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('、`*川 夜明けなし日記、ハッカ味のようです
103
:
名無しさん
:2018/07/30(月) 21:17:10 ID:C5.2VC8c0
そんなこんなのうちに。
風呂が完成した。素晴らしい風呂が。
その素晴らしい風呂に、素晴らしいものを入れる。
さてどうなるかは、やってみてのお楽しみね。
('、`*川 「ばばんばばんばんばん♪」
('、`*川 「ばんばばんばんいちご白書♪」
お風呂で歌うことほど楽しいことは、なかなかないよ。
104
:
名無しさん
:2018/07/30(月) 21:18:24 ID:C5.2VC8c0
で、入浴剤は、「ゆず湯のもと」ってやつと、「本場インドの胡椒の香り」ってやつをミックスさせた。
ゆず胡椒のいい香りが、お風呂中に漂って、なんだかルネサンスね。
('、`*川 「くーさーつーのゆー♪」
('、`*川
('、`*川 「ふう」
よし、出よう。十分長風呂したな。
105
:
名無しさん
:2018/07/30(月) 21:18:59 ID:C5.2VC8c0
あとは湯冷めに気を付けて。
布団で本でも読もう。
やっぱりこの、ゆったりした部屋着が一番ね。アロハな感じがお気に入り。
たまにはお紅茶でも入れて。クッキー代わりのカロリーメイトと。
拙者まるで、だらしがないな。
106
:
名無しさん
:2018/07/30(月) 21:20:07 ID:C5.2VC8c0
久しぶりに、あいつにメールでいろいろ頼む。
ま、なるたけ、あってもなくても変わらないようなやつ。
ちょっと楽しい気分になって、この気持ちのまま、眠れるよろこび・・・・・・
107
:
名無しさん
:2018/07/30(月) 21:20:38 ID:C5.2VC8c0
(-、-*川 zZ乙
108
:
名無しさん
:2018/07/30(月) 21:53:18 ID:PsMSM2AU0
今日はたくさん投下あっていいね、おつ
109
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 01:11:12 ID:Z3NaY3e20
おつ
110
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 17:51:48 ID:zS6hzfX60
乙
111
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 23:47:00 ID:oRFLx7zE0
「午前3時になりました」
112
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 23:48:01 ID:oRFLx7zE0
('、`*川 「ぼんじゅーる」
・・・なんだか頭がぼんやりするよな。寝すぎかしら。
2日もはしゃぎすぎたからかな。二分の一?
ま、シャワーでも浴びてすっきりしよう。
洗面所へ。
113
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 23:51:31 ID:oRFLx7zE0
さっぱりした。
よいしょと言ってこたつ部屋へ。
('、`*川 「おお」
おこたの上にどさっとあるのは。
あいつに頼んだブツだな。
がさごそ。確認する。
114
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 23:55:06 ID:oRFLx7zE0
ホラー映画、インスタントコーヒー、高枝切りバサミ、ポテチなどのお菓子類、菓子パン。
インスタントコーヒーは気分を出すため。
高枝切りバサミは、あるとなんか笑える気がするから。
・・・あと『これはサービス(笑)』の書置きに一冊の本。
『1日1時間でわかる! サルでも話せるグロンギ語』
嫌な予感しかしなかったけどさ。問答無用で放り投げる。
わたしはいつかあいつに、女物の下着やエロ本を買わせることを決めた。
115
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 23:57:06 ID:oRFLx7zE0
菓子パンとお茶で一息入れ。
今日は久しぶりに、音楽でも聴こう。
愛用してたウォークマンの顔も、おひさだね。
さてさて何を聴こうかな。
ハイロウズ、ブルーハーツ、ビートルズ、ブルース・スプリングスティーン、
くるり、オアシス、ピストルズ、ストラングラーズ・・・・・・
迷ってるうちに日が暮れちまう(それはそれでアリだけど)
まあ、聞きたい曲から聞いていこう。
116
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 23:58:40 ID:oRFLx7zE0
・・・・・・結局、日曜日よりの使者、Too Late Too Die、ユーのカーのヘビロテにはまってしまった。
まあいいけど。ハイロウズ大正義。
音楽なんかは、いいかもね。
のんびりちょっぴり、聞いていこう。
言葉にできない気分に浸って。
音ってふしぎやねえ・・・・・・
117
:
名無しさん
:2018/07/31(火) 23:59:05 ID:oRFLx7zE0
「午前4時になりました」
118
:
名無しさん
:2018/08/01(水) 00:16:17 ID:MQ.Dok3w0
グロンギ語ワロタ
乙
119
:
名無しさん
:2018/08/01(水) 00:57:35 ID:cPJWVcVc0
ドグバゴヅ、ジンゾグゴゴブデグセギギ
120
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 01:34:31 ID:u69COiw60
夜が深まるにつれ。
街はからっぽになっていき。
見られるのを待ちわびる時計は、あくびをひとつ。
121
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 01:36:40 ID:u69COiw60
(-、-*川
(-、`*川
('、`*川
('、`*川「おはよう」
わたしはどうやら寝起きがいい。
やかんに火をかけ、着替えを持ったら、洗面所へ。
トイレ、歯磨き、洗顔をすませ、シャワーを浴びる。
シャワーがお湯になるまでの時間は、ま、わたしもここまでか、などと思う。
お湯が熱くなったらこっちのもんで、鼻歌なんか、うたっちゃう。
122
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 01:37:40 ID:u69COiw60
('、`*川「よいせ」
朝のもろもろを終えたら。
ポットに湯を入れ、お茶を淹れ、わたしはこたつに入るのだ。ぬくぬくだ。
ゆっくりと茶を啜り、ぼーっとする。
123
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 01:39:26 ID:u69COiw60
('、`*川「ふー」
一息入れたら、すきばらが主張を始めたので。
今日は甘い蒸しパンと、ナン。
ナンはいつかのカレーと食べよう。あいつもこんなとこには気が利くのにな。
久しぶりにちゃんと食べた感じがして、余は満足じゃ。
124
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 01:40:02 ID:u69COiw60
('、`*川「よっこいせ」
さて、そろそろ夜も更けてきて。
ホラー映画を見るとしよう。怖くて眠れなくなるような。
('ー`*川「わたしに限って、そんな心配はあるまい」
わたしは4時には寝るからな。
安心して、ホラー映画が見れるのだよ。
久しぶりにパソコンを立ち上げて。
うぃーん。
125
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 01:40:28 ID:u69COiw60
('、`*川 ・・・・・・ビクビク
('、`*川 ・・・・・・ビクビク
('、`*川 ・・・・・・ビクビク
ガタッ
(゚、゚*川 そ
(゚、゚*川
(;、;*川
126
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 01:43:07 ID:u69COiw60
ああ怖かった。怖かった。
だけどもうすぐ午前4時。わたしの勝ちだよ、ベロベロバー。
とはいえ、もうホラーなんて二度と見るまい・・・
その刹那。思いついてしまう。
もし、恐ろしい夢を23時間も見ることになったら・・・・・・
127
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 01:44:47 ID:u69COiw60
(-、-*川 zZ乙 ←ぐっすり眠れてる
128
:
名無しさん
:2018/08/02(木) 03:38:59 ID:epNKM8YE0
おつ 雰囲気がすき
129
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 22:24:28 ID:GtY7BiUQ0
「別にどうでもいい話」
130
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 22:24:56 ID:GtY7BiUQ0
( ´_ゝ`)「まったく、人を何だと思ってる」
残念ながら韻は踏んでないようだ。
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「ま、さっさと片付けるか」
131
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 22:25:52 ID:GtY7BiUQ0
・・・ある昼下がり。
あるアパートの一室。
米を炊きに来たのだが、米の炊き方がよくわからない。
『多めに炊くようおねがいします』
そう言われてもなんだ。
132
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 22:26:53 ID:GtY7BiUQ0
( ´_ゝ`)「仕方ない」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「誰かに聞きに行くか・・・」
米の炊き方を聞くコツは、米の炊き方を知ってそうな人に聞くことだ。
133
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 22:27:44 ID:GtY7BiUQ0
( ´_ゝ`)「あの、すみません」
('、`*川「はい?」
( ´_ゝ`)「米の炊き方を教えてほしいのですが」
('、`*川「へ? お米ですか」
( ´_ゝ`)「ええ」
( ФωФ)「我輩で良ければ、レクチャーしよう・・・」
134
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 22:28:58 ID:GtY7BiUQ0
・・・・・・といった感じのことを考えながら、米をセットする。確か3時だよな。
ついでだし、少し部屋を掃除してやろう。
135
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 22:32:19 ID:GtY7BiUQ0
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
彼女の書置きをポケットに入れ、部屋を去る。
136
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 22:33:15 ID:GtY7BiUQ0
それにつけても、おやつはカール
137
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 23:05:04 ID:GtY7BiUQ0
兄者は悪魔で、事故で死んだペニサスをよみがえらせたんだよ。
取引の、みっつの願いのひとつめ。
そのさいに意地悪して、ペニサスをこんな状況にしちゃったんだ。
ただ、最初の説明で、1日1時間のところしか言わず、ペニサスもちょっと怒って
('、`*川「じゃあ、あんたわたしのお使いとか身の回りの世話してよ」
とかいってしまう。
それで残りのふたつの願いを使ってしまい、とほほ。
みんなから、世界から忘れられてることは、まだ知らなかったんだ。
ペニサスは悲しむけど、もともと死んだものだしと。
で、まあ、なんだかんだで仲良くなって、最後に
('、`*川「完全に忘れられたままは寂しいな、なんとか知ってもらう可能性はできないかなあ」
( ´_ゝ`)「まあ、俺個人としてできることでなら、細々やってみるか」
みたいな感じにしたかったけど、めんどくささと自己嫌悪に負けますた。
ごめんね。
こんな駄文を読んでくれてた人には、申し訳なく思います。
今まで読んでくれてありがとうね。
138
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 23:50:54 ID:XDEoQsgY0
えー…
139
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 23:50:56 ID:2/Rt0cU.0
うおおい!打ち切り!?
とりあえず乙 今から続けてもいいんだぜ!?
140
:
名無しさん
:2018/08/03(金) 23:57:15 ID:7lyAb5Vo0
結構好きだったんだけどなあ…残念
141
:
名無しさん
:2018/08/04(土) 00:18:33 ID:HDvyu3Zo0
えーー? 打ち切り無かったことにできない?
142
:
名無しさん
:2018/08/04(土) 08:40:47 ID:Wc3cg8uQ0
ええーーー!!!???
毎晩楽しみだったのに残念だ
143
:
名無しさん
:2018/08/04(土) 21:55:07 ID:x8YcPnHo0
このオチ好きなんだが……何故書き切らなかった!
ともあれ乙
144
:
名無しさん
:2018/08/05(日) 10:22:20 ID:z/35fvVE0
えー終わってる…
乙
145
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:46:39 ID:wS7MCDk60
昨日は読むもの、明日は書くもの
146
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:47:57 ID:wS7MCDk60
「午前3時のようです」
147
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:48:41 ID:wS7MCDk60
('、`*川「おはようさん」
・・・どうやらぐっすり眠れたみたいね。
ああ、良かった。
('、`*川「・・・ん?」
枕元に、なにかある。
きれいな包み紙に、リボンがかけられている箱。
大きめのやつと、中くらいのやつ。ふたつもある!
これは、もしや。
148
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:49:32 ID:wS7MCDk60
('ー`*川 「えー」
ちょっと迷って、わくわくした気持ちを持っていくことにする。
こんな気持ち、いつぶりだろう。今日は何日だったかなあ。
洗面所へ。
149
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:50:06 ID:wS7MCDk60
さっぱりした。
こういう日に限って、シャワーが水のままということもなく。
プレゼントをこたつの部屋に移動させたら。
さあ、開けるとしよう。
さっき決めた通り、大きいほうから。
包みをびりびりと破り、箱の中身を確かめる。
150
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:51:47 ID:wS7MCDk60
('、`*川「・・・・・・・・・」
・・・中にはDSと、『トモダチコレクション』。
あと、申し訳程度のキャンデー、チョコレート。
・・・・・・期待したわたしがいけないんですかね。
151
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:52:16 ID:wS7MCDk60
いや、うれしくないことは、ないんだよ。
ゲームは好きだし。あいつなりの優しさのなのかもしんないし。
でも、腹立つ。すげー腹立つ。なんだあいつ。死ねばいいのに。
152
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:52:56 ID:wS7MCDk60
・・・まあ、いい。
まだ、もうひとつ箱がある。
ケチのあいつがふたつもプレゼントを用意するとは、考えにくい。
だからこれは、もしかしたらとか、さ・・・・・・。
いや、わたしもいい年して、何を考えてんだか。
('、`*川「どうせあいつの嫌がらせだよ」
保険をかけて、ちょっと期待しながら、開けてみる。
153
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:55:24 ID:wS7MCDk60
('、`*川「ん・・・?」
中には、やや小ぶりのチョコレートケーキが入っていた。
「Merry Xmas」のプレートに、おうちまでついている!
('ー`*川「おお!」
やっぱり、わたしはよいこだったのか・・・?
154
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:57:08 ID:wS7MCDk60
あいつがこんな良いものをくれるわけないから。
あいつに限って、そんなことはあるわけないから。
夢みたいで、信じられないけど、信じられないような経験はしているから。
('ー`*川「サンタのおじさん、ありがとうね」
ここは子供みたいに、素直に信じるとしよう。
155
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:58:23 ID:wS7MCDk60
お茶を淹れたら、いざ食べよう。
ちなみにわたしは、ケーキにも緑茶が一番合うと思っている。
でも今日は紅茶。なんとなく、緑茶じゃ申し訳なかった。
('ー`*川「いただきます」
どうも今日は、口元がゆるみっぱなしだな。
久しぶりのフォークで、一口。
('〜`*川「ん〜・・・」
・・・・・・
・・・やばい。あまい。溶ける。
・・・・・・おいしすぎる。
・・・おいしすぎる。
おいしすぎる!
156
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:59:07 ID:wS7MCDk60
という感じで。
何日かに分けて食べる予定だったけど、結局まるまる食べきってしまった。
べつにいいのに、このやってしまった感はなんだ・・・・・・。
157
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 11:59:44 ID:wS7MCDk60
午前3時半。
皿を下げにいったら流しが片付いていて、おお、となる。
たまには洗ってやるか。なんて。
ま、いちおう感謝してないこともないぜ。
さっきのケーキも、本当のところは、謎のまま。
まあどっちにしても、うれしいね。
うん。
158
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 12:00:21 ID:wS7MCDk60
残りの時間は布団で、久しぶりにゲームをしよう。
腹を立てながら。
今度、ゼルダの伝説も頼もうなんて思いながら。
まあ、いいさみしさ紛れにはなりそうだ。
159
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 12:00:44 ID:wS7MCDk60
('、`*川「本当は楽しいくせにね・・・・・・」
どうだか。
今日はいい日だったけどね。
でも、夢でいいから・・・・・・
160
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 12:01:40 ID:wS7MCDk60
「午前4時のようです」
161
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 12:41:59 ID:2GdI5mZ60
なんだよ、結局逃亡しなかったのか
辞める辞める詐欺ね、そういうやり方もまぁいいんじゃない?乙
162
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 15:09:41 ID:i2TcpNB20
更新来てるじゃん!
嬉しいぞ
ペニサス可愛い乙
163
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 16:13:44 ID:XSQvZkBo0
>>161
ツンデレ乙
また投下来てくれて嬉しいわ
164
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 20:32:22 ID:UT3TUlY.0
おつおつ
165
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 21:00:00 ID:F5SKGVR60
本人?
166
:
名無しさん
:2018/08/07(火) 22:47:14 ID:YpHl7OVc0
乙!よかった
167
:
名無しさん
:2018/08/08(水) 00:51:28 ID:6qlZpq960
嬉しい。 乙
168
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:33:43 ID:mqFMIkVE0
「午前3時です」
169
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:34:34 ID:mqFMIkVE0
(-、-*川「・・・・・・」
わたしだって、たまには二度寝くらい、してみたい。
(-、-*川「・・・・・・」
でも、寝ざめだけは本当にいいので。
('、`*川「・・・ぼんじゅーる」
今日も、生きた時間がやってくる。
べつに、あな素晴らしくも無いやつ。
170
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:36:32 ID:mqFMIkVE0
一日が始まり。
やっぱり、洗面所に足がいくね。
しょうがないんだけれど、たまには違ったこともしてみたい。
('、`*川「・・・・・・うむ」
171
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:37:01 ID:mqFMIkVE0
と、いうわけで。
今日は尿意を我慢しながら、口が気持ち悪いまま、お湯を沸かしてみました。はい。
結論。
初手洗面所は、絶対の最善手だったな。
自分でもあほなことをしたと思う。
でも、あほなことをしたい気分だったので、ちょっと満足。
・・・しかし、あほだねえ。
172
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:37:36 ID:mqFMIkVE0
('、`*川「ふうー」
朝のもろもろを済ませ。
ああさっぱり。
今はおこたで、お茶ですよ。今日はほうじ茶。あとかにぱん。
173
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:38:34 ID:mqFMIkVE0
('、`*川「・・・・・・」
それにしても。
湯気の音が聞こえるくらいに、本当に静か。
外はきっとまっくらで。たくさんの人が、明日を待っていて。
わたしは誰にも知られず、のんびりと、こたつでお茶を飲んでいる。
('ー`*川「・・・・・・ふう」
ちょっと、素敵なことかもね。
174
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:39:07 ID:mqFMIkVE0
ま、わたしはわたし。
それだけだ。
175
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:39:48 ID:mqFMIkVE0
('、`*川「よいせ」
さて、今日はどうしようかな。
('、`*川「・・・・・・ふむ」
トランプが、あるじゃないか。
おまえ、目についたのが、最後だったな。
もう今日は、運命占い。決まりです。
176
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:40:21 ID:mqFMIkVE0
('、`*川「さて」
運命占いにもいろいろあるけれど。
わたしが好きなのは、カードを並べていくやつ。
四枚ずつ横に並べていって、縦、横、斜めに数字がそろったら、消せる。
それで、全部のカードが消せたら、素敵なお嫁さんになれるらしい。
177
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:41:15 ID:mqFMIkVE0
('、`*川「よし」
念入りに、気合いを入れてシャッフルしたら。
いざ、勝負。
178
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:42:12 ID:mqFMIkVE0
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・ハァ
179
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:42:55 ID:mqFMIkVE0
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・
('、`*川・・・・・・・・パサ
180
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:43:43 ID:mqFMIkVE0
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・パサ
('、`*川・・・・・・・・
('、`*川・・・・・・・・
181
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:44:23 ID:mqFMIkVE0
('、`*川「ううう・・・」
・・・最初に厄を落としたはずなのに。
結局、今日の最高は四枚残りが二回。わりと悔しい。
あと楽しかったのが、全然だめだったときに、カードを入れ替えてどこまでいけるか試すやつ。
うまくいくと、一か所入れ替えるだけで、すごい連鎖する。
最高で、二回入れ替えただけで、全部消えた。多分新記録。
いやはや、楽しかったな。
182
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:45:48 ID:mqFMIkVE0
そんなこんなで、寝床。3時55分。
寝る前に、一曲聴くとするかな。
これこそ、選んでる暇などない。
シャッフルにして、出た曲を聴こう。
('、`*川「よいしょ」
ぜいたくな、一日の締めくくり・・・・・・。
183
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:46:12 ID:mqFMIkVE0
「午前4時をお知らせします」
184
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 00:54:04 ID:RxCzhiOY0
かにぱんいいよね、乙
185
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 10:18:09 ID:6IKKNBZ20
おつ
186
:
名無しさん
:2018/08/10(金) 16:02:38 ID:e80t1eag0
運命占いなんてあるのか
乙
187
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:32:32 ID:A1GpVqEY0
「午前3時になりました」
188
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:33:17 ID:A1GpVqEY0
('、`*川「・・・おや」
いつも、電気は豆電球にして寝てるのだけど。
('、`*川「うーん」
どうやら、なにかあったかな。
部屋の中が、まっくらだ。
電気のヒモをひっぱても、応えてくれない。おお、ついには、おまえまで・・・。
すなわち、停電みたい。
困ったね。
189
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:33:59 ID:A1GpVqEY0
('、`*川「どうしたもんかな」
わたしも困ってるのだけど。
ちょっと、停電の原因が気になるな。
眠ってる間に、なにかすごいことが起きたんじゃないかと、不安。
電気を止められるはずはないし・・・・・・。
190
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:34:25 ID:A1GpVqEY0
('、`*川「ん、もしかしたら」
ちょっと閃いて。ま、普通っちゃ普通なんだけど。
手さぐりで寝室の窓をあけてみる。これまた久しぶりね。
・・・すると、案の定。
191
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:35:22 ID:A1GpVqEY0
('、`*川「おー」
窓の外は、大雪だった。
思わず外に出たくなるような。
きっと、電線が落ちちゃったんだろう。
192
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:36:14 ID:A1GpVqEY0
('ー`*川「そっかー」
外の空気を吸うのも久しぶりだ。ひんやりしていて、いいなあ。
ひらひら舞ってるみたいで、牡丹雪かな。
ぽつん、と佇む街灯がいい仕事してるね。なんて。
もう今日は、この雪をずっと見ててもいいのだけれど。
193
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:36:54 ID:A1GpVqEY0
('、`*川「うーむ」
せっかくの、停電だ。
なにか、停電でしかできないようなことをしたい。
その前に。
とりあえず、洗面所へいかないと。
窓も閉める。
194
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:40:35 ID:A1GpVqEY0
・・・・・・正直、停電をなめていた。
停電さんにはごめんなさいだ。
洗面所への道のりは、まるでチョモランマ。
しかも道中で、観賞用高枝切りバサミのことを思い出してしまう。
どこに置いたかは覚えてないんだよ。刃は出してたような、どうだったか・・・。
や、凄いスリルだったね。
195
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:42:15 ID:A1GpVqEY0
流石にシャワーまではせず。
口だけすすいで、顔だけ洗う。
それだけでも一苦労で。
('、`*川「ふう」
ちょっと疲れた。
196
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:47:27 ID:A1GpVqEY0
また、やっとの思いで布団の部屋へ戻ったら。
もうなんか十分なので。
今日は今から、布団です。
お腹もすいたし、お茶も飲みたいけど、しょうがないです。
なぜならば、高枝切りバサミが怖いのです。
・・・わたしはつくづく、愚か者だね。
197
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:49:29 ID:A1GpVqEY0
寝ながら音楽を聴いてもよかったのだけど。
せっかく外では雪が降っているので。
たまには、思い出とかを振り返ったり。
正直、中学時代が人生のピークだったかな、とか。
小学生だったときが6年間もあったのか、とか。
なんで高校時代はそんなに楽しくなかったのかなあ、とか。
受験勉強はそこそこ頑張ったのになあ、とか・・・。
小学校に入る前はほとんど覚えてないなあ、とか・・・・・・。
そうでなくても、どんどんつまらなくなってたよ、とか・・・・・・・・。
198
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:50:07 ID:A1GpVqEY0
('、`*川「よいしょ」
ああ、中学校の合唱コンクール、楽しかったな。
そうでなくても、どうしてあの頃は。
('、`*川「ま、もうわたしは隠居だし・・・」
そうなんだよな。
それにし
199
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:50:57 ID:A1GpVqEY0
「午前4時になりました」
200
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 01:56:35 ID:A1GpVqEY0
200!
まあ、ぼちぼちやっていけたらと思います。
まだ読んでくれてる人、どうもありがとうございます。
実は総合の前スレに、この話の元となる短編があります。
もの好きな方は探してみてください。黒歴史です。
201
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 02:35:54 ID:x/w349BM0
おつです
202
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 11:15:33 ID:3rvl8qm.0
おつ
203
:
名無しさん
:2018/08/11(土) 20:08:32 ID:pHiaibSw0
おつおつ
黒歴史とやらを見に行ってみようかな
204
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 11:57:32 ID:.DaqfWcc0
おつ! いつも読んでます
205
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:32:29 ID:doR87fo20
「午前3時」
206
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:33:08 ID:doR87fo20
('、`*川「おはよう」
暗い。
少し緊張して、電気のヒモを引っ張る。
ぐい。
207
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:33:48 ID:doR87fo20
(-、-*川「おお」
君は、わたしの思いに応えてくれたね。
・・・眩しいよ。光あれだ。ありがたいことだ。
昨日のことは、優しい嘘だったのかな。なんて。
洗面所へ。
208
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:34:29 ID:doR87fo20
普通に洗面所が使えるなんて。
風呂を沸かすか少し迷うけど、シャワーで済まして。
('、`*川「よいしょ」
雪が積もっているのでしょう。
分厚いコートに、ブーツを履いて。Mrルーチンだぜ。
209
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:34:55 ID:doR87fo20
('、`*川「さて」
今日はなんだか調子がいいし。
雪道を歩くのだ。
ドアノブに手をかけ。
がちゃり。
210
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:35:47 ID:doR87fo20
・・・・・・え?
・・・いったい、なんだ?
211
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:36:34 ID:doR87fo20
目を疑う。
ドアを開けてわたしが目にしたもの、ものではないのだけど。
アパート2階の、見慣れた廊下の、はずなのに。
真っ暗闇のはずなのに。
212
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:37:12 ID:doR87fo20
('、`*川「・・・・・・なんだこれ」
・・・目の前には一面、何もない、真っ白な平原が広がっていた。
地平線が見える。
そして、視界を2分する空。
違和感のある、妙に明るいパステルブルー。
213
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:37:43 ID:doR87fo20
('、`*川「・・・・・・・うーん」
おそるおそる、一歩だけ、足を踏み出し。
振り返ってみる。
214
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:38:35 ID:doR87fo20
(-、-*川「・・・だよなあ」
予想通り?
見慣れたドアのみが、そこにあった。ぽっかりと。
後ろの光景は、おんなじような地平線に、変な空。
215
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:39:19 ID:doR87fo20
('、`*川「うーん」
とりあえず、部屋に戻ることにしよう。
・・・ばたん。
216
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:40:21 ID:doR87fo20
('、`*川「はぁーー・・・」
とりあえず、おこたに入り。
いったい、なんなんだ。
わけがわからぬ。メロスには。
217
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:41:13 ID:doR87fo20
('、`*川「うーん・・・・・・」
とりあえず、こたつを出て。
腕を組み、ぐるぐる歩く。
そして、さっぱりわからん。だからとりあえず。
少し勇気を出して。
カーテンを開け、窓の外を見てみる。
・・・すると。
218
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:41:59 ID:doR87fo20
('、`*川「・・・そうかー」
なんの変異もない。
街灯に、信号に、横断歩道。ほとんどまっくらの。
ちゃんと雪もある。
いつも通りだった景色だ。
219
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:42:30 ID:doR87fo20
('、`*川「いやー・・・」
ますますわけがわからぬ。
あいつのいたずらかとも思ったけれど。
なんか・・・・・違う気がする。
あいつなら、もっと汚くて、あくどいことをしそうだ。
220
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:43:04 ID:doR87fo20
('、`*川「・・・・・・」
またちょっと考え。落ち着いて。
・・・もう一度だけ、外に出ることに決める。
別に危害はなさそうだし。
221
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:43:30 ID:doR87fo20
よくわからないなら、確かめる!
理科の先生がいいそうだ。
そんなことを言いながら、玄関へ。
('、`*川「さて」
・・・がちゃり。
222
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:44:12 ID:doR87fo20
・・・・・・・。
・・・・・・・。
ええ・・・・・・??
またしても、よくわからない・・・・・・。
223
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:45:08 ID:doR87fo20
わたしが目にしたのは。
久しぶりの明るい色。
まるでヨーロッパ。ヨーロッパかもしれない。
それを、一望している。
224
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:47:33 ID:doR87fo20
すなわち、空。
上空から、石造りの町、家々と、海などを見渡している。
一歩でも踏み出したら、きっと真っ逆さまだ。
きっと下から見たら、空中にドアだけが浮かんでいる感じだろう。
いったい、どうなってるんだ・・・・・・。
('、`*川「いやはや・・・・・・」
飛び降りたくなる衝動を抑え、もう部屋に戻ろう。
ばたん、と。
225
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:48:38 ID:doR87fo20
('、`*川「はあ」
もう完全にわけわかめ。
もう今日は、寝る。寝るとんだ。
わからないことは、先延ばしだ。
寝室へ向け、一歩踏み出す。
・・・その瞬間。
226
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:49:39 ID:doR87fo20
('、`*川「は?」
・・・目を離したわけでもないのに。
いつのまにか、見慣れた部屋が消え去り、細長い廊下だけが見える。
白くて明るく、横には不規則にドアが並んでいる。
('、`*川「ちょっと・・・!」
思わず振り返ると。
227
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:50:12 ID:doR87fo20
('、`*川「・・・!!」
水平線が見えた。
視界一面が、島一つない、海と空だった。
足元は砂浜。
波が行ったり来たりしている。
なぜか太陽の姿はなく、不気味な薄暗さがある。
228
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:50:43 ID:doR87fo20
('、`*川「・・・・・・」
また、振り返る。
景色は変わらず、廊下のみ。
さっきまでは聞こえていなかった、海の音が聞こえる。
ざざ・・・ざざ・・・ざざ・・・。
229
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:51:36 ID:doR87fo20
('、`*川「・・・行くか」
立ち止まってると、音がだんだん大きくなる気がして。
わたしは意を決して、奇妙な廊下を歩くことにした。
決して振り返らないこと。
ただ、しばらく歩いて何もなければ、ドアを開けよう。
さっき拾ったカギもある。
('、`*川「よし」
足早に、ピカピカのタイルの廊下を進む。
230
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:52:43 ID:doR87fo20
('、`*川「・・・・・・はぁ」
しばらく歩いた、気がする。
いつの間にか、ドアは無くなっていて。
逃げ場のない、一本道みたいだ。
ふと、天井を見上げてみると。
不思議なガマガエルの絵が描いてあった。
なにかの手がかりだろうか。
231
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:53:51 ID:doR87fo20
('、`*川「よいしょ」
ま、歩くしかないかと思った矢先。
目の前に、行く手を阻むように、西洋風のベッドがでん、と置いてある。
そういえば、そろそろ寝る時間だったかな。
ありがたい。
232
:
名無しさん
:2018/08/12(日) 23:54:23 ID:doR87fo20
わたしはそのベッドに潜り、眠りにつくようだ。
きっと目が覚めたら、いつも通り、ガラスの街で・・・・・・
233
:
名無しさん
:2018/08/13(月) 16:39:37 ID:wkTM.czc0
乙
雰囲気が好きだ。
総合のやつはそれっぽいのがわかったかも
234
:
名無しさん
:2018/08/13(月) 16:53:21 ID:A5GSsnxg0
動き始めたな!おつ
235
:
名無しさん
:2018/08/13(月) 16:57:33 ID:vB7W6gQs0
ハウルの動く城かな?
236
:
名無しさん
:2018/08/13(月) 19:55:50 ID:tcRcmwaU0
唐突に雰囲気変わったな
次が待ち遠しい
乙
237
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:33:55 ID:Va/40Bpc0
「午前3時のようです」
238
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:34:25 ID:Va/40Bpc0
('、`*川「はろー」
('、`*川「・・・注意報」
洗面所へ。
239
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:35:09 ID:Va/40Bpc0
案の定というか、洗濯物が片付いている。
いつもすまないね。
それで今日は、お風呂を沸かそう。
入浴剤も、まだまだあるし。
240
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:36:03 ID:Va/40Bpc0
朝の支度を済ませたら。
わくわくした気持ちで、キッチンへ。
すると、ねるねると、書置きだけがぽつんと置いてある。
241
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:37:04 ID:Va/40Bpc0
('、`*川「あり」
・・・ああ、冷蔵庫に入っているのか。
ちょっとだけ、びっくりとしてしまう。
書置きには、とりとめのないこと。
流しは片付いていて、ゴミも無くなっている。
ま、ちゃんとやってるみたいね。なんて。
242
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:37:37 ID:Va/40Bpc0
('、`*川「ふう」
グラタンは、すごくおいしかった。えび入りだった。
おいしすぎて、思わず2個も食べてしまう。ニキビができないか心配。なんて。
さて、お風呂にハイロウズ。
243
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:38:17 ID:Va/40Bpc0
('ー`*川「あいしちゃったのよ」
('ー`*川「ばばばんばん」
今日の入浴剤は、『ザ・プリン』ってやつと、『国産!本醸造醤油のかほり』ってやつを混ぜてみた。
ウニの香りになるかなと思ったんだけど、もくろみは成功せず。
ちょっと醤油が強かったみたい。
ああ、ごくらく。
244
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:39:06 ID:Va/40Bpc0
('、`*川「ふん!」
一念発起、気合いを入れて、湯船を出る。ここで眠るわけにはいかないので。
ずいぶん、長湯をしたな。のぼせて、からだがあったかい。
着替えたら、そのままお布団へ。
245
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:39:59 ID:b4kepqBQ0
支援
246
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:40:07 ID:Va/40Bpc0
前だったら、きっとそのまま寝ていたとこだけど。
まだ10分ほどあるので。
昨日のエッセイの続きでも読もう。
今日は集中して、エッセイだけを読もう。オデッセイなど考えず。
本の世界をそのまま、持って行けたらなあ・・・・・・
247
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:40:28 ID:Va/40Bpc0
「午前4時のようです」
248
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:43:03 ID:HN86wH.o0
おつ
249
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:44:24 ID:Va/40Bpc0
いつもコメント、支援ありがとうございます。
ハゲ美になります。
250
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 20:44:57 ID:b4kepqBQ0
乙ハゲ美
251
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 22:07:26 ID:ELvAo5d.0
乙!
雰囲気好きです。
252
:
名無しさん
:2018/08/14(火) 22:14:51 ID:0IS7tuH.0
ハゲ美ちゃんかわいい乙
253
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 00:15:26 ID:RYT5lRQQ0
はげみ乙〜
254
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 22:51:41 ID:Az.gh9tM0
「午前3時のようです」
255
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 22:52:49 ID:Az.gh9tM0
(-、-*川「・・・・・・」
('、`*川「・・・おはよう」
(´・_ゝ・`)「おはよう」
誰だったっけ。まあいいや。
洗面所へ。
256
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 22:54:00 ID:Az.gh9tM0
今更だけど、冬は水が冷たくて嫌ね。
ま、夏になったらなったで、文句を言うんだろうけどさ。
つくづく人間ってのは、まったく・・・・・・。
む、悪いのは、わたしじゃなくて人間か。
なんてことを考えながら。
さっぱりしたので、こたつの部屋へ。
257
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 22:55:00 ID:Az.gh9tM0
(´・_ゝ・`)「お茶入れといたよ」
('、`*川「あ、ありがとうございます」
こたつの向かいに彼がいた。
ずず、とお茶を一口啜る。こころなしか、いつもよりおいしい。
258
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 22:55:32 ID:Az.gh9tM0
しばしの沈黙ののち。
(´・_ゝ・`)「ときに伊藤君、君はハエトリグモについてどう思う?」
彼のほうから口を開く。
そうだった。
たしかこの人は、ハエトリグモの先生だったな。
259
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 22:56:50 ID:Az.gh9tM0
('、`*川「どうもこうも、クモは大の苦手です」
正直に答えたつもりだったけど。
その瞬間、相手の顔に縦筋が入った。
どうやら、しくじったようだ。
(´-_ゝ-`)「・・・そうか。それはすまなかったね」
残念そうな顔で彼はそれだけ言い残し、部屋の隅の階段を下っていった。
いったいどこへ続いてるのだろう。
260
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 22:57:17 ID:EuGDgsc60
誰だよ…
261
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 22:58:37 ID:Az.gh9tM0
('、`*川「・・・・・・」
ま、そんなことはどうでもいいか。
時計の針は3時20分を指している。
とりあえず、ご飯を食べることにしよう。
なぜか湯呑がふたつあるので、向こう側のだけ持って、キッチンへ。
262
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 23:00:37 ID:Az.gh9tM0
('、`*川「さて」
今日もグラタンにするか。
冷蔵庫にはピザもある。
これは悩むね。
(-、-*川「うーん・・・」
わたし、どっちかなんて、選べないよ。
シュンもジュンペイも、わたしよりかわいい人なんていっぱいいるのに、どうしてわたしなんか・・・・・・。
263
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 23:01:30 ID:Az.gh9tM0
('ー`*川「いただきます」
結局、あいだを取って麻婆丼に。
いつの間にか冷蔵庫にあった、コンビニのやつ。
あいつが気を利かせてくれたんだろう。
('〜`*川「んん・・・」
そんなに辛くないやつだけど、けっこうおいしい。
豆腐が豆腐じゃないみたいで。久しぶりに、こういう味を食べたな。
264
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 23:02:21 ID:Az.gh9tM0
('、`*川「ごちそうさまでした」
3時40分。
あと20分。
いわゆるスキマ時間ね。
英単語でも覚えなきゃ、と思いながら本を読むことはもうできないので。
265
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 23:02:53 ID:Az.gh9tM0
('ー`*川「よいしょー」
布団でゆっくり、本でも読もう。
あと、時間があったら、日記でも書くかな。
こたつを這い出る。
266
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 23:04:12 ID:Az.gh9tM0
3時55分。
ぱたん、と本を閉じ。
キャンパスノートに、なにか書こう。
最初は貴重な時間、日記なんて書いてられないと思ったけど。
意外と、やることのあてなんて、ないものね。
本格的に何かやろうと思ったら、なんにもできやしないのに。
それが大きな勘違い? でも、やりたいことなんて、とっくにないよなあ・・・
なんて、とりとめのないこと、綴っていく・・・・・・
267
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 23:05:28 ID:Az.gh9tM0
「午前4時のようです」
268
:
名無しさん
:2018/08/15(水) 23:54:13 ID:kXJsL6SA0
おつ〜
269
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:08:56 ID:J6elJhPM0
それがずっと続くといわれたら、恐ろしくもなる。
わたしは、その日暮らしでせいいっぱい。
布団に着いたらゴールだよ。
270
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:09:23 ID:J6elJhPM0
「午前3時のようです」
271
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:10:15 ID:J6elJhPM0
('、`*川「はろー」
洗面所へ。
272
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:10:39 ID:J6elJhPM0
朝のもろもろを終え、こたつの部屋へ入ろうとしたとき。
マンホールが、目についた。
こたつの両脇に、ふたつ。見たことのない模様だ。
273
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:11:40 ID:J6elJhPM0
('、`*川「・・・・・・」
とりあえずは、こたつに入って玄米茶を飲む。
そして、久しぶりのカロリーメイト(うすしお味)をかじる。
さらにインスタントコーヒーを入れ、少しゲームをしたら。
意を決して、マンホールを開けることにする。
274
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:12:17 ID:J6elJhPM0
わたしは傍にあったマンホールオープナーを手に。
少し迷う。すなわち、右か、左か。
たしか、両方開けてはいけないのだ。
('、`*川「・・・・・・よし」
ええい、ままよ。
わたしは、クワガタ模様の左のマンホールを開けることにした。
マンホールオープナーを溝に差し込み、力を入れる。ぐい・・・・・。
275
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:13:26 ID:J6elJhPM0
ばこっ。空いた。
覗き込んでみると、密林の鍾乳洞が見える。
('、`*川「・・・・・・」
わたしはそっと蓋を閉めた。
その瞬間。
すごい勢いで右のマンホールが吹っ飛び、人が出てきた。
276
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:13:52 ID:J6elJhPM0
(´・_ゝ・`)「やあ」
(´・_ゝ・`)「もぐらたたきは嫌いかね」
灰色の背広に、オレンジのシルクハット。
どこかで見た気がするが、思い出せない。
(´・_ゝ・`)「まあ、話は『下』でしよう」
部屋全体が、エレベーターみたいに下がっていく感覚・・・・・・。
277
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:14:11 ID:l8DR9mSI0
支援
278
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:14:31 ID:J6elJhPM0
どすん。
部屋が扉みたいに真っ二つに割れて。
なにも現れない。真っ白な空間になる。
279
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:15:35 ID:J6elJhPM0
(´・_ゝ・`)「ブロッコリーみたいなマッシュルームか、森みたいなパプリカか・・・」
真っ白な空間で、ふたりだけがいる。
いることだけがわかる。他は何もわからない。浮いているような感覚のような。
(´・_ゝ・`)「さて」
口を開いているのだろう。
(´・_ゝ・`)「正直なところ、持て余していてね」
280
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:16:02 ID:J6elJhPM0
(´・_ゝ・`)「君はいいかもしれないけど、こっちに問題があった」
(´・_ゝ・`)「いわゆる『永遠』に近いもので、規約違反なんだ」
いったい何を言っている? わたしの頭が混濁しているのか。
281
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:16:31 ID:J6elJhPM0
(´・_ゝ・`)「まあ、そうとも言えるかな」
(´・_ゝ・`)「準備はできてるし、君にとっても悪い話ではないだろう」
意識がどうたら、干渉がどうたら。
だから、なんのことだろう。
282
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:17:10 ID:J6elJhPM0
(´・_ゝ・`)「まあ、そういうことだ」
揺らぎが収まってきている気がする。
(´・_ゝ・`)「まったく、こんなことは初めてだよ・・・・・・」
声が遠くなっていき、体の感覚、自分、意識などが・・・・・・
283
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:17:40 ID:J6elJhPM0
('、`*川「・・・・・・」
('、`*川「・・・・・・あれ?」
ぼーっとしていたのだろうか。
こたつでお茶を飲んでいたら、もうこんな時間だ。
ご飯は・・・食べたっけ。
まあいいや。布団へ急ごう。
284
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:18:26 ID:J6elJhPM0
('、`*川「ふうー」
時間が抜け落ちるような感覚ははじめてで、ちょっと不思議。
まさか居眠りしていたわけはないし。
まあ、ときどきあるとは聞くけど。
285
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:19:23 ID:J6elJhPM0
枕元のノートにそのことなどを書いたら。
電気を消してぼーっとする。
こうすると、寂しくてたまらなくもなるけど。
わたしだけがいないだけだしと言い聞かせて。
日記をためて、早く読み返したいなあ、とか。
手軽に食べれる美味しいものを考えたりとか。
その他もろもろ、まあのんびりと、頭の中をぐるぐる回り・・・・・・
286
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:19:59 ID:J6elJhPM0
眠りに落ちる。
287
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:20:29 ID:J6elJhPM0
―――――――――――――――――――――――――
288
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:22:24 ID:J6elJhPM0
―――――――――――――――――――
ジリリリリリリリリリ!
ばん!!
(、-*川「うう・・・・・・」
冬も本番になる、12月の始め。
目覚ましを止めるところまでは調子がいいのだけれど、そこで止まる。
何しろ寒くて、布団から出られたものでない。
289
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:23:05 ID:J6elJhPM0
('、`*川「よいしょ!」
でも、今日は朝から大学なので。
あーしんど。半分くらい死にたくなるね。なんて。
いつものこと。
290
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:24:46 ID:J6elJhPM0
('、`*川「行ってくるか」
準備を済ませ、家を出る。さびれたアパートの廊下。
まったくいつも通りなのに、なんだか不思議な感覚。
なんともいえない違和感というか、懐かしさというか・・・・・・。
変な感じ。
291
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:25:41 ID:J6elJhPM0
('、`*川「よし」
カギを閉めたのを確認したら。
コートのポケットに手だけ突っ込み、アパートの階段を下りる。
今日はなんとなく、気を付けて行こう。
命あっての物種だからね。なんて。
292
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:26:20 ID:J6elJhPM0
まあ、どうでもいい話だ。
天気はさえない曇りだし。
('ー`*川「あー、めんどくせー・・・・・・」
やっぱり今日は、心がちょっと楽しいような。
深呼吸して、灰色の空を見上げてみる。
293
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:29:06 ID:J6elJhPM0
('、`*川「・・・・・・」
・・・別に、大したことなかったな。くだらぬことをした。
('、`*川「よいしょ」
足早に、駅へと急ぐ。
294
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:29:47 ID:J6elJhPM0
どんよりとした寒い朝。
木枯らしが吹く街の角。
なんてことない、いちにちの始まり。
295
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:30:47 ID:J6elJhPM0
('、`*川 夜明けなし日記、ハッカ味のようです
おわり
296
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:31:29 ID:dm/AJEnY0
乙!
読み返してくる……
297
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:31:41 ID:l8DR9mSI0
乙
298
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:36:30 ID:J6elJhPM0
以上になります。
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
299
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:37:42 ID:l8DR9mSI0
うまく言えないけど、すごく好きだった
心から乙
300
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 22:41:10 ID:g2AC8jdw0
おつ 雰囲気がほんとグッとくる
301
:
名無しさん
:2018/08/16(木) 23:21:45 ID:GRo0q3yw0
お疲れ様でした!
302
:
名無しさん
:2018/08/17(金) 03:10:21 ID:tyvK6AGQ0
乙!
303
:
名無しさん
:2018/08/17(金) 13:16:16 ID:6ciuXDsQ0
乙! 起きれたんだ。
304
:
名無しさん
:2018/08/28(火) 21:47:56 ID:BGVUZYhc0
乙!
すごい好き
305
:
名無しさん
:2019/07/17(水) 05:51:35 ID:wKC7VZdA0
23時間眠れない方のペニサスは寝起きにぐずっていてすごく愛しいなと思った
乙
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