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( ・∀・)精液を浴びないと死んじゃうようですリハ*゚ー゚リ
1
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:06:44 ID:YzBF2MUE0
ドエロ祭りですね。
無駄に長くなってしまったのでスレ立て。
たぶんどっかのエロゲやアニメに似たような話があるかも
2
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:08:26 ID:YzBF2MUE0
( ・∀・)「アイシス、今日は早く帰れるぞ」
茶碗を片手にオレはテーブルの向かいに座るアイシスにそう言った。
リハ*゚ー゚リ「えっ、ホント!?」
アイシスはオレと同じく茶碗を持ちながら嬉しそうに反応する。
オレは続けて言った。
( ・∀・)「ああ、だから、その、なんていうか……」
( ・∀・)「最近できてなかったし、今晩、な……?」
リハ*//ー//リ「う、うん…」
アイシスは顔を真っ赤にしてうつむいた。そういう仕草が可愛らしい。
3
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:09:33 ID:YzBF2MUE0
( ・∀・)精液を浴びないと死んじゃうようですリハ*゚ー゚リ
4
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:11:39 ID:YzBF2MUE0
オレとアイシスが同棲を始めてあと少しで1年になる。
お互い別の職場で働いているため、同棲する前に家事は分担すると決めていたが、
どこか古風なところがあるのかほとんどの家事をアイシスが一人で行っている。
今食べているこの朝食もオレより1時間以上も早く起きて作ってくれたものだ。
リハ*゚ー゚リ「あ、でもアレまだあったっけ……?」
( ・∀・)「あー、こないだ使い切っちゃったんだっけ?」
( ・∀・)「じゃあ帰りに薬局行って買っとくよ」
リハ*゚ー゚リ「ごめんね〜、よろしく!」
アイシスとはいわゆる幼馴染だ。
幼稚園、小学校、中学校と同じところに通い、いつも一緒にいるのが当たり前だった。
高校はそれぞれ別の学校に行くようになってしばらく疎遠になっていたが、
高3で通い始めた塾で再会した。
もともと肩までかかる栗色の髪の毛が特徴的だったのだが、
久しぶりに見た時はその髪の毛にパーマをかけていたのか、
ややウェーブがかったものとなっており中学のころとは違う大人びた印象を与えた。
今思い返すとそれがアイシスを意識するようになったきっかけだったと思う。
以来、オレは再びかつてのようにちょくちょくアイシスと話すようになった。
5
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:13:13 ID:YzBF2MUE0
リハ*゚ー゚リ「あとついでにそこで洗剤も買ってきてくれる?今日は安い日なの」
( ・∀・)「りょーかい」
リハ*゚ー゚リ「なんかいろいろお願いしちゃってごめんねー」
( ・∀・)「別にいいよ、てか、むしろもっとオレを頼っていいんだからな?」
リハ*^ー^リ「モララーは優しいね。ありがとう!」
(*・∀・)
本当に可愛いな、おい。
アイシスのこういった純粋無垢で優しい性格は小さいころから変わっていない。
付き合うようになったのは受験が終わり二人で遊びに行ったとき。
オレから告白するとアイシスが満面の笑みを浮かべてうなずいてくれた。
それから別々の大学に行ってそれぞれの職場に就職して1年後に同棲を始めた。
今は二人で貯金をして、目標の額を超えたら結婚をする予定だ。
将来的には子供も持ちたいと考えているが、それは当然結婚してからにするつもりだ。
だから避妊は徹底的に行う。アイシスにはピルを飲んでもらい、ゴムも絶対に忘れない。
6
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:14:46 ID:YzBF2MUE0
( ・∀・)「じゃあ、行ってきます」
リハ*゚ー゚リ「私も行ってきます!」
家を出てそれぞれ反対方向へ進む。
家に近い駅が2つあり、オレとアイシスの使う駅が異なっているためだ。
同僚にオレたちの生活について話すと真面目だと言われたが、
将来のことを考えればそれくらいが調度いいのではないだろうか。
アイシスと決めたことだ。不満は何もない。
ただ、全く問題がないわけでもない。
7
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:16:19 ID:YzBF2MUE0
* * *
ヴー、ヴー
仕事中、ポケットに入れていた携帯電話が震えた。アイシスからのメールだ。
オレはメールを開いた。
( ‐∀‐)(またか……)
思わずため息をついてしまった。
アイシスは生まれつき体が弱いのか、頻繁に熱を出す。
多いときには月に数回は体調を崩してしまう。
今日もどうやら職場で症状が出てしまい、早退したらしい。
当然、熱を出した時にはセックスはしない。というか、できない。
( ・∀・)(よし、ちゃっちゃと終わらせるか)
オレはできるだけ早く会社を出るために再び仕事に取り組んだ。
8
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:17:21 ID:YzBF2MUE0
* * *
( ・∀・)「ただいま」
アイシスは寝室の布団で寝ていた。
リハ; ー リ「おかえり……、モララー」
どうやら普段よりも体調が悪いらしい。
リハ; ー リ「ごめん、ね……?今日は、できそうにないや」
( ・∀・)「気にすんなよ」
( ・∀・)「てか、寝てていいから」
リハ; ー リ「ううん、おひるに、たくさん寝たから、ねむくはないや……」
( ・∀・)「そうか。おかゆ作ろうか?」
リハ; ー リ「食欲ないからいいや……」
アイシスの栗色の髪の毛は汗でしっとりと濡れていた。
9
:
名無しさん
:2016/10/14(金) 03:18:55 ID:YzBF2MUE0
( ・∀・)「じゃあ、ポカリ買ってきたけど飲む?」
リハ; ー リ「うん……」
リハ; ー リ「そこに、おいといて」
( ・∀・)「わかった」
オレはポカリを枕元に置いて立ち上がった。
( ・∀・)「とりあえず寝とけよ?」
( ・∀・)「……おやすみ」
そして音を立てないように静かにドアを閉めた。
今夜アイシスとセックスができないのは正直残念だとは思った。
だけどそんなのは些細な問題だ。別にセックスが全てなわけじゃない。
オレはアイシスといるだけで十分幸せだ。アイシスもそう言ってくれた。
オレはアイシスを愛している。
アイシスもオレを愛している。
そしてオレたちはこの心地よい生活がいつまでも続く、そう思っていた―――。
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