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仮面ライダーイクタ 外伝『仮面ライダー鎧娘。'14』
102
:
nOTRcORru
:2014/06/23(月) 14:46:27
第4話【登場!4人目は○○○ライダー!】
あれから全てのインベスを倒した生玄と譜久村
今は変身を解除し、森の木に寄り掛かり休んでいる所だ
「えりぽん、凄いね。一気に10匹以上倒しちゃうんだもん」
「まあね。これが衣梨の実力?」
「でも、聖が銃でフォローしてあげてたんだからね!」
「わかっとおよ。聖の射撃は最強やんね。ありがと」
お互いの健闘を称え合う2人
インベスとの戦いでお互いの絆を深めた様だ
「……ねえ聖、衣梨お腹空いたっちゃん」
「聖も……朝ご飯、まだなんだよね……」
「頭ん中バトルの事ばっかりで、ご飯とか全然気にしてなかったと」
早朝からの移動で、2人は朝食を摂っていなかった
生田も譜久村も、バトルの緊張もあってか今ようやく空腹に気付く
「えりぽん、どうしよう?」
「タチバナの事やけん、なんか用意してるっちゃない?」
「この森になってる実とか?」
「いや! それはダメ!」
『鎧武』では、ヘルヘイムの森の実を食べるとインベスに変化してしまう
しかし、今回はライダーバトル用に再現された森なので、食べられないので心配はないのだが
「……もしかしたら、島のどっかに『ドルーパーズ』があるかもしれん」
「何それ?」
「フルーツパーラーったい。TVでは主人公達が集まる店なんやけど……」
「そっか。色々再現されてるなら、食べる場所もありそうだもんね!」
「うん。でも……」
103
:
nOTRcORru
:2014/06/23(月) 14:49:17
無人島の地図は配られていない
どこに何があるかはわからない
「地道に探すしかないっちゃね」
立ち上がる生田
「行こ、聖」
生田は譜久村の手を取り、立ち上がらせた
「歩いて探すの?」
「仕方ないやろ」
しかし、直径14kmの無人島の中を歩いて探すのはそう簡単ではない
「ねえ、えりぽん。今回のライダーバトル、条件厳しくない?」
「衣梨奈達を鍛える為に厳しいっちゃない? 今までと趣旨が違うけんね」
「サバイバルでも鍛えるの? 大変そう……」
「そうは言っても今日1日だけやけんね。なんとかなるやろ」
弱気な譜久村に対し、楽観的な生田
なかなかバランスの良いコンビかもしれない
▼
場所は変わり、生田達から遠く離れた森の中
2人のライダーが戦っていた
「うわっ!」
攻撃を受け、木に激突する鞘武
「イタタタ……」
シカインベス(強化体)を倒した鞘武は、1人のライダーに襲われた
強すぎる相手に押され、森の中まで追い詰められていた
104
:
nOTRcORruOTRcORru
:2014/06/23(月) 14:53:08
>>102-103
第4話 その1です。
弓矢の対決は Vol.52
射的に挑戦は Vol.53 で観られます。
105
:
nOTRcORru
:2014/06/24(火) 22:00:21
「ちょっと……待ってください!」
制止を訴える、が銃撃される鞘武
「危ない!」
鞘武が銃撃を避ける
追う様に銃撃が続く
「話を、聞いてください!」
手を前に出し、再び制止を訴える
相手のライダーは接近戦に切り替え、剣を振るう
「どうしてっ!?」
鞘武は左腰にある剣=無双セイバーを抜き相手の剣を受け止めた
この無双セイバーは、生玄やマシュバロンには装備されていない武器だ
『鎧武』では鎧武と斬月のみが装備している
そして、鞘武が戦っているライダーが装備している武器も無双セイバーだ
「いきなりなんて……卑怯じゃ、ありませんか!?」
「……目的の為には、手段を選べない事もある!」
鞘武の無双セイバーを弾く相手のライダー
「くっ! 強い……」
崖まで追い込まれた鞘武
106
:
nOTRcORru
:2014/06/24(火) 22:02:14
「ロックシードを渡しなさい」
無双セイバーを鞘武に向ける相手のライダー
鞘武は既にリホケンダマも手放していた
残る武器は、己の身体しかない
「……勝負は、まだ終わっていません」
鞘武は諦めてはいない
ダンスで鍛えた身体を活かし、素早く相手の懐に飛び込もうと狙っていた
「じゃあ、仕方ないね……」
相手が無双セイバーを振り上げた
一瞬、相手の胴はガラ空きになった
鞘武はその隙を逃さない
「今だ!」
鞘武は地面を蹴る
その瞬間
107
:
nOTRcORru
:2014/06/24(火) 22:05:17
>>105-106
第4話 その2です。
9期ばかり登場していますね。
108
:
名無し募集中。。。
:2014/06/24(火) 22:24:36
新ライダー登場!ベースは斬月かな?
鞘師が敬語で話すのは1人だけだけど…きっと正体の分からないままいきなり戦ったせいだな?今のところ誰なのか全く分からんなw
109
:
nOTRcORru
:2014/06/25(水) 17:36:37
「うおうっ!」
転けた
地面に激突した衝撃で崖の一部が崩れていく
「えっえっえっえっ!? 嘘っ!」
鞘武は崩れた土砂と共に落ちて行く
「うわぁぁぁぁっ!」
「鞘師!」
崖下の川に叩きつけられる鞘武
水飛沫が高く上がった
「イタタタ……」
身体を起こす鞘武
崖の高さは10m以上あったが、怪我を負う様なダメージは無かった様だ
そこへ、相手のライダーが崖の上から覗き込んできた
「悔しいけど、今は下がります! でも、次はちゃんと 戦いますから!」
鞘武は起き上がりフラつきながら逃走した
そして、崖の上のライダーは
「……無事だったみたいね」
▼
「うーん……」
ここはフルーツパーラー『ドルーパーズ』
街のエリアの一角にある軽食堂だ
110
:
nOTRcORru
:2014/06/25(水) 17:37:38
カウンター席には少年が
いや、少女が1人座っている
「やっぱりわかんねぇ……」
テーブルに突っ伏すのは工藤遥
ライダーバトルは2回目の参加となる彼女
前回は鎧武をモチーフにした『水武』に変身していた
名前の通り、得意の水泳が個性として反映されていた
その結果、水中でも動きが制限されることなく戦えたのだ
「海に入っても特に動ける訳でもなかったし……」
しかし、今回はその個性は生かされていない様だ
「じゃあなんなんだよ、ハルのライダーの個性って……」
「お待たせしました」
店の奥から白服の男がやって来た
「モーニングセット オレンジアレンジです」
「あ、ありがとうございます。タチバナの人って料理もするんですね」
工藤の目の前には、オレンジがふんだんに使われた料理が並んでいる
オレンジジャムのトーストやオレンジの果肉入りのサラダ
ドリンクは当然オレンジジュースだ
「見た感じ、ビタミンばっかっすね」
「栄養バランスは考えてあります」
「そうなんですか? あ、よく見たらサラダに肉とか入ってる!」
「良いデータが得るには、装着者のコンディションの管理も必要です」
「なるほど。じゃあ、遠慮なくいただきまーす!」
先ほどの落ち込みはどこへやら
食べ盛りで育ち盛りの14歳
大好きな食事になると、気持ちも切り替わるのだろう
111
:
nOTRcORru
:2014/06/25(水) 17:40:17
>>109-110
第4話 その3です。
前回登場したのは、ご指摘の通り斬月ベースのライダーでした。
良ければ楽しみにしていてくださいませ。
112
:
nOTRcORru
:2014/06/26(木) 17:52:38
「めっちゃうまい! 今回すっげーサービスいいっすね! これ、もう1つくらい食べれそうですよ!」
「食べ過ぎはコンディションに影響します。次は昼食でご用意します」
「なんだ……厳しいっすね」
ガッカリはしたものの、しっかりと平らげた工藤
「ごちそうさまでした!」
「この後も頑張ってください」
白服の男は食器を片付けていった
「さーて、これからどうしようか
「凄いやん! 本当にドルーパーズがあったと!」
店の入り口から大きな声がした
「い、生田さん!?」
突然の声に驚き、奥のスペースに隠れる工藤
「やるじゃんえりぽん!」
「えっ!? 譜久村さんまで!?」
生田と譜久村が店内に入って来る
「いらっしゃいませ」
「あれ、タチバナの人やん。朝ご飯が食べたいんですけど、ここで食べられますか?」
「はい」
白服の男は店の奥へ向かう
「本当にここで食べられるんだ。えりぽん名推理だね」
「やろ? 困った時にどう対応するかって言うのも、ライダーバトルで鍛えるっちゃない? バラエティ番組に出演した時に活かせるやろうし」
「なるほど」
113
:
nOTRcORru
:2014/06/26(木) 17:53:09
実際に活かせるかどうかは、生田様次第である
カウンターに着く生田と譜久村
そこへ白服の男が戻って来た
「お待たせしました。モーニングセット マスカットアレンジとマンゴーアレンジです」
「「すごーい!!」」
生田のセットにはマスカットを
譜久村のセットにはマンゴーをふんだんに使っている様だ
「めっちゃ美味しそうやん!」
「本当に食べて良いんですか?」
「はい」
「やっつー!」
「いただきまーす!」
早速モーニングを食べ始める生田と譜久村
その様子を覗く工藤は
「よりにもよって、なんであの2人が一緒にいるんだよ……争奪戦だから個人戦のはずじゃ……」
2人が仲良くしている事に納得いかない様だ
「前回、譜久村さんはこっちのペースに持ち込んで勝ったけど……生田さんには散々手こずらされて負けたんだよな……」
当時の水武は、使えるロックシードも4つと使い分けが出来ていた
しかし、今回は1人1個しか与えられていない
前回の様には戦えない
「あの2人のライダー、どんな個性が反映されているんだ? 今回のハルのライダーで勝てんのか?」
随分と弱気な工藤であった
114
:
nOTRcORru
:2014/06/26(木) 17:56:50
>>112-113
第4話 その4です。
減る。ストック
書け。自分
115
:
名無し募集中。。。
:2014/06/26(木) 20:24:58
工藤はチワワライダーか?w
頑張れ作者!
楽しみ読者♪
116
:
nOTRcORru
:2014/06/27(金) 12:39:50
「あー美味しかったと」
「ごちそうさまでーす」
「この後も頑張ってください」
白服の男は食器を片付けていった
「衣梨が野菜食べれんの知ってて、食べやすい様に調理してくれたっちゃね」
「ね! えりぽんのモーニングセット、見た目では野菜が入ってる感じしなかったよ」
2人共、ようやく朝食が摂れて満足した様だ
「そう言えばさぁ、聖のライダーの名前ってなん?」
「……え?」
「今回、衣梨はイクタじゃないし聖もディエッグじゃないやろ」
「……そ、そうだね」
「衣梨は生玄。龍玄がモチーフだから生玄なんやって。ねえ、ダサくない?」
やはり名前が気に入らない生田
「別に、聖は良いと思うよ……」
「えー、そうかいな。ねえ聖は?」
「え?」
「衣梨も言ったけんさあ、聖のライダーの名前も教えてよ」
なぜか言い淀む譜久村
「……笑わない?」
「笑わん笑わん。なん?」
譜久村は大きく深呼吸をした
117
:
nOTRcORru
:2014/06/27(金) 12:43:58
「……マ」
「マ?」
「『マシュバロン』」
「……アハハハっ!」
笑う生田
「笑わないって言ったじゃん!」
「マシュマロとバロンでマシュバロン……アハハハっ! サイコー!」
「もう! 笑わないって言ったのに!」
立ち上がる譜久村
「えりぽんなんて知らない!」
譜久村は、そのまま早足で店から出て行った
「ゴメーン聖……プッフフフっ!」
譜久村を追いかける生田
しかし、笑いは止められなかった
「仲間割れ……って言うか、痴話喧嘩みたいなもんか」
奥のスペースから現れる工藤
「それより! なんでハルがコソコソ隠れきゃいけないんだよ!」
カウンターを思いっきり叩く
「いってぇっ!?」
自業自得だ
「……それもこれも、このロックシードのせいだっての!」
工藤がポケットから取り出したのは
118
:
nOTRcORru
:2014/06/27(金) 12:45:27
>>116-117
第4話 その5です。
>>105
に誤りがありました。
誤:この無双セイバーは、生玄やマシュバロンには装備されていない武器だ
正:この無双セイバーは、生玄や譜久村のライダーには装備されていない武器だ
119
:
nOTRcORru
:2014/06/28(土) 21:34:46
「コレ、どう考えてもただのオレンジロックシードなんだよなぁ……」
オレンジロックシードに瓜二つのハルカロックシードだ
実は今回のバトル開始時、既にライダーに変身し初級インベスと戦っていた工藤
どんな個性が反映されているのか、楽しみにしていたが
「姿も武器も何もかも、鎧武のオレンジアームズと変わんないってどーゆー事だよ……」
全てが鎧武のオレンジアームズと同じだった
「タチバナさーん!」
「タチバナは組織の名前ですが、私で良いですか?」
店の奥にいた白服の男がやって来る
「ハルカアームズの個性反映ってなんですか?」
「教えられません」
「ダメっすか。じゃあ、あの2人の個性反映ってなんですか?」
「教えられません」
「やっぱりダメっすか。じゃあ、さっき2人にハルが隠れてる事を教えなかったのは?」
「メンバー自身でバトルを展開してもらう事になっています。基本こちらからは干渉出来ません」
「聞かれなきゃ言わないって事ですか。了解でーす」
工藤はロックシードをしまい店を出る
▼
街に出た工藤は、生田と譜久村を探し始めた
120
:
nOTRcORru
:2014/06/28(土) 21:37:00
「さっきの会話とモーニングセットからして、譜久村さんはバロンのマンゴーアームズがモチーフなんだろうな。で、生田さんは龍玄がモチーフでブドウアームズの色違いってとこかな?」
小さい頃からヒーローに憧れていた工藤
『鎧武』がOAされる前から注目していただけあって、ライダーやロックシードに詳しい
メンバーが変身するライダーの予想も、なかなか良い所をついている
「さっきの2人の様子なら、きっとバトルが始まってるはず。2人の個性反映がわかれば、ハルの個性反映のヒントが得られるはず!」
前回のバトルでは、余裕を見せて敗北していた工藤
それだけに、今回は随分と慎重な様だ
「おっと。見つけましたよ、お2人さん」
建物の影に身を隠しながら様子を伺う工藤
その視線の先には、早足で追いかけっこをする生田と譜久村が居た
「なんだ、まだバトルになってないのか」
2人は許して、許さないの言い合いをずっと続けていた
「他のメンバーに会う前に、こいつについて知っておきたいんけどな」
再びロックシードを手にする工藤
個性反映を知らない間は、安心して戦えない様だ
そこへ
「ヴゥゥゥ……」
ビャッコインベスが現れた
「嘘だろ? このタイミングかよ!」
121
:
nOTRcORru
:2014/06/28(土) 21:39:32
>>119-120
第4話 その6です。
だんだん長くなっている?
122
:
nOTRcORru
:2014/06/29(日) 21:00:18
工藤は、生田達と反対の方向へ走り出した
ビャッコインベスも走り出し、工藤を追い掛けた
「生田さん達に見つからない所で戦わないと!」
自分でもわからないロックシードの性能を、今の段階でメンバーに見られたくない工藤
街から少し離れた工場の敷地に、ビャッコインベスを誘い込むことに成功した
「性能がわかんなくたって、ハルなら上級インベスにも楽勝なんだよ!」
工藤は戦獄ドライバーを装着し、ロックシードを構える
「変身!」
〝ハルカ!!〟
頭上に、オレンジアームズに瓜二つのハルカアームズが現れた
「うらぁっ!」
ロックシードを取り付け、ブレードを倒す
〝ロックオン!! ソイヤッ!〟
ハルカアームズが工藤の頭に被さり展開する
現れたライダーは
紺色のウェア
金色の装飾
オレンジ色の鎧と兜
切ったオレンジの断面がデザインの剣
見た目は、鎧武のオレンジアームズそのものだ
123
:
nOTRcORru
:2014/06/29(日) 21:01:17
〝ハルカアームズ! 我が道 オンリースタイル!!〟
「何がオンリースタイルだよ……オリジナリティの欠片もねーよ……」
自分が変身したライダーに納得がいかない工藤
だが、文句を言う暇はない
「ヴゥゥゥ!」
ビャッコインベスが工藤に襲いかかる
「あーもうっ!」
工藤は手にしている剣=童道丸(ドウドウマル)で斬りつける
「ヴァっ!」
左腕を斬られたビャッコインベス
しかし、怯まず工藤へ突っ込んで来る
「うらぁっ!」
右脚でビャッコインベスを蹴り飛ばす工藤
工藤は以前、TV番組中に2人の芸人を蹴り飛ばしている
手よりも先に脚が出てしまうらしい
蹴ると言う意味では脚に自信があった
しかも今はライダーに変身しており、そのキックは半端な威力ではない
ちなみに普段は、脚よりも口が先になる事がほとんどだ
「ヴァっ!」
蹴られたビャッコインベスは大きく飛ばされ、積み上げられたドラム缶に飛び込んだ
「せめて決め台詞くらい言わせろ!」
工藤は童道丸を構えた
「こっからは、ハルのステージだっ!」
124
:
nOTRcORru
:2014/06/29(日) 21:02:42
>>122-123
第4話 その7です。
ようやく変身しました。
『鎧武』が終わる前に完結したいです。
125
:
名無し募集中。。。
:2014/06/29(日) 23:45:54
くどぅーは確かに見た目も名前からも能力の反映分からないな
126
:
nOTRcORru
:2014/06/30(月) 23:21:35
マシュバロン ミズキアームズ
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2215.jpg
127
:
nOTRcORru
:2014/06/30(月) 23:22:48
>>126
イメージ画像です。
ストーリーは明日以降に。
128
:
名無し募集中。。。
:2014/07/01(火) 01:04:16
画像出みると色がちょっと残念…果物にショッキングピンクは合わないのねw
129
:
nOTRcORru
:2014/07/04(金) 18:33:17
ビャッコインベスは立ち上がり、工藤に向かって行く
「来い!」
童道丸を振るまくる工藤
が、ビャッコインベスには全く当たらない
次第に大振りになっていく
「くそ……このっ!」
両手で童道丸を持ち、思い切り横に振る
半ばやけっぱちの今の工藤には、刃の向きも関係ない
とにかく攻撃を当てたかった
「おりゃっ!」
「ヴァっ!」
斬る事には失敗したが命中し、刀身で叩く結果となった
そして、童道丸からはオレンジ色をした果汁の様な物が飛び散った
「よしっ!」
よろめいたビャッコインベス
その隙に思い切り蹴り飛ばす工藤
「うらぁっ!」
「ヴァァァァっ!」
再び積み上げられたドラム缶まで飛ばされるビャッコインベス
「やっぱハルは斬るより蹴る方が良いや!」
工藤が好きな漫画・アニメのキャラクターに、蹴りを得意とする者がいる
全く同じ様に動ける訳ではないが、なんとなく真似するくらいは3時のおやつ前
いや、朝飯前だ
ちなみに、このバトルは朝飯後だ
130
:
nOTRcORru
:2014/07/04(金) 18:34:19
「ヴゥゥ……」
立ち上がったビャッコインベスは、背中を向けて逃げ出した
「おい! 待てって!」
工藤は、左腰の無双セイバーを抜いた
「くらえ!」
無双セイバーの鍔から弾丸が発射される
実は、無双セイバーの鍔は銃になっている
鞘武と謎のライダーも、銃撃ではこれを使用していた
「ヴァっ!?」
命中こそしなかったものの、ビャッコインベスの足止めには成功した様だ
「蹴る方が好きだけど、トドメをさすならコレでしょ!」
無双セイバーと童道丸の持ち手の底を合わせて合体させる
これは、モチーフとなった鎧武 オレンジアームズと同じ機能でナギナタモードと呼ばれる
斬撃・銃撃・二刀流、更に合体武器などの多彩な攻撃方法が鎧武 オレンジアームズの特徴だ
「輪切りにしてやるからなっ!」
ドライバーからハルカロックシードを外し、無双セイバーに取り付けた
〝ロックオン!!〟
無双セイバーにロックシードを取り付ける事で、そのエネルギーを開放し強力な攻撃が出来る様になる
これも鎧武 オレンジアームズと同じ機能だ
更に、合体している童道丸からもエネルギーが開放される
131
:
nOTRcORru
:2014/07/04(金) 18:35:00
〝イチ!! ジュウ!! ヒャク!! セン!! マン!! ハルカチャージ!!〟
工藤は、ナギナタモードを振り抜く
すると、無双セイバーの刃からオレンジのエネルギーが横殴りの豪雨の様に放たれた
「ヴゥゥっ!」
ビャッコインベスは、大量のエネルギーの雨を浴び身動きが取れなくなった
そこへ、工藤が走り込む
「セイハーッ!」
童道丸の刃でビャッコインベスの胴を斬りつけた
「ヴァァァァっ!」
ビャッコインベスは爆発し消滅した
「よっしゃー! ハル、最強じゃん!」
最初は文句を言いながらも、見事に上級インベスを撃破した工藤=鎧工(がいく) ハルカアームズ
見た目と違い、やはり中身は工藤遥
蹴りを多用した攻めは、鎧武とは違う個性的な戦い方だ
ハルカアームズの個性反映を知らずにここまで戦えたのは、彼女のセンスと言って良いかもしれない
変身を解除する工藤
「あーっ! 暑っ! 汗びっしょり……コンサート終わりくらいビショビショじゃん!」
工藤の髪は風呂上がりの様に湿っていた
ライダーバトルはそれだけ激しい運動なのだろう
工藤が特別汗かきと言う事もあるが
132
:
nOTRcORru
:2014/07/04(金) 18:35:36
「どっかでシャワーとか浴びられないのか? ドルーパーズのタチバナさんに訊いてみるか」
濡れた髪を掻き乱し汗を飛ばす工藤
とりあえず、ドルーパーズへ向かった
この戦いを経て、ハルカアームズの個性反映が何であるかを理解した
しかし
それを理解したのは工藤自身ではなかった
「……あーね。あれがくどぅーの個性反映ったいね」
バトル終了まで、残り12時間14分
第4話【登場!4人目はくどうライダー!】
133
:
nOTRcORru
:2014/07/04(金) 18:39:30
>>129-132
第4話 その8です。
あのピンクは、やはり桃が丁度良いですね。
色換え作業は楽しかったです。
134
:
nOTRcORru
:2014/07/05(土) 15:16:45
生玄 ミズキアームズ
マシュバロン エリナアームズ
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2217.jpg
135
:
nOTRcORru
:2014/07/05(土) 15:18:32
>>134
第3話に登場したアームズチェンジのイメージ画像です。
どうなんでしょう?
136
:
名無し募集中。。。
:2014/07/08(火) 23:15:48
生玄想像してた以上に…キモイなと思ったら紫がピンクっぽいせいかw
てかついにストックが尽きたのか?
137
:
nOTRcORru
:2014/07/09(水) 23:52:13
【第5話 予告】
「まさかライダーバトルに参加しとるなんて……」
「ちょっと見て来る!」
〝シュシュッとキレる!!!!〟
「何その色!? 気持ち悪っ!」
「邪魔しないでよ!」
第5話【快活!友情の○○○○○!】
138
:
nOTRcORru
:2014/07/09(水) 23:59:48
>>137
予告でした。
現状、ストックはほとんどありません。
書きながら展開を変えたくなり書き直してしまい、更に時間を費やしています。
まだ全体の半分にも満たないので、放送終了前の完結を一応は目指して生田ー。
139
:
名無し募集中。。。
:2014/07/10(木) 00:16:44
がんばれいな〜
しゅしゅっと?キレ?次はついに初参戦のあの人か?確かにあの色のフルーツは食欲無くすw
140
:
nOTRcORru
:2014/07/10(木) 23:34:28
第5話【快活!友情の○○○○○!】
「えりぽんのバカ!」
譜久村聖は怒っていた
「謝って来たと思ったら急にいなくなるんだもん!」
生田に自分のライダーの名前を笑われた
それに対し、生田は真剣に謝る気がないのかヘラヘラしながらついて来ていた
はずだった
「勝手に笑って、勝手について来て、勝手にいなくなるって、なんなのもう!」
そう
生田はいつの間にか姿を消していた
「聖1人でバカみたいじゃん!」
譜久村が、良い加減に許そうかと思い振り返ると
そこには誰も居なかったのだ
「次に会ったら絶対に聖が倒すんだから!」
激おこぽんぽん丸
いや
激おこぷんぷん丸だ
「……あれ?」
上がったボルテージが急に下がった
譜久村の視線の先には、2人の姿があった
「1人はともかく、今回はあの子も参加してるんだ……」
141
:
nOTRcORru
:2014/07/10(木) 23:38:03
>>140
第5話 その1です。
1レスですみません。
今回は色々と大変なので、少しずつの投下でもご勘弁くださいませ。
142
:
nOTRcORru
:2014/07/11(金) 22:42:18
▼
「生田さーん!」
「え!?」
突然の声に驚き振り返る生田
「亜佑美ちゃん!?」
走って来たのは石田亜佑美だった
「やっとメンバーに会えましたよ! この島、広くて広くて……」
「まさかライダーバトルに参加しとるなんて……」
10期メンバーの石田亜佑美
彼女は、今回のライダーバトルが初参加となる
「亜佑美ちゃんの参加が一番可能性が低いと思っとったのに……」
彼女のイメージカラーはロイヤルブルー
要は青色だ
青色の実を想像するのは難しい
生田の言う通り、可能性は低いと考えられただろう
しかし、実際に参加しているのだ
果たして、石田はどんなライダーに変身するのだろうか
143
:
nOTRcORrunOTRcORru
:2014/07/11(金) 22:43:06
>>142
第5話 その2です。
短いですが。
144
:
名無し募集中。。。
:2014/07/12(土) 00:08:05
短!?wでも予想通りだーいしだったか…なるほどあのフルーツなら『ブルー』でもありか
145
:
nOTRcORru
:2014/07/12(土) 23:04:13
「どうすると? バトルする?」
「したいのは山々なんですけど、お腹が空いちゃって……」
現在、時刻は午前8時過ぎ
朝食には少しばかり遅いかもしれない
「どうしたら良いんですかね?」
「あーね。初参加のメンバーにも知らされてないっちゃね」
初参加の石田も、食事についての説明はなかった様だ
この辺は公平らしい
「もしかして、生田さんってライダーバトル経験者?」
「そうだよ。亜佑美ちゃんは今回の参加メンバーが誰か知らんと?」
「はい」
ここも公平らしい
「でも、昨日の夕方に〝トライアルタイム〟がありましたよ。初参加のメンバーだけらしいですけど」
トライアルタイムとは
実際に仮面ライダーに変身し、その性能を試す時間の事である
ライダーバトル経験者との差を埋める為に設けられた時間だ
その様子は第2話をご覧くださいませ
146
:
nOTRcORru
:2014/07/12(土) 23:06:09
>>145
第5話 その3です。
また短いですが。
予想は当たるでしょうか。
正解は、次回以降で!
147
:
nOTRcORru
:2014/07/13(日) 17:09:26
「あーね。まあ、それ位は許容範囲やろ。じゃあ、変身も慣れとるんやね」
「まあ、そう……うーん、慣れてるって程でもないんですけど」
1、2回の変身で慣れていると言われても困る石田であった
「それよりも、生田さんは朝食どうしたんですか?」
「ドルーパーズで食べて来たよ」
「ドルーパーズ?」
「モーニングセットが食べられるっちゃけど、なんなら連れて行こっか?」
「本当ですか!? ありがとうございます!」
「まあね! 衣梨、優しいっちゃろ?」
「ツッ! それ、自分で言っちゃいます?」
バトルになれば敵同士だが、普段は共に進化していく仲間だ
仲間からの親切は素直に受けりゃ良い
「じゃあ生田さん、案内よろしくお願いしまーす」
「まかせて!」
肩を組んで歩み出す2人
その後ろから
「……えりぽん」
声が聴こえた
ピタッと、生田の動きが止まる
一方の石田は進むつもりだったので、止まった生田に引っ張られる様にバランスを崩した
「ちょっ!? 急に止まったら危ないじゃないですか!」
〝おこ〟な表情で生田を睨む石田
その生田の肩越しに、ある人物の姿を見つけた
148
:
nOTRcORru
:2014/07/13(日) 17:10:44
>>147
第5話 その4です。
ストックは、まだあります。
149
:
nOTRcORru
:2014/07/14(月) 12:56:31
「譜久村さん!」
生田に続き、譜久村にも会えた石田は嬉しそうだ
「み、聖……」
しかし、生田の表情は引きつり譜久村の表情は〝おこ〟を越えていた
「え……2人共、どうしたんですか?」
ただならぬ雰囲気を察した石田
「亜佑美ちゃん。この道を真っ直ぐ進むとドルーパーズに着くけん、1人で行ってくれん?」
「え?」
「衣梨はもう食べたし。聖と話がしたいけんさ」
「……わかりました」
石田は時々振り返りながらドルーパーズへ向かった
「……えりぽん」
「聖、さっきはゴメンったい」
しっかり頭を下げて謝る生田
「聖が何に怒ってるかわかってるの?」
「ライダーの名前に笑った事やろ?」
「それだけじゃないよ! 謝って来たから許してあげようかなって思ったのに!」
「……うん?」
顔を上げて譜久村の様子を見る
譜久村の顔はやや赤く、目も少し潤んでいる様だ
「振り返ったらえりぽん居ないんだもん! 聖、すっごい恥ずかしかったんだから!」
「えー……それ、別に誰にも見られとらんと思うっちゃけど」
「そういう問題じゃない! 少しは反省して!」
譜久村はロックシードを取り出した
150
:
nOTRcORru
:2014/07/14(月) 12:58:48
>>149
第5話 その5です。
登場人物が増えると、大変になりますね。
『イクタ』の作者さん、改めて尊敬します。
151
:
nOTRcORru
:2014/07/16(水) 17:45:14
「えりぽんは、絶対に聖が倒す! 変身!」
〝ミズキアームズ クイーン オブ ドラム!!〟
マシュバロンはミズキスティックスを構え、臨戦態勢だ
生田も自分のロックシードを取り出す
「早めに決着をつける方が良いかもしれんね。誰かに倒される前に!」
最初のライダーバトルでは、イクタとG3-Mが相打ちとなりディエッグが残った
次のライダーバトルでは、ディエッグが水武に敗れイクタが残った
確実に戦うなら早い方が良い
「変身!」
〝エリナアームズ 魔・砲・チャーシューメン!!〟
生玄はエリア魔砲を構え、戦闘態勢だ
対峙する生玄とマシュバロン
「「いくよ!!」」
▼
「すみませーん」
ドルーパーズに小柄な少女=石田亜佑美が入って来た
「えっ! あゆみん!?」
「くどぅー!」
カウンター席には工藤がいた
152
:
nOTRcORru
:2014/07/16(水) 17:45:54
「くどぅーも参加してるんだ」
「ハルは2回目。あゆみんは初でしょ」
「最初にバトルの話を聴いた時はビックリしちゃった。変身してメンバーと戦うなんて」
アイドルが仮面ライダーに変身する事はほとんどない
ハロー!プロジェクトの先輩である真野恵里菜が、仮面ライダーフォーゼの映画に出演した位だろう
しかも、今回は撮影ではなく実戦だ
ともなれば驚きは計り知れない
「今までメンバーがこんな事してるなんて全然知らなかったしさぁ」
タチバナのバトルは、ライダーシステムのテストが目的
あくまで秘密なのだ
「あゆみんは、もう誰かとバトルした?」
「ううん、まだ。あ、変な生き物は倒したけど」
「ああ、透明生命体ね」
タチバナがライダーシステムを開発する理由がここにある
人間には見る事が出来ない、透明生命体を倒す為である
「まだ2体……あれ、2匹?」
「いや、それどっちでもいいわ」
「とりあえず、2匹は倒したよ。あ、さっき生田さんと譜久村さんには会ったし」
「え! どこで!?」
「この店の前の道を向こうに行った所。なんか雰囲気ヤバかったけど」
「ちょっと見て来る!」
店を飛び出す工藤
「ちょっと!」
店内には石田、とタチバナの者しかいない
「ウチ1人? まあいっか。すみませーん、モーニングくださーい」
153
:
nOTRcORru
:2014/07/16(水) 17:47:33
>>151-152
第5話 その6です。
昨日の未更新分譜久村、もとい含む。
154
:
nOTRcORru
:2014/07/17(木) 23:44:02
▼
「今度こそバトルになってるハズだ! ハルカアームズの個性のヒントを見つけるチャンスだ!」
工藤自身、アームズの個性反映をまだ理解していない
他のアームズを参考に特定するつもりなのだ
「あゆみんのロックシードも確認したかったけど、まあいいや。多分スイカだろ」
スイカが大好き、と公言している石田
それがロックシードに採用されていると考えるのは当然かもしれない
「見つけた! やっぱりバトルに……って、あれ?」
工藤の前には、信じ難い光景が広がっていた
「生田さんが、押されてる?」
ライダーバトルでは数々の勝利を収めてきた生田
苦戦していても最後には逆転する事がほとんどだった
その生田が変身する生玄が今、膝をついているのだ
「どうしたの? えりぽん、本気出してよ!」
「……聖、思ったより強いんやね」
生玄の相手は譜久村が変身したマシュバロン
ミズキスティックスを構え、生玄へと歩を進める
「衣梨、かなり本気でやっとるけんね」
「嘘! えりぽんがこんなに弱い訳ないじゃん!」
生玄の仮面の下で、生田は余裕の表情をしていた
155
:
nOTRcORru
:2014/07/17(木) 23:46:38
>>154
第5話 その7です。
'14が終わる前に完結させたいです。
156
:
nOTRcORru
:2014/07/18(金) 23:04:14
「その通り! 衣梨は負けないっちゃ!」
生玄はエリナ魔砲をゴルフクラブに変形させる
「ゴルフクラブ!?」
「この1打で逆転するったい!」
ドライバーのカッティングブレードを倒し、技を発動させる
〝ハイーッ! エリナスカッシュ!〟
エリナ魔砲の元に、黄緑色のエネルギーが集まる
「行っけぇーっ!」
生玄は、エネルギーを全力で打ち出した
黄緑色のエネルギーがマシュバロンに迫る
「こっちだって!」
〝カモンッ! ミズキスパーキング!!!〟
ミズキスティックスの先端にホットピンクのエネルギーが集まる
「せーのっ!」
2本のバチを大きく振り下ろし、黄緑色のエネルギーに叩きつける
「どんっ!」
黄緑色とホットピンクのエネルギーがぶつかり合い消滅した
「相殺されたっちゃん……」
「えりぽんの個性反映はゴルフだったんだね」
「聖が、ここまで強いなんて……」
157
:
nOTRcORru
:2014/07/18(金) 23:04:58
渾身の一撃が決まらず、膝をつく生玄
余裕だった生田にも焦りが出始める
「えりぽん、もうおしまい?」
「そんな訳なか。衣梨にはまだまだ秘策があるけん」
言葉では強がっているが、仮面の下の表情は暗い
「えりぽんが来ないのなら、聖の番で良いよね?」
「ちょっと待ったーっ!」
「「え??」」
妙に台詞っぽい大声が聴こえた
声だけにも関わらず、若干スベっている感がある
「「亜佑美ちゃん!?」」
2人の視線の先には、腕を組みドヤ顔を決めている石田亜佑美が立っていた
「亜佑美ちゃん、なんでここに来たと?」
「2人の様子が気になったので探しに来ました!」
石田は2人の所へ歩いて行く
「待って! これは聖とえりぽんと2人のバトルなの! 亜佑美ちゃんには関係ない!」
「そうかもしれませんけど……」
石田は生田の側で立ち止まる
「お店を教えてくれた生田さんには、ちゃんとお礼をしなきゃいけないので。それに、相方なんでね!」
「亜佑美ちゃん……」
コンサートのMCなどで、よくスベる生田と石田
メンバーやファンからは〝スベリーズ〟と呼ばれている
「生田さん。あの店のモーニング、このフルーツがいっぱい入ってて美味しかったですよ!」
石田はロックシードを取り出した
158
:
nOTRcORru
:2014/07/18(金) 23:06:30
>>156-157
第5話 その8です。
今日は2スレ分です。
159
:
名無し募集中。。。
:2014/07/18(金) 23:48:52
もう食べて帰ってきたのか!?w
果たして予想は当たってるのか?
160
:
名無し募集中。。。
:2014/07/19(土) 09:15:39
あゆみずっき…
161
:
nOTRcORru
:2014/07/19(土) 15:49:28
「え……嘘やろ?」
ロックシードを見て驚く生田
「変身!」
〝アユミ!!〟
ロイヤルブルーの色をしたアームズが現れた
「何その色!? 気持ち悪っ!」
「仕方じゃないですか! これがウチのイメージカラーなんですもん!」
石田はロックシードをドライバーにセットし、カッティングブレードを倒した
〝ロックオン!! ソイヤッ!〟
アームズが石田の頭に被さり展開した
〝アユミアームズ シュシュッとキレる!!〟
現れたのは鎧武 イチゴアームズにそっくりなライダーだった
ただし、イチゴアームズはロイヤルブルーになっている
また、本体の金色の装飾は銅色である
「亜佑美ちゃんが鎧武モチーフでイチゴアームズとは予想しとらんかった……スイカは考えたっちゃけど」
「え、スイカのロックシードなんてあるんですか?」
石田は仮面ライダーに詳しい訳ではない
スイカがあるかどうかすら知らなかった位だ
「逆になんでイチゴなん?」
「昨日のタチバナの方は、青いストロベリーだからブルーベリーだって……」
「思いっきり形がイチゴやし! しかも〝ベリー〟しか合っとらんし!」
「私に言われても困るんですけど!」
162
:
nOTRcORru
:2014/07/19(土) 15:51:29
>>161
第5話 その9です。
今日は1レス分で、昨日は2〝レス〟分です。
予想は当たっていたでしょうか。
先読みされてる方もいる気がしますが。
163
:
nOTRcORru
:2014/07/20(日) 23:10:32
石田はアユミクナイを手にした
「亜佑美ちゃん! 邪魔しないでよ!」
「邪魔するつもりはないんですけど……今だけ負けそうな生田さんが守れたら良いんで!」
「いやいや、衣梨は負けとらんけんね!」
「いやいや、その格好で言っても説得力ありませんよ」
生玄は膝をついたままだ
「譜久村さん、行きますよ! シュシュっと!」
石田はアユミクナイをマシュバロンに投げつけた、が
全てのクナイはマシュバロンから外れ、虚しく地面に落ちた
「……どこに向かって投げてると?」
「……まだ慣れてないんです! 何度かやれば当たる様になります!」
キレる。石田
「譜久村さん、今度こそ行きますよ!」
マシュバロンに向かって走る石田
クナイを投げる事を諦め、手持ち武器として使う事にした様だ
「やあっ!」
石田は気合を入れてアユミクナイを突き出した
しかし、マシュバロンのボディに傷は付けられなかった
ミズキスティックスを交差してアユミクナイを防いだのだ
「……やりますね、譜久村さん」
「亜佑美ちゃんこそ……今のスピードはビックリしたよ!」
石田を押し返し距離をおくマシュバロン
「初参加だからって舐めてもらっちゃ困りますよ!」
164
:
nOTRcORru
:2014/07/20(日) 23:13:25
>>163
第5話 その10です。
話数が進む度に、1話が長くなっている様な気がします。
質は兎も角として。
165
:
nOTRcORru
:2014/07/21(月) 23:21:05
再びマシュバロンに向かう石田
「速い!」
普段のキレのあるダンスの様に、激しく機敏な動きでマシュバロンを責める石田
マシュバロンは防御で精一杯だ
「まだまだ行きますよ!」
マシュバロンの横に素早く回り込み、ガラ空きの横腹を攻めた
「くっ!」
とっさにミズキスティックで防御するマシュバロン
だが、マンゴーの形をした先端が壊れてしまう
「そんな……」
「フッフッフッ。これが私の個性反映、抜群の〝キレ〟味です!」
「キレのある動きに切れ味の良い武器か……今のえりぽんより亜佑美ちゃんの方が強いかもしれないね」
「ハァッ!? ちょっと聖、言い過ぎやろ!」
「ウチの相方をバカにしないでくださいよ!」
石田はアユミクナイを投げつける、が
なぜか生玄の方に飛んで行った
「危なっ! 亜佑美ちゃん! なんしよーと!?」
「ゴ、ゴメンなさい……手元が」
スベった様だ
166
:
nOTRcORru
:2014/07/21(月) 23:25:30
>>165
第5話 その11です。
What do you want?
時間が欲しいです。
Is it necessary?
167
:
名無し募集中。。。
:2014/07/22(火) 00:16:23
スベった様だ フイたw
〝ロックオン!! ソイヤッ!〟が
〝ロックオン!! ドヤッ!〟に最初見えてしまった
ちなみに予想は当たってましたよーでも次はもう当たらないかも?
168
:
名無し募集中。。。
:2014/07/22(火) 18:20:05
お〜だーいしいいキャラだね(笑)
フクちゃんとは同い年だし、あゆみずきだよね。
169
:
nOTRcORru
:2014/07/23(水) 00:41:10
「生田さん! ここは私達で譜久村さんを押しのけましょう!」
「あ、倒しはしんのやね」
「そこまですると、後が恐そうなんで……」
「……あーね」
「えりぽん! 納得しないでよ!」
生玄は立ち上がった
「亜佑美ちゃん、左腰の剣を抜いて」
「これですか?」
石田は無双セイバー抜いた
「ロックシードを取り付けると必殺技が出せるっちゃん」
「え、そうなんですか? そっか、生田さんは仮面ライダー好きだから詳しいんですね」
ドライバーからアユミロックシードを取り外し、無双セイバーに取り付ける
〝ロックオン!! イチ!! ジュウ!! ヒャク!!〟
無双セイバーにロイヤルブルーの光が集まる
〝アユミチャージ!!〟
「やあっ!」
石田が無双セイバーを振ると、無双セイバーからロイヤルブルーの光が放たれた
その光は、アユミクナイを模した無数のエネルギーの雨となりマシュバロンに向かって行く
「えっ!?」
思わぬ攻撃に反応が遅れたマシュバロン
それでもミズキスティックスで直撃を防いだ
「危なかった……こっちだって!」
〝カモンッ! ミズキオーレ!!〟
170
:
nOTRcORru
:2014/07/23(水) 00:48:49
>>169
第5話 その12です。
〝ドヤッ!〟は良いですね。今後の展開が無ければ今からでも採用したいほど良いです。
それぞれ組み合わせで話し方が変わるので、その点で本人らしさが出ればあ成功ですが。どうなんだろうね。
みなさんの書き込みからヒントが得られる時もあるので、これからも大切に読みたいと思います。
171
:
nOTRcORru
:2014/07/23(水) 23:36:37
ミズキスティックスにホットピンクの光が集まる
石田に向かって攻撃しようとした、その時
〝ハイーッ! エリナスカッシュ!〟
「ええっ!?」
石田ばかり気にしていたマシュバロン
突然の音声に驚いてしまった
音声が聴こえた方を向くと、生玄がドライバーショットの様にエリナ魔砲を振り下ろす姿があった
「チャーシューメンっ!」
エリナ魔砲から放たれた黄緑色の光がマシュバロンを襲う
「うわっ!!」
ミズキスティックスで防ぐも、弾き飛ばされるマシュバロン
「よっしゃ当たった!」
「気を反らせた隙に攻撃って、生田さんズルくないですか?」
「いいのいいの。まだ変身解除しとらんけん、倒しはしてないっちゃんね」
「そーゆー問題?」
マシュバロンはゆっくりと立ち上がる
「今のは効いたよ、えりぽん」
珍しくドスの効いた譜久村の声が聴こえた
「まずいですよ生田さん! 譜久村さんがキレちゃいましたよ!」
「……えーと、聖? 今さ、2対1やけんさ、ここは引かん?」
「ヤダッ!」
譜久村の負けず嫌いが出てしまった様だ
戦闘意欲、俄然強めの譜久村と
若干ビビり気味のスベリーズの2人
対峙する両者
その間に突然、2人に人物が割り込んで来た
172
:
nOTRcORru
:2014/07/23(水) 23:39:52
>>171
第5話 その13です。
登場人物が多いと書きにくくなりますね。
イクタのベリキュー大戦は見事だったのに、自分ときたら。
負けていても頑張ります。
173
:
名無し募集中。。。
:2014/07/24(木) 07:39:53
俄然強め(笑)
亀井ちゃん?
174
:
nOTRcORru
:2014/07/24(木) 23:44:27
「はるなん!? 小田ちゃん!?」
飯窪春菜と小田さくらだ
「はるなんはわかっとったけど……さくらちゃんも参加してたと?」
「え、はるなんって初参加じゃないんですか?」
「えりぽんは聖が倒すから邪魔しないでって、聖が言った事を忘れたの!?」
三者三様のリアクションである
小田がライダーバトルに参加しているこが予想外だった生田
同期の飯窪がライダーバトルに初参加ではなかった事に驚く石田
釘をさしておいた2人が乱入した事に驚く譜久村
譜久村が激おこぽんぽん丸の最中に出会ったのは、この2人だったのだ
「ちゃんと覚えていますよ。でも、こんな状況なら良いですよね?」
「私達もバトルに参加します!」
2人はそれぞれ戦獄ドライバーとロックシードを取り出した
〝ハルナ!!〟
〝サクラ!!〟
2人の頭上に、ハニー色のドングリとラベンダー色のマツボックリの形をしたアームズが現れる
「もう何色の実が出て来ても驚かんったい……」
石田の青いイチゴに敵う実はないだろう
〝カモンッ!〟
〝ソイヤッ!〟
それぞれのアームズが飯窪と小田に被さる
175
:
nOTRcORru
:2014/07/24(木) 23:45:20
〝ハルナアームズ ベリー ハイ トーン!!〟
〝サクラアームズ 歌姫 シングアソング!!〟
アームズの色がそれぞれのイメージカラーに変わっている事を除けば
飯窪はグリドン ドングリアームズの
小田は黒影 マツボックリアームズの姿そのままだ
今この場に、5人のライダーが集まった
「譜久村さんが強過ぎな気がする……って言うか、あゆみんだけじゃなく小田ちゃんまでライダーになったのかよ……」
その様子を物陰からずっと見ていた工藤
石田・飯窪・小田と、次々と現れるライダー達に驚いている様だ
「鎧武モチーフはハルだけじゃなかったし、あゆみんは個性反映しまくりだし……どうなってんだよ!」
同じ鎧武モチーフでも、個性反映がはっきりしていないハルカアームズ
譜久村・生田・石田と3人のアームズを見ても、未だヒントは得られていない
「ますますハルの個性反映がわかんねぇ……もしかして、タチバナのひいきとかじゃね?」
やさぐれ中学生、工藤遥であった
バトル終了まで、残り11時間41分
第5話【快活!友情のスベリーズ!】
176
:
nOTRcORru
:2014/07/24(木) 23:48:29
>>174-175
第5話 その14で完結です。
彼女が敬愛する先輩のフレーズを拝借しました。
亀井さんはとても出せません。
177
:
名無し募集中。。。
:2014/07/24(木) 23:59:58
ドングリとマツボックリ…orzこの二人は結構期待してたんだどなぁw
でも奇しくも原作のチーム鎧武とバロン連合になった訳だ・・・ん?
178
:
nOTRcORru
:2014/07/26(土) 00:04:29
■マシュバロン
譜久村聖が変身する仮面ライダー。形状はバロンと同じで、赤色がホットピンクになっている。ドライバーの音声は洋風。(カモンッ!)
□ミズキアームズ (クイーン オブ ドラム!!) (Queen of Drum!!)
ミズキロックシードで変身する。形状はマンゴーアームズと同じで、赤色がホットピンクになっている。
□ミズキスティックス
ミズキアームズ専用のメイス。マンゴーパニッシャーと違い柄が短く2本1組で、譜久村は太鼓のバチの様に扱う。
■生玄(いくげん)
生田衣梨奈が変身する仮面ライダー。形状は龍玄と同じで、緑色が紫色になっている。ドライバーの音声は中華風。(ハイーッ!)
□エリナアームズ (魔・砲・チャーシューメン!!)
エリナロックシードで変身する。形状はブドウアームズと同じで、紫色が黄緑色になっている。
□エリナ魔砲
エリナアームズ専用の多銃身ハンドガン。ブドウ龍砲と違いグリップが伸びて、生田はゴルフクラブの様に扱う。
■鞘武(さやむ)
鞘師里保が変身する仮面ライダー。形状は鎧武と同じで、金色が青になっている。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□リホアームズ (玉砕 ブロークン!!)
リホロックシードで変身する。形状はパインアームズと同じで、金色が赤になっている。
□リホケンダマ
リホアームズ専用のフレイル。形状はパインアイアンと同じで、鞘師はけん玉の様に扱う。
179
:
nOTRcORru
:2014/07/26(土) 00:06:33
>>178
9期3人のライダーの設定です。
ドングリとマツボックリについては第6話をお待ちくださいませ。
……ん?
180
:
nOTRcORru
:2014/07/26(土) 23:26:45
【イメージ画像】石武 アユミアームズ
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2233.jpg
181
:
nOTRcORru
:2014/07/26(土) 23:28:26
>>180
元イチゴです。
182
:
名無し募集中。。。
:2014/07/27(日) 00:18:40
見れない・・・
183
:
nOTRcORru
:2014/07/29(火) 20:31:07
【第6話 予告】
良い加減にしろよ!
やっぱり、弱かったね……
ヤッホーターイ!
〝ミス デンジャラス!!〟
えぇーっ!?
第6話【ど○○ライダー、参戦!】
184
:
nOTRcORru
:2014/07/29(火) 20:33:07
>>183
予告でした。
画像は誤りがあったので、修正後に再アップします。
週末の多忙で更新・連絡が滞り申し訳ありません。
今日から再度頑張ります。
185
:
名無し募集中。。。
:2014/07/30(水) 20:26:17
ぼちぼち頑張って下さい
気長に待ってます
186
:
nOTRcORru
:2014/07/30(水) 22:47:00
第6話【ど○○ライダー、参戦!】
「私は、仮面ライダー小田影(おだかげ) サクラアームズ。飯窪さんは、仮面ライダークボドン ハルナアームズです!」
「小田ちゃん! 自己紹介は自分でさせてよ!」
「小田影とクボドンの力、見せてあげますよ!」
「聴いてないし!」
小田影は長槍型の武器=影桜(かげおう)を構えた
クボドンも槌型の武器=ハルナハンマーを構えた
「はるなんも小田ちゃんも、聖側につくったいね」
「そうなると3対2になりますね」
生玄も石田も応戦する気満々だ
マシュバロンは立ち上がり、クボドンと小田影に近寄る
「はるなん、小田ちゃん。えりぽんは聖が倒すって言ったじゃん!」
「生田さんは倒しませんよ。ここで倒すのは生田さんじゃなくて……ハァッ!」
クボドンはマシュバロンに襲いかかった
「痛っ!」
「「ええっ!?」」
突然の出来事に目を疑う生玄と石田
「えいっ!」
小田影もマシュバロンに追撃をする
「小田ちゃんまで!」
クボドンと小田影から離れるマシュバロン
「……2人共、どういうつもり!?」
187
:
nOTRcORru
:2014/07/30(水) 22:49:10
>>186
第6話 その1です。
『鎧武』本編での怒涛の展開に置いていかれる、
鎧娘。'14を今しばらくよろしくお願いいたします。
188
:
名無し募集中。。。
:2014/07/30(水) 22:54:28
・・・ん?
やっぱりー!原作通り裏切ったかw
189
:
nOTRcORru
:2014/07/31(木) 23:21:00
「だって私達のロックシード、弱いんですよ!」
「え?」
ハルナロックシードのモチーフ、ドングリロックシードはクラスB
サクラロックシードのモチーフ、マツボックリロックシードはクラスC
エリナロックシードなど現時点で登場している他のロックシードは全てクラスA
飯窪は、今回のライダーバトルの話を知ってから『鎧武』のライダーについて調べていた
モチーフのロックシードに対する知識は、一夜漬けでも侮れない
「バトルに勝って、強いロックシードを手に入れないといけないんです!」
バトルに勝利して手に入れたロックシードは、後のバトルで使える
強いロックシードを入手すれば、勝ち残る可能性は高くなるだろう
「だからって、なんで聖のロックシードを狙うの!?」
「生田さんとあゆみんの2人でも負けないロックシードなら、欲しがって当然じゃありませんか!?」
再びマシュバロンに迫るクボドンと小田影
「亜佑美ちゃんが来てから押されてるんだから、亜佑美ちゃんのでもいいじゃん!」
2人の攻撃を避けながら、石武に近づくマシュバロン
「ちょっと譜久村さん! こっちに振らないでくださいよ!」
「あゆみんのはスベりそうなので」
「おい飯窪!」
キレた石武は、クボドンにアユミクナイを投げる
が、なぜか生玄の所へ飛んで行った
「うわっ! 亜佑美ちゃん! 危ないやろ!」
「すいません! やっぱり……」
スベった様だ
「衣梨まで巻き込まんで!」
これが、スベリーズだ
190
:
nOTRcORru
:2014/07/31(木) 23:25:22
>>189
第6話 その2です。
本人は不意打ちはしなさそうですが、ここはあえて。
人数が多いと難しいです。
191
:
nOTRcORru
:2014/08/01(金) 21:53:26
その間にも、クボドンと小田影はマシュバロンを追い詰める
「さすがの譜久村さんも、生田さんとあゆみんとの連戦後では疲れが見えますね!」
「初陣で初勝利、させてもらいます!」
「きゃっ!」
2人の同時攻撃で転倒するマシュバロン
手にしていたミズキスティックスを手放してしまう
「さあ、追い詰めましたよ!」
「覚悟はいいですか?」
クボドンと小田影が、カッティングブレードに手を掛ける
その時
「良い加減にしろよ!」
〝ハルカアームズ 我が道 オンリースタイル!!〟
「くどぅー!?」
「工藤さん!?」
クボドン・小田影とマシュバロンの間に、鎧工が割り込んで来た
〝イチ!! ジュウ!! ヒャク!! オレンジチャージ!!〟
ロックシードを無双セイバーにセットし、小田影に斬りかかる
「うらぁっ!」
「きゃっ!」
必殺技をまともに受けた小田影は、大きく飛ばされる
小田影は変身解除され、サクラロックシードは鎧工の元に飛んで行った
「そんな……私、もう、終わり?」
呆然とする小田
小田影は、鎧工に敗北したのだ
192
:
nOTRcORru
:2014/08/01(金) 21:55:28
>>191
第6話 その3です。
また登場人物が増えました。
これ以上増えると大変な事に。
193
:
名無し募集中。。。
:2014/08/01(金) 23:25:50
スベリーズが助けると思ったらくどぅ参戦か
194
:
名無し募集中。。。
:2014/08/01(金) 23:29:46
はるなん悪役だ。意外と似合う(笑)
頑張れはるなん!
195
:
名無し募集中。。。
:2014/08/02(土) 01:14:54
小田ちゃん早くも離脱…orz
果実を食べてインベスにならないことを切に願うw
ところで
>>109
で鞘武を襲ったのはるなんと予想していたがどうも違うみたいだなぁ?まだ出てないのは道重・鈴木・佐藤か…
196
:
nOTRcORru
:2014/08/02(土) 18:02:31
「だまし討ちみたいな事しやがって!」
小田にサクラロックシードを投げつける鎧工
「……え?」
「出直して来い!」
小田に背を向けた鎧工は、怒りを露わにしながらガニ股で去って行った
「……工藤さん?」
いきなり倒されたかと思えば、ロックシードを返された小田
工藤がとった一連の行動がさっぱり理解出来ないでいる
「生田さん。くどぅーは何しに来たんでしょう?」
「さあ? それよりも」
エリナ魔砲を後ろに向けて発砲する生玄
「ひゃあっ!?」
生玄と石武の背後に近づいていたクボドンが、銃撃に驚き転倒した
「はるなん!?」
「もう1人おるけんね」
生玄はカッティングブレードを倒した
〝ハイーッ! エリナスカッシュ!〟
エリナ魔砲をドライバーモードにし、黄緑色のエネルギーをクボドンにぶつける
「チャーシューメン!」
「きゃあっ!?」
近距離で直撃したクボドンは14mほど吹き飛んだ
「はうっ!」
クボドンは変身解除され、ハルナロックシードは生玄の元へ飛んで行った
197
:
nOTRcORru
:2014/08/02(土) 18:08:31
>>196
第6話その4です。
予想外な展開をしたいと思いつつ、足りない才に苦しみつつ。
『イクタ』ではなかなかの悪役ぶりだったにで、参考にしつつ。
残りは誰が登場するのか、お待ちくださいませ。
198
:
名無し募集中。。。
:2014/08/02(土) 20:08:57
えーと、はるなんもう脱落?
199
:
nOTRcORru
:2014/08/03(日) 08:32:19
「ま、負けた!」
悔しさの余り、地面を殴る飯窪
ちなみに、本気で殴ると痛いので殴る真似だが
「衣梨も返そうっと」
「え?」
ハルナロックシードを飯窪に投げ渡す生玄
「返しちゃって良いんですか? はるなん達、きっとリベンジに来ますよ?」
ルール上では、ロックシードを奪われても失格とは記されていない
ドライバーとロックシードがある限り、バトルに参加し続ける事が出来る
「良いっちゃない? 勝てん相手やないけんね」
「随分とナメられてるみたいですね……」
ハルナロックシードを構える飯窪
生玄と石武は、それぞれの武器を構える
「覚えてなさーい!」
捨てゼリフを吐きつつ、走り去る飯窪
「「あ、逃げた」」
「飯窪さん、それ悪役のセリフですよ……」
小田は飯窪を追い掛ける
「って言うか私まで、悪役キャラ?」
ボソッと言い残しつつ、小田も去って行った
200
:
nOTRcORru
:2014/08/03(日) 08:32:58
「次は覚悟するっちゃよー?」
「いやいや、譜久村さんに苦戦してた人が言う事ですか?」
「まあまあ」
エリナロックシードを閉じて変身解除し、譜久村に近づく生田
「聖、大丈夫と?」
「ケガはないですか?」
石田も変身解除し、譜久村に近づく
変身解除し、立ち上がる譜久村
「大丈夫!」
譜久村は、生田と石田に背を向け歩いて行く
「聖?」
「えりぽんの事、まだ許した訳じゃないから!」
「ありゃ、まだ覚えとったと」
「えりぽんは絶対に聖が倒すんだからね!」
譜久村は、そのまま歩いて行った
「ぽんだーぽんでトリオが組めると思ったけど、上手くはいかんちゃねー」
「うぅ……」
「亜佑美ちゃん、どうしたと?」
胸の辺りをさする石田
「いや……急いで食べてここまで走って来て、その上バトルまでしたので……」
「あーね。吐きそうったいね」
「ちょっと調子が悪いだけです! アイドルなんですから言葉に気を付けてくださいよ!」
「まあまあ。ドルーパーズに戻って休もうか」
201
:
nOTRcORru
:2014/08/03(日) 08:38:50
>>199-200
第6話 その5です。
今回のバトルは争奪戦なので、脱落はありません。
先日の3連続レスは嬉しくもあり驚きもあり焦りもありました。
待ち人が居る喜びは、ステージに挑む彼女達と同じ様な心境なのでしょうか。
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