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( ^ω^)は職業を見つけたようです
14
:
同志名無しさん
:2014/06/03(火) 09:59:45 ID:hinvBhjg0
(( ξ ゚⊿゚)ξ「で、貴方が求人を見て此処に来た方ね……名前は?」
(((ill^ω^)「内藤砲来存ですお」
再び気分を損ねつつ、内藤は先ほど寝ていた部屋を抜け、ツンと言う女性と共に赤い絨毯が敷かれた廊下を歩いていた。
どうやら別の部屋にて面接があるらしい。
ξ ゚⊿゚)ξ「砲来存……変な名前ね」
( ^ω^)「それは自分でも十分承知しておりますお」
そんな風にツンに質問を返しつつ、内藤は目で廊下を見回しながら歩いていた。
寝室らしき場所でツンに聞いた時に分かったのだが、一応ここは魔王城で合っているようだ。
だが外の禍々しさとは違い、魔王城というよりは最初の町で勇者が旅立つ時にありがちなお城と言うのが正しいほどに清潔で、魔物とはエンカウントしそうに無いくらいに威厳のある佇まいをしている。
15
:
同志名無しさん
:2014/06/03(火) 12:53:28 ID:BSDxlSgs0
先を歩いていたツンだったが、一つの大きな扉の前で歩みを止め、内藤へと向き直る。
ξ ゚⊿゚)ξ「ここが面接会場よ」
廊下を歩いていた時も何個か扉があったし、内藤にとってはどれも十分過ぎる程に大きかったが、目の前にある扉は実に高さ5〜6メートルはあろうかというほどに巨大だ。
まさか王室じゃ無いだろうな、と内藤は思いつつ、身なりを改めて直してみる。
ξ ゚⊿゚)ξ「それじゃ今からここで面接だから、私がノックしたら一声掛けてから一緒に入りましょ」
(;^ω^)「分かったお」
異世界だろうが面接となると生きた心地がしない。
更に言うと、中小企業のアルバイト面接しか受けたことがないから尚更だ。
ブツブツと一人質疑応答を繰り返しつつ、ツンがノックするのを待つ。
16
:
同志名無しさん
:2014/06/04(水) 09:41:21 ID:KrbNfeqY0
コンコン。
静かな城内に響くノックの音。
そして少し間をおいて、ツンの一声。
ξ ゚⊿゚)ξ「失礼致します」
ゆっくりと、扉が開かれていく。
まず廊下のそれよりも豪華な絨毯が見えた後、
(; ゚ω゚)「ひっ……!」
薄暗い部屋から光る、思わず逃げたくなるほどの、
異形の姿、魔物達の沢山の目が、
奥に見える玉座まで列を成していた。
17
:
同志名無しさん
:2024/07/10(水) 22:56:34 ID:s.QPTBqU0
乙
情景が浮かびやすい地の文良い
この作者さんどこかで今も書いてないかな
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