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もし東横桃子さんと仲良くなったとして
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1年生の頃に加治木ゆみと同じクラスの隣の席になって以来3年間ずっと一緒のクラスで
自他共に認める腐れ縁のような関係になっていき2人して智美に振り回されながら過ごし
ある日にゆみが下級生の教室に乗り込み大勢の前で欲しい欲しい連呼したという話を聞き
昼食がてらからかうと「……れ、連呼はしていない」と珍しく頬を紅く染めて訂正しながら
小さな咳払いを1つ挟み「……全く。余計な尾ひれが付いたものだな……」と箸を進めるも
逆向きに持ってる事に気付いてないようなので内心クッソ動揺してんじゃんと笑いながら
件の女子生徒が麻雀部に入ると聞いたので果たしてどんな娘なのかと思いを馳せていると
からかいのお返しだというように笑ったゆみが「お前に見つけられるかな」と告げるので
何を意味分からないこと言ってんだと一笑に付しながら昼休みを過ごしたい
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あぁ^〜甘酸っぱいんじゃぁ^〜
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スレタイと>>1の段階でわかるドロドロ具合
たまらねぇぜ
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もは!
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興奮する
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あく
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数日後部室に向かおうと廊下を歩いているとゆみが知らない女子と話しているのが見えて
この前話してた新入部員か?と考えながらだとしたら掴みは大事だよなと気合いを入れて
「よう」と精一杯の美声を出すとゆみが「なんだその声は」とご丁寧に即指摘してくれて
急に恥ずかしくなり誤魔化すように「お前こそ何やってんだよ」と言いがかりをつけると
「……加治木先輩、なんなんすかこの人」と隣の黒髪の女子が警戒心を込めて見てくるので
俺一応先輩なんだけど……と苦笑してその娘にごめんごめんと謝り自己紹介しようとすると
何がおかしいのか目を丸くしてこちらを見てきたので想定外の反応にこちらも面食らって
え?なにこれ?とゆみに助けを求めるも彼女も同じように驚いた表情を浮かべているので
余計訳が分からなくなり取りあえずテキトーなこと言ってこの場から逃げようと考えると
黒髪の娘が「わ、私の事が見えるんすか……?」と囁くように言うので「え?あ、うん」と
その質問の意図を深く考えずに取りあえず見えるに決まってるだろと頷きたい
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初対面で見えちゃったかあ…
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ああ^〜
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ああ^〜運命感じちゃう
ねぇ感じちゃう
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話を聞くとどうやらその東横桃子さんは影が薄いという言葉が陳腐なほど影が薄いらしく
人に認識されないなんてのも今となっては日常茶飯事らしく俄には信じられないながらも
他の人の反応を見てると強ち間違いではないと分かり「あの……」と口を開いた東横さんが
「さっきは失礼な事を言って申し訳なかったっす」と頭を下げるので気にすんなと返して
改めて自己紹介すると「先輩はなんで私が見えたっすか?」とどうしても気になるようで
おそるおそる聞いてきたものの正直言って理由はなく無意識だったので返答に困りつつも
「だってちゃんとそこにいただろ?」と思いつかないにしても限度があるだろという位に
しょうもない台詞が出てきてしまい若干呆れ気味なゆみの視線を浴びて縮こまっていると
「……そうっすか……」と呟いて俯いたのでゆみも『ほら見た事か』という目を向けてきて
その視線を受けながらいやいやこんなん無茶振りだっつーのと嘆いていたい
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これは良い選択しましたね(確信)
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暫く経つも無言が続くので居心地悪く頭を掻いてると不意に小さな笑い声が聞こえたので
ゆみと同時に東横さんに目を向けると小刻みに肩を揺らして笑っており互いに肩をすくめ
笑い過ぎて涙すら出てきたようで目元を指で拭いながらもまだ少し笑っている東横さんを
何も言わずに待ってると一頻り笑ったようで「……えっと、ごめんなさいっす」と言うので
いや別に良いけど…と理由が気になるものの何も聞かずにいるとこちらに向き直った彼女が
「ありがとうございます、先輩」と頭を下げるのでえっ何が?と混乱し頭を捻っていると
ゆみも「私からも礼を言っておこう」と腕を組み頷きながら言うので益々こんがらがるも
東横さんが「これからもよろしくっす」と再び深々と頭を下げて明るい笑顔を見せるので
ああこっちこそよろしくなと笑い返したい
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口説きを気に入りましたねクォレハ
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「ところで加治木先輩とはどういう関係っすか?」と笑顔を浮かべる東横さんのその裏に
やけに刺々しいオーラを感じたので咄嗟に只のクラスメイトだよハハハと返したい
よね
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いい‥‥
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ゆみちんの事をしっかり大切に思ってるのが良いですね
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素晴らしい
実際ゆみちんより先に男が見つけてたらそっちになびきそうだよな桃って
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イイゾ〜これ
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続けよ…?
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同時連載しすぎィ!
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かじゅはちゃんと一線引いてそうだから大丈夫だね、きっと大丈夫だ
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かじゅが曇るのか…(胸熱)
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桃槓決めようとしたら槍槓決めてきそう
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誰も曇らせないで(懇願)
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東横さんと部員の皆の初顔合わせを遠目で眺めていると智美が満足そうに頷いているので
智美も見えるのか?と問い掛けると「いや。私はどちらかと言うと『感じる』だなー」と
抽象的な事を言うので何だそりゃと鼻を鳴らしながらどうやら早くも姿を見失った様子で
どこだどこだと慌てる睦月や佳織を端から眺めながらすぐ後ろにいるぞーと声を掛けると
「わぁ!?」と幽霊でも見たような反応をするのでそんな2人を見ながらもゆみや智美と
談笑していると東横さんが「◯◯先輩、バラさないで下さいっすよー」と口を尖らすので
なんでそんなにノリ良いんだよと笑いながらも初対面なのに既に打ち解けてる彼女を見て
何だか嬉しくなって頬を緩ませてると「あと加治木先輩からもう少し離れて下さい!」と
威嚇するように睨んでくるので急に訳分かんねー事言ってんじゃねーと一喝したい
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馴染んでて良いっすねぇ^〜
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もは!
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どうやら東横さんの影の薄さは麻雀にも活かされるらしく時にはゆみですら彼女を見失い
度々直撃されており「これは期待の新人だなー」と4着にも拘わらずワハハと笑う智美に
同意しながらも棚ぼたで2着になれた事をしめしめと喜んでいると「……そういえば」と
3着落ちしたのを隠蔽するように牌を落とすゆみが「お前はモモに放銃しなかったな」と
こちらに視線を向けてきたので「え?いや、だって見えてるし……」と事も無げに言うと
ゆみからは「それは解る。その見える理由を聞いてるんだ」と何故か軽く睨まれてしまい
智美からは「逆になんで見えてないんだ?みたいな言い方だったなー」と因縁をつけられ
あーでもないこーでもないと言い合いをしてると不意に「ふふふっ」と東横さんが微笑み
「もう一半荘打ちたいっす!」と言うので承諾しつつゆみや智美に挑発的な視線を向けて
次も目に物を見せてやると不敵に笑ってから牌を取るもゆみの巧みな打ち筋に翻弄されて
まんまと4着になりニヤニヤした東横さんの「ドンマイっす」という言葉に項垂れながら
小さく溜息をつくような笑みを漏らしたい
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かわいい(かわいい)
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数日後のとある昼休みにあてもなく廊下を歩いていると背後から微かな気配を感じたので
なるべく引き付けるだけ引き付けておいて勢いよく振り向くとそこにはモモが立っており
ばっちり目を合わせると嬉しそうに笑ってから「えへへ、バレちゃったっす」と言うので
その手に持ってるハリセンはなんだと聞こうとするも「加治木先輩は居ないっすか?」と
本題に入られたので教室だと思うぞと返すと「分かりました!」と言って踵を返していき
その背中を暫しその場に佇んで見送ってから自分もすぐに歩き出して少し進んだところで
不意に立ち止まり小さく笑ってからサッと振り向くとハリセンを構えたモモが立っており
未遂に終わったものの「おぉ〜……流石っすね……」とやはり嬉しそうな顔を見せる彼女に
バレバレなんだよと強がってハリセンを没収してやりたい
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クッソかわいい
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よね
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ワカルワカル…
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クッソ懐いてて可愛い
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あぁ^〜かわいいんじゃあぁ^〜
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もっと依存しろ(急進派)
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適度な速度で依存して戻れないとこまで行け(穏便派)
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○○がゆみに近付くのが嫌なのから、ゆみが○○に近付くのが嫌にシフトしていくんですね
早く○○に依存しろ!!!
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イイゾ^〜^〜
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見つけてもらえるのが嬉しそうで何よりです
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あくあくあく
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徹底的に依存して卒業式を迎えろ
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長野県予選も決勝で敗退してしまいあと一歩でインターハイの夢が潰えた夏のある日の事
決勝戦の熱もまだ覚めやらないのか夏休みの朝なのにも拘わらず部室へ脚を運んでみると
誰もいないはずの部室から話し声がしてきたのでノックして入るとゆみと智美がいたので
何やってんだ?と聞くとゆみが「受験勉強だ」と短く告げてサボってる智美を嗜めてから
「蒲原が自宅だと集中できないと言うからな」と溜息混じりに答えるゆみに苦笑いしつつ
そりゃ大変だな……と言うと「お前はどうしたんだ?」と掛けていた眼鏡を外して問うので
なんとなく来ただけだよと言うと「ならお前も手伝ってくれ……」と珍しく辟易した表情で
眉間を揉みほぐすので隣の智美に目を向けてから(あぁ……そういえば……)と察していると
その視線に気付いた智美が「そろそろ休憩するか!飲み物でも買ってくるぞー」と言って
逃げるように部室から出て行ったので「あいつめ……」と開けっ放しになった扉を睨みつつ
大きく溜息をつくゆみに労りの言葉を掛けたい
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よしきた
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しゃあ!
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夏休みに入り勉強漬けになると思いきやそんな事はなく(智美が主導で)遊びに行ったり
皆でインハイの応援に行ったりしたある日に智美から『夏祭に行こう』と連絡が来たので
集合場所へ向かうと全員揃っておりしかも(智美以外は)浴衣姿で思わずおぉ…と息を呑み
早速屋台を回ろうとするとモモがやってきて「どうっすか?」とくるっと一回転するので
見えてない奴らが可哀想なくらい似合ってるぞと褒めると「そうっすか」と笑顔を見せて
「加治木先輩!行くっすよー!」とゆみの袖を引っ張って屋台に向かうのでそれを見送り
ワハハと何やら頷きながら笑う智美にこっちはこっちでのんびり回るかと声を掛けてから
佳織や睦月たちも連れて一緒に歩き出したい
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いいゾ〜これ
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かわいい
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暫くすると大量の人混みのせいで皆とはぐれてしまったもののまぁどうにでもなるだろと
ラムネを飲みながら1人で腰掛け屋台の色彩と人々の喧騒を眺めてるとゆみの姿が見えて
どうやら1人でこちらに歩いてくるのでおうと声を掛けてからモモはどうした?と聞くと
「はぐれてしまってな」と振り向き人混みを眺めるのでそっかと返して少し横にずれると
静かに隣に腰掛け「ある程度は予想していたが、想像以上の混雑具合だな」と言うゆみが
「……いくらお前でもこの中からモモを見つけるのは至難か?」と何故か口角を上げるので
は?余裕だっつーのと易々と挑発に乗り直ぐに立ち上がってから人混みの中に入っていき
押しつ押されつ歩いてると人波の中でキョロキョロと周りを見回しているモモを見つけて
やはり周りの人に視認されてないようで肩がぶつかり脚がもつれたりと危なげだったので
人混みを押し退けて近付いて丁度転びそうになったモモを寸でのところで抱き止めたい
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あっ(射精)
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よっしゃあ!
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「先輩……」とこちらを見上げたモモのその瞳に一瞬ながらも確かに不安の色が見えたので
大丈夫か?と声を掛けると「は、はい……ありがとうございます……」と姿勢を正してから
「加治木先輩とはぐれちゃったみたいっす……」と言うのであいつとも合流したぞと返すと
「も、もしかしてさっきまで加治木先輩と2人きりで……?」と疑いの目を向けてきたので
あいつもお前の事探してたぞ?と告げながらゆみの元に戻ろうと提案するとモモも同意し
「……あの、先輩……」と手を差し出して来て「またはぐれるとダメなので……」と言うので
それもそうだなと手を繋ぐと「うぇぇっ!?」と肩を揺らすのでなんだよと首を傾げると
「い、いえ……シャツの裾とかを掴ませてくれれば良かったんすけど……」と今更言うので
もっと早く言えよ!と恥ずかしさで急激に熱くなった顔を冷ます為に手を離そうとするも
「……折角なのでこのままでも良いっすよ」とほんの僅かに力を込め握り返してくるモモに
まぁお前が良いなら良いけど……と咳払いをしてから2人で人混みを掻き分けて行きたい
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よね
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これもう完全にアレですねぇ
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甘酸っぱい・・・
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アーサイコサイコ…
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少しずつ距離縮まっていくの大好き
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ヌッヌッヌッ
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青春してんなぁ!
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イイゾ〜これ
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こっちもあくしろ
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夏休みも終わりに近付いて嘆く智美に半ば無理矢理連れ出され今度は海に行く事になって
水着姿になった皆を眺めながら膨らませた浮き輪を持ったまま泳ぎに行かないゆみを見て
お前は行かないのか?と言うと「……分かってて言ってるな?」とこちらを睨んでくるので
愛想笑いで誤魔化しているといつの間にかすぐ傍に立っていたモモが間に割り込んできて
「加治木先輩!行きましょう!」と言って「わ、私は……」と二の足を踏むゆみの手を引き
少し歩いてから思い出したように振り向きつつ「ついでに先輩も一緒にどうっすか?」と
悪戯っぽい笑みを浮かべるモモにいや俺は荷物見とくよと言うと何故か薄目で睨んできて
こちらに戻ってきたと思ったら腕を掴み無理矢理引かれたのでちょっと待てと制止するも
「いーから来るっす!」と遮って腕を引かれ水着のせいで露出した肌が密着するのを感じ
分かったから離せ!と慌てながらサンダルを脱ぎ捨てて皆の元に向かいたい
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モモさん両手に花状態ですね…
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もは!
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かわいい
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シートに座りながらまだ遊んでる4人をぼんやり眺めていると既に疲労感が見えるゆみが
「あいつらは体力が有り余ってるようだな……」と呟いて短く溜息をつくので労りながらも
楽しそうにはしゃいでるモモを見てあいつ本当はあんな風に笑えるんだなと小さく呟くと
「モモの事か?」と聞いてから「あの内気な性格は言うなれば後天的なものだからな」と
ゆみも同じように遠くで遊んでいるモモたちに視線を向けるのでその穏やかな横顔を見て
「親しくなった相手には―――まぁ、知っての通りだ。あれが本来のモモなんだろう」と
短く笑いながら続けるゆみのその言葉を聞いて確かにそうなのかもなとこちらも笑い返し
でもそのモモに時々先輩と思われてないような絡み方をされてるような気もしてきたので
ちょっとここらでどっちが先輩なのか分からせてやるべきなんじゃねーかと考えていると
「………たまに、モモが羨ましくなるよ」とゆみが小さく呟いたので何が?と目を向けるも
「さて。もう一泳ぎするか」と立ち上がって歩いて行ったので返事を聞きそびれてしまい
ゆみの背中を見送ってから未だ激しく照りつける太陽をそっと見上げたい
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あっ……ふーん(察し)
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何が羨ましいんですかねぇ……?
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ヌッ
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やはりと言うべきか結局夏休みの宿題を殆ど手付かず状態のまま放置していた智美の為に
3年生で学校に集まって勉強会をする事になって「持つべきは友人だなー」と宣う智美に
「さっさと解くんだ」と催促しているゆみを隣で眺めていると何故か参加しているモモが
「加治木先輩、ここ解らないっすー」とこちらを押し退けゆみとの間に割り込んでくるも
当のゆみは智美で手一杯の様子なのでサッと教科書を取り上げてどこだ?とモモに問うと
「え〜?先輩に解るんすか〜?」とニヤニヤしやがるので丸めた教科書で頭を軽く叩いて
簡単に説明してやると意外そうにこちらを見てくるので他に解んない所あるか?と聞くと
「い、いえ。別に……」と呟いてから黙々とペンを走らせているモモを隣で見守りながらも
時折感じる良い匂いを意識しないようにしながらペンがノートを走る音を聞いていたい
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これもう告白すれば普通に付き合えそう
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ここから曇ってほしい…曇ってほしくない…?
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そろそろかじゅに嫉妬してそう(確信)
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「じゃあまた学校で」「今日は助かったぞー」とそれぞれ告げて帰っていくゆみと智美に
またなと手を振ってからモモと並んで歩く帰り道に「しかし先輩が成績良いなんて……」と
心底驚いた声色で呟くモモにドヤ顔を向けてやると「な〜んか納得いかないっすね〜」と
未だに認めようとしないモモに一発お仕置きしてやろうと手を伸ばすもフッと消えられて
「こっちっすよ〜」と笑いながらまだまだ日焼けが残る背中をシャツ越しに擦られたので
声にならない声を漏らしながら涙目でモモを睨むとどうやら今度はヤバイと感じたらしく
またステルスモードになるので甘ぇんだよとすぐに腕を掴んでもう片方の手を近づけると
「ちょ、タンマっす!分かりました!私が悪かったっす!」と慌て出すので聞き入れずに
一通りギャーギャー大騒ぎしてから肩で息をしてると歩行者からの視線をちらほら感じて
しかもその視線が完全に不審者へ向けるそれであり同じくそれを感じ取った様子のモモが
「……端から見たら先輩は1人で騒いでる不審者っすね」と呟きどこか愁いを帯びた笑みを
そっと浮かべたのでそんな彼女の頭を雑に叩いて俺には見えてるから良いんだよと言って
何も言わずに柔らかく微笑んだモモと一緒にまた2人並んで歩き出したい
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ヌッ!
ヌ゙ッ゙ッ゙゙ッ!!
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よね
(あと2、3回で終わります)
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アーサイコサイコ‥‥
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完全に惚れてますねクォレハ……
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>俺には見えてるからいいんだよ
強いですね…これは強い
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こんなぶっといの(比喩)入れちゃってさ、
誇らしくないのかよ?
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>>75こ↑こ↓だいすき
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ゆみちん頑張って
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いいゾ〜これ
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モモかわいいんじゃあ^〜
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>俺には見えてるから良いんだよ
堕ちたな(確信)
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季節は移り変わり肌寒さを感じ始める頃に無人の部室で1人ノートを開いて参考書を捲り
ふと窓の外に目を向けてぼーっと流れる雲を眺めていると背後に微かな気配を感じたので
振り向いて見回すも誰もおらず確かに感じた気配に首を傾げてると「こっちっすよー」と
いつの間にか隣に座っているモモが手を振って「最近読みが衰えたんじゃないすか?」と
からかってくるのでそっちのステルスの精度が上がったんだろと売り言葉に買い言葉的な
いつものやりとりをしながらも再び参考書を開いてどうしたんだ?とモモに訊ねてみると
「なんだか暇だったんで」と言ってから「……あと、先輩を冷やかしに」と続ける彼女に
やったな成功してるぞとテキトーに返しながらノートを捲ると「……お邪魔っすか?」と
遠慮がちに聞いてくるので別にいいよと返すと「そうっすか」と嬉しそうに微笑んでから
椅子をこちらに寄せて参考書を覗き込んできて「……全っ然解らないっす……」と言うので
そりゃそうだと返して小さく笑いながらまたノートを捲りたい
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かわいい
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は!
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きた!
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ついに1人で接触してくるようになりましたね…
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本当に気を遣ってくれているようで気配をとことんまで薄めながら隣に座っているモモに
ちょっと休憩するかと声を掛けてから一緒に飲み物を買いに行くと「先輩ごちっす!」と
調子よくたかってくるモモに苦笑しつつ駄弁りながら部室に戻ってからさぁもう一息だと
ペンを取るもふと思い出しもう少し掛かるから先帰ってて良いぞ?とモモに声を掛けると
「いえ、大丈夫っすよ」と言って「……あ、でもお邪魔なら帰りますけど……」と言うので
邪魔じゃねーけどさと返しながら次の問題をサッと解くとじーっとノートを見てるモモが
「……先輩は」と静かに口を開いたのでなんだ?とペンを走らせながら片手間で聞き返すと
言うに事欠いて「留年とかしないっすか?」と言いやがったのでする訳ねーだろと言って
こちとらゆみとタメ張れる成績なんだよ!とドヤ顔を向けてやると少しだけ俯いたモモが
「そうっすか。…………そうっすよね」と呟いて顔を上げて「でもまさかって事も……?」と
何かを期待するような目を向けるので有り得ねーよと丸めたノートでモモの頭を軽く叩き
お互いに笑い合ってから勉強に戻るもほんの一瞬だけモモの表情が曇ったような気がして
眉を寄せながらも次の問題を解き始めたい
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クッソ淋しがってて可愛い
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可愛い!
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慰めろ(直球)
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皆で部室で(無許可で)クリスマスパーティーをするらしくその買い出しに行く事になり
同じく名乗り出たモモと並んでバスを待っている途中で英単語帳をぺらぺら捲っていると
チラチラというモモの視線をやけに感じたので目を向けて(どうした?)と眉を上げると
「…………何でもないっすよ」と明らかにそうは思えないような表情で頬を膨らませるので
そんな彼女に溜息をついて短く笑って単語帳を仕舞ってから下らない雑談を振ってやると
「べ、別にそういう訳じゃ……」と少しだけ紅くなって俯いてそれと同時にバスが来たので
「勉強してて良いっすから……私は別に……」とぶつぶつ呟いてるモモと一緒に乗り込んで
意外に混んでる中で人波に潰されないよう端っこを確保してから結局は駄弁っていたい
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あぁ〜かわいいぜ。
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もう隣に居ないと落ちつかなそう
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騒ぎ過ぎたせいで先生に見付かってしまい軽いお叱りを受けたので結局解散する事になり
「蒲原、お前がクラッカーを10個も鳴らしたせいだぞ」「冗談だったんだけどなー」と
疲労感たっぷりなゆみと悪びれもせずにワハハと笑う智美のやりとりを後ろで眺めながら
寒さに肩を震わせて手をコートに突っ込むと既に先約がいてひんやりしたその手に驚くと
どうやら背後に回ったモモが両手をポケットに入れていたらしく何やってんだよと言って
マジでビビったぞ…とモモの両腕を掴んでポケットから抜きながら向き合って軽く睨むも
まるで暖簾に腕押しだとばかりに「いーじゃないっすかこれくらい!」と良い笑顔を見せ
今度は向き合った状態でコートのポケットに両手を突っ込んで来たのでまた両腕を掴んで
ここは俺のだとモモの手をポケットから引っこ抜くと「ちぇっ……」と不満気に唇を尖らせ
「良いっすよーだ。加治木先輩の所に入れますから」と小走りでゆみの元に駆けていって
溜息と苦笑混じりにそれを見送ってから冷えた手を擦り合わせてまた歩き出したい
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ヌッ
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ポッケに入れてくるの可愛い(可愛い)
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皆で年を越して受験勉強で多忙どころではない毎日を過ごす傍らで新部長の睦月をはじめ
モモや佳織たちが精を出しているという話を聞きながらそういや最近麻雀打ってないなと
ふと感じた心侘しさを胸に秘めてから参考書を捲りたい
よね
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え?まさかここで完結?
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あぁ^〜^〜
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もっとちょうだい…!
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かじゅも積極的になれ
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なんか足らねぇよなぁ?
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多分次かその次で終わると思います
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この二人は付き合ってるのかな?(すっとぼけ)
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絵師さんあくしろよ!
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いい依存度だぁ……(恍惚)
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あぁ^〜
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もっともっと依存して(過激派)
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イイぞ^〜これ
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センター試験当日になり大雪の中会場までわざわざ見送りに来たモモがゆみの手を握って
「ハンカチとティッシュは持ったっすか?えっと、後は……」と当事者以上に慌てふためき
「あ、そういえば『人』っていう字をノートに書いて飲み込むと良いらしいっすよ!」と
もはや訳分からない事を言うのでそんなモモを飽くまで冷静なゆみが「落ち着けモモ」と
苦笑しながら宥めてるのを端から見て(どっちが受験生か分からないな)と笑っていると
モモが今度はこちらを向いたので何を言い出すのか待ち構えてると同じように手を握られ
「……頑張ってください」と言って見た事ない真剣な表情を浮かべるので呆気に取られつつ
てっきりついで扱いされるかと思っていたので目を丸くしていると「そろそろ行こう」と
ゆみが言うので頷きながら「おーいモモ、私には何も無いのかー?」と言う智美を連れて
会場へ向かいたい
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待ってたよ
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もは!
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なんやかんやあったものの無事に全員の進学が決まったので部室で祝勝会をする事になり
買い出しや飾り付けをしてる後輩たちを眺めながら結局ゆみとも智美とも別れる形になり
3人がそれぞれ別の進路を歩んでいく事を今から考えてほんの少しだけ感傷に浸ってると
「先輩も手伝って下さいっす!」とモモに言われたのではいはいと返し立ち上がりながら
ゆみと一緒に手伝いに行こうとすると「あ、加治木先輩は休んでて下さい!」と言うので
俺も主役なんだけどと愚痴りながらモモの所に行くと容赦なくこき使ってきやがったので
溜息をついてると「加治木先輩と2人きりになろうとしたってそうはいかないっすよ」と
訳分からない事を言うのでそんなつもり無いから安心しろよ返してと手をひらひら振ると
「……本当っすか?」と作業を止めて何故か妙に真面目な表情でこちらを見上げてくるので
その真剣な顔に気圧されながらも頷くと「……そうっすか」と短く呟いて作業に戻ったので
首を傾げてから自分も手伝いに戻りたい
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完落ちしてて興奮する
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かわいい
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引き離そうとしてますねクォレハ
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卒業式を翌日に控えたある日に特に用もないのに部室に足を運んで自動卓を眺めていると
暫くしてから背中越しに扉が開く音が聞こえたので振り向くとそこにはゆみが立っており
意外な先客に目を丸くさせながら「どうしたんだ?」と問うのでいやそっちこそと返すと
「特に理由はないんだが……」とどうやら同じようになんとなく来てしまったらしいゆみに
気持ちは分かるよと言いつつ対面に座るゆみとまだ見ぬ大学生活について語り合ってると
「……高校生活もあっという間だったな」と言って「この分だと大学も同じなのかもな」と
やれやれと呆れ気味に溜息をついたのでその様子を見て何か未練でもあるのか?と問うと
束の間無言になってから「……お前はどうだ?」と問い返してくるのでうーん……と唸って
全役満コンプリート出来なかった事とかかなと言うと「お前らしいな」と短く笑う彼女に
むしろ和了できてない役満の方が多いだろうにと正論で指摘されたい
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終わるなよ…終わるな…
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未練、あっ(察し)
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特に考えもなしにそっちはどうなんだ?と返すも「何がだ?」と珍しく察しが悪いゆみに
未練あるのか?と聞くと「……私か? そうだな……」とゆっくり立ち上がり窓際まで歩いて
カーテンを開け「あるよ。やり残した事が」と言うのでそっか…と返し自分も立ち上がり
俺に手伝える事だったら手伝うぞ?と言うと「……本当か?」と背中を向けたまま呟くので
俺に出来る事ならな!と一応念押しすると暫く無言のまま外を眺めていたゆみが振り向き
「いや、気持ちだけ受け取っておこう」と少しだけ残念そうに微笑むのでらしくないなと
これまた珍しく弱気な表情の彼女に3年間の恩返しを少しでもしようと食い下がるものの
「……勝ち目が全く無い賭けをするほど酔狂じゃないからな」とやんわり断られてしまって
扉へ歩いていくゆみがドアノブに手を掛けたところで振り向き「3年間、ありがとう」と
最後にもう一度だけ柔らかく微笑んだのでイヤこっちこそ滅茶苦茶楽しかったよと返して
静かに閉まった扉を見てからそっと窓の外へ目を向けたい
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あぁ‥‥
-
よね
(次で終わります)
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ゆみちん言葉にして伝えなきゃ…
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何だコレコレ青春野郎!
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悲しいなぁ
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ヌッ(落涙)
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モモ√だと分かってはいたけど悲しいなぁ
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思ったより全然曇ってないから安心した(感覚麻痺)
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青春してんなぁ!
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ゆみちんアフターもやってほしい
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かわいそう、かわいい
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勇気出すんだよ!
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卒業するな(無茶ぶり)
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あくあくあく
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あまり急かすな
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モモは恋愛強度高そう
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切なさ炸裂
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つつがなく卒業式を終えてどうせこの後の打ち上げでまた会うしとクラスの喧騒を抜けて
ゆみや智美と部室へ向かうと既に集まっていたモモたちがわざわざまた祝ってくれたので
それに応えるように「……どうする?私たちからも一言ずつ送るか?」とゆみが提案するも
「ゆみちんに任せるぞー」と言う智美に悪ノリし3年を代表して頼むわとニヤリと笑うと
「……まったく、お前らは……」と3年間で何度見てきたか分からない呆れ顔を浮かべながら
すらすらと答辞を述べている彼女を見つつそれでも時折息を呑むように言葉に詰まったり
この3年間に思いを馳せるように暫し瞳を閉じたりしているので皆で静かに見守りながら
答辞が終わると同時に大泣きしてゆみに抱きついたモモに優しく微笑みたい
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もは!
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睦月や佳織から労りの言葉を智美と一緒に聞きながら図らずも目頭が熱くなってきたので
鼻をすすって誤魔化すように笑いながらも睦月には「頑張れよ、新部長」と渇を入れつつ
佳織には「あの時直撃喰らった四暗刻単騎は一生忘れねーからな」と皮肉でからかいつつ
いつの間にか紅い目を潤ませている2人にこちらも涙を堪えながら無理矢理笑ってやって
何かモモに耳打ちしてからそっと離れたゆみがまだ泣きじゃくってる彼女を慰めてるのを
皆で暖かく見守りながら部室を出て最後に一礼しゆみや智美と一緒にクラスメイトたちに
合流しようとするとどうやらゆみが部室に忘れ物をしたと言って「頼んでもいいか?」と
聞いてくるのでまぁ別にいいぞと踵を返し部室に走ると鍵を閉めた筈の部室が開いており
首を傾げながら扉を開けてみるとモモが1人残っていたのでようと声を掛けたい
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来たな(確信)
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しゃあ!
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そっとこちらに振り向き「先輩……」と呟くモモになんでまだ残ってるんだ?と返しながら
ゆみの忘れ物を探してると「先輩こそどうしたんすか?」と言うのでちょっと忘れ物を…と
辺りを見回すも一向に見つからずゆみに連絡すると「すまない。勘違いだったようだ」と
あっさり言いやがったので何だよ…と愚痴りながら戻ろうとしてもう一度モモに向き直り
じゃあ…と手を振ろうとすると「……行かないで下さい」と静かにそれでも確かに聞こえて
俯いた彼女が肩を震わせ泣き始めたのでえっちょ待っどうしたんだとクッソ動揺しながら
慌てて慰めようとモモの傍に寄ると泣きながら抱きついて来たので行き場を失くした手を
辺りにさまよわせた挙句に肩を優しく叩きながらもう一度どうしたんだ?と問いかけると
「……先輩はズルいっす」と鼻を啜り「そうやってすぐ卒業して……」と無茶な事を言うので
3年生なんだから仕方ないだろと至極当然な言葉を返しつつも淋しいのか?とからかうと
「……淋しいに決まってるっすよ」と即答し顔を上げたモモの強い視線を受けたじろぎたい
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かわいい
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潤みながらも強い意思を感じさせるモモの視線を直視できずにほんの少しだけ離れてから
昔は目の敵にされてた気がするんだけどなーと誤魔化しながら過去を振り返り笑ってると
「加治木先輩は特別っすから」と当然のように言うのでそりゃそうだよなと続けて笑って
また少しモモから離れると「……でもそれはあなたも同じっすよ」と呟きこちらに笑い掛け
「私、あなたに見つけてもらえて、本当に……本当に良かったっす」と頭を下げてきたので
俺もお前と会えて良かったよと返すとそっと顔を上げたモモが柔らかく頬を緩ませてから
スッと姿を消したので唐突なステルスモードに不覚にも彼女の姿を一瞬見失ってしまって
目を凝らすと次の瞬間にはモモの顔が目の前に迫っており唇に暖かく柔らかな感触が走り
ぇ……?と呟いてからモモを見るも当の彼女は顔を背けながら隣を抜けて扉に歩いていって
お、おい…と声を掛けるとゆっくりこちらに振り向いたモモが「……バレちゃったっす」と
顔も耳も紅く染めながらも悪戯っぽく微笑んで唇に手を添えてから部室を出て行ったので
呆然とその場に突っ立ったまま自分の唇を指でなぞりたい
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やったぜ。
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あぁ〜
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最後の最期に切り札を切ってきましたね…
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ゆみからの催促の連絡でやっと正気を取り戻したので慌てて施錠しようと部室を出てから
一度だけ無人の部室を見渡して1人微笑んでからそっと扉を閉めたい
よね(終わり)
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ワカルワカル
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乙ゾ
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あぁ^〜たまらねえぜ。
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乙ー
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ヌッ!
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こんな青春を送りたい人生だった
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イイゾ^〜これ
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このくらいの長編が1番すこ
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2年後にモモがどっちの大学に進学してくるか見ものですね(笑顔)
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さぁ次はあらたそだ
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乙ゾ
絹ちゃんあくしろよ
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ゆみちんルートは?(強欲)
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>>99
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ゆみちん√あくしろよ
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誕生日あげ
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モモかわいい
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