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沼男はいないようです

1 ◆qRAFc2g8TE:2016/03/30(水) 14:46:57 ID:jK9Wh.Rc0





「もう一度問おう」





「君たちは、ニセモノを許すことが出来るか?」





* * *

2名無しさん:2016/03/30(水) 14:48:46 ID:jK9Wh.Rc0

 ポン、と。
到着音が、3人の乗客の耳に響く。
上部パネルに映し出された階数表示は、この建物の最上階を示している。

 音もなく左右に扉が開くと、出口には白衣姿の老人が1人佇んでいた。

 3人組は驚いた様子だったが、呆然としているわけにもいかない。
扉が閉じてしまう前に、慌てて鉄箱から降りる。

 全員が降りたことを確認してから、老人は口上を述べた。


/ ,' 3「ようこそ、私の研究所へ。本日はわざわざ来てくれてありがとう、学生諸君」


 それだけ言うと、老人は返事も待たずに背を向け、スタスタと歩き始めた。
廊下は一本道になっていて、最奥には両開きの扉が見える。

 「学生諸君」と呼ばれた3人の男女は、置いて行かれぬよう、老人の後ろについていく。


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