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【SS】 オルガ「クソッ・・・やっぱり事務仕事はしんどいな・・・」

1 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 22:26:07 YGx3lBuA
デクスター「団長、これが今日最後の書類です 確認をお願いします」

オルガ「あぁ目を通しとくよ」

オルガ「ふぅ、これでようやく一息つけるな」

メリビット「お疲れ様、団長さん 気分転換にコーヒーでもいかが?」

オルガ「そうだな・・・ 一杯頼むよ」

メリビット「分かったわ とびきりアツアツで気合の入る一杯をいれてきてあげる」

オルガ「勘弁してくれよ・・・」

メリビット「ふふ、はいはい」スタスタ

デクスター「ハハハッ!団長も慣れない座業ですっかり参ってしまったようで」

オルガ「あんたまで デクスターさん・・・」

デクスター「いやぁすみません ついつい」

デクスター「しかしここまで現場の一線で活躍してきたあなただ このように壁に囲まれた狭い一室で延々と書類とにらめっこというのも何かと堪えるものでしょう」

オルガ「ハッ それも鉄華団をデカくするために必要なことだ ここでひよっていたらアイツらに示しがつかないってもんだろ」

デクスター「流石 強いお方だ」

オルガ「感謝以外受け付けつけねぇぞ」

デクスター「・・・? どういう意味です?」

オルガ「! ・・・あっ、いやっ、何でもない」

デクスター「はぁ・・・?そうですか」

オルガ「あぁ・・・」


2 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 22:26:56 FUlgrU4Y
もう感染してる!


3 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 22:27:51 YGx3lBuA
デクスター「やはり少しお疲れのようですね」

オルガ「デクスターさん、さっきも言ったが俺はここでひよってる訳には・・・」

デクスター「もちろん、それは承知しております この鉄華団がここまで規模を拡大出来たのは一重に、あなたが目的を曲げず未来へ進み続けた その成果です」

デクスター「そして皆がその未来に向かわんとするその足を信じて、共に先の闇を切り開いてきた」

オルガ「道を見失っちまいそうになった時もあったがな」

デクスター「それでも仲間、いえ家族はついてきた あなたを信じその身を滅ぼす覚悟をしてまでも ここまであなたを見失わずきた」

オルガ「・・・」

デクスター「それは、恐れながら私自身も同じだと思っています 実に奇妙な縁でこの企業に雇われましたが それも今では巡り合えて良かった そんな運命だと納得しております」

デクスター「始めは何をされるか分からないとビクビクしながら働いていましたが、前線で戦っている団員達の姿を見ている内に、私も段々と「負けてたまるかっ!」と柄になく熱くなってしまいましたよ」

オルガ「デクスターさん・・・」

デクスター「ハハ・・・ 失礼 また熱くなってしまったようですね」


4 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 22:29:20 YGx3lBuA
オルガ「俺もあんたみたいな人をウチの鉄華団に誘えて良かったと良かったと心から思うよ」

デクスター「半ば攫われた形でしたがね」

オルガ「言ってくれるな」ハハッ

デクスター「・・・しかしここまで宇宙を股に架け成長した鉄華です あなたの肩にかかる負担も相当に増えたのでは?」

オルガ「・・・あぁ、正直今抱えてるモノだけでも手一杯な所はある 護衛班に戦闘班の強化、孤児施設の運営にお嬢さん所の採掘サポート」

オルガ「兄貴をはじめ多くのお偉さん方のメンツもたてなきゃならないし、経理関係も甘くは出来ねェ」

オルガ「他にも手を崩す事は出来ない部門はたくさんある」

オルガ「マジで辛ェが止まってられないんだよ アイツらのためにはな」

デクスター「お察しします」

オルガ「まぁこんなこと話しちまってる時点であんたに少しはほだされちまったって事かな」フッ

デクスター「どうですかね」フッ


5 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 22:38:19 YGx3lBuA
デクスター「そうですね、確かに今の歩みを止める訳にはいかない 我々にはまだ果たしていない目的があるのですから」

オルガ「そうだろぉ だからッ・・!」

デクスター「だからこそ団長にはこれから無理をしてお体に障るような事があっては困るのです」

オルガ「んなっ!」

デクスター「いいですか団長?あなたはもはやこの鉄華団の大黒柱」

デクスター「その大黒柱が軋むような事になってはこの鉄華団という大きな家屋自体が傾く可能性があります」

オルガ「いやっ!俺はそんな事っ・・・!」

デクスター「いいえ、そんな事もありえるのです」

オルガ「あんたさっき俺を信じてるってっ・・・!?」

デクスター「発言しました もちろんそれは今も揺るぎないものです」

オルガ「ならっ!」

デクスター「しかし団長は今となっては企業における総合的監視役の代表」

オルガ「監視・・・って!?」

デクスター「いうなれば社長も同然なのです 監視という言い方に幾分かの語弊はあるかもしれませんが、あなたは全てを見聞きし見定めなければいけない立場にある」

オルガ「んなこたぁ分かってる・・・!」ギリッ

デクスター「そう、だからこそなのです」


6 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 22:42:57 blddBlV2
続きをくれよ>>1さん!


7 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 22:50:00 YGx3lBuA
デクスター「だからこそ少しだけ寄り道してみませんか?」

オルガ「はぁ?」

デクスター「いやなに、別に堅苦しい説教を生意気に垂れるつもりはないんですよ」

デクスター「ただ、最近の団長を見てると明らかに慣れない事の連続で私、それにメリビットさんも心配しておりまして」

オルガ「んぅ・・・ そうか、そうなのか? 別に俺はしんどくても無理をしてるつもりは」

デクスター「最近、目の隈が少し濃くなってやしませんか?」

オルガ「!?」

デクスター「それに前髪も心なしか元気がないです」

オルガ「そっ、そうか・・・」

デクスター「うん、だからこそここは一つ、団長にも気分転換が必要なんじゃないかと思いまして」

オルガ「それがさっきの寄り道ってわけか・・・?」


8 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 23:02:29 YGx3lBuA
デクスター「えぇ ここ最近は経営や運営のためにプライベートに穴も開けず鉄華団のために尽力なさってきたわけでしょう」

デクスター「しかしこのままではたどり着くべき目的の前に団長が疲れ切ってしまうのではないか?」

デクスター「私たちはそこが心配でならなかったのです」

オルガ「むっ・・・うぅっ、ぅ・・・でもよぉ・・・・」

デクスター「立ち止まるのではなく、少し回り道をして、今一度遠方から自らの立ち位置を確認するのも立派な団長の務めだと私は思いますよ」

デクスター「あくまで事務として勤めてきた私の授かった経験による意見ですがね」

オルガ「そうか・・・ むっ、で、あんたがいう寄り道ってのは・・・」

デクスター「あっ!そういえばサクラさんの農園!あそこには地球から持ち帰った花の種がまた新しく開花したと聞きましたよ」

オルガ「花・・・か?」

デクスター「えぇ 私も前々からあの農園が憩いの地で、何度も足を運んでいたのですが」

デクスター「最近は地球に生息する種の花々も植えているらしく、より彩り豊かな景色がそこに広がっているものだと感心しましたねぇ」

オルガ「そうなのか・・・?」

デクスター「もしでしたら団長もこの後気分転換だと思って足を向けてはどうです?」

デクスター「今日は幸いいつもより浅い時間で仕事も片付きそうですし」

オルガ「そうか・・・ まぁサクラちゃんの農園もしばらくゆっくり見て歩くことはなかったし、それもたまにはいいかもな」


9 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 23:19:46 YGx3lBuA
メリビット「おまたせ 団長さん ちょっとドリップに失敗しちゃって時間がかかっちゃったわ」

オルガ「(ドリップ?)ありがとよ 」

メリビット「頑張りすぎてる団長さんに特別な一杯をいれてきちゃった♪」

オルガ「んだよそりゃ まぁありがたく・・・!?」

オルガ「うわっ熱っちぃなこれ!おいっおばさん!一体どういうつもりだよっ!」

メリビット「失礼ね 最近事務仕事でやられがちな団長さんに最高に粋がれるよう気合の一杯をついだつもりなのだけど?」

デクスター「あー・・・」

オルガ「さっき勘弁しろっつったよな・・・」

メリビット「ええ、でも最近『ひより』がちな団長さんにはこれくらいの刺激が効くものかと思いましてねぇ?」

デクスター「(もうメリビットさん・・・)」

オルガ「・・・」

メリビット「・・・」


10 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 23:29:00 YGx3lBuA
オルガ「・・・まぁ、ありがとよ メリビットさん」

メリビット「えっ?」

デクスター「(おっ?)」

オルガ「確かに最近の俺はこの鉄華団のためとはいえ慣れねェ事にも肩肘張って前のめりになりすぎたかもしれねェ・・・」

オルガ「今のクソ熱っちぃ一杯、効いちまったかもしれねェな」

メリビット「そっ・・・そう//それならわざわざ失敗したコーヒーを出さずにしっかり作り直した甲斐があったわ・・・」

デクスター「(うーん・・・ まぁうまい事いった流れだし 良いかなこれ?)」


11 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 23:31:08 CWqVCK86
メリオルいいゾ^〜


12 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/03(月) 23:47:50 YGx3lBuA
デクスター「あっ・・・あー団長っ!これは私からの個人的な提案なんですけどー!」

オルガ「(なんだ急に・・・ なんかおどろおどろしいぞ・・・)」

メリビット「(デクスターさん・・・)」ハァッ・・・

デクスター「そのー、この後まぁ ちょうどいい具合に時間も空いてることでしょうしぃ! ここはどうです!お二人でサクラ農園にお散歩などはぁ!」

メリビット「(下手くそか・・・)」

オルガ「散歩?」


13 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 00:01:59 fRx7Q2yk
まくし立てるような流れのテキストだからいつだいじっこになるのかと思ったら、普通にいい話じゃないか…


14 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 00:21:59 JZcYTvbQ
「そっそ!そうです!先ほどの気分転換ただお一人であのお美しい農園を見回るだけではどこか物足りない心象になるでしょうしぃ!?」

メリビット「(さすがにテンパりすぎ・・・)」

デクスター「そこで!そのっ、少しの心の穴も埋まるでしょう傍らに素敵な女性をお連れになればお散歩ももう一口味わい深くなるかと!?」

メリビット「(こいつ人を添え物のザワークラウトみたいにいいやがって・・・!)」イライラ

オルガ「・・・そうだな それもいいかもな」

メリビット「えっ!?(乗った!?)」

オルガ「なるほどなデクスターさん 俺はちょっと視野が狭くなってたかもしれねェな・・・」

メリビット「(これ良いの!?複雑なの!?)」


15 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 00:43:55 JZcYTvbQ
オルガ「俺は最近のデカくなっちまった鉄華団に対して、親であるこのオルガ・イツカがアイツらの全て、その全てを背負っていかねぇと、そうもっとやってやんねぇと思ってた」

オルガ「身寄りもねぇ、居場所もねぇ、おまけにこの宇宙(ソラ)はアイツらみてぇなまだ知る事の少ねぇガキを捕まえてテメェのために使い潰そうと企む奴がわんさかいやがる」

オルガ「俺がそんな奴らを全て拾ってやる事は到底できねぇ そいつは仕方ねぇ話だ」

オルガ「だが、少なくともこの鉄華団に転がり込んできちまったそんな奴らを!俺はここにいて良かったと思わせてやりてぇ!」

オルガ「喰うもんに困ってんなら働いて掴み取らせてやる、もし死に場所が曖昧だってんならここで勤めを果しやがれ」

オルガ「そんな奴らの居場所もここだってな そう思うようにはなっちまったかな」

メリビット「オルガ・・・」

デクスター「(うむ・・・)」


16 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 00:56:29 JZcYTvbQ
今日はここまで

残ってたら明日あたり書きます

ギャグ路線にしたかったのにデクスターさんが目立ってきたからちくしょう!


17 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 00:57:48 Z.iQMtTE
やっぱりすげぇよ>>1


18 : プラチナ畜生 :2016/10/04(火) 01:00:10 ???
だいじっこも彼岸島も始まらなくて安心したんだかしてないんだか・・・


19 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 01:02:17 9xAORdjY
オルフェンズにオルフェンズのキャラしか出てこないのも新鮮で良いですね


20 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 10:02:31 23Kq1CvU
デクスターって誰だと思ったら経理のおっさんかぁ


21 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 11:45:19 52Wq5VUQ
>>19
これもうわかんねぇな


22 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 17:18:38 XOCN66U2
>>19
わかる


23 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 18:45:18 JZcYTvbQ
オルガ「だが最近は抱え込みすぎちまってたかもな・・・」

オルガ「全てを背負いながら先にある居場所まで辿り着こうとするうちに、テメェだけがこの団を担いでる気になってよ」

メリビット「安心して あなたの隣にはみんながいるわ もちろん私やデクスターさんも」

メリビット「あなたがもし抱えてるものの重さに膝をつきそうになった時は、その時はみんながあなたに代わってそれを持ち上げてあげるんだから」

オルガ「だが、そんな情けない団長でいいのかよ 俺は・・・」

メリビット「何言ってるのよ あなたは確かに一団体として大きな躍進を遂げた誇るべき我々の立派な代表だわ」

メリビット「でもまだ『ガッキッ!』なの」

オルガ「うっ・・・!」


24 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 18:58:01 JZcYTvbQ
メリビット「失敗もする、加減を知らず無茶もする 頑なに意地を張って周りが見えなくなることもある まだまだ人として未熟で右も左も分からなくなったりもする」

オルガ「そんなずけずけ言うなよ・・・なんか傷ついてきたぞ・・・」

メリビット「だからこそ そんな時は、私たちを頼りなさい」

オルガ「・・・」

メリビット「みんながあなたと同じ先を見てるわ 一人や二人では無理でもここには力強い人間がたくさんいるんだから」

メリビット「信じなさい 私たちの力を」

オルガ「・・・ヘッ やっぱり頼もしいな この鉄華団ってやつは・・・!」

デクスター「(うん、一件落着ですかな)」


25 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:01:47 /I0yWkSw
姉さん女房良いゾ〜コレ


26 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:14:20 JZcYTvbQ
オルガ「ふぅ、なんか 色々と溜まってたもんを一気に吐き出しちまったら体中の力が抜けちまったよ」

オルガ「相当疲れてたんだな、俺は」

メリビット「あら、ようやく素直になられたようで」

オルガ「伊達に年を重ねてちゃない方々のお言葉が よーく身に染みたものでね」

メリビット「こちらこそ 世のお母さま方が意地っ張りなお子様をあやすのにいかに苦労しているのか、今はっきりと実感できたところよ」

オルガ「まったく・・・ハハッ」

メリビット「(やっと気楽に笑ってくれたわね オルガ・・・)」


27 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:25:44 JZcYTvbQ
デクスター「コホン さてさて、ようやく団長の肩の力も抜けたことですし」

オルガ「?」

デクスター「どうですかな?この後先程お話しした農園へのお散歩など?」

オルガ「あー、そんな話してたな すっかり忘れてた」

メリビット「こいつ・・・」

オルガ「ん?」

メリビット「あ・・!いやっ、なんでも・・・」


28 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:32:47 JZcYTvbQ
オルガ「まぁせっかくだ サクラちゃんの所だったら何も気にせず落ち着けるしな」

オルガ「よしっ!今日はここで仕事は切り上げだ!」

メリビット デクスター「「お疲れ様です!」」

オルガ「さて、早々に着替えるとするか スーツはどうも窮屈でなぁ・・・」

メリビット デクスター「「・・・」」


29 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:33:19 JZcYTvbQ
デクスター「(さぁメリビットさん、これまでにないチャンスです ここで団長に『私も一緒に連れてって』と声をかけるのです」

メリビット「(分かってるわ・・・分かってるのよ・・・でもいざ声をかけようとすると)」

デクスター「(そんな!?団長は一度こうと決めたらサッサと行動してしまうのですよ!?躊躇っている余裕はないのです)」

メリビット「(でも・・・やっぱり恥ずかしい///)」

デクスター「(ちょっ!?ここまできてそんな乙女にならないでくださいよ!いい年なんですよ!)」

メリビット「(ちょっと!年は関係ないでしょ!年は!?)」

デクスター「(前々からあなたから団長の事が気になって仕方ないと度々相談されてきましたから、だから今日のこの日までに我々で作戦を練ってきたわけではないですか!)」

デクスター「(そこで、最近明らかに疲れが隠し切れなくなってきた団長にひと時の休息を促し、それに乗じてデートまで漕ぎ着けようという目標ができた)」

デクスター「(そして決行日の今日、ここまで紆余曲折あったもののうまい流れがこちらにきた)」

デクスター「(ここで決めずにいつ決めるのです!?)」

メリビット「(そうね・・・そうだわ!ここで団長を誘って)」チラ


30 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:35:52 JZcYTvbQ
メリビット「(あっダメっやっぱ無理)」

デクスター「(もーーーーーーーっ!!なんでぇ!)」

メリビット「(だってさっきの仲間のために云々で熱く語ってた団長の顔思い出したら、凛々しくてカッコよくて///)」

デクスター「そんな。@「l!!?・・・」

メリビット「それに自分が情けないんじゃないかと俯いて悲しげにしてる表情も愛らしかったし、とどめには気の抜けた瞬間のあの屈託のない優しさに満ちた笑顔!もうハートにキュンキュンときちゃって///」

メリビット「あぁーカワイイ・・・ なんて愛おしいのオルガったら///もうまともにそのラブリーフェイスは見れないわ///


デクスター「」


31 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:43:43 nD.7iu2M
デクスターさんがそのうち吐血しそう


32 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:48:06 OtWN0uow
たまに不穏なセリフが見られますね…


33 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:48:34 JZcYTvbQ
デクスター「帰ります」

メリビット「えっ!ちょっと待っ・・・」

デクスター「明日も早朝から溜まった改修機体の予算整理がありますので では」

メリビット「そんな薄情な・・・!?」

デクスター「それでは後はお一人で頑張ってくださいね 作戦名『オルガの溜まった疲れもふっ飛ばして、ついでに彼のハートもレンチメイスでフルスイングしちゃうぞっ☆オペレーション』」

メリビット「おいそれ酒の席でつい盛り上がりすぎて出ちまったやつだろうが 掘り返すな拉致雇用メガネ」

デクスター「お先に 失礼します」

メリビット「あーーーーんもうっ!待ってよーーーー!」


34 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 19:55:55 JZcYTvbQ
メリビット「・・・」

メリビット「どうすればいいんだ・・・」

メリビット「恥ずかしくてもう彼の顔もまともに見れなそうだし・・・話しかけるなんてもっと無理・・・」

メリビット「フフッ・・・そうよメリビット・・・私はこのまま、女の勝負に敗北したウーマンデブリとして宇宙をさまようんだわ・・・」

メリビット「情けないったりゃありゃしない いっそこの四肢をもいでモビルスーツとなりたい気分に・・・」

オルガ「おーい、メリビットさーん」

メリビット「!!?」


35 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 20:04:18 JZcYTvbQ
オルガ「あん?なんだデクスターさんいねぇじゃねぇか?」

メリビット「あっ・・デクスターさんなら明日も早いということで先に・・・」ドキドキ

メリビット「どうしよう・・・やっぱりまともに顔も見れない・・・」カァ

オルガ「んだよっ、自分から散歩に誘っといてよー」

メリビット「えっ?」

オルガ「『えっ?』てあれだろ?あんたらが最近参っちまってる俺の子と気遣ってくれて色々と策を考えてくれたわけなんだろ」

メリビット「!?そっそれって!?(まさか!?)」

オルガ「更衣室であんたらの大声が聞こえたんだよ なんだ?「オルガの・・・疲れを・・レンチメイスでフルスイングなんたら」」

メリビット「(あぁ・・・よかった全部聞こえてなかったのね・・・)」ッホ


36 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 20:12:24 JZcYTvbQ
オルガ「ずいぶん物騒な作戦名なもんだぜ・・・」

メリビット「まぁ・・・えぇ・・・」

オルガ「じゃあ行くか、メリビットさん」

メリビット「・・・っえ?」

オルガ「何って散歩だろ?今日の事はみんなで気晴らしするって目的もあるんじゃないのか?」

オルガ「デクスターさんもあの場所気に入ってたみてぇだし、たまには仲間内で一緒に行きたかったんだろ?」

メリビット「(勘違いしてる・・・ あぁ・・・こんな形でデクスターさんの恩恵にあずかるとは・・・)」

メリビット「明日謝らなきゃ・・・」

オルガ「おい何してんだ?早くいくぞ?」

メリビット「・・・えっ?・・・えぇ・・・」


「フフッ」


メリビット「待ちなさいよ!団長ぉ!」



休息のデスクワークス 完


37 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 20:15:51 cty15.xE
良いSSしてますねぇ(何でも鑑定団並みの感想)


38 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 20:19:22 JZcYTvbQ
農場から帰宅後



オルガ「・・・ふぅ、なかなか良いもんだったな たまの散歩も」

オルガ「やっぱ外で気晴らしすることは大事なんだな」


オルガ「さて・・・」


オルガ「彼岸島の続きでも読むか」


オルガ「・・・」ペラペラ

オルガ「(蒔苗のじじいに薦められて読み始めたが・・・)」

オルガ「(普通に面白れぇんだよな これ)」

オルガ「(すっかりハマっちまっていつからかこれくらいしか気晴らしがなかったのはさすがに異常だったが・・・)」

オルガ「(明日デクスターさんにも礼を言いつつ薦めてみるか)」



鉄血の彼岸華 完


39 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 20:34:20 Z.iQMtTE
火星にまでその名を轟かせる先生ェはやっぱりすげェ!


40 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 20:39:14 nD.7iu2M
紙が貴重な世界で紙媒体のまま人々に読まれるとかマジでハンパねェな


41 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 21:46:43 OtWN0uow
ちょっと待って?
肝心のデート部分が入ってないやん!


42 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 22:12:19 ZooOuAvE
ウソつけだいじっこを彷彿とさせるセリフもポロっとこぼしてたし彼岸島の他になんJかNANじぇいも息抜きに見てるゾ(偏見)


43 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/04(火) 23:20:40 GyZEW5UU
ああ気持ちええ…メリオルのおかげで久々に射精できそうじゃ…


44 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/05(水) 01:15:33 XE0xrLO.
>>42
オルガがNaNじぇい見てたらスレでの自分の扱いに絶句して
それを見かねた三日月がAILEくんを殺しに来るんだよなぁ…


45 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/25(火) 22:42:56 ZQAbISkQ
オルガ「ぬわあああああああああああ!まったく疲れたぜもおおおう…!」

オルガ「まったく辞めたくなるな事務無作業ォ…」

メリビット「お疲れ様です団長」

オルガ「なぁメリビットさん 俺は今まで何時間働いてた?」

メリビット「全てのラインの資金運用、人事配備、交渉における面談時間、そしてさきの夜明けの地平線団討伐、団長ザンドバルロイター捕獲における総指揮、その他諸々の作業を含め合計しますと…」

メリビット「114時間51分4秒になります」

オルガ「あっ・・・そっかぁ 休みてぇなぁ…」

メリビット「当たり前ですっ!こんなの異常ですよ!異常!」

メリビット「こんな休憩も就寝もせずに抜かずの約五日の業務!本来いち人間がやるべき仕事ではありません!」

オルガ「つっても俺はこうやって今団長として作業をこなしてきたゾ」

オルガ「改めて考えるとすげぇな、って思うわ。俺はやっぱ」

メリビット「はぁ・・・ 再三私たちが団長に休息を促しても『大丈夫だって へーきへーき!』なんて意地張ってこんな無茶をして…」

オルガ「苦しい時も悲しい時も笑っちゃえば、プラスになりますからなぁ」


46 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/25(火) 23:07:02 ZQAbISkQ
メリビット「…もういいです 団長にはこれより6時間の休息を言い渡します」

オルガ「ファッ!?」

オルガ「だがしかし・・・!」

メリビット「抵抗しても無駄ですよ」

メリビット「既にユージンさんにシノさん、昭弘さんに話をつけて、なおも業務を続行する様であれば力ずくでも取り押さえて休ませて下さいと頼んでおきましたので」

(部屋の扉が開くマルバ)

ユージン「よー、オルガ さすがに最近のお前はやりすぎだって…」

シノ「待ち伏せするような真似してわりぃが、お前にはしばらく部屋で大人しくしてもらうぜ」

昭弘「最近のオルガは話し方もなんだかおかしな所が目立つしな よっぽど疲れているんだろう…」

昭弘「頼むからここは皆の言う事を聞いてくれよ、な?」

オルガ「馬鹿野郎お前ら!俺は休まねぇぞお前ら!(慢心)」

シノ「オルガを取り押さえろてめぇら!」ガバッ

オルガ「やめろぉ!(本音)ナイスゥ!(本音)」


47 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/25(火) 23:12:15 9roZGx4Y
何やってんだあいつら……


48 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/25(火) 23:34:15 ZQAbISkQ
オルガ「お前らジールシファーだからなお前(前作)」ジタバタ

ユージン「いよいよこいつの言うことが分からなくなってきたな…」

昭弘「無理もないだろ 五日も寝ずに無茶をやり通したんだ こうもイカレちまったって仕方ない」

シノ「あーーっ!こんな時に三日月がいりゃこの情けねぇオルガをビシッと締めてくれるのによぉ!」

ユージン「あいつは今格納庫でぐっすりだ ただでさえリスク背負ってる上に戦闘続きなこの状況で無理矢理起こすわけにもいかないだろ」

昭弘「とにかくオルガを部屋に閉じ込めれば事は済む 」

シノ「ったく… おうっ!いい加減暴れんなオルガ!」

オルガ「「暴れんなよ…暴れんなよ…」 」

シノ「てめぇの事だコラッ!」


49 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/25(火) 23:39:40 9s5dMdnI
http://www.cityheaven.net/fukuoka/A4001/A400101/aromaspa_fukuoka/A6GirlDetailProfile/?girlId=14651874&of=y


50 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/26(水) 00:12:54 nLNrfldw
オルガ「シュバルゴ!」(部屋にブチ込むマルバ)

シノ「ふぅ…ようやくオルガを部屋に閉じ込められたぜ…」

ユージン「なぁ、この場合の手間賃は誰に請求すればいいんだ?」

昭弘「それよりオルガの介護費用を心配したほうが良さそうじゃないか…?」

ユージン「大袈裟だ あいつも少し落ち着かせりゃ頭も戻ってくる」

シノ「はぁ…、もうこりごりだわ… あんなオルガの姿見たくなかったぜ…」

ユージン「言いたいことは分かるが、オルガだってこの鉄華団の面張るために今まで今まで慣れねぇ仕事も手に持って動かしてきたんだ」

ユージン「止まれねぇあいつの性格を知ってたっつーのにそのまま走らせ続けちまった俺にも責任はある… 副団長の俺がもっとオルガの事ちゃんと気に掛けててやれば…」

ユージン「つーかあいつがあんなんになっちまったらこれから鉄華団は機能しねぇじゃねぇか・・・」

昭弘「おいユージン、そんな思いつめる事は・・・」

シノ「…」


51 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/26(水) 00:20:11 nLNrfldw
シノ「…はぁあああああ!!マジに疲れたわ!おいユージン!なんか奢れ!」

シノ「おいユージン!なんか奢れ!」

ユージン「なっ!?てめぇ!こんな時に!?」

シノ「おっ!これから降りる星ってお前が男になった店がある所じゃねぇか!?」

ユージン「はぁ!?」

シノ「んじゃあの店の奢りよろしく!」

ユージン「ざけんな!」

シノ「んだよー、おめぇ副団長って偉い立場になったからにはたんまり金もらってんだろぉ?」

ユージン「なッ…!?まぁ、それなりな額は貰ってるが…」

シノ「じゃあその重役らしい羽振りのよさを見せてくださいよぉ 副団長ぉー 鉄華団でも数々の優秀の美を飾った立役者だろぉ?」

シノ「なぁ頼むよぉ ふ・く・だ・ん・ちょ♪」

ユージン「きっ…!あぁ分かったよ!じゃあらしいトコ見せてやるよ!」

ユージン「乳でもケツでもデケェ女なんでも抱きやがれ!」

シノ「やったぜ!」

昭弘「(まったく、こいつらは)」ハハッ


52 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/26(水) 02:31:07 nLNrfldw
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オルガ「クッソ!なんなんだよあいつら!俺を病人みたいに扱いやがって!」

オルガ「腑に落ちないぜ…ちくしょう!」

オルガ「まあいい… 俺にはこれがある…」

オルガ「俺にはこれがあったからここまでろくに寝ずに休まずにやってこれたんだ…」


バッ!(オルガが増殖するマルバ)


おるがん「あったよミカの活躍集が!」


おるがん「でかした!」


おるがん「このデータ超助かる!」


おるがん「こんなこともあろうかとミカの活躍だけは編集していたんだ 最高のミカMADを作ってやるよ」


おるがん「なんて神々しいんだ…」


おるがん「こいつはオルガ 役職は団長 見ての通り無類のミカマイスターだ」


おるがん「俺はミカのすげぇ所が楽しみでしょうがねェんだよ。企業拡大すれば苦労続きの毎日だ。こんな辛ぇ日々はねェよ」


おるがん「ミカMADが来たら事務作業などひとひねりだ 瞬殺してくださる」


おるがん「ああ気持ちええ…ミカが活躍するおかげで久々に射精できそうじゃ」


おるがん「カリスマ以外うけつけねェぞ」


おるがん「それなら俺はクリスティー式サスペンションに情熱を全て叩き込むぜ!!」←すげえでかい爆音上映。


おるがん「うおーーっ!」


おるがん「凄ェ!流石ミカァ!」


おるがん「ガハハハハ」


おるがん「ちくしょう駆逐艦はなんて可愛い子なの」


おるがん「みんなレベル99になったな!!行くぞォ!」


おるがん「(書類一式の受理)よろしく」


霜月「ざけんな(ドミネーターを撃つマルバ)」ドォン ドォン


おるがん「嫌アアアア」


おるがん「そんなっ!!書類一式が割れたっ!!」


おるがん「霜月め来やがったな!!二期っぱらからふざけやがって!! 」


霜月「(すげぇよ認定)よろしく」


おるがん「ざけんな」


おるがん「霜月!!ミカの失敗作!!醜くて臭くて今まで会った中で一番醜悪なミカだ!!


おるがん「あんまり霜月のことを悪く言わないでくれないか?アイツは仲間の監視官からも嫌われてる可哀想な奴なんだ


夜空「やめんか これには訳があるんじゃ」


おるがん「なんてこった!? 史上最低のコンビだ」


おるがん「てめェ変態ぼっち! ちょっとオナったくらいで許せるかバカ野郎」


おるがん「なんだコイツは人がミカってる途中に 殺れ(スッ」


おるがん「死ねミカァ!!」ザンッ


霜月&夜空「」


おるがん「怖いかミカよ!! 己の非力を嘆くがいい!! 」


三日月オーガス「ヌッ」


おるがん「ウアアアァァ アア アアァ」


おるがん「嫌アアアア」


おるがん「ミカだ・・・ クソちゅよい・・・」


三日月「なに、これ?」


おるがん「やめんか これには訳があるんじゃ」


三日月「これはなに?」


おるがん「やばいよオルガ 瞬殺されちゃう!」


おるがん「騒ぐな!!殺されるぞ!! ミカニーに触れて怒らない三日月なんていないだろ!!」


三日月「教えてくれよオルガ」


三日月「ここが俺たちの場所なの?」


おるがん「やめんかこれには訳が…!」


三日月「…」パンパンパン


(ミカMAD集が砕けるマルバ)


おるがん「ガアアアアアア ガアアアアアア」


三日月「まあいっか どうせこいつは壊れていいデータだから」


おるがん「そんな… そんっ」


三日月「還るよ、オルガ みんな心配してる」


オルガ「いやミカ ミカニーはそんな嫌なものじゃないぞ 俺の癒s…」


三日月「は?」←すげぇ怖い目線


オルガ「」




ご臨終
鉄華団の団長の現実逃避人格・おるがん、死去(享年 不詳)
死因 三日月の目による串刺し。


53 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/26(水) 02:37:12 nLNrfldw
彼岸島オルガが書きたかったのに前フリがやたら長くなっちまったからちくしょう!
オルフェンズに愛着の沸くキャラがいすぎるが悪い
みんな生き残ってくれたら幸いです オルフェンズ毎週楽しみにしてます


54 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/26(水) 03:23:41 jCULO7fw
キモ傘じゃなくてしぶりんベースの名前で草はえる


55 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/11/29(火) 23:25:25 g9mCZM76
今更ながらこれを読み返してたら
おばさんがおやっさんとこ行くのも無理ないなぁと思った


56 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/05/21(木) 08:12:08 zrRVH/fg
生き返れ...生き返れ...


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