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めぐみん「ゆんゆんを捕まえますよ!」
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ダクネス「本当にこんなやり方で大丈夫なのか?」
めぐみん「もちろんです。この屋敷の裏に置いたカズマの未洗濯パンツを餌に、そこに仕掛けられている触れた対象を捕縛する魔道具で…ふふふ、あの変態ぼっちなら必ず引っかかるはずです」
ダクネス「そうだろうか…」
めぐみん「そうですよ。そして身動きが取れなくなったゆんゆんを私達でとっ捕まえ、今後カズマを狙わないことを約束させるのです」
ダクネス「そして応じなかった場合は警察へ…か。私としては彼女に助けられたことも何度もあるし、正直気は進まないが…」
めぐみん「私だってそうですよ。しかしこのまま放置していればカズマの心の傷は増えるばかりです」
ダクネス「……」
めぐみん「だからこうして…むっ!?」
????「きゃあっ!?」
めぐみん「そうこう言っている間にかかったようですね!フィーッシュ!!」ダダダッ
ダクネス「ほ、本当に!?しかしこの声は…!」ダダダッ
????「こ、これは一体!?動けません!」
めぐみん「…このトラップを仕掛けている時にもしかしたら、とは思ったんですが…まさか本当にあなたがかかるとは驚きですよ」
ダクネス「あ、あ、アイリス様!?」
アイリス「お、お頭様!?それにララティーナまで!」
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優しい世界
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ダクネス「何をされているんですかアイリス様!?クレアとレインは何を!?」
アイリス「ひ、人違いです!私はただのチリメンドン屋の娘イリス!カズマお兄様の最愛の妹であるアイリスとは無関係です!」クンクン
めぐみん「なにサラッと最愛とかほざいてるんですか!下っ端の分際でお頭の男を奪おうとはいい度胸ですね!あとパンツ嗅ぐのをやめてください!」
ダクネス「めぐみんは黙ってろ!これはもうカズマ云々どころの話ではないぞ!?アイリス様が城を抜け出してこんなところにいることが公になったら!」
アイリス「『どころ』とは何ですか!お兄様のことをバカにするなら私はヤバいくらい怒りますよマジで!」
ダクネス「その口調は一体!?カズマですね、カズマが余計なことを吹き込んだんですね!?」
めぐみん「あーもう、ダクネスこそ一旦黙ってください!アイリス、とりあえずカズマのパンツを返しなさい。それは私の所有物です!」
アイリス「お断りします!私の国の領土内に落ちているものを拾ったのだから私のものです!」スーハースーハー
ダクネス「カズマのパンツはカズマのものですしその発言は完全に独裁者のそれですよアイリス様!そしていつまで嗅いでいるんですか!」
アイリス「お黙りなさいララティーナ!絶対に譲れないものがあるのです!お頭様、どうしても欲しいというなら盗賊団らしく奪ってみればいいでしょう!」
「いいこと言うね。そうさせてもらうよ──『スティール』!」
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アイリス「えっ?…あら!?私のお兄様のパンツが!?」
めぐみん「っ!この声は!」
クリス「これはいただいていくよ」クンカクンカ
アイリス「あぁっ!返してください!私のパンツ!」
めぐみん「何を言っているんですか!
あれは私のパンツです!」
ダクネス「カズマのパンツだ!ええい、どういうつもりだクリス!?」
クリス「あたしも女だからね。男の人のパンツが欲しくなる時くらいあるさ」スーハースーハー
ダクネス「なんだその全女性を侮辱する動機は!?」
クリス「なんとでも言うがいいよ。とにかくあたしはこれで…」
「『ライト・オブ・セイバー』ッッッ!!!」
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屋敷の屋根の上に登ったクリスが捨て台詞とともにその場から離脱しようとしたその刹那、高らかな声とともに圧倒的な光の奔流が彼女へと殺到する。
「!?くっ!」
しかしそこは歴戦の盗賊にしてズバ抜けた幸運の持ち主、すんでのとこで回避し、無傷での生還を遂げた。
「っ!しまった!」
…否。身体こそダメージはないが、致命的な損害を受けていた。
今回の彼女の獲物であるカズマのパンツ。回避に手一杯であったクリスは、その『お宝』から手を放してしまっていたのだ。
「私のパンツが!」
「いい加減にしなさい下っ端!あれは私のパンツだと言っているでしょう!」
「どちらでもなくカズマのパンツだっ!」
ひらりひらりと落ちてくるパンツを見ながら3人の少女が騒ぐが、その行き先は彼女たちのいずれでもなく──。
「やってくれたね…ゆんゆん」
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クリスが悔しそうに呟く。名を呼ばれた少女…ゆんゆんは、その視線をものともせずに落ちてきたパンツを片手でしっかりとキャッチした。
「ふぅ…分かっていると思いますが今のは警告です。大人しく退いてください」
もう片方の手に握られたワンドを向けながら言う。クリスは一瞬だけ周囲に目線を向けると、
「…どうせ『スティール』対策もしているんだろうね。仕方ない、今は引き下がるよ。諦めたわけじゃないけどね」
そう言い残し、彼女は潜伏スキルを使い姿を消した。あとには静寂だけが残る。
「…撤退しましたか。やれやれ、今回ばかりはお礼を言いましょう。助かりましたよ、ゆんゆん」
「私からもお礼を言わせてください。私のパンツを取り返していただきありがとうございました」
「ですからアイリス様、あれはカズマのパンツです」
かけられた感謝の声に頬を弛ませながら、
「そ、そんな…お礼なんて…」
と、ゆんゆんは照れ臭そうに答えた。
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「私はこのカズマさんのパンツさえ貰えればそれで」
「「「えっ」」」
END
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ゆんゆんはやっぱり味方じゃなかった!
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久々にクリエイト・ベイビーが無かった気がする
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web版からのゆんゆん派としてはほんとうれしい……うれしい……
昨今のゆんゆんをクズとか悪魔だとかにくっつけたがる風潮ほんとひで
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相対的にダクネスとアクア様の株が上がる上がる
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こんなお下劣な騒動とは全く無縁なアクア様はすごい、やっぱり女神様なんだなってね、また一つ確信させていただきました
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ついにアイリスも堕ちたか…
ウィズなら大丈夫でしょ
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ダクネスがずっとまともだった
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ダクネスはファッションドMだから本当にヤバいときは割と真面目
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変態どもがわちゃわちゃしてる間に当のカズマさんは冒険者たちの肉便器になって生活費を稼いでるんだよなぁ……
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え、ゆんゆん原作じゃカズマさんではないのか
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