レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)文戟のブーンのようです[5ページ目]
-
【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。
●品評会はどう行うのか→>>2参照
●どうすれば参加できる?→>>3参照
●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照
【その他のルール、細則>>5】
【生徒名簿>>6】
【過去スレ】
テストスレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1531744456/
2ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1533540427/
3ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/
4ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1538666460/
-
¥・∀・¥「発情だ。半龍人は発情させる事によって蕩けるように柔らかい肉質になるんだ。
特に雌の場合はそのオマケに無精卵まで作ってくれるオマケつき」
小瓶の中身に本能的な危機感でも覚えたのかドラゴン娘はイヤイヤと大きく首を振り回し逃れようとする。
だがそんな事が許される筈もなく、直ぐに左右の男から頭をギリギリと抑えつけられて小瓶の方に固定された。
何かを拒否して堪えでもするかのようにキュッと目を瞑っていた羽根つき蜥蜴女の末路は呆気なかった。
5秒もしない内に顔を赤くなり吐息が荒くなる。
ゆっくりと開いた瞳は涙に潤んでトロントロンに蕩けている。
どっからどう見ても発情しているではないか。チョロい生物だこと。
¥・∀・¥「面白いのはここからだよ」
どう言うことかと氏の言葉に首を傾げようとしたその時、蜥蜴女の体に予期せぬ変化が始まった。
まるで蛹から蝶が羽化するように。それとも蕾が花開くようにと言うべきか。
ゆっくりとした動きで彼女の秘部を隠していた鱗がパリパリと音を立てて剥がれ出したのだ。
-
外気から素肌を護るため覆っていたエメラルドグリーンの鱗。
その堅牢な護りから解放された乳房はまるで熟したピーチだった。
匂い立つような色気を放ち興奮で火照った身体のせいなのか、僅かながら本当に湯気も出ているではないか。
ピンク色の余りに魅力的な二つの大きな肉の塊は、乱暴に扱ったら直ぐに痛んでしまいそうな程に柔らかく、儚い。
見ているだけでその甘露でジューシーな味わいが口内に広がるような気がした。
しかしながら、そんな魅力的な乳房の肉とは対極的にチョコンとついた両胸の突起や解放された無毛の女性器についた陰核は、ピンピンと波打つように勃起している。
処女なのかしっかりと閉じている下の口からはドバドバと涎が垂れ流し状態。
何とまあ、蜥蜴女に相応しい酷く下品な眺めだった。
¥・∀・¥「こうしてしっかりと下拵えを済ませれば、後は思う存分味わうだけさ」
氏が指を鳴らす。
ああ、待っていました氏よ。
その仕草は僕にとっては最早これから始まる幸福を予告させる合図そのもの。
そう、言うなれば天使の福音のようなもの。
-
ドラゴン娘を抑えていた男の1人が腰に挿していた剣を見せつけるようにゆっくりと引き抜いた。
先程、杖を抜いた方とは別の男だ。
シャランと音立てて露わになった美しいショートソードを掲げるようにして僕と氏に向かって一礼すると、やがて静かに女の方に向き直る。
息を荒げて過剰な色気を撒き散らしつつも、やたらめったらに暴れようとする哀れな馬鹿女の様子に先の展開は簡単に予想出来た。
僕は演劇でも観賞するかのような心持ちでワクワクと来るであろうその光景を待っていた。
男が静かに構える。
姿がブレた。そう思った時には既に一閃。
いつの間に男の側にはメイドがしゃがむようにして大皿を頭上に掲げて待ち構えており、重力に従ってボトンと落ちたソレは衝撃で皿の上でプルルンと揺れた。
Σz;#◯ )リ「——————‼︎‼︎」
哀れな女が翼バサバサ尻尾ベチベチ、とやけに前衛的な踊りを披露しているが関係ない。
所詮は混じり物。
どっかの未開の地に伝わるような変ちくりんな伝統舞踊とかそこら変だろう。
-
それよりも僕を魅了してやまないのは皿で踊る桃色お肉のドームだ。
切断面からは真っ白な皿を侵食するかのように赤い赤い血がドロリと流れて鉄臭さを充満させている。
僕にはそれさえも美味しそうな匂いに感じる。
だが、本命はもちろん違う。
メイドからマニー氏へ手渡されたソレはほんの少し動くたびにプルルンプルルンと魅惑のセクシーダンスにて僕を魅了して止まないのだ。
¥・∀・¥「発情させる事によって蕩けるように柔くなった半龍人の乳房だ。大きくて立派なものだろう?」
そう言いながら氏はしばらく芸術的な乳房を眺めていたが、程なくしてテーブルからナイフを右手で掴んで乳房の肉にあてがった。
一体何をするつもりなのかと疑問を浮かべる僕に向かってニコリと優しい笑みを浮かべて氏はこう言った。
¥・∀・¥「そして料理には見た目も大事な要素だ」
ズブズブとナイフがピーチのような柔肉に沈んでいった。
-
時には豪快に、時には繊細にして乳房の肉を切り刻み、何かを象っていく。
やがて氏の動きはクルクルと果実の皮を剥くような華麗な手付きに変わっていく。
極上の肉に細やかな細工を施し、ようやくその全貌が僕にも想像できるくらいの形になった。
桃色の肉塊からは、刃が突き刺さる度に血液の赤や脂肪の線による黄色がチラホラと見え隠れする。
本来ならグロテスクに感じるべきソレらも、今この瞬間だけは一種の色彩の調和をとったアートのように思えた。
やがて極上の肉塊は、花弁の1枚1枚が薄く透けるような。
血と脂の雫がまるで朝露に濡れた艶やかさを表現するような。
そんな見るものを全てを虜にするような、見事な薔薇の花に生まれ変わった。
¥・∀・¥「美しいだろう」
氏の言葉は自信に溢れていた。
いやはや、全くもって見事です。僕はそんな思いを込めて精一杯の拍手を送った。
-
花弁の断面は肉と脂肪と数多の筋が照明の光に照らされる事によって、まるで木目のような美しい模様を描いている。
切り落とす前は下品なセクシャルポイントでしか無かった乳頭も、花の中央にあしらう事によって、ますます薔薇の花を構成するパーツにしか見えないではないか。
氏はやはり数多くの芸術品を愛でるだけあるのだろう。
そういったセンスが浮き彫りになるような見事な作品だった。
やがて氏はゆっくりと僕の方に近づき、繊細なガラス細工にでも触れるような優しい手付きで桃色肉の薔薇をソッと掴む。
¥・∀・¥「これで完成だ」
最高の料理の上に、それをさらなる美食へと昇華させる奇跡の花が静かに彩られた。
¥・∀・¥「ドラゴン・ステーキ・ドンブリの真の姿だよ。
薔薇の形に飾り切りしたサシミと呼ばれる生の肉を添えて、ね。
約束通りの最高の美食。味わいたまえ」
僕の身体は興奮と歓喜で極度に震えていた。
スプーンを手に取るも手が震えて今にも乗せたお肉が溢れ落ちてしまいそうだった。
ゴクリ。
唾を飲む。
覚悟を決めて、僕はスプーンごと天上の美食に噛り付いた。
-
¥・∀・¥「踊ろう」
放心していた僕はそんな氏の言葉で我に返った。
目の前には空のドンブリとスプーン。
ああ、僕はあれを食してしまったのか。
この世で最も美味い、究極の料理を。
差し出された氏の右手を取り、僕は立ち上がった。
静かなヴァイオリンの音色を機に盛大なオーケストラが幕を開ける。
いつの間にやら控えていた最高の楽団の最高の演奏をバックに僕と氏は互いに手を取り踊った。
言葉は要らない。
最高。そんな言葉すら安っぽく聞こえてしまう究極な味を知った者同士。
僕と氏はこの感動を分かち合える唯一無二の存在なのだ。
回る、回る。
手を取り合い、しっかりと互いを見つめ合いながら僕達は踊り続けた。
この輝かしい瞬間が、永遠に続く事だけを願って。
ただただ、夢中で踊り続けた。
-
¥・∀・¥「何を隠そう、半龍人のコースは未完成なんだ」
外では日が暮れて月が夜を照らしている頃だろうか。
すっかり踊り疲れた僕がドラゴン娘の陰核のフライをツマミにして気怠げにワインを飲んでいると氏がこう切り出した。
はて?あれで未完成とは。
一体どういう事なのだろう。
¥・∀・¥「前菜が無かっただろう? それにデザートもだ。
実はメニュー自体は出来ているんだが、材料を揃えるのに手間がかかってね」
手間がかかるとは一体どういう意味だろう。
氏は大陸の裏側からでも金にモノ言わせてあらゆるものを収集できる男だ。
そんな彼が手に入れる事にまごつくモノなどあるのだろうか?
¥・∀・¥「前菜はトマトとチーズのカプレーゼ。
デザートはシンプルなヴァニラ・アイスクリン。
これらに必要なモノは分かるかね?」
¥・∀・¥「そう、ミルクだ。半龍人の母乳が欲しいのだよ」
.
-
なるほど、確かにそれは手間がかかるだろう。
種を仕込み母乳が出るまでの期間は人間換算で数えると約10ヶ月。
半龍人がどうだかは分からないが半分とは言え我ら人の子の血を継いでいるなら時間はかかるだろう。
¥・∀・¥「という訳で、今日これから極上の母乳を手に入れる為の下拵えをするつもりなんだが」
¥・∀・¥「一緒に如何かしらん?」
氏の言葉に僕はドラゴン娘に目を向ける。
すっかり魔法で傷一つ残す事なく回復したにその裸体は極上だ。
今までは食材としてしか見ていなかったが、改めて考えると性欲処理の相手としても悪くは無いだろう。
¥・∀・¥「血も肉も卵も骨も乳も。
全てが天上の食材と化す半龍人は、この世で最も尊い存在だ」
部下のショートソードを拝借したのか手遊び代わりに蜥蜴女の臀部の肉を削ぎ落としながら氏は呟いた。
確かにその通りだ。
味は極上。魔法を加えれば無限に増える。
おまけに文句無い美形だから夜を慰めるのにも利用が出来る。
だが僕から言わせて貰うなら氏はやはり趣味が悪い。
母乳の為とは言え、自分の子供を孕ませ、あまつさえその女の全てを食材にしようなどと考えるとは。
僕のような一般的な感性を持った凡人からは考えられない、まさに狂気の沙汰ではないか。
-
¥・∀・¥「これをお飲み。
半龍人の睾丸を加工して作った精力剤さ。
一口飲めば一週間は寝ないですむ」
( ・∀・)「あれ? あのドラゴン娘って雌ですよね? なんで睾丸なんか用意出来たんですか?」
切り落とした蜥蜴娘の耳を甘噛みしていた氏は僕の疑問に一瞬キョトンとした表情を見せた。
やがて何かに納得したかのように何度か頷くと説明してくれた。
¥・∀・¥「言い忘れていたんだが、実は手に入れたのは番いでね。
まあ雄の方は先日、心臓のソテーを試す為に解体してしまったのだよ」
( ・∀・)「ははぁん。なるほど」
.
-
従兄弟のマニー氏はこの辺りでは名の知れた大富豪だ。
そこらの貴族よりか立派な作りの豪奢なお城に住んでいて、目玉が飛び出るような伝説級のアーティファクトやらマジックアイテムをたんまりと所有している。
ほんのちょっとばかし同じ血が流れているというだけで、大凡人である僕みたいな人間に色々と良くしてくれる彼の事は決して嫌いでは無い。
ただ、まあ。実際のところコイツの頭はマジでヤベーなーと冷や汗流した数は結構な回数だったりする。
そして今まさにその回数が更新されたところだ。
( ・∀・)「全く、やれやれだぜ」
僕は渡された精力剤を一気に飲み干した。
存外、フルーティーなその風味に驚きながらもシャツを脱ぎ捨てる。
全くマニー氏は本当に趣味が悪い。
僕はそんな事を考えながらズボンのホックに手をかけた。
-
[了]
.
-
( ・∀ ∀・)「「約19000字、長々と失礼しました! 失礼しました‼︎」」
( ・∀ ∀・)「「それからショボーン君、支援ありがとう! ありがとう‼︎」」
d( ・∀ ∀・)b「「先輩方や同期のみんなの作品を楽しみに待っているんだからな! な‼︎」」
-
Σz ^ー )リ おもしれぇ〜〜〜〜〜乙
Σz ^ー )リ 腹減ったわ〜〜〜〜〜〜〜〜
Σz ^ー )リ 文戟相手じゃねえけど負けてらんねぇ〜〜〜〜〜〜
-
めっちゃ面白かった
こういう悪い奴らが楽しくやってる作品すげぇ良いわ乙
-
乙乙
やべーやつ
-
(;´・ω・`)「なんてもんを読ませてくれたんだ」
(;´・ω・`)「僕はグロ耐性があまり無いんだけどな〜」
(;´・ω・`)「取りあえず生首外して感想を書いてくよ」
一番最初に「引き込まれる文章だ」と感じた。一つ一つを見ていくと「くっさい」のだが、「くっさい」言葉が読者を作品の世界に上手い具合に取り込んでいく。
「とっつぁん」や「芸術は爆発だ」等の「パクり」も地の文の「くささ」で文章内に溶け込み、全く違和感ないのには脱帽。
マニーだけでなくモララーも狂ってるのもとても良い。半龍人が出てきた時、前からの流れでモララーが拒否反応を示すのかと思ったがそうでなかった。
「引いたよ。普通にドン引きだよ。」「本当に趣味が悪い」となどと言っておきながらとても楽しそう、幸せそうにマニー氏に付き合っている。
-
ただ、少しやり過ぎ、とか、蛇足なのではと感じる部分もあった。
例えば、>>142の「勿論それだけで終わる筈も無く」とか。ここでは勿論の効果が薄いから、「それだけでなく」の方がいいとは思う。あくまで僕の意見だけどね。
だが、全体的に見ればやり過ぎな位の表現がこの作品の味を出していて、これは驚嘆に値する。僕はブーン系作者の一部が用いるクド過ぎる表現が好きでは無いのだが、そのクドさを上手く使っているキケイ君は凄い!本当に凄い!このショボーン様の賛辞を貰えて幸せだろう。はっはっは。
-
Σz#^ー )リ 感想期間にやりぃや! こっちも感想書きたくても我慢しとんのやぞ!
-
(´・ω・`)「個人的な趣味を言わせてもらうなら、雄も生かしておいてチンポの味を堪能してもらいたかったかな。苦手なグロ作品を読むならね。」
(;´・ω・`)(偉そうな感想を書いておいて、まだ作品が仕上がる気配がないんだよな〜どうしよう)
>>132
(´・ω・`)「あの後キチンと『寝た』さ」
-
( ・∀・)「いや、いつ何を書こうと自由だろ」
( ・∀・)「感想期間が正式に感想を書くことになってるだけで」
( ・∀・)「今感想を書きたいという気持ちを制限するものではない」
( ・∀・)「感想って水モノだと思うしね」
( ・∀・)「時間が経てば相対化されてしまう」
( ・∀・)「熱いうちに書きなぐって、冷えてからもう一度書くのだってありさ」
-
>>191
(´・ω・`)「投稿期間に感想を書いてはいけないというルールは無かった筈だがね。今までも投稿期間に感想を書いてた人もいたことだし。」
(;´・ω・`)「ただ、確かに投稿期間に書く感想にしては重すぎたかもしれないね。自粛も考えておくよ。」
-
>>193
(´・ω・`)「そういってくれると嬉しいね。ありがとう。」
-
( ・∀・)「ちなみに僕は、マニーが踊ろうって言ったところが好きだな」
( ・∀・)「それにしても…」
( ・∀・)「今まで余裕ぶっこいてたことを後悔してるよ僕は」
( ・∀・)「所謂ピンチってやつだね…」
-
(´・ω・`)(そういや先輩後輩の区別ってどこでつけるんだろう)
(´・ω・`)(ここら辺の話し合いは品評会後でいいかな?)
-
Σz ^ー )リ ……
Σz ^ー )リ 確かに軽率に叱ったやいね
Σz ^ー )リ 申し訳ない
-
( ・∀ ∀・)「「暖かい感想や乙、ありがとう。ありがとう」」
( ・∀ ∀・)「「改めて読み直したりショボーン君の感想、批評。モララー君の感想を受けて僕等ものすごーく自作品語りをしたくて堪らない」」
∩( ・∀ A・)「だが!」
( ・A ∀・)∩「だが!」
( ・∀ ∀・)「「ここはググっと我慢させてもらうんだからな‼︎ な‼︎」」
( ・∀ ∀・)「「品評会後にみんなの作品を読みながらじっくり語りたい。そんな事を考える僕等でした。僕等でした」」
>>197
( ・∀ ∀・)「「勝手にブーン君やドクオ君辺りまでが先輩だと認識していたよ」」
( ・∀ ∀・)「「あんまり明確に決めなくてもいいんじゃないかな? かな? 各々のフィーリングでさ」」
-
あとがき作者の一言コーナー大好きマンだから自作品語り楽しみだわ
解説とか読むと評価が一変したりするしな
-
>>198
(´・ω・`)「???」
(´・ω・`)「君が謝る必要がどこにあるのだろうか。」
(´・ω・`)「ルールで禁止されていないとはいえ、感想期間外に駄文を書き殴ったのは僕のほうなんだからね。」
(´-ω-`)「僕としては読了直後の印象を大事にしたいと思ってるから、わざわざ書き込んでしまったんだ。」
(´-ω-`)「その点に関しては、僕も反省しているよ。」
(´^ω^`)「ま、自粛する気持ちはさらさら無いんだがな!」
>>199
(´・ω・`)「確かに作者の感想は投稿期間外の方が望ましいかもね。」
(´・ω・`)「あくまで作品一本で勝負しないと。」
(´・ω・`)←滅茶苦茶作品の言い訳を書きたいと思ってる人
-
締切まであと二週間ですね
投稿は計画的に行いましょう
-
(´・ω・`)「第3回の作品を全てアップした」
(´・ω・`)「結果と文戟はまた今度」
(´・ω・`)「以上」
>>202
(´・ω・`)「正直完成するかどうか分からん」
-
Σz ^ー )リ
Σz ^ー )リ
Σz ^ー )リ ←30日までだと思ってて死ぬ気でプロット完成させた所でスレを見た
Σz ^ー )リ
Σz ^ー )リ ←そういや月末避けるように期限設定したのを思い出した
Σz ^ー )リ
Σz ^ー )リ
Σz ^ー )リ ←手帳にも文戟10日締め切りと書いてあるのを確認した
Σz ^ー )リ
Σz アホ)リ
.
-
>>204
(´-ω・`)「ま、たまにはそんなこともあるさ」
(´・ω・`)「僕はこないだまで12月入って直ぐに出張が入ってたことを忘れてたし」
(´・ω・`)「完成出来ないよりは早く完成させる方がいいだろう。」
-
なんかショボンは言い訳がましい感じだな
ブログ作成の暇があるなら作品書いた方がいいぞ
-
これは「ブログもありがたいけど無理せず作品書きなさいよねっ!」というツンデレの書き込みに違いない
-
話を書くわけでも感想を書くわけでもなくまとめを作るわけでもなく主張だけは一丁前
-
これは人間性と性癖に歪な問題がある方ですね
-
いいたいことはまあわかる
-
12月だが未だに投下は無しか
-
ξ゚⊿゚)ξ「先月はキケイが投下してるし」
ξ゚⊿゚)ξ「12月は始まって1日たってないし」
ξ゚⊿゚)ξ「私はほら、ケツに火がつかないと走れないタイプだし」
ξ゚⊿゚)ξ「みんながんばってるんだから!読者も作者も、あきらめるにはまだ早いんだからね!」
-
( ・∀・)「ぶっちゃけ全然、書いてないわ」
( ・∀・)「あまりに何も思いつかない」
( ・∀・)「すまんな奇形」
( ・∀・)「プライドなんて安いもんだ…」
( ・∀・)「特に俺のはな…」
-
いやあきらめんなよ!夜までにネタが沸かなかったら酒飲んで天に祈って明日書こう
俺はそうする事にした
グッドラック
-
(´・ω・`) 「ようやく筆が進んできたよ」
(´・ω・`) 「まあ完成するかは別として」
(´・ω・`) 「悪いけどブログの更新は休ませてもらうよ」
(´・ω・`) 「完成しようがしまいが投稿期間後には第3回の結果と第4回のまとめに入るから」
(´・ω・`) 「それまで待っててね」
>>212
(´・ω・`) 「ツンちゃん入学〜」
(´・ω・`) 「まとめ名簿に入れとくよ」
>>213
(´・ω・`) 「何も一から十までオリジナルでないといけない訳ではない」
(´・ω・`) 「好きなゲームのオマージュとか」
(´・ω・`) 「最悪『ドラゴン』や『竜』と名のつく人物やグループその他を出せばいいんだから」
(´・ω・`) 「僕は一時、中日で書こうかどうか迷ったからね。結局辞めたけど」
-
( ・∀・)「お題ってやっぱり、そこを起点に昇華させてこそ意味があると思う」
( ・∀・)「中日はありだと思うけど」
( ・∀・)「ドラゴンって名詞が出るだけでお題を使った気になられても困るよ」
( ・∀・)「僕は他人の話に対してそういう思いだから、自分が書くときだって同じさ」
-
実際、普通のブーン系とは違って期限内にテーマにそった話を日常生活+αでやらなきゃいけないから大変だよね
-
¥・∀・¥「分かりみが深い……」
¥・∀・¥「とってつけた様なお題回収になるなら書かなくて良いや、とすら思ってしまう…」
¥・∀・¥「本音は書けないだけだけどね!」
¥・∀・¥「なんとか間に合うと良いなぁ」
-
キケイ以外が作品を提出しない可能性が微レ存…?
-
从'ー'从 「ごめんね」
从'ー'从 「バリバリ書くつもりだったんだけど、ちょっと別件で今回はパスするよぅ」
从'ー'≡'ー'从 「あれれれれwwwww」
-
( ・∀・)「冷やかししか居ないじゃないか!」
( ・∀・)「そして、喜べ全宇宙に散らばる無限のモララーファンよ」
( ・∀・)b「ネタが思い浮かんだんだからな!」
-
キャー,モララーサンステキー
-
久々に来たけどまとめ凄いな
お疲れ様
-
そういえばツンやジョルジュの目って何で出来てんの?
-
締切まであと一週間を切りましたね
ギリギリにならないよう余裕ある投稿をしましょう
-
>>224
成分は知らんが「゚」だ
隣を巻き込んで単体コピペ出来ないから↓に置いておく
゚
-
半濁点
-
>>226-227
サンクス
-
>>221
( ・∀ ∀・)++「「期待してるんだからな‼︎ な‼︎」
-
( ・∀・)(哀れな…期待が裏切られるとも知らずに…)
-
イ从゚ ー゚ノi、 ほんとにお久しぶり。
イ从´A`ノi、 忙しくって全然発言もできなかったや。
イ从゚ ー゚ノi、 ショボーンちゃんのブログ、すごく良かったよ。
イ从゚ ー゚ノi、 皆もテンプレ作りとか、色々お疲れ様でした。
イ从゚ ー゚ノi、 てな、訳で投下するね!
-
('A`) ドラゴン・バイト
-
ワーーーーーー ガヤガヤ
ガヤガヤガヤ ピューーーーーーーーィ
キャーーー ドヨドヨ ワアアアア
(;`ハ´)ゴクリ 「……いいアルか?」
( `ハ´) 「この試合だけは、負けられないアル」
( `ハ´) 「ヨロシか?」
-
('A`) 「……あの…さ」
('A`) 「まず、対戦相手を見てくれ」
(`ハ´ )チラ 「……」
(;゚∋゚)フーッ
/;,' 3 「いいか!!お前は虎だ!!」
/。゜3 「その力を解放して、相手を一方的に破壊するために生きる獣だ!!」
(;゚∋゚)コクリ
( ゚∋゚) 身長220cm 体重120kg
( ゚∋゚)←バッキバキの肉体
これ見よがしの逆三角形
-
('A`) 「見た?」
( `ハ´) 「…見たアル」
('A`) 「んで、おれを見てみ?」
( `ハ´) 「……」
('A`) 身長163cm 体重40kg
('A`) ←ガリガリ・色白・低身長
びっくりするほど浮き出たあばら
('A`) 「………どうよ?」
-
( `ハ´)
(;`ハ´)
(,`ハ´)ツゥ
( `ハ´)ガシッ 「大丈夫アル」
('A`)
('A`) 「…正気なのか?」
( `ハ´) 「相手が虎なら、オマエは『ドラゴン』ネ」
( `ハ´) 「ヨロシ?」
('A`) 「よろしないわ」
-
('A`) 「シナーさん。おれ、ただのバイトなんだよ?」
('A`) 「中華料理店のしがないバイトなんだよ?」
('A`) 「住み込みのバイトなんだよ?」
( `ハ´)
(;`ハ´)ツウゥ
(,`ハ´)
(⊃`ハ´)グイ
-
( `ハ´) 「……ドラゴンと言えば?」
('A`) 「は?」
( `ハ´) 「オマエにとって、ドラゴンと言えば?」
('A`)
('A`) 「男の子の憧れ……かなぁ」
( `ハ´) 「虎と言えば?」
('A`) 「は?」
( `ハ´) 「…虎と言えば?」
('A`) 「野球チームかな」
( `ハ´) 「見るアル」
( ゚∋゚) 巨人・マッチョ・虎
( `ハ´) 「あんな矛盾を孕んだ存在に、『ドラゴン』が負けるはずないネ」
-
('A`) 「言った俺が悪いけどさ」
('A`) 「野球に話しをすり替えるなよ」
('A`) 「第一ドラゴンズは今期五位で、巨人には負けてんだよ」
( `ハ´)ガシッ
(#`ハ´) 「虎には勝ってるアル!」
(#'A`) 「たった1ゲーム差じゃねえか!!」
( `ハ´) 「例え、紙一重の差だとしても…勝ちは勝ちアル!!」
(#`ハ´) 「勝ちアル!!」
(#`ハ´)ハアハア
-
(;'A`) 「あんた…ドラゴンズファンだったのか?」
( `ハ´)
( `ハ´)コクリ
('A`)
('A`) 「そっか…悪かった」
( `ハ´) 「……分かればヨロシ」
(#'A`) 「でも、それとこれとは話が違えんだよ!!」
( `ハ´)そ
('A`) 「相手の身体…見たんだろ?」
( `ハ´)コクリ
(#゚A゚)クワッ 「どっこが紙一重じゃあ!!」
-
('A`) 「見ろ!どっちも同じ24歳なのに、この違いようだぞ」
(#゚A゚) 「体重差、実に80kg!!A4用紙に換算したら二万枚分じゃあ!!」
('A`) 「始めは紙一重だった差が、日々の積み重ねでここまで差がつく」
(#゚A゚) 「時間って本当に怖い!!」
(#゚A゚) 「……怖いよう!」
('A`) 「本当に怖い」
(;`ハ´)
('A`) 「無能、ブサイク、低身長……」
('A`) 「そして真っ白い肌とブサイクなのに、無駄に青い瞳」
(;A;)ブワッ
(;A;) 「おれは怠惰な日々とコンプレックスが生んだ『青眼の究極竜』なんだ!!」
(;;`ハ´)ガシィ
(;`ハ´) 「落ち着いて……深呼吸アル」
-
(;A;) 「もう嫌だ!!」
( `ハ´) 「落ち着くアル」
(;A;)ヒッヒッ
( `ハ´) 「……『青眼の究極竜』もドラゴンアル!!」
(;A;) 「でも!…でもぉ!!」
( `ハ´) 「しかも三位一体……ドランゴンが三体もいる」
( `ハ´) 「最強アル!!」
(⊃A;) 「シナーさん!!」
-
( `ハ´) 「約四半世紀にも及ぶ自堕落な日々……」
( `ハ´) 「それがオマエを色んな言い訳で着飾って、仕方ないと笑っている死んだ目をしたくすんだ鯉にしたネ」
( `ハ´) 「でも、今日ここで登竜門を潜り抜けて………」
( `ハ´)ガシ 「オマエは『ドラゴン』になるアル!」
('A`)
-
('A`)
('A`) 「……おれ、やるよ」
('A`) 「『ドラゴン』になって見せるよ」
('∀`) 「見てて、シナーさん!」
( `ハ´) 「……任せたアル」
m9(`ハ´ ) 「オマエの登竜門は、あのリングネ!!」
('A`) 「……行ってきます」
( `ハ´) 「オマエは、この五年誰よりも真面目にバイトをしてきた」
( `ハ´) 「ワタシが教えたのは、麺の打ち方や調理の仕方だけじゃないネ」
( `ハ´)
( `ハ´) 「行くヨ!!」
-
ゴングが鳴り、試合が始まった。
眼前に迫る巨人の圧倒的なまでの威圧感に、思わず足が竦む。
('A`) (……シナーさんの店を守るためにも負けられない)
左足を引き、右半身を前に出しておれは構えた。
拳は軽く握り、どのような動作に対しても瞬時に反応できるように、相手をじっと見つめる。
( ゚∋゚)トンットンッ
あれだけの巨躯を誇るにも関わらず、全く重さを感じさせないフットワーク。
相当な鍛錬を積んできたということが容易に分かる。
しっかりと顎を守るように、ボクシングスタイルで構えた巨人は、まさに難攻不落の城塞と化していた。
-
(;'A`) (……待つか)
そんな甘い考えを見透かしたのか、相手の肩が強張り、ピクリと動く。
(#゚∋゚)⊃ヒュバッ!!
鋭い風切り音を響かせて迫る拳は、嫌でも死を連想させる。
アニメや映画でしか、聞いたことが無いような音を響かせ拳が迫る。
(;'A`) (やべえ…死ぬ!?)
-
その時、体が勝手に動いた。
伸び切る前の相手の拳に、自らの掌を合わせ、一歩踏み込みながら押す。
(;゚∋゚)
2mを越える巨躯が宙を舞った。
全く想定していなかった反撃に、受け身がやや遅れる。
一撃で勝てると踏んでいた巨人は、戸惑いが隠せない。
(;'A`) 「今のは……?」
だが、戸惑っているのはおれも同じった。
見るからに貧弱な自らの腕を見つめる。
この手が、あの巨人の一撃を捌くなんてことが、あり得るのだろうか。
-
無意識に行ったのは、麺を伸ばす時の麺棒を押す動作だった。
起き上がった巨人が、再度構える。
(#゚∋゚)
動揺しているからだろうか、先ほどとは違い、構えに隙がある。
(#゚∋゚)グワッ
大きく滑るような踏み込み。
巨躯がまるでカメラでズームしたかのように、眼前に迫る。
力を込めた左腕はフェイクだろう。
この動き、以前店のテレビで見たことがある。
-
(;'A`) (ツー・ワンツー!!いきなり右から!!?)
(#゚∋゚)シュッ
(三⊃∋ブゥン
咄嗟に上体を素早く後ろに反らせ、拳を避けた。
続け様に放たれたのは、左のボディーブロー。
身体を捻り、回転することで避け、そのまま後ろに倒れる。
(;'A`) 「ほっ!!」
背中を地に着いた瞬間に、跳ね起きて巨人の顎に蹴りをいれる。
蹴った反動を利用して、飛び退きながら後転し、立ち上がる。
-
(;'A`) (…今のは!!?)
中華料理店なのに、なぜかシナ―さんが教えてくれたアクロバットなピザ作り。
やたらと跳んだり跳ねたりするものだから、初めはなかなか上手くいかなかった。
毎日、身体中が痣だらけになったものだ。
感慨に耽っていると巨人が起き上がり様に、蹴りを放った。
飛び上がってそれを避ける。
(゚∈゚#)
飛び上がってガラ空きの脇腹を狙って、巨人は後ろ回し蹴りを放った。
その蹴り足を肘と膝で挟んで防ぐ。
-
(;'A`) (……これは!?)
今のは、両手が塞がっている時に、シナーさんが投げたメニューをキャッチする時の動きだ。
(;'A`) (…もしかして)
(;'A`) (これまでのバイト生活の中の随所に、カンフーが隠されていたのか!?)
('A`) (……もしやシナーさんが良く仕掛けてきた蛇や虎のモノマネも!?)
巨人の拳による連撃を前腕で弾き、防ぐ。
-
('A`) (……そうだ!これはジャケットを脱ぐ時のあの動き!!)
四肢は痛みで痺れているが、まだいける。
致命傷になるような一撃は喰らっちゃいない。
五年に及ぶバイト生活の中で、オレの身体にカンフーが染みついていたらしい。
これなら、体格差だって埋められる。
イケる!!
(;`ハ´) (いけ!!)
(;`ハ´) 「オマエは『ドラゴン』ネ!!!!」
(#'A`) 「おう!!」
振り向いて、拳を突き上げて声援に応えた。
こんなに輝いているのは、産まれて初めてだ。
∩(#'A`) (……こいつにだって、勝てる!!)
-
おっっらあああああぁぁぁぁ!!!!
,: : ∵,’.´
(# ゚∋゚)⊃))゙゚'A))━━・
(つ ノ ノ とソ''.;∴,.' .
⊂ __) ) ⊂ ⊂,ノ,.
.∪ げあああぁぁぁぁぁぁぁ
勝負は一瞬だった。
カンフーが体に染みついていようがなんだろうが、実戦経験の無さはカバーできない。
( `ハ´)
(;`ハ´)
(,`ハ´)ツゥ
(;`ハ´) 「デスヨネー」
-
その後、シナーさんは借金を返し切れず、店を失った。
おれはと言うと……。
(*'∀`) 「おっ!!いいじゃねえか!!」
(* ><) 「ほんとですか!」
( <●><●>) 「今のは型もきれいでした」
(*‘ω‘ *) 「ぽっっ!!」
('A`) 「うしっ!今日は解散!!」
('A`) 「ちゃんとストレッチして、体をよく休めろよ!」
( <●><●>)‘ω‘ *)><) 「はーい!!」
-
何だかんだで近所の子どもらに、カンフーを教えてる。
遊びや日常生活の中の動作に、カンフーを取り入れた指導が意外と好評だ。
('A`) (こんな生活も悪くねえな)
('A`) (シナーさん……おれ『ドラゴン』にはなれませんでした)
('A`) (……でも今は…幸せです)
宵の空にきらりと光った星が、シナーさんのかわりに返事をくれたような気がした。
-
イ从゚ ー゚ノi、 『了』
イ从゚ ー゚ノi、 皆も期間はまだあるから、頑張ろうね!
イ从゚ ー゚ノi、 いい『ドラゴン』期待してるよ!!
-
(´・ω・`) 「おー銀ちゃん久しぶり」
(´・ω・`) 「直ぐにでも感想を書きたいところなんだけどちょっと暇がないもんで」
(´・ω・`) 「遅ればせながら支援ageだけしとく」
-
面白かった!あっさり読めてイイネ
乙
-
まとめの話になるけど、背景が白だと目が疲れちゃうかも
薄い灰色系とかにしてくれると嬉しいかな
-
>>259
(´・ω・`) 把握しますた
(´・ω・`) やり方が分からんもんで、調べてみるよ。作品が完成した後にね。
-
¥・∀・¥「投下するよー」
-
この世界には災害と呼ばれる獣たちがいる。
それらは大きな力を持ち、人間の生活を脅かしてきた。
俺の名前は宇津田ドクオ。
俺はそんな災害たちを片付ける仕事をしている。
('A`)ドライヤーのようです
昨日、百年に一度と言われるほどの災害。大災害が街を襲った。
それは水を吐き出す大きなドラゴンで、突然ここVIP市に飛来したらしい。
会社に居て、その被害を受けなかったドクオは、
賃貸アパートの二階にある自宅に戻り、玄関の扉を開けると閉口した。
-
(;'A`)(足の踏み場がねぇ!)
彼を待っていたのは街の状況と同じように荒れ果てた我が家だったからだ。
そこは物が散乱して、ほこりは舞い、割れた窓からは外の風が入ってくる。
その風が年齢の割には寂しくなった彼の頭皮を撫でた。
('A`)「これはひどい」
彼は暫し放心した後、思い出したかのように自室に駆け込んだ。
(;'A`)「あぁ、俺の可愛い嫁たちが!!」
その目に映ったのは信じたくない光景だった。
普段は几帳面に手入れを行い、塵一つ付かないように掃除していた棚が倒れている。
その下には棚に飾られていた、数々のフィギュアが転がっていた。
-
(;A;)「唯ちゃぁぁぁん!ごめんよぉぉぉ!俺が仕事なんかに行ってたばかりにぃぃぃ!!」
(;A;)「うわぁぁぁん!澪たんの足が明後日の方向を向いちゃってるよぉぉぉ!!」
(;A;)「ひどい!ひどすぎる!一体俺が何をしたって言うんだ!!」
(;A;)「大災害だか大殺界だか知らんが、絶対に許さん。絶対に許さんぞぉぉぉ!!」
ドクオは泣いた。力の限り泣いた。
('A`)「三次はクソ」
('A`)「二次元こそ正義」
これが彼のモットーである。
('A`)「にしても、どうすっかなぁ」
('A`)「部屋は滅茶苦茶。嫁たちは全滅。寝る場所も無いときた」
('A`)「今日も会社に止めてもらうかね」プルルル
( 'A`)「……噂をすれば社用電話に着信だ」ピッ
-
('A`)】モシモシ
( ^ω^)『僕だお!』
('A`)】『僕だおという知り合いは居ませんが』
( ^ω^)『怒るぞ』
('A`)】『内藤か。何の用だ』
( ^ω^)『危急の仕事が入ったから迎えに来たお。
早く下まで降りて来るお』
('A`)ドレドレ
ベランダから下を覗くと、携帯を片手に持った内藤が見えた。
二本足で立つ大きな黄色い鳥、クッカーに跨っている。
国の許可を得ないと飼育することの出来ない獣で、
単体ならほぼ無害だが、群れを成したこいつらは怖い。
災害には及ばずとも、害獣指定される程だ。
その身体は明るい蛍光色をしていて、街中でも良く目立つ。
-
('A`)「今行く!」
('A`)「えぇっと、財布持った、鍵持った」
('A`)(部屋の方は、後で業者にでも頼むか)
階段を降り、内藤に歩み寄りながら、部屋の被害総額をざっと計算した。
(;A;)(あぁ、俺の給料一年分……)
( ^ω^)「うわ、急に泣き出した。こわい」
('A`)ウツダシノウ
( ^ω^)「仕事入ったって言ったよな?」
('A`)「聞きました」
( ^ω^)「成功したらボーナス入るお」
('∀`)「早く行こうぜ!」
( ^ω^)(現金な奴……)
('A`)「会社に向かうのか?」
( ^ω^)「そうだお。
ドクオの分のクッカーも連れてきたお」
('A`)「ありがてぇ」
ドクオは内藤が手綱を引いていたクッカーに跨る。
普段はバイクや車を使うが、足場の悪い道を行くときはこいつらが重宝される。
丈夫で太い足を持ち、人や荷物をどこにでも運べるこいつらは仕事では欠かせない。
-
('A`)「よっこいしょ」
( ^ω^)「行くお」
('A`)ドタドタ
( ^ω^)ドタドタ
( ^ω^)「クッカーに乗ると楽ちんだおね」
('A`)「自力だと家に帰るのも一苦労だったからなぁ」
( ^ω^)「電車とか全部止まったおね。
地面がぼこぼこに割れてるし、車もまず走れないお」
('A`)「それにこの水だよな」
( ^ω^)「大災害のせいでびっちょびちょだお」
('A`)「大災害がこの水を吐いたんだろ?
どうやったら水で道路に穴なんか空けられるんだろうな」
( ^ω^)「恐ろしい話だお。
舗装作業なんて当分先だろうし、今日も会社泊まりになりそうだお」
('A`)「俺は屋根から屋根に飛び移って帰ったけど、流石に疲れたわ」
(;^ω^)「そんな無茶するのはドクオくらいだお」
('A`)「そうかぁ?」
喋りながらクッカーを走らせている内にドクオたちが務める会社が見えてきた。
平たい長方形をした五階建てのビルの窓は災害対策ということでシャッターが下ろされている。
-
('A`)(白く塗り替えればでかい豆腐だな、これ)
('A`)「そういえばどっから入るんだ?
下の出入り口を全部閉じたっていうから、俺は屋上から家に帰ったんだぞ」
( ^ω^)「クッカーを出したかったのに、
水で社内が汚れるっていって、一階の出入り口を開けてくれなかったお」
(*^ω^)b「だから、二階の窓をシャッターごとぶち破って出てきたお!」
('∀`)b「流石だぜ!」
('A`)「じゃあ、俺らはそこから入るとして、こいつらはどうすんだ?」
(;^ω^)「回収のことまで考えて無かったお……」
( ^ω^)「取り敢えず、適当なとこに手綱を引っ掛けとくお」
('A`)「降ろすのはともかく、持ち上げるのは面倒だからな」
( ^ω^)「僕らは壁をよじ登って中に入るお」
( ^ω^)ヨイショ
('A`)ドッコラショ
('A`)「よくもまぁ、壁をすいすい登れるな」
( ^ω^)「力こそパワーだお」
('A`)「うーん、この脳筋」
(*^ω^)ヨセヤイ
(*'A`)ウフフ
-
(´・ω・`)「きもい」バゴン
(;'A`)アッー
('A`)「なにすんだよショボン」
(;^ω^)「コンクリートの壁に穴が空いたお」
(´・ω・`)「すまない。
あまりにも気持ち悪かったので、つい手が出てしまった」
(´・ω・`)「怪我はないかい?」
彡⌒ミ
(´・ω・`)
( ^ω^)「……」
m9(^ω^)9m「毛はないお!」
(#´・ω・`)っ≡つシュバババ
( ゚ω゚)アッー
( ##ω##)「前が見えねぇ」
(´・ω・`)「そろそろ帰ってくるかと思って待ってたんだ」
(´・ω・`)「それにしても、災難だったね。
ドクオの家は近くなんでしょ?」
('A`)「そうなんだよ。
部屋の中はぐちゃぐちゃさ」
-
( ##ω##)ググッ
\ /
( ^ω^)ポンッ
/ \
( ^ω^)「街の様子も散々だったお」
(´・ω・`)「……街の復興も君の身体くらい手早く出来ればいいのにね」
(*^ω^)「出来るわけないおwww」
(´・ω・`)「ころすぞ」
('A`)「俺たちは会社がシェルター代わりになって良かったが、
外に居たら無事じゃなかったかもな」
( ^ω^)「流石に驚いたおね」
( ^ω^)「そろそろその時期かもとは言われてたけど、
実際に来るとは思ってなかったお」
(´・ω・`)「僕もだよ。
これが無防備な出勤途中だったらと思うと、ぞっとするよね」
('A`)「そういえば、対災害軍は何してたんだ?」
( ^ω^)「大災害が急に出てきたせいで、対応が遅れたらしいお」
-
(´・ω・`)「どっちにしても、対災害軍じゃどうにもならなかったみたいだけどね」
('A`)「つまり、危急の仕事ってのは大災害をどうにかしろってことか」
( ^ω^)「そうだお。
実は社長がドクオを呼んでるんだお」
('A`)「またあのおっさんは俺に面倒ごとを押し付けるつもりだな」
(´・ω・`)「僕らも呼ばれてるんだけどね」
(;^ω^)「そうなのかお?」
(´・ω・`)「あれ?聞いてないの?
今回は対災害班全員で仕事に当たるんだってさ」
(;^ω^)「これは死んだかもわからんね」
(´・ω・`)「バラバラな事が多いから、三人で仕事するのは久しぶりだね」
( ´ω`)「仕方ないお……。さっさと社長室に向かうかお……」
(;'A`)「そうだな」
-
('A`)コンコン
<入りたまえ
('A`)「失礼します」
('A`)「対災害課班長、ドクオ、
班員、内藤、ショボン両名到着しました」
( ・∀・)「うむ」
( ・∀・)「楽にしたまえ」
('A`)(;^ω^)(´・ω・`)
( ・∀・)「あー、知ってるものも居ると思うが、
今回の大災害はドラゴンの発情期によるものだ」
( ・∀・)「一年間荒れ狂うことから、ドラゴンイヤーと呼ばれている」
('A`)(相変わらず、だっせぇネーミング)ヒソヒソ
( ^ω^)(社長が付けたらしいお)ヒソヒソ
(´・ω・`)(相変わらずだよね あの禿げ親父)ヒソヒソ
彡⌒ミ
( ・∀・)
(;'∀`)(お前が言うなwww)
(*つω^)(wwwww)
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板