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まーちゃんとまりあんLOVEりんのスーパー姉妹スレ@新狼

197名無し募集中。。。:2018/12/22(土) 15:15:54
何回死ぬねーん!!(嬉)

198名無し募集中。。。:2019/02/11(月) 19:34:21
ほんとうの黒幕が分かったときのまりあのシークエンス
(ニコニコしながら)「残念です。あなたを1回しか殺せないのが」

199名無し募集中。。。:2019/03/21(木) 08:33:56
このスレの存在を知ってるとミリタリー系のゲームがはかどるよね
まさきのインテリジェンスを表現しにくいのが惜しいが

200まりあのバリスティック:2019/04/28(日) 11:33:54
何度目かの衝撃を感じたとき、真莉愛の右脇腹の低い位置で何かが防弾ベストを貫通した。
強烈な痛みは腹腔に血が溜まるにつれて、たちまち耐えがたいものになる。
銃声と爆発音がすぐ近くで炸裂している。それがだんだん小さくなり、心地よい声になっていく。

その場から逃れようと勢いよく飛びのいたところで真莉愛は目を覚ました。
そしてカウチから転げ落ちていないことに、いつものように驚いた。
実際には小さくピクリと動くだけだということは経験から分かっている。
生々しい過去から目覚めるときは、毎回決まって同じで、記憶という夢幻状態がプツリと途絶えたとき飛び起きるのだ。

真莉愛は落ち着いてゆっくり深呼吸をして、激しく脈打つ鼓動を鎮めようとした。
「深呼吸をして、まりあちゃん。大丈夫かな?」梨沙の声が薄暗い部屋の向こうから聞こえる。

心臓がどくどくと鳴り、手が震え、胸に冷たい汗をかいているが、真莉愛は感情を押し殺した。
「水を持ってきましょうか?」梨沙が言う。「いえ。いい。大丈夫」真莉愛が答える。

カウチから両脚を下ろすと、背中と脇腹が強張っていて、つい顔をしかめた。
催眠状態から目覚めたあとは、全身が凝っていて、順応するためにしばらく時間が必要だった。

記憶を取り戻すために過去へ退行するのは、これで5回目だが、今回は何かが引っかかりすっきりしなかった。
「鞘師…さんが…」
梨沙がノートを開き、記録しようと身構えた。
「鞘師里保、暗殺部隊きっての凄腕ね」梨沙はノートに素早く書きこみ、パラパラとページを遡る。

「鞘師里保のことは、今回初めて口にしたのかな」
真莉愛は懸命に記憶をたどった。口にしたことがあったか?思い出しても口にしなかっただけか?
梨沙は猛然とメモを取ったが、片手を上げて口を開いた。
「思い出したことを話して。あれこれ考える必要はないの。ただ思い出したことを口にすればいいのよ」

いちいちを記録されることに、真莉愛は懐疑的になっていた。
感情のひとつが浮上してくる。激しい怒りだ。
真莉愛は唸るように唇を歪めて、勢いよく手を突き出すと、梨沙の柔らかく脆い喉をつかんだ。
このまま気道を握り潰してやる。そうしたい気持ちはあった。だが、しなかった。

「大丈夫よ」梨沙はすぐに守衛に向かって叫んだ。
叫べるくらいには息ができているのだから、梨沙は危害を加えられているわけではない。
それが分かるくらいには、ここの警備員たちは利口だろうか?真莉愛はそんなことを考えた。

梨沙は平然としているが、手に伝わってくる脈拍は冷静さを装っているだけだと分かる。
「どうしてそんなに攻撃的なの?」
「…攻撃的な人間だから…だと思う…」
「質問を変えましょう。その攻撃衝動は“あなた”のもの?」

自分の身に何が起こったのか。何をされたのか。
真莉愛の口は真一文字に結ばれ、鼻息は荒かった。
しかし、やがて視線を落とし自分の手を見つめると、ゆっくりと指を開き、梨沙を解放した。

梨沙は喉をさすり、自分の手の届かない距離に身を引くだろう。
真莉愛はそう予想していた。だが梨沙はそのどちらもしなかった。
代わりに微笑んで真莉愛の手を握った。「一緒に来て。見せたいものがある」

201名無し募集中。。。:2019/04/28(日) 15:18:50
GWに急にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

202まりあのバリスティック:2019/04/28(日) 17:18:03
真莉愛は博物館を訪れたことはない。というより、学校らしきものに通ったことすらなかった。
にもかかわらず、梨沙に案内されて通ってきた数々の部屋は、その両方を思わせた。

注意深く分類され、解析されるべき資料として、おびただしい数の展示ケースがある。
図書館のような空気がありながら、同時に俗世から隔てられたような雰囲気を与えていた。

ガラス製の透明な壁に貼り出されている1枚の写真に真莉愛は見入った。
自分が写っている。幼い自分だ。
近づいてよくよく調べてみると、この区画は真莉愛の人生の奇妙で不穏な“スクラップブック”だと分かった。

少女時代の古いポラロイド写真は自然な色合いを失い、黄色に褪せている。
真莉愛の様々な顔写真の膨大なコレクションだった。
いくつかには扇情的な見出しが特筆大書されている。作戦名と死者数。任務の詳細。武器を持っている真莉愛自身――。

挙げ句に、数世紀前まで遡る一族の家系図らしきものまである。
家系についてなど、真莉愛は何も知らなかった。
下腹部が冷たくなるのを感じた。「これはいったい…。あなたは何なの?ストーカーなの?」

「あなたのことなら、すべて調べてある」梨沙は答えた。穏やかな口調と態度だった。
「出生記録から医療記録。心理プロファイル、セロトニン・レベルまで」
そう言って、つけ加えた。「あなたがしてきた他傷行為も」

真莉愛は愕然とし、吐きそうになったが、同時に梨沙の話に心をつかまれてもいた。
梨沙は方向転換し、別のコレクションのほうに無造作に歩いていった。
暗殺部隊の仲間たち。そう聞かされても、その言葉――その名前――は何の意味も持たないと同時に、いくつもの予兆をはらんでいた。

「殺し屋たち。部隊は壊滅した。わずかな生き残りはいたけれど」間を置いてつけ加えた。「あなたは生き残りよ」
「人殺しだと…。そうか、わたしをそういう目で見てるのね」
「あなたは大勢の命を奪っている」その言葉にはいかなる非難もこめられていなかった。
梨沙にとって、それは単なる事実でしかないのだろう。

「思い出せなくても、過去は消えない」梨沙は真莉愛に歩み寄る。
好奇心から訊いているようでもあり、挑発しているようでもあった。「わたしを殺したい?」

返事はせず、回れ右して、部屋の物色を再開する。
1枚の写真に目を落とした。鳥肌が立つほど見覚えがあるはずなのに、思い出せない。

女が写っている。車椅子のその女は、唇の端が歪み、愁いを帯びた笑みを浮かべていた。
その集中した表情から、撮影者以外の何かを見つめているように見える。
「…佐藤さん…」その言葉は余韻を持って漂い、真莉愛の身体に沁みこんだ。

203名無し募集中。。。:2019/05/11(土) 16:53:38
期待

204名無し募集中。。。:2019/05/20(月) 22:07:26
マリーア様「殺しますよ、きえぃぃ」

205名無し募集中。。。:2019/06/24(月) 07:15:39
新たな刺客が3人きたぞ・・・

206まりあのバリスティック:2020/08/22(土) 10:58:06
そのジムは車5台分のガレージを改造したものだった。
トレーニング用の様々なマシーンが設置されている。

真莉愛はグレーのTシャツ、グレーのヨガパンツという服装で自重エクササイズをこなした。
そして重いサンドバッグを相手に殴ったり蹴ったりしたあと、登攀用ロープに向かう。

ガレージの天井は3メートル弱なので、それほど高くはない。
だがロープの間隔は1メートルもないので、登るのはかなり難しい。
真莉愛は左右の手に手袋をはめてから1本ずつロープをつかみ登りはじめた。

片手で自分の身体を引き上げながら、もう1本のロープをつかんだ手を上にずらす。
足は垂らしたままで、肩、腕、背中の筋肉を駆使する。
天井に達すると、1本のロープを両手でつかみ、するすると下りる。
それを限界まで繰り返した。

膝に手をついてしゃがみ、荒い息を整えていると、警護官の男がにやにやと笑いながらジムに入ってきた。
「運動の時間は終わりだ。着替えて部屋に戻れ」

地下の廊下の照明が真莉愛の首筋の汗をきらきらと光らせる。
警護官は馴れ馴れしい態度で話しかけてくる。
「ちょっとは愛想よくしたらどうだ?こっちは親切にしてるだろう?」

真莉愛は、目は前に向けたまま歩き続けた。
無視されることに気を悪くしたふうもなく警護官はあからさまに真莉愛の肢体をじろじろと眺める。
「性悪女が」

真莉愛は自分にあてがわれた部屋でシャワーを浴びて着替えた。
監視カメラで何人もの警護官が見ているだろうことは承知している。
だが、どうしようもなかった。

そして別の警護官に、別の部屋へ連れていかれる。
梨沙はすでに中央のテーブルについていた。
真空断熱カップがふたつ置いてある。
梨沙は研究者らしい白衣を着て、厚いフォルダーに片手を載せていた。

飾り気のない実用的な眼鏡で真莉愛を見てから、ボールペンを口元に近づける。
「まりあちゃん、体調はいかが?」

207まりあのバリスティック:2020/08/22(土) 11:26:36
真莉愛はテーブルの向かいに座った。
「今日は遅かったのね。時計がないからどれくらい遅いのかは分からないけど。
外はもう暗い。いつもはもっと早いわ」
真莉愛はカップを手にしてアイスティーを一口飲んだ。

「デートの約束でもあるの?」
梨沙は冗談めかして微笑んだ。
「かもしれない」真莉愛はにこりともせず応じる。

「外出にはわたしの許可が必要だし、そんな書類はどこにもないようだけど」
梨沙はまだ微笑んでいる。
真莉愛が何も答えなかったので、梨沙は言った。
「時間は大切だものね。さっそくはじめましょ」

真莉愛はうなずき、窓の外の木立が風に揺れているのを眺めた。
梨沙がテーブルに置いたリモコンでデジタルレコーダーを起動する。
「今夜は76回目の面談。2時間ほどかかる。終わったら部屋に戻っていいわ」

「部屋?監房でしょ?」真莉愛が言う。
梨沙はため息を漏らした。
「拘禁用に造られた部屋だということは事実だけど鉄格子はないわ。
夜に鍵をかけるのはあなたの安全を考慮してのことよ。
昼間は施設内を自由に歩き回れるはずよ」

真莉愛は口を尖らせて言い返す。
「警護官に一挙手一投足を見張られながらね」
「警護官といってくれてほっとした。きつくあたってると聞いたけど」

「全員じゃない」真莉愛が目を伏せる。
「いやらしい目で見てくる奴だけよ」
それを聞いて梨沙が眉をひそめた。
「誰?プロ意識がないわね。交替させるわ」

真莉愛は顔の前で両手を振った。
「そんな必要はない。あんな男たち、まりあにとっては“無害”だから」

208名無し募集中。。。:2020/08/23(日) 18:07:30
更新キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!

209名無し募集中。。。:2020/08/24(月) 07:09:56
おお!つづき(゚∀゚)キタコレ!!

210名無し募集中。。。:2020/09/04(金) 17:49:09
職人キター

211まりあのバリスティック:2020/09/22(火) 13:36:41
【第3部】

地下拘禁室から100メートルほど離れたところに6人の女がいた。
土砂降りの雨に打たれながら、遠くに見える建物を目指し、山腹を登っていく。

建物の明かりが暗視ゴーグルを通して見えた。
樹木に隠されるような位置に屋敷はある。
正面に通ずる2車線の九折の道に差しかかり、楓が握りこぶしをあげた。
一行は即座にその場にしゃがむ。

声を出さないようハンドサインで楓が指示を出す。
玲奈と知沙希が西に離れていく。
ほまれと愛生は東に向かった。

莉央に手招きをして、楓とふたり、濡れた樹木の蔭に陣取るよう告げる。
最大限の効果をあげるため、3方向から屋敷に接近するのだ。

楓は濡れた落ち葉に沈みこむように伏せながら、スナイパー・ライフルの2脚を引き出す。
望遠照準器で守衛詰所をのぞいた。
「ひとり」歩哨の側頭部に狙いをつける。

莉央がヘッドセットのスイッチを入れる。「位置についた」
「私設車道、位置についた」イヤホンからほまれの声が聞こえた。

裏の森をパトロールしている動哨にライフルの照準を合わせている知沙希からも応答がある。
「ターゲットひとつ。捉えている」

捕捉できていないサブジェクトは屋敷の外にはいないことを確認し、楓が言う。
「突入準備…」

屋敷の防御はかなり厳重だと、あらかじめチームには伝達してある。
楓は不安を振り払うように頭を振った。

「3…2…1」
楓が「1」と言った直後に、ターゲットを照準器に捉えていた3人が、サプレッサーで減音されたライフル弾を発射した。

正面ゲートの歩哨の首ががくりと折れ、守衛詰所の床に倒れる。
同時に森の動哨と私道の歩哨も、水浸しの落ち葉の上に前のめりに倒れた。

全員が身を起こし、屋敷に接近する。
真莉愛奪還の強襲作戦がスタートした。
「まりあ、待っててよ」楓が走りながら叫んだ。

212名無し募集中。。。:2020/10/09(金) 22:27:21
いいよいいよ

213名無し募集中。。。:2020/10/13(火) 06:38:37
15期が登場してる!

214名無し募集中。。。:2020/10/13(火) 16:15:37
https://www.instagram.com/saganokan/
倉樽他の人に比べて圧倒的に写真掲載数少なくてwwww
今回3位以下も結構モデル採用されてるから
2位のビジュアル見てヤバイって事で保険かけられたんじゃねーのwwww
朝日奈央は何やっても下品にならない
あの回はらむたん回が何故かお蔵入りしてねじ込まれてる
その後らむたんだけは別枠で放送
毎回4人に確認する通例からいくと
らむたん以外の3人が何かしらの都合で出れなくなったんだと思う
江渡尾島玉川はお気に入りメンバー

215名無し募集中。。。:2020/11/22(日) 23:01:23
更新うれP


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