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霧子「絵本を読みましょう」
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霧子 「今週も、終わりましたね」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/20196/1587735277/-100
上の続きです。書き終わってから思いついたので、蛇足ながら。
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エプロン姿の霧子が、後ろ手に何か持っている。
霧子 「今日は、お母さん方のご要望があったので…」
霧子 「手洗いやうがいを扱った、絵本を持ってきました」
283P「それにしても、絵本にも色々あるんだな…」
霧子 「はい。本屋さんにもたくさんあるので、眺めていても楽しいです」
283P「へえ…いつか霧子のおすすめも知りたいな」
霧子 「ふふ。それじゃあこんど、持ってきますね」
絵本を運ぼうとする霧子に、さっそく思いついたことを提案してみる。
283P「それなら、実際にしてもらうのもいいんじゃないか」
霧子 「はい、なので今日は…」
すでに思い浮かんでいたようで、絵本の表紙を掲げたので、視線を移す。
霧子 「この世界のなかで、してみませんか?」
283P「『ねずみの親子の夕ごはん』。…なりきって、ってことか」
霧子 「はい。…Pさんがねずみさんで、私がそのお母さん、です。ふふふ」
役になりきってみるのも楽しそうだ。
霧子のしたいようにしてもいいだろう。
283P「うん、やってみよう」
霧子 「はい」
283P「…この前はお父さんだったのに、今回は子どもか」
霧子 「ふふ、ふふふふ…」
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夕日が射すなかにふたりで座る。
霧子が題を読み上げて、絵本のとおりに話が進んでいく。
落ち着いた声で、お母さんねずみのせりふと地の文を読んでいる。
ねずみの子どもは、友だちと外で遊んでいた。
そのせりふがあるので、続けて声に出す。
283P「『ただいま。はぁ、楽しかった』」
家へ帰ると、さっそく居間のテーブルにつく
霧子 「『おかえりなさい』」
次は…。…予想はしていたが、少し恥ずかしいな…。
283P「お…『お母さん、お腹がすいたよ』」
霧子は変わらず、絵本に目を落としている。
霧子 「『もう。手洗いうがいはしたの?』」
…しっかりやろう。
283P「『いいよ、お風呂にだって入るもの』」
霧子 「『だめでしょう。ご飯はもうすぐだから。ほら、』…」
一緒に洗いましょう、とせりふを読みながら、霧子がこちらを向く。
目で促されるまま、ふたりで立ち上がる。
事務所の蛇口まで着くと、霧子はお母さんねずみのまま、物語を続けるように語りかける。
霧子 「さあ、両手をだして…」
しかし、言うべきせりふが分からない。
283P「き………」
いや、やめておこう。
283P「はい。………お母さん」
霧子 「ふふふ……まずは、石鹸をつけて…」
並んで石鹸の泡を広げていく。
霧子 「そうしたら、お母さんのを見ながら、一緒にやっていこうね」
283P「…うん」
霧子 「まずは、てのひら…」
283P「てのひら…」
霧子 「それから、指のあいだを」
283P「あいだを…」
霧子 「指先と…忘れずに、手首も」
283P「あ、そうか…」
霧子「最後にまた、はじめから」
283P「…」
霧子 「〜♪」
小さく鼻歌を鳴らす隣で、もう一度繰り返す。
283P「…できたよ」
霧子 「できたら、お水できれいにしようね」
順番に泡を流し、うがいもして、タオルで拭き終わる。
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霧子 「はい、できあがり」
283P「うん、できあがり」
おうむ返しになったのを聞いてか、霧子は、
霧子 「ふふふふっ」
笑いながら、絵本のもとへ戻って座る。同じようにして、ページがめくられるのを眺めた。
霧子 「おさらいですね」
お母さんねずみが、数ページに渡って手を洗っているのを見て言う。
読み上げるその順序は、ついさっき霧子が教えたとおりだった。
霧子 「『はい、できあがり』」
すると、ちょうど台所から匂いがしたようだ。
霧子 「『さあ、手洗いうがいが終わったら、ごはんにしましょう』」
絵本の最後には、一家が仲よく食卓を囲む様子が描かれていた。
霧子 「……おしまい、です」
283P「…ああ」
霧子 「…」
霧子 「Pさんは、今日のお夕飯は何ですか」
今日も、帰るのは霧子より後になる。
283P「…弁当だけで済ますつもりだったけど」
霧子 「はい…」
283P「ちゃんと用意して、食べるようにするよ」
霧子 「…はい♪」
霧子 「……お家に帰ったら」
霧子 「きちんと手洗いうがいも、してくださいね」
283P「うん…」
霧子 「ねずみのお母さんとの、約束、です♪ふふっ…」
283P「はは……わかったよ」
絵本と同じように、ふたりで笑い合う。
夕日もそろそろ、家へ帰ろうとしていた。
終
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優しい世界
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霧子はエンジェルだったんだ…(再確認)
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霧子に向き合うシャニPすき
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あぁ^〜
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霧子はすげえよ…
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家庭に入ったら絵本作家とかになってそう
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霧子が…おひさまなんだ…
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