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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
461
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/09/24(土) 21:44:51 ID:XSoblYYM0
(´<_` )「……大丈夫なわけないだろ」
<(' _'<人ノ「累次君……」
ギュッ
<(' _'*<人ノ「あっ……!?」
(´<_` )「……もう少し休もう。な?」
<(' _'*<人ノ「はっ、はい……!」
( ‘∀‘)ボソ「……やっぱりいい感じだよな?」
( ´_ゝ`)ボソ「だよね」
マス ゚ o ゚)ミ「……ま、時間的にもう夜やしな。少し仮眠取ってもええくらいやな」
( ´_ゝ`)「……血の臭いに包まれたこの部屋で?」
マス ゚ o ゚)ミ「うちは問題ないで?」
( ‘∀‘)「あー……あたしも鹿野郎で慣れてるけどちょーっと遠慮したいかな?」
( ´_ゝ`)「だよね」
462
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/09/24(土) 21:45:27 ID:XSoblYYM0
<(' _'<人ノ「……でしたら、扉も出てきましたし次の部屋まで進みましょう」
(´<_` )「……そうだな。美和ちゃんもこの部屋いたくないだろうし……」
<(' _'<人ノ「あっ……この腕、どうしましょう? ……食べますか?」
(;‘∀‘)「えぇ……」「はぁ!?」(´<_`;)
(;´_ゝ`)「待て待て。ときに落ち着け」
マス ゚ o ゚)ミ「……切り替え早すぎん? 流石のうちもビビるでその生存全振りの発想」
<(' _';<人ノ「あっ……私、何言ってるんでしょう……」
(´<_` )「……気が動転するのは無理もないよ。やっぱり、もう少し落ち着いてから」
ギュッ
<(' _'*<人ノ「あっ……は、はい……もう少しだけ、こうしていて頂けると……」
(´<_` )「ああ」
マス ゚ o ゚)ミ ボソ「砂糖吐きそうや……」
( ´_ゝ`)ボソ「俺らで砂糖生産すれば食糧問題が解決するな?」
マス ゚ o ゚)ミ ボソ「おー、そりゃ名案……ってなるかボケ」
463
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/09/24(土) 21:46:41 ID:XSoblYYM0
( ´_ゝ`)「腕、治せる魔術とかない?」
マス ゚ o ゚)ミ「あるで。うちは使えんけどな」
( ´_ゝ`)「なるほど……。じゃあ冷凍しとけたりは?」
マス ゚ o ゚)ミ「んー……まあ、できんことはないが」
( ´_ゝ`)「……理由がないってか」
マス ゚ o ゚)ミ「せや。敵やしな? 外出た後のことまで面倒見ないやろ」
( ´_ゝ`)「……雨霧さんの現在地に興味あったりは?」
マス ゚ o ゚)ミ「あんなド派手馬鹿が所在隠せるとでも? ……あれで気配は消せるんやから詐欺やわ」
( ´_ゝ`)「た、確かに……うーむ、他に売れそうな情報は……」
マス ゚ o ゚)ミ「そこまで拘る必要ないと思うで? 時間経ったのくっつけるのも新しく生やすのもそう変わらんし」
( ´_ゝ`)「む、そうなのか……」
マス ゚ o ゚)ミ「どっちも並の術者には無理やな。切れてすぐならともかく……って、これ以上教えてやる義理もないな」
( ´_ゝ`)「敵に塩送りまくってる。……もしかして結構いい人?」
マス ゚ o ゚)ミ「アホか。一人で切り抜けられると思うほどお気楽でもないんでな。
ある程度はメンタルケアも必要や思っとるだけやで」
( ´_ゝ`)「ほーん。ま、そういうことにしとくか」
464
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/09/24(土) 21:47:24 ID:XSoblYYM0
<(' _'<人ノ「……お待たせしました。行きましょう」
( ´_ゝ`)「もういいのか?」
<(' _'<人ノ「はい」
( ‘∀‘)「弟くん弟くん」
(´<_` )「はい?」
( ‘∀‘)「バランス崩れると思うから下まで肩貸してやんな」
(´<_` )「えっ、あっ、はい」
<(' _'<人ノ「……お願いできますか?」
(´<_` )「ああ……任せろ」
マス ゚ o ゚)ミ「……んじゃま、行くとしますか」
( ´_ゝ`)「だな」
465
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/09/24(土) 21:47:59 ID:XSoblYYM0
/≡≡≡:.:',
/≡≡≡≡:.:',
/=====:.:',
/======:.:',
/i───────il:.:',
/f───────┴i:.:',
./ト────────┴i:.',
/. | . . ... .....:..:.:.:.::.::.:::.:::|;::::',
./[ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄]:',
./ | . . : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::::::;|;;:::',
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|',
./ | . . ..: .::.: :::::::::: ::::::::::::::::::::::::;;;;;;|i;;;',
/.i‐┴―――――――――――─┴‐:',
./ | . . ..: .:: .::: ::::: ::::::::::::::::;::;;::;;;;;;:;;;;;;;;;:|i:',
/_」 : : : : : :.:.::.:::::::::: : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::||:.:',
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|:',
/ | |::.',.
466
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/09/24(土) 21:48:35 ID:XSoblYYM0
( ´_ゝ`)(……さて、少しだけ見えてきた気がするな……)
Case8「裏切者は誰だ?」
Day1B「選択の結果」
To be continued...
467
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/09/24(土) 21:49:10 ID:XSoblYYM0
今回はここまで
468
:
名無しさん
:2022/09/24(土) 21:59:43 ID:OUrD70jo0
乙 腕………………
469
:
名無しさん
:2022/09/24(土) 22:32:48 ID:QWvpFllE0
おつ
470
:
名無しさん
:2022/09/24(土) 23:58:41 ID:g75fnBWo0
乙乙
怖かった
471
:
名無しさん
:2022/09/25(日) 08:24:01 ID:QtJn4Bn20
乙
今晩は美和ちゃんの腕で優勝していくとするわね(白目)
472
:
名無しさん
:2022/09/25(日) 14:46:17 ID:d..ncO6w0
おつ!
腕一本はでかい…
473
:
名無しさん
:2022/09/27(火) 05:26:35 ID:Ecdy.mmI0
おつ!
マスミ投票されてるの草
474
:
名無しさん
:2022/09/29(木) 13:37:32 ID:DX.qIvqU0
まじかいな…
と言うか痛み大丈夫なんか…
乙
475
:
名無しさん
:2022/09/30(金) 16:18:46 ID:2.sV1hnA0
今の兄者ならヒャドとメラ教わったら
メドローア撃てそう
476
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 21:56:05 ID:YxHcAKoM0
>>468-470
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」
>>471
( ゚д゚ )ジュルリ (‘_L’)「駆除」
>>472
ミサ ^ー^)ト「ですわね」
>>473
マス ゚ o ゚)ミ「ほんまそれな」
>>474
(´<_`#)「大丈夫なわけないだろ!」
>>475
爪゚ー゚)「いやあ、流石に攻撃に使えるレベルの魔術はすぐ習得できないみたいだよ?
初心者用ブースターみたいな感じだってさ」
477
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 21:57:24 ID:YxHcAKoM0
前回のあらすじ
・我が問いに 空言人が 舞い踊る
・気球から投棄されしトノレネコ氏
・……さて、少しだけ見えてきた気がするな……
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
478
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 21:57:59 ID:YxHcAKoM0
Case8-Day2A
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479
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 21:58:35 ID:YxHcAKoM0
【小部屋】
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480
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 21:59:57 ID:YxHcAKoM0
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481
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:00:33 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「えぇ……二番煎じとかマジ勘弁してくれ」
(´<_` )「くそっ、また誰かが犠牲になるのか……」
( ‘∀‘)「……例によって何か書いてる」
汝、日頃の行いを悔い給え
コの中デ一番嫌イな人に投票しよゥ♪
選ばれタ人ハ……♪
マス ゚ o ゚)ミ「……成程な? うちのピンチはこっちやったか」
( ‘∀‘)「あー……なんだ、ドンマイ?」
( ´_ゝ`)「裏切者いるなら蓋を開けてみるまでわからん」
(´<_` )「そうか?」
( ´_ゝ`)「そうだ」
<(' _'<人ノ「……とても痛いので気を強く持つことをお勧めします」
マス ゚ o ゚)ミ「なんやねんその無意味なアドバイス」
482
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:01:09 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「それはそれとして……ここで一旦仮眠取るか?」
(´<_` )「もう日付回っちまったしな……頃合いかもしれん」
マス ゚ o ゚)ミ「えっ、うち生殺し?」
( ‘∀‘)「あたしは賛成。一応見張り立てる?」
<(' _'<人ノ「……そうした方が良いでしょうね」
マス ゚ o ゚)ミ「なあ、聞いとるか??」
( ´_ゝ`)「……とりあえず参ってそうな順で。最初俺とかっちゃんで見張りするわ」
(´<_` )「良いのか?」
( ‘∀‘)「良いも悪いもある? 正直顔色悪いぞ三人」
<(' _'<人ノ「……すみません、先に横にならせて頂きます」
( ‘∀‘)9m「弟くん、添い寝」
(´<_` )「「えっ?」」<(' _'<人ノ
483
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:01:44 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「美和ちゃん、あんなことあって落ち着いて寝れんでしょ」
<(' _'<人ノ「……」
(´<_` )「ああ……そうか」
マス ゚ o ゚)ミ「なんならうちが添い寝したってもええで?」
<(' _'<人ノ「……すみません、累次くん。お嫌でなければ……」
(´<_` )「むしろ美和ちゃんこそ嫌じゃないのか?」
<(' _'<人ノ「嫌じゃないです!」
(´<_` )「そ、そうか……」
マス ゚ o ゚)ミ「なあ、流石にこの無視具合は酷ない??」
( ‘∀‘)「まあまあ。あたしは敵でも味方でもないぞ?」
マス ゚ o ゚)ミ「そこは嘘でも味方言うとこやろ」
( ‘∀‘)「そうか?」
マス ゚ o ゚)ミ「そうや」
484
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:02:20 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「いやそれこそ日頃の行いというか……なんだろう、人徳?」
マス ゚ o ゚)ミ「これでも人徳には定評あってんけど?」
( ´_ゝ`)「過去形」
マス ゚ o ゚)ミ「ぶち壊しよった張本人がそれ言うんか? しばくぞ?」
( ´_ゝ`)「いやあ偽りの人徳がぶち壊れて世のため人のためになったな」
マス ゚ o ゚)ミ「ああん? なめとんのか?」
( ‘∀‘)「まあまあ」
( ´_ゝ`)「そうだゾ。ときに落ち着け」
マス ゚ o ゚)ミ「うわウッザ。なんやねんそのノリ」
( ´_ゝ`)「小粋なジョークというやつやで?」
マス ゚ o ゚)ミ「ぶん殴りてぇー」
485
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:02:55 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「で、寝るのかい? 寝ないのかい?」
マス ゚ o ゚)ミ「どっちなんだい? ってやかましいわ」
( ‘∀‘)「ガハハ! おもろ」
<(' _'<人ノ「……手、握っててください」
(´<_` )「あ、うん……」
( ´_ゝ`)「別に寝込み襲ったりしないから安心しろい」
( ‘∀‘)「そうだそうだ」
マス ゚ o ゚)ミ「……あんたらが本物なら、そんな真似はしなさそうやけどな?」
( ´_ゝ`)「そこかぁ……裏切者=偽物と捉えている、と」
マス ゚ o ゚)ミ「正直それしかないやろ。うちには見分けつかんけどな」
( ´_ゝ`)「ふむ。確かに全然わからん」
486
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:03:31 ID:YxHcAKoM0
マス ゚ o ゚)ミ「いやうち以外親しいんやろ? 流石に見分けんかい」
( ´_ゝ`)「さっぱりわからんのだな、これが」
( ‘∀‘)b「あたしは本物だぞ!」
( ´_ゝ`)「あっ、うん。俺も本物だけどな?」
マス ゚ o ゚)ミ「うちも本物やで」
( ´_ゝ`)「……そもそも本物とは、って話もあるな」
マス ゚ o ゚)ミ「ま、せやな。偽物だって当人にとっては本物かもしれんし」
( ‘∀‘)「んー??」
( ´_ゝ`)「我思う故に我在り、ってやつ」
( ‘∀‘)9m「あっ! 聞いたことあるやつ!」
マス ゚ o ゚)ミ「……とはいえ、明確に「嘘つき」なんちゅうケッタイな設定やからな。
進んで演じとるんは確定でええと思うで?」
( ´_ゝ`)「……なるほど、確かに」
487
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:04:12 ID:YxHcAKoM0
( ‘∀‘)「うーん……二人とも頭いいな! あたし全然着いてけないや」
マス ゚ o ゚)ミ「無用に着いてく気がないの間違いやな」
( ´_ゝ`)「それな。そこがかっちゃんの凄い所」
( ‘∀‘)「おん??」
マス ゚ o ゚)ミ「あんたええ女やでほんま」
( ´_ゝ`)「おっ、気が合うな。だがかっちゃんはやらんぞ?」
マス ゚ o ゚)ミ「盗らへん盗らへん。良い人質見つけたわーとは思っとるけど」
( ‘∀‘)「えっ、そんなおしとやかに見える??」
マス ゚ o ゚)ミ「うちくらいになれば猛獣もハムスターも等しく可愛らしいもんや」
( ´_ゝ`)「同じようなこと思ってそうな人類をあと三人ほど知っているが」
マス ゚ o ゚)ミ「……マジであんた何なん? 修羅の国在住か?」
( ´_ゝ`)「群馬生まれ群馬育ち、神奈川在住」
マス ゚ o ゚)ミ「群馬やばいわー。海なくてよかったでほんま」
( ´_ゝ`)「群馬への酷い風評被害」
マス ゚ o ゚)9m「せやけどアレも群馬やろ? あんたが大型犬なら小型犬程度にしか見えんのやけど」
( ´_ゝ`)「ん……?」
488
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:04:47 ID:YxHcAKoM0
<(' _'*<人ノ「……」
(´<_`*)「……」
( ´_ゝ`)「でも俺、美和ちゃんに完敗したけど?」
マス ゚ o ゚)ミ「……マジか? いや、オンオフがっつり切り替えるタイプ?」
( ´_ゝ`)「あっ、うん。調子こいて勝負挑んだら格上だった」
マス ゚ o ゚)ミ「はぁー……ほんならちょいとナメすぎとったかもしらんで」
( ´_ゝ`)「つっても五十歩百歩なんでしょ?」
マス ゚ o ゚)ミ「まあ、もう一桁必要やな」
( ´_ゝ`)「それでも寝首かけば行ける、と」
マス ゚ o ゚)ミ「おっ、やってみるか?」
( ´_ゝ`)「……うん、たぶん駄目だと思う」
マス ゚ o ゚)ミ「賢明な判断やな」
489
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:05:23 ID:YxHcAKoM0
( ‘∀‘)「まっちゃんまっちゃん」
( ´_ゝ`)「ん?」
( ‘∀‘)「寝るの邪魔しちゃダメだろ?」
( ´_ゝ`)「……そだな」
マス ゚ o ゚)ミ「あー……ほんならうちは寝させて貰うで」
( ´_ゝ`)「おやすー」
( ‘∀‘)「見張りはまかせろー!」バリバリー!
( ´_ゝ`)「やめて。って何年前だよそのネタ」
マス ゚ o ゚)ミ「ふっ。じゃあ任せたるわ」
( ‘∀‘)「おうよ!」
( ´_ゝ`)「……ま、泥船よりは安心してくれていいぞ?」
マス ゚ o ゚)ミ「知っとるか? 泥船もうちが乗れば戦艦になるんやで?」
( ´_ゝ`)「どうしよう、めっちゃ頼もしいと思ってしまった……敵なのに……」
マス ゚ o ゚)ミ「しょうもな。寝るわ」
( ‘∀‘)「おやすみ」
490
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:05:58 ID:YxHcAKoM0
―――。
( ‘∀‘)「ん? どしたん?」
( ´_ゝ`)つ「いやなに、睡眠効率を上げる魔術でもと思ってな」
( ‘∀‘)「へー、そんなのもあるのか」
( ´_ゝ`)つ「まあな」
( ‘∀‘)「便利なもんだなー」
( ´_ゝ`)つ(む……これは……なるほど?)
―――。
.
491
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:06:33 ID:YxHcAKoM0
―――。
(´<_- )「ん……」
( ´_ゝ`)「起きたか」
( ‘∀‘)ノ「はよー」
マス ゚ o ゚)ミ「……ふあぁ……眠いわ」
<(- _-;<人ノ「うぅ……」
(´<_` )「美和ちゃん……こんなに魘されて」
( ´_ゝ`)「痛み止め飲んでるっても流石にな……」
マス ゚ o ゚)ミ「起きてる間はあんだけ痩せ我慢しとるんやから大したもんやで」
( ‘∀‘)「もうちょい寝かしといてやんな」
(´<_` )「そうします……」
―――。
.
492
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:07:09 ID:YxHcAKoM0
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493
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:08:29 ID:YxHcAKoM0
(´<_` )「む、起きたか兄者」
( ´_ゝ`)「ああ。……ねみぃ」
( ‘∀‘)「だなぁ。ふあぁ……」
マス ゚ o ゚)ミ「で、どうする? もういっとくか?」
( ´_ゝ`)「皆の心の準備がいいなら」
(´<_` )「正直よくはないが、先延ばしてもな」
<(' _'<人ノ「私は大丈夫です」
マス ゚ o ゚)ミ「問題ないで」
( ‘∀‘)「そんじゃさっさと済ませるかー」
( ´_ゝ`)(さて……どうなるか)
494
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:09:05 ID:YxHcAKoM0
(;´_ゝ`)「3……」
(´<_`;)
(;´_ゝ`)「2……」
(;‘∀‘)
(;´_ゝ`)「1……」
<(' _';<人ノ
(;´_ゝ`)「はい!」
マス ゚ o ゚)ミ
カチッ!
495
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:09:41 ID:YxHcAKoM0
(;´_ゝ`)「……」
(´<_`;)「……」
(;‘∀‘)「……」
<(' _';<人ノ「……」
マス ゚ o ゚)ミ「……」
(;‘∀‘)「……あれ?」
( ´_ゝ`)「……」
(´<_`;)「何も、起きない……?」
496
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:10:16 ID:YxHcAKoM0
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497
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:10:52 ID:YxHcAKoM0
マス ゚ o ゚)ミ「……どういうことや? 正直覚悟してたんやけど」
( ‘∀‘)9m「あっ、扉出てる!」
(´<_` )「どういうことだ……?」
<(' _'<人ノ「……皆さん、言いづらいことかもしれませんが、どなたに投票しました?」
マス ゚ o ゚)ミ「うちは当然探偵兄ちゃんやな」
( ´_ゝ`)「俺は清浦さんに入れたぞ」
(´<_` )「言うまでもなく俺も」
( ‘∀‘)「ん、悪いけどあたしも」
<(' _'<人ノ「……すみません、私もです」
マス ゚ o ゚)ミ「えぇ……わかっちゃいたけどな? そうはっきり言われると何かあれやな……」
( ´_ゝ`)「となると……フェイク、か?」
(´<_` )「踊りのやつと同じってか? じゃあ何で美和ちゃんは……」
<(' _'<人ノ「……」
498
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:11:28 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「ちなみにさっきのはみんな誰に入れたんだ?」
(´<_` )「俺は兄者に」
<(' _'<人ノ「……私は累次くんに」
( ‘∀‘)「まっちゃんだな」
マス ゚ o ゚)9m「この子やで」
( ‘∀‘)∂「え? あたし?」
マス ゚ o ゚)ミ「他は全員敵やからな、消去法や」
(´<_` )「なるほど」
( ´_ゝ`)「俺は弟者に入れた。そうなると……」
マス ゚ o ゚)ミ「……うちもやられてないとおかしいな」
(´<_` )「……清浦さん。正直、あなたに都合がよすぎる展開だと思いますが」
マス ゚ o ゚)ミ「せやな。で?」
(´<_` )「疑いの目を向けざるを得ないです」
<(' _'<人ノ「……そうですね」
499
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:12:03 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「……確かにそうだな」
マス ゚ o ゚)ミ「ほんならどうする?」
( ´_ゝ`)「どうもしない」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「どうせ全員揃ってないと進めなさそうだし」
<(' _'<人ノ「それは……」
( ´_ゝ`)「だいたい束になってかかっても勝てる気しない」
(´<_` )「まあ、うん……」
( ´_ゝ`)「それに、俺らを陥れる目的なら色々腑に落ちないんだよな」
( ‘∀‘)「まーそうだな。こんなことさせる意味わからんし」
マス ゚ o ゚)ミ「うちが本物ならまあそうやな」
( ´_ゝ`)「あー……そうだな。しかしそれは全員に言える」
(´<_` )「……スケープゴートか」
( ´_ゝ`)「俺らが馬鹿やってるの見て楽しみたい愉快犯と仮定すると、その説が濃厚」
500
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:12:38 ID:YxHcAKoM0
マス ゚ o ゚)ミ「はん、成程な。確かにうちの立ち位置はその役割にうってつけや」
( ´_ゝ`)「よって今時点で誰がどうとか言うのは一旦棚上げしておきたいと思う」
(´<_` )「むぅ……確かにそうした方がいいのか……?」
<(' _'<人ノ「私は賛成です。確信もなく言い争いをしても首謀者の思う壺でしょう」
( ‘∀‘)「あたしもそれが良いと思う」
マス ゚ o ゚)ミ「ま、今々切った張ったしたところで無意味なんは事実やな」
( ´_ゝ`)「うむ」
( ‘∀‘)「そんじゃ先進む?」
<(' _'<人ノ「そうしましょうか……」
(´<_` )「美和ちゃん、また肩貸すよ」
<(' _'<人ノ「ありがとうございます」
( ´_ゝ`)(さて、かなり明確になってきたぞ……嘘つきは"どっち"だ?)
501
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:13:13 ID:YxHcAKoM0
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502
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:13:48 ID:YxHcAKoM0
マス ゚ o ゚)ミ「あー、いい加減脚がしんどいわ」
( ´_ゝ`)「だろうな」
(´<_` )「美和ちゃん、まだ休憩大丈夫か?」
<(' _'<人ノ「はい、問題ありません」
( ‘∀‘)「足元だいぶ怪しくなってきたなー」
( ´_ゝ`)「そろそろ魔術お願いする頃合いか?」
マス ゚ o ゚)ミ「えー、まだいけるやろ」
( ´_ゝ`)「まだイケルはもうアブナイ、よく言うじゃん」
<(' _'<人ノ「……師範がよく仰ってますね」
マス ゚ o ゚)ミ「……ま、ええわ。仮眠とったからほぼ満タンやし」
503
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:14:24 ID:YxHcAKoM0
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:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:15:00 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「おお、明るい」
(´<_` )「これは助かるな」
( ‘∀‘)「すげー!」
マス ゚ o ゚)ミ「こんなん大した魔術やないで」
( ´_ゝ`)「……それも後で教えて貰っても?」
マス ゚ o ゚)ミ「あ、そうやな。その方が魔力節約できて助かるわ」
( ´_ゝ`)「うっし!」
(´<_` )「兄者が一歩一歩魔術師への道に進んでいく……」
<(' _'<人ノ「……私が言うのもなんですが、その……あまり踏み込まない方が」
( ´_ゝ`)「もう今更よ今更。避けようとしてもあっちから来るし」
(´<_` )「あー……」
マス ゚ o ゚)ミ「まあそんなもんやで。うちかて最初は巻き込まれ貧弱一般人やったし」
( ´_ゝ`)「なんだろう、初めてあんたに親近感湧いたかもしれない」
505
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:16:08 ID:YxHcAKoM0
マス ゚ o ゚)ミ「いやあんた巻き込まれはともかく貧弱一般人はちゃうやろ」
( ´_ゝ`)「化け物狩れないようじゃ一緒よ一緒」
マス ゚ o ゚)ミ「いやその理屈はおかしいで」
( ´_ゝ`)「そうか?」
マス ゚ o ゚)ミ「そうや」
(´<_` )「……実際のとこ、兄者がマジの貧弱一般人だったら俺ら奥多摩でくたばってたが」
( ´_ゝ`)「弟者と同スペックと仮定して、全滅はしなかったと思うぞ」
(´<_` )「あー……クックルいたしな。運ゲーだが逃げ切りはギリ可能か」
( ‘∀‘)「? 奥多摩で何かあったん?」
( ´_ゝ`)「まあ、実は。あったんだ」
( ‘∀‘)「へぇー……用心しとこ」
506
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:16:44 ID:YxHcAKoM0
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507
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:17:19 ID:YxHcAKoM0
【小部屋】
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508
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:17:55 ID:YxHcAKoM0
廴__}
廴__}
. 廴__}
//ー'弋 、
. // \\
// \\
. // \\
//. \\
| { \\
| i .ヽヽ
\\ リ!
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\\ //
` `二二二二二>'
509
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:18:30 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「えぇ……」
(´<_` )「これは……」
マス ゚ o ゚)ミ「……誰か吊るせってか?」
( ‘∀‘)「えぇ……」
<(' _'<人ノ「そんな……」
裏切者を吊るせ
裏切者を吊るしマしょ♪
誰ダかわカラなイって?
本物と明確な違いガ一つダケあるョ♪
楽シい楽しイ間違い探シ♪
( ´_ゝ`)「ふーん」
(´<_` )「くそっ、馬鹿にしやがって……!」
( ‘∀‘)「えー……これどうすんの?」
510
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:19:06 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「一旦先延ばしにしたけど早くも結論を出す必要があるようだ」
(´<_` )「……」
<(' _'<人ノ「そうは言っても……」
( ‘∀‘)「これ信じるならやっぱ裏切者イコール偽物ってことなのか?」
マス ゚ o ゚)ミ「そういうことやな」
( ´_ゝ`)「明確な違い、ね」
(´<_` )「……気づけるとしたら俺か兄者か?」
( ´_ゝ`)「そうなるだろうな」
マス ゚ o ゚)ミ「で、何か気づいたんか?」
( ´_ゝ`)「いくつか気になっていることはある」
<(' _'<人ノ「……それは?」
( ´_ゝ`)「そうだな……まずは」
マス ゚ o ゚)ミ「ん? なんやこっち見て」
511
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:19:42 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)∂「ちょっと、殺すつもりで攻撃してみてくれない?」
マス ゚ o ゚)ミ「は?」
(´<_` )「おい、急に何言ってんだ?」
( ´_ゝ`)「大前提の確認。これが通用するようだとそもそも成立せん」
( ‘∀‘)「あー……確かに。姉さんそんなに強いなら絶対吊るせないし」
(´<_` )「む……」
<(' _'<人ノ「……進行を妨害するような行為は抑制される、と?」
( ´_ゝ`)「実際壁破壊とか装置破壊は駄目だったわけで」
マス ゚ o ゚)ミ「……成程な、確かに直接危害を加えられるなら成立せん気するわ」
( ‘∀‘)「……けど、そうじゃなかったら?」
( ´_ゝ`)「俺が死ぬ」
(´<_` )「リスキーすぎるだろ」
<(' _'<人ノ「いくらなんでも……」
( ‘∀‘)「必要か? その確認」
512
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:20:24 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「まあ必須というわけじゃないが……」
( ‘∀‘)「じゃあ駄目!」
( ´_ゝ`)「えぇ……」
(´<_` )「兄者で試すくらいなら俺がやる」
<(' _'<人ノ「……いえ、ここは手負いの私が」
( ‘∀‘)「だから駄目だって」
マス ゚ o ゚)ミ「……まあ当然そういう流れになるな。どないすんねん?」
( ´_ゝ`)「言った通り必須じゃないからな。諦める」
( ‘∀‘)「うん、そうして」
マス ゚ o ゚)ミ「ちなみにそれ、いつから考えとったんや?」
( ´_ゝ`)「割と最初の方から」
マス ゚ o ゚)ミ「……それで必須やない言うんは、うちら寝とる間に何か試したか?」
(´<_` )「えっ?」
( ´_ゝ`)「【夢の臨界】という魔術をご存じかな?」
513
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:21:02 ID:YxHcAKoM0
マス ゚ o ゚)ミ「聞いたことないな。どんなやつ?」
( ´_ゝ`)「対象に任意の設定の夢を見せた上で、夢と現実の境界を少しずつバグらせる」
マス ゚ o ゚)ミ「うわえっぐ。え何、うちら寝とる間にそんなん仕掛けられとったん?」
( ‘∀‘)「え、睡眠の質を上げる魔術ってあれ嘘だったのか?」
( ´_ゝ`)「そう」
<(' _'<人ノ「えぇ……」
(´<_` )「……そんなもん仕掛けられてたのは言いたいことあるが。それで?」
( ´_ゝ`)「いや見事にキャンセルされたよね全員」
マス ゚ o ゚)ミ「……うちの自動迎撃発動しとらんってことはそれ以前の段階か」
( ´_ゝ`)「あっ、やっぱそういうのあるんだ……こわ」
マス ゚ o ゚)ミ「そんなことより。それで確信持ってたなら何であんなこと言ったんや?」
( ´_ゝ`)「精神干渉駄目なのはわかったけど物理はどうかなーって」
<(' _'<人ノ「……そんな軽いノリであんなこと言うのはどうかと……」
( ‘∀‘)「うんうん」
514
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:21:38 ID:YxHcAKoM0
(´<_` )「……で。そういう前提がありそうなのはわかったが、それで?」
( ´_ゝ`)「直接的にはあんま関係ないんだけど。明らかに言動おかしい人間が一人いるんだよ」
(´<_` )「兄者のことか?」
<(' _'<人ノ「……確かに少しおかしいとは思っていました」
( ‘∀‘)「えー、そうか?」
マス ゚ o ゚)ミ「そうや」
( ´_ゝ`)「そうそう……って違わい」
(´<_` )「まあ兄者だしなあ……」
<(' _'<人ノ「元から……いえ、何でもありません」
( ‘∀‘)「うんうん、まっちゃんはいつも通り」
マス ゚ o ゚)ミ「それはそれでどうなんや……?」
( ´_ゝ`)「俺が皆に変な奴だと思われてるのはよくわかった。ぐすん」
(´<_` )「そういうとこだぞ」
515
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:22:40 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「……まあいいや。それは置いといて」
(´<_` )「誰か言動がおかしいって話だったか」
<(' _'<人ノ「私は気が付きませんでしたが……」
( ‘∀‘)「あたしも」
マス ゚ o ゚)ミ「……うちはちょっとばかり引っかかってることがあるで」
( ´_ゝ`)「ほう?」
マス ゚ o ゚)ミ「ま、そっちの話聞いてからやな」
( ´_ゝ`)「えぇ……そこ勿体ぶるの?」
マス ゚ o ゚)ミ「いやドヤ顔先出しして華麗に否定されたらめっちゃダサいやん?」
( ´_ゝ`)「まあいいけどさ」
( ‘∀‘)「それで、誰なん?」
(´<_` )「……と思わせておいて兄者が、ってパターンが正直怖い」
マス ゚ o ゚)ミ「せやな。そこんとこ見極めさせてもらうで」
( ´_ゝ`)「ああ、そこは存分に見極めてくれ」
516
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:23:16 ID:YxHcAKoM0
( ´_ゝ`)「でだ。裏切者は――」
Case8「裏切者は誰だ?」
Day2A「予測推測」
To be continued...
517
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/01(土) 22:24:33 ID:YxHcAKoM0
今回はここまで
518
:
名無しさん
:2022/10/02(日) 09:35:54 ID:TDl2hD5.0
おんぎゃあ!
この引きはずりぃよ!
トルネコ…もといトノレネコは四コマネタか懐かしい
519
:
名無しさん
:2022/10/02(日) 10:01:43 ID:uH2aLomY0
おつです
520
:
名無しさん
:2022/10/02(日) 22:58:43 ID:Ry17/JNM0
来週たのしみー
おつ!
521
:
名無しさん
:2022/10/03(月) 22:37:51 ID:wEFzx6PY0
おつ
微妙な違和感程度なら2人に持ったけど、分からないなー
どうしてこの5人が選ばれたのかは重要そうだな
522
:
名無しさん
:2022/10/08(土) 11:36:09 ID:QrFlXGxY0
乙乙
裏切り者がいる中で仮眠出来るの肝が座ってるというか大人だなぁと思うわ
523
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:27:08 ID:I17/qMrA0
>>518
J ゚ ゝ゚J「ふふふ、四コマネタに反応するとはお目が高い」
>>519-520
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」
>>521
爪゚ー゚)「さて、どうだろうね?」
>>522
( ´ー`)「修羅場潜ってる猛者ばっかだからな……」
524
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:28:25 ID:I17/qMrA0
前回のあらすじ
・汝、日頃の行いを悔い給え
・裏切者を吊るせ
・直接的にはあんま関係ないんだけど。明らかに言動おかしい人間が一人いるんだよ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
525
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:29:00 ID:I17/qMrA0
Case8-Day2B
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|_____________________
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526
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:29:36 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)9m「裏切者は――この中にいるッ!」
( ‘∀‘)「「……は??」」(´<_` )
(´<_` )「……いや元々そういう話だろ、ドヤ顔で何言ってんだ」
マス ゚ o ゚)ミ「いやいや、重要なことやで?」
( ‘∀‘)「そうか?」
マス ゚ o ゚)ミ「そうや」
( ´_ゝ`)「でだ。それが誰かって話だが」
( ‘∀‘)9m「そうそれ! それが聞きたかった」
<(' _'<人ノ「一体誰が……?」
( ´_ゝ`)「……ときに美和ちゃん」
<(' _'<人ノ「はい?」
( ´_ゝ`)「鏡で何を見たんだっけ?」
<(' _';<人ノ「えっ!?」
527
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:30:12 ID:I17/qMrA0
<(' _';<人ノ「そ、それは……! ……累次君がその、少女と……!」
( ´_ゝ`)「おけ。……ときに弟者、新婚生活はどうだった?」
(´<_` )「いや意味がわからんが」
( ´_ゝ`)「……オーケー。マヌケは見つかったようだ」
( ‘∀‘)「えっ?」
<(' _'<人ノ「まさか……!?」
マス ゚ o ゚)ミ「……」
( ´_ゝ`)9m「裏切者はお前だよ、弟者」
.
528
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:30:47 ID:I17/qMrA0
(´<_` )「……それはひょっとしてギャグで言ってるのか?」
( ´_ゝ`)「ところがどっこい、ギャグじゃありません!」
<(' _';<人ノ「そっ、そんなっ……!?」
(;‘∀‘)「えー、マジで?」
( ´_ゝ`)「マジで」
マス ゚ o ゚)ミ「ほーん、成程な?」
(´<_` )「一体何を根拠に言ってるんだ?」
( ´_ゝ`)「……裏切者は本物と明確な違いが一つだけある、そう書いてたな?」
(´<_` )「ああ、それが?」
( ´_ゝ`)「あの話出してその反応って、五月館の記憶ないだろ?」
(´<_` )「む……。……実は、そうなんだ。そのあたりの記憶がまるっきりない」
( ´_ゝ`)「……おっと、そう来たか」
<(' _'<人ノ「……これも仲間割れさせるための罠なのでは?」
マス ゚ o ゚)ミ「いや、正直その可能性は低いと思うで?」
529
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:31:23 ID:I17/qMrA0
( ‘∀‘)「えっ、どういうこと?」
( ´_ゝ`)「ゲームのルール部分で明確な嘘をついちゃな。ゲームとして成り立たんし。
"ゲームマスターは裏切者ではない"これが大前提だ」
( ‘∀‘)「あっ、この中にいるってそういう……」
(´<_` )「……それこそ首謀者の思うつぼじゃないか?」
( ´_ゝ`)「まあ待て。これは同時に勝利条件でもある」
<(' _'<人ノ「というと?」
( ´_ゝ`)「そこで嘘吐くような相手なら何をどうしても無駄。諦めて身を委ねるしかない」
マス ゚ o ゚)ミ「せやな。あくまでゲームの体を取ってくれとるからまだしも勝ち目があるんやで。
相手はうちらをどうとでもできるんや、そこの前提も忘れたらあかんわ」
<(' _'<人ノ「……疑っても無駄、と?」
( ´_ゝ`)「そういうこと」
(´<_` )「……まあ、一理はあるな」
( ‘∀‘)「なるほどなあ。納得はできないけど理解はした!」
530
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:31:58 ID:I17/qMrA0
(´<_` )「だが。"明確な違いがある"のが裏切者の必要条件として。
違いがあることが即ち裏切者であるとも言われていないな」
( ´_ゝ`)「うむ、認識あってる」
マス ゚ o ゚)ミ「あー……確かにその程度の言外の罠は仕掛けてきそうやな」
<(' _';<人ノ「そ、そうです! やっぱり累次君が裏切者なんてことは――」
( ´_ゝ`)「何故、美和ちゃんに投票しなかった?」
<(' _'<人ノ「えっ?」
( ´_ゝ`)「弟者の性格からして、あの状況なら絶対美和ちゃんに入れるよな?」
(´<_` )「……そうか?」
( ´_ゝ`)「そうだ」
( ‘∀‘)「あー、確かに違和感あった」
(´<_` )「うーむ……まとめ役がやられちゃ敵わんと思って兄者に入れただけなんだが。
……正直後悔はしてる」
<(' _'<人ノ「……」
531
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:32:33 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「それもダウト。清浦さんに入れたよな?」
(´<_` )「いや、何でだよ」
( ´_ゝ`)「まず、美和ちゃんが何かおかしいなら弟者が先に気づくはず」
(´<_` )「む……」
マス ゚ o ゚)ミ「様子見とる限り確かにそうやな」
( ´_ゝ`)「で。かっちゃんはさっき見張りの時に質問攻めにしたが、おかしなところはなかった」
(´<_` )「おい、その理屈はおかしくないか? 御前さんのことそこまで知らないだろ」
( ‘∀‘)「だなー」
( ´_ゝ`)「さて。ここで話は変わるが……このメンツをどう思う?」
(´<_` )「ん? 何を……」
マス ゚ o ゚)ミ「……どう考えても、あんたらどっちかを軸に集められたメンツやな」
( ‘∀‘)「あー……」
<(' _'<人ノ「確かにそうですね」
(´<_` )「……それが何だと?」
532
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:33:09 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「軸は恐らく俺なんだ。清浦さんのポジションがポイント。
似たような関係の五月ちゃんじゃないのは、俺との関わりが多少なり弟者より深いからだと思われる」
マス ゚ o ゚)ミ「まー、どっちぶん殴るか選べ言われたら間違いなくあんたやな」
( ´_ゝ`)「これは俺に対するメッセージで、ゲームマスターは俺に勝負を挑んでいるのかも」
( ‘∀‘)「ほーん」
<(' _'<人ノ「……それがどう関係すると?」
( ´_ゝ`)「俺が軸なのであれば、俺がどうやっても判別できないヒントは意味がない。
現に弟者のことは判別できたわけだし」
マス ゚ o ゚)ミ「なるほどな、筋は通っとるわ」
(´<_` )「……憶測でしかないな」
( ´_ゝ`)「ああ、それは認める。だが、現状で最も疑わしいのが弟者であることに変わりはない」
<(' _'<人ノ「それは……」
マス ゚ o ゚)ミ「せやな」
(´<_` )「いや、そう言う兄者が裏切者なんじゃないか?」
( ´_ゝ`)「では聞こう。明確な違いはあったか?」
(´<_` )「……」
533
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:33:45 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「ああ、清浦さんが裏切者だったら何かおかしくても誰もわからんから除外。
となると残りは3人。その中で一番疑わしいのが弟者」
( ‘∀‘)「うーん」
<(' _'<人ノ「それは暴論では?」
( ´_ゝ`)「ああ、それも認める。だが……それならどうする?」
<(' _'<人ノ「……」
(´<_`;)「……待て、待ってくれ。本当に俺を吊るす気なのか?」
( ´_ゝ`)「万が一本物だったらすまん」
(´<_`;)「すまんで済むかっての!」
マス ゚ o ゚)ミ「ほんまやな」
( ‘∀‘)「んー、何か方法ないのか?」
( ´_ゝ`)「ある」
<(' _'<人ノ「えっ!?」
534
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:34:20 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「あの踊るやつ。あれで「自分は裏切者だ」って宣言すりゃいい」
( ‘∀‘)「あー」
( ´_ゝ`)「あれが誤作動してるように見えたのは、一番の秘密なんて開示するような必然性がなかったから。
みんな嘘ではないが一番明かしたくない秘密でもなかっただろ?」
<(' _'<人ノ「……」
マス ゚ o ゚)ミ「……」
( ‘∀‘)「……えっ、育毛剤は嘘じゃなかったのか?」
( ´_ゝ`)「それは、置いといて」
(´<_` )「……だが、あれは信用できるのか?」
( ´_ゝ`)「皆が今度こそ一番明かしたくない秘密言えばいいっしょ、それで真偽はわかる」
( ‘∀‘)「たしかに」
マス ゚ o ゚)ミ「ただ、あそこまで戻るの相当骨やで? 往復するの現実的か?」
( ´_ゝ`)「……まったく性格が悪い。その問題があるから実行する気はあまりない。
それに……あそこで美和ちゃんに入れないような弟者なら惜しくもない」
<(' _'<人ノ「えっ?」
535
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:34:56 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「弟者は美和ちゃんに入れる。美和ちゃんがいなければ俺に入れたかもしれないが」
(´<_` )「そんなことは――」
( ´_ゝ`)「ないのか?」
(´<_` )「……」
マス ゚ o ゚)ミ「……やるか?」
( ´_ゝ`)「ああ」
<(' _';<人ノ「!? ま、待ってください!」
(´<_`;)「お、おい、やめろ!」
( ´_ゝ`)「おっ、マジで抵抗できないっぽい」
( ‘∀‘)「ほー」
(´<_`;)「御前さん! あなたも!?」
( ‘∀‘)「やー正直あたしも弟くんかなって」
(´<_`;)「それはっ!」
( ´_ゝ`)「はいはい観念しろ」
マス ゚ o ゚)ミ「せやで」
536
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:35:31 ID:I17/qMrA0
<(' _';<人ノ「待って! お願い! かわりに私が……!」
マス ゚ o ゚)ミ「いやそれじゃ意味ないやろ、アホなんか?」
( ´_ゝ`)「美和ちゃん……これ、絶対偽物。本物だったら俺を殺してくれていい」
マス ゚ o ゚)ミ「ほらほら、キリキリ歩かんかい」
(´<_`;)「やめろ! やめろーッ!!」
<(' _';<人ノ「累次君!!」
マス ゚ o ゚)ミ「ほいっと」
(´<_`;)「うっ……!」
||
||
( / ⌒ヽ
| | |
∪ / ノ
| ||
∪∪
-====-
<(; _;<人ノ「いっ――いやあああああぁぁぁぁッッ!!」
537
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:36:07 ID:I17/qMrA0
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538
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:36:43 ID:I17/qMrA0
/≡≡≡:.:',
/≡≡≡≡:.:',
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./ト────────┴i:.',
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./ | . . ..: .:: .::: ::::: ::::::::::::::::;::;;::;;;;;;:;;;;;;;;;:|i:',
/_」 : : : : : :.:.::.:::::::::: : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::||:.:',
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|:',
/ | |::.',.
539
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:37:19 ID:I17/qMrA0
マス ゚ o ゚)ミ「全く酷い男やなあ」
( ´_ゝ`)「あんたに言われるのは遺憾」
<(' _'<人ノ「……」
( ´_ゝ`)「文字通りこの首賭けるからさ。今は信じてよ」
( ‘∀‘)「や、そっとしときなよ」
( ´_ゝ`)「……そうだな、すまん」
マス ゚ o ゚)ミ「しっかしこの先どうなるんやろか」
( ´_ゝ`)「素直に脱出、ってわけにはいかんだろうな」
( ‘∀‘)「ボス戦とか?」
( ´_ゝ`)「ゲームはゲームでもジャンルが違いそうだ」
マス ゚ o ゚)ミ「最後の一人まで擦り減らされる、ってのが最悪のシナリオやな」
( ‘∀‘)「あー……そうじゃないといいな」
( ´_ゝ`)「だな」
540
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:37:54 ID:I17/qMrA0
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541
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:38:30 ID:I17/qMrA0
【部屋】
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~~ ~~
542
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:39:16 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「これは……?」
( ‘∀‘)「リング……か?」
マス ゚ o ゚)ミ「あー……大体予想ついたで」
果たし合いの場
コノ中に裏切者がイますョ♪
決闘して打ち倒しまシょウ♪
その他ノ決闘もゴ自由ニ♪
ただし デスマッチ・オンリー♪
マス ゚ o ゚)ミ「……なあ」
( ´_ゝ`)「……うん」
マス ゚ o ゚)ミ「これ、うちだけめっちゃ有利やんな?」
( ´_ゝ`)「うむ、あんたが裏切者だったらもうその時点でアウトだな」
543
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:39:52 ID:I17/qMrA0
( ‘∀‘)「え、裏切者弟くんじゃなかったのか?」
<(' _'<人ノ「……」
( ´_ゝ`)「いや、元々二人以上なのは想定通り」
マス ゚ o ゚)ミ「せやな。でないと"嫌い"の方でうちの腕が無事な理由が説明つかんし」
( ´_ゝ`)「……ちなみに俺は"嫌い"の方、かっちゃんに投票したんだ、実はな」
(;‘∀‘)「えっ!?」
マス ゚ o ゚)ミ「なんやて?」
( ´_ゝ`)「裏切者がかっちゃんに投票することはない、と踏んでたからな」
マス ゚ o ゚)ミ「それは……どういうことや?」
( ´_ゝ`)「ちょっと長くなるが説明しようか」
544
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:40:27 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「まず、各自の自己申告はこうだ」
兄 弟 清 美 香
兄者 〇 ● 好:弟者 嫌:清浦
弟者 〇 ● 好:兄者 嫌:清浦
清浦 ● ○ 好:香那 嫌:兄者
美和 ○ ● 好:弟者 嫌:清浦
香那 ○ ● 好:兄者 嫌:清浦
―――――――――――――――――――
当選 ★ ☆
マス ゚ o ゚)ミ「せやな」
( ´_ゝ`)「で、弟者が裏切者と仮定した結果がこう」
兄 弟 清 美 香
兄者 〇 ● 好:弟者 嫌:清浦
弟者 〇 ● 好:清浦 嫌:美和
清浦 ● ○ 好:香那 嫌:兄者
美和 ○ ● 好:弟者 嫌:清浦
香那 ○ ● 好:兄者 嫌:清浦
―――――――――――――――――――
当選 ★ ☆
マス ゚ o ゚)ミ「ふむ」
( ´_ゝ`)「わからんか?」
マス ゚ o ゚)ミ「む……ああ、一回目の時点でうちが裏切者やないことがほぼ確定するな」
545
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:41:02 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「まあそういうこと。あんたが嘘つきなら"好き"の方でかっちゃんもやられてたはず」
マス ゚ o ゚)ミ「なるほどな」
( ´_ゝ`)「で、それ踏まえて"嫌い"の方予想するとさ」
マス ゚ o ゚)ミ「……うちになってしまうと何もわからないから敢えてリスクを採った、そういうことやな?」
( ´_ゝ`)「ご名答。……かっちゃんには悪いけど」
( ‘∀‘)ノシ「あー良い良い、別に何ともなってないし」
( ´_ゝ`)「で、ここまで反映するとこう」
兄 弟 清 美 香
兄者 〇 ● 好:弟者 嫌:香那
弟者 〇 ● 好:清浦 嫌:美和
清浦 ● ○ 好:香那 嫌:兄者
美和 ○ ● 好:弟者 嫌:清浦
香那 ○ ● 好:兄者 嫌:清浦
―――――――――――――――――――
当選 ★ ☆
マス ゚ o ゚)ミ「まだ結果変わらんな」
546
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:42:42 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「美和ちゃんが裏切者の場合がこう」
兄 弟 清 美 香
兄者 〇 ● 好:弟者 嫌:香那
弟者 〇 ● 好:清浦 嫌:美和
清浦 ● ○ 好:香那 嫌:兄者
美和 ● 〇 好:清浦 嫌:弟者
香那 ○ ● 好:兄者 嫌:清浦
―――――――――――――――――――
当選 ☆
マス ゚ o ゚)ミ「むっ……」
( ´_ゝ`)「かっちゃんが裏切者の場合がこう」
兄 弟 清 美 香
兄者 〇 ● 好:弟者 嫌:香那
弟者 〇 ● 好:清浦 嫌:美和
清浦 ● ○ 好:香那 嫌:兄者
美和 ○ ● 好:弟者 嫌:清浦
香那 ● 〇 好:清浦 嫌:兄者
―――――――――――――――――――
当選 ★☆
マス ゚ o ゚)ミ「あっ」
( ´_ゝ`)「まあうん、というわけで――」
547
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:43:18 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「もう一人の裏切者は美和ちゃん、と俺は推定している」
<(' _'<人ノ「……裏切者が事実を反転している、という考えは安易では?」
( ´_ゝ`)「もちろんそれだけじゃないさ」
<(' _'<人ノ「何を……」
( ´_ゝ`)「さっき、飛び掛かってでも止めようとしなかったのは何でだ?」
( ‘∀‘)「あ、それあたしも気になってた」
<(' _'<人ノ「それは……無駄だとわかっていましたから」
( ´_ゝ`)「それ言ったら止めようとするのも無駄だよね。何でそこだけ冷静に判断してるんだ」
<(' _';<人ノ「そう言われましても……」
( ´_ゝ`)「美和ちゃん……戦う力、ないんじゃない?」
<(' _'<人ノ「え? いえ、そんなことは……」
マス ゚ o ゚)ミ「……成程な? せやったら納得やで、噂の鬼姫が道理で弱っちそうなわけや」
( ‘∀‘)「あー……ケースの攻撃とかも不参加だったっけ? そういうこと?」
<(' _';<人ノ「いえ」
548
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:43:53 ID:I17/qMrA0
( ´_ゝ`)「……ま、やってみりゃわかる。上がりな、美和ちゃん」
<(' _';<人ノ「待ってください! そんな安易に――」
マス ゚ o ゚)ミ「つべこべ言わずに上がれや」
<(' _';<人ノ「ちょ、押さないでください!」
( ´_ゝ`)「なぁに、美和ちゃんが本物で戦う力があるってんなら俺をぶった斬りゃいい。
……ま、そうなっても前回ほど簡単にやらせる気はないがな」
<(' _';<人ノ「そんなことっ――!」
( ‘∀‘)「あー、やっぱこれも抵抗できないのか」
マス ゚ o ゚)ミ「みたいやな。観念しい」
( ´_ゝ`)┫「さて」
\<(' _';<人ノ「くっ!」
549
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:44:30 ID:I17/qMrA0
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// |!し// / \ 、 .|i| //
 ̄ |/,イ,イ ,イ `ヽ て_  ̄ /_  ̄ ― .\ 、 ,ノ し ’  ̄ _ |/,イ,イ ,イ
 ̄.レレ // ,ィ ― } (____/ __ _―― ̄ _ __) ≦⌒ レレ // ,ィ _
__ /'. / } ―  ̄ ̄ ̄ ̄ / ̄ ―― _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒ ^==  ̄ ̄ ̄ ―― /' ,/ } ―
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550
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◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:45:05 ID:I17/qMrA0
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``ー=、__ `=ミ `\≧、_
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551
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:45:41 ID:I17/qMrA0
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552
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:46:33 ID:I17/qMrA0
マス ゚ o ゚)ミ「ヒュウ、やるやん」
( ´_ゝ`)「……いたぶるのも違うからな」
( ‘∀‘)「あー……だいじょぶか、まっちゃん」
( ´_ゝ`)「……ああ、問題ない」
マス ゚ o ゚)ミ「お、扉出たで」
( ´_ゝ`)「ん、じゃあ行くか」
( ‘∀‘)「……」
―――。
553
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:47:08 ID:I17/qMrA0
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 ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
554
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:47:44 ID:I17/qMrA0
/≡≡≡:.:',
/≡≡≡≡:.:',
/=====:.:',
/======:.:',
/i───────il:.:',
/f───────┴i:.:',
./ト────────┴i:.',
/. | . . ... .....:..:.:.:.::.::.:::.:::|;::::',
./[ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄]:',
./ | . . : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::::::;|;;:::',
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|',
./ | . . ..: .::.: :::::::::: ::::::::::::::::::::::::;;;;;;|i;;;',
/.i‐┴―――――――――――─┴‐:',
./ | . . ..: .:: .::: ::::: ::::::::::::::::;::;;::;;;;;;:;;;;;;;;;:|i:',
/_」 : : : : : :.:.::.:::::::::: : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::||:.:',
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|:',
/ | |::.',.
555
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:48:19 ID:I17/qMrA0
マス ゚ o ゚)ミ「……どこまで続いとるんや、これ」
( ´_ゝ`)「さあな……」
( ‘∀‘)「……全然着かないな、扉」
マス ゚ o ゚)ミ「最終イベント終わってようやく出口、っちゅう話ならええんやけど」
( ´_ゝ`)「そうであることを祈るばかり」
( ‘∀‘)「灯りなきゃもうすっかり真っ暗だし」
( ´_ゝ`)「なんか、その灯りも心なしか闇に吸われてるような……」
( ‘∀‘)「あ、やっぱそう?」
マス ゚ o ゚)ミ「……言わんといたことを」
( ´_ゝ`)「えぇ……じゃあやっぱりそうなのか」
マス ゚ o ゚)ミ「全員そう思うっちゅうことはそうなんやろな」
―――。
556
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:50:20 ID:I17/qMrA0
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557
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:50:55 ID:I17/qMrA0
「かっちゃん、いるよな」
「ああ、いるいる」
「なんや、真っ暗で怖なったか?」
「……ああ、怖いよ。怖い」
「だなー」
「はっ、なっさけな」
「うっせー」
「おっ、とと」
「む、大丈夫か?」
「おけ。若干よろけただけ」
「頼むから気ぃつけや? こうなっちゃ一蓮托生やからなうちら」
「わかってるって」
558
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:51:31 ID:I17/qMrA0
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559
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:52:06 ID:I17/qMrA0
「かっちゃん」
「おい、かっちゃん、どこだ?」
「かっちゃ――!?」
「実はさー、裏切者はあたしなんだよね」「あ、うちもやで」
「は……?」
「まっちゃんが殺した二人は本物だったんだ」「せやで」
「な、何を……」
「どうして殺したんだよ、兄者」
560
:
◆KDJGUfbY2o
:2022/10/08(土) 23:52:42 ID:I17/qMrA0
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「弟者……!?」:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::「人殺し……!」.::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::「どうして、どうしてあんな酷いことができるんですか? どうして……」::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「美和ちゃん……!?」 ::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::「兄者の人殺し!」.:::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::「まっちゃんの人殺し!」..:::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::「真理男君は人殺しです!」:::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::「よくもうちの部下を殺してくれたな?」..::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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