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SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部
971
:
名無し募集中。。。
:2019/06/26(水) 22:15:25
本当に泡沫で終えちゃった、、
てか数えてたなら伝えなかったのはハルナンの落ち度だw
972
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/06/27(木) 13:21:18
「うわああああああ!!」
カノンは絶叫し、モモコ目掛けて飛びかかった。
相手が絶対に動けないと確信していたモモコは反応することが出来ず、頰にパンチを貰ってしまう。
(えっ!?……58秒っていうのはブラフだったってこと?……)
真っ先にカノンが嘘をついたことを疑ったモモコだったが、すぐにその考えを取りやめた。
相手の顔を見ればよく分かる。カノンは今、無理をして動かぬ身体を叩き起こしているのだ。
モモコの説明が長かったおかげで、限界を超えるための体力をちょっぴりだけ取り戻したのだろう。
それを理解したモモコは、ひどく哀しい顔をする。
(あのまま諦めてくれればどれだけ良かったか……
酷だけど……カノンちゃんは手を抜いていい相手ではない。やるしかない。)
ベリーズ達は本日行ったミーティングにて、相手の命を奪う覚悟で戦うことを決意していた。
クマイチャンだって、ミヤビだって、相手が誰であろうと殺す気で刃を振るっている。
そんな中でモモコだけが甘い考えを持つわけにはいかなかった。
「ツグナガ拳法”派生”……」
モモコのツクナガ拳法には3つの派生技がある。
「派生・貫の構え」によって、ピンキー(小指)のドリルでカノンの肉体に穴をあけるのが良いだろうか。
いや、今の限界を超えたカノンはそれでは止まらないだろう。
「派生・謝の構え」によって、相手の攻撃の軌道をそらして技を台無しにしたうえで、「許してにゃん」と謝るのが良いだろうか。
いや、真摯に向かってくるカノンに対してそれは礼に欠ける。
やはり、ここは礼を正すべきだ。
カノンが剣士として己の全てを突きつけて来ようとするのであれば、モモコだって剣士として立ち向かわなくてはならない。
「……”閃の構え”」
一閃、モモコは小指でカノンの胸を切り裂いた。
指の振りが速すぎるあまり、その”斬撃”は火花をもたらし、
まるでモモコの小指からビームが発せられたかのように見えていた。
「あ……あああ……」
脚だけでなく胸からも大量出血しているカノンには、限界を超える力は残されていなかった。
彼女の脳は急激に酸素を欲している。だが、血液を流し続けている今、酸素を送り込むことは叶わない。
これ以上の活動を許さぬカノンの身体は、意識を強制的に断つ選択をする。
「カノンさん!カノンさぁん!!」
大声を出して駆けつけようとするアーリーだったが、ハルナンにしがみつかれ、制されてしまう。
「アーリーちゃん落ち着いて!」
「だって!早く治療しないと本当に死んじゃう!」
「分かってる!分かってるから私たちは今すぐにでも勝利しないといけないの!
もうエリポンさんもカノンさんもマーチャンも戦えない!
アイリ様と、アーリーちゃんと、私の3人でやらないといけないの……」
「うっ……うっ……」
「私を信用できない気持ちは理解できる。でも、今は私の話を聞いて。」
2人が言い合っているところで、モモコとアイリは突然の来客に気づいた。
それは、カントリーのメンバーであるチサキ・ココロコ・レッドミミーだった。
疲労困憊で今すぐにでも倒れてしまいそうだが、モモコの命令通りにこの場にやってきたのである。
「……勝ったんだね。」
「はい……でもごめんなさい……私、もう、眠くて戦えません……」
「ううん。いいの。みんなも連れてきてくれて、本当に有難う。」
モモコはチサキが連れてきた大勢のカエルの側をチラリと見た。
そのカエルらは気を失っているリサ、マナカ、マイの3名をこの場に連れてきている。
「モモち先輩」
「……なに?」
「私も、みんなも、モモち先輩のことを信じてます。 この後何があったとしても、攻めたりなんかしません。」
「……」
「だから……勝ってください。」
全ての力を使い果たしたのか、チサキは最後の言葉と同時に倒れてしまった。
せっかくリサ、マナカ、チサキ、マイがこの場に戻ってきたというのに、これでは全く戦力にならない。
だが、モモコは決してそんな事は思っていなかった。
「ありがとう……残る相手はアイリとハルナンとアーリーちゃんの3人だよ……みんなで協力して倒そう。」
モモコは予備の糸を取り出し、思いを込めて、投げつけていった。
973
:
名無し募集中。。。
:2019/06/27(木) 18:32:09
動けないカントリーのメンバーに糸?モモコがやろうとしていることは・・・あの曲のイントロが聞こえてくるw
974
:
名無し募集中。。。
:2019/06/28(金) 12:11:34
暗器返却のため帰還促してたのかと思いきや
ここまで都合の良くタチ悪い協力って言葉は久々に聞きましたw
975
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/06/28(金) 15:36:18
●場面1 : 武道館東口 「チームダンス部 vs シミハム&リシャコ」
シミハムはすでに”それ”を消し終えていた。
以前にも述べたが、シミハムは敵対する者よりは協力的な者の方が消しやすく、
また、意思を持つ者よりは無生物の方がより簡単に存在を消すことが出来る。
精神のすり減り具合から、もうシミハムとリシャコを交互に消滅させると言うような芸当は出来なくなるが、
ここからのシミハムは、無駄な消耗なしで戦いに臨むことが可能になる。
「……!」
シミハムは数メートル先にいるナカサキ目掛けて攻撃を仕掛けた。
下半身を故障しているナカサキに追い打ちをかけることで、チームダンス部の戦力を大幅にダウンさせようと考えたのだ。
(シミハムは何をしようとしているの?こんなに離れてるのに攻撃が通るわけが……)
自分とシミハムの距離は十分に離れていると判断したナカサキは、いたずらに逃げずに、観察に徹することにした。
何かの罠であることを警戒したのだ。
だが、これは罠でもなんでもない。
シミハムの武器はあっという間にナカサキの元へと達し、腹に強烈な一撃を喰らわせる。
「!!?……な、何を!?」
シミハムはただ普通に、己の武器を使って攻撃しただけ。
だと言うのに、食卓の騎士であるナカサキともある者が全く防御することなく受けてしまったのだ。
「……」
シミハムは武器を手前に引っ張り戻そうとした。
そしてそのついでに、自分を延々と監視し続けているサユキ・サルベの背中へとぶつけていく。
「えっ!?……」
果実の国の中でも上位の実力者であるサユキまでもがシミハムの攻撃をただただ受けていた。
サユキはシミハムの一挙一動を逃さず監視していたはず。ボーッとしてなんかはいない。
では何故このような事が起きるのか?
どうやら、この状況を理解できていないのはナカサキやサユキ、マイマイにサヤシらチームダンス部だけではないようだ。
同じベリーズのリシャコも混乱を隠せずにいた。
「団長さすがだね!……あれ?でも、どうやって遠くにいる相手に攻撃を当てたの?……」
リシャコと同様のことを被弾したナカサキとサユキも思っていた。
(あれ?……全然思い出せない……)
(私とナカサキ様……今、どんな攻撃を受けたの?……)
((シミハムは素手なのに、いったいどうして???)
シミハムが自身の無のオーラで消したのもの、それは「三節棍」だ。
自身が愛用する武器の存在感さえも消してしまったのである。
今のはほんの小手調べ。
武器を消す事がどれだけ恐ろしいか、チームダンス部はとくと思い知ることになるだろう。
976
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/06/28(金) 15:41:51
>>973-974
場面が移ってしまったのでモモコの行動の答え合わせはまだ先になりますが、
ご想像の通りのことが起きると思いますw
糸をやたらと推してたのもこの時のため……
977
:
名無し募集中。。。
:2019/06/28(金) 23:10:00
なんていいタイミングでwてかシミハム戦続いてたの忘れてた汗
もう一度最初から読み返さなきゃ…マーサー王からwって、ログ置き場みれなくなってる?
978
:
名無し募集中。。。
:2019/06/29(土) 10:57:27
シミハムの能力って応用力高すぎてほんと無敵ですよね
今アニメでJOJO5部見返してるのですがキングクリムゾンくらいは強い気がします
こうやったら視認できて破れるかなとか投げかけたい質問を堪えるのに必死ですw
979
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/06/30(日) 15:46:35
過去ログは本当に再整理しないといけませんね。
次スレ立つ頃には無いと困りますしね。
シミハムのルールについては私も把握していない可能性もありますw
以前と今とで考えが変わっちゃったとかで……
980
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/07/01(月) 03:28:41
ログ置き場を新しく作成しました。
https://masastory.web.fc2.com/
第一部と第二部をすべてアップしました。
誤記修正などは行わず、そのまま上げています。
※文章の修正・変更は随時行っていく予定です。
981
:
名無し募集中。。。
:2019/07/01(月) 11:41:54
ログ置き場復活ありがたい!個人的には新狼消滅で幻の作品となった仮面ライダーイクタの続編がまた読みたいんで掲載してくれるの期待してます
982
:
名無し募集中。。。
:2019/07/01(月) 23:22:34
作成お疲れ様です。。m(_ _)m
元より記憶力が乏しく初編イクタ共に歯抜けどころでないほど
ゴッソリ物語を失念してしまっているので
再掲載の暁には自分も利用させていただきます><
983
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/07/02(火) 13:03:42
この状況でも変わらず、サユキはシミハムを凝視し続けていた。
シミハム本体に視線を集中させるあまり、その武器にまで注意を払えておらず、
結果的に三節根の存在を忘れる形になったのは悲劇と言えるだろう。
(仕掛けてくる!)
とは言え、棍を振ろうとするシミハムの腕の動きは見える。
襲いくる攻撃に備えてナカサキは身構えたが、
攻撃方法の全貌を把握していないために前方への防御しかしていなかった。
シミハムは三節根を手足のように扱うことが出来る。
ナカサキが前方向を守ろうとするのであれば、打撃の軌道を少し変えてやれば良い。
右方向から打ち込めばナカサキの腕は大きく負傷する、シミハムはそう考えた。
「危ないっ!!」
「!」
そんなナカサキのフォローに入ったのはサユキだった。
敵の武器が見えていないにもかかわらず、ナカサキの右側に走り込み、鉄のヌンチャクで根を受け止めたのである。
「サユキちゃん!?」
「ナカサキ様……無事で良かった……」
サユキの行動にシミハムは驚いた。
殺気を可能な限り放たないように抑制していたつもりだったが、
手首の動きの変化を見透かされたと言うのだろうか。
とは言ってもモーションの違いはとても些細なものだったはず。
何故サユキはそれを感じ取ることが出来たのか?
結論は出なかったが、ここで改めてシミハムはサユキを脅威だと認定した。
今も自分を見続けようとするなら、そうさせておけば良い。
目視ではどうにもならない攻撃を繰り出すまでだ。
「シミハム!……うん、分かったよ。」
アイコンタクトを受け取ったリシャコは、シミハムを護ることの出来る位置に陣取った。
少しでも相手が攻めてこようものならお得意のカウンターで反撃するつもりなのだ。
守られる側のシミハムはと言うと、棍を派手に大きくブンブンと回し続けていた。
こうすることで根の先に遠心力を蓄積させているのだが、
武器の見えぬ周囲の者には、シミハムがまるで激しいダンスを踊っているかのように見えていた。
「これ……とてもまずいんじゃ……」
サユキだけでなく、ナカサキ、マイマイ、サヤシの3名も今の状況が切迫していることに気づいていた。
シミハムの得物を視認出来てはいないが、このまま放っておけば強烈な一撃が襲いくるであろうことは感じ取ることが出来る。
恐らくは、ガードすればその腕ごと破壊されてしまうような攻撃を繰り出してくるのだろう。
だが、シミハムの前にはシミハムと同じくらい恐ろしいリシャコが仁王立ちしているのである。
シミハムを止めるには、リシャコをなんとかしなくてはならないのだ。
984
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/07/02(火) 13:09:39
>>981-982
仮面ライダーイクタのMOVIE大戦の方は私もログを残してないんですよね……
新狼のログを持っている人が現れない限りは難しそうです……
985
:
名無し募集中。。。
:2019/07/02(火) 14:17:35
>>984
ガーン・・・作者さんも持ってないのかorz
前のスマホの2chmeteにまだ保存されてるからなんとかしたいけど取り出し方がわからない
986
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/07/03(水) 12:37:48
連合軍側の戦力を整理しよう。
下半身の故障により移動が制限されるナカサキ、
負傷しているうえに、一度”溺れさせられた”ために、これ以上肺に攻撃を喰らうわけにはいかないサヤシとサユキ、
そして、比較的ダメージの少ないマイマイだ。
この4人でリシャコを短時間で倒さなくてはならない。
となれば一番戦えそうなマイマイが代表に立って戦うのがセオリーではあるが、サヤシには心配事があった。
(なんでじゃろか……マイマイ様からは他の食卓の騎士とは全然違うような気がしちょる……
本当に失礼じゃけど、クマイチャン様と対峙した時のような恐ろしさが全然感じとれん……)
同じような感想はサユキも抱いていた。
もちろんマイマイが弱いと言いたい訳ではない。
実際、リシャコに斧による有効打を与えたのもマイマイだ。
そのような戦果は今のところサヤシもサユキも挙げられていない。
しかし、食卓の騎士の一員であることを考えると物足りないのも事実。
マイミ、ナカサキ、アイリ、オカールが味方についた時のような心強さが、マイマイの場合には全くと言って良いほど無いのである。
「マイマイ!ここは動く時だよ!」
後輩のそういう思いを感じ取ったのか、ナカサキからマイマイに発破をかけていった。
しかしマイマイの返事は快いと言えるものではなかった。
「分かってる、分かってるけど……」
この時のマイマイはひどく震えていた。
それを見てナカサキは憤りまで感じ始める。」
「いったいどうしたっていうの!?いつもはそんな風じゃないじゃん!
リシャコとは何回も戦ってきたのに、どうして今更怖がっているの!?」
「違う……違うんだよ……」
なかなか攻めてこないマイマイに対して、相手側のリシャコまでもがイラつき始めてきた。
せっかく構えて待ち構えているのに、これでは張り合いがない。
それに、このまま後輩に無様な姿を見せ続けるのも容赦ならない。
「ねぇマイマイ、やる気あるの?」
「……!」
敵にまで呆れられる先輩の姿を、サヤシとサユキはもう見ていられなかった。
だが、これには何か裏があるに違いないとサユキは考えた。
敵を油断させるためか、それとも何かの時間稼ぎか。
何か他の真意があるはずと推察したサユキは耳を澄ましていった。
持ち前の耳の良さでマイマイの心音、呼吸音を聞き取ろうとしたのである。
(え……そんな……ありえない……)
サユキがキャッチした音、それはただただ怯える音だった。
この状況に恐怖し、今すぐ逃げ出したいと考えている。
それを理解したサユキはもはや幻滅や落胆をしなかった。
絶望したのだ。
こんなメンタルで戦いに臨む食卓の騎士が存在することが信じられずにいるのである。
(……)
一方で、シミハムはマイマイがこんな状態にある理由に辿り着きつつあった。
とても馬鹿げていて、にわかには信じがたいような理由だが、
マイマイの性格ならばそれもあり得ると思ったのだ。
この状態のマイマイをナカサキさえも知らないと言うのは少し驚きだが、
きっと今のようなケースに出くわす機会が無かったのだろう。
そして、シミハムの仮説が正しければ、倒す相手の順番を考慮する必要がある。
まずはナカサキだ。そしてその次にマイマイ。
大事なのはマイマイより先にサヤシやサユキら後輩を倒してしてしまわないこと。
それに注意することで、シミハムとリシャコの優位をキープすることが出来る。
987
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/07/03(水) 12:41:57
>>985
取り出し方は分からないですね、、、お役に立てなくてすいません。
テキスト形式で見れればあとはこっちで編集出来ますが、、、
988
:
名無し募集中。。。
:2019/07/03(水) 13:27:59
仮面ライダーイクタはイラストも載ってる専用のまとめサイトがあったはずだけど消えちゃった?
989
:
名無し募集中。。。
:2019/07/03(水) 17:21:25
https://www48.atwiki.jp/nagosan/sp/
これ違いますか?
990
:
名無し募集中。。。
:2019/07/03(水) 20:27:09
それそれ!ありがとう!
991
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/07/04(木) 01:54:16
そちらは本編の仮面ライダーイクタをまとめったくださった方のWIKIですね。
実はその後に仮面ライダーイクタのMOVIE大戦っていう話も書いてたんですよ。
そっちの方のデータは新狼と共にお亡くなりに……
992
:
◆V9ncA8v9YI
:2019/07/04(木) 01:56:52
次スレ立てました。
話の続きは次スレの方に書きます。
SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部②
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20619/1562172958/
993
:
名無し募集中。。。
:2019/07/04(木) 08:12:28
壊れかけのスマホでどこまでできるか分かりませんがテキスト形式でお渡しできるよう頑張ってみます!
新スレ乙です。復帰してから一気にスレがのびましたねw
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