加蓮「ロケハンだって言えば良くない？」
P「あのねえ、ただでさえプロデューサー名乗ってるのにマネージャー業務やってるせいで346のプロデューサーは怪しいとか色んな所で言われてるんだぞ？ 最近じゃあ765プロのプロデューサーがアイドルとハワイで熱い一夜だとかで騒ぎになってるのにそんなことできるか」
加蓮「……プロデューサーの癖、私知ってる？」
P「癖？」
加蓮「自制したい時には口数が増える」
P「ご冗談」
加蓮「ううん、ずっと見てたから知ってる」
P「…………デートするにしても金ないし」
加蓮「嘘」
P「ホントだって。この間ストーンヘンジ買ったから」
加蓮「…………」
P「…………」
加蓮「むぅ、視線が左に落ちないから本当かあ」
P「なあ加蓮、俺が嘘……いや誤魔化したのは謝るけどさ、お互い立場があるんだからやっぱりそういうのは慎重になろうぜ」
加蓮「私だってプロデューサーを困らせたいわけじゃないよ？ でも、たまには二人だけで一緒に居たいっていうか……」
P「加蓮……」
加蓮「……ごめん、わがままかも」
P「いいよ。それより名案がある」
加蓮「え？なに？」
P「加蓮が入るくらいでかいトランクに加蓮を詰めて家まで持っていく」
加蓮「ぷっ、誘拐犯みたい」
P「だって外だと人の目があるし、事務所は誰かいるし、どうしようもないだろ」
加蓮「だからっていきなり家に呼ぶ？ 私じゃなかったらちょっと引いちゃうよ？」
P「……やっぱり？」
加蓮「うん。私はいいんだけどね、私は」
P「おっちょっちょ、なになに。急になに抱きついてるの！」
加蓮「んー？プロデューサーはやっぱり男の人なんだなーって。身体大っきいなー」
P「理由になってない……」
加蓮「ふふふ。ね、プロデューサー」
P「今度はなに」
加蓮「んー、んっ……すきだよ♥」
キレてるのはエルジア共和国の方なんだよなぁ…