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超・君の名は。―― super your name. ――
1
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:30:38 ID:YOhFJDH.0
ブーン系紅白2017─夏の陣─ 没ネタ
※『君の名は。』の重大なネタバレを含んでいます。ご了承ください。
2
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:32:18 ID:YOhFJDH.0
(^ω^ )「これって、もしかして」
ξ゚⊿゚)ξ「ひょっとして、俺たち」
( )
( )
「入れ替わってるーー--!?!?!」
( )
( )
.
3
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:32:48 ID:YOhFJDH.0
超・君の名は。
―― super your name. ――
.
4
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:33:15 ID:YOhFJDH.0
音
楽
R
A
D
W
I
M
. P
. S
.
5
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:33:44 ID:YOhFJDH.0
ξ;゚⊿゚)ξ「やべええええ! 何この子僕かお!? TS? 妄想乙!」
ξ゚⊿゚)ξ「そうだ! おっぱいは!? あるかこれ!? あるのか? どうだ」
つ⊂ モミモミモミモミ
ξ゚⊿゚)ξ
つ⊂モミモミモミモミ
ξ゚⊿゚)ξ
つ⊂ モ・・・
ξ゚⊿゚)ξ「……そううまくはいかないか」
6
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:34:12 ID:YOhFJDH.0
ξ゚⊿゚)ξ「いったいここはどこなんだお。見た感じ普通の部屋。畳に布団。外は森かお? 田舎?」
ξ゚⊿゚)ξ「ん、あれはカレンダー……2014!? 三年前かお!?」
ξ゚⊿゚)ξ「となると僕は田舎のJKになったあげくタイムスリップまでしたのかお。設定込み込みすぎだお」
ドタドタ
ガラッ
(*゚∀゚)「お姉ちゃん!」
ξ゚⊿゚)ξ=3「んっっほおおおおお、みるからに元気で無邪気な妹ktkr捗るおっほおおおおお」
つ⊂ モミモミモミモミ
7
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:34:55 ID:YOhFJDH.0
(*゚∀゚)
(*゚| スーッ
バタン
ξ゚⊿゚)ξ「妹ちゃん!?」
つ⊂ モミモミモミモミ
<バーチャン! オネエチャンガヘンヤヨー!
(#゚;;-゚)(参ったな……俺は田舎の実家からの帰り道だったんだけど)
(#゚;;-゚)(なぜか別の田舎でばあちゃんになっちまった)
(#゚;;-゚)(見た感じ、俺のばあちゃんと同じか、もうちょっと上か。何にせよ、動くのがだるい)
(#´;;-`)(やれやれ、面倒なことにな
(゚∀゚*)「ばーちゃん! お姉ちゃんがおっぱい揉んでた!」
8
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:35:32 ID:YOhFJDH.0
(#゚;;-゚) (゚∀゚*)
(゚∀゚*)「やばいよあれ!」
(#゚;;-゚)(子ども……いや、孫か)
(*゚∀゚)「なんかお姉ちゃん怖いからあたしとっとと学校行くね」
(#゚;;-゚)ノシ「おう、いってきな」
(゚∀゚*)
(#゚;;-゚)
(゚∀゚*)「なんかばーちゃん、ラフだね」
(#゚;;-゚)「今日はラフな気分なのだ」
9
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:36:07 ID:YOhFJDH.0
ドタドタドタ
ξ#゚⊿゚)ξ「あ゙ー、この巻き毛セットわけわかんねーお! うんこみたいにしかならねえお!」
(#゚;;-゚)「お前が姉か」
ξ゚⊿゚)ξ「え? あ、どうもおはようございますですお。えっと、母さん?」
(#゚;;-゚)「ばあちゃんだろ」
ξ゚⊿゚)ξ「そうか、ばあちゃんか!! いやあ、ばあちゃんおはよう」
(#゚;;-゚)「お前もしかして入れ替わってる?」
ξ;゚⊿゚)ξ「はうー!? なんの、なんのことですかおおおお!!?」
(#゚;;-゚)「安心しろ、俺もだ」
ξ゚⊿゚)ξ「え」
10
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:36:28 ID:YOhFJDH.0
音
楽
R
A
D
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. S
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11
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:36:50 ID:YOhFJDH.0
( ^ω^)「何ここ、狭くてきったねえ部屋」
( ^ω^)「外が見える……あれは、ビル? でかすぎキモい。樹は?」
( ^ω^)「もしかしてここ都会!? え、どこよここ」
( ^ω^)「あれ? あたし今男になってる? うわ、しかもデブ」
( ^ω^)「……ちんぽあるかな」
( ^ω^)
つ ⊂ サワッ
( ^ω^)「ちっさ」
12
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:37:19 ID:YOhFJDH.0
ブルブル
( ^ω^)「スマホ鳴ってる。えー何々? ショボン? 誰それ」
つ□
(´・ω・`)『もう始まるけど、今日はサボりかい?』
( ^ω^)「今日夏休みじゃないの。部活? 知らないよ。学校の位置わかんないし」
つ□
( ^ω^)「一日くらい問題ないよね」
つ□
( ^ω^)「ん? 日付が……2017? 未来じゃん。やっば」
つ□
( ^ω^)
つ□
( ^ω^)「え、やばくないこれ?」
つ□
13
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:37:46 ID:YOhFJDH.0
( ^ω^)「ちょっとインターネット見よ」
つ□ イジイジ
( ^ω^)「はえー、ほんとに未来じゃん。あんまり変わり映えしてないけど」
つ□
( ^ω^)「ん、なになに? VIP村消滅から三年。特集、U野美術館にて」
つ□
(;^ω^)「……VIP村? あたしの住んでるとこじゃん」
つ□
イジイジ
(;^ω^)「なに、これ」
つ□
14
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:38:08 ID:YOhFJDH.0
音
楽
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A
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. S
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15
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:38:35 ID:YOhFJDH.0
ξ;゚⊿゚)ξ「VIP村? 本当にここはVIP村なのかお!?」
(#゚;;-゚)「村内放送聞えるだろ? VIP村って言ってるよ」
ξ;゚⊿゚)ξ「やべえじゃねえかお! 三年前のVIP村っつったら、あれだお!? 被災地だお」
(#゚;;-゚)「は? 何の話だ」
ξ;゚⊿゚)ξ「だからここは三年前の……あ、もしかしてあんたはこの時代の人?」
(#゚;;-゚)「俺も未来人だ。ただ、この頃はアメリカにいた。とにかく、言いたいことを短く言え」
ξ゚⊿゚)ξ「2014年の8月、レントキセー隕石が墜落してVIP村は崩壊するんだお」
(;#゚;;-゚)「……お前それ本気で言ってるのか」
16
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:39:14 ID:YOhFJDH.0
ξ;゚⊿゚)ξ「マジだお! 早く逃げないとこの子も、妹ちゃんも、村人もみんな死ぬお!」
(;#゚;;-゚)「ちょ、ちょっと待ってくれよ。いきなり信じろって言われてもできるかよ」
ξ゚⊿゚)ξ「身体入れ替わりがあるんだしさ」
(;#゚;;-゚)「それとこれとは話が……確かに起っていることだけどさ」
<村長ー、村長のおなーりー
ξ゚⊿゚)ξ「お、村長じゃん。ちょうどいいや。シバいて村民逃がすお」
ズダダダダ
(;#゚;;-゚)「ちょ、おま、走るのはやっ!」
17
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:39:42 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)「はいはい、村長だよ。頭上げて良いよ」
ズダダダダ
ξ゚⊿゚)ξ「村長ううおおおおおお!!!」
(;´∀`)「んな、なにあなた!?」
ξ゚⊿゚)ξ「村長、頼むお! 今夜この街に隕石降ってくるからみんなを逃がしてくれだお!」
ザワザワザワザワ
(;´∀`)「どうしよう、気が違っちゃった子だわきっと」
18
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:40:05 ID:YOhFJDH.0
(´∀` )「なになに秘書さん? え、あれ私の娘?」
(´∀` )「社会的体面、まあその、いろいろあるだろうけどその」
( ´∀`) コホンッ
( ´∀`)「えー、ちょっと聴かせてちょうだいその話」
ξ゚⊿゚)ξ「やったお! 話のわかる村長で助かるお!」
(;#゚;;-゚)「や、やっと追いついた……あの村長、なんでさっきからカマっぽい喋り方なんだ」
19
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:40:32 ID:YOhFJDH.0
音
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20
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:40:58 ID:YOhFJDH.0
(;^ω^)「やばいやばい! グーグルマップで見たらVIP村ガチで廃墟になってんじゃん!」
(;^ω^)「ばーちゃん、つー……みんな……」
(;^ω^)「もうちょいしらべるには、とりあえずさっきのU野美術館いくかお。外出なきゃ」
ガラッ
( ^ω^)「おおう、ビルディングの反射光、緑がほしい……」
(;^ω^)「なんて言ってる場合じゃない!」
タッタッタッ
(;^ω^)「人多っ」
タッタッタッ
21
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:41:23 ID:YOhFJDH.0
( ´ω`)「ようやく辿り点いた美術館。だけど」
( ´ω`)「なんていうか、もう全部過去のことになってた感じ」
( ´ω`)「さっき死亡者リストみたいなの、飾られてるの見たらあたしの名前あったし」
( ´ω`)「あたし死んでるのかー、いや、三年後のあたしが死ぬのか」
( ´ω`)「あ、違う三年後から見た三年前、つまり今のあたしが死ぬってことで」
ドンッ
( ´ω`)「あ、ごめんなさいです」
('A`)「いや……構わないモナ」
22
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:41:45 ID:YOhFJDH.0
( ´ω`)「ぼーっとしててすいません」
( ´ω`)
( ´ω`)「モナ?」
('A`)「うむ? ああ、すまん、口癖なんだモナ」
( ´ω`)「……」
('A`)「なんだモナ?」
( ゚ω゚)「お父さん?」
('A`;)「モナ?」
23
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:42:06 ID:YOhFJDH.0
(;^ω^)「いやあの、あたしのお父さんも同じ口癖だったから」
('A`;)「そうモナ? いるものモナね。世の中には似たような人が……」
(;^ω^)「ええその、ちょっと驚きまして、えへへ」
('A`;)
('A`)「あたし?」
( ^ω^)「え?」
('A`)「……ツン?」
( ^ω^)「……マジでお父さん?」
('A`)「モナ」
24
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:42:39 ID:YOhFJDH.0
音
楽
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M
. P
. S
.
25
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:43:10 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)「つまりあれかい、隕石が攻め込んでくると、そういうことかい」
ξ゚⊿゚)ξ「ですお、ですお! このままじゃやべえんですお!」
( ´∀`)「事情は飲み込めた」
(#゚;;-゚)(納得できたんだ)
( ´∀`)「これは戦だね?」
(#゚;;-゚)「へ?」
( ´∀`)「国防総省に連絡するよ」
ξ;゚⊿゚)ξ「い、いきなりですかお!?」
( ´∀`)「大丈夫大丈夫、親戚がいるんだよ。警視総監や自衛隊もわたしが育てたようなものだよ」
26
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:43:37 ID:YOhFJDH.0
ξ;゚⊿゚)ξ「そ、そうですかお。さすが」
(#゚;;-゚)ブツブツ「女性口調、戦、国防総省等に親戚……」
(;#゚;;-゚)「あっー!!」
ξ゚⊿゚)ξ「なにいきなり頓狂な声だしてるんだお」
(;#゚;;-゚)「あんたまさか! ばあちゃん!?」
Σ( ´∀`)
ξ;゚⊿゚)ξ「おま、村長になんてことを」
(;#゚;;-゚)「なあ、ばあちゃん。あんた長野のJノ内家のばあちゃんだろ!?」
( ´∀`)「……」
27
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:44:03 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)「あんた、わたしを知ってるね?」
(;#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「あんたに昨日勘当されたばかりだよ」
( ´∀`)「あんたまさか」
(#´∀`)「ドク助!」
バッ
ξ;゚⊿゚)ξ「な、長刀!?」
28
:
名無しさん
:2017/12/31(日) 01:44:25 ID:RuBQoZWE0
もうわけわかんねぇ
29
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:44:30 ID:YOhFJDH.0
(#´∀`)「ドク助! 今ここで死ね!」
(#゚;;-゚)「それは昨日も聞いたぜ、ばあちゃん」
ξ;゚⊿゚)ξ「何これ何これ、お二人ともお知り合いですかお?」
(#゚;;-゚)「……」
(#´∀`)「……」
ξ;゚⊿゚)ξ「聞いちゃいねえお」
30
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:44:59 ID:YOhFJDH.0
主
題
歌
山
下
達
郎
.
31
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:45:36 ID:YOhFJDH.0
(,,;Д;)「うう、おおおあ。ばあちゃん! 息してねえ」
(;*゚ー゚)「そんな、昨日まであんなに元気でいたのに」
ミ,,゚Д゚彡「病院に連絡はまだついてねえのかよ!?」
(;・∀・)「無理だ、ここいら一体の交通機関が麻痺してやがる」
从 ゚∀从「人工知能プログラム、ラブ・シベリアン……まさか現実に干渉してくるなんてな」
(,,;Д;)「機械だか人工知能だか知ったこっちゃねえよ! 早くばあちゃんを病院に運ぶぞ!」
( ・∀・)「だから、運ぶにも車が動かねえんだって」
32
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:46:07 ID:YOhFJDH.0
( ,,^Д^)「おいおい! こいつが犯人なんだろ? 警察連れてこうぜ」
( ><)「違うんです! 僕じゃないんです! ほんとなんです!」
( ・∀・)「だから車が、聞けよ人の話」
( ,,^Д^)「とりあえず手錠な、手錠。ほら逃げるな」
( ><)「誤解なんです! 誰かが僕の画像を勝手に使ってるんです! きっと人工知能が」
( ,,^Д^)「あとは署で聞くから」
('A`)「あのー」
33
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:46:40 ID:YOhFJDH.0
Σ(,,゚Д゚) Σ(・∀・ )
Σ(*゚ー゚) ('A`)ヒイ
Σミ,,゚Д゚彡 Σ(^Д^,,)
Σ从 ゚∀从 つ( ><)ノシ
Σ( ・∀・)「ド、ドク助?」
('A`)「えっと、たぶんそうですモナ」
(,,#゚Д゚)「てめえ、どの面提げて戻ってきやがった!」
('A`)「え、いや、その、よくわからないんですモナ。気がついたらバイクに乗ってて」
('A`)「ナビがここに設定されていたから、来てみたんですモナ。私誰モナ?」
34
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:47:14 ID:YOhFJDH.0
(;*゚ー゚)「なに言ってるのドク助さん」
::从 ゚∀从::「あんたがばあちゃんを怒らせたから、ばあちゃん卒倒したってのに」
(#,,^Д^)「てめえも逮捕だこのやろう!」
つ( ><)イタイ イタイ ハナスンデス
(;'A`)「いやその、あの」
(,,゚Д゚)「出て行け」
('A`)「え」
(,,゚Д゚)「ここにはお前の居場所はない。出て行くんだ、ドク助」
35
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:47:48 ID:YOhFJDH.0
('A`)「そう……モナか」
('A`)チラッ
J(|i'ー`)し
(,,゚Д゚)「お前はもう母さんの子じゃないんだ。昨日勘当されただろ。帰れ」
('A`)「……わかったモナ」
('A`)(親子、モナか)
テクテク
ドルルン
36
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:48:22 ID:YOhFJDH.0
音
楽
R
A
D
W
I
M
. P
. S
.
37
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:48:58 ID:YOhFJDH.0
('A`)「てなことがあったモナ。で、帰りにVIP村に寄ったらえらいことになってて」
('A`)「なんかもう頭の中ぐちゃぐちゃで、半日走ってたら東京まで来てたモナ」
( ^ω^)「ぐちゃぐちゃしすぎでしょ」
('A`)「くたくたモナよ」
( ^ω^)「ていうかそれ、逃げちゃって良かったの?」
('A`)「モナ?」
38
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:49:28 ID:YOhFJDH.0
( ^ω^)「よくわからないけど、親が死にそうなら傍にいてあげなきゃでしょ」
('A`)「知らない人モナ」
( ^ω^)「いやでも、中身が違うことなんて相手にはわからないし」
('A`)「……」
('A`)ゞ「それもそうモナね。ちょっと、勘当って言われたのショックで、うっかりしてたモナ」
( ^ω^)「全くもう」
39
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:49:57 ID:YOhFJDH.0
(;'A`)「バイク走らせたいところだけど、ちょっと体力が」
( ^ω^)「しゃーないわね。新幹線で行くわよ。場所どこよ」
('A`)「N県の――」
( ^ω^)「はいはい、把握。ほら早く行く」
('A`)「もうちょっと休みたいモナよ……」
40
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:50:35 ID:YOhFJDH.0
音
楽
R
A
D
W
I
M
. P
. S
.
41
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:51:02 ID:YOhFJDH.0
(#´∀`) ゴゴゴゴゴ
(#゚;;-゚) ・・・・・・
ξ;゚⊿゚)ξ「あのー、お二人とも、何か話しましょうお? ね?」
(#゚;;-゚)
(#;;;-;) ブワッ 「ばーちゃん」
( ´∀`)「む」
42
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:51:33 ID:YOhFJDH.0
(#;;;-;)「ばーちゃん! 生きてるんだな!」
(#;;;-;)「今朝早くにさ、N県から帰ろうとしたら、噂聞いたんだよ」
(#;;;-;)「ばーちゃんが死んだって。それで俺、急いで戻ってたんだけど」
(#;;;-;)「気がついたら、ここにいて……」
( ´∀`)「……」
(#;;;-;)「よかった……ばーちゃん、まだ死んでなかった」
( ´∀`)・・・・・・
( ´∀`)フッ
43
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:52:09 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)「なんだい、急に泣き虫に戻っちまったみたいに」
(#;;;-;)「う、うる、うるせええ」
ξ;゚⊿゚)ξ(……いろいろあるんだろうな、たぶん)
(#゚;;-゚)「よし、ばーちゃん! 今はとにかくこのVIP村が危ないんだ。避難誘導頼む!」
( ´∀`)「待ちな。国防総省からの連絡が」
prrrr
( ´∀`)】「言っている間に来たね。はい、もしもし」
44
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:52:42 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)】
(;´∀`)】「隕石の影も形もない? そんな馬鹿な……」
(#゚;;-゚)チラッ
ξ;゚⊿゚)ξ「嘘じゃないお! 本当だお!」
(#゚;;-゚)「しかし、目標物がないとなると」
(;´∀`)】「ちょっとお待ち、お待ちったらこら!」
( ´∀`)】
ガチャン
45
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:53:15 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)「切られたね」
(#゚;;-゚)「く……」
ξ゚⊿゚)ξ「隕石がないって……でも確かに災害はあったんだお」
(#゚;;-゚)「何か、もっと思い出せることはないか? 普通の隕石じゃなかったとか」
ξ;゚⊿゚)ξ「ええと、確かに珍しいとは言われていたけど」
ξ゚⊿゚)ξ「事前予測ができなかったとか、なんとか」
(#゚;;-゚)「国外の宇宙関連機構のレーダーをかいくぐる隕石? そんなのありうるのか」
46
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:54:01 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)「今はまだない。でも、もしも突然現われたなら」
ξ゚⊿゚)ξ「なんだお、突然って」
( ´∀`)「わからないよ。でも、入れ替わりやタイムスリップがあるんだろ? 何があっても不思議じゃないね」
( ´∀`)「警戒するに越したことはない。消防にも声を掛けてみるよ」
(#゚;;-゚)「なあ、ブーン。隕石の落下時刻はわかるか」
ξ゚⊿゚)ξ「夜の六時だお」
(#゚;;-゚)「そのときがリミット……あと六時間か」
47
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:55:00 ID:YOhFJDH.0
主
題
歌
山
下
達
郎
.
48
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:56:06 ID:YOhFJDH.0
('A`)ノシ「着いたモナ」
( ^ω^)ノシ「着いたわよ」
从 ゚∀从「なんだてめえら」
(*゚ー゚)「カマっぽい」
(,,゚Д゚)「ていうかドク助! てめえ朝追い出したばかりだろ!」
( ・∀・)「懲りない奴だな」
('A`)「やっぱり息子の僕が出て行くのおかしいと思ったモナ」
( ,,^Д^)「お前、血繋がってないだろ」
('A`)「そうモナ? なんか複雑モナね……でも家族には変わりないモナよ、たぶん」
49
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:56:33 ID:YOhFJDH.0
ミ,,゚Д゚彡「たぶんって」
('A`)「いや! そう、家族! 家族なんだモナ! だから戻ってきたんだモナ!」
( ^ω^)「そうだそうだ!」
从 ゚∀从「いやだからてめえ誰だよ」
( ^ω^)「えっと、むす……こ?」
(,,゚Д゚)「いつ結婚したんだお前」
('A`;)「いやあ、いつだったモナか……ちょっとワケありで」
( ・∀・)「信用ならないな。こっちは今立て込んでいるんだ。悪いけど邪魔するようなら何度でも追い出して」
J( 'ー`)し「何かあったのかい」
50
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:56:55 ID:YOhFJDH.0
Σ(,,゚Д゚) Σ(・∀・ )
Σ(*゚ー゚) J( 'ー`)しフフ
Σミ,,゚Д゚彡 Σ(^Д^,,)
Σ从 ゚∀从 (>< )ナンダナンダ?
( ^ω^)「誰?」
('A`)「噂のばーちゃんとやらだ。あれ、でも死んだんじゃ……」
J( 'ー`)し「ちょっと寝てただけだよ」
(;・∀・)「え? えっと、呼吸が完全に止まっていた、ような」
51
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:57:19 ID:YOhFJDH.0
J( 'ー`)し「なんだろね、ラグがあったんだろうね」
(,,゚Д゚)「なんのことだ?」
J( 'ー`)し「おっと、喋りすぎたね。ん?」
J( 'ー`)し「んー?」
('A`)「な、何モナ?」
J( 'ー`)し「その語尾、それにこの雰囲気。間違いない」
J( 'ー`)し「あんた、モナさんだね。あたしゃでぃだよ」
52
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:57:51 ID:YOhFJDH.0
('A`)「お……」
(゚A゚)「義母さん!」
(;^ω^)「え、おばーちゃん!?」
ミ,,゚Д゚彡「かあさん?」
从 ゚∀从「ドク助さんはばーちゃんって呼んでいたような」
(,,゚Д゚)「どっちでもいい。ばーちゃんは二人のこと知ってるのか」
J( 'ー`)し「知ってるというか、感じているよ。複雑な事情も、ね」
( ^ω^)「そうなの?」
53
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:58:17 ID:YOhFJDH.0
J( 'ー`)し「ふふ、ツンちゃん随分太っちゃったわね」
(;・∀・)(ツンちゃん……?)
( ^ω^)「おばーちゃん、助けて! VIP村が大変な目に遭っちゃうの!」
J( 'ー`)し「慌てるんじゃないよ。あんたはあんたで、やるべきことをやるんだよ」
( ^ω^)「おばーちゃん……」
( ・∀・)(ドク助が教えてくれなかった理由って、ツンちゃんのことかな)
(*゚ー゚)(そっとしておいてあげましょうよ)
54
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 01:58:39 ID:YOhFJDH.0
( ><)「あのー、お取り込み中すいません」
( ,,^Д^)「おうそうだ、お取り込み中なんだ。ひっこんでな」
(;><)「いやいや、そうおっしゃらず。今友達に連絡取ってみたんですけど」
( ><)「ラブ・シベリアン、なんとかできそうです」
从 ゚∀从「人工知能の?」
( ,,^Д^)「適当だったら許さねえからな」
( ><)「嘘はいいません。こっちだって必死ですから」
( ><)「じゃあ、ここからは友達に変わります」
( ><)「ショボンくん、どうぞ」
(´・ω・`)『よし、聞えますか、みなさん』
55
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:00:14 ID:YOhFJDH.0
(´・ω・`)『――というわけで、あいつはゲームが大好きなんだ』
(´・ω・`)『打ち勝つには同じ土俵に立たなければならない』
(´・ω・`)『パワーバランスと関係のない、たとえば花札のような』
(,,゚Д゚)「だったらハインが適任だな」
从 ゚∀从「あたし?」
(,,゚Д゚)「いつもばーちゃんとやって鍛えていただろ」
从 ゚∀从「そうだけど、ばーちゃんは」
J( 'ー`)し「あたしゃもう全然憶えてないよ。忘れた。ハイン、頑張って」
从 ゚∀从ゞ「しょうがないなあ」
('A`)(義母さん、順応してるなあ……)
56
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:00:36 ID:YOhFJDH.0
カタカタ
从 ゚∀从「こいこい、こいこい。はい猪鹿蝶、三光、五光」
<グオオ
从 ゚∀从「勝ったわ」
( ><)「さすがなんです! ハインさん!」
从 ゚∀从ゞ「いやあ、どもども」
<グ、ググ
( ・∀・)「おい、ラブ・シベリアンが動いてるぞ」
(,,゚Д゚)「消滅しかけで何ができるってんだよ」
57
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:01:08 ID:YOhFJDH.0
<pi
ミ,,゚Д゚彡「カウントダウン……なんのだ?」
( ><)「この画像は……航空写真? いや、衛星写真? これが撮れるってことは」
(;><)「ま、まずいんです! 人工衛星がハックされているんです! 軌道をいじれば墜落待ったなしですよ!」
(;,,゚Д゚)「なんだとお!?」
(;,,^Д^)「おいおいおい、なんとかしろよビロードさんよお」
(;><)「なんとかっつっても……ショボン、策はありますか」
58
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:01:33 ID:YOhFJDH.0
(;´・ω・`)『こちらもハックしかえせば、と言いたいところだが……ラブ・シベリアンの防壁は僕や君だけじゃ厳しいな』
( ><)「同じPC部のブーンくんとか、空いてないんですか? 彼暗号とかめっちゃ強いですよね」
(´・ω・`)『朝から音信不通だよ。濃い喘ぎボイスで留守電残したんだけど、やり過ぎたかな』
( ><)「そらキレますし、消しますよ」
(´・ω・`)『こっちも解析は試み続ける! 諦めないでくれ』
( ><)「がってんです」
59
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:02:05 ID:YOhFJDH.0
( ,,^Д^)「おいおい、この画像に写ってるのウチじゃねえか?」
ミ,,゚Д゚彡「完璧に狙いを定めてやがるな……」
(;*゚ー゚)「やっぱり逃げた方が良いんじゃ」
( ・∀・)「いや、下手に動いたら逆に怪我をしかねない」
从 ゚∀从「ビロード……」
(,,゚Д゚)「ここはお前を信じるしかねえな」
( ><)「……」
(*><)「はいなんです!」
60
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:04:09 ID:YOhFJDH.0
( ><)「うおおおおおおおお!!!」
つ/ / カタカタカタカタ
( ><)「よろしくおねがいしまあああああああああす!!」
ッターン
(,,゚Д゚)「照準が」
( ,,^Д^)「ズレた!?」
从 ゚∀从「やったのか!?」
ミ;,,゚Д゚彡「見ろ! 外、なんか落ちてきてる!」
(*゚ー゚)「人工衛星……?」
(;・∀・)「まずい! みんな、伏せて!」
(;><)「衝撃、来ます!」
61
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:04:36 ID:YOhFJDH.0
原
作
岩
井
俊
二
.
62
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:05:13 ID:YOhFJDH.0
(゚、゚#トソン「ほら、馬鹿なことしてないで! 帰りますよ」
从;'ー'从「い〜や〜!! はなしてっ! 誰か助けて!」
(゚、゚#トソン「聞き分けのない子ね! 力尽くで」
<い〜や〜!
(;^ν^)「やべえ、どうしよう、あのオカン超怖いけどこのままじゃワタナベさんが」
( ^ν^)「このビー玉みたいなの、投げたらなんとかなんねえかなあ」
つ○
63
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:06:02 ID:YOhFJDH.0
( ^ν^)チラッ
从;'ー'从<ビェエエ
( ^ν^)「この……」
○
∩( ^ν^)「や、ろ……手を」
○
"
⊃^ν^)「離せ……あっ、やべ変な方向行っちゃった」
64
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:06:25 ID:YOhFJDH.0
カッ
( ^ν^)「うお、なんか遠くででっかい流れ星」
( つν )「まっぶし、ちょっ、なんの光だよこ……れ……」
ヒュンッ
65
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:06:46 ID:YOhFJDH.0
主
題
歌
山
下
達
郎
.
66
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:07:16 ID:YOhFJDH.0
( ,,^Д^)「ん、あれ」
ミ,,゚Д゚彡「なんともないな?」
(,,゚Д゚)「……人工衛星が、消えた?」
(;*゚ー゚)「みんな無事!?」
(;><)「なんとか……生きてます」
('A`;)「こ……腰が抜けたモナ」
67
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:07:43 ID:YOhFJDH.0
从 ゚∀从「もう大丈夫なのか?」
( ・∀・)「たぶん。なんか、釈然としないけど」
J( 'ー`)し「……」
( ^ω^)「おばーちゃん?」
J( 'ー`)し「うまくやるんだよ」
( ^ω^)「?」
68
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:08:11 ID:YOhFJDH.0
音
楽
R
A
D
W
I
M
. P
. S
.
69
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:08:38 ID:YOhFJDH.0
(;#゚;;-゚)「おいおい、嘘だろなんだよあの光!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「本当に……突然隕石が現われたお!!!?」
(;´∀`)】「国防総省! 至急迎撃の準備を……間に合わない? 馬鹿たれえ!」
(#゚;;-゚)「避難訓練と称して誘導はすませてある、が、効果は限定的だ」
ξ;゚⊿゚)ξ「村にはまだ人が大勢いるお……」
( ´∀`)「夏祭りだったんだよ。伝統ある花火だからって。証拠もないうちには止められなかった」
70
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:09:00 ID:YOhFJDH.0
ドタドタドタ
(;*゚∀゚)「おねーちゃん!」
ξ゚⊿゚)ξ「妹ちゃん!」
(;*゚∀゚)「おねーちゃん! 朝おかしいなんて言ってごめんね! あたし謝るから!」
(;*;∀;)「だから、あの隕石が落ちてきても一緒にいて! おねーちゃん!」
ξ゚⊿゚)ξ「妹ちゃん……」
ξ゚⊿゚)ξ(中身は僕だけど、って言ってる場合じゃないか)
71
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:09:23 ID:YOhFJDH.0
ξ゚⊿゚)ξ「よしよし、一緒にいようお」
(*;∀;)「……うん」
(#゚;;-゚)「職員の話によると、地下にシェルターがあるらしい。避難しよう」
ξ゚⊿゚)ξ「わかったお。あれ、村長さん?」
( ´∀`)「……」
(#゚;;-゚)「ばーちゃん、逃げるぞ」
( ´∀`)「嫌だよ、あたしはここにいる」
72
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:09:48 ID:YOhFJDH.0
(;#゚;;-゚)「は? なんでだよ」
( ´∀`)「敵の姿をよく見ておきたいからさ」
ξ;゚⊿゚)ξ「でも、急がないと衝撃波が」
( ´∀`)「そのときはそのときだ。でもね、しっかり見ておかないと」
( ´∀`)「きっちり反撃できないからね」
(#゚;;-゚)「……仕方ねえ」
ξ;゚⊿゚)ξ「ドク助さん!?」
73
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:10:19 ID:YOhFJDH.0
(#゚;;-゚)「こういうばーちゃんなんだよ。やられたらただじゃすまさないんだ」
(#゚;;-゚)「お前は早く避難しろ」
ξ゚⊿゚)ξ「でも……」
ギュッ
(*;∀;) ウウ
ξ゚⊿゚)ξ「う」
(#゚;;-゚)「ほら」
74
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:10:41 ID:YOhFJDH.0
ξ;゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「必ず、やり返してください」
(#゚;;-゚)「憶えておくよ」
( ´∀`)「もちろん」
ξ;゚⊿゚)ξ コクッ
タッタッタッタッタ
75
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:11:34 ID:YOhFJDH.0
ξ>⊿<)ξ「ドク助さん……ばーちゃんさん」
ξ>⊿゚)ξ チラッ
ξ゚⊿゚)ξ「隕石、もうあんなに近くに」
ξ゚⊿゚)ξ(しっかり見ておかないと、反撃できない……)
ξ゚⊿゚)ξ「……あれもしかして、隕石じゃない? 形状からして、人工衛星?」
ξ゚⊿゚)ξ(軌道をそらすことができれば、あるいは)
ξ;゚⊿゚)ξ「だめだ、考えるのにも、実行するのにも、時間がないお」
(*;∀;)「おねーちゃん」
ξ゚⊿゚)ξ「よしよし、急ごうお」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ;⊿;)ξ「ごめん、みんな」
76
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:12:28 ID:YOhFJDH.0
カッ
.
77
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:12:49 ID:YOhFJDH.0
「俺さ、未来から来たって言ったら」
「笑う?」
.
78
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:13:16 ID:YOhFJDH.0
挿
入
歌
奥
華
子
.
79
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:13:41 ID:YOhFJDH.0
.
80
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:14:08 ID:YOhFJDH.0
(#゚;;-゚)「どういう、ことだ」
( ´∀`)「光に飲まれた、と思ったけれど」
( ´∀`)「四肢、ついてるね」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「無事、なのかお……」
ξ゚⊿゚)ξ
つ⊂ サワッ
ξ゚⊿゚)ξ「……ない」
ξ;⊿;)ξ ブワッ
81
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:14:52 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)「今度は何が起きたんだい?」
(#゚;;-゚)「外が明るくなっている。時間が巻戻ったのか?」
(#゚;;-゚)「まったく、何処の誰が怪しいことをやったんだか」
(#゚;;-゚)「身体が入れ替わったり、過去に来たり。隕石が来たりして」
( ´∀`)「起きちまったものは仕方ないさ。受けて立とうじゃないか」
ξ゚⊿゚)ξ「何があってもおかしくない……」
ξ゚⊿゚)ξ ハッ
ξ゚⊿゚)ξ「今何時だお!?」
82
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:15:37 ID:YOhFJDH.0
(#゚;;-゚)「ちょうどお昼だな」
ξ゚⊿゚)ξ「あと六時間」
( ´∀`)】「今すぐ国防総省に電話を」
ξ゚⊿゚)ξ「待ってくれお! それじゃさっきまでと同じだお」
(#゚;;-゚)「しかし、他に隕石への対抗手段など」
ξ゚⊿゚)ξ「奴の出現位置は目測がついたお。それに、あれは隕石じゃないお」
(#゚;;-゚)「!?」
( ´∀`)「どういうことだい」
83
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:16:08 ID:YOhFJDH.0
ξ゚⊿゚)ξ「おそらくはR国の観測用人工衛星、それも旧型。回収待ちのオンボロだお」
ξ゚⊿゚)ξ「積み荷だって軽いはずだお。破壊は無理でも、軌道を変える程度なら」
ξ゚ー゚)ξ「花火でも可能だお」
(;#゚;;-゚)「正気かよお前」
ξ゚⊿゚)ξ「ありったけの玉を掻き集めて段幕を張るんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「湖付近は避けて、山向こうの窪地へ落とす。そうすれば、村を囲む連峰が衝撃波の楯になるお」
84
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:16:32 ID:YOhFJDH.0
( ´∀`)「気軽に言うね」
ξ;゚⊿゚)ξ「全然、気軽じゃないですお。脚が震えますお」
ξ゚⊿゚)ξ「でも……やれるとわかっててやらないのは、嫌ですお」
( ´∀`)「そうかい」
( ´∀`)「あたしも同意見だよ」
(#゚;;-゚)「ばーちゃん」
( ´∀`)「ドク助! 村全体に通達だ! これから来る大物、とっちめるよ!」
(#゚;;-゚)「……応!」
85
:
◆MgfCBKfMmo
:2017/12/31(日) 02:16:56 ID:YOhFJDH.0
六時間後
( ´∀`)「整ったね」
(#゚;;-゚)「あとは……待つだけ」
ξ゚⊿゚)ξ(来い来い……来い来い……)
カッ
Σ(#゚;;-゚)「来たか!」
( ´∀`)「このチャンス、逃がすんじゃないよ!」
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