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( ゚д゚ )は夢を見るようです
182
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:35:10 ID:W/gNgSig0
そろそろ最終回に近いです
183
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:55:45 ID:nFvK2LNA0
乙です。まじか・・・
184
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:58:08 ID:GEy0az3I0
この話がどう転ぶのか
乙
185
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 22:21:17 ID:39Z83/XQ0
乙おつ!カキコして風呂入ってる間に更新きてて嬉しい
終わっちゃうの寂しいけど楽しみにしてます
186
:
同志名無しさん
:2016/06/21(火) 17:24:14 ID:v962H.Z60
最後まで楽しませてもらいます
187
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:14:21 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )「くるう」
川 ゚ 々゚)「なーにー?」
( ゚д゚ )「俺今度引っ越すからさ、引越しの荷造り手伝ってくれないか?」
川 ゚ 々゚)
川 ゚ 々゚)「やだ」
(;゚д゚ )「………」
(;゚д゚ )「すまん。いきなり荷造りの手伝いだなんて押し付けがましいよな、忘れてくれ」
川 ゚ 々゚)「違う。くるうはミルナ君がお引越しするのやだって言ってるの」
188
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:17:21 ID:MzPmMpMc0
(;゚д゚ )「……しょうがないだろ。こっちだって都合があるんだからさ」
川 ゚ 々゚)「そうやってくるうを置いていくんだ。また置いてっちゃうんだ」
川 ゚ 々゚)「お留守番は出来るけど、帰ってこない人はきらい。だいっきらい」
川 ゚ 々゚)「きらいだもん………」
(;-д- )ハァ
189
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:19:02 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )「じゃあ早速と言いたい所だが」
川 ゚ 々゚)「だが?」
( ゚д゚ )「今は夜遅くだし俺は眠いから明日からやろうと思います」
三川/゚ 々゚)/「ずこー」
( ゚д゚ )「今からやったら俺ダンボールに頭突っ込んで寝ちまうぞ……そんじゃおやすみ」
川 ゚ 々゚)「あ、ミルナ君。お引越しはいつ?」
( ゚д゚ )「二週間後」
川 ゚ 々゚)「間に合うの?」
( ゚д゚ )「物少ないからいけるいける」
川 ゚ 々゚)「ぬー……ギリギリギリス……じゃあおやすみ」
( ゚д゚ )「おー」
190
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:19:30 ID:MzPmMpMc0
( -д- )ボフンッ
( -д- )(長いようで短かったなー……ここの暮らしも)
( -д- )(残り二週間、おやすみ!)
――――――
――――――――……
191
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:19:57 ID:MzPmMpMc0
( -д- )
( -д゚ )
(;゚д゚ )「うわまぶしっ」
(;゚д゚ )(今回の夢はやけに眩しいな……と思ったけどここ外か)
( ゚д゚ )(ベンチ座ってうたた寝してた事になるのかな。見る感じ公園か)
ミーンミンミンミー ジー
( ゚д゚ )(セミうっせぇな……)
「ねぇ、そこのおじちゃん」
(゚д゚ )「ん?」
192
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:20:30 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o「おじちゃん何してるの?」
( ゚д゚ )「おじちゃんじゃないぞーまだお兄さんだぞー」
o川*゚ー゚)o「じゃあ訂正しておにーさん!何してるの?」
( ゚д゚ )「んー……ただぼーっとしてた」
o川*゚ー゚)o「暇なの?」
( ゚д゚ )「今の所はな」
o川*゚ー゚)o「じゃあ一緒に水族館行こうよ!子供一人じゃ入れないからさ!」
( ゚д゚ )「それより君小学生だよね。親と一緒じゃないの?」
o川*゚ー゚)o「何言ってるのおにーさん。ここ私とおにーさんしか居ないよ」
193
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:20:50 ID:MzPmMpMc0
(;゚д゚ )
ミーンミンミンミー ジー
o川*゚ー゚)o「あ、でも水族館行けば人居るかなぁ」
ミーンミンミンミー ジージワジワ
(; д )
o川;*゚ー゚)o「……ってうわ、おにーさん顔色悪いよ?大丈夫?」
(; д )「セミ……うるさい……」
o川;*゚ー゚)o「確かにやかましいぐらい鳴いてるなぁ。涼みがてら水族館行こ?」
(;゚д゚ )「おう……」
194
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:21:17 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o"テクテク
( ゚д゚ )(……オレンジのワンピースとサンダル。前見た夢に出た子もそんなんだったな)テクテク
( ゚д゚ )「お名前何て言うの?」
o川*゚ー゚)o「キュート!」
( ゚д゚ )「キュートちゃんね」
o川*゚ー゚)o「うん!皆からキューちゃん、って言われてるからおにーさんもそう呼んで!」
( ゚д゚ )「じゃあそう呼ばせてもらうよ。一つ気になるんだけどさ」
o川*゚ー゚)o「なぁに?」
( ゚д゚ )「何でここ俺とキューちゃんしか居ないんだ?」
195
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:21:38 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o
o川*^ー^)o
o川*゚ー゚)o「おにーさん、水族館見えてきたよ!」
( ゚д゚ )(はぐらからせた……)
196
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:22:12 ID:MzPmMpMc0
(´・ω・`)「いらっしゃいませ」
o川*゚ヮ゚)o「いらっしゃいました!」
(´・ω・`)「いいねぇパパと一緒に水族館かい?」
o川*゚ヮ゚)o「パパもママも居ないけど、おにーさんと水族館に来たよ!」
(´・ω・`)「そうかい」
(´・ω・`)「ここの水族館は入場無料だよ。パンフレットは手前にあるからよかったらスタンプラリーもやっていってね」
( ゚д゚ )「どうも」
o川*゚ー゚)o「スタンプ集めるー」
(´・ω・`)「ではごゆっくり」
197
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:22:37 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )(出演三回になるとはな……あの無免許の人……)
( ゚д゚ )(て言うか館内誰も居ねぇ……)
o川*゚ー゚)o「ねぇねぇおにーさん!ナマコ触れるらしいよ!」
( ゚д゚ )「ん?あ、ホントだ。ふれあいコーナーだって」
o川*゚ー゚)o「わぁ……」
(;゚д゚ )(ナマコキモいな……触りたくない)
o川*゚ー゚)o「みてみてーナマコわしづかみー」
(;゚д゚ )「うわぁ。よくそんなの握れるな」
o川*゚3゚)o「ふにゃふにゃしてて面白いじゃーん。おにーさんビビリだなあ」
(;-д- )「ビビリで結構……俺はヒトデと戯れるから」
198
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:23:08 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )σ ツンツンツン
( ゚д゚ )「ヒトデって結構硬いんだな……」
(*゚д゚ )(面白い)
o川*゚ー゚)o「貴重な体験だねぇ」
(*゚д゚ )「そうだなー」
o川*゚ー゚)o「次はジンベイザメ見に行きたいな、私」
( ゚д゚ )「その前に手を洗わないとな」
o川*゚ー゚)o「はーい」
199
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:23:34 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)oジャバジャバ
( ゚д゚ )「ハンカチ持ってるか?」
o川*゚ー゚)o「持ってる!」
(;゚д゚ )(俺は持ってないが)
o川*゚ー゚)o「あ、スタンプラリー一個目みっけ!えいっ!」ギュッ
o川*゚ー゚)o「ヒトデスタンプー」
( ゚д゚ )「可愛いなスタンプ。俺も押しとこ」ギュッ
200
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:23:58 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )「さ、行くか。サメだっけ次」
o川*゚ー゚)o「うん!ジンベイザメ!」
( ゚д゚ )「あのでっかいやつか」
o川*゚ー゚)o「でっかいの!おにーさん早く早く!」タタタ
(;゚д゚ )「コラ!走るな!」
201
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:24:20 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o
(*゚д゚ )
o川*゚ー゚)o「ジンベイザメでっかーい……」
(*゚д゚ )「はくりょくまんてーん……」
o川*゚ー゚)o「周りに泳いでるおさかなもきれい……」
(*゚д゚ )「俺水族館行くと寿司が食べたくなる……」
o川*^ー^)o「あはは、何それ!おにーさんくいしんぼだなぁ」
(*゚д゚ )「タコも居る……たこ焼き食べたい……」
o川*^ー^)o「もー!食べちゃダメだよー!」
202
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:24:44 ID:MzPmMpMc0
(;゚д゚ )「つい夢中になってしまった……」
o川*゚ー゚)o「おにーさんずっと目ぇキラキラしてたもん。子供みたい」
( ゚д゚ )「俺だって子供の時代があったんだからな。そりゃ童心に戻る時もある」
o川*゚ー゚)o「大人って面白いねー」
( ゚д゚ )「キューちゃんもいずれ大人になったら、分かるよ」
o川*゚ー゚)o「そういうものかぁ……あ、私次はイルカショーみたい」
( ゚д゚ )「いいぞー」
203
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:25:06 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)oワクワク
( ゚д゚ )「結構前の席座れたな」
o川*゚ー゚)o「ね!この距離だったら水かかるかな!?」
( ゚д゚ )「かかると思うぞー」
o川*゚ー゚)o「やったぁ楽しみ!」
(;゚д゚ )「楽しみなのか……?」
o川*゚ー゚)o「だって楽しいじゃん水かかるの!夏だし!」
( ゚д゚ )「よく分らないなぁ」
o川*゚ー゚)o「おにーさん堅物ー。あ、始まるよ」
204
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:25:30 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ヮ゚)o
(*゚д゚ )
(*゚д゚ )(この年でも結構楽しめるんだな、イルカショー)
(*゚д゚ )(イルカ可愛いし、頭良いし、ペンギンも可愛い)
( ゚д゚ )(はー……水族館とか何年ぶりに来たんだろう)
( ゚д゚ )(……でもこれは夢なんだよな)
205
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:25:51 ID:MzPmMpMc0
o川*>ヮ<)o
( ゚д゚ )(……隣に居るこの子も、現実には居ないワケで)
( ゚д゚ )(………)
( ゚д゚ )(初めて夢を覚めたくないと思えてきた)
(;゚д゚ )そ「わぶっ!」ビシャア
o川*゚ー゚)o「あはは!びしょぬれー!」
(;゚д゚ )「結構な量ぶっかかってきたな……びっくりした……」
o川*゚ー゚)o「二人してびしょぬれだよーおもしろーい」
(;゚д゚ )「俺はおもしろくなーい……」
206
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:26:42 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o「はー!イルカショー楽しかった!」
( ゚д゚ )「小学生以来だったなぁこういうの」
o川*゚ー゚)o「大人はイルカショー見ないの?」
( ゚д゚ )「水族館自体行かなくなるな」
o川*゚ー゚)o「えーそんなのつまんないの」
( ゚д゚ )「忙しいからな」
207
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:27:21 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o「大人ってお仕事大変だもんね」
( ゚д゚ )「ああ……次行きたい場所あるか?」
o川*゚ー゚)o「んーん。イルカショー見たら満足しちゃった」
(;゚д゚ )「早いな」
o川*゚ー゚)o「それじゃあ出口行こうか。もう夕方だし」
(;゚д゚ )「もうそんな時間なのか!?」
208
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:27:47 ID:MzPmMpMc0
カナカナカナカナ……
(;゚д゚ )(本当だもう夕方だ……)
o川*゚ー゚)o「暗くなる前に帰らなきゃ!おにーさん、今日はありがとうございました!」
( ゚д゚ )「おう。気をつけて帰れよ」
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「……一人で帰れるのか?」
o川*゚ー゚)o「平気平気!こう見えてもタフなんですー」
( ゚д゚ )「俺とキューちゃん以外誰も居ないんだろ?ここ。水族館の従業員は除いてさ」
o川*゚ー゚)o
o川*゚‐゚)o
o川*^ー^)o「うん」
――――――
――――――――……
209
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:28:17 ID:MzPmMpMc0
( -д- )
( ゚д゚ )パッチリ
( ゚д゚ )(なーんかやけに長ったらしい夢見たな……水族館……)
( ゚д゚ )(ねむい……)
川 ゚ 々゚)「ミルナ君おはよー」
( ゚д゚ )「おはよう。三角巾だなんて珍しいな」
川*゚ 々゚)「そうそうミルナ君!張り切って荷造りしましょしょしょしょ!!ごーごー!!」
(;゚д゚ )「張り切りすぎだ」
第十三夢:水族館 おわり
210
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:32:07 ID:fqyLKCNQ0
かわゆす
211
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 22:13:32 ID:f1kINP4M0
おつかわいい!
212
:
同志名無しさん
:2016/07/25(月) 00:43:06 ID:pV8pvXEc0
おつおつ
なんか不思議で爽やかな夢だった
213
:
同志名無しさん
:2016/07/25(月) 01:15:35 ID:OEtminJ60
>>188
と
>>189
の間何か抜けてる?
会話が噛み合ってない気がする
214
:
同志名無しさん
:2016/07/25(月) 01:32:49 ID:AkqfQ6Pg0
おつ
これまた良い夢
くるうは結局ついていけない感じなのかな
215
:
同志名無しさん
:2016/09/09(金) 08:17:42 ID:S9/pM.LA0
芋部のオチまでこの作品知らなかった
知ってよかった
216
:
同志名無しさん
:2016/09/10(土) 09:05:52 ID:Mwu8OsKs0
芋もオカルトもテンポ良くて好きだけど夢がいちばん好き
更新まってるよーー
217
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:33:44 ID:0o1x1qqM0
川*゚ 々゚)「たっははー!!やっと荷造り終わりましたたた!!」
(;゚д゚ )「つかれたー……」グッタリ
川 ゚ 々゚)「むう、ミルナ君根性なしなし……」
(;-д- )「くるうが体力バカなだけだろ……」
川 ゚ 々゚)
川#゚ 々゚)
218
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:34:27 ID:0o1x1qqM0
川#゚ 々゚)「くるうバカじゃないもん!天才だもん!!きてれつさいさまだもん!!」
(;゚д゚ )(既にその発言がバカっぽいんだがな)
( ゚д゚ )「はいはい天才天才」
川 ゚ 々゚)「適当にあしらってる感半端なすすすす……」
219
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:35:08 ID:0o1x1qqM0
( ゚д゚ )「しっかし明後日引越しとは時間が経つのは早いなぁ」
川 ゚ 々゚)「まさに光陰矢の如しだね!」
(;゚д゚ )「なっ……く、くるうの癖にそんな言葉を……」
川#゚ 々゚)ムスッ
川#゚ 々゚)「またバカにしたたた!!!ミルナ君きらい!!」
川#゚ 々゚)「もうご飯作ってあげないし寝てる間に耳なし芳一みたいにするるる!!」
(;゚д゚ )「やめろ!仕返しでそんな無駄な労力使うな!」
川#゚ 々゚)「あっかんべーこんべろべろばー」
(;゚д゚ )ハー……
220
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:35:39 ID:0o1x1qqM0
(;-д- )「あーもう俺が悪かったですよーごめんなさーい」
川 ゚ 々゚)「………」
(;゚д゚ )「………」
川 ゚ 々゚)「ぬぅ………」
(;゚д゚ )(適当に返しちまった……また怒るか……?)
川 ゚ 々゚)「………」ゴゴゴゴ
(;゚д゚ )ドキドキドキ
221
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:36:13 ID:0o1x1qqM0
川*゚ 々゚)b「ゆるす!!」
(;゚д゚ )(判定緩いな!!)
川*゚ 々゚)「ごめんなさい言われたらくるうのイライラどっかいっちゃったたた!」
川*^ 々^)「さっきはきらいなんて言ってごめんね!ミルナ君だいすきだよ!」
( ゚д゚ )「………おう」
222
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:36:44 ID:0o1x1qqM0
川 ゚ 々゚)「ミルナ君てれてる」
( ゚д゚ )「照れてない」
川 ゚ 々゚)「おみみあかい」
( ゚д゚ )「赤くない」
川 ゚ 々゚)「……あ、そういえば荷造りしてる時に押入れからえっちな本が」
( ゚д゚ )
(;*゚д゚ )
223
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:38:50 ID:0o1x1qqM0
川 ゚ 々゚)「かおまっか」
(;*゚д゚ )「赤くねぇし!!暑いだけだし!!」
川*゚ 々゚)「んふー、隠さなくてもいいのよーミルナ君もおとしごろごろだしー」
(;*゚д゚ )「だあああああああお前は俺の母ちゃんかあああああああ!!」
224
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:39:18 ID:0o1x1qqM0
(;*゚д゚ )9m「もう!もういい!俺は寝るからな!」
川*゚ 々゚)「おやすみすー」ニヤニヤ
(;*゚д゚ )「ニヤニヤすんな!やめろ!」
川*゚ 々゚)「……東京大学物語」
(;*゚д゚ )「おやすみ!!!!」
225
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:39:49 ID:0o1x1qqM0
(;*゚д゚ )(クッソクッソ……俺でも隠し場所忘れてたのに……)
(;*゚д゚ )(女の子に発見されるのが一番恥ずかしんだぞチクショウ!)
(;*-д- )(こうなったら寝て忘れよ!!寝よ!!)
―――――
――――――………
226
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:40:24 ID:0o1x1qqM0
( -д- )
( ゚д゚ )パチパチ
(;゚д゚ )(なんかすっげぇ見覚えのある場所なんだけど……)
(;゚д゚ )(空には雲一つない青空が広がり柔らかな風の感覚、綺麗に手入れされた花壇……)
(;゚д゚ )(そして目の前にはオシャレな洋風の一軒家……白いレースのカーテン……)
(;゚д゚ )「あ」
(;゚д゚ )(一番最初にくるうに会った場所だ!)
(;゚д゚ )(うっわぁうっわぁまさかの二回目)
(;゚д゚ )(しかもあの夢のくるうは……)
227
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:40:57 ID:0o1x1qqM0
――――
―――――
川 ゚ 々゚)「あは」
――――
―――――
(;゚д゚ )ゾワァ
(;゚д゚ )(俺のトラウマが蘇る……!あの姿はまさに暴走初号機!)
(;゚д゚ )(おまけにドア半開きじゃねぇかもうウェルカム状態じゃねぇか)
(;-д- )
228
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:42:12 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )っ「ええい!ままよ!お邪魔します!」バーン
(;゚д゚ )(……内装もそのままと来たか、またあのおぞましいくるう出てきたら嫌なんですけど……)
(;゚д゚ )(と、とりあえずまだ探索したことのない場所へ……)
ヒタ……ヒタ……
(;゚д゚ )「………!」
229
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:42:50 ID:0o1x1qqM0
ヒタ……ヒタ……
(;゚д゚ )(あ、足音……)
(;゚д゚ )(しかもこっちに向かって……)
ヒタ……ヒタ……ペト…
(;゚д゚ )(そこで立ち止まるな!あっち行け!)
カタン キィィ……
(;>д< )「っ!」
lw´- _-ノv「やあ」
(;゚д゚ )
230
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:43:29 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )「誰だよ!!!」
lw´- _-ノv「お米を愛する素直でシュールなシューちゃんさ」
(;゚д゚ )「いや誰だよ!!!」
lw´- _-ノv「おにーさんこそ誰だよ。名を名乗ったら名乗り返すのが礼儀だろう」
(;゚д゚ )「……御手洗ミルナ」
lw´- _-ノv「おてあらいミルナ?」
(;゚д゚ )「みたらいだ!誰がトイレだ!」
lw´- _-ノv「ごめんごめん。珍しい苗字だねおにーさん。ラノベの主人公みたいだ」
lw´- _-ノv「まぁ僕ラノベなんか読んだことないけど!」
(;゚д゚ )(調子狂うなこいつ……)
231
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:44:04 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「それよりおにーさん、くるうの事を知りたいようだね」
(;゚д゚ )「!!!」
lw´- _-ノv「何で知ってるかって顔してるねねねね!ミルナ君!」
(;゚д゚ )「お、お前……まさか……」
lw´- _-ノv「ふっふっふっふーん……」
lw´- _-ノv「似てたでしょ今のモノマネ!優勝間違い無しだね!」
(;゚д゚ )「なっ……」
(;-д- )「間際らしいことすんなよ……」
lw´- _-ノv「てへへ」
232
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:44:33 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「しっかしおにーさんの夢って女の人ばかり出てくるね。飢えてるの?」
lw´- _-ノv「山梨にゾンビに人形、はたまた押入れに化物二匹かぁ。変なのばっか」
(;゚д゚ )「……何で俺の夢の内容なんか知ってんだ」
lw´- _-ノv「東京大学物語」
(;*゚д゚ )「やめろよおおおおおお!!!!忘れてたのにいいいいいいいいいいい!!!!」
233
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:45:04 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )ゼェゼェ
(;゚д゚ )「さ、さっきから無駄な話ばっかじゃなくて本題に入れよ……」
(((lw´- _-ノv「おーこめ!こーめこめ!ビタミンミネラル食物繊維!」テクテク
(;゚д゚ )「手ごわい!俺の夢の中で一番手ごわい奴だよお前!」
lw´- _-ノv「1998年2月18日午後21時32分」ピタッ
(;゚д゚ )「……は?」
234
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:45:37 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「東京都世田谷区の一軒家にて火災が発生」
lw´- _-ノv「火は3時間後に消し止められたものの中には焼け焦げた遺体が数名」
lw´- _-ノv「その遺体はこの家に住んでいた家族だと思われる」
lw´- _-ノv「被害者の名前は素直ヒート、素直モナー、素直シュール」
lw´- _-ノv「……そして素直くるう」
(;゚д゚ )「な、何の話だ……」
lw´- _-ノvっ― ピッ
235
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:46:19 ID:0o1x1qqM0
『昨晩、東京都世田谷区の一軒家で火災が発生しました』
『火は3時間後に消し止められたものの中には焼け焦げた遺体が四名発見され……』
『被害者はこの家に住む家族だと思……』
『また、警察は火災の原因を調査し……』
lw´- _-ノv「これが君の知りたかった素直くるうの情報だワトソン君」
(;゚д゚ )「じゃあこの夢は何なんだよ……理解出来ねぇよ……」
236
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:46:47 ID:0o1x1qqM0
『昨晩、東京都世田谷区の一軒家で火災が発生しました』
lw´- _-ノv「だから素直くるうの情報だってば」
『火は3時間後に消し止められたものの中には焼け焦げた遺体が四名発見され……』
lw´- _-ノv「素直くるうは火事で死んだ、死んだ後におぞましい化物になった」
『被害者はこの家に住む家族だと思……』
lw´- _-ノv「人に寄生して、人の夢を貪るおぞましい化物」
『また、警察は火災の原因を調査し……』
lw´- _-ノv「君、そうとう気に入られていたみたいだね。よく夢を見るし、餌にはもってこいって所かな」
『昨晩、東京都世田谷区の一軒家で火災が発生しました』
(; д )「…………」
237
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:47:25 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「まぁいいんじゃない、お互いに食料を提供し合って。一石二鳥」
『火は3時間後に消し止められたものの中には焼け焦げた遺体が四名発見され……』
lw´- _-ノv「それでも君はあの醜い化物と一緒に暮らしていけるのかい?」
(; д )「…………」
『被害者はこの家に住む家族d』プツッ
238
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:47:56 ID:0o1x1qqM0
(; д )「くるうが化物だからどうしたんだよ……」
(; д )「確かにあいつは手足長いし怖いしダルシム女だし」
(; д )「挙句の果てには人の目の前に現れて夢とは無関係とかわけのわからん事言うし」
(; д )「子供みたいでゲームとテレビが大好きな居候野郎だけどよ……」
(;゚д゚ )「それでもあいつは優しい女の子だ!!くるうの悪口は俺が許さないぞ!!」
(;゚д゚ )「だから……!」
lw´- _-ノv「残念タイムアップ」
(;゚д゚ )「最後まで言わせろよ!」
239
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:49:13 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「いや本当にタイムアップなんだってば。火が思ったよりまわったみたい☆」
(;゚д゚ )「ハァ!?それ先に言えよ!!逃げるぞ!!」
lw´- _-ノv「裏の勝手口、サザエさんで言うとサブちゃんが出てくる場所だ」
(;゚д゚ )「キッチン側だな!俺の手を掴め!」
lw´- _uノv「そうしたいけど手が溶けちゃった」ドロッ
(;゚д゚ )「いやいや顔も溶けてますけど!?」
lwu´- _uノv「いいから早く逃げるんだな、本当に時間が無くなるぞ」
(;゚д゚ )「だから俺と逃げるっつんてんだろ!抱っこでもおんぶでもしてやるから!」
lwu´- _uノv「いいんだよ僕の事はほっといて、もう死んでるんだもん」
(;゚д゚ )「うるせぇ関係あるかボケ!んなもん生きてようが死んでようが……」
240
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:49:39 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )「人一人ほっとくような奴がいるか!!」
lwu´- _uノv「………」
「お人好し」
―――――
――――――………
241
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:50:15 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )「ぶへぁ!!」ガバッ
(;゚д゚ )ゼェゼェ
(;゚д゚ )「む、無駄に長ったらしい夢……」
(;゚д゚ )(そうだ……くるうは……?)
川*゚ 々゚)リョウリノキホンハサシスセソー
(;゚д゚ )「…………」
(;゚д゚ )「ゆ………」
(;゚д゚ )「夢だよなぁ?」
第十四夢:ひみつ
242
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:50:39 ID:0o1x1qqM0
次回最終回
243
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:53:23 ID:PZWR9FkE0
おつ
ミルナカッコイイ
くるうはどうなるんだろうな
244
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:57:21 ID:.SzbTub.0
更新あるとは思ってなかった
245
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 01:10:17 ID:o8ELo54s0
一気に畳みにきたな
246
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 01:35:45 ID:nDr.zVXs0
うひひ面白い乙
247
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:22:02 ID:fxDi7y0A0
( ゚д゚ )「とうとう……明日だな……」
川 ゚ 々゚)「ミルナ君のお引越しししし……」
( ゚д゚ )「ああ……もうこの部屋とはおさらばだ」
川 ゚ 々゚)「サラダバー……」
( -д- )「そう思うと少し悲しくなるな……」
248
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:22:40 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)「でもくるうが居るよ!!ずっとずっと!」
川 ゚ 々゚)「それでは!改めて!これからも末永くよろしくお願いしますすすす!」ペコリ
(;゚д゚ )「お、おお……こちらこそよろしくお願いします」
川 ゚ 々゚)「………」
(;゚д゚ )「………」
川 ゚ 々゚)「なんか変な感じじーじーじー」
(;゚д゚ )「まぁ今更かしこまっても……なぁ?」
川 ゚ 々゚)「今まで通りだしししし……あ、そだだ」
249
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:23:16 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)「明日お引越し屋さん何時くるる?」
( ゚д゚ )「9時10時くらいって言ってたな」
川 ゚ 々゚)そ「はや!はややや!」
(;゚д゚ )「むしろ早く来てくれないと引越し先の荷物運んだりとかで時間かかるだろ……」
川 ゚ 々゚)「そういえばそうだね」
川 >々<)-☆「くるううっかり」
( ゚д゚ )(毎回思うけど月日が経つたび表情豊かになるなこいつ)
250
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:23:47 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)「ではではお引越し屋さんが来たらくるうは隠れて居りますゆえ」
(;゚д゚ )「お、おう。他人に見られたら流石にやばいもんな……」
川 ゚ 々゚)「隠し子が見つかった以上にやばいよよよ!」
(;゚д゚ )「いや……隠し子の方が家族や世間対の目が色々……」
川 ゚ 々゚)「無駄に現実的!」
251
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:24:22 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)「世の中にはホラーよりも恐ろしい事があるるるる……くるう学習したたた……」
( -д- )クァー
( づд- )ゴシゴシ
川 ゚ 々゚)「ミルナ君おねむ?」
( ゚д゚ )「ん?ああ……そろそろ睡魔がやばいな……」
川 ゚ 々゚)「じゃあおやすみす?」
( ゚д゚ )「おやすみすだな。明日は忙しいし、ちゃっちゃと寝るか」
川 ゚ 々゚)「それじゃあおやすみす、ミルナ君」
( ゚д゚ )「おやすみ」
252
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:24:53 ID:fxDi7y0A0
( ゚д゚ )バサァモフッ
( -д- )(ダンボールに囲まれてる引越し当初を思い出すな……)
( -д- )(地味に大変だったなぁ……俺片付けるの苦手だし)
( -д- )(あん時はデレさんや母さんが手伝ってくれたっけな……)
( -д- )(…………)
( -д- )(ここで夢を見るのも最後か……)
( -д- )(……まぁ、必ず見るとは限らないが)
( -д- )(………おやすみなさい)
―――――
――――――……
253
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:25:20 ID:fxDi7y0A0
( -д- )
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )パチパチ
( ゚д゚ )「……俺の家だ」
( ^ω^)ノ「おいすー」
(;゚д゚ )そ「!?!?!?!?」ビクッ
( ^ω^)ノ「おっおー!怖がらなくてもいいおー!僕は君の味方だおー!」
254
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:25:46 ID:fxDi7y0A0
(;゚д゚ )(な、なんだこの白饅頭は……モノクマみたいな体型しやがって……)
(;゚д゚ )(て言うかここ俺の家だよね!なんで俺こんな白饅頭と机で向かい合ってんの!?合コン!?)
(;゚д゚ )(いやいやいや一対一の合コンとかまずないし……どちらかと言うと個人面談だこれ!)
(;^ω^)「聞いてるかお?もしもーし」
(;゚д゚ )(その前に合コンとか個人面談じゃなくて何で俺の家に居る事だよ問題は!不法侵入!?)
(;^ω^)ノシ「おーい!おーい!」
(;゚д゚ )(おいおいまさかこれ家族が増えたよやったねたえちゃん!みたいな展開じゃねぇよな!)
(;゚д゚ )(引越し直前で新たな同居人が増えるわけ!?チクショウそれなら先に出てこい!)
(;^ω^)「お返事くださいなー!!もしもーし!!御手洗さーん!!」
255
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:26:15 ID:fxDi7y0A0
(;゚д゚ )「つまりお前は……」
(;^ω^)「おっ?」
(;゚д゚ )σ「戸棚に残されてカピカピに乾燥した豆大福の集合体……!」ビシィ!!
(;^ω^)「散々悩んだ挙句それ!?つーかあーた元々ツッコミポジションのはずだお!何いきなりボケ枠に移動してんだお!」
(;゚д゚ )「普段ツッコミ役の奴がボケをかますと剛速球になるんだよな……」
(;^ω^)「もうそれは変化球……」
256
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:26:48 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「あーもう手短にしようと思ったのに長引いちゃったお!」
(;^ω^)ノ「改めておいすー!」
(;゚д゚ )「な、なんかすまんな……」
( ^ω^)「過ぎた事は気にしない主義だお。ええと僕は内藤ホライゾン、略してブーンだお」
( ゚д゚ )「ブーン?内藤ホライゾンを略したらホーンにならないか?」
(;^ω^)「今回はボケに回るねおにーさん!まぁ好きに呼ぶといいお」
( ゚д゚ )「じゃあ白饅頭」
( ^ω^)「おん。さてさて本題」
257
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:28:04 ID:fxDi7y0A0
( ^ω^)「明日お引越しすると言う事で僕が直接挨拶にしに来たお!」
(;゚д゚ )「挨拶?白饅頭はこの部屋の先住民か何かなのか?」
( ^ω^)「うーんその解釈は間違ってないかもしれないけど僕はこの部屋の付喪神だお」
(;゚д゚ )「つ、付喪神……」
( ^ω^)「だお!日本には八百万の神様が居るんだから部屋の付喪神が居てもおかしくないお」
(;゚д゚ )「戸棚に残されてカピカピに乾燥した豆大福の付喪神じゃなかったんだな……」
(;^ω^)「いい加減それから離れるお!豆大福だったり白饅頭だったり安定しないな!」
258
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:28:57 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「はぁ……いつもなら数分で終わるのになんでこんな時間かかっちまうんだお……」
( ゚д゚ )「本当にすまん。次からはボケないようにする」
(;^ω^)「本当にお願いしますお?時間もタダじゃないんだお?」
( ^ω^)「まぁお別れの挨拶はほぼ終わったものだけど、今までありがとうございましたお!」
(;゚д゚ )「こちらこそ住まわしてありがとうございます……?」
259
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:29:22 ID:fxDi7y0A0
( ^ω^)「それは大家さんに言うべきだおね。あ、話ずらすけど玄関にゲロぶちまけた事は許さんお」
(;゚д゚ )「あれは完璧酔ってたし最終的にゲロ片付けたの俺だから!」
( ^ω^)「ままま、ね?間に合わないのはしょうがないけど精神的にきっついんだお」
(;゚д゚ )「ごめんなさいこれからはトイレで吐きます……」
( ^ω^)「いやまぁお別れだから今更言われても……」
(;゚д゚ )「ですよねー……」
260
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:30:00 ID:fxDi7y0A0
( ^ω^)「あ、そうだ。もうお引越しって事であの子消しちゃってもいいおね?」
( ゚д゚ )「……は?」
( ^ω^)「いやだからあの手足長い子」
( ゚д゚ )「……くるうの事を言ってるのか?」
( ^ω^)「だおだお。もうずっと我慢してたけど引っ越すならこっちで除霊しちゃうおー」
(;゚д゚ )「ま、待て!色々とツッコミどころがあるがくるうを消すってなんだよ!?」
261
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:30:35 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「このままあの怨霊みたいなのを部屋に置かれても困るんだお!」
(;^ω^)「ああいうオカルト的存在は僕達にとってはバクテリアとかガン細胞とかバグみたいなもんだお!」
(;^ω^)「今まで見逃してけどずっとバグに侵食されたら色々とめんどくさいんだお!」
(;゚д゚ )「この部屋に置いていくんじゃない!あいつはそのまま俺に着いてくるつもりだ!」
(;^ω^)「おバカ!あんなのずっと引き連れてたらいつか死んじゃうお!」
(;゚д゚ )「生き物はいつか必ず死ぬ!」
(;^ω^)「違う!寿命がどんどん縮まって死んじゃうんだお!」
262
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:31:03 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「どの経歴でああなったか知らないけどあの子はとてつもなくおぞましい何かだお!」
(;^ω^)「普通見た目で分かるだろ!いかにも化物だお!」
(#゚д゚ )「くるうの悪口は俺が許さんぞ!」
(;^ω^)「…………」
(;^ω^)(まるで依存性だお……むしろ共依存に近いか)
263
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:31:35 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「……さっきの言葉は訂正するお」
(#゚д゚ )「………」
(;^ω^)「でもね、ずっと縛り付けるのはよくないと思うお」
( ^ω^)「いくら仲が良くても、一緒に住んでても、結局は違う者同士なんだお」
( ^ω^)「約束したからってそんなもんただのエゴにしか過ぎないお」
( ゚д゚ )「………エゴでも……俺はくるうが居ないと何もできないかもしれない……」
( ^ω^)「おっおっ、今まで一人暮らししてきたんだから大丈夫だお」
264
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:32:05 ID:NZcK.Vgo0
( ゚д゚ )「……そうじゃなくて、くるうには消えて欲しくないんだ……」
( ^ω^)「……そういう訳にはいかないんだお、君の為にも、あの子の為にも」
(;゚д゚ )「でも!!」
( ^ω^)「……どうしても辛いんだったら、今までの記憶を消してあげるお」
(;゚д゚ )「……!」
265
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:33:17 ID:fxDi7y0A0
(;゚д゚ )「や……やめろ!」
(;゚д゚ )「消したくない!!今までの思い出やくるうの記憶は消したくない!!」
( ^ω^)「残念だけど、楽しい夢の時間は終わりだお」
(;゚д゚ )「話聞けよ!おい!」
( ^ω^)「目が覚めた時、夢の内容が思い出せないように全部忘れさせてあげるから」
(;゚д゚ )「や……やめ」
ザザッ プツン
―――――
――――――………
266
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:33:52 ID:fxDi7y0A0
アナタハーモウーワスレタカシラー
( -д- )「んん……」
( -д- )つ カチッ
( -д- )「なんで携帯のアーラムが神田川なんだよ……逆に目が覚めないわ……」
(;゚д゚ )「………?なんか変な夢見たけど内容が思い出せないなぁ、なんだっけ」
(;゚д゚ )「おまけにここ最近の記憶が抜け落ちてるような……」
(;゚д゚ )「それに大事な何かを忘れているような気がする……」
267
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:34:20 ID:fxDi7y0A0
<ピンポーン
(;゚д゚ )「あああああ!!そうだ引越しだ!!」
(;゚д゚ )「完全に寝過ごした!今でまーす!!」
―――――
――――――
―――――――……………
268
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:34:51 ID:fxDi7y0A0
――数ヵ月後
ζ(゚ー゚*ζ「はぁ……月日が経つのって早いねぇ」
( ゚д゚ )「だなぁ……」
ζ(゚、゚*ζ「ミルナ君のお引越しがもう昔の事だなんて未だに実感湧かないよ」
ζ(゚ー゚*ζ「それでも相変わらずだけど」
(;゚д゚ )「うっせ」
ζ(^ー^*ζ「うふふ」
269
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:35:39 ID:fxDi7y0A0
( ゚д゚ )「そう言えば、デレさん仕事の方は落ち着いたか?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん!前よりは全然忙しくないよ!」
ζ(゚ー゚*ζ「それにミルナ君、小さい頃みたいに『デレ』って呼んでも構わないよ?」
(*;゚д゚ )「………デ、デレ」ボソッ
ζ(゚ー゚*ζ「聞こえないよー?」
(*;゚д゚ )「これが精一杯だよ!!バカ!!」
ζ(^ー^*ζ「照れ屋さん。今からじゃなくても少しずつ慣れてくれればいいよ」
(*゚д゚ )「お、おう……」
270
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:36:09 ID:fxDi7y0A0
ζ(゚ー゚*ζ「あ、そうだ!ミルナ君いつもお惣菜ばっかだからこれ作ってきたんだー」ゴソゴソ
( ゚д゚ )「なんだ?失敗料理か?」
ζ(゚、゚*ζ「違いますー」
ζ(゚ー゚*ζ「はい!開けてみて!」
( ゚д゚ )「結構多いな……」パカッ
271
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:37:29 ID:fxDi7y0A0
( ゚д゚ )「……ブリ大根?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん!煮物に挑戦してみたんだ!」
ζ(゚、゚*ζ「もしかしたら味あんま染みてないかもだけど……」
( ゚д゚ )
( ;д゚ )
そζ(゚ー゚;*ζ「ミルナ君!?」
272
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:38:29 ID:fxDi7y0A0
( ;д; )
ζ(゚ー゚;*ζ「ど、どうしたの!?ブリ大根嫌いだった!?」
( ;д; )「ち、ちがっ……そうじゃない……んだけど……」
( ;д; )「ブリ大根見てたら………悲しくなって……俺しか知らないあの子の事……」
ζ(゚ー゚;*ζ「オムライスでヒヨコさん可哀想的な?」
( ;д; )「でも思い出せないんだ……ずっと俺の傍に居たような気がするのに……名前も……姿も……」
( ;д; )「何もかも……!」
ζ(゚ー゚;*ζ「………」
273
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:38:59 ID:fxDi7y0A0
「……私には何も出来ないけど、ミルナ君が泣き止むまで背中さすってあげるね!」
「うう……ありがとデレさん………ぐすっ」
「よしよし吉幾三ー」
「……その慰め方はどうかと思う」
「あ、ミルナ君笑った、でも顔ぐしゃぐしゃ」
「……うっせーよ」
274
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:39:40 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)
川*^ 々^)
( ゚д゚ )は夢を見るようです:おしまい
275
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:46:20 ID:fxDi7y0A0
これにて完結です。二ヶ月投下が空いて申し訳ないけど無事終わる事が出来ました
本当はカラオケのマイクが電マに置き換わる夢とか全裸バイクとか夜行バスのゴリマッチョの夢とか書こうとしましたが都合によりボツ
支援イラスト、レス等ありがとうございました!
まとめサイトさんにも感謝
276
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:48:39 ID:RrqmiDYo0
乙でした
277
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 21:38:02 ID:DPAbmP4s0
おおん、くるうとはお別れの言葉もできなかったのが悲しいな
ミルナの今後を考えると元の日常に戻れた方が安心だわなあ
278
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 22:04:48 ID:ktIjR51.0
最後くるうが笑っててくれたのが救い…。゚(゚´д`゚)゚。
乙でした、この作品ほんと好きなので寂しくなるなあ
279
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 22:21:51 ID:Xc4A8q6.0
くるうの笑顔に救われた……
ちょっと不思議な夢の世界楽しかった!ありがとう!!
280
:
同志名無しさん
:2016/09/19(月) 20:17:23 ID:hPWRDxkU0
くるう切ないな……完結乙!
281
:
同志名無しさん
:2016/09/20(火) 02:56:50 ID:cED9GmNI0
乙 一息つけるいい小説だった。完結おめ
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