・∀・) 「もっと言うと、弁護を取り付けられるスピードだッ!!」
> 、 、 、 、 、 、 、
>ミセ::゚-゚)リ 「だって、お店の真向かいだしね…この事務所」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「たしかに、できればあなたがいいなあ、とは思ってましたが……まさかすぎるよ」
>
ミ;,,゚Д゚彡 「 ッ!!」
.
638
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:04:32 ID:S0Eyb4is0
─── 証拠は隠した…… ───
─── でも、エクストが捕まっちゃった…… ───
─── はやく、すぐに、弁護士……味方を、つくらないと……! ───
.
639
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:04:56 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「たまたま、もっとも近いところにいた弁護士が 俺だった。」
( ・∀・) 「彼女は、すぐに味方をつくりたかった 」
( ・∀・)σ 「 恋人であるエクストを、守るために。」
::ミセ::;-゚)リ::
.
640
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:05:24 ID:S0Eyb4is0
\ザワザワ!/
\ガヤガヤ!/
ミ,,::Д彡 「…………つまり。」
ミ,,::Д彡 「自身が疑われた時にも、その証拠を出さなかった、というのは 」
( ・∀・) 「……ここまでで、何度も言われてきたよな」
( ・∀・) 「ベンゴ側の主張に、ついて」
.
641
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:05:49 ID:S0Eyb4is0
>
>(,,- -) 「結局のところ、」
> 、 、 、
>(,,゚Д゚) 「ベンゴ側の主張が、可能性の話を全開にしているのが、脆弱なのです!」
>
> 、 、 、 、 、 、 、
>ミ,,゚ー゚彡 「グラスの入れ替わりを前提とする、砂上の楼閣なりッ!!」
> 、、
>ミ,,::ー彡∩ 「そのifのうえで成り立つ、主張…告発… 」
>
.
642
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:06:23 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「 最後の最後まで、」
( ・∀・)σ 「無実の決定的な証拠を、出せなかった 」
(#・∀・) 「たった1つでも!」
(#・∀・) 「更にエクストが不利となる証拠が出た瞬間、終わっちまうんだ!!」
、 、
(#・∀・)⊃ 「 自分の隠したそれが、決定打になることを、恐れたんだよッ!! 」
( ;´∀`) 「…………」
( ;´∀`) 「 だから……疑われても、疑いが晴れても、隠すしかなかったのですか……」
( ´∀`) 「…………被告人の疑いが晴れない限り、出すわけには、いかなかった……!」
.
643
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:06:48 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) バンッ!
( ・∀・) 「……証人!」
::ミセ::;-゚)リ:: !
.
644
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:07:09 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「もう、わかっただろ!」
( ‐∀‐) 「エクストのために、」
、 、 、 、 、 、 、
( ・∀・) 「愛する人のために尽くしてきたのは、わかった!」
( ;・∀・) 「 だけどよォ!」
( ;・∀・) 「その最後の証拠が、なかったら!」
( ;・∀・) 「どのみち、エクストは有罪に 」
.
645
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:07:32 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「エクストが人を殺した というのが、」
( ;・∀・) 「事実になるんだ!!」
::ミセ::;-゚)リ::
.
646
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:07:52 ID:S0Eyb4is0
─── ウソだ ───
.
647
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:08:17 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「実際に殺したかどうかは、さておいて!」
( ;・∀・)σ 「法廷の出す結論こそが、事実に、なっちまうんだ!!」
::ミセ::;ο゚)リ::
.
648
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:08:41 ID:S0Eyb4is0
─── ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ ───
.
649
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:09:16 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「 どうせ有罪になる、んだった、ら!」
( ;・∀・) 「最後の可能性に、賭けてくれ!!」
::ミセ::;ぺ)リ::
.
650
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:09:38 ID:S0Eyb4is0
─── ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ ───
─── ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ ───
─── ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ ───
.
651
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:10:46 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・)σ 「頼むッ!!」
( ;・∀・) 「あんたの隠している、証拠を 」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`)
.
652
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:11:27 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「どうやら……」
( ´∀`) 「待つだけ、むだのようですね……」
.
653
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:12:18 ID:S0Eyb4is0
(*;-゚) 「 ねえッ!!! 」
.
654
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:12:56 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) !
ミ,,::Д彡 !
( ・∀・) !
(,,゚Д゚) 「……」
(,,゚Д゚) 「し、しぃさん…?」
.
655
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:13:25 ID:S0Eyb4is0
(*;-゚) 「ねえ、あんた!!」
ミセ:: -)リ 「ッ!」
(*;-゚) 「カレシを、ほんとーに、愛してんなら!」
(*;-゚) 「カレシを、無罪に、してほしーんなら!」
(*;-゚) 「カレシを、ほんとーに、守り抜きたいんなら、……!」
.
656
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:13:51 ID:S0Eyb4is0
(*::-) 「 あんたが、信じろよ!!! 」
(*::-) 「 あんたが疑うから、有罪になりかけてんだよ!!! 」
(*;-゚)っ 「 おまえ カノジョなんだろ!!! 」
BGMここまで
.
657
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:14:20 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;ο゚)リ
ミセ:: -)リ
ミセ::;-゚)リ
::ミセ::;-゚)リ::
_,
::ミセ::ぅ:::t)リ::
.
658
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:14:59 ID:S0Eyb4is0
’
::ミセ::;ぺ)リ:: ::
「 うわああああああああああああああああああああんん……!! 」
.
659
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:15:23 ID:S0Eyb4is0
.
660
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:15:48 ID:S0Eyb4is0
\ヒュッ!/
ミ,,゚Д゚彡 「ッ!」
( ;・∀・) 「ッ!」
泣き崩れたミセリは、顔をぐしゃぐしゃにしながら、
ポケットに手を突っ込んだかと思いきや、
なにかを、取り出し、
弁護席、モララーに向けて、乱雑に、投げつけた。
.
661
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:16:17 ID:S0Eyb4is0
パシッ!
∩
( ;・∀・) 「おわッと!!」
(,,゚Д゚) 「な…なんですか、それ!」
(,,゚Д゚) 「 いま、ミセリが 」
.
662
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:16:43 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「あ、焦るな焦るな!!」
( ;・∀・) 「えっとォ……なんだァ?」
\てぃろん♪/
証拠品ファイル(24)注射器
ナイロン袋に入った未使用の小型注射器。
ラベルには 「透過支援剤」 と書かれている。
.
663
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:17:41 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・)
( ・∀・)
( ・∀・) 「なんだ? この注射器…」
.
664
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:18:12 ID:S0Eyb4is0
「あ……ああああああああああああああああッッ!!!」
( ;・∀・) 「ッ!?」
( ;゜∀`) 「ッ!?」
(lli<○><) 「 てッ てめえ!! 」
(lli<◎><◎) 「 どこでそれをオオオオオオオオオ!?! 」
♪ガッツだー!
→
https://www.youtube.com/watch?v=WW4g5TPnKx0
.
665
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:18:34 ID:S0Eyb4is0
\ザワザワ…!/
\ざわざわ…!/
\ガヤガヤ…!/
カンカンカンッ!
( ;゜∀`) 「せッ…静粛に静粛に!」
( ;゜∀`) 「 証人ッ!?」
.
666
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:19:07 ID:S0Eyb4is0
\ぎゃあぎゃあ!/
\ジタバタ…!/
::(lli<○><):: 「 クッ クソッ!!」
::(lli<◎><◎):: 「 離せ!! 離せええええええええ!!! 」
\ざわざわ…!/
ミ,,::Д彡 「弁護人ッ!!」
ミ,,::Д彡⊃ 「そいつをこっちによこせッ!!」
( ;・∀・) 「え!?え!? あ、はい!!」
.
667
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:19:29 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
ミ,,゚Д゚彡 「商標…?ラベル?には、 『透過支援剤 ホー筋注』 ……」
ミ,,- -彡 「裏には 『Dimercaprol』 と書かれてあるな」
ミ,,- -彡 「………………」
ミ,,゚Д゚彡 「ん?」
ミ,,゚Д゚彡 「どこかで、見たような……」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 こッ これ 」
、 、、 、 、、 、 、
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ジメルカプロールじゃねえか!!! 」
.
668
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:19:53 ID:S0Eyb4is0
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
( ;・∀・) 「け…検事!」
( ;・∀・) 「えっと、なんだ! その……ナントカって!」
ミ;,,゚Д゚彡 「ちょ、ちょっと待て!」
ミ;,,::Д彡 「確か、こっちの資料に、そんな名前が 」
ミ;,,::Д彡 「 」
.
669
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:20:19 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「えっと……なんつった……じめ?」
( ;・∀・) 「聞いたことある?」
(;,,゚Д゚) 「…さ…さすがに…」
ミ,,::Д彡 「 」
ミ,,::Д彡 「モノとしては、ホー筋注という商標でこそある、が 」
ミ,,゚Д゚彡σ 「正しくは……ジメルカプロール。」
.
670
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:20:42 ID:S0Eyb4is0
、 、 、 、 、 、
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ヒ素の解毒剤だ!! 」
.
671
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:21:08 ID:S0Eyb4is0
\ぎゃあぎゃあ!!/
\ザワザワッ!!/
カンカンカンッ!
( ;゜∀`) 「どーゆーことですかァ!?」
ミ,,::Д彡 「本件を担当するにあたって…」
、 、
ミ,,゚Д゚彡 「俺は個人的に、ヒ素について、調べてみた」
、 、
( ;´∀`) 「ひ……ヒ素?」
.
672
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:21:28 ID:S0Eyb4is0
>
>刑事「ただ、いわく、バイバイサル酸の可能性が高い、とのこと」
>
>(*゚-゚) 「ばいばいさるさん?」
> 、 、 、 、 、 、 、
>刑事「ヒ素はヒ素でも、有機ヒ素化合物。」
>
>刑事「多くは、害虫・害獣駆除に用いられるものですね」
>
ミ,,- -彡 「それにしたがい…」
ミ,,゚Д゚彡 「 《ジメルカプロール》 という 《キレート剤》 に、その解毒作用があることを知った」
ミ,,::Д彡 「そして……」
、 、 、 、 、、 、 、 、
ミlli,,゚'Д゚彡 「 それが、現場に転がっていた……と言うのかァ!?」
.
673
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:21:52 ID:S0Eyb4is0
(#・∀・) 「裁判長ッ!!」
( ・∀・) 「その〜……えっと、なんだっけ?」
(#・∀・) 「 ナントカ ってやつを、いますぐ鑑識にまわすんだ!」
( ;´∀`) 「!」
、 、 、
( ・∀・) 「証人、ミセリは、これを現場で拾ったんだ!!」
( ‐∀‐) 「現場にこいつが転がっていた……と、なると 」
( ・∀・) 「犯人のポケットとかから落ちた可能性が、非常に高い!」
( ・∀・)σ 「 つまり 」
.
674
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:22:15 ID:S0Eyb4is0
(lli<◎><) 「ッ!!」
(#・∀・) 「真犯人の 《指紋》 が付着している確率が、非常に高いッてことだ!!」
(#・∀・)σ 「至急 指紋鑑定をッ!!」
\カンッ!!/
( ;´∀`) 「はッ! えッ!」
( ;´∀`) 「えーっと、係官ッ!!」
.
675
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:22:47 ID:S0Eyb4is0
ミlli,,゚'Д゚彡 「 異議ありッ!! 」
( ・∀・) 「なんだッ!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 じょッ 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 常人が、このキレート剤とやらを用意しただと!?」
ミ,,::Д彡 「この俺ですら、知らなかった知識だ 」
、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、
ミlli,,゚'Д゚彡 「一般人が用意できるはずがねえッ!!!」
.
676
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:23:21 ID:S0Eyb4is0
\ガヤガヤ!/
\ざわざわ!/
(,,゚Д゚) 「!!」
(;,,゚Д゚) 「 そういうことかッ!!」
( ;・∀・) 「え、なにかわかったの!?」
(;,,゚Д゚) 「最初から、ヒントはあったのです!!」
(;,,- -) 「ずっと…ずっと…」
(;,,゚Д゚) 「 最初から!! 」
.
677
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:23:46 ID:S0Eyb4is0
>
>(,,゚Д゚) 「浪人バイト、あるあるですね」
>
>(*゚ー゚) 「ほう、どこに受けるつもりなのだね?」
> 、 、 、
>( ><) 「VIP大学の、薬学部ですね」
>
>
>( ・∀・) 「聞きなれない単語だけど、わかる?」
> 、 、 、 、 、 、
>(,,゚Д゚) 「わかりませんが、ひとつ言えることがあるとすれば 」
>
>(,,゚Д゚) 「駆除剤に用いられる、ということは、」
>
>(,,゚Д゚) 「比較的入手が容易である、ということですね」
>
.
678
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:24:15 ID:S0Eyb4is0
>
>人物ファイル⑦ビロード
> ( ><)。 ファミレスのアルバイト。
> 薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
>
(;,,- -) 「入手性…毒性…作用…」
(;,,゚Д゚) 「 それらへの理解の深さ… 」
(,,゚Д゚) 「ビロードが犯人なら、筋が通るッ!」
、 、 、 、 、 、 、、 、
( ・∀・) 「薬学の知識があった からかッ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ッ… ッ… ……!!」
.
679
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:24:46 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「係官!」
( ´∀`) 「指紋を、調査するのですッ!」
.
680
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:25:13 ID:S0Eyb4is0
.
681
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:25:38 ID:S0Eyb4is0
法廷内の雑踏がざわめき、
木槌の筒音すら掻き消すなか、検査は行われた。
数日間に渡り、ミセリが所持していたこともあり、
実に数多ものそれが、ナイロン袋の多くを覆っていたそうだが、
幸い、詳細な照合をするのに、支障はなかったようだ。
そして、三種類の指紋が、検出された。
ひとつは、いま手にしたモララー・フサギコの指紋。
ひとつは、隠し持ってきたミセリの指紋。
そして、もうひとつは
係官「……裁判長ッ!!」
係官「 スタッフ・ビロード氏の指紋が……検出されましたッ!!」
.
682
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:26:02 ID:S0Eyb4is0
(lli<◎><)
( ;゜∀`) 「 」
( ;゜∀`) 「……」
( ;゜∀`) 「じゅ、受理しま、す…!」
証拠品ファイル(24)注射器
ナイロン袋に入った未使用の小型注射器。
ラベルには 「透過支援剤」 と書かれている。
\てぃろん♪/
証拠品ファイル(24)ジメルカプロール
「透過支援剤 ホー筋注」 。
バイバイサル酸の解毒剤。
ミセリが事件現場から隠ぺいしたもの。
未使用の注射器で、ビロードの指紋が付着。
.
683
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:26:31 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……おい、ビロード」
( ‐∀‐) 「長ァらく、お待たせした、な……」
(lli ::::<) 「ッ!!」
.
684
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:26:53 ID:S0Eyb4is0
>
>(lli<◎><○) 「アーーーッハッハッハッハッハア!!!」
>
>(;<●><) 「証拠だヨォ、」
>
>(;<◎><) 「はやく証拠を見せてみろヨオオオオッッ!!!」
>
.
685
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:27:17 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「 待たせたからには、」
(#・∀・) 「徹底的なブツを、…見舞ってやるぜ…」
(lli<◎><○) 「 ッッ ッ!!」
.
686
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:28:04 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「初日から、ずぅ〜〜っと、劣勢、崖っぷちで……」
( ‐∀‐) 「なに言っても、ふた言目には証拠、証拠、ケッテイ的な証拠……」
( ‐∀‐) 「………さんざん、我慢してきたが………」
(#・∀・) 「 よォ〜〜やく、反撃の時だ……!!」
.
687
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:28:27 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル(24)ジメルカプロール
「透過支援剤 ホー筋注」 。
バイバイサル酸の解毒剤。
ミセリが事件現場から隠ぺいしたもの。
未使用の注射器で、ビロードの指紋が付着。
.
688
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:29:12 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「この事件の 《真犯人》 を示す……」
( ・∀・) 「最後の、」
(#・∀・) 「決定的な証拠は これだッ!!!」
にア
>>687
>>689
.
689
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:29:32 ID:S0Eyb4is0
(#・∀・) ジメルカプロールッッ!!
690
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:29:53 ID:S0Eyb4is0
、 ,
〉'-, /!
,' ヽ / !
、 i' '- '´ i _,、 -‐ '
`'‐ - ´ ,}`ヽ、"- '´ /
ヽ ,,. -''´ ,,. -'’ /
ヽ r''´ <´ /
_ノ `ー,、,,.._ `゙`ー-、 し
-‐' ´ .,L_, ̄``ヽ_,ノ '- ,_
`' ァ /⌒レ=ニ二´_ ニ-
リ ,| '´,,-ァ `ヽ _, -'´
ノ r‐ 、 `ー'"/ ,,. -‐''" 〈
, -´ ,! ヽ ぐー一'^ヽ__ `ー ,,_
`' ,! ,イ`ー-=='"~´ ,_) ,, _, -‐ ''
ヽ | / ヽ._,.ィ´ <, // ',
;!〈 / /ァ └' / ヽ
{,_〉_,:{._/_ ヽ、,,__/ r -`.
/,、' ': / ヽ , -'‐、'.
_,´ !./ `:, ', \
!' ' 、 ヾ
.
691
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:30:15 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「本件の死因!」
( ・∀・) 「バイバイサル酸 すなわち、有機ヒ素化合物!」
( ・∀・) 「 の、解毒剤である、ジメルカプロール!」
( ・∀・) 「どォ〜〜〜やって!」
(#・∀・)σ 「こいつに、指紋をつけた、ッてんだあ!?」
(lli<◎><○) 「 あ あ… 」
.
692
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:30:39 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「おっと、」
( ‐∀‐) 「こいつァ、事件 《直後》 に、ミセリが隠ぺいしたものだ!」
( ・∀・) 「つまり 」
( ・∀・)σ 「こいつに指紋をつけられるのは、事件 《前》 だけッ!」
( ・∀・)σ 「まして、落ちていたのは、そのまま、 《現場》 ッ!」
( ・∀・) 「たまたま拾ったッてのも、通らねえぜェ!?」
::(lli<◎><○):: 「 ガッ!! がああ …… ッ…!!」
(lli<◎><○) 「だああああああああああああああッッ!!!」
.
693
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:31:06 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
係官「…!」
(;<◎><○) 「ッ!」
::(;<◎><):: 「は……離せッ!! モガッ 」
( ´∀`) 「……いいでしょう」
( ´∀`) 「話しなさい、弁護人」
.
694
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:31:31 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……証人は、あの日」
( ・∀・) 「被告人を殺すのに、バイバイサル酸……すなわち、ヒ素を用いた」
( ‐∀‐) 「けど、臆病なあんたは、ひとつ…」
( ・∀・) 「保険を、かけようとしたんだ。」
( ´∀`) 「……それが、この注射器……」
.
695
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:31:55 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「しかも、こいつァ、毒の小瓶とは違って 」
、 、 、 、 、、 、
( ・∀・) 「誰かに持たせる、もとい、指紋を気にする必要はなかった」
( ・∀・) 「おそらく、小瓶と注射器を、ポケットにいっしょに入れてたんだ」
( ‐∀‐) 「毒を持った時か、小瓶を忍ばせた時か…」
( ・∀・) 「……マ、いつだっていいよな。」
( ・∀・)σ 「てめえは……最後の最後で、こいつを落としちまったんだ!」
(;<◎><) 「…!!!」
.
696
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:32:18 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「……さて。」
( ・∀・) 「係官、ビロードの拘束を、ゆるめてやってくれ」
( ;´∀`) 「…え?」
( ;´∀`) 「無力化しておかずに、よろしいので?」
(,,゚Д゚) 「ど…どうしたのですか?」
( ・∀・) 「いや…大したことじゃ、ないんだけどよ…」
( ‐∀・) 「 反論があるなら、聞いてやろうと思って……な。」
.
697
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:32:41 ID:S0Eyb4is0
(;<◎><) 「ッ!!!」
(;<◎><) 「 ……な……な……」
( ・∀・) 「ご要望どーり、証拠は、出してやった」
( ・∀・) 「でも、てめえ、言ったよな?」
( ・∀・) 「殺してない、って。」
( ・∀・) 「証拠を出してみろ、って。」
(;<◎><) !
.
698
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:33:06 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……この審理も、ずいぶんと時間を食っちまったが……」
( ‐∀‐) 「俺は、いくらでも、待つし。」
( ・∀・)σ 「俺は、いくらでも、聞くぜ?」
(;<◎><)
.
699
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:33:30 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「反撃を、してみろ」
( ・∀・) 「殺してない、という反撃を、してみろ」
( ・∀・) 「あるいは、黙秘権を行使しても、かまわないぜ」
::(;<◎><)::
.
700
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:33:54 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「さあさあさあッ!」
( ・∀・)⊃ 「次は、どォんな反撃を、してくれるんだァ!?」
::(;<◎><)::
( ・∀・) 「さあッ!」
( ・∀・) 「言ってみろ、証人、ビロードッ!」
::(; :::::<)::
(#・∀・)⊃ 「さあさあッ さあッ!!!」
.
701
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:34:14 ID:S0Eyb4is0
::(; :::::<)::
::(; :::::<)::
::(; :::::<)::
( ><)
.
702
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:35:10 ID:S0Eyb4is0
(;<●><) 「 オレが 」
::(lli<◎><○):: 「オレが殺したんだあああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!」
.
703
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:35:35 ID:S0Eyb4is0
BGMここまで
.
704
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:36:00 ID:S0Eyb4is0
To Be Continued
.
705
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:37:38 ID:S0Eyb4is0
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
>>157-455
3日目 法廷パート(中編②)
>>461-704
3日目 法廷パート(中編③)
次回たぶん最終回
706
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 17:58:35 ID:IK4ts7oI0
乙です!!!
最後どんでん返し決まって気持ちよかったです!
改めて読み返すとビロードめっちゃ怪しいのにミセリの行動で訳分からんくらいぐちゃぐちゃになるの、地雷女すぎてやばいw
707
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 18:52:22 ID:qkr5CADE0
乙
708
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 01:31:00 ID:0uI4uEdc0
追い抜いた!
こっちの続きも昇竜マリオの続きも楽しみだ……。
709
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 01:31:44 ID:0uI4uEdc0
ごめん気持ちのままにsage忘れた。
710
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 04:25:10 ID:OgeoKTOs0
おつおつ
遂に決着したか…!
711
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 22:47:16 ID:K7QPFkQI0
こいつぁ戦犯……
712
:
名無しさん
:2024/04/11(木) 14:16:34 ID:HSjxgHew0
乙
これ色々終わったあと、ミセリとかエクストどうなるんだろうなぁ
713
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 02:12:04 ID:NhBVLS7c0
>>712
このレスでちょーっと嫌な未来想像しちゃった
714
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 07:05:01 ID:G/10vb420
乙です
ビロード曰くミセリとトソンは妊娠してるらしいけど、その辺はどうなのかな
ミセリが妊娠してる身で自殺未遂までやるのは違和感あるし、トソンに関しては解剖記録があるのにお腹の子に関しての情報が無いのも引っかかるんだが
715
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/12(金) 21:41:23 ID:hPBNZK2I0
もーちょっとしたら最終回投下するよ!
716
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:52:06 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル①弁護士バッジ
弁護士バッジだ。
これが誰も俺のことを弁護士だと認めてくれない。
証拠品ファイル②ゴング
なりふりかまわずレスバトルを仕掛ける。
もうちょっと他に方法はなかったのかなッて思う。
.
717
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:52:30 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
証拠品ファイル④クーポン
新春!アイスひとつ無料キャンペーン!
※一度の会計で1枚だけ使えます。
※3月30日以降ご来店時より有効。
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
718
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:52:59 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑦ミセリのスカーフ
カシミヤエルメスさんが依頼に来た時の忘れ物。
推定十万円也。
証拠品ファイル⑧上面図
当時の3人の位置関係がわかる。
《詳細》は
>>4-6
証拠品ファイル⑨濡れたソファー
エクストとミセリが座っていた。
トソンの水で濡れており、毒物反応あり。
証拠品ファイル⑩防犯カメラ
ナイスボートの出入り口にある唯一のカメラ。
なにも面白い情報のない、つまらないカメラ。
.
719
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:53:19 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑪通話のキロク
エクストとでぃの通話のキロク。
3月22日の夕方ごろ。 《詳細》は
>>7-15
証拠品ファイル⑫展望台の半券
エクストとでぃが別れた展望台の半券。
去年12月30日のもの。
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
証拠品ファイル⑭バイバイサル酸
毒が入っていた小瓶。
エクストの右ポケットに入っていたが、指紋はない。
.
720
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:53:48 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
証拠品ファイル⑯陳述書
ミセリとトソンが化粧室にいる間に、
エクストはビロードに、トソンの水のおかわりを要求した。
証拠品ファイル⑰エクストのハンカチ
エクストの青いハンカチ。 トソンからのプレゼント。 濡れている。
エクストの右ポケットに入っており、毒物反応が検出された。
証拠品ファイル⑱血のついた椅子の脚
昔ナイスボートで修羅場が起こった時に折れた椅子の脚。
エクストの血でにじんでいる。
.
721
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:54:12 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑲ミセリのロケット
過去にナイスボートで修羅場があった日、女子トイレに捨てられた。
【 ミセ*^ー^)リ(^ー^< > 】
証拠品ファイル⑳ミセリの写真
12月27日 ナイスボートにて、
西園…ミセリが、伊…エクストを殺そうとした時の写真。 《詳細》は
>>3
証拠品ファイル(21)エクストのロケット
正月にミセリが、傷心のエクストへプレゼントした。
ミセリのロケットと一緒につくった。
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
.
722
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:54:36 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル(22)一般客の証言
事件当時、事件の一部始終以外におかしいものは
見ておらず、なにかしらのトラブルにも遭わなかった。
証拠品ファイル(23)ミセリの写真②
ナイスボートで撮られたミセリの後ろ姿。
首の後ろに手を回している様子が写っている。
証拠品ファイル(24)ジメルカプロール
「透過支援剤 ホー筋注」 。
バイバイサル酸の解毒剤。
ミセリが事件現場から隠ぺいしたもの。
未使用の注射器で、ビロードの指紋が付着。
.
723
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:55:01 ID:hPBNZK2I0
人物ファイル①モララー
( ・∀・)。 俺だ。
就活用に撮った写真だが、なかなか男前だ。
人物ファイル②ギコ
(,,゚Д゚)。 元法廷係官。
頭がよくキレるが基本的にゲス。
人物ファイル③しぃ
(*゚ー゚)。 元検察官。
身長一四〇を誇る驚愕のチビ女。
人物ファイル④フサギコ
ミ,,゚Д゚彡。 検察官。
エリートでトップ検事だがナルシスト。
.
724
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:56:24 ID:hPBNZK2I0
人物ファイル⑤刑事
所轄署の刑事。
世間の注目を集める殺人事件の場合、初動捜査はだいたい彼が担当している。
人物ファイル⑥ハエ
天の声だ!
地の文が存在しないこの作品における地の文ポジション。
人物ファイル⑦ビロード
( ><)。 ファミレスのアルバイト。
薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
人物ファイル⑧トソン
(゚、゚トソン。 修羅場グループその1。
小物がどれも高価。 しとやかそう。
.
725
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:57:14 ID:hPBNZK2I0
人物ファイル⑨ミセリ
ミセ*゚-゚)リ。 修羅場グループその2。
召し物がどれも高価。 ばかっぽそう。
人物ファイル⑩エクスト
<_プー゚)フ。 修羅場グループその3。
過去にはもっと女がいた。 顔は確かに良い。
人物ファイル⑪ハインリッヒ
从 ゚∀从。 ファミレスのオーナーシェフ。
若くて勝ち気な女性。 ぱっと見は。 たぶん三十路すぎ。
人物ファイル⑫でぃ
(#゚;;-゚)。 元修羅場グループ。
おとなしい性格だがやっていることはドギツイ。
.
726
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:57:39 ID:hPBNZK2I0
\しん…/
\……/
( ・∀・) 「……」
(;:::::::: ) 「……」
( ・∀・) 「……」
( ・∀・)
( ・∀・) 「 あんたが、やったんだな?」
.
727
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:58:51 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<)
(;:::::::: )
( ;´∀`) 「……」
ミ,,- -彡 「……」
(;:::::::: )
(;:::::::: ) 「 なにもかも」
.
728
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:59:12 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「…?」
(;::::::::<) 「なにもかも、あのッ!!」
(lli<◎><○) 「あのクソ野郎が、悪いんだ!!!」
(;<○><) 「何人もの女をたぶらかせて……」
(;<○><) 「何人もの女を泣かせて… 」
(lli<◎><○) 「 あの、あのッ あの野郎はッ!!」
(lli<◎><○) 「殺人以上に罪深い犯罪を、犯してやがったんだ!!!」
.
729
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 21:59:50 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「殺人以上…だと?」
(;::::::::<) 「…………トソンさんは、あの人は……」
(;::::::::<) 「 あの人は、心が、きれいで……」
(;<○><) 「……いい人だった……」
.
730
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:00:28 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「!」
(;::::::::<) 「最初、あの人がうちに来たのは…」
(;::::::::<) 「ただのプライベートで…連れは、いなかった。」
(;<○><) 「…………すてきな、人だった……」
(;::::::::<) 「容姿の話じゃない」
(;:::::::: ) 「 その心根が、美しかったッ!」
.
731
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:01:01 ID:hPBNZK2I0
─── トソンさんがひとりで、はじめて来た日 ───
─── オレはたまたま、ミスをした ───
─── 証言で言ったようなウソじゃあなく……ふつうにな…… ───
.
732
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:01:57 ID:hPBNZK2I0
─── ……ガシャアン…… ───
.
733
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:02:20 ID:hPBNZK2I0
─── あの……大丈夫ですか? ───
.
734
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:04:01 ID:hPBNZK2I0
─── えっ、アッ! ───
─── だッッ だだ大丈夫です! ───
─── そっそのすみ すみませ ───
.
735
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:04:45 ID:hPBNZK2I0
─── 手伝いますよ ───
─── エッあっイヤ大丈夫で ───
─── 気になさらないでください ───
.
736
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:05:09 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「料理を運ぶ時、たまたま、ふつうに、ミスった」
(;::::::::<) 「その料理を、床にぶちまけちまったんだよ」
(;:::::::: ) 「 トソンさんは、数席は離れたところにいたッてのに」
(;::::::::<) 「わざわざ、こっちに駆け寄ってきてくれた」
(;<○><) 「 確かに容姿も美しかったが 違う!」
(;<○><) 「それ以上にオレは、優しさ その優しさに 感動した…!」
(;::::::::<) 「 そして、その瞬間に、……惚れた。」
.
737
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:05:29 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
(;::::::::<) 「バカみたいに単純な話だけどよ」
(;::::::::<) 「別に、いいじゃんか、勝手に好きになることくらい さ。」
(;:::::::: ) 「 ただ。」
(;::::::::<) 「オレが不釣り合いであることくらい、わかってた」
(;::::::::<) 「告白することはなかったし、するつもりも、なかった」
.
738
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:06:05 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「鬱蒼と日々に咲いた花……的な?」
(;::::::::<) 「ああ、こんなじめっとした場所にも、花って咲いてるもんなんだな、ッて。」
(;:::::::: ) 「 落とした料理を片づけてもらったあとに、一言、礼を言った」
(;::::::::<) 「オレがトソンさんとクチをきくのは、それで最後だと思ってた。」
( ><) 「 数週間後だ。」
( ><) 「あの人が、また、うちにきた。」
( ::::::<) 「そう、来たんだ 」
.
739
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:06:29 ID:hPBNZK2I0
─── < フ::-) ───
、
( ><) 「奴を連れて。」
( ><) 「なんとも思わなかった……と言ったら、ウソになるかな」
( ><) 「多少がっかりしたのは、まあ、事実だよ」
( ::::::<) 「ただ、カレシがいることまでは、よかった」
( ><) 「そりゃあ、いるよな、あんなに美しい人なんだから。」
( ><) 「問題は、だ」
.
740
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:06:56 ID:hPBNZK2I0
─── (、:::トソン ───
─── ミセ:: -)リ ───
─── (# ;;-) ───
.
741
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:07:16 ID:hPBNZK2I0
( ><) 「あのエクストって野郎は、女を、何人もつくっていたんだ」
( ・∀・) 「……」
( ><) 「オレは……トソンさんに、言ったよ」
( ><) 「目を覚ませ、って」
( ><) 「他にも、いい人はいくらでもいるはずだ、って」
( ><) 「でも…」
.
742
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:07:45 ID:hPBNZK2I0
─── お気遣いは、その……嬉しいんですけど。 ───
─── 私は……だいじょうぶ、ですから…… ───
─── 自分だけを……見てもらいたくないんですか? ───
─── それは、そりゃあ……そうですけど…… ───
─── ……仕方のないこと、ですから…… ───
.
743
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:08:11 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「あのとき……」
(;::::::::<) 「オレに、顔は見せなかったけど……」
(;::::::::<) 「 泣いていた……ッ!!」
( ;><) 「トソンさんは 」
(;::::::::<) 「あのヤローのせいで、ジレンマを抱えて……泣いていたんだ……ッ!!」
.
744
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:08:40 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「好きだ……愛してる……」
(;::::::::<) 「 んなセリフを、あいつァ、かんたんに言いやがる……」
(;:::::::: ) 「それが本心かどうかは、知らねえ。 ただ…………」
(;<○><) 「 ほんとうに、愛してんならッ!!」
(;<○><) 「たとえ何がなんでも、見つけるべきだったんだ!!」
、 、
(;<○><) 「 答えを!! 」
.
745
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:09:05 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「 答え……?」
(;<○><) 「好きだから別れたくない……」
(;<○><) 「 それが本心だったとして、なんだ!!」
(lli<◎><○) 「ただワガママなだけじゃねーか!!」
(lli<◎><○) 「愛してる女を泣かせるわけが、ねえんだよ!!」
(lli<◎><○) 「女を愛する、男は!!!」
.
746
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:09:34 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「では、あなたの動機は……」
(;:::::::: ) 「……」
(;:::::::: ) 「 あの人の、つらそうな、声……」
(;:::::::: ) 「あれを聞いた瞬間………もう、決意した」
(;::::::::<) 「 なにがなんでも、あの野郎を殺してやる って……」
.
747
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:10:36 ID:hPBNZK2I0
ミ,,- -彡 「……」
ミ,,- -彡 「殺して、彼女を、どうするつもりだったんだ?」
(;::::::::<) 「別に、トソンさんを手に入れようとか、」
(;::::::::<) 「ンなこと、これっぽっちも考えてなかったよ………本心だ。」
(;:::::::: ) 「 ただ、あの悪魔を 」
(;:::::::: ) 「あの悪魔を殺せば トソンさんは」
(;:::::::: ) 「 あの悪魔から 解放される 」
(;:::::::: ) 「それが…………動機かな。」
.
748
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:10:58 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<) 「そりゃあ、最初は悲しむかもしれないがよ」
(;::::::::<) 「将来的に見れば、トソンさんは、 …幸せになれる。」
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「それで、ついに?」
( ;><) 「ほんとうは、もっと早くのうちに、殺すつもりだった」
( ;><) 「ただ……どうしても、怖くなって。」
( ;><) 「どうしても、実行できなかった…」
(;:::::::: ) 「 ヒ素と、解毒剤を隠し持って出勤する日が、続いたよ……ずっとだ。」
(;:::::::: ) 「そして、あの日だ」
.
749
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:11:22 ID:hPBNZK2I0
─── ……ハッキリしてください! ───
─── エクストくんは……どちらを、選ぶのですか! ───
─── お、俺は……その……えっと。 ───
.
750
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:11:46 ID:hPBNZK2I0
(;:::::::: ) 「あのときの、あの人の……」
(;:::::::: ) 「悲痛そうな、声が聞こえて……」
(;:::::::: ) 「オレが、殺すのを決めた、あの日の、あの声が蘇ってきて……」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「それで、ついに……」
( ´∀`) 「殺意が、かたまってしまった……と。」
.
751
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:12:40 ID:hPBNZK2I0
ミ,,- -彡 「…」
ミ,,- -彡 「当然、トソン氏を殺すつもりは…?」
(lli<◎><) 「当たり前だッ!!!」
(;<◎><) 「よりにもよって、どーしてあの人が!!!」
(lli<◎><) 「あの人が、死ななくちゃならなかったんだ!!!」
( ・∀・) 「本日の読者レス予想です、 『おまいう』 」
(,,゚Д゚) 「オッ、恒例の悪ノリスタートかな?」
.
752
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:12:58 ID:7XyIKj9s0
恋愛模様が壮絶すぎてビロードの方に納得できてしまう
753
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:13:09 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「しかし、解せませんな」
( ´∀`) 「あなたは、解毒剤を持っていた…」
( ´∀`) 「アレさえあれば、最悪の事態はまぬがれたのでは?」
(;:::::::: ) 「……オレは、グラスが入れ替わった瞬間を、見てしまった」
(;:::::::: ) 「あげく…」
(;::::::::<) 「毒が入ったそのグラスに、水を注がされる始末…」
(;::::::::<) 「オレは、そこで気づいた」
(;::::::::<) 「ジメルカプロールをなくしちまったッてことに」
.
754
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:15:04 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「じゃ、じゃあ、オーダーを通さなかった空白の20分間は 」
(;:::::::: ) 「探したさ……そこらじゅうを、な。」
(;:::::::: ) 「まさか……まんま、テーブルの下にあったとは、思わなかったが…」
(;::::::::<) 「 けど、見つからなかった 」
( ;・∀・) 「だ…だったら、どうして!」
( ;・∀・)σ 「俺らと、ずっとしゃべってたんだよ!」
( ;・∀・) 「 あの時間も、ずっと探すのに、使っていれば 」
(;:::::::: ) 「怖くなったんだよ」
.
755
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:15:40 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……え?」
(;::::::::<) 「不自然だろうが、怪しかろうが、」
(;::::::::<) 「無理にでも、トソンさんに注射する…」
(;::::::::<) 「そーすれば、あの人が死ぬことはなかった」
(;:::::::: ) 「わかっては、いたはず、なんだけど…………」
(;::::::::<) 「オレの犯行だとバレること、そして 」
(lli<○><) 「そのあとも、あの野郎が、のうのうと生き延びちまう ッてことが!!」
(lli<○><) 「あのクソ野郎が、天下の往来を闊歩しやがる ッてえ事実が!!!」
.
756
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:17:35 ID:hPBNZK2I0
( ;・∀・) 「それで、諦めたのか!?」
( ;・∀・)σ 「お前は、トソンのことが好きじゃなかったのか!!」
( ・∀・) 「事故であれ……」
( ・∀・) 「お前は、愛した人を、殺しちまったんだぞ!?」
(;:::::::: ) 「……」
(;:::::::: )
.
757
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:18:05 ID:hPBNZK2I0
(;:::::::: )
(;:::::::: ) 「死んでない」
.
758
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:22:18 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「…な、なんだって?」
(;:::::::: ) 「あの人は、トソンさんは、死んでない」
(;::::::::<) 「オレのなかで…」
(;::::::::<) 「オレのなかで、生きているッ!」
( ><) 「あの人は、」
( <○><) 「オレの中で、」
(lli<◎><) 「 オレのなかで生きているんだあああああああああああッッ!!!」
.
759
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:22:40 ID:hPBNZK2I0
\カンッ!/
( ´∀`) 「もう、よろしいッ!」
( ・∀・) 「待ってくれ、裁判長!」
( ´∀`) 「はッ はい?」
( ・∀・) 「あと、少しだけ…待ってくれ。」
( ・∀・) 「最後にひとつ…」
( ・∀・)σ 「こいつには、言っておかねーとダメなことが、ある」
.
760
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:23:02 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「……」
( ´∀`)
( ´∀`) 「しかたないですね」
( ´∀`) 「あとひとつだけですよ?」
(,,゚Д゚) 「あの…何か、あるんですか?」
( ・∀・) 「……」
.
761
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:23:22 ID:hPBNZK2I0
( ‐∀‐) 「このまま、やつを刑務所に入れたって…」
( ・∀・) 「あいつは、絶対に、反省なんかしない」
( ・∀・)σ 「現実を、つきつけて」
( ・∀・) 「あいつを、反省させねーと………ダメ、なんじゃあないのかな…」
(,,゚Д゚) 「…」
(,,゚Д゚) 「エンディング分岐ッてやつですか、いいですよ」
( ・∀・) 「なーんか調子狂うなあ…」
.
762
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:23:43 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「ビロードッ!」
( ・∀・) 「…みっともなくないか、現実から目を背けるッて…」
(;:::::::: ) 「……」
(;:::::::: ) 「背けてねえよ」
(;:::::::: ) 「ほっといてくれよ、オレ、なにも悪いこと、してないじゃんか」
( ;><) 「確かに、オレは、トソンさんが、好きだよ」
( ;><) 「でも、カレシがいるって認めてるし、コクるつもりもねーし、」
( ;><) 「寝取りも、ストーカーもしてないし、ただ、眺めているだけなんだ」
(;:::::::: ) 「殺されたらしーけど、オレ、関係ないし。」
(;:::::::: ) 「オレのなかのトソンさんは、死んでねーから。」
.
763
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:24:11 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)
( ‐∀‐)
( ・∀・)
( ・∀・) 「なかに誰もいませんよ」
.
764
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:25:08 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ 「ビロード!」
( ・∀・)σ 「トソンさんは……ずっとずっと、エクストのことを、想っていたッ!!」
にア
>>716-722
>>765
.
765
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:29:21 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) エクストのロケット
766
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:33:10 ID:hPBNZK2I0
、 ,
〉'-, /!
,' ヽ / !
、 i' '- '´ i _,、 -‐ '
`'‐ - ´ ,}`ヽ、"- '´ /
ヽ ,,. -''´ ,,. -'’ /
ヽ r''´ <´ /
_ノ `ー,、,,.._ `゙`ー-、 し
-‐' ´ .,L_, ̄``ヽ_,ノ '- ,_
`' ァ /⌒レ=ニ二´_ ニ-
リ ,| '´,,-ァ `ヽ _, -'´
ノ r‐ 、 `ー'"/ ,,. -‐''" 〈
, -´ ,! ヽ ぐー一'^ヽ__ `ー ,,_
`' ,! ,イ`ー-=='"~´ ,_) ,, _, -‐ ''
ヽ | / ヽ._,.ィ´ <, // ',
;!〈 / /ァ └' / ヽ
{,_〉_,:{._/_ ヽ、,,__/ r -`.
/,、' ': / ヽ , -'‐、'.
_,´ !./ `:, ', \
!' ' 、 ヾ
.
767
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:35:27 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「たしかに……トソンさんは、つらかっただろう」
( ‐∀‐) 「エクストのことを愛しているのに、」
( ‐∀・) 「エクストは、自分だけを、見てくれない」
( ・∀・) 「みんなも、そうだった」
.
768
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:36:55 ID:hPBNZK2I0
>
>< フ::-) 「でぃのことも好きだった……」
>
>< フ;゚-) 「好きだったさ!」
>
>< フ;゚-) 「というか、まだ好きだ!」
>
>
>( ・∀・) 「じゃあ、なんで別れたの?」
>
>< フ::-) 「そ、その、なんというか……」
>
>< プ-゚) 「じ、自分だけを見てくれないなら別れる、って……急に……」
>
.
769
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:38:00 ID:hPBNZK2I0
>
>ミセ:: -)リ 「そりゃ、私はエクストのことを愛しているけど…」
>
>ミセ:: -)リ 「けど!」
>
>ミセ::;-゚)リ 「私がいくら愛したところで、」
>
>ミセ::;-゚)リ 「エクストは、私のこと、愛してくれないのよ!!」
>
>
>ミセ::;-゚)リ 「どうして!」
>
>ミセ::;-゚)リ 「どうしてエクストは、私を、愛してくれないの!?」
>
>ミセ::;-゚)リ 「私はただ、エクストが好きなだけなのに!」
>
>ミセ::;-゚)リ 「ね゛え゛ どうして!!!」
>
.
770
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:38:56 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……証人」
( ・∀・) 「 いや、」
( ・∀・)σ 「ビロード!」
(;:::::::: ) 「…!」
( ・∀・) 「エクストは、」
( ・∀・) 「間違えていたのだろうか?」
.
771
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:39:59 ID:hPBNZK2I0
( ;><) 「!」
( ;><) 「そりゃあ、そうだろう!」
( ;><) 「アンタだって聞いてきたはずだ!!」
( ;><) 「あいつの、無責任な態度のせいで、」
( ;::::::<) 「何人の……何人の女性が、悲しんできたことか!」
(,,゚Д゚) 「それ、あんたが介入する問題じゃねーよ、でFA?」
( ・∀・) 「ちょっと静かに」
.
772
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:40:23 ID:hPBNZK2I0
( ‐∀‐) 「無責任………か。」
( ・∀・) 「………ほんとうに、無責任だったんだろうか?」
( ;><) 「ど…どういうことだ?」
( ・∀・)σ 「エクストもエクストで、言ってたじゃねーか」
>
>从 ゚∀从 「彼は、」
>
>从 ゚∀从 「みんな、好きなんだよ」
>
>从 ゚-从 「トソンちゃんも、ミセリちゃんも、いままでのカノジョ……も。」
>
.
773
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:40:47 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「彼は彼で、」
( ・∀・) 「本気で、愛していたはずなんだ」
( ;><) 「そ、それとこれとは違う!」
( ;><) 「トソンさんだって……」
( ;><) 「あの人だって!」
( ;><) 「そうは思っていないはずだ!」
.
774
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:41:36 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)
( ・∀・) 「そこで、こいつを、見てくれ」
(,,゚Д゚) 「こいつをどう思う?」
( ・∀・) 「ちょっと静かに」
.
775
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:42:22 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル(21)エクストのロケット
正月にミセリが、傷心のエクストへプレゼントした。
ミセリのロケットと一緒につくった。
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
'_
( ;><) 、
( ;><) 「……これは……」
( ・∀・) 「これは、」
(,,゚Д゚) 「ミセリが己の策略の為に作成した、」
( ・∀・) 「静かに」
.
776
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:44:12 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚)σ 「ミセリがエクストからの評価を爆上げする為に、」
( ・∀・) 「静かに」
( ・∀・) 「……実際の時系列としては、だ」
( ・∀・)σ 「先にこのロケットを作って、でぃとエクストが別れて、エクストが傷心……だ」
( ・∀・) 「つまり、」
( ・∀・) 「このロケットを作る時に、きっかけ、動機 なんてものはないんだ」
.
777
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:46:07 ID:hPBNZK2I0
>
>( ・∀・) 「この写真…」
>
>【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
>
>( ・∀・) 「こいつを撮る時、被害者は、どうだったんだ?」
>
>ミセ:: -)リ 「話したら、こころよく引き受けてくれたよ」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「サプライズにはいいですね、って。」
>
>
>( ・∀・) 「なるほど…」
>
>( ・∀・)
> 、 、 、、 、
>( ・∀・) 「 サプライズ…?」
>
.
778
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:47:34 ID:hPBNZK2I0
ミ,,- -彡 「…!」
ミ,,゚Д゚彡 「 ……サプライズ……!」
( ・∀・) 「そう!」
( ・∀・) 「俺たちは、当初、こう思ったわけだ」
( ‐∀‐) 「傷心のエクストのために、いいものを贈ろう」
( ・∀・) 「だから、トソンも、それに応じたのだ と。」
.
779
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:48:08 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ 「実態は、違う」
( ・∀・) 「……トソンは、シンプルに、尊重していたんだよ」
( ・∀・) 「ふたりを、それぞれを愛するエクストを。」
( ・∀・) 「でなければ、撮るわけないんだ」
( ・∀・) 「ふたりが揃う写真なんて」
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
.
780
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:48:33 ID:hPBNZK2I0
( ;><)
( ;><)
( ‐∀‐) 「 今回の、事件」
( ‐∀‐) 「誰が正しいとか、正義とか語り出したら、こじれるんだ。」
( ・∀・) 「確かにエクストは、外野から見ても、やばいやつに見える」
( ・∀・) 「答えを出すべきという、あんたの言い分も、わからなくは ない」
( ・∀・) 「が。」
( ・∀・)σ 「それを決めるのも、結局ァ、当人らじゃね?」
.
781
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:48:55 ID:hPBNZK2I0
( ;><)
(;::::::::<)
( ・∀・) 「お前がしたことは」
( ・∀・) 「決着をつけるどころか、」
( ・∀・) 「彼らの関係を、さえぎってしまっただけなんだ」
( ・∀・) 「それも、」
( ・∀・) 「永久に。」
.
782
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:49:24 ID:hPBNZK2I0
(;::::::::<)
(;:::::::: )
( ・∀・) 「お前がしたことは、トソンを、悪魔から救ったのではない」
( ・∀・) 「ただ」
( ・∀・) 「こうあるべきだ ッつーエゴを満たした、自己満足でしかない」
( ・∀・)
( ‐∀‐)
( ・∀・)
.
783
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:49:47 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「裁判長、」
(#・∀・) 「判決だッ!!」
.
784
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:50:12 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「!」
(;:::::::: ) 「!」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`)
( ´∀`) 「そうですね」
( ´∀`) 「動機などについては、後日、通常裁判にて、触れてもらいましょう」
( ´∀`) 「被告人、エクスト」
( ´∀`) 「前へ」
.
785
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:50:32 ID:hPBNZK2I0
\ざわ…/
\………。/
< フ::-)
< フ::-)
( ´∀`)
( ´∀`) 「話は、聞いていましたな?」
< フ::-)
< プ-゚)
.
786
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:50:56 ID:hPBNZK2I0
< プ-゚) 「……はい。」
( ´∀`) 「あなたは、誰も、殺していなかった」
( ´∀`) 「……あなたもまた、被害者だったのです」
< プ-゚) 「…」
( ´∀`) 「長らくの間、お疲れさまでした。」
( ´∀`) 「このたびの、トソン殺人事件について、判決を、言い渡します」
.
787
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:51:19 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「被告人」
( ´∀`) 「エクストは 」
.
788
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:51:44 ID:hPBNZK2I0
、
キ\ r:' ´/
キ 丶、 / /
:. . - ――- /
/ ヽ
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| ヽ . / ;
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x≦三三三三三三->., / .イ:;三三三三三三≧x、
i三三三三三三三三、三>ミ、 . イ.三/三三三三三三三.从
!三三三三三三三三三、.三V ㍉イ./三/三三三三三三三三-l
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.!三三三≧三三三三三三三-::,/三/三三三三三≠三三三三 i
F三三三三キ三三三三三三/三/三三三三三,f三三三三三ヨ|
Γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l!
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:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:52:11 ID:hPBNZK2I0
r-、 、 _
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ノ ィ r-、 r-、 r-、 r--′ キ 丶、 / /
ノノ | | | | | | | | ,.、 :. . - ――- /
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x≦ハ 、 / 从≧x
x≦三三三ミ、 、 、 j / /三三三≧x
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F三三三三キ三三三三三三/三/三三三三三,f三三三三三ヨ|
Γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l!
└┬‐───―――――――――――――――――――――――――───┬┘
|. | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| .!
|. | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | .!
.
790
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:52:36 ID:hPBNZK2I0
r-、 、 _ . r、________,.へ
/ '------------'^ゝ .キ\ r:' ´/ | r--、 r--、 r--、 r'′
ノ ィ r-、 r-、 r-、 r--′ キ 丶、 / / .| |__| |__| |__| |
ノノ | | | | | | | | ,.、 :. . - ――- / し'─ r-z r-z ─‐-'
lニニニ ニ ニ ニ ニニ ゝ ./ ヽ lニニニニニ | | ニニニニ'^ゝ
| | | | | | | | / / \ ハ | | | |
r--' `ー `ー `ー `ー'^ゝ .i 、___, i .lニニニニ | | ニニ'^ゝ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ヽ . / ; .r-、__,. -''~ j. | |
ノ j ヽヽ ヽヽ ヽ丶 . `、_,/ ′ . ゝ、,. -''~フノ | ニニニ'^ゝ
ノ 丿 ) ) ヽ ) ゝ ) ヽ:..:. :. . .. .. .:.:< ノ " | |
`ー´ `´ `´ `´ /.: :. : . .: . : 丶 ; -''~ ー
/ / i 、 ヾ
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x≦ハ 、 / 从≧x
x≦三三三ミ、 、 、 j / /三三三≧x
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|. | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| .!
|. | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | .!
.
791
:
自演です
:2024/04/12(金) 22:53:40 ID:hPBNZK2I0
きゃーきゃー!
792
:
自演です
:2024/04/12(金) 22:54:12 ID:hPBNZK2I0
わーわー!
793
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:54:45 ID:hPBNZK2I0
\わぁぁーーーー!!/
\きゃーーーーー!!/
< プ-゚)
\わあああーーーー!!/
< フ::-)
\ぱちぱちぱち!!/
< フ::-) 「……」
.
794
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:55:13 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 「本日は、これにて閉廷ッ!」
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
795
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:56:13 ID:hPBNZK2I0
.
796
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:56:38 ID:hPBNZK2I0
〜4月3日 午後3時27分〜
〜地方裁判所 被告人第3控え室〜
♪勝訴!〜初めての勝利
→
https://www.youtube.com/watch?v=9BpmlUZQBl4
( ・∀・) 「勝っちゃったーーーーーー!!!」
( ・∀・) 「初弁護なのに勝っちゃったよーーーーー!!!」
.
797
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:57:05 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「やりますねぇ!」
( ・∀・) 「もっとこう、スカッとする労いをくれよ」
( ・∀・) 「ちょっと字面が汚ねえんだよ、それ」
(,,゚Д゚) 「 ……いやはや、しかし、本音ですよ」
(,,゚Д゚) 「あなた、事件のスタート、わかってます?」
( ・∀・) 「……む」
.
798
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:57:32 ID:hPBNZK2I0
>
>(*゚ー゚) 「………決まりだな。」
>
>(,,゚Д゚) 「執行猶予すら取りにいけませんね」
>
>( ・∀・) 「お前らでも、度がすぎるとさすがにヒくんですね」
>
(,,゚Д゚) 「当初、」
(,,゚Д゚) 「犯行はエクストにしかできないと考えられ、」
(,,゚Д゚) 「殺す動機もふつうにありそうで、証拠まであった」
(,,゚Д゚) 「よくまあ、逆転勝訴をとれたものです」
(,,゚Д゚) 「完結したら、また読み返しましょうね」
( ・∀・) 「うん」
.
799
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:57:59 ID:hPBNZK2I0
(*゚-゚) 「しかしだな…」
(*゚-゚) 「こたびの事件…皆がみな、不幸に巻き込まれていやしないか…?」
( ・∀・) 「むむっ」
(*::-) 「被害者は、事故で殺されてしまったわけだ」
(*::-) 「あの真犯人も、好きだった人を、事故で殺したわけで」
(*::-) 「ミセリも、エクストも、でぃも、皆、だ」
(*;-゚) 「………全員が、不幸な事件……ではなかったか?」
.
800
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:58:21 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「い、言ったかって仕方ないだろ!」
( ・∀・)⊃ 「なっ、エクスト!」
< フ::-)
( ・∀・)⊃
( ・∀・)⊃ 「……なぁんでお前までそんなテンションなんだよぅ……」
.
801
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:58:43 ID:hPBNZK2I0
< フ::-)
< プ-゚) 「えっ……あ、ああ。」
( ・∀・) 「…」
< プ-゚) 「…」
( ;・∀・) 「…」
< フ::-) 「…」
.
802
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:59:05 ID:hPBNZK2I0
( ;・∀・) 「げ、元気出せよ!」
< フ::-) 「…」
( ・∀・) 「あんたは、無罪だった!」
( ・∀・) 「なんなら、恋人を殺した犯人まで、突き止めた!」
( ・∀・) 「裁判としては、この上ない成果だぜ!」
(・∀・ ) 「なっ、ミセリ!」
ミセ:: -)リ 「…」
( ・∀・) 「あの〜!」
.
803
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 22:59:32 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「むちゃ言わないでくださいよ」
(,,゚Д゚) 「スレでも案の定言われてたから言いますけどね、」
(,,゚Д゚) 「今回の事件の大戦犯、まぎれもなくミセ( ・∀・) 「ちょっと静かに」
\ガチャ/
从 ^∀从 「やー、諸君!」
( ・∀・) 「あ、テンチョー!」
从 ゚∀从 「やってくれたなァ、青いニイさん」
从 ゚∀从 「晴れてうちは、犯罪者を排出したお店になっちまったワケだ」
( ・∀・) 「あらあら、ジョークがお上手で……」
.
804
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:00:13 ID:hPBNZK2I0
从 ^∀从 「なんでもいいじゃん!」
从 ゚∀从 「事件解決、おめでとう!」
从 ゚∀从 「そして、ありがとう!」
( ・∀・) 「え、ああ……」
(,,゚Д゚) 「よせやい、照れる」
( ・∀・) 「だれ?」
.
805
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:00:35 ID:hPBNZK2I0
< フ::-)
ミセ:: -)リ
\ず〜〜ん/
从 ゚ο从 「……案の定、お通夜みてえだな」
从 >∀从⊃ 「元気出せよ、おめーら!」
バシッ!
< フ;゚-) 「ッて!」
ミセ;゚-゚)リ 「!」
.
806
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:01:07 ID:hPBNZK2I0
从 ゚∀从 「オレを見ろよ!」
从 ゚∀从 「おめーらにガンガン損害出されてきて、」
从 ゚∀从 「うちの二番手が殺人犯しちまって、」
从 ゚ο从 「常連は殺されるわ、死因は中毒死だわ、お先まっくらだわ……」
从 ゚ο从
从 ゚ο从 「オレ…明日からどうしよ…」
( ・∀・) 「まーまーまーまー!!」
( ・∀・) 「まーまーまーまーまーまーまーまー!!」
.
807
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:01:33 ID:hPBNZK2I0
< フ;゚-) 「……」
< フ;゚-) 「店長、さん…」
ミセ;゚-゚)リ 「…」
从 ゚∀从 「 なーんちゃって!」
从 >∀从 「どうよ、どうよ! 元気出た!?」
( ・∀・) 「…」
( ・∀・) 「笑えねえんだよ…」
( ・∀・) 「ある種、あんたが一番の被害者なんだよ…一貫して…」
.
808
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:01:57 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「それはいいとして、オーナー」
(,,゚Д゚) 「……どうして、そんなに、笑顔でいられるのですか?」
从 ゚∀从 「はにゃん?」
(,,- -) 「今回の事件は、ひっきょう、登場人物全員に、落ち度があります」
(,,゚Д゚) 「女たらしのエクストに、エゴイストで戦犯のミセリに、」
< プ-゚) グサァ!
ミセ::゚-゚)リ グサァ!
( ・∀・) 「おいおい、まさかそれ、本人たちを前にしていうセリフだとのたまうか?」
.
809
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:02:19 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「ふつうに水をかけたりしでかすトソンに、重度のメンヘラのでぃに、」
(,,゚Д゚) 「登場こそしてませんが、店で椅子を投げ出すバカどもも、いましたね」
(,,- -) 「あげく、正義と自己満足を取り違え、人を殺めた、ビロード……」
(,,゚Д゚)σ 「 あなただけが」
(,,゚Д゚)σ 「ただ純に、一方的な、被害者なんですよ」
从 ゚∀从
.
810
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:02:46 ID:hPBNZK2I0
(,,- -) 「それも、かねてよりの修羅場からして、いろいろと、甘すぎる……寛大すぎる。」
(,,゚Д゚) 「 どうして」
从 ^∀从
(,,゚Д゚) 「そんなに、笑顔でいられるのですか?」
从 ^∀从
从 ゚∀从 「笑顔の理由…」
从 ゚ο从 「人生ではじめて聞かれたから、回答に詰まるなァ」
(,,゚Д゚) 「……」
.
811
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:03:07 ID:hPBNZK2I0
从 ゚∀从 「 勝訴したから、かな?」
(,,゚Д゚) 「ハ?」
.
812
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:03:29 ID:hPBNZK2I0
从 ゚ο从 「言ったろ、ニイさん」
从 ゚∀从 「オレ……そんなに、エクストくんのこと、嫌いじゃあないんだ」
>
>( ・∀・) 「テンチョーは、その、エクストくんに、肯定的なんです?」
>
>( ・∀・) 「二股妊娠とかしてンすよ???」
>
>从; ^从 「確かに、オンナを何人もハベらせてるのは、褒められたもんじゃねーけど…」
>
>从 ゚∀从 「オレ、エクストくんのこと、あまり嫌いじゃないんだよね」
>
从 ゚-从 「少なくとも……」
从 ゚∀从 「こいつが、トソンちゃん殺しの犯人だとは……思ってなかった。」
.
813
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:03:51 ID:hPBNZK2I0
(*;-゚) 「で、でも」
(*;-゚) 「お店側の人が、犯人だったんだよ?」
从 ゚∀从 「マー、ちょっとびっくりしたよね、ウン」
从 ゚ο从 「でも、さ」
从 ゚∀从 「……濡れ衣でフィニッシュするよか、よっぽど、幸せだ……」
从 >∀从 「だから、今は!」
从 ゚∀从 「喜ぶべきなんだよ、おふたりさん!」
< フ::-)
ミセ:: -)リ
.
814
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:04:23 ID:hPBNZK2I0
从 ゚ο从 「たとえば、だ」
从 ゚∀从 「店が赤字で、凹むことだってあるよ、オレにだって」
从 ゚∀从 「まだまだ残ってる借金に、先行きが不安になる時だって、ある」
从 ゚∀从 「オレの借入金残高、見せてやろうか?」
( ・∀・) 「こんな脅しがあっていいのか?」
从 ゚ο从 「……でも、さ」
从 ゚∀从 「そんな感情をくりこして飲む酒は、うまいか?」
从 >∀从 「メリハリよ、メリハリ!」
从 ゚∀从 「怒る時は怒るし、喜ぶときは、喜ぶ!」
.
815
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:04:49 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「…」
(,,゚Д゚) 「…」
(,,゚Д゚) 「さすがに、ハイそうですか…で、切り替えられるものでもないでしょうよ」
(,,゚Д゚) 「それよりも、オーナー、これからはどーするおつもりで?」
从 ゚ο从 「これから?」
(,,゚Д゚) 「殺人者を輩出して、殺人事件の起こったお店」
(,,゚Д゚) 「借金も大量に残っていて、未来もない」
从 ゚∀从 「え、なに。 オレにトドメ刺しにきてる?」
.
816
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:05:20 ID:hPBNZK2I0
从 ゚ο从 「……うーん。」
从 ゚ο从
从 ゚∀从 「逆にさ」
从 ゚∀从 「殺人レストラン、として売り出すとか、」
从 ゚∀从 「どう?」
( ・∀・) 「聞くなよ」
.
817
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:05:56 ID:hPBNZK2I0
从 ゚ο从 「スタッフは人を殺すし、流血事件もざらだけど、」
从 ゚ο从 「どこまで間違えても、食中毒だけは起こさないレストラン…」
从 ゚∀从 「どう?」
( ・∀・) 「聞くなよ」
( ・∀・) 「殺されるくらいなら腹痛を所望するわ」
.
818
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:06:18 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「……」
ミセ:: -)リ
BGMここまで
ミセ:: -)リ
ミセ:: -)リ 「エクスト」
< プ-゚) 「ん、ん……」
< プ-゚) 「なに?」
.
819
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:06:40 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ
ミセ:: -)リ 「別れるのって……どう?」
.
820
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:07:03 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「え。」
(*゚-゚) 「え。」
( ・∀・) 「え。」
< プ-゚) 「……」
.
821
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:07:32 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「ちょっと、私……」
ミセ:: -)リ 「いろいろと、」
ミセ:: -)リ 「いろいろと、整理が……つかないから。」
< プ-゚) 「……」
ミセ:: -)リ 「ひとつ、謝りたいこと、あってさ」
< プ-゚) 「謝りたい?」
ミセ:: -)リ 「………」
ミセ:: -)リ
.
822
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:08:03 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「赤ちゃんがいる、っていうのも」
ミセ::゚-゚)リ 「嘘なの」
.
823
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:09:04 ID:hPBNZK2I0
< プ-゚)
(,,゚Д゚) 「ブッwwwwwwwwww」
( ・∀・) 「は!!?wwwwwwwww」
< プ-゚)
< プ-゚) 「……、え、……」
< フ;゚-) 「そ、そうなの?」
(,,゚Д゚) 「ちょ、え、まじでこの女まじで」
( ・∀・) 「よせ!ミセリの戦犯行動リストを羅列しようとするのはよすんだ!」
.
824
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:09:47 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「ずっと、そうだった」
ミセ:: -)リ 「私のすることは、全部、」
ミセ:: -)リ 「いかにして、エクストの気を引くか……だけだった」
ミセ:: -)リ 「ロケットの件もだし、」
ミセ:: -)リ 「妊娠検査薬をでっち上げたのもだし、」
ミセ:: -)リ 「今日……自殺しようとしてたのも、だし。」
ミセ::゚-゚)リ 「 ぜんぶ、ぜんぶ」
ミセ::゚-゚)リ 「ただ、かまってほしかっただけ……なんだよね。」
.
825
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:10:11 ID:hPBNZK2I0
ミセ::゚-゚)リ 「……おかしいよね、私。」
( ・∀・) 「やっと気づいたか」
(,,゚Д゚) 「おう、反省せえよ」
ミセ::゚-゚)リ 「………でもね、私」
ミセ::゚-゚)リ 「今回の事件で、思ったことがあって…」
ミセ::゚-゚)リ 「覚えてる?」
ミセ::゚-゚)リ 「でぃちゃんの、通話の、あれ…」
.
826
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:10:51 ID:hPBNZK2I0
証拠品ファイル⑪通話のキロク
エクストとでぃの通話のキロク。
3月22日の夕方ごろ。 《詳細》は
>>7-15
( ・∀・) 「そういや、今までのカノジョたちも、別れさせてきたんだよね」
( ・∀・) 「この戦犯」
(,,゚Д゚) 「やめましょうよ…」
ミセ::゚-゚)リ 「あれを聞いて……私。」
ミセ:: -)リ 「彼女だの、恋人だの…なんて肩書きに、囚われていただけだったんだな、って」
.
827
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:11:29 ID:hPBNZK2I0
>
>ミセ:: -)リ 「独りよがりなだけよ」
>
>ミセ:: -)リ 「ほんとうは、エクストじゃなくて、」
>
>ミセ:: -)リ 「エクストを好きになっている私自身が、好きだっただけなのよ」
>
ミセ:: -)リ 「でぃちゃんは、肩書きに囚われないで、」
ミセ:: -)リ 「ただ素直に、好き同士でいられた…」
ミセ:: -)リ 「 私って、なにを、やってきたんだろうなあ、って……」
.
828
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:11:52 ID:hPBNZK2I0
< プ-゚) 「……」
< フ::-) 「……」
< フ::-)
< プ-゚)
< プ-゚) 「…………そうだな。」
.
829
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:12:33 ID:hPBNZK2I0
ミセ; -)リ 「…ッ」
< フ::-) 「別れるくらいが、」
< プ-゚) 「ちょうどよかったのかも…な。」
ミセ; -)リ 「…」
< フ::-) 「…」
.
830
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:12:56 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「別れるのはいいんだけど、さ」
.
831
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:13:17 ID:hPBNZK2I0
'_
< プ-゚) 、
ミセ::゚-゚)リ 「…?」
( ・∀・) 「恋は盲目、とはよく言ったものだぜ」
( ・∀・)σ 「お前ら、まったく、合理性に欠けてやがる」
< プ-゚) 「……」
< プ-゚) 「ど、どういう…」
ミセ::゚-゚)リ 「ご…合理…?」
.
832
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:13:37 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「今までの発言、思い出せよ」
>
>< フ::-) 「みんな好きで、みんなと一緒にいたい…」
>
>< フ::-) 「……そういうニンゲンは、排他されなくちゃあ、ダメなのか?」
>
>
>ミセ::;-゚)リ 「どうしてエクストは、私を、愛してくれないの!?」
>
>ミセ::;-゚)リ 「私はただ、エクストが好きなだけなのに!」
>
.
833
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:14:01 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ 「好きは、」
ミセ:: -)リ
< フ::-)
( ・∀・)σ 「好きなんだろ?」
( ‐∀‐) 「やれ、肩書きだの、整理だの、ちょうどいいだの……」
( ‐∀‐) 「カッコつけてくれてるけど、さ」
.
834
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:14:24 ID:hPBNZK2I0
> 、 、 、、、 、 、 、 、、、 、 、 、 、
>( ・∀・)σ 「ナニをもって恋人としていたのか」
>
>( ・∀・)σ 「……定義を、言ってくれ」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「て、定義…」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「……」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「 互いが愛しあっていたら」
>
>ミセ:: -)リ 「それだけの…はず。」
>
.
835
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:14:51 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ 「好き、なんだろ?」
( ・∀・) 「熱が冷めたわけでも、幻滅したわけでもねーんなら、」
( ・∀・)σ 「無理して別れる必要も、ないんじゃねーの?」
< フ::-) 「…!」
ミセ::゚-゚)リ 「 」
.
836
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:15:28 ID:hPBNZK2I0
ミセ::゚-゚)リ 「 」
ミセ::゚-゚)リ
ミセ::゚-゚)リ 「だめ…だよ…」
ミセ::゚-゚)リ 「私は…」
ミセ::゚-゚)リ 「きっと、エクストを愛してるわけじゃ、ないんだよ…」
ミセ:: -)リ 「私自身が、好きなだけ。」
ミセ:: -)リ 「今までの行動も、ぜんぶ…」
ミセ:: -)リ 「自分可愛さのために…ってやつ、だもん。」
.
837
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:16:29 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「…」
( ・∀・)
( ・∀・) 「証拠が、あるんだ」
ミセ::゚-゚)リ 「!」
( ‐∀‐) 「ミセリが、真心でエクストを、愛している証拠…」
( ・∀・) 「……この事件の、最後の証拠品……だ。」
にア
>>716-722
>>838
.
838
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:16:50 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) ジメルカプロール
839
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:17:15 ID:hPBNZK2I0
、 ,
〉'-, /!
,' ヽ / !
、 i' '- '´ i _,、 -‐ '
`'‐ - ´ ,}`ヽ、"- '´ /
ヽ ,,. -''´ ,,. -'’ /
ヽ r''´ <´ /
_ノ `ー,、,,.._ `゙`ー-、 し
-‐' ´ .,L_, ̄``ヽ_,ノ '- ,_
`' ァ /⌒レ=ニ二´_ ニ-
リ ,| '´,,-ァ `ヽ _, -'´
ノ r‐ 、 `ー'"/ ,,. -‐''" 〈
, -´ ,! ヽ ぐー一'^ヽ__ `ー ,,_
`' ,! ,イ`ー-=='"~´ ,_) ,, _, -‐ ''
ヽ | / ヽ._,.ィ´ <, // ',
;!〈 / /ァ └' / ヽ
{,_〉_,:{._/_ ヽ、,,__/ r -`.
/,、' ': / ヽ , -'‐、'.
_,´ !./ `:, ', \
!' ' 、 ヾ
.
840
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:17:37 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)σ
< プ-゚) 「これは…」
ミセ; -)リ
証拠品ファイル(24)ジメルカプロール
「透過支援剤 ホー筋注」 。
バイバイサル酸の解毒剤。
ミセリが事件現場から隠ぺいしたもの。
未使用の注射器で、ビロードの指紋が付着。
.
841
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:17:57 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「……しょーじき、」
( ・∀・) 「最初っからコイツが隠されてなかったら、」
( ‐∀‐) 「ここまで、事件がこじれることもなかったんだけど、よ…」
( ・∀・) 「結果として」
( ・∀・)σ 「ミセリ、あんたがコイツを隠した理由は、カンタンだ」
( ・∀・)σ 「エクストが、疑われると思ったから。」
.
842
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:18:27 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ 「…ッ」
( ・∀・) 「ミセリ視点だと、あの時 」
( ‐∀‐) 「トソンは、急に、血を吹いて倒れた…」
( ‐∀‐) 「床には、見るからに怪しい注射器がある…」
( ・∀・) 「マ、怪しいわな」
( ・∀・)σ 「まして、自分が犯人でないことは、わかりきっている」
( ・∀・) 「……エクストしか、犯人が、あり得なかったんだよ」
.
843
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:18:50 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「そいつを、隠ぺいした 」
(,,゚Д゚) 「 エクストが犯人だと立証する、決定的な証拠だと思ったから。」
ミセ:: -)リ
( ・∀・) 「 自分可愛さ、が行動原理ならよー」
( ・∀・)σ 「これを隠す理由なんて、どこにも、ないぜ?」
( ・∀・) 「まして、あんたは一度、疑われた身の上でもあるんだ」
( ・∀・) 「そこまでして、身を挺してまで、守ろうとしたんだろ?」
( ・∀・) 「エクストを。」
.
844
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:19:47 ID:hPBNZK2I0
ミセ:: -)リ
( ‐∀‐) 「そこまで好きなんだったら、」
( ・∀・) 「自分を犠牲にしてまで、守り抜ける意志が、あるんだったら。」
( ・∀・) 「無理して別れる必要も、ないんじゃねーの?」
ミセ:: -)リ
ミセ:: -)リ
ミセ::,-)リ
.
845
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:20:09 ID:hPBNZK2I0
< プ-゚) 「…」
< プ-゚) 「ミセリ…」
ミセ::,-)リ
ミセ::,-)リ
ミセ::,-)リ 「………………」
.
846
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:20:29 ID:hPBNZK2I0
ミセ::,-)リ
ミセ::,-)リ 「…………ありがとう…………。」
.
847
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:20:53 ID:hPBNZK2I0
.
848
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:21:19 ID:hPBNZK2I0
〜某日 某時刻〜
〜モララー法律事務所〜
.
849
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:21:40 ID:hPBNZK2I0
\ちゅんちゅん…/
\ざざざざ…/
.
850
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:22:16 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「よっしゃーーーーーーーー!!!」
( ・∀・) 「依頼金がっぽりやーーーーーーー!!!」
(*゚ー゚) ガツガツ!
(,,゚Д゚) ガツガツ!
( ・∀・) 「え、えーー、弁護って、こんなに儲かるの!?!?」
( ・∀・) 「口座の印字がキラキラ!!!!」
( ・∀・) 「キラキラだよ!!!キラキラ!!!」
( ・∀・) 「ラメ塗ってあげるもんね。 ちゅっ!!!!」
(,,゚Д゚) ガツガツ!
(*゚ー゚) ガツガツ!
.
851
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:24:23 ID:hPBNZK2I0
\ガチャ!/
从;゚'∀从 「お待ちィ!!!」
从;゚'∀从 「出前でーーっす!!!」
(*゚ー゚) 「うぬ!!次はなんだ!?」
从;゚'∀从 「血みどろハンバーグと、血みどろステーキでぃーっす!!!」
(,,゚Д゚) 「ウッヒョー!!!肉だ肉だ!!!」
\ガツガツ!/
\ガツガツ!/
.
852
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:24:55 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「え。」
( ・∀・) 「まだまだ注文あるんすか?」
从;゚'∀从 「あと20皿くらいあるよ!!!」
( ・∀・) 「は?」
从;゚'∀从 「ウッヒョー! ふと客だ! かきいれ時だ! 繁盛だーーー!!!」
(,,゚Д゚) 「あと血みどろキャビアと、血みどろフォアグラと、血みどろトリュフですよ!!!」
(*゚ー゚) 「血みどろワインのデキャンタ、おかわりもだ!!!」
从;゚'∀从 「へい喜んでーーー!!!!」
从;゚'∀从 「ああ忙しい、忙しい、幸せだ、しあわせだーーーーーーーー!!!!」
.
853
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:25:47 ID:hPBNZK2I0
\ばたたたたっ…/
\しん…/
( ・∀・)
( ・∀・)
( ・∀・) 「…」
.
854
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:26:18 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「モララーさんも、はやく食べましょうよ」
(,,゚Д゚) 「冷めちゃいますよ」
( ・∀・) 「あの、ギコさん」
(,,゚Д゚) 「はい?」 ガツガツ
( ・∀・) 「確かに、祝勝会をしよう、と提案したのは俺だ」
( ・∀・) 「店をナイスボートに選んだのも、俺だ」
(,,゚Д゚) 「はい。」 ガツガツ
( ・∀・) 「え、なに。 ハンバーグ? ステーキ? キャビア?」
( ・∀・) 「なんつーもん頼んでくれてんの?」
( ・∀・) 「しかもファミレスにキャビアて」
( ・∀・) 「しかも品名に血みどろて」
.
855
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:27:04 ID:hPBNZK2I0
(*゚ー゚) 「ナイスボート新装開店祝いでもあるではないか!」
(*゚ー゚)σ 「見てみろ、向かいを、新ナイスボートを!」
( ・∀・) 「えっ…」
スタスタ…
ちらっ…
ΩΩΩ 「何時間待ちなんや?」
ΩΩΩ 「最後尾ここやで。 ちな2時間待ち」
ΩΩΩ 「ファーwww」
.
856
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:27:30 ID:hPBNZK2I0
\へい2名さまー!/
\テーブル席4名さまー!/
\ああ忙しい!しあわせだー!/
( ・∀・)
( ・∀・)
(,,゚Д゚) 「あの人、商魂逞しいといいますか…」
(,,゚Д゚) 「全部のメニューを、血や殺人関連に、統一したんですって」
(,,゚Д゚)σ 「見てください、このハンバーグとステーキ」
( ・∀・) 「…」
( ・∀・) 「見るだけで胃もたれがしそうな、真っ赤なソースだ…」
.
857
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:27:57 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「あと、テンチョー、なんか縞々の制服?着てたけど」
( ・∀・) 「手錠みたいなのも付けてたし」
(,,゚Д゚) 「囚人服ですね」
(,,゚Д゚) 「いやはや…なんと言いますか…」
( ・∀・) 「とりあえず、会計、いくらなの?」
(,,゚Д゚) 「これもんでどうか…」
( ・∀・) 「どれ…」
.
858
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:28:49 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・)
( ・∀・) 「え? 六桁?」
(,,゚Д゚) 「お支払い、まかせましたよ」
(,,゚Д゚) 「あと、むちゃな注文ゆえ、オーナーにも、握らせてますので……チップ。」
( ・∀・) 「えっと…おいくらくらい…」
(,,゚Д゚) 「とりあえず、1往復につき、1諭吉…」
( ・∀・) 「え。」
.
859
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:29:26 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「だいたい、注文しすぎじゃね??」
( ・∀・) 「なんか3〜40品くらいあるぞ??」
(*゚ー゚) 「我が兄にも、お裾分けするのだ!」
(*゚ー゚) 「冷めないうちに届けたいから、タクシーを使うぞ!」
(*^ー^) 「その分の支払いも頼んだぞ、モララー!」
( ・∀・) 「え。 え。」
.
860
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:30:25 ID:hPBNZK2I0
\ガチャ!/
从;゚'∀从 「へいお待ちー!」
从;゚'∀从 「ごめんよニイさん、間違えて、キャビア、注文の5倍用意しちまった!」
(,,゚Д゚) 「かまいません!全部払います!」
从;゚'∀从 「ウッヒョー! 伝票更新しますぜ、旦那!」
(,,゚Д゚) 「うむ! あとこれ、チップ…」
从;゚'∀从 「ヒャッハー! 神さまだ! 神さまだ!」
( ・∀・) 「え。 え。 え。」
.
861
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:30:55 ID:hPBNZK2I0
\ガチャ…/
\ぞろぞろぞろ…/
ミセ*゚ー゚)リ 「きたよー!」
< プ-゚) 「お、おじゃまします」
(#゚;;-゚) 「わ…においすごい…」
( ・∀・)
( ・∀・) 「え。 え。 え。 え。」
( ・∀・) 「まさか」
( ・∀・) 「ぎゃーーーーーーーまさかーーーーーー!!!!!」
.
862
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:31:44 ID:hPBNZK2I0
\ガチャ…/
\ぞろぞろぞろ…/
ハエ 「天の声だぞ!」
[ Д`] 「真犯人を告発する!」
ΩΩΩ 「タダ飯だけ食ったろの精神」
看守 「精子!?」
老人 「賢者の石じゃよ…」
ワイト 「ワイトもそう思います」
( ・∀・) 「ぎゃーーーーーーーーー!!!!!」
( ・∀・) 「ボスラッシュだーーーーーーーーー!!!!!」
.
863
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:32:32 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 「食え食え!」
(,,゚Д゚) 「ぜーんぶ、モララーのおごりだ!ギコハハ!」
( ・∀・) 「あの、ギコさん」
( ・∀・) 「どーーにも、俺はまだ、あと一度だけ」
、 、
( ・∀・) 「アレを、言う必要があるみたいだ」
.
864
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:32:56 ID:hPBNZK2I0
キュピ──(,,゚Д゚)──ン!!
\ざわ…/
\ざわ…/
\ざわ…/
( ・∀・) 「うわ、急にSEがカイジ」
.
865
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:33:17 ID:hPBNZK2I0
(*゚ー゚) 「アレ、だな!」
(*゚ー゚) 「実に8年ぶりだ!」
(,,゚Д゚) 「これですよこれ!」
(,,゚Д゚) 「やっぱり、アレで締めくくりませんと!」
その他大勢「準備はできたぜ!」
その他大勢「よっしゃこい!」
.
866
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:33:40 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) 「すゥーーっごく不本意だが、仕方ない」
( ・∀・ ) 「さあみんな、一緒に〜?」
.
867
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:34:01 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) 異議あり!
868
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:34:22 ID:hPBNZK2I0
(*゚ー゚) 異議あり!
869
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:34:44 ID:hPBNZK2I0
ΩΩΩ 異議あり!
870
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:35:21 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 異議あり!
871
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:35:42 ID:hPBNZK2I0
天の声だぞ!異議あり!
872
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:37:04 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) え、いま裁判長いた?
873
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:37:26 ID:hPBNZK2I0
( ФωФ) 異議あり!
874
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:37:51 ID:hPBNZK2I0
ΩΩΩ フサァしろ
875
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:38:16 ID:hPBNZK2I0
ワイト「ワイトもそう思います」
876
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:38:38 ID:hPBNZK2I0
>>1
「くぅ〜疲れましたw」
877
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:40:22 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 有罪!
878
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:40:47 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) なんか新キャラいたぞ!
879
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:41:10 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) って、なんで俺くんが!?
880
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:41:43 ID:hPBNZK2I0
[ Д`]v
881
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:42:05 ID:hPBNZK2I0
< フ;゚-) い、異議あり!
882
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:42:25 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 死刑!
883
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:42:51 ID:hPBNZK2I0
ミセ*^ワ^)リ 異議ありー!
884
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:43:14 ID:hPBNZK2I0
(#゚;;-゚) ころせえええええええええええええええ
885
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:43:34 ID:hPBNZK2I0
( ´∀`) 殺せえええええええええええええええ
886
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:43:59 ID:hPBNZK2I0
(,,゚Д゚) ○ね!!!!!!!!!
887
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:44:19 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・) うわあああああああひとりでバカみてーな連レスするのきちいよおおおおおおおおおおお
888
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:44:39 ID:hPBNZK2I0
( ・∀・ ) とりあえず、もうこれでおしまいだよー! せーのっ!
889
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:45:00 ID:hPBNZK2I0
i. i'ヽ、 ,
、 !ヽ、 _ i.ヽ,.--、 i ノヽ ./i _,.-
ヽ丶、._ ノ,.._ヽヽ ̄ヽ,._ヽ、`' ´_,.!ヽ 、__ /. | _. -'./
ヽ _.. '´ iヽ、i. '´ .`'´,.ィ ."'´〉.< !、 __..-‐' ´ /
___ ..`''´ ._. -'! 、.!-‐'´ _ .. -<' _,. .'´'´、 <ヽ  ̄ /
< _..-'! `''´.、 .ヽ、,シ'´_.ィ',.:'´、.'i i'.ゝ'、ヽ / ___
i `-'´,. !-' _ノ i、_-'´_._-、. r'" ,. ヾ、_.ィヽ ____ /´ `ヽ、
! !.-'´_,.、 !_'´ヽ_> 、´" .'´ : ';'、 /´ >! ヽ..__ ヽ、 `.i、.,' iヽ
. i ,ri `'´_i ''"´ `! i'´! .、-‐ヾィ.、 `'''´ .i´ `)ヽ.! ! i ,. ' _!
_,`r'"_, `'´_,.._. =ニ、.'i !''、_/i ) _> ̄ヽi /´,、.ィ| .i i / /
ーニ_,. >'´ -、ヽ. ノ!_.ノ i'ヽ! '´_... _ノi ! /./. 〉! .|| / /、_
ヽ_,..イ / ソ ,.-'´ノ、ー-'‐'´ i''、-‐ 、二! .'' .| .,' !. ∥ / /---‐'
>' / .ハ、_,.:-'´. ヽ、__ノ,i '´ ,.、_ ヽ. `iノ /.| ,:' /
. < '´_.,.-'´ .>'´_, !' /. /!. !`'´ _.-' .!i /
`´/ _. - ' ´ヽ / / ! / // // _..:‐'´_.. -'ノヾ、ヽ
. /, -'´ | _!、_ '、/ .,、!,_/'_.-'/_ : ' _. -'´ r'´ ヽ、ヽ
-'´ !./ ヾi、__/. 人 _/-'´_ 、'.i' ヽ_ ...-'. !`ヽ
! .ヽ--' < _ -'´ ヽ `ー‐''´
.
890
:
名無しさん
:2024/04/12(金) 23:46:22 ID:hPBNZK2I0
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
>>157-455
3日目 法廷パート(中編②)
>>461-704
3日目 法廷パート(中編③)
>>716-889
3日目 法廷パート(後編)
891
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/12(金) 23:47:12 ID:hPBNZK2I0
終わったーーーーー!!!お疲れ様でした!!!読んでくれてありがとう!!!
例によって、新作思いついたら書くし、思いつかなかったらこれで最後ってことで!!!ありがとうございました!!!
892
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 00:04:03 ID:eLTrt/PM0
乙だ
893
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 04:38:19 ID:0TTuTh9s0
これが最終回になるかもしれないだと!? 異議あり!
894
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 09:14:57 ID:KKhwNYZk0
完結おつ
ビロードの犯行動機に頷きかけるも現実逃避する辺り逆裁見てる気分だった
895
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 13:40:28 ID:6XFKOUqE0
乙乙
6桁はやばいけどオーナーが幸せでよかった!
ボリュームも投下スピードも展開も凄かったし最高だったし、ほっとする終わり方で寿命のびた
続編読みたいな〜!!
896
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 22:28:54 ID:F4YunwkE0
乙!3スレに及ぶ長期連載お疲れ様でした!!
手に汗握る法廷バトルを夢中になって読みました!次回作も期待しています!!
897
:
名無しさん
:2024/04/18(木) 23:23:40 ID:hRNTyRYs0
乙!めっちゃハラハラして面白かった!!
898
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/25(木) 20:20:21 ID:be2vci/k0
投下します
899
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:21:08 ID:be2vci/k0
〜番外編〜
〜 モ ラ え も ん .mp1〜
( ・∀・) 「げへへへへ!!」
( ・∀・) 「ワガハイは、未来からやってきた、悪の天才発明家!」
( ・∀・) 「モララーさまである!」
.
900
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:21:36 ID:be2vci/k0
( ・∀・) 「世界征服を実現するために、お手製タイムマシンでやってきたのだ!」
( ・∀・) 「法を掌握するものが世界を掌握する!」
( ・∀・) 「というわけで、このギコ法律事務所にいすわっているわけである!」
(,,゚Д゚) 「モラえも〜ん!」
( ・∀・) 「どうしたのだ、ギコ太くん?」
(,,゚Д゚) 「また法律バトルで、しぃイアンのやつに負けちゃったよ〜!」
(,,゚Д゚) 「どんなやつが被告人でも、必ず無罪にする道具を出して〜!」
( ・∀・) 「なるほど…なるほど…」
.
901
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:22:09 ID:be2vci/k0
( ・∀・)⊃ 「げへへげっへへ〜!」
( ・∀・)⊃ 「悪魔のパスポートォ〜!」
(,,゚Д゚) 「なんだい、これは?」
( ・∀・) 「それさえ見せれば、どんな悪いことをしてもいいという、」
( ・∀・) 「それはそれは、おそろしいパスポートなのだ!」
( ・∀・) 「収録:ドラえもん(てんとう虫コミックス13巻)」
.
902
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:22:39 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「どんな悪いことでも!?」
( ・∀・) 「それを被告人に持たせてやるのだ…!」
( ・∀・) 「そうすれば、有罪は必ず免れる…げへ…げへへへ…!」
( ・∀・) 「ド○えもんの最強道具ランキングでも、必ず上位にランクインするシロモノである…!」
(,,゚Д゚) 「わーい、ありがとう! モラえもん!」
.
903
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:23:40 ID:be2vci/k0
〜裁判所〜
( ・∀・) 「どれ、傍聴に来てやったぞ」
(*゚ー゚) 「このナイフにね、被告人の指紋が、ついているのよ!」
(*゚ー゚) 「殺害シーンを目の当たりにした証人もいるわ!」
(*゚ー゚) 「監視カメラだって、被告人の殺害シーンを撮っているの!」
(*゚ー゚) 「この状況で、なにをどう間違えたら、被告人が無罪だっていうの!?」
( ・∀・) 「さすがに無理じゃね?」
.
904
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:24:13 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「異議あり!」
(,,゚Д゚) 「被告人に、証言を!」
( ・∀・) 「おお、そうだ、そうだ」
( ・∀・) 「なんたって、悪魔のパスポートを持っているのだからな」
( ・∀・) 「洗いざらい罪を白状しても、あれを見せれば、一発だ!」
.
905
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:24:42 ID:be2vci/k0
(*゚ー゚) 「聞くまでもないわ!」
(*゚ー゚) 「判決よ、裁判長!」
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
( ・∀・) 「え?」
(,,゚Д゚) 「被告人に、証言を!」
(*;-゚) 「ちょ…なにをするのよ!」
(*;-゚) 「裁判長! 弁護士を追い出してちょうだい!」
.
906
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:25:06 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「被告人に、証言を!」
(*゚-゚) 「認めないわ!」
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
(*;-゚) 「痛あい!」
(,,゚Д゚) 「被告人に、証言を!」
.
907
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:25:43 ID:be2vci/k0
(*;-゚) 「ちょっと! ふざけな」
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(*゚ー゚) 「被告人、証言台へ」
( ・∀・) 「お前かよ〜〜〜〜〜〜〜〜」
( ・∀・) 「お前が持つのかよ〜〜〜〜〜〜〜〜」
殺しました夫 「私は殺してません!」
(,,゚Д゚) 「被告人は無実を訴えている!」
( ・∀・) 「名前は事実を訴えているよ〜〜〜〜〜〜」
.
908
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:26:21 ID:be2vci/k0
(*゚ー゚) 「異議あり!」
(*゚ー゚)っ 「だったら、このナイフの指紋はなんだっていうの!?」
(,,゚Д゚)っ 拭き拭き…
(,,゚Д゚) 「どこに、被告人の指紋が?」
(*;-゚) 「えっ! なに拭いてるの!?」
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(*゚ー゚) 「きれいにしてくれてありがと!」
( ・∀・) 「ちがーーーーう!!!」
( ・∀・) 「俺が想定していた使い方とちがーーーーう!!!」
.
909
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:26:44 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「裁判長!」
(,,゚Д゚) 「この証拠品に、被告人の指紋は確認されません!」
(,,゚Д゚) 「被告人は無罪です!」
(*゚ー゚) 「異議あり!」
(*゚ー゚) 「だったら、証人は!」
(*゚ー゚) 「検察側は、事件の目撃者を召喚するわ!」
.
910
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:27:06 ID:be2vci/k0
見ました子 「私は見ました! 殺しました夫さんが殺したところを!」
(*゚ー゚) 「そう、彼女は見たのよ!」
(*゚ー゚) 「被告人の犯行をね!」
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
.
911
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:27:49 ID:be2vci/k0
見ました子 「痛あい!」
見ました子 「なにをするのよ!」
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
見ました子 「しかたないわね。 で、なに?」
(,,゚Д゚) 「見てないよな?」
見ました子 「なにを言うのよ! 私は見たわ!」
.
912
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:28:11 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚) 「…見てないよな?」
(,,゚Д゚) 「いいな? お前は、なにも、見ていないんだ」
見ました子 「そ、そんな、いや、私は見」
.
913
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:28:31 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
.
914
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:29:02 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見ました子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見てません子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))見てません子 パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
.
915
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:29:32 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「…まだやるかい?」
見てません子 「気のせいだった気がしてきたわ」
( ;∀;) 「あ、あ、あ、悪魔だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
( ;∀;) 「やりすぎだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
.
916
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:30:10 ID:be2vci/k0
(*゚ー゚) 「まだよ!」
(*゚ー゚) 「監視カメラの映像は、ぜったいなんだから!」
(*゚ー゚) 「この事実は、くつがえしようがないわ!」
証拠品ファイル②監視カメラの映像
事件現場のようすを映している。
殺しました夫が被害者の腹にナイフを突き立てている。
(;,,゚Д゚) 「ぐ…ぐぬぬ…!」
( ・∀・) 「こればっかりは、どうしようもあるまい…!」
( ・∀・) 「被告人の絶体絶命だ、どうするギコ太くん…?」
.
917
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:30:31 ID:be2vci/k0
(;,,゚Д゚)⊃ 「わーーーーーーーーー!!!」
≡[映像] 「わーーーーーーーーー!!!」
(;,,゚Д゚)
⊂彡☆))[映像] バキャッ!
(*;-゚) 「!」
(*;-゚) 「なにをするの!」
.
918
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:30:53 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「監視カメラの映像?」
(,,゚Д゚) 「残念ながら、それは証拠にはならない」
(,,- -) 「なぜなら…」
(,,゚Д゚)σ 「 壊れてますからね!!! 」
♪ガッツだー!(アプリ)
→
https://www.youtube.com/watch?v=Jbrz90qdAnU
.
919
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:31:20 ID:be2vci/k0
(*;-゚) 「な…」
(*;-゚) 「なんですってええええええ!!!」
( ・∀・) 「壊したんだよーーーーーーー!!!」
( ・∀・) 「白昼堂々てめーが壊したんだよーーーーいっ!!!」
.
920
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:31:41 ID:be2vci/k0
(*゚-゚) 「検察側、認めないわ!」
(*゚-゚) 「見たでしょ!? いまの、弁護側の、暴挙!」
(*;-゚)σ 「証拠品を破壊するという、暴挙を!」
(*;-゚) 「もう、なんかユーザイだよお!」
( ・∀・) 「そうだーー!!そうだーー!!」
( ・∀・) 「弁護人を○せーーーーーーー!!」
.
921
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:32:06 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「異議あり!」
(,,゚Д゚) 「弁護側は、証拠品を提示します!」
証拠品ファイル①悪魔のパスポート
究極の免罪符。
なにをやっても、これを見せれば許してもらえる。
(,,゚Д゚) 「あらためて聞きますが、カメラの映像が、なんですって?」
(*;-゚) 「そ…そんな…!」
(*;-゚) 「実は映像なんて存在しなかったのぉ!?」
.
922
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:32:29 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「被告人は無罪です!」
(*;-゚) 「認めないわ!」
(*;-゚) 「被告人は有罪なの!」
_,
(,,゚Д゚) 「ンだとォ〜〜〜〜〜〜〜〜!?」 ポキ…ポキ…
( ・∀・) 「逃げて!!!」
( ・∀・) 「検事さん逃げて!!!」
.
923
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:32:49 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
(,,゚Д゚)
⊂彡☆))*;-゚) パーン!
(,,゚Д゚)⊃【悪魔のパスポート】
( ;∀;) 「悪魔だあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
( ;∀;) 「暴力で屈服させるタイプの悪魔だよぉ〜〜〜〜〜〜!!!」
.
924
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:33:11 ID:be2vci/k0
(,,゚Д゚) 「いいですか、みなさん!」
⊃悪魔
(,,゚Д゚) 「証拠もない!」
⊃悪魔
(,,゚Д゚) 「目撃者もいない!」
⊃悪魔
(,,゚Д゚) 「検察官も認めた!」
⊃悪魔
(,,- -) 「被告人、殺しました夫は…」
⊃悪魔
(,,゚Д゚)⊃悪魔 「無罪だーーーーーーー!!!」
.
925
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:33:33 ID:be2vci/k0
〜事務所〜
(,,゚Д゚) 「勝っちゃった」
( ・∀・) 「死ねよまじで」
.
926
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:35:28 ID:be2vci/k0
【逆転ナイスボート】
>>890
もくじ
【 モ ラ え も ん 】
>>899-925
モ ラ え も ん .mp1
スレ埋めがてら適当に書きます
927
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 20:58:45 ID:/CdgTHSY0
乙
まさかの埋めネタ嬉しすぎる
全てを暴力でぶち壊すギコ太くん、最低に最高で笑った
埋めの続き楽しみにしてます
928
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 21:33:17 ID:jcr1ms420
乙
929
:
名無しさん
:2024/04/26(金) 15:40:37 ID:I060OMS20
く、クズカス……!
930
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/09/20(金) 20:53:14 ID:Km43bEZk0
投下します
931
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 20:54:23 ID:Km43bEZk0
〜番外編〜
〜 モ ラ え も ん .mp2〜
( ・∀・) 「げへへへへ!!」
( ・∀・) 「ワガハイは、未来からやってきた、悪の天才発明家!」
( ・∀・) 「モララーさまである!」
.
932
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 20:56:23 ID:Km43bEZk0
( ・∀・) 「世界征服を実現するために、お手製タイムマシンでやってきたのだ!」
( ・∀・) 「法を掌握するものが世界を掌握する!」
( ・∀・) 「というわけで、このギコ法律事務所にいすわっているわけである!」
(,,゚Д゚) 「モラえも〜ん!」
( ・∀・) 「どうしたのだ、ギコ太くん?」
(,,゚Д゚) 「次の法廷の担当検事が、フサ夫のやつなんだよ〜!」
(,,゚Д゚) 「あいつ、すっごくいじわるで、勝てないかもしれないんだよ〜!」
( ・∀・) 「なるほど…なるほど…」
.
933
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:06:25 ID:Km43bEZk0
( ・∀・)⊃ 「げへへげっへへ〜!」
( ・∀・)⊃ 「悪魔のイジワールゥ〜!」
(,,゚Д゚) 「なんだい、これは?」
( ・∀・) 「これを飲んだ人は、よってたかってまわりからいじめられるという、」
( ・∀・) 「それはそれは、おそろしいクスリなのだ!」
( ・∀・) 「収録:ドラえもん(てんとう虫コミックス35巻)」
.
934
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:06:47 ID:Km43bEZk0
(,,゚Д゚) 「よってたかって!?」
( ・∀・) 「それをそいつに飲ませてやるのだ…!」
( ・∀・) 「そうすれば、そいつは己の愚行を省みることだろう…げへ…げへへへ…!」
( ・∀・) 「ア○ヲタWiki(仮)の説明ページでも誰得系道具と言われるほどに意味のわからない道具だ…!」
(,,゚Д゚) 「わーい、ありがとう! モラえもん!」
.
935
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:08:36 ID:Km43bEZk0
\ガラッ!/
(*゚-゚) 「まって、おにいちゃん!」
(,,゚Д゚) 「しぃミちゃん(CV:千秋)!」
(,,゚Д゚) 「モラえもんの妹で正義の天才発明家、」
(,,゚Д゚) 「世界平和を実現するために検察官のフサ夫と結婚した、しぃミちゃん(CV:千秋)じゃないか!」
( ・∀・) 「しぃイア…え…しぃミ? ドラミ? え、ジャイアンじゃなかったの?」
.
936
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:09:10 ID:Km43bEZk0
(*゚-゚) 「それは、とってもイジワルな道具なんだよ!」
(*゚-゚) 「そんなものを飲ませるなんて、なんてひどい人なの!」
( ・∀・) 「え…いや…だって…」
( ・∀・) 「ワガハイ、悪の天才発明家だし…悪いことする人だし…」
(,,゚Д゚) 「そうだ、そうだ! 見損なったぞ!」
(,,゚Д゚)っЦ 「そんなやつには、こうだ!」
( ・∀・) 「えっ。 グビッ。 オエーッ! 悪魔のイジワール飲んじゃった」
.
937
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:11:06 ID:Km43bEZk0
〜裁判所〜
( ・∀・) 「どれ、傍聴に来てやったぞ」
ミ,,゚Д゚彡 「これこれこうな理由で被告人は死刑である」
ミ,,゚Д゚彡 「検察側はそれを軽やかに立証してみせよう」
( ・∀・) 「さすがに番外編だとアイツもてきとーなんだな」
.
938
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:11:28 ID:Km43bEZk0
(;,,゚Д゚) 「ぐぬぬ…手ごわいぞ…!」
\ざわざわ…/
\ざわざわ…/
( ´∀`) 「静粛に!」
\ざわ…/
( ・∀・) 「…しッかし」
( ・∀・) 「証拠・機会・動機どれも決定的らしいな」
( ・∀・) 「こんなん勝てるわけねーだろ」
( ´∀`) \カンッ!/
( ´∀`)σ 「そこの青いの、退廷」
( ・∀・) 「え?」
.
939
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:12:30 ID:Km43bEZk0
\人/
係官┌┛ ) て ( ・∀・)
/⌒\
\バタンッ!/
( ;∀;) 「ぎえーっ! うるさいからって追い出されちゃった!」
( ;∀;) 「ワガハイ以外もみんなうるさかったのに! 悪魔のイジワールのせいだ!」
( ・∀・) 「よおし! そうくるならワガハイにだって考えはあるぞ」
( ・∀・)⊃ 「げへへげっへへ〜!」
( ・∀・)⊃ 「なりきりプレートォ〜!」
.
940
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:13:28 ID:Km43bEZk0
( ・∀・) 「これになりたいものの名前を書いて提げると、それになりきることができるという、」
( ・∀・) 「それはそれは、夢が広がる道具なのだ!」
( ・∀・) 「収録:ドラえもんカラー作品集(てんとう虫コミックススペシャル1巻)」
係官 「決定的な証人、入廷を」
決定的な証人 「はい」
( ・∀・)
⊃【悪魔のパスポート】
.
941
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:13:50 ID:Km43bEZk0
───────── ― - -- 「ほぎゃああああああああああああんん!!!」
─── /⌒ヽ, ─────────
 ̄ ̄ / ,ヘ ヽ∧ ∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ , ” ' ‐ ,
 ̄ ̄ i .i \ ( ・∀・)ヽ, ___,, __ _ ,, - _―" ’. ' ・, ’・ , ∧_∧
── ヽ勿 ヽ,__ j i~"" _ ― _: i ∴”_ ∵, (決定的な証人)
______ ヽ,, / / __,,, -- "" ─ "ー ・, ; ; - 、・ r=-,/⌒ ~ヽ~,
─────── ヽノ ノ,イ ─── ― - i y ノ' ノi j |
─────── / /,. ヽ, ── i,,___ノ //
______ 丿 ノ ヽ,__,ノ ___ _ _ _ ,' ゝi
j i / y ノ
__【悪魔のパスポート】___ _ / /~/
i < /
─────── _ _ ヽ, \
// | | 巛 / ヽ_ )
──── // | | ===┐ i (~_ノ
// | | | | ノ /
~ ~ | | ノ /
===┘ (~ ソ
.
942
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:14:26 ID:Km43bEZk0
( ・∀・) 「はい、入廷します」
【決定的な証人】
〜法廷〜
( ´∀`) 「この証人は、犯行の瞬間を目撃したのですな」
ミ,,゚Д゚彡 「証人、証言を」
.
943
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:15:08 ID:Km43bEZk0
( ・∀・) 「はい!」
( ・∀・) 「被告人は事件当時、現場にいませんでした!」
( ・∀・) 「終わり!」
ミ,,::ー彡∩ 「 と、いうことだ、弁護に…」
ミ,,::ー彡∩ 「…」
ミ,,゚Д゚彡 「えっ」
.
944
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:15:37 ID:Km43bEZk0
( ´∀`) 「な…な…な…」
( ´∀`)
( ;゜∀`) 「 なんですッてえええええええええええ!?」
♪ガッツだー!(アプリ)
→
https://www.youtube.com/watch?v=Jbrz90qdAnU
.
945
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:16:19 ID:Km43bEZk0
\ざわざわ?!/
\ガヤガヤ?!/
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ン待ッッてえええええええええええええい!!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「証人!? 決定的な証人さんんん!?」
\ざわざわ!/
( ・∀・) 「ウソじゃないもん!」
( ・∀・) 「被告人なんてワガハイ、見てないもん!」
.
946
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:16:59 ID:Km43bEZk0
(,,゚Д゚) 「!」
(,,゚Д゚) 「弁護側は、主張します!」
、
(,,゚Д゚)⊃ 「 今回の事件は、操作された事件だった とッ!!」
\ざわざわ!/
ミlli,,゚'Д゚彡 「え!?え!?なんで!?」
ミ;,,::Д彡 「お、俺の計画では、ここでこれがこーなって 」
\ガヤガヤ!/
キュピ──(*゚'-゚)──ン!!
.
947
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:17:19 ID:Km43bEZk0
(*゚ー゚)⊃ 「でれれでっれれ〜!(CV:千秋)」
(*゚ー゚)⊃ 「パトローラースケートとけいぼう〜!(CV:千秋)」
(*゚ー゚) 「これを履いて警棒を持つと、悪事を見つけて、こらしめるの!」
(*゚ー゚) 「相手がウソをついていても、見破るんだから!」
(*゚ー゚) 「収録:ドラえもんカラー作品集(てんとう虫コミックススペシャル6巻)」
(*゚'-゚) 「さてさて…むむっ!」
(*゚'-゚) 「さては、決定的な証人さんに化けた、おにいちゃんね!?」
( ・∀・) 「げげっ! ばれた!」
━∩
≡≡(*゚'-゚) 「待ちなさーい!」
.
948
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:17:58 ID:Km43bEZk0
ΛΛ \\
(*゚ー゚) | | ぼかっ!
と ) | |
Y /ノ \人/
/ ) ) て Λ∩
_/し' //⌒\∀・)/ 痛ッ!
(_フ彡 /
ΛΛ \\ ボカボカッ!
(*゚ー゚) | |
と ) | | ぼかかッ!!
Y /ノ \人/
/ ) ) て Λ∩
_/し' //⌒\∀・)/ 痛ッ痛ッ!
(_フ彡 /
ΛΛ \\
(*゚'ワ゚) | |\人/ドガガガガガガッ!!!
と ) | | ) て ドガガガンガガンガン!!!
Y /ノ \人/⌒\
/ ) ) て Λ∩
_/し' //⌒\∀;)/ 痛い痛い痛いッ!!殴りすぎ!!!殴りすぎだって!!!
(_フ彡 / \人/
) て
/⌒\
.
949
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:19:22 ID:Km43bEZk0
カンッ!
( ;゜∀`) 「け、検察側っ! なにを 」
(*゚ー゚)っ【悪魔のパスポート】
( ´∀`) 「さて検察側、反証はございますか?」
Ω
( ;∀;) 「待ってよ!なんであいつもパスポート持ってるんだよ!」
Ω
( ;∀;) 「…………というか、ウソを暴くんじゃなくって、ただ殴っただけかよ!!!」
.
950
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:19:48 ID:Km43bEZk0
ミ;,,::Д彡 「 」
ミ;,,::Д彡 「 犯行タイミング、被告人がいなかった、となれば 」
ミ,,::ー彡∩ フサァ!
ミ,,::ー彡∩ 「その時に、現場にいたのは、」
、 、
ミ,,゚ー゚彡 「誰に……なるのかな?」
.
951
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:20:32 ID:Km43bEZk0
( ´∀`) 「誰、というと…」
(,,゚Д゚) 「…」
(;,,゚Д゚) 「ッ!!」
、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、
(;,,゚Д゚) 「証人と被害者以外 誰もいないッ!!」
( ・∀・) 「えっ」
ミ,,::Д彡 「つまりッ!」
ミ,,::ー彡∩ 「 証人こそが、真犯人だった というワケなのさッ!!」
.
952
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:20:57 ID:Km43bEZk0
( ・∀・) 「な」
∩
(lli ・∀・)∩ 「 にゃにイイイイイイイイイイッッ!!!」
(,,゚Д゚) 「確かに!」
(lli ・∀・) 「うおおおおおおいッ!!!確かにじゃねーよ!確かにじゃねーよ!!!」
(lli ・∀・) 「てかなんでフギサコのやつは俺を有罪にしようとしてんだよ!!!」
(lli ・∀・) 「被告人を有罪にしろよ!!!」
.
953
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:21:52 ID:Km43bEZk0
( ´∀`) 「係官ッ! 証人を取り押さえるのです!」
( ・∀・) 「クソッ!黙ってやられてられるか!」
( ・∀・)⊃ 「げへへげっへへ〜!」
( ・∀・)⊃ 「石ころ帽子ィ〜!」
( ・∀・) 「これをかぶると、姿は見えるのだが誰からも気にされなくなるという、」
( ・∀・) 「数多ある姿を消す系の道具でも、トップレベルの強さを誇る道具なのだ!」
( ・∀・) 「収録:ドラえもん(てんとう虫コミックス4巻)」
.
954
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:22:14 ID:Km43bEZk0
ミ,,゚Д゚彡 「させるかッ!」
ミ,,゚Д゚彡 「しぃミ!」
(*゚ー゚) 「わかったわ、あなた!」
( ・∀・) 「え?」
(*゚ー゚)⊃ 「でれれでっれれ〜!(CV:千秋)」
(*゚ー゚)⊃ 「空気砲〜!(CV:千秋)」
(*゚ー゚) 「これを腕にはめてドカン!と言えば、圧縮された空気を発射するという、」
(*゚ー゚) 「ドラえもんを代表する攻撃系ひみつ道具なの!」
(*゚ー゚) 「収録:ドラえもん(てんとう虫コミックス4巻)」
.
955
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:23:34 ID:Km43bEZk0
\((从⌒从*))
\∑从 ∵ (( : ∂ )) /
死ねえええええええええええええええええええええええ
どかん * ∑ (・∀・ )( ‡ *
⌒ )) =≡≡三三三三 ∧∧ // (( § ) ⌒; ((从⌒从*))
=≡≡三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(*゚ー゚) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三((从⌒ ) ⌒; lll ;` 从
=≡≡三三|_______f ⌒ヽ __「 .〉________|三三三三三三#(( :: ) ( ⌒ ζ *` 从
⌒ ))≡≡三三三三 i ' `ヽ./ / \` : *∑(( 从 (( )) (( § )*ヽ
=≡≡≡三三三 |, ' \ ´ / : / / ・(( ; : )) ( ζ\
=≡≡三三三三 | _ヽ、_, ' / ・(( 从 (( )) *ヽ\ ヽ・ヽ\
=≡≡≡≡三三 i 、 ヽ ∵ / / /
=≡≡三三三三 _,, ┘ 「`ー-ァ j / / ,'
≡三三三三 f" ノ { / / /| |
≡≡三三三 | i⌒" ̄=≡三/ / !、_/ / 〉
=≡≡≡三三 ヾ,,_」 =≡三i___,,」
.
956
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:23:59 ID:Km43bEZk0
( ´∀`) 「もいっちょ!」
( ・∀・) 「え?」
_∧_∧
/ ̄ ( ´∀`)⌒\
__ / _| | |
ヽヽ / / \ | | ,,,,,,,iiiiillllll!!!!!!!lllllliiiii,,,,,,,
\\| |____| .| | .,llll゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙lllll,
\/ \ | | .|!!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!!|
| ヽ_「\ | |、 | ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙ .|
| \ \――、. | | ヽ .| ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ |
| / \ "-、, `| | ヽ | |
_/ / "-, "' (_ ヽ ヽ .| |
/ __ノ "'m__`\ヽ_,,,, ヽ | \__人_人从__人从/
`ー― ̄ ヽ、__`/ー_,,,, ゙゙゙゙!!!!!!!lllllllliii| _) (__
\゙゙゙゙゙゙゙!!!!!lllllllliiiii| ) クソジジイイイイイイイイイイイイ!!!
\ ヽ |  ̄ ̄) ( ̄ ̄
ヽ \ | /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
| \.| |
`ヽ、,,_ノ| |
゙゙!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!゙゙
゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙
/.// ・l|∵ ヽ\
.
957
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:25:08 ID:Km43bEZk0
\バキャッ!/
【石ころぼうし】 「グエー死んだンゴ!」
【なりきりプレート】 「グエー死んだンゴ!」
( ;∀;) 「ひえー壊れちゃった!」
ミ,,゚Д゚彡 「検察側、ここで証拠品を提出する!」
ミ,,゚Д゚彡 「この男が真犯人である証拠だ!」
( ・∀・) 「そしてなんでお前は俺を攻めるんだよ」
( ・∀・) 「被告人が犯人である証拠を出せよ」
ミ,,゚Д゚彡⊃ 「この写真に、はっきり写されている!」
ミ,,゚Д゚彡⊃ 「この男が被害者を刺した、決定的な証拠だ!」
( ・∀・) 「毛ほども刺した覚えがねえよ」
.
958
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:25:35 ID:Km43bEZk0
/\___/ヽ
/ '''''' '''''' \
. |:::::: (●), 、(●)|
. |:::: ,,ノ(、_, )ヽ、,,..|
. |:::: `-=ニ=-' |
人 `ニニ´ / ∧
/ .〜" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ {ニlニ| l|二二二>
────── ∨
/
( ・∀・) 「誰や」
( ;´∀`) 「これは……決定的ではありませんか!」
( ・∀・) 「ほんまに誰や」
.
959
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:26:35 ID:Km43bEZk0
ミ,,::ー彡∩ 「この男の犯行動機 ずばり、金だ。」
ミ,,::Д彡⊃ 「こいつも見てもらおうか!」
( ;´∀`) 「というと…!」
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| +
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | ´トェェェイ` .::::::| +
\ |,r-r-| .::::/ +
,,.....イ.ヽヽ、`ニニ´ーノ゙-、. /^)
: | '; \_____ ノ.| ヽ iヽ __ ‐┘(
| \/゙(__)\,| i |´⌒ )二 ト、
/壱 //万:/|
|≡≡|__|≡≡|彡|_____
./. ̄//|≡≡|__|≡≡|/壱//万 :/|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
( ・∀・) 「ほんまに誰やねん」
(,,゚Д゚)σ 「被告人席に座っている人じゃないですかね?」
( ・∀・) 「つまり被告人が犯人である立証やんけ、なんで俺やねん」
.
960
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:27:10 ID:Km43bEZk0
ミ,,゚Д゚彡 「しぃミ!」
(*゚ー゚) 「わかったわ、あなた!」
(*゚ー゚)⊃ 「でれれでっれれ〜!(CV:千秋)」
(*゚ー゚)⊃ 「モンタージュバケツ〜!(CV:千秋)」
(*゚ー゚) 「顔のパーツを自由に組み合わせて、別人の顔にできる道具なの!」
(*゚ー゚) 「原作、アニメ共通して、サスペンス要素の強い怖いエピソードとしても有名よ!」
(*゚ー゚) 「収録:ドラえもん(てんとう虫コミックス4巻)」
.
961
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:28:30 ID:Km43bEZk0
( ・∀・) 「げげっ!あいつら俺を犯人に仕立て上げる気満々だ!」
( ・∀・) 「逃げるぜ!」
ミ,,゚Д゚彡 「逃すか! しぃミ!」
(*゚ー゚) 「わかったわ、ここは転ばし屋を…」
( ´∀`) 「その必要はありません。 係官ッ!」 カンッ!
( ・∀・) 「えっ」
\ガバッ!/
【モンタージュバケツ】 「ひえーっ!捕まった!」
【モンタージュバケツ】 「みんなして俺を、犯人にするんだあ!」
\ガコココ…/
::【モンタージュバケツ】:: 「みんなみんなイジワルだーーーーーーー!」
\ボゴゴゴ…/
.
962
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:29:04 ID:Km43bEZk0
ででーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\ /  ̄/〃__〃 /  ̄/ /
. |(●), 、(●)、.:| + ―/ __ _/ ./ ―― / /
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| _/ / / _/ _/ /_/
. | `-=ニ=- ' .:::::::| +
\ `ニニ´ .:::::/ +
/`ー‐--‐‐―´\
.
963
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:29:45 ID:Km43bEZk0
\
::::: \ ダディの両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\::::: \
\::::: _ヽ __ _ 外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ_
// /< __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
|| | < __)_ゝJ_)_> こんなスレ・・・たてちゃったのかな?」
\ ||.| < ___)_(_)_ >
\| | <____ノ_(_)_ ) とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
ヾヽニニ/ー--'/ 震える彼の掌を濡らした。
|_|_t_|_♀__|
9 ∂ 「知っているが、お前の態度が
6 ∂ /  ̄/ /
(9_∂ / ―― / /
_/ _/ /_/ じゃない」
ダディは声をあげて泣いた。
.
964
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:30:16 ID:Km43bEZk0
/\___/ヽ
/ -‐' 'ー- \
|((●)),(、_,)、((●))::|
| |||||||:/,.ー-‐、i|:|||||:|::| ちがーーーーうっ!!!
| |:|: ///⌒ヽヽヽ|:|:::| 俺はモララーだ!!!
| :|:|| | | || |::::::::| ダディクールでも決定的な証人さんでもなーーーーい!!!
\ ||ヽー-‐ノ||..::/
/`ー‐ ̄‐‐―´\
(,,゚Д゚) 「うわっ 1行書くだけでむっちゃ幅くいますねえ」
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 1スレ目でゆっくり解説のネタ投下したの思い出すね
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ……えっ、スレ埋め終わるまで、ずっとこのままだったりする?
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
.
965
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:30:38 ID:Km43bEZk0
\ざわざわ…!/
\ざわざわ…!/
(,,゚Д゚) 「いいですか、みなさん!」
(,,゚Д゚) 「ここに、証拠、動機、機会のみっつが、揃った!」
(,,゚Д゚) 「検察官も認めた!」
(,,- -) 「今回の真犯人は…」
(,,゚Д゚)⊃ 「|(●), 、(●)、|だーーーーーーー!!!」
.
966
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:31:07 ID:Km43bEZk0
〜留置所〜
(,,゚Д゚) 「勝っちゃった」
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 俺捕まったけどどうしてくれんの?
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
.
967
:
名無しさん
:2024/09/20(金) 21:37:14 ID:Km43bEZk0
【逆転ナイスボート】
>>890
もくじ
【 モ ラ え も ん 】
>>899-925
モ ラ え も ん .mp1
>>931-966
モ ラ え も ん .mp2
次回の「さようなら、モラえもん」でこのシリーズならびにモラ逆最終回です
968
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 18:17:02 ID:4awRn/UM0
乙
くそ笑った
モンタージュバケツ怖すぎる
969
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/09/21(土) 21:41:57 ID:JsPuw9vc0
投下します
970
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 21:42:53 ID:JsPuw9vc0
〜番外編〜
〜 さ よ う な ら 、 モ ラ え も ん .mp3〜
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| げへへへへ!!
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ワガハイは、未来からやってきた、悪の天才発明家!
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| モララーさまである!
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
.
971
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 21:43:16 ID:JsPuw9vc0
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 世界征服を実現するために、
. | `-=ニ=- ' .:::::::| お手製タイムマシンでやってきたのだ!
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 法を掌握するものが世界を掌握する!
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| というわけで、
. | `-=ニ=- ' .:::::::| このギコ法律事務所にいすわっているわけである!
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
.
972
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 21:43:51 ID:JsPuw9vc0
(,,゚Д゚) 「モラえも〜ん!」
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| どうしたのだ、ギコ太くん?
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(,,゚Д゚) 「次の法律バトルも、しぃイアンが相手なんだよ〜!」
(,,゚Д゚) 「しぃイアンを法廷に出させない道具だして〜!」
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| なるほど…なるほど…
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
.
973
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 21:44:13 ID:JsPuw9vc0
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| げへへげっへへ〜!
. | `-=ニ=- ' .:::::::| どくさいスイッチ〜!
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(,,゚Д゚) 「なんだい、これは?」
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| これを押すと、気に入らない奴をこの世から消せるという、
. | `-=ニ=- ' .:::::::| それはそれは、おそろしいスイッチなのだ!
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 収録:ドラえもん(てんとう虫コミックス15巻)
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
.
974
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 21:44:38 ID:JsPuw9vc0
(,,゚Д゚) 「気に入らない奴を、この世から!?」
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| この道具で邪魔者は消してしまえ…!
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 住み心地のよい世界にしようじゃないか…!
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| げへ…げへへへ…!
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
.
975
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 21:45:03 ID:JsPuw9vc0
(,,゚Д゚)⊃ 「モララー」
/\___/ヽ
/'''''' ─━==ニ\ニ==━─
. ─|(●),ニニニ==━──━==━─ ほぎゃああああああああああああああああ!!!
─━== ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ニニニ==━─
─━==ニニニ==━──━==ニニニ==━─
\ `ニニ´ ==ニニニ==━─
/`ー‐--‐‐―´\
.
976
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 21:45:47 ID:JsPuw9vc0
【逆転ナイスボート】
>>890
もくじ
【 モ ラ え も ん 】
>>899-925
モ ラ え も ん .mp1
>>931-966
モ ラ え も ん .mp2
>>970-975
さ よ う な ら 、 モ ラ え も ん .mp3
次回の「帰ってきたモラえもん」でこのシリーズならびにモラ逆最終回です
977
:
名無しさん
:2024/09/21(土) 22:09:26 ID:ekrObEc.0
モ、モラえも〜〜ん!
>>1
とギコ太くん乙
978
:
名無しさん
:2024/09/23(月) 09:28:03 ID:9rd11mh20
乙乙
良いオチだなぁ
遂に最終回か、寂しくなるな
待ってる
979
:
名無しさん
:2024/09/28(土) 01:12:20 ID:YgMTm9cI0
モラえもん来てた!乙!
やっぱ法律なんかより暴力よね!
980
:
名無しさん
:2025/03/25(火) 21:15:42 ID:o39p0EYM0
帰ってきてよモラえもん…
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