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彼等には黄金の精神が宿るようです
367
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 01:42:07 ID:9QtYf3IU0
ζ(^ー^*ζ「ね?馬鹿な事考えるのやめよ?なんだったら、私が貴方達のオナペットになってあげる」
ζ(^ー^*ζ「オナニーを覚えたティーンが馬鹿みたいに消費するティッシュみたいに、私に熱いスペルマをぶっかけていいわよ♡」
( <●><●>)「………断ると言ったら?」
ζ(^ー^*ζ「ギコとモララーだっけ?その2人のように再起不能になってもらうわ。」
( <●><●>)
( <●><●>)「さっきお前、俺に殺すって言ったよな?え?おい。何だっけ?何で俺に殺すって言ったんだっけ?」
( <^><^>)「教えてくれよ、【オカマちゃん】!」
368
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 01:43:22 ID:9QtYf3IU0
ζ(^ー^*ζ
( <^><^>)
ζ(゚ー゚*ζ
もうデレは笑っていなかった。
同時にワカッテマスは肌がチリチリとひりつくのを感じた。
【殺意】である。
【絶対に殺す】というデレの意志がワカッテマスに向かって放たれている。
369
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 01:46:21 ID:9QtYf3IU0
ζ(゚ー゚*ζ「【スーサイドパレエド】!!!」
ζ(゚ー゚*ζ(十X十 )メギャァアアン!!!!
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(十X十 )┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
.
ζ(゚ー゚*ζ「これよりスタンド【スーサイドパレエド】による【触診】及び【術式】を始める」
ζ(゚ー゚*ζ「患者(クランケ)はブローノ・ワカッテマス。術式は患者の殺害を以って終了とする。」
( <●><●>)( 命д命)メギャン
「バックストリートボーイズ!!!」
(十X十 )Wrrrrrrryyyyyyyyyyy!!!!
370
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 01:48:35 ID:9QtYf3IU0
薄緑色の肌をしたスタンドは拳をワカッテマスに突き出した。
バックストリートボーイズも拳を打ち出し、攻撃を弾いていく。
攻撃を弾く度に鋼鉄をぶつけ合うような炸裂音が響く。
(;<●><●>)(ぐっ………攻撃が重い。バリバリの近距離パワー型。俺と同じタイプのスタンド………)
(;<●><●>)(そういや、触診がどうとか言っていたな。俺と同じタイプなら【触れる事で能力が発動する】はず。)
(;<●><●>)(なら、攻撃は弾いちゃあ駄目だ。回避して拳を叩き込むッ!!)
371
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 01:51:05 ID:9QtYf3IU0
ヒョイヒョイ!( 命д命)))⊂((十X十 )
ドカッツ( 命д命)(メ)十X十)。:::・゚::::・゚:
⊂((彡
ζ(゚ཀ ゚*ζ「くっ……………」
( <●><●>)「動きがすっとろいゾ?いまいちハングリー精神ってのが欠けてんじゃあないか?オカマちゃんよォ」
ζ(゚つ*ζ ゴシ
ζ(゚ー゚*ζ「いいえ。アンタは今、チェスで言うところの『チェック』の状態に入ったのよ」
(十X十 )「ブローノ・ワカッテマスノ【触診】ガ終了シマシタ。今後、【悪性腫瘍】ガ出来ル確率ガ高イノハ膵臓21%、脳48%、腎臓9%、食道32%」
(十X十 )「【診断完了】。【術式】ヲ開始シマス」
372
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 01:51:58 ID:9QtYf3IU0
スーサイドパレエドの肌の色がどんどん濃くなっていく。
特に拳は深緑色を超え、黒にほとんど近い色になった。
(十X十 )GYYYYYYYYEEEEEEEEEEEE!!!
(;<●><( 命д命)(右?………いや、左だッ!!)
首を大きく左に振り、ギリギリで拳を交わす。
いつの間にか後退していたのか、ワカを狙った拳は壁に撃ち抜いた。
衝撃でバラバラと破片が落ちる。
373
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 01:52:27 ID:9QtYf3IU0
ζ(゚ー゚*ζ「この場所はあなた達ギャングの集会場なの?看守も来ないからいいわね。」
ζ(゚ー゚*ζ「だから【2人を倒した時】何かに使えると思ったのよ。」
(;<●><●>)「こ、これは!?」
壁壁壁(,, д( ∀ |壁壁壁┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙!!
(<●><●>;)「ギコッ!!モララーッ!!!」
Σ(<●><●>;)ー゚*ζ
<●>;) ゚ー゚*ζ十 )「青ざめたな?ブローノ・ワカッテマス。」
(十X十 )WRAAAァアア!!!
374
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 01:54:09 ID:9QtYf3IU0
昔、デイヴィッド・ストレンジという男がいた。
当時、彼は新米の医師であった。
専門は悪性腫瘍、癌の専門医だった。
彼は他の人と同じように、親兄弟を愛し、仕事を愛し、国を愛した何処にでもいる普通の人だった。
だが彼には普通の人とは違う点があった。
物心がついた時から、彼は『男』である事に違和感を感じていた。
.
375
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 02:02:30 ID:9QtYf3IU0
彼が性的に興奮を抱くのは男性だけだったし、女性が着るファッションなどにも興味が注がれた。
【デイヴィッド・ストレンジは女性になりたかった】
『女性として』、家族を愛し、恋人を愛し、仕事を愛し、国を愛したかった。
そんな、ある日の事だ。
彼は『同僚の男性』に恋をした。
人間の感情は、その想いが強い程、水を注ぎ過ぎたコップの様に溢れ出す。
彼はふと漏らしただけだ。その感情を。彼の口から零れ落ちただげだ。
376
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/16(土) 02:03:05 ID:9QtYf3IU0
彼にとって不運だったのは、同僚男性の耳に入った事と、それに対して理解を示さず拒絶した事だった。
さらに最悪な事に、同僚は病院の人間にそれをふれ回ったのだ。
いわゆるアウティングという奴である。
病院の人間達はデイヴィッドを受け入れなかった。
医師を辞めて、職場を去った。
そして、デイヴィッドは。
その日のうち、同僚の家に行き、彼を殺害し、同僚の貯蓄を全て奪った。
彼はAノ国の闇に進んでいった。
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
377
:
名無しさん
:2019/11/16(土) 08:26:25 ID:yNd/PCj.0
乙!!
378
:
名無しさん
:2019/11/16(土) 08:47:57 ID:JLm650Lw0
乙
医者だったのか…
379
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 00:56:06 ID:ziz6gJ7Q0
17.スーサイドパレエド その②
医師の時に貯めていた貯金と殺した同僚の金で、デイヴィッドは整形手術をおこなった。
可愛らしい美少女のような顔と豊胸手術で豊かな乳房を手に入れた。
手術と逃亡で金はすぐに底をついた。
定期的な女性ホルモンの注射と性転換手術費用、そして逃亡の費用を稼ぐ為。
Aノ国の裏社会でその身体を売り、春をひさいでいく。
380
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:03:18 ID:ziz6gJ7Q0
元々勤勉だった為、男の喜ぶポイントを学んでいった。
その手技は日に日に淫靡になり、裏社会の男達は次々と肉体に金を払っていく。
皮肉にも、デイヴィッドが生きるに値する居場所は、デイヴィッドを受け入れてくれたのは、本来、世間ではクズだのゴミだのと誹られる犯罪者達だった。
生き急ぐように男に抱かれていく。
その日々が今まで生きてきた中で一番満たされていた。
381
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:04:07 ID:ziz6gJ7Q0
だが、それも長く続かない。
強盗殺人の罪でAノ国の警察は捜査をしていた。
草の根を分けて探して、その人を逮捕した。
その人はすでにデイヴィッド・ストレンジの名前を捨てている。
その人の名前は、
ζ(゚ー゚*ζX十 )
「デレ。私の名前はデレ。この世で私しか居ない。私だけの名前。」
(;<●><癌>)「…………ハァ……ハァ………」
382
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:05:12 ID:ziz6gJ7Q0
ζ(゚ー゚*ζ「インフォームドコンセント。今あなたの身体に起こっている事を説明するわ。」
ζ(゚ー゚*ζ(十X十 )
「私のスタンド【スーサイドパレエド】の能力は【標的(ターゲット)が将来、発症する悪性腫瘍を予見し、その成長を促す】。」
ζ(゚ー゚*ζ「現代人のほとんどがかかる癌。スタンドが触診を行う事で将来、身体のどの部分が癌になるのか、全て分かる。」
ζ(゚ー゚*ζ「そして、スーサイドパレエドはスタンドパワーを注ぐ事で将来発生する癌を成長させる事が出来る。今アナタの膵臓、食道、脳に癌が出来ている。どれもステージ4の末期状態よ」
ζ(゚ー゚*ζ「苦しい?鈍痛で意識が朦朧としているのかしら?芋虫の様に地べたに這いずり回っている姿は中々面白いわよ」
ζ(゚ー゚*ζ「あと1、2撃、スタンドパワーを注げば、癌細胞が肥大化して破裂する。その時の激痛で一瞬にして天国に行けるわ。」
ζ(゚ー゚*ζ「残念ね。私は貴方を再起不能にするだけのつもりだったのよ。でもアナタのせいよ。これは全てアナタが招いた事」
383
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:10:04 ID:ziz6gJ7Q0
ζ(゚ー゚*ζ「私にオカマだの何だのって言ったせいで、アナタは人の死の中で最も痛くて苦しい死に方をするの。」
(;< ><癌>)「………ソ……」
ζ(゚ー゚*ζ「?。なぁに?末期のセリフでも言いたいワケ?」
デレは瀕死のワカッテマスのそばに近寄った。
トドメをさそうと思いと同時に、自分を侮辱した男が末期に何を言うか興味があった。
だからデレはワカッテマスに問いかけた。
ζ(゚ー゚*ζ「ラストチャンスよ。貴方達の計画を中止にしなさい。そして私に謝罪を。それで全員の命を助けてあげる」
ζ(゚ー゚*ζ「アンタじゃあ私には敵わないでしょ。身を引くっていうのもリーダーとしては大事な事よ」
384
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:11:43 ID:ziz6gJ7Q0
(;< ><癌>)「………ビ……」
ζ(゚ー゚*ζ「あ?聞こえねぇぞ」
(;< ><癌>)「………蛇って言うのはよお、長いだろ?鰻みてえによ。だから喰ったんだよ。上半分はぶつ切りにしてマリネに。下半分は蒲焼きにしてな。」
(;< ><癌>)「まあ翌日、腹壊して地獄を見たが…………」
ζ(゚ー゚*ζ「…………その気色悪い話と今の状況に関係あんの?何が言いたいワケ?」
(;< ><癌>)「つまり俺が言いたいのは、」
(;<○><癌>)「誰がテメーに謝るかバァーカって事だァ!」
( 命д命)つ〆 アリィ!!
385
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:13:44 ID:ziz6gJ7Q0
ワカはバックストリートボーイズを発現した。
スタンドはカッターナイフを持っており、躊躇なくデレの腕に突き刺す
ζ( ー ;*ζ「クッ……………」
ζ(゚ー゚*ζ「クソッ!!刃が腕に残ってしまった」
ζ(゚ー ゚#ζ「上等だよッ!!テメーッ!!!」
ζ(゚д ゚#ζ「地獄に落ちろッ!!この下痢味噌野郎がァアアアアアアアアアア!!!」
386
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:14:40 ID:ziz6gJ7Q0
叫びながら、デレは頭の奥で違和感を感じた。
チラリと右腕を見ると【何かが】蠢いている。
それは大きくなり、デレの腕を切り裂いたッ!!
ζ(゚д。:::・゚蛇「シャーボック」。:::・゚::::・゚::・。 :::ζ
「グワアアアアアアアアアア!!!!」
(;<○><癌>)「【バックストリートボーイズ】」
(;<○><癌>)「能力は【スタンドが無機物・有機物に触れた時、俺が食べて消化した生き物の魂をそのまま蘇らせる事が出来る】」
387
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:15:52 ID:ziz6gJ7Q0
(;<○><癌>)「俺が前に喰った蛇をお前の腕の中で蘇らせた。カッターナイフの折った刃を腕の中に埋め込んでよぉ〜」
(;<○><癌>)「お互い重傷だな?えぇ、おい?」
(;<○><癌>)「タイマン張って、どっちが先にくたばるか?いっちょおやってみっか?あぁ?」
ζ(゚メ。:::*ζ「コの汚らシい肛門カラ流れ出る精液が………。殺シテヤルッ!!!」
(;<○><癌>)( 命д命)
「バックストリートボーイズ!!!」
ζ(゚メ。:::*ζ(十X十 )
「スーサイドパレエド!!!」
388
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:17:20 ID:ziz6gJ7Q0
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!!
アリアリアリアリアリアリアリアリ!!!
アリアリアリアリアリアリアリアリ!!!
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!!!
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!!!!!!
(命д命)
UUUUUUUUUU UUUUUUUUUU
UUUUUUUUUU UUUUUUUUUU
∩∩∩∩∩∩∩∩∩ ∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩
∩∩∩∩∩∩∩∩∩ ∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩
( )
GYEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
EEEEEEEEEEEEEEEEEEPEEEEEEEEEEEEE!!!!
アリアリアリアリアリWRRRRRRRRRRRRR
アリアリアリアリ=====つ⊂(====== RRRRRRR
アリアリアリ( 命д命)( X十 ) RRRRRRRR
アリアリ====つ ⊂((====RRRRRRRR
アリアリアリアリアリRRRRRRRRAAAAAAA
アリアリアリアリアリAAAAAAAAAAAAAA!
389
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:20:03 ID:ziz6gJ7Q0
_ [][]
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| |__
| ___|
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 ̄
`
\ ,,_人、ノヽ
)ヽ (
- < >─
) て
/^⌒`Y´^\
__
|__|
/\
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___/ /
|___/
390
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:21:41 ID:ziz6gJ7Q0
( < >< >)
( <●><●>)スゥウウウウ
( <●><●>)「分かる。わかるぞ!俺の中の病魔が消えた!!!」
「……………ぅ…………あ…………」
デレの肉体を表現出来ない。
それほどスタンド同士のラッシュは激しかったのだ。
( <●><●>)
( <●><●>)「俺はお前を理解する事も共感する事も出来やしない」
391
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:22:23 ID:ziz6gJ7Q0
「…………………」
( <●><●>)「だが【受け入れる事】は出来る。」
( <●><●>)「この刑務所で唯一『いいところ』はよぉ、どんな奴でもまず受け入れる所から始まる」
( <●><●>)「そっからだ。敵対して殺し合うのか。仲間になって絆を深め合うのかはな。」
( <●><●>)「俺はテメーには嫌悪感しか抱かないが、その命は、その存在理由(レゾンデートル)は認めるよ」
デレの心の中の内は分からない。
確実なことは、デレは最後の力を振り絞り、ワカに中指を立てて言い放った。
「地獄に、落ち……ろ……ヘイ、ファッキュー………」
そしてデレは力尽き、その魂は天に昇っていった。
392
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:23:41 ID:ziz6gJ7Q0
( <●><●>)
( <●><●>)「俺も、いつかお前のあとを追うだろう」
( <●><●>)「だが、それは今じゃあないぜ。」
悪性腫瘍が消えたとはいえ、ワカッテマスはダメージを受けていた。
傷ついた身体を労わる為、なるべくゆっくりと歩いていく。
「ボス。ボスッ!!」
393
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:25:31 ID:ziz6gJ7Q0
ワカッテマスの房の前で声を掛ける男が居た。
真紅の牙構成員の男である。彼は組織の【調達部門】の一員だった。
真紅の牙構成員O「ボス?大丈夫ですか?お元気が無いようですが?」
(;<●><●>)「俺をボスと呼ぶんじゃあない。」
( <●><●>)「俺は『ボス代理』だ。幹部会で急遽決まっただけのな。そこを間違えるな。」
真紅の牙構成員O「す、すいません、ボス!………あ。」
( <●><●>)=3
394
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:26:37 ID:ziz6gJ7Q0
( <●><●>)「つまり【頼んでおいた物】は出来上がったんだな。」
真紅の牙構成員O「はい。こちらに。しかし、こんな物を何に使うんです?」
( <●><●>)「テメーはなぜなぜ期の子供か?余計な詮索をするんじゃあない。」
真紅の牙構成員O「も、申し訳ありません!」
( <●><●>)
( <●><●>)(よし、これで準備は出来た。もう待たなくていい。)
( <●><●>)(【脱獄を決行するッ!!】)
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
395
:
名無しさん
:2019/11/30(土) 01:29:38 ID:4DN5.9Lk0
支援!!
今回も楽しませてもらった…
396
:
◆8aac7uEWYg
:2019/11/30(土) 01:54:39 ID:ziz6gJ7Q0
晩秋の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
>>1
です。
いつも『彼等には黄金の精神が宿るようです』を閲覧頂き誠にありがとうございます。
嘘予告スレッドに投下しましたので、良ければご参照頂ければ幸いです。
これからも宜しくお願い致します。
397
:
名無しさん
:2019/11/30(土) 04:16:38 ID:HLg3G95Q0
おつ!
398
:
名無しさん
:2019/11/30(土) 10:28:58 ID:Ic77Buqg0
乙!
399
:
名無しさん
:2019/11/30(土) 13:14:15 ID:JK.Qs3Y60
otu
400
:
名無しさん
:2019/12/01(日) 11:45:18 ID:z62Sez820
乙!
401
:
名無しさん
:2019/12/01(日) 12:24:06 ID:dcZxEptMO
乙!
奇襲型同士の頭脳戦最高でした
402
:
名無しさん
:2019/12/01(日) 16:55:49 ID:rSwLrLgs0
乙乙
安定した面白さ
403
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 13:54:32 ID:Iold4TMU0
スタンドデータベース11
スタンド名:スーサイドパレエド
本体:ζ(゚ー゚*ζデレ
標的が将来、発症する悪性腫瘍を予見し、その成長を促す。
スタンドが触診を行う事で将来、身体のどの部分が癌になるのか、全て分かる。
またスタンドパワーを注ぐ事で将来発生する癌を成長させる事が出来る。
もしデレが医者として過ごしていたら、きっと医学に大きく貢献出来ただろう。
破壊力-A スピード-B 精密動作性-C
射程距離-E 持続力-C 成長性-E
404
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 13:55:04 ID:Iold4TMU0
罪を犯した。罰を受けた。
それでもなお、人は間違いつづける。
僕らは正しいと、今も間違いつづける。
人が人である為に。僕が僕である為に。
僕はニダー・F・マーキュリー。
人を殺して、ここに来た。
405
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 13:55:32 ID:Iold4TMU0
#18 脱獄の刻
( ●骨●)メギャン
.
<;ヽ`∀´>「うわっ!!」
<;ヽ`д´>ハァーハァー
<;ヽ`∀´>「えぇ………?あんな【死に方】ある?怖っ!!」
<;ヽ`∀´>【今日の昼は運動場に近づかないおこう】
<;ヽ`∀´>「………」
406
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 13:56:19 ID:Iold4TMU0
ーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
( <●><●>)「脱獄の日を伝える。今日から5日後の夜に決行する。」
(,, ゚Д゚)「5日後………?免業日の前日か!!」
( <●><●>)「知っての通り、免業日にあたっている棟の囚人は強制的に運動場に出される。免業日の日に棟の設備点検を行うからだ。」
( <●><●>)「看守や点検を担う業者なんかは前日に作業の準備に取り掛かっている。」
<;ヽ`∀´>「?。人が多いんじゃあないニカ?」
( <●><●>)「そうだ。その【盲点】をつく」
( <●><●>)「今から俺のプランを言う。意見があれば、その都度言ってくれ」
ーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
407
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 13:57:06 ID:Iold4TMU0
<ヽ`∀´>「そして5日経った。あと数時間後には脱獄を行うニダ」
<ヽ`∀´>「もうすぐニダ。もうすぐ母さんに会えるニダ」
<ヽ`∀´>「絶対に!!脱獄を成功させてやるニダッ!!!」
そして、太陽が沈み、夜がやって来た。
脱獄の刻である。
.
408
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 13:57:55 ID:Iold4TMU0
<ヽ`∀´>カチャカチャ
ニダーは自身に嵌められている腕輪を外し始めた。外し方はギコが盗んだマニュアルから見て覚えた。
<ヽ`∀´>「これで良し。」
腕輪を外し、机に置いた。
その瞬間、腕輪全体がグネグネと波打ち、瞬く間に鳩になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
( <●><●>)キュルンキュルキュルキュン
( <●><●>)「良し。お前らの腕輪にスタンドパワーを仕込んでおいた。刻が来れば、俺の能力が発動する」
( ・∀・)「ふむふむ。発信器付きの腕輪を動物に転生させて、奴等の目をごまかすんだな。」
( <●><●>)「ああ。能力の応用で生まれ変わらせても信号が出せるようにした。これなら俺達が独房にいると思わせる事が出来る」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
409
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 13:58:56 ID:Iold4TMU0
鳩「くるっぽー」
<ヽ`∀´>「ワカは鳩を食べたのかな?」
<ヽ`∀´>ノシ「バイバイ、鳩ちゃん。行ってくるニダ」
ーーーーーー5階資材倉庫前ーーーーー
( <●><●>)「全員集まったな。」
(,, ゚Д゚)「予定の5分前に集合出来たな。いいペースだ。」
<ヽ`∀´>「それがワカの【切り札】ニカ?」
( <●><●>)「そうだ。どうだ?どっから見ても【看守】みたいだろ。」
410
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 13:59:31 ID:Iold4TMU0
ワカッテマスとモララーは【看守の制服】を着ていた。
( <●><●>)「免業日の前日は囚人の房を移動する時がある。新しく囚人を収監したり、より看守が多い棟に閉じ込める為だったりな。」
( <●><●>)「俺達はそれを隠れ蓑にする。設定として、俺とモララーが看守に扮し、ギコとニダーを移動させるという感じだ。」
( <●><●>)「看守服は当然、看守に割り当てられた【IDカード】も本物だ。」
<;ヽ`∀´>「凄いニダ………。打ち合わせの時も聞いていたけど、実際に目にするとやっぱり凄いニダ。よく手に入れたニダね?」
( <●><●>)「真紅の牙の調達網をフルに使ったのさ。それなりのコストは掛かったけどな。」
( <●><●>)「だが脱獄のリターンに比べたら微々たるモンだ。」
<ヽ`ー´>
(,,^д^)
( ・∀・)
( <●><●>)「よし、じゃあ行くぞッ!!」
411
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:00:19 ID:Iold4TMU0
ワカ達は刑務所内の廊下を進んでいく。
決して焦ってはいけない。気取られてしまうからだ。
あくまでも自然に。脱獄がバレた時点で終わりだ。
目指すはヘリコプター保管庫。
ヘリコを手に入れて、空からハートマン・リネオン刑務所を脱出する。
( <●><●>)テクテク
<;ヽ`∀´>(うわー免業日の前の日ってこんな感じなんだな。結構人が居るニダ。)ヒソヒソ
(,, ゚Д゚)(お前はココに入って日も浅いからな。いつもこんなモンだ。と言っても俺も初めて見るだけどな)ヒソヒソ
412
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:01:30 ID:Iold4TMU0
「おいっ。そこのお前ら!」
( <●><●>)ピタッ
( ´ー`)「見ねぇ顔だヨ?名前と所属を言えヨ」
<;ヽ`∀´>(シラネーヨッ!!!)
(;,, ゚Д゚)(不味いッ。こいつは確か刑務所の古参の看守だぞ)
( <●><●>)
( <●><●>)ゝ「ぴゃすっ!!この前配属されましたワーテル・ローですッ!!こいつは相棒のモンテスギュー・Gっす!!」
<ヽ`∀´>(ぴゃす?)
( ・∀・)「モンテスギューです(ぴゃすって何w?)」
( ´ー`)「(ぴゃす?)そっちは囚人のマーキュリーとクリストだな?そいつらは移動か?」
413
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:02:37 ID:Iold4TMU0
( <●><●>)「はい。上層階の房へ移送中です。」
看守A「どうした?シラネーヨ」
( ´ー`)「今日の移動リストを見せてくれ。俺の記憶が正しければ、マーキュリーとクリストの移動なんて無かったはずだ。」
( ´ー`)「お前らワカッテマスと茂等吉影に似ているんだヨなァ?悪いけどIDを照合させてくれ。あとヨー」
( ´ー`)「看守の帽子も取ってくれ。目深に被っている帽子を取って、ちゃんと顔を見せてくれ」
(;<●><●>)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙( ´ー` )
( ・∀・)(3………2………1……)
( ´ー`)「どうした?早くしろヨ」
看守A trrrrr
414
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:04:33 ID:Iold4TMU0
看守A「はい、お疲れ様です。はい。え!?わかりました。はい。失礼します」
看守A「シラネーヨ。4Fのボイラーで火災だとよ。至急消火にあたれってさ。」
(; ´ー`)「前も燃えてたよな?マジなんなんだヨ!」
( ´ー`)「あー、ワーテル。ここで待機だ。俺達が戻るまで動くんじゃあないぞ」
シラネーヨと看守Aはドタバタと下の階に降りていった。
( ・∀・)「念の為、爆弾を仕掛けてよかったぜ。これで陽動にはなるだろう。」
( <●><●>)「でかしたぞモララー!!」
( <●><●>)「だが、シラネーヨに感づかれたな。時間は稼げそうだが、急ぎ目にヘリコプターの所へ行くぞ」
415
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:05:27 ID:Iold4TMU0
ーーーーーーヘリポートーーーーー
【ヘリコプター内】
( <●><●>)「全員乗ったな?追手は居ないか?」
( ・∀・)「問題ねぇよワカ。人っ子1人いねぇ」
( <●><●>)「OKだ。ギコ、エンジン入れてくれ」
(,, ゚Д゚)「フォックス、お前の意志を使わせてもらうぞ」
ガチ………ドゥルルルルル!!!
416
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:06:17 ID:Iold4TMU0
エンジンが掛かり、ヘリコプターの操縦席の計器に光が灯る。
(*,, ゚Д゚)「よしッ!!!エンジンが掛かったぞッ!!!」
(*,, ゚Д゚)@ III III III)メギャン
(,, ゚Д゚)@ III III III)
「運転方法はダフト・パンクにダウンロードしてある。安心して乗ってくれ!」
( <●><●>)「目的地はAノ国の海岸だ。そこに車を用意させておいた。そこまで行けば俺達の勝ちだ」
<*ヽ`∀´>ノ「出発ニダッ!!!」
417
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:06:58 ID:Iold4TMU0
ーーーーA暦19年12月○×日 23時59分ーーーー
ーーーハートマン・リネオン刑務所 脱獄ーーー
.
418
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:07:46 ID:Iold4TMU0
(,, ゚Д゚)@ III III III)「……………」
<ヽ`∀´>「ギコ?あと、どれくらいで着くニダ?」
(,, ゚Д゚)「あのな、ニダー。つい5分前にも聞いたぞ?あと15分ぐらいだ。まさか5分毎に聞くつもりか?」
( ・∀・)「ニダー、シャバに出られるのが楽しみなんだね」
<*ヽ`∀´>「これで母さんに会えるニダ!楽しみニダ!!」
(,, ゚Д゚)「シャバかあ。まず何しようかな?酒も飲みたいし、女も抱きたい。カルビ!カルビ肉を食べたいぞ!!!」
(*,, ゚Д゚)「ワカ!良い焼肉屋知ってるか?みんなで行こうぜ!!!」
419
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:09:26 ID:Iold4TMU0
( <●><●>)「ああ、そうだな」
( <●><●>)(結局、刑務所側の妨害は無かった。三月ウサギとデレ、2人の強力な刺客を放っておきながら………。諦めたのか?)
(;<●><●>)(いや考えにくいぞ。………いやな予感がする……)
<ヽ`∀´>(……母さん………)
<;ヽ`∀´>「痛ッ!!!」
ニダーの腕に鋭い痛みが走る。
見ると傷が出来ており、そこから血が流れていた。
【人の歯型のような傷】が。
.
420
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:10:37 ID:Iold4TMU0
<;ヽ`д´>(これはっ!?フォックスの時の傷と同じニダッ!)
;・∀・)「ニダー?どうしたんだ?つーか、お前の首の【それ】、怪我か何かか?」
ニダーは首を触るとヌルリとした感触がした。
手を見るとべっとりと血がついている。
嫌な予感がして、上半身の服を脱ぐと、【人の歯型のような傷が身体全体に広がっていた。】
(;皿・∀・)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
<;ヽ`д´>「モララー!!お前の顔にも傷がッ!!」
421
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:11:18 ID:Iold4TMU0
ドシュウウウ(;皿ーー∀ )。:::・゚::::・゚::・。
モララーの身体から【日本刀が突き出てきた】
思わず席から離れ、床に倒れ込む。
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙ Z88` ´)+----┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
.
422
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:12:11 ID:Iold4TMU0
I see a little silhouette of a man.
(小さな男のシルエットを見た)
Scaramouche, Scaramouche will you do the fandango.
(スカラムーシュ!スカラムーシュ!ファンタンゴを踊ってくれないか)
Thunderbolt and lightning-very very frightening me-
(雷鳴と稲妻だ!僕はとても怖いよ)
423
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:12:44 ID:Iold4TMU0
(皿。:::・゚::д::・゚::・。 ギャアアアア!!
モララーはその日本刀でバラバラに解体されていく。
(;<●><●>)( 命д命)「バックストリートボーイズ!!!」
Galileo!ザシュ!!Galileo!ギャアアアア!
Galileo!ヒュン!Galileo!!ビシャアアア!
Galileo!Figaro!Magnifico(偉大な人よ)
(,,メд。:::・゚::::・゚::・。
「クソ!クソ!墜落してしまうッ!!」
(;<○>。:::・゚)「つ、強すぎる………。」
424
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:13:23 ID:Iold4TMU0
But I’m just poor boy and nobody lovers me.
(僕はただの可哀想な男の子で誰からも愛されない)
HE’s just a poor boy from a poor family.
(貧しい家族から生まれた可哀想な男の子だ)
'’Spare him his life from this monstrosity.”
(醜さに免じて彼の命を見逃してやろう)
Easy come easy go will you let me go.
(そう言って気ままに僕を解放しようとする)
<;ヽメд´>「……………」
Z88` ´)+----
Z88` ´)+----「あれだけ警告したのにもかかわらず、結局はコレか」
Z88` ´)+----「ニダー・F・マーキュリー。もはや裁きは下された。執行の時間だ」
425
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:14:09 ID:Iold4TMU0
そのヴィジョンは持っていた日本刀を上段に構えた。
Z88` ´)+----【償え】
勢いよく、ニダーに向かって振りおろす。
Bismillah! No-,we will not let you go.
(神に誓って!ダメだ。私達はお前を解放しない)
勢いよく、ニダーに向かって振り下ろす
Bismillah! No-,we will not let you go.
(神に誓って!ダメだ。私達はお前を解放しない)
振り下ろす。
Bismillah! No-,we will not let you go.
(神に誓って!ダメだ。私達はお前を解放しない)
振り下ろす。血飛沫で地獄絵図になろうとも。
Will not let you go. Will not let you go.
(お前を行かせはしない。お前を行かせはしないッ!!)
426
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:14:53 ID:Iold4TMU0
振り下ろす。振り下ろす。慈悲も無く殺す。
Z88` ´)+----「償え、ニダー。永遠に。」
ヴィジョンは日本刀を振り下ろす。その一太刀でニダーはとうとう絶命した。
( ●骨●)メギャアアアアン!!!
.
427
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:16:20 ID:Iold4TMU0
( <●><●>)「脱獄の日を伝える。今日から5日後の夜に決行する。」
(,, ゚Д゚)「5日後………?免業日の前日か!!」
( <●><●>)「知っての通り、免業日にあたっている棟の囚人は強制的に運動場に出される。免業日の日に棟の設備点検を行うからだ。」
( <●><●>)「看守や点検を担う業者なんかは前日に作業の準備に取り掛かっている。」
<;ヽ ∀ >「……………」
( <●><●>)「………どうした?ニダー。顔色が真っ青だぞ」
<;ヽ ∀ >「…………ダメだ…殺される………」
( <●><●>)「は?」
<;ヽ`д´>「殺されるニダッ!!」
<;ヽ`д´>「この脱獄は失敗するッ!!!」
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
428
:
◆8aac7uEWYg
:2019/12/27(金) 14:21:04 ID:Iold4TMU0
平素はお世話になっております。
>>1
でございます。
いつも『彼等には黄金の精神が宿るようです』を閲覧頂き誠にありがとうございます。
本年の更新は本日が最後となります。
今年もお世話になりました。来年も何卒宜しくお願い致します。
429
:
名無しさん
:2019/12/27(金) 15:58:51 ID:cweKP0Mc0
乙
来年も楽しみにしてます
430
:
名無しさん
:2019/12/27(金) 21:53:17 ID:o9JDzD560
乙だす
431
:
名無しさん
:2019/12/27(金) 23:43:18 ID:YTCAufm.0
乙です。
来年も楽しみにしてます。
432
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:42:22 ID:9CtXpDHM0
19.ハードラック刑務所の死の支配者
<;ヽ`∀´>「………どうだったニカ?」
( <●><●>)「………ああ、肩と首の付け根にあったよ。自分じゃあ見えないところだ。」
( <●><●>)【人の歯型のような痣だ】
( ・∀・)「私が左ケツで、ワカは太腿の裏側。ギコはどこだ?」
(,, ゚Д゚)「したのした」
( ・∀・)「うん?」
433
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:43:42 ID:9CtXpDHM0
(,, ゚Д゚)「舌の下だよ。正確にはベロの裏側だウエッ」
( ・∀・)「ああ、本トだ。確かにあるわ。」
( <●><●>)「これで全員か?【全員、歯型のような痣があるのか?】」
<;ヽ`∀´>「これは死んだフォックスの右腕にもあった。彼のは傷だったけど………」
<;ヽ`∀´>「そして僕等が殺される直前、身体中に傷が出来て………。そして、アイツが現れたニダ。」
(;,, ゚Д゚)「誰も歯が立たなかったのか?ワカやモララーも?」
434
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:44:36 ID:9CtXpDHM0
<ヽ`∀´>「皆殺しだったニダ。」
( ・∀・)「そいつがハードラック刑務所の死の支配者なのか?」
( <●><●>)「断定するには情報が足りない。まずは敵を知らなきゃな」
( <●><●>)「前に話した事を覚えているかニダー。死に選ばれた人間の名前が刻まれる場所を。」
(;,, ゚Д゚)「【焼き場】に行くのかい?」
( <●><●>)「情報があるとしたら、そこしかねえからな」
435
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:46:05 ID:9CtXpDHM0
ハートマン・リネオン刑務所の北東には【焼き場】がある。
病気や事故で亡くなった囚人の遺体を焼き、遺灰は海に遺棄される。
ニダー達はその近くにある小道を歩いていた。
小道には大小様々な【石碑】がかなりの数が立てられている。
<ヽ`∀´>「なんか、この石、変じゃあないか?【溝】みたいなのが………」
ニダーは不意に言葉を切った。
石碑にある溝はただの溝ではなかった。
隙間なく刻まれた【人の名前】だった。
436
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:48:09 ID:9CtXpDHM0
( <●><●>)「ここはハードラック刑務所。死が支配する地獄の果て。」
( <●><●>)「この石は死に選ばれた囚人の名前が刻まれている。【慰霊碑】だ。ここの刻まれた名前を見れば、誰が死に選ばれたのか分かる」
<;ヽ`∀´>「これが………【これだけの数】がッ!!!」
ニダーは心臓が震えた。
慰霊碑に見知った名前を見つけたからだ。
『フォックス・ラブリエ』『アダム・ビロード』
<;ヽ ∀ >「…………」
( <●><●>)「行こうニダー。手掛かりはこの先の【焼き場】にあるんだ」
437
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:49:46 ID:9CtXpDHM0
ーーーーーー焼き場ーーーーーー
打ちっぱなしのコンクリート造の建物に巨大な煙突が立っている。
今日も焼き場は死んだ囚人を焼いている。
( ノAヽ)「ここに生きた人間が来るなんて珍しいノーネ」
<;ヽ`∀´>「…………えっと……」
( <●><●>)「ノーネ爺。ハードラック刑務所の焼き場に従事している唯一の囚人。噂じゃあ、この刑務所が出来た時から居る古参の囚人だ」
( ノAヽ)「さすがに、それは盛りすぎなノーネ。俺っちは60年、この焼き場で働いているだけなノーネ。」
(,, ゚Д゚)「すげえ………ガチ伝説(レジェンド)だよ」
438
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:51:14 ID:9CtXpDHM0
( <●><●>)「ニダー」
<ヽ`∀´>「ニダ。ノーネさん、コレ良かったらどうぞニダ」
(* ノAヽ)つ酒「上質なバーボン!中々俺っちのツボを分かっているノーネ」
( ノAヽ)「で、俺っちに何か用なのか?用事なけりゃあ、このような場所には来ないノーネ」
( <●><●>)「単刀直入に言う。俺達は『死の支配者』について調べている。」
( <●><●>)「死に選ばれた囚人の遺体に変な傷は無かったか?人の歯型のような傷だ」
( ノAヽ)
.
439
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:52:32 ID:9CtXpDHM0
( ノAヽ)「俺っちは元々墓守だった。俺っちが住んでいた村の村長の娘を強姦して殺し、この刑務所に終身刑でブチこまれたノーネ」
( ノAヽ)「墓守で忌み仕事に慣れていたから、60年間ずっと囚人の遺体を火葬していたノーネ。」
( ノAヽ)「病死や囚人同士の喧嘩による死。看守のストレス解消でボコられて死んだヤツも焼いた」
( ・∀・)「何々?爺さんの昔語り?」
( ノAヽ)「ここ10年で変わったノーネ。新しい【署長】になってから囚人の遺体を焼くペースが異常になったノーネ」
( ノAヽ)「アンタの言う【傷のある死体】が出だしたのも、署長が変わってからなノーネ」
( <●><●>)「なるほど。現象の始まりは10年前か。」
440
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:53:45 ID:9CtXpDHM0
( ノAヽ)「小道にある石碑も10年前から【出現した】。あれはいつの間にか増えているノーネ」
( ノAヽ)「傷のある死体は所属の棟はバラバラだけれども、皆何かしらの【友人関係】にある奴なノーネ」
( <●><●>)「!!!………ふーむ」
<;ヽ`∀´>「友人関係?」
( ノAヽ)「同じ刑務所ギャングのチーム同士だったり、ただ単に友達だったり……。俺っちには良く分からないが、デキてんじゃあねーかって奴らが同時期に死んだ事もあったノーネ」
( ノAヽ)「そいつらは全員、傷のある死体だったノーネ」
( <●><●>)「…………」
( <●><●>)「ノーネ爺。ブーン・ホライゾンの遺体を焼いたのはアンタだよな?彼の体にも【傷は無かったか?】」
441
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:54:51 ID:9CtXpDHM0
( ノAヽ)
( ノAヽ)「お前の言う通りなノーネ。彼の身体にも人の歯型のような傷があったノーネ」
( ・∀・)「ん?どーゆー意味だ?」
<;ヽ ∀ >
<;ヽ ∀ >【………僕のせいニダ……】
( <●><●>)「ニダー」
<;ヽ д >「【傷は感染する】。ブーンさんが死に選ばれたのは、僕が傷に感染していたからだ。ブーンさんがあの時初めて会ったのは僕だけだった。」
442
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:55:50 ID:9CtXpDHM0
<;ヽ ∀ >「前にフォックスが言っていたニダ。僕がブーンさんを殺したんじゃあないのかって。その通りニダ。僕が【死の支配者の傷】に感染していたから、ブーンさんに死が訪れたんだ。」
<;ヽ д >「フォックスが死んだのもッ!!そして今、みんなに傷が感染しているのもッ!!!!」
( <●><●>)「おい、落ち着けニダー」
<;ヽ;д;>「僕のせいニダ!!全部僕ッ!!」
( <●><●>) メ)д >パチーン!
⊂((彡
( <●><●>)「落ち着けニダー。そして、良く聴け。」
( <●><●>)「これはピンチじゃあない。物事の片方だけ見て判断するのはやめろ。」
( <●><●>)「これは【チャンス】だ。誰も死の支配者の影を追う事も出来なかったが、今はその正体があと一歩まで分かりかけている」
443
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:57:17 ID:9CtXpDHM0
(;,, ゚Д゚)「え?どーゆー意味だ?」
( <●><●>)「考えてみろ。ニダーが見たヴィジョン。そして【感染】と言う条件で次々と殺人を行う能力じみた手段」
(; ・∀・)「まさかスタンド能力!?」
( <●><●>)「スタンドなら能力を使用する本体がいる筈だ。そして本体が居るなら………」
<;ヽ`∀´>「倒す事が出来る………?」
ワカッテマスはニダーの肩を掴み、強く彼に訴えかけた。
444
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 21:58:39 ID:9CtXpDHM0
( <●><●>)「ニダー、思い出せ!能力はある程度の時間の接触で感染するはずだ。俺達はお前と長い時間過ごしたから、感染して当然だ。」
( <●><●>)「だがブーン・ホライゾンはどうだ?お前は入団試験の時しか会わなかっただろう?この事から考えると、ある程度の時間、同じ空間を過ごしただけで感染する」
( <●><●>)「だが、すれ違いやほんのちょっぴりの時間じゃあ感染しないはずだ。それなら、もっと多くの人間が死に選ばれてしまうからな」
( <●><●>)「思いだせニダーッ!!!俺達やホライゾン以外で誰かと話さなかったか?お前の記憶に死の支配者の正体が分かる鍵があるはずだッ!!!」
ニダーは考えた。寄せては返す波の様に、彼の脳内にはハートマン・リネオン刑務所の収監から、この瞬間に至るまでの記憶を思い返していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(・∀ ・)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<;ヽ`∀´>「う、虚ろ目のまたんき?」
.
445
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 22:00:10 ID:9CtXpDHM0
(#´°ω°`)「おセッ○ス体操ーーーーー!!!!!!!!!第1ーーーーーー!!!!!!!」
(#´°ω°`)「脚を広げ!中腰になり!子宮を突き上げる様に腰を振る運動ーーーーー!!!!!!!!」
(#´°ω°`)「勃起(訳:チ○ポ!) 勃起(訳:チ○ポ!)勃起(訳:チ○ポ!) 勃起(訳:チ○ポ!)!!」
<ヽ`∀´>「………」
(#´°ω°`)「!!何見てんだよ顔面ケツマ○コ野郎がッ!?犯すぞオラァ!!!!!」
446
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 22:01:59 ID:9CtXpDHM0
<ヽ`∀´>「ショボン看守長。お前、お前だったのか」
<ヽ`∀´>【刑務所の死の支配者の正体はお前だ】
(#´°ω°`)
447
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 22:07:35 ID:9CtXpDHM0
<ヽ`∀´>「僕には死に選ばれた痣がある。ブーンさんにもあったそうだ。」
<ヽ`∀´>「僕はこの刑務所で関わったのは、ホライゾンさん、ワカッテマス達、そして、」
<ヽ`∀´>「虚ろ目のまたんき→(・∀ ・)ニダ」
<ヽ`∀´>「真紅の牙に調べて貰ったニダ。10年間で死に選ばれた囚人の大部分はまたんきと関わりがあった人ニダ」
<ヽ`∀´>「彼は麻薬の常習者であり、売人(プッシャー)だった」
<ヽ`∀´>「アンタがまたんきに麻薬を流したんだろ」
448
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 22:09:01 ID:9CtXpDHM0
<ヽ`∀´>「傷や痣は【死の印】だ。そして、それには【意味があった】」
<ヽ`∀´>「外で罪を犯した囚人が、更に刑務所で罪を犯すのかを確認するテストだ。薬物の溺れる囚人は更生の余地ナシとして死に殺される。」
<#ヽ`д´>「アンタがッ!スタンド能力でッ!殺したんだッ!!!」
<ヽ`∀´>「どうした?いつもみたいにキレてみろニダ。どっちにしても、僕等は薬物の横流ししか掴めてないニダ」
<ヽ`∀´>「反論があるなら言ってみろ」
「………………………………」
.
449
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 22:10:32 ID:9CtXpDHM0
「これは【試練】だ」
.
450
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 22:12:52 ID:9CtXpDHM0
<;ヽ`∀´>「!!」
/´〉,、 | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)
二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/
/__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉
'´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//>
`ー-、__,| ''
(´・ω・`)
/´〉,、 | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)
二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/
/__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉
'´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//>
`ー-、__,| ''
451
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 22:16:57 ID:9CtXpDHM0
(´・ω・`)「私の正義の根幹を否定している。それに打ち勝てという【試練】と私は受け取った。」
<;ヽ`∀´>「認めるのか?」
(´・ω・`)「いつかは必ず誰かが私に辿り着くと思っていた。そして、それはお前だと云うこともだ、ニダー・F・マーキュリー」
(´・ω・`)「必ず殺すと心に決めていた。私にたどり着いた者を確実に抹殺する。」
(´・ω・`) ` ´)+----ズアアアアア
.
452
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/11(土) 22:18:22 ID:9CtXpDHM0
<;ヽ`∀´>(脱獄の時、僕等を殺したヴィジョン!)
(´・ω・`)【ボーイズ・タウン・ギャング】 Z88` ´)+----
(´・ω・`)「結果だけだ。この世界には結果しか残らない。そして、お前にふさわしい結果を与えてやろう」
(´・ω・`) Z88` ´)+----「【死だ】」
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
453
:
名無しさん
:2020/01/11(土) 22:30:09 ID:l.FTNILE0
乙
今更ショボンにマトモなこと言われても普段の言動と対消滅されちまう
454
:
名無しさん
:2020/01/12(日) 15:06:37 ID:rIr3ri960
乙
温度差に笑ってしまう
455
:
名無しさん
:2020/01/13(月) 17:13:02 ID:5bPa8FVE0
乙
続きが気になるいい展開
456
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:20:06 ID:iFzYijAU0
スタンドデータベース12
スタンド名:ボーイズ・タウン・ギャング Z88` ´)+----
本体:(´・ω・`)ショボン看守長
能力:死を与える。
スタンドは標的に『死』を感染させる。最初の症状として、自分では見つけにくい身体の場所に人の歯型の様な痣ができ、個人差はあるが、成長を続け、傷に変化する。
痣から傷の変化は末期症状を意味し、最期はスタンドヴィジョンが発現し感染者を殺害する。
ヴィジョンが発現された場合、如何なる方法でも回避する事は不可能。
命ある者は平等に死という運命を迎える。
その事実を可視化した様なスタンド。
元ネタはサンフランシスコ・ベースのディスコとHi-NRGバンドである。
破壊力-無限 スピード-無 精密動作性-無
射程距離-E 持続力-無限 成長性-完成
457
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:21:12 ID:iFzYijAU0
#20 死の支配者ボーイズ・タウン・ギャング
ーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
「マグダラのマリアに石を投げつける事を許されるのは、一体誰か?君は知っているかい?ショボン君」
(´・ω・`)「聖書の話ですか?確かイエス・キリストが『罪を犯した事の無い者だけが石を投げる事が出来る』、と」
「ベネ(良し)。だが私はいつも思う。仮に罪を犯した事の無い者が石を投げつけた場合、はたして、その行為は罪になるのか?」
「石だぞ?下手したら死ぬぞ?殺人は人類の中で最も忌まわしい行いだ。」
(´・ω・`)「私には分かりかねます。【署長】殿」
「答えは【罪になる】だ。だが残念ながら罪人を裁く人間が必要なのだ。特にこのハートマン・リネオン刑務所には。この国の善良な人々の心の平穏の為に。」
【罪を厭わない人間が必要なのだ】
.
458
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:22:09 ID:iFzYijAU0
(´・ω・`)「貴方の囚人選定プログラムのレポートを拝見しました。素晴らしい取組だと思います。」
(´・ω・`)「特に【所内で犯罪行為を行う囚人の確認と制裁】の部分ですね。問題は選定者と断罪者を誰がやるかですが………」
「目星はつけてある。君だ」
「君は生まれながらのスタンド使いだそうだね?書面上でしか確認してないが、恐るべき能力の持ち主だ。最強クラスではないか?」
(´・ω・`)「恐縮です」
「そして君にはスタンド能力以外にも他者にはない【性質】を持っている。」
「お願いだ。『我々』の正義の為に君の力を貸して欲しい」
(´・ω・`)
ーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
459
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:22:48 ID:iFzYijAU0
( ●骨●)メギャン!
.
460
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:23:23 ID:iFzYijAU0
(´・ω・`)「私の正義の根幹を否定している。それに打ち勝てという【試練】と私は受け取った。」
Σ<;ヽ`∀´>ハッ!
<;ヽ`∀´>(なんだ!?ほんのちょっとしか時が戻ってないニダ!?)
だが何度も死に戻っているニダーは過去の経験から最適解を見つけた。
(´・ω・`)「いつかは必ず誰かが私に辿り着くと思っていた。そして、それはお前だと云うこともだ、ニダー・F・マーキュリー」
(´・ω・`)「必ず殺すと<;ヽ`д´>「うわああああああああああ!!!!逃げるんだよぉおおおおおおおおおおッ!!!!!!」
(´・ω・`)
(´・ω・`)「呆気に取られてしまった………。私のスタンドの攻撃射程範囲は狭い。『傷』に変化していない以上、殺害するには射程距離内でスタンドを発現しなくてはならない。」
(´・ω・`)「だが問題は無い。【私にとってはな】。」
461
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:23:57 ID:iFzYijAU0
<;ヽ`∀´>「ハッ!ハ!ハッ!」
<;ヽ`∀´>「ぜ、全速力で逃げてやったニダ。やっぱりショボンが犯人だったニダ」
<;ヽ`∀´>「早くワカ達にこの事を知らせないと………「ニダーさーん!!!」
从゚Xナ从「お手紙でーす」
<;ヽ`∀´>「ねーやん?何の用ニダ?今は忙しいニダ。ヤバイんだよ」
从゚Xナ从「貴方にお届け物でーす!!!」
462
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:24:46 ID:iFzYijAU0
<ヽ`∀´>「手紙か?でも【何も持ってないニダ?】」
从゚Xナ从「貴方に、」
从゚Xナ从 88` ´)+----
「【死】をお持ちしました」
<;ヽ`。:::・゚::::・゚::・。 ∀´>「なにぃイイイイイイ!」
ねーやんからヴィジョンが発現した瞬間、ニダーの身体は真っ二つに斬られた。
。:::・゚::::・゚::・。 ∀´>(馬鹿な!どーゆー事ニダ!?)
( ●骨●)メギャン!
.
463
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:25:47 ID:iFzYijAU0
ーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
(´・ω・`)「ブーン・ホライゾンが死にました。」
「『繋がれざる者』もこれで裁きを受けたという事か………。」
(´・ω・`)「おそらく真紅の牙と歯車組は抗争になるでしょう。どうされますか?」
「こちら側から手出しはするな。刑務所ギャング同士で潰し合いをすればいい」
(´・ω・`)「あと、ブーン・ホライゾンの遺品から2発の『運命の弾丸』を押収しました。処分しますか?」
「スタンド使いを量産する道具の一つか?私が管理する。何かの役に立つかもしれない」
ーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
464
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:26:35 ID:iFzYijAU0
<;ヽ`∀´>「ど、どうなっているニダ?なんで、ねーやんからショボンのスタンドが!?」
<;ヽ`∀´>「………あと数時間後には脱獄の時間ニダ。もし、それまでに倒せなかったら、またあの惨劇が繰り返される……ここで倒せなくては………」
「おーい、そこの兄ちゃん。」
(゜3゜)「うぃー、ひっ、ひ」
(゜3゜)「デレを知らねーか?もう何日もあいつのケツマン○とヤってねえーんだ」
<;ヽ`∀´>(この人は確か
>>305
の時の………)
<;ヽ`∀´>「………僕には分からないニダ……」
(゜3゜)「そうけぇ。あんがとよ、兄ちゃん」
465
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:27:46 ID:iFzYijAU0
……………(゜3゜))))))スタスタ<;ヽ`∀´>……………
<;ヽ`∀´>=3
その時、ニダーの背後から刃物ような鋭く冷たい感覚が襲った。
プシュ。:<;ヽ`∀´>「うおおおおおお!」
「いい反応をするな。ザコが、とっとと死ね」
466
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:28:55 ID:iFzYijAU0
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(゜3゜) Z88` ´)+----┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
<;ヽ`∀´>「な、なんで?なんでェ?」
(´゜3゜)「ワケが分からないって顔だな?え?おい。お前には【私の秘密】を教えてやる」
(´・ω゜)メメメメメ…………
皮膚が沸騰した水の様に弾け、血管が脈動し、筋肉が波打つ。
囚人はあっというまにショボンの姿になった。
(´・ω・`)=3
<;ヽ`∀´>「……それもスタンド能力か?……」
467
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:29:59 ID:iFzYijAU0
(´・ω・`)「【一つの肉体に複数の人格を有している】。その『性質』を持つ者は言動や顔つきの変化が見られるが、【私の場合は肉体そのものが人格に合わせて変化する】」
(´・ω・`)「【多重人格】。だがな、この言葉は決して適当では無いと私は考えている」
(´・ω・`)「愚か者はその人の全てを見たと言う。本当はほんの一部分しか見てないのにな」
(´・ω・`)「ねーやん→从゚Xナ从もポセイドン→(゜3゜)も私の一部分にしか過ぎない。」
:<;ヽ`∀´>::「…………」
(´・ω・`) Z88` ´)+----
「動けないか?そうだろうな。お前の運命は私のスタンドが発現した時点で確定している」
(´・ω・`) Z88` ´)+----
「ニダー。お前は死ね」
Z88` ´)+---- ヒュゥン!!
ザシュッッッッッッ!!!
.
468
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:31:02 ID:iFzYijAU0
ーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
(´・ω・`)「【シブサワのゲーム】を生き残る者が出ました。名前はニダー・F・マーキュリー。」
「ほお。あいつが………」
「歯車王を倒したのもアイツだ。要注意人物だな」
ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーーー
469
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:31:43 ID:iFzYijAU0
ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーーー
「ショボン君。恐れていた事がついに起こった。奴らは脱獄を計画しはじめたぞ」
(´・ω・`)「まだそんな馬鹿がいたのですね。」
「ギコと元歯車組の茂等吉影が情報収集に行った。押収した運命の弾丸でスタンド使いを作ったが、阻止できるかは分からない。」
(´・ω・`)「私が始末しましょう。」
「いや、それは最終手段だ。他の囚人に悟られたくない。」
「脱獄は当然失敗させる。その考えすら起こさせてはならない。だが、奴らが考えを改めないのなら、」
「全員、闇に葬る」
ーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
470
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:32:09 ID:iFzYijAU0
( ●骨●)メギャン!!!
.
471
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:33:07 ID:iFzYijAU0
それは偶然だった。
たまたま寝坊し、たまたま小型飛行機のメンテナンスを怠り、たまたま他の飛行機のフライトの関係で、いつもとは違うルート。
ハートマン・リネオン刑務所の上空を飛んだ。
そして、たまたま錆びたボルトが、たまたま緩み、そのまま落下した。
ーーーーーー運動場ーーーーー
<;ヽ`∀´>「……うっ……くそ……」
从゚Xナ从「ニダーさーん、お届け物でーす」
<;ヽ`д´>「僕のそばに近寄るなァ。ショボンッ!!」
472
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:36:20 ID:iFzYijAU0
::从゚Xナ从:: ビタっ!!
メメメ从゚Xω・`)メメメメメ
「…………なぜ?なぜ私だと分かった?私の秘密を知っている?」
<;ヽ`∀´>「……………」
(´・ω・`)「お前のスタンド能力が関係しているのか?時を巻き戻す、とか?」
<ヽ`∀´>
(´・ω・`)「なるほど。面倒くさいな。だが、私の目的は脱獄の阻止。そして私の人格は私も把握しきれないぐらい居る」
(´・ω・`)「仮に時を戻せるとしても、ほんの短い時間しか戻せないはずだ。そして私がスタンドを使えば、お前は絶対に勝てない」
(´・ω・`)「暗殺だ。私は何度でも姿を変え、お前を殺し続ける。お前の心が折れるまで何度でも。」
473
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:37:35 ID:iFzYijAU0
(´・ω・`)「人はみな運命の奴隷だ。どんなスタンド能力であろうとも、『死』という運命に勝つ事は出来ない」
<ヽ`∀´>
<ヽ`∀´>【その通りかもしれないな】
<ヽ`∀´>「人は運命に勝つ事は出来ないのかもしれない。それが人の限界だからかもしれないニダ」
<ヽ`∀´>「5回だ。5回死んで、やり直しをして、ようやく分かったニダ。ショボン、」
<ヽ`∀´>【その位置が一番良い場所だ】
.
474
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:38:26 ID:iFzYijAU0
それは偶然だった。
偶然、刑務所の空を飛んでいた飛行機から錆びたボルトが刑務所の運動場に落下した。
それは偶然だった。誰の意志も関わっていない。
【錆びたボルトはショボンの頭を抉り抜いた】
.
475
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:41:36 ID:iFzYijAU0
。:::・゚::°ω°`)「ギャアアアアアアアアアア!!!」
<ヽ`∀´>「お前の言う通り、人は運命に勝つ事が出来ない。だったら、」
<ヽ`∀´>【全く別の運命に戦ってもらうニダ】
。:::・゚::°ω°`)「こ、こんな事はッ………ありえない………」
。:::・゚::°ω°`)「逃げなけれ、ば………ぐぅううう……」
<ヽ`∀´>「動けば痛いニダ。すでに致命傷だ。もうすぐ意識が遠くなって死ぬ」
<ヽ`∀´>「5回経験したから、もう覚えているニダ」
。:::・゚::°ω°`)「ぐ、………なんだ貴様、その顔は………。」
476
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:42:21 ID:iFzYijAU0
。:::・゚::°ω°`)「どうして、そんな【辛そうな顔】をする?」
<ヽ`∀´>「………分からないニダ。アンタは死んで当然の殺人鬼ニダ」
<ヽ`∀´>「でも、こんな形で命を落とすなんて可哀想ニダ」
。:::・゚::°ω°`)「馬鹿かお前?さっきまで命を取ろうとした者への言葉じゃあない。それにだ、」
。:::・゚::°ω°`)「私は間違っていない。私は私自身のやり方で死の運命に決着をつけるッ!!」
。:::・゚::°ω°`)「ボーイズ・タウン・ギャング!!」
。:::・゚::°ω°` Z` ´)+----。:::・゚::::・゚::・。
「グゥワアアアアアアア!!!!」
477
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:43:14 ID:iFzYijAU0
ショボンの腹部からスタンドの刃が飛び出す。
十文字に腹を斬り裂き、内蔵と血をぶち撒けて、ヴィジョンは現れた。
。:::・゚::°ω°`。:::・゚::::・゚::・。
「これが私だ。我がスタンドよ、介錯は頼むぞ。」
Z。:::・゚ ´+----。:::・゚::::ヒュン………ザシュウ!!!
刃はショボンの首を切断し、運動場の地面にゴロゴロと落ちた。
同時にスタンドヴィジョンもボロボロに崩れていく。
<;ヽ`∀´>
<;ヽ`∀´>「あとで痣を確認しなきゃ。だが、これで、」
<ヽ`∀´>「障害は無くなったニダ!!」
478
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:44:30 ID:iFzYijAU0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
( <●><●>)「OKだ。ギコ、エンジンを入れてくれ」
(,, ゚Д゚)「フォックス、お前の意志を使わせてもらうぞ」
ガチ………ドゥルルルルル!!!
エンジンが掛かり、ヘリコプターの操縦席の計器に光が灯る。
(*,, ゚Д゚)「よしッ!!!エンジンが掛かったぞッ!!!」
(*,, ゚Д゚)@ III III III)メギャン!
(,, ゚Д゚)@ III III III)
「運転方法はダフト・パンクにダウンロードしてある。安心して乗ってくれ!」
( <●><●>)「目的地はAノ国の海岸だ。そこに車を用意させておいた。そこまで行けば俺達の勝ちだ」
<*ヽ`∀´>ノ「出発ニダッ!!!」
479
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:45:01 ID:iFzYijAU0
僕等は様々な境遇を得てこの場所にいる。
普通なら決して出会う事のない僕等は【黄金の精神】によって導かれ、同じ目的の為に行動を共にする。
僕はニダー・F・マーキュリー。
人を殺して、ここに来た。
.
480
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:45:31 ID:iFzYijAU0
そして今日。ここを出て行き、母の元へ帰るのだ。
.
481
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:46:08 ID:iFzYijAU0
ーーーーーーーー半年後ーーーーーーー
ごちゃごちゃとしたモノで、お世辞にも家の中は綺麗とは言い難い。
Aノ国の貧民街にある家で、ニダー・F・マーキュリーはベットのそばに膝をつけていた。
ベットには彼の母親が横たわっており、隣の心電図がピッピッと規則的に電子音を奏でている。
呼吸も浅く、鼓動も小さい。
昏睡状態であり間もなく、その人生に幕を閉じようとしていた。
482
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:47:18 ID:iFzYijAU0
<ヽ`∀´>「………母さん………」
ニダーは母親の手を握った。
母は大きく息を吐いた。その時、涙が一筋流れ落ちた。
安堵の表情を浮かべ、彼女は、
ーーーーピ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____ーーー
心電図が甲高い音を響かせ、0を表示した。
::<ヽ ∀ >::「………母さん、ありがとう……」
::<ヽ ∀ >::「生まれ変わっても、母さんの子供でいるよ」
.
483
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:47:43 ID:iFzYijAU0
………………………ガチャ………
.
484
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:48:17 ID:iFzYijAU0
「どうやら亡くなったようだな。」
「君の母君は可哀想だ。人殺しの上に脱獄犯の息子を持ったんだからな。この親不孝者めッ」
.
485
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:48:59 ID:iFzYijAU0
<ヽ ∀ >
<ヽ ∀ >「君は死んだと思ってたニダ」
<ヽ ∀ >「【ビロード】」
.
486
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:49:36 ID:iFzYijAU0
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙( ><)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
.
487
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/30(木) 23:51:43 ID:iFzYijAU0
お世話になります。
>>1
でございます。
物語の進行上、本日はここまで。
続きの投下は明日のこの時間帯を予定しております。
よろしくお願いします。
488
:
名無しさん
:2020/01/31(金) 03:30:48 ID:okkdyH9U0
乙!!
489
:
名無しさん
:2020/01/31(金) 08:05:59 ID:DvgDSjtA0
楽しみ
490
:
名無しさん
:2020/01/31(金) 08:09:04 ID:MiQU6ZWs0
乙
今日も楽しみにしてる
491
:
名無しさん
:2020/01/31(金) 08:45:58 ID:uzqyDNSE0
wktk
492
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:02:25 ID:AWLMwTvQ0
( ><)「そうかい。私が死んだと思ったのかい?」
( ><)「ショボン君は私の部下だ。だから選ばれたフリをして、死を偽装する事は不可能じゃあないんだな」
( ><)「改めて自己紹介だ。ハートマン・リネオン刑務所署長。アダム・ビロードだ。」
493
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:03:44 ID:AWLMwTvQ0
<ヽ ∀ >
<ヽ ∀ >「ずっと聞きたかった事がある。どうして囚人達を殺すんだ?」
( ><)
( ><)「君が殺した街金の亭主の家族だが、奥さんは心労で他界し、娘さんは母親の療養の為に借金をしてなぁ、今は貧民街の娼館で働いているらしい。」
( ><)「全部お前のせいだ。ニダー、お前が街金の亭主を殺したからだ。」
494
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:04:40 ID:AWLMwTvQ0
( ><)「この国には死刑制度が無い。罪人を死ぬまで閉じ込めておくだけだ。」
( ><)「それで犯した罪を悔いながら更正につとめるならまだマシだ。だが歯車王達のように反省もなく刑務所内で悪事を働いている囚人がほとんどだ。」
( ><)「おかしいなァ!?なぜ囚人が過去の事を忘れて図太く生きて、被害者側が絶望にもがかなくてはならない?本来は逆にならなければいけない」
( ><)「私は私が思う正しい正義のあり方を実践しただけだ。」
495
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:05:17 ID:AWLMwTvQ0
( ><)「それとギコと茂等吉影は死んだぞ。」
.
496
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:06:18 ID:AWLMwTvQ0
<ヽ ∀ >「…………」
( ><)「ギコは警官隊に見つかり、カーチェイスの果てに、事故って死んだ。茂等はもっと最悪だ。」
( ><)「警察が奴の隠れ家を見つけた時には、新たに5人の女性を殺害していた。激しく抵抗し、4人の警官を殺したが、最後は射殺されたそうだ。」
( ><)「お前、脱獄をしようと思った時、一瞬でも、そのリスクを考えなかったのか?茂等が脱獄犯の仲間になった時に頭によぎらなかったのか?」
497
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:07:09 ID:AWLMwTvQ0
( ><)「いいや、違うな。ほんの少しの間だが、私は君を間近で見ていた。お前は賢い。絶対に考えたはずだ。だがお前は自分の利己的な目的の為に目を瞑った」
( ><)「その証拠に。この話をしても全く微動だにしてない。」
<ヽ ∀ >
(#><)「お前だッ!お前こそッ!!この『世界』で最もドス黒い【悪】だッ!!!」
<ヽ ∀ >
<ヽ ∀ >「それで?何しに来たニダ?」
498
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:07:40 ID:AWLMwTvQ0
( ><)「決着をつけにきたのさ。ニダー」
( ><)「お前達が脱獄した後、刑務所内の事が外部に公になってね。私は署長を解任になったよ。」
( ><)「ショボン君もいない今、囚人を裁く者が居ない。我々がいた時よりも、ずっとヌルい環境になるだろう。」
( ><)「だが決まってしまった事だ。もう別にいい。私は外国に逃げて、新しい生活を始めるとしよう。」
( ><)「だが、お前は別だ。お前だけは絶対に殺す。」
( ><)「これは【ケジメ】なんだよ、ニダー・F・マーキュリー。」
499
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:08:25 ID:AWLMwTvQ0
( ><)「何度かお前の殺害の為に私兵を送り込んだのは知っているよな?その度に見事に撃退されたが。」
( ><)「調査の結果、お前のスタンド能力によるものだと分かった。【お前が死んだ時、死ぬきっかけまで時を戻す能力】。強力なスタンドだが、制限は必ずある」
( ><)「スタンド能力は【人間の願望のヴィジョン】だ。そして、お前の望みは母親の死を看取る事。」
<ヽ ∀ >
(#><)「目的を果たしたお前にスタンド能力は発動しないッ!!!」
(#><)rー<・ドン!ドン!ドン!
「死ねッ!!!ニダーッ!!!」
<;ヽ ∀ >。:::・゚::::・゚::・。
500
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:09:08 ID:AWLMwTvQ0
( ><)「…………」
(*><)「どうやら今回は当たりらしいな。弾丸が当たっているし、血も本物だ。いつもなら対抗策を講じてくるからな。」
( ><)「お前のスタンド能力は発動しない。良かったな、ニダー。今度こそ死ねるぞ。」
<;ヽ ∀ >
<;ヽ ∀ >「僕は犯した罪を償う。」
<;ヽ ∀ >「街金オヤジを殺した罪。脱獄の罪。母さんを悲しませた罪。全ての罪を償うニダ。」
<;ヽ`∀´>「ビロード。お前も【罪を償う】べきだ。」
501
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:09:56 ID:AWLMwTvQ0
家の窓から、数匹の鳩が飛んできた。
鳩は翼をはためかせ、ニダーの胸に乗る。
<;ヽ`∀´>「ビロード署長。僕等、ハードラック刑務所の囚人からプレゼントだ。」
<;ヽ`ー´>「今までお世話になりましたニダ。」
キュルンキュルキュルキュンとかすかな音が鳴り、鳩は【囚人の腕輪】に変化していく。
.
502
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:11:09 ID:AWLMwTvQ0
( ><)「…………………」
( ><)
(; ><)「クソ」
.
503
:
◆8aac7uEWYg
:2020/01/31(金) 23:13:31 ID:AWLMwTvQ0
. :;:.,':;":..,,,
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..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
504
:
名無しさん
:2020/02/01(土) 16:59:51 ID:ybHUgfaQ0
乙
そろそろ終わりそうで悲しい
505
:
名無しさん
:2020/02/10(月) 17:30:53 ID:bdqnJi5s0
ぬ?
506
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:32:16 ID:1jaJ.oWg0
スタンドデータベース13
スタンド名:バック・ストリート・ボーイズ
( 命д命)
本体:ブローノ・ワカッテマス( <●><●>)
能力:スタンドや本体が触れたモノに本体が食べ消化した命を転生させる。
転生させるには必ずワカッテマスがその生命を捕食・消化吸収する事が必要。
転生に使われた媒体をある程度残す事も出来る。
破壊力-A スピード-A 精密動作性-B
射程距離-E 持続力-E 成長性-C
507
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:33:14 ID:1jaJ.oWg0
ーーーーニダー死亡より7ヶ月半前ーーーー
ーー真紅の牙・歯車組の抗争から3日後ーーー
( <●><●>)y-〜「お前が収監された時は『交流会』が終わった後でな〜。見せてやりたかったよ。」
<ヽ`∀´>「交流会?」
( <●><●>)y-「Aノ国の刑務所では年に一度、外から芸人や音楽家を呼んでライブを披露したりするんだ。まあ囚人のガス抜きだな」
<ヽ`∀´>「どうせツマンないおっさんや売れてないアイドルだろ?」
( <^><^>)y-「いやいや、これが結構趣向を凝らしているから、なかなか盛り上がるんだよ」
508
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:40:20 ID:1jaJ.oWg0
( <●><●>)y-「今年は輝○月って子だったな」
<;ヽ`∀´>「Vtuberやんけ」
( <●><●>)y-「実は来年来る奴の情報は掴んでいる。なんとハイティーンの子だってよ」
( <●><●>)y-「たしかトオイさんとジェルくんって子達だそうだ。」
<ヽ`∀´>「それ実質1人だけニダ」
「ニダーーーーーー!!!ワカの兄貴ィーーーーーー!!!!!!!」
( <●><●>)y-「おっ、来た来た」
('∀`)「来てくれたンすか!?俺なんかの為にっ!!ありがとうございます!!!」
<*ヽ`∀´>「ドクオ!お務めご苦労様でしたニダ!!」
509
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:41:36 ID:1jaJ.oWg0
ワカッテマスは吸い終わったタバコを足で消して、ドクオに向き直った。
今日はドクオの出所の日である。
ワカとニダーはドクオの出所を見送ろうと、2人は刑務所の船着場近くに来ていた。
<ヽ`∀´>「ドクオと何人かしかいないニダ。普通に出所する人って少ないニダ?」
( <●><●>)「長期の囚人や終身刑の囚人が多いからな。それでも毎日囚人が死ぬから空きが出て、また新しい犯罪者が収監される」
( <●><●>)「ドクオ。お前はそんな中でも刑期を務めた。ここを出て真面目に働くも良し。ギャングとして生きるなら、シャバにいる真紅の牙の組員に連絡を取れ。俺の名前を出しても構わない。」
(つA`)「何から何までありがとうございます。」
('A`)「怖い事や殺されそうになった事もあったけど、俺このムショの事絶対に忘れません。」
(#'A`)「ワカの兄貴達の事絶対に忘れませんっ!!!」
('A`)「俺、デルタ兄貴みたいになりたいんです。シャバに戻ってもデルタ兄貴の教えてくれた事を守っていきます。」
('A`)「俺はもう困難からは【逃げない】」
510
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:42:15 ID:1jaJ.oWg0
('A`)「ニダー。」
<ヽ`∀´>「うん?」
('A`)つ□
「お前にコレをやるよ。刑期の短い俺には必要のないモノだった。いつの間にか俺の所にあったんだ。」
('A`)「ここじゃ目立つから看守が居ない所で封筒を開けてくれ」
看守A「船が出発するぞー。出所する奴は早く乗り込めーー!!」
('A`)「それでは。2人ともお達者で。」
(つA`)ノシ
ドクオを乗せた護送船は汽笛を上げ出発した。
30分もしない内に船は水平線の彼方へ去っていった。
船が見えなくなるまで、ニダーとワカはずっと船を見送っていた。
見送りが終わると、ニダーとワカは人目の無い所に行き、ドクオから貰った封筒を開封した。
511
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:42:54 ID:1jaJ.oWg0
<ヽ`∀´>「ん?何だ?【チケット】か?」
( <●><●>)!!
封筒の中身は【チケット】だった。
グネグネとしたフォントの文字で読みにくかったが、チケットの表面はこのように書かれていた。
『チケット・トゥ・シブサワ』
(;<●><●>)「【シブサワのゲーム】だ!!その招待状だよッ!このチケットはッ!!!」
<;ヽ`∀´>「シブサワのゲーム?」
( <●><●>)「このムショの都市伝説だ。シブサワという男が刑務所内の何処かにいる。彼はこの国の大統領が妾を孕ませた時に出来た子とか刑務所の初代署長とか、はては宇宙人で秘密裏に拘束されているとか色々な噂がある」
( <●><●>)「どの噂にも共通しているのは、シブサワはヘビースモーカーである事。そして彼が用意するゲームに勝てば、【どんな望みも叶える事が出来る】」
512
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:43:31 ID:1jaJ.oWg0
<;ヽ`∀´>「なんだって……!?」
( <●><●>)「そうだぜニダー。仮釈放やもしかしたら恩赦も出るじゃあないか!?この刑務所を出る事が出来る。」
<;*ヽ`∀´>「マジかっ!?」
( <●><●>)「問題はチケットはあるが、『どうやって使うか』だ。見た感じチケットの名前だけで、後は何も書いていないな。」
<ヽ`∀´>「ふーむ…………」
<ヽ`∀´>「チケットって確か半分にちぎって入場するって聞いた事あるニダ!」ビリっ
(;<●><●>)「え!ちょ!破った…」
513
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:44:11 ID:1jaJ.oWg0
瓶に溜まった水が穴から流れる様に、周りの景色が一か所に吸い込まれてゆく。
ニダーとワカも巻き込まれて、七色のスープのようにドロドロに溶けたかと思うと、次の瞬間!
気づいた時には、何処かの部屋の中に居た。
壁紙の為か、部屋全体が灰色であり、どこか鬱屈とした雰囲気が感じられる。
「ようこそ!私のゲームへ!」
Σ<;ヽ`∀´>(<●><●>;)!!!
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
( ,_ノ` )y━・~
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
( ,_ノ` )y━・~スウゥ…ハァ…
( ,_ノ` )y━・「ようこそ、ニダー・F・マーキュリー。そしてブローノ・ワカッテマス。君はおまけだが歓迎しよう。良き友人としてな。」
514
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:44:53 ID:1jaJ.oWg0
(;<●><●>)「……シブサワか………?」
( ,_ノ` )y━・「その通りだ。だが、さんを付けろ。年上には敬意を払いたまえ。」
( ,_ノ` )y━・「さて早速本題に入ろう。私は生まれた時からこの部屋に居る。毎日の簡素な食事と数多の書籍と煙草が私という人間を作り上げてくれた。」
( ,_ノ` )y━・「私はある事象について研究をしている。この世の真理と言える事象だ。その解明の為に私は【ゲーム】を提案する」
( ,_ノ` )y━・~「ゲームに勝てば君の願いを叶えよう。その叶える願いに制限は無い。」はぁぁ半角
<;ヽ`∀´>
<;ヽ`∀´>「僕の望みは自由の身となり、母さんの元に帰る事ニダ。」
( ,_ノ` )y━・「GOOD!では席につきたまえ。」
515
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:45:39 ID:1jaJ.oWg0
部屋の中央にはテーブルと2脚の椅子があり、ニダーは一方の椅子に座った。
向かいの席には誰も座っていない。
( ,_ノ` )y━・「チンチロって知っているかい?カップに3つのダイスを投げ込んで、出た目の『役』で勝敗をつけるのさ。」
<ヽ`∀´>「ルールはなんとなく知っているニダ。ゲームの相手はアンタニダ?」
( ,_ノ` )y━・~スウゥ…ハァ…
( ,_ノ` )y━・~「いいや。君の相手は【目の前にいる】だろ。」
<ヽ`∀´> (●骨● )
Σ<;ヽ`∀´> (●骨● )
【深い青色のスーツを着た骸骨】
そのヴィジョンはニダーがスタンド能力を発動する時に現れるヴィジョンだった。
516
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:46:29 ID:1jaJ.oWg0
( ,_ノ` )y━・「私自身の能力か?それとも、この部屋の魔力か?ゲームの対戦相手は君自身の【心の影】だ。」
( ,_ノ` )y━・「この世で最も難しいのは【己の運を超える事】。心の影は君自身だ。そして君自身と戦う為、スタンド能力を使う事は不可能である」
( ,_ノ` )y━・~「【面接官ブライアン・メイ】。この力を私はそう呼んでいる。」
( ,_ノ` )y━・「手を開いて確認しろ。【チップ】が10枚あるはずだ。」
ニダーはいつのまにか何か質量のあるモノを握っている事に気がついた。
掌を開いて確認してみると、白色のチップが10枚あった。
517
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:47:18 ID:1jaJ.oWg0
( ,_ノ` )y━・「ゲームは5回行う。5回終わった時点でのお互いのチップ枚数で勝敗を競う。もちろんゲーム中にチップ全て無くなった場合はプレイヤーにペナルティがある」
<;ヽ`∀´>「………このチップは何で作られているニダ?」
( ,_ノ` )y━・~スウゥ…ハァ…
( ,_ノ` )y━・~「君の【魂】だ。」
( ,_ノ` )y━・「チップを全て無くした時や敗北した時のペナルティは聞かなくても分かるだろ?」ニヤり
<;ヽ`∀´>(<●><●>;)「……………」
( ,_ノ` )y━・「ルールは理解したかな?それでは早速始めよう。」
(* ,_ノ` )y━・~「ゲームスタートだッ!!」
518
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:48:11 ID:1jaJ.oWg0
21.眠れる奴隷
.
( ●骨●) カラカラっ
<;ヽ`∀´>カラカラっ
ダイスを振り、出た目の役によって、賭け金の倍率が変わり、お互いのチップが移動する。
親と子を二巡し、3巡目。ヴィジョンが親となり、ダイスを振った。
(;<●><●>)(ふーむ、よろしくない。ニダーに『流れ」が来ていないぞ)
現在、ヴィジョンのチップは14枚。
一方、ニダーのチップは6枚。ニダーが劣勢であった。
519
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:49:57 ID:1jaJ.oWg0
<;ヽ`∀´>カラカラっ
( ,_ノ` )「ふーむ、お互い目無しか。だがチップの枚数ではこちらが優勢だな。」
(;<●><●>)「イカサマじゃあねーのか?」
( ,_ノ` )y━・~シュボ
( ,_ノ` )y━・「さっき君達がダイスを確認しただろ?それにイカサマなんかしたら私の【研究の検証】にならないじゃあないか」
<ヽ`∀´>「研究って一体何をしているニダ?」
( ,_ノ` )y━・~スウゥ…ハァ…
( ,_ノ` )y━・「君達は【運命】とは何かを考えた事はあるかい?」
520
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:51:17 ID:1jaJ.oWg0
<ヽ`∀´>「……….人との出会いとか?あと死を意識する時とかかな?………」
( ,_ノ` )y━・「いい線いってるよ、君。」
( ,_ノ` )y━・「運命とは脚本のような物だと私は考えている。」
( ,_ノ` )y━・「さらに問おう。君達の意志や行動は果たして、本当に君達が考えたモノだろうか?」
( <●><●>)「あ?当たり前だろ?何言っているんだ?」
( ,_ノ` )「私の見解は違う。我々人間の意志や行動は全て運命によって定められている」
( ,_ノ` )「私がこうやって話しているのも全て運命で決められているのだ。私達の言葉はまるで映画や小説のように台詞を話しているに過ぎない。例えばだ。」
521
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:51:55 ID:1jaJ.oWg0
「君達の存在はインターネット空間の中にある掲示板に入力された記号の配列に過ぎず、君達の言葉や行動はスレッドのレスによって決められている」
「君達を入力し運命を定めている男がいる。男は特別な人間じゃあない。それどころか、お前は社会のノイズだと誹られているような男が君達の生死を親指一つで決定している。」
「ニダー。君の想いもワカッテマスに起きた凄惨な事件もビコーズの運命も全てその男が決定しているのだ。」
522
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:52:59 ID:1jaJ.oWg0
(;<●><●>)「何なんだッ!!テメーはよぉおお!!!!」
( ,_ノ` )y━・~スウゥ…ハァ…
( ,_ノ` )y━・~「さぁ4巡目だ。チップを出せ。」
<;ヽ`∀´>(流れが悪いニダ。こーゆー時は手堅く1枚ニダ。)
( ●骨●)スッ……
ヴィジョンは5枚のチップを場に出した。
(;<●><●>)(グッ………)
( ,_ノ` )y━・「どうやらヴィジョンは君を殺しにきたようだ。分かっているね?シゴロ(4・5・6の目の役。2倍のチップがもらえる)以上が出たら、君のチップは全て無くなる」
( ,_ノ` )y━・~「さあダイスを振りたまえ。」
<;ヽ`∀´>カラララッ!!
523
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:53:43 ID:1jaJ.oWg0
ニダーが出したダイスは4・4・5。
通常の役としてはそれなりに強い役であった。
( ●骨●)カラララ!
<;ヽ`∀´>「ああっ!!」
ヴィジョンが出したダイスは4・5・6の目。
シゴロ。2倍付けの役である。
( ,_ノ` )「ニダーッ!!君は10枚のチップを支払わなくてはいけないッ!!!」
( ,_ノ` )「君の負けだッ!!」
524
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:54:35 ID:1jaJ.oWg0
テーブルに置かれたチップが煙となって霧散していく。
ニダーの視界が徐々に黒くなり、意識が遠のいていく。
<;ヽ ∀ >(この感じを僕は知っている。命が身体から抜け出て行く感覚。)
<;ヽ ∀ >(シブサワは言った。【この部屋でスタンド能力を使う事は出来ない】。だから僕は時を戻す事ができないニダ。)
<;ヽ ∀ >(死ぬ。僕は死ぬ。)
ニダーが命が消える瞬間を歯を食いしばって待った。
だが、その瞬間は来ない。それどころか意識がどんどんハッキリとしていく。
525
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/15(土) 11:55:50 ID:1jaJ.oWg0
<;ヽ`∀´>?
( ,_ノ` )「………私は君を招待したワケじゃあないんだぜ」
「だがブライアン・メイの見解は違うようだ。俺の手にもチップがあった」
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(;<●><●>)。:::・゚:::┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
(;<●><●>)「チップ10枚は俺が支払う。ニダーのゲームは続行だ。」
グリン(;< °>< °>)。:::・゚::::・゚::・。
<;ヽ`д´>「ワカァアアアアアアアア!!」
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
526
:
名無しさん
:2020/02/15(土) 22:10:18 ID:Xx7lQStA0
乙うううう
527
:
名無しさん
:2020/02/15(土) 23:46:05 ID:CcmQxW.s0
乙
528
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 22:55:49 ID:hrWj3c9o0
スタンドデータベース14
スタンド名:面接官ブライアン・メイ
本体:シブサワ( ,_ノ` )y━・~
能力:シブサワが住む部屋に対象を召喚し、ゲームを仕掛ける。
対戦相手として召喚された者の心の影であるスタンドヴィジョンを具現化する。その際にスタンド能力は使う事は出来ない。
シブサワはあくまでも観察者である。
彼のゲームに勝てば、どんな望みも叶えてくれる。
負ければ死ぬ。
破壊力-無 スピード-無 精密動作性-無
射程距離-無 持続力-無限 成長性-完成
529
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 22:59:42 ID:hrWj3c9o0
Last.眠れる奴隷と彼等に宿る黄金の精神
.
( < >< >)
<;ヽ`∀´>「ワカッ!!ワカァ!!!」
( ,_ノ` )「見て分かるだろ?血反吐を吐き、呼吸も心音も聞こえないハズだ。死んだんだよ、彼は。」
( ,_ノ` )y━・シュボ
( ,_ノ` )y━・~「テーブルにつくんだ。ニダー。それともゲームから降りるか?降参も当然ペナルティが発生するが。」
530
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:00:35 ID:hrWj3c9o0
<;ヽ`∀´>「……………」
( ,_ノ` )y━・~
( ,_ノ` )y━・~「GOOD。それでは5巡目。最後のゲームだ。チップを出したまえ。」
<;ヽ`∀´>ジャラァ
( ,_ノ` )y━・「5枚全てか……。こちらのチップは24枚。確かに全てを賭けないと君に勝ち目はない。」
( ●骨●)カチャ
ヴィジョンは1枚チップを出した。
そして、そのままダイスをカップの中に投げ込んだ。ダイスの目は5・5・6。
通常の役では一番強い役である。
531
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:11:36 ID:hrWj3c9o0
<ヽ`∀´>「ワカッテマスは、」
( ,_ノ` )y━・「ん?」
<ヽ`∀´>「彼は選べたんだ。チップを払わないという選択もあった。」
<ヽ`∀´>「シブサワ。確かに運命は既に定められているのかもしれない。でも、その道を選ぶのは僕達だ。」
<ヽ`∀´>【僕等の意志で選んだ。その事実が重要なんだ】
<ヽ`∀´>カラカラっ
ニダーはダイスを振った。
出た目は【1・1・1】。『ピンゾロ』。
チンチロでの最強の役であり、その倍率は5倍とされている。
532
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:12:33 ID:hrWj3c9o0
( ,_ノ` )「……………なるほど……。」
( ,_ノ` )「この結果は実に興味深い。」
( ,_ノ` )「おめでとう、ニダー君。このゲームは君の勝ちだ。」
<;ヽ`∀´>「ううっ…………ふうぅ………」
( ,_ノ` )「さあ、ニダー君。勝者である君には望みを叶える事が出来る。さあ何を望む?何を願う?」
<ヽ`∀´>「決まっているニダ。僕の願いはッ!!」
533
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:13:25 ID:hrWj3c9o0
( < >< >)
( <●><●>)「………ううっ……寒っ!!」
<ヽ`∀´>「良かったニダ。気がついたニダ」
( <●><●>)
(#<●><●>)「お前………シブサワの願いを叶える力を俺を生き返らせるのに使ったのかっ!?」
(#<●><●>)「ふざけるなッ!!次にシブサワのゲームに勝てるか、いや、ゲームに招待されるか分からないんだぞ!?チャンスを棒に振りやがってッ!!!!」
<;ヽ`∀´>「…………っ………」
( <●><●>)「………復讐を終えた俺にはもう目標も何も無いんだ。ただ漫然と生きるだけの肉袋だ。」
534
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:14:04 ID:hrWj3c9o0
( <ー><ー>)「だから、この命をお前に使って欲しかったんだ。」
<ヽ`∀´>「僕は君に生きてほしいニダ、ワカッテマス」
( <●><●>)「俺はどうすればいい?お前は何の為に生きる?俺は何の為に生きればいい?」
<ヽ`∀´>「僕はこの刑務所を出て、再び母さんと共に暮らすニダ。僕は『希望』の為に生きている。」
<ヽ`ー´>「シブサワのゲームは駄目だったけど、今度仮釈放の面接もあるだろ?やれるだけやってみたいと思うニダ。」
( <●><●>)「…………ニダー………」
535
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:15:14 ID:hrWj3c9o0
ーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
貧民街にある寂れた店に置いてあるラジオからノイズ混じりの声が聞こえる。
「本日……ジジ……街外れの住宅で爆発事故が起こりました。警察は………ジジ……ジジ………爆破された建物から3人の遺体が発見されました。」
「状況から住人であるエルマ・マーキュリーさん(52)…………ジジ……」
「指名手配犯であるニダー……ジジ……マーキュリー………ジジ………ハートマン・リネオン刑務所元署長の………ジジ………ジジ…………」
「…………警察は………ジジ……ジジ………捜査……………ジジ…………ジジ………」
536
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:16:43 ID:hrWj3c9o0
ミセ*゚ー゚)リ「いやー、ごめんねぇ。クソみてぇなモノでさぁ。ケチンボ親父めっ!早く買い替えろっつーの!!!」
( <●><●>)「………ああ……うん」
ミセ*゚ー゚)リ「それで?ご注文は?」
( <●><●>)
( <●><●>)「一番安い銃と弾丸1発を。」
ミセ*゚ー゚)リ「あーー。何?自殺すンの?」
( <●><●>)
( <●><●>)「この店は客の事情にいちいち首を突っ込まなきゃいけないのか?え?おい?」
537
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:18:06 ID:hrWj3c9o0
<「ミセリーッ!!!無駄口叩いてないで仕事をしろやッ!!!このバカッ!!」
ミセ# ゚ー゚)リ「るっせーーーーッ!!今からやるわッ!!死ねッ!!!」
<「お前が死ねッ!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ「ほら、銃と弾丸1発よ」
( <●><●>)「代金はこれで足りるな?」
( <●><●>)「ありがとよ。邪魔したな。」
ワカッテマスは店を出た。
アテなどなく、ただ何かを探すように歩いていく。
538
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:19:13 ID:hrWj3c9o0
( <●><●>)(みんな死んでしまった………)
( <●><●>)(ニダー………フォックス………ギコ………モララー…………)
( <●><●>)(俺だけが生き残ってしまった。一番目的の無い俺が………)
( <●><●>)(ニダー………お前は俺の【希望】だった。ゆっくりと死んでゆくだけだった俺の心をお前は蘇らせてくれた。)
( <ー><ー>)(なぜ死んだんだ………なんでお前が死ななければならないんだ)
539
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:20:58 ID:hrWj3c9o0
その時、ワカッテマスの鼻を強烈な刺激臭が襲い、ワカッテマスは我に帰った。
(;<●><●>)「がっ!くっせぇ!!なんだ!?」
(;<●><●>)「………『イチョウ』か?」
いつの間にか、イチョウ並木の道を歩いてた。
ーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
<ヽ`∀´>「ワカッテマスは好きな食べ物とかあるニダ?」
( <●><●>)「あー、アクアパッツアかな。」
( <●><●>)「白身魚とオリーブとトマトと貝を白ワインと水で煮込むんだ。」
540
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:21:54 ID:hrWj3c9o0
( <●><●>)「俺の故郷はAノ国の漁村なんだ。だからよく魚が取れた。俺のお袋はよく作ってくれてな。家族みんなで食卓を囲んだもンだ。」
( <●><●>)「ニダーはなんかあるのか?」
<*ヽ`∀´>「僕は銀杏を焼いたのが好きニダ!」
( <●><●>)「ギンナン?」
<ヽ`∀´>「銀杏知らないニダ?イチョウの木に実る木の実で地面に落ちたら臭いけど、焼くと凄く美味しいニダ」
(;<●><●>)「奇妙な食べ物だな。」
541
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:22:50 ID:hrWj3c9o0
<ヽ`∀´>「僕が住む街の近くにはイチョウ並木があって、毎年銀杏が実ると街のみんなと一緒に拾いにいくニダ。」
<*ヽ`∀´>「たくさん拾ったら、母さんが焼いてくれるニダ。ホクホクして凄い甘いニダ」
( <●><●>)「へーー。」
<ヽ`∀´>「もしお互い出所したら、一緒に食べに行こう!!精一杯もてなすニダ!!」
( <●><●>)「期待しておくよ」
ーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
542
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:25:08 ID:hrWj3c9o0
ワカッテマスはイチョウ並木を歩いていた。
サクッサクッというイチョウの落ち葉を踏み締める音が空に響く。
( <●><●>)「…………………」
(;<●><●>)ドクンッ!!
ワカッテマスは一本のイチョウの木の前で足を止めた。
木の幹にはナイフのようなものでメッセージが彫られていた。
『ニダー・フレディ・マーキュリー、ここにありき。』
.
543
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:26:41 ID:hrWj3c9o0
(;<●><●>)「……………」
ワカッテマスは木を注意深く観察する。
根元の部分だけが、他のところと土の部分が違う。
まるで土を掘り返し再び埋めたかの様に。
ワカッテマスは地面を掘った。
案の定、地面の中から金属製の箱が出てきた。
ワカッテマスは箱を開いた。
(;<●><●>)「紙だ。何かが書いてある。ニダーの字だ。」
それはニダーからの手紙だった。
手紙はたった1行だけメッセージが書かれていた。
544
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:27:33 ID:hrWj3c9o0
【希望は決して滅びない】
.
545
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:29:36 ID:hrWj3c9o0
( <●><●>)
( <ー><ー>)
( <●><●>)「…………………」
道はイチョウの落ち葉で敷き詰められていた。
【それは黄金だった。】
彼が歩く道は彼等に宿る精神と同じ輝きを放っていた。
546
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:30:18 ID:hrWj3c9o0
Nothing really matters,
(訳:何も問題は無い)
Anyone can see ,nothing really matters
(ご覧の通りさ。何も問題は無い。)
Nothing really matters, nothing really matters to me.
(僕にとっては何も問題ないのさ)
Any way the wind blows......
(どんな風が吹いても………)
547
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:31:20 ID:hrWj3c9o0
そして彼はそこから居なくなった。
銃と1発の弾丸を木の根元に置いて居なくなった。
イチョウの木には新しい文字が彫られている。
『ニダー・フレディ・マーキュリー、ここにありき。』
『ブローノ・ワカッテマスもここにありき。』
それからAノ国で彼の姿を見たものは居ない。
548
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:37:37 ID:hrWj3c9o0
エンドロール(キャスト&セリフ集)
<;ヽ`∀´>「人類の夜明けニダ………。」
<ヽ`∀´>「あいみょんのマリーゴールドとメダロットのBGMです。」
<ヽつ∀´>「母さんは死ぬ。人である以上、それは避けようの無い【運命】ニダ。でも、僕は母さんが1人ぼっちで死ぬなんて耐えられない。」
<ヽ`∀´>【僕等の意志で選んだ。その事実が重要なんだ】
<ヽ`∀´>ニダー・F・マーキュリー
.
549
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:38:37 ID:hrWj3c9o0
( <●><●>)「ここはハードラック刑務所。死が支配する地獄の果て。」
( <●><●>)「アハハハハハハハハハ!面白いねぇ君!!」
( <●><●>)「………お前もあーゆーのがタイプなのか?」
( <●><●>)(ニダー………お前は俺の【希望】だった。ゆっくりと死んでゆく俺の心をお前は蘇らせてくれた。)
( <●><●>)ブローノ・ワカッテマス
.
550
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:39:34 ID:hrWj3c9o0
爪'д`)y-「【真実】だけだッ!!この世で最も価値があるのはッ!!それ以外は全部ゴミィイイイイイイイイ!!!」
爪'ー`)「煙草吸っていいか?」
爪'ー`)y-フォックス・ラブリエ
(#'A`)rー<・「スコーピオン!!」
('A`)「俺はもう困難からは【逃げない】」
('A`)ドクオ・ガーファンクル
( "ゞ)「大切なのは覚悟だ。栄光とは、いつだって恐怖を乗り越えた先にしか無いからな」
M +w(#ヽ"血ゞ)m9「ミ、ミセ……ス…ロビ…ン……ソン………」
( "ゞ)デルタ・サイモン
.
551
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:40:36 ID:hrWj3c9o0
(,, ゚Д゚)「PCとネット環境があれば【独壇場】だ。」
(,, ゚Д゚)(俺は一体何を聞かされているんだ?)
(,, ゚Д゚) ギコ・マニュエル・ド・オメン=クリスト
( ・∀・)「【僕は彼女達と深くキスをする】。僕の舌と彼女達の舌を絡めて1つにすると、ふふふ、なんていうか、ふふ、下品なんですが、【勃起】しちゃいましてね」
(m9・∀・)9m「それでは皆様!ご唱和ください!!」
( ・∀・)茂等 吉影/モララー
( ^ω^)「それ実質一つだけだねぇ」
( ^ω^)「いいか?人が人を選ぶにあたり、1番重要なのは【信頼】だよ」
( ^ω^)ブーン・ホライゾン
.
552
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:42:06 ID:hrWj3c9o0
(-@∀@)「これから君達を嬲り殺すからな。」
(-@∀@)アサピー・ピーカピーポ/ 電気王/▽▽
[ Д`]「俺は『ヤクザ』だぜ?異国に流れ着いて、こんな狂った場所でも【仁義】を忘れちゃあいけねぇ」
[ Д`]志村 権八/エンジン王
(十)「テーマパークに来たみたいでテンション上がるな〜〜」
(十)ジョナサン・レイヴンテイル/原子王
|::━◎┥「お前の彼女、オナホール以下だな♪」
|::━◎┥チックタック・ノックノック/歯車王
553
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:42:46 ID:hrWj3c9o0
(メ°_⊿,)「なんでタイツの上からパンツを履いてんだ!普通逆だろッ!!直に性器が当たって不衛生だろうがッッ!!ナメてんのかッ!!意味のわからねー事しやがってッ!!!」
(メ._⊿,)三月ウサギ
ζ( ー *ζ「ねぇ、えっちな事する?貴方の事、結構タイプよ」
ζ(゚ー゚*ζデレ
554
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:43:44 ID:hrWj3c9o0
(#´°ω°`)「おセッ○ス体操ーーーーー!!!!!!!!!第1ーーーーーー!!!!!!!」
(´・ω・`)「私の正義の根幹を否定している。それに打ち勝てという【試練】と私は受け取った。」
(´・ω・`)ショボン看守長
( ><)「僕ねビロード。ピンクのお星様から来たんだ。」
( ><)「私は私が思う正しい正義のあり方を実践しただけだ。」
( ><)アダム・ビロード
.
555
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:44:49 ID:hrWj3c9o0
( ∵)【目覚める事で何か意味のある事を切り開いていく『眠れる奴隷』であることを………】
( ∵)ビコーズ・ビコーズ
( ,_ノ` )y━・「運命とは脚本のような物だと私は考えている。」
( ,_ノ` )y━・~シブサワ
.
556
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:45:25 ID:hrWj3c9o0
(・∀ ・)「俺はまたんき。虚ろ目のまたんき。」
(・∀ ・)虚ろ目のまたんき
( ´ー`)「コイツ………ナメやがって……テメェは懲罰房行きだコラァ!!!」
( ´ー`)シラネーヨ
( ノAヽ)「俺っちは元々墓守だった。俺っちが住んでいた村の村長の娘を強姦して殺し、この刑務所に終身刑でブチこまれたノーネ」
( ノAヽ)ノーネ
从゚Xナ从「お手紙でーす」/ねーやん
(*゜3゜)「あっ、あ、い、イクイクイク!!!」/ポセイドン
( ´∀`)「今検査したての棒で目を突き刺すぞ」
( ´∀`)モナー
_
( ゚∀゚)(ケッ!刑務所らしいしみったれたメニューだぜ。)
_
( ゚∀゚)ジョルジュ
ミセ*゚ー゚)リ「いやー、ごめんねぇ。クソみてぇなモノでさぁ。ケチンボ親父めっ!早く買い替えろっつーの!!!」
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ
557
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:46:14 ID:hrWj3c9o0
モブ男「この世の幸せの95%は金で買えるンだ。逆に言えば、金がねンだけで、95%の不幸を背負ってるんだぜ」
オヤジ「仲間は死んだぞ。お前も撃ち殺してやるからな。覚悟しろッ!!」
看守A「船が出発するぞー。出所する奴は早く乗り込めーー!!」
歯車組組員G「おい!ここにネズミがいるぞッ!!」
歯車組組員P「こいつも真紅の牙メンバーか?こんな所で隠れやがってカスがッ!!」
歯車組組員C「殺す。それはもう残酷に殺してやる」
歯車組組員D〜F「「見つけたぞ!」」
歯車組組員J〜L「「よくも仲間を殺したなッ!!」
真紅の牙構成員C「ぎゃああっ!」
真紅の牙構成員A「いやだ、死にたくねぇ、ガァ!!」
囚人「や、やめろ!!俺が何をしたっていうんだッ!!」
真紅の牙構成員O「ボス?大丈夫ですか?お元気が無いようですが?」
558
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:46:50 ID:hrWj3c9o0
<<参考図書および映像作品>>
ジョジョの奇妙な冒険part5 黄金の風
ショーシャンクの空に
囚人リク
死印
レオン
その他etc
スペシャルサンクス
応援してくれた読者の皆様
559
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:47:41 ID:hrWj3c9o0
彼等には黄金の精神が宿るようです
【完結】
.
560
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/28(金) 23:51:12 ID:hrWj3c9o0
スタンドデータベース15
( ●骨●)
スタンド名:Bohemian Rhapsody
本体:ニダー・F・マーキュリー<ヽ`∀´>
能力:本体のニダーが死亡した時に、死を回避する為の分岐点まで時を戻す。
ニダーは生まれつきのスタンド使いであり、その能力はニダーが役割を果たし、本来死ぬべき時まで持続される。
死の運命は皆平等である。
この物語は【終わり】にひた走る者達の生き様を描いた『狂想曲』であり、その象徴のようなスタンド。
破壊力-無 スピード-無 精密動作性-無
射程距離-無 持続力-無 成長性-無
561
:
◆8aac7uEWYg
:2020/02/29(土) 00:05:19 ID:69hgB32E0
【あとがき】
早春の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
>>1
でございます。約1年にわたる更新にお付き合いくださりありがとうございます。
レスも皆様のおかげで560になり、一番長い作品になりました。
本当にありがとうございました。
それでは再び皆さんに出会える事を願って、また何処かで会いましょう。
ありがとうございました。
562
:
名無しさん
:2020/02/29(土) 00:37:24 ID:Ei78/iSQ0
乙!!!!!!!!
面白かった!!
563
:
名無しさん
:2020/02/29(土) 01:46:19 ID:xQd7aBCY0
乙、いい読後感だ
ただ、ボヘミアンラプソディはウンガロのスタンドだ
564
:
名無しさん
:2020/02/29(土) 10:47:17 ID:Fusuxnao0
乙乙乙乙
565
:
名無しさん
:2020/03/01(日) 11:12:32 ID:NAFLxvo.0
最高でした
乙!!!
566
:
名無しさん
:2020/03/01(日) 19:03:45 ID:9OviWsqE0
乙!
567
:
名無しさん
:2020/03/01(日) 19:06:09 ID:A3IPnmsQ0
楽しかった乙
568
:
名無しさん
:2020/03/03(火) 06:35:51 ID:mVyDLYkI0
ありがとう!おつ!
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