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そこに君はいないようです
1
:
◆pOmRs4V2Q.
:2021/10/18(月) 21:19:22 ID:YDa1MD1s0
( ・∀・)(あ…)
( ・∀・)(金曜日だ今日…あいつにメールしなきゃ)
( ・∀・)つ】ポチポチ『金曜日だぞ〜明日は土曜日だからな』
( ・∀・)つ≫パタン
( ・∀・)(めちゃくちゃ当たり前のこと言ってんな…)
( ・∀・)ブブ
( ・∀・)つ】パカ
( ・∀・)『Re:>>さんきゅ』
( ・∀・)「…ふふ」
( ・∀・)つ≫ パタン
2
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:20:17 ID:YDa1MD1s0
そこに彼はいないようです
.
3
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:20:53 ID:YDa1MD1s0
爪'ー`)y‐「よぉ、先週ありがとな」
煙草の臭いがしたので振り向く。
フォックスがいつのまにかそこにいた。
( ・∀・)「おはよ。つーかまた昨日のゼミ休んだな」
爪'ー`)y‐「昨日?昨日だっけゼミ」
座ってルーズリーフを鞄から取り出して、頬杖をついて。
ぷかぷか煙のように、ゆったり話す男だった。
( ・∀・)「金曜日にメールしたのにまた曜日感覚無くなってんじゃん」
爪'ー`)y‐「バイトずっとしてるとわかんなくなるんだよ。だからあのメールめちゃくちゃ助かる」
( ・∀・)「でも結局ゼミ出てなかったら意味ないじゃんか」
『助かる』という言葉に気を良くする。しかし気付いてしまって眉間に皺ができた。
爪'ー`)y‐「はは、確かに。まぁまた土下座して許してもらうよ」
( ・∀・)「お前の土下座安いなぁ」
4
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:21:16 ID:YDa1MD1s0
大学のゼミで一緒になったフォックス。
まだ会って1年も経ってないけれど、僕は友達だと思っている。
バイトのかけ持ちをいくつもしているらしく、いつも忙しそうだった。遅刻は当たり前。
たまに出る授業も大体寝てる。出席態度が悪すぎて他の教授から総スカンされていたので、土下座してこのゼミに入れてもらったらしい。
5
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:21:43 ID:YDa1MD1s0
爪'ー`)y‐「モララーのケータイ貸して」
( ・∀・)「はい」
言われたままケータイを渡す。
何の躊躇もなくフォックスはケータイを開いて操作していた。
爪'ー`)y】カシャ
爪'ー`)y】ピッピッ「……」
爪'ー`)y】「はい出来た」
( ・∀・)「何…ってまーた勝手に人の待ち受け変えて〜」
( ・∀・)「しかも白目のお前のアップ画像て。ケータイ開くたびにびっくりするだろこれ」
爪'ー`)y‐「ははは。やっぱ面白いわお前」
6
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:22:08 ID:YDa1MD1s0
仲が良いかと聞かれたら、恐らく良い。と僕は思っている。
フォックスは面白いやつだけど、人とあまりつるまなかった。
たまに僕と話をして、気が向いた時だけ一緒に行動をする。
暇つぶしか何かなのかもしれないけど、僕はそれが嬉しかったりする。
爪'ー`)y‐「ふつーはそんな簡単に人にケータイ貸さないぜ」
( ・∀・)「そうなの?」
爪'ー`)y‐「そーだよ」
( ・∀・)「そっか」
爪'ー`)y‐「お前はさー。モララーはなんかずっと平凡に生きていけそうだな」
( ・∀・)「お?喧嘩を売っている?」
爪'ー`)y‐「違う違う、いーなって思ってるよ」
( ・∀・)「フォックスだって平凡に生きていけるって」
爪'ー`)y‐「そーかなぁ」
( ・∀・)「そーだよ」
(,,゚Д゚)「おはよう、講義始めるよ」
7
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:22:33 ID:YDa1MD1s0
授業が始まったのでケータイをしまった。待受画面はそのままなので、多分後で忘れた僕が驚くはずだ。
(,,゚Д゚)「じゃ、今日はここまで。今回の話をまとめておいてね」
( ・∀・)「あー…終わった〜」
爪'ー`)y‐「今日バイトないから飯いこーぜ。商店街の方まで」
( ・∀・)「珍しー!」
初めてのことだった。
思えば話したりご飯食べたりするのはいつも大学の中だけだった。
外に遊びに行くことはなかった。フォックスは暇がなかったし。
なので初めて遊園地に行った時のようにワクワクしたんだ。
8
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:22:59 ID:YDa1MD1s0
爪'ー`)y‐「どこ行く?」
( ・∀・)「あ!あそこのパスタ気になってたんだよね」
爪'ー`)y‐「美味かったよあそこ」
( ・∀・)「いつもなんか美味いもん食べてない?フォックスは大学の周りの店大体食べ行ったことあるっぽいよな」
爪'ー`)y‐「モララーに会った時に、美味いもん食ったぜって自慢するために食い漁ってる」
( ・∀・)「何だそれ!」
爪'ー`)y‐「ははは」
爪'ー`)y‐「あそこのパスタ屋もオススメだけど他の店もいっぱいあるぜ、何食べたい?」
( ・∀・)「やぁきにぃく食べたいなぁ〜」
爪'ー`)y‐「プーさんはそんな事言わない」
( ・∀・)「ははは」
迷いに迷って結局普通のファミレスに行った。
長時間だべれるからって。
9
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:23:23 ID:YDa1MD1s0
( ・∀・)「デザート美味しかったな」
爪'ー`)y‐「なー。次モララーに会った時に自慢しとくわ」
( ・∀・)「マジかー。僕もフォックスに会ったら自慢しよー」
気付けば数時間も経っていた。
くだらないことを言って笑い合って、とりとめもない話で盛り上がって。ちょっと休んでまた話して。
何でもないようなことでも笑えるのって若さなのかな。
終電近くまで話した。そろそろ帰るか、ってどっちも言いたくなさそうだったけど店員さんがそろそろラストオーダーのお時間ですと言うのでじゃあ帰るかね、とフォックスが言った。
10
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:23:55 ID:YDa1MD1s0
爪'ー`)y‐「次は焼き肉な」
( ・∀・)「やったー!」
商店街を歩く。
音楽が流れている。
もう結構な夜だけど誰が流しているのか、酔っ払い達しかいない道は少しだけ和やかだった。
11
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:24:48 ID:YDa1MD1s0
後ろを歩くフォックスが、流れてる音楽を口ずさんでるのが聞こえた。
(・∀・ )"「知ってんの、この曲」
爪'ー`)y‐「俺この歌嫌いじゃねーな」
( ・∀・)「俺もこの歌好き!」
爪'ー`)y‐「俺は『嫌いじゃない』って言ったんだけど」
( ・∀・)「じゃあ好きってことだろ?」
爪'ー`)y‐「…そんな簡単な話じゃねーのよ」
( ・∀・)「そうなの?」
爪'ー`)y‐「そーだよ」
フォックスは口だけで小さく笑った。
( ・∀・)「次絶対フォックスの奢りで焼肉な」
爪'ー`)y‐「なんで俺の奢りになってんだよ」
( ・∀・)「ははは」
爪'ー`)y‐「ははは」
そこからは2人して鼻唄を歌って、会話らしい会話はしなかった。
12
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:25:11 ID:YDa1MD1s0
フォックスとご飯に行けたのはこの日が最初で最後だった。
僕たちは2回生になった。
( ・∀・)「…ぁぁ〜〜終わった…二重の意味で…」
テスト期間が終わった。
地獄のようにしんどい1週間だった。
テスト勉強で徹夜をしまくったので、緊張感も解けてただひたすらに眠い。
( ・∀・)「帰って寝よ…」
この時間帯の電車は空いている。
迷うことなく端っこの席に座って思い頭を背もたれに預けた。
…なんだっけ。そうだ、金曜日だ。
あいつにメールしなきゃ。
電車に揺れる身体と頭が眠気を誘う。
13
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:25:38 ID:YDa1MD1s0
2回生になってから、フォックスは大学へ来る回数が減った。
たまに大学で見かけるたびに次はちゃんと来いよと言って、向こうは悪いと笑う。
疲れたような顔をしてたのでバイトしまくってるのかなと思い、それ以上は何も言えなかった。
その後しばらく話して、別々の講義を受けに行く。
そしてまた1ヶ月後とかに姿を見る。
それでも金曜日になればメールを送っていた。たまに、思い出した時に。これだけが唯一フォックスと繋がれる手段のような気がしていた。
くだらない内容でも、金曜日に送れば返ってきたんだ。
( ・∀・)(あいつちゃんとテスト受けたんかな…今月入って一回も姿見てないけど…)
( -∀・)(メール……う、だめだ眠い…あとでいっか…)
重たい瞼を閉じる。何秒もしないうちに睡魔が意識を持っていってしまった。
14
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:26:05 ID:YDa1MD1s0
( ・∀・)「あ!」
( ・∀・)(メール送るの忘れちゃったな昨日…)
気付いたのは土曜の昼だった。
完全に忘れていた。
たまに送らないこともあるから向こうは何も気にしてないだろう。
テスト期間中だというのはあいつもわかってるだろうし。
( ・∀・)「……来週のゼミは来るかな」
( ・∀・)「そしたら、送るの忘れてごめんーお詫びに焼肉行こーぜーって誘ってみるかな」
( ・∀・)「ふふ」
15
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:26:30 ID:YDa1MD1s0
ブブ
( ・∀・)「ん?メールだ」
( ・∀・)】「…?」
フォックスからだった。
向こうからメールが来るのは珍しい。
ゼミかテストについてだろうかと軽い気持ちでケータイを開く。
16
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:26:58 ID:YDa1MD1s0
爪'ー`)y‐『お前のこと、嫌いじゃなかったよ。元気でな』
.
17
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:28:41 ID:YDa1MD1s0
文面はただそれだけだった。
脈絡が無さすぎて何度も何度も読み返したが、その一文だけ送られてきたのだった。
( ・∀・)「…??」
( ・∀・)「……何?どゆこと?」
元気でな、が全く意味がわからなかった。こんな言葉、もう会わなくなる時しか使わなくないか?
( ・∀・)「大学辞めんの?」
(;・∀・)「電話…」
なんでもないメールだった。いつものあいつの、軽くて緩くて煙みたいな内容。掴めないようなよくわからない内容。
コール音が何回も鳴る。
出ない。出ない。出ない。出ない…
10回目くらいでブチっと音がした。
18
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:29:12 ID:YDa1MD1s0
( ・∀・)「切られた…?」
(;・∀・)、「なん…なんだよ、よくわかんない…」
よくわからなかったが切られたということに謎の安堵を覚えた。
(;・∀・)(切ったということはまだケータイをいじってるっていうことで…だから…大丈夫…って何がだよ、馬鹿だな)
もう一度電話をかけてみたが、次は『おかけになった電話番号は現在電源が入っていないため通話ができません』というアナウンスが流れるだけだった。
手のひらが冷たくなる、何が何かよくわからないけれど。
嫌な予感だけが身体中にじわじわ広がって変な汗が出た。
(;・∀・)「…明日…ゼミだし…ゼミ、もうサボれないから来るだろうしその時に…その時に何だよあれって言えばいいか…」
(;・∀・)「休みすぎて単位足りなくて大学辞めるとかかな、田舎に帰るとかそんなだろ…挨拶ぐらいはしたいから大学くるよ…うん…」
19
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:29:43 ID:YDa1MD1s0
だけどその明日は来なかった。
.
20
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:30:10 ID:YDa1MD1s0
ゼミの教授に呼ばれた。
君は、仲が良かっただろうってよくわからない前置きで教授室に連れて行かれた。
( ・∀・)「……なんて?」
( ´ー`)「……狐塚くんは、一昨日…」
( ・∀・)「いや!!」
( ・∀・)「いやいやいやいや、そんな!そんなわけないですよやめてくださ、」
( ;∀-)「っ」
( ;∀;)「やめてください変な…冗談…っ!!ひ、昨日…だって…!」
21
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:30:30 ID:YDa1MD1s0
教授が意味のわからないことを言う。
フォックスが一昨日死んだって。
そんなわけがない。そんなはずがない。
なんで?
思わず涙が出てきた。そんなわけがないんだ、だって昨日メールが来て電話したら切られて。死んだ人間がそんなこと出来るわけがない。
嗚咽で半分くらい途切れながらもそう教授に教えた。
フォックスが死んだなんて言う教授も、目が赤かった。
僕の話を静かに聞いてくれた。
部屋は、僕の嗚咽と辿々しい声しかしない。
ドッキリだよ、なんて出てくる奴もいない。
そうだったらいいのに。
そうだったらいいのに。
22
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:30:53 ID:YDa1MD1s0
頭の隅で分かってはいた。
良識ある大人がわざわざこんなところに呼び出して不謹慎な嘘を言うわけがないって。
でも僕は嘘であって欲しかった。
だって、まだ僕ら20になりたてでさ、食べたいものもやりたいこともたくさんあるだろ、死なんて遠い存在だろ。
違うのか?フォックスの世界はそんなことなかったのか?
なぁ、だってまだ焼肉行ってないじゃん。
なぁ、僕のケータイの待受、変えるタイミング逃してまだ白目のお前なんだよ。
笑ってくれよ
やめてくれよ、大学辞めて田舎に帰るんだろ。そっちが、本当なんだろう?
23
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:31:27 ID:YDa1MD1s0
手が冷たくなって震えていた。
教授が口を開く。頼むから嘘だって言ってくれと願いながら聞く。
( ´ー`)「…ご遺族の方が何があったか調べるために携帯を見たらしくて」
( ´ー`)「未送信メールのところに『送って欲しい』というようなメールを見つけたから送ったそうだよ」
( ´ー`)「私宛に『授業出れなくてすみません』という内容のものもあった」
( ´ー`)「送ったあとに電話したみたいだね?ご両親がとても出られる状態じゃなかったから切ってしまってすまなかったと言っていたよ」
教授の声が頭に入ってこない。
もう居ないのか?
もう、居ないのかフォックスは。
嘘だ。
嘘、
24
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:31:49 ID:YDa1MD1s0
( ;∀;)「そん…そんなわけないですよ……だって、あいつ…なん…何で?なんも…」
( ´ー`)「ねぇ…本当にねぇ…」
その日はずっと泣いていた。
教授に車で家まで送ってもらったらしいけど覚えていない。
理由はわかってない、むしろ何か知っていたら教えて欲しいと教授が言っていた。
わかるわけがない。僕は、僕だって。
( ・∀・)(何も言ってくれなかった)
( ・∀・)(っていうのは違うか。でも、なんで)
( ・∀・)(もし、あの時)
( ;∀・)「………………」
25
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:32:12 ID:YDa1MD1s0
ケータイを何度も開いては閉じて開いては閉じて開いては閉じて。
あのメールを、目が痛くなるまで見た。
何もわからない。フォックスが何を思っていたのか。
何もわからない。フォックスに何があったのか。
.
26
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:32:34 ID:YDa1MD1s0
次の日起きても、寝ても、そのまた次の日起きても
「フォックスはもうこの世にいないんだ」という思考がぶん殴ってきて何もする気にならなかった。
「焼肉まだ行ってないじゃん」
メールを送った。
フォックスの家族が解約したんだっけ。
メールは送れませんでしたと返ってきた。
( ・∀・)「焼肉…」
腹が鳴る。昨日から何も食べていなかった。
おかしいことに腹は減る。こんな気持ちなのに腹が、減る。
( ・∀・)「…友達が死んでも腹減るんだな…」
爪'ー`)y‐「そりゃそーだろ」
( ・∀・)「え?」
(・∀・ )"
爪'ー`)y‐
27
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:33:01 ID:YDa1MD1s0
フォックスがいつのまにかそこにいた。
煙草を吸って、じっと真っ直ぐ僕を見ている。
( ・∀・)「フォックス」
爪'ー`)y‐「どうした、単位落としたか?」
( ・∀・)「何で……いや…お前……違う…」
( ・∀・)「僕、が」
( ;∀;)「僕が…金曜日にメールを送ってたら…何か違ってたのかな…」
爪'ー`)y‐「そんなわけねーじゃん」
フォックスが笑う。あの日ご飯を食べに行った時のように笑っている。
あまりにも嬉しそうに笑うので僕の涙もひっこんだ。
( ・∀・)「そうなの…」
爪'ー`)y‐「そーだよ」
( ・∀・)「……そっか」
28
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:33:30 ID:YDa1MD1s0
( ・∀・)「なぁ、フォックス…」
(・∀・ )"
( ・∀・)"
( ・∀・)「………」
そこにあいつはもういなかった。
29
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:34:14 ID:YDa1MD1s0
( ・∀・)「よーし、メール送った!」
( ‘∀‘)「モララー主任って未だにガラケーなんですね」
( ・∀・)「そーなんだよーめっちゃ不便」
( ‘∀‘)「スマホに変えたらいーのに」
( ・∀・)「そうなんだよねぇ。でも写真とかメールとか移せないのがあるからさぁ」
( ‘∀‘)「チラッと見えたんですけど待受画面怖くないですか?」
( ・∀・)「そーなんだよーめっちゃ怖い」
( ‘∀‘)「変えたらいーのに」
数年が経った。
僕は大学を卒業して、会社員になった。
誰かが消えても時は進み続けてて、変な世界だよなって何回か思った。
30
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:34:41 ID:YDa1MD1s0
( ‘∀‘)「あ、そうだ!この前言ってたお店行きました?」
( ・∀・)「行ったよ〜美味しかった」
( ‘∀‘)「早!流石早いなぁモララーさん。いっつも美味しいもの食べてますよね」
( ・∀・)「うん、決めてるんだ」
( ‘∀‘)「決めてる?」
31
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:35:02 ID:YDa1MD1s0
僕はあのメールを消せなかった。
多分一生消せない。待受も変えられない。
すごく困る。だから、その仕返しを考えている。
.
32
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:35:42 ID:YDa1MD1s0
( ・∀・)「いつかまた会った時に『これだけ美味しいもの食べたんだぞ、参ったか!』って自慢するってね」
「なんだそりゃ」
( ・∀・)「え、なんか言った?」
( ‘∀‘)「なんです?」
( ・∀・)「いや…」
(・∀・ )"
(・∀・ )「……」
( ・∀・)「ははは」
.
33
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 21:36:16 ID:YDa1MD1s0
https://open.spotify.com/track/6ybcpFynv2TfgBffHXFTO6?si=W9QvLD-eQLetrTGEGFMPVw
終
34
:
◆pOmRs4V2Q.
:2021/10/18(月) 21:38:48 ID:YDa1MD1s0
投下は以上になります。
ミスで重複スレを上げてしまい申し訳ありませんでした。
35
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 22:17:35 ID:J9EMKaCs0
乙乙、悲しいけどいい話だった
ミスは……ドンマイ!
36
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 22:55:55 ID:uhQONbeM0
乙です
37
:
名無しさん
:2021/10/19(火) 00:35:44 ID:ytGBtmv.0
乙
大学時代の夏休み明けに友人が死んでたのを思い出したわ
38
:
名無しさん
:2021/10/19(火) 12:42:00 ID:rQv3TImE0
これくらいの距離感いいね
爽やかさのある辛さ…乙
39
:
名無しさん
:2021/10/23(土) 18:42:10 ID:Ficp1NU.0
訃報を訊く側の突然線が切れる感じがリアル
乙
40
:
名無しさん
:2021/10/27(水) 22:24:12 ID:RCoInFOs0
泣いた。すげー好き。乙!
41
:
名無しさん
:2021/11/06(土) 12:42:19 ID:IINteX.E0
嫌いじゃないよという言葉にどれ程の込められていたか想像すると切ない
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