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武内P「そろそろ身を固めたほうがいいかもしれませんね」
99
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/28(日) 23:56:44 ID:W297UhrM
武内P「…どうして?」
武内Pは動揺を何とか押し殺し、ようやくその言葉だけを絞り出した。
凛「わかるよ、だって私はあんたのアイドルで、あんたは私のプロデューサーだから」
その言葉には確かな信頼が込められていた。アイドルとプロデューサーの間の確かな絆、それが武内Pには感じられた。そのことをうれしく思いつつも、その絆を崩しかねない今の状況が武内Pを責め続ける。
凛「私も本当のことを言ったんだしプロデューサーにも本当のことを言ってほしいな」
もはや隠し立てはできない。ここから武内Pにできる足掻きはただ何もしゃべらず強引に眠りにつくことだけだ。それがベストのはずだ、そうせねばならない、武内Pはそう思いながらも…
武内P「…結婚相手を探しに来ました」
後ろにいる少女のプレッシャーに耐えきれず、自分がここに来た理由を話した。
100
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:01:23 ID:2uZDdku2
>>97
安価取んのに一生懸命頑張ってんだぞ
勘違いしたらアカンよ勘違いしたらー
101
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:02:43 ID:9c2HC3EM
凛「は?」
さすがに予想外の答えだったのか凛が素っ頓狂な声をあげる。場の緊張が少しだけほぐれた。
凛「結婚相手を探しにって…それでなんでドバイに来るわけ?」
若干呆れながら凛はその理由を聞く。結果的にさっきまでの緊張状態は解けたようだ。
武内P「自分でもわからないのですが…何せティンと来たもので」
武内Pはばつが悪そうに答える。実際なぜドバイに来ようと思ったのか、武内P自身にもよくわかっていないのだ。
凛「ふーん…そうなんだ…」
凛はそれだけを言うとしばらく黙りこくった。静寂が部屋を支配し、また緊張が駆け巡る。
102
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:07:36 ID:9c2HC3EM
凛「……結婚したいの?」
武内Pの心臓がもう一度跳ねる。
武内P「…そうですね、そろそろ身を固めようかと思っています」
そこで止めてくれるのならまだいい、その先の言葉を言わないでくれ、と武内Pは必死に念じる。なぜならその先の言葉を言われてしまったら…
凛「ねえ………私、なんてどうかな」
今の二人の関係が崩れてしまう。
103
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:21:00 ID:9c2HC3EM
武内P「渋谷さん、今自分が何を言っているか…」
凛「わかってるよ、ちゃんとわかってる」
背中から手を回して凛が抱き着いてきて、鼓動を背中越しに感じる。それは自分のものと負けず劣らずに力強く、速く感じる。
凛「ねえ聞かせて…私なんてどうかな」
もはや退路などない、武内Pは意を決して己の感情を吐き始めた。
104
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:30:40 ID:2uZDdku2
夏だから裸でも平気だけど待ちきれないよ
105
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:34:50 ID:9c2HC3EM
武内P「実をいうと私、好きと言う思いがどのようなものかよくわかっていないのです」
凛「それはどういう事?」
武内P「言葉のままです。今までの人生でそのようなことを意識したことがありませんでしたから。こんなことを言うのもなんですが、きちんと性欲はあります」
凛「性欲って…」
きっと今後ろで凛は顔を赤くしているだろうと武内Pは思った。
武内P「なのでこの思いが“好き”というものかどうかわかりません…ですが聞いてください」
凛「……」
106
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:36:09 ID:I.BhU1Dg
ノンケは見溶けよ見溶けよ〜
107
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:46:50 ID:9c2HC3EM
武内P「渋谷さん、あなたと一緒にいると心が安らぎます、もっと一緒に居たいと思います」
凛「プロデューサー…!」
武内P「ですが…私はプロデューサーであなたはアイドルです。この思いが許されるざるものだと思っています」
凛「そんなっ…」
武内P「申し訳ありません。あなたと一緒に居たいと思う気持ちも、あなたと一緒になってはならないという気持ち、どちらも私の本心です。…こんな男、結婚相手としてもプロデューサーとしても、不義なものですよね」
凛「………」
武内Pが話し終えても凛は口を開こうとせず、部屋をもう一度静寂が支配した。
武内P「…もう寝ましょう、明日も早いですしね」
武内Pはそう言い、凛と少し距離を開けて仰向けになった。
108
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:49:59 ID:9c2HC3EM
凛「ねえプロデューサー」
凛がはっきりとした声で武内Pに呼びかける。
武内P「はい、なんでしょう?」
凛「私決めたよ、プロデューサーとアイドル…そんなものがどうでもよくなるぐらいに私に夢中にさせるって。これから覚悟しててね」
凛にさっきまでの動揺は見られない。それは武内Pにとっても同様の事だった。
武内P「…はい、期待しています」
109
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:54:33 ID:9c2HC3EM
“翌日”
凛「ほらプロデューサー起きてよ、外いい天気だよ」
武内P「んっ…もう朝ですか」
凛「今日はどこに行こっか?こんな形になっちゃったけどせめて旅行は楽しまないとね」
武内P「今日どこに行くかはまだ考えていませんが…日本に帰ってすぐ行くところはもう決めてますよ」
凛「どこ?」
武内P「渋谷さんのお宅ですよ。ご両親にあわないと」
凛「えっ…それって…」
110
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:57:15 ID:s6ul.4v2
ちょっとまって!濡れ場がないやん!
111
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:58:29 ID:9c2HC3EM
武内P「ご両親に何も言わずにドバイなんかに来ましたからね。私も一緒について行ってあげますからきちんとそのことを謝ってください」
凛「もう!子ども扱いしないでったら!」
武内P「ははは、すみません。さて、帰った後の事よりも今日のことを考えないといけませんね」
凛「…ねえプロデューサー、昨日言ってたよね」
武内P「なんですか?」
凛「つぎにここに来るときは、家族と一緒に来るか、成人してからにしなさいって」
武内P「そうですね。それがどうかしましたか?」
凛「なら、私が大人になってからプロデューサーと一緒に来ればどっちも問題ないね」
終わり
112
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 00:58:37 ID:2uZDdku2
ふーん、まぁ悪くないかな
113
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 01:01:10 ID:rDAXRIco
爽やかな終わり方いいゾ〜
114
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 01:01:18 ID:9c2HC3EM
本来もう2、3人適当にやってからと思いましたがしたらばくんの調子も悪そうなのでこんな感じで終わりです
濡れ場は書けないんです…セックスだけが愛じゃないってそれ一番言われてるから(童貞並感)
115
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 01:06:47 ID:YhJnuQHI
おわりとしたらばくんの機嫌を考えるSS作者の鑑
116
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 01:13:16 ID:G1z.ysoE
>>114
(その考え)ありますあります
いいゾ〜これ
117
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 01:18:25 ID:FLj1u/tU
たまにあるしぶりんエンドホント好き。
118
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 01:23:18 ID:DRAyvD/Y
これもはやシンデレラじゃなくてオペラ座の怪人じゃねえか!
119
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/08/29(月) 01:41:14 ID:hTivvpqk
ちくしょうドバイなのにライラさんじゃないなんて…つれぇなぁ…
120
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2020/01/25(土) 00:08:21 ID:PHMsNX56
発掘age
121
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2022/05/10(火) 19:48:16 ID:24eTRrsk
https://i.imgur.com/nqBTliX.jpg
https://i.imgur.com/I85xsLv.jpg
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