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The universe fighters

1彪ちゃん:2014/03/16(日) 21:44:10 ID:A02aQ1js
The universe fighter 〜episode1〜『出会い』

「…着いたぞ。」

「うっはあ〜すげえでかいビルだな!!」

───ニューヨーク。
通称、眠らない街。地球上でも有数の世界都市であり、金融センターだ。
文化やファッション、エンターテインメント等に大きな影響を及ぼしている、国際連合本部の地だ。
そして、国際政治の中心地である。
特徴付けるならば、なんといっても高層ビルがとてつもなくでかい。
毎日、様々な人種の地球人がたくさんこの大きな都市を行き交っている。
騒々しい街だ。とでも思わせるほどの雑踏や電子音、車の音が耳を全て覆う。

「それにしても、どこかもかしこも地球人ばっかじゃねえかよ〜美人さんも多いけどなあ」

「…地球人に色目使うな。このド変態クズめ。」

そう言うと、こいつは眉を逆立てた。

「俺たち宇宙人に色目使うよりましだろーが!」

こいつこと、龍宮真次郎。
宇宙人であるが、地球に滞在する以上は地球人の名前を名乗らなければならない。
通称コードネームはS。見ての通り地球人に色目を使うただの変態クズだ。
こんな奴とこれからずっと地球の旅を満喫しなくてはならない。いや、遊びに来たわけではないがな。

「不埒な奴め…。お前、早死するぞ。」

「さすがだなアンタはよお。相変わらず人を見る目がないぜ。」

龍宮は軽蔑の眼差しを向け、哀れむような苦笑をした。

「………。とりあえず、二手に分かれて情報収集だ。行くぞ。」

険悪な雰囲気のなか、二人は別行動をとり任務にあたった。

2彪ちゃん:2014/03/16(日) 21:44:58 ID:A02aQ1js
「ったくよぉ、何で俺があんな雑魚と一緒の任務につかなきゃならねえんだ。」

新城英治。あんな雑魚が何故精鋭隊に任命されたのだろう。
技術力0。思考力0。運動神経全くもってなし。学歴最低辺。人との関わり一切なし。
育成兵士としての実力はぶっちぎりの最下位の、稀に見るどうしようもない落ちこぼれだ。
分からない。何一つ理由が思い浮かばない。

──何で俺があんな奴と…!!

「イライラさせやがって!気に食わねえぜ、あいつ!」

頭の血が昇ってくる感覚だ。
最悪だぜ、俺はお荷物の面倒を見る雑用係なんかじゃねえぞ。

「HEY!そこの兄ちゃん!どうだい?俺らと一緒に賭け事でもしてみねえかあ?」

「うるさい!今忙しいんだよ!」

「そんな固いこと言うなよお〜なあ、1回だけでいいからさぁ〜」

「今忙しいっつってんだろ!!!」

ガッチリした黒い地球人にそう吐き散らし、裏通りをさっさと抜けた。




──────────────────────────────────────────────────────

セントラルパーク。
アメリカという国の中で最も多く地球人が訪れる都市公園。
公園内は自転車での通行が禁止されており、ジョギングやスケートで賑わう人が大勢いる。
渡り鳥のオアシスにもなっているらしく、バードウォッチングも盛んだ。
絶えず止まない笑い声と人が、公園を七色で彩っていく。

「…ここも人が多いな。あんな中で話しかけるのは気が向かない。」

俺はベンチに腰掛け、景色を眺めることにした。
サッカーをする少年たちが、目の前を通り過ぎて行く。
楽しそうだ。昔の事を思い出しそうになる。
小さかった頃は、あんなにはしゃいでたのだろうか…俺は。
…分からない。

「行くぞ〜!ウルトラスペシャルシューーーーート!!」

帽子をかぶった一人の少年が、大きくボールに蹴りを入れた。
しかしそのボールはゴールへ行かず大きく外れてしまう。

「お〜い!どこ飛ばしてんだよ〜!」

「ごめんごめん!ちょっと外れちゃった!」

帽子の少年がそう叫び、小さく照れ笑いをする。

「お〜いジャック〜!悪いけど、ボール取りにいってくれないかな〜?」

「いいよ!待っててね!」

もう一人の少年ジャックは、いそいそと走りだし、
柵を飛び越え飛び出したボールを取りに行く。
ボールは道端に転がっていた。

そしてボールを拾った。

その時。

大きなクラクションが鳴り響く。

「!!、ジャック!!!」



喧騒の街に、一つの悲劇が訪れた。


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