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( ^ω^)文戟のブーンのようです[5ページ目]
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【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。
●品評会はどう行うのか→>>2参照
●どうすれば参加できる?→>>3参照
●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照
【その他のルール、細則>>5】
【生徒名簿>>6】
【過去スレ】
テストスレ
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(;A;) 「もう嫌だ!!」
( `ハ´) 「落ち着くアル」
(;A;)ヒッヒッ
( `ハ´) 「……『青眼の究極竜』もドラゴンアル!!」
(;A;) 「でも!…でもぉ!!」
( `ハ´) 「しかも三位一体……ドランゴンが三体もいる」
( `ハ´) 「最強アル!!」
(⊃A;) 「シナーさん!!」
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( `ハ´) 「約四半世紀にも及ぶ自堕落な日々……」
( `ハ´) 「それがオマエを色んな言い訳で着飾って、仕方ないと笑っている死んだ目をしたくすんだ鯉にしたネ」
( `ハ´) 「でも、今日ここで登竜門を潜り抜けて………」
( `ハ´)ガシ 「オマエは『ドラゴン』になるアル!」
('A`)
-
('A`)
('A`) 「……おれ、やるよ」
('A`) 「『ドラゴン』になって見せるよ」
('∀`) 「見てて、シナーさん!」
( `ハ´) 「……任せたアル」
m9(`ハ´ ) 「オマエの登竜門は、あのリングネ!!」
('A`) 「……行ってきます」
( `ハ´) 「オマエは、この五年誰よりも真面目にバイトをしてきた」
( `ハ´) 「ワタシが教えたのは、麺の打ち方や調理の仕方だけじゃないネ」
( `ハ´)
( `ハ´) 「行くヨ!!」
-
ゴングが鳴り、試合が始まった。
眼前に迫る巨人の圧倒的なまでの威圧感に、思わず足が竦む。
('A`) (……シナーさんの店を守るためにも負けられない)
左足を引き、右半身を前に出しておれは構えた。
拳は軽く握り、どのような動作に対しても瞬時に反応できるように、相手をじっと見つめる。
( ゚∋゚)トンットンッ
あれだけの巨躯を誇るにも関わらず、全く重さを感じさせないフットワーク。
相当な鍛錬を積んできたということが容易に分かる。
しっかりと顎を守るように、ボクシングスタイルで構えた巨人は、まさに難攻不落の城塞と化していた。
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(;'A`) (……待つか)
そんな甘い考えを見透かしたのか、相手の肩が強張り、ピクリと動く。
(#゚∋゚)⊃ヒュバッ!!
鋭い風切り音を響かせて迫る拳は、嫌でも死を連想させる。
アニメや映画でしか、聞いたことが無いような音を響かせ拳が迫る。
(;'A`) (やべえ…死ぬ!?)
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その時、体が勝手に動いた。
伸び切る前の相手の拳に、自らの掌を合わせ、一歩踏み込みながら押す。
(;゚∋゚)
2mを越える巨躯が宙を舞った。
全く想定していなかった反撃に、受け身がやや遅れる。
一撃で勝てると踏んでいた巨人は、戸惑いが隠せない。
(;'A`) 「今のは……?」
だが、戸惑っているのはおれも同じった。
見るからに貧弱な自らの腕を見つめる。
この手が、あの巨人の一撃を捌くなんてことが、あり得るのだろうか。
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無意識に行ったのは、麺を伸ばす時の麺棒を押す動作だった。
起き上がった巨人が、再度構える。
(#゚∋゚)
動揺しているからだろうか、先ほどとは違い、構えに隙がある。
(#゚∋゚)グワッ
大きく滑るような踏み込み。
巨躯がまるでカメラでズームしたかのように、眼前に迫る。
力を込めた左腕はフェイクだろう。
この動き、以前店のテレビで見たことがある。
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(;'A`) (ツー・ワンツー!!いきなり右から!!?)
(#゚∋゚)シュッ
(三⊃∋ブゥン
咄嗟に上体を素早く後ろに反らせ、拳を避けた。
続け様に放たれたのは、左のボディーブロー。
身体を捻り、回転することで避け、そのまま後ろに倒れる。
(;'A`) 「ほっ!!」
背中を地に着いた瞬間に、跳ね起きて巨人の顎に蹴りをいれる。
蹴った反動を利用して、飛び退きながら後転し、立ち上がる。
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(;'A`) (…今のは!!?)
中華料理店なのに、なぜかシナ―さんが教えてくれたアクロバットなピザ作り。
やたらと跳んだり跳ねたりするものだから、初めはなかなか上手くいかなかった。
毎日、身体中が痣だらけになったものだ。
感慨に耽っていると巨人が起き上がり様に、蹴りを放った。
飛び上がってそれを避ける。
(゚∈゚#)
飛び上がってガラ空きの脇腹を狙って、巨人は後ろ回し蹴りを放った。
その蹴り足を肘と膝で挟んで防ぐ。
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(;'A`) (……これは!?)
今のは、両手が塞がっている時に、シナーさんが投げたメニューをキャッチする時の動きだ。
(;'A`) (…もしかして)
(;'A`) (これまでのバイト生活の中の随所に、カンフーが隠されていたのか!?)
('A`) (……もしやシナーさんが良く仕掛けてきた蛇や虎のモノマネも!?)
巨人の拳による連撃を前腕で弾き、防ぐ。
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('A`) (……そうだ!これはジャケットを脱ぐ時のあの動き!!)
四肢は痛みで痺れているが、まだいける。
致命傷になるような一撃は喰らっちゃいない。
五年に及ぶバイト生活の中で、オレの身体にカンフーが染みついていたらしい。
これなら、体格差だって埋められる。
イケる!!
(;`ハ´) (いけ!!)
(;`ハ´) 「オマエは『ドラゴン』ネ!!!!」
(#'A`) 「おう!!」
振り向いて、拳を突き上げて声援に応えた。
こんなに輝いているのは、産まれて初めてだ。
∩(#'A`) (……こいつにだって、勝てる!!)
-
おっっらあああああぁぁぁぁ!!!!
,: : ∵,’.´
(# ゚∋゚)⊃))゙゚'A))━━・
(つ ノ ノ とソ''.;∴,.' .
⊂ __) ) ⊂ ⊂,ノ,.
.∪ げあああぁぁぁぁぁぁぁ
勝負は一瞬だった。
カンフーが体に染みついていようがなんだろうが、実戦経験の無さはカバーできない。
( `ハ´)
(;`ハ´)
(,`ハ´)ツゥ
(;`ハ´) 「デスヨネー」
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その後、シナーさんは借金を返し切れず、店を失った。
おれはと言うと……。
(*'∀`) 「おっ!!いいじゃねえか!!」
(* ><) 「ほんとですか!」
( <●><●>) 「今のは型もきれいでした」
(*‘ω‘ *) 「ぽっっ!!」
('A`) 「うしっ!今日は解散!!」
('A`) 「ちゃんとストレッチして、体をよく休めろよ!」
( <●><●>)‘ω‘ *)><) 「はーい!!」
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何だかんだで近所の子どもらに、カンフーを教えてる。
遊びや日常生活の中の動作に、カンフーを取り入れた指導が意外と好評だ。
('A`) (こんな生活も悪くねえな)
('A`) (シナーさん……おれ『ドラゴン』にはなれませんでした)
('A`) (……でも今は…幸せです)
宵の空にきらりと光った星が、シナーさんのかわりに返事をくれたような気がした。
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イ从゚ ー゚ノi、 『了』
イ从゚ ー゚ノi、 皆も期間はまだあるから、頑張ろうね!
イ从゚ ー゚ノi、 いい『ドラゴン』期待してるよ!!
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(´・ω・`) 「おー銀ちゃん久しぶり」
(´・ω・`) 「直ぐにでも感想を書きたいところなんだけどちょっと暇がないもんで」
(´・ω・`) 「遅ればせながら支援ageだけしとく」
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面白かった!あっさり読めてイイネ
乙
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まとめの話になるけど、背景が白だと目が疲れちゃうかも
薄い灰色系とかにしてくれると嬉しいかな
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>>259
(´・ω・`) 把握しますた
(´・ω・`) やり方が分からんもんで、調べてみるよ。作品が完成した後にね。
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¥・∀・¥「投下するよー」
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この世界には災害と呼ばれる獣たちがいる。
それらは大きな力を持ち、人間の生活を脅かしてきた。
俺の名前は宇津田ドクオ。
俺はそんな災害たちを片付ける仕事をしている。
('A`)ドライヤーのようです
昨日、百年に一度と言われるほどの災害。大災害が街を襲った。
それは水を吐き出す大きなドラゴンで、突然ここVIP市に飛来したらしい。
会社に居て、その被害を受けなかったドクオは、
賃貸アパートの二階にある自宅に戻り、玄関の扉を開けると閉口した。
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(;'A`)(足の踏み場がねぇ!)
彼を待っていたのは街の状況と同じように荒れ果てた我が家だったからだ。
そこは物が散乱して、ほこりは舞い、割れた窓からは外の風が入ってくる。
その風が年齢の割には寂しくなった彼の頭皮を撫でた。
('A`)「これはひどい」
彼は暫し放心した後、思い出したかのように自室に駆け込んだ。
(;'A`)「あぁ、俺の可愛い嫁たちが!!」
その目に映ったのは信じたくない光景だった。
普段は几帳面に手入れを行い、塵一つ付かないように掃除していた棚が倒れている。
その下には棚に飾られていた、数々のフィギュアが転がっていた。
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(;A;)「唯ちゃぁぁぁん!ごめんよぉぉぉ!俺が仕事なんかに行ってたばかりにぃぃぃ!!」
(;A;)「うわぁぁぁん!澪たんの足が明後日の方向を向いちゃってるよぉぉぉ!!」
(;A;)「ひどい!ひどすぎる!一体俺が何をしたって言うんだ!!」
(;A;)「大災害だか大殺界だか知らんが、絶対に許さん。絶対に許さんぞぉぉぉ!!」
ドクオは泣いた。力の限り泣いた。
('A`)「三次はクソ」
('A`)「二次元こそ正義」
これが彼のモットーである。
('A`)「にしても、どうすっかなぁ」
('A`)「部屋は滅茶苦茶。嫁たちは全滅。寝る場所も無いときた」
('A`)「今日も会社に止めてもらうかね」プルルル
( 'A`)「……噂をすれば社用電話に着信だ」ピッ
-
('A`)】モシモシ
( ^ω^)『僕だお!』
('A`)】『僕だおという知り合いは居ませんが』
( ^ω^)『怒るぞ』
('A`)】『内藤か。何の用だ』
( ^ω^)『危急の仕事が入ったから迎えに来たお。
早く下まで降りて来るお』
('A`)ドレドレ
ベランダから下を覗くと、携帯を片手に持った内藤が見えた。
二本足で立つ大きな黄色い鳥、クッカーに跨っている。
国の許可を得ないと飼育することの出来ない獣で、
単体ならほぼ無害だが、群れを成したこいつらは怖い。
災害には及ばずとも、害獣指定される程だ。
その身体は明るい蛍光色をしていて、街中でも良く目立つ。
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('A`)「今行く!」
('A`)「えぇっと、財布持った、鍵持った」
('A`)(部屋の方は、後で業者にでも頼むか)
階段を降り、内藤に歩み寄りながら、部屋の被害総額をざっと計算した。
(;A;)(あぁ、俺の給料一年分……)
( ^ω^)「うわ、急に泣き出した。こわい」
('A`)ウツダシノウ
( ^ω^)「仕事入ったって言ったよな?」
('A`)「聞きました」
( ^ω^)「成功したらボーナス入るお」
('∀`)「早く行こうぜ!」
( ^ω^)(現金な奴……)
('A`)「会社に向かうのか?」
( ^ω^)「そうだお。
ドクオの分のクッカーも連れてきたお」
('A`)「ありがてぇ」
ドクオは内藤が手綱を引いていたクッカーに跨る。
普段はバイクや車を使うが、足場の悪い道を行くときはこいつらが重宝される。
丈夫で太い足を持ち、人や荷物をどこにでも運べるこいつらは仕事では欠かせない。
-
('A`)「よっこいしょ」
( ^ω^)「行くお」
('A`)ドタドタ
( ^ω^)ドタドタ
( ^ω^)「クッカーに乗ると楽ちんだおね」
('A`)「自力だと家に帰るのも一苦労だったからなぁ」
( ^ω^)「電車とか全部止まったおね。
地面がぼこぼこに割れてるし、車もまず走れないお」
('A`)「それにこの水だよな」
( ^ω^)「大災害のせいでびっちょびちょだお」
('A`)「大災害がこの水を吐いたんだろ?
どうやったら水で道路に穴なんか空けられるんだろうな」
( ^ω^)「恐ろしい話だお。
舗装作業なんて当分先だろうし、今日も会社泊まりになりそうだお」
('A`)「俺は屋根から屋根に飛び移って帰ったけど、流石に疲れたわ」
(;^ω^)「そんな無茶するのはドクオくらいだお」
('A`)「そうかぁ?」
喋りながらクッカーを走らせている内にドクオたちが務める会社が見えてきた。
平たい長方形をした五階建てのビルの窓は災害対策ということでシャッターが下ろされている。
-
('A`)(白く塗り替えればでかい豆腐だな、これ)
('A`)「そういえばどっから入るんだ?
下の出入り口を全部閉じたっていうから、俺は屋上から家に帰ったんだぞ」
( ^ω^)「クッカーを出したかったのに、
水で社内が汚れるっていって、一階の出入り口を開けてくれなかったお」
(*^ω^)b「だから、二階の窓をシャッターごとぶち破って出てきたお!」
('∀`)b「流石だぜ!」
('A`)「じゃあ、俺らはそこから入るとして、こいつらはどうすんだ?」
(;^ω^)「回収のことまで考えて無かったお……」
( ^ω^)「取り敢えず、適当なとこに手綱を引っ掛けとくお」
('A`)「降ろすのはともかく、持ち上げるのは面倒だからな」
( ^ω^)「僕らは壁をよじ登って中に入るお」
( ^ω^)ヨイショ
('A`)ドッコラショ
('A`)「よくもまぁ、壁をすいすい登れるな」
( ^ω^)「力こそパワーだお」
('A`)「うーん、この脳筋」
(*^ω^)ヨセヤイ
(*'A`)ウフフ
-
(´・ω・`)「きもい」バゴン
(;'A`)アッー
('A`)「なにすんだよショボン」
(;^ω^)「コンクリートの壁に穴が空いたお」
(´・ω・`)「すまない。
あまりにも気持ち悪かったので、つい手が出てしまった」
(´・ω・`)「怪我はないかい?」
彡⌒ミ
(´・ω・`)
( ^ω^)「……」
m9(^ω^)9m「毛はないお!」
(#´・ω・`)っ≡つシュバババ
( ゚ω゚)アッー
( ##ω##)「前が見えねぇ」
(´・ω・`)「そろそろ帰ってくるかと思って待ってたんだ」
(´・ω・`)「それにしても、災難だったね。
ドクオの家は近くなんでしょ?」
('A`)「そうなんだよ。
部屋の中はぐちゃぐちゃさ」
-
( ##ω##)ググッ
\ /
( ^ω^)ポンッ
/ \
( ^ω^)「街の様子も散々だったお」
(´・ω・`)「……街の復興も君の身体くらい手早く出来ればいいのにね」
(*^ω^)「出来るわけないおwww」
(´・ω・`)「ころすぞ」
('A`)「俺たちは会社がシェルター代わりになって良かったが、
外に居たら無事じゃなかったかもな」
( ^ω^)「流石に驚いたおね」
( ^ω^)「そろそろその時期かもとは言われてたけど、
実際に来るとは思ってなかったお」
(´・ω・`)「僕もだよ。
これが無防備な出勤途中だったらと思うと、ぞっとするよね」
('A`)「そういえば、対災害軍は何してたんだ?」
( ^ω^)「大災害が急に出てきたせいで、対応が遅れたらしいお」
-
(´・ω・`)「どっちにしても、対災害軍じゃどうにもならなかったみたいだけどね」
('A`)「つまり、危急の仕事ってのは大災害をどうにかしろってことか」
( ^ω^)「そうだお。
実は社長がドクオを呼んでるんだお」
('A`)「またあのおっさんは俺に面倒ごとを押し付けるつもりだな」
(´・ω・`)「僕らも呼ばれてるんだけどね」
(;^ω^)「そうなのかお?」
(´・ω・`)「あれ?聞いてないの?
今回は対災害班全員で仕事に当たるんだってさ」
(;^ω^)「これは死んだかもわからんね」
(´・ω・`)「バラバラな事が多いから、三人で仕事するのは久しぶりだね」
( ´ω`)「仕方ないお……。さっさと社長室に向かうかお……」
(;'A`)「そうだな」
-
('A`)コンコン
<入りたまえ
('A`)「失礼します」
('A`)「対災害課班長、ドクオ、
班員、内藤、ショボン両名到着しました」
( ・∀・)「うむ」
( ・∀・)「楽にしたまえ」
('A`)(;^ω^)(´・ω・`)
( ・∀・)「あー、知ってるものも居ると思うが、
今回の大災害はドラゴンの発情期によるものだ」
( ・∀・)「一年間荒れ狂うことから、ドラゴンイヤーと呼ばれている」
('A`)(相変わらず、だっせぇネーミング)ヒソヒソ
( ^ω^)(社長が付けたらしいお)ヒソヒソ
(´・ω・`)(相変わらずだよね あの禿げ親父)ヒソヒソ
彡⌒ミ
( ・∀・)
(;'∀`)(お前が言うなwww)
(*つω^)(wwwww)
-
(#・∀・)「聞いているのかね!」ダンッ
('A`)「はっ!申し訳ございません!」
( ・∀・)「全く……。それで、だ」
( ・∀・)「我が社を構えているこの都市。
VIP市はたった一匹のドラゴンによって未曽有の被害を受けた。
本来で有れば、国が有する対災害軍が事前に鎮圧する筈だが……」
('A`)「突発的な災害の発生……
つまり、ドラゴンが突然現れた為、対応が遅れた……」
('A`)「ですよね?」
( ・∀・)「そうだ。そのドラゴンがとんでもなく強くてな。
対災害軍でもどうにもならないらしい」
( ・∀・)「それで国から直々に、お前に指名があった」
('A`)「俺ですか?」
( ・∀・)「お前以外に適任は居ないだろう。
ドラゴンスレイヤーのドクオ以外にはな」
(´・ω・`)(まーた言ってるよ)ヒソヒソ
(*^ω^)(そのあだ名で呼んでるの社長だけだおwww)ヒソヒソ
-
(#・∀・)「聞こえてるぞ!!」
( ・∀・)ゴホン
( ・∀・)「というわけだが、流石に一人では荷が重いだろう。
念の為、対災害班全員で仕事に当たってくれ」
( ・∀・)「頼んだぞ」
('A`)「分かりました」
('A`)「ところで、社長」
( ・∀・)「なんだね」
(;'∀`)「報酬は如何程ですか?」
( ・∀・)「成功したら、そうだな……。
国次第だが、給料一年分は出せると思うぞ」
('∀`)「任せてください!!」
(;・∀・)「う、うん。頼んだんだからな!」
('A`)「失礼します」
('A`)ガチャ
( ^ω^)「失礼します」
( ^ω^)ガチャ
(´・ω・`)「失礼します」
(´・ω・`)ガチャ
( ・∀・)(……)
-
('A`)スタスタ
('∀`)ニヤッ
('∀`)「よっしゃー!給料一年分だってよ!
打ち上げどうする?焼肉行っちゃう?」
( ^ω^)「いいおね!ブーンは寿司がいいお!」
(;´・ω・`)「ちょっと待ってよ。もう勝ったつもりなの?
相手は対災害軍でも敵わないくらい強いんだよ?」
('A`)「でもよ。
ビビったってどうにもならねぇし、やることやるだけだろ?」
( ^ω^)「そうだお。
それにドラゴンスレイヤー(笑)のドクオが負ける筈無いお」
('A`)「手始めに焼き豚でも作るか」
(####ω##)「正直、すまんかった」
( ^ω^)ポンッ
('A`)「つっても、そのドラゴンって今どこに居るんだろうな」
(´・ω・`)「そういえば聞きそびれたね」
-
ξ゚⊿゚)ξ「それは私が説明するわ」
(*^ω^)「おっ、ツン。居たのかお」
(;'A`)チッス
ξ゚⊿゚)ξ「さっきから居たわよ。
ドラゴンが居る場所だけど、クッカーに乗って一時間くらいの裏山に居るわ」
ξ゚⊿゚)ξ「今は対災害軍が抑え込んでるけど、また暴れだしたらどうなるか分からないの」
ξ゚⊿゚)ξ「貴方たちには悪いけど、今から向かってちょうだい」
(´・ω・`)「それは分かったけど、対災害軍の協力は得られそうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと難しいわね。
昨日の戦いのときに負傷者が多数出たみたいだわ。
残った人員で裏山に抑え込むのが精一杯みたいよ」
(´・ω・`)「なるほど」
ξ゚⊿゚)ξ「それと……。ドクオ?」
(;'A`)ハイ
ξ゚ー゚)ξ「期待してるわ。頑張ってね」
(;'A`)ウッス
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、私は行くわ。
通信でサポートするから準備が整ったら連絡ちょうだい」
-
(;'A`)「……」
(;'A`)「あ゛ー緊張した……」
( ^ω^)「相変わらず、ドクオは女性が苦手だおね」
(´・ω・`)「ホントにね。女性の班員が居なくて良かったよ」
(;A;)「うるへー。俺だって好きでこうなんじゃないやい!」
(;^ω^)「いい加減慣れても良いと思うお……」
('A`)「それは無理な相談だな!」
('A`)「女は禿を人間として認めない!!」
(´・ω・`)「そんなことはないでしょ」
( ^ω^)「そうだお。ショボンと社長に比べればドクオは全然マシだお!」
(´・ω・`)「凄まじく腹立たしいけど、その通りだね」
( ^ω^)「それにジェ○ソン・ステ○サムのファンは多いお!」
('A`)「つまり、イケメンに限るってやつだ」
(;´・ω・`)「そう言われちゃうと反論しづらいね」
(;^ω^)「確かに……」
-
('A`)イインダ、ドウセオレナンテ……
(;^ω^)「ま、まぁ、その内いい人が見つかるお!
髪の毛だって全体的に生えてるから大丈夫だお!」
(´・ω・`)(果たして、まともな人間がドクオを恋人になんて選ぶのかな……)
(´・ω・`)「落ち込んでても仕方ないし、そろそろ行こうよ」
('A`)「そうだな……」
( ^ω^)(ショボンはこういう時ドライだおね)
( ^ω^)「賛成だお。
ツンも時間が無いって言ってたし、パパッと向かうお」
-
('A`)「というわけで、クッカーに乗って裏山に来たわけだが」
(´・ω・`)「何もいないね」
( ^ω^)「おーん、荒れた山地しか見えないお」
ξ゚⊿゚)ξ『おかしいわね。確かに大災害の反応は無いみたいだわ。
でも、対災害軍からのデータだと、部隊がそこに展開してる筈よ』
('A`)「っていわれてもな……」 ……クレー!
( 'A`)「……なんか聞こえるな」 ……テクレー!
( ^ω^)「ホントだお」 ……ケテクレー!
(´・ω・`)「一体どこから……?」 ……スケテクレー!
(;'A`)「上だ!!」 ……タスケテクレー!
上空から響く人の声に気付き、ドクオたちは空を見上げる。
どこまでも吹き抜けている青い空を見つめると、その中に黒い点のようなものが幾つも近づいてくるのが分かる。
それは人の形をしていた。
-
('A`)「内藤!ショボン!受け止めるぞ!!」
(;^ω^)「おっ、おおおおおお!!!」
(;´・ω・`)「参ったね、これは」
瞬間、ドクオたちは三方向に散らばり、自身の髪の毛を数十本抜いた。
彼らはそれを空けた空間の中心に向かって、息を吹きかけて飛ばす。
すると、髪の毛と髪の毛の間に透明な線が浮かび、それぞれが繋がることで大きな網が現れた。
('A`)「端はしっかり持ってるな!?」
( ^ω^)「おっけーだお!」
(´・ω・`)「抜かりはなしさ」
('A`)「よし!来るぞ!」
飛来してきた人間が網の上に落ちてくる。
-
(#'A`)ググッ
(#'A`)「おらよっ!」ポーン
(#^ω^)「また来るお!」ググッ
(#´・ω・`)「よし来た!」ポーン
一人、また一人と空から人が降ってくる。
ドクオたちはそれを網で受け止めると、反動を活かして外に弾き出し、次の人を受け止めていった。
それが十人程続いただろうか。これ以上降ってくることがないと分かると、三人はその場に腰を下ろした。
(;'A`)「お、終わったか?」
(;^ω^)「そうみたいだお」
(;´・ω・`)「流石に応えたね」
(;'A`)「あ゛ー、腰いてぇ」
_
(;゚∀゚)「……すまん、ちょっといいか?」
(;'A`)「あ、はい。なんでしょうか」
_
(;゚∀゚)「そんな畏まらないでくれ。俺は礼を言いに来たんだ」
-
('A`)「……貴方は?」
_
( ゚∀゚)「申し遅れた。俺は対災害軍所属ジョルジュ・コンティ大尉だ。
君たちは派遣された対災害班だな?」
('A`)「えぇ、そうです。対災害班班長のドクオと申します。お怪我はありませんか、大尉殿」
_
(*゚∀゚)「君たちのお陰でピンピンしているよ!
いやぁ、それにしても凄かった!アレが君たちの使う頭気(とうき)だな?」
('A`)「……頭気をご存じでしたか」
_
( ゚∀゚)「ご存じも何も、災害と戦うのに一目置かれている気の力だからな。
俺も勉強はしているよ。まさか、ここまでの力を持っているとは思ってなかったが」
(;'A`)「恐縮です」
_
( ゚∀゚)「それにしても、何故髪の毛なんだ?
気を操る技術は様々あると聞くが、メジャーなところだと腕や足など、放出場所は他にもあるだろう?」
('A`)「何故、ですか。
頭気をご存じであればお分かりになるかと思いますが、頭部こそ気を放つのに適した部位だからです」
_
( ゚∀゚)「適している?」
('A`)「そうです。
気というのは臍の下にある丹田で練るものですが、これを四肢から放出しようとすると関節で気の流れが分散してしまいます」
_
( ゚∀゚)「ははぁ、つまり、純度の高い気を効率的に使おうとすると、身体の中心軸に位置するものが都合が良いということか」
('A`)「そういうことです」
-
_
( ゚∀゚)「いやぁ、勉強になった。気の使い手自体、中々お目にかからないものだからね。ましてや、頭気とは」
('A`)「……ジョルジュ大尉。次は私がお伺いしたいのですが、件のドラゴンはどこに?」
_
( ゚∀゚)「あぁ、奴なら……」
「騙されるな!!」
_
( ゚∀゚)チッ
(;'A`)「あ、貴方は……」
_
(#゚∀゚)「大災害!よくもやってくれたな!!」
(;'A`)「ジョルジュ大尉!?」
(;'A`)(ということは、やはり……)
_
( ゚∀゚)「早いな。もう気が付いたのか」
_
(#゚∀゚)「このビッチが!部下の仇は取らせてもらうぞ!」
_
(#゚∀゚)「おおおおおお!!」パンパンパン!!
_
( ∀ )「無駄だよ」
Σz ゚ー )リ「そんな玩具は効かないって散々試したでしょ?」
-
ジョルジュだったものが、姿を変えた。
否、姿を現したと表現したほうが適切だろう。
それはするりとした艶やかな身体をした、大きな生き物だった。
先程まで人の形をしていたとは思えない程、巨大な胴体があり、そこから先には大木のような尻尾が生えている。
胴体から生えている四肢も、それだけで人の背丈程はあった。
ドクオたちは、その一瞬で行われた変わりように圧倒された。
見上げた先にあるそれの顔立ちは厳かで、
ドラゴンよりは、昔に見た麒麟という生き物の顔に似ている、とドクオは感じた。
('A`)「変化持ちか……」
(;゚ω゚)「でっかいお……」
(;´・ω・`)「十メートルはあるぞ……」
ξ;゚⊿゚)ξ『ドクオ、聞こえる?こちらでもデータ照合したわ。
今、対峙してるのが大災害で間違いないわよ……』
ξ;゚⊿゚)ξ『まさか、こちらの機器に反応しないなんて……。
想定外だったわ、ごめんなさい』
('A`)「いや、ドラゴンの中には変化を行い、人間を惑わすタイプが確かに居る。
まだ使える奴が居るとは……。俺が失念していた。謝るのは俺の方だ」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ……」
('A`)「内藤、ショボン。敵は知能が高い。敵に付き合わず、こっちのペースで攻めるぞ!」
(#^ω^)「把握!」
(´・ω・`)(戦闘になると、普通に喋れるんだから不思議だよね)
(´・ω・`)「分かった!僕たちはドラゴンとの戦闘経験が無い。ドクオの指示に任せるよ!」
('∀`)「おう、任されて!」
-
('A`)「行くぞ!散ッ!!」
三(#^ω^)シュバッ
三(#´・ω・`)シュバッ
三(#'A`)シュバッ
Σz ゚ー )リ(ふーん……)
Σz ゚ー )リ(随分戦い慣れしてるんだね。対災害軍よりは楽しめそうだ)
Σz ー )リ(ふふっ……)
_
(#゚∀゚)「クソッ!獣風情が!人間様に化けやがって!!ぶっ殺してやる!!」パンパン!
Σz# ー )リ「……」
Σz#゚ー )リ「お前、目障りだな。先に死んどくか?」ゴポッ
Σz#゚ー )リ ペッ
_
(;゚∀゚)「うおっ……」
-
( 'A`)そ
_
三( 'A`)つ(;゚∀゚)ガッシ
_
(;゚∀゚)( 'A`)三 \バコォン/
(;'A`)「唾液?それにしては、恐ろしく硬い……」
_
(;゚∀゚)「すまん!助かった」
(;'A`)「いえ、大尉が無事で良かったです。早く逃げてください!」
_
(#゚∀゚)「いや、俺は上で果てた部下たちの仇を取らなくちゃならない!」
('A`)「上で、ですか?」
ドクオはジョルジュを抱えたまま、空を見上げる。
そこには何も見当たらない。
そういえば、彼らはどこから落ちてきたというのだろうか。
_
(;゚∀゚)「今、お前も見ただろう。あいつは唾液の硬度を自由に変えれるようだ。
それで俺たちを全員捕らえたかと思うと、雲の上に唾液を張ってな……。
後は、あいつの為すがままだったよ」
_
(; ∀ )「全員だ……。奴の嬌声が止むと部下の苦悶の声は聞こえなくなる。
それを全員の声が聞こえなくなるまで俺は……」
_
(#゚∀゚)「あいつを殺さなくちゃ、死んでも死にきれねぇ!!」
-
('A`)「分かりました。それは俺たちに任せてください」
_
(# ∀ )「……出来るのか?」
('A`)「はい」
('A`)「俺はドラゴンスレイヤーですから」
ドクオはジョルジュを山間の適当なところに降ろすと、ドラゴンをキッと見つめた。
その巨躯に見合わず、俊敏に動くドラゴンを内藤とショボンが翻弄している。
二人は互いの位置取りをしっかり把握しながら動き、どちらかが相手の正面に立つと、もう一方は生まれた死角から攻撃を仕掛けている。
それを臨機応変に繰り返すことで、少しずつではあるがダメージを負わせているようだ。
('A`)「大尉はここから山を下りてください。うちのオペレーターが回収部隊を手配しています」
_
(#゚∀゚)「だが、俺は!!」
('A`)「はっきり言わせて頂きます、大尉。貴方は邪魔です。
敵は大災害です。通じない武器に頼る貴方では相手にならない」
_
(#゚∀゚)「……っ!!」
_
( ∀ )「……すまねぇ。後は、頼んだ」
二人はどちらともなく手を差し出すと、力強く握った。
握った手を放すと、互いに背を向け、走り出した。
力を尽くしたものが去り、力を尽くすものが向かう。
そこは命を尽くす、戦場だった。
-
(;^ω^)(ハァ……ハァ……)
(;´・ω・`)(強い……)
Σz ゚ー )リ
ドクオが戦線を離れている間、内藤とショボンはこの戦いを持久戦に持ち込んでいた。
内藤は鍛え上げた肉体を使い、ショボンは自慢の拳を攻撃に組み込んでいる。
基本的に内藤が囮になり、ショボンがダメージを与える役を負っていた。
(;^ω^)「こっちだお!」
Σz ゚ー )リ チラッ
Σz ゚ー )リ ゴポッ
Σz#゚ー )リ ペッ
(;^ω^)「おおっ!」バコォン
(; ω )「ぐふっ……!」
(;´・ω・`)「ブーンッ!」
-
(#´・ω・`)「うおおおおっ!!」
(#´・ω・`)「【百裂拳】!!」
っ≡つ シュババ
(#´・ω・`)っ≡つ シュババ
っ≡つ シュババ
Σz#゚ー )リ ググッ
(#´・ω・`)「どうだ!!」
Σz# ー )リ ブゥン
(#´ ω `)「ガッ!?」ゴキッ
(#´ ω `)(き、効いてないのか……?)
Σz#゚∀ )リ(入った!!)
ドラゴンの攻撃は正確で、また硬い鱗に覆われた、その肉体は打撃に強かった。
内藤は攻撃を避けきることが出来ずに身体で受け、その隙にショボンが攻撃を仕掛けるも、鱗に弾かれてしまう。
また、攻撃を受けた拍子に身体を動かすと、長い尻尾を大きく振り回し、ショボンを打ちのめした。
-
(;^ω^)「ショボン!大丈夫かお!?」
(#´・ω・`)「これくらい大したことないさ……。
それより、見てみなよ。あの腹立たしい顔……。一発当てたくらいで調子に乗らないで欲しいよね……!」
(;^ω^)(おー、これは結構キレてるおね)
(#´・ω・`)「大体、ドクオは何やってるんだ?あんな切替の出来ない馬鹿は放っとけばいいのに……。
指示も援護も無いんじゃ、どうしたらいいのか分からないよ」
(;^ω^)「それは……、そうだおね。何とか時間を稼ぐお!」
(#´・ω・`)「全く!」
( ^ω^)「行くお!」
内藤が地を駆け、ショボンがその後ろに追従する。
先程のドラゴンとの攻防で、避けきるのは難しくなったと感じた内藤は、自身をショボンの盾にすることに決めた。
細かく動き隙を狙うより、その方が確実だと判断したのだ。
なにより、思っていたより機敏なドラゴンに翻弄されたのはこちらで、ショボンの体力も危うい。
口では平気そうに振舞うが、あれほど大きな尻尾が直撃したのだ。無事な筈がない。
-
( ^ω^)(ここは僕が耐えて、ショボンには活路を開いて貰うお!)ブチィ
Σz ゚ー )リ ゴポッ
Σz#゚ー )リ ペッ
( ^ω^)(来た!)
(#^ω^)「おっ!おおお!!」バシィ
( ^ω^)(良し!上手く弾けたお!)
ドラゴンの唾液は確かに硬く、何より勢いがある。
内藤は両腕に先程抜いた髪の毛を纏わせた。
その髪の毛には内藤が捻出した気が通っており、大抵の攻撃は気の力で打ち消すことが出来る。
間接的に気を纏わせた両腕を前に構え、唾液を受けた。それを受け流すようにして弾き飛ばす。
-
( ^ω^)(これでなんとか……)
Σz ゚ー )リ ゴポッ
(;^ω^)(げえっ!?)
Σz#゚ー )リ ペッ
(;^ω^)(連射出来るのかお!?)
(;^ω^)「おおおおお!!」バシィ
Σz ゚ー )リ ゴポッゴポッ
Σz#゚ー )リ ペッペッ
( ^ω^)「あ、これ無理」
(;^ω^)「ショボン頼んぐへっ!!」バシィバコォン
(#´・ω・`)「懐に入った!!」シュバッ
Σz#゚ー )リ ブゥン
(#´・ω・`)「甘い!」ピョン
-
(#´・ω・`)(鱗が薄い頭部なら!)ブチィ
(#´・ω・`)「【頭蓋割】!!」ガァン
Σz# д )リそ ガハッ
(´・ω・`)(どうだ……?)
Σz# ー )リ グラッ
(´・ω・`)(効いてる!)
Σz#゚д )リ カッ
(;´・ω・`)(あっ、やっぱマズいかも)
Σz#゚ー )リ コォォォ
Σz#゚д )リ ピィィィ
(;´・ω・`)(冷凍光線!?早い!!避け!?無!?)カチーン
(´‐ω‐`)(……)
(´‐ω・`)(……?)
-
('A`)「待たせたな」
(;´・ω・`)「ド、ドクオ!!」
('A`)「遅くなってすまない」
(;´・ω・`)「い、いや今更そんなことはどうでもいい!」
(;´・ω・`)「ドクオ……髪が……!!」
('A`)「安いものさ、頭髪くらい……」
ショボンが大きく飛び上がり、右手で頭髪を引き抜くと、反動を利用して、髪の毛を纏った拳をドラゴンに見舞ったが、
その着地後の隙を見逃さなかったドラゴンは、ショボンの行動を封じる光線を放った。
間一髪、その間に割り込んだドクオは気を纏わせた額で光線を受けてしまう。
-
(;´・ω・`)「で、でも、それじゃ君は……」
('A`)「……元は俺の判断ミスだ。なんとかなるさ」
三(;^ω^)「大丈夫かおー?」
('∀`)「無事だったか!」
(;^ω^)「僕の方はなんともないお!」
('A`)「よし、こっから反撃に移るぞ!」
( ^ω^)「髪の毛無いけど、行けるのかお?」
('A`)「……実は俺な。ドラゴンなんだ」
( ^ω^)「は?」
(´・ω・`)「は?」
ξ゚⊿゚)ξ『は?』←会話は全部聞いてた
( ^ω^)「冗談言ってる場合かお」
(´・ω・`)「ぶちころすぞ」
ξ゚⊿゚)ξ『不細工な上に嘘つきって救われないわよ』
-
('A`)「ホントなんだって。ほら」
↓ ドクモンシンカー
Σz 'A`)リ ドクドラゴン
Σz 'A`)リ「な?」
( ゚ω゚)「おえええええええ!!」
(´゚ω゚`)「くっせぇぇぇぇぇぇ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ『え?え?どうしたの?』←音声しか入って来ない
ξ゚⊿゚)ξ『あ、ドクオの反応が消えてなんか新しい反応増えてる!』
Σz 'A`)リ「そういうことなんだよ」
ξ;゚⊿゚)ξ『ええええええええええええ!?!?!?』
ξ;゚⊿゚)ξ『っていうことは、今までドラゴンとの戦いに一人で赴いてたのはそういうことなの!?!?!?』
-
Σz 'A`)リ「隠しててごめんな」
ξ;゚⊿゚)ξ『隠してたとかどうとかそういう問題じゃ(ii゚ω゚)(ii´゚ω゚`)「うげえええええ」オロロロロロ
ξ#゚⊿゚)ξ『うるっっっせぇぞハゲども!!!!!!』
( ゚ω゚)「そこまで言うならお前も嗅いでみろお!このウンココロネ!!」
(´゚ω゚`)「臭すぎて死にそうだぞウンココロネ!!!」
ξ#゚∀゚)ξ『誰がうんこじゃゴルルルァ!!』
Σzii д )リ オゲェェェオロロロロ
Σz 'A`)リそ「今だ!」
Σz 'A`)リ「ドラゴンファイヤー」ピロロロロロ
Σzii д )リそ
\ ホ ゙ カ ー ン /
Σz 'A`)リ「正義は勝つ」
(ii゚ω゚)オロロロロロ
(ii´゚ω゚`)オロロロロロ
Σz '∀`)リ ニコヤカ
戦争は変わった。
悪臭とは、それだけで強力な武器に転じることが出来る。
皆も毎日お風呂に入って、頭皮をよく洗おう。
脂とフケが混じった頭皮は不潔だし、ドクオのように臭うぞ。
お兄さんとの約束だ!
('∀`)b大事なのは風呂上がりのドライヤーのようです
【了】
-
¥・∀・¥「御愛読ありがとうございました」
¥・∀・¥「糞作者の次回作にご期待ください」
¥^∀^¥「あばよ!!!!!!!」
-
(´ ω `) マニー君乙…
(´ ω `) 第一回目の最初の方のブログの背景を灰色にしてみた…
(´ ω `) これ、一々ソースコードに付け加えなきゃいけないみたいで…
(´ ω `) このテの単純作業は案外疲れる…
(´ ω `) そんじゃ、簡単にだけど感想を書いていくよ
-
【銀ちゃん】
まず、>>252から>>253の流れは好評価。そして、オチのシナーの扱いの雑さもイイネ。
僕なりに指摘をするとすれば、シナーさんが借金を背負っていること(出来ればその理由と戦闘に至るまでの過程)についての描写はあってもいいと感じた。
んでもって、身長が220cmもあるマッチョなら、もっと体重があるのでは?とは思った。
青眼の究極竜って遊戯王ネタ?
-
【マニー君】
マニー君も>>295から>>297までの流れが素晴らし過ぎる。
ストーリー的にはザ・王道。前の二人も僕も亜流(?)で攻めていたから、ドラゴン退治ネタが逆に新鮮に思える。
ドライヤーのタイトルセンスもgood!
まさかそうくるとは思わなんだ。
指摘となると完全に僕の好みや揚げ足取りになるんだが…
・ドクオ達がは何の会社の対災害斑にいるのか。
・対災害斑か対災害課かはっきり汁。
・屋上の意味…僕は読んでて「屋上からクッカー飛ばすんじゃ駄目なんかい」と思ってた。
・背骨と頚椎の関節は無視かい。
・>>287のジョルジュで、「……出来るのか?」から「だが、俺は!!」の諦めの悪さが解せない。
もうちょっと地の文を会話の中に織り交ぜて、設定とかを盛り込むと、どことなく抽象的な部分も明確になると思う。
-
(´・ω・`) 「人様の作品に向かってこんだけ偉そうに文句垂れてて、お前はどうなんだっていうね」
(´・ω・`) 「まあ、こういうスレだからいい…よね?」
(´・ω・`) 「ようやく2/3書けたから、ラストスパートかけてなるべく良い作品にするよう努力するよ。」
-
¥;・∀・¥「ゲェー!クソ作品しっかり読み込まれてるぅ!」
¥・∀・¥「作品語りはもう少し後だから細かくは省くけど、最初はキャラもっと多かったんだよね」
¥;・∀・¥「削る過程で対災害課から班に変えたんだけど、変え残しがあったかぁ」
¥;・∀・¥「家帰ったら探しとくわ。さんくす」
-
>>303
(´・ω・`) 「>>272だね、対災害課と書かれてたのは」
(;´・ω・`) 「自分の感想を読み直して見たけど、我ながらかなり意地の悪い文書になってしまってたね、そこは謝るよ」
-
感想文訂正
>>300
>シナーさんが借金を背負っていること(出来ればその理由と戦闘に至るまでの過程)についての描写はあってもいいと感じた。
これを
シナーさんが借金を背負っていること(出来ればその理由と戦闘に至るまでの過程)についての描写が「冒頭部に」あってもいいと感じた。
に訂正します。
-
おい明日締め切りだぞ。
文戟中のやつら大丈夫なのか?
-
締め切りは 守れば問題 ナッシング
-
¥^∀^¥「いやー投下して肩の荷が降りたこと降りたこと」
¥^∀^¥「正月に新品のパンツを履いたかのようなスッキリとした気分だはっはっはっ」
¥^∀^¥(やることが無くなって暇を持て余した顔)
-
(´・ω・`) 他に投下する人もいなさそうだし、訂正しながらグダグダとやってきますかね
-
予告編
(´゚ω゚`) 借金24億円を抱える龍川高校!!
(´゚ω゚`) 偏差値35!!による生徒数の減少!!!!!
(´゚ω゚`) 借金返済の目処がつかない龍川高校は破産申請することを決定ィ!!!!!
(´゚ω゚`) しか↑↑↑ぁぁぁぁぁぁ↓↓ぁぁぁしィ→!!!!!!!!!
(´゚ω゚`) 担当弁護士が破産回避の方法を思いついたァ!!!
(´゚ω゚`) 果たしてその方法とは何なのか!!!!!!!!!
(#´゚ω゚`) 「東大100人入るかな」お楽しみニィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
[龍川高校理事長室]
_
(-@∀@) 5年後に東大合格者を100人輩出しましょう。そうすれば破産は防げる。
/ ,' 3 何を言っておるんだお前は。
_
(-@∀@)←朝曰アサピー 弁護士 25歳
/ ,' 3 ←荒巻スカルチノフ 龍川高校理事長 58歳
_
(-@∀@)5年後に東大合格者を100人出すと言っておるのです。
/ ,' 3 偏差値35のこの学校でか?
_
(-@∀@) 無論。
/ ,' 3 出来るはずが無かろうが。
_
(-@∀@) 東大など簡単に入れますよ。
/ ,' 3 いや、アサピー君、いくらうちが破産寸前だとはいえ実現不可能な意見はやめてくれたまえ。
/ ,' 3 例えば、生徒の個性を尊重し育む、とかにしないか?ん?
_
(-@∀@) 理事長先生。断言しましょう。そんなもんじゃ生徒は集まらない。
/# ,' 3 じゃあなんだ、東大100人の方が現実味があるというのか?
_
(-@∀@) モチのロンです。
-
/# ,' 3 言ったな!?男に二言は無いぞ!
_
(-@∀@) 二言はありませんよ。今年の三年生から二人ほど入学させてあげましょう。
/# ,' 3 どうか私を楽しませてくれ、アサピー君。
_
(-@∀@) 承知しました、では失礼します。バタン
/ #,' 3 何なんだあの男は!!
-
[翌日、龍川高校正門前]
_
(-@∀@) 誰か手頃な3年生は…お?
( ^ω^) こないだの英語のテストテスト5点だったおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ξ゚⊿゚)ξ あらブーン低いわねwwww私なんか10点よwwwwwwwwwwww
( ^ω^) あのテストで10点とるなんてツンはすげえおwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ξ゚⊿゚)ξ あーらそれほどでもないわよwwwwwwwwwwwwwwww
( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
※100点満点のテストです
-
_
(-@∀@) アイツら如何にも頭カラッポって顔してんな
_
(-@∀@) 二人とも三年生の校章の色してるし…
_
(-@∀@) ようし、あいつらで決定!
_
((((-@∀@)トコトコトコトコ
_
(-@∀@) ねえ、君たち…バイトしない?
ξ゚⊿゚)ξ 正門前で援交持ちかけるなんていい度胸してるじゃない
(;^ω^) ブ、ブーンは男色の趣味はないんですお、勘弁して欲しいですお
_
(;-@∀@) (コイツらその程度の発想力しかねえのかよ)
_
(;-@∀@) いやいや、援交してもらいたいんじゃない
_
(-@∀@) 君たちにやって欲しいことはただ一つ!
_
(-@∀@) それは…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
-
[3年B組]
ξ゚⊿゚)ξ もう一回訊くけど、ほんっとに私達を東大に入れるつもりなの?
_
(-@∀@) 勿論!冗談でこんなこと言ったりしないさ
(;^ω^) で、でも、ブーン達は筋金入りの馬鹿ですお。下手したら幼稚園から熱心に勉強をしてる連中と交じって合格出来るとは思えませんお
_
(-@∀@) ほう!馬鹿の割には考えがしっかりしてるじゃないか。君には素質があるよ
(*^ω^) 本当ですかお!?
ξ#゚⊿゚)ξ ブーン!あんた思いっきり馬鹿にされてんのよ!少しは怒ったらどうなの!
_
(-@∀@) 安心しろ、ツン。お前も馬鹿だ。
ξ#゚⊿゚)ξ ぐぬぬ…
ξ-⊿゚)ξ ふう…馬鹿、それも最底辺なのは否定しないわ
_
(-@∀@) 君も自信の悲惨な現状を正しく認識出来てるじゃないか。偉い偉い
-
ξ-⊿゚)ξ それで?その悲惨な生徒を日本で一番の大学に入れるですって?頭沸いてんじゃないの
_
(-@∀@) なあに、簡単に入れるよ。受験に必要なのは頭の良さじゃなくて根気とテクニックだ
_
(-@∀@) 周到に計画を立ててしっかりと訓練を積めば充分合格出来るんだよ
(;^ω^) …で、何でブーン達が東大に行かなくちゃいけないんですかお?
ξ゚⊿゚)ξ そうよ!東大なんかいきたくないわよ
_
(-@∀@) そうか…お前ら本当の馬鹿だったんだな
(;^ω^) そこm ξ#゚⊿゚)ξ ホントの馬鹿ってちょっとあんた!
_
(-@∀@) 東大出りゃ人生が180度変わるんだが…
-
_
(-@∀@) どうせお前ら、こんなクソ高校を出た後なんてお先真っ暗だろ。
_
(-@∀@) このままじゃ、頭のいい奴らによって作られた社会の中でいいように踊らされるだけだ
_
(-@∀@) そんな救いようのない人生を変えてやるっていってんだ、つべこべ云わずについて来い
ξ゚⊿゚)ξ でも…
_
(-@∀@) そんじゃあバイト代の一万返せ
ξ゚⊿゚)ξ …
ξ゚⊿゚)ξ 分かったわよ。やってやろうじゃない
_
(-@∀@) よし、一人決定だ
(;^ω^) ブ、ブーンもやりますお!東大に入りますお!
_
(-@∀@) おお、ブーン君も利口だな。そうやって行動する奴だけがこの社会で生き残っていけるんだ
-
_
(-@∀@) ようし、早速英語の授業を始めるぞ!
_
(-@∀@) お前ら、体操着に着替えろ!!
(;^ω^)ξ;゚⊿゚)ξ 「「ええ!?」」
_
(-@∀@) ええ!?じゃない。5分後から始めるからそれまでに準備しろよ!
(;^ω^)ξ;゚⊿゚)ξ イエッサー!!
≡≡( ^ω^)≡≡ξ゚⊿゚)ξ
_
(-@∀@) …
_
(-@∀@) …俺もこれを実現させて、「学校法人に強い弁護士」として新橋に事務所を構えてやるんだからな
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
-
ホラレモンかな?
-
_
(-@∀@) ようし、英語の授業を始めるぞ!
( ^ω^) ところで、今から何をやるんですかお?
ξ゚⊿゚)ξ 何のために体操着に着替えさせたのよ?まさかJKの体操着姿を見たかったとか言うんじゃないでしょうね
(;^ω^) さっきも言いましたけどブーンは男色家じゃありませんお?
_
(-@∀@) (ほんっとに発想力が無いんだな…)
_
(-@∀@)…
_
(-@∀@) まあ、取りあえず先生を紹介しようじゃないか
_
(@∀@ -) おーいどっくん!!入ってきなさい!!
( ^ω^) (転校生の紹介みたいだお)
-
(((( ('A`) ほーい ガラッ
('A`) ←宇津田ドクオ 塾講師
( ^ω^) …彼が先生ですかお?
_
(-@∀@) そう。有名予備校の優秀な教師だ。
ξ゚⊿゚)ξ この顔で?
_
(;-@∀@) 教えるのに顔は関係ないだろう
ξ゚⊿゚)ξ イケメンじゃないとやる気が起きないわよ
(*^ω^) ブーンは美人のお姉さんがいいお!
_
(-@∀@) 分かった分かった。とにかく授業を始めよう。頼んだぞ、どっくん。
('A`) へいへい
(-A-) ふぅ…
-
('∀`) HELLOOOOO!!!!
ξ;゚⊿゚)ξ(;^ω^) うわっ!
('∀`) I'm Dokuo Utsuda! Please call me dokken! OK?
ξ;゚⊿゚)ξ(;^ω^) お、オーケー
('∀`) We're going to dance while singing from now. Are you ready?
(;^ω^) すいませんお。日本語で言ってもらっていいですかお?
('A`) 「今から歌いながらダンスをする。準備はいいか?」って言ったんだ
(;^ω^) (雰囲気が元に戻ったお)
ξ゚⊿゚)ξ 何で英語の授業で踊るのよ
('A`) やってみりゃ分かる
('∀`) Let's sing and dance together!
(;^ω^) (英語と日本語の落差がすごいお)
('∀`) dancing,start!
-
[曲:プリーズ・プリーズ・ミー(ビートルズ)]
https://youtu.be/czw8eqepir8
-
♪〜
('A`) 俺の口真似をして歌ってくれい。せーのっ
('∀`) Last night I said these words to my girl
(;^ω^)ξ;゚⊿゚)ξ ア…ノ…ユ…ネバ…イブ…トラ…ガ
('∀`) C'mon! C'mon!
( ^ω^)(ここは歌えるお!)カモン!カモン!
('A`) そう!歌えるところは大きく歌う!
('∀`) I don't wanna sound complaining
ξ;゚⊿゚)ξ (速すぎて分からないわ)
('A`) メチャクチャでいいからとにかく真似て!
('∀`) I do all the pleasing with you, it's so hard to reason
ξ;゚⊿゚)ξ ウィ…ユ…ワ…ダ…ユ…メミ…ドゥ
〜♪
-
('∀`) Very very good !
('A`) 流石若いだけあるな
('A`) ようし、今度は言える単語を大きく発音して、意味を考えてやってみよう
('∀`) Music, start !!!
〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ^ω^) ふーっ。いい汗かいたお
ξ゚⊿゚)ξ いい運動になるわね
('A`) それじゃあプリーズプリーズミーのおさらいをしていこうか
-
('A`) ブーン君、最初のフレーズ覚えてる?
( ^ω^) 確か…ラス…ナイ…ア…セ…ゼ…ワ…ト…マ…ガア…ですかお?
('A`) そうだ。意味は、「昨夜、僕は彼女にこういったんだ」
('A`) saidはsayの特殊な形の過去形だから必ず覚える。
('A`) ツン君、次のフレーズは?
ξ゚⊿゚)ξ えっと、ア…ノ…ユ…ネバ…イブ…トラ…ガア…だったかしら
('A`) そう。意味は「君は試そうとすらしないんだね」
('A`) I knowは訳さない方が自然な文章になる。never(決して〜ない)、even(〜さえ)の意味をキチンと抑えておこう。
('A`) この調子でどんどん訳してくぞ!
ξ゚⊿゚)ξ( ^ω^) イエッサー!
-
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
('A`) よし!今日の英語の授業はここまで
ξ゚⊿゚)ξ( ^ω^) ありがとうございましたー!
( ^ω^) いやー分かりやすい授業だったお!
ξ゚⊿゚)ξ 歌から入ると飲み込みが早くなるわね〜
_
(-@∀@) いやー流石はどっくん、いい授業するね〜
('A`) これくらい、朝飯前ですよ
_
(-@∀@) それにしても、わざわざ呼び出して済まなかったね。君も人気講師になって久しいだろうに
('A`) いえいえ、貴方には恩を感じていますから
('A`) 私を救って下さった他ならぬ貴方
の為ならば、たとえ火の中水の中
('A`) どこまでもついていきますぜい
_
(-@∀@) ありがとう。そういってもらえると嬉しいよ。
-
('A`) そういやこの頃、香港のハン・シナーグループの動きが再び活発になってきたようですぜ
_
(-@∀@) またか…やはり首領のハンを倒せなかったのが大きいな…
('A`) 今度は私m
ド ゴ オ ー ー ー ン
爆音がし、校舎が揺れた
-
_
(-@∀@) 何事だ!
ドクオとアサピーが外を覗くと、校門前に1台のロールスロイスとグレネードランチャーを構えた3人の黒服がいた。
その内の一人がグレネードランチャーを下ろすと、後部座席のドアを開ける。そして、中から一人の男が降りてきた。
( `ハ´)
その男は
_
(;-@∀@)
(゚A゚)
二人がよく知っている人物だった。
-
( `ハ´)←ハン・シナー 香港のマフィア「ハン・シナーグループ」の首領56歳
_
(;-@∀@) 何故…ハンが日本に…
(;^ω^) 何があったんだお!?ガラッ
ξ;゚⊿゚)ξ 外に怪しい男達が並んでるわよ!
_
(@∀@-;)('A`;) 「「こっちに寄るんじゃない!!」」
ドクオとアサピーの剣幕に押され、二人はたじろいだ。
( `ハ´) ジョルジュ、ドクオ、久しぶりでアルなあ!!!!!
( `ハ´) 三年前の決着をつけに来たアルよ!!!!!
シナーが拡声器を使って叫ぶ。
-
(;^ω^) …ドクオは判るけどジョルジュって誰だお…?
_
(-@∀@) ……。
_
(-@∀@) バレてしまったならしょうが無いな…
_
( ゚∀゚)つ-@-@
アサピー、もといジョルジュはメガネを外すと、校舎の窓から校庭へと飛び降りていった。
(;'A`) ま、まって下さいよ、ジョルジュさん!
ドクオも続いて飛び降りていく。
(;^ω^) うわっ飛び下りた!
ξ;゚⊿゚)ξ ここ三階よ!?
ブーンとツンは驚いて、窓の下を身にいく。
校庭には……無傷の状態で立っているジョルジュとドクオがいた。
(;^ω^) えぇ!?
ξ;゚⊿゚)ξ 何で無事なのかしら!?
-
そんなブーン達を余所に、ハンとジョルジュらは睨み合っている。
_
( ゚∀゚) ハン…よく俺たちの居場所が分かったな。
( `ハ´) 三年前、おまえ達に敗北を喫した際、ワタシは無様にも逃げることしか出来なかった。
( `ハ´) あれから、おまえ達を探しつつ、ワタシは必死に訓練を積んだネ。
( `ハ´) 全てはジョルジュ、お前を倒し、ドクオ、お前を再び手に入れる為に…!
ξ゚⊿゚)ξ あのチャイナ服のジジイ、ドクオを手に入れるとか言ってるけど、ホモのB専なのかしら。
( ^ω^) 世界は広いおね〜。
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( `ハ´) それにしても、ジョルジュは弁護士を、ドクオは人気塾講師になってるとは思いもよらなかったアル。
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( ゚∀゚) 香港で格闘をして金を稼げるような時代ではなくなってきたからな…。
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( ゚∀゚) 俺とハングループの戦いで出た多くの死人の中に、日本人弁護士がいたんだ。そいつはメガネと眉毛以外は驚くほど俺と似ていたんだ。
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( ゚∀゚) 俺はそいつに成り代わり、死ぬ気で日本語と法律の勉強をして、今に至るという訳だ。
('A`) …俺はお前からは解放されたが、そもそも帰る場所が無かったんだ。学歴詐称をしつつ、必死に勉強をしてここまで成り上がったという訳さ。
( ^ω^) 衝撃の事実
ξ゚⊿゚)ξ 隙あらば自分語り
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( `ハ´) お前たちの日本での生活ももう終わりネ…
( `ハ´) ジョルジュはワタシと戦って負けてもらうアルよ!
( `ハ´) ドクオはワタシに大人しく付いてくるがよろし。
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( ゚∀゚) しょうがねえ、お前たちを倒すしかねえか…
その時だった。ファンファンと音を立てて、パトカーがこちらへと向かってきた。爆音を聞いた近隣住民が通報したのであろう。
( `ハ´) チッ。勝負の邪魔ね。
( `ハ´) 黒服!パトカーにRPG-7をぶち込んでやれ!
黒服 「はっ。」
黒服の一人がグレネードランチャーの照準をパトカーに合わせる。と、躊躇なく発射した。
当然のごとく、パトカーは爆破される。
( ^ω^) たーまやー
ξ゚⊿゚)ξ 随分と季節外れの花火ねえ
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( `ハ´) これで邪魔者はいなくなったある。
( `ハ´) 今回はワタシ一人がジョルジュの相手するアルヨ。
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( ゚∀゚) 老いぼれ爺さん一人で俺に勝てるとは思わねえけどな…ま、相手してやるぜ。
( `ハ´) フッ…この左手を見るネ
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( ゚∀゚) …!それは!!
( `ハ´) お察しの通り、中国5000年の歴史を誇る銀の義手ね。
シナーの左手には、ウォーズマンみたいな4本の爪のついた銀の技術が装着されていた。
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( ゚∀゚) 何それ分からん!
(; `ハ´) そう言うと思ってたアル。
( ^ω^) あいつ動揺してるおwwwwwwwwwwwwwwww
ξ゚⊿゚)ξ wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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(; `ハ´) まあいいネ。ジョルジュ!空を見てみろ!!
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(;゚∀゚) あ、あれは、死兆星!!!!!
( `ハ´) そう!この義手をつけて戦うと相手に死兆星が見えるアル
( `ハ´) 死兆星を見た相手は一年後までに必ず死ぬ運命にアルヨ!
( `ハ´) この義手も、お前と戦う為だけに伝説の職人に作らせた、世界にただ一つの義手アルヨ!!
( ^ω^) 中国5000年の歴史とは
ξ゚⊿゚)ξ 哲学染みてるわね
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(;゚∀゚) 俺と闘う為にそれだけの準備を…
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( -∀-) …
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( ゚∀゚) 俺もこの鍛え上げた「黄金の左手」を解放するしかないようだ。
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( ゚∀゚) ハン、お前も空を見てみろ。
(;`ハ´) わ、私にも死兆星が!!
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( ゚∀゚) カンフーを始めてからずっと鍛え上げてきたこの左手!!
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( ゚∀゚) この黄金の左手の力を喰らって生き延びた奴は一人もいない!!!
( ^ω^) ツン、あの左手が黄金に見えるかお?
ξ゚⊿゚)ξ いいえ全然
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( ゚∀゚) ハン・シナー!いざ、尋常に勝負!!
( ;`ハ´) の、望む所ネ!!
ξ゚⊿゚)ξ 攻守逆転したわよ
( ^ω^) 老いには勝てないお
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(#゚∀゚) ハチャー ボカッ
(#`ハ´) アチョー ジャキン
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(#゚∀゚) ホヮチャー ボコッ
(#`ハ´) オチョー シャキン
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(#゚∀゚) オヮチャー バカッ
(#`ハ´) アリョー ザッ
( ^ω^) ……
ξ゚⊿゚)ξ ……
( ^ω^) …物凄い迫力のある闘いの筈なんだが
( ^ω^) この間抜けさは何だお?
ξ゚⊿゚)ξ 作者の力量不足よ
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(;メ゚∀゚) ハア…ハア…ハア…
(;メ`ハ´)フゥ…フゥ…
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(;メ゚∀゚) ここまで俺と渡り合った奴は始めてだぜ、ハン
(;メ`ハ´) ワタシもよ、ジョルジュ
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(;メ゚∀゚) (体力的にも、残された時間は少ないな…)
(;メ`ハ´) (体力的に、あと一撃で決めないとマズいアルヨ…)
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(メ゚∀゚) ふりゃああああああぁぁぁ!!!!!!!
(メ`ハ´) アリョオオオオオオオオオオォォォ!!!!!!
二人が、お互いに向かって突進していく。そして、お互いの左手がお互いの胸をつらぬいて…
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…いなかった。何故か、拳が交わる前にシナーが倒れている。その胸には、長槍が刺さっていた。
(メ゚パ) き、貴様……!!
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(メ゚∀゚) 出来る男ってのはなぁ……!
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(メ゚∀゚) 隠し武器を持ってるもんなんだよ!!!!!
( ^ω^)尋常に、とは
ξ゚⊿゚)ξ 長槍って隠し持てるもんなのかしら
(メ゚パ) 悪者の…ワタシが…隠し武器に…敗れ…る…なん…て……
(メ ハ )バタン
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(#゚∀゚) 勝ったぁぁぁーーーー!!!!
ジョルジュは勝利の雄叫びを上げた。
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ジョルジュは、これで完全に闘いが終わったと思っていた。
だが、世間は甘くない。
怒ったのは黒服たちである。自分達の首領が、タイマンで、卑怯な手をもって死んでしまったのだ。報復しない方が無理がある。
彼らは仲間を呼び、既に5台の黒塗りのベンツが校門前に到着して、黒服が銃を引っ提げて降りてきた。
一方で、自衛隊と警察も黙ってはいない。特に、パトカーを1台爆破された警察は怒り心頭に発している。
既に学校から半径500m以内の住民を緊急避難させ、特殊部隊を展開、いざとなればミサイルを撃ち込む気でいる。
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