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仮面ライダーイクタ 外伝『仮面ライダー鎧娘。'14』

1nOTRcORru:2014/06/02(月) 18:44:19
「仮面ライダーイクタ」及び「仮面ライダーイクタ MOVIE大戦2013」に触発されて外伝を書きます。

※新狼からの移転
※以前に投下した内容は一部を修正

287nOTRcORru:2014/09/17(水) 21:31:22
>>285-286
第7話 その18です。

本話もあと少しです。
ダレてきた自覚がありますが、ここから正念場。
気合を入れて行きます。

288名無し募集中。。。:2014/09/17(水) 21:56:30
果たして鎧武終わるまでに完結するのか?!w

289nOTRcORru:2014/09/19(金) 21:47:25


「うわっ!」

ホットピンクのエネルギーを浴びながら倒れ込むマシュバロン

生田達がインベスと戦っているのと同じ頃
大きな倉庫の中で、マシュバロンと謎のライダーが戦っていた

「強い……きゃあっ!」

謎のライダーの無双セイバーが火を吹く

起き上がり、積み上げられたドラム缶に身を隠すマシュバロン

「容赦ないんですね……」
「長引かせたくないの。このバトル」
「だからって、不意打ちまでして……きゃあっ!」

再び無双セイバーの射撃が襲う

「戦いたくなかったら、ロックシードを渡して」
「それは出来ません!」
「そう。仕方ないわね」

謎のライダーが、カッティングブレードに手を伸ばす

(聖、このまま負けるの!? ダメ……えりぽんとの約束が──)




バトル終了まで、残り9時間14分




第7話【大鎌でスカ?リックドム?】

290nOTRcORru:2014/09/19(金) 21:52:31
>>289
第7話 その19で完結です。

やはり『鎧武』終了までには終わらないと思います。
ようやく半分終わった所ですので。

291nOTRcORru:2014/09/20(土) 23:08:24

【第8話 予告】

逃がさないよ
まさか……あなたは!?
〝ソイヤッ!〟
ウチ達と違うみたい
負ける訳にはいかないの

第8話【マシュバロンの心強い味方、◯◯っ◯ー◯!】

292nOTRcORru:2014/09/20(土) 23:10:37
>>291
予告でした。

明日の『鎧武』が楽しみです。
そして、本作はしぶとく続きます。

293名無し募集中。。。:2014/09/21(日) 01:52:34
なんだこの伏せ字は?会話から3人…新たな人物……普通に考えれば○○だろうけど…誰だ?『さやっしーっ!』で良いやw

294nOTRcORru:2014/09/21(日) 23:54:07

■マシュバロン
譜久村聖が変身する仮面ライダー。形状はバロンと同じで、赤色がホットピンクになっている。ドライバーの音声は洋風。(カモンッ!)
□ミズキアームズ (クイーン オブ ドラム!!) (Queen of Drum!!)
ミズキロックシードで変身する。形状はマンゴーアームズと同じで、赤色がホットピンクになっている。
□ミズキスティックス
ミズキアームズ専用のメイス。マンゴーパニッシャーと違い柄が短く2本1組で、譜久村は太鼓のバチの様に扱う。

■生玄(いくげん)
生田衣梨奈が変身する仮面ライダー。形状は龍玄と同じで、緑色が紫色になっている。ドライバーの音声は中華風。(ハイーッ!)
□エリナアームズ (魔・砲・チャーシューメン!!)
エリナロックシードで変身する。形状はブドウアームズと同じで、紫色が黄緑色になっている。
□エリナ魔砲
エリナアームズ専用の多銃身ハンドガン。ブドウ龍砲と違いグリップが伸びて、生田はゴルフクラブの様に扱う。

■鞘武(さやむ)
鞘師里保が変身する仮面ライダー。形状は鎧武と同じで、金色が青色になっている。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□リホアームズ (玉砕 ブロークン!!)
リホロックシードで変身する。形状はパインアームズと同じで、金色が赤色になっている。
□リホケンダマ
リホアームズ専用のフレイル。形状はパインアイアンと同じで、鞘師はけん玉の様に扱う。

295nOTRcORru:2014/09/21(日) 23:58:29
>>294
設定の一部です。

以前も投下しましたが、再度。

296nOTRcORru:2014/09/22(月) 19:48:43

■ズックル
鈴木香音が変身する仮面ライダー。外観はナックルと同じ。ドライバーの音声はロック風。(ギュイーン!)
□カノンアームズ (大鎌 ビッグマンティス!!)
カノンロックシードで変身する。形状はスイカアームズと同じで、赤色も緑色になっている。他のロックシードに比べ、【現状未公開情報】。転がって移動や体当たりをする大玉モード、巨大な人型になるヨロイモード、頭頂部が高く伸び両手に鎌を装備したカマキリモードがある。
□カノン双刃鎌 (そうじんけん)
カノンアームズ専用の薙刀および鎌。スイカ双刃刀と違い、カマキリモードでは2つに分けて両手に逆手持ちで装備する。

■クボドン
飯窪春菜が変身する仮面ライダー。外観はグリドンと同じ。ドライバーの音声は洋風。(カモンッ!)
□ハルナアームズ (ベリー ハイ トーン!!) (Very High Tone!!)
ハルナロックシードで変身する。形状はドングリアームズと同じで、茶色がハニー色になっている。
□ハルナハンマー
ハルナアームズ専用の槌。形状はドンカチと同じだが、【現状未公開情報】。

■石武(いしむ)
石田亜佑美が変身する仮面ライダー。形状は鎧武と同じで、金色が銅色になっている。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□アユミアームズ (シュシュッとキレる!!)
アユミロックシードで変身する。形状はイチゴアームズと同じで、赤色と緑色がロイヤルブルーになっている。
□アユミクナイ
アユミアームズ専用のクナイ。形状はイチゴクナイと同じで、キレ味は抜群。

297nOTRcORru:2014/09/22(月) 19:51:27
>>296
設定の一部その2です。
一部シークレット箇所ありです。

本編は今しばらくお待ちくださいませ。

298nOTRcORru:2014/09/23(火) 20:26:55




時間は遡り、生田達4人がフリーステージに着いた頃
小田・佐藤・飯窪の3人が近くを歩き回っていた

「食べる所、ありませんね」
「まさ、お腹すいたー」
「方向は合ってると思うんだけど……」

時刻は午前10時を過ぎている
朝食を摂っていない3人は、生田や石田達が行ったと言う場所=ドルーパーズを探していた

「スイカ!」
「「え??」」

佐藤が指差した方向を見ると、空に巨大なスイカの様な物体が浮いていた

「飯窪さん、アレって……」
「うん、誰かのアームズだと思う。あの色はきっと
「スイカ割りなーうっ!」

佐藤はスイカに向かって走って行く

「ちょっと、佐藤さん!?」
「ああ……行っちゃった」

残された小田と飯窪

「どうします?」
「きっと鈴木さんのアームズだと思うけど……」

299nOTRcORru:2014/09/23(火) 20:28:53

考える飯窪

「こっそり近付きますか?」
「うーん……あれ?」

視界の端にある人物を捉える

「譜久村さん?」

倉庫が建ち並ぶエリアに入る譜久村を発見した

「1人か」
「でも、何か追い掛けてる様に見えますけど」
「行ってみよう! 譜久村さんのロックシードを手に入れるチャンスがあるかもしれないし」

どうしても強いロックシードを手に入れたい飯窪

ライダーバトルで優勝候補と言われる生田
その生田を追い込んだ譜久村のミズキアームズの性能を高く評価している様だ

「小田ちゃんの個性反映を活かせば、今度こそ勝てるかもしれない!」
「飯窪さんの個性反映はどうなったんですか?」
「まだわかんないけど……とにかく追い掛けよう!」

譜久村を追い掛ける飯窪

「あれ? 私がリーダーだったんじゃ……」

首を傾げながら飯窪を追い掛ける小田であった

300nOTRcORru:2014/09/23(火) 20:33:06
>>298-299
第8話 その1です。

予告でネタバレしない様にしつつ、ヒントも込めつつ。
後半戦、頑張ります。

301nOTRcORru:2014/09/25(木) 21:08:36


──


更に時間は遡り、生田達4人がフリーステージに移動し始めた頃
譜久村は、ライダーの姿を見かけていた

そのライダーが向かったと思われる方へ進み、大きな倉庫が並ぶ工場地帯まで来ていた

「こっちに来たのは間違いないと思うんだけど……」

辺りには倉庫が幾つも並んでいる

「どこかに隠れてるのかも。一応……変身!」
〝ミズキアームズ クイーン オブ ドラム!!〟

譜久村はマシュバロンに変身し、一番近くの倉庫に脚を踏み入れた

「ごめんくださーい……なんて言っても、出て来る訳ないか」

倉庫の中に人影はなかった
資材やドラム缶が幾つか置かれているだけである

「ここじゃないみたい。隣の倉庫に行ってみよう」

マシュバロンが倉庫を出ようと振り返った瞬間

「きゃっ!」

足元に銃弾が飛んで来た

「誰っ!?」

再び倉庫へ振り返るマシュバロン
ミズキスティックスを構え、辺りを見渡す

302nOTRcORru:2014/09/25(木) 21:12:04
>>301
第8話 その2です。

『鎧武』が終わってしまいますね。

303nOTRcORru:2014/09/26(金) 23:57:39

■ウサート
佐藤優樹が変身する仮面ライダー。形状はブラーボと同じで、黄緑色がエメラルドグリーンになっている。ドライバーの音声はロック風。(ギュイーン!)
□マサキアームズ (ミス デンジャラス!!) (Miss Dangerous!!)
マサキロックシードで変身する。形状はドリアンアームズと同じで、緑色がエメラルドグリーンになっている。
□マサノコ
マサキアームズ専用の鋸で2本装備している。トゲがキャタピラの様に回転し地面を走行する。

■鎧工(がいく)
工藤遥が変身する仮面ライダー。外観は鎧武と同じ。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□ハルカアームズ (我が道 オンリー スタイル!!)
ハルカロックシードで変身する。外観はオレンジアームズと同じ。
□童道丸(ドウドウマル)
ハルカアームズ専用の片刃剣。外観は大橙丸と同じだが、振り続けると刀身から果汁の様な液体を撒き散らす。

■小田影(おだかげ)
小田さくらが変身する仮面ライダー。外観は黒影と同じ。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□サクラアームズ (歌姫 シングアソング!!)
サクラロックシードで変身する。形状はマツボックリアームズと同じで、焦げ茶色がラベンダーになっている。
□影桜(カゲオウ)
サクラアームズ専用の長槍。形状は影松と同じだが、装着者の声を振動に変換しダメージを与える。

304nOTRcORru:2014/09/27(土) 00:00:13
>>303
設定の一部その3です。

本編は今しばらくお待ちくださいませ。

305名無し募集中。。。:2014/09/30(火) 01:40:24
この投稿してるやつって何の為にやってんだ?いや割とマジで

306名無し募集中。。。:2014/09/30(火) 06:57:16
そんな事言わないでよ楽しみにしてる自分みたいなのもいるんだし

307名無し募集中。。。:2014/10/01(水) 15:59:44
マシュバロンが倉庫を出ようと振り返った瞬間

「きゃっ!」

足元に銃弾が飛んで来た

「誰っ!?」

再び倉庫へ振り返るマシュバロン
ミズキスティックスを構え、辺りを見渡す

「そこまでよ。あなたの希望、奪い取ってあげる」
「あ、あなたは・・菅谷さん?!」

現れたのはBerryz工房菅谷梨沙子だ。
梨沙子は赤い指輪を取り出すと左手の中指にはめ、静かに呟いた

「変身 」

フレイム。プリーズ
リー!リー!リーリーリー!

308名無し募集中。。。:2014/10/01(水) 16:13:03
「え?!菅谷さんもライダーだったの?!」

突然のことに狼狽えるマシュバロン
梨沙子はマシュバロン銃口を突きつけた

「私は人々の希望を絶望に変える魔法使い。仮面ライダールィサーコよ!」
「りさーこ?!」

上手く言えないマシュバロン。しかしルィサーコが放つ重苦しいオーラが鎧越しでもビリビリと伝わり、只者ではない事を感じた。

「菅谷さん、何が目的なんですか?」
「言ったでしょ?私は皆の希望を奪い取るのが仕事なの。あなたを死への恐怖で絶望させてあげるわ」

その口調はとてもハロー!プロジェクトの先輩のものとは思えない。
誰かに操られている?
どちらにしても聖には時間があまり無い。

309名無し募集中。。。:2014/10/01(水) 16:24:05
カモン!ミズキスパーキング!

「菅谷さん、ごめんなさいっ」

ここはは一先ず梨沙子に気絶して貰おうと考えたマシュバロン。
ルィサーコに向かって鋭い槍先の必殺技を放つ。
しかしルィサーコはそれを片手で簡単に受け止めてしまった。

「っ?!」
「ふふっ、甘い攻撃ね。私の力を見せてあげる」

SATOYAMAタイム!セットアップ!

ルィサーコは腕に装着したタイマーの針をクルリと回すとマシュバロンを投げ飛ばし、タイマーのスイッチを入れた。

スタート!

310名無し募集中。。。:2014/10/01(水) 18:15:28
ちょっといきなり作風変わってるし!?wコテないから別の作者さんかな?なんとなく某外伝の作風に似てるような?

311nOTRcORru:2014/10/01(水) 23:45:37

「……どこ?」

ライダーの姿は見当たらない

「銃撃って事は……えりぽん?」

知っているライダーを思い出そうと視線を上げる
視界の端に、上から落ちて来る物体を認めた

「え、何っ!?」

慌てて顔ごと上を向きながら、身体を後方へ移動させる
ギリギリの所で避け、衝突を免れたマシュバロン

「逃がさないよ」

マシュバロンの前に現れたのは、仮面ライダーだった

謎のライダーが振り下ろした剣を、ミズキスティックスで受け止める
動きを止めた所で、やっと相手の姿を確認するマシュバロン

「その色! まさか……あなたは!?」

右手には無双セイバー
左手には大きな盾を持つ白いウエアのら

その姿は『鎧武』の斬月 メロンアームズに似ているが、鎧の色は淡いピンク色になっている
モーニング娘。'14の淡いピンク色と言えば、1人しかいない

「ライダーバトルに参加してるなんて……信じられません」
「自分でもそう思うよ。でも、仕方ないの。やらなきゃいけない事だから」

312nOTRcORru:2014/10/01(水) 23:53:53
>>311
第8話 その3です。

『鎧武』が終わり『鎧娘。'14』から分岐して外伝(?)が始まっています。
最後まで読みたいのですが、いかがでしょうか。
先日の問い掛けについては、全て書き終えた後にお返ししようと考えています。

313nOTRcORru:2014/10/04(土) 21:35:26

謎のライダーはバックステップでマシュバロンから離れ、無双セイバーから銃弾を放つ

「きゃあっ!」

至近距離からの銃撃に、マシュバロンは防御も回避も追いつかない

体勢を崩すマシュバロンに、謎のライダーが接近する

「はあっ!」
「きゃっ!」

無双セイバーで斬られるマシュバロン
ミズキアームズの鎧に、どんどんダメージが蓄積されていく

「このままじゃやられちゃう!」

マシュバロンはミズキスティックスを振り回し、謎のライダーを牽制した
謎のライダーは再び距離を置き、無双セイバーで銃撃する

「危ない!」

素早く物陰に移動し隠れるマシュバロン

「逃がさないって言ったでしょ」

無双セイバーで銃撃しながらマシュバロンの元へ向かう謎のライダー

「こうなったら……必殺技しかないよね!」
〝カモンッ! ミズキスパーキング!!!〟

マシュバロンはカッティングブレードを倒し、物陰から飛び出した

314nOTRcORru:2014/10/04(土) 21:43:06
>>313
第8話 その4です。

外伝はしぶとく続きます。
>>307-309は外伝の外伝になるのでしょうか。
続きが気になります。

315果実の想い作者:2014/10/05(日) 00:36:14
>>307-309
少なくとも自分ではないです

あどうもお邪魔しました
ここのお話のリズム感大好きで常連ですw

316名無し募集中。。。:2014/10/05(日) 10:12:02
ベリ編の作者さんも来てたのねw

なんとなくデレートの作風ぽいなぁって思ったんだけど?

317nOTRcORru:2014/10/06(月) 22:56:23

「ごめんなさい!」

ミズキスティックスを振り、ホットピンクのエネルギーを飛ばした
直ぐに走り出し倉庫の出口に向かうマシュバロン

「逃がさないってば」

謎のライダーは慌てる様子もなく、左手に持つ大きな盾でエネルギーを受け止める
そして、マシュバロンに向けて跳ね返した

「うわっ!」

ホットピンクのエネルギーを浴びながら倒れ込むマシュバロン

「強い……きゃあっ!」

重月の無双セイバーが火を吹く

起き上がり、積み上げられたドラム缶に身を隠すマシュバロン

「容赦ないんですね……」
「長引かせたくないの。このバトル」
「だからって、不意打ちまでして……きゃあっ!」

再び無双セイバーの射撃が襲う

「戦いたくなかったら、ロックシードを渡して」
「それは出来ません!」
「そう……仕方ないわね」

重月が、カッティングブレードに手を伸ばす

(聖、このまま負けるの!? ダメ……えりぽんとの約束が──)

318nOTRcORru:2014/10/06(月) 23:00:41
>>317
第8話 その5です。
が、手抜きみたいで申し訳ありません。

常連様の存在が知れて嬉しいです。
しかも、他スレの作者の方とは驚きです。
まんまと熊井さんに騙されました。

319nOTRcORru:2014/10/09(木) 00:23:10





「あの譜久村さんが押されてる……」
「流石ですね、大先輩って」

譜久村を追い掛けて来た飯窪と小田
バトル中の2人に見付からない様に隠れていたのだ

「ライダーバトルは初めてのハズなのに……」
「このままだと譜久村さんのロックシードが取られちゃいますね」
「そうじゃん!」

自分のロックシードは弱い
だから、強いロックシードを手に入れたい
と、飯窪は考えている

「譜久村さんのロックシードが取られたら、私ますます勝てなくなっちゃう……」

優勝候補の生田に加え、初参加の石田との2人を相手にしても負けなかったミズキアームズ
他のメンバーの手に渡れば、勝算は益々下がるだろう

「小田ちゃん、加勢するよ!」
「どっちにですか?」
「え?」
「え?」

320nOTRcORru:2014/10/09(木) 00:23:59

小田からの質問に固まる飯窪

「もちろん譜久村さん側に……」
「私達、不意打ちしているので警戒されますよ」
「た、確かに……」

その模様は第6話をご覧ください

「じゃ、じゃあ……」
「反対に付いても、譜久村さんに私達の狙いをバラされて攻撃されますよ」
「た、確かに……じゃあ、どうしよう?」

どちらに付いても良い事は無さそうである

「このバトルの結果を見てから考えませんか?」
「そ、そうだね。うん、そうしよ
〝ソイヤッ!〟
「「え??」」

突然、カッティングブレードを倒す音が聴こえた

321nOTRcORru:2014/10/09(木) 00:29:27
>>319-320
第8話 その6です。

物語が面白くなる様に、これから絞り出します。
気合を入れて行きましょう。
例え、遅くなっても。

322名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 01:34:53
DIYドラゴン!

突如小型のログハウスが出現し投げ飛ばされたマシュバロンは中に閉じ込められてしまった。

スムージードラゴン!

そしてルィサーコが再度タイマーのスイッチを入れるとハウスの中を濃緑のドロリとした液体が埋め尽くした。
嗚咽するほどの臭いが部屋の中を充満しマシュバロンは堪らずドアに向かってダッシュする。

「・・っ開かない」

カギが掛かっているのかドアは押しても引いてもビクともしない。
異臭のせいか室内の酸素が薄いのか、徐々に意識が朦朧とし始める。このままではマズい
・・力ずくでドアをこじ開けるしかない。
マシュバロンがそう判断しカッティングブレードに手をかけたその時

石井ドラゴン!

何者かの気配を感じ振り返る。すると満面の笑みを浮かべた中年男性がこちらを見つめている。それが石井さんであると認識したマシュバロンはそのまま気絶してしまった。

323名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 01:54:35
程なくしてログハウスから聖を背負ってた石井さんが現れた。

「「譜久村さん!」」

その瞬間物陰からさくらと飯窪が飛び出してきた。石井さんは一瞬驚いたように目を丸くしたが気を失った聖に駆け寄り心配そうに見つめる二人を見ると直ぐに元の屈託の無い笑みを浮かべた。

「おや、君たちもいたのかい」

さくらと飯窪は言葉を無視し聖を解放しながら必死に名前を呼びかけている。

「石井さん、あれを」
「あぁ、はいよ」

ルィサーコに呼び止められた石井さんは掌の中で微かに光を放っている錠前を彼女に放り投げた。
ーー聖のロックシードだ。

「ふふっ、なんて簡単なの。しかも・・鴨が葱を背負ってくるとはこのことね」

ルィサーコはさくらと飯窪を舐めるように見つめた。

324名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 02:18:09
ルィサーコはさり気なく石井さんに合図を出した。さくら達は聖に気を取られている。上手くすれば何もせずに更に二つのロックシードが奪えるかもしれない。石井さんはこくりと頷いた。
ゆっくり二人に近づいて行く・・ジリジリと・・

「そこまでだ」

突如入口の方から白服の男が現れた。
ルィサーコはその男に見覚えがあった。

「お前は・・タチバナの」

現れたのは今大会の主催、モーニング娘。’14のメンバーにライダーとしての力を与えたタチバナの白服だ。

「菅谷梨沙子、君は今回のライダーバトルには参加していない。よってモーニング娘。のメンバーからロックシードを奪うのは反則行為だ」

白服はルィサーコの参戦がルール違反であることを説明する。

「これ以上この大会を妨害するなら容赦はしない。これは警告だ」
「貴方にそれを決める権利はないわ。この島では強い者だけが生き残る。強い者がルールなのよ!」
「ふっ・・」

325名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 02:39:04
ルィサーコが力強く言い放った言葉に白服は不敵な笑みを見せた。

「・・何がおかしいの?」
「君がその言葉を使うには世界を知らなすぎる」
「なん・・ですって」
「試してみるか?・・小田さん、こっちへ来てください」

白服はさくらを手招くとロックシードをを渡した。

「これを使ってルィサーコを倒して下さい。まぁ本来ルール違反ですが」
「え?!で、でも譜久村さんが・・」
「譜久村さんは大丈夫です。ドライバーの左横にもう一つ鍵をハメる窪みが有りますよね?そこにこれを装着するんです」

そのやり取りを聞いていたルィサーコは高笑いをした。

「それで私に勝つつもり?舐められたものね。石井さん、行くわよ」
「はいよ」

ルィサーコは銃(ルィサーソードガン)を剣状に変形させ石井さんと戦闘のフォーメーションを組んだ。

「さぁ小田さん、変身です。飯窪さんは譜久村さんを連れて後ろに下がって下さい」
「は、はい」

白服の言葉にハッとし聖を抱えた飯窪は避難した。

326名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 02:52:00
・・怖い。自分に出来るのか?マシュバロンの残劇を目の当たりにしたさくらは正直自身がなかった。助けを求めるように白服を見つめる。

「大丈夫です。渡したのはクラスSのロックシード。絶対に負けません」

しかし今は白服の言葉を信じるしかない。不安ながらも二つのロックシードに手をかけた。

【サクラ!】
【サクラエナジー!】

「い、行きますっ!」

ソイヤッ!

ロックシードをそれぞれドライバーにはめ込み、カッティングブレードを倒した。

【サクラアームズ!歌姫!シングアソング!】
【シンガーソング!!】ハハァッ!

327名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 03:05:44
次回予告

クラスAの錠前でリミッターカット・・!?
現れる上級インベス
立ちはだかるルィサーコ、石井さん

「数が・・このままじゃ・・」
「大丈夫。ルィサーコは自滅します」
「?!」

328名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 10:36:58
ちょっと!鎧娘外伝ってかifかな?【サクラアームズ!歌姫!シングアソング!】テンション 上がるんだがw
本編作者さんも負けないで!

329名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 14:45:12
おぉ何だこれwwwww
分岐した話が加速してるwwwww

330nOTRcORru:2014/10/12(日) 17:11:24





「「誰!?」」

驚いたのは飯窪と小田だけではない
マシュバロンと謎のライダーも同様だ

〝リホスカッシュ!〟

謎のライダーの背後から、赤いパイナップルが飛んで来た

「この武器は、鞘師の!」

盾を使いパイナップルを弾く謎のライダー
しかし、これだけでは終わらなかった

「セイハーッ!」

現れた鞘武が、謎のライダーに向かって飛び蹴りを繰り出す

「くっ!」

地面を転がり飛び蹴りを避ける謎のライダー

「うわっ!」

避けられた鞘武は、着地に失敗し派手にコケた

「イタタタ……」
「え、里保ちゃん?」
「うん。フクちゃんだよね?」
「そうだけど……里保ちゃんまでライダーに……」

331nOTRcORru:2014/10/12(日) 17:14:36
>>330
第8話 その7です。

ライバルが居ると、モチベーションが違いますね。
分岐編(?)に負けない様に頑張ります。

332名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 18:40:32
>>289
分岐点ー倉庫を出るマシュバロンを襲ったのは?

 →謎のライダー1:鎧娘。本編>>311

 →謎のライダー2:鎧娘。if>>307

って感じな?w

333nOTRcORru:2014/10/14(火) 23:45:15

起き上がり体勢を立て直す鞘武
現れた鞘武に驚きつつ、それを支えるマシュバロン

「いきなり攻撃するのは卑怯じゃなかったの?」

謎のライダーも起き上がり、鞘武とマシュバロンを見据える

「さっきのお返しですよ。まあ、失敗しましたけど」

リホケンダマを構える鞘武

「里保ちゃん、戦った事あるの?」
「うん。いきなり襲われて一方的にやられたんだよ」
「里保ちゃんもなんだ……でも、ロックシードは取られなくて良かったね」
「ま、まあね……上手く逃げたんだよ」

その様子は第4話をご覧くださいませ

「とにかく! ウチはフクちゃんに加勢するよ」
「丁度良かった。2人まとめて相手になるわ。来なさい」

謎のライダーは両手の武器を握り直し、2人に歩み寄る

「里保ちゃんにまで不意打ちするなんて、正気とは思えません! いくらバトルだからって……」

マシュバロンの言葉を無視し、無双セイバーを構える謎のライダー

「戦って勝てば良いんだよ。ウチはフクちゃんが居れば心強いしね!」
「ありがとう。聖も心強いよ! 行こう、里保ちゃん!」
「オッケー!」

334nOTRcORru:2014/10/14(火) 23:49:24
>>333
第8話 その8です。

どうも流れに乗り切れない作者です。
頭がスパッと斬れると良いのですが。
なんとかして頑張って搾り出します。

335nOTRcORru:2014/10/15(水) 18:31:04

ミズキスティックスを構え、謎のライダーに向かって行くマシュバロン
向かって来るマシュバロンに対し、銃撃で応戦する謎のライダー

「イタっ! でも、少しくらい我慢しなきゃ!」

マシュバロンは止まる事なく、銃弾をミズキスティックスで防ぎながら進む
銃撃を諦めた謎のライダーは、接近戦に切り替える為に斬撃の構えをとった

「里保ちゃん、今だよ!」

マシュバロンの背後から跳び上がる鞘武

「えっ!?」
「いっけー!」

謎のライダーは驚きで一瞬動きを止めた
その隙に、鞘武はリホケンダマを投げ付ける

「くっ!」

フレイルを盾で防ぐ謎のライダー
そこへマシュバロンが迫る

「せーの、どんっ!」

追撃も盾で防ぐが、あまりの勢いに後退する謎のライダー

「思ったより手強い。時間をかけたくないのに……」

マシュバロンも後退し、鞘武と合流する

「2人がかりでも難しいなんて……」
「やっぱり、ウチ達と違うみたい」
「え? 違うって、何が?」
「ライダーバトルに参加した目的」

336nOTRcORru:2014/10/15(水) 18:35:35
>>335
第8話 その9です。

ifで菅谷さんが登場したので、無理矢理登場させようかと思案中です。
NY公演を頑張った彼女達に負けない様に、鎧娘。'14も頑張ります。

337名無し募集中。。。:2014/10/15(水) 20:32:01
ここで他のハロメン出したら収集つかないんじゃない?完結出来なそうw

338nOTRcORru:2014/10/16(木) 19:59:11

鞘武は真っ直ぐに謎のライダーを見つめる

「あの人は、このライダーバトルを早く終わらせたがってる」
「え?」

鞘師の言葉に驚く譜久村

「もしかして、前の新垣さんや菅谷さんみたいな理由があるって事?」
「前は新垣さん達も参加してたの?」

鞘師は知らないが、最初のライダーバトルでは優勝賞品が新曲のセンターだった
しかし、センターがライダーバトルで決められる事を拒んだメンバーがいた

それが、元モーニング娘。の新垣里沙とBerryz工房の菅谷梨沙子だったのだ

「でも、今回の優勝賞品って未公開……もしかして、内容を知ってて私達に優勝さない様にって事なの?」
「理由が優勝賞品かどうかはわからないけど……バトルに対する姿勢があの人らしくないよね」
「2人共、お喋りしてて良いの?」

謎のライダーが無双セイバーを構える

「フクちゃん、一気に決めよう!」
「わかった!」

2人はカッティングブレードを倒す

〝リホスカッシュ!〟
〝ミズキオーレ!!〟

339nOTRcORru:2014/10/16(木) 20:00:51
>>338
第8話 その10です。

名前だけ出せました。

340名無し募集中。。。:2014/10/16(木) 20:24:13
二人は相手が誰なのかすでに気付いているんだな

341名無し募集中。。。:2014/10/16(木) 21:08:29
>>238
ここにうっすら…

342nOTRcORru:2014/10/17(金) 12:41:48

鞘武はフレイルを投げ付けた
するとフレイルが膨らみ、謎のライダーを包み込もうとする

「まずいっ!」

ギリギリで避ける謎のライダー
フレイルは萎み地面に弾んだ

「まだまだぁ!」

鞘武はグリップを操り、謎のライダーの右腕にフレイルを巻き付けた

「しまった!」
「ナイス里保ちゃん!」

ミズキスティックスを振り回し、ホットピンクのエネルギーを飛ばすマシュバロン

「くっ!」

謎のライダーは左手の盾で、マシュバロンの攻撃を防いだ

そこへ、さらなる攻撃が迫る

「ひゃっほーい!」

鞘武が跳び上がり、赤いエネルギーを纏った蹴りを放つ

343nOTRcORru:2014/10/17(金) 12:44:23
>>342
第8話 その11です。

午後も頑張りましょう。
ゴゴスマ〜。

344nOTRcORru:2014/10/17(金) 21:29:06

「……このぉ!」

謎のライダーは盾を鞘武に投げ付けた

「うおっ!?」

盾に当たり体勢を崩し、地面に激突する鞘武

「連続攻撃でも勝てないなんて……」
「こんなに強い先輩ライダー、聖初めてだよ……」

自信を持って攻めたが、敵わなかった事に落胆する2人

「良いコンビネーションね。同期の絆ってやつかな」

謎のライダーは、無双セイバーの銃口を天井に向け銃撃する
倉庫の屋根が破壊され、破片がマシュバロンと鞘武に降り掛かった

「「わあっ!?」」

破片から身を守る2人
さらに無双セイバーの銃撃が襲う

「ひゃあっ!」
「きゃあっ!」

マシュバロンはミズキスティックスで銃撃を防ぐ
その間にも、謎のライダーはマシュバロンに近づいて行く

「こんな……こんな戦い方、おかしいよ……」

345nOTRcORru:2014/10/17(金) 21:34:52
>>344
第8話 その12です。

トーク&握手会、楽しませて頂きました。
みなさん遠目でも近目でも笑顔が眩しかったです。
トークも面白かったです。

346名無し募集中。。。:2014/10/17(金) 22:13:22
羨ましい・・・去年地元の全国握手会行ったけど着いたときには完売だったからなぁ

347nOTRcORru:2014/10/18(土) 23:03:21

2度の不意打ち
容赦ない攻撃

譜久村は、変身者らしからぬ戦い方に戸惑っていた

「そんなに強いのに、こんな戦い方までして勝たなきゃいけないんですか……道重さん!」

2人が戦ってきたのは、モーニング娘。'14のリーダー=道重さゆみ
仮面ライダー斬月 メロンアームズをモチーフにした、仮面ライダー重月(しげつ) サユミアームズだ

「このバトル、絶対に、負ける訳にはいかないの」
〝サユミオーレ!!〟

重月はカッティングブレードを倒し、無双セイバーを振りかぶる

「道重さん!」
「終わりよ、フクちゃん」

無双セイバーがマシュバロンに向けて振り下ろされる
そこへ鞘武が割り込んだ

「させませんよ!」

鞘武は拾った盾=サユミラーで無双セイバーを受け止めた

「鞘師、先に倒されたいの?」
「その前に……そこまで勝ちにこだわる理由、教えてもらえませんか?」
「悪いけど、無理ね」
「だったらウチも無理ですね!」

348nOTRcORru:2014/10/18(土) 23:16:11
>>347
第8話 その13です。

去年の地元で開催された全国握手会は、仕事終わりに行くと完売でした。
人気の高さを実感すると共に、遠目ながら非常に魅了される方でした。
この作品で描ければ良いのですが、難しいです。

349nOTRcORru:2014/10/19(日) 18:53:38

サユミラーで重月を押し返そうとする鞘武
重月も負けじと踏ん張る

「仕方ないわね。鞘師から倒すよ」
〝サユミスカッシュ!〟

重月の右脚にピンク色のエネルギーが集まる

「はぁっ!」
「うわっ!?」

盾を蹴り飛ばされた鞘武は、体勢を崩し無防備になった
その隙を狙い無双セイバーを振る重月

「終わりよ、鞘師」
〝サユミオーレ!!〟

無双セイバーの刃が鞘武に当たる
その瞬間に、鞘武の身体は後ろに引っ張られた

「うおっ!?」

マシュバロンが鞘武を後退させたのだ

「里保ちゃん逃げて!」

無双セイバーをミズキスティックスで受け止める

「フクちゃん置いて行く訳ないでしょ!」
「行って! ここで2人共負けたら、誰が道重さんを倒すの!?」
「でも!」
「させないわ!」
「こっちのセリフです!」

350nOTRcORru:2014/10/19(日) 18:55:20
>>349
第8話 その14です。

更新が毎日続くとは限らない。
間もなく、ストックがなくなります。

351nOTRcORru:2014/10/20(月) 18:47:06

マシュバロンを振り切ろうとする重月
しかし、マシュバロンが必死に食らいつく

「えりぽんと香音ちゃんも参加してる! 残った9期で戦って!」
「それならフクちゃんも一緒に!」
「逃がさないよ!」
「聖が足止めするから!」

ミズキスティックスを放り投げ、無双セイバーを掴むマシュバロン

「里保ちゃん!」
「逃がさないよ!」

重月はカッティングブレードを倒した

〝サユミスカッシュ!〟

ピンクのエネルギーが重月の右脚に集まる

「お願い! 行って!」
「……わかった!」

倉庫から飛び出す鞘武
無双セイバーを手放し、マシュバロンに蹴りを入れる重月
防御体勢に入るマシュバロン

倉庫はピンク色の光を放ち、崩れ落ちた




バトル終了まで、残り8時間49分

352nOTRcORru:2014/10/20(月) 18:56:57
>>351
第8話【マシュバロンの心強い味方、ひゃっほーい!】
終わりです。

バトルが長過ぎかもしれません。
反省。

353nOTRcORru:2014/10/22(水) 22:21:47

【第9話 予告】

「聖が、負けた?」
〝天・下・無・敵!!〟
「絶対に諦めません。相手が誰であっても!」
「ただ1人の11期メンバーの意地、魅せます!」
「終わらせるよ。1秒でも早く」

第9話【先輩ライダー迎撃大作戦!】

354nOTRcORru:2014/10/22(水) 22:23:34
>>354
予告でした。

ようやくここまで来られました。

355nOTRcORru:2014/10/25(土) 21:29:29
第9話【先輩ライダー迎撃大作戦!】



「こんなに和んでて良いと?」
「良いんじゃない」
「ちょっと休憩って事で」
「ジュースおかわりーっ!」
「まーちゃん、3杯目だろ」

インベス退治を終えた生田・鈴木・石田・佐藤・工藤の5人
水分補給の為、再びドルーパーズに戻っていた

「全然バトルするって雰囲気やないやんか」
「じゃあハルと戦いますか? 今回は負けないっすよ!」

先程のインベス退治で、ハルカアームズの個性を掴んだ工藤
優勝候補の生田に対しても物怖じしない程の自信を持った様だ

「望むところやけん! けど、他のみんなはどうすると?」
「鈴木さん、まーちゃん。どうします?」
「あたしはもう少し休憩するよ」
「とか言って、すぐに戦えんだけやろ?」
「おい生田!」

慌てて生田の口を塞ぐ鈴木

「よくわかんないけど……まーちゃんは?」
「パフェくださーい!」
「話聞いてないし!」

白服の男にねだる佐藤

356nOTRcORru:2014/10/25(土) 21:30:31

「過剰な糖分摂取はコンディションに悪影響します。ご用意出来ません」
「むー……」

佐藤は頬を膨らませ、白服の男を睨んだ

「とりあえず、ハルと生田さんでバトルっすね!」
「受けて立つっちゃ!」

工藤と生田は立ち上がり、それぞれのロックシードを取り出した

「ここでのライダーバトルはご法度です。この建物の外でお願いします」

白服の男が2人を制した

「じゃあ、さっきのフリーステージに行くったい」
「そうっすね。近くにいたインベスも倒したから邪魔も入らないでしょうし」

ロックシードをしまい、店の出口へ進む2人
そこへ

「誰かいますかっ!?」
「里保!?」
「里保ちゃん!?」
「「鞘師さん!?」」
「やすしさーん!」

鞘師が走り込んできた


「うおうっ!?」

コケた

357nOTRcORru:2014/10/25(土) 21:32:09
>>355-356
第9話 その1です。

大阪での個別握手会、至福のひと時でした。

358名無し募集中。。。:2014/10/26(日) 02:56:20
鋭気養ってきたようで何より♪いよいよ終盤戦突入かな?意外とフクちゃん以外リタイヤしてないんだね

359nOTRcORru:2014/10/28(火) 18:10:53

「イタタタ……」
「大丈夫っすか?」

工藤は鞘師の手を取って立たせた

「ありがとう、どぅー」
「やっぱり、里保も参加しとったっちゃね」
「生田さん、知ってたんですか?」
「いや。でも、ここまで来たら予想できるやろ」

生田達が出会ったライダーは8人
モーニング娘。'14のメンバーが10人
10人中8人が確定となれば、全員参加の可能性は高いと考えたのだ

「で、里保はそんなに慌ててどうしたと?」
「えりぽんと香音ちゃんを探してた……」
「へ? あたし達?」

顔を見合わせる生田と鈴木

「衣梨達をって、なんかあったと?」
「フクちゃんが、やられた……」
「「「え!?」」」
「聖が、負けた?」

鞘師の言葉に驚く生田・鈴木・石田・工藤

「あの譜久村さんが……」
「ねえねえねえ、ふくぬらさんのライダーって強いの? ん? あっ! ふくぬライダー!」
「里保ちゃん、誰が聖ちゃんを?」
「……決まっとうやろ」

生田には察しがついていた
この場に居ない飯窪でも小田でもないと確信している

「フクちゃんを倒したのは……道重さん」

360nOTRcORru:2014/10/28(火) 18:17:20
>>359
第9話 その2です。

残りは一気に進む、ハズです。
卒業に間に合うのか、果たして。

361nOTRcORru:2014/10/29(水) 21:43:57





「ハア……ハア……危なかった……」
「生き埋めになるところでしたね」
「変身しておけば良かった……」

重月とマシュバロンの戦いを覗いていた飯窪と小田
崩落する倉庫から慌てて逃げ出してきた

「道重さん、めちゃくちゃ強かったね」
「あの譜久村さん相手に余裕でしたからね。鞘師さんが加わっても負けていませんでしたし」
「私、益々勝てる自信がないよ……」

これまでのバトルで勝ち星のない飯窪
最強クラスのバトルを目の当たりにし、怖気づいてしまったようだ

「小田ちゃん、どうしよう?」
「私……道重さんと戦います」
「えぇっ!?」

362nOTRcORru:2014/10/29(水) 21:47:08
>>361
第9話 その3です。

寒い日々が続きますね。
短いですが、僅かでも熱を伝えられたらと。
14thアルバムリピートナウ。

363nOTRcORru:2014/10/31(金) 00:08:52

小田の言葉に驚きを隠せない飯窪

「小田ちゃんも見たでしょ!? 道重さんの強さ! それなのに
「だからですよ。いつかは超えなきゃいけない人。それはステージの上だけじゃなくて、どんな事にも」
「小田ちゃん……」
「このライダーバトルも例外じゃない。勝てる見込みがなくても、ぶつからなきゃいけないと思うんです」

サクラロックシードを取り出し、真剣な眼差しで見つめる小田

「私、早く追い付きたい。先輩達に近付きたい。もっと遠くを目指したい。色んな事を、学びたい」

小田は崩れた倉庫に向き直った
視線の先には、瓦礫の中から立ち上がった重月の姿がある

「だから、ぶつかって行きます」

真っ直ぐに重月を見る小田
そんな小田を見る飯窪

「後輩から教えられるなんて……私、サブリーダー失格じゃん」

苦笑する飯窪
が、すぐに真剣な目付きになった

「私も、道重さんにぶつかって行く。自分を変えなきゃ。自信を持てる様に強くならなきゃ。小田ちゃんの言う通り、学んでいかなきゃね!」

飯窪はハルナロックシードを取り出し、小田に見せる

「小田ちゃん、一緒に行っても良い?」
「はい! 私達2人の、後輩の底力を見せつけましょう!」
「うん!」

飯窪と小田はハイタッチを交わし、偉大なる存在へと向かった

364nOTRcORru:2014/10/31(金) 00:10:06
>>363
第9話 その4です。

寒さに負けず、頑張ります。

365名無し募集中。。。:2014/10/31(金) 12:00:06





「……やっと見つけた」

重月は、崩落した倉庫の瓦礫の中からマシュバロンを発見した
気を失っているのか、微動だにしていない

「よいしょっと」

マシュバロンを救出し、崩落していない倉庫の壁にもたれさせる

すると、ミズキロックシードが重月の手元に飛んで来る
マシュバロンは変身解除され、譜久村の姿に戻った

「安全が確保されるまで変身解除されないのは間違いないみたいね」

重月は自身のロックシードを閉じ、変身を解除した

「ふう……」

漏らした溜息に対し、仮面の下から現れた顔は深刻な表情だ
道重は譜久村に近づき、胸の辺りを注視する

「ちゃんと息してる。眠ってるだけね」

胸の上下を確認した道重

「……逃げた鞘師を追いかけたいけど」

立ち上がる道重
しかし、譜久村を見て動きを止めた

「フクちゃんを置いて行けないし……」

腕を組み思案する道重

「起きるまで待つ? 早く全員倒したいのに……」
「「私達が相手になります!!」」

366nOTRcORru:2014/10/31(金) 12:23:41
>>365
第9話 その5です。

アルバムの特典映像を観ました。
リーダーの生き様に、雫を止められませんでした。

367nOTRcORru:2014/11/04(火) 19:37:52

道重が振り返ると、飯窪と小田がいた

「探す手間が省けたわ。2人一緒で良いのね」
「道重さん相手に1対1では敵いませんから」
「道重さんの強さは先程のバトルで充分伝わりました」

飯窪達に向き直る道重

「隠れて見てたんだ。でも、その方が良かったよ。流石にさゆみでも、4対1はキツかったと思うし」

道重はサユミロックシードを構えた

「来なさい。変身」
〝サユミ!!〟

サユミロックシード解錠すると、道重の頭上にピンク色のメロン=サユミアームズが現れた

〝ロックオン!! ソイヤッ!〟

サユミロックシードを戦獄ドライバーに取り付け、カッティングブレードを倒した
サユミアームズが道重の頭部に被さり展開する

〝サユミアームズ 天・下・無・敵!!〟

道重の肌の様に白いウエアに、道重のメンバーカラーであるピンク色の鎧を着込んだ仮面ライダー重月に変身した
両手には、無双セイバーとピンク色をした大型の盾を装備している

「やっぱり道重さんは凄い……ライダーバトルでも、オーラがハンパない」
「私もそう思います……でも、負けたくないから勝ちます!」

368nOTRcORru:2014/11/04(火) 19:43:09
>>367
第9話 その6です。

何があっても諦めない。
〝自分を信じて突き進めば良い〟
最後まで走り抜いて欲しいです。

369nOTRcORru:2014/11/06(木) 00:15:01

飯窪と小田がそれぞれのロックシードを構える

「「変身!!」」
〝ハルナアームズ ベリー ハイ トーン!!〟
〝サクラアームズ 歌姫 シングアソング!!〟

ハルナハンマーと影桜を握り締め、重月と対峙する

「その姿……確か『鎧武』では弱いライダーだったっけ」
「う……予想はしていましたが、しっかり調べられてたんですね」

ファンの間でも、ネットパトローラーで知られている道重
今回のライダーバトルでも、事前の情報収集は欠かしていなかった

「大丈夫ですよ飯窪さん。ライダーバトルには個性反映があるから、全てを知られている訳じゃありません」
「まあそうなんだけど……」

まだ自身の個性反映が分からない飯窪
不安は隠しきれない

「とりあえず、道重さんのモチーフになったライダー。斬月って言うんだけど、特別強いライダーなんだよね。変身してた人も強かった感じだったけど」
「あとは道重さんの個性反映ですね。譜久村さん達とのバトルで発揮されていたんでしょうか?」
「私は気付かなかったけど……」
「今頃作戦会議? 時間が勿体ないから、こっちから行くよ!」

370nOTRcORru:2014/11/06(木) 00:16:38
>>369
第9話 その7です。

寒くなりましたが、バトルは熱くしたいです。

371nOTRcORru:2014/11/09(日) 09:35:47

無双セイバーで銃撃する重月

「「うわっ!!」」

慌てて避けるクボドンと小田影

「小田ちゃん! モチーフの残月は銃と剣と盾を使うから、どの距離でも戦える! だから、自分が戦いやすい様にするのが1番だと思う!」
「わかりました!」

飯窪のアドバイスを受け、重月に向かって走る小田
槍型の影桜に最適な近距離戦に持ち込む事にした

「わかりやすいね」

重月は小田影に銃撃する

「うっ……まだまだ!」

小田影は影桜で防ぎながら少しづつ接近する
銃撃を止めた重月は、無双セイバーを剣として構え接近戦に切り替える
そこへ

「ハァッ!」

倉庫内に一際高い声と、一際高い音が響いた
声と音がした方向から一斗缶が飛んで来た

372nOTRcORru:2014/11/09(日) 09:36:36

「飯窪!?」

クボドンがハルナハンマーで一斗缶を叩いて飛ばしたのだ

「それっ!」

重月が一斗缶に気を逸らした隙に、小田影が影桜を突き出す
が、重月は後方にジャンプして避けた

重月が居た場所に虚しく一斗缶が落下した

「やっぱり道重さんは凄いです。一瞬の判断力は見習わなきゃいけませんね」

373nOTRcORru:2014/11/09(日) 09:39:45
>>371-372
第9話 その8です。

遅ればせながら、飯窪さん二十歳おめでとうございます。
道重さんがそつぎょうごは唯一のオーバー20ですね。
かかる重圧もあるでしょうが、飯窪さんの良さをどんどん出して続けて欲しいです。

374nOTRcORru:2014/11/11(火) 20:25:59

クボドンは別の一斗缶を用意し、ハルナハンマーで叩き飛ばす
同時に小田影が影桜で攻める

「同じ手は通用しないよ。少しは学びなさい」

重月は慌てる事なく両方を避けた

「学んでますよ。だから、こうします!」

クボドンはハルナハンマーを大きく振りかぶり、一斗缶を高く上へと飛ばした
その一斗缶を眼で追う重月
一斗缶は重月を越えて倉庫の壁にぶつかった

「……どういう事?」
「こういう事です!」

小田影が重月を狙う
しかし、突き出した影桜はサユミラーで受け止められた

「気を逸らせた隙に攻撃? ずいぶん安っぽい作戦じゃない」
「半分は正解です。半分は、不正確です!」

小田は大きく息を吸った

「今日の答ーえがどう出ーるかはー♪」
「なっ!?」

影桜とサユミラーを通じて、小田の歌声が重月に届く

375nOTRcORru:2014/11/11(火) 20:27:48

「くっ!」

影桜を弾き、小田影と距離を置く重月

「これが小田の個性反映なのね……」
「そうです! 下手に触れると、さっきみたいな事になりますよ」
「ちょっとやっかいね……」

重月は、小田影と一定の距離を保つ

「小田ちゃんばかりに気を取られて良いんですか!?」

クボドンは、かき集めた一斗缶を連続で打ち出す
高音を響かせた一斗缶が、次々に重月を襲う

「……飯窪!」
「こっちも行きますよ!」

小田影の影桜も重月に迫る

「いい加減にしなさい!」
〝サユミオーレ!!〟

重月はカッティングブレードを倒し、無双セイバーとサユミラーを振る
すると、それぞれの武器からピンク色のエネルギーが放たれた

「きゃっ!」
「そんな……」

小田影は吹き飛ばされ、一斗缶は真っ二つに切られた

376nOTRcORru:2014/11/11(火) 20:28:35

「小田ちゃん、大丈夫?」

小田影に駆け寄るクボドン

「はい……なんとか」
「もう良いでしょ。これだけ戦えば解るはずよ。さゆみに勝てる見込みなんてないでしょ?」

重月は無双セイバーをしまい、サユミラーを地面に置いた

「諦めなさい。絶対勝てないよ。怪我をしないうちにロックシードを渡しなさい」

右手を差し出す重月

「いくら道重さんでも、それは無理です!」

クボドンは、小田影を支えながら立ち上がった

「まだ諦めないって言うの?」
「絶対に諦めません。相手が誰であっても!」

ハルナハンマーを構えるクボドン

「私だって!」

影桜を構え、重月に向き直る小田影

「ただ1人の11期メンバーの意地、魅せます!」

重月は再びサユミラーを手にし、無双セイバーを抜いた

「だったら、さゆみがする事は1つね。このバトルを終わらせるよ。1秒でも早く」
〝サユミスカッシュ!〟

377nOTRcORru:2014/11/11(火) 20:32:50
>>374-376
第9話 その9です。

卒業するまで、
卒業してからも、彼女達を見ていたい。
プラチナ期を知らない後悔を2度としたくない。

378nOTRcORru:2014/11/15(土) 10:31:53

重月が前にかざしたサユミラーの前に、ピンク色の大きな壁が現れた

「あれ、何でしょうか?」
「わからないけど、下手に近付くと危ないかも……」
〝ハルナスパーキング!!!〟

クボドンはカッティングブレードを倒し、ハニー色のエネルギーを纏ったハルナハンマーを振った
ハルナハンマーから放たれたハニー色のエネルギーが、ピンク色の壁に命中する

「残念でした」

ハニー色のエネルギーは、まるで鏡の反射の様に跳ね返る
エネルギーはそのままクボドンに命中した

「きゃあっ!」

転倒するクボドン

「飯窪さん!」
「余所見しないの!」
〝サユミオーレ!!〟

ピンク色の壁が消え、無双セイバーにエネルギーが集まっていく

「今度こそ、決める!」

重月は無双セイバーを大きく振り、小田影に向けてピンク色のエネルギーの刃を飛ばした

379nOTRcORru:2014/11/15(土) 10:33:43

「きゃあっ!」

エネルギーの直撃を受けた小田影
踏ん張って転倒は免れたが

「え?」

小田影は変身解除され、小田の姿に戻る
そして、サクラロックシードは重月の元へ飛んで行った

「これで、2個か」
「そんな……私、負け?」

サクラアームズがダメージに耐えられなかったのだ

さらに、小田に悲劇が襲う

「ドライバーが……壊れた?」

重月の攻撃でカッティングブレードが破壊されていた
これでは二度と変身出来ない

「残念だけど、小田は失格よ」
「道重さん!」

クボドンが起き上がり、重月に詰め寄る

380nOTRcORru:2014/11/15(土) 10:34:37
「ひどいです! そんな言い方しなくても
「本当の事じゃない。小田も、フクちゃんも、負けたのよ。そもそもロックシードを取られたら、もうバトルに参加出来ない……でしょ!」

重月は突然、クボドンのお腹に手を伸ばす
狙いはドライバーに付いているハルナロックシードだ

「ひゃあっ!?」

反射的にお腹を引き逃れるクボドン

「どれだけ……どれだけ卑怯なんですか!?」
「争奪戦なのよ。手段はなんだって良いじゃない」

道重の言葉を聞き、拳を強く握りしめるクボドン

「わかりました。私は私のやり方で、あなたに勝ちます!」
「本気の飯窪が見られるの? それはそれで良いかも。でも、勝負は勝負だからね」
「はい」

クボドンと重月は、武器を構え睨み合う

381nOTRcORru:2014/11/15(土) 10:38:44
>>378-380
第9話 その10です。

道重さんのファンの方、申し訳ありません。
もう少しで終わります。

382nOTRcORru:2014/11/19(水) 23:11:49

(私の個性反映は……もしかしたら)

仮面の下で視線を重月から逸らす飯窪
その先に、先ほど打ち飛ばした一斗缶があった

(あれは、ただ凹んでるんじゃない。ハンマーで打った所がボロボロになってる。それにハルナロックシードの変身音を合わせて考えると……)

飯窪は視線を重月に戻し、ハルナハンマーをしっかりと握り締めた

「行きますよ!」

クボドンは走り出し、重月に向かって行く
対する重月は、無双セイバーで銃撃し応戦する

「当たらなければ大丈夫!」

銃撃を避ける為に、右へ左へフラフラしながら進むクボドン
その様は些か酔っ払いの様に見える

「当たらなくても、こっちには剣も盾もあるのよ」

クボドンの接近を許している重月だが、慌てる様子はない

「私にも、このハンマーがあります!」

クボドンは飛び上がり、ハルナハンマーを振りかぶる
重力を加えた一撃を当てる狙いだ

「その程度の攻撃ならこの盾で」

重月はサユミラーを掲げ、ハルナハンマーを受け止めた

383nOTRcORru:2014/11/19(水) 23:14:34
>>382
第9話 その11です。

鞘に納めるにはまだ早い。
最後まで頑張ります。
まずはサブリーダーの奮闘から。

384nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:45:53

「なっ!?」

思わず声を上げる重月
クボドンから素早く離れた

「今の衝撃は……」
「やっぱり! ハルナアームズの個性反映がわかりました!」

クボドンは意気揚々とハルナハンマーを振り回す
重月はそれを必死に避ける

「道重さん、さっきまでの勢いはどうしたんですか!」

動きは無茶苦茶だが、クボドンは着実に重月を追い込んでいた

「このハンマーがそんなに怖いですか!?」

避け続けた重月だが、ついに背中を倉庫の壁に触れさせてしまう

「さっきの、当たった衝撃だけじゃなかった……小田のと似てるけど違う」
「そうです! これが……」
〝ハルナスカッシュ!〟

クボドンは、ハニー色のエネルギーを纏ったハルナハンマーを重月に向けて振り下ろす
重月をサユミラーを掲げ受け止めた

「うあっ!」

周囲に高音が響いた
その直後

重月が背にしていた壁は、ボロボロに崩れていった

385nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:47:27

「さゆみから伝わった間接的な衝撃で!?」

サユミラーでハルナハンマーを押し返す重月
クボドンはひとまず距離をとった

「私の変身音は〝ベリー ハイ トーン!!〟です。つまり高音……その音が金属をもろくするんです!」
「一応は装着者の安全は守ってくれるみたいだけど……正直、受け止めて良い気分じゃないわ」

重月は無双セイバーでクボドンを狙う
しかし、今のクボドンは先程までとは違う

「これ位、頑張って避ければいい! 当たっても我慢すれば良い! 私は、つんくさんに認めてもらった声が、高音が反映されて嬉しいんです! これからは自信を持って戦います!」

独特な動きではあるが、銃弾を避けるクボドン
幾つか命中しても、怯むことなく重月に向かって行く

「譜久村さんの仇、小田ちゃんの仇、飯窪が討ちます!」
「……自信を持つ事は良い事よ。仲間を思う事も良い事よ。モーニング娘。のメンバーならそうでなくちゃ」

重月は無双セイバーとサユミラーを構える

「だけど、このバトルだけは駄目なの」
〝サユミオーレ!!〟

386nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:48:36

ピンク色のエネルギーが無双セイバーとサユミラーを包む

「はあっ!」

武器を横に振り、クボドンに向けてエネルギーを飛ばす重月
エネルギーがクボドンに迫る

「……カニ!」

クボドンは上半身を曲げてエネルギーを躱しつつ、重月の前に潜り込んだ

その様は、或る芸人のモノマネの様だ
今は2014年の4月だが、いずれどこかで披露してくれるかもしれない

「もらいましたよ! 道重さん!」

カッティングブレードに手を伸ばすクボドン

「……勝負に勝つ必要はないのよ、飯窪」

重月は無双セイバーとサユミラーを手放し、クボドンのお腹に手を伸ばした

〝ロックオフ〟
「え?」

クボドンが倒したカッティングブレードは、空を斬った
重月がハルナロックシードを取り外したのだ

「飯窪、失格よ」

クボドンは変身解除し、飯窪の姿に戻った


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