[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
( ・∀・)モララーがまじめに逆転裁判するようです <第3法廷>
453
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:56:35 ID:QQHETit20
\カンッ!/
( ´∀`) 「そこまで!」
( ´∀`) 「本法廷では、最後の休廷を、30分間設けます!」
( ´∀`) 「そして……それ以上の延長を、認めません!」
( ´∀`) 「ベンゴ側、ならびに検察側は、それまでに準備しておくように!」
( ・∀・) 「ああ!」
ミ,,゚Д゚彡 「承知した」
.
454
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:56:57 ID:QQHETit20
( ´∀`) 「では、休廷ッ!」
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
455
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:57:20 ID:QQHETit20
To Be Continued
.
456
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 19:59:16 ID:QQHETit20
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
>>157-455
3日目 法廷パート(中編②)
やったあああああああああああああやっと終わったああああああああああああああああ寝れるうううううううううううううううう
457
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 20:05:38 ID:cM/.2C4s0
乙 ゆっくり寝てくれ
458
:
名無しさん
:2024/04/05(金) 22:10:37 ID:lNuUk9mQ0
otuotu
さぁどうなるか
459
:
名無しさん
:2024/04/06(土) 04:19:57 ID:uBlPkytA0
おつです
460
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/09(火) 15:32:33 ID:S0Eyb4is0
駆け抜けよう
461
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:33:00 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル①弁護士バッジ
弁護士バッジだ。
これが誰も俺のことを弁護士だと認めてくれない。
証拠品ファイル②ゴング
なりふりかまわずレスバトルを仕掛ける。
もうちょっと他に方法はなかったのかなッて思う。
.
462
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:33:22 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
証拠品ファイル④クーポン
新春!アイスひとつ無料キャンペーン!
※一度の会計で1枚だけ使えます。
※3月30日以降ご来店時より有効。
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
463
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:34:19 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑦ミセリのスカーフ
カシミヤエルメスさんが依頼に来た時の忘れ物。
推定十万円也。
証拠品ファイル⑧上面図
当時の3人の位置関係がわかる。
《詳細》は
>>4-6
証拠品ファイル⑨濡れたソファー
エクストとミセリが座っていた。
トソンの水で濡れており、毒物反応あり。
証拠品ファイル⑩防犯カメラ
ナイスボートの出入り口にある唯一のカメラ。
なにも面白い情報のない、つまらないカメラ。
.
464
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:34:53 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑪通話のキロク
エクストとでぃの通話のキロク。
3月22日の夕方ごろ。 《詳細》は
>>7-15
証拠品ファイル⑫展望台の半券
エクストとでぃが別れた展望台の半券。
去年12月30日のもの。
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
証拠品ファイル⑭バイバイサル酸
毒が入っていた小瓶。
エクストの右ポケットに入っていたが、指紋はない。
.
465
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:35:18 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
証拠品ファイル⑯陳述書
ミセリとトソンが化粧室にいる間に、
エクストはビロードに、トソンの水のおかわりを要求した。
証拠品ファイル⑰エクストのハンカチ
エクストの青いハンカチ。 トソンからのプレゼント。 濡れている。
エクストの右ポケットに入っており、毒物反応が検出された。
証拠品ファイル⑱血のついた椅子の脚
昔ナイスボートで修羅場が起こった時に折れた椅子の脚。
エクストの血でにじんでいる。
.
466
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:35:48 ID:S0Eyb4is0
証拠品ファイル⑲ミセリのロケット
過去にナイスボートで修羅場があった日、女子トイレに捨てられた。
【 ミセ*^ー^)リ(^ー^< > 】
証拠品ファイル⑳ミセリの写真
12月27日 ナイスボートにて、
西園…ミセリが、伊…エクストを殺そうとした時の写真。 《詳細》は
>>3
証拠品ファイル(21)エクストのロケット
正月にミセリが、傷心のエクストへプレゼントした。
ミセリのロケットと一緒につくった。
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
証拠品ファイル(22)一般客の証言
事件当時、事件の一部始終以外におかしいものは
見ておらず、なにかしらのトラブルにも遭わなかった。
証拠品ファイル(23)ミセリの写真②
ナイスボートで撮られたミセリの後ろ姿。
首の後ろに手を回している様子が写っている。
.
467
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:36:23 ID:S0Eyb4is0
人物ファイル①モララー
( ・∀・)。 俺だ。
就活用に撮った写真だが、なかなか男前だ。
人物ファイル②ギコ
(,,゚Д゚)。 元法廷係官。
頭がよくキレるが基本的にゲス。
人物ファイル③しぃ
(*゚ー゚)。 元検察官。
身長一四〇を誇る驚愕のチビ女。
人物ファイル④フサギコ
ミ,,゚Д゚彡。 検察官。
エリートでトップ検事だがナルシスト。
.
468
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:36:46 ID:S0Eyb4is0
人物ファイル⑤刑事
所轄署の刑事。
世間の注目を集める殺人事件の場合、初動捜査はだいたい彼が担当している。
人物ファイル⑥ハエ
天の声だ!
地の文が存在しないこの作品における地の文ポジション。
人物ファイル⑦ビロード
( ><)。 ファミレスのアルバイト。
薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
人物ファイル⑧トソン
(゚、゚トソン。 修羅場グループその1。
小物がどれも高価。 しとやかそう。
.
469
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:37:12 ID:S0Eyb4is0
人物ファイル⑨ミセリ
ミセ*゚-゚)リ。 修羅場グループその2。
召し物がどれも高価。 ばかっぽそう。
人物ファイル⑩エクスト
<_プー゚)フ。 修羅場グループその3。
過去にはもっと女がいた。 顔は確かに良い。
人物ファイル⑪ハインリッヒ
从 ゚∀从。 ファミレスのオーナーシェフ。
若くて勝ち気な女性。 ぱっと見は。 たぶん三十路すぎ。
人物ファイル⑫でぃ
(#゚;;-゚)。 元修羅場グループ。
おとなしい性格だがやっていることはドギツイ。
.
470
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:12 ID:S0Eyb4is0
〜同日 午後2時17分〜
〜地方裁判所 被告人第3控え室〜
\ゴオオオオオォォ………/
\ゴオオォォ……/
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「これで、あとは待つのみか」
.
471
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:34 ID:S0Eyb4is0
< プ-゚) 「でも、ほんとうなのか?」
< プ-゚) 「ミセリが、最後の証拠品を持っている、だなんて」
(,,゚Д゚) 「どうなんでしょうね」
< フ;゚-) 「ハア!?」
(,,゚Д゚) 「カンベンしてくださいよ」
(,,゚Д゚) 「あそこではああでも言わないと、有罪直行ですよ」
(*゚ー゚) 「つまり、そんなものがなければ、コロッと有罪なのだな!」
< フ;゚-) 「…………」
.
472
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:38:54 ID:S0Eyb4is0
< フ;゚-) 「 話に聞くとおり」
< フ;゚-) 「崖っぷちなんだな…………センセイの弁護って」
( ・∀・) 「話に聞くとおり、だって?」
( ・∀・) 「俺、はじめての弁護だぞ?」
、 、 、
< プ-゚) 「え? 二度目じゃないの?」
< プ-゚) 「なんでも、」
.
473
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:39:25 ID:S0Eyb4is0
> __
> ̄ ̄
>( ・∀・) 「雨は降ってなかったのか!?」
> ──
>
>(,,゚Д゚)σ 「いまの発言はおかしい!!」
>
>
>[ Д`] 「真犯人を告発する!」
>
< プ-゚) 「学生ながら、みごと逆転無罪を勝ち取った、とか……」
( ・∀・) 「[ Д`]←これだれ?」
.
474
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:40:21 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「それはいいんだけど、誰に聞いたの?」
< プ-゚) 「え? そこの助手さんに…」
(*^ー^)v
( ・∀・) 「え、いつの間に???」
(,,゚Д゚) 「エクストの対女性能力は、どうやらホンモノのようですね…」
[ Д`]v
( ・∀・) 「おまえはだれ?」
\ガチャ…/
.
475
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:40:42 ID:S0Eyb4is0
'_
( ・∀・) 、
'_
(,,゚Д゚) 、
ミ,,::Д彡
(*゚'-゚) くわわっ
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「フギサコ検事!」
(*゚'-゚)っ< ぎゅっ
.
476
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:41:38 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡
ミ,,゚Д゚彡 「 現在、部隊が、パトカーをかっ飛ばして本法廷に向かっている」
( ・∀・) 「……おう」
ミ,,゚Д゚彡 「時間がない……わけでは、ないが」
ミ,,゚Д゚彡σ 「あんたには、話を、聞いておきたかった」
( ・∀・) 「話って、ナニさ」
ミ,,゚Д゚彡 「どうして、あんたは」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリの居場所をつきとめることが、できたんだい?」
.
477
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:42:00 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「ああ……そんなこと」
( ・∀・) 「前提として…既にひと通りは、ケーサツが捜索済みなんだ」
( ‐∀‐) 「だというのに、見つかってない……となると、だ」
( ・∀・)σ 「ケーサツが把握しきれていない場所」
( ・∀・) 「 いるとしたらそこだろう……そう思ったんだ。」
ミ,,- -彡 「……」
( ・∀・) 「だとすると、候補はふたつだな」
( ・∀・) 「でぃさんの自宅か、展望台か……ッてね」
.
478
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:42:32 ID:S0Eyb4is0
ミ,,- -彡 「……」
ミ,,- -彡 「なるほど、な」
(,,゚Д゚) 「もっとも、」
(,,゚Д゚) 「メタ的に、ほかにいそうな場所も検討つきませんしね」
( ・∀・) 「コラッッッッ」
( ・∀・) 「逆に、俺からも聞きたいコトがあるんだけど」
ミ,,゚Д゚彡 「なに?」
( ・∀・) 「さっき……」
.
479
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:43:06 ID:S0Eyb4is0
>
>ミ,,::Д彡 「そこに一番近い部隊を、向かわせる」
>
>ミ,,::ー彡∩ 「……これで……どうだい。 」
>
( ・∀・) 「……どうしてあの時、あんたは、俺の提案を呑んでくれたんだ?」
( ・∀・) 「逃げ切ろうと思えば、逃げ切れただろうに」
ミ,,゚Д゚彡 「……」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
( ・∀・) 「?」
.
480
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:43:40 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「…………けじめ……ッてところカナ?」
( ・∀・) 「け、けじめ?」
ミ,,- -彡 「 ミセリ。」
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、あいつが、真犯人だと……考えていた。」
、 、 、 、
ミ,,゚Д゚彡 「初日からな」
(,,゚Д゚) 「!」
( ・∀・) 「!」
( ・∀・) 「……なんだって?」
.
481
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:00 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::Д彡 「だというのに、カノジョへの警戒を、怠ってしまった」
ミ,,- -彡 「あげく、カノジョは無実、ときたもんだ」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,゚Д゚彡σ 「……だから、お前が」
ミ,,゚Д゚彡σ 「もし、居場所をつきとめるという、奇跡を、起こせた、なら 」
ミ,,::Д彡 「 そう思っただけだ。」
( ・∀・) 「…………」
.
482
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:26 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「……ちょっと、待ってくださいよ」
ミ,,゚Д゚彡 「……なんだ?」
(,,゚Д゚) 「 初日から、ミセリを、疑っていた のですか?」
ミ,,゚Д゚彡 「それが、なんだ」
(,,゚Д゚) 「 」
ミ,,゚Д゚彡 「おっと。」
ミ,,::ー彡∩ 「だったら、どうして被告人を追い詰めるのか 」
ミ,,::ー彡∩ 「 なんて野暮は、ナシ、だぜ」
.
483
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:44:51 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「これでも、温情を、便宜をはかったつもりなんだ。」
ミ,,゚Д゚彡 「でなければ、この期に及んでミセリの捜索など、誰が認めるか」
( ・∀・) 「温情だと?」
ミ,,゚Д゚彡 「2日目の法廷だ」
>
>( ・∀・)σ 「こォんなアイマイな状態で、判決なんかくだせっこねえよ!」
>
>(#・∀・)σ 「延期! 延期だ、裁判長ッ!!」
>
>
>ミ,,゚Д゚彡 「!」
>
.
484
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:45:14 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 並の弁護士なら、判決を要求している」
( ・∀・) 「うん、まあ、スレの連中は要求してたんだけどな」
ミ,,゚Д゚彡 「あのとき、負けを、覚悟した」
ミ,,゚Д゚彡 「しかし、1日経っても、審理は継続している」
ミ,,::ー彡∩ 「検察側に不利な要望でも、一度は呑んでやろう……」
、 、、
ミ,,::ー彡∩ 「そんなけじめ……かな?」
.
485
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:45:35 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「…………のわりに、は」
( ・∀・) 「全ッッ然、手加減してくんないんスね…」
ミ,,::Д彡 「……」
ミ,,::ー彡∩ 「……ふん」
(,,゚Д゚) 「 」
(,,゚Д゚) 「 ふん。」
.
486
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:06 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、俺にできることだけを、するだけだ」
ミ,,゚Д゚彡 「でないと、序審法廷制度なんて、この世に必要ねえ」
ミ,,゚Д゚彡σ 「事実として無罪だったやつが、無罪になり 」
ミ,,゚Д゚彡 「事実として有罪だったやつが、有罪になるだけだ」
ミ,,::ー彡∩ 「事実、犯人は、エクストでもミセリでも、なかったのだろう?」
.
487
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:31 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「!」
< プ-゚) 「!」
( ・∀・) 「…………驚いたな。」
( ・∀・) 「それを、あろうことがあんた自身が、認めるのか」
ミ,,::Д彡 「…」
ミ,,::ー彡∩ フサァ!
ミ,,::ー彡∩ 「あいにく、法廷の外でなされる会話に、意味などないのでね。」
.
488
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:46:55 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 温情ついでに、ひとつだけ、忠告しておく」
( ・∀・) 「なんだ?」
ミ,,゚Д゚彡 「もし、仮に、ミセリが」
ミ,,゚Д゚彡σ 「ベンゴ側の言うとおり、最後の証拠品を持っていたと、して」
ミ,,::Д彡 「期待しないことだな」
.
489
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:47:22 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「!」
( ;・∀・) 「なにか知っているのか!?」
ミ,,゚Д゚彡 「? なにも知らないぞ」
( ・∀・) 「え?」
ミ,,゚Д゚彡 「俺が言いたいのは、だ」
ミ,,- -彡 「もし、ベンゴ側に有利な証拠を持っていたら、だ」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ自身が、ワレ先に、と提出しないか?」
ミ,,::ー彡∩ 「 ベンゴ側の依頼人 なんだろ? あの子は。」
.
490
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:47:46 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「!」
( ;・∀・) 「たしかに!」
ミ,,- -彡 「それを提出するどころか、逆に、行方をくらます……」
ミ,,゚Д゚彡 「 おおかた、あんたらの期待通りに、コトは進まないだろうよ」
( ;・∀・) 「……」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::Д彡 「おしゃべりが過ぎたかな?」
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
.
491
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:10 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「そろそろ、シツレイするぜ」
(*゚'-゚)っ<
ミ,,::ー彡∩
ミ,,゚Д゚彡 「…………いい加減、離してくんない??」
ミ,,゚Д゚彡 「俺がここに入った瞬間から、引っ張ってるよね、裾……。」
(*゚'-゚)っ<
ミ,,゚Д゚彡 「……」
( ・∀・) 「……」
.
492
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:36 ID:S0Eyb4is0
〜同日 午後2時40分〜
〜地方裁判所 第3法廷〜
.
493
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:48:59 ID:S0Eyb4is0
\がやがや…/
\ざわざわ…/
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
494
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:49:23 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「では、エクスト氏の、最後の法廷を、再開しましょう」
( ´∀`) 「さっそくですが、検事……」
( ´∀`) 「ミセリ氏は、どうなりました?」
ミ,,゚Д゚彡 「ベンゴ側の指摘どおりだ」
ミ,,゚Д゚彡 「くだんの展望台の屋上にて、発見された」
ミ,,- -彡 「 投身自殺をはかっていたところを、な」
.
495
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:49:43 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「えっ?」
( ´∀`) 「……と……」
( ;゜∀`) 「投身自殺ですって!?」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
.
496
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:50:13 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「さて…」
ミ,,゚Д゚彡 「ぶじに、最悪の事態に陥ることなく、」
ミ,,゚Д゚彡 「ミセリ氏を連行することができたわけだ、が」
ミ,,::ー彡∩ 「時間も限られている、さっそく証言台に立っていただこうか」
( ;´∀`) 「さっそく、って……」
( ;´∀`) 「身投げをはかったばかりの人を、ですか!」
(,,゚Д゚) 「……」
(,,゚Д゚) 「やはり、割り切っていますね……フサギコのやつ」
( ・∀・) 「人の命を、なんだと思っているんだ…?」
.
497
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:50:35 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「致し方あるまい」
ミ,,゚Д゚彡 「ほかに方法があるというのなら、尋ねよう、裁判長」
ミ,,::ー彡∩ 「このたびの法廷に、終止符を打つ……その方法を、な。」
( ;´∀`) 「……ぐぬぬ……ぬう!」
\カンッ!/
( ;´∀`) 「……係官!」
.
498
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:00 ID:S0Eyb4is0
ミセ:: -)リ
( ´∀`) 「証人……ミセリさん」
( ´∀`) 「あなたが、再び本法廷に呼び出された理由……」
( ´∀`) 「ご存じですかな?」
ミセ:: -)リ
ミセ::゚-゚)リ 「 え……ア……」
ミセ:: -)リ 「………ここにくる途中に、刑事さんから、聞きました」
.
499
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:24 ID:S0Eyb4is0
ミセ::゚-゚)リ 「私が、その……隠していることがある、って」
( ´∀`) 「よろしい」
( ´∀`) 「ベンゴ側は、あなたへの告発を、撤回しました」
ミセ::゚-゚)リ 「!」
( ´∀`) 「それをふまえた上で、」
( ´∀`) 「まずは、なぜ失踪したのか、を聞きたいところですが…」
( ´∀`) 「本法廷は、もう時間が残されていない。 さっそくですが、うかがいましょう。」
.
500
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:51:53 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人」
ミセ::゚-゚)リ !
( ´∀`) 「あなたは、持っているのですかな?」
( ´∀`) 「なにか……証拠品を。」
ミセ::゚-゚)リ 「えっ……えっ?」
ミセ:: -)リ 「しょ、証拠、って………」
ミセ:: -)リ 「 なんの話か、よく、わからない……です」
.
501
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:52:13 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「……ふむう……」
( ´∀`) 「弁護人。」
( ・∀・) 「はい」
( ´∀`) 「証人は……ほんとうに持っているのですか?」
( ´∀`) 「その……最後の証拠品、を。」
( ;・∀・) 「え、えっと…。」
.
502
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:52:43 ID:S0Eyb4is0
(,,゚Д゚) 「考え方が違いますよ!」
(,,- -) 「もし、持っていたとしたら、」
(,,゚Д゚) 「ミセリは、ずっと隠してきたわけなんですよ」
、、、 、 、、 、、 、 、 、
(,,゚Д゚) 「どうして隠しているのか そこを、考えるべきなのです!」
( ・∀・) 「うん…うん…元はと言えばお前が言い出した話なんだがな」
.
503
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:06 ID:S0Eyb4is0
( ‐∀‐) 「……とにかく」
( ・∀・) 「その理由を見つけ出して、説得して、はじめて 」
( ・∀・) + 「ミセリは、最後の証拠品を出してくれる ッつーわけ、だな!」
(,,゚Д゚) 「持ってたらの話ですがねw」
(*;-゚)n 「モララー!法廷!ここ法廷!法廷だからあ!」
つ・∀・)
::○::
グググッ…
.
504
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:35 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……裁判長」
( ・∀・)σ 「最初に言われた通り、証人は、投身自殺をはかっていた」
( ‐∀‐) 「いきなり核心を突いたところで、」
( ・∀・) 「証人のアタマがこんがらがるだけ、だとベンゴ側は考える」
( ´∀`) 「おっと!」
( ´∀`) 「これはこれは……シツレイしました」
.
505
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:53:58 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「そこで……」
( ・∀・) 「ベンゴ側は、先に、証言をしてもらおう、と考える」
( ´∀`) 「証言! というと…?」
( ・∀・)σ 「事件後の行動について!」
( ‐∀‐) 「なぜ、隠したのか…」
( ・∀・) 「だったら、証言してもらうのが、手っ取り早い!」
.
506
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:54:21 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「いいでしょう。 証言していただきましょう」
( ´∀`) 「事件後……証人は、ナニをしていたのか?」
.
507
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:54:42 ID:S0Eyb4is0
〜証言開始〜
〜事件後の行動〜
①ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れた後……ですよね……」
②ミセ:: -)リ 「怖くなって……立ち上がることもできなくなって……」
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……その場で、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
④ミセ:: -)リ 「でも……なにも、してないです……証拠品なんて、そんな……」
.
508
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:07 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「証人は……証拠品は、持ってないのですか!?」
( ´∀`) 「だとすると、ベンゴ側の主張は 」
中
( ・∀・)っ \カンッ!/
( ・∀・)σ 「まずは尋問させてくれ!」
(,,゚Д゚) 「え、まさかモララーさんが木槌叩いた??」
.
509
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:28 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…………」
( ;・∀・) 「うう…」
( ;・∀・) 「それにしたって、少なすぎだろ、証言…!」
(,,゚Д゚) 「とにかく、ゆさぶりましょう」
(,,゚Д゚) 「メンタルが不安定な人は、ゆさぶられると、ついいろいろ話してしまうものです」
( ´∀`) 「……まあ、いいでしょう」
( ´∀`) 「尋問を、お願いします」
.
510
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:55:52 ID:S0Eyb4is0
〜尋問開始〜
〜事件後の行動〜
①ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れた後……ですよね……」
( ・∀・) 「どんな感じで倒れたんだ?」
ミ,,゚Д゚彡σ 「待て。」
ミ,,゚Д゚彡 「現在証人は、精神にダメージを負っている」
ミ,,゚Д゚彡 「そんなショッキングな光景を、あらたまって話させるつもりか?」
.
511
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:56:12 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「まあ、そうですね」
( ´∀`) 「現在重要なのは、証人は何かを持っているのか、ですから」
( ;・∀・) 「ぐう…そうなんだよなァ…」
(,,゚Д゚) 「いまさら、事件現場の話を聞いても仕方ないですしね」
( ・∀・) 「わかった、続きを」
.
512
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:56:39 ID:S0Eyb4is0
②ミセ:: -)リ 「怖くなって……立ち上がることもできなくなって……」
( ・∀・) 「立ち上がることもできなく?」
ミセ::;-゚)リ 「そ……その……」
.
513
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:03 ID:S0Eyb4is0
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……その場で、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「ちょっとアイマイな表現だけど、」
( ・∀・)σ 「つまり、ソファーに座ったままだった……ッてことか?」
ミセ:: -)リ 「そ……そうなるのか、な……」
( ・∀・) 「……」
.
514
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:30 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人が事件後にソファーに座っていたこと…」
( ´∀`) 「そのことが、なにか重要なのですか?」
( ・∀・) 「どうだろう…」
にア 「重要」
にア 「重要ではない」
>>514
( ・∀・) 重要
( ・∀・) 「もちろん重要だ!」
( ´∀`) 「そうですか。 かしこまりました」
( ´∀`) 「証人は、証言を訂正してください」
ミセ::゚-゚)リ 「……わかりました……」
(,,゚Д゚) 「え、ここまでの流れ1レスで収めてきた?」
( ・∀・) 「もういいカナ、って…」
.
515
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:57:51 ID:S0Eyb4is0
③ミセ::;-゚)リ 「足腰が震えて……ソファーからも動けないで、トソンちゃん、どうしたんだろう、って……」
( ・∀・) 「そのとき、エクストは、どうだった?」
ミセ:: -)リ 「……えっと……」
ミセ::゚-゚)リ 「 ごめん……」
ミセ:: -)リ 「よく、わからない……」
ミセ:: -)リ 「頭のなか、まっしろだったから…」
.
516
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:58:17 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……」
( ・∀・) 「わかった」
( ´∀`) 「いま問われているのは、証人は、証拠を握っているかどうか、ですが」
( ´∀`) 「その点においては、いかがでしょうか?」
ミセ:: -)リ 「…………」
.
517
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 15:58:39 ID:S0Eyb4is0
④ミセ:: -)リ 「でも……なにも、してないです……証拠品なんて、そんな……」
( ;・∀・) 「ほ…本当にナニもなかったのか?」
( ・∀・)σ 「ひょっとしたら、それで事件が変わるんだぞ!」
ミセ::;-゚)リ 「し、知らない知らない知らない!」
( ;・∀・) 「ひえー!」
(,,゚Д゚) 「これは……完全に入ってますね、疑心暗鬼」
( ;・∀・) 「うん…うん…そういや、告発までしてるもんな、俺ら…。」
.
518
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:00:32 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) 「うう…」
( ;・∀・) 「それにしたって、少なすぎだろ、証言…!」
(,,゚Д゚) 「とにかく、ゆさぶりましょう」
(,,゚Д゚) 「メンタルが不安定な人は、ゆさぶられると、ついいろいろ話してしまうものです」
( ・∀・) 「まあ……とりあえずは、」
( ・∀・)σ 「ナニも持っていない、という信憑性を、崩そうぜ」
( ・∀・) 「ナニもない……なんてことは、ないはずなんだ!」
にア どこ(
>>507
・
>>515
)になに(
>>461-466
)をつきつける?
>>519
.
519
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:00:53 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) ③に上面図
520
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:01:39 ID:S0Eyb4is0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
521
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:02:19 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「……残念ながら……」
( ・∀・) 「その証言は、ちょっと、オカシイぜ」
( ´∀`) 「どうされました?」
( ・∀・) 「上面図だ」
( ・∀・)σ 「
>>6
を見てくれ」
.
522
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:02:44 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…」
( ‐∀‐) 「被害者が倒れた時の、動きだ」
、 、 、 、 、 、 、、
( ・∀・) 「証人は、ワレ先に、立ち上がっている」
ミセ::゚-゚)リ 「!」
\がやがや…/
\ざわざわ…/
.
523
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:03:10 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「まあ、それはそうですが」
( ´∀`) 「それが果たして、証人の持つ証拠品とは、いかなる……」
( ・∀・) 「証人は、自暴自棄、人間不信になっている!」
( ‐∀‐) 「本題以前に、あるがままを証言してくれていない状況だ…」
( ・∀・)σ 「 まずはそこを正してから という話だッてことだ!」
( ´∀`) 「……ふむう」
( ´∀`) 「どう思われますか、検事」
.
524
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:03:53 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「……2点」
ミ,,- -彡 「まず、証人は、疲弊している。 精神的にな」
ミ,,::Д彡 「また、立ち上がったことを隠そうが、さしたる変化が生まれるわけでもない」
ミ,,゚Д゚彡 「 この時間は、なんなんだろうな……といったところだ」
( ´∀`) 「……なるほど」
( ・∀・) 「この時間はなんなんだろうッて言われちまったよ」
(,,゚Д゚) 「ほんッッとメンドクセーー証人ですよね」
(,,゚Д゚) 「戦犯ですよ、戦犯」
( ・∀・) 「俺、さすがにそこまで言うつもりはなかったよ」
.
525
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:04:18 ID:S0Eyb4is0
\カンッ!/
( ´∀`) 「まあ、よいでしょう」
( ´∀`) 「もう、弁護人のペースに任せます」
( ´∀`) 「あくまで、検察側に、審理継続の異議がないがゆえの、判断ですがね」
ミ,,- -彡 「…」
( ・∀・) 「……え、ええと……」
( ・∀・)σ 「いくら疲弊していようが、カンチガイには、理由がある!」
( ・∀・) 「その……座っていた、足腰が震えた、とか、カンチガイした理由が……」
.
526
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:04:42 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「わかりました」
( ´∀`) 「証人。 先ほどの不整合ですが、なにか理由はありますか?」
ミセ::゚-゚)リ 「……え……」
ミセ:: -)リ 「……えっと……」
ミセ::゚-゚)リ 「 あ。 」
ミセ::゚-゚)リ 「……ごめんなさい。 言い方を、間違えました」
( ´∀`) 「理由はある、と。 いいですよ」
( ´∀`) 「あらためて、証言してください」
.
527
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:05:07 ID:S0Eyb4is0
〜証言開始〜
〜事件後の行動・2〜
①ミセ::゚-゚)リ 「座っていたのは、まちがいないです。 ……順序を、まちがえました。」
②ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れて、びっくりして飛び上がって、ソファーから逃げて……」
③ミセ:: -)リ 「そこで……しゃがみこんだんです、私。 足腰から力が抜けて……」
.
528
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:05:30 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「なるほど、しゃがみこんだ…」
( ´∀`) 「では、弁護人。 尋問。」
( ;・∀・) 「さっきより減ってないか? 証言…」
(,,゚Д゚) 「裁判長のテンションも、だんだん下がってますね」
.
529
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:02 ID:S0Eyb4is0
〜尋問開始〜
〜事件後の行動・2〜
①ミセ::゚-゚)リ 「座っていたのは、まちがいないです。 ……順序を、まちがえました。」
( ・∀・) 「座ったのは、間違いないんだ?」
ミセ:: -)リ 「まあ……うん……」
( ・∀・) 「じゃあ、被害者が倒れて、移動したことについては?」
ミセ::゚-゚)リ 「それも……ただしいわ」
.
530
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:26 ID:S0Eyb4is0
②ミセ:: -)リ 「トソンちゃんが倒れて、びっくりして飛び上がって、ソファーから逃げて……」
( ・∀・) 「ソファーから逃げて、」
( ・∀・) 「どこに行った?」
ミセ::゚-゚)リ 「えっと……」
ミセ:: -)リ 「……トソンちゃんの、後ろあたり……」
( ・∀・) 「まあ、それがふつうか」
ミ,,゚Д゚彡 「被害者の後方まで、飛び出した。 それで?」
.
531
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:06:47 ID:S0Eyb4is0
③ミセ:: -)リ 「そこで……しゃがみこんだんです、私。 足腰から力が抜けて……」
( ・∀・) 「力が。」
ミセ::゚-゚)リ 「う、うん……つまずいて、転びそうだったから」
( ・∀・) 「うんうん…」
.
532
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:07:14 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・)
( ・∀・) 「え?」
、 、 、、 、
( ・∀・) 「つまずいて?」
.
533
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:07:59 ID:S0Eyb4is0
ミセ;゚-゚)リ 「えっ……あ!」
(,,゚Д゚) 「!」
(,,゚Д゚) 「モララーさん!」
( ・∀・) 「わかってる!」
( ・∀・) バンッ!
、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、
( ・∀・)σ 「証人は……なにかにつまずいて、転んだのか!?」
.
534
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:08:22 ID:S0Eyb4is0
ミセ:: -)リ 「えっと……その……え……」
\カンッ!/
( ´∀`) 「うーむ…」
( ´∀`) 「どうなのですか? 証人?」
ミセ:: -)リ 「つ……つまずいた、というか……」
ミセ::゚-゚)リ 「つま先に、何かが当たった気がして……」
ミセ::゚-゚)リ 「それで、しゃがみこんだの」
ミセ:: -)リ 「気が散った瞬間、足腰の力が抜けて、そのまま、しゃがみこんで……」
.
535
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:08:44 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「立ち上がれなくなった、と」
( ´∀`) 「わかりました」
( ´∀`) 「どうでしょう、弁護人」
( ´∀`) 「聞いている限り、不整合は、解消されましたが」
( ´∀`) 「なにか、まだ、問題はありますか?」
( ;・∀・) 「ど……どうだ……?」
にア 「モンダイある」
にア 「モンダイない」
>>536
.
536
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:06 ID:S0Eyb4is0
( ;・∀・) も、モンダイある
537
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:30 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 「不整合は、解消されたが……」
( ・∀・) 「まだ、話し足りていないぜ」
( ´∀`) 「というと?」
、 、 、
( ・∀・)σ 「つま先にナニかが当たった ッて部分だ!」
( ・∀・)σ 「…証人!」
( ・∀・) 「いったい……なにが、足に当たったッてんだ?」
ミセ:: -)リ 「…」
( ・∀・)σ 「 証人ッ!」
.
538
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:09:54 ID:S0Eyb4is0
ミセ::;-゚)リ 「なによ!!」
ミセ::;-゚)リ 「さっきからさっきからさっきから!!」
\ゴオッ!/
(lli ・∀・) 「ぐおッ!?」
ミセ::;-゚)リ 「グラスよ、グラス!」
ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
ミセ::;-゚)リ 「これでなんか文句ある!?」
\カンッ!/
.
539
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:10:16 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「証人、静粛に!」
ミ,,- -彡 「静粛にするのはアナタのほうだ、裁判長」
( ;´∀`) 「ええっ!?」
ミ,,::Д彡 「そもそも、この証人が証言台に立つ意味、それは。」
ミ,,゚Д゚彡 「証人がなにか、ケッテイ的な証拠を握っているかもしれない 」
ミ,,::Д彡 「 という、ベンゴ側の主張に基づくものだ」
.
540
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:10:40 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「…………黙って聞いていたが、」
ミ,,゚Д゚彡 「現状として、そのような兆候は、いっこうに見られない」
ミ,,゚Д゚彡 「まして、証人は興奮し、ベンゴ側といさかいを始める始末だ」
ミ,,::Д彡 「 つまり!」
ミ,,::ー彡∩ 「ベンゴ側は、立証にシッパイしたと主張する!」
ミ,,::Д彡⊃ 「 証人は、なにも持っていない!! 」
.
541
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:05 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
( ´∀`) 「……そうです、ねえ」
( ´∀`) 「たしかに……これ以上は、ただの徒労、な気も……」
( ´∀`) 「 というより、もうこれ以上、時間の浪費は許されません!」
( ;・∀・) 「ちょ、ボーナスタイム終了!?」
(,,゚Д゚) 「検察側も裁判長もだまっててくれるの、やりやすかったんですがね」
(,,゚Д゚) 「……しかたありません、どうしましょう?」
にア 「異議を申し立てる」
にア 「ようすを見る」
>>542
.
542
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:29 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・) 異議を申し立てる
543
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:11:52 ID:S0Eyb4is0
( ・∀・)⊃ 「異議ありッ!!」
( ・∀・)σ 「
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,::ー彡∩ 「…………まだ、異議を唱えられるだけの余力が、あったか」
( ;・∀・) 「ま、待て待て待て!」
( ;・∀・) 「せめて、ナニか言わせてくれよ!」
.
544
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:12:19 ID:S0Eyb4is0
( ´∀`) 「どうしました? 弁護人。」
( ・∀・) 「……裁判長!」
( ・∀・) 「ただいまの、証人の、言葉 」
>
>ミセ::;-゚)リ 「トソンちゃんを殺したグラスを蹴っちゃったの!!」
>
( ・∀・)σ 「証人は、たった今、新たな証言をした!」
(#・∀・) 「 ベンゴ側は、尋問の権利を主張するッ!!」
.
545
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:13:07 ID:S0Eyb4is0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
カンッ!
( ´∀`) 「静粛に!」
( ;゜∀`) 「…………あなたもしつこいですね〜!」
(lli ・∀・) 「あ、当たり前だ!!!」
.
546
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:13:34 ID:S0Eyb4is0
( ;´∀`) 「まあ……まあ、まあ……。」
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「検察側は、どう考えますか?」
ミ,,゚Д゚彡 「…ム。」
( ´∀`) 「もとは、検察側のはかった便宜から、この流れが来ております」
( ´∀`) 「ベンゴ側のこの主張に異議があるなら、うかがいますが。」
ミ,,゚Д゚彡 「…………」
ミ,,- -彡 「…………」
.
547
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:14:01 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「 ラストチャンス だな。」
( ・∀・) 「!」
.
548
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:14:24 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「証人と弁護人のいさかいは、さておいて」
ミ,,- -彡 「 被害者のグラスを蹴った 」
ミ,,- -彡 「というのは、たしかに、現場に関する、初出の情報……だからな。」
( ´∀`) 「……まあ、検察側が、そうおっしゃるなら」
ミ,,゚Д゚彡 「あ。 ただし。」
( ´∀`) 「え?」
.
549
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:03 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「俺は、あの時の、弁護人の発言…… 」
>
>( ・∀・) 「……ベンゴ側の推理によると……」
>
>( ・∀・) 「彼女が、ミセリ氏が!」
>
>( ・∀・) 「握ってるかも、しれねえんだ!」
>
>( ・∀・)σ 「この事件における、最後の証拠品をッ!!」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「……なっ……」
>
>ミlli,,゚'Д゚彡 「 ナニイッ!? 」
>
.
550
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:27 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「あの主張に、一考の価値がある……」
ミ,,゚Д゚彡 「 そう、考えていたんだ。」
ミ,,::ー彡∩ 「事件を決定づける証拠は、もしあるのなら…検察側も、歓迎だからな。」
ミ,,゚Д゚彡 「しかし。」
ミ,,゚Д゚彡 「裁判長の怪訝のとおり、」
ミ,,゚Д゚彡σ 「俺の目にも、どーーにも、時間稼ぎにしか見えなくなってきたところだ」
( ;∀;) 「そんなあ!」
(,,゚Д゚) 「え、実際違ったのですか?」
( ・∀・) 「実際その通りだからぐうの音も出ねえんだよ」
.
551
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:15:49 ID:S0Eyb4is0
ミ,,゚Д゚彡 「何度も触れられているように」
ミ,,- -彡 「本日は序審法廷の最終日で、時間も、ずいぶんと食っちまった」
ミ,,- -彡 「ちまちまゆさぶる、無意味な異議 に付き合うわけにもいかねえ」
ミ,,゚Д゚彡 「だったら」
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,::ー彡∩ フサァ…
、 、 、 、
ミ,,::ー彡∩ 「一度だけ。」
.
552
:
名無しさん
:2024/04/09(火) 16:16:12 ID:S0Eyb4is0
ミ,,::ー彡∩ 「その最後の一度で、弁護人が証明できると、いうの、なら」
ミ,,゚Д゚彡 「検察側も、尋問について、やぶさかではない」
( ´∀`) 「なるほど」
( ;・∀・) 「…………」
( ;・∀・) 「その、証明、というのは?」
ミ,,::Д彡 「カンタンじゃないか」
.
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板