霖之助さん「僕は君の家政婦かなにかかい?」
霊夢「…もう、食材は私が持ってきたんだからいいじゃない
どうせ買い出しをめんどくさがって、碌なもの食べてないんでしょう」
霖之助さん「…まぁ、ありがたいとは思ってるよ。
ただ連日君が食材を持ってくるものだから、買い出しに行く気が無くなってしまうのさ」
霊夢「あら、つまり霖之助さんは毎日私の帰りを待ちわびてるってこと?」
霖之助さん「君の持ってくる食材をね」
霊夢「…もう！」
霖之助さん「なんだい大声出して」
霊夢「むー…まぁいいわ…食後のお茶入れてあげる。台所借りるわね」
霖之助さん「珍しい、明日は雨かい?」
霊夢「怒るわよ…。ちょっと待ってて」
(サッー)
霊夢「おまたせ アイスティーしかなかったけどいいかな?」
(昏睡する霖之助さんと幸せなキスをして終了)
短いモノクロ漫画の最後のひとコマみたいな静謐感
魔理ちゃんが正攻法で好感度稼ぐ一方で霊夢ちゃんはこういうことしてて欲しい
そして慧音先生がかっさらって行くとなおよい
霊夢「あら、いいじゃないの。霖之助さんは美味しいものを食べれて、私は美味しいお酒を飲める」
霖之助さん「君が飲んでる酒は僕のとっておきで、つまみは僕の作ったものだ」
霊夢「いい大人がすねないの。…どうしてもっていうなら、私が体で払うわよ」
霖之助さん「掃除はこの間来た慧音がやってくれたからなぁ…っておいおいそんなに一気に飲むなよ。」
霊夢「ふん…！ この鈍感…！」
霖之助さん「おいおい、酔いつぶれても知らないぞ」
霊夢「いいのよ！今はそんな気分なの！」
霖之助さん「まったく…」
(酔いつぶれる自分を介抱する霖之助さんを見て幸せな気持ちになって終了)
赤巫女頭巾が退治するぞ
霖之助さん「いわんこっちゃない、雨に濡れたせいで風邪を引いたな」
霊夢「うー、頭も痛いー」
霖之助さん「それは二日酔いだ。まったく、君は一応普通の人間なんだから、体は大事にしろよ」
霊夢「私も私を大事にするから霖之助さんも私を大事にしてー」
霖之助さん「はいはい。
とりあえず前みたいに、古いツボでも持って来ればいいかい?」
霊夢「…流行り病ってわけじゃないからあの方法じゃなくて、普通に養生して治す」
霖之助さん「…つまり、僕に看病しろってことか」
霊夢「…ダメ?」
霖之助さん「…さすがに病人を外に放り出すほど人でなしじゃないよ」
霊夢「ありがと」
霖之助さん「さて、じゃあ病人食でも作るか」
(病人食をアーンで食べさせてもらおうとするも、やってもらえなくてそれでも幸せな笑顔の霊夢で終了)
霖之助さん「風邪ひいてまだ何時間もたってないだろうに…風邪ってそんなにすぐに治るものなのかい?」
霊夢「すぐ治らないけど、愚痴っちゃうのよねぇ」
霖之助さん「まぁとやかく言ってないでとにかく寝てなさい。僕は店の方に引っ込んでるから」
霊夢「…ここに一緒にいてもらってもいい?」
霖之助さん「…そりゃ…構わないが別に僕がいてもいなくても変わらないだろう?」
霊夢「変わるのよ、私が」
霖之助さん「変わるのかい、君が」
霊夢「うん」
霖之助さん「なら、ここにいよう」
霊夢「うん、そこにいて…」
(二人は静かな時間を過ごして終了)
霊夢「いらっしゃい、客じゃないなら帰れ」
魔理沙「うぉ！ なんだよ霊夢ついに巫女は廃業か」
霊夢「違うわよ！ この間風邪を引いたときに霖之助さんにお世話になったから、お礼にお店番してるの」
魔理沙「この店にそんなの必要ないだろ」
霊夢「そりゃ普段も店番なんかいないんだから、必要ないわよ」
魔理沙「…え、じゃあ香霖のやつ、なんで店番なんか頼んだんだよ」
霊夢「頼まれてないわ、勝手にやってるだけ」
魔理沙「それってお礼っていうのか?」
霊夢「……まぁいいのよ、私がやりたいからやってるの」
魔理沙「こんな店で暇してるのがそんなにいいかね?」
霊夢「ふふふ、帰ってきた旦那を迎える新妻…それが私！」
魔理沙「なるほど…結局お礼は建前なんだな…」
(その後霊夢ののろけ話を聞かされて苦悶の表情を浮かべる魔理沙)
霖之助さん「なんだい突然」
霊夢「いや、なんか物凄い邪気みたいのを感じた本棚を漁ったら外の世界の本が出てきて、それが結婚に関しての本だったのよ」
霖之助さん「邪気って…」
霊夢「そっちはそんな大したことじゃないのよ。
つまりね、霖之助さんは結婚についてどう思ってるのかって話」
霖之助さん「そんな話だったかい?」
霊夢「そんな話がしたかったの」
霖之助さん「そうだなぁ、僕自身にあんまり縁はないが…人里の夫婦なんかを見るといいもんだと思ったね。」
霊夢「…!…!……!!」
霖之助さん「…? どうしたんだい妙な顔して」
霊夢「い…いやね…、掛かると思ってなかった魚が釣れちゃってびっくりしたの…
おホンッ、…つまりね、霖之助さんがいいと思うならね…私とね…えーと」
霖之助さん「煮え切らないなぁ…まぁちょっと待ってなさい。お茶でも入れてこよう」
霊夢「あ…行っちゃった…。」
霊夢「勇気が足りなかったなぁ…」
霊夢「…それにしても霖之助さんがお茶を入れてくれるなんて珍しい…何かいいことでもあったのかしら?」
(ウキウキでお茶を入れてくれた霖之助さんが怒涛の如く蘊蓄を語り、結局本命の告白ができずに苦悶の表情を浮かべる霊夢)
ぜってぇ読むべきだわ
蘊蓄を語る時の霖之助さんはもっとかわいい
それぞれこーりんから見た霊夢、華扇か
ら見た霊夢、小鈴から見た霊夢を描いているという解釈を見てハッとした覚えがある
小鈴にとって霊夢はエロの対象だった…？
霖之助さん「…………」
霖之助さん「…………」
霖之助さん「…………」
霖之助さん「……ん？」
霖之助さん「もうこんな時間か」
霖之助さん「最近は霊夢が時計代わりだったから、調子が狂うなぁ」
霖之助さん「まったく、毎日顔を出す癖に、偶に前触れもなく来なくなるんだから、
勝手なもんだよなぁ…」
霖之助さん「さて、夕飯は……あー…2人分作っておくか」
霖之助さん「万が一の場合怒られるからね」
霖之助さん「あくまで、万が一のことを考えてだ」
霖之助さん「さて、あの子の好物は何だったか…」
(異変を解決して大好きな人がくれた大好物を食べて笑顔の霊夢で終了)
これはまとめられるべき