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冬優子「……送ってくれてありがと」
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P「しょうがないよ。こんな時間までレッスンが押しちゃうとね」
冬優子「予定なら二時間も前に終わってた。ふゆがかなりワガママ言っちゃったせい」
P「トレーナーさんはすごく冬優子に感心してたぞ。『見たことないくらいハングリー精神に溢れてる』って」
冬優子「当然でしょ、一番のアイドル目指すんだから。でも、それとこれとは話が別」
P「真面目だな。そこが冬優子の良い所だと思う」パチン
『――じゃあ次のお便りいきましょうか』
『えー、ラジオネーム・癒し烏さんから。最近職場に気になる男性がいます』
冬優子「……プロデューサーはアイドルになれる才能ってわかるの?」
P「アイドルになれる才能?」
冬優子「そ。ただのアイドルじゃなくて、トップアイドルになれる才能」
P「トップアイドルの才能、ね……」
『ですが、特殊な職場でその男性以外は周りに女性しかおらず、恋愛自体も暗黙の了解でご法度に近いのです』
『あらー、なんだろ。モデル事務所とか?』
P「そういうのがあったとして、冬優子はその才能がどんなものだって考えてるんだ?」
冬優子「…………お手本とか説明だけで一発でダンスが踊れたり、純粋に裏表とか作らない性格だったり」
冬優子「スタイルが良かったり、努力家だったり、ファンの心理がわかるとか、歌が上手とか」
P「ふーん」
冬優子「なに、その気のない返事」
P「それに当てはまるアイドル、世の中にはたくさんいるのになんで誰もトップアイドルになってないんだろうな」
冬優子「はあ? そんなもの、他のもっといい才能持った子だけがトップになるからでしょ?」
P「じゃあそのトップの持ってる才能って?」
冬優子「……? だから…………あれ……?」
P「平成で最も輝いたアイドルは天海春香だって言われてるし、業界の人間も俺も同意見だ」
P「でも同じ事務所には彼女より歌の上手い如月千早がいる。スタイルなら三浦あずさとか四条貴音、ダンスなら菊地真」
冬優子「…………」
P「トップアイドルの才能ってのはだ、要するにそこに行くまで頑張れるか、それだけだと思う」
冬優子「単純に歌唱力どうこうとか、プロポーションとかじゃなくて……」
P「うん」
冬優子「……そっか、そうなんだ」
P「あさひとか愛依を見ててそういうこと考えちゃったんだろ?」
冬優子「だって、この事務所だけでもみんな凄いんだもん」
P「冬優子も凄いよ」
冬優子「え……あっ」
冬優子「ふ、ふん!当然でしょ!」
P「そうだな、言うまでもなかった」
冬優子「……だから」
P「ん?」
『男性に想いを告げる勇気がでない癒し烏さんには、千人斬りの語源にもなった孔子の言葉を送りたいと思います』
『えっ!? 孔子ってそうなの!?』
冬優子「だから、ふゆだけ見てて。ふゆがトップアイドルになるんだから、他の子見てる必要なんてないでしょ?」
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P「それは……」
『実はそうなんです。では、論語からの一文を……九界は尽く隆盛し――』
冬優子「――なんてね」
P「えっ」
冬優子「いきなりポンポンと階段登ってけるなんて思ってないわよ。Pだって一人でこの人数見なきゃいけないんだし」
冬優子「一番上に届く時に呼ぶから、その時隣に居てくれたらそれでいいわ」
P「……少しくらいならそういうワガママも聞くぞ」
冬優子「はあ!? 冗談って言ったでしょ! ずっと見てて、なんて思春期の中学生じゃないんだから……」
P「じゃあトップになる時だけ呼ぶなんて寂しいこと言わないでくれ」
P「一緒に行こう」
冬優子「っ……」
冬優子「その言葉、忘れないでよ」
P「指切りするか?」
冬優子「そんなことしなくても信じてるわよ! …………ばか」
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いい!いい!いい!!!
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冬優子すき
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なんて神々しいんだ…
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あーあ、どうすんのこれ(勃起)
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フユコ……
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ほんと好き、PSSRはやくして
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勃起した
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冬優子という平成最後に現れた我々のヒロイン
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P争奪戦に一切の武器を持ち込まず拳1つで勝ち進む女
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マジで冬優子すき
こいつは>>1、見ての通り最高なSS書きだ
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トップになる時だけ呼ぶのは寂しいから一緒に行こうとか男でも惚れるんだよなぁ…
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