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('A`)豪傑ミュージシャンのようです

1 ◆TeFSWO0uBM:2017/08/26(土) 15:49:15 ID:rLLw1i0c0

('A`)「俺はミュージシャンになる!!!!!」

J( 'ー`)し「えっ……何言ってるのたかし……」

('A`)「俺の曲で世界をひっくり返してやるんだよ!!!!」

J( 'ー`)し「無理よ!!! 現実を見なさい!!!!」

('A`)「うるせぇクソババァ!!!! ……おい出てこい!!!!」

( ^ω^)「よぉ」

(-_-)「へい兄貴」

J( 'ー`)し「ぶ、ブーンくん!! たかしが変なのよ!!!!」

('A`)「こいつらが俺の音楽友達だ!!!!」

J( 'ー`)し「バンドメンバーではないんだ!!!!」

('A`)「こんな奴らとバンドなんかやれるか!!!!」

(-_-)「ひどい」

J( 'ー`)し「可哀想じゃない!」

('A`)「黙れ!!! おい、犯っちまえ!!!」

J(;'ー`)し「えっ」

(-_-)「へい兄貴」

( ^ω^)「おおーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

J(;'ー`)し「きゃーーーーー!!!!!!!!」

('A`)「へへへ!!!!! マザーファッカー!!!!!!!」



.

7 ◆TeFSWO0uBM:2017/08/26(土) 15:53:07 ID:rLLw1i0c0

――1年後――





(;'A`)「お、親父が……死んだ……!?」


 突然の知らせに、俺は耳を疑った。まさかあの父が、あの元気だけが取り柄の父が、こんなにも早くこの世を去ってしまうとは。


(;'A`)「嘘だ……嘘だろ……。」


 胸の奥からこみ上げる何かに、脳は必死で抵抗を続けた。
 それでも、熱くなる目頭を俺は止めることができなくて、ただひたすらに泣いた。
 溢れ出る涙を拭うこともせず、嗚咽のような声を止めることもせず、滑稽にも見えるであろうその姿を、俺は気にも留めなかった。

 ――いや、このまま泣き続けたいとまで思っていた。


.

8 ◆TeFSWO0uBM:2017/08/26(土) 15:54:14 ID:rLLw1i0c0

 それでも、やがて涙は止まる。
 赤く腫れ上がった瞼を擦り、微かに震える足でステージに上る。

 観客達が珍しい物でも見るような目で俺を見つめているのが、むしろありがたいとまで思う。



 ――そうだ、俺をもっと見てくれ。そして、俺の歌を聴いてくれ。



 スタンドにセットされたマイクロフォンを握りしめて、俺は観客達を見つめた。


('A`)「……クソみたいな世の中だ。あっちを向けば悩み、こっちを向けば苦しむ。どこを見たって絶望しかありゃしない」

('A`)「お前らだってそう思うだろう? ああ、なんて生きにくい世界なんだ、ってな」

('A`)「俺は決してお前らを元気づけようなんて思っちゃいない。俺は俺のために歌い、俺だけを元気づけていく」

('A`)「お前らは、勝手にノッてくれりゃあそれでいいんだ」


 言い終えてマイクロフォンを振り翳すと、心の臓まで揺らすような爆音で、演奏が始まった。
 バックバンドのメンバーが奏でるその音楽に、俺は頭を揺らす。握りしめたマイクロフォンを高く掲げると、それに呼応するように観客たちも拳を掲げた。

9 ◆TeFSWO0uBM:2017/08/26(土) 15:54:53 ID:rLLw1i0c0

('A゚)「死ね!!!!!!」


 父は死んだ。
 あの優しい父は、もう俺に語りかけてくれる事はない。

 だが、俺はそいつを受け入れよう。この音楽が、それを後押ししてくれるような気がして、俺は小さな一歩を踏み出せそうな気がしたんだ。



('A゚)「野郎ども!!! 点火!!!!!」



(-_-)「へい兄貴」

(´゚ω゚`)「へい兄貴」

(*・∀・)「へっへっへ」

( ^ω^)「おおおーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」シュボッ


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