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( ^ω^)文戟のブーンのようです[6ページ目]
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【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。
●品評会はどう行うのか→>>2参照
●どうすれば参加できる?→>>3参照
●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照
【その他のルール、細則>>5】
【生徒名簿>>6】
【まとめ】
https://bungeki.jimdofree.com/
【過去スレ】
テストスレ
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>>344
ξ ゚ー゚)ξ あなたが教えてくれた事を、きっと示して見せるわ
ξ ゚ー゚)ξ ありがとう、改めてよろしくね
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>>349
('A`) 後悔するなよ?
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>>351
( <●><●>)「よっしゃ!正式に挑んだろ!」
( <●><●>)「ドクオさん!【('A`) ◆AMmdHNyQPk】今回獲得分のポイントをかけて私と文戟をするお!」
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>>352
('A`) 筆が早いってだけで俺の中では絶対に許さないリスト入りだから
('A`) 遅筆の力を見せてやるよ
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( <●><●>)「投下します」
( <●><●>)「例によって化けるので酉の顔外します」
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僕はモララーのようです
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僕は最近、夢を見る。
目を開けると、そこにはどこまでも暗い世界が広がっていて、
足元の地面には白い光がライトアップされている。
(あぁ、またか)
僕は毎日、夢を見る。
それも似たような夢ばかり。
僕はどこまで続くのか分からない道を、ひたすらまっすぐ歩いてる。
(どうして僕は歩いているんだろう)
足元を見ながら、僕は考える。
この夢は一ヶ月程前から続いている。
果ての無い暗闇の中を、どこまで歩けばいいのだろうか。
(疲れたなぁ)
こう考えるのも、いつものことだ。
いくら考えたところで、終わりには辿り着かない。
人生と同じだ。だから、歩く。
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(今日も誰か居るのかな)
この世界には人が居る。
それは僕の知ってる人たちだった。
どうして、その人たちが僕の夢に出てくるのかは分からない。
(深く考えたところで、答えなんてないんだろうな)
最初に会ったのは誰だったか。
この夢の記憶は、目が覚めると霧散してどこかに消えてしまう。
だから、あまりはっきりしたことは覚えてない。
(おや、人影が見えるぞ)
前へ前へと歩き続けて、どれくらい経っただろうか。
深い闇の水平線を眺めていると、地面が薄く光っている。
そこにジッと目を凝らすと人の背中が見えた。
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「やぁ」
僕はその背中に歩み寄り、声を掛ける。
この退屈な夢の中で、唯一人間らしい行いだと思う。
「どうも」
振り向いた彼は、酷く陰鬱とした男だった。
身長は僕と同じくらいだが、背中は大きく曲がり、両腕をだらりと垂らしている。
「元気かい?」
「まぁ、元気です」
そういうと、男は俯いて視線を地面に向けた。
彼の足元にも、白い光がライトアップされている。
「僕はモララー」
「よろしく、モララー」
俯いた男はそわそわした様子で戸惑っている。
どうやら人と話すのに慣れていないようだ。
「よろしく。そちらのお名前は?」
僕はゆっくりと問いかける。
「……僕の名前はありません」
(ほう)
これは初めてのパターンだ。
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「名前が無いんですか?」
僕は再度尋ねながら考えた。
記憶喪失という言葉が浮かぶ。
それはありえない。
何故なら、これは僕の夢だからだ。
夢なんて相応にしてつじつまの合わない不確かなものだと僕も思う。
しかし、この夢は違う。
この夢で出会った人たちは皆、僕が知ってる範囲の記憶があった。
名前もそうだ。
(そのはずなんだけど)
何かおかしい。
僕にこんな顔立ちの知り合いが居ただろうか。
もしかすると、僕の無意識が作り出した空想の存在な可能性もある。
「以前は、名前があった気がします」
男が答える。
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「つまり、昔はあったけど、今は無いってことですか?」
「そうです」
訂正しよう。彼は僕の空想が生み出した人物ではないらしい。
(名前を忘れたってわけじゃないのか)
名前が無くなったとは、どういうことだろう。
僕は両腕を組み、右手を顎に当て、思案する。
ふと目線を上げると、対面の男も同じポーズをしていた。
「僕は何故、ここに居るのでしょう」
「それは……」
僕は何故、ここに居るのか。
それは僕が聞きたい。
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「僕にも分かりません」
「そうですか」
「貴方はどこから来たんですか?」
「どこから? 僕はずっと、ここに居ました」
「ずっと?」
「そうです。ずっとです」
「つまり、ここは貴方の夢ですか?」
「夢? 夢なんですか、ここは」
「そう思います。僕は眠ると、ここに来るんです」
「何故?」
「分かりません」
「不思議ですね。僕は起きてるように感じます」
「ということは、貴方にとって、ここは現実?」
「どうでしょう。違うと言われれば、違うのかもしれません」
「なるほど」
「貴方は、いつからこの夢を?」
「多分、一ヶ月程前から」
「一ヶ月前?」
男はその言葉を繰り返し呟きながら考え込む。
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「何かありましたか?」
「僕がここに居るようになったのも、それくらい前からな気がしまして」
「それは偶然ですね」
「偶然。偶然なのでしょうか」
「それはそうでしょう。僕たちは初対面なんですから」
「初対面? そうでしょうか。僕は貴方を知っていますよ」
男がそう言いながら、下を見る。
暗闇を白く照らしたそこには、大振りのナイフが落ちていた。
僕はすかさずそれを右手で拾い上げ、空いた左手で男の首を押し込む。
暗闇でしかなかった空間は、実家の居間に変わっていた。
足元には僕の家族が転がっている。
視界の端には、赤い炎がちらちらと舞っていた。
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支援
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「殺せ」
白い壁に身体を押し付けられながら、男は言う。
首を強く圧迫している筈だが、男は構わず喋った。
そうだ。ここは夢だった。
「そう。ここはもうお前の夢だ」
「ここはもう僕の世界なのか」
「そうだ」
「へぇ」
「悪いな。後は頼む」
「うん」
「さよなら、モララー」
僕の右手が意思に反して、素早く動く。
僕は彼の首に深くナイフを突き刺していた。
-
(起きよう)
これは夢だ。
僕は走った。
玄関の扉を開けると、いつもの暗闇に戻る。
背後では、家があった場所からごうごうと音が響いている。
僕は振り返らない。
そうしてどこまでも続く道をまっすぐ走り続けた。
(出口だ)
暗闇の先に、大きな光が見える。
白い白い大きな光だった。
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酷く悲しい夢を見た。
僕は何故、生まれたんだろう。
その答えが夢の中にあった気がした。
だけど、もう戻れない。
僕は新しい人生を歩み出した。
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「起きろ」
僕は眠っていた。
いつものように。
そうして、起きた。
いつものように。
頭は幾分、冴えている。
まるで、肩の荷が降りたかのようだった。
新しい朝で、新しい目覚めだ。
「起きろ」
声が聞こえる。
目を開くと、横に男が立っていた。
「行くぞ」
彼は僕の手を引くと、扉の外に連れ出す。
そこは灰色の壁に囲まれていて、長い廊下が続いていた。
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「入れ」
彼は僕を一つの部屋の前に連れて行くと、入るように促す。
背中に彼の視線を感じながら、僕は前へ進む。
入った先には、椅子が一つ置かれていた。
「座れ」
僕は座る。
目の前には、透明な仕切りがあり、その向こうに上等なスーツを着た男が座っていた。
襟にはバッジが付いている。
「やぁ、こんにちは。宇津田ドクオさん」
スーツを着た男が話しかけてくる。
違う。僕の名前は。
('A`)「――僕はモララー」
【了】
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( <●><●>)「以上です。ありがとうございました」
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>>363
( <●><●>)「支援ありがとうございます」
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(´・ω・`) 乙
(´・ω・`) (眠たい頭の中でソロバンをはじく)
(´・ω・`) (少なくともギャグではないと認識)
(´・ω・`) おやすみ
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二重人格になっちゃった系?
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>>372
( <●><●>)「自作品語りで触れますので、少々お待ちください」
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( ・`ー・´)煙草を吸ってる時にせき込んだら6歩後退りしてしまったよ!加齢による衰えだな!
( ・`ー・´)1週間誰も書き込んでいないならこんなこと書いてもいいよな!みんな一生懸命執筆しているんだろうがね!僕はそうさ!
( ・`ー・´)それとも何かい?百選に夢中なのかな!?僕はハッキリ言うがあれはどうでもいいと思うよ!
( ・`ー・´)物議よ!醸せ!醸せぇ〜!
( ・`ー・´)+キリッ
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( ・`ー・´)ちなみに!前回は一位に選んだ( <●><●>)くんの作品だが!
( ・`ー・´)今回のはさっぱり分からん!
( ・`ー・´)もっと馬鹿に寄り添ってくれたまえ!
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>>375
( <●><●>)b「次回から気を付けるぜ!」
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( <●><●>)「正直塩梅が分かんないんですよね」
( <●><●>)「手探りでやっていくので今後もよろしくおなしゃす」
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(;´・ω・`) いや〜完成は厳しいかなあこれは
(;´・ω・`) ネタは豊富にあるんだけど、何を書いても中身がスッカスカになっちゃうなあ
(´・ω・`) 100選は知らなかった名作が読めるという点で、僕は結構重宝してるんだけどね
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( <●><●>)「文戟作品も選考対象みたいですし面白くなると良いですね」
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『( <●><●>)幸せの作り方のようです』感想
今回のお題は『夢』ですが、ワカッテマス君の文章は陽炎のようなと言いますか、幻想的な雰囲気が醸し出されていますので、テーマにマッチしているなあと感じました。
しかし、結局この物語は何がどうなったのかがサッパリ理解が出来ませんでした。下や横から読んだり、今流行りのガバイングリッシュに翻訳したりと、色んな読み方を試したのですが、少なくとも僕の頭では無理みたいです。
あまりにも情報量が少な過ぎる。
幻想的な雰囲気を出すことと、読者に理解してもらえることを両立させる為にはどうすればいいのか。ギャグ専のショボーン様からは適切なアドヴァイスは出来ません。
頭の中をカラッポにして、読者の気持ち──客観的に──になって作品を読み返すことは効果的かな、とも思います。
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('A`) 一家惨殺を契機に解離性同一性障害になったドクオの話だと思う
('A`) 家族を殺したことを受け入れられないドクオはモララーを作り出す
('A`) そして人格モララーは成長し所謂多重人格へ発展する
('A`) おそらく片方が覚醒している時は別の人格は夢を見ている
('A`) それは本当の夢なのか、覚醒してる方の人格が認識する現実を夢だと思ってるのかは分からない
('A`) そして肉体的な眠りの間は両者が無意識の領域で同時に現れる
('A`) モララーがドクオを知らなかったことから
('A`) おそらく殺しの記憶や多重人格化したきっかけに関わる記憶をモララーは持ってない
('A`) それはドクオが引き受けたことになる
('A`) そしてドクオが展開する一家惨殺の記憶の中でモララーはドクオを殺し人格はモララーに再統合される
('A`) 独房で目覚めたかつてのドクオは接見に来た弁護士に僕はモララーだと主張する
('A`) 夢の中のドクオが記憶を持ってなかった理由は既にモララーが主人格として優勢で
('A`) モララーが引き継いでいない部分の記憶を脳が取り出すのを拒んでいるから
('A`) 人格ドクオは人格モララーの範囲内で現れるドクオに過ぎなくなっている
('A`) ただ分からないのはモララーが夢の中で出会ったドクオ以外の人が誰なのか
('A`) それは記憶の中の誰かなのか、他の人格なのか、覚醒していたドクオを通して見た現実の誰かをモララーが夢だと認識したのか
('A`) 俺の理解だとそんな感じ
('A`) これがどのくらい合ってるかは知らんけど、意味不明ってほどじゃない
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('A`) えー…それで今回の私の話ですが
('A`) 全くちっとも進んでません
('A`) すまんなワカッテマス!
('A`) どうやら俺はスランプのようだ!
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ドクオが真面目に作品解説してる……!素敵……!
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ほい第7回のまとめ一丁あがり
https://bungeki.jimdofree.com/%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%82%92%E3%81%BF%E3%82%8B/%E7%AC%AC%E4%B8%83%E5%9B%9E%E5%93%81%E8%A9%95%E4%BC%9A-%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3/
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モララーのはちょっと待って。本人がどうしてもまとめて欲しくないなら報告を頼むよ
充電が7%なのでここら辺で失礼しますノシ
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( <●><●>)(返してえ…感想に感想ってやつをを返してえよ…)
>>382
( <●><●>)「分かりました」
( <●><●>)「スランプは難敵ですからね」
( <●><●>)b
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イ从゚ ー゚ノi、 何とか書き込めた。
イ从゚ ー゚ノi、 作品はできたけどこれから大事な用があって、投下だけが間に合わなそうなんだ。
イ从゚ ー゚ノi、 21の夜にはきっと投下し終えるよ。
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完成しねえええええ
誰か助けてえええええええええええええ
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(´・ω・`) 投下宣言だけしとけば?
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ξ゚⊿゚)ξ「投下するわよー!駆け足!」
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ある、はい色の朝にそれは起きた、友だちは姿を見せなかった。秋の重い雨の日だった。
あぁ、きょうだ。この日だったんだ。
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( ><)秋時雨の朝のようです
.
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……午前9時。
やっと大人の寝る時間がきた。
大人だけじゃない、小学生も、中学生も、高校生も今は夢の中だ。
部屋に子供が出てくる。
君は、2種類の教科書を踏みつぶして仁王立ちだ、だってぼくの部屋だもん。
今日はなにするのかな……貯金箱を割ってもいいし、望遠きょうの位置を変えてもいい、ゴミ箱とかに。
カレンダーも、好きな日までめくっちゃおうか
君は、ベッドのわきのテーブルに山ほど置いてあるきょう竜図かんで、紙くずを作ろうと思った、でも……
(#<●><●>)「……じゃま!」
君と図かんのあいだにボクが立ちふさがってた。
ボク……?ボクはボクだ。どこにでもいるふつうのボク。
なんだよ。
この部屋はひとり部屋なんだ、ボクがいたら定員オーバーじゃんか。
もう夜なんだから、寝ればいいのに……
寝るのは楽しいよ。
夢はわくわくするし、だいすきな友だちもいる。
でもボクは、なぜかはわからないけど、とてもそんな気分じゃない。
ベッドから起き出して、もう片方のくつ下を探す。
君はうなだれるかげを踏みつけて窓に手をかけた。
おやすみ、さよなら、永遠にげんきでね。
( <●><●>)「……ついてくるなよな!」
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雲も、鳥も、飛行機も、星のひとつも見えやしないのに、あれは空で。
車も、人も、猫もいないのに、これは町だ。
だから、ぼくがちっとも眠くないのに、今が夜でもおかしくないよね。
( <●><●>)「〜♪」
重いくつ下も、もやもやのマクラも、君も部屋に置き去りにして、今夜はごきげん。
すべての家がカギをかけて、今はぼくひとりの時間なんだ。
なのに……
ついてきてしまったんだね、君は。
じゃまするわけでも、話しかけるわけでもなく、ひたすらぼくの時間を汚してる。
(#<●><●>)「ほっといてよ」
ぼくの通学路を、スピードを上げて、ぼくがかけぬける。
風はちっとも動かない。
ぼくの校庭が、まんかいの桜で、ぼくを迎える。
久しぶりだって?昨日通ったじゃん!へんな木!
待ち合わせの角、ブランコのある公園、校庭……なにも変わらない。いつも通りだ。
何もかもいつも通りだ。何も変わらないし、何も動かない。
ぼくだけだ、動いてるのは。
ぼくが行く、ぼくは行くぞ、春の町を行く。でも……
風がわからない。
走っても走っても、ぼくはもう風には戻れない。
流れて、くずれていく景色だけが、ぼくのスピードがどんどん上がっているんだと教えてくれる。
足元がくずれる、ぼくもくずれて、世界がとけて、そして、ついにはアスファルトがぼくを飲み込んだ。
(; <○><○>)「!」
-
間に合わないのは悔しいが投下宣言させて頂く
未完成で終わらせたくはない
-
ぼくは、はい色のうずでまっぷたつになったり、まざったりしていた。
すごく静かだった。音が、なんにも聞こえない。
何もない。何も、ない……
……わかってる、わかってるさ。ほんとうは、わかってるんだ
もうぼくは、誰の手も届かないところにいる
そしてこの気分は変わらないまま、ぼくは明日も来週もすごすんだ
じつはこの時、ぼくは助けて欲しかったのかも知れない
きっとぼくは一生、こんな気分でいるんだろうな
もう誰もぼくを、助けることはできない
みんなほっといてよ、ぼくのことなんか
誰かぼくを──
(;<●><●>)「──助けて?」
耳をすませる。
声はたしかに、水の上から聞こえているみたいだ。
(;<●><●>)「……」
……どうしよう。
-
支援支援
-
水面は、ものすごかった。
雨といなびかりが一面をうめつくして、空はまっくら。
町は水に飲みこまれ、はい色のだく流がドウドウとうなりあげている。
ぼくはまぶたをこじ開け、じっと目をこらした。
角の電柱から見える家の窓……君の声が聞こえる。
(; )「ワカッテマス君!ぽぽちゃん!」
君はぼくを見つけると、おもわず後ずさりした。
そうだよね、来れるわけがない。
ぼくはけんめいにしがみついてるけど、大きな波を何度もかぶり、今にも消えちゃいそうだ。
(; )「!」
君はついに、窓まで開いて手をのばした。
(; )「来ないでよ!」
波がうずをまいている。
風と雨つぶが、君を押しもどした。
(; )「ぼくは、これでいいんだ!」
ついにぼくは波にさらわれてしまった。
君が身を乗り出して手を伸ばす、けど届くわけない。
どんどん流されていく。
これで、もう会えない。きっと──ずっと───
(; )「イヤだ!」
窓を乗りこえて、君は、はい色のうずにとびこんだ。
-
( )
うずの下はすごく静かだった。音が、なんにも聞こえない。
何もない。何も、ない……
( )
君は、まちまちなはい色の中で、きらり、きらりと見えかくれしている。
足をうごかしてるけど、足ごたえは、感じない。
うーん、苦しい、息ができない……おもくてにぶい、足って、どう使うんだっけ……
( )
どうしよう、音の聞き方も、胸の動かし方もぜんぜんわかんない……
自分がどうなっているのかも、なにをしてるのかもわかんない……わかんないや。
(; <○><○>)「!」
とつぜん、君がおおきなかげに飲みこまれてしまった!
ぼくはびっくりして、身をちぢめた。
まつ毛のすきまからのぞくと、大きなかげが、伸びたり縮んだりしながら、ふわふわしているのが見える。
( )
……こわい。
やっぱダメだ……話しかけることすらできなかった。
期待した、ぼくがダメなんだ。
……期待?
……君は、助けてって言ってた。
まわりのかげが強くなり、はい色はまっぷたつにわかれて、白と黒だけになった。
ぼくは傘を、かたくかたく、にぎりしめた。
-
( )
(#<●><●>)「……やいっ」
手に傘を、足に力をもって、そいつに話しかけてやる。
(;<●><●>)「おうい!」
気がついてないとか、わかんないわけじゃないみたいだ。
そいつは、のびちぢみしながら、あたりを油みたいにただよっている。
負けるもんかとにらんだけど、まっ黒色のそいつは、いつまでたってもまっ黒色のままだった。
( ;<●><●>)「聞いてんのかっ!」
( )
( ;<●><●>)「イジワルするな!」
( )
(; )「じゃまするなってば……」
( ) 。゜
-
゜
( ゚) ゜
まっ黒色が何かこぼした……気がする。
遠くて、よく見えないけど……
。
。
( 。゚) 。
──やっぱり何かこぼしてる。
なんだろう?ここからじゃわかんないや。
もっと近くにいかないと……
゜ 。
( ) ゜ 。゚
こぼれたそれが、アワみたいに白くまいあがって、これって、まるで……
( <●><●>)「どうしたの?」
( ゚) 。
( <●><●>)「だいじょうぶ?」
( ) ゜
( <●><●>)
( )
( ) 「……友だちが」
( ) 「……友だちがいなくなっちゃう」
( <●><●>)
-
( 。) ゚
( <●><●>)
。
( ) 。
( <●><●>)「……あのさ」
( <●><●>)「……探すの手伝おうか?」
傘を開いて、さし出した。
ぼくは待った。
( ��) 。
( <●><●>)
( ) ゜
( )
( ) 「……」
まっ黒色が伸びてくる。
そして、その子が、傘のかげにふれたとたん……!
(;<●><●>)「わわっ」
とたんに!色を取りもどした!
すごい、びっくりした。
あったかい日の色のかみの毛と、金のひとみの子。
どうやらぼくは、コウモリ傘をふねにして、その子とまっ黒平らな水面に浮かんでたっぽい。
ぎゅっと柄をつかんで、あたりをみわたす。
黒い水平せんと、白い夜空がどこまでもひらけているだけで、水にさわってみると、それはあったかくも、冷たくもなかった。
動いてるのも、あったかいのも、ぼくとその子だけ。
ふたりだけだ。
(*‘ω‘ *)
それでも、その子はぼくに、声をかけてくれなかった。
よろしくね、とかそんなの、期待してたわけじゃないけどさ。
-
( <●><●>) ぱしゃぱしゃ
(* ω *)
( <●><●>) ざぷざぷ
(* ω‘ *)
( <●><●>) ぱしゃぱしゃ
(* ω *)
( <●><●>) ざぷざぷ
(* ω *)
水をかいても、傘はその場でくるくるまわるだけで、ちっとも前に進まない。
いちめん波がぜんぜんなくて、ぬれたアスファルトみたいに、のぺーっと広がってる。
( <●><●>)「きみも、手伝ってよ」
(* ω *)
(* ω‘ *)「……」
(* ω *)「やだ」
( <●><●>)「えぇー?」
その子は、ずーっと、ひざを抱えてちぢこまってた。
かみの毛のすきまから、ときどきひとみをのぞかせては、金色をくもらせてる。
-
(* ω *)「……ょ」
( <●><●>)「なに?」
(* ω‘ *)「……」
( <●><●>)「ほら、へいきだよ」 じゃぶじゃぶ
水をたたいて見せたけど……
( <●><●>)「ね?」
(* ω *)「……」
( <●><●>)「どう?」
(* ω *)
(#<●><●>)「もう!」
(#<●><●>)つ「だまってたら、わかんないだろ!」
つ⊂(*‘ω‘ ;*)「やだよ!」
(#<●><●>)つ⊂「はやくやって!」
(#<●><●>)つ⊂「探すんだろ!」
⊂(*ω ;*)),「やだってば!」
その子の手をつかんで、水に近づけてやった。
だってしょうがないじゃん。
手をひっこめようと、その子はがんばっていたけど、ついに、右の手の、ひとさしゆびの、ツメの先っちょが、水面にふれて──
( <○><○>)そ「わ!」
-
そこからつーっと、水が空に、まっすぐまっすぐのぼって──
(;<●><●>)「ねぇ!あれ!あれ!」
(* ω *)「……ほっとけよ」
──もっともっと──高く、高く──
(;<●><●>)「すごいぞ!ねぇ見なよ!」
(* ω *)「きょうみないし」
──そして────
( *<●><●>)「いいなー」
(*‘ω‘#*)「……」
────はじけた!ヒマワリみたいに、わーっとひらいて、そのしずくの1滴1滴が、白い夜空に色をしたたらせて、そして──そしたら───たちまち、消えちゃって……
(*‘ω‘#*)「よくない!ぜんぜんよくない!」
(*‘ω‘#*)「ぜんぶなくなっちゃえよ!」
とつぜん、あちこちでしぶきが登った。
にぎりこぶしみたいに、波の山がいくつももりあがって、乱ぼうに空をたたいている。
波はついでに、ぼくを持ち上げて、波底へ放りこんで……今にも、沈む!ってところで底から、別な波がとびだして、傘に体当たりしてきた。
(*‘ω‘#*)「やらなくていい!」
(;<●><●>)「はぁ?」
(*‘ω‘#*)「あんなの、無くていい!」
(;<●><●>)「なにかってな事いってんだよ、お前!」
うねりをきように走って、ぼくを追い抜いたのは、麦わらもようのスイカ達だ。
びっくりした海ヘビが、クリーム色のとぐろをほどいて、波の中へ逃げてく。
つられるように、波が立って、白く歯を見せて、ぼくにせまってくる!
-
(;<●><●>)「すごい楽しそうなのに!」
(*‘ω‘#*)「楽しそうじゃない!」
(#<●><●>)「そう!」
(*‘ω‘#*)「ない!」
(#<●><●>)「楽しみじゃん!」
(*‘ω‘#*)「楽しみじゃない!」
(;<●><●>)「だって、スターマインだよ?スターマインを見れるのに」
(*‘ω‘#*)「見たくない!」
(#<●><●>)「このーっ!」
カシャッ!カシャッ!と空がまたたく、涼しい風がほっぺをなでた。
はっと、耳をすます。
空から、セミの雨が降ってきた!
足も羽もまきちらして、ジワジワとせまってくる。
それは泣いても、わめいても止められない。
でもぼくにはとどかない。手を伸ばしてもとどかない。
ガラスのカモメが、チリチリと鳴いて、セミをうばいあっている。
(;<●><●>)「そうだ、ぼくは……見たいんだ!」
(*‘ω‘;*)「!」
(*‘ω‘;*)「いや……見たくない!」
( <●><●>)「ぼくは見たかったんだ」
(*‘ω‘#*)「見たくない!」
( <●><●>)「楽しみで……ずっと見たくて……」
(* ω #*)「でも、見れなかったんだ!」
( <●><●>)
(* ω‘#*)「……わからずや!」
なんだこいつ!
-
傘の上で、おたがいを閉じこめるようにぐるぐるまわって、ぼくはにらみあった。
このけんかは止まりそうにない!
(*‘ω‘#*)「ぼくはもう2度と、見れないんだ」
( <●><●>)「なんで?」
(*‘ω‘#*)「ばーか!」
(#<●><●>)「ばっ……!!」
(*‘ω‘#*)「……」
(#<●><●>)「……」
(;<―><―>)「……また、来年、行けばいいじゃん」
(*‘ω‘#*)「行けるわけないじゃん」
(#<●><●>)「だから、な・ん・で!」
(*‘ω‘ *)「この町はなくなるんだ」
( <●><●>)「なくならないよ!」
(*‘ω‘ *)「ワカッテマスも、いなくなる」
( <●><●>)「いなくならないよ」
(*‘ω‘ *)「ぽぽちゃんもいなくなる」
( <●><●>)「ならないって!」
(*‘ω‘ *)「今日はこなかったじゃん」
(;<●><●>)「それはぼくが悪いんだ、そうだ!あやまらないと……」
(*‘ω‘ *)「2人はあきらめたんだ、3週間会えなかっただけで」
(; )「その3週間は会えなかったんじゃない!無視したんだ!」
-
(*‘ω‘ *)「来年になったら、そしたら、もっと、ずーっと会えないよ」
(;<●><●>)「決まったわけじゃないじゃん、もしかしたら!」
(*‘ω‘ *)「……」
(;<●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「もうやめなよ」
(;<―><―>)「……」
(*‘ω‘ *)「ほんとうは、いなくなるのは、ぼくらの方なんだ」
(;<―><―>)「……」
(*‘ω‘ *)「これからも、ずっと」
(; <―><―>)「……」
(; )「……」
(; )「……それでも」
(*‘ω‘ *)
(; )「……それでもぼくは、ふたりと、友だちでいたい……」
(* ω‘ *)「ぼく」
(*-ω- *)「サヨナラを言うのは、もうやだ」
( <―><―>)「……」
(*-ω- *)「……」
(;<ー><ー>)「……ようし、わかったぞ。じゃあこうしよう。ぼくは、きみと友だちになるぞ、それで、ずっといっしょだ」
( <●><●>)「そして、2人で2人に会いに行こう」
(*-ω- *)「……」
( <●><●>)「だめ?」
(*-ω- *)「……」
(*-ω- *)「やくそくだよ」
-
ぼくたちがけんかをやめると、あたりはほんとうにほんとうに、しずかになった。
夕立は小雨になって、かなかな、かなかなと落ちていて、それだけだ。
どこまでも広がっていたはずの海は、薬品とシーツと、不けんこうなため息ガスにさえぎられ、何も見えない。
見上げれば白い白い空が、トンネルみたいに世界をおおっていた。
( <●><●>) ぱしゃぱしゃ
(*‘ω‘ *) じゃぶじゃぶ
( <●><●>)「怒ってるかな……」
(*‘ω‘ *)「怒ってなくても、あやまる」
( <●><●>)「許してくれるかな……」
(*‘ω‘ *)「あやまらないと、ぼくがゆるせない」
( <●><●>)「たしかに」
(*‘ω‘ *)「でしょ?」
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *) じゃぶじゃぶ
( <●><●>) ぱしゃぱしゃ
(*‘ω‘ *) じゃぶじゃぶ
( <●><●>)「……」
( <●><●>)「どうやって、あやまろう……」
(*‘ω‘ *)「くれぐれも泣かないでね、うんざりする」
(; )「……」
-
人生って、ほんとうにガッカリすることばかりだけど、今回のはその中で、いちばんざんねんな事件だった。
(*‘ω‘ *)「お母さんがOKしたのは、ラッキーと言えばラッキーだし、悲しいと言えば悲しいかもね」
あのさみしい毎日に、何を期待をしていたのかもわからないけど、もっとましなことをすれば良かった。
(*‘ω‘ *)「今年はとても月が暗かったんだ」
だってふたりの求めるものは、ぼくにはもうない。
(*‘ω‘ *)「でも来年は、きもちよく光ってるはず」
このチャンスがもう2度と、訪れないなんて。
(*‘ω‘#*)「ねぇ、聞いてる?」
(;<―><―>)「しらないよ……」
こうかいの真っ最中なんだぞ。
(*‘ω‘#*)「それはいいから」
その子は、傘の下を見ていた。
たしかに底で何か、しずんでいる。
思い出のように、ひらめいては消えるそこは……
(;<○><○>)「すげー……」
……星の海だ。傘の先にまんてんの、星の海だ。
おおぜいの星達が、ぼくらの足元の、何千、何万光年も下で、コロコロまわっている。
赤いランプをチカチカさせる火星、ヘッドライトで闇を裂く金星、3色に点めつする木星のえい星。
深いところでは、頭のわるいガス惑星と、おこりっぽいこう星が衝突して、銀のけむりをまきあげていた。
月がぼくらの後ろをついてくる。
かに、しし、おとめ、おおぐま、うみへび……
ぼくらは、みなみじゅうじ座をなぞって進んだ。
こと、てんびん、さそり、いて、へびつかい……
はくちょう座の、くちばしの先をかすめる。
おひつじ、やぎ、みずがめ、うお、そして……
-
( <●><●>)「……ペルセウス座」
ペルセウス座は、北東の浅せに、打ちよせられている。
三きゃく伸しゅく止めねじを、しっかり固定して、ピントをしぼると、ぼくらはいよいよふたりを探しはじめ。
すぐ後ろで、天の川がちゃぷちゃぷしてる。
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……つれないね」
( <●><●>)「コツが、コツがあるんだよ、あのね──」
(*‘ω‘ ;*)「あ!針つけるの忘れてた!」
(;<●><●>)「えぇ……」
──
──
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……つれないね」
( <●><●>)「……エサを、変えてみたら?」
(*‘ω‘ *)「エサ?」
( <●><●>)「そう、エサ。それがね──」
Σ(*‘ω‘ ;*)「わ!」
(*‘ω‘ ;*)「か、かかった!」
(;<●><●>)「落ち着いて、ゆっく──」
(*‘ω‘ *)「切れちゃった」
( <●><●>)「……」
-
──
──
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ ;*)「……か、かかった!でっかいぞ!」
( <●><●>)「がんば」
(*>ω< ;*)「まずい、まずいよ!ウーッ!」
釣りざおをめいっぱい引くと、傘の下を、大きなかげがよこぎってった。
(*‘ω‘ ;*)「な……なにあれ?」
(;<●><●>)「わかんない……けどでっかかった」
かげは、うずを引いて泳ぎまわり、夜空をかきみだしている。
(*‘ω‘ ;*)「サメかな?」
(;<●><●>)「いや……」
いっしゅん、海面がふくらんだけど、たじろいで、引っ込んでった。
海中に戻ったそいつは長い尾で、アンドロメダ座をバーンとたたくと、いちげきで星くずに変えてしまった。
(*‘ω‘ ;*)「じゃあクジラだ!」
(;<●><●>)「あれは……」
海面が、またぐーっと盛り上がる……けど、まだ少しためらっているらしい。
ついでにはじかれたポラリスが、傘船のへりにぶつかって止まった。
-
(;<●><●>)「モササウルスだ!」
釣りざおを引き上げる。
あたりだ!
おおきな恐竜は、三日月形の尾ひれをひるがえすと、流せん型の体を水面に叩きつけた。
ぼくらはしがみつくのがやっとだ。
ふり落とされないよう、ぎゅっと柄をにぎり直したけど、銀のつり針を飲んだのは、恐竜じゃなかったらしい。
エモノはとなりに落ちていた。
銀色のかみの毛に、銀のひとみ。星くずをしたたらせているのは……
(;><)「ありがと、たすかったよ」
(*‘ω‘ *)「ねぇ!なんで食べられてたの!?」
(;><)「友だちを探してたんだ……」
(*‘ω‘ *)「へぇ〜、ぼくといっしょだね」
( <●><●>)「……見つかった?」
( ____)「……」
星くずをしたたらせて、君はゆっくりと首を横にふった。
(*‘ω‘ *)「それも、ぼくといっしょだね」
( ><)「そうなんだ、さみしいね」
( <●><●>)「うん」
(*‘ω‘ *)「君は?」
( ____)「……」
-
(*‘ω‘ *)「じゃ、いっしょに探そうよ」
( )「……」
( ><)「よろしくおねがいします」
(*‘ω‘ *)「なんだそれ!」
深海から流れ星がわきでては、白い空に消えてく。
けど、誰も願いをかけたりしないみたいだ。
( ><)「君の友だちはどんな子?」
(*‘ω‘ *)「げんきで、明るくてすごい!いっぱい遊びにいって……」
( <●><●>)「れいせいで、しっかりもので、星が好きで……」
(*‘ω‘ *)「で、おみまいに色々もらった!」
( <●><●>)「お母さんにお願いして、望遠きょうも買ってもらったんだ」
(*‘ω‘ *)「ぜったい、お礼いわなきゃ!」
( <●><●>)「だからぼく、星見るの好きだなぁ」
( <●><●>)「君のは?」(*‘ω‘ *)
( ><)「う〜ん……」
-
( ><)「ひとみしりで、おっちょこちょいで……」
( <●><●>) (*‘ω‘ *)
( ><)「体弱いし、お母さん怖いし、ぜんぶうまくできないし」
( <●><●>) (*‘ω‘ *)
( ><)「いじけたり」
( ><)「しっとしたり……」
( ><)「それに、来年また──」
遠くで、モササウルスが月をまっぷたつにして跳ねた。
月は、ゆらゆらと波に合わせて、くっついたり、離れたりしてる。
それを見て君は、眠たそうに笑っていた。
( ><)「ボク、恐竜好きなんだ……」
( ><)「いん石とかさ、化石とかさ、君といろんな話をしたなぁ……」
( <●><●>)「また話せるよ」
( ><)
( ><)「ボクもいつか、そういう人になりたいや」
(*‘ω‘ *)「なれるよ」
( ><)
-
ボクはうとうとと、話し続けた。
( ___)「君たちと笑うことが楽しかったんだ」
( ___)「いつか君たちが来ない朝が来たら、悲しいなって」
( )「これで自分は一生幸せにはなれないなんて、そんな自分でいたいと思っていた気がする」
( ) ( )
( )「ぼくの、この町の残りが、君たちくらい気持ちの良い時間だといいな」
海の底が抜けて、ゆっくりと町の光が近づいてくる。
足元には、小さな君の部屋の明かり。
白い空のすきまから、太陽の弱々しいけはいを感じる。
-
きっと、雨の日だ。
はい色の、重い雨の日だ。
そんな朝が、たまらなく待ち遠しくなった。
【了】
-
>>417
( <●><●>)「乙です」
-
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ 終わりー!終わり!終わり!次の方どうぞ!
ξ゚⊿゚)ξ 支援、乙ありがと!
ξ゚⊿゚)ξ 銀ちゃん!私正座して待ってるわ!
ξ゚⊿゚)ξ 寝るぅ!
-
('A`) 絵本みたいで雰囲気はいいけど全くわからん
('A`) しかし、私は時々思うのです
('A`) 歌が音楽の一部に過ぎないように
('A`) 意味などというものは物語の一部に過ぎないのだと
-
(´・ω・`) 乙!
(´・ω・`) う〜ん、幻想的な作品が二つ続きましたなあ
(´・ω・`) 投下予告はしておくけど、多分しないだろう…
-
('A`) 俺も半月後くらいに投下するかも知れない
('A`) 勿論、嘘だが
-
さーあキケイ君は来るかなっと
-
('A`) 今回は2(+1)作ですか
('A`) そろそろ僕も真面目に書かないとまずいかも知れませんね
-
川 ゚ -゚) 投下乙だ 宣言分の人の投下も楽しみにしている
-
廃れてきたな
-
四月には絶対に投下しよう。
三月は無理そうだ。
有言実行を目指して──
-
口だけマン大杉て草
-
(´・ω・`) 口だけなのは認めるけど、名無しの君にはあまり言われたくないなあ
(´・ω・`) まあそれはともかくとして、第11回(4月)には文戟をやってみようと思うんだ
(´・ω・`) ハイン君、デミタス君、ミセリ君、兄者君、アサピー君。
(´・ω・`) 君たちがまだスレに残っているなら、文戟を受けて欲しいな。早い者勝ちで
(´ -ω・`) 時間はたっぷりあるんだ、じっくりと考えて欲しい
-
('A`) おい待てよ、名無しに絡むのは俺のキャラだろ?
('A`) 口先だけなのも俺の…
('A`) ……
('A`) これはアイデンティティーの危機なのでは?
-
(´・ω・`) アイデンティティが作品以外になっていいのかいドクオ君?
(´・ω・`) 自らを「口先だけ」と言っておいて何だけど、今回の僕はガチの投下宣言も文戟もやってないし
(´・ω・`) それより、銀ちゃんとスニフィ君はまだなのかしら
(´・ω・`) 正座のまま寝ているツン君が可哀想だ
-
('A`) 正直待つ必要があるかは疑問です
('A`) 最終日が忙しいなら事前に投下するべきなのです
('A`) 書き上がって無いなら諦めるべきなのです
('A`) 投下宣言とは
('A`) 書き上がってしかも今投下できるけど
('A`) 誰かが投下しててスレが使えないから後で投下するという意味なのです
-
('A`) 完成してないようなやつをどうして待つ必要があるのか理解に苦しむ
('A`) まあ、狐娘は完成してるぽいので
('A`) 21日中は待つけどそれ以上待つ気は無いでござるよ
-
(´・ω・`) 君より優しいからだと思うよ、待っていられるのは
(´・ω・`) それに今回は作品数も少ないし
(´・ω・`) 僕は自信満々にツイッターに「今回は文戟が三組あるよ〜」なんて書いちゃったから祈るような気持ちで投下を待っているんだけど…
(´・ω・`) 消すか
-
(・∀ ・)「ショボン、かわいそうに……」
(・∀ ・)「まあいろいろといそがしーじきだからなー」
(・∀ ・)「しんせーかつのじゅんびとかでいそがしいんじゃね?」
(・∀ ・)「100せんにむけてかこのはなしよんでるヤツもいそう」
-
('A`) ツイッター云々は知らんよ
('A`) だいたい優しさどうこうとか関係あるかって話
('A`) ルールってのは参加の合意であって
('A`) 容易く曲げられるものであってはならないわけ
-
イ从;゚ ー゚ノi、 たっだいま!!
イ从゚ ー゚ノi、 セーフ?セーフだよね!?
イ从゚ ー゚ノi、 タイトルは『SARADA』で!!
-
――――――人生は所詮、夢なのです。
いつの間にか始まり、いつの間にか終わる。
時間という大きな川の流れの中
できた泡が集まって形を成し、それらが出会い。
そして、弾けて消えていく。
あなたは、自分がそこにいると証明できますか?
あなたは自分が"泡沫の夢"ではないと、証明できますか?
少々、意地悪だったかもしれませんね。
でも、どうか許していただきたいのです。
私は時々、あなた達“泡”が羨ましくなることがあるのです。
永劫を持て余した私とは違い、終わりがある泡達。
孤独と夢幻にその身を捻じ曲げられて、色や形を持てない。
そんな私にとって、水面で陽の光を浴びてきらめくあなた達が、狂おしいほどに羨ましいのです。
゚ ゚
あなたは、私のそばに来てくれますか?
それとも終わりをくれますか?
-
キーン コーン カーン コーン
キーンコーンカーンコーン
ヽ( 'A`)> ノビー
( 'A`) 「ぐぅぅぅ……」
( 'A`) 「ああー…よく寝た」
( ^ω^) 「お。ようやく起きたかお」
( 'A`) 「ん?ああ、おはよう」
( ^ω^) 「おっおっお。それを言うなら『おそよう』だおw」
('A`) 「やっぱブーンみたいに、狙って明晰夢は見れ……」
('A`)そ 「!?」
僕の言葉を聞いて、一気に目が覚めたのだろう。ドクオは慌てて時計に目をやる。
先程までは14時だったはずなのにと狼狽える彼を見て、つい笑ってしまった。
-
('A`) 「終わった……」
( ^ω^) 「おっおっおっww」
( ^ω^) 「どんまいだお」
時は、今からだいたい『言の葉の庭』を見終わって一息つくくらい前に遡る。
五時間目の授業は日本史。非情に厳しい事で有名な、荒巻先生が担当している。
彼はずっと机に突っ伏して動かないドクオを見て、寝ているのではないかと疑いの目を向けた。
僕は思わず、反応できないほどお腹が痛いらしいと言ってフォローを入れた。
それが運の尽きってやつだった。
/ ,' 3 「ほう。ならば仕方ない」
/ ,' 3ニッコリ 「では、代わりにお前に答えてもらうとしよう」
結果として、その後の質問は全て僕が答える羽目になった。
今日は席順や日付などから考えて、当たるはずがない。
そう考えて、予習をサボっていた僕が、地獄を見ることになったのは言うまでもなかった。
-
/ ,' 3 「えーというわけであるからして……」
/ ,' 3 「さて…と、ここで問題」
/ ,' 3 「大塩平八郎の乱の平定を指揮した、古賀藩の家老は?」
/ ,' 3 「内藤。答えてみろ」
( ; ゚ω゚) 「え?あ?」
( ; ゚ω゚) (何ページ?何ページなんだお?!)
( ; ω )そ (……載って…ない……だと?)
/ ,' 3ニッコリ 「どうした?内藤?」
( ; ゚ω゚)(まずい)
まずい。本当にまずい。ここで僕が答えられなければ、荒巻先生は間違いなくドクオを指名する。
そこでドクオが起きていなければ、僕が嘘を吐いたのがばれてしまう。
そうなれば、職員室に呼び出され、大般若経のように長い先生の説教を喰らうことになる。
最悪、これまで頑張って来た僕の成績にも傷がつきかねない。
友達のためとは言え、そんなのはまっぴらごめんだ。
-
( ^ω^)/
/ ,' 3 「どうした?」
/ ,' 3 「まさか、トイレなどとは言うまいな?」
( ^ω^) 「先生。これ、まだ習ってないですおね?」
/ ,' 3 (……ほぅ。)
/ ,' 3 「だが、しっかり勉強しているならば、答えられるはずだ」
( ^ω^) 「…ヒントを」
( ^ω^) 「ヒントをお願いしますお」
/ ,' 3 (そうきたか)
/ ,' 3 (日本史にまるで興味のないこの学級において、こいつだけは真面目に授業を受けとるからなあ)
/ ,' 3 (おれも学生時代は、隣の席の杉浦によく助けられていたな)
/ ,' 3 (まったく……毒島め)
/ ,' 3 (…いい友達を持ったなあ)
きらりと光沢を放つメガネの奥で、荒巻先生が遠くを見るような、何かを懐かしむような目をした気がした。
やけに静かな教室。どうやら、全員がこのやりとりを固唾を飲んで見守っているらしい。
代わりにと、さらに難しい問題が来るのか、それとも他の生徒に振られるのか。
荒巻先生なら、どちらもあり得る。僕が見守る側でも、自分が当てられるのではと気が気でないだろう。
右斜め前の席の渡辺さんが、日付が自分の出席番号になるかどうか、指で計算しているのが見えた。
-
支援
-
/ ,' 3 「よし」
渡辺さんの肩がびくりと跳ねる。
大丈夫だ渡辺さん。あんまり自信は無いけど。
職人が厳選された素材で丁寧に拵えた…そんな泥船に乗った気分でいてくれ。
(;^ω^)ゴクリ
/ ,' 3 「ヒントか……そうだなあ」
/ ,' 3 「三河国田原藩の藩士でもあった画家『渡辺崋山』が描いた人物の一人だな」
( ^ω^) (………誰だ?)
/ ,' 3 「どうだ?」
( ^ω^) 「えーと…」
( ^ω^) (渡辺崋山……父ちゃんが前に絵を自慢してたような)
( ^ω^) (思い出せ……手書きの解説の中に、大塩平八郎がいたはず)
/ ,' 3 「あとは……名前に鷹がつくな」
( ; ゚ω゚)そ
( ; ゚ω゚) (あれだ!!)
( ^ω^) 「……鷹見泉石ですかお?」
-
/ ,' 3 「ほう」
荒巻先生が小さく目を見開く。あの表情は、どちらなのだろう。
よくぞ答えたの方なのか?
それとも的外れ過ぎて驚いたのか?
/ ,' 3 「正解だ」
( ^ω^)グッ
( ^ω^) (…よっしゃ!!)
/ ,' 3 「よく当てられたな」
/ ,' 3 「それでは続きといこう」
この後もこんなやりとりが続いた。
あまりの重圧感とタメの長さに、荒巻先生がみの〇んたに見えたくらいだ。
そんなことがあったことなど露知らずに、ドクオは慌てふためいている。
変に恩着せがましい感じになっても嫌だし、さっきのことは内緒にしておこう。
-
('A`) 「終わったのは今に始まったことじゃないし…呼び出されてないし」
('A`) 「いっか。セーフだよなセーフ」
('A`) 「あ、そういや…ブーン」
('A`) 「今日もゲーセン行くか?」
( ^ω^) 「あー…」
こう見えて、いや見た目通りか。ドクオはかなりゲームが強い。
こないだなんて、対戦相手の大人が顔を真っ赤にして文句を言いに来たくらいだ。
全く手も足も出せずに、見えない壁と地面の間でバウンドさせ続けられる敵キャラは、ちょっとかわいそうに思えた。
せっかく百円払ったのにあれでは、たしかに文句の一つも言いたくなるのかもしれない。
( ^ω^) 「ごめん。今日はちょっと用事があるんだお」
('A`) 「あー、マジか」
('A`) 「一人で行っても仕方ねえしな〜」
( ^ω^) 「ごめんお。また今度一緒に行こうお」
('A`) 「んじゃあ、また今度にすっか」
('A`) 「にしても、お前が用事だなんて珍しいな」
('A`)そ
(*'A`) 「まさか…彼女か!?」
(;^ω^) 「その短絡的な思考回路、父ちゃんと一緒だお」
('A`) 「なんだ。違うのか」
( ^ω^) 「家の手伝いみたいなもんだお」
('A`) 「なら仕方ねえな」
-
('A`) 「うし、帰るか〜」
( ^ω^) 「そうするかお」
教科書やら何やらたらふく食べて、ずっしりと重たくなったカバンを背負う。
今時、置き勉禁止だなんて、どうかしてるんじゃないだろうか。
校長の双肩にかかる重圧と僕らが背負ってる学生カバンの重さがトントンとは言わないけども。
もうちょっとその辺、配慮してくれてもいいんじゃないだろうか。
('A`) 「なあブーン」
( ^ω^) 「なんだお?」
('A`) 「あの噂知ってるか?」
( ^ω^) 「噂?」
('A`) 「ほら、VIP神社のどこかにある月の扉の中に入ると、中にノートがあるってやつ」
( ^ω^) 「ああ!あれかお」
('A`) 「おお、知ってるのか」
( ^ω^) 「モチのロンだお」
( ^ω^) 「ノートになんか書くとそれが本当になるってやつだおね」
('A`) 「そうそう」
( ^ω^) 「リスクもなしに願いが叶うとか、小学生が考えた噂でもあるまいしwww」
('A`) 「設定甘すぎww乙wwwwって感じだよな」
( ^ω^) 「ほんとだおwwww」
-
噂の存在はもちろん知っている。
僕は今日まさに、その噂を試しに行くつもりだったのだから。
家の手伝いなんて嘘っぱちなんだ。ごめんドクオ。
( ^ω^) 「でも、あれって書けた人がいないんだお?」
('A`) 「まあな」
('A`) 「なんでも、神様に選ばれた奴しか中に入れないんだろ?」
(*'A`) 「でも、だからこそ夢が膨らむよな!」
('A`) 「ブーンなら何を書くんだ?」
( ^ω^) 「うーん」
( ^ω^) 「ドクオなら、何を書くんだお?」
('A`) 「おれなら……やっぱ可愛いお姉ちゃんが欲しいかなあ」
(;'A`) 「いや、やっぱり妹…?」
(;'A`) 「隣のお姉さんも捨てがたい」
('A`) 「待てよ?ここは幼馴染でもいいのでは?」
('A`) 「だがしかしbutけどけれどyet……」
(;'A`)そ 「アニメのキャラを現実に存在させるってのもありなのでは!!?」
(;>'A`)> 「ダメだぁ!!!!おれには選べねえ!!!!」
( ^ω^) 「とりあえず、周りの視線が痛いから静かにしようね?」
(;>'A`)> 「ルカ子、マライヒ、クジャ、窈、什造、ジャイボに雷蔵!!」
(;>'A`)> 「ダメだぁ!!なぜか男の娘しか出てこねえ!!!!」
(;^ω^) 「ねえ、ねえってば?」
('A`) 「……おれは、どうしたら」
-
( ^ω^) 「ドクオ、ドクオ?」
( ^ω^) 「ねえ、周りを見てくれお」
('A`) 「あ……」
(*'A`)>テヘ 「なんかすみませんでした」
( ^ω^) 「勝手に自分の世界に迷い込むの…本当にやめてくれお」
(;'A`) 「なんかごめんな」
( ^ω^) 「もうなんか…うん」
( ^ω^) 「ドクオの発狂が日常の一部になってきて、あんまり動揺しなくなった自分がいるお」
(;'A`) 「ごめんて」
あまり動揺しなくなったとはいえ、ちょっとばかし恥ずかしい思いをしたのは事実だ。
仕返しをしても罰は当たらないだろう。そう思って、僕は足早に歩き始める。
('A`)そ
(;'A`)ノ 「ちょ!?ちょっ…待てよ!!」
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