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【アカシックレコード!】SS掲示板【世界の本棚さ】

1アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/11/09(金) 16:06:43 ID:uSeXOWv2
ここには新世界におけるキャラのSSなどを掲載してください

掲載時にSSのタイトルを添えていただけるとwikiへの保管が楽です

2maki:2012/11/09(金) 18:38:09 ID:/1BRW7QQ
どんなの書けばいいの?

3クマさん:2012/11/09(金) 19:55:15 ID:vq1Ljn7M
自分のキャラの裏設定とか過去設定とかを小説っぽく

4maki:2012/11/09(金) 19:57:23 ID:/1BRW7QQ
>>3
分かった、書いてみる

5アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/11/09(金) 20:01:14 ID:5c8iW.9E
もちろん強制ではないからねー

6maki:2012/11/09(金) 20:23:38 ID:/1BRW7QQ
てか、小説みたいにはならないかもしれないけど書いてみてもいい?

7アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/11/09(金) 21:03:24 ID:6IPsaq36
台本形式もおkです

8maki:2012/11/09(金) 21:05:14 ID:/1BRW7QQ
>>6
分かりましたできる限りやってみます

9maki:2012/11/09(金) 21:08:27 ID:/1BRW7QQ
安価ミス
>>7

10maki:2012/11/09(金) 21:35:09 ID:/1BRW7QQ
『川井知恵の研究ファイル』

はじまりはじまりー

11maki:2012/11/09(金) 21:59:11 ID:/1BRW7QQ
忘れもしない、能力が覚醒した日、あの時の私は、自分が怖くて、
泣いていた、・・・だけど私は、二人の男の子が、私を必要としてくれた、
男の子A「おまえすごいなー!!石が浮いてるぞ!!」
男の子B「これは確かに・・・・すごいですね」
少女「・・・すごくないよ・・・こんな能力・・私は・・こんな能力欲しくなかった!!」
男の子A「じゃあさ!!俺たちがお前の能力を直してやるよ!!」
少女「え・・・無理だよ・・・」
男の子B「無理かどうかは、やってみないとわかりませんよ」
男の子A「さあ来いよ!!お前の能力は俺たちが必ず消してやる!!」(手を差し伸べる
少女「・・・・信じていいの?」(差し伸べた手を掴む
男の子A「ああ!!必ずだ!必ず治してやる!!」(手を引っ張り走る
少女「あ!あの!!君たちの名前は?」
男の子A「俺たち?俺たちの名前は・・・・・




//こんな感じですか?

12maki:2012/11/09(金) 22:56:10 ID:/1BRW7QQ
>>11の続き
あれから7年、とある研究施設・・・
?「No.7、『フェイク・ヒーロー』は、現在第三治療薬を
投与中、能力が退化する反応なし、No.8、『チート・コード』、
第4治療薬を投与した結果、能力が退化し始めた、実験は今のところ、
成功中、これまでの・・・」
?2「そろそろ休んだらどうだい、神谷?」
神谷「ああ、そろそろ休むところだ、川井」
川井「あとのことは私がやっておく、No.8・・・
チー子のことは私が見ておくから休んできな」
神谷「ああ、」




//これでいいですかね?

13アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/11/09(金) 23:04:18 ID:6IPsaq36
いいとおもいますん

14maki:2012/11/09(金) 23:05:41 ID:/1BRW7QQ
>>13
ありがとうございます初めてこういうの書くので・・
このお話の意味わかりますか?

15アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/11/09(金) 23:08:11 ID:6IPsaq36
>>14
ん〜おぼろげに

16さくやはおたのしみでしたね:2012/11/09(金) 23:20:46 ID:Iu/A6zvY
>>14
興味深いですね。チート・コードでチー子か。

17maki:2012/11/09(金) 23:23:35 ID:/1BRW7QQ
>>15
では、僭越ながら、続きを書かせていただきます
>>12の続き

知恵「やあチー子、どうだい調子は?」
チー子というのは、彼女の能力名、『チート・コード』の略である

チー子「うん・・・大丈夫だよ・・・知恵姉、」
知恵「そうかい、元気そうでよかった、まだ薬には耐えられるかい?」
チー子「うん・・・耐えられると・・・思う・・」
うつむきながら言う
知恵「無理しなくていいんだよ、私達は、あんたらのためにやってるんだから」
そう言うとチー子の部屋をあとにした

18maki:2012/11/09(金) 23:35:09 ID:/1BRW7QQ
>>17の続き
廊下を歩いていると、一人の男性に合う

知恵「やあ、響灯、」
響灯「ああ、知恵か、どうだい?あいつらの世話は?」
知恵「まあ、良くも悪くも、ってところだね、あんたの方の
No.1の方はどうだい?」
響灯「こっちの方はひどいじゃじゃ馬さ・・・」
と、談話をしていた、
知恵「それにしても、この高校はすごいねぇ、軍の武器や、
異常な能力を持つ人間、そしてこの実験施設、すごい充実してるよね」
響灯「ああ、・・・そろそろNo.1の方へ行ってみるよ、あいつは
時間にルーズだから・・・・」
といい、走り去る、その光景を見て、
知恵「頑張れよ・・・『最後の砦』(ラストルーク)」

19maki:2012/11/09(金) 23:39:09 ID:/1BRW7QQ
ここでちょい休憩なにか感想があれば行ってみてください

20さくやはおたのしみでしたね:2012/11/09(金) 23:51:03 ID:Iu/A6zvY
>>19
いや、面白いです。自分がここに関わってくるとなると、ドキドキしますね。

21アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/11/09(金) 23:51:21 ID:6IPsaq36
個人的に組織の詳細が気になる

22maki:2012/11/09(金) 23:55:23 ID:/1BRW7QQ
>>18
休憩所
知恵「なあ、神谷、こいつらは、ちゃんと治るのだろうか・・・」
そう言うと、コーヒーを飲む
神谷「治すさ、あいつらと、お前のために・・・」
知恵「・・・あの時の約束を覚えてたんだ・・・」
神谷「忘れるわけねーだろ・・・」
そう言うと神谷は休憩所から出る
神谷「・・・・・好きな奴の約束だからな・・・」
そうつぶやき、休憩所から出ていく
知恵「・・・・・・私もだよ、神谷・・・」
私は今のままで幸せだった、あの事件があるまでは・・・


最悪の事件まであと3日

23maki:2012/11/09(金) 23:56:45 ID:/1BRW7QQ
>>19
評価ありがとうございます!!

24maki:2012/11/09(金) 23:57:38 ID:/1BRW7QQ
>>22それはのちのちわかります

25正義の味方の人:2012/11/10(土) 00:00:09 ID:RzshjcEg
私も、関わってるとなるとドキドキしながら読めますね…
面白いですよ

26maki:2012/11/10(土) 00:00:59 ID:/1BRW7QQ
>>25
いやー、ほんとにどうもです

27maki:2012/11/10(土) 00:16:54 ID:/1BRW7QQ
>>22
今日、響灯が、何か持ってきた
響灯「神谷!知恵!これで能力がなくなるぞ!」
神谷「本当か!だがこの機械でどうやって?」
響灯「この機械の中に入ると、自動で機械が動く、そうすると、
遺伝子分解し、・・・・・」
なんだろう?能力者が無能力者になる機械?そうか・・・これで・・
響灯「というわけで、無能力者になれるんだ!すごいだろ!!」
神谷「ああ!!そりゃすげーな!!」
響灯「で、知恵、」
知恵「?」
響灯「無能力者になるために、実験をしないといけない、
だから君のとこにいるNo.4を貸してくれないか?」
知恵「え?、神条を?」
響灯「ああ、そうだ!!」
知恵「でも・・・そういう人体実験はしちゃいけないと
禁じているし・・・」
響灯「大丈夫だ!!成功する確率は高い!!それにNo.4と、この機械
との相性がいんだ!!頼む!!」
・・・これで無能力者になれるなら・・・
知恵「分かった、ただし明日から、今日はどうしてもダメだから・・・」
響灯「分かった!!明日だな!!」
と彼は笑った、・・・その顔が嘘だとも知らずに



最悪の事件まであと2日

28maki:2012/11/10(土) 00:24:38 ID:/1BRW7QQ
ここまでで感想が聞きたいです
>>15 >>20 >>25

29正義の味方の人:2012/11/10(土) 00:26:55 ID:RzshjcEg
あんまり途切れ途切れにして感想を聞かないで、
ある程度まとめた方がいいと思いますよ

正直まださっき以外の感想あんまりないです…

30maki:2012/11/10(土) 00:28:35 ID:/1BRW7QQ
>>29
ですよねーじゃあ、一応終わりまで行きますね

31さくやはおたのしみでしたね:2012/11/10(土) 00:30:19 ID:Iu/A6zvY
>>28
その機械が全ての元凶……ですか。

32さくやはおたのしみでしたね:2012/11/10(土) 00:34:59 ID:Iu/A6zvY
>>28
その機械が全ての元凶……ですか。

33さくやはおたのしみでしたね:2012/11/10(土) 00:35:41 ID:Iu/A6zvY
>>31
>>32
大事なことなのでry・・・ミスですね

34maki:2012/11/10(土) 00:58:15 ID:/1BRW7QQ
>>27の続き
今日は、神条の能力を消す実験だ・・・響灯の機械に入る神条・・・
彼は笑っていたけど・・・心配だった・・・そして実験は始まり、
事件が起きた、神条が入った瞬間、機械は暴走し、煙が立った、
中を開けると・・・神条は・・・・いなかった
・・・・研究室
響灯「くそ!なにがいけなかったんだ!!、この実験は必ず成功するはずなのに!!」
知恵「・・・・・この実験はやっぱり無理だったんだよ・・・」
響灯「・・・・・知恵、」
知恵「?」
響灯「もう一度、実験材料を貸してくれないか?」
知恵「っ!なんでまた失敗を繰り返そうとするの!?」
響灯「あれはただの失敗なんだ!!次はうまくいくって!!」
バシッ!!と響灯の頬を叩く
知恵「犠牲の上での成功なんて・・・望んでないよ・・・・」
走り去る
響灯「知恵・・・・」



最悪の事件まであと1日

35maki:2012/11/10(土) 01:21:05 ID:/1BRW7QQ
>>34の続き

最悪の事件当日・・・・
クソッ!!クソッ!!クソッ!!
壁を殴る響灯
響灯「クソ!あんな実験材料、犠牲になってもいいだろ!!
俺はお前さえいれば何もいらない!!お前こそ全てだ!!」
と壁を殴り、あることに気づく、
響灯「この機械、分解せずにどこかへ移動したのか?」
おかしいと気づいたのは、神条の遺伝子・・・肉塊がなかったのだ
だとしたら・・・・


神谷「?No.たちがいない?」
観察に来た神谷は、探しに来ていた、
そして実験施設へ行くと、
響灯と、機械に入っている知恵がいた
神谷「・・・何してんだよ」




すいません寝落ちです
続きは明日です

36maki:2012/11/10(土) 18:20:00 ID:jm2s4cjI
>>35の続きでです途中で寝てしまい、すいません


その言葉はまるで聞こえてないかのように、知恵は、眠っている
知恵に向かってこういう
響灯「ここに今、新たなる能力が目覚める、だが、お前らは知らない
知るべきことではないのだ、今はまだ・・・・だから知恵、また会おう・・・・・
神谷「!!やめろっ!!響灯!!その装置は実験段階だ!まだ使っちゃいけない!!川井!!逃げろ!!
その言葉も虚しく、私はその機械で、この世界を去った
そして私が起きたとこは、ボロい部屋のベットの上だった、
知恵「ここは?」
?「気づいたようじゃな」
知恵「誰!」
そこにいたのは、二十代後半の、メガネをかけた、白髪の女性だった
?「おいと、失礼、わっちの名前は杉田玄白、医者じゃ」
知恵「医者?」
杉田「そうじゃ、医者じゃ」
そう言うとコーヒーを差し出した
杉田「飲め、落ち着くぞ」
知恵「ありがとうございます・・・・あの、」
杉田「ん?」
知恵「ここは、どこですか?」
杉田「ここ?ここはわっちの病院さ」




//すいませんここまでにしときます

37maki:2012/11/10(土) 19:16:21 ID:jm2s4cjI
>>36の続きだけど、やめて欲しかったらいつでも行ってください・・
知恵「病院?ここが?」
そこは、病院とは言えないほど、壁が壊れていた、
杉田「・・・・ついてきな」
そう言うと、杉田は部屋を出て、屋上へ向かった
杉田「これを見な、」
知恵「!!」
屋上から見た景色は・・・・・・・
何もなかった、建物もない、人もいない、荒廃した世界だ・・・
知恵「なんで!」
杉田「・・・・見たところ、あんたはこの世界の住人じゃないね」
知恵「世界の住人!?わからないよ!目覚めたら・・・ここに・・・」
杉田「・・・訳を聞かせてもらおうかの」
知恵はここまでのことを杉田に話した



※ちょい休憩です

38maki:2012/11/12(月) 19:03:00 ID:jm2s4cjI
ここだ途中だが、新章『9人の職業団編』始めます

39maki:2012/11/12(月) 23:44:37 ID:jm2s4cjI
       〜プロローグ〜
雲一つない晴れの日、廃墟のビルの屋上、一人寝そべった少年は言う
少年「・・・嫌な天気だね♪」
少女A「・・・そう言う割には、最後に音符が付いてるよ」
その横で座っている少女はそう言った、
少年「そういう性分さ♪仕方ない♪それに僕がこういう性格だということは、知っているだろ♪
ミヨシ♪」
ミヨシと呼ばれた少女は、無表情で
ミヨシ「うるさい、黙って、モガミ」
と、冷たい言葉を放つ
モガミ「・・・・・・・♪」
ミヨシの放った言葉を受け流すように、無言になる
これが、通常の日常だった・・・・・
ミヨシ「・・・ねえ、モガミ・・・」
モガミ「ん♪なんだい♪」
ミヨシ「・・・・モガミは、人を殺すことができる?」
モガミ「・・・・それは、言葉の通りかい♪」
ミヨシ「うん」
モガミは、少し考える素振りをし、言う、
モガミ「もちろん♪殺せるよ♪」
満面の笑みで殺すという言葉を使う、
モガミ「僕たちは人とは違うんだ♪人を超えた存在だからね♪」
そして立つと、空を向いて
モガミ「僕たちは、文人(モジン)なんだから♪」
       〜エピローグ終〜






こんなんでいいですかね?
ダメだったらやめます・・・・・

40正義の味方の人:2012/11/12(月) 23:56:27 ID:RzshjcEg
プロローグ?エピローグ?
後、いつも誰かが見てるわけじゃないですから

あんまり人に聞かない方がいいと思いますよ

41maki:2012/11/12(月) 23:58:23 ID:jm2s4cjI
>>40
あっ間違えた、
指摘してくれてすいません

42maki:2012/11/15(木) 22:40:54 ID:DI8lnEb2
第一章『大切なものほど脆いものはない(キノグチ)いや、誰だよ!!(ツガル)』

ツガル「ニートで悪いか」
部屋の中でつぶやく
ツガル「高校中退して半年も部屋に閉じこもって悪いか!!」
と言う
ツガル「一人の人間がニートになってわるいかぁあああああああ!!」
姉「うるせぇえええ!!近所迷惑だぁあああああ!」
バシン
ツガル「実の弟に少年誌で殴るのはないんじゃない!?」
姉「うるせぇええええ!高校いかないんだったら働けぇえええええ!」
ツバル「働ける場所があるんだったら働いとるわボケェエエええええ!!」
姉「近所迷惑だろーがぁああ!!」
ツバル「オメーがな!」

43maki:2012/11/15(木) 23:04:51 ID:DI8lnEb2
〜コンビニ前〜
ツガル「いてて・・・ったく、あのバカ姉が、叩いたらハゲるだろーが、あれ?ハゲてない?」
コンビニで買ってきた牛乳を飲む
ツガル「あー、カルシウムは俺の心を癒してくれるわー、」
モブ女「きゃー、ひったくりよー!」
ひったくり「どけー!このナイフでころすぞ!」
ドンッ
ツバル「あぁあああああ!!俺の牛乳がぁああああああああああ!!まてぇええええ!!」ひったくり犯を掴む
ひったくり「話せ!!死にてーの(ツバル「死ぬのはてめーだぁあああああ!!」
バッァン
ツガル「カルシウムの恨みを思い知ったか・・・、そこのネーチャン、ほら」
バックを返す
モブ女「ありがとうございます!!」
ツガル「いいってことよ、・・・また牛乳を買わねーとな・・・」

〜ビルの屋上〜
???「・・・・面白いやつ♪

44maki:2012/11/16(金) 17:18:15 ID:3h236sJQ
〜コンビニ前〜
ツガル「あー・・・まさか売り切れとか・・・ねーだろ、他の店行くのもメンドクセーし、どうするか・・」

???「ねぇ、そこの君♪」

ツガル「やっぱ、バカ姉の原チャリ借りて遠くへ行くべきか・・・」

???「ねえ♪、聞いてる?」

ツガル「いや、でもなんか俺のプライドっていうか、ハートが許さないね、うん」

???「もしもーし?聞こえ(ツガル「うるせぇえええええええええ!独り言に口を出すんじゃねぇえええええ!!」

???「ええ!?」

ツガル「そもそも誰だてめぇええええ!カルシウム切れてイライラしてんだぁああああああいねぇえええええええ!!」

???「カルシウム!?あげるから話を聞いて!?」

ツガル「聞いてやろう」キリッ

45とあるロールプレイヤー:2012/11/16(金) 17:46:22 ID:OS8mCe0M
投下中にすみません。ちょっと提案です

作品を投下するなら、完成してから一気にした方が良いと思うのですが、どうでしょう?

細切れに投下してしまうと、他の方が投下しにくいでしょうし

それに途中で関係のないレスが入ると、話の前後の繋がりがわかりづらくなってしまうので

46maki:2012/11/16(金) 20:56:23 ID:3h236sJQ
〜喫茶店ミヨシ〜

ツガル「あ〜これだわ〜、カルシウムが俺の心を癒してくれるわ〜」

???「それはよかった♪・・・話をするけどね♪君、僕らの仲間にな(ツガル「遠慮します」

???「早いよ!?断るの早すぎるよ!?」

ツガル「あめーよ、ドラ○エで最初の時にスライムに攻撃されたとき、すぐ薬草使うくらい早いんだよ」

???「まって!?意味がわからない!?なんでドラ○エで例るの!?」

ツガル「名前も知らねえ奴と仲間になるんだったら馬車に乗ってる主人公と一緒に旅したほうがマシだわ、じゃあな」

???「待ってくれぇえええ!名乗るから!名乗るからキメラのつばさだけは使わないでェエエえええええ!!」袖を掴む

ツガル「じゃあさっさと名乗れよ・・・・」

モガミ「モガミです!!最上清正(もがみきよまさ)です!!話を聞いてくださいぃいいいいいい!!」

ツガル「ほう、モガミというのか、悪いが、お前の話を聞く義理はない」

モガミ「ミヨシ店長ぉおおおおおお!!!牛乳おかわりぃいいいいいいい!!!」

ツガル「用件を聞こう」キリッ


ツガル「・・・・なるほど、クリリンは、ドラゴン○ールだったのか、どうりで頭に六星龍があるわけだ・・・」

モガミ「いや、何を聞いてたんですか!?違いますよ!僕は人間じゃなくて神に作られた存在、『文人』なんですよ!」

ツガル「そんなこと言われてもねぇ、どうせ嘘なんだろ?七ヶ月遅れのエイプリルフールなんだろ?えぇ!?」

モガミ「・・・・わかった♪そこまで言うなら見してあげるよ♪神に与えられた力、『神の文字』を!!ミヨシ、ビール瓶3本頂戴♪」

ツガル「この瓶を使って何するんだよ?」

モガミ「その瓶を僕に投・・(シュッ、ツガル「これでいいのか?」

モガミ「早いよ!、投げるのの早すぎるよ!!・・・・でもまあ、もうビール瓶を避けるのを『極』めたから、投げても絶対当たらないよ?」

ツガル「・・・・・そら!!」

モガミ「♪当たらないよ♪」避ける

ツガル「・・・・これだけじゃあ、お前の力がわからん」

モガミ「店長、あれを♪」

ミヨシ「これで、打つ」機関銃をモガミに向けるそんで、打つ、ダダダァンと、耳障りな音がした、そしてモガミは、弾を全て避けた


ツガル「おぉ、・・・・・・てっなんで喫茶店に機関銃なんてあんだよ!!」

その声だけが、喫茶店に響いた、

これが、あいつらとの始まり

これが、人間をやめた日でもあった

第一章完

※一応終了させました>>45これから気お付けます

47maki:2012/11/16(金) 21:23:00 ID:3h236sJQ
次回予告
ツガル「なにこれ?なんのコーナーだよ?」

モガミ「まあ、いいじゃないか♪これから続くんだし♪」

ツガル「そんなもんかねぇ?えー、次回、
『試験ほど悩むものはない』」

モガミ「よろしく〜♪」

48赤髪髭面 ◆0HlAobfrD.:2012/11/17(土) 14:35:39 ID:A9qEocr2
この文章には地の文が含まれておりません
こういった文章も練習の一環かな、などと思いつつ書きたいと


【髭面とアナスタシアによる茶番と寸劇、シニフィは見た。二人の禁断の関係】

「……お兄様、こんな薄暗い所で……あぁっ」
「うるせぇぞアナスタシア、変な声出すんじゃねぇ」
「で、でも……お兄様が我慢できないって……らめぇでふぅっ!」
「この女マジにうるさいですねぇ……」
「……ッ……カスは黙ってなさいよ……あぁっお兄様の熱いのがッ……」
「あぁ、悪い跳ねちまったな……」
「しかしこんな暗くて狭いビルでしゃぶしゃぶとは……まぁ久しぶりに肉が食えてイイですけど」
「そういえばシニフィとアナスタシアは初めてじゃねぇの?」
「は?先輩だって初めてじゃないんですか?」
「……あぁ、そうだったな……」
「……」
「お兄様ぁ……激し過ぎまふぅ……」

「とまぁ、何か大分前にこんな事があった気がするんですが……先輩、そんな事よりアナスタシアさんがいるんです?」
「あー、何か薬代が馬鹿にならんとかで家から追い出されてここまで来たらしい……昨日傭協から連絡があってな……」
「そういえば先輩がいないと発作で死ぬんでしたね。アナスタシアさん、どうか宜しくお願いしますね」
「死ねや。お兄様、このポン酢とやらで食べると美味しいらしいですよ。しゃぶしゃぶ、っと。ほら、あーん」
「あーん……おい、これポン酢じゃなくて四ツ谷サイダーレモン味じゃね?薄暗くて気づかなかったが……」
「そ、そんな!私がそんな失態を……!すみませんお兄様!大丈夫ですか!?もしよければ私の唾液で洗浄を……!」
「……何やってんですか──ブホォッ!ちょ、誰ですか!自分の四ツ谷サイダーとポン酢入れ替えた人間!!」
「うわ、くっさ……ポン酢臭いわこの糞野郎。糞野郎は普通糞臭いものでしょ?糞が、野垂れ死んどけや」
「お前、人によって態度変えんのやめろよ、な?」
「まぁイイですよ。それより自分の四ツ谷サイダー、返してください」
「わかりましたわ、はい、シニフィエさん」
「兄に言われたからこいつ急に……ありがとうございます。ん、なんかこれ薬物臭い……なんか意識が朦朧と……うぅ、眠……」
「お兄様、邪魔者は死にました。さぁお楽しみタイムですよ」
「シニフィィィイイ……!!起きてくれぇえ……!」
「冗談はさて置き、お兄様。お父様が「はやく家に帰ってこないと跡継ぎがペットの犬しか居なくなる。だから早く帰って来てくれ」って仰ってましたよ」
「あー、暫くは帰れねぇんだよなぁ。シニフィの妹探ししてるし、猟奇殺人の犯人探しも」
「はぁ……猟奇殺人なんてまた懐かしいですね。」
「お前は気を負わない性格で良いな」
「お兄様が気にし過ぎなんです。私はお兄様だけで十分ですので」
「んー、お前は隠すからいけないんだ。……まぁ、俺の勝手にさせてくれ」

49赤髪髭面 ◆0HlAobfrD.:2012/11/17(土) 14:36:13 ID:A9qEocr2

「……そうです、か。お父様にはそう伝えておきます。しゃぶしゃぶ、冷めちゃいます。食べましょう」
「シニフィが起きるまで待たないか?久しぶりの肉だし流石に可哀想だろ」
「え?シニフィエさんは起きませんよ?──とぉっ」
「ぬぉ!何すんだよ!押し倒すな!鍋が!鍋が溢れる!」
「シニフィエさんに投与したのは致死量の睡眠薬……ふふ、前々から消したいと思ってましたので、変わりませんよ」
「お前実行するのと言うだけのでは大分違ってくるからな?ほら、どけよ」
「どきません、ほら身体は正直ですよ顔が火照って」
「そりゃぁ、こんな狭い空間でしゃぶしゃぶだからな!つかお前見えてんじゃねぇか!ポン酢のくだりはワザとか!」
「そりゃそうですよ、お兄様には悪い事をしましたが、シニフィエさんの肝臓を潰す為ですので」
「……──うぅ、一体誰が何の為に……」
「せいっ」
「シニフィィィイイ!!お前、首は駄目だろ!って首を鎖で縛るな!!顔が段々青白くなってんぞ!」
「まさか起きるとは……流石の私も驚きましたよ。お父様で実験した時は1ヶ月は寝てたのに」
「なんだこの外道!シニフィ、シニフィ!!うわぁ痙攣してる!!なんかもう俺股間辺り濡れてきたよ!死にたくねえぇ……うっ、うっ」
「お兄様、泣かないでくださいまし。ほら、四ツ谷サイダーですよ」
「それ薬入ってんだろ!ガチで寝てる間はやめろ!」
「はぁ……分かりましたよ。ほら、シニフィさん起きないと殺しますよ」
「自分は一体……先輩、コンロ消さないとヤバイです」
「あぁ、悪い悪い。大丈夫か?シニフィ」
「大丈夫です……ちょっと脳内御花畑になりかけましたが……ていうかこの一連の流れデジャヴュなんですよね」
「あー、あんときのか。時代は流れても、歴史は繰り返す、だな」
「しゃぶしゃぶ、っと。お兄様、あーん」
「──歴史は繰り返す、ですね」

/正直すまないと思っている

50フロスト・ユリアス・シェパード:2012/11/17(土) 15:03:41 ID:ILTTvoSY
……こわいw

51maki:2012/11/19(月) 12:01:01 ID:3h236sJQ
ツガル「なんで俺がサブタイトルコール!?」

モガミ「さあ?君が主人公だからじゃないかな♪」

ツガル「俺はメンドクセーことはしたくねーんだよ!」

ミヨシ「・・・・・」牛乳をツガルに渡す

ツガル「第二章『試験ほど悩むものはない』始まるぞ」キリッ

52maki:2012/11/19(月) 20:27:11 ID:3h236sJQ
どうも、ツガルです、この度俺は、謎の少年、モガミとともに
喫茶店へ行き、話を聞いたところ、彼は謎の神種種族『文人』
だとのことです、そして、なんと、モガミたちの仲間になれとか・・・
メンドクセーんだよなぁ・・・正直、だがしかし、ここで断らないのが俺!
決して店長のミヨシさんにお願いされたわけじゃないからね!?
そして現在俺は・・・・


ツガル「うぉおおおおおおおおおおお!!ちょっ!おまっ!ひぎっ!」

少女「あははははははははは!!待ってよ!お兄ちゃん!!」

・・・・俺は謎の少女に追いかけられていた・・・

――数時間前
モガミ「というわけで入ってください♪」

ツガル「うん、やだ」

モガミ「どぉおおおおしてですかぁ!!」

ツガル「あのなぁ、おま・・・見ず知らずの少年に「仲間になって!!」と言って仲間になりますかぁ?」

モガミ「・・・なりませんね」

ツガル「そういうこった、じゃあな」

そう言って帰ろうとすると、少女・・・・ミヨシが服をつかみ

ミヨシ「この世界が終わってもいいの?」

ツガル「・・・・・どう言う意味?」

ミヨシ「私たち『文人』は、過去の戦国武将の生まれ変わりなの同じ苗字で生まれ過去の記憶を所有する、そして今年
武将たちが戦をするの、下手をすれば、世界は巻き込まれ、『文人』以外の生物は消滅してしまうの、」

ツガル「で、なんで俺なんだ?」

ミヨシ「それは多分、あなたは武将「津軽為信」の記憶を所有しているかもしれないから・・・」

ツガル「記憶・・・ねえ・・・・あるよ、だけど、俺が覚えているのは、ヒゲを触っていただけだがな・・」

そういい、顎を触る

ミヨシ「だからお願い、力を貸して・・・」


ツガル「・・・・別にいいけどよぉ、だけど俺は『文人』てゆーのじゃないぜ?どうすんだ?」

ミヨシ「そこは心配いらない、モガミ、奥に連れて行って」

モガミ「・・・・・あいあいさー♪」

53maki:2012/11/19(月) 22:47:20 ID:3h236sJQ
――喫茶店の奥にある施設――

ツガル「・・・へえ、こんなところに施設がねぇ・・・、で、どうすんの?
こんなところで、どーやったらその『文人』になれんの?」

その瞬間、ツガルが入ってきたドアが締まる、

ツガル「え・・・ちょっ!!どういうことだこらぁ!!」

モガミ「ごめんねー♪そう簡単に『文人』になれると思ったら大間違いなんだ♪」

そう言うと施設の中央を指差す

モガミ「『文人』になりたかったら、あそこにいる少女を倒してね♪」

よく見ると少女がいた・・・・・制服に血を媚らせて

少女「こんにちは!!私アリア!!今、血が欲しいの!!」

そう言うと、少女は、こちらに来て、包丁で
切りつける!

ツガル「ちょッ!!モガミ!!どういうことだ!!」

モガミ「試験だよ」

今までとは違う声色で言う

モガミ「君がどこまで『文人』と戦えるか、試験してるんだよ」

ツガル「いや・・・無理だろ!!」

モガミ「試験に失敗したら、アリアに八つ裂きにされるから」

ツガル「・・・まじか」

そう言うと、アリアと距離を取る

アリア「よろしくね!!お兄ちゃん!!」

ツガル「こんなアグレッシブな妹、いらねぇよ」


――第二話『試験ほど悩むものはない』終

54maki:2012/11/19(月) 22:58:53 ID:3h236sJQ
次回予行
アリア「こんにちは!!私、アリア!!今、次回予告をしてるの!!」

ツガル「そう言いながら包丁を俺に向けるな!!」

アリア「お兄ちゃん!!血をちょーだい!!」

ツガル「うわ!!来んな!!次回!『ヤンでも妹病んだなツガル』お楽しみに!!」

55名前は伏せさせて頂きます:2012/11/19(月) 23:12:15 ID:1eVAIAog
ヤンデレ彼女……
ありかもな

56maki:2012/11/20(火) 15:56:23 ID:3h236sJQ
モガミ「なんやかんやで第三話♪」

ツガル「おい・・なんだこのサブタイトル・・・」

ミヨシ「試験・・・そして背後から来る謎の影」

ツガル「おい!だからこのサブタイトルは何なんだよ!!」

アリア「こんにちわ!私アリア!!今からサブタイトルコールをするの!!『ヤンでも妹病んだなツガルお楽しみに!!』」

ツガル「お前らの耳は飾りかぁ!!」

57maki:2012/11/20(火) 18:17:29 ID:3h236sJQ
ここまでのあらすじ
ツガルが試験をしている、以上

ツガル「味気ねぇあらすじだなぁ!!おい!!」

アリア「何を言っているの?お兄ちゃん?」

包丁を振る

ツガル「ちょっ!!危な!!」
包丁を避ける
アリア「お兄ちゃん動かないで、殺せない」

ツガル「いや、死にたくねぇから動いてんだよ!!」

アリア「じゃあ、せめて心臓頂戴!!」

ツガル「それやったら俺死ぬから!!」

走って逃げる

アリア「待ってよ!!お兄ちゃん!!」

包丁を持って追いかける

ツガル「くそっ!!モガミ!!」

モガミ「どうしたんだい♪ツガル君♪」

ツガル「あいつを倒せばいいんだな!!」

モガミ「うん♪だけどアリアを倒すには苦労するよ♪」

ツガル「おらぁああああ!!!!」

アリアに突進する

アリア「あはっ♪お兄ちゃん、殺られる気になったの?」

包丁を突き出す

ツガル「殺れるもんなら殺ってみろ!!」

手首を持ち包丁を叩き落とすそして・・・

アリア「!?」

ツガル「巴投げじゃぁぁああああああ!!」

投げた、アリアは中を飛び、地面に叩きつけられる

ツガル「どうじゃぁあああああ!!バカ姉直伝!!巴投げは!」

アリア「・・・・・れない」

ツガル「あ?」

アリア「包丁じゃ、お兄ちゃんを愛(殺)せない」

というと、どこから出してきたのか、大鎌を取り出した

アリア「これで愛(殺)してあげるね♪お兄ちゃん」

ツガル「・・・・遠慮します」

58maki:2012/11/20(火) 23:58:34 ID:3h236sJQ
アリア「お兄ちゃん、死んで♪」

大きく振りかぶり、攻撃

ツガル「聞く・・・っか!!」

大鎌の木の部分を、蹴りで折る

アリア「じゃあ次はこれで愛(殺)してあげる」

チェーンソーを取り出す

ツガル「・・・・いや!!どこから出した!?そんなもん!?」

チェーンソーを振り回す

ツガル「!!ってい!」

ピンポイントでアリアの手の甲を蹴り、チェーンソーを落とす、そして、アリアの腹を思い切り蹴る

アリア「ッ!!」

吹っ飛ぶアリア、体制を崩し、こける

ツガル「どうだ!!流石に気絶はしただろ!!」

ヒュンッと風を切る音と共に、細長い棒が頬をかすめる

ツガル「!?」

アリア「あれで愛(殺)せないなら・・・・これで」

ボウガンを持っていた

アリア「お兄ちゃん・・・・これで愛(殺)してあげるね?」

ツガル「・・・・まじか・・」


――施設前

ミヨシ「・・・かすったね・・」

モガミ「あぁ♪残念だけど、彼は死ぬね♪」

ミヨシ「彼女の能力・・・『病』には・・・」





――第三話、終了

59maki:2012/11/22(木) 19:57:42 ID:3h236sJQ
次回予告
ツガル「・・・・そういや、アリアって、武器どこから出してんの?」

アリア「私アリア!!今、次回予告をするの!!」

ツガル「おい、聞いてんのか?」

アリア「お兄ちゃんに攻撃して、なんとか私の力が発動したの!!」

ツガル「おーい!!聞こえてんだろーが!!」

アリア「さらに、ミヨシ姉とモガミ兄に忍び寄る影!!一体どうなるの?」

ツガル「んなこといーから教えろや!!」

アリア「・・・聞きたい?」ニヤッ

ツガル「・・・・・・遠慮します」

アリア「次回!『迷子のおまわりさん』!!みてくださいね?」

60maki:2012/11/22(木) 23:07:09 ID:3h236sJQ
ナイト「てめーらぁ!!俺様がコロッとサブタイトルコールしてやるぜ!!」

ツガル「・・・・・・」

ミヨシ「・・・・・・」

アリア「フランスパンが喋ったァ♪」

ナイト「誰がフランスパンだぁ!!コロッと殺っちまうぞこらぁ!!」

モガミ「第四話『迷子のおまわりさん』、始まるよ♪」

61maki:2012/11/22(木) 23:35:49 ID:3h236sJQ
ツガル「・・・・はぁ、はぁ・・・」

息切れ、アリアの攻撃を避けているからだと思うが、意識が朦朧とする

アリア「やっと効いてきたね♪お兄ちゃん♪」

ボウガンを壊した次は、日本刀を持っている

ツガル「何?」

アリア「今さっき、アリアのボウガンで、かすったよね?」

ツガルは、顔の頬にかすったことを思い出す

ツガル「まさか、ボウガンの矢に、毒でも盛ったか?」

アリア「そんなんじゃないよ・・・・お兄ちゃん♪、」

そう言うと、可愛らしい顔で、気味悪い笑顔をする

ツガル「は?」

アリア「お兄ちゃん、その感じ、インフルエンザと同じ感じしない?」

そう言われると、そんな感じがする

ツガル「・・・・まさか、」

アリア「そう!私の『神の文字』は、『病』!!どんなものでも、病気を発症させたりできる能力だよ!!
ただし、傷口から直接菌を入れなきゃいけないけどね!!」

ツガル「・・・・マジかよ・・・・」

アリア「じゃあ、お兄ちゃん♪死んで?」

日本刀で切られる瞬間、扉がブッ壊れた、煙とともに、リーゼントの男が入ってきた

??「やっと見つけたぜぇ!!アリアぁ!!」

アリア「ナイト!?」

62maki:2012/11/23(金) 00:03:14 ID:3h236sJQ
ナイト「てめぇ、この北条七一十様がころっと殺しに来たっていうのに、ブルっているのかよぉ!!」

アリア「ひっ・・・・!!」

震えている

ツガル「・・・・・」

ナイト「ビビって声も出ねぇか!!滑稽だぜ!!コロッと殺してやろうと思ったが、瞬殺だな!!こりゃ!!」

と、リーゼントが笑っている

ナイト「さて、アリア・・・・死ねや」

手を髪に当て髪をスライドさせたかと思うと、金属のように、光っていた

ナイト「『髪包丁』(ペーパーナイフ)!!」

髪の毛は、いや、リーゼントは、巨大なナイフになっていた

ナイト「死ねやぁあああああああ!!」

アリアに向かって突進する

アリアはその場で立ち尽くし、動けずにいた、そこでアリアはつぶやく

アリア「・・・・・助けて」

ツガル「・・・・」

ナイト「死ねやぁ!!この糞や(ツガル「黙ってろ、フランスパン」ナイトを殴る

ナイト「ぶべぇ!!」

思い切り吹っ飛ぶ


アリア「・・・・え?」

フラフラしながら、彼はナイトをぶん殴っていた

ツガル「アリア・・・・お前さぁ、今まで何をしたか俺にはよくわからんし、あの、フランスパンをどう敵に回したかしらねぇけどなぁ」

アリアの方を向き

ツガル「『困っていたら、俺に言え、どんなとこでも、俺が助けてやるだから、泣くんじゃねぇぞ?』」

63とあるロールプレイヤー:2012/11/23(金) 19:27:29 ID:yZvz6ifA
ちょいと投下で以下4レスほど失礼します!それではよろしくー

64異身伝心 1/4:2012/11/23(金) 19:28:19 ID:yZvz6ifA
いつか、何処かの遠い世界。

「……姉さん」

「なぁに」

仲の良い双子の姉妹が……

「……好きよ」

「はいはい」

……双子の姉妹が居たのよね。


まあ、あたし達のことなんだけどさ。

65異身伝心 2/4:2012/11/23(金) 19:29:32 ID:yZvz6ifA
物静かな妹の菫。普段は落ち着いて見えるけど。

「……姉さん、今回のテストも同じ成績だったわね」

「……姉さん、夜食は控えて。絶妙なプロポーションの均衡が崩れるわ」

「……もちろん、そんな姉さんも好きだけど」

「……姉さん、今日こそ一緒にお風呂に入りましょう」

この子、実はすごく残念なのよね……。

66異身伝心 3/4:2012/11/23(金) 19:30:27 ID:yZvz6ifA
明るく奔放な姉の菖蒲。あたしのこと。

文武両道、才色兼備。そんな言葉が似合う美少女で……

「……姉さん、自称美少女ほど悲しい設定はないわ」

「あんた、あたしのこと大好きなくせに、そういう所は厳しいわね」

「……別に美少女を否定する気はないけれど。でも私、ありのままの姉さんが好きだから」

「はいはい……」

何より一番の特徴は、おかしな妹を持っていることね。

「……姉さんが思っている以上に、私は姉さんのこと好きよ?」

……まあ、悪い気はしないかな。

67異身伝心 4/4:2012/11/23(金) 19:31:12 ID:yZvz6ifA
いつか、何処かの遠い世界。

「……姉さん」

「なぁに」

仲の良い双子の姉妹が……

「……好きよ」

「……うん、あたしも」

……とてもとても、仲の良い双子の姉妹が居たのよね。


まあ、あたし達のことなんだけどさ。

おわり

68〜部屋と飛んでったタオルと私〜:2012/11/26(月) 22:37:57 ID:kLEb/XPw
私がこの部屋を選んだ理由は4つある。


第一に日当たりが良好なこと。

第二に一階が雰囲気のいい喫茶店であること。

第三に近所に商店街があること。

第四にちらっと見かけたお隣さんが優しげな好青年だったこと。



立地条件とご近所関係は大事にしなさい。

そう母に口を酸っぱくして言われていた私は、その眼鏡にかなう部屋を見つけ出したのだった。

と、いうわけで私はこの部屋にとても満足していた。



ある日のことだった。
その日は風が強く吹くでしょう、と天気予報で言っていたのだけれど、私は構わず洗濯物をベランダに干した。

そして……洗濯物が隣のベランダに飛んでいくのを呆然と見送ったのだった。


ピンポーン、と呼び鈴を鳴らす。


ちらっと見ただけのお隣さんとの初交流がこれなんて、正直恥ずかしすぎる。しかし飛んでいったままではいられないので勇気を出して、ここに、お隣さんちの前に来たというわけである。
ややあって「はーい」という声と共にドアが開く。全身黒尽くめの童顔女顔男子が出てきて私は正直その顔に見惚れてしまう。

「何でしょう?」

そう言われてはっと正気に戻る。慌てて思考を現実に引き戻すとおずおずといった調子で話を切り出す。

「あ、あのですね、お宅のベランダにうちの洗濯物が飛んで行ってしまってですね……取らせて頂けないでしょうか……」

そう言うと隣人はああ、と言って笑顔をこちらに向けてきた。なんというか、きゅん、とくる笑顔だ。

「僕が取ってきましょうか?」

「いえ!」

思わず大声になる。なぜなら……

「下着も飛んで行ってしまっているので…その…」

だって恥ずかしい。年頃の娘の下着をいくら好青年そうといえども男性に取ってきてもらうなんてできない。ええ、できませんとも!
でもだからと言って、年頃の娘(二回目)がいくら好青年そうとはいえ男性(二回目)の部屋に上り込むのもどうなのだろう。そう考え込む私に眼前の彼がにこやかに声をかけてきた。

「気にしませんから、大丈夫ですよ」

何 を 誰 が ?

私の疑問に答えたのは、彼の「ちょっと待ってて下さいねー」なんていうのほほんとした言葉と扉の閉まる音だった。
あなたが気にしなくても私が気にするんですよっ!!と叫びたかったが仕方がない。もう彼は私の下着やらタオルやらを取りに行ってしまったのだから。
玄関先で待つこと暫し、ガチャリと再び深緑色をした扉が開き、彼が姿を現した。

「多分これで全部だと思います」

ご丁寧にきちんと畳まれたタオルの上に、これまたきちんと畳まれた下着が乗っかっていて私は軽く発狂しそうになる。
が、ここで発狂しては変な隣人だと思われるに決まっている。私は震える手で洗濯物を受け取ると口を開く。

「あ、ありがとうございました」

多少震え声になってしまったのは仕方ないと思う。むしろ叫んで奪って帰らなかっただけ自分を褒めてあげたい。ぎこちないながらも笑顔を浮かべることも出来た。上出来だと思う。

「そう言えば、今日は風が強いって天気予報で言ってましたよ、天王寺アイルさん」

これからは気を付けてくださいねー、そうにこやかに隣人は告げる。何で私の名前を、と思ったがそう言えば表札に名前を書いていた。ぱたん、と閉まるドア、呆然と立ち尽くす、私。

これが、私、天王寺アイルとお隣さん、フロスト・ユリアス・シェパードの初交流だった。
立地条件とご近所関係は大事にしなさいと母は言った。
今後私がこの隣人と友好な関係を築いていけるかどうかは正しく神のみぞ知るところなのだった。

69世界に裏切られた夜:2012/11/29(木) 19:48:03 ID:l4VEw1W.
 満月だけがそれを見ていた。

 呆れたように燕尾服の青年、ヴィクター・フォックストロットは、左手に携えた杖で地面を打つ。

 すると、地面から真黒な槍が伸び、一人の男の右腕を突き刺した。あまりにも常識はずれなその出来事に、たまらず男たちは悲鳴を上げた。

 異能の力、ヴィクターの持つ能力は、影の実体化。そんなことを知ってか知らずか、男たちはヴィクターを襲おうとしたのだ。

 とはいえ、戦時中の世の中、この場所では治安などないに等しい。だから、彼は治安維持活動を、ヒーローとして仕事をしている。

 腕を貫かれた男は半狂乱に逃げ出し、残りの男たちは小刻みに震えてそれを見ていた。

「命まではとらない。散れ」

 冷たい声でヴィクターが呟くと、武器を手にした男たちは一目散に駆け出した。

 そしてヴィクターは大きく息を吸い込んだ。給料は少ないとはいえ、悪い仕事ではない。世界の役に立つ、誇りのある仕事。ヴィクターが考えていた理想が、ささやかな理想がこの仕事だった。

 村の中には彼のその能力を恐れる者もいるが、それでも彼の能力は村に厄介者が入らないようにしていると、彼は自負していた。


――――  ――――  ――――


「ただいま、シエラ」

「お帰りなさい、ヴィクター」

 ささやかな木の小屋の扉をあけると、女性がヴィクターに駆け寄る。身長は150センチほどで、色の白い女性だ。笑顔の似合う彼女の名は、シエラ・ノヴェンバー。ヴィクターの恋人である。

「今日もまた少しだけ世界は平和になったよ」

 シエラを抱き寄せながらヴィクターは言う。シエラはそんな彼の言葉に、心配そうな声色で返した。

「ヴィクター、お願いだから怪我だけはしないで。ヴィクターがいなくなったら私――」

「大丈夫。俺は怪我をしないよ。俺には能力があるから」

 そして二人は触れるだけのキスを交わす。まだ純情な二人には、それだけで良かった。

「夕飯はなんだい、シエラ?」

「ふふ、今日はね、貴方の大好物の――――」

 二人は肩を並べて小屋の奥へと歩き出す。永遠に続くかも知れないとさえ思えた幸せの瞬間がその場所にあった。

70世界に裏切られた夜:2012/11/29(木) 19:48:59 ID:l4VEw1W.
――――  ――――  ――――
 

 新月の夜。

 ヴィクターは上機嫌で家路をたどる。今日も正義を全うしたのだ。人を殺さずにすべてを救う、なんて高潔なんだろうと彼は考える。

「(戦争だってそうだ。いつかきっと、誰も殺さずに俺は正義を貫いて見せる)」

 幾度も心で呟いたことを、もう一度繰り返す。そして遠く見える村を眺めた。

 村が少しだけ、赤く輝いている。嫌な予感が、彼の胸をよぎる。

 ほんの少しだけ、彼は足を速める。愛すべき彼女の元へ向かうために。

 村へ近づくにつれて赤は強くなり、そしてそれと同様に彼の足も速まる。

「(まさか……まさか、まさか!)」

 息が切れるほど、全力疾走で彼は村へと戻り、そして自らの小屋の前までたどり着いた。
 赤く輝いていたのは、燃える我が家だったのだ。そしてその小屋の前には、驚いたような表情を浮かべる村人が、恐怖を浮かべる村人が、そして――。

 地面に倒れ、衣服を破りとられ、凌辱と暴力の限りを尽くされたであろうシエラが、そこにいた。

「疫病神のお帰りだ。小屋と共に死んでもらうつもりだったが予定が狂った」

「まあそういうな。若い娘の処女を食えたんだから良いじゃないか」

 その言葉に、村人達は笑う。心底楽しそうに、心底うれしそうに。

「この村から出ていけ。異能使いは手に余る」

「……シエラは、関係なかっただろう」

 震える声でヴィクターは言う。瞳は今にも泣きだしそうで、真っ赤に充血していた。

「本当は焼け死んでもらうつもりだったんだがな。役得ってやつだよ」

「許してくれよ『ヒーロー』。もうやらないから」

 ヴィクターは涙を一筋こぼしながら目をつむった。

71世界に裏切られた夜:2012/11/29(木) 19:54:11 ID:l4VEw1W.
 そして、次に目を見開いた時、彼は思いっきり杖で地面を叩いた。

 地面から突然何本もの影の槍が立ち上がり、たちまち村人全員を串刺しにする。まだ、息はあるようだが、みな股間から背を槍で貫かれたため、おぞましい絶叫を上げた。

 ヴィクターはそんなことを意に介す様子はなく、杖で地面を叩きながら、シエラの元へとゆっくりと歩み寄る。そのたびに影の槍は徐々に伸張し、村人達の絶叫が響く。

 シエラの表情は苦悶で固定され、彼女の美しい顔はもうない。息も、もうなかった。

 ヴィクターは彼女のその亡骸を見つめる。

「あは」

 彼は、笑った。そして最後に1回だけ、杖で地面を叩くと槍の根元が折れ、槍はぼろぼろと風化しながら燃えさかる小屋の中へ、お辞儀をするように倒れ込んでいった。

「くっくくく! あっはははは!! 消えろ消えろ! 短い蝋燭! 人生は歩きまわるだけの陽炎に! 影法師に過ぎない!」

 狂ったような悲鳴と笑い声が響き、肉の焼ける臭いが周囲を埋める。

 ヴィクター・フォックストロットはいつまでも笑い、村人たちはいつまでも叫んでいた。


――――  ――――  ――――

 ヴィクター・フォックストロット。

 彼のヒーローとしての足跡はその時に途絶えた。そして同時に現れたのが、「影の王国」と呼ばれる男。

 その男の名も、ヴィクター・フォックストロット。犯罪者を殺す、犯罪者。

「Out, out, brief candle. Life's but a walking shadow」

72夢の話:2012/11/29(木) 21:39:30 ID:z9SiaLZw

幼い頃の記憶撿撿撿撿

…………

……

神奈川県座間市
米軍基地撿撿通称キャンプ座間
米軍陸軍基地、と呼ばれてはいるがそこには実際兵士は存在しなかった。
陸軍を迎え入れるだけの設備は整っていて、陸軍司令部撿撿外部からの通称はリトルペンタゴン撿撿が配備されていた
大戦の危機に世界が怯え始めた時代には、大量の米軍兵士が投入された訳だが……
米民の住宅街、ハイスクールが存在し、緊迫とした時代の趨勢を感じながらも、穏やかな日々が続いていた

撿撿年に何度かある、花火祭り
米軍基地ではあるが、日本人の来客も多い。

一人の幼い少年は、科学者である両親につれられ、花火を見上げていた撿撿。

73夢の話:2012/11/29(木) 21:42:04 ID:z9SiaLZw


「カイル――綺麗な花火だね。
花火は遠くから見るから美しいのだ
鉛弾のそれよりも危険な爆弾は、人の命を簡単に奪い去る――

だが、遠くから見るそれは、こんなにも美しいのだ」

幼い少年は、白衣の紳士に抱き抱えられていた。
話の意味は理解できなかったが、花火の打ち上げられる音と花火の光と重なってその言葉がやけに耳に焼き付いた

「伝えられる歴史の中で、戦争は恐ろしいものだと伝えられる
だが、歴史の中で戦争という爆弾は人々の関心を引き立てる
楽しい、面白い、興味深い、戦争は花火でいう玉のようなものだ。
戦争に駆り出される人々は、星と呼ばれる火薬――
人々は、遠い過去の中で戦争を花火として、楽しんでいるんだ。

――だが今、世界はそういう現状にある。」

少年の父も母も、穏やかな笑みを浮かべている。人々の平和ボケした笑顔とは違う、深刻な笑顔を……

74夢の話:2012/11/29(木) 21:43:14 ID:z9SiaLZw


「私たちは、次の戦争でお前を残していなくなってしまうかもしれない。
お前に辛い思いをさせてしまうかもしれない。

――だが、私たちはあの花火のように、美しく散っていくのだ。
どうかそれを、いつまでも誇りに思ってほしい。」

――その記憶は、時おり夢に出てくる。
起きた頃には、その言葉の内容も、すべて頭から消えている。

だがそのたびに
両親を誇りに思う気持ちが再確認されるのだった

75夢の話:2012/11/29(木) 21:57:42 ID:z9SiaLZw


それからしばらくして世界は動乱につつまれる
進化した殺人兵器により、人口は当初よりもずいぶんと減った
人類が支配する世界は、人類自らの手で廃れたのだった。



――……

76アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/12/02(日) 14:22:02 ID:LtbE9L/U
邪神局小説序章


           序
 大体において、男を選ぶ際は細心の注意を払わねばならない。
 少なくともそれを怠った結果が今の自分だと、彼女はつくづく痛感していた。暇つぶし程度にと持ち込んでいた本はとっくに読み終えていたし、携帯端末はバッテリ切れ。
サイドウィンドウに頬杖をついて、雪が深々と降り積もる窓の外を見つめながら、暖房が切れた車内に染み入る寒気にふるりと身を震わせる。おもわず、長く間延びした落胆の溜息が漏れる。
外見が好みだったから、デートの誘いに乗ってみたらこれだ。
隣市との境はここいらじゃ有名なドライブコース。自分の車があるというから、たまには車で気分転換に出かけるのも悪くない。そう思って、わざわざ入っていた予定を開けたのだから。
ところがいざ当日になってみると、相手が乗ってきたのは悪趣味なピンクのおんぼろキャデラック。さすがに高望みはしていなかったが、おんぼろのうえにピンクの塗装はあまりにひどい外見だ。
急いで清掃したのだろうが車内はお世辞にもきれいとは言えず、古びた外見はある意味で期待を裏切らず、寒気にまけてエンストをおこし、このザマだ。
もういちど、今度は吐き捨てるような荒々しいため息。
腕時計を見れば、彼女をデートに誘った男が隣市へ人を呼びにでかけてからもう2時間以上経過していた。その間に持て余した暇と、少しずつ侵食してくるどうしようもない寒さがいらだちを増幅する。
あの大馬鹿野郎が返ってきたらどやしつけてやる。こんな計画ミスは男としての解消のなさの露呈に過ぎないし、振り回されたこちらにはそれだけの権利がある。
なんて文句を言ってやろうか、などと思案している彼女は、目の前のバックミラーにゆらりとうつり込んだ人影に顔を上げる。
見覚えのある、センスの欠片もない地味な色のコートが、薄く白んだ景色の中に滲んでいた。
ようやく帰ってきた、その事実が胸に安堵感を落とすと、あんな男が返ってきた程度で安心している自分が悔しくなって、ミラーをにらみつける。
よたよたと男が近づく。足元がおぼつかないようで時折ゆらりと揺れ、一歩踏み出すたびに上体を揺らしながら。足腰の悪い老人が杖なしで歩いているような、バランスを欠いた歩き方。それはあるいは幽鬼のようにも見え、ぐらぐらと揺れる首が不気味だ。
しかし、足でも怪我しているかのような不規則な足取りを心配してやるには、一人きりの2時間は長すぎた。
「もう、冗談じゃないわ、本当に」
あんな男のことより、まずは自分のこと。待たされた文句をぶちまけてやろうと、すぐそばまで来た男に物申すために、窓を開けて身を乗り出す。
「早く車を直して、わたしもう家に帰るから」
 男は返事の一つも返さない。怪訝に思って男の方を向いた。
 彼女の細い首に男のふとましい手が伸び、強く掴まれた喉が奇妙な音を漏らす。くぇっ、と一度むせ、強く首を掴まれたことに我慢の限界を迎えた彼女はしかし、男へ怒鳴りつけることはなかった。
 窓から引きずり出すかのように彼女の頭を引っ張った男は、首回りを力任せに扱われた痛みに声を上げる彼女の首にかみつき、ぶちりと肉を噛み千切る。
 あたりに、噴水のような血液が飛び散った。

77アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/12/02(日) 14:23:01 ID:LtbE9L/U






 アーサー・ビショップ准尉が第4作戦会議室へ入ると、そこではすでにブリーフィングが開始されていたようだった。10m四方ほどの小部屋には人体工学とやらを取り入れた奇妙なデザインの椅子に腰かけた同僚が数名陣取っていて、投射ディスプレイののっぺりした白壁の前に、彼らのボスである作戦管理担当官のジェファーソン中佐が佇んでいる。
 作戦ブリーフィング機材の一つである立体映像投影機(ホロプロジェクター)が浮かび上がらせているのは、雪の中に停車している、お世辞にもセンスがいいとは言えないピンクのキャデラック。そしてただでさえ悪目立ちするピンクの塗装だというのに、助手席を中心に赤々しいペイントが飛び散っていて、もはや悪趣味の領域に突入していた。
 中空に浮かんでいるホログラフィックの端に表記された撮影日時は18日前のもので、撮影者のIDナンバーと姓名、階級が確認できた。要員ID:N89738I、姓名はAbel Parker、階級はPetty Officer、つまり兵長。そこまでを瞬時 に確かめ、小さく敬礼して、手近な椅子へと腰を下ろす。
「これが、18日前にミューズ市とブリッジス市の間にある国道で発生した殺人事件。被害者はブリッジス市の大学に在籍する女性だ」
 入室したアーサーには目もくれず、ジェファーソンは説明的に口を開いた。作戦ブリーフィングへの遅刻は基本的に勤務態度点を減点される対象だが、そもそもアーサーは有給中に強制召集された身であったから、今回はおとがめなし、という事らしい。
「被害者は当日、同じ大学に在籍する男性とドライブに出かけていたそうだ。一緒にいたはずの男性は失踪、現在警察は男性が事件に関与しているとみて手配している」
 声音に抑揚を欠いた機械的な説明とともに、ホログラフィックに女性の死体の画像資料や、行方不明になっているという男性の顔写真が追加される。どうやら警察から借り受けたか、あるいは無断でデータベースから引っこ抜いたものらしい。
 そういえば、この事件はニュースで見たな、とアーサーは片眉を吊り上げる。たしか、被害者は首の一部を引きちぎられ、失血多量で死亡したとか――
 つんつん、と控えめに肩をつつかれる感触に、おぼろげなニュースキャスターの声を思い出す作業が中断される。ジェファーソンの説明とホログラフから意識を逸らし、自分の肩に触れた隣席の同僚へ横目を向ける。
「今回の任務、どう思う?」
 同じように顔を前に向けたまま、フロスト・ユリアス・シェパードが尋ねる。24歳のフロストはアーサーより2つ年上だが、アーサーより若く――ハイスクールの生徒のように――見えるし、同時に整いすぎな容貌は男というよりは女性のそれに近い。
「どう、とは?」
「それがさ、この事件の解決にはエージェントの一個分隊が捜査に出されているんだよね」
 エージェント。アーサーたちの属する組織の職員を指すそれ。一個分隊というのは捜査/解決チームの最少単位であって、8名前後であることが多い。それが送り込まれた、ということは事件への対応はすでに行われているわけであって、本来アーサーたちのチームが送り込まれる道理はない。そういいたいらしい。
「増援が必要だということは、事案解決という目標の前に立ちはだかる障害に対処しえないと踏んだからだろう。つまり、エージェントの一個分隊の手におえない相手、ということで……」
「事前見積もりが甘かったかイレギュラーか……どちらにせよ嫌だなぁ、こういうの」

78アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210:2012/12/02(日) 14:23:17 ID:LtbE9L/U
 フロストの発言はもっともだった。普通、事案に投入される戦力は『情報局』の名を冠したアーサーたちの雇用主である組織の諜報部が、調査に調査を重ねて得た情報から必要十分と判断を下した数である。そこにリカバリを投入するということは、目の前に立ちはだかる障害の規模が不明瞭という事である。
「諸君らの中に知っている者もいると思うが、すでにこの事案は通常の事件ではなく、『怪異』による我々の任務管轄としてエージェントの分隊を派遣済みだ」
 ようやく本題に入るらしい。ジェファーソンが開いた新たな資料タブには派遣された分隊の資料がぎっしり詰まっていて、彼らの途中報告も、別のタブで展開される。
「派遣されたのは事件発生翌々日、いまから16日前だが、ここで問題が発生した」
 これを見てくれ、と拡大された途中報告のインフォタブ。そこには派遣当日からの活動報告が時系列順で並べられ……
「9日目で連絡が途切れている……」
「そう、連絡途絶から1週間が経過したため、規定に従いリカバリ部隊を投入することになった」
 アーサーの呟きに、ジェファーソンが重ねる。1週間の音信不通は全滅か障害に遭遇して交信不能状況にあると判断され、リカバリが送り込まれる。規定通りの展開ではあっても、そうそうあり得ることではない。
 横をちらりと見ると、フロストが渋面をホログラフィックへと向けている。アーサーも同様にしかめっ面を前に向け直し、想定以上のハードワークの予感にため息をつく。
「君らに任務を伝達する。本事案に投入されたエージェントの捜索、そして事案の被疑者を無力化せよ。なお、立ちはだかる障害は全て敵性として扱う」

79とあるロールプレイヤー:2012/12/09(日) 21:46:30 ID:RzshjcEg
不幸な少年の物語

喪失編


ボクは、不幸だ不幸だと言いながら人を助けるヒーローが嫌いだ
だって、本当に不幸なら、人を助けるなんて発想が沸くはずないからね

「文一!お前またテストで平均点以下だったのか!」

「そうなのよ、あの子」

「……………」

何も言わず、ただ睨みだけを利かす

「本当なんだな?」

「……………」

「なにか言えよ!この馬鹿野郎!」

父が拳を振りかぶり、僕を殴る

「ちっ全く誰のせいでこんなヤツになったんだ」

「あなたのせいでしょ!」

「なんだと!」

僕は両親が嫌いだ

「だいたいお前が〜〜」

「それを言うならあなたも〜〜」

従わなかったら、僕を殴り、服従させる父が嫌いだ
思い通りに行かなかったら、平気で僕を叩き、思い通りにしようとする母が嫌いだ、
もちろん、いつか、復讐してやるつもりだけどね


次の日、僕は普段通り学校に行って…

「キモい」

「なんで学校に着てるの?学校楽しい?wwww」

まじめに授業受けて、くだらないことを流して

(おい!文一いいかげんにしろ!)

(なんでこんな子になったのよ…)

自分をこんなに皆に好かれない性格にして、
こんな目に遭う原因になった両親を恨む
…正直学校の周りの奴らはどうでもいい
僕がこんな性格なのがいけないんだからさ

「大丈夫かい?文一、いい加減先生に言ったほうがいいんじゃないか?」

「大丈夫だよ、水樹
 それにあいつは優秀生で、父親が警察の偉い人だとかなんだでまともに取り扱ってくれないのは知ってるだろ?」

「しかし…」

「大丈夫大丈夫、心配しくてもいいよ」

僕を心配してくれる友達もいるからね、
大丈夫さ

そして僕は将来の両親への復讐を考えながら昼休みの睡眠タイム(昼寝)に入る、僕の一日があいつらに縛られてると考えると虫酸が走るが、
こうする以外の方法を僕は知らないからしょうがない

…ん?なんか携帯に家から電話が着てる、弁当も忘れてないのにどうしたんだろう?

「はい、もしもし」

「田西文一さんですか?こちら××警察署のものですが…」

「…え?何のごようですか?」

「ただいま、こちらに通報があったのですが…」

「…え?」

「お宅で爆弾物のようなものが使用されて、ご両親が…」

死んだ



これがボクの絶望の始まりだった

80水樹の人:2012/12/09(日) 21:55:35 ID:RzshjcEg
【キャラ紹介】

田西父
・田西をよく殴っていた人物、
 過去には親をなくし、超人的な働きで家計を支え、中小企業の社長になった人物であるが、
 それが原因でよく他人や息子に超人的な努力を強いていた(本人はそれが普通だと思っていてそうでない人間のことが理解できない)
 過去にリストラした人物から配達された爆発物の入った箱を開けてしまい、爆死する


田西母
・田西に服従を敷いていた人物
 過去には学業が振るわず、劣等生だったためそのコンプレックスを拭うために息子に勉強を強いていた
 田西父と同様に爆死する

81えんじょーじのまこっち:2012/12/10(月) 16:06:16 ID:QCPOl3J.
その狂騒が始まったのはいつからだっただろうか。

「十二」を起動させたときからか、
一人の男が禁忌に手を染めたことからか、
一人の女が崩れ落ちた瞬間か。

その答えを知る者は今は誰も居はしない。
人亡き白の園に、自らを叫ぶ産声が響き渡る。

───────────────


旧世紀からどこにでもあるようなアパート、
その一室にて男は眉を顰めていた。
男の名はヴァレリー、知る人ぞ知るといったパシリとして不名誉な咎を背負う運命に導かれた男。
そのパシリの険しい表情は目の前の少女の言葉に起因する。

「だーかーらー、あのあたりが怪しいんですって!」

「何がどう怪しいのかも、どうすべきなのかも伝わらないね。
それじゃあこっちは動けないのさ、他にも俺の手を必要とする子猫ちゃんは多いんでね」

「どうせ比喩じゃなくて本当に子猫探してるんでしょう?
猫一匹いなくても世界は回ります!」

「話が逸れるねぇ……で、俺に何をさせたいって?」

「きまってるじゃないですか!
あの海域の調査ですよ調査! 邪神のいる可能性の高いところならあなたに仕事を頼むのが筋でしょう?」

「ふぅ、無茶無謀は趣味じゃないんだがなぁ……」

そう溜息を吐く男が少女を追い出せない理由は一つ。
自分の貧窮極まりない状況に対する報酬の高さではない、嫌な予感がするからだ。
なんちゃら波の異常な数値などの話でもなく第六感の告げる予感を、男は捨てきれずにいるのだ。

「……まあいい、受けるだけ受けようか。
だが、何も結果が上がらなくても報酬は頂くぜ?」

「普段だったら疑うとこですが、今回ばかりは信じましょう。
どうせ行けば異常さが分かりますからね」

「準備期間が欲しい、二日後に港で落ち合うとしよう」

「逃げないでくださいね、邪神狩りのヒーローさんっ」


少女が勢いよくアパートの扉を開き、そのままの勢いで階段を降りて行くのを見届けると、
男は溜息をもう一つ吐く。
そういや名前も聞いて無かったな、そう呟くと男はラックからコートを取り出し、羽織りながらもアパートを後にする。

82裸足の青春0/3:2012/12/30(日) 10:14:07 ID:ryJIjqTU
ここから投下で3レスほど失礼します。それではどうぞよろしくー!

83裸足の青春1/3:2012/12/30(日) 10:15:07 ID:ryJIjqTU
ちゅ、と。

口元から響いた、控えめな音色。

その瞬間、周囲は一度静寂に支配されて。

そして次の一瞬で、今度は大きな歓声に包まれた。

「あんたねぇ……」

当事者である菫はあたしから一歩距離を取ったと思えば、いつも通りのポーカーフェイス。

「―――ここが何処だか、分かってんの!?」

それに対してあたしはと言うと、火を噴くんじゃないかと思うほど顔を真っ赤にして憤慨する。

「……甲子園球場のマウンドだけれど」

「そうね!しかも決勝戦だから全国中継、衆人環視のオマケ付きよ!」

球場の全ての視線が、マウンド上の二人の少女に集中しているのが分かる。

もちろん、その二人の少女っていうのは、このあたし霧崎菖蒲とその妹である霧崎菫のことなんだけど。

衆人環視という特殊な条件も相まって、あたしは珍しくうろたえる。

だってこの子、珍しくマウンドまでやって来たと思ったら、その……まさか。

まさか、いきなり―――なんだもの。仕方ないでしょ!

84裸足の青春2/3:2012/12/30(日) 10:16:00 ID:ryJIjqTU
「だ、大体いきなり何すんのよ!あと1イニング抑えれば試合に勝てるって言うのに!」

そりゃまあ、ノーアウトで同点のランナー出しちゃったけど!ホームラン打たれたらサヨナラ負けの場面だけど!

でもだからって、こんな場所でいきなり……その……こんなことするのに、一体どういう意味があるっていうのよ!

……あっ!もしかして緊張してるあたしをリラックスさせようと!?

だ、だとしたら嬉しいけど!でも、それにしたって不器用過ぎるでしょ!?もう少しやり方って物が……。

「……こんな場面だからこそよ、姉さん」

「えっ!?」

やっぱり、思った通り―――。

「……勝利を目前にして迎えたピンチ。厳しい日程と連投による疲れ。全国中継と衆人環視のプレッシャー」

菫ったら、そんなにあたしのこと……。

「……この状況でしか、姉さんの本気の照れ顔は引き出せない。この場面しか無かったの」

「………」

「………は?」

「……私はこの瞬間のために甲子園優勝を目指していたと言っても過言ではないの」

「………はぁ!?」

85裸足の青春3/3:2012/12/30(日) 10:16:55 ID:ryJIjqTU
「……地獄のような毎日。辛いばかりの練習に耐え続ける日々。隣を見れば姉さんが居てくれる。それだけが唯一の救いだった」

「………あんた、ねえ」

「この時の為に録画機能付きのブルーレイレコーダーを3台購入したわ。加えて最も目立つ甲子園の決勝戦。誰もが固唾を呑んで見守る9回裏の守り」

「………おかしな子だとは思っていたけど、ここまでだなんて」

「……姉さんの本気の照れ顔はあらゆる記録媒体と人々の記憶に、永久に保存されるのよ。これで何度でも楽しむことが出来る。もう逃げ場は無いわ」

「………逃げ場どころか、言葉を返す気力だって残っちゃいないわよ」

「……ふふふ、楽しみね。さあ後3人、キッチリ抑えたら帰って一緒にこの試合の映像を振り返りましょう」

「この試合、永遠に終わらなきゃ良いのに……」

……その夏、甲子園を制覇したのは双子の姉妹バッテリーに牽引された初出場校で。

特にその二人は可愛らしいルックスと常人離れした野球センスが相まって大いに注目されることになるのだけれど。

それでも甲子園の決勝戦、ラストイニングのことだけは。

意地でも思い出してやらないんだから。少なくともあの子が、フライングしたことを謝るまでは絶対に、ね。

おわり

86玖導×××のキオク:10歳:2013/01/01(火) 00:48:17 ID:cb.PuL8A
鬼子、悪魔の子と言われたのは、もう何年も前だ
当時のことは殆ど覚えておらず、記憶にあるのはこの湿って暗い牢屋の景色だけだ
僕の背よりもずっと高い鉄格子から見える空が僕の時間の感覚を何とか保っている

初めて血を操ったあの日、お父様はどんな顔だっただろうか
悲しそうで、怒ってたと思う
その日のうちにこの部屋に入れられてずっと変なことされた
僕を元に戻す儀式とも言われた
変なものかけられたり挿れられたり
時々痛い思いもした
辛かった
誰も助けてくれないのが、とっても辛かった


その日は朝から少し騒がしかった
外では親戚の人の慌ただしい声がする
この里は普段そこまで荒々しい雰囲気はないのにその日は違ってた
いつも儀式がある時間になっても何もない
僕は気になって監視役の「」さんに聞いてみる
「なにか...あったの...」
「ッ!...うるせぇ化物!」
ガンッ!と、蹴られた
鉄格子を掴んでた手を踏まれ地面に転がった
話も、してくれない
痛くて泣きそうだ
左手の指の爪は割れて血が滲んでいる
止血のために血を操れない
腕についた腕輪が僕の力を邪魔してるらしい

禁忌と刻まれたこの腕輪は代々伝わる強力な礼装であり
『封印』と『血液』の属性を持った一品で
血液を介して対象を封じる退魔礼装だ


痛くて痛くて、辛い
割れた爪から滴り落ちる血が床に血痕を作る
僕はそのまま部屋の隅に座り込んだ
鉄格子の外の「」さんは舌打ちして僕を一瞥した

87玖導×××のキオク:10歳:2013/01/01(火) 00:50:06 ID:cb.PuL8A

何分経っただろうか
ドオオオン!と、突然聞こえた爆発音で目が覚めた
地面が揺れて虚ろだった意識が戻ってきた
「...なに?」
「チッ...、始まったか」
「」さんは顔をしかめながら呟いた
きっと何か面倒ごとがあったのだろう
自分には関係ないことだ、と体を起こした
「....?」
違和感があった
さっきまで痛かった
不思議と指の痛みが引いていたので見ていると血が止まっている
不自然に 止血してる
溢れ出す血液は 凝固し、固定している
「....。」
血が 操れる
腕輪が 働いてない

創造ーー。
数年ぶりだけど難なくできた
元の血液を基点に1リットル
腕を覆うほどの血液が溢れ出た

使役ーー。
一滴たりともこぼさない
左手を隙間無く覆っていく

凝固ーー。
ピキピキと材質を変化させ、固定する
刃物を模倣し、再現する
1秒とかからず文字通り「手刀」を再現した

長さはさほど無いが、問題ない

「...「」さん。」
「ア?」

「」が振り返るよりも速く
鉄格子の間から「手」を伸ばした
刀を再現したそれは
柔らかい肌を貫く事は容易かった
「....え、」
ブスリ、と血の塊で「」の肌を引き裂いた
背中から切り裂かれ鮮血が飛び散る
「が、あああ、ああああああっ!!」
「」の咆哮は部屋を反響し拡散する
無様に倒れこんだ「」を見て笑う
ざまあみろ、と嘲笑

ストン、と鉄格子を切り刻み外へ出る
「あ、....が...お前...」
「.......。」
ごめんなさいとかざまあみろとか
何か言う事があったと思うが何も喋れない
頭はぼうっとしてる訳でもない
むしろスッキリと、思考がクリアだ
ここで何をすべきか、何をしたいか
なら簡単だ
「お...前、ふざけ」

容易い事だ
その左手を振り下ろすだけ
首を裂き、「」の息の根を止める
叫び声も上げる前に、「」は死に絶えた


里は燃え盛っていた
遠くから聞こえる銃声と爆発音が日の光に慣れてない身体には少々キツい
鬼子と言われた自分を気にせず走り去る里の人間は何かから逃げてるようだ
見ると武装した兵士が数十人
全員が里の人間を殺して回っている

ああ、何となく分かってた
ずっと僕にしてきた事が悪いことなんだって
少なくともいい事じゃなかった
この人たちは悪い人を助けてくれるんだと

けど、
「全員殺せ!この血筋を根絶やしにするんだ!この霊地も我々が頂くぞ!」
と、お話で聞く「けいさつ」ではないようだ
話で聞いただけだが、この人殺しが良い人達には見えない
このままでは自分も殺されてしまうだろう
そんな事では、ダメだ意味がない
死にたくない。
ーー、なら。どうするか

88玖導×××のキオク:10歳:2013/01/01(火) 00:52:16 ID:cb.PuL8A

玖導家の当主、玖導六地は1人、屋敷の座敷で己の死期を待っていた
一族は殆どが死に、いずれ自分もこの歪んだ世界に殺されるだろう

分かっていた事だった
この地は膨大な魔力を保有する霊脈のある霊地だ
他の組織が目の付けていた場所だ
そこに住んでいる住民が怪しい行動をしていれば
言いがかりでも正義の名の下に潰しくる
最後の最後で失敗してしまった

世界の為と、人間の為と思ってきたのに
これが時代か、と嘆くのは情けない
敵の手にかかるぐらいなら己の手で

ーー、視界の端に誰かの影があった事には気付いていなかった



エリーゼ・アレンスキーはフリーの傭兵、有り体に言えば殺し屋だ
この日の任務は極東に島国に存在した住民ぐるみのテロ組織の殲滅だった
第一目標は、テロ組織のボス「玖導六地」を含めたその他住民の殺害
第二目標は、この地に存在する霊脈の掌握もしくは、完全な破壊

某組織にくっついてこの地に来たエリーゼにとって霊脈云々は最初から興味はない
目的はテロ組織のボスとその部下だ
そいつらを殺す事で、世界は少しでも平和になる
そう思ってこんなところまで来たが
「なんだぁ?先越されたのか?」
続くのは死体、死体、死体
何か鋭利なもので切断された死体ばかりだ
だが、作戦無視してちょっと先走ったくらいだ
自分より先なんていない筈だ
だが、残った血痕は一つの方向に向かっていた
その先にあるのが玖導六地の屋敷の筈だ
エリーゼの脳裏に浮かぶ一抹の予感
これが的中するのに時間がかからなかった


血に染まった障子
臓物の撒き散らされた床
部屋の中央にはその持ち主が惨殺されていた
腹を切り開かれ、二度と目覚めない眠りについていた
そして、立ち尽くす少年の姿があった
「は、はは...はははははははははァ!!」
「...坊や、君は...」
少年は目に涙が浮かびながら、笑っている
部屋にあった物だろう血に染まったのナイフを握っていた
状況は簡単だ、里の人間であろう少年が全員を殺し尽くしたのだ
エリーゼにはその理由も、その涙の訳も分かる


許せなかったのだろう
悪事を働くこの一族が、自分の家族が
崇高な理念と意思と目的があったであろう家族を自らの手で葬った
自身の正義の為に、家族を、里の人間を切り捨てた
「はあああああっ!ああああああ...」
声がか細く消えていき、周りの雑音に消えていく
自らの手で潰した、希望を
目前の悪事を止めるために、遠くにあるかもしれない希望を潰した
もう少し、もう少し時間があれば
僕が化物でなくなれば、この人はーー、お父様は優しくしてくれる筈だったのに
どうしてーー、どうして
「お、おい...?坊や?」
「....」
血に染まった自分の腕が憎かった
父親を殺した、この腕が
人目も気にしない、今ここで
ーー、死んでしまおうか

そうだ、その方がいい
いかなる理由があろうとも親殺しに勝る悪行なんて
首をこのナイフで切ればーー、簡単に
「アホか、坊や。子供の癖に死のうとしてるんじゃないよ」
パン、と簡単にナイフを叩き落とされた
拾おうとしてもその手を掴まれ止められる
「親殺しは許されないなら、その罪を償いなさい。
死のうなんて逃げてるんじゃないよ」
エリーゼはその言葉続ける
「生きて、その罪を償いなさい
許されない罪なんてないんだから」

少年に刻まれたその言葉
あの時は受け入れれない言葉だった
今からもう、8年も前の物語であり、

ーーこの物語はその5年後で完結する。

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100とあるロールプレイヤー:2013/01/08(火) 21:55:29 ID:AF7WqwmE
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