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生田「道重さんスパゲッティーを食べませんか?」避難所2
1
:
名無し募集中。。。
:2014/06/02(月) 22:24:30
道重「誰にも言っちゃいけないよ?」
全てはここから始まった。。。
生田「道重さんスパゲッティーを食べませんか?」避難所
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1361802492/
22
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:04:09
なんだか道重さんの様子がおかしい。
突然しゃがみ込んだり、テーブルに手をついて体重を預けていたり。
ものすごく疲れているみたい。
メンバーやスタッフさんが心配して次々に声をかけているけど、大丈夫の一点張り。
でも顔色も赤くなったり青くなったりでどう見ても普通じゃない。
道重さんは結構頑固だからこうなるとそれ以上問い詰めるわけにもいかず、
みんなチラチラと見ては不安そうにしている。
「ふむ」
こういう時こそ衣梨が強引に行くしかないではないか。と一人決意を固める。
万が一失敗してもKYで済むし、成功したら次期リーダーも夢じゃないかもNE!!
むふっ。
「えりぽんどうしたの?」
「うわ、なんでドヤ顔してるの…」
「キモいんですけど、生田さん」
「OK」
同期の冷たい突っ込みに爽やかなサムズアップで応え、
ステーシー並の変な動きで楽屋を出ていく道重さんを追いかける。
廊下に出ると道重さんは奥にある部屋に入っていくところだった。
23
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:06:45
そーっとその部屋のドアを開けると、今をときめく'14のリーダーが隅っこで亀みたいな格好してた。
え、なにやってんの?
「道重さん!?」
慌てて声をかけると道重さんはビクリと震えた。
顔を上げないまま「なんでいるの?」と酷く動揺した声。
本当に今日はおかしい。
「どうしてこんなところで蹲ってるんですか?」
「ちょ、ちょっと疲れてるだけ」
ちょっとって。
「横になった方がいいですよ。楽屋から座布団もってきましょうか?」
「いい。だいじょぶだから、生田は先に戻ってて」
「いやいやいや。って、汗びっしょりじゃないですか」
よく見たらワンピースの背中あたりが色が変わるくらい湿ってる。
これ、ガチなやつやね。
24
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:10:09
「あ、暑いんだよ」
「冷房で寒いくらいですよ」
「体温調節できないくらい疲れてんの」
「それ絶対ヤバいですよ。ここ医務室とかあるか分かんないですけど聞いてきますよ」
「いいってば」
せっかく心配してるのに即答で断られた。
こんなに辛そうなのになんで意地張るんかな。
俯いたままの道重さんのおでこに、そっと手を当ててみる。
「ひっ」
「うわ、あっつ」
「や…、手どけて」
「めっちゃ熱ありますよ!? 病院行った方がいいです」
「病気じゃないからっ、も、手どけてって」
頭を左右に振って手をどかそうとしてくる。
さっきから全然衣梨のこと見ようとしない。
拒絶されてるみたいでムッとする。
「えい」
「きゃっ!?」
肩と腰に手を差し入れて仰向けにひっくり返した。
実力行使に出るとは考えていなかったのか抵抗もなく転がる道重さん。
25
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:13:32
「っ!」
表情をちゃんと確認したかったんやけど、すぐにこれまで見たこともないような
焦った表情で体を横にして足を抱え込んだ。
お腹を守るようなポーズ。
お腹痛いんかな?
それにしては俊敏な動きやったけど……。
「あのー、道重さん? すっごく挙動不審です」
「うっ、うるさいな。もういいからほっといて」
「無理ですよ。今日ずっと変じゃないですか」
とりあえずお腹が痛いという解釈でお腹に手を当てて撫でてみる。
温めると痛みが和らぐというが既に体温は異常に高い。
「だっ、だめ……ほんと…だめなの」
「道重さん?」
ギュッと目を閉じて撫でている位置より下のちょっと際どいあたりを押さえとる。
もしかして人に言えないところが痛いってこと?
なるほど。だから一人で我慢しとったんか。
ホルモンバランスのなんとかで痛くなったりしてるんかも。
「そこが痛いんですか?」
「ちが、もっ、ほんとやめて」
「どうしたらいいですか?」
「なんもしなくて、いいっから、ほっといてよぉ」
26
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:17:30
この状態の道重さんを放って戻ったら衣梨のリーダー計画が…、
もとい、衣梨ちゃん頼れる良い子大作戦が水の泡。
「ここまで来たら何もせずには戻れません!」
「勝手にきたんじゃん」
「やだぁ、何でもしますから、して欲しいこと言ってくださいよぉ」
「じゃあ楽屋に戻って」
「やです」
お腹を撫でてる手と反対の手で腰を撫でる。
なんか相乗効果ってやつで楽になったりするかも。
「やだ、やめてって、言ってるのに」
「どうしたら楽になるか言ってくれたらそうしますぅ」
「そんなのっ……」
「そんなの?」
「ぅぅぅ…」何かを堪えるように歯を噛みしめている道重さん。
やばい、これ衣梨怒られる展開?
慌ててちょっと身を引いた時、道重さんがガバッと起き上った。
そしてそのままの勢いで自分のスカートを捲り上げる。
えっ、なに? 新手のセクハラ? と戸惑う衣梨を無視して、
道重さんはスカートを持っている手と反対の手をパンツにかけた。
「ちょっ、みちしげさっ」
「い、生田が悪いんだからっ、せ、責任とってよっ!」
27
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:23:58
ズルリ。
「……は?」
道重さんがずり下げたパンツの上からぴょこんと飛び出しているモノに衣梨は困惑した。
長さは人差し指くらいで太さも指よりちょっと太いくらい、
道重さんの肌の色よりちょっと濃い色をしている。
……なんこれ。
いや、たぶんおそらくアレなのは分かるっちゃけど、なんでコレが道重さんにとか以前に
衣梨が想像するソレとの違いが大きすぎてそっちの方が気になる。
「えっと……これは…」
「び、びっくりしたでしょ、怖いでしょ、で、でも、生田のせいなんだから」
半泣きで訴える道重さん。
衣梨のポカンとした顔を何か勘違いしてしまっているみたい。
「あの、なんか、想像より小さくてビックリしました」
「だから……、え?」
「ちょっと触ってみてもいいですか?」
「や、え? ちょ、ちょっと待っんんっ!」
「わわ、ビクッてしました」
「やだ、ホント待って…あっ……」
自分で責任とってと言ってきたくせに、いざ触られると待って待ってと
オロオロする道重さん。さすがハロプロヘタレ三人祭りの一人やね。
「んふ、道重さん」
「あ、だめっ…だめなのっ」
「がんばってぇイクたー」
28
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:28:25
◇ ◆ ◇
「っていう設定を考えてみたんですけど」
「……どういうこと?」
ちょっと得意げな顔をして妄想話を繰り広げた後輩に
今日一日の疲れがどっと押し寄せてくる。
さゆみにナニが生えるとか、しかもちっちゃいとか、いったい何なの……。
「道重さん、イメージプレイって知ってます?」
「知ってるけど知りたくない」
知りたくないしやりたくない。
元々性的なことに興味津々で行動力だけは抜群なせいで相当アレな子なんだけど、
何でまた急にここまで破天荒なことを言い出したのか。
「ほら、衣梨達って考え付く限りのプレイしつくしちゃったっていうか」
「は?」
「目隠ししたり、縛ってみたり、生クリーム塗ってみたり」
「それあんたが強引にせまってきたよね、さゆみ嫌だって言ったよね」
「でも道重さん。嫌よ嫌よもって感じで超興奮してたじゃないですかぁ」
「ち、違うし! そんなんじゃないし!」
押しだけは極度に強い生田にあの腕力でこられたら非力なさゆみには止めるすべなどない。
確かに非現実的な状況でドキドキはしたけど、望んでしているわけじゃないのだ。
29
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:32:07
「なんかぁ、最近はいつも体力0・腕力0・持久力0で25歳以下なのに体力年齢50代の道重さんが先に衣梨にして」
「人をスマホみたいに言わないでよ」
「ヘトヘトでちょっとマグロ状態の道重さんを衣梨がして終わりって展開じゃないですか」
「マグ…そんなこと思ってたの!?」
「冷凍って程じゃないですよ」
「それ慰めてるつもりなの?」
トンチンカンなフォローにまたしても疲れが襲ってくる。
確かに生田が全力でしがみ付いてくるから体を支えるだけでもかなり体力を消耗してしまって
自分の番が回ってくる頃にはあまり体に力が入らなくなっていたけれど、さすがにマグロと思われていたなんて。
あまりにも不名誉な称号に項垂れるさゆみを気にせずKYは話を先に進めていく。
「まあそんなわけで、そろそろ飽きてきたというか」
「……じゃあ頻度減らそうよ」
「プレイがマンネリ過ぎて作業になってきちゃってるというか」
「週一だから飽きるんだよ、月一くらいにしようよ」
「道重さんもここら辺で新しい刺激がほしいですよね。そこでイメージプレイを」
「聞けよ」
「だって今でもきついのに月一とか我慢できないんですけどぉ」
「あんたどんだけなの」
「スキャンダル出しちゃいますぅ」
「ぐっ……」
この脅し文句には覚えがある。
一昨年の冬、大雪で帰れなくなってしまい地方に泊まった時の記憶がよみがえった。
30
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:41:11
「――道重さんってどうしてるんですか?」
生田がぼそりと問いかけてきたのは、お互いにお風呂も上がってベッドでくつろぎながら
他のメンバーがどうしているかメールを送ったりしていた時のことだった。
この子は本当に主語が抜けるなぁと画面から目を離さずに「何を?」と返すと
「何ってなにですよ」と意味の分からない返事。
だからなにってなんなの? と顔をそちらに向けるとなんだかニヤニヤしている生田。
「ほら、恋愛禁止っていってもお年頃じゃないですかぁ」
そう言われてやっと意図に気付いた。
そういう恋愛に対する願望をどうしているのか知りたいということか。
若いなぁ、と思う。
さゆみはもう大人だからあんまり願望に振り回されるようなことはない。
なんだか寂しい気もするけど、こればっかりは仕方ないだろう。
ワクワクした顔で返事を待っている生田には申し訳ないが、当たり障りのない回答でお茶を濁そう。
「うーん、想像とか? こんなデートしてみたいなーとか」
「そうじゃなくって」
「ん?」
ちょいちょい手招きされて顔を寄せる。
二人しかいないのに何でコソコソ話みたいにするのかは分からないけど。
「……ですよ」
「は?」
「だから……です」
「なにって?」
「…なに……ですってば」
「聞こえないってば」
31
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:49:51
「だーかーらー! オナニーですー!」
「声がでかい!!!」
なかなか聞き取れないさゆみに痺れを切らしたのか生田が恥ずかしいことを大声で言い放った。
元々通る声だというのに、隣の部屋に聞こえたらどうする気なのか。
慌てて生田の口を手で押さえたけど、相手はそんなこと全く意に介していないようで平然としている。
「で、どうしてるんですか? そっちも想像で?」
「そんなこと普通人に聞く?」
「同期には聞きました」
「どうなってんの9期の教育」
「? そういうのも教育があるんですか?」
「ないけど、女の子として恥じらいくらい持とうよ」
「はぁ」
ハジライ? その日本語初めて聞いたっちゃ。
と言わんばかりのキョトンとした顔の生田。
え、これさゆみが正しいよね、あれ?
「でもー道重さん気になりません? 9期の性事情」
「……」
ちょっと気になる。いや、ちょっとどころじゃなく気になる。
特に一人とっても気になる子がいる。
しっかり者に見られたがるくせにドジっ子体質で笑うと幼さ全開の
道重ランキングかわいがりたい少女部門第1位、鞘師りほりほ。
あの子はいったいなんて答えたんだろう。
「んふ、実は9期の中に道重さんで妄想してるって子がいるんですよ」
「はぁ!?」
なんだそれは。
妄想? この話の流れで妄想って、それってつまり、そういうアレ?
さゆみの写真集見てムラムラしちゃったりってこと?
9期でしょ? そんな子なんて……
32
:
名無し募集中。。。
:2014/09/10(水) 23:53:32
『ぃや…見ないで……見ないでください…』
ボタンの全て外れたパジャマの上着だけを身につけて、聖は視線から逃れるように
膝を擦りあわせた。正面の鏡台には尊敬するリーダーの写真集が立てかけてある。
"ダメだよ。ちゃんと見せてくれないとさゆみわからないもん。"
『あ……ああぁ』
聖は諦めに似た喘ぎ声を上げ、そろそろと膝を開いた。
間髪入れずにまた声が聞こえる。
"すごいね。シーツまで垂れちゃってる。やっぱりフクちゃんって…"
続きを言われたくなくて『やだやだ』と呟きながら首を振る。
鏡に映った自分が視界に入った。
乱れた髪、潤んだ瞳、大きな胸、そして……。
『やだぁ…聖そういうのじゃないのにぃ……』
ううん。そういうのだと思う。
自分の妄想だというのについ頷いてしまう。
はー、やっぱりフクちゃんって妄想しやすいな。
「フクちゃんか」
「それが意外や意外……誰だと思います?」
「意外? え、もしかして……」
りほりほったらいつもはつれない態度なのに実はさゆみのこと……。
33
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:03:05
『ぁっ…みっしげさん…だめです』
脇腹をゆるゆると撫でる右手を左手で押さえて呟く。
荒い息遣い、真っ赤に染まった頬。目を閉じて自室のベッドで一人自慰に耽っている。
頭に思い描くのはいつも自分をかわいがってくれるリーダーの夜の顔。
『やっ、そこは』
強引な右手は弱弱しい左手の拘束から抜け出して、今度は太腿を撫で上げてくる。
慌ててもう一度抑えようと手を伸ばすけれど右手は既に熱く湿った場所を探り当てていた。
『ひゃっ』
おもわず左手を握りしめる。
何にも止められない右手は我が物顔で下着の上からいやらしく撫でまわしていて
里保はいやいやをするように頭を左右に振った。
"ホントはりほりほもして欲しいんだよね?"
頭の中のリーダーはお見通しだよと笑っている。
『ちがうんですっ、ちがっうのにぃ……っ!』
なんちゃって。やだもう、りほりほったら。
なんか夢が広がっちゃう。
あ、鈴木って可能性もあるよね。
道重さんって美しいですよねって言ってくれたこともあったっけ。
34
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:11:54
『こ、こんなこと……しちゃいけないのに』
香音はぎゅぅと目を瞑って足を擦りあわせた。
こんなこと絶対にしてはいけない、そう思っているのに息が荒くなるのを止められない。
『もうっ、このままじゃ…眠れないじゃんっ』
"鈴木は元気だねぇ"
そう言って楽しそうに笑いかけてくれた先輩の顔が頭から離れない。
我慢しなくちゃいけないのに、今日みたいにどうしても我慢できない日がある。
香音は知っている。
こんな日はいつだって欲求に打ち勝つことはできず自らを慰めてしまうのだと。
抵抗しても無駄だと悟った香音は、そっとぬいぐるみをベッドの下に降ろした。
『ごめんなさい…道重さん……』
香音は諦めの溜息を吐いて、熱を持ち続けているそこに触れた。
いい。
ぬいぐるみの純粋な瞳から淫らな自分を隠そうとする思春期の少女感。
罪悪感と葛藤しちゃうところが鈴木っぽくて尚良し。
35
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:13:21
「なんとですねぇ」
「えっ、あ、うん」
さゆみが妄想している間も話は続いていたらしい。
かわいい後輩達がさゆみで、なんて。これは詳しく聞きたい。
とっておきの情報をもったいぶる時のドヤ顔でさゆみを見る生田。
いつもならちょっとイラッとくるけど今日は気にならない。
なんかドキドキしてきた。
「実はですねー」
「うんうん」
36
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:15:24
「衣梨です!!!」
「うん?」
「衣梨奈です!!」
.
37
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:18:22
衣梨奈ってことはりほりほとか鈴木じゃなくって、えっと。
「おまえかよ!!」
「いやー、道重さんってなんか生々しいというか、リアルに妄想しやすいというか」
腕を組んでうんうん頷く生田。
期待してた分ショックとか、そういうの普通自分で本人に言わないだろとか、
意外といえば意外とか、色んな考えが浮かんでものすごく複雑な気分。
ていうか1つのベッドで向かい合ってるのが怖くなってきた。
くっ、こんな日に限ってダブルしか取れないとは…。
「こないだ携帯の充電コードで手首を縛ってーみたいなソフトSMで妄想してみたらもう」
「やめて! 内容まで説明しないで!!」
やだこわい。
とっさに縛り上げられそうなコード類が傍に無いか確認する。
どうしよう、生田の腕力で縛られたら抵抗のしようがない。
なんで後輩と同室になっただけで貞操の危機に陥ってしまっているのか。
38
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:23:44
「道重さんのドSっぷりがすごくって『生田ったらまるでダンゴ虫ね』とか蔑まれて最高に興奮しました」
「おまえが縛られる側なのかよ」
「衣梨意外とMなんですよ」
「それは意外じゃない」
「あれぇ」
小首を傾げる生田。
多分鏡で研究したかわいく見える角度なんだろうけど
角度が深すぎてかわいいって言うよりアホっぽい。
生田の自分自身に対するかわいいの認識はやっぱり理解できない。
「でぇ、話を元に戻しますけどぉ、道重さんってどうやって処理してるんですか?」
「あんなカミングアウトされた後に答えると思う?」
「えー」
「それに聞いてどうすんの?」
「それなんですよ!」
「な、なに?」
身を乗り出してくる生田に、同じだけ後退する。
ヤバイさゆみ完全にビビってる。
「衣梨もいろいろと妄想で頑張ってみたんですけどぉ、もうネタ切れっていうか」
「はい?」
「想像だけじゃ物足りないんですよねぇ」
「……」
ずりずりと後ろに下がる。
このまま部屋から出ていきたい。
「逃げないでくださいぃぃ。道重さんしか頼る人がいないんですぅ」
「さすがに性欲までは面倒見れないよ!」
「このままじゃスキャンダル出しちゃいそうなんですぅ」
「なっ!?」
泣きついてきた生田の必死の訴えにギョッとする。
え、ストリーキングとかしちゃう系?
渋谷を全裸で走り回っちゃったりするアグレッシブ変態なの?
39
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:28:52
「アイドルになると学校でなんか妙にモテちゃうじゃないですかぁ」
「あ、そか、そうなの?」
「そうですぅ」
さゆみ学生生活で特にモテなかったんだけど。
友達少なかったからかな…。
「このままじゃ我慢できなくて付き合っちゃったりするかも」
「なっ!? ダメだよ! 今はダメ!」
「じゃあ道重さんなんとかしてくださいぃぃ」
「なんとかって…そんな……ぅぐ、ぐぐぐ……」
加入してすぐに3年以内にスキャンダル脱退しそうなんてファンに言われていた生田だ。
下手したら予言通りになるかもしれない。
自分のリーダー時代にそんなことになったら、さゆみの卒業後の活動にも影響が出かねない。
中澤さんみたいに元リーダーで売り込むつもりなのに。
「わ……わかった…」
久しぶりに後輩からの脅迫に屈した瞬間だった。
その後はいったい何を協力すればいいのかわからず戸惑っているさゆみに
最初は頭をなでるとか匂いを嗅がせるとか簡単な要求をしていた生田だったけど、
徐々にエスカレートしていって1年以上経った今では完全にセフレになってしまっている。
なんでこうなってしまったの……。
40
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:31:12
起きてしまった事はもう仕方ないとして、大事なのはこれから。
もうエスカレートなんてさせない。
さゆみは真実を知ってるんだから。
「生田。あんたモテないんでしょ」
「も、モテますよ!」
「りほりほに聞いたよ。全然モテてないって」
「そ、それは里保は衣梨にツンデレだから」
「石田も『ウッソー』って笑ってた」
「えっと、それはぁ、それは……」
石田にまで確認済みだとは想定外だったのか目が泳いでいる。
なんとか言い訳しようとしているけど言葉が浮かばないらしい。
同じ学校に通っていた子に聞けばすぐバレる嘘なんだから、
口止めくらいすればいいのに全く詰めの甘い子だ。
もう観念しな、と引導を渡してやるとさすがに諦めたのかぐにゃりとベッドに突っ伏した。
41
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:34:29
「……いつ知ったんですか?」
「あの福岡の夜の一か月後くらいかな」
「え」
「ん?」
弾かれたように顔をあげる生田。
なんか問題あるの?
「道重さん知ってたのにずっと付き合ってくれてたんですか?」
「そうだけ……あれ?」
「どうしてですか? バレてるって言えば衣梨としなくて済むのに」
確かにそうだ。
当たり前の事なのにまったく思いつかなかった。
こちらには何も弱みなんてないのに、なんで従い続けてしまったのか。
もしかして、いやいや。
さゆみそんなに性欲強くないし。
じゃあなんで。
自分でも理由が分からなくて混乱してくる。
42
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:38:42
「道重さん」
真面目な顔で肩に手を置いてきた生田にさゆみは慌てて俯いた。
まだ頭の中が整理できていなくてどんな顔して生田を見ればいいのか分からない。
「や、ちょ…待って」
「待ちません」
気配で生田の顔が近づいてくるのが分かる。
もう息がかかるくらい近い。
キスされる?
そう思った瞬間、急に心臓が早鐘を打ち始めた。
え、え、なにこれ、なんなの。
今まで散々いろんなことしたりされたりしてきたのに。
あのアグレッシブ変態が相手だっていうのに。
どうしたらいいのか分からなくなって、そのままギュッと目を瞑った。
「道重さん」
「待っ…おねが……」
43
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:40:08
「『どうしてこんなところで蹲ってるんですか?』」
「やらねーよこのド変態!!」
.
44
:
名無し募集中。。。
:2014/09/11(木) 00:44:23
|||9|‘_ゝ‘) <ほら道重さん 後輩達が見てますよ
从*´◇`) <……ギョニソ?
ノリ*´ー´リ <ギョニソだ!
( *田小田)<ギョニソですね…
川* ^_〉^) <ギョニソってなに?
ハo´ 。`ル <まーは知らなくていい
川c ’∀´) <ギョニソ? ゴクリ
ノハ*゚ ゥ ゚) <さすが道重さん ギョニってもかわいいですね!
ノノ∮‘ _l‘) <聖の穴塞がれちゃう…
「これならどうですか道重さん!」
「設定の問題じゃねえよ! バカ!!」
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