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( ^ω^)は職業を見つけたようです

12顔崩れた:2014/06/02(月) 03:22:22 ID:rJRcwKEU0

( -ω-)「Zzz……」

( ^ω^)「おっ?」


あの後死んだかと思われた内藤であったが、ふと気がつくと暖かなベッドの上でスヤスヤと眠っていた。
先ほどまでの具合の悪さはどこへやら、随分とスッキリとしている。


( ^ω^)「ここはアパート……じゃないおね」


内藤は辺りを見回して見ると、いつもの部屋ではないと分かる。
現在寝ていたダブルベッドもさることながら、壁には草原と海岸を描いた絵画があり、
床には赤色の生地に金の刺繍で描かれたエストニックな模様の絨毯、大きな両開きの扉の近くにはカフェテーブルとティーセット。

ソファーが2つ向かい合うように配置されており、間にはガラスのローテーブル。
壁際には沢山の本が詰まった本棚とデスクテーブルには肘の高さまで積まれた書類、とどれも日常では見かけない物ばかりが並んでいる。

そして、自身の服も変わっていることに気がついた。
此処に来る前はユニクロの青いセーターと中には灰色の長袖シャツ、黒のチノパンというユニクロ尽くしのユニクロマンであったが、
現在着ている服装は白のYシャツに中に白い半袖シャツを着て、リクルート風味の黒のパンツを纏い、さながら就活に来たかの様な清楚な格好をしている。


( ^ω^)「一体誰が……」

コンコン!

「入るわよ!」

(;^ω^)そ「ふ、ふぁい!」


突然両開きの扉から聞こえたノックと声に肩を震わせ、情けない声で返す内藤。
慌てて身なりを整えながらベッドに腰かけ、声の主を待つ。

13同志名無しさん:2014/06/02(月) 04:00:06 ID:Gfpj4ZcI0

ξ ゚⊿゚)ξ「あら、やっとお目覚め?」

( ゚ω゚)


その時、内藤に可愛い!という電流走る!
澄んだ蒼の瞳、顕著な体つき、程よくフリルがちりばめられたミニスカドレス!そして金髪の巻き髪!
内藤はロリのジャンルにあまり興味を持たないタイプだったが、これには流石にノックアウト。
強烈に頭を撫でてやりたくなる衝動に狩られたが、一つ引っ掛かるものを覚える。


金髪の巻き髪。


(;^ω^)「あ、あのぉお嬢ちゃん?もしかして君は僕が倒れてたの見たのかお?」

ξ ゚⊿゚)ξ「ええ、ていうかこの魔王城まで連れてきたのもアタシよ?」

ξ ゚⊿゚)ξ「それとアタシはお嬢ちゃんじゃなくてツン、ツン=カデローレよ。これでも500は生きてるからね」

( ゚ω゚)「え!ロリババアかお!」

ξ ゚⊿゚)ξイラッ


最高だ、是非とも頭を撫でさせて!と言葉を最後まで話す前に、一瞬で詰め寄ったツンの鉄拳が右の頬にめり込み、内藤はド派手に吹っ飛んだ。

14同志名無しさん:2014/06/03(火) 09:59:45 ID:hinvBhjg0

(( ξ ゚⊿゚)ξ「で、貴方が求人を見て此処に来た方ね……名前は?」

(((ill^ω^)「内藤砲来存ですお」


再び気分を損ねつつ、内藤は先ほど寝ていた部屋を抜け、ツンと言う女性と共に赤い絨毯が敷かれた廊下を歩いていた。
どうやら別の部屋にて面接があるらしい。


ξ ゚⊿゚)ξ「砲来存……変な名前ね」

( ^ω^)「それは自分でも十分承知しておりますお」


そんな風にツンに質問を返しつつ、内藤は目で廊下を見回しながら歩いていた。
寝室らしき場所でツンに聞いた時に分かったのだが、一応ここは魔王城で合っているようだ。

だが外の禍々しさとは違い、魔王城というよりは最初の町で勇者が旅立つ時にありがちなお城と言うのが正しいほどに清潔で、魔物とはエンカウントしそうに無いくらいに威厳のある佇まいをしている。

15同志名無しさん:2014/06/03(火) 12:53:28 ID:BSDxlSgs0
先を歩いていたツンだったが、一つの大きな扉の前で歩みを止め、内藤へと向き直る。


ξ ゚⊿゚)ξ「ここが面接会場よ」


廊下を歩いていた時も何個か扉があったし、内藤にとってはどれも十分過ぎる程に大きかったが、目の前にある扉は実に高さ5〜6メートルはあろうかというほどに巨大だ。
まさか王室じゃ無いだろうな、と内藤は思いつつ、身なりを改めて直してみる。


ξ ゚⊿゚)ξ「それじゃ今からここで面接だから、私がノックしたら一声掛けてから一緒に入りましょ」

(;^ω^)「分かったお」


異世界だろうが面接となると生きた心地がしない。
更に言うと、中小企業のアルバイト面接しか受けたことがないから尚更だ。
ブツブツと一人質疑応答を繰り返しつつ、ツンがノックするのを待つ。

16同志名無しさん:2014/06/04(水) 09:41:21 ID:KrbNfeqY0

コンコン。

静かな城内に響くノックの音。
そして少し間をおいて、ツンの一声。


ξ ゚⊿゚)ξ「失礼致します」


ゆっくりと、扉が開かれていく。
まず廊下のそれよりも豪華な絨毯が見えた後、


(; ゚ω゚)「ひっ……!」


薄暗い部屋から光る、思わず逃げたくなるほどの、
異形の姿、魔物達の沢山の目が、
奥に見える玉座まで列を成していた。

17同志名無しさん:2024/07/10(水) 22:56:34 ID:s.QPTBqU0


情景が浮かびやすい地の文良い
この作者さんどこかで今も書いてないかな


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