したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

男「また見てる」イケメン「その通り」じぃー

1 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 22:30:30 ID:7bGVEKRA
学校 〜校外清掃中〜


男(くっそ寒い…)ブルブル…

男(けど、嘆いても仕方ないよな。こんもり枯れ葉も集めたし、後は捨てるだけ…)サッサッ

ひゅううう〜〜〜

男「あっ! かき集めた枯れ葉たちが―――」バッ


「んばっっ!!??!」バッシャアアアアア!


男「あ……」ビクゥ

「………」

男「ブフゥッ! い、いや! 今のは別に、全然わざとじゃなくってだな…」


「フフフ。君には本当、毎度毎度と驚かされてばかりだ」

イケメン「また新たな突っ込みを編み出したんだね!」ニコ


男「なに言ってんのお前?」

2 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 22:31:24 ID:7bGVEKRA
イケメン「今日とて突っ込みもまたキレが良い…」ニヨニヨ

男(面倒くさい奴にみつかった……)

イケメン「……」じぃー

男「なに、その目。ていうか、めっちゃ頭に葉っぱ乗ってるけど」サッサッ

イケメン「うむ、ありがとう」パラパラ…

男「別にいいよ礼なんて。ある意味俺のせいだし」

イケメン「いやいやお礼はきちんと言わないと――まあ、それはそれとして」ぎゅっ

男「うわっ!? きゅ、急に腕掴むなよ!?」ビクッ

イケメン「どうしてオレを誘ってくれなかったの?」ニコ

男「はっ!?」

イケメン「清掃活動だよ! やるならオレにも声を掛けてくれたっていいだろうに…!」

男「いや、誘うも何もまったく関係ない奴を…」

イケメン「すぐそれ言う! すぐ男くんはオレを蔑ろにする!」ムキーッ

男「……こいつ面倒クサ……」ボソ

イケメン「聞こえてるぞー! ……いやね、聞いてよ、オレだって別に掃除を為たいわけじゃないんだ」

3 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 22:33:21 ID:7bGVEKRA
男「な、なんだよ。じゃあアレか、また俺がいるから参加したいって話か…?」チラ

イケメン「いや、別に君はまったく関係ないんだけど」キョロキョロ

男「ぐッ…だったら俺に責任あるみたいな言い方するなよ……ッ!」カァアア

イケメン「そんなコト言った? あ。居た、おーい! コッチだぞ〜〜!!」


女「――ホント飽きないわよね、アンタら。何? またホモ扱いして欲しいの?」

イケ友「なはは! ここに居たんかイケメ〜〜〜〜ン!」


男「イケ友に、女さん…」

女「……」じぃー

男「な、なにさ?」

女「い・つ・ま・で、……手を握り合ってるワケ?」

男「!? いや違ッ…コイツから握ってきたんだ! ちょ、離せコラッ、おいって!?」ぐぃー

イケ友「チッス! よお来たイケメン、人で足らなくてマジ困ってたんべ〜〜〜!」グッ

イケメン「だろうね。見たところ二学年の十数人しか来てないみたいだし」グッ

男「無視するな!」ぐぐいー

4 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 22:34:43 ID:7bGVEKRA
イケ友「会長姉ちゃんも頑張って声かけてたけど、今回は時期が悪かったっしょ」ナハハ

イケメン「あの人も自分のことで大変だろうに。…まだ会長の後釜がいないそうだよ」

男「待って!? すっごい普通に世間話してるけど、そんな非力なの俺!?」グググッ

イケメン「おや?」キョトン

イケ友「あれ? 男ちゃん居たの? ちっこいからわからんかったわ」ウフフ

男「なんだことコノヤロー!!」

女「ハァ…もういいわ、時間の無駄ね。あっち掃除してるから、アタシ」スタスタスタ

男「あっ…もうもう! お前が余計なコトするからまた怒られたじゃないか!」


イケメン「作戦は成功したな…」フゥ

イケ友「あぁ、そのようだ」フッ


男「え…? どういうこと…?」ビクッ

イケ友「すまねェな男ちゃん。実は最初からずっと男ちゃんは見えていた、おれっちは嘘をついてたんだ」

男「その弁解は別にいらない…」

5 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 22:37:26 ID:7bGVEKRA
イケメン「君には黙っていたが、我々はとある目標のために行動を共に為ているのだ」

男「も、目標? 女さんを遠ざけてまでやりたいことなのか…?」

イケ友「モチのロンだぜ!? 野郎共にとって頑なに譲ることが出来ねえ道ってモンがあんのよさッ!」

イケメン「ああ、それはね」スッ

男「……っ」ゴクリ

イケメン「まさに男子高校生にとって夢のパンドラ……」

イケメン「──校外に捨てられた、エロい雑誌拾いだッ!!」カッッッ

〜〜〜

「校外清掃活動」

「毎年度、恒例となっている冬期に行われる環境改善週間のイベント」

「あまり盛り上がりに欠ける催しだから、いつも参加生徒が少ないのも頷けるのだけれど」


会長「今年は非常に、その集まりが悪いの。笑っちゃうぐらいに」フフッ

イケメン「へえ、それでオレをわざわざ呼び出したのは参加しろって話?」

会長「………」

会長「勿論、それなりの報酬は用意するつもりだわ」

6 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 22:50:55 ID:7bGVEKRA
イケメン「結構だよ。元カレの好として出来れば話には乗ってあげたいが、何分、忙しい身でね」クル

会長「そう…」スッ

会長「どうやら、まだ男くんとの時間が大切なようね」

イケメン「……」ピタ

会長「ふふ。相変わらずね貴方。なりふり構わず突き進む悪癖は健在のよう」

イケメン「ふーん、それが? なに?」クル

会長「あら? ようやくまともに視線が合ったわ」クスクス

イケメン「…………」

会長「勘違いしないでちょうだい。過去、文化祭でやったことのような行為は望んでおりません」

会長「──一途に、そう一途に…」

会長「わたくしは、貴方に校外清掃活動へと参加してほしいだけなのよ」

イケメン「なぜ、そこまで参加して欲しいんだ?」

会長「裏文化祭、って言葉に聞き覚えがあるでしょう」

会長「表向きの一般公開とは違い、極秘裏に、各所隠蔽された店舗にて『嫌らしい同人誌』が発売される祭りのことを」

イケメン「知ってる。貴女だって主催者や、今年の責任者ともコンタクトを取ったはずでは?」

7 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 23:03:22 ID:7bGVEKRA
会長「勿論、来年からはそのような催しは一切禁ずることを約束させました」

会長「──ですが、残った異物は消滅しきれない…」グッ

イケメン「ふむ。つまり?」

会長「現在、約四十冊以上もの『やらしい同人誌』が校外周辺に隠されたと報告があったわ」

イケメン「ほほう。たったの四十冊とは、なんともまあ…」

イケメン「会長。よほど手の込んだ独裁ぶりで校内に残った本を回収したようだね、まさに圧制者だ」

会長「ふん。なんとでも言いなさい」

イケメン「なるほどね。会長の魔の手から逃れた同人誌、それを校外清掃活動として回収せよと」

イケメン「なら聞きたい。どうして貴女がやらないんだ?」

会長「……その質問、わたくしによく出来たわね……」ズモモモ

イケメン「……」

イケメン「そ、そんなに生徒会長の仕事忙しいの?」

会長「いっっっそがしいわよッ! 首が回らないってレベルじゃなくボルトで締められたぐらい回らないわよ!」クッ…

イケメン「後継者育成を怠るからだよ…」セイセイ

会長「育成ってなに!? 学生よわたくし!?」

8 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 23:12:29 ID:7bGVEKRA
会長「もう、いいわ! とにかく! 表立っての行動はやりずらい、時間もなければ人手も足りないの!」

会長「そういうの頼めるのって言えば貴方ぐらいしか居ないのよ…っ」

イケメン「オレか…」

会長「ねぇ…お願い、もし引き受けてくれるのなら、お、お礼として、私がなんだってしてあげるから…」チ、チラ

イケメン「別にいらないかなあ」

会長「そんなに興味惹かれない!?」

イケメン「特に…」

会長「ぐっっ! ええもお知ってるわよッ! だから違う報酬を用意しておきましたッ!」カァーッ


カララー!


イケメン「これは? USBメモリ?」スッ

会長「私が過去にまとめた、男くんが一年生頃の写真集。そのデータファイルよ」

イケメン「引き受けます」キリ

会長「さっさと行きなさいよもおもおもおーッ!」うえーん

〜〜〜

9 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 23:25:28 ID:7bGVEKRA
イケメン(ということがありました、と正直に離したら没収されるので秘密にしとこう)ウンウン

男「…エロ本探し…」

イケ友「このあたりにあるんだって! それはもう沢山! 探すっきゃないっしょ!」

イケメン「ああ。このとおり、イケ友に助力を求めたら乗り気で参加してくれた」

男「イケ友好きそうだもんね…店で買うより、お宝探し的な感じで…」

イケ友「うぉぉー! やるぜー! 超やるぜー!」

イケメン「良い気迫だ。さて勿論、君も一緒にやってくれるよね?」ニコ

男「いや全然やる気ないけど。ていうか、……それよりも」じぃー

イケメン「な、なに?」

男「お前は、なんでそうもやる気なの?」ジトー

イケメン(やばい。報酬のことゲロってしまいたい…突っ込まれたい方に傾いてしまいそう…)ゾクゾク

男「何か隠してるだろ…?」

イケメン(だがッ! オレは目先の欲に負けない! きっと、きっと手に入れてみせるんだ…ッ)スッ

ポン

イケメン「秘密? 君に隠し事なんてあるわけない。ただオレは君と一緒にやりたいんだ、エロ本が探しをね」キラキラ

10 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 23:36:52 ID:7bGVEKRA
男「……」

男「べ、別にそーいうの興味なんてねーし…」テレテレ

イケメン(誤魔化しても無駄だよ。君が少しムッツリなのも、エロ本探しという青春単語に興味津々なのも知ってる)ニ"ゴリ"

男「ったく、仕方ねえな。お前がそうまで言うのならやぶさかでもないというか」

イケメン「そうなんだ〜」ほのぼの

男「その生暖かい目線はなんだよッ!」

イケ友「シッ! 騒ぐんじゃありません! 隠密行動厳守だぜ、男ちゃん!」

男「あ、すみません…」

イケメン「さて、新たな同志を得られた我々に、目標達成も容易いはず──いざッ! 出陣!」

男「お、おー…イケ友「ブッッボォオォォオオオオオオッッ!!」ダダダダ

男「イケ友が一番うるさいよ! やめて法螺貝のモノマネ!」

〜〜〜

男「つっても、そう簡単に探して見つかるモンなのか…エロ本なんて…」ガサガサ

イケメン「大丈夫。オレが仕入れた情報に間違いはないはずだ、例えばそう…」

ガサリ!

11 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/19(土) 23:53:48 ID:7bGVEKRA
男「む…」ピク

イケメン(会長から予測ポイントは教わった。絶対じゃなくても幾つか回ればきっと見つかるはず!)グッ

イケメン「ほら、男くん! 見てごらん! この光景を──」ガサァア!



同級生「……ぐぬぬ、ちょっとだけ…少しだけ中身を──あ…」ビクッ


イケメン「……」

男「……」

同級生「ま、待てッ! 違ッ、これは違うんだお前ら! そう! たまたまだからこれはッ!」カァァ

イケメン「たまたまエロ本を見つけたら読んだと」

同級生「よッ、読んでねーよ! ちらりと覗いただけだよ!」

男「余計な嘘は誤解を深めるよ…」

同級生「嘘じゃないって言ってるだろう!? たまたまエロ本を見つけて、ちょっと開いて読んだだけって──」

「…え、同級生が…?」ガサリ

イケ友「──同級生がエロ本拾って読んでるって!? マジで!? 何処で見つけたん!?」

12 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/20(日) 00:15:18 ID:4j7B9bgA
「え、金持ちで鼻持ちならない同級生がエロ本を読んで?」

「あの野郎、ウチでメイドさん囲ってるくせにエロ本読むのかよ!」

「金持ちのくせに。ああ、拾ったエロ本でしか興奮できないと、ぶっ飛んだ癖だな」


同級生「お前…ッ…お前ーッ!! ワザとか!? ワザと聞き間違えて大声出してんのか!?」ブンブンブン

イケ友「いや、おおおれっちはただ、どこでみつつつつけたかってぇ〜〜っ」ぐわんぐわん

男「だから言ったのに…」

イケメン「しかし、どれどれ。ふむ、これは本当にエロ本のようだ、実写みたいだし」ペラリ

男「よく抵抗もなく持てるな…相当汚いかもしれないのに…」

イケメン「ちゃんと手袋してるよ? 当たり前じゃないか、同級生くんじゃあるまいし」アハハー

同級生「いちいち僕をこき下ろさないと駄目なのかお前らは!?」

イケ友「おっほほー! ガチでエロ雑誌っすなぁ〜! どうよ男ちゃん、好みの娘だれ?」

男「……」

イケ友「なんで黙るん?」キョトン

男「…エロ雑誌を見て好みな娘を言いたくはないんだけど…」

13 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/20(日) 05:25:36 ID:eJQ1/R4M
待っていたと言わざるを得ない
おつおつ

14 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/20(日) 12:48:02 ID:LCjemOO6
毎度イケメンの残念度がひどいと再認識するわw

15 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/20(日) 14:47:24 ID:4j7B9bgA
イケ友「なんでよ? ったく気にしすぎよ男ちゃんってばさ〜っ!」ケラケラ

男「そ、そうかな…」

イケ友「べつに誰も男ちゃんを馬鹿にしないって。気軽にぶっちゃければいいだけのハナシ」

男「そっか…」テレ

イケ友「んじゃまずはおれっちな。ほれ、この娘とか超好み」ニッ

男「じゃ、じゃあ俺はその娘がちょっといいかも…」スッ…


イケメン「どれどれ? うーん、君にはちょっと重すぎるんじゃないかな? 物理的な意味で」ずぃ

同級生「は? この脳みそ空っぽそうなのが良いわけ? もっとオーラルに言ってよ、伝わらないから」ずぃ

イケ友「身長的にはアリか? いやなあ、男ちゃんはもっとキレイ系のほうがぴったしくるんだよな〜」


男「待って。周りが親身すぎて逆に話しづらい」

同級生「っていうかオイッ! 結局はお前らも同じ穴のムジナじゃないか!」

イケ友「言ってなかったっけ?」キョトン

同級生「言ってないわ! ハハッ! この庶民共! エロ本一冊もろくに買えない残念階級めッ!」

16 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/20(日) 15:05:30 ID:4j7B9bgA
男「立場的に一緒だよ俺ら…」ボソリ

同級生「やかましいッ!」カァァ

イケメン「仕方ない。こうなってしまえば彼にも協力を願うしか無いだろう」

イケ友「ほぇ? でももうエロ雑誌は見つけたぜ?」

イケメン「──俺が掴んだ情報では、あと十冊以上のエロ本があるそうだ」

イケ友「なぬッ!? そりゃおれっち達が総取りしなきゃ始まんねーな!!」キラキラキラ

男(元より何が始まっていたのだろう……)

同級生「ハァ? 君ら暇なんだな、ほんとアホらしい。高校生にもなってエロ本探しとか、超笑える」

イケ友「そういやなんで同級生は清掃活動に参加してんの?」キョトン

イケメン「今日提出だった、数学の課題を忘れたからだよ。しかも三回目らしい」

イケ友「アハハー! 馬鹿だな同級生、まったく高校生にもなってよ〜!」ゲラゲラ

同級生「う、うるさいぞ馬鹿どもッ!!」カァァ

男「と、とにかく! なんだ、エロ本探しはまだ続けるってことなのか…?」

イケメン「勿論。……確かな手がかりを掴むまでは諦めきれないからね……」ニヤリ

男(絶対になんか企んでるなコイツ)

17 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/08/20(日) 15:20:41 ID:4j7B9bgA
〜〜〜

イケメン「さて。次はこの辺が怪しいとの噂を耳にしたんだ、探してみようじゃあないか」

イケ友「ほほ〜! いっちょやったるわ! おりゃーっ!」ガササーッ

同級生「ていうか、コイツはどうしてやたらめったにエロ本落ち場に情強なんだよ」

男「変態だからじゃない?」

イケメン「情報通と呼びたまえ!」

イケ友「おぉ…?」スッ

男「ん? なにか見つけたのかイケ友?」ガサリ

イケ友「まあ、見つけたって言えば見つけた、と思うんだけど……」

ガサリ

イケ友「これどっかで見覚えがある感じなんだよな……」

男「どれどれ」スッ


『君とオレとの突っ込みランデブゥ〜噂の彼はドMのツッコミ待ち!?〜』


男「俺もなんだか既視感が物凄く湧いていくるタイトルだ…」ぞわぞわ


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

■ したらば のおすすめアイテム ■

ドアノブ少女【通常版】 - 吾嬬竜孝(企画・撮影)


この欄のアイテムは掲示板管理メニューから自由に変更可能です。


掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板 powered by Seesaa