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バック・トゥ・2020のようです
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ラノブンピック参加作品。
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「座標検索中。バッファリング80……72……90……89……95……」
「超電磁エネルギー充電完了。亜空間レーダー補足開始」
「プラグオールチェック完了。問題ありません。」
「座標検索完了。目標!!2020年5月7日!!日本!東京したらば市!!」
从´ヮ`从ト「いよいよね。緊張している?」
ハハ ロ -ロ)ハ「いいえ!すごいワクワクしています。」
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从´ヮ`从ト「この課題(ミッション)が終われば、貴女は我がしたらばイーストン校を卒業よ。」
从´ヮ`从ト「期待しているわ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ありがとうございます!頑張ります。」
ハハ ロ -ロ)ハ(待ってて下さい!この私がアナタの運命を救ってみせます!)
「システムオールグリーン!時空移動装置(タイムマシン)起動!!」
「「「バック・トゥ・2020!!!」」」
.
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2020年4月25日・東京したらば市
ξ゚⊿゚)ξ「………ソ…………」
ξ゚⊿゚)ξ「………クソが……殺してやる。ぶっ殺してやる………クソ……」
ξ゚⊿゚)ξ(今日も誰とも話さなかった。毎日同じ事の繰り返しだ。)
ξ゚⊿゚)ξ(この前はいつ他人と喋ったっけ?え?4日前にコンビニで『お箸いりません』っ言っただけだわ)
ξ゚⊿゚)ξ「カスが………」
ξ゚⊿゚)ξ「………鍵……鍵……出てこねぇ……クソが………あーっ!あったあった」
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鍵を開け、靴を脱ぎ、リビングに入る。
冷蔵庫に牛乳があったはずだ。コクのある物が飲みたい。
冷蔵庫を見ると、ほんのすこしだけ冷蔵庫が開いていた。
『あいつ』………また開けっ放しにしてやがる……
牛乳は無かった。キッチンの流しを見ると、牛乳パックが横倒しになっている。
中身を見ると、空っぽだった。
ξ゚⊿゚)ξ…………ぶちん………
頭の中の奥で何かが切れた気がした。我慢出来ない。今日こそ殺そう。
私はキッチンから柳刃包丁を取り出し、『あいつ』の部屋に向かおうとした。
-
…………バチ…………
ξ゚⊿゚)ξ?
今の音は何?気のせいか?
バチ………バチチ……………
ξ;゚⊿゚)ξ!!
ξ;゚⊿゚)ξ「気のせいじゃあないッ!!何もない空間に『稲妻』が疾っている!!!」
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バチチチチチチチチチチチチチチチチ!!
ハハ ロ -ロ)ハ
バチチチチチチチチチチチチチチチチチチ!!
ハハ*ロ -ロ)ハ「おはよう!こんにちは!こんばんは!」
ハハ*ロ -ロ)ハ「私の名前はハローです!!アナタの運命を変えに来ましたッ!!!」
!!バァ ̄ ̄ ̄ ̄ハハ ロ -ロ)ハ_____ン!!
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「…………と、」
ハハ ロ -ロ)ハ「と?」
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ハハ ロ -ロ)ハ(おかしい……。この時代の挨拶はさっきので合っているはずだ)
ハハ ロ -ロ)ハ(まさか、JK語か?マジ卍?)
ξ゚⊿゚)ξ「とりあえずテーブルから降りろ。なに人様の家具に土足で立ってんの?」
ξ゚⊿゚)ξ「殺すぞ」
ハハ ロ -ロ)ハ「す、すいません」
(´°ω°`)「それからどしたのッ?」
つ夕ボロン
ξ゚⊿゚)ξつ旦「どうぞ、粗茶ですが」
ハハ ロ -ロ)ハ「ありがとうございます。おいくらですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「金取らねーよ。喫茶店じゃあねぇんだぞ」
ハハ ロ -ロ)ハ「分かりました。シロノワールってあります?」
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇよ。コメダ珈琲じゃあねぇんだぞ」
ξ#゚⊿゚)ξ「誰だ貴様!!」
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ハハ ロ -ロ)ハ「では改めて。私はハロー。【2121年】から来ました。したらばイーストン校3年生です。」
ξ;゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「……つまり【未来から来た】って事?」
ハハ ロ -ロ)ハ「Exactly(そのとおりでございます)」
ハハ ロ -ロ)ハ「貴女は津田 蓮さん。したらば高校1年生の津田 蓮(つだ れん)さんですよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「ああ、ああ」
ξ;゚ー゚)ξ「何?これドッキリ?」
ハハ ロ -ロ)ハ「あとでくまなくカメラを探しても大丈夫ですよ。これはまぎれもない現実です」
ハハ ロ -ロ)ハ「そして、私はもう一つ、貴女にとって【重要な現実】を伝えに参りました」
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ハハ ロ -ロ)ハ「今から51年後の2071年3月24日、貴女は67歳で【孤独死】します。」
ξ;゚⊿゚)ξ「………あ?………」
ハハ ロ -ロ)ハ「死因は脳溢血。死体は死後2週間経った状態で発見されました。」
ハハ ロ -ロ)ハ「ご近所では有名な意地悪ババアで通っており、身寄りもいらっしゃらなかったと聞きます」
ハハ ロ -ロ)ハ「貴女の今際の際は孤独でそれは寂しいモノでした」
ξ; ⊿ )ξ
ξ; ー )ξ「じゃあ何?私はこのまま死ぬまでクソボッチ状態だって事?」
ξ#゚⊿゚)ξ「ふざけるなッ!!」
-
ξ#;⊿;)ξ「………クソ!!クソがァ!!!」
ξ#;⊿;)ξ(な、涙が止まらない。この女が未来から来た事よりも、自分がボッチで死ぬ事がよっぽどリアルだ……。でも)
ξ;⊿;)ξ「あ、あんまりよ………」
ハハ ロ -ロ)ハ「大丈夫ですよ。ツンさん」
ハハ ロ -ロ)ハ「私が所属するクラスでは卒業試験として【課題(ミッション)】を選択し、成功させると卒業が認定されます」
ハハ ロ -ロ)ハ「私が選んだジャンルは【ボランティア】。課題内容は【津田 蓮さんの孤独死の未来を防ぐ事】。」
ξ゚⊿゚)ξ「………早い話、私はあんたの点数稼ぎってワケ?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ツンさん。私は嘘をつきたくありません。その人に嘘をつくのはナメているということだからです。」
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ハハ ロ -ロ)ハ「だから、あえて本当の事を言います。任務の成功は私の未来の為です。」
ハハ ロ -ロ)ハ「でも、それ以上に貴女の運命を救う事も大事に思っているのも真実なんです。」
ハハ ロ -ロ)ハ「どうか、私を信じて!」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「………それで具体的なプランは?まさか手ブラで来たワケじゃあないでしょ?」
ハハ ロ -ロ)ハ「よくぞ聞いてくれました!」
ハハ ロ -ロ)ハ「未来の世界では私達の暮らしを豊かにする為に科学技術が著しく進歩しました!今回はいくつかのアイテムを持ってきています!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「それでは早速いきましょう!」
ξ゚⊿゚)ξ*「おお、ドラ○もんみたいね。ちょい楽しみだわ」
ハハ ロ -ロ)ハ「こちらです!」
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デェ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____ン!!!
( ゚∋゚)_.. ッ". -'''" ̄ ̄^ニv..........,、
,.. -―'''';;]_,゙二二__,,/ _..-''" ゙゙゙̄''ー `'-、
,,-'"゙゙,゙ニ=ー''''"゙゙シ'"_,゙,゙,,,,,,,_ `'''T゛ \
/_..-'"″ '''^゙>'''"゛ ´ `!、
_..イ'"゛ ./ \ ,..-''''''''''''''ー.., .l
/ / ./ `゙''‐ .、 \.,,,│
/ l 「 l " .`''、
/ l゙ i ! .,! . .,!
! ./│ ._/ .ヽ,_, ,│ │ ! .!、
,, -ー¬'''" ./ .ヽ _.. ‐″ .`'. " `゙''―- ....,,,_ _.../ │ l 丿 .′
′ .i゙'''゛ `'''r‐―‐'´ ヽ .l _,. .ヽ
|, _,,,,,....、 / .‐ , .`'i .`'' .″ ヽ
,,.. . .ヽ. .ン._,,,,,,... .、,`'ー、、 ,. _..l, │ / ヽ .../ '
゙l、.i ′ ゛ `"´ '"´ ,.ゝ ! .| l/
‐'│゙.l i ,r'" " l .l ,, 'ソ゛ `
,i゙.l .\ ‐- ........ ‐' 、 ,r‐'' |, .ヽ _,, イ゛ .'、
/ l. | _i,,,...... -----.... ....;;_ / " ....l .ヽ .,/´ .ゝ .ヽ
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-'" ̄ ̄゛ .!.´ `"'ー ..,゙.\.l .,/ ヽ ゙./ .l .`_,,,,,
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| .ゝ′ ! ./ | ゙'l゙ .,/゛ ._,,、l゙
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ξ゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「は?マ?」
ハハ ロ -ロ)ハ「その名も【光学迷彩鳥(ステルスバード】!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「クックルさん。【卵】を2つばかしお願い致します。」
プリン( ゚∋゚)「りょ!」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、煮卵みたいなお尻………」
::::::(; ゚∋゚)::::::::「……ン"ン"ン"ン"ン"……」
ξ;゚д゚)ξ「ちょおおおおおおい!力むなッ!!人ん家でウン○すなーーーっ」
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ハハ ロ -ロ)ハ「ツンさん大丈夫です。クックルさんの肛門と睾丸の間にある蟻の門渡りには穴があり、そこから【玉子を産む】のです」キタナクナイヨ
(* ゚∋゚)「ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!イ"グウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!」
……………ぶりゅるるるる♡♡♡……
ハハ ロ -ロ)ハつ○「さぁ出来ましたよ。ツンさん、卵を割りますから、動かないでください」
卵を割ると、中からドロドロとした液体が大量に出てきて、ツンの頭からつま先までの全身を覆った。
ハハ ロ -ロ)ハ「ツンさん、鏡を見て下さい。」
ξ;゚⊿゚)ξ「これは……!!私、【透明になっている!!】」
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ハハ ロ -ロ)ハ「光学迷彩鳥の卵は周囲の背景と同化する性質を持っています。ハリ○タの目くらまし術のようなモノとお考え下さい」
ハハ ロ -ロ)ハ「さあ!外へ遊びに行きましょう!クックルさんはお留守番をお願いします!」
(* ゚q ゚)アヘェ
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっ!待ちなさいよ!」
(´°ω°`)「それからどしたのッ?」
(つ*⊂)クパア
ハハ ロ -ロ)ハ「ヒャヒャヒャ!楽しいですね!ツンさん!私達は透明だから見えない!でも私達はここに確かに存在する。ほぉら、こんな事も出来ちゃいます!」
バサァ
女子A「キャア!エッチな風さん!」
ハハ ロ -ロ)ハ「Tバック………だと……!?」
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ξ゚⊿゚)ξ「………ねえ?このアイテムって私のボッチ生活を改善する為よね?」
ξ゚⊿゚)ξ「透明になって、どうやってボッチを脱却できるの?」
ハハ ロ -ロ)ハ「…………え?」
ξ゚⊿゚)ξ「さては何も考えてないわね。おめーポンコツか?」
ハハ ロ -ロ)ハ「まあまあ。今日は私の力の一端をお見せする、言わばデモンストレーションですよ。」
ハハ ロ -ロ)ハ「それよりもツンさん!学校の中見せて下さいよ!!ね?」
ξ゚⊿゚)ξ「しょうがないわね………」
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2人はそこから学校を探検した。
透明な彼女達には誰の目に触れる事も無く、その事実がツンの心をほんの少しだけ高揚させた。
ハハ ロ -ロ)ハ「ふむふむ、なるほど。2020年の学校はこんな感じなんですねー、なるほど。」
「…………………………」
ハハ ロ -ロ)ハ「ん?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの?」
ハハ ロ -ロ)ハ「何か聞こえませんでした?」
ξ;゚⊿゚)ξ「やだ、やめてよ。こんな夜になった学校でそんな事言わないで。」
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「………………ン♡………」
ハハ ロ -ロ)ハ「ほら、やっぱり聞こえますよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「音はこっちから聞こえます!!」だっ
ξ;゚⊿゚)ξ「え、ちょっ!!!」
ーーーー視聴覚室ーーー
ハハ ロ -ロ)ハ「ここです。ここから聞こえてきます。さっきよりもクリアに聞こえます」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?マジ?これって………」
ハハ ロ -ロ)ハ「透明だし気づかれないと思いますが、少しだけ窓を開けて覗いてみますね。」
ξ;゚⊿゚)ξ「恐れ知らずかお前」
窓|⊿゚)ξ|窓
窓| -ロ)ハ|窓
-
♡ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん♡
川*д川「お"お"やばい!!○○コイクッ!!もっと突いてアン♡お"かしくな"っちゃう○ンポイイ!!アッー♡アン♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ」
♡ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん♡
ξ゚⊿゚)ξ|窓 そっ閉じ
ハハ ロ -ロ)ハ「知ってる人ですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「………同じクラスの子よ。名前は仲間 貞子(なかま さだこ)。」
-
ξ;゚⊿゚)ξ「えーー?マジィ?地味で大人しい子だと思ってたけど、全然トチ狂っているじゃん」
ξ;゚⊿゚)ξ「スタンドも月まで吹っ飛ぶこの衝撃」
ハハ ロ -ロ)ハ「お?ジョジョですね?今68部までやってますよ。」
Σξ;゚д゚)ξ「マジでッ!!?」
「誰!?誰か、そこに居るの?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ヤバイですよ。私達の姿は見えませんが、とっとと逃げましょう」
2人は学校の外へ逃げた。
ツンの家に戻る頃には、すでに空は白んでいた。
-
ハハ ロ -ロ)ハ「すいません。結局、何の成果も出せませんでした。」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚ー゚)ξ「いいえ。」
ξ゚ー゚)ξ「久しぶりに【ドキドキ】した。それだけで十分よ」
ξ゚⊿゚)ξ「今はね。」
ハハ ロ -ロ)ハ「お任せ下さい!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「このハロー!!必ず貴女の運命を変えてみせます!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「日○カッ○ヌード○のCMみたいな日常にしてみせます!!」
ξ゚⊿゚)ξ「アオハルかよ、もうええわ。」
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【おまけ】
(´・ω・`)「ほら、ビーグル。おやつのジャーキーだよ」
▼・ェ・▼あんあん
(´^ω^`)「浅ましい雌犬だな。俺の股間のジャーキーも食えよ」ジジジ
▼*・ェ・▼あんあん!
「あーーーーーっ!び、ビーグ歯ァ!!歯ァ立てない、で!!あ、あーーー!あーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
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オツ
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続きたのしみ
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朝。教室のドアを開き、すぐ近くの席に座る。
誰とも挨拶は交わさない。でもシカトされているワケじゃあない。
友達が誰も居ないから。誰とも話さないだけ。
「とりあえずここに集まった奴カッケェよ。回していくぜTern Table!」
「吸い込まねぇよ、あぶねえモン。単純明快なジャンケンポン。Yi」
Yeaaaaaaaaah!!!!!
ξ゚⊿゚)ξ「うるさ………」
-
( "ゞ)「はーい。お前達席につきなさい。」
( "ゞ)「今日は良い日だ。このクラスに新しい仲間を紹介する。季節外れの、」
!!!!転校生ーーー!!!!!!
( "ゞ)「おっと?ライム読みは禁止だぜ。そんなんだから、」
ガラララ扉|ハハ ロ -ロ)ハ「韻しかねぇ!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「こんにちは!!ハローです。今日からよろしくお願いします!!!!」
イエーーーーーーー!!!!!!
ハハ ロ -ロ)ハ「あっ!!ツンさーん!!お昼一緒に食べましょ!!学校を案内して下さいよーーーーー」
イエーーーーーーー!?!?!?
-
(´・ω・`)「それからどしたのケツ穴にディルド」
ハハ ロ -ロ)ハ「いやーツンさんのクラスの人みんなイイ人ばっかりでしたね!」
ξ゚⊿゚)ξ「…………そうね……」
ハハ ロ -ロ)ハ「とくに食堂でのリアルFPSはヤバかったですね。最後のアレ、ツンさんスタンド能力に目覚めてませんでした?」
ξ゚⊿゚)ξ
ハハ ロ -ロ)ハ「………ツンさん?」
ξ゚ー゚)ξ「大丈夫。不特定多数の人と喋るのが疲れただけよ」
-
ハハ ロ -ロ)ハ「駄目ですよ。ツンさんはこれから様々な人とコミュニケーションを取ってボッチ脱却ですよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「今から51年後の2071年3月24日、貴女は67歳で【孤独死】します。」
ハハ ロ -ロ)ハ「だけど未来はコンマ1秒単位で更新される。貴女の意思一つでうつろうものなんです。」
ハハ ロ -ロ)ハ「ではテンポよく未来社会の生活グッズを出していきますね。」
テッテレーーーー!
「音声出力型有機生命体作成機!!」
デーー@===□□□ーーーン!!
ξ;゚⊿゚)ξ「おお!またメカメカしいものを………」
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ハハ ロ -ロ)ハ「マイクに声を当てれば、【その声の主である生命体を出力する】事が出来ます。」
ハハ ロ -ロ)ハ「録音した音声は可能。出力する生命体に際限はありません。ただし物体を出す事は出来ません」
ハハ ロ -ロ)ハ「そして出力した生命体はあくまでも疑似的なモノ。歩くなどの簡単な動作は出来ますが、複雑な事は出来ません。」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁーーすっげーー」
ξ゚⊿゚)ξ「この機械は何の為に使うの?」
ハハ ロ -ロ)ハ「え?普通に生命体と遊ぶ為ですが???」
ξ゚⊿゚)ξ「恵まれたスペックに対して、使用用途がフワフワしてんな」
-
ハハ ロ -ロ)ハ「それでは早速使ってみますね。」
ξ゚⊿゚)ξ「…………!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ!!ハロー待って!!」
私はハローが機械を動かすを止めた。
いつからだ?
【いつからそこに居たんだ?】【全く気づかなかった!!】
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙从 ゚∀从┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
.
-
銀髪の髪が左眼を隠すようにウエーヴがかかっている。
右眼はルビーの様に赤く、漆黒の闇よりも黒いロングスカートがはためいていた。
ハハ ロ -ロ)ハ「?ツンさん。あのコスプレイヤーは誰ですか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「コスプレイヤーとか言うな………」
ξ;゚⊿゚)ξ「あの人は私のクラスメートの高岡さんだ。この学校の番長で敵対者はその圧倒的な暴力の前で敗れていったと聞く。」
ξ;゚⊿゚)ξ「誰とも群れないその姿からついた仇名は『孤高の赤狼』よ」
ハハ ロ -ロ)ハ「すこいですね仇名のセンス。ヤンキー漫画の読みすぎじゃあないですか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぶっちゃけ私もそう思ったわ。」
-
从 ゚∀从ズイッ
ξ;゚⊿゚)ξ!!
ξ;゚⊿゚)ξ(か、カツアゲされる!!)
从 ゚∀从『ねえ!』
彼女は放たれた声はまるで少女のように可憐だった。
例えるなら日曜朝8時から放送されている女児アニメのキャラがそのまま出てきたかのようだった。
格好はスケバン刑事なのに。
-
ハハ ロ -ロ)ハ「声可愛いっ」
从 ゚∀从『いきなりゴメンなさい。貴女達のお話が聞こえてきて。』
从 ゚∀从『その機械に声を聞かせたら、中からその人物が出てくるの?』
ハハ ロ -ロ)ハ「その通りですよ!理解力の高い人なんですね!」
ξ;゚⊿゚)ξ「いやいや。信じるの?結構突拍子もない事言ってるよ?」
从 ゚∀从『大丈夫!【ひめおな】でも似たようなお話がありました!』
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「あ?」
高岡さん曰く、日曜朝9時放送のアニメ『プリンセスはオナニスト』の大ファンらしく、彼女の格好も登場人物の魔法少女のファッションを模倣しているらしい。
从 ゚∀从『これはseason5・第233話に出てきたオナニストアイテム、声のパペット。まさか、そっくりの機能を持ってるなんて』
-
ハハ ロ -ロ)ハ「キャラ設定が多すぎて情報が渋滞してますね」
ξ;゚⊿゚)ξ「ハローは言葉に遠慮が無さすぎ…」
从 ゚∀从『あの……いきなりこんな事言うのはアレだけど、お願いがあるの』
ハハ ロ -ロ)ハ「お願い?」
从 ゚∀从『ひめオナに出で来る主人公。プリンセスミセリ→ミセ*゚ー゚)リ役の津田葵さんに会いたいのッ!!!』
ξ;゚⊿゚)ξ「え?声優さんに会いたいの?普通にHPとかライヴに行けば生の人に会えるんじゃあないの?」
从 -∀从))『ううん。津田様はメディアに姿を現さないの。」
从 ゚∀从『だから一目だけでもお会いしたいの』
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ハハ ロ -ロ)ハ「ツンさん。どうします?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね。やってあげてもいいんじゃないかな?」
从* ゚∀从『ありがとう!』
ハハ ロ -ロ)ハ「声はどうします?」
从 ゚∀从『私のスマホに津田様のボイスサンプルがあるわ。ひめおなのミセ*゚ー゚)リの声を切りとって保存してるの』
ハハ ロ -ロ)ハ「ウワーーオ。保存データ容量がMAXですよ。この人」
ξ゚⊿゚)ξ「よっぽど好きなのねーー」
-
白<〜〜〜〜〜〜
@===□□□°;;)メメメメメ
ξ;゚⊿゚)ξ「うお!出てきた!本当に出てきたわ!」
从 ゚∀从「……………」
@===□□□°::3::° )メメメメメ
ξ;゚⊿゚)ξ「え?これって?………」
ビャーーー( °::3::°)ーーーーーン!
-
ハハ ロ -ロ)ハ
ハハ ロ -ロ)ハ「中年のおっさんですね。どこに出しても恥ずかしくないおっさんですよ。」
从 ゚∀从
ξ;゚⊿゚)ξ「あーー、声と見た目にギャップがあるってよくある事だとの思うのよ………。高岡さん残念だけど………」
从 ゚∀从『………残念…?』
从 ゚ー从『いいえ。私はこの人に出会えて本当に良かった。この人の演技や発声は完璧でした。完璧にプリンセスミセリなんです』
从 ゚∀从『私、声優になります。声優になって、この方と一緒にお芝居をやりたいっ!』
-
从^∀从『今日この瞬間、私の人生は始まりました』
从 ゚ー从『あなた達に出会えて本当に良かった。ありがとう!』
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「こんな事って本当にあるのね………」
ハハ ロ -ロ)ハ「きっと心からリスペクトしている人はもっと本質的なところを敬っているから、見た目のような些細な事は関係ないんでしょうね」
从* ゚∀从わー
つ( °::3::°)ミー
ξ゚⊿゚)ξ「………本質………」
ξ゚⊿゚)ξ「私の本質………」
ーーーーーツンの自宅・屋根裏部屋ーーーーー
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
( <●><●>)
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
-
おまけ】
(´・ω・`)「痛てて………。チン○にモザイクかけなきゃいけない感じになったよ」
▼・ェ・▼あんあん!あんあん!
(*´・ω・`)「この馬鹿犬が………。おいで散歩に行こう」
▼*・ェ・▼あんあん!あんあん!
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乙だす
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TV「続報です。先週、したらば刑務所を脱獄した、したらば市連続殺人鬼『若山信雄』はしたらば市で目撃されたとの情報が入りました。」
TV「したらば市住民の戸締りに気をつけて。若山の目撃情報はこちら、したらば警察まで………」
ハハ ロ -ロ)ハ白「……いきなり、そんな事を言われても困ります。まだ何も成果を出せていないんですよ」
ハハ ロ -ロ)ハ白「………はい、はい、………では、あと1日、いや数時間待って下さい。それまでに何とか芽だけでも出さないと………」
ハハ ロ -ロ)ハ白「それでは、」
ハハ ロ -ロ)ハ「…………」
ξ゚⊿゚)ξ「ハロー、ちょっといい?」
-
ハハ ロ -ロ)ハ「もちのロナウド・ウィーズリーですよ!どうしました?」
ξ゚⊿゚)ξ「………ちょっと相談があるのよ、貴女にしか頼めない事。」
ハハ ロ -ロ)ハ「………コーヒーを淹れますね」
ハハ ロ -ロ)ハ「相談というのは【弟】さんの事ですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「………よく分かったわね。と言っても未来の世界なら私達の情報くらいあるわよね。」
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ξ゚⊿゚)ξ「もう2年になるわ。弟のドクオが家に引きこもってから……」
ハハ ロ -ロ)ハ「原因はなんだったんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「直接的なの中学1年生の頃よ。イジメに遭ってしまって………すっかり人に対して心を閉ざしてしまった」
ξ゚⊿゚)ξ「今じゃあ誰とも口を聞かないわ。」
ξ ⊿ )ξ「母さんも父さんも仕事で海外にいるから、中々家に帰ってこない。この2年の間、私………寂しかった。」
ξ゚⊿゚)ξ「思えば、私が他人の事を良く思えなくなったのも、ドクオが引きこもってからよ。」
ξ゚⊿゚)ξ「安直な感じに聞こえるかもしれないけど、私はこの状況を変えたいの。」
ハハ ロ -ロ)ハ「分かりますよ。その為に私の未来の道具を使いたいって事ですね?うってつけのものがありますよ」
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テッテレーーーー
精神分離入替機〜〜〜〜!!
◎====( ☆ )=====◎
ξ゚⊿゚)ξ「精神?分離?」
ハハ ロ -ロ)ハ「この機械の原理は脳の電気信号を解明し、その電気信号をそのまま肉体にコピー&ペーストする事。」
ハハ ロ -ロ)ハ「つまり【人間の精神を入れ替える】事が出来ます。」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「なるほど。理解したわ。ドクオの身体を借りて、イジメっ子を闇討ちするのね?任せて生爪剥がしてくるから。」
ハハ ロ -ロ)ハ「グロいですよツンさん。まあ、そこまでは言いませんが………、きっかけとしては、これ以上のモノはありませんよ」
ξ゚⊿゚)ξ「OK。早速やってみよう」
-
ヴィイイイイイイ
(((◎====( ☆ )=====◎)))
ξ゚⊿゚)ξ「もしドクオが私の体でオ○ニーをしだしたら、遠慮なくボコボコにするわ」
ハハ ロ -ロ)ハ「その時はツンさんの身体が傷つきますよ」
ξ ⊿ )ξガクン
ξ ⊿ )ξ スースー
ハハ ロ -ロ)ハ「ツンさん?入れ替わった相手は就寝中だったのかな?」
ハローの後ろでリビングの扉が動く音がした。
('A`)「……………」
-
ハハ ロ -ロ)ハ「ツンさん。やりましたね。ご気分はいかがですか?」
('A`)「………ああ………」
ハハ ロ -ロ)ハ「先程ドクオさんは寝てたみたいです。ツンさんの身体も寝てるでしょ。直前までの行動が反映されますからね。」
ハハ ロ -ロ)ハ「どうします?起きるまで待ちますか?」
('A`)「………出かけてくる」
ツン?はそう言って、家を出て行った。
ほんの数分後、2階からドスンという大きな音がなった。
2階の天井から梯子のようなものが落ちてきて、下には30代前半の男が居た。
-
(;<●><●>)「痛ただ………あ、ハローッ!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「………どちら様?」
(;<●><●>)「私よ!!ツンよ!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「え?どーゆー意味ですか?」
(;<●><●>)「私にも分からないわ。おそらく、この家は貴女を除いたら、【3人の人間が居た】。私と、弟のドクオ、そして、このおっさん!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「………ヤバイかもしれません。さっきドクオ君の姿をした誰かが外へ出かけて行きました………」
(;<●><●>)「まずはこのおっさんが誰か知る必要があるわ。そして速やかにドクオの姿をした誰かを確保するわよ」
(;<●><●>)「私の体はどこにあるの?」
-
TV「警察は若山信雄の顔を一般公開し、広く情報を求める予定です」
TV「( <●><●>)が若山信雄の顔です。目撃された方はすぐに110まで。」
穏やかな風が頬を撫でる。
('A`)スゥーハァーー
('A`)「空気が上手い。深く呼吸をしたのは一体いつぶりだろうな。」
………おい!お前ドクオじゃあねーか?
('A`)?
(,, ゚Д゚)「やっぱりドクオだよ。なんだお前?死んでたと思ってたよ」
('A`)
-
(,, ゚Д゚)「俺がイジメすぎて引きこもったって聞いたぞ?え?こら。テメーみたいなクズは死んだ方がいいんだよ。また詰めてやろうか?あ?」
(,, ゚Д゚)「お前ねーちゃん居たよな。テメーに似てブサイクなのか?なんでもいいけどよぉ、ヤらせろよ。女と別れたばっかでチン○の先乾いてんだよ。お?ダンマリか?」
(,, ゚Д゚)「死人の練習か?それとも早速出ちゃったのか?日本語分からない作戦ンンンンンンンンッ!!」
('A`)
('A`)「よく動く口だ。」
(,, ゚Д゚)「あ?」
-
不良は口の中に違和感を感じた。
指を入れてみると、口の中にあるはずの『歯が一本も無かった』
ポツポツと歯茎から血が滲み出てきて、そして、
(,, ゚ཀ ゚)。:::・゚::。ウボェーーーー
('A`)つパラパラパラ
その男は一瞬にして、全ての歯をへし折り抜き去った。
手を広げ、不良の目の前に落とす。
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('A`)「街中を歩む男達の姿はどこか真っ直ぐだろ?それは個々が持つ【信念】に突き動かされているからだ。」
('A`)「私は心の中にある【殺人欲】に突き動かされてここにいる」
('A`)「ところで、これから君を嬲り殺すけども、最期の言葉は『ウボェーーーー』でいいのか?」
(,, ゚つ ゚)「ひっ、許して…………」
アンアンアン!アンアンアン!
こら!!ビーグル!!待ちなさい!危ないだろ!
('A`)「ふむ。分が悪いな。逃げるとしよう。」
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(´・ω・`)「それから1時間経過した。殺人鬼はしたらば市と隣町の境目にある河川敷に来ていた。」
('A`)「……………」
('A`)「ここはいいな……。夕焼けに染まる鉄橋に哀愁を感じる。」
('A`)「思春期の頃、私は【境界線】が好きだった。黄昏時、水平線、波打ち際。そして生と死。」
('A`)「人が死ぬ時、魂の像(ヴィジョン)が境界線を超える。その光景を見るのが堪らなく好きなんだ。それを突き詰めた結果、世間は私の事を殺人鬼と呼ぶようになったが………」
('A`)「私の価値は境界線を観察する事。ただ、それだけだ。それしか価値が無い。」
('A`)「君はどうだ?え?おい」
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ξ;゚⊿゚)ξハァハァ
(((((( 'A`)「分かるぞ。女の子の身体だが、その精神はこの肉体の者だよな?名前はドクオだったかな?不可思議な現象だが、あまり気にはならないな」ズイズイ
ξ;゚⊿゚)ξ「ち、近づくなァ!」
('A`)「近づかなきゃお話出来ないだろ?間抜けが。」
('A`)「君はさっき痛めつけた不良に虐げられていたんだろ?そんな君が私の前に現れて何のつもりだ?」
('A`)「人は運命の奴隷だ。そして君はここで死ぬんだ。覆す事が出来ない。さあ君の息遣いが肌で感じる距離まで近づいたぞ」
殺人鬼は少女を押し倒し、両手でまるで万力で締め付けるように首を絞め始めた。
(*'A`)「こ、興奮する!!シャバに出てから初めて、魂が境界線を越える所を目撃できるッ!!!」
(*'A`)「君を殺した後は少女の死体を犯す事も悪くない。死んでいるから孕む事は無いので安心して中出ししてやるッッッ!!!」
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ξ; ⊿ )ξ「グッ…………」
ξ; ∀ )ξ「狩人が獲物を狩る絶好のタイミングって何か分かるか?」
(;'A`)「は?…………あ!?」
ピシャ
ハハ ロ -ロ)ハ「獲物が他の獲物を狩っている時ですよ」
◎====( ☆ )=====◎
ヴィイイイイイイ
(((◎====( ☆ )=====◎)))
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(* ゚∋゚)「ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!イ"グウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!」
ぶりゅるるる♡
ハハ ロ -ロ)ハ「ツンさん。精神分離入替機のリセットには【有効射程範囲】があります。精神を元に戻す為には機械のそばに近づかなくてはなりません」
( <●><●>)「そうね。だからクックルの透明になる卵で機械とハロー達は姿を隠す。私が囮りになるから、気を取られている隙に精神を元に戻す」
ハハ ロ -ロ)ハ「待って下さい!貴女は今、連続殺人鬼の姿になっているんですよ。外へ出て、誰かに見られたら、通報されて捕まる!そうなったら精神を元に戻せない!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「囮りは私がやります。」
( <●><●>)「それはもっとダメよ。ハローじゃなきゃ機械を操作する事が出来ない。」
( <●><●>)「クックルは、」
(* ゚∋゚)アヘェ
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ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「俺がやるよ」
( <●><●>)「………アンタじゃあ無理よドクオ」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、このままじゃあジリ貧じゃあないか。話を聞く限り囮役に適任なのは姉ちゃんの姿をした俺しかいない」
(#<●><●>)「イジメられて引きこもっているアンタじゃあ無理だって言ってんのよ!分かっている?相手はイキッたヤンキーじゃないのよ。マジもんの人殺しよッ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「分かっている。今だって震えている。小便ちびりそうだ。」
ξ゚⊿゚)ξ「だけど『ココ』なんだッ!!俺がもう一度立ち上がる瞬間はッ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「お、お、俺はイジメられていた。でも、それ以上に何も出来ない俺が嫌だった。だから逃げた。自分の部屋へ。誰にも犯される事のない場所へ。」
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ξ;゚⊿゚)ξ「もしココでも何も出来ないなら、俺は決して立ち上がれない!部屋から永遠に出る事が出来ないッ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「自己中に聞こえるか?俺は自分の事しか考えてないように思うか?その通りだッ!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「……………」
(;<●><●>)「あんたの言いたい事は分かるわ。でもそれは今でなくていいじゃない……」
ξ;゚⊿゚)ξ「じゃあいつならいいんだ?明日か?それっていつの明日だ?違うんだよ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「姉ちゃん!明日って今さッ!!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「………ツンさん……」
(;<ー><ー>)フー………
( <●><●>)「2人とも聞いて。プランを考えたわ」
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( <三三三>)「ムーーー!ムーーー!」
ξ゚⊿゚)ξ「入れ替わる前に目隠しして手足を縛っててよかったわー。おかげで余分に戦闘をしなくて済んだしね。」
ξ゚⊿゚)ξ+「よし、じゃあコイツを地の底に埋めるか。」
(;'A`)「駄目だよ姉ちゃん。こいつは警察に任せよう。さっき通報しといたしな。」
ハハ ロ -ロ)ハ「ふふふ。ドクオさんしっかりしてますね。」
ξ゚⊿゚)ξ「ハロー………」
ξ゚⊿゚)ξ「貴女に出会えて本当によかった。でなきゃドクオの気持ちを理解する事も出来なかった。」
ξ*゚ー゚)ξ「本当にありがとう。」
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ハハ ロ -ロ)ハ
ハハ ロ -ロ)ハ(………もう大丈夫ですね………)
ハハ ロ -ロ)ハ「ツンさん。私は貴女に謝らなければなりません。」
ハハ ロ -ロ)ハ「本当はドクオさんが外に出た時、ツンさん以外の部外者、おそらく害意の有る人間が宿っていると気付いていました。」
ハハ ロ -ロ)ハ「そして私はそれを黙って見送った。」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?」
ハハ ロ -ロ)ハ「私には【時間が無かった】。貴女達の未来を速やかに変えるには、もう荒療治しか残っていなかった」
ξ;゚⊿゚)ξ「何言ってんの?」
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ハハ ロ -ロ)ハ「したらばイーストン校から連絡がありました。未来の世界で新型ウイルスが発生してパンデミックが起こっていると。私達も事態解決の助力として、今の課題(ミッション)を中断し、未来に帰還せよ………と。」
その時、ハローとツン達の上空が眩く輝き、光の渦が現れた。
渦は優しい光を放ちながら、辺りの物を吸い上げていく。
ハハ ロ -ロ)ハ「深夜の学校で見た光景。高岡さんの夢。そしてツンさんと過ごした思い出は時を超えても消える事はありません。紙に書かれた小説の一節のように。」
ハハ ロ -ロ)ハ「別れの刻が来ました。」
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https://res.cloudinary.com/boonnovel2020/image/upload/v1588208782/24_puhgnc.png
光はますます強くなっていき、引き上げられる力はますます強くなる。
近くを散歩していた男と犬も浮き上がる始末だ。
ξ;⊿;)ξ「ハローありがとう!ハロー!!」
('A`)「ハローさん、アンタのおかげだッ!!ありがとう!」
('A`)「さよなら!ハローさん!!」
ξ;⊿;)ξ「さよなら!!さよならハローッ!!!」
ハハ ロ -ロ)ハ
ハハ*ローロ)ハ「さよなら。」
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ーーーーーー2071年3月24日ーーーーー
ここは東京したらば市。
この町に白い家がある。庭先には可憐な花が咲いている。
ζ(゚ー゚*ζ「ばぁば。気分はどう?」
ξ゚⊿゚)ξ「………ええ、いいわよ………」
ξ゚⊿゚)ξ「デレ、お友達はいるかい?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん!クールちゃんにトソンちゃんがいるよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「そうかい。」
ξ゚ー゚)ξ「いつまでも友達は大切にするんだよ。」
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ζ(゚ー゚*ζ「うん!」
ζ(゚ー゚*ζ「パパもママもドクオじぃじもみんな待っているよ!」
ξ゚ー゚)ξ「ああ。」
ξ゚⊿゚)ξ(………ああ、ハローさん)
ξ゚⊿゚)ξ(貴女のおかげで私は多くの友人と愛する人に出会えました。でも雨の中の涙のように消える刻が来ました。ありがとう……ありがとう………)
ξ゚⊿゚)ξ「さよなら、ハローさん」
その日、1人の老婦人が永眠した。
彼女を知る人は多くの親しい人に巡り会えた素晴らしき女性だったと語った。
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バック・トウ・2020のようです【完結】
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【あとがき】
お世話になります。>>1です。
駆け足的な感じで物語を完結させた感がありますが、いかがでしたでしょうか?
普段書いているジャンルとは違うものなので新鮮で楽しかったです。
絵師様と主催様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
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【投下期間終了のお知らせ】
主催より業務連絡です。
只今をもって、こちらの作品の投下を締め切ります。
このレス以降に続きを書いた場合
◆投票開始前の場合:遅刻作品扱い(全票が半分)
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となるのでご注意ください。
(投票期間後に続きを投下するのは、問題ありません)
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ツンがいい性格してたわ、乙
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