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( ^ω^)文戟のブーンのようです[5ページ目]

1【学校案内】 ◆4fW30b.lZU:2018/11/11(日) 20:20:01 ID:Kph1alxQ0
【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
 作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。

●品評会はどう行うのか→>>2参照

●どうすれば参加できる?→>>3参照

●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照

【その他のルール、細則>>5

【生徒名簿>>6


【過去スレ】
テストスレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1531744456/
2ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1533540427/
3ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/
4ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1538666460/

185( ・∀  ∀・) ◆bNwmKYTZyE:2018/11/24(土) 15:34:10 ID:vtrYImrY0
( ・∀  ∀・)「「約19000字、長々と失礼しました! 失礼しました‼︎」」

( ・∀  ∀・)「「それからショボーン君、支援ありがとう! ありがとう‼︎」」

d( ・∀  ∀・)b「「先輩方や同期のみんなの作品を楽しみに待っているんだからな! な‼︎」」

186Σz ^ー )リ ◆ij8xCb.PrY:2018/11/24(土) 15:36:03 ID:NQdO65sc0
Σz ^ー )リ おもしれぇ〜〜〜〜〜乙

Σz ^ー )リ 腹減ったわ〜〜〜〜〜〜〜〜

Σz ^ー )リ 文戟相手じゃねえけど負けてらんねぇ〜〜〜〜〜〜

187名無しさん:2018/11/24(土) 16:29:02 ID:oeclllz60
めっちゃ面白かった
こういう悪い奴らが楽しくやってる作品すげぇ良いわ乙

188名無しさん:2018/11/24(土) 16:48:20 ID:oG/YsULk0
乙乙
やべーやつ

189(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/24(土) 16:58:39 ID:eUsdAfuA0
(;´・ω・`)「なんてもんを読ませてくれたんだ」

(;´・ω・`)「僕はグロ耐性があまり無いんだけどな〜」

(;´・ω・`)「取りあえず生首外して感想を書いてくよ」



一番最初に「引き込まれる文章だ」と感じた。一つ一つを見ていくと「くっさい」のだが、「くっさい」言葉が読者を作品の世界に上手い具合に取り込んでいく。
「とっつぁん」や「芸術は爆発だ」等の「パクり」も地の文の「くささ」で文章内に溶け込み、全く違和感ないのには脱帽。
マニーだけでなくモララーも狂ってるのもとても良い。半龍人が出てきた時、前からの流れでモララーが拒否反応を示すのかと思ったがそうでなかった。
「引いたよ。普通にドン引きだよ。」「本当に趣味が悪い」となどと言っておきながらとても楽しそう、幸せそうにマニー氏に付き合っている。

190(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/24(土) 17:09:31 ID:eUsdAfuA0
ただ、少しやり過ぎ、とか、蛇足なのではと感じる部分もあった。
例えば、>>142の「勿論それだけで終わる筈も無く」とか。ここでは勿論の効果が薄いから、「それだけでなく」の方がいいとは思う。あくまで僕の意見だけどね。

だが、全体的に見ればやり過ぎな位の表現がこの作品の味を出していて、これは驚嘆に値する。僕はブーン系作者の一部が用いるクド過ぎる表現が好きでは無いのだが、そのクドさを上手く使っているキケイ君は凄い!本当に凄い!このショボーン様の賛辞を貰えて幸せだろう。はっはっは。

191Σz ^ー )リ ◆ij8xCb.PrY:2018/11/24(土) 17:11:06 ID:NQdO65sc0
Σz#^ー )リ 感想期間にやりぃや! こっちも感想書きたくても我慢しとんのやぞ!

192(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/24(土) 17:13:09 ID:eUsdAfuA0
(´・ω・`)「個人的な趣味を言わせてもらうなら、雄も生かしておいてチンポの味を堪能してもらいたかったかな。苦手なグロ作品を読むならね。」

(;´・ω・`)(偉そうな感想を書いておいて、まだ作品が仕上がる気配がないんだよな〜どうしよう)

>>132
(´・ω・`)「あの後キチンと『寝た』さ」

193( ・∀・) ◆M9vn.GCcGo:2018/11/24(土) 17:15:05 ID:S40TrspU0
( ・∀・)「いや、いつ何を書こうと自由だろ」

( ・∀・)「感想期間が正式に感想を書くことになってるだけで」

( ・∀・)「今感想を書きたいという気持ちを制限するものではない」

( ・∀・)「感想って水モノだと思うしね」

( ・∀・)「時間が経てば相対化されてしまう」

( ・∀・)「熱いうちに書きなぐって、冷えてからもう一度書くのだってありさ」

194(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/24(土) 17:15:37 ID:eUsdAfuA0
>>191
(´・ω・`)「投稿期間に感想を書いてはいけないというルールは無かった筈だがね。今までも投稿期間に感想を書いてた人もいたことだし。」

(;´・ω・`)「ただ、確かに投稿期間に書く感想にしては重すぎたかもしれないね。自粛も考えておくよ。」

195(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/24(土) 17:17:11 ID:eUsdAfuA0
>>193
(´・ω・`)「そういってくれると嬉しいね。ありがとう。」

196( ・∀・) ◆M9vn.GCcGo:2018/11/24(土) 17:20:19 ID:S40TrspU0
( ・∀・)「ちなみに僕は、マニーが踊ろうって言ったところが好きだな」

( ・∀・)「それにしても…」

( ・∀・)「今まで余裕ぶっこいてたことを後悔してるよ僕は」

( ・∀・)「所謂ピンチってやつだね…」

197(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/24(土) 17:41:32 ID:wxQcG3yw0
(´・ω・`)(そういや先輩後輩の区別ってどこでつけるんだろう)

(´・ω・`)(ここら辺の話し合いは品評会後でいいかな?)

198Σz ^ー )リ ◆ij8xCb.PrY:2018/11/24(土) 17:44:17 ID:NQdO65sc0
Σz ^ー )リ ……

Σz ^ー )リ 確かに軽率に叱ったやいね

Σz ^ー )リ 申し訳ない

199( ・∀  ∀・) ◆bNwmKYTZyE:2018/11/24(土) 18:00:41 ID:FcYp7FaE0
( ・∀  ∀・)「「暖かい感想や乙、ありがとう。ありがとう」」

( ・∀  ∀・)「「改めて読み直したりショボーン君の感想、批評。モララー君の感想を受けて僕等ものすごーく自作品語りをしたくて堪らない」」

∩( ・∀  A・)「だが!」

( ・A  ∀・)∩「だが!」

( ・∀  ∀・)「「ここはググっと我慢させてもらうんだからな‼︎ な‼︎」」

( ・∀  ∀・)「「品評会後にみんなの作品を読みながらじっくり語りたい。そんな事を考える僕等でした。僕等でした」」


>>197

( ・∀  ∀・)「「勝手にブーン君やドクオ君辺りまでが先輩だと認識していたよ」」

( ・∀  ∀・)「「あんまり明確に決めなくてもいいんじゃないかな? かな? 各々のフィーリングでさ」」

200名無しさん:2018/11/24(土) 18:12:30 ID:STIjf8ig0
あとがき作者の一言コーナー大好きマンだから自作品語り楽しみだわ

解説とか読むと評価が一変したりするしな

201(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/24(土) 21:15:31 ID:eUsdAfuA0
>>198
(´・ω・`)「???」

(´・ω・`)「君が謝る必要がどこにあるのだろうか。」

(´・ω・`)「ルールで禁止されていないとはいえ、感想期間外に駄文を書き殴ったのは僕のほうなんだからね。」

(´-ω-`)「僕としては読了直後の印象を大事にしたいと思ってるから、わざわざ書き込んでしまったんだ。」

(´-ω-`)「その点に関しては、僕も反省しているよ。」

(´^ω^`)「ま、自粛する気持ちはさらさら無いんだがな!」

>>199
(´・ω・`)「確かに作者の感想は投稿期間外の方が望ましいかもね。」

(´・ω・`)「あくまで作品一本で勝負しないと。」

(´・ω・`)←滅茶苦茶作品の言い訳を書きたいと思ってる人

202名無しさん:2018/11/26(月) 21:10:37 ID:roeOz.fA0
締切まであと二週間ですね
投稿は計画的に行いましょう

203(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/27(火) 00:15:45 ID:eanmY.fo0
(´・ω・`)「第3回の作品を全てアップした」

(´・ω・`)「結果と文戟はまた今度」

(´・ω・`)「以上」

>>202
(´・ω・`)「正直完成するかどうか分からん」

204Σz ^ー )リ ◆ij8xCb.PrY:2018/11/27(火) 09:19:51 ID:BmM8TFVI0
Σz ^ー )リ

Σz ^ー )リ

Σz ^ー )リ ←30日までだと思ってて死ぬ気でプロット完成させた所でスレを見た

Σz ^ー )リ

Σz ^ー )リ ←そういや月末避けるように期限設定したのを思い出した

Σz ^ー )リ

Σz ^ー )リ

Σz ^ー )リ ←手帳にも文戟10日締め切りと書いてあるのを確認した

Σz ^ー )リ



Σz アホ)リ


.

205(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/11/27(火) 20:32:28 ID:IQ6T/60A0
>>204
(´-ω・`)「ま、たまにはそんなこともあるさ」

(´・ω・`)「僕はこないだまで12月入って直ぐに出張が入ってたことを忘れてたし」

(´・ω・`)「完成出来ないよりは早く完成させる方がいいだろう。」

206名無しさん:2018/11/28(水) 18:42:20 ID:RuB4XNEw0
なんかショボンは言い訳がましい感じだな
ブログ作成の暇があるなら作品書いた方がいいぞ

207名無しさん:2018/11/28(水) 20:34:53 ID:NlWah5pY0
これは「ブログもありがたいけど無理せず作品書きなさいよねっ!」というツンデレの書き込みに違いない

208名無しさん:2018/11/28(水) 22:27:58 ID:6YerptjI0
話を書くわけでも感想を書くわけでもなくまとめを作るわけでもなく主張だけは一丁前

209名無しさん:2018/11/29(木) 02:53:39 ID:OTSZAjqQ0
これは人間性と性癖に歪な問題がある方ですね

210名無しさん:2018/11/29(木) 10:31:17 ID:hOlmJdmY0
いいたいことはまあわかる

211名無しさん:2018/12/01(土) 12:57:24 ID:3p0.fpFA0
12月だが未だに投下は無しか

212ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk:2018/12/01(土) 14:27:27 ID:pv9SxAcA0
ξ゚⊿゚)ξ「先月はキケイが投下してるし」

ξ゚⊿゚)ξ「12月は始まって1日たってないし」

ξ゚⊿゚)ξ「私はほら、ケツに火がつかないと走れないタイプだし」

ξ゚⊿゚)ξ「みんながんばってるんだから!読者も作者も、あきらめるにはまだ早いんだからね!」

213( ・∀・) ◆M9vn.GCcGo:2018/12/01(土) 14:44:36 ID:b0vJJIdk0
( ・∀・)「ぶっちゃけ全然、書いてないわ」

( ・∀・)「あまりに何も思いつかない」

( ・∀・)「すまんな奇形」

( ・∀・)「プライドなんて安いもんだ…」

( ・∀・)「特に俺のはな…」

214名無しさん:2018/12/01(土) 15:05:54 ID:/zaSB9q.0
いやあきらめんなよ!夜までにネタが沸かなかったら酒飲んで天に祈って明日書こう
俺はそうする事にした
グッドラック

215(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/12/01(土) 15:25:22 ID:4RLwOqVE0
(´・ω・`) 「ようやく筆が進んできたよ」

(´・ω・`) 「まあ完成するかは別として」

(´・ω・`) 「悪いけどブログの更新は休ませてもらうよ」

(´・ω・`) 「完成しようがしまいが投稿期間後には第3回の結果と第4回のまとめに入るから」

(´・ω・`) 「それまで待っててね」

>>212
(´・ω・`) 「ツンちゃん入学〜」

(´・ω・`) 「まとめ名簿に入れとくよ」

>>213
(´・ω・`) 「何も一から十までオリジナルでないといけない訳ではない」

(´・ω・`) 「好きなゲームのオマージュとか」

(´・ω・`) 「最悪『ドラゴン』や『竜』と名のつく人物やグループその他を出せばいいんだから」

(´・ω・`) 「僕は一時、中日で書こうかどうか迷ったからね。結局辞めたけど」

216( ・∀・) ◆M9vn.GCcGo:2018/12/01(土) 15:47:22 ID:b0vJJIdk0
( ・∀・)「お題ってやっぱり、そこを起点に昇華させてこそ意味があると思う」

( ・∀・)「中日はありだと思うけど」

( ・∀・)「ドラゴンって名詞が出るだけでお題を使った気になられても困るよ」

( ・∀・)「僕は他人の話に対してそういう思いだから、自分が書くときだって同じさ」

217名無しさん:2018/12/01(土) 17:31:45 ID:EmrAdpeE0
実際、普通のブーン系とは違って期限内にテーマにそった話を日常生活+αでやらなきゃいけないから大変だよね

218¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/01(土) 18:05:53 ID:ZThQWbXQ0
¥・∀・¥「分かりみが深い……」

¥・∀・¥「とってつけた様なお題回収になるなら書かなくて良いや、とすら思ってしまう…」

¥・∀・¥「本音は書けないだけだけどね!」

¥・∀・¥「なんとか間に合うと良いなぁ」

219名無しさん:2018/12/01(土) 18:53:42 ID:/zxaWfwU0
キケイ以外が作品を提出しない可能性が微レ存…?

220从'ー'从 ◆qblPUItam.:2018/12/01(土) 22:34:13 ID:nfpujBmE0
从'ー'从 「ごめんね」

从'ー'从 「バリバリ書くつもりだったんだけど、ちょっと別件で今回はパスするよぅ」

从'ー'≡'ー'从 「あれれれれwwwww」

221( ・∀・) ◆M9vn.GCcGo:2018/12/01(土) 22:57:18 ID:b0vJJIdk0
( ・∀・)「冷やかししか居ないじゃないか!」

( ・∀・)「そして、喜べ全宇宙に散らばる無限のモララーファンよ」

( ・∀・)b「ネタが思い浮かんだんだからな!」

222名無しさん:2018/12/01(土) 23:10:48 ID:tLJfumho0
キャー,モララーサンステキー

223名無しさん:2018/12/02(日) 16:44:16 ID:/4GUbhQM0
久々に来たけどまとめ凄いな
お疲れ様

224名無しさん:2018/12/03(月) 00:48:38 ID:Z0yXFfGk0
そういえばツンやジョルジュの目って何で出来てんの?

225名無しさん:2018/12/04(火) 09:41:34 ID:9c6tJTdA0
締切まであと一週間を切りましたね
ギリギリにならないよう余裕ある投稿をしましょう

226名無しさん:2018/12/04(火) 13:50:30 ID:rUvybTlY0
>>224
成分は知らんが「゚」だ
隣を巻き込んで単体コピペ出来ないから↓に置いておく




227名無しさん:2018/12/04(火) 14:12:33 ID:6/ivtrV.0
半濁点

228名無しさん:2018/12/04(火) 21:36:24 ID:SL8Xu7XE0
>>226-227
サンクス

229( ・∀  ∀・) ◆bNwmKYTZyE:2018/12/05(水) 12:39:16 ID:R/F2eOog0
>>221
( ・∀  ∀・)++「「期待してるんだからな‼︎ な‼︎」

230( ・∀・) ◆M9vn.GCcGo:2018/12/05(水) 21:45:34 ID:kgU.ijm20
( ・∀・)(哀れな…期待が裏切られるとも知らずに…)

231イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:00:47 ID:i2qUL.Qk0
イ从゚ ー゚ノi、 ほんとにお久しぶり。

イ从´A`ノi、 忙しくって全然発言もできなかったや。

イ从゚ ー゚ノi、 ショボーンちゃんのブログ、すごく良かったよ。

イ从゚ ー゚ノi、 皆もテンプレ作りとか、色々お疲れ様でした。

イ从゚ ー゚ノi、 てな、訳で投下するね!

232イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:03:29 ID:i2qUL.Qk0



('A`) ドラゴン・バイト

233イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:09:22 ID:i2qUL.Qk0
ワーーーーーー       ガヤガヤ
    ガヤガヤガヤ     ピューーーーーーーーィ
キャーーー    ドヨドヨ    ワアアアア




(;`ハ´)ゴクリ 「……いいアルか?」

( `ハ´) 「この試合だけは、負けられないアル」

( `ハ´) 「ヨロシか?」

234イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:10:18 ID:i2qUL.Qk0
('A`)  「……あの…さ」

('A`)  「まず、対戦相手を見てくれ」

(`ハ´ )チラ 「……」



(;゚∋゚)フーッ

/;,' 3 「いいか!!お前は虎だ!!」

/。゜3 「その力を解放して、相手を一方的に破壊するために生きる獣だ!!」

(;゚∋゚)コクリ


( ゚∋゚) 身長220cm 体重120kg 

( ゚∋゚)←バッキバキの肉体
      これ見よがしの逆三角形

235イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:10:53 ID:i2qUL.Qk0
('A`)  「見た?」

( `ハ´) 「…見たアル」

('A`)  「んで、おれを見てみ?」

( `ハ´) 「……」



('A`)  身長163cm 体重40kg

('A`) ←ガリガリ・色白・低身長
    びっくりするほど浮き出たあばら


('A`)  「………どうよ?」

236イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:11:39 ID:i2qUL.Qk0
( `ハ´) 

(;`ハ´)

(,`ハ´)ツゥ

( `ハ´)ガシッ 「大丈夫アル」

('A`)

('A`) 「…正気なのか?」

( `ハ´) 「相手が虎なら、オマエは『ドラゴン』ネ」

( `ハ´) 「ヨロシ?」

('A`)  「よろしないわ」

237イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:12:23 ID:i2qUL.Qk0
('A`)  「シナーさん。おれ、ただのバイトなんだよ?」

('A`)  「中華料理店のしがないバイトなんだよ?」

('A`)  「住み込みのバイトなんだよ?」

( `ハ´)

(;`ハ´)ツウゥ

(,`ハ´)

(⊃`ハ´)グイ

238イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:14:05 ID:i2qUL.Qk0
( `ハ´) 「……ドラゴンと言えば?」

('A`)  「は?」

( `ハ´) 「オマエにとって、ドラゴンと言えば?」

('A`)

('A`)  「男の子の憧れ……かなぁ」

( `ハ´) 「虎と言えば?」

('A`)  「は?」

( `ハ´) 「…虎と言えば?」

('A`)  「野球チームかな」

( `ハ´) 「見るアル」


( ゚∋゚) 巨人・マッチョ・虎


( `ハ´) 「あんな矛盾を孕んだ存在に、『ドラゴン』が負けるはずないネ」

239イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:15:04 ID:i2qUL.Qk0
('A`)  「言った俺が悪いけどさ」

('A`)  「野球に話しをすり替えるなよ」

('A`)  「第一ドラゴンズは今期五位で、巨人には負けてんだよ」

( `ハ´)ガシッ 

(#`ハ´) 「虎には勝ってるアル!」

(#'A`)  「たった1ゲーム差じゃねえか!!」

( `ハ´) 「例え、紙一重の差だとしても…勝ちは勝ちアル!!」

(#`ハ´) 「勝ちアル!!」

(#`ハ´)ハアハア

240イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:15:37 ID:i2qUL.Qk0
(;'A`) 「あんた…ドラゴンズファンだったのか?」

( `ハ´) 

( `ハ´)コクリ

('A`)

('A`)  「そっか…悪かった」

( `ハ´) 「……分かればヨロシ」

(#'A`) 「でも、それとこれとは話が違えんだよ!!」

( `ハ´)そ

('A`)  「相手の身体…見たんだろ?」

( `ハ´)コクリ

(#゚A゚)クワッ 「どっこが紙一重じゃあ!!」

241イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:16:42 ID:i2qUL.Qk0
('A`)  「見ろ!どっちも同じ24歳なのに、この違いようだぞ」

(#゚A゚)  「体重差、実に80kg!!A4用紙に換算したら二万枚分じゃあ!!」

('A`)  「始めは紙一重だった差が、日々の積み重ねでここまで差がつく」

(#゚A゚) 「時間って本当に怖い!!」

(#゚A゚) 「……怖いよう!」

('A`) 「本当に怖い」

(;`ハ´)

('A`)  「無能、ブサイク、低身長……」

('A`)  「そして真っ白い肌とブサイクなのに、無駄に青い瞳」

(;A;)ブワッ

(;A;) 「おれは怠惰な日々とコンプレックスが生んだ『青眼の究極竜』なんだ!!」

(;;`ハ´)ガシィ

(;`ハ´) 「落ち着いて……深呼吸アル」

242イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:17:09 ID:i2qUL.Qk0
(;A;) 「もう嫌だ!!」

( `ハ´) 「落ち着くアル」

(;A;)ヒッヒッ

( `ハ´) 「……『青眼の究極竜』もドラゴンアル!!」

(;A;) 「でも!…でもぉ!!」

( `ハ´) 「しかも三位一体……ドランゴンが三体もいる」

( `ハ´) 「最強アル!!」

(⊃A;) 「シナーさん!!」

243イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:17:36 ID:i2qUL.Qk0
( `ハ´) 「約四半世紀にも及ぶ自堕落な日々……」

( `ハ´) 「それがオマエを色んな言い訳で着飾って、仕方ないと笑っている死んだ目をしたくすんだ鯉にしたネ」

( `ハ´) 「でも、今日ここで登竜門を潜り抜けて………」

( `ハ´)ガシ 「オマエは『ドラゴン』になるアル!」

('A`)

244イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:18:11 ID:i2qUL.Qk0
('A`)

('A`)  「……おれ、やるよ」

('A`)  「『ドラゴン』になって見せるよ」

('∀`) 「見てて、シナーさん!」

( `ハ´) 「……任せたアル」

m9(`ハ´ ) 「オマエの登竜門は、あのリングネ!!」

('A`)  「……行ってきます」

( `ハ´) 「オマエは、この五年誰よりも真面目にバイトをしてきた」

( `ハ´) 「ワタシが教えたのは、麺の打ち方や調理の仕方だけじゃないネ」

( `ハ´)

( `ハ´) 「行くヨ!!」

245イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:18:53 ID:i2qUL.Qk0
ゴングが鳴り、試合が始まった。
眼前に迫る巨人の圧倒的なまでの威圧感に、思わず足が竦む。

('A`) (……シナーさんの店を守るためにも負けられない)

左足を引き、右半身を前に出しておれは構えた。
拳は軽く握り、どのような動作に対しても瞬時に反応できるように、相手をじっと見つめる。

( ゚∋゚)トンットンッ

あれだけの巨躯を誇るにも関わらず、全く重さを感じさせないフットワーク。
相当な鍛錬を積んできたということが容易に分かる。
しっかりと顎を守るように、ボクシングスタイルで構えた巨人は、まさに難攻不落の城塞と化していた。

246イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:21:41 ID:i2qUL.Qk0

(;'A`) (……待つか)

そんな甘い考えを見透かしたのか、相手の肩が強張り、ピクリと動く。

(#゚∋゚)⊃ヒュバッ!!

鋭い風切り音を響かせて迫る拳は、嫌でも死を連想させる。
アニメや映画でしか、聞いたことが無いような音を響かせ拳が迫る。

(;'A`) (やべえ…死ぬ!?)

247イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:22:47 ID:i2qUL.Qk0
その時、体が勝手に動いた。
伸び切る前の相手の拳に、自らの掌を合わせ、一歩踏み込みながら押す。

(;゚∋゚)

2mを越える巨躯が宙を舞った。
全く想定していなかった反撃に、受け身がやや遅れる。
一撃で勝てると踏んでいた巨人は、戸惑いが隠せない。

(;'A`) 「今のは……?」

だが、戸惑っているのはおれも同じった。
見るからに貧弱な自らの腕を見つめる。
この手が、あの巨人の一撃を捌くなんてことが、あり得るのだろうか。

248イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:23:39 ID:i2qUL.Qk0
無意識に行ったのは、麺を伸ばす時の麺棒を押す動作だった。
起き上がった巨人が、再度構える。

(#゚∋゚)

動揺しているからだろうか、先ほどとは違い、構えに隙がある。

(#゚∋゚)グワッ

大きく滑るような踏み込み。
巨躯がまるでカメラでズームしたかのように、眼前に迫る。
力を込めた左腕はフェイクだろう。
この動き、以前店のテレビで見たことがある。

249イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:24:15 ID:i2qUL.Qk0
(;'A`) (ツー・ワンツー!!いきなり右から!!?)

(#゚∋゚)シュッ

(三⊃∋ブゥン

咄嗟に上体を素早く後ろに反らせ、拳を避けた。
続け様に放たれたのは、左のボディーブロー。
身体を捻り、回転することで避け、そのまま後ろに倒れる。

(;'A`)  「ほっ!!」

背中を地に着いた瞬間に、跳ね起きて巨人の顎に蹴りをいれる。
蹴った反動を利用して、飛び退きながら後転し、立ち上がる。

250イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:24:51 ID:i2qUL.Qk0
(;'A`) (…今のは!!?)

中華料理店なのに、なぜかシナ―さんが教えてくれたアクロバットなピザ作り。
やたらと跳んだり跳ねたりするものだから、初めはなかなか上手くいかなかった。
毎日、身体中が痣だらけになったものだ。

感慨に耽っていると巨人が起き上がり様に、蹴りを放った。
飛び上がってそれを避ける。

(゚∈゚#)

飛び上がってガラ空きの脇腹を狙って、巨人は後ろ回し蹴りを放った。
その蹴り足を肘と膝で挟んで防ぐ。

251イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:25:36 ID:i2qUL.Qk0
(;'A`) (……これは!?)

今のは、両手が塞がっている時に、シナーさんが投げたメニューをキャッチする時の動きだ。

(;'A`) (…もしかして)

(;'A`) (これまでのバイト生活の中の随所に、カンフーが隠されていたのか!?)

('A`) (……もしやシナーさんが良く仕掛けてきた蛇や虎のモノマネも!?)

巨人の拳による連撃を前腕で弾き、防ぐ。

252イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:26:14 ID:i2qUL.Qk0
('A`) (……そうだ!これはジャケットを脱ぐ時のあの動き!!)

四肢は痛みで痺れているが、まだいける。
致命傷になるような一撃は喰らっちゃいない。
五年に及ぶバイト生活の中で、オレの身体にカンフーが染みついていたらしい。
これなら、体格差だって埋められる。


イケる!!


(;`ハ´) (いけ!!)

(;`ハ´) 「オマエは『ドラゴン』ネ!!!!」

(#'A`) 「おう!!」

振り向いて、拳を突き上げて声援に応えた。
こんなに輝いているのは、産まれて初めてだ。

∩(#'A`)  (……こいつにだって、勝てる!!)

253イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:27:43 ID:i2qUL.Qk0


おっっらあああああぁぁぁぁ!!!!
         ,:  : ∵,’.´
  (# ゚∋゚)⊃))゙゚'A))━━・
  (つ  ノ   ノ  とソ''.;∴,.' .
 ⊂ __) )  ⊂ ⊂,ノ,.
    .∪ げあああぁぁぁぁぁぁぁ


勝負は一瞬だった。
カンフーが体に染みついていようがなんだろうが、実戦経験の無さはカバーできない。

( `ハ´)

(;`ハ´)

(,`ハ´)ツゥ

(;`ハ´) 「デスヨネー」

254イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:28:20 ID:i2qUL.Qk0
その後、シナーさんは借金を返し切れず、店を失った。
おれはと言うと……。


(*'∀`) 「おっ!!いいじゃねえか!!」

(* ><) 「ほんとですか!」

( <●><●>) 「今のは型もきれいでした」

(*‘ω‘ *) 「ぽっっ!!」

('A`) 「うしっ!今日は解散!!」

('A`) 「ちゃんとストレッチして、体をよく休めろよ!」

( <●><●>)‘ω‘ *)><) 「はーい!!」

255イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:29:37 ID:i2qUL.Qk0
何だかんだで近所の子どもらに、カンフーを教えてる。
遊びや日常生活の中の動作に、カンフーを取り入れた指導が意外と好評だ。

('A`) (こんな生活も悪くねえな)

('A`) (シナーさん……おれ『ドラゴン』にはなれませんでした)

('A`) (……でも今は…幸せです)

宵の空にきらりと光った星が、シナーさんのかわりに返事をくれたような気がした。

256イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs:2018/12/06(木) 23:30:48 ID:i2qUL.Qk0
イ从゚ ー゚ノi、 『了』

イ从゚ ー゚ノi、 皆も期間はまだあるから、頑張ろうね!

イ从゚ ー゚ノi、 いい『ドラゴン』期待してるよ!!

257(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/12/07(金) 00:04:00 ID:WdoKK1Hc0
(´・ω・`) 「おー銀ちゃん久しぶり」

(´・ω・`) 「直ぐにでも感想を書きたいところなんだけどちょっと暇がないもんで」

(´・ω・`) 「遅ればせながら支援ageだけしとく」

258名無しさん:2018/12/07(金) 02:34:59 ID:Ott9WKzI0
面白かった!あっさり読めてイイネ


259名無しさん:2018/12/07(金) 03:03:03 ID:M3ZP9PRc0
まとめの話になるけど、背景が白だと目が疲れちゃうかも
薄い灰色系とかにしてくれると嬉しいかな

260(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU:2018/12/08(土) 23:27:58 ID:4XZfBlZ.0
>>259
(´・ω・`) 把握しますた

(´・ω・`) やり方が分からんもんで、調べてみるよ。作品が完成した後にね。

261¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:21:50 ID:Aa8zRmJk0
¥・∀・¥「投下するよー」

262¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:23:11 ID:Aa8zRmJk0

この世界には災害と呼ばれる獣たちがいる。

それらは大きな力を持ち、人間の生活を脅かしてきた。

俺の名前は宇津田ドクオ。

俺はそんな災害たちを片付ける仕事をしている。


('A`)ドライヤーのようです


昨日、百年に一度と言われるほどの災害。大災害が街を襲った。

それは水を吐き出す大きなドラゴンで、突然ここVIP市に飛来したらしい。

会社に居て、その被害を受けなかったドクオは、
賃貸アパートの二階にある自宅に戻り、玄関の扉を開けると閉口した。

263¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:23:31 ID:Aa8zRmJk0

(;'A`)(足の踏み場がねぇ!)

彼を待っていたのは街の状況と同じように荒れ果てた我が家だったからだ。

そこは物が散乱して、ほこりは舞い、割れた窓からは外の風が入ってくる。

その風が年齢の割には寂しくなった彼の頭皮を撫でた。

('A`)「これはひどい」

彼は暫し放心した後、思い出したかのように自室に駆け込んだ。

(;'A`)「あぁ、俺の可愛い嫁たちが!!」

その目に映ったのは信じたくない光景だった。

普段は几帳面に手入れを行い、塵一つ付かないように掃除していた棚が倒れている。

その下には棚に飾られていた、数々のフィギュアが転がっていた。

264¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:24:00 ID:Aa8zRmJk0

(;A;)「唯ちゃぁぁぁん!ごめんよぉぉぉ!俺が仕事なんかに行ってたばかりにぃぃぃ!!」

(;A;)「うわぁぁぁん!澪たんの足が明後日の方向を向いちゃってるよぉぉぉ!!」

(;A;)「ひどい!ひどすぎる!一体俺が何をしたって言うんだ!!」

(;A;)「大災害だか大殺界だか知らんが、絶対に許さん。絶対に許さんぞぉぉぉ!!」

ドクオは泣いた。力の限り泣いた。

('A`)「三次はクソ」

('A`)「二次元こそ正義」

これが彼のモットーである。

('A`)「にしても、どうすっかなぁ」

('A`)「部屋は滅茶苦茶。嫁たちは全滅。寝る場所も無いときた」

('A`)「今日も会社に止めてもらうかね」プルルル

( 'A`)「……噂をすれば社用電話に着信だ」ピッ

265¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:24:33 ID:Aa8zRmJk0

('A`)】モシモシ

( ^ω^)『僕だお!』

('A`)】『僕だおという知り合いは居ませんが』

( ^ω^)『怒るぞ』

('A`)】『内藤か。何の用だ』

( ^ω^)『危急の仕事が入ったから迎えに来たお。
       早く下まで降りて来るお』

('A`)ドレドレ

ベランダから下を覗くと、携帯を片手に持った内藤が見えた。

二本足で立つ大きな黄色い鳥、クッカーに跨っている。

国の許可を得ないと飼育することの出来ない獣で、
単体ならほぼ無害だが、群れを成したこいつらは怖い。
災害には及ばずとも、害獣指定される程だ。

その身体は明るい蛍光色をしていて、街中でも良く目立つ。

266¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:25:26 ID:Aa8zRmJk0

('A`)「今行く!」

('A`)「えぇっと、財布持った、鍵持った」

('A`)(部屋の方は、後で業者にでも頼むか)

階段を降り、内藤に歩み寄りながら、部屋の被害総額をざっと計算した。

(;A;)(あぁ、俺の給料一年分……)

( ^ω^)「うわ、急に泣き出した。こわい」

('A`)ウツダシノウ

( ^ω^)「仕事入ったって言ったよな?」

('A`)「聞きました」

( ^ω^)「成功したらボーナス入るお」

('∀`)「早く行こうぜ!」

( ^ω^)(現金な奴……)

('A`)「会社に向かうのか?」

( ^ω^)「そうだお。
       ドクオの分のクッカーも連れてきたお」

('A`)「ありがてぇ」

ドクオは内藤が手綱を引いていたクッカーに跨る。

普段はバイクや車を使うが、足場の悪い道を行くときはこいつらが重宝される。

丈夫で太い足を持ち、人や荷物をどこにでも運べるこいつらは仕事では欠かせない。

267¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:25:59 ID:Aa8zRmJk0

('A`)「よっこいしょ」

( ^ω^)「行くお」

('A`)ドタドタ

( ^ω^)ドタドタ

( ^ω^)「クッカーに乗ると楽ちんだおね」

('A`)「自力だと家に帰るのも一苦労だったからなぁ」

( ^ω^)「電車とか全部止まったおね。
       地面がぼこぼこに割れてるし、車もまず走れないお」

('A`)「それにこの水だよな」

( ^ω^)「大災害のせいでびっちょびちょだお」

('A`)「大災害がこの水を吐いたんだろ?
   どうやったら水で道路に穴なんか空けられるんだろうな」

( ^ω^)「恐ろしい話だお。
       舗装作業なんて当分先だろうし、今日も会社泊まりになりそうだお」

('A`)「俺は屋根から屋根に飛び移って帰ったけど、流石に疲れたわ」

(;^ω^)「そんな無茶するのはドクオくらいだお」

('A`)「そうかぁ?」

喋りながらクッカーを走らせている内にドクオたちが務める会社が見えてきた。

平たい長方形をした五階建てのビルの窓は災害対策ということでシャッターが下ろされている。

268¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:26:33 ID:Aa8zRmJk0

('A`)(白く塗り替えればでかい豆腐だな、これ)

('A`)「そういえばどっから入るんだ?
   下の出入り口を全部閉じたっていうから、俺は屋上から家に帰ったんだぞ」

( ^ω^)「クッカーを出したかったのに、
       水で社内が汚れるっていって、一階の出入り口を開けてくれなかったお」

(*^ω^)b「だから、二階の窓をシャッターごとぶち破って出てきたお!」

('∀`)b「流石だぜ!」

('A`)「じゃあ、俺らはそこから入るとして、こいつらはどうすんだ?」

(;^ω^)「回収のことまで考えて無かったお……」

( ^ω^)「取り敢えず、適当なとこに手綱を引っ掛けとくお」

('A`)「降ろすのはともかく、持ち上げるのは面倒だからな」

( ^ω^)「僕らは壁をよじ登って中に入るお」

( ^ω^)ヨイショ

('A`)ドッコラショ

('A`)「よくもまぁ、壁をすいすい登れるな」

( ^ω^)「力こそパワーだお」

('A`)「うーん、この脳筋」

(*^ω^)ヨセヤイ

(*'A`)ウフフ

269¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:26:58 ID:Aa8zRmJk0

(´・ω・`)「きもい」バゴン

(;'A`)アッー

('A`)「なにすんだよショボン」

(;^ω^)「コンクリートの壁に穴が空いたお」

(´・ω・`)「すまない。
     あまりにも気持ち悪かったので、つい手が出てしまった」

(´・ω・`)「怪我はないかい?」

 彡⌒ミ
(´・ω・`)

( ^ω^)「……」

m9(^ω^)9m「毛はないお!」

(#´・ω・`)っ≡つシュバババ

( ゚ω゚)アッー

( ##ω##)「前が見えねぇ」

(´・ω・`)「そろそろ帰ってくるかと思って待ってたんだ」

(´・ω・`)「それにしても、災難だったね。
     ドクオの家は近くなんでしょ?」

('A`)「そうなんだよ。
   部屋の中はぐちゃぐちゃさ」

270¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:28:19 ID:Aa8zRmJk0

( ##ω##)ググッ

\      /
 ( ^ω^)ポンッ
/      \

( ^ω^)「街の様子も散々だったお」

(´・ω・`)「……街の復興も君の身体くらい手早く出来ればいいのにね」

(*^ω^)「出来るわけないおwww」

(´・ω・`)「ころすぞ」

('A`)「俺たちは会社がシェルター代わりになって良かったが、
   外に居たら無事じゃなかったかもな」

( ^ω^)「流石に驚いたおね」

( ^ω^)「そろそろその時期かもとは言われてたけど、
       実際に来るとは思ってなかったお」

(´・ω・`)「僕もだよ。
     これが無防備な出勤途中だったらと思うと、ぞっとするよね」

('A`)「そういえば、対災害軍は何してたんだ?」

( ^ω^)「大災害が急に出てきたせいで、対応が遅れたらしいお」

271¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:28:43 ID:Aa8zRmJk0

(´・ω・`)「どっちにしても、対災害軍じゃどうにもならなかったみたいだけどね」

('A`)「つまり、危急の仕事ってのは大災害をどうにかしろってことか」

( ^ω^)「そうだお。
       実は社長がドクオを呼んでるんだお」

('A`)「またあのおっさんは俺に面倒ごとを押し付けるつもりだな」

(´・ω・`)「僕らも呼ばれてるんだけどね」

(;^ω^)「そうなのかお?」

(´・ω・`)「あれ?聞いてないの?
     今回は対災害班全員で仕事に当たるんだってさ」

(;^ω^)「これは死んだかもわからんね」

(´・ω・`)「バラバラな事が多いから、三人で仕事するのは久しぶりだね」

( ´ω`)「仕方ないお……。さっさと社長室に向かうかお……」

(;'A`)「そうだな」

272¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:29:04 ID:Aa8zRmJk0

('A`)コンコン

<入りたまえ

('A`)「失礼します」

('A`)「対災害課班長、ドクオ、
   班員、内藤、ショボン両名到着しました」

( ・∀・)「うむ」

( ・∀・)「楽にしたまえ」

('A`)(;^ω^)(´・ω・`)

( ・∀・)「あー、知ってるものも居ると思うが、
      今回の大災害はドラゴンの発情期によるものだ」

( ・∀・)「一年間荒れ狂うことから、ドラゴンイヤーと呼ばれている」

('A`)(相変わらず、だっせぇネーミング)ヒソヒソ

( ^ω^)(社長が付けたらしいお)ヒソヒソ

(´・ω・`)(相変わらずだよね あの禿げ親父)ヒソヒソ

 彡⌒ミ
( ・∀・)

(;'∀`)(お前が言うなwww)

(*つω^)(wwwww)

273¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:29:28 ID:Aa8zRmJk0

(#・∀・)「聞いているのかね!」ダンッ

('A`)「はっ!申し訳ございません!」

( ・∀・)「全く……。それで、だ」

( ・∀・)「我が社を構えているこの都市。
      VIP市はたった一匹のドラゴンによって未曽有の被害を受けた。
      本来で有れば、国が有する対災害軍が事前に鎮圧する筈だが……」

('A`)「突発的な災害の発生……
   つまり、ドラゴンが突然現れた為、対応が遅れた……」

('A`)「ですよね?」

( ・∀・)「そうだ。そのドラゴンがとんでもなく強くてな。
      対災害軍でもどうにもならないらしい」

( ・∀・)「それで国から直々に、お前に指名があった」

('A`)「俺ですか?」

( ・∀・)「お前以外に適任は居ないだろう。
      ドラゴンスレイヤーのドクオ以外にはな」

(´・ω・`)(まーた言ってるよ)ヒソヒソ

(*^ω^)(そのあだ名で呼んでるの社長だけだおwww)ヒソヒソ

274¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:30:00 ID:Aa8zRmJk0

(#・∀・)「聞こえてるぞ!!」

( ・∀・)ゴホン

( ・∀・)「というわけだが、流石に一人では荷が重いだろう。
      念の為、対災害班全員で仕事に当たってくれ」

( ・∀・)「頼んだぞ」

('A`)「分かりました」

('A`)「ところで、社長」

( ・∀・)「なんだね」

(;'∀`)「報酬は如何程ですか?」

( ・∀・)「成功したら、そうだな……。
      国次第だが、給料一年分は出せると思うぞ」

('∀`)「任せてください!!」

(;・∀・)「う、うん。頼んだんだからな!」

('A`)「失礼します」

('A`)ガチャ

( ^ω^)「失礼します」

( ^ω^)ガチャ

(´・ω・`)「失礼します」

(´・ω・`)ガチャ

( ・∀・)(……)

275¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:30:22 ID:Aa8zRmJk0

('A`)スタスタ

('∀`)ニヤッ

('∀`)「よっしゃー!給料一年分だってよ!
    打ち上げどうする?焼肉行っちゃう?」

( ^ω^)「いいおね!ブーンは寿司がいいお!」

(;´・ω・`)「ちょっと待ってよ。もう勝ったつもりなの?
      相手は対災害軍でも敵わないくらい強いんだよ?」

('A`)「でもよ。
   ビビったってどうにもならねぇし、やることやるだけだろ?」

( ^ω^)「そうだお。
       それにドラゴンスレイヤー(笑)のドクオが負ける筈無いお」

('A`)「手始めに焼き豚でも作るか」

(####ω##)「正直、すまんかった」

( ^ω^)ポンッ

('A`)「つっても、そのドラゴンって今どこに居るんだろうな」

(´・ω・`)「そういえば聞きそびれたね」

276¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:30:43 ID:Aa8zRmJk0

ξ゚⊿゚)ξ「それは私が説明するわ」

(*^ω^)「おっ、ツン。居たのかお」

(;'A`)チッス

ξ゚⊿゚)ξ「さっきから居たわよ。
     ドラゴンが居る場所だけど、クッカーに乗って一時間くらいの裏山に居るわ」

ξ゚⊿゚)ξ「今は対災害軍が抑え込んでるけど、また暴れだしたらどうなるか分からないの」

ξ゚⊿゚)ξ「貴方たちには悪いけど、今から向かってちょうだい」

(´・ω・`)「それは分かったけど、対災害軍の協力は得られそうなの?」

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと難しいわね。
     昨日の戦いのときに負傷者が多数出たみたいだわ。
     残った人員で裏山に抑え込むのが精一杯みたいよ」

(´・ω・`)「なるほど」

ξ゚⊿゚)ξ「それと……。ドクオ?」

(;'A`)ハイ

ξ゚ー゚)ξ「期待してるわ。頑張ってね」

(;'A`)ウッス

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、私は行くわ。
     通信でサポートするから準備が整ったら連絡ちょうだい」

277¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:31:08 ID:Aa8zRmJk0

(;'A`)「……」

(;'A`)「あ゛ー緊張した……」

( ^ω^)「相変わらず、ドクオは女性が苦手だおね」

(´・ω・`)「ホントにね。女性の班員が居なくて良かったよ」

(;A;)「うるへー。俺だって好きでこうなんじゃないやい!」

(;^ω^)「いい加減慣れても良いと思うお……」

('A`)「それは無理な相談だな!」

('A`)「女は禿を人間として認めない!!」

(´・ω・`)「そんなことはないでしょ」

( ^ω^)「そうだお。ショボンと社長に比べればドクオは全然マシだお!」

(´・ω・`)「凄まじく腹立たしいけど、その通りだね」

( ^ω^)「それにジェ○ソン・ステ○サムのファンは多いお!」

('A`)「つまり、イケメンに限るってやつだ」

(;´・ω・`)「そう言われちゃうと反論しづらいね」

(;^ω^)「確かに……」

278¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:31:33 ID:Aa8zRmJk0

('A`)イインダ、ドウセオレナンテ……

(;^ω^)「ま、まぁ、その内いい人が見つかるお!
       髪の毛だって全体的に生えてるから大丈夫だお!」

(´・ω・`)(果たして、まともな人間がドクオを恋人になんて選ぶのかな……)

(´・ω・`)「落ち込んでても仕方ないし、そろそろ行こうよ」

('A`)「そうだな……」

( ^ω^)(ショボンはこういう時ドライだおね)

( ^ω^)「賛成だお。
       ツンも時間が無いって言ってたし、パパッと向かうお」

279¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:31:54 ID:Aa8zRmJk0

('A`)「というわけで、クッカーに乗って裏山に来たわけだが」

(´・ω・`)「何もいないね」

( ^ω^)「おーん、荒れた山地しか見えないお」

ξ゚⊿゚)ξ『おかしいわね。確かに大災害の反応は無いみたいだわ。
     でも、対災害軍からのデータだと、部隊がそこに展開してる筈よ』

('A`)「っていわれてもな……」     ……クレー!

( 'A`)「……なんか聞こえるな」    ……テクレー!

( ^ω^)「ホントだお」   ……ケテクレー!

(´・ω・`)「一体どこから……?」  ……スケテクレー!

(;'A`)「上だ!!」 ……タスケテクレー!

上空から響く人の声に気付き、ドクオたちは空を見上げる。

どこまでも吹き抜けている青い空を見つめると、その中に黒い点のようなものが幾つも近づいてくるのが分かる。

それは人の形をしていた。

280¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:32:14 ID:Aa8zRmJk0

('A`)「内藤!ショボン!受け止めるぞ!!」

(;^ω^)「おっ、おおおおおお!!!」

(;´・ω・`)「参ったね、これは」

瞬間、ドクオたちは三方向に散らばり、自身の髪の毛を数十本抜いた。

彼らはそれを空けた空間の中心に向かって、息を吹きかけて飛ばす。

すると、髪の毛と髪の毛の間に透明な線が浮かび、それぞれが繋がることで大きな網が現れた。

('A`)「端はしっかり持ってるな!?」

( ^ω^)「おっけーだお!」

(´・ω・`)「抜かりはなしさ」

('A`)「よし!来るぞ!」

飛来してきた人間が網の上に落ちてくる。

281¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:32:35 ID:Aa8zRmJk0

(#'A`)ググッ

(#'A`)「おらよっ!」ポーン

(#^ω^)「また来るお!」ググッ

(#´・ω・`)「よし来た!」ポーン

一人、また一人と空から人が降ってくる。

ドクオたちはそれを網で受け止めると、反動を活かして外に弾き出し、次の人を受け止めていった。

それが十人程続いただろうか。これ以上降ってくることがないと分かると、三人はその場に腰を下ろした。

(;'A`)「お、終わったか?」

(;^ω^)「そうみたいだお」

(;´・ω・`)「流石に応えたね」

(;'A`)「あ゛ー、腰いてぇ」
  _
(;゚∀゚)「……すまん、ちょっといいか?」

(;'A`)「あ、はい。なんでしょうか」
  _
(;゚∀゚)「そんな畏まらないでくれ。俺は礼を言いに来たんだ」

282¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:32:58 ID:Aa8zRmJk0

('A`)「……貴方は?」
  _
( ゚∀゚)「申し遅れた。俺は対災害軍所属ジョルジュ・コンティ大尉だ。
     君たちは派遣された対災害班だな?」

('A`)「えぇ、そうです。対災害班班長のドクオと申します。お怪我はありませんか、大尉殿」
  _
(*゚∀゚)「君たちのお陰でピンピンしているよ!
     いやぁ、それにしても凄かった!アレが君たちの使う頭気(とうき)だな?」

('A`)「……頭気をご存じでしたか」
  _
( ゚∀゚)「ご存じも何も、災害と戦うのに一目置かれている気の力だからな。
     俺も勉強はしているよ。まさか、ここまでの力を持っているとは思ってなかったが」

(;'A`)「恐縮です」
  _
( ゚∀゚)「それにしても、何故髪の毛なんだ?
     気を操る技術は様々あると聞くが、メジャーなところだと腕や足など、放出場所は他にもあるだろう?」

('A`)「何故、ですか。
   頭気をご存じであればお分かりになるかと思いますが、頭部こそ気を放つのに適した部位だからです」
  _
( ゚∀゚)「適している?」

('A`)「そうです。
   気というのは臍の下にある丹田で練るものですが、これを四肢から放出しようとすると関節で気の流れが分散してしまいます」
  _
( ゚∀゚)「ははぁ、つまり、純度の高い気を効率的に使おうとすると、身体の中心軸に位置するものが都合が良いということか」

('A`)「そういうことです」

283¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:33:19 ID:Aa8zRmJk0
  _
( ゚∀゚)「いやぁ、勉強になった。気の使い手自体、中々お目にかからないものだからね。ましてや、頭気とは」

('A`)「……ジョルジュ大尉。次は私がお伺いしたいのですが、件のドラゴンはどこに?」
  _
( ゚∀゚)「あぁ、奴なら……」

「騙されるな!!」
  _
( ゚∀゚)チッ

(;'A`)「あ、貴方は……」
  _
(#゚∀゚)「大災害!よくもやってくれたな!!」

(;'A`)「ジョルジュ大尉!?」

(;'A`)(ということは、やはり……)
  _
( ゚∀゚)「早いな。もう気が付いたのか」
  _
(#゚∀゚)「このビッチが!部下の仇は取らせてもらうぞ!」
  _
(#゚∀゚)「おおおおおお!!」パンパンパン!!
  _
(  ∀ )「無駄だよ」

Σz ゚ー )リ「そんな玩具は効かないって散々試したでしょ?」

284¥・∀・¥ ◆5lAZjr5yiQ:2018/12/09(日) 00:33:57 ID:Aa8zRmJk0

ジョルジュだったものが、姿を変えた。

否、姿を現したと表現したほうが適切だろう。

それはするりとした艶やかな身体をした、大きな生き物だった。

先程まで人の形をしていたとは思えない程、巨大な胴体があり、そこから先には大木のような尻尾が生えている。

胴体から生えている四肢も、それだけで人の背丈程はあった。

ドクオたちは、その一瞬で行われた変わりように圧倒された。

見上げた先にあるそれの顔立ちは厳かで、
ドラゴンよりは、昔に見た麒麟という生き物の顔に似ている、とドクオは感じた。

('A`)「変化持ちか……」

(;゚ω゚)「でっかいお……」

(;´・ω・`)「十メートルはあるぞ……」

ξ;゚⊿゚)ξ『ドクオ、聞こえる?こちらでもデータ照合したわ。
     今、対峙してるのが大災害で間違いないわよ……』

ξ;゚⊿゚)ξ『まさか、こちらの機器に反応しないなんて……。
      想定外だったわ、ごめんなさい』

('A`)「いや、ドラゴンの中には変化を行い、人間を惑わすタイプが確かに居る。
   まだ使える奴が居るとは……。俺が失念していた。謝るのは俺の方だ」

ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ……」

('A`)「内藤、ショボン。敵は知能が高い。敵に付き合わず、こっちのペースで攻めるぞ!」

(#^ω^)「把握!」

(´・ω・`)(戦闘になると、普通に喋れるんだから不思議だよね)

(´・ω・`)「分かった!僕たちはドラゴンとの戦闘経験が無い。ドクオの指示に任せるよ!」

('∀`)「おう、任されて!」




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