武内P「鷺沢さん」 - 1573999238

11：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/19(火) 22:19:06 ID:NYsNTJ4U: 続けてくださいお願いします
12：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/20(水) 21:06:38 ID:8uhAl6RQ: 武内P「鷺沢さん、手を」

武内P「足元が悪いので、危険ですので……」

文香「はい……」

武内P「……」

武内P「ゆ、指は絡めなくても……」

文香「あ……すみません……」

文香「男女が共に歩く時は……こうするものだとばかり……」

武内P「は、はぁ……」

文香「あ……」

(足を滑らせる音葉)

武内P「！」

(咄嗟に抱き寄せる音葉)

武内P＆文香「……」

武内P「す、すみません、急に……」

文香「……い、いえ……危ないところでした……ありがとうございます……」

文香「……手を繋いでいて……よかったです……」

武内P「そ、そうですね……は、はは……」

文香「……」

文香「しかし足を滑らせてしまいました……手を繋いでいても……」

武内P「そうですね……」

文香「……で、ですから」

武内P「鷺沢さん」

文香「……？」

武内P「腕を組んで頂いてもよろしいですか？」

文香(！)

文香(それは今私が言おうと……)

武内P「予想よりも危険ですので……幸い周りには誰も居ませんし……」

武内P「も、勿論、無理にとは言いませんが……」

文香「……」

(腕を組む音葉)

文香「これで……いいでしょうか……？」

武内P「……はい」

文香「……ふふっ……」

武内P「……」

武内P「し、しかし、こうも密着しなくてもいいのでは……」

文香「……」

武内P「さ、鷺沢さん？」

文香「……」

武内P「聞いていますか？」

文香「……」

武内P「さ、鷺沢さん……！？」
13：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/20(水) 21:11:53 ID:b5unIqaY: 一日一武文いいゾ～
14：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/21(木) 21:32:19 ID:l5YTwik.: 文香(プロデューサーさんがうたた寝しています……)

(ストールをかける音葉)

武内P「zzz」

文香(……お疲れなのでしょうか……最近よく見るような……)

文香(何とかしてあげたいのですが……どうしましょう……)

文香(……)

(背後をうろつく音葉)

文香(……どうしていいかわかりませんね)

文香(はぁ……)

武内P「……ぴにゃっ(くしゃみの音葉)」

文香「！」

文香(な、なんですか今の……)

文香(……くしゃみ？)

文香(……風邪を引いてしまったら大変です……)

文香(……)

文香(それにしても……ちょっと可愛かったですね……ふ、ふふっ……)

文香(……)

文香(い、いいえ……それどころではありません……プロデューサーさんの身体を冷やさないようにしないと……)

文香(でもどうすれば……)

文香(……)

(背中をさする音葉)

文香(……せ、せめてこれくらいは……)

文香(……)

文香(プロデューサーさんの背中……大きくて……温かい……ですね……)

文香「ふ、ふふっ……」

武内P「……」

武内P「……ん……」

文香「！」

武内P「……母さん……」

武内P「なぜ……僕をおいて……死んでしまったのですか……」

文香(……)

文香(……涙？)

文香(……)

(そっと抱きしめる文香)
15：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/21(木) 23:30:15 ID:nFguUe7U: こういうのでいいんだよこういうので
16：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/25(月) 21:56:13 ID:.g.MoNk.: 武内P「……」

武内P「……こ、ここは……？」

文香「……プロデューサーさん」

武内P「……鷺沢さん？」

武内P「……え？」

武内P「ど、どうしたんですか？」

文香「……いいんです」

文香「……知らなかったんです……プロデューサーさんが幼い頃……母と死別していたなんて……」

武内P「……え？」

文香「寝言でそれを……プロデューサーさんは涙を流して……」

文香「……私は……じっとして居られず……気づいたらこのように抱きしめていました……」

武内P「……は、はあ……」

文香「暫くこのままで居させてください……」

文香「夢に見るくらいですから……プロデューサーさんには……温もりが必要です……必要なんです……」

武内P「……」

武内P「……え、えっと」

武内P「……わ、私の母は存命です」

文香「……え？」

武内P「私は先ほど……子供のぴにゃこら太になった夢を見ました」

武内P「そして……ぴにゃこら太の母と死に別れまして……それで……」

文香「……」

武内P「ま、紛らわしい寝言を言って申し訳ございません……」

文香「……」

武内P「ですから、とう離れていただいても」

文香「……」

武内P「……さ、鷺沢さん？」

(より強く抱き締める音葉)

武内P「ちょ、ちょっと……！」

文香「……」

武内P「す、凄い力と照れ隠しです……」
17：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/25(月) 22:17:39 ID:ucQ7kOuI: かわいい
18：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/26(火) 22:24:46 ID:.lfBGFzw: 文香「おはようございます……」

武内P「おはようございます。今日も寒いですね」

文香「ええ……本当に……」

(隣に座る音葉)

武内P「……」

武内P「あの……鷺沢さん……他にも席が空いてますので……」

文香「……？」

文香「近くにいた方が……温かくありませんか……？」

武内P「そうですが……しかし……」

文香「？？」

武内P「……」

武内P(長野県ではこうするのが普通なんでしょうか……)

武内P(それなら拒絶するのも問題ですね……)

武内P「……」

武内P(いやいや、担当アイドルと必要以上に接触するのは問題でしょう……私はなんで流されそうになって……)

文香「プロデューサーさん」

武内P「……はい？」

文香「この雑誌……この間話していた女性誌です……」

文香「私にとって……為になると思うので……」

文香「ご迷惑でなければ……一緒に読みませんか……？」

武内P「……」

武内P(鷺沢さんが今……新たな一歩を踏み出そうとしています……！)

(感動する音葉)

武内P「……ええ、勿論。迷惑だなんてとんでもない」

武内P「ほら、もっとこちらへ……半分持ちますから」

文香「は、はい……」

文香「……」

文香「……/////」
19：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/27(水) 01:36:26 ID:N1xw9mpA: 一日一武文ッ！
20：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/27(水) 01:39:52 ID:szF0iwvQ: いいゾ～これ
21：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/27(水) 22:19:04 ID:qXpT4.kU: 文香「これは……？」

武内P「膝掛けです。最近寒くなってきましたので」

武内P「読書中に身体を冷やさぬよう、お使いください」

文香「……ありがとう……ございます……」

文香「温かいですね……ふふっ……」

武内P「……いい笑顔です」

武内P「……ふぁっ……！」

(くしゃみをする音葉)

武内P「し、失礼しました……」

文香「……」

文香「……あの」

文香「プロデューサーさんも……よかったら膝掛けの中に膝を……」

武内P「……そ、それは」

文香「……私も……プロデューサーさんの事が心配なんです……」

武内P(！)

武内P(ああ……先程の笑顔がすっかり曇ってしまって……)

武内P(……)

武内P「わ、わかりました……少しだけ失礼します……」

文香「ど、どうぞ……」

(隣に座る音葉)

武内P&文香「……」

武内P「……幅が足りないようで……これでは鷺沢さんがはみ出てしまいますね……やはりこれは」

文香「はい……もう少し詰めますね……」

武内P「……え？」

(密着する音葉)

文香「よかったらストールも一緒に使いましょう……」

(密着する音葉)

武内P&文香「……」

武内P「……あ、熱くなってきましたね……/////」

文香「え、ええ……私も……/////」
22：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/28(木) 12:05:01 ID:2bTHPgt6: 興奮してきたな
23：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/28(木) 17:08:55 ID:G/FEJ14I: かーっ！卑しかーっ！
24：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/28(木) 22:05:12 ID:PeU2RQPU: こういうのでいいんだよこういうので
25：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/28(木) 23:42:25 ID:et7S45Lk: 文香「プロデューサーさん……」

武内P「なんでしょうか」

文香「……これを」

武内P「これは……？」

文香「……お、お弁当です……」

武内P「え？」

文香「……最近……色々な事を学ぼうと……雑誌も読むようにしてまして……それで……」

文香「……レシピが載ってたので……その……」

武内P「……作ってみた？」

文香「……はい」

武内P「は、はあ……」

文香「……」

文香「すみません突然……」

文香「迷惑でしたよね……」

武内P「い、いえ！そんな事はありません」

武内P「ただ、少し驚いてしまって……申し訳ございませんでした……」

文香「……では……食べてくれるのですね……？」

武内P「勿論です……いただきます……」

文香「……」

武内P(……ま、間近で見られながら食べると緊張しますね)

武内P(しかしこれは……)

武内P「美味しいです」

文香「……本当ですか」

武内P「はい……私は幸せものです……」

文香「ふふっ……そんな……」

武内P「料理はよくされるのですか？」

文香「いえ……あまり……」

文香「ただ……雑誌のレシピを見てたら……プロデューサーさんの顔が浮かんできて……その……いてもたってもいられず……」

文香「……」

文香「……わ、私は……何を言っているのでしょう……」

武内P「い、いえ……」

武内P「さ、鷺沢さんも一緒に食べませんか……？」

文香「……そ、そうですね……」

武内P＆文香「/////」
26：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/29(金) 14:19:31 ID:3S8VdKtI: ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
27：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/11/29(金) 14:42:50 ID:KdU/rLmo: いいゾ～これ
28：名前なんか必要ねぇんだよ！：2020/12/06(日) 13:16:54 ID:55Gdsm3g: つい最近まで鷲沢だと思ってた
29：名前なんか必要ねぇんだよ！：2020/12/07(月) 01:37:47 ID:LOEWQAlA: 一歩ずつ距離が縮まっていくのはいいものですね