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姫騎士「ザリガニの死骸を舐めろですって!?」
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姫騎士「できましてよ!」
"
"
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〜城〜
王「姫よ、本気か?」
姫騎士「はい、お父様。わたくしは本気ですわ」
王「では、この死にたてホヤホヤのザリガニを舐めてもらおうか!」
姫騎士「えっ、ザリガニの死骸を!?」
王「できないのか?」
姫騎士「できましてよ!」
-
王「ほぅ…」
姫騎士「できると言ったのですわ!」
王「ならば早速舐めてもらおうか…この死にたてのザリガニを!」
姫騎士「えっ、ザリガニの死骸を!?しかも死にたてのザリガニを!?」
王「なんだ、できぬのか。お主の覚悟はそんなものか」
姫騎士「できましてよ!」
-
王「ほぅ…」
姫騎士「できると言ったのですわ!」
王「ならば舐めてみせろ。だんだん死臭がきつくなってきた、このザリガニを!」
姫騎士「えっ、さっきより明らかに臭くなっている、そのザリガニの死骸を!?」
王「なんだ、できぬと申すか。所詮口だけ…そっくりじゃ、あの女と…ワシに逆らい、野垂れ死んだお主の母親とそっくりじゃ!」
姫騎士「!」
-
王「ワシがどれだけ愛でてやっても、あやつはそれを拒んだ…あげくにワシを暗殺しようとしおった!」
王「じゃからワシはあやつを国外追放という罰を与えてやった…死刑より残酷な罰を!」
姫騎士「そんな…お母様は病死だと!」
王「ふん、側近どもが口裏を合わせておっただけじゃ。生まれて間も無いお主は覚えておらんかったじゃろうからな」
王「身分も衣服も…その誇りすら剥がれ…ならず者にその身を犯され死んだに違い無い…くききっ…想像しただけで百回は射精できるわい!」
姫騎士「お父様…貴方という人は!」
"
"
-
王「さぁ昔話はここまでじゃ。早く舐めろ…このくっさいくっさいザリガニの死骸を!」
姫騎士「わ、私は…」
王「やらぬならお主も…国外追放じゃぞ…くふふっ、母と同じ道を辿るのというなら、それはそれで面白いのぅ…なぁ、姫よ」
姫騎士「お父様…」
王「さぁ、やるのじゃ!」
姫騎士「ざり…がに…」
-
またお前なのか
-
王「さぁ…さぁさぁさぁ!いざ!」
ズイッ プゥン
姫騎士「ウップス!」
王「どうした?臭いがキツいからといって、よもや舐められぬ、とでも?」
姫騎士「くっ…!」
王「そう、その目だ…その目がワシを苛つかせる…あの女も、お主も!」
ギリリ
王「やはり汚らわしい天界の血は…ここで根絶やしにせねばな…」
姫騎士「!?」
姫騎士「天界の…血…?」
-
王「っ!」
王(しまった…少々喋りすぎたか)
王「とにかくだ!早くこのザリガニの死骸を舐めるのだ!急がねば、加速度的に臭くなる、このザリガニを!どうした…今この瞬間にもザリガニは臭くなるぞ…ほぉら、それそれそれ」
ハサミ クイックイ
王「はやくぼくをなめてよ〜(裏声)」
姫騎士「くっ、死体とはいえザリガニを弄ぶとは!お父様はもはや人の心を失われた!」
王「はやくぅ〜ぼくを舐めてよ〜(裏声)」
姫騎士「止めなさい…今すぐザリガニの死体で遊ぶのを!止めるのです!」
-
王「いいや、止めぬ!このザリガニで遊ぶという行為が、思いのほか楽しい!」
ハサミ クイックイ
王「舐めて舐めて〜(裏声)」
姫騎士「も、もはや我慢なりません…お父様…貴方を…」
…
カチッ
姫騎士「ぶっ殺してやる!」
王「ほぅ、その豹変ぶり…姫よ、お主『スイッチ』を…入れたか…!」
-
『スイッチ』
別人格を想像し作り、意識してその人格に切り替え
思考や戦闘力を飛躍的に上昇させる技術の事である。
特別な技能がいる訳ではなく
言ってしまえば気の持ちような訳だが
使いこなせたときの効果は計り知れない。
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姫騎士「ころす…ころころころころころころころころろろろろろろろろ」
ヨダレ ダラァ
王「スイッチの効果は絶大だな…あの優しく上品な姫の面影が欠片も無いのぅ」
姫騎士「だまれれれれれ、今から、私が、お前を、殺、すのよよよよよ代々木!」
王「ほぅ、ワシを殺すか…王たるワシを…娘であるお主が…」
キッ
王「父であるワシを!ふはは、やれるか…やってみるか…やってみるがいい…!」
ヌギィッ
王「この!ザリガニの死骸をパイルダーオンさせたワシを!倒せる自信があるならばなぁぁぁ!」
ザリガニ チンコニ ノセッ
王「ザリガニの死骸を、パイルダーぁオンんんん!」
-
狂気だな
-
ギチギチ…
王「っぐぁっ…」
王「ザリガニの…死後硬直がはじまっ…」
ギチギチ…
王「か、完全に固定されたっ…肉体の一部にっ…なったのかっ…!」
姫騎士「お、お父様…なんという姿に…ちんこにザリガニなど…まるで変態ですわ!」
王「否…否否否否…断じて否ぁぁぁ!」
王「ワシは王!変態などでは無い…王なのだ!国を…世界を統べる頂点に立つ者!ちんこにザリガニがあろうがなかろうが…ワシは!ワシはぁぁぁ!」
ビンッビン…
姫騎士「さらに硬度を…!」
-
王「さぁこの姿を崇めよ…そして舐めるという行為を受け入れよ…」
王「ワシは…私は…王…ザリガニの…王…」
ガクガク
姫騎士「!?」
姫騎士「様子がおかしい…ま、まさかお父様!」
王「…」
ガクン
王「…」
パチッ
王「…ふむ」
王「脆弱な肉体だが…野心がある。この者、私好みではあるな」
姫騎士「!?」
-
むしろマトモになった感
-
王「…」
ギロッ
王「『頭が高いぞ』」
王「『平伏せ』」
ズンッ
姫騎士「!?」
姫騎士「この重力場っ…!?」
-
!?
-
王「…」
王「私は、王。ザリガニの王だ」
姫騎士「な、何を…」
王「私はザリガニの死骸と人間の肉体が交わる事で生まれた、新生命体…いわばザリガニ人間【シザーマン】だ」
姫騎士「し、シザーマンですって…?」
バロゥズ…
姫騎士「馬鹿な事を言うのはおよしになって、お父様!」
王「違う…私はもはやお前の父などでは無い…シザーマンだ!」
バリバリバリ
姫騎士「か、体が…か、殻…!?」
シザーマン「そう、この皮膚…殻こそがザリガニの証!しかも二足歩行できる!」
シザーマン「どうだ、これでもまだ私を新生命体…シザーマンと認めないのかね?」
-
姫騎士「み、認めるなどと…」
ズンッ
姫騎士「くっ…体が重い…」
シザーマン「この重力場に逆らう事はできぬよ」
姫騎士「くっ…」
シザーマン「この能力も私が新生命体であればこそのもの…そう、私は重力を操る事が出来るのだよ!」
姫騎士「重力を…ですって!?」
シザーマン「そうだ…こんな風に、押しつぶす事だってできる!」
ズンッ ズンッ ズズンッ
姫騎士「ぐぁぁぁぁぁっ!」
-
王「潰れてしまうぞ、このままでは…!」
姫騎士「ぐ、ぁぁぁ…」
王「どうだ、まだ認めぬか…私を…シザーマンという存在を!」
ズンッ
姫騎士「み、認める訳にはいきませんわ…人ならざる者を…悪しき、その意志を…認める訳には…」
ググンッ
王「ば、馬鹿な…私の重力に逆らうなど…」
姫騎士「こんなもの…気合いで…ぐぐっ…ねじ伏せてっ…みせますわ…!」
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※王=シザーマン
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プルプル
姫騎士「ぐ、ぬぬぬぁ…」
シザーマン「どうした、膝がプルプル震えているじゃあないか」
姫騎士「ぐぎぎぎぎ」
プルプル
シザーマン「…」
シザーマン「…」
シザーマン「っ!!」
-
シザーマン「あんなに力んだら…まさか、いや…そんな筈は…」
姫騎士「んぎぎぎぎ」
プルプル
シザーマン「いやだがしかし…待てよ…」
シザーマン「よもや…あるいは…逆に…つまりは…」
シザーマン「このままでは…とはいえ…でも…だとしても…」
プルプル
姫騎士「んぎぎぎぎ」
-
シザーマン「ふんばりすぎた人間の末路…それは…」
『失禁あるいは脱糞』
シザーマン「だっ…!」
プルプル
姫騎士「んぎぎぎ…あっ…」
プスップスッ
シザーマン「!!」
シザーマン(屁…あの屁はっ…あの断続的に小出しする屁はっ…!)
シザーマン(脱糞【ビッグバン】の予兆【きざし】…)
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今日のスレタイ迷子スレはここですかね
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なんてこった(恒例
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プスゥ…
姫騎士「…」
姫騎士「空が…青い…」
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姫騎士「例えば空を知らない人に」
姫騎士「空の青さをどうやって伝えればいいのでしょうか?」
シザーマン「しらねーよ!てか絶対やっちまっただろオメー!」
姫騎士「…?」
キョトン
シザーマン「しらをきるな!もらしたんだろ!?」
姫騎士「…」
ウッスラ ニッコリ
シザーマン「優しい笑顔すな!」
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プゥン…
シザーマン「くっさ!」
姫騎士「失礼ですわね!」
ズン
シザーマン「こ、こっちへ近づいてくるな!うわぁぁぁぁぁ!来るな…来るなぁぁぁぁぁっ!」
姫騎士「いいや、近づきますわ!」
ダダッ
姫騎士「そのままハグ!」
ダキッ
シザーマン「ぎいやあああ」
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姫騎士「…」
姫騎士「このまま臭い者同士…消えるとしましょう」
シザーマン「なっ…貴様、それが目的で…」
姫騎士「ザリガニの死骸に乗っ取られたとはいえ、貴方はお父様…」
姫騎士「共に消えましょう」
姫騎士「ひとりぼっちは、寂しいですものね」
ニッコリ
シザーマン「ひ、姫騎士…」
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シザーマン「…」
シザーマン「そうか…お前は…」
シザーマン「優しいんだな」
姫騎士「はい」
シザーマン「なら…」
姫騎士「行きましょう」
グッ
姫騎士「下腹部に意識を集中…」
グルルルル
姫騎士「腸内に溜まった全てを…この一撃に…!」
グルルルル
姫騎士「ファイナル…フラーーーッシュ!」
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汚ねぇ花火だな、いやマジで
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ギャリッ!
姫騎士「くっ!」
シザーマン「ほぅ…」
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いい話だったかなー
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ブババババ!
ニュムリニュムリニュムリ!
シザーマン「メタンガス…それと石炭便!なるほどその混合物なら…着火すれば…」
姫騎士「そう…そして、わたくしの下着…おパンティーは発火布で出来ている!つまりは!」
シュボッ
ブバァァァァァァァァァ!
ボボボボホ!
シザーマン「…この爆発…楽に死ねそうだな」
姫騎士「はい、共にいK…
ブバァァァァァァァァァ!
【完】
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爆発オチかよ
乙
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ザリガニって意外と美味しいよね
体はエビでハサミがカニなお得感もある
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