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姫騎士「ザリガニの死骸を舐めろですって!?」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 18:39:38 XIpkhqqo
姫騎士「できましてよ!」


"
"
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 18:42:28 XIpkhqqo
〜城〜

王「姫よ、本気か?」

姫騎士「はい、お父様。わたくしは本気ですわ」

王「では、この死にたてホヤホヤのザリガニを舐めてもらおうか!」

姫騎士「えっ、ザリガニの死骸を!?」

王「できないのか?」

姫騎士「できましてよ!」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 18:44:36 XIpkhqqo
王「ほぅ…」

姫騎士「できると言ったのですわ!」

王「ならば早速舐めてもらおうか…この死にたてのザリガニを!」

姫騎士「えっ、ザリガニの死骸を!?しかも死にたてのザリガニを!?」

王「なんだ、できぬのか。お主の覚悟はそんなものか」

姫騎士「できましてよ!」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 18:48:17 XIpkhqqo
王「ほぅ…」

姫騎士「できると言ったのですわ!」

王「ならば舐めてみせろ。だんだん死臭がきつくなってきた、このザリガニを!」

姫騎士「えっ、さっきより明らかに臭くなっている、そのザリガニの死骸を!?」

王「なんだ、できぬと申すか。所詮口だけ…そっくりじゃ、あの女と…ワシに逆らい、野垂れ死んだお主の母親とそっくりじゃ!」

姫騎士「!」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 18:53:50 XIpkhqqo
王「ワシがどれだけ愛でてやっても、あやつはそれを拒んだ…あげくにワシを暗殺しようとしおった!」

王「じゃからワシはあやつを国外追放という罰を与えてやった…死刑より残酷な罰を!」

姫騎士「そんな…お母様は病死だと!」

王「ふん、側近どもが口裏を合わせておっただけじゃ。生まれて間も無いお主は覚えておらんかったじゃろうからな」

王「身分も衣服も…その誇りすら剥がれ…ならず者にその身を犯され死んだに違い無い…くききっ…想像しただけで百回は射精できるわい!」

姫騎士「お父様…貴方という人は!」


"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 18:59:12 XIpkhqqo
王「さぁ昔話はここまでじゃ。早く舐めろ…このくっさいくっさいザリガニの死骸を!」

姫騎士「わ、私は…」

王「やらぬならお主も…国外追放じゃぞ…くふふっ、母と同じ道を辿るのというなら、それはそれで面白いのぅ…なぁ、姫よ」

姫騎士「お父様…」

王「さぁ、やるのじゃ!」

姫騎士「ざり…がに…」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 19:54:27 DUZvxSd.
またお前なのか


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 23:28:29 XIpkhqqo
王「さぁ…さぁさぁさぁ!いざ!」

ズイッ プゥン

姫騎士「ウップス!」

王「どうした?臭いがキツいからといって、よもや舐められぬ、とでも?」

姫騎士「くっ…!」

王「そう、その目だ…その目がワシを苛つかせる…あの女も、お主も!」

ギリリ

王「やはり汚らわしい天界の血は…ここで根絶やしにせねばな…」

姫騎士「!?」

姫騎士「天界の…血…?」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/16(土) 23:33:57 XIpkhqqo
王「っ!」

王(しまった…少々喋りすぎたか)

王「とにかくだ!早くこのザリガニの死骸を舐めるのだ!急がねば、加速度的に臭くなる、このザリガニを!どうした…今この瞬間にもザリガニは臭くなるぞ…ほぉら、それそれそれ」

ハサミ クイックイ

王「はやくぼくをなめてよ〜(裏声)」

姫騎士「くっ、死体とはいえザリガニを弄ぶとは!お父様はもはや人の心を失われた!」

王「はやくぅ〜ぼくを舐めてよ〜(裏声)」

姫騎士「止めなさい…今すぐザリガニの死体で遊ぶのを!止めるのです!」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/17(日) 01:20:09 uYO4rTRI
王「いいや、止めぬ!このザリガニで遊ぶという行為が、思いのほか楽しい!」

ハサミ クイックイ

王「舐めて舐めて〜(裏声)」

姫騎士「も、もはや我慢なりません…お父様…貴方を…」


カチッ

姫騎士「ぶっ殺してやる!」

王「ほぅ、その豹変ぶり…姫よ、お主『スイッチ』を…入れたか…!」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/17(日) 01:24:18 uYO4rTRI
『スイッチ』

別人格を想像し作り、意識してその人格に切り替え
思考や戦闘力を飛躍的に上昇させる技術の事である。
特別な技能がいる訳ではなく
言ってしまえば気の持ちような訳だが
使いこなせたときの効果は計り知れない。


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/17(日) 01:32:31 uYO4rTRI
姫騎士「ころす…ころころころころころころころころろろろろろろろろ」

ヨダレ ダラァ

王「スイッチの効果は絶大だな…あの優しく上品な姫の面影が欠片も無いのぅ」

姫騎士「だまれれれれれ、今から、私が、お前を、殺、すのよよよよよ代々木!」

王「ほぅ、ワシを殺すか…王たるワシを…娘であるお主が…」

キッ

王「父であるワシを!ふはは、やれるか…やってみるか…やってみるがいい…!」

ヌギィッ

王「この!ザリガニの死骸をパイルダーオンさせたワシを!倒せる自信があるならばなぁぁぁ!」

ザリガニ チンコニ ノセッ

王「ザリガニの死骸を、パイルダーぁオンんんん!」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/17(日) 21:08:23 C0Jk6Wjg
狂気だな


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/18(月) 01:37:36 HvBfTIMk
ギチギチ…

王「っぐぁっ…」

王「ザリガニの…死後硬直がはじまっ…」

ギチギチ…

王「か、完全に固定されたっ…肉体の一部にっ…なったのかっ…!」

姫騎士「お、お父様…なんという姿に…ちんこにザリガニなど…まるで変態ですわ!」

王「否…否否否否…断じて否ぁぁぁ!」

王「ワシは王!変態などでは無い…王なのだ!国を…世界を統べる頂点に立つ者!ちんこにザリガニがあろうがなかろうが…ワシは!ワシはぁぁぁ!」

ビンッビン…

姫騎士「さらに硬度を…!」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/18(月) 01:42:40 HvBfTIMk
王「さぁこの姿を崇めよ…そして舐めるという行為を受け入れよ…」

王「ワシは…私は…王…ザリガニの…王…」

ガクガク

姫騎士「!?」

姫騎士「様子がおかしい…ま、まさかお父様!」

王「…」

ガクン

王「…」

パチッ

王「…ふむ」

王「脆弱な肉体だが…野心がある。この者、私好みではあるな」

姫騎士「!?」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/18(月) 14:20:36 Zw.zuwUQ
むしろマトモになった感


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/18(月) 23:31:18 HvBfTIMk
王「…」

ギロッ

王「『頭が高いぞ』」

王「『平伏せ』」

ズンッ

姫騎士「!?」

姫騎士「この重力場っ…!?」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/19(火) 07:43:50 YDARX/WU
!?


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/20(水) 00:25:26 rxlK2iic
王「…」

王「私は、王。ザリガニの王だ」

姫騎士「な、何を…」

王「私はザリガニの死骸と人間の肉体が交わる事で生まれた、新生命体…いわばザリガニ人間【シザーマン】だ」

姫騎士「し、シザーマンですって…?」

バロゥズ…

姫騎士「馬鹿な事を言うのはおよしになって、お父様!」

王「違う…私はもはやお前の父などでは無い…シザーマンだ!」

バリバリバリ

姫騎士「か、体が…か、殻…!?」

シザーマン「そう、この皮膚…殻こそがザリガニの証!しかも二足歩行できる!」

シザーマン「どうだ、これでもまだ私を新生命体…シザーマンと認めないのかね?」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/20(水) 00:32:05 rxlK2iic
姫騎士「み、認めるなどと…」
ズンッ

姫騎士「くっ…体が重い…」

シザーマン「この重力場に逆らう事はできぬよ」

姫騎士「くっ…」

シザーマン「この能力も私が新生命体であればこそのもの…そう、私は重力を操る事が出来るのだよ!」

姫騎士「重力を…ですって!?」

シザーマン「そうだ…こんな風に、押しつぶす事だってできる!」

ズンッ ズンッ ズズンッ

姫騎士「ぐぁぁぁぁぁっ!」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/20(水) 10:13:34 rxlK2iic
王「潰れてしまうぞ、このままでは…!」

姫騎士「ぐ、ぁぁぁ…」

王「どうだ、まだ認めぬか…私を…シザーマンという存在を!」

ズンッ

姫騎士「み、認める訳にはいきませんわ…人ならざる者を…悪しき、その意志を…認める訳には…」

ググンッ

王「ば、馬鹿な…私の重力に逆らうなど…」

姫騎士「こんなもの…気合いで…ぐぐっ…ねじ伏せてっ…みせますわ…!」


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/20(水) 19:51:09 rxlK2iic
※王=シザーマン


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/20(水) 19:52:26 rxlK2iic
プルプル

姫騎士「ぐ、ぬぬぬぁ…」

シザーマン「どうした、膝がプルプル震えているじゃあないか」

姫騎士「ぐぎぎぎぎ」

プルプル

シザーマン「…」

シザーマン「…」

シザーマン「っ!!」


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/20(水) 19:54:53 rxlK2iic
シザーマン「あんなに力んだら…まさか、いや…そんな筈は…」

姫騎士「んぎぎぎぎ」

プルプル

シザーマン「いやだがしかし…待てよ…」

シザーマン「よもや…あるいは…逆に…つまりは…」

シザーマン「このままでは…とはいえ…でも…だとしても…」

プルプル

姫騎士「んぎぎぎぎ」


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/20(水) 19:58:26 rxlK2iic
シザーマン「ふんばりすぎた人間の末路…それは…」



『失禁あるいは脱糞』

シザーマン「だっ…!」

プルプル

姫騎士「んぎぎぎ…あっ…」

プスップスッ

シザーマン「!!」

シザーマン(屁…あの屁はっ…あの断続的に小出しする屁はっ…!)

シザーマン(脱糞【ビッグバン】の予兆【きざし】…)


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/20(水) 23:36:13 IbTYVVao
今日のスレタイ迷子スレはここですかね


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/21(木) 07:54:48 gWSu7dgQ
なんてこった(恒例


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/23(土) 14:40:41 KMOQE/sA
プスゥ…

姫騎士「…」

姫騎士「空が…青い…」


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/23(土) 14:43:09 KMOQE/sA
姫騎士「例えば空を知らない人に」

姫騎士「空の青さをどうやって伝えればいいのでしょうか?」

シザーマン「しらねーよ!てか絶対やっちまっただろオメー!」

姫騎士「…?」

キョトン

シザーマン「しらをきるな!もらしたんだろ!?」

姫騎士「…」

ウッスラ ニッコリ

シザーマン「優しい笑顔すな!」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/24(日) 00:35:30 KPVWUOK.
プゥン…

シザーマン「くっさ!」

姫騎士「失礼ですわね!」

ズン

シザーマン「こ、こっちへ近づいてくるな!うわぁぁぁぁぁ!来るな…来るなぁぁぁぁぁっ!」

姫騎士「いいや、近づきますわ!」

ダダッ

姫騎士「そのままハグ!」

ダキッ

シザーマン「ぎいやあああ」


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/24(日) 00:38:17 KPVWUOK.
姫騎士「…」

姫騎士「このまま臭い者同士…消えるとしましょう」

シザーマン「なっ…貴様、それが目的で…」

姫騎士「ザリガニの死骸に乗っ取られたとはいえ、貴方はお父様…」

姫騎士「共に消えましょう」

姫騎士「ひとりぼっちは、寂しいですものね」

ニッコリ

シザーマン「ひ、姫騎士…」


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/24(日) 00:41:07 KPVWUOK.
シザーマン「…」

シザーマン「そうか…お前は…」

シザーマン「優しいんだな」

姫騎士「はい」

シザーマン「なら…」

姫騎士「行きましょう」

グッ

姫騎士「下腹部に意識を集中…」

グルルルル

姫騎士「腸内に溜まった全てを…この一撃に…!」

グルルルル

姫騎士「ファイナル…フラーーーッシュ!」


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/24(日) 01:17:09 2DFoVxgE
汚ねぇ花火だな、いやマジで


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/24(日) 01:59:02 KPVWUOK.
ギャリッ!

姫騎士「くっ!」

シザーマン「ほぅ…」


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/24(日) 13:42:09 krXFv2eU
いい話だったかなー


36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/25(月) 00:05:30 HSw8tE/Y
ブババババ!
ニュムリニュムリニュムリ!

シザーマン「メタンガス…それと石炭便!なるほどその混合物なら…着火すれば…」

姫騎士「そう…そして、わたくしの下着…おパンティーは発火布で出来ている!つまりは!」

シュボッ

ブバァァァァァァァァァ!
ボボボボホ!

シザーマン「…この爆発…楽に死ねそうだな」

姫騎士「はい、共にいK…

ブバァァァァァァァァァ!

【完】


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/25(月) 13:21:32 ihKg4q4c
爆発オチかよ



38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/12/27(水) 22:53:09 4FPs9.cI
ザリガニって意外と美味しいよね
体はエビでハサミがカニなお得感もある


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