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きのことひじきとなかま達

1名無し草:2014/07/22(火) 13:34:10
ひじきときのこに萌えつつ
燃料がない時には周辺の人々で適当に萌える妄想スレ

62名無しさん:2015/07/13(月) 22:07:41
zrは後ろから黒のウエストに手を回す
今度は振り払われなかった
どうやら少し機嫌が直ったようだ
そのまま両手で引き寄せ白い項に触れるだけのキスをすると、黒は擽ったそうに身を捩る
赤く染まった耳に唇を寄せzrはあやすように囁いた
「天気が回復したらまた時間作るから、その時は絶対行こうな」
「…うん。約束だからな」
黒はzrの手に手を重ね指を絡める
zrは耳の後ろ、耳朶、後頭部…と口づけていく
腕の中の体温が少しずつ上がるのが分かる
黒は切ない吐息と共に呟いた
「水の中に…閉じ込められたみたいだ…」
zrは項に赤い跡をつけ
「お前と二人なら閉じ込められても退屈しないな」
そう答えて首筋に唇を滑らせた
黒の身体がzrに凭れ掛かる
zrは黒を“姫抱き”で抱え上げ、白いソファに横たえた
熱っぽい目で見上げる黒に覆い被さると、優しいキスの雨を降らせる
黒はzrの首に両手を回し唇を薄く開いて目を細めた
妖艶な表情にzrは引き込まれていく

63名無しさん:2015/07/14(火) 21:18:45
黒の柔らかい唇の感触を楽しむように、角度を変えて何度も口づける
舌を差し込むと、拙い動きながら応えようと黒は自らの舌を絡ませてきた
「はふ…っ…ん…」
縋るように細い指がzrの服を掴む
ようやく唇を離すと、黒は目元を赤く染め、濡れた唇は半開きのままくたっとソファに身を沈めた
zrはわざと耳に唇をくっつけて囁くように尋ねる
「今日は何して過ごそうか。映画でも見るか。それともゲームやるか」
拳を握った黒の手が力なくzrの胸を叩く
「ああ、朝飯まだだったな。食べるか?」
「後で…いいから…」
潤んだ目で睨みつける黒の、次の言葉をzrが楽しそうに待っていると
「…続き、したい」
黒は悔しそうに、しかし欲の滲んだ声で小さく呟いた
「何の続きだ?」
「バカzr…」
泣きそうな顔で罵る黒にそそられる
zrは手早く黒のシャツの前を開き、あっという間にズボンを脱がせた
黒は白い身体にシャツ一枚引っ掛けただけの姿になる
布のかかっていないところを隅々までzrは丁寧に唇で辿り始めた
火が点いた黒の身体は敏感に反応する

64名無しさん:2015/07/16(木) 21:52:26
初めは痛いだけだったがやがて慣れてきたのかその痛みも多少和らいできた。
その代わりに提督のモノが私の中を動くたびに膣内で痛みより快楽が占める比率が大きくなってくる。

「うぅっ…あぁ…提督…気持ちいいです。」
「俺もだ…」
「良かった…提督も私で気持ちよくなってるんですね…っうん!」
「…正直言うと、もうこっちも余裕が無くなってきた。」
 ピストン運動を続けながら提督が呟く。正直こちらも限界が近づいている。
「私も…イキそう…提督、今日私安全日なんです。だから…中にっ!」
「初霜っ…もう限界だ…」
「はい。提督、いつでも…どうぞ。」
「うっ…くうっ…」
 提督はそのまま私の中に精液を発射した。熱いドロリとした精液が私の子宮に注がれていくのが分かる。

65名無しさん:2015/07/17(金) 19:58:17
黒の長い足を片方ソファのヘリに引っ掛けて、もう片方はzrの膝の上に乗せる
両肘は座面につけて上体ををやや起こし気味にし、黒はzrと向かい合う形になる
脚を大きく開かれた状態ではっきりと顔を合わせることに今更ながら黒は恥ずかしくなってきた
いくら外が暗いとはいえ今はまだ午前中
室内は相手がはっきり認識できるくらいには明るい
zrにまじまじと身体を見られることに羞恥心を煽られる
愛撫を施しながら顔を見て、黒が恥ずかしがって泣きそうなのにzrは気付いた
上目遣いの潤んだ瞳、何か言いたげな半開きの赤い唇、上気した頬
はっきり言って欲を煽る要素しかない
反応している黒自身を片手で撫で回しながら、zrは自分の指を思わせぶりにぺろりと舐める
手の中の黒はそれに顕著に反応して先端からジワリと滲み出てきた
zrが薄く笑うと黒は耳まで赤く染めて目を伏せる
「あ…あんまり見るな…」
「何で?お前今最高にいい顔してるぞ」
そう言ってzrは舐めた指で黒の入り口を撫でた
膝の上の黒の脚がぴくっと動いたのがわかる
zrは指で巧みに慣らしながら少しずつ潜り込ませていく
「っう…ん、んん…」
黒は詰めた息を細く吐き出す
黒の苦しさを逃がすように、zrは身を屈めて前に優しく口づけた

66名無しさん:2015/07/18(土) 00:09:08
そのまま口で前を可愛がりながら後ろの指を増やして奥に進む
中指があの箇所に触れた途端
「ぁあんっ!」
黒は高く啼いて身体を跳ねさせた
その反応に目を細め、zrは更に指先でグリグリ刺激する
口の中の黒が溢れてくる
「ゃっ…ゃぁああっ…ダメぇ、zr…っあ…」
乳首を尖らせ身悶える黒にzrはいつもの意地悪な笑みを浮かべ、唇と指を同時に離した
高められるだけ高められて突然止められた刺激に、黒は一瞬何が起こったのかわからないようだ
じっと見つめると黒は涙声で
「zr、なんで…」
「お前の言うダメって、どっちの意味?」
質問の意味が分かると、ぎゅっと目を閉じ
「……zrが…知ってる方…」
小声で告げる黒は、請うようにzrを見上げる
zrは肌蹴た肩にキスして膝に乗せた足を抱えると、ひくつくそこに自身を押し当てゆっくり侵入していった
黒の熱に包み込まれ、奥へ誘われる
「は…っ…ん」
黒の指がソファを引っ掻く
黒の中で馴染むのを待って、zrはゆっくり動き出した

67名無しさん:2015/07/18(土) 22:14:36
角度を調節し、先がしこりを掠めるだけの位置で止めて、zrはいつもより小さく弱く動かす
もっと強い刺激を知っている黒は、当然物足りなくて自ら腰を揺らしもっと奥まで迎えようとする
いつもより焦らし過ぎだ
早く高みに連れて行ってほしくて黒はzrの手の甲に軽く爪を立てる
「焦るなよ。時間はたっぷりあるだろ」
「ヤダ…早くぅ…」
「いい子にしてろ」
zrは腰の動きをそのままに片手で黒のくびれを撫でた
黒の目は益々潤み、身体は熱を持て余す
いつまでこの状態なんだ…なんでこんなに焦らすんだ…
唇を噛みしめて涙を堪える黒
と、身体の奥から何かが湧き上がってくるのに気が付いた
じわじわと侵食する波はだんだん大きくなってくる
「な、に…?」
身体の奥から熱が溢れてくる
「…!っん…っあ…や、何これ…あっ、あっ、ああっ!」
大きな快感の波が黒の内側で溢れ出す
自分の意思に関係なく身体が勝手に昇り詰める
「あっあっ、zrっ…ぁあああんっ!」
射精しないまま、黒はドライで達した

68名無しさん:2015/07/20(月) 17:20:08
尾を引く快感にガクガク身体が震えて止まらない
一瞬目の前が白くなって、気が付くとzrが額にキスしていた
「…おかしくなっちゃう…」
黒が掠れた声で呟くと、zrは目を覗き込んで
「こういうのは嫌か?」
「……ゃ…じゃ、ない…」
そう言って手を伸ばす黒に応えるように、zrは黒を抱きしめた
黒のシャツは汗で濡れて背中に張り付いている
「ヤじゃないけど…」
黒は抱きついたままくぐもった声で
「今度は…一緒にイきたい」
恥ずかしがるくせに大胆な黒
こいつは俺を煽る天才だな、と心の中でzrは呟いた
体位を入れ替え、zrがソファに深く腰掛けて、その上に黒を乗せる
いきなり深く差しこまれる体勢に、感度の増している黒は胸を反らせた
丁度いい位置にある乳首を舌先でつつくと、黒の身体がくねる
「先にイくなよ…」
囁いて、zrは下からグッと突き上げた
「は、んんっ!」
黒の爪に背中を引っ掻かれる

69名無しさん:2015/07/22(水) 00:58:48
耳元で甘い啼き声を上げる黒につられ、zrの律動は激しくなる
黒は必死にzrにしがみつく
耐えようとして無意識なのか、時々zrの肩に噛みついてくる
「んっ、んんっ、ああっ」
ソファの軋む音と黒の啼き声と二人の息遣いが部屋中を満たす
「zr…zrっ、もう…イきた、い…」
黒がzrの肩口に額を擦りつけて泣きだした
zrは黒の顎を掴んで顔を上げさせると、泣き言を取り込むように深いキスをする
片手は今日まだ一度も解放されない黒の中心を擦る
「んんんっ、んはぁ…やあぁ…もぉ…お願、い」
泣いて首を横に振る黒は限界ギリギリだ
zrは両手で黒の腰を掴むと、中を蹂躙するように激しく突き上げた
「あぁ!やっ、あ!あっ!ん!あっ!」
顎を上げて黒が仰け反る
揺さぶりながら一番敏感なポイントを強く突く
「ダメっ!ああっ!あん!…やああぁあっ!」
背中を反らせ、腹を白く濡らして黒は果てた
黒の中で強く締め付けられたzrも、追うように勢い良く放つ
部屋に広がる静寂
二人は暫く、ぐったりとソファに身を沈めた

70名無しさん:2015/07/22(水) 01:37:23
「…腹減った」
ふいに黒が呟いた
「朝飯食べるか?」
「うん」
黒はよろよろと起き上がる
「先にシャワー使っていい?」
「ああ」
「…一緒に入る?」
気だるげに微笑んでそんなことを言う黒にzrは内心驚いた
「へえ…」
「なにニヤニヤしてんの?風呂に入るだけだよ」
「もちろん。お前何想像したの?」
「なんもしてねーし」
「昨夜良く寝たからな」
「風呂入るだけ」
「元気あり余ってんだな」
「風呂入るだけだってば!」
そんなやりとりをしながら、二人はバスルームに消えて行った

                                  ―終―

71名無しさん:2015/07/22(水) 01:45:47
.

72名無しさん:2015/07/22(水) 11:32:51
.

73名無しさん:2015/07/22(水) 18:59:56
.

74名無しさん:2015/07/22(水) 20:09:44
.

75名無しさん:2015/07/22(水) 20:18:35
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76名無しさん:2015/07/23(木) 17:44:45
.

77名無しさん:2015/07/23(木) 19:14:41
いつも勝手に楽しませていただいてます
ここのzr黒最高だよなーとニヤニヤしながら
zrはかっこいいし黒は可愛いし
書いてくれてここにのせてくれて本当にありがとう

78名無しさん:2015/07/23(木) 23:08:23
.

79名無しさん:2015/07/24(金) 02:25:58
>>77
こちらこそありがとうございます
でも書くのって本当難しいねw

80名無しさん:2015/07/24(金) 22:52:44
.

81名無しさん:2015/07/25(土) 15:05:38
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82名無しさん:2015/07/25(土) 15:06:15
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83名無しさん:2015/07/27(月) 17:54:40
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84名無しさん:2015/07/27(月) 18:07:56
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85名無しさん:2015/08/01(土) 08:28:34
馴染みの店は相変わらず賑やかだった
客の中に悪友の姿を見つけた
「お前不能になっちゃったの?」
開口一番「久しぶり」でも「元気か」でもなく悪友らしい言葉にzrは肩を竦めて笑った
「お前はいつも通りだな」
「これでも心配してんだぞ。どうしたんだよzr、最近のお前はらしくねえ。ナニがあったか知らないがリハビリにあっちの二人に声かけようぜ」
悪友が顎で示した先には黒髪のスレンダー美女と、茶髪のグラマラス美女がこちらを気にして飲んでいた
こいつとは昔から好みが被らなかったな…と、zrは他人事のようにぼんやり思い出しながら
「俺は飲みに来たんだよ。お前ひとりで頑張ってこい」
「おい冷てえなzr!以前のお前はもっとアタタカミのある人間だったのに。お前ホントにzrか?」
「あーうるせー。いいからさっさと行って来い」
酒が入らない方があいつは成功率高いんだがな、と飲みながら考えて、いつか教えてやろうと頭の中で適当に締めくくる
最近は家飲みばかりだが、元々はこういう雰囲気も好きだった
静かに飲みたい時は別の店へ行くが、気楽な会話を求めるならここが一番だ
そもそも家飲みを好むのはあいつがいる時限定だしな、とzrはある顔を思い浮かべる
あいつ…今一番自分の心を占める、黒髪色白細見の小生意気な少年黒
黒は今、久しぶりに再会した友人と泊りがけで遊びに行っている
出掛ける当日、黒はやや不安そうな顔で
『あんまり…ハメ外すなよ』
何を言いたいのかzrはすぐに理解した

86名無しさん:2015/08/02(日) 06:19:04
馬鹿だなそんな心配は無用なのに、とすぐに返そうとしてふと考えた
黒には身近で過去の自分のあれこれを見られている
今は二人の関係も変化した
友人としてなら平気だったことも、今は気になるのは当然かもしれない
これからテーマパークで遊ぼうとする奴にこんな顔をさせては駄目だ
zrは努めていつもの笑みを浮かべた
『お前こそ、はしゃぎ過ぎて迷子になるなよ』
『なっ…!ならねーよ!』
曇っていた黒の表情に活気が戻る
『自分の名前と連れの名前は係員にしっかり伝えるんだぞ』
『クソムカつく!』
『土産よろしくな』
『絶対買わねーから!』
いつもの調子を取り戻し黒は出掛けて行った
あいつは今頃ホテルの部屋でゲームでもしてるかな
友人はゲーム仲間でもあると言っていた
気付けば黒のことばかり考える自分に笑えてくる
誰かのことをこんなに考えるなんて今までなかった
心が満たされると何気ない時間も楽しく感じる
悪友に知られたら病気だと騒がれるだろうけどな、とおかしくなった

87名無しさん:2015/08/03(月) 13:06:53
美女二人相手に奮闘する悪友を暫く眺めていたが、雲行きが怪しくなってきた
彼女らが自分に狙いを定めてきてるようだ
zrは一気にグラスを空け店を出た
巻き込まれるのはごめんだ、特に今は
真っ直ぐ家に向かう
三毛柄のふくよかな美女が自分の帰りを待っている
正確には缶詰を待っているかもしれないが
この三日間夜を共に過ごしたのは、ソファで丸まって眠るふかふかの彼女だけだ
今夜も彼女の隣りで映画でも観るか
黒は明日帰って来る
角を曲がりアパートが見えてきて、zrは異変に気付いた
自分の部屋の窓に明かりが灯っている
消し忘れか、家の気紛れな美女が点けてしまったのか
それとも……
急いで玄関のドアを開けると見慣れたスニーカーが転がっていた
寝室のドアを開ける
ベッドには、猫みたいに丸まって眠る黒の姿があった
zrはそっと近づき傍らに腰掛ける
さらさらの黒髪を梳くように撫でると「…ぅうん…」と眉を寄せ、黒はゆっくり目を開けた
ぼんやりと彷徨う視線がzrを捉える

88名無しさん:2015/08/04(火) 07:54:51
「…zr」
「お目覚めか王子様、おかえり」
「ただいま…」
目を細めて答える黒はやっぱり猫のようだ
「早かったな。連絡くれれば迎えに行ったのに」
「あ、うん…。驚かせたくて…」
起き上がりながら黒は目を逸らせる
何か後ろめたいことがあるのか
敢えて触れずにzrは寝癖のついた髪を撫でた
「驚いたぞ。電気消し忘れたかと思った」
わしゃわしゃと髪を掻き乱すと「やめろよー!」と黒は笑いながら逃げる
そのまま擽り合いになり二人でベッドの上を転がった
寝そべるzrに黒が覆い被さる
「お酒…飲んで来たの?」
「ああ」
「だ、誰と…?」
「一人だよ。店であいつに会ったけどな」
悪友の名前を告げると黒は「ああ、あの人」と苦笑した
「あいつにさ言われたよ、不能になったのかって」
「ええっ!?」

89名無しさん:2015/08/05(水) 07:02:13
何を考えたか手に取るようにわかる程黒の顔が赤くなる
zrは「ふふ」と笑って黒の赤い頬を撫でた
「仕事して、外で飯食って、フットサルやって、軽く飲んで」
「…」
「真っ直ぐ家に帰って、映画観て、寝る。なかなか充実した三日間だったぞ」
「…うん」
「お前は楽しかったか?」
「楽しかったよ。二日かけて遊びまくったから。十回は並んだアトラクションもあったし」
「そうか」
「写真もいっぱい撮った。ホテルではゲームしてた」
「ふふ、やっぱりか」
「面白い店もいっぱいあって、買い物したり……」
黒の言葉が止まる
「どうした?」
zrは両手で黒の頬を包んで、目を覗き込む
間近で見ると黒い瞳に吸い込まれそうだ
「二日目の夜は疲れててよく眠れたけど、一日目と昨日は眠れなかった」
「だから寝てたのか。お前今日はもう寝ろ」
「もう目が覚めたよ」
黒は両手でzrのシャツの胸元をぎゅっと握った

90名無しさん:2015/08/06(木) 17:08:43
視線がそのまま手元に落ちる
「zr、俺………ごめん」
「何だよ?」
「俺zrのこと試した」
こちらを見ないまま黒は呟く
「帰る日を一日遅く言ったの…驚かせたかったのもあるけど…」
「お前がいない間、俺が誰か部屋に連れ込むかもって思ったのか?」
笑いを堪えて後を続けると、黒は決まり悪そうに黙って頷く
「お前…」
「呆れたよね。自分でも俺ウゼーって思うし。こんな試すなんて」
「ふっ…はははははっ」
堪えきれずに笑うと黒はムッとした顔でやっとこっちを見た
「笑うなよ!」
「お前、帰ってきた時俺が誰か連れ込んでたらどうするつもりだったの?」
「…黙って帰った。……もう笑うなバカzr!」
怒って起き上がろうとする黒を、zrは抱き込んで押さえる
「離せよっ離せっ!」
「あーお前可愛いわ」
「馬鹿にしてんだろ!もう帰るっ離せ!」
「やだね。今日は帰さん。今決めた」

91名無しさん:2015/08/07(金) 10:47:03
項を撫で下ろし襟元から指を潜らせて首の付け根をなぞると、黒の抵抗が緩む
腰に回した手は身体のラインを辿るように動かしながら、zrは囁いた
「疑いは晴らさなきゃな」
黒が拗ねた目を向ける
「もう、疑ってないって」
「証明しなきゃならないだろ…不能じゃないって」
「そっちかよ」
思わず吹き出す黒にzrは、真剣な顔で告げた
「俺がどうなのか、お前しか証明出来ないからな」
「zr…」
不意打ちのような言葉に、黒は何も言えなくなる
そのまま胸元に顔をうずめた
「不安にさせて悪かった」
真剣に謝るzrに、黒は顔をうずめたまま首を振る
「俺も…信じなくてゴメン」
「電話でもすればよかったな」
「俺はかけようと思ったよ」
「かけてくれればよかったのに。これでも遠慮してたんだぞ」
「だって…夜遅かったし…」
「あー…言いたいことはわかった。お前意外にいじらしいな」

92名無しさん:2015/08/07(金) 20:55:36
「意外には余計だ」
と言って黒はかぷっとzrの顎を甘噛みする
笑うzrの唇にも噛みついて、猫のようにペロッと舐めた
zrは黒の後頭部を掴んで引き寄せ深いキスを仕掛ける
身体を密着させて貪るようなキスを繰り返すと、互いに反応してくるのがわかる
唇を離しzrの手が黒のシャツにかかると、力の抜けた手が止めた
黒はzrの腹に手をついて体を起こし、自ら服を脱ぎ始める
腰を撫でるzrの手を外すと下も全部脱いだ
zrの服も脱がしにかかる
いつになく積極的な黒に手を伸ばすのを我慢して、zrはされるがままになった
全て取り払うと黒は唇を求めて身を屈める
再び唇を重ねしがみつく黒の身体に、許しを得たとばかりにzrは両手を這わせた
手の平に吸い付くような滑らかな肌の感触を堪能する
肩甲骨から背中の窪み、脇腹を撫でるとくすぐったいのか身を捩る
脇腹をわざと往復するとキスを止めて「もぉ!」と笑いながら手を掴まれた
掴まれたままzrは両手を上げて黒の顔を寄せると短くキスして囁く
「黒、壁に手突けよ」
「え…」
zrは半身を起すと素早く両手を掴み返し、戸惑う黒を導いて自分の後ろの壁に両手を突かせる
黒は膝立ちでzrを壁ドンするような格好になった

93名無しさん:2015/08/07(金) 23:12:38
「そのままな」
そう言ってzrは舌先で肌を辿りながら少しずつ体を下にずらしていく
黒が小さく身震いする
喉仏から鎖骨の間を通り体の中心線に沿って下りていく
鳩尾から下腹部に来ると腹筋がピクピク動くのがわかった
上を見ると目元を赤く染めた黒と目が合う
目を合わせたまま完全に反応している中心に舌を近づける
「はぁ…」
切ない吐息を漏らし黒の体温が上がった
見せつけるようにゆっくりと先端を舐め上げる
「は…ぁん」
黒の腰が揺れる
zrは手探りで取り出した潤滑剤を使い、黒の後ろを開いていく
埋め込んだ指で中を探り弱い個所を刺激すると
「あっ、ぁあっ」
壁に爪を立て身悶えた
崩れ落ちそうな身体を片手で支え、前と後ろの刺激を徐々に強めていく
「あぁっん、イ…くぅ…っ…ぁあっ」
黒の背が撓る
zrは寸前で唇を離すと、腰を支えていた手を前に回し熱を受け止めた

94名無しさん:2015/08/08(土) 02:46:35
余韻に身体を震わせる黒
zrは指を抜いて黒の下から抜け出すとそのまま後ろに回る
黒の身体を引き寄せ腰を掴んで引き上げると、解された入口に押し入った
中で蠢いて奥へ奥へと誘われる
壁を引っ掻いていた黒の指は、今度は枕を握りしめる
久方ぶりの交わりに二人は激しく求めあった
「あ、あ…は、んん、ああっ、ああっ」
弱いところを狙って責められ、黒は啼かされ喘がされる
飢えを満たすようにzrは相性の良すぎる身体を思うさま貪る
浅く突いてみたり、ギリギリ抜けそうなところまで引いて深く押し込んだり
zrの動きに翻弄されながら、黒の身体は与えられる快楽に悦んで反応する
自ら腰を動かしもっと…と強請り始める
後ろから、前から、上から、下から、一晩中飽きることなく二人の行為は続いた
最後には気絶するように黒は眠りに落ちた
zrは簡単な後処理をして心地よい疲労に身を委ねる
身も心も満たされ、二人は翌日の昼近くまで眠り込んだ
起きて黒の掠れ声を聞きながら、zrはこの数日を振り返り思った
俺達の関係はまた一歩進んだ、確実に

                                       ―終―

95名無しさん:2015/08/08(土) 03:01:29
.

96名無しさん:2015/08/08(土) 03:02:01
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97名無しさん:2015/08/08(土) 03:02:59
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98名無しさん:2015/08/08(土) 03:03:53
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99名無しさん:2015/08/08(土) 03:04:26
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100名無しさん:2015/08/08(土) 12:29:38
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101名無しさん:2015/08/10(月) 09:47:36
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102名無しさん:2015/08/12(水) 08:13:38
唇同士が名残り惜しく離れる
前髪を後ろに撫でつけた癖のある髪に黒はずっと指を絡めていた
朝の光を浴びてzrの彫りの深い顔にくっきりと影が出来る
「…そろそろ帰るわ」
「うん…」
一晩中自分を包み込んでいた腕が解かれて代わりに冷たいシーツが肌に触れる
脱ぎ散らかした服を拾って着替える後ろ姿を黒はずっと眺めていた
zrは脱ぎ捨ててあった黒の服も拾ってベッドの上に置く
俺も着替えようと黒が気怠い身体を起こしかけるとzrに止められた
「いいよ、お前まだ寝てろ」
「でも…」
「いいって」
zrは決まり悪そうに笑って
「見送られたら…帰りたくなくなる」
一瞬丸くなった黒の目はその後三日月のように細まり、シーツの中に引っ込んだ
「じゃあな」と掛けられた言葉もドアの閉まる音もシーツの中で聞いていた
一人きりの空間で嬉しい気持ちと淋しい気持ちが交差する
やっぱり会うのはzrの家がいいなと思いながら黒は眠りに落ちた

                                       ―終―

103名無しさん:2015/08/12(水) 12:20:26
.

104名無しさん:2015/08/12(水) 12:21:25
.

105名無しさん:2015/08/12(水) 12:22:22
.

106名無しさん:2015/08/12(水) 12:23:07
.

107名無しさん:2015/08/12(水) 12:24:16
.

108名無しさん.:2015/08/12(水) 22:30:57
.

109名無しさん:2015/08/13(木) 00:46:20
【ID】818552807
【自分のフレンド枠】
イザナミ…進化テキーラ友撃特級L
クシナダ…イザナミ(一応運極です)
ヤマタケ…コルセア一撃失心特級L
イザナギ…神化ルシファー友撃特級L
ツクヨミ…神化ウリエル速必殺L
阿修羅…神化関羽怪我減り特級L
摩利支天…卑弥呼友撃特級M
毘沙門天…ギムレット戦型加撃特級
大黒天…神化弁慶同族加速特級L
毘沙門天…ハクア
【求めるフレンド枠】
まだまだ空きがありますのでどなたでもどうぞ

110名無しさん:2015/08/13(木) 09:17:50
.

111名無しさん:2015/08/14(金) 09:48:31
.

112名無しさん:2015/08/14(金) 23:14:47
「これ後輩から預かってきた」
と女友達から渡されたのは可愛らしい封筒
「ラブレターみたいだな」
「みたいじゃなくてそうでしょ、どう見ても」
「後輩って女の子?」
「当たり前じゃん。何言ってんの」
女友達は笑って
「あんた一、二年からは王子様って言われてんだから、変なこと言ってイメージ崩さないでよ」
「変なことって…」
「ちゃんとその子に返事してね」
「…うん」
「小柄で可愛くて守ってやりたくなるタイプだよ。黒の好みだと思うけど」
「…」
「とにかくちゃんと渡したからね」
言うだけ言って役目は終わったとばかりに彼女は晴れやかな笑顔で帰って行った
手紙を鞄にしまい黒も学校を出る
足は自然とzrの家へ向かった
合鍵で中に入り勝手に寛ぐ
ネクタイを緩めソファに座って早速手紙を読んだ
やはりラブレターだった

113名無しさん:2015/08/15(土) 16:35:47
返事は手紙でと思ったが今手元に便箋がない
zrは絶対持ってないだろう
仕方ない明日直接返事しようと決めて黒は手紙を封筒に戻した
zrの帰りを待つ間課題を済ませておく
余裕で終わらせ、催促されて猫にご飯をやる
「遅いな…」
連絡しようか迷ったが仕事の邪魔はしたくない
腹が満たされソファで丸くなって眠る猫を撫でながら
「まだかな」
と何となく話しかけてみる
「王子様だって、俺が」
手紙には入学した時からずっと好きでしたと書いてあった
去年の自分なら、もしかするとこの子の気持ちに応えてやれたのかもしれない
そんなことを考えて、黒は一人笑って首を横に振る
もしもの話なんて無意味だ
俺は王子様なんかじゃない
もしも俺が王子様なら、その物語は未完で終わってしまう
大抵物語の王子様は、まだ見ぬお姫様を救いに行くのが役目だ
お姫様の元へ向かう途中、王子は一人の剣士と出会いました
黒王子は、その剣士に夢中になってしまいました

114名無しさん:2015/08/17(月) 13:03:55
後三十分だけ待ってみて帰ってこなかったら家へ帰ろう
猫を撫でる手を止めテレビをつける
何か面白そうな映画でもないかなとラックを漁ってみた
これといって興味を引くものはない
大体zrとは映画や音楽の趣味があまり合わなかった
所謂アダルトな類の物を見つけたらどうしよう…
ほんの少し期待したが何も見つからず
ザッピングしながら時計を気にして過ごす
ニ十分程経った頃外で物音がした
玄関まで行きドアが開く瞬間
「おかえり!」
大きな声で出迎えるとzrは片眉を上げて
「お前珍しいな木曜に…ああ、ただいま」
驚かそうとしたのに不発に終わり黒はちょっとがっかりした
部屋の電気を消しておけばよかった、作戦失敗だ
「何だそれ?」
zrの視線の先にはテーブルの上のあの手紙
「ラブレター。もらった」
「へえ…どんな子だ?可愛い子か?」
「そうみたい。小柄で守ってやりたくなる俺好みの子だってさ」

115名無しさん:2015/08/21(金) 00:14:29
「お前の好み初めて聞いたな」
zrは興味深そうに黒を見つめ、それから手紙を眺めた
zrの反応をやや不満に思いながら、黒は「そうだ」と切り出す
「一応聞くけどzr便箋持ってないよね」
「持ってると思うか?」
「予想通りの答えをありがとう」
「手紙で返事するのか。律儀だなお前」
「そのつもりだったけど、直接言うことにする」
「優しい返事の仕方を教えてやろうか」
「いらないいらない」
黒はひらひらと手を振り、手紙を鞄に戻した
つけっぱなしのテレビにつられるように、二人は自然な流れでソファに並んで座る
肘掛けに凭れながらzrは黒を改めて眺めた
「お前学校から直接家に来たのか。家に連絡したか?」
黒が小さく首を横に振ると
「よし送ってやる。明日も学校だろ」
「まだ大丈夫」
「制服汚れたら明日困るだろ」
ネクタイを引っ張って顔を寄せ囁くzrに黒は上目づかいで返した
「汚さないようにすればいいだろ」

116名無しさん:2015/08/21(金) 21:06:29
黒はzrの膝に思わせぶりに手を乗せる
「まったく…」
zrはため息と共に呟いて黒を押し倒した
手早くベルトを外されると黒は腰を浮かせる
下着ごと脱がされ靴下だけ残った下肢は視覚的にくるものがあった
こいつはたちが悪い
あっさり火を点けられたzrはシャツのボタンを下から順に外していく
一つ一つ外されることにこの先を予感して黒も知らず呼吸が早まる
残り一つのボタンを残してzrはシャツを左右に開いた
赤く小さな二つの突起が誘う
唇を寄せると黒は息を荒げて癖のある髪に指を絡めてきた
唇と舌と器用な指が白い肌を這いまわる
声を抑えようと黒は咄嗟に自分のネクタイを噛んだ
それを見てzrは含んだ笑みを浮かべ囁く
「お前のこんな姿を見たら、どう思うだろうな」
ふいに王子様という言葉が黒の頭の中に浮かび上がった
悪い剣士に惹かれてしまった黒王子
お姫様を助けに行かなくちゃ…
そう思いながら快楽に耽って抜け出せなくなりました
もう少し…もう少しだけ…

117名無しさん:2015/08/28(金) 00:58:07
こんなこと知られたら軽蔑されるかな、とか
zrの奴いつもサイズ違い二つ用意してんの?、とか
被せられた薄い膜に熱を溢しながら黒はそんなことを考えて
けれど昂る身体に引き摺られるように思考が霧散していった
そんなこと、どうでもいい
今は何も…考えられない
同じく薄い膜に隔てられたzrの昂りに身体の中を好きにされながら
黒は抑えきれなくなって声を上げる
黒の上擦った啼き声はzrを更に奥へ引き摺り込んでいく
あられもない声も反応も引き出されながら思う
誰に何を言われようと引き返すことは出来ない
何も知らない頃になんて戻れるはずもない
ごめんねお姫様
もう助けに行くことは出来そうもない
次の王子様が現れるまで待っていてね
それとも痺れを切らして自分で何とかするのかな
物語を最後まで見届けられないけれど
どうか幸せな結末でありますように…

                              ―終―

118名無しさん.:2015/08/28(金) 01:39:37
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119名無しさん:2015/08/28(金) 18:19:50
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120名無しさん:2015/08/30(日) 09:32:26
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121名無しさん:2015/08/31(月) 17:44:09
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122名無しさん:2015/09/03(木) 19:18:43
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123名無しさん:2015/09/04(金) 17:45:59
.

124名無しさん:2015/09/05(土) 07:32:24
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125名無しさん:2015/09/06(日) 11:19:00
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126名無しさん:2015/09/07(月) 20:31:59
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127名無しさん:2015/09/11(金) 20:29:59
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128名無しさん:2015/09/13(日) 18:53:35
.

129名無しさん:2015/09/14(月) 18:24:33
.

130名無しさん:2015/09/18(金) 23:23:21
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131名無しさん:2015/09/20(日) 01:00:26
待ってます

132名無しさん:2015/09/21(月) 10:22:00
私も!待ってます。

133名無しさん:2015/10/02(金) 19:19:41
ごめんまだ忙しい

134名無しさん:2015/10/05(月) 20:38:12
気長に待ってます

135名無しさん:2015/10/05(月) 23:01:12
私も

136名無しさん:2015/11/12(木) 20:02:34


137名無しさん:2015/12/03(木) 18:11:19
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138名無しさん:2015/12/04(金) 18:37:28
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139名無しさん:2015/12/05(土) 17:04:28
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140名無しさん:2015/12/11(金) 21:49:23
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141名無しさん:2015/12/12(土) 11:10:45
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142名無しさん:2015/12/14(月) 19:48:55
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143名無しさん:2015/12/14(月) 19:54:14
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144名無しさん:2015/12/14(月) 19:54:58
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145名無しさん:2015/12/18(金) 17:58:33
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146名無しさん:2015/12/19(土) 17:27:45
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147名無しさん:2015/12/19(土) 17:29:05
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148名無しさん:2015/12/19(土) 17:30:10
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149名無しさん:2015/12/19(土) 17:30:43
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150名無しさん:2015/12/19(土) 17:31:13
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151名無しさん:2015/12/19(土) 17:31:47
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152名無しさん:2015/12/21(月) 18:04:30
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153名無しさん:2015/12/21(月) 18:54:37
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154名無しさん:2015/12/25(金) 13:54:25
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155名無しさん:2015/12/27(日) 18:17:10
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156名無しさん:2015/12/27(日) 18:18:21
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157名無しさん:2015/12/27(日) 18:18:55
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158名無しさん:2015/12/27(日) 18:19:36
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159名無しさん:2015/12/27(日) 18:20:27
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160名無しさん:2015/12/28(月) 14:13:02
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161名無しさん:2016/01/01(金) 14:20:42
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