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【レヴュースタァライトSS】まひる「私が耳かきしてあげる」

17 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/03(水) 21:24:50 ID:0vVkBrkM
 夕食を終え、入浴も済ませ、寮生活は自由時間を迎えていた。
 華恋は今頃、二人との約束を果たしているのだろうか。ななは、今度は純那に耳かきされているかもしれない。双葉と香子は、またじゃれあっているのだろう。。
 クロディーヌはそんなことを考えながら、眠っているフリをして、本を読んでいる真矢を見つめていた。
 その真矢が、おもむろに振り返る。クロディーヌは目が合わないよう、慌てて瞼を降ろした。
 そしてそのまま数秒が経ち、もう真矢は視線を本に戻しただろうと、クロディーヌはもう一度瞼を開いてみた。するとしかし、真矢はさっきと同じ角度のままこちらを向いていて、しかと目が合ってしまった。
「すみません。起こしてしまいましたか?もう光を消しましょうか」
 そう言って、机の上で柔らかな光を放つスタンドに、手をかけようとする真矢を、クロディーヌは制止した。
「その必要はないわ」
「では、どうして」
 こちらを見ていたのですか?真矢はクロディーヌにそう尋ねた。
 そう尋ねつつも、真矢はその理由を理解していた。長い付き合いだ。
 またクロディーヌも、自分の胸の内が理解されていることを、理解していた。ただ、だからと言ってどうして軽々に打ち明けられようか。
(私も他の皆のように、耳かきして欲しいだなんて……)
 顔を少し赤らめるばかりで、答えられないでいるクロディーヌを見て、真矢は微笑んでこう言った。
「もしかして、晩に皆さんが言っていた……耳かきのことですか?」
 もしかして。などという言葉に、舞台少女らしからぬ白々しさを感じ、クロディーヌはいささか憤った。そんな茶番を演じてまで、私に恥をかかせたいのか。
「本当に嫌な女……」
 そう言いつつも、クロディーヌはそこに居直した。つまりはそういうことであると察し、真矢は机から離れ、クロディーヌの下へ近づいた。
 そして自然な流れでクロディーヌの膝に自分の頭を乗せた。クロディーヌは心地よい重みを感じた。
「私が耳かきされる側じゃないの!?」


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