| 　＾o＾　|AA -Absolute Armour- のようです

1： ◆TeFSWO0uBM：2017/08/19(土) 00:04:22 ID:d1ERSoUg0: ('A`)「はぁ……じいちゃんが死んでから一年か」

('A`)「今更ばあちゃんが渡してきたこの鍵……」

('A`)「そして、じいちゃんが俺に見せたかったもの……。なんなんだろ……」

( 'A`)「この鍵で、ここを開ければ……」
　っﾞ　ｶﾞﾁｬ…
2： ◆TeFSWO0uBM：2017/08/19(土) 00:05:01 ID:d1ERSoUg0: 　　　　　　　　／￣＼
　　　　　　　　 |　　　　|
　　　　　　　　＼＿／
　　　　　　　　/　　　ヽ
　　　　　　　　|　|　　 | |
　　　　　　　　|　|　　 | |
　　　　　　　｜| 　　｜|
　　　　　　　　し|　 i　|J＝二フ
　　　　　　　　 .|　 |｜
　　　　　　　　｜ﾉﾉ
　　　　　　　　　.| .| （
　　　　　　　　　/ |＼.＼
　　　　　　　　　し' 　￣

　　　　　　ドーーーーーン！！！！

(;'A`)「うわっ！！！　巨大ロボ！！！？！？！？？？」
3： ◆TeFSWO0uBM：2017/08/19(土) 00:05:38 ID:d1ERSoUg0: | 　　o　　|

| 　＾o＾　|　ﾌﾞｩﾝ……

| 　＾o＾　|「あなたは　ドクオ」

(;'A`)「なっ……俺の名前を……」

| 　＾o＾　|「あなたがくるのを　まっていました」ﾎﾞｿｯ…

(;'A`)「声小せえ」

| 　＾O＾　|「あなたがくるのを！！！！！！！　まっていました！！！！！！！！」

(;'A`)「ああああうるせぇうるせぇ！！！！！！」

| 　＾o＾　|「これを　みてください」

(;'A`)「あ？」

| 　＾o＾　|「あなたの　おじいさんからの　メッセージです」

(;'A`)「……まじか……」

| 　＾o＾　|

| 　　　　|　ｼｭﾝｯ

| 　´∀｀　|　ﾌﾞｩﾝ…

(;'A`)「顔真似必要ないよね！？！？？」
4： ◆TeFSWO0uBM：2017/08/19(土) 00:06:17 ID:d1ERSoUg0: | 　＾o＾　|「貴方の祖父であるモナー博士が開発した特殊形状記憶樹脂を使用した人工皮膚のお陰で本物とほぼ相違ない顔を再現する新時代の技術でありましてこれを使用しない事はモナー博士の意思に背く行為となります故に私のプログラムでは避けられないのです」

(;'A`)「急に何言ってるかわかんねぇよ」

| 　＾o＾　|

| 　＾O＾　|「あなたの！！！！！！！！！！　そふである！！！！！！！！！！！　モナーはかせが！！！！！！！！！！」

(;'A`)「ああああうるせぇうるせぇやめろ！！！！！」

| 　´∀｀　|「ｶﾞｶﾞ……やぁドクオ。これを聞いているということは、ワシはもう死んでいたい、、、つらいョ、、、死にたい、、。。」

(;'A`)「メンヘラかよ」

| 　´∀｀　|「お前はきっと、このロボがなんなのか知りたいじゃろう。あれは今から200年以上前、世界は核の炎に包まれ……ワシが18歳の頃じゃった」

(;'A`)「お前何歳だったんだよ」

| 　´∀｀　|「実家の農作業の傍ら、ワシは趣味で巨大二足歩行兵器を作っておった」

(;'A`)「傍らにやる事じゃねーだろ。畑潰せよ」
5： ◆TeFSWO0uBM：2017/08/19(土) 00:06:53 ID:d1ERSoUg0: | 　´∀｀　|「そんなある日、鍬で畑を耕していると、一人の少女と出会……いや……彼女は女だったのか……？　生物学的には……いや……果たして……そんな……」

(;'A`)「何疑心暗鬼になってんだよ。ときめきを信じろ」

| 　´∀｀　|「少女と出会った。彼女は都会から越してきたというので、ワシは毎日彼女に村の案内をしてやって、その礼として農作業を手伝わせた。ワシは昼寝してた」

(;'A`)「ヒモか」

| 　´∀｀　|「気づけばワシらは恋に落ちていた……。だがその一年後、彼女は再び都会に戻ることになった」

| 　´∀｀　|「それからは文通よ文通。メル友。写メ添えて」

(;'A`)「ちょっと現代寄りにしてるつもりだろうが無理があるぞ」

| 　´∀｀　|「しかし、再びこの国で戦争が始まった」

(;'A`)
　ｺﾞｸﾘ…

| 　´∀｀　|「彼女の安否を知るべく、私は田舎を飛び出して都会へ駆けてしまった」

(;'A`)「ちょっとかっこいいなクソ」

| 　´∀｀　|「そりゃもう爆撃よ。雨のように降り注ぐ爆撃の中ワシは徒歩で向かった」

(;'A`)「駆けろよ。ロボ使えよ」

| 　´∀｀　|「ようやっと辿り着いた都会……。そしてワシは目の当たりにしてしまったのだ……悲しい事実を……」

(;'A`)「……嘘だろ……」
6： ◆TeFSWO0uBM：2017/08/19(土) 00:07:30 ID:d1ERSoUg0: | 　´∀｀　|「彼女が……彼女が…………」

(;'A`)
　ｺﾞｸﾘ…

| 　´∀｀　|「乙女ロードを散策しているのを！！！」

(;'A`)「どうでもいいわ！！！！」

| 　´∀｀　|「彼女は腐女子だったのだ……！！！！　だからワシも一緒に散策した……！！！！！　やおい……！！！！」

(;'A`)「ちょっと楽しんでるじゃねーか！！！　ホモ好きか！！！！」

| 　´∀｀　|「そうしてワシは彼女と結ばれた……。その孫が、お前じゃよ」

(;'A`)「一世代すっ飛ばしたな」

| 　´∀｀　|「お前も……いい青春を送れよ……ドクオ……」

| 　´∀｀　|「……ﾌﾞﾂｯ」

| 　＾o＾　|「はい　いじょうです」

(;'A`)「ロボの話は！？！？？？？？！？！！！？！？？？？」

| 　´∀｀　|「ｶﾞｶﾞ……実家の農作業の傍ら、ワシは趣味で巨大二足歩行兵器を作っておった……ﾌﾞﾂｯ」

(;'A`)「情報そんだけ！？！？？？　人生かけてこの規模の物作っといてそんなちっぽけな情報でいいの！？！？？」

| 　＾o＾　|「わたしをつくりあげたのは　わずか5じかんです」

(;'A`)「才能あるじゃん！！！　やっぱ畑仕事辞めろよ！！！」
7： ◆TeFSWO0uBM：2017/08/19(土) 00:08:07 ID:d1ERSoUg0: | 　＾o＾　|「わたしの　やくめは　これでおわりです」

(;'A`)「メッセージ伝えただけじゃねーか！！！　巨大である必要もロボである必要もなくない！？！？？？」

| 　＾o＾　|「じばく　します　5　4　3」

(;'A`)「ちょ、ちょっと待て何だ自爆って！！！　やめろやめろ！！！！」

| 　＾o＾　|「つらいョ、、、しにたい、、、、リスカしョ、、。」

(;'A`)「お前もメンヘラか」

| 　＾o＾　|

| 　＾o＾　|「は　これは」

(;'A`)「なんだよ急に」

| 　＾o＾　|「たいへんです　きょだいへいきが　こちらへむかって　きゅうせっきん　しています」

| 　＾o＾　|「わかりますよね？」

(;'A`)「なんで同意求めてんだよ、わかるわけねーだろ」

| 　＾o＾　|「これはきけんです　ドクオさん　わたしにのってください」

(;'A`)「乗る……？　まさかお前を操作して戦うってのか……？」

| 　＾o＾　|「そんなかんじです　はやく」
8： ◆TeFSWO0uBM：2017/08/19(土) 00:08:42 ID:d1ERSoUg0: (;'A`)「どこから乗るんだよ」

| 　＾o＾　|「わたしの　ケツがいりぐちです」

(;'A`)「そこはせめて出口にしてくれ……」

| 　＾o＾　|「モナーはかせの　しゅみです」

(;'A`)「クソどうでもいいんだよ！！！　早くケツ向けろオラ！！！」

| *＾o＾　|「そ　そんならんぼうな」

(;'A`)「くそぶち殺してぇこのロボ」

　ｷﾞｨｨ

(;'A`)「階段……」

　ｶﾝｺﾝｶﾝｺﾝ…

(;'A`)「……の途中になんでPS4が置いてあんだよ……」

| 　＾o＾　|「わたしのせいぎょは　PS4で　おこなわれています」

(;'A`)「ASIMOもびっくりだよ。それならもうちょっと安全な場所に置けや」

(;'A`)「……お、コックピットか」

| ＾o＾ |AA -Absolute Armour- のようです