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冬優子「はい、これ」
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P「? 可愛い包みだな。これは?」
冬優子「……お弁当」
P「もしかして冬優子の手作りか?」
冬優子「そうよ。あんたが前に私の手料理を食べてみたいっていうからわざわざ作ってきてあげたの。言っとくけど、偶然気が向いただけだから」
P「おぉ……これが……」
冬優子「そ、そんなにまじまじ見るほど?」
P「そりゃあな。ただでさえ女の子の手作りだってのに、その相手が冬優子なんだから」
冬優子「あっそ。どうでもいいけど、ちゃんと大事に、一口一口味わってから食べてよね」
P「もちろんだ。お昼は携帯の電源落として事務所の電話線も引きちぎっておくよ」
冬優子「大袈裟すぎるでしょ……ま、まぁ、そこまでしてくれるなら早起きして作った甲斐あったかも……」
P「えっ、さっき偶然気が向いたって」
冬優子「うっっっさいっ!! お仕事行ってきますっ!!」
P「気をつけてな。夕方には回収に行くよ」
冬優子「はいはいありがと!!」バタンッ
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P「うーん、千雪はスケジュールがですねぇ……いえ、本当にギャランティの問題ではなく、はい」チラッ
P(そろそろ12時だな)
P「はい? 代わりに私をその教育番組に? まぁ自分でよろしければその方向で……はい、はい」
P「わかりました。では企画書は後日、はい。失礼します、はい、はいー」ガチャッ
P(よかった、なんとか早めに切り上げられたな)ブチッ
P「……あれ、これって」
P(よく見たらこの弁当の包み、冬優子が俺にくれた缶バッジのキャラクターものじゃないか)
P「さぁて、お弁当を――」
社長「くだらんくだらん!非ぃ科学的だ!」
P「ん?」
はづき「社長、落ち着いてください」
P「何かあったんですか?」
はづき「それが……」
社長「メチャ・アクトクプロダクションめ、我々283プロダクションが意図的に仕事を横取りしていると難癖をつけて裁判にすると言っている!」
P「えぇ……それ、最近業界で流行りのやつですよね。ウチにも来たか……」
社長「対処法は知っているが、状況にも言い分にも腸が煮えくり返るわ!! プロデューサー、来い!これから貴様にも役立つ『交渉術』というものを直接見せてやる!」
P「は、はい!」
P(冬優子の弁当が……!!くそ、馬鹿プロダクションめ……!!)
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P「お疲れ様。今日はどうだった?」
冬優子「撮影も取材もカンペキにこなしてきたわよ」
P「さすが冬優子だ。事務所がいいか?」
冬優子「ううん。荷物何も置いてないから直帰したい」
P「わかった」
ブゥゥゥゥン
P「…………」
冬優子「…………」
P・冬優子「「弁当――あっ」」
(言葉が被った羞恥心と自分より先にさっさと言って欲しかった気持ちから唇を尖らせてそっぽを向く黛冬優子(19))
P「実はな……食べたのついさっきなんだ」
冬優子「は? さっきって……もう18時よ?」
P「色々トラブルがあってな」
冬優子「ふーん…………………………それで?」
P「すごく美味しかったよ、お弁当」
冬優子「そう…………そっか……」
P「鶏肉の甘辛く揚げたやつ、ごまが和えてあって感動した。きんぴらごぼうなんかシャキシャキしてたし、ポテサラも濃厚で――」
冬優子「そ、そんなに細かく言わなくてもいいの! 美味しかったんでしょ!?」
P「うん。あと、あのクッキー。ちょうどいい甘さだった」
冬優子「ぁ……」
冬優子「…………そ、覚えといてあげる」
冬優子「また、気が向いたら作ってきてあげるから」
P「そうか、そりゃあ楽しみだ」
冬優子「あんたくらいよ? アイドルに手作りの料理作らせて喜んでるの」
P「言い方言い方!そりゃそうだけどさぁ! 参ったな……」
冬優子「なぁに今更そんな反応してんのよ……ふふ」
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ふゆすき
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ふゆすき
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ふゆすき
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ふゆすき
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ふゆすき
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ふゆすき
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ふゆすき
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ふゆすき
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ふゆすき
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こういうのでいいんだよこういうので
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これは正妻
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冬優子が強すぎるからあさひや愛依も流行らせコラ!
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>>4->>12
冬優子は人を狂わせる…
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ふゆすき
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https://i.imgur.com/OUjq14E.jpg
公式も後押し
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(差し入れを胸に抱えて苦悶の表情を浮かべる千雪)
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スレタイで虐待おじさんを想像してしまった
ふゆすき
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このプロデューサーちゃっかり自分が番組出ようとしてません?
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(持ってきた弁当を抱えて苦悶の表情を浮かべる灯織)
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ママーッ!
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ふゆすき
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可愛すぎて過呼吸になった
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>>21
千雪出れないからね
仕方ないのかもしれない
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弁当だけで三食作らなくても良いような状況になってて草
お風呂と床もどうなるか気になります
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