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('A`)マーケティング・レンタルコミックス AFTER STORY

1同志名無しさん:2016/02/09(火) 22:25:05 ID:W8lMmywY0
代理で

ウンコサンバ・マッスルカーニバル開幕!!!!!!!!ワッショイクソ祭り!!!!!!

そんな感じでやっていきます

・番外編スレです
・高校編、大人編とごっちゃにやっていきます
・時系列は滅茶苦茶です
・濃厚なクソ映画成分や伝わりづらいネタを多く扱います

2同志名無しさん:2016/02/09(火) 22:36:47 ID:2orkZJq20
またクソ祭りか(いい意味で)

3同志名無しさん:2016/02/09(火) 22:53:54 ID:ntPsbG1Y0
ムカデェ!!!

4>>1:2016/02/09(火) 23:15:55 ID:i1E14HMg0
『2-M組欝田ドクオ、瓜畑ニダー。2-A組吉川フサ、3-A組長岡ジョルジュ。今すぐ会議室まで……』


(;'A`)∴「アフッ!!」

( ^ω^)「うわっ、きったねえ」


昼休憩中、光坂高校のサッカー部を何秒で全員ぶっ殺せるかの話題で盛り上がってる時
校内スピーカーから呼び出しがかかった


( ・∀・)「今度は何したの?」

(;'A`)「いや、身に覚えがねえよ……」

(-@∀@)「ついに停学か……」

('A`)「ねえっつってんのにお前は」

( ^ω^)「お前ら、ニダーも呼び出されてるんだぞ?」

( ・∀・)「ああ、じゃあ問題ないね」

(-@∀@)「早く行っておいでよ」

('A`)「シバくぞお前ら」

( ^ω^)「ラグビー部も呼ばれてたけど、俺も行くか?」

('A`)「長岡程度なら俺一人で充分だ」

<ヽ;`∀´>「いい加減仲良くするニダよ……」

5>>1:2016/02/09(火) 23:16:44 ID:i1E14HMg0
('A`)「サッカー部の連中ならムカデ人間にしても問題ないと思うんだよ」ステステ

<ヽ;`∀´>「だから、ウリはそのアニメ観てないから全然わからないし、誰に対してもそれをしちゃいけないニダよ……」ステステ


( ・□・)<わかる


('A`)「ほら、誰かもわからない奴も同意してくれてるし」ステステ

<ヽ;`∀´>「ほんと誰ニダ今の……?」ステステ


【会議室】


('A`)「お邪魔しマッスル」ガラリラ

<ヽ`∀´>「失礼します」


会議室には既に、ラグビー部の二人

  _
( ゚∀゚)「おっせーよボケカス」

ミ,;-Д-彡「ジョルジュさん」


教師が二人


N| "゚'` {"゚`lリ「よく来た。座ってくれ」

|(●),  、(●)、|「急にスマンな」


そして


ミセ*゚ー゚)リ「どもー!!恐縮です!!初春です!!」


イベント実行委員の姿が揃っていた

6>>1:2016/02/09(火) 23:18:38 ID:i1E14HMg0
('A`)「誰かさんと違って、多忙なのでね」
  _
( ゚∀゚)「多忙ォー?何してたんだ瓜畑?」

<ヽ`∀´>「お昼を食べながらアニメの話をしていましたニダ」
  _
( ゚∀゚)「っほぉ〜?そりゃあ随分お忙しいこって」

('A`)「ああ、テメーの胸糞悪いツラ見るくらいなら、クラナドの話に精を出したかったぜ」

  _
(#゚∀゚) ビキッ

(#'A`) ビキキッ


<ヽ;`∀´>「ごめん、ウチのドクオが……」

ミ,;゚Д゚彡「いや、こちらこそすまない……」

N| "゚'` {"゚`lリ「犬猿の仲だな」

|(●),  、(●)、|「ああいう手合いが意外と長い付き合いするようになるんだよ」


ミセ*゚ー゚)リ「はいはーい!!お喋りはここまでにして本題に入りますよー!!」

  _
(#゚∀゚) アンコラ…テメコラ…

(#'A`) ヤンノカ…スッゾオラ…


ミセ*゚ー゚)リ「入るっつってんのにこの二人は」

7>>1:2016/02/09(火) 23:19:49 ID:i1E14HMg0
にらみ合いを続ける二人を引き剥がし、席に着かせ
初春ミセリは一つ拍手を打った


ミセ*゚ー゚)リ「えーとですね、今回皆様方をお呼びしたのはですね」

ミセ*゚ー゚)リ「ジョック対ロック・ユーの再対決の企画をお持ちしたんですよ!!」

('A`)「ニダー、戻るぞ」

ミセ;゚Д゚)リそ「ええええええええええ!!!???話!!話聞いてください!!」

('A`)「いやいいよ別にそんなことしなくても。それより俺戻ってクラナドの話再開したい」
  _
( ゚∀゚)「ほっとけほっとけー。どーせ次は勝てねーからって逃げ出す根性無しなんてよー」

('A`)「は?何言ってんのお前?またラグビー部が赤っ恥晒す羽目になるから、手を引いてやっただけなんだけど?」

  _
(#゚∀゚) アンコラ…テメコラ…

(#'A`) ヤンノカ…スッゾオラ…


ミ,,゚Д゚彡「もうあの二人は放っといて、話を続けてくれないか?初春さん」

ミセ;゚ー゚)リ「アッハイ……やっぱりお二方もお呼びして正解でした……」

<ヽ;`∀´>「ご迷惑お掛けしますニダ……」

8>>1:2016/02/09(火) 23:21:23 ID:i1E14HMg0
レジュメを受け取った二人は、そろって声を上げた


<ヽ`∀´>ミ,,゚Д゚彡「「野球対決?」」


ミセ*゚ー゚)リ「はい!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「学園祭のボディコンだが、ほんの僅かな差で勝敗が決まっただろ?」

|(●),  、(●)、|「それに対する抗議がいくつかあってな。なら、改めて別の舞台で勝負を着けて貰おうと初春が提案をしてくれたのさ」

<ヽ`∀´>「しかし、何故野球を?」

ミセ*゚ー゚)リ「青春と言えば野球しか無いかなと思って!!」

ミ,;゚Д゚彡「意外と軽率なんだな……だが、ウチのチームには野球経験者もいるぞ?ハンデにならないか?」

ミセ*゚ー゚)リ「えっ、初耳なんですけど……」

ミ,,゚Д゚彡「猫田は中学までピッチャーだったんだ」

ミセ;゚ー゚)リ「何故ラグビー部に……?」

ミ,,゚Д゚彡「そこにいるジョルジュさんにしかわからないな」

<ヽ`∀´>「それに、互いのチームは五人ずつニダ。残りの四人はどうするニカ?」

ミセ*゚ー゚)リ「助っ人を呼んでください。勿論、野球経験者でもオッケーですよ」

ミセ*゚ー゚)リ「あっ、女性も可にします」

<ヽ;`∀´>「女性も……?」

ミセ*゚ー゚)リ「やだなぁ瓜畑さん。校内最強の彼女がいるくせにとぼけちゃって」

9>>1:2016/02/09(火) 23:23:12 ID:i1E14HMg0
ニダーはわざとらしく一つ咳払いをし、話を本題に戻した


<ヽ;`∀´>「と、とにかく、一度チームメンバーと相談してから決めたいと思いますニダ」

ミ,,゚Д゚彡「こっちもそうするよ。ま、ウチの連中なら二つ返事だろうがね」

ミセ*゚ー゚)リ「わかりました!!では……」


初春が連絡期限を伝えようとした時、硬い物がぶつかり合う鈍い音が連続して響いた
全員がその音の方向に目を向けると

  _
(#゚∀゚)「おうテメ次は言い訳できねえくらいぶちのめしてやらぁ!!」ゴッゴッゴッゴッ!!

(#'A゚)「二回連続で負けたからって泣くんじゃねえぞオラァ!!」ゴッゴッゴッゴッ!!


睨み合いから頭突き合いに発展していた二人が、挑発し合っていた


<ヽ;`∀´>そ「何してるニダァ!?」

ミ,;゚Д゚彡「やめろ二人とも!!先生、何故止めないんです!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「いやぁ、面白くってなwwww」

|(●),  、(●)、|「血気盛んで喜ばしい限りだwwwww」

ミ,;゚Д゚彡そ「この生徒にしてこの教師ありだ!!!」

ミセ*゚ー゚)リ「いやー、またまた楽しませてくれそうで何よりです!!」

10>>1:2016/02/09(火) 23:25:05 ID:i1E14HMg0
殴り合いにまで発展する前に、互いのチームリーダーを先に帰らせ
その後の細々とした話や連絡事項が済み、会議室を出た常識人二人は同時にため息を吐いた


ミ,;-Д-彡「すまない……ウチのバカ大将が……」

<ヽ;`∀´>「こちらこそニダ……」

ミ,,゚Д゚彡「しかし、今回は事前に連絡をくれて助かったな」

<ヽ`∀´>「前みたいな揉め事を止められるニダね」

ミ,,゚Д゚彡「で、どうする?勝負内容が不利だと思うなら、変更を申し出ても良いが」

<ヽ`∀´>「いや、大丈夫だと思うニダ。成る様に成るニダ」

ミ,,゚Д゚彡「大雑把だな……本当に大丈夫か?」

<ヽ`∀´>「前もこんな感じで乗り越えたニダ。ギリギリだったけど」

ミ,,^Д^彡「ハハ、お互い苦労するな。では、今回は健全に、正々堂々勝負しよう」

<ヽ`∀´>「臨む所ニダ」


二人は固い握手を交わし、授業の予鈴が鳴る前にそれぞれの教室へと戻った
戦いを前にして、穏やかに闘志を燃やしながら―――――

11>>1:2016/02/09(火) 23:26:59 ID:i1E14HMg0


マーケティング・レンタルコミックス AFTER STORY


『マッスル・ウォーリベンジ!!カッチカチの棒でタマを打つ漢達!!のようです』(前編)


.

12>>1:2016/02/09(火) 23:27:37 ID:i1E14HMg0
放課後、2-M組教室


('A`)「じゃあ、ラグビー部を野球でぶっ殺す作戦会議始めるぞ」

<ヽ;`∀´>「ドクオ」

('A`)「ああ悪い間違えた。長岡だけをぶっ殺す作戦会議だった」

<ヽ;`∀´>「殺さないニダ」


事情を聞いたチーム『ロック・ユー』のメンバーと、女性陣による作戦会議が行われていた


<ヽ`∀´>「えーと、全員参加って事で良いニダね?」

( ^ω^)「ええやで」

( ・∀・)「確認するけどさー。本当に前みたいな危ない賭けにならない?」

<ヽ`∀´>「今回はウリと吉川くんで取り決めをするから大丈夫ニダ」

(-@∀@)「それなら安心だね。ドクオに任せてたら今頃どんな約束されてたか」

('A`)「遺憾である」

从 ゚∀从「遺憾も何も、お前喧嘩売られたら絶対買うじゃん……」

('A`)「だって……なぁ?ブーン」

13>>1:2016/02/09(火) 23:28:57 ID:i1E14HMg0
( ^ω^)「世の中には殴って良い奴とダメな奴がいる。長岡は殴って良い奴」

<ヽ;`∀´>「どうしてあの人とは仲良く出来ないニダ……」

( ・∀・)「僕らはラグビー部の一年と遊びに行くほど仲良くなったのにね」

(-@∀@)「気の良い人達だよ?オタ趣味にも理解あるし」

('A`)「お前らとラグビー部一年が赤い糸の縁で結ばれているように」

(-@∀@)「そこまで仲良くは無いかな」

('A`)「俺とあのクソ眉毛は戦わなければならない見えない運命の鎖の縁で繋がっていたんだ!!」

('A`)「許せっビビンバ!!お前を置いてゆくことを……!!」

ノパ⊿゚)「あれ、何のネタですか?」

川 ゚ -゚)「キン肉マン」

<ヽ`∀´>「はいはい、話を戻すニダよ」


ニダーは、野球メンバーを書き込む用紙にそれぞれの名前を書き込んでいく
その中には、クール、ハイン、ヒートの名前も含まれていた


<ヽ`∀´>「これで八人……後一人欲しいニダね」

ノパ⊿゚)「アテはあるんですか?」

<ヽ`∀´>「うーん……クー、どうニダ?」

川 ゚ -゚)「友人が少ない私に、お前は何を期待しているんだ?」

<ヽ;`∀´>「あっ、うん……ゴメンニダ……」

14>>1:2016/02/09(火) 23:29:22 ID:i1E14HMg0
从;゚∀从「お、俺もそんなに顔広くないし、逃げる奴もいるし……」

( ・∀・)「男友達がキミ達しかいない」

(-@∀@)「運動が出来る友達はあんまりいないかな……」

ノパ⊿゚)「今クラスのグループLINEに連絡入れたんですけど、このチームに入るの恐いって返信がきました!!」


<ヽ;`∀´>「……」

<ヽ;`∀´>「その……二人は、どうニカ?」


('A`)「おうなんで恐々と尋ねるんだよ」

( ^ω^)「心外だお」

<ヽ;`∀´>「いや……変態がまた増えるのかと思うと胃痛が……」

(#'A`)「おい誰だよ!!俺達のニダーに苦労掛けてる奴は!!」

从 ゚∀从「テメーらだテメーら」

( ^ω^)「っつーか、アテなら普通にあるじゃねーか」

( ・∀・)「誰?どこの人?」

( ^ω^)「サバゲー部」

15>>1:2016/02/09(火) 23:31:12 ID:i1E14HMg0
【サバゲー部室】ウィイイイイイイイダバダバドゥ!!!!!!


('A`)「おーい!!磯野ォ!!!!!野球しようぜ!!!!!」

( ^ω^)「さもなくば殺す」

( ^ω^)「惨たらしく」

( ^ω^)「殺す」

( ^ω^)「選べ……自分のチンコで喉を詰まらせ窒息死するか」

( ^ω^)「高カロリー、塩分過多の食事を毎日食い、生活習慣病で死ぬか……」

( ´_ゝ`)「後者で頼む」

( ^ω^)「待ってろ……今日はジューシーなハンバーグをお見舞いしてやる……」

( ´_ゝ`)「やったぜ」

(=;゚ω゚)「いや乗り気にならないでください部長」

(´<_` )「いらっしゃい。コーヒー飲むか?」

('A`)「いただこうか。ああ、今日はゲームをしにきたんじゃねえんだ」

(´<_` )「ゴメン確認したいんだけど、お前サバゲー部員だよな一応?」

('A`)「え?何?イジメ?ならもっと気持ち良い言葉責めで頼むわ」

(´<_` )「この醜くやらしい豚め!!その鼻に肉フックを掛けて宙吊りにしてやろうか!!」

('A`)「責め方がド下手だな。ブーンを見習え」

( ^ω^)「乳首の形が顔面と同じくらい気持ち悪いな。死ねよ」

:(*'A`):「アフッ……これこれェ……」ゾクゾクゥ

(=;゚ω゚)「アンタら何しに来たんすか」

16>>1:2016/02/09(火) 23:33:11 ID:i1E14HMg0
('A`)「かくかくしかじか。ウンコ!!ウンコサンバ!!」

(;´_ゝ`)「な、なんだってぇ!!ラグビー部と野球で再戦することが決まったのは良いが、メンバーが一人足りない!?」

(´<_`;)「だから、サバゲー部から一人助っ人が欲しくて頼みに来ただってぇ!?」

(=;゚ω゚)「もう突っ込みませんからね俺は!!」

( ^ω^)「ズズ……クソまっじいなこのコーヒー」

(´<_` )「あっ、ごめん。賞味期限一年くらい過ぎてた」

( ^ω^)「ふざっけんなよお前マジ」

('A`)「で、どう?一人貸してくれる?」

( ´_ゝ`)「いいよいいよ。キッド持ってけよ」

(=;゚ω゚)そ「俺っすか!?」

('A`)「おう、ありがとうな。じゃあしばらく借りるわ」ガシッ

( ^ω^)「おめでとう木戸。今日からお前はロック・ユーのメンバーだ」ガシッ

(=;゚ω゚)「えっ、マジっすか……ええ!?ちょ、部長!!???副部長ーーーーーーー!!!???」

('A`)「うるせえやつだな……縛れ縛れ」

( ^ω^)「縄借りるお」

(=;゚ω゚)そ「うわなにをするやmああああああああ!!!」

( ´_ゝ`)「アッハッハッハッハッハ」

(´<_` )「友達増やしてこいよー」

17>>1:2016/02/09(火) 23:34:30 ID:i1E14HMg0
―――――
―――



(=;■ω■)「殺して……殺してくれ……」


从;゚∀从「……お前ら、ちゃんと説得したんだろうな?」

('A`)「部長と副部長の許可はちゃんと得たよ?」

从;゚∀从「本人の了承は?」

( ^ω^)「姉御、ロボトミー手術って出来る?」

川 ゚ -゚)「知識はあるが、実際にやるのは初めてだな」

<ヽ;`∀´>「コラコラ、冗談でも重過ぎるニダよ」

( ^ω^)「?」

川 ゚ -゚)「?」

<ヽ;`∀´>「えっ……じょ、冗談ニダね?ねぇ?」

( ・∀・)「もー解くよこの縄と目隠し」





(=;゚ω゚)「ほんと滅茶苦茶ッスねアンタら……」

川 ゚ -゚)「遠慮しなくても、いいんだぞ?」

(=;゚ω゚)「いやホントやめてください……目がマジなのが恐いっすよ素直先輩」

18>>1:2016/02/09(火) 23:36:14 ID:i1E14HMg0
(=;゚ω゚)「っつーか、やるだなんて俺自身から一言も言ってないですからね!!」

(;-@∀@)「わかる、わかるよ……キミは悪くないよ……」

(=;-ω-)「あざっす、木原先輩……優しさが身に染みます……」

(#'A`)「あーん?野球やれよテメェよぉ……?」

(#^ω^)「尻の穴ァ……傷つけたくないだろ?」

(=;゚ω゚)「部室帰っていいっすか?」

('A`)「ヤンジャン……は、汚れるから、広辞苑丸めて突っ込むか」

ノパ⊿゚)「鬼も泣いて逃げ出すほどのド畜生ですね!!!!」

('A`)「おう、ありがとう」

从 ゚∀从「ごめんな、ぃょぅ。無理なら無理って言ってくれたら、ちゃんと帰すからさ」

(=゚ω゚)「やります」キリ

('A`)「やったぜ」

( ^ω^)「成し遂げたぜ」

( ・∀・)「狙ってたでしょ。この展開」

('A`)「ああ……まぁな。だが……」

(#'A゚)「奥歯砕け散りそうなほど妬ましいが……!!!!!」ギリギリィ……

(=;゚ω゚)そ「ヒッ!!やめます!!やっぱりやめます!!」

    
从#゚∀从「脅すな」
  ⊂彡☆))'A゚)∴「ありがとうございます!!」

19>>1:2016/02/09(火) 23:37:50 ID:i1E14HMg0
ノパ⊿゚)「木戸っち、野球できるの?」

(=゚ω゚)「人並に運動は出来るけど……野球はやったこと無い」

( ^ω^)「帰れ」

<ヽ;`∀´>「邪険に扱わない!!」

(=゚ω゚)「アンタと欝田先輩がいなきゃ二つ返事だったんですけどね」

( ^ω^)ノ「冗談だって、仲良くしようぜ?なぁ木戸」ポンポン

(=゚ω゚)「触んな」パシッ

( ^ω^)「姉御、この後輩かわいくねえ」

川 ゚ -゚)「お前も似たようなものだ」

(-@∀@)「ともあれ、メンバーが集まって一安心だね」

( ・∀・)「そうだね。でも……」


( ・∀・)「野球したこと、ある人いる?」


('A`)( ^ω^)从 ゚∀从

川 ゚ -゚)<ヽ`∀´>ノパ⊿゚)  「…………」

(-@∀@)( ・∀・)(=゚ω゚)


( ・∀・)「……」

(;・∀・)「か、勝てるかなぁ……?」

20>>1:2016/02/09(火) 23:39:29 ID:i1E14HMg0
【俺とお前のだんご大家族公園】


('A`)「野球大会再開まで二週間!!その間に猛特訓だ!!」

:(*'A`):「特訓……はぁあ!!」ブルルッ

(=;゚ω゚)「普通の、普通の野球練習っすよね?ねぇ?」

( ・∀・)「大丈夫だよ。今回はニダーくんがいるし」

川 ゚ -゚)「私は?」

(;・∀・)「もっ、勿論クール先輩も……」

川 ゚ -゚)「おい、何故目を背ける?」

<ヽ`∀´>「はいはい、練習始めるニダよ」

(-@∀@)「と言っても……野球用具が足りないね」

<ヽ`∀´>「家にあったものを持ってきたから、サイズが合ってないのもあるニダね」

ノパ⊿゚)「野球部から借りて来ますか!?」

<ヽ`∀´>「野球部の人達も練習があるから、無理強いは出来ないニダよ」

( ^ω^)「ちょっと脅せばすぐだって。木戸みてえに」

<ヽ`∀´>「木戸くん、今からでも遅くない。やめとかないニカ?」

( ^ω^)ノ「冗談だって。怒るなよニダー」ポンポンヌ

<ヽ`∀´>「触るな」パシッ

( ^ω^)「ニダーにされると心に刺さるわー」

21>>1:2016/02/09(火) 23:40:22 ID:i1E14HMg0
(#'A`)「よーし!!まずはノックだ!!俺が打ってやる!!」


ノパ⊿゚)「最初はキャッチボールとかの方が良くないですかー!!」


(#'A`)「無駄口叩くなヒート!!行くぞォ!!」


(=゚ω゚)「ほっといて良いんですかあの人」

川 ゚ -゚)「好きにやらせとけ……どうせ、すぐまともな練習になる」

(=゚ω゚)「?」


(#'A`)「オラァ!!」ブゥン!!

(#'A`) ポン ポポン……(切なくボールが跳ねる音)


ノパ⊿゚)「打ててないでーす!!」


(#'A`)「いっ、今のは素振りだー!!本番はこれからー!!」

(#'A`)「オラァ!!」ブォン!!

(#'A`) ポン ポポン……(切 な く ボ ー ル が 跳 ね る 音)


ノパ⊿゚)「素振りはもういいですからー!!」


(#'A`)「オラァ!!」ブゥン!!

(#'A`)「オラァ!!」ブゥン!!

(#'A`)「オラァ!!」ブゥン!!


ポン ポポン……(切 な く ボ ー ル が 跳 ね る 音)

22>>1:2016/02/09(火) 23:41:30 ID:i1E14HMg0
( ・∀・)「下手くそー!!」

(-@∀@)「何やってんのー!!」

( ^ω^)「お前の筋肉が可哀相だ」

ノパ⊿゚)「あほー!!」


(うA`)「そこまで言う事無いじゃん……」


从 ゚∀从「そーいやあいつ、球技が絶望的に下手だった」

(=;゚ω゚)「マジですか?意外だ……サバゲーの腕は凄いのに」

<ヽ`∀´>「格闘と射撃の才能にだけ特化してるニダね……」

川 ゚ -゚)「ハァー、やれやれ。ドクオ、満足したか?では、キャッチボールから始めるぞ」

('A`)「アッハイ……」


(#'A`)「唸れ!!拙僧の筋肉アンダースロー!!」ブォンパァン!!

( ^ω^) ズドォン!!

( ^ω^)「お前、どこ目掛けて投げてんだよ……」

('A`)「お前のグローブに……」

( ^ω )「俺の股間に強烈な……スト……ライク……」


(  ω ) ドサァッ


(;'A`)「ブゥゥゥーーーーーン!!!!???」


川 ゚ -゚)「酷いな……」

从 ゚∀从「酷いっすね……」

23名も無きAAのようです:2016/02/09(火) 23:42:56 ID:MdsCrgLQ0
カッカッカ

24>>1:2016/02/09(火) 23:43:39 ID:i1E14HMg0
川 ゚ -゚)「ボールを投げることさえマトモに出来ない以上、投手も野手も、ましてや捕手も出来やしない」

川 ゚ -゚)「しかも、バットにボールを当てる事も出来ないフニャチン野郎だ。救えないな、ええ?」

川 ゚ -゚)「この役立たずが。それでよく野球勝負を受けたな?今からでも遅くは無いぞ?」

川 ゚ -゚)「犬も食わないくっさいプライドを捨て、長岡のマラを舐めて勝負内容の変更を申し込んで来いカマ野郎」


(うA;)「やだもん……」


(-@∀@)「ブーン、フォローしてやりなよ」

( ^ω^)「おうサッサとラグビー部行って来いよケツ穴野郎」

( ・∀・)「股間のダメージが友情をぶち壊した瞬間である」

<ヽ;`∀´>「クー。対決を引き受けたのはウリニダ。それに、誰だって得手不得手があるものニダよ」

川 ゚ -゚)「私には無いぞ?」

<ヽ;`∀´>「クーだって、建前を使えないニダ」

川 ゚ -゚)「嘘を吐けない正直者だからな。ある意味、私はピュアとも言える」

( ^ω^)「よく言うぜ……腹の中ドロッドロなのn


( メ)ω^)「今だかつてクール様ほど純粋な方を見たことがありません」

川 ゚ -゚)「ほら、ブーンもそう言ってるし」

(=;゚ω゚)「な、なぁ……毎日こんな感じなのか?」

ノハ=⊿=)「大体はねー。もう慣れちゃった」

25>>1:2016/02/09(火) 23:45:19 ID:i1E14HMg0
从;゚∀从「先輩、その辺で……」

川 ゚ -゚)「何故だ?こういう馬鹿にはちゃんと言って聞かせないと、自分が馬鹿だと気付かないぞ?」

从;=∀从「あうう……」

( ^ω^)「……」

( ^ω^)=3「ッハァ〜、姉御」

川 ゚ -゚)「なんだ?」

( ^ω^)「ちょっと見てろ」


そう言ってブーンは、ボールを手にし


(#^ω^)「死ねオラァ!!」ブォン!!


ドクオに向って全力投球した


(;'A`)「危ねっ!?」パシッ!!

(#'A`)「何すんだよブーン!!!!死ね!!!!!」

( ^ω^)「お前が死ね」

川 ゚ -゚)「……」

<ヽ`∀´>「……」

( ・∀・)「……キャッチ、したね」

(;'A`)「ああ?」

26>>1:2016/02/09(火) 23:46:28 ID:i1E14HMg0
( ^ω^)「こいつ、反射神経は良いからキャッチに関しては問題ねーんだよ」

( ^ω^)「ボテボテのゴロはエラーするだろうけど、メチャクチャ速い球なら受けられると思うぞ」

(;'A`)「そ、そうなのか……?」

ノハ;゚⊿゚)「自覚無しですか!?」

( ^ω^)「おいおい、俺が何年相棒やってると思ってんだよ?」

( ^ω^)「お前の事は、お前以上によく知ってるぜ……?」

(*'A`)「ブーン……」トゥンク……

(=゚ω゚)「何すかこれ」

(-@∀@)「2-M組名物、『行過ぎた友情』」

从;゚∀从「ほ、ほら!!役立たずじゃないですよ!!」

<ヽ`∀´>「そうそう、ちゃんと活躍できるニダ」

川 ゚ -゚)「……フン、そうだな。ブーンに免じて、この辺にしといてやる」

川 ゚ -゚)「だが、キャッチが出来るだけじゃ一端の戦力にもなれやしない。この二週間、私が付きっ切りで稽古してやる」

(;'A`)「姉御が?」

川 ゚ー゚)「嬉しいだろ?」

(;'A`)「やだ!!!!!!!!!!!ニダーがいい!!!!!!!!」

川 ゚ -゚)「ニダーはその他の連中を見るのに忙しい。サッサと来い、死んだほうがマシだと思えるほど鍛えてやる」

(;'A`)「やだぁ!!やだぁ!!!!助けてブーン!!!!ブーーーーーーン!!!!!」ズルズル

( ^ω^)「早く死んでこいよ短小野郎」

(-@∀@)「まだ根に持ってた」

27>>1:2016/02/09(火) 23:47:37 ID:i1E14HMg0
こうして、ぃょぅを加えたロック・ユーは
二週間の猛特訓を始めたのであった


川 ゚ -゚)「それがスイングか?まるでマス掻き始めたばかりの中坊だ。生きてて恥ずかしくないのか?」

(;A;)「うぅん!!」ブゥンッ

川 ゚ -゚)「ほら、球投げ込むぞ。打てなかったらもう一発ボディブローだ」ブォンッ!!

(;A;)「んんっ!!」ブゥンッ!!

川 ゚ -゚)「被虐性癖もここまで来ると病気だな。さぁ、ご褒美をくれてやる」

(;A;)「やだぁあああああああああああああああ!!!!!!!!」


( ^ω^)「近年、顧問による体罰が社会問題になっている中、あえて風向きに逆らう姉御の気概……」

( ^ω^)「あのアマ、マジでド外道だな」

(=゚ω゚)「褒めるとかそんなんじゃないんすね……」ブォンッ

( ^ω^)「お前ニュースで体罰教師褒めてるとこ見たことあんの?」パシッ ブォンッ

(=゚ω゚)「ねーっすわー」パシッ


<ヽ`∀´>「行くニダよー」キンッ!!

ノハ#゚⊿゚)「オオオオオオッシャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!フライングゲットオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」パシッ!!

<ヽ`∀´>「ナイスキャッチ!!次、アサピー!!」キンッ!!

(-@∀((○三「ああーっと!!石崎くんの根性顔面ヘディングだーーーーー!!!!」メシャア!!

(;・∀・)そ「アサピィィィー!!!!それだとスポーツが違うよ!!!!」

从 ゚∀从「キャプ翼とか誰がわかるんだよ」

28>>1:2016/02/09(火) 23:50:35 ID:i1E14HMg0
<ヽ`∀´>「吉川くん。それと斉藤くんと引田くんも」

( ^ω^)「おうおう、堂々とスパイかよ」

ミ,,゚Д゚彡「そう邪険にしないでくれ。ほら、差し入れも持ってきた」ガサッ

( ^ω^)「ゆっくりしていってね!!」

(・∀ ・)「内藤さんのその変わり身の早さ、見習いたいですわー」

( ^ω^)「よせやい」

(-@∀@)「気付いて、嫌味だって」

ノパ⊿゚)ノシ「ヒッキー!!キャッチボールしよー!!」

(-_-)「……いい、ですか?」

<ヽ`∀´>「付き合ってあげて欲しいニダ」

(-_-)「グローブ、お借りします」

从 ゚∀从「これ、貰っていいの?」

ミ,,゚Д゚彡「ああ、どうぞ。それにしても……」


     川 ゚ -) オラッ
    γ/  γ⌒ヽ    (;A;)  ウッ…
    / |   、  イ(⌒    ⌒ヽ
    .l |    l   } )ヽ 、_、_, \ \
    {  |    l、 ´⌒ヽ-'巛(  / /
    .\ |    T ''' ――‐‐'^ (、_ノ
        |    |   / //  /


ミ,;゚Д゚彡「アレは何事なんだ?」

( ・∀・)「特訓」

29>>1:2016/02/09(火) 23:51:29 ID:i1E14HMg0
川 ゚ -゚)「なんだ?お前らもシゴいてほしいのか?」

(・∀ ・)「別の意味でならして欲しいんすけどねー」

( ^ω^)「やめとけって。握りつぶされるから」

<ヽ;`∀´>「キミ達」


(;A;)「うううう……うええええ……辛い……やめたいよぉ……」


ミ,;゚Д゚彡「一体、どんな特訓をしたら欝田ほどの男をここまで追い込めるんだ……?」

川 ゚ -゚)「別に?普通にやっただけさ普通に」

从;=∀从「アンタの普通は世間じゃ異常っす」

白(・∀ ・)「うははwwww長岡さんに見せてやろwwww」カシャッ

ミ,;-Д-彡「止さないか、またんき」

川 ゚ -゚)「そっちの首尾はどうなんだ?」

ミ,,゚Д゚彡「部活動をを疎かには出来ないので、そこまで練習できてないのが現状ですね」

(・∀ ・)「まー、俺らは運動だけには自信あっからなー。野球くれーなら余裕でプレイできるぜ」

川 ゚ -゚)「馬鹿か、それを慢心と言うんだ斉藤。自分の才能だけを頼りにする者は足下を掬われる」

川 ゚ -゚)「格下だからと舐めてかかると、痛い目を見る。覚えておけ」

(・∀ ・;)「う、ウッス!!」

( ^ω^)「敵を激励してどーすんだよ姉御……」

川 ゚ー゚)「勝負はお互い、全力でぶつからないと面白くないだろう?」

30>>1:2016/02/09(火) 23:52:49 ID:i1E14HMg0
ミ,,゚Д゚彡「所で、キミは確か……サバゲー部の一年だったな」

(=゚ω゚)「あ、ども。木戸です」

从 ゚∀从「今回の助っ人」

(・∀ ・)「木戸、お前なんか語尾に『ょぅ』とか付けてなかったか?」

(=;゚ω゚)「いや……そろそろ痛いって事に気付いて……治した……」

(・∀ ・;)「お、おう……そうか」

( ^ω^)「わかるぞ木戸。俺も語尾に『だお』とか付けるのちょっともうキツい」

(-@∀@)「そこまでにしときなよ。泣いてる子もいるんだよ」


<ヽ; ∀ >「い、痛い……ニダか……?」


(=;゚ω゚)「い、いや!!瓜畑さんはむしろその語尾が無いと落ち着きませんょぅ!!」

(;^ω^)「そ、そうだお!!癒しだお癒し!!」

川 ゚ -゚)「どっちから先に死ぬ?」

( ^ω^)「うわもう許す気ねーよこいつ一思いにやれよクソが」

(=;゚ω゚)「潔すぎっすよ内藤先輩!!!」

(・∀ ・)「いやー、話で聞くより実際見るほうがよほどおもしれーわ上条先輩」

( ・∀・)「飽きないでしょ」

31>>1:2016/02/09(火) 23:54:43 ID:i1E14HMg0
川 ゚ -゚)「ほーら、ゴリー・エスペシャルだ」ユッサユッサ

:(;^ω゚ ):「ぎゃああああああああああああ!!!!鋼の肉体としなやかなバネが要求されるトリプル・ビーフ・ケーキ殺法の一つううううううううう!!!!!!」

:(=;゚ω゚):「も、もうだめだ……今日が俺の命日だ……」

从 ゚∀从「大丈夫だって。先輩も助っ人に手出すほど鬼じゃないって」

川 ゚ -゚)「準備しとけよ木戸」ユッサユッサ

从;゚∀从「ごめん」

:(=;゚ω゚):「遺書を……せめて遺書を書かせてください……」

<ヽ;`∀´>「やめたげるニダ!!気にしてないから!!」

ミ,;゚Д゚彡「本当に強いな……」

(・∀ ・;)「瓜畑さんと揉めた時って……」

ミ,;゚Д゚彡「その話をすると、長岡さんが吐くんだよ」

(・∀ ・;)「っええ〜……?何されたんすか……?」

(;A;)「ウエッ……ハグ……」

(・∀ ・;)「でもあの人見てると納得ですわ……」

ミ,,-Д-彡=3「フゥー。お邪魔したら悪いし、帰るとしようか」

ミ,,゚Д゚彡「良かったら、ウチの練習も見に来てくれ」

<ヽ`∀´>「是非お邪魔させてもらうニダ。差し入れ、ありがとう」

川 ゚ -゚)「長岡によろしく伝えておけ。ほーら、ボー・バック・ブリーカーだ」ギチギチギチ

:(=; ω ):「ア……シヌ……」

<ヽ;`∀´>そ「うおおおおおお!!???やめるって言ったニダぁ!!」

32>>1:2016/02/09(火) 23:55:29 ID:i1E14HMg0
:(=; ω ):「腰が……」

(;A;)「うええ……」

:(  ω ):「あいつマジッ……ほんとマジ……」


(;-_-)「……じゃあ、神裂さんまた」

ノパ⊿゚)ノシ「ヒッキー、またねー!!」

(;-_-)(大丈夫なのか……このチーム……)


川 ゚ -゚)「よーし、練習再開するか」

(;A;)そ「うわああああああああああああ!!!!!嫌だ!!!!嫌だああああああああああ!!!!!!」

川 ^ー^)「嫌だ?この程度で音を上げるお前ではあるまい?もっとキツいご褒美をくれてやる」


:(=;゚ω゚):「地獄……ここが、地獄か……」

( ・∀・)「素直先輩が楽しそうで何よりだなぁ」

(-@∀@)「声に感情がこもってないよモララー」

33>>1:2016/02/09(火) 23:57:20 ID:i1E14HMg0
―――――
―――



あれから、一週間が過ぎた
放課後のなんかよくわからんグラウンドにて


(,,゚Д゚)「フッ!!」ブォンォ!!
  _
( ゚∀゚)「ッショォイ!!」スパァンヌ!!


<ヽ`∀´>「……凄いニダね」

川 ゚ -゚)「言うだけあるな」

ミ,,゚Д゚彡「瓜畑、素直さん。よく来てくれた」

(・∀ ・)「チーッス」

<ヽ`∀´>「これ、差し入れニダ」ガサリ

ミ,,゚Д゚彡「悪いな、ありがとう」

川 ゚ -゚)「ラグビーの練習が忙しいと言った割には、真面目に取り組んでるじゃないか」

(・∀ ・)「欝田さんの写メ見せてから、長岡さんがすげーやる気出してるんすよ」

<ヽ`∀´>「長岡先輩が?」

(・∀ ・)「写メ見て笑うかと思ったら、すげー真剣な顔して練習するぞって」

ミ,,゚Д゚彡「欝田があれだけ苦しんでるのを見て、危機感を感じたんだろう。彼はどうだ?少しはマシになったのか?」

川 ゚ -゚)「酷い」

ミ,;=Д=彡「練習方法に問題がある気もするんだが」

<ヽ;`∀´>「ちゃんと上達してるニダ。クーの要求が高すぎるだけニダよ」

34>>1:2016/02/09(火) 23:58:09 ID:i1E14HMg0
川 ゚ -゚)「そっちの助っ人は、ラグビー部中心か?」

ミ,,゚Д゚彡「まぁ……そうですね。ほぼ」

川 ゚ -゚)「含みのある言い方だな?話せよ?オイ」

ミ,;゚Д゚彡「瓜畑、キミの彼女すげー恐い」

<ヽ;`∀´>「クー、脅しちゃダメニダ」

(・∀ ・)「長岡さん、すげー奴引っ張ってきたんすよ。ほら、あそこ」


( ・□・)<わっしょい!! ガッキィン!!

(;-_-)「うわぁ……引くわぁ……」


<ヽ`∀´>「あの時の……」

川 ゚ -゚)「確か……野球部の一年だったな」

<ヽ`∀´>「知ってるニカ?」

川 ゚ -゚)「スポーツ推薦で入学したスラッガーだ。三年のエース差し置いて四番を取った天才球児と聞いたな」

<ヽ`∀´>「凄い人連れて来たニダね……」

ミ,,゚Д゚彡「長岡さん、前回の負けが余程堪えてるらしい。なんだかんだ言っても、好敵手として認めているのさ」

川 ゚ -゚)「……アレで意外と、熱い男だからな」

35>>1:2016/02/10(水) 00:00:57 ID:l0vy2OHw0
(・∀ ・;)「えっ?」

川 ゚ -゚)「なんだ?何か可笑しなことでも?」

(・∀ ・;)「いっ、いや、長岡さんとは昔色々あったって聞いてたんで……」

川 ゚ -゚)「本物のクソ野郎なら、学園祭の賭けを二つ返事で了承したりしないさ」

ミ,;゚Д゚彡「……」

(・∀ ・;)「……」

川 ゚ -゚)「なんだその顔は?」

ミ,;゚Д゚彡「い、いや、意外と常識人なんだなと……」

(・∀ ・;)「もっとこう、笑いながら人の尻から口まで杭で貫くような悪魔かと思ってた……」

川 ゚ -゚)「お望み通りにしてやろうか?」

(・∀ ・;)「いやいやwwww死んじまいま……目がマジだこの人!!こっわ!!」

<ヽ;`∀´>「クー」

川 ゚ -゚)「冗談さ。一割は」

ミ,;゚Д゚彡「九割本気なのか……?」


<あぶなーい!!!!!!!


川 ゚ -゚)「ん?」

ミ,;゚Д゚彡「流れ弾だ!!避け……」

36>>1:2016/02/10(水) 00:02:01 ID:l0vy2OHw0
川 ゚ -゚)「危な」スッパァアアアアアアアン!!!!!!


ミ,;゚Д゚彡そ∑(・∀ ・;)「「殴り割ったぁぁぁああああああ!!!????」


(;・□・)<すわせーーーーん!!!!


川 ゚ -゚)「こっちこそ悪いな。ボール割ってしまった」

(;・□・)<割っ……何ですって?

<ヽ;`∀´>「ごめんニダ。弁償するニダ」

(;・□・)<あ、いえ、構いません、よ?

川 ゚ -゚)「試合、楽しみにしてるぞスラッガー。じゃあな」

(;・□・)<アッハイ


<良い弾だな猫田。長岡の顔面狙えばもっと速くなるんじゃないのか?

<素直てめえ殺す気かボケ!!!!!


(;・□・)<あれが……噂の学園最強……

ミ,;゚Д゚彡「当日はアレが相手だ」

(・∀ ・;)「やっべえ……学園祭より緊張する……」

<ヽ;`∀´>「あ、あの……出来る限り、死者は出さないようにするニダ……」

ミ,;゚Д゚彡そ「死者!?」

<ヽ;`∀´>「間違えた!!怪我人!!怪我人ニダ!!」

(;・□・)<やめときゃよかった……

(・∀ ・;)「俺もそう思うよ」

37>>1:2016/02/10(水) 00:06:44 ID:l0vy2OHw0
お互いのチームは残りの一週間


(;A;)「死ぬ……もう死ぬ……」

川 ゚ -゚)「アハハハハハ」


野球の練度と、チームワークを高めあった


( ・□・)<智代アフター貸してあげるよ

(;-_-)「えっ、いや……別にいいです……」



そして、決戦当日―――――

38同志名無しさん:2016/02/10(水) 00:14:10 ID:F3u0ClXQ0
イイヨイイヨー

39>>1:2016/02/10(水) 00:14:12 ID:l0vy2OHw0
と言ったところで前編終了です

番外編もよろしくお願いします


アニメ版クラナドを全話観た後、智代アフターをプレイしているんですが
家に帰ったら制服姿で夕食作ってる彼女とか最高かよと思いながら
リア中のイチャコラボンボン見せ付けられて辛い辛いと言いながら楽しんでいます

あと、艦これの話になるんですが青葉新ボイスを迎えるために本日鈴熊とケッコンカッコカリしました
艦これ改も楽しみですね。楽しみだろ?なぁ?

あと最後にクソどうでもいい報告ですが、今月末からまた社畜に戻ることになりました

40同志名無しさん:2016/02/10(水) 00:27:32 ID:mozbQI1U0
ここのクールはグレートオールドワンかよ


41同志名無しさん:2016/02/10(水) 01:15:21 ID:kvL.rexU0
乙!

42同志名無しさん:2016/02/10(水) 01:29:31 ID:nPTFnHa.0
おつ
ニダーとフサギコが保護者っぽくて和むわ

やっぱり青葉提督であってたか、人違いしてないか不安だったからほっとした。

43>>1:2016/02/10(水) 02:27:31 ID:0SDyMKds0
>>28ですが

ミ,,゚Д゚彡「やってるなー」

(・∀ ・)「オラー!!敵情視察だー!!」

(-_-)「……」


が抜けてましたすいません

44同志名無しさん:2016/02/10(水) 02:40:18 ID:6BCLDPWg0
結局アイツは誰なんだよ

45同志名無しさん:2016/02/10(水) 08:10:02 ID:mlsYFAqQ0
ニートの日を前日に再就職とか作者らしくねぇぞ……

これは冗談として社畜復帰おめ

46同志名無しさん:2016/02/10(水) 09:06:22 ID:70g.Fo0s0
再社畜おめ乙

47同志名無しさん:2016/02/10(水) 21:04:58 ID:JU3wpV8I0
本人なの?

48同志名無しさん:2016/02/11(木) 00:56:19 ID:.XoTKKCI0
今日誕生日だから祝ってくれ

49同志名無しさん:2016/02/11(木) 06:54:35 ID:56Yijh0M0
おめでとう
俺のケツにキスさせてやろう

50同志名無しさん:2016/02/11(木) 18:55:12 ID:d5nBaI6.O
話ガラッと変えて乗っ取っていい?

51同志名無しさん:2016/02/11(木) 19:54:22 ID:WSjoX/5U0
おk

52同志名無しさん:2016/02/11(木) 20:14:03 ID:CENwnjA.0
やったぜ

53同志名無しさん:2016/02/11(木) 22:05:03 ID:SdMqtKNU0
最終書き込みが昨日なんだし乗っ取るのは早すぎるだろ

54名も無きAAのようです:2016/02/11(木) 22:46:40 ID:9cD/qX7w0
ムカデが野球対決書き上げてからがいいんじゃないか
投下スピードは下がるだろうけど失踪したわけじゃないんだし

55同志名無しさん:2016/02/11(木) 22:48:22 ID:cWW4BfXA0
別のスレにも同じ書き込みあったぞ

56同志名無しさん:2016/02/11(木) 23:06:03 ID:l0C.cv.k0
乗っ取りニキは末尾がO

57同志名無しさん:2016/02/11(木) 23:11:37 ID:jpK1fUXg0
この流れマキナで見た

58名も無きAAのようです:2016/02/12(金) 13:11:41 ID:D8gSqNlE0
なんだってこんな途中も途中で失踪したわけでもないなかで「話がらっと変えて乗っ取っていい?」なんてぬけぬけと言えるんだ

59同志名無しさん:2016/02/12(金) 13:36:11 ID:skBMVL7M0
嵐の自演じゃねぇの

60同志名無しさん:2016/02/13(土) 12:33:29 ID:PxNg1WZs0
なんで荒らしってわからないの……?

61>>1:2016/02/14(日) 02:05:45 ID:YCqL5Lvw0
土曜日の午後、村人学園はお祭り騒ぎだった
学園祭を熱狂の渦で巻き込んだ『ジョックVSロック・ユー』の再戦
対決形式がどうあれ、あの戦いを再び目に掛ける為に、休日にも関わらず多くの生徒が集っていた


そんな中、チーム『ロック・ユー』の控え室では


('q゚)「ボールをバットに当てる、ボールをバットに当てる、ボールを真っ直ぐ投げる、ボールを真っ直ぐ投げる」


あの日、最も会場を沸かせた男が、虚ろな目で妄言を繰り返していた


川 ゚ -゚)「……」

( ^ω^)「おい」

川 ゚ -゚)「がんばるぞー、おー」

( ^ω^)「おいちょっとこっち見ろ姉御」

川 ゚ -゚)「べ、別にやりすぎたとかそんなこと考えてはいないんだからね」

( ^ω^)「ニダーこいつぶん殴っていいか?」

<ヽ;`∀´>「試合前からギスギスするのやめるニダ」

62>>1:2016/02/14(日) 02:06:48 ID:YCqL5Lvw0



『マッスル・ウォー再び!!カッチカチの棒でタマを打つ漢達!!のようです』(後編)



.

63同志名無しさん:2016/02/14(日) 02:07:35 ID:Au0s2RBY0
こんな時間にふざけんな!!!支援!!!

64>>1:2016/02/14(日) 02:08:17 ID:YCqL5Lvw0
(;・∀・)「ダメだってブーン!!」

(#^ω^)「放せ!!!!俺は相棒をここまで追い込んだこいつに一発入れないと気が済まない!!」ググググ

(;-@∀@)「力つっよ!!どんだけ怒ってんのさ!!」

川 ゚ -゚)「だから悪かったって。ドMの限界を知りたくてつい」

(#^ω^)「ついじゃねーよ限度ってあるだろ!!肉体的なシゴキはまだしも、ご丁寧に催眠音声まで用意して聴かせやがって!!」

从;=∀从「あの……ごめん、音声俺担当した……」

(#^ω^)「知ってるお!!だからあいつ家帰ってもずっと聴いてたんだよ!!効果抜群だったわ!!」

(=゚ω゚)「データ残ってます?」

川 ゚ -゚)「やめとけ、廃人になるぞ」

(#^ω゚ )「廃人になるようなもん作ってんじゃねーーーーーーーーー!!!!!!!!」

<ヽ`∀´>「ブーン、落ち着くニダ。クーには算段があるニダ」

(#^ω゚ )「アア!?何が!?」

<ヽ`∀´>「ドクオ覚醒の算段」

(#^ω^)「……」


('q゚)「タマを打つタマを打つタマを打つタマを打つ」


(#^ω^)「……本当だろうな?」

川 ゚ -゚)「ああ、勿論」

65>>1:2016/02/14(日) 02:08:45 ID:YCqL5Lvw0
( ^ω^)「……わかった、信じてやる」スッ

(;-@∀@)「やっと大人しくなった……」

(#^ω゚ )「と見せかけて死ねオラァ!!」バッ!!

(;・∀・)そ「あああああああああ!!!!油断した隙に!!」


( メ)ω(メ)「今日のところはこの辺で勘弁してやる」

川 ゚ -゚)「それはとても助かる」


:(=;゚ω゚):「あ、あの人、魔王の生まれ変わりか何か?」

ノパ⊿゚)「普通の人」

:(=;゚ω゚):「普通の人は内藤先輩ほどのマッチョをボコボコにしないし出来ない」

<ヽ;`∀´>=3「もー、試合開始前から怪我人増やさないで欲しいニダ」

川 ゚ -゚)「だってこいつが」

( メ)ω^)「だってこいつが」

<ヽ`∀´>「言い訳しない」

( ^ω^)「はい」

川 ゚ -゚)「フン」

:(=;゚ω゚):「なんで怪我治っていくんだよあの人……」

ノパ⊿゚)「体質……かなぁ?体質ですか?」

( ・∀・)「さぁー……?」

66>>1:2016/02/14(日) 02:10:05 ID:YCqL5Lvw0
Ω「そろそろ試合始まるんで、準備お願いしまーす」


イベント実行委員会の生徒(イケメン)が、控え室へ声を掛ける


<ヽ`∀´>「よっし!!じゃあ、気合入れて行くニダ!!」


今回は危険な賭けが無い分、ニダーも張り切って先導する
本来ならば、自分のペースに巻き込むのが得意なドクオの役割なのだが


('q゚)「あう……やきう……」


この始末である


( ・∀・)「緊張するねー」

(-@∀@)「ねー」

ノハ*゚⊿゚)「ワクワクするな!!」

(=;-ω-)「俺は気が重いよ……」


他の面々も、緊張はしているものの
敗北によるリスクが無い分、楽しげな表情でグラウンドへと向う


( ^ω^)「この状態のドクオを連れ出して大丈夫なのか?」

川 ゚ -゚)「覚醒の条件は外に出てからだからな」

( ^ω^)「だから覚醒って……」

从 ゚∀从「いーから、行こうぜ」

67>>1:2016/02/14(日) 02:11:29 ID:YCqL5Lvw0
グラウンド前のロック・ユー入場門で待機を命じられたメンバー
観客である生徒からは、次々と応援の言葉を掛けられる
反対方向、少し離れた場所では、同じく実行委員に呼ばれた『ジョック』のメンバーが待機していた


そして、しばらくして、マイクを二回叩く音と
キーンとしたハウリング音が聞こえ


ミセ*=ー=)リ「スーッ、フーッ……」

ミセ*゚ー゚)リ「あーあー、マイクチェック、ワン、ツー……よし」


司会進行である初春ミセリの声で


ミセ*>Д<)リ「待たせたなァ!!野郎共ォ!!!!!」


ミセ*>Д<)リ「『マッスル・ウォー リベンジマッチ』!!開始だァァァーッ!!!!!」


野球大会の幕が上がった


\うおおおおおおおおおおお!!!!/ \殺しあえーーーーー!!!!/ \女房質に入れて観にきたぜーーーー!!/


観客もそれに応えるように、叫び声を上げる
中には、興奮して服を脱ぎだすものもいた


ミセ#゚ー゚)リ「黙れ!!」


だが一喝されて静かになった

68>>1:2016/02/14(日) 02:13:13 ID:YCqL5Lvw0
ミセ*゚ー゚)リ「はいはーい!!皆さん記憶に新しい学園祭での戦い!!ほんの僅かな差でチーム『ロック・ユー』の勝利に終わりました!!」

ミセ*゚ー゚)リ「しかし、その結果に不満をぶつける人が多数現れ、実行委員会としても納得いかない結果でした!!なんか良い具合に纏められた感あるよネ!!」

ミセ*゚ー゚)リ「その事について、荒巻校長から何か一言ございますか!?」


教員席の最前列に座っていた荒巻校長は、マイクを手渡された
そして、ゆっくりと辺りを見回し


/#,' 3「うるせーーーーーーバーーーーーーーーカ!!!!!!!!ワシが勝ちって言ったら勝ちなんだもーーーーーーーん!!!!!」


叫んだ


\引っ込めクソジジイーーーーー!!!/ \さすが校長!!俺たちに以下略!!/ \いいから早く始めろーーーー!!!!/


ミセ*゚ー゚)リ「はい静かに!!しーずーかーにー!!」

ミセ#゚Д゚)リ「うるせえっつってんだろぶっ殺すぞ豚共ォ!!」


周りがピタリと静かになったのを確かめ、咳払いを一つしてミセリは話を続けた


ミセ*゚ー゚)リ「そこで、今回は両チーム及び運営、そして観客の皆様のわだかまり無く!!野球で!!完全決着を着けてもらう運びとなりました!!」

ミセ*゚ー゚)リ「サドンデス無し、泣いても笑っても一回限りの真剣勝負!!筋肉と筋肉がぶつかり合う、第二次村学大戦勃発だァッ!!」

ミセ*゚ー゚)リ「さぁあああああ!!!お待たせしました!!!!それでは、ご登場していただきましょう!!!!!」

69>>1:2016/02/14(日) 02:13:54 ID:YCqL5Lvw0
『ジョック』チームの入場門に、火花が立ち昇る


ミセ*゚ー゚)リ「かつての『王者』は敗れ、苦汁を飲んだ!!その苦味は、慢心を捨て去る決意の味!!」

ミセ*゚ー゚)リ「もはや一切の容赦はしない!!天才アスリートの、栄光と誇りを取り戻す!!」

ミセ*゚ー゚)リ「チィィィィ〜〜〜〜〜〜ム!!!!!ジョォォォーーーーーーク!!!!!!!!」


♪PRIDE opening theme
https://www.youtube.com/watch?v=7IjQQc3vZDQ


入場曲に合わせ、ジョックチームがグラウンド入りする
その顔には、学園祭の時のような驕りは無い

  _
( ゚∀゚)


表情を引き締め、堅く唇を結び
掛けられる声援にも応えず、ただグラウンドという『戦場』へ歩を進める戦士のように
遠目からそれを見ていたロック・ユーにも、今回の勝負に懸ける真剣さが見て取れた


「こいつぁ……荒れるぜ今日の勝負!!」


どこからか聞こえてきた、観客の期待を込めた声
先ほどまで、笑顔を浮かべる余裕すらあったメンバーだったが一転
固唾を飲みこみ、膝が震え始める

今回は、『ガチ』なのだと

70>>1:2016/02/14(日) 02:16:40 ID:YCqL5Lvw0
<ヽ;`∀´>「……」

川 ゚ -゚)「……」


ニダーとクールは、メンバーの胸中を読み取り、互いに目配せする
適度な緊張は能力を上げるが、過度の緊張は普段から培った動きを阻害してしまう
今、メンバーに必要なのは、この緊張を戦意に変える言葉、『檄』だ


川 ゚ -゚)「……」


その役割を引き受けようと、クールが口を開いた時


「……て、やろうぜ」


最後尾から、弱々しい声が聞こえた


('q゚)「やって……やろうぜ……」


催眠状態のドクオから発せられた、いつもの合言葉
どんな逆境、どんな戦いでも、先ずはこの言葉から始まるのだ


川;゚ -゚)「お前……催眠は?」

('q゚)「タマを打つ一塁に走るベースを踏むリーリーリーリー」

川;゚ -゚)「良かった……解けていない」

从;゚∀从「心配する所そこっすか?」


クールが声を掛けると、また妄言を繰り返す
何度か目の前で指を鳴らし、反応をしないことから今だ催眠状態から抜け出せていない事を確認した

71>>1:2016/02/14(日) 02:17:10 ID:YCqL5Lvw0
( ・∀・)「……そうだね、やろう!!」

(-@∀@)「勢いで負けちゃダメだしね!!」

ノハ*゚⊿゚)「おおおおおおっし!!行くぞォ!!ね、木戸っち!!」バシッ!!

(=;゚ω゚)∴「ぶおっっは死ぬ!!」


<ヽ`∀´>「ドクオ……」

('q゚)「ツーベースヒットバックホームフェアホームラン」


ニダーは、苦笑いを浮かべ少しの嫉妬をした
たった一言でチームを勢いづかせたこの男の人望に、熱さに
真面目な自分には無い才能を、ほんの少し羨ましく思いながら


( ^ω^)「入場だ。ニダー」


その心境を察してか、ブーンが背中を叩く


( ^ω^)「やってやろうぜ」

<ヽ`∀´>「……」


苦笑いを、不敵な笑みに変える
熱が入ったのは、ニダーも同じだった


<ヽ`∀´>「さぁー……」

<ヽ`∀´>「勝つニダよ!!」

72>>1:2016/02/14(日) 02:18:14 ID:YCqL5Lvw0
ジョックの入場が終わり、出番がロック・ユーに回る
入場ゲートの両脇に備え付けられた筒から、火花が上がった


ミセ*゚ー゚)リ「名誉など無かった、人気も無かった、風格も無かった。だが、それでも勝利を掴み取った!!」

ミセ*゚ー゚)リ「この王座、そう易々と与えはしない!!掟破りの非常識集団が、完全勝利を目指す!!」

ミセ*゚ー゚)リ「チィィィィ〜〜〜〜〜〜ム!!!!!ロック・ユゥゥゥーーーーー!!!!!」


♪Queen - We Will Rock You
https://www.youtube.com/watch?v=-tJYN-eG1zk


先頭のニダーに続き、グラウンド入りをする
観客は、曲に合わせ足踏みと拍手を打ち、声援を送った
だが、彼らもまたそれには応えず、先に待つジョックのメンバーに意識と目線を向けた

進む先は、ホームベース前だ。ジョックは既に待機している
アスリートらしい精悍な立ち姿から、相手チームのスポーツに対する『凄み』が伝わってくる


( ゚д゚ )「両チーム、整列!!」


ホームベース前に到着すると、主審の紅月ミルナ教師が指示を出した
両チームが姿勢を正し、正面の相手を見据える

73>>1:2016/02/14(日) 02:19:47 ID:YCqL5Lvw0
( ゚д゚ )「キャプテンは前へ!!」


<ヽ;`∀´>「おっと」


先頭に立っていたニダーは、慌てて最後尾にいたドクオを引っ張ってくる
連れてこられたドクオは無反応だ。その様子を見て、ジョックのメンバーも首を傾げる


(,;゚Д゚)「おい、そいつ大丈夫かゴルァ?」

<ヽ;`∀´>「だ、大丈夫ニダ。昨晩、楽しみで眠れなかったみたいで」

ミ,;゚Д゚彡「薬物中毒者みたいな顔になってるが……」

( ^ω^)「清原かな?」

ミ,;=Д=彡「具体例を出すのは止せ……」


('q゚)「お前にレインボー……俺は大好きだァー……」

  _
( ゚∀゚)「……おい」


ドクオの襟を掴み、引き寄せる


(・∀ ・;)「ちょっとジョルジュさん!!」

( ^ω^)「おいやんのかテメェ」

川 ゚ -゚)「待て」

74>>1:2016/02/14(日) 02:20:19 ID:YCqL5Lvw0
会場がざわめき、不穏な雰囲気に包まれる


('q゚)「……」


ドクオは、妄言を止めた
しかし、目はまだ虚ろであり、体は脱力状態のままだ

  _
( ゚∀゚)「……チッ」


ジョルジュは舌打ちを一つ漏らすと

  _
( ゚∀゚)「やる気がねえなら……」

  _
( ゚∀゚)「帰れよ、負け犬」


忌々しげな口調で、吐き捨てた


('q゚)「」

('q゚)「」

('q゚)「」


从;゚∀从「先輩……」

川 ゚ -゚)「いや、大丈夫だ。見てろ」

川 ゚ -゚)「ああ、もうそろそろ本調子取り戻すから、取り押さえる準備はしとけ」

ミ,;゚Д゚彡「ええ?もうワケわかりませんよこっちは!!」

75>>1:2016/02/14(日) 02:21:01 ID:YCqL5Lvw0
('q゚)「」


('q゚)「な」


('q`)「ん」


('A`)「だ」


(#'A`)「と」


(#'A゚)∴「オルルルルルルrrrrrrrrラァァァァ!!!!!!このクソ眉毛!!!!!今ここでぶち殺すぞボケアア!!!!」


途端に、廃人状態が嘘だったかのように活発化するドクオ
ジョルジュの胸倉を掴み上げ、唾を飛ばしながら威嚇する

  _
(#゚∀゚)∴「おう来いやクソ雑魚がァ!!ゲロ吐くまで蹴り飛ばしてやらぁ!!」


(;゚д゚ )そ「っておおおおおーーーーーーい!!!!!お前達今から何やるかわかってる!?」

ミ,;゚Д゚彡「ジョルジュさん待て!!どうして欝田のことになるとそう熱くなるんだ!!」

<ヽ;`∀´>「ドクオ!!今回は野球で勝負だから!!始まる前からいざこざを起こすんじゃあないニダ!!」


取っ組み合いになった二人を余所に、かの張本人は


:川* - ):「ヒ……クッ……」


口元を手で覆い隠しながら、静かに笑ってた

76>>1:2016/02/14(日) 02:25:23 ID:YCqL5Lvw0
( ^ω^)「どういうことだよこれ……」

川*゚ -゚)「ハー、ハー……いや何、催眠が解ける条件を『長岡と対峙した時』と定めたのさ」

( ^ω^)「なんで?つーか、催眠状態にした意味って何?」

从 ゚∀从「なんでしたっけ……『常時火事場のクソ力を働かせる為に』でした?」

川*゚ -゚)「ハハッ、ああ。あいつの球技に対する不器用さは普通にやってもどうにもならないレベルだったからな」

川*゚ -゚)「そこで、『野球』を自己防衛本能に引っかかる『危険』として体に染み込ませたのさ」

( ^ω^)「あー……要は、野球そのものを回避及び対処するべき危機にして、ドクオの能力を底上げしたのか」

川*゚ -゚)「その通り。だが問題は『野球そのものに恐怖する』事だ。バット握るだけで脅えて竦んでしまっては、ゲームにならないからな」

( ^ω^)「お前ぜってー教師向いてねーよ姉御。女王の教室でもそこまで生徒追い込んでねーよ」

川*゚ -゚)「そこで深く催眠を掛け、『長岡との衝突』という、強力なインパクトで解除することで……」

从 ゚∀从「防衛本能に危機感を残しておきながら、この二週間の記憶が消えるように仕向けたってワケだよ」

川 ゚ -゚)「最後まで言わせてくれてもよかったじゃないか」

从 ゚∀从「いや、加担した俺が言うのもなんだけど、正直ちょっと怒ってるんで」

( ^ω^)「当然だよなぁ?終わったら謝れよ」

川;゚ -゚)「だから、やりすぎたって言ってるじゃあないか……ドクオには悪いと思ってるさ本当に」

( ^ω^)「だけど、まぁ……」


(#'A`)「うんこうんこうんこうんこ!!」
  _
(#゚∀゚)「うんこうんこうんこうんこ!!」

(-_-)「キャプテンのアホさ加減が日に日に増してる件について」


( ^ω^)「あの状態で野球スキルが身についたんなら、勝ち目も上がっただろうよ」

77>>1:2016/02/14(日) 02:25:48 ID:YCqL5Lvw0
(#゚д゚ )「はい整列!!せいれーーーーつ!!!!」


(#'A`)「チッ……」
  _
(#゚∀゚)「ケッ……」


\なんだよ止めんなーーーーーー!!!!/ \超人ロケット見せろーーーーー!!!!/


<ヽ;`∀´>「観客も観客で血の気多すぎニダ……」

ミ,;゚Д゚彡「ああ、全くだ……」


なんとか二人を引き剥がし、列に戻した副キャプテン二人はそろって肩を竦めた
ミルナ教員はやれやれとため息を吐き、ルール説明に入る


( ゚д゚ )「試合は六回までのハーフゲーム。コールド条件は定めていないが、二桁の点差に入った段階で審議し、続行か終了かを決める」

( ゚д゚ )「また、六回を終えて同点だった場合は延長に入る。延長回の裏表が終わった時点で点を取っているチームの勝利だ」

( ゚д゚ )「ピッチャーの交代は一回まで認めるが、負傷した場合はその限りでは無い」

( ゚д゚ )「ロック・ユーには女性メンバーが三割だが、ハンデは設けない。いいな?」

川 ゚ -゚)「当然だ。終わってからグズグズとケチ付けるつもりもない」

(,,゚Д゚)「だが逆に、俺らが負けちまったら女にも勝てない惨めな連中になる訳だ」

(-_-)「でも、『アレ』ですよ」

(,,゚Д゚)「訂正するわ。多分負けても善戦したと褒め称えられる」

川 ゚ -゚)「よーしお前ら、後で覚えてろ」

78>>1:2016/02/14(日) 02:26:43 ID:YCqL5Lvw0
( ゚д゚ )「当然、乱闘はご法度だ。校長は『むしろ乱闘見たいんだけど』とか言いそうだが」

( ゚д゚ )「スポーツマンシップに乗っ取って、相手には礼儀を尽くして試合に当たれ。お前達に言っているんだぞ?長岡と欝田」
  _
( ゚∀゚)「チーッス。向こうが卑怯な手ぇ使わなければ」

('A`)「相手の出方次第っスー」

( ゚д゚ )「始まる前から退場にされたいかお前ら」

( ^ω^)「良かった……俺が乱闘しても許されるんだね……」

( ゚д゚ )「バカじゃねーのか内藤お前」

(,,゚Д゚)「俺が言うのもなんだが、お前ら喧嘩っ早過ぎだろゴルァ……」

( ・∀・)「あの時のドクオくん、トラウマになってる?」

(,,゚Д゚)「正直チビる寸前だった」


( ゚д゚ )「それでは、互いに礼ッ!!」


「「「オナシャース!!!!!!!」」」


両チーム共に、挨拶を交わしながら頭を下げた
二人を除いては


('A`)「おう全力で来いよ叩き潰してやるよ」
  _
( ゚∀゚)「ほざいてろ、借りはきっちり返してやる」


(;゚д゚ )「いや礼しろお前ら!!」


再三注意され、二人も渋々ながら頭を下げた

79>>1:2016/02/14(日) 02:27:44 ID:YCqL5Lvw0
―――――
―――



ミセ*゚ー゚)リ「はーい!!いきなり両チームの主将が取っ組み合い始めたときはどうなる事かと思いましたが、何とか始まったみたいです!!」

(;^Д^)「ジョックとロック・ユーは学園祭以降、親睦を深めていると聞いていましたが、あの二人だけは今も仲が悪いようですね」

ミセ*゚ー゚)リ「アレ?いたの大田原くん?」

(;^Д^)そ「いやアンタがこっち来たんですよ!!この実況席に!!」


\ドッワハハwwwwwwwwww/


試合が始まるや否や、ミセリは席を移る
実況席に備え付けられた長椅子には、同じく放送部の大田原プギャー
そして、阿部さんと立石教員が腰を据えていた


ミセ*゚ー゚)リ「と言うわけで、実況は私、初春ミセリと!!」

( ^Д^)「大田原プギャー!!そして解説は阿部先生と立石先生が担当してくれます!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「やらないか」

|(●),  、(●)、|「断る」

ミセ*゚ー゚)リ「いやー、お二人にとっては教え子同士の再戦となるワケですが、今のご心境お聞かせ願えますか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「とにかく、楽しんでプレイして欲しいもんだぜ」

|(●),  、(●)、|「それに尽きるな。前回はこう、互いのチームには深い溝があるように思えたが」

|(●),  、(●)、|「今は戦いを経て、友情を築いているようだ。昨日の敵はなんとやらだな」

80>>1:2016/02/14(日) 02:28:53 ID:YCqL5Lvw0
ミセ*゚ー゚)リ「いや開始前の欝田くんと長岡さんは……」

N| "゚'` {"゚`lリ「アレは……アレだよ」

|(●),  、(●)、|「そうそう……アレアレ……」

(;^Д^)「明後日の方向見てる……ダメみたいですねこれは」

ミセ*゚ー゚)リ「まぁ遠目から見てる分には面白いからいっか」

(;^Д^)そ「ぶっちゃけすぎですよ先輩!!」

ミセ*゚ー゚)リ「さて、今回の試合はニコニコ動画で生中継しています!!ちょっと覗いてみましょう」カチカチ

ミセ*゚Д゚)リそ「おお?凄い!!観客数五千人ですよ!!まだまだ増えてます!!」

(;^Д^)「一体どこからそんな数が出てきたんでしょうか……?」

ミセ#゚ー゚)リ「知らねーよ!!この実況も五千人以上が聞いてんだぞ!!マヌケなこと抜かすんじゃねーよ!!」

(;^Д^)「先輩こそ暴言吐かないでくださいよ!!!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「今は誰でもネットでナマ放送が出来るのか……」

|(●),  、(●)、|「カズ、『生』放送な」

N| "゚'` {"゚`lリ「おっと」

ミセ*゚ー゚)リ「危ない発言も飛び出した所で、ネット集計した現在の予想勝率を見てみましょう」カチカチ

ミセ*゚ー゚)リ「おや……ほう」

( ^Д^)「一人で納得してないで、早く発表してくださいよ」

ミセ*゚ー゚)リ「はいはいうるせーなボケカス」

(;^Д^)「放送部に僕以外の部員いない理由、わかってますか先輩?」

81>>1:2016/02/14(日) 02:30:42 ID:YCqL5Lvw0
ミセ*゚ー゚)リ「現在、4:6の割合でロック・ユーがやや期待値が高いです!!」

|(●),  、(●)、|「ほう」

ミセ*゚ー゚)リ「理由としては、『素直いるじゃん』や『あのバケモン女に勝てる奴いんの?』とか……」

ミセ;゚ー゚)リ「『黒髪の魔王の独壇場』とか『ジョック逃げて』や『クールたんの黒髪くんかくんかして殺されたい』とか……」

ミセ#゚ー゚)リ「って最後のはただの性癖願望じゃねーか!!!!!!!」

N|;"゚'` {"゚`lリ「素直の存在が大部分を占めるのか……」

(;^Д^)「あ、でも男性メンバーに関してのコメントもありますよ。『ケツ期待』や『今回も全裸になってくれんだろ?』など」

( ^Д^)「その他にも『メガネは根性見せてくれそう』なんかも。僕も木原さんのファンなんで活躍を期待したいですね」

( ^Д^)「あとー……あっ」

N| "゚'` {"゚`lリ「どうした?」

(;^Д^)「いや……これは電波で流すのは危ないかなーと……」

ミセ*゚ー゚)リ「えーと何々?『モララーくんの顔面の皮剥いで鼻の骨しゃぶりたい』『ニダーと朝までドロドロ濃厚ホモs」

(;^Д^)そ「コラコラコラァァァァ!!!????自粛した意味無くなったじゃないですか!!!!!」

ミセ*゚ー゚)リ「と、コアなファンが多い印象のロック・ユーでした!!次!!ジョックはと……」

ミセ*゚ー゚)リ「『ラグビー部なら野球も容易くこなしそう』『ギコがなんでラグビー始めたのかホント謎』」

ミセ*゚ー゚)リ「『童顔マッチョまたんきと朝まで濃厚ホm(;^Д^)「またかよォ!!読み上げないでくださいよ今日は小さい子もいるんだから!!」

|(●),  、(●)、|「ホモの多い街だなここは……」

N| "゚'` {"゚`lリ「そうか?」

|(●),  、(●)、|「代表格が隣にいるしな」

(;^Д^)「先生方もそっち方面に話を進めないでください!!」

ミセ*゚ー゚)リ「ですが、あくまで予想は予想!!勝負はどう転ぶかわかりません!!」

ミセ*゚ー゚)リ「それでは、それぞれのチームのポジションと打順をチェックしてみましょう!!

82>>1:2016/02/14(日) 02:31:55 ID:YCqL5Lvw0
『ロック・ユー』


①欝田  中
②内藤  投
③瓜畑  補
④素直  遊
⑤高岡  一
⑥神裂  三
⑦木原  右
⑧木戸  二
⑨上条  左


『ジョック』


①引田  一
②王騎  右
③長岡  補
④武雲  中
⑤猫田  投
⑥吉川  三
⑦斉藤  遊
⑧蒙武  二
⑨汗明  左


※打順とポジションの表記があってるかどうかわかりませんが、深く考えないようにしてください

83>>1:2016/02/14(日) 02:32:49 ID:YCqL5Lvw0
( ^Д^)「ん……んん?」

( ^Д^)「この、大将軍っぽい名前は……?」

ミセ*゚ー゚)リ「ジョックの補充要員。ラグビー部のメンバーなんだけど」

ミセ*゚ー゚)リ「AA用意すんのがめんどいからこれで行くって」

(;^Д^)「ちょっと何言ってるかわからないんですけど、確実に失礼なことだけは確かですよね!?」

|(●),  、(●)、|「しかし、四番と言う打順を両チームとも助っ人に担当させているな」

N| "゚'` {"゚`lリ「ロック・ユーは言わずもがな、ジョックは野球部のエース『武雲 勇治』か」

|(●),  、(●)、|「だが、参戦者の殆どがマッチョだから、当てたらデカいんじゃあないのか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「それを考えると、四番はテクニック重視の選考だと思われるな」

ミセ*゚ー゚)リ「投手は猫田ギコさん、それと内藤さんですがこれはどうお考えですか?」

|(●),  、(●)、|「ギコは野球経験者だから、妥当な判断だと思うが……内藤?俺は素直だと予想していたが」

N| "゚'` {"゚`lリ「ブー……内藤を起用したのは、恐らくピッチャーを途中交代させる為だな」

ミセ*゚ー゚)リ「ほうほう!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「ロック・ユーのメンバーで、ずば抜けて運動神経が良いのが素直と瓜畑だ。次いで内藤が続く」

N| "゚'` {"゚`lリ「だが、見ての通り瓜畑は捕手として司令塔の役割を果たさないといけない。結果、内藤にその役割が回ってきた」

N| "゚'` {"゚`lリ「試合中盤、頃合を見てピッチャーを素直に交代させ、守備の精鋭化を図るんだろう」

ミセ*゚ー゚)リ「なーるほど、ルールを駆使して戦うと」

N| "゚'` {"゚`lリ「しかし、内藤も運動神経は良いが野球経験が無い。前半はロック・ユーにとってキツい戦いになるかもな」

ミセ*゚ー゚)リ「おっと、そうこうお喋りしているうちに、各チームが円陣を組んでいます!!」

( ^Д^)「気合を入れるにはあれが一番なんでしょうね」


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