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美琴「食蜂の胸、柔らかかったな……」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/02(金) 19:18:54 ID:3ePeeVvk
美琴「って私はなにを考えて──」
食蜂「あらぁ? 御坂さんじゃない」
美琴「うひゃぁ!?」
食蜂「ちょっとぉ? 口裂け女に会ったときみたいな反応はやめてもらえるかしらぁ?」
美琴「あ、アンタがいきなり話しかけるからでしょうが!」
食蜂「はァ? 話しかけるときはいちいち許可とらなきゃいけないわけぇ?」
美琴「アンタの場合はね」
食蜂「言ってくれるわねぇ……私だって好きで話しかけたわけじゃないわよ」
美琴「なによ、私になにか用?」
食蜂「それは私のセリフ。御坂さん、私の名前を呼んでなかったぁ?」
美琴(聞かれてたっ!?)ギクゥ
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/21(日) 19:26:46 ID:pLLG3FVg
美琴「全部閉めたわよ」
食蜂「じゃあ……ハグする?」
美琴「う、うん」
食蜂「なに照れてるのぉ?」
美琴「照れてないからっ……す、少し恥ずかしいだけで……」
食蜂「それを照れてるって言うんじゃないのかしらぁ? 恥ずかしいならやめてもいいわよぉ」
美琴「やめないわよっ!」
食蜂(……そんなに私とハグしたいわけぇ?)
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/21(日) 21:48:49 ID:pLLG3FVg
美琴「ん……」ギュッ
食蜂「相変わらず馬鹿力ねぇ」
美琴「えっ……そ、そんな力入れてないと思うけど」
食蜂「っ……冗談よぉ。っていうか耳元で囁かないで」
美琴「わ、悪かったわね」
食蜂「まったくもぉ……ホント困った人だわぁ」
美琴(もしかして……耳も敏感なのかな、コイツ)
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 09:34:49 ID:7P.5eXFU
いいゾ��
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 18:16:05 ID:m8ULyqok
ワッフルワッフル
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/25(木) 23:59:19 ID:ufwd78Eg
食蜂(……それにしても)
美琴「ん、ふ……」クンクン
食蜂(本当にただ抱きついてるだけでいいのかしらねぇ……)
美琴「はぁ……♡」ウットリ
食蜂「ちょっとぉ……今の満足気なため息は一体なによぉ」
美琴「えっ、いや、あの……!」
食蜂「やっぱりやらしいこと考えてる?」
美琴「か、考えてないって」
食蜂(なぁんか怪しいのよねぇ……)
美琴(どうしよ……絶対怪しまれてる……)
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/26(金) 07:30:23 ID:X.aZFG6A
美琴(でも……もっと匂い嗅ぎたいっ……)クンクン
食蜂「コラぁ……あんまりモゾモゾするんじゃないわよぉ」
美琴「ん、ごめ……」スンスン
食蜂(もしかして、御坂さん……)
美琴(もうホント……クセになり──)
食蜂「ねぇ……アナタまた匂い嗅いでなぁい?」
美琴「……か、嗅いでないわよ」
食蜂「じゃあ今の間はなにかしらねぇ……」
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/27(土) 00:12:14 ID:rtVihlFg
食蜂「本当のことを言いなさぁい」
美琴「だ、だから嗅いでないって」
食蜂「鼻スンスンさせてたでしょぉ」
美琴「そそっ、そんなことしてないわよ!」
食蜂「しらばっくれてもダメ☆ 耳元で聞こえたんだからぁ」
美琴「う……」
食蜂「正直に言わないと二度とハグさせてあげないわよぉ?」
美琴「……その、少し嗅いだ、けど」
食蜂「やっぱりねぇ」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/27(土) 15:38:05 ID:SKN/KQqI
食蜂「アナタって本当にやらしい人ねぇ」
美琴「ま、待ってよ……匂い嗅ぐのはやらしいことじゃないでしょ!?」
食蜂「やらしいに決まってるじゃない。しかも変態力の高いやらしさね」
美琴「別にやらしい気持ちがあったわけじゃないわよ!」
食蜂「じゃあどうしてこんなことしたのかしらぁ?」
美琴「だってイイ匂いするから……つい」
食蜂「どうせ私の匂い嗅いで興奮してたんでしょぉ」
美琴「してないっつーの!」
食蜂「ホントかしらねぇ、怪しいわぁ……」
美琴(ドキドキはしたけど……こ、興奮とは違う、はず……)
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/27(土) 22:43:01 ID:ausZh3l2
ドキドキって興奮だと思うんですけど(名推理)
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/28(日) 01:26:23 ID:NUBQ39TQ
食蜂「ちなみにハグしたがってたのも本当は匂いを嗅ぐため?」
美琴「……そうよ」
食蜂「ふぅん……御坂さんって匂いフェチだったのねぇ」
美琴「は、はァ!? フェチじゃないわよ!」
食蜂「夢中になって匂い嗅いでたくせに?」
美琴「そりゃ嗅ぎはしたけど……アンタの匂いがたまたま好きなだけで、匂いフェチってわけじゃないから!」
食蜂「……私以外の人の匂いは嗅がないの?」
美琴「意識したこともないわ」
食蜂「ふ、ふぅん……」
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/28(日) 02:12:49 ID:in8J8iS6
自分だけと言われて内心めっちゃ嬉しくなってるじゃないですか
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/28(日) 09:38:04 ID:NUBQ39TQ
食蜂「とりあえず御坂さんが私の匂い大好きだってことは理解したわぁ」
美琴「だ、大好きとまでは言ってないでしょーがぁっ!」
食蜂「似たようなものでしょぉ。大体匂いを嗅がれる私の気持ちを考えたことあるぅ?」
美琴「それはっ……やっぱりイヤ……?」
食蜂「まぁねぇ……自分の匂いってわからないし、もし、その……」
美琴「ホントにイイ匂いよ? すっごく甘い香りっていうか」
食蜂「っ……わ、わかったから力説するんじゃないわよぉ」
美琴「でも、なんか変に気にしてるみたいだから」
食蜂「変なところで気遣わなくていいからぁっ!」
美琴「気遣ってないわよ。ホントのこと言っただけ。イイ匂いだって」
食蜂「も、もういいってばぁ!」
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/31(水) 00:39:13 ID:tcvrJtVc
食蜂「とにかく私が言いたいのはぁ、あんまり私の匂いを嗅がないでってことぉ。わかったぁ?」
美琴「それって……少しならいいってこと?」
食蜂「ずいぶんと都合のいい解釈力ねぇ」
美琴「アンタの性格的に、絶対にイヤなことだったら『あんまり』なんて言い方しないでしょ」
食蜂「勘違いしないでよねぇ。我慢させたらアナタがなにするかわからないからよぉ?」
美琴「別になにもしないわよっ」
食蜂「あんなに夢中になって嗅いでたのにぃ?」
美琴「夢中ってほどじゃないからっ……たぶん」
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/02(金) 12:57:12 ID:x.vcBgkQ
美琴「ところでさ……さっきはまだ1分経ってなかったわよね?」
食蜂「え……もしかしてまだハグしたいのぉ……?」
美琴「一応1日1分って約束でしょ」
食蜂「最初におっぱい触ってた時間も含めたら1分いってるんじゃないのぉ?」
美琴「あ……で、でもアレだってすぐやめたから1分はいってないはずよっ」
食蜂「えぇ〜……っていうかそんなに私の匂い嗅ぎたいのぉ?」
美琴「……うん」
食蜂「はぁ……じゃあ10秒だけねぇ」
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/05(月) 22:53:49 ID:irFimZXk
その夜・食蜂の部屋
警策『人の匂いを嗅ぐクセ?』
食蜂「ええ。ドリーにそんなクセあったかしら」
警策『他の人は知らないけど、私はよくされたよ。っていうか今もされるし』
食蜂「え、ホントにぃ?」
警策『抱きつくたびに人の匂い嗅いでるからね、あの子。操祈ちゃんもよく抱きつかれるっしょ?』
食蜂「まぁそうだけど……匂い嗅いでたなんて知らなかったわぁ」
警策『おもいっきりクンクンしてるからわかりやすいと思うケド』
食蜂(……性格は全然違うのに変なところだけ似てるのねぇ)
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/26(月) 03:36:14 ID:fyNGt3S2
永遠に待ってる
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/24(土) 22:59:47 ID:rqbRPTA2
警策『で、ドリーのクセがどうかしたの?』
食蜂「別に大したことじゃないわぁ。忘れてちょぉだい」
警策『オヤオヤ? なにか隠そうとしてる?』
食蜂「してないから」
警策『ムー……まぁいいや。それよりドリーがまた会いたがってるよ』
食蜂「先週も会ったと思うんだけどぉ」
警策『フーン、じゃあ会いたくないんだ』
食蜂「そ、そうは言ってないでしょぉ……休日になったら会いに行くわよぉ」
警策『やっぱり操祈ちゃんってツンデレだよねぇ』
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/24(土) 23:51:24 ID:rqbRPTA2
一方・美琴の部屋
美琴「ただいまー」
黒子「おっ姉様ぁ〜んっ!!」ガバァッ
美琴「ちょっ、いきなり抱きついてくんじゃないわよっ」
黒子「黒子はずぅっとお姉様のお帰りを心待ちに──あら?」クンクン
美琴「なによ」
黒子「……他の女の匂いがしますの」
美琴「昼ドラ以外でそのセリフ初めて聞いたわ……」
黒子「今日はどちらに寄り道してましたの?」
美琴「食蜂の部屋よ」
黒子(ま、またしても食蜂操祈ですのっ……!?)
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/25(日) 21:30:59 ID:KoSz9tNA
黒子「登下校に付き添うのはわかりますけど、部屋に上がる必要がありまして?」
美琴「必要はないけど……ふたりで帰ったら流れで部屋に上がるくらい普通でしょ」
黒子「お姉様と食蜂操祈に限っては普通じゃありませんの」
美琴(……たしかに)
黒子「部屋ではなにをしましたの?」
美琴「紅茶をご馳走になっただけよ」
黒子「それだけですの?」
美琴「そうよ」
黒子「むぅ……それだけでこんなに匂いが移るものですの?」
美琴(ハグしてたなんて言えない……)
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/25(日) 21:34:28 ID:46IovwlE
特に黒子には話せないわな
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/25(日) 22:01:24 ID:p4k9df9o
待ってた
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/26(月) 14:14:55 ID:fyg5BTnc
もう逆に言っちゃっていいんじゃないかな
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 00:46:06 ID:3wbHqzf2
美琴「な、なんかアイツの部屋って全体的に甘い匂いがするのよ。だからそれが移ったのかも」
黒子「ふむ……」
美琴「ところで黒子はこの匂いどう思う?」
黒子「はい? どういう意味ですの?」
美琴「イイ匂いだと思う?」
黒子「まあ不快な香りではありませんけど……少しくどい気がしますの」
美琴「え……そ、そう? クセになる匂いじゃない?」
黒子「いえ、特には」
美琴(もしかして私がおかしいのかな……)
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/05(木) 23:05:51 ID:e/2zQQr.
翌日・登校中
帆風「女王、御坂さん、おはようございます」
美琴「あ、おはようございます」
食蜂「おはよぉ……アナタにしてはちょっと遅いんじゃなぁい?」
帆風「寮を出てから忘れ物に気づきまして……」
食蜂「相変わらず抜けてるわねぇ。寮監に目をつけられないように気をつけなさいよぉ?」
帆風「……はい! 心配してくださってありがとうございます♡」
美琴(一言多いとこは気にしないのね……)
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/07(土) 23:02:56 ID:GW/y8NO2
帆風「ところで……おふたりは今日もご一緒に登校なさってるんですね♪」
食蜂「そうよぉ。御坂さんがどうしても私に付き従いたいって言うから」
美琴「テキトー言うなっ。登下校付き添えって言い出したのはアンタでしょ」
食蜂「あらぁ? そんなこと言っちゃっていいのぉ?」
美琴「な、なによ」
食蜂「元はと言えばアナタが私のおっぱ──むぐっ」
美琴「さ、さあ早く学校行くわよっ!」グイグイ
食蜂「ちょ、ちょっとぉ……! 引っ張るんじゃないわよぉ!」
帆風(女王にあんな気軽に……やはりおふたりはとても仲がよろしいですわ♪)
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/07(土) 23:04:46 ID:DCug.sUQ
仲良しだね♪
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/08(日) 09:59:57 ID:5AqNG3Wg
なにこれ最高
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/08(日) 13:20:52 ID:BXjprFrs
食蜂「まったくもぉ……どうしてそう粗暴なのかしら。少しは帆風を見習ってもらいたいわぁ」
帆風「わ、わたくしなんてそんな……御坂さんのお手本にはなれませんわ」
食蜂「こういう謙虚力もねぇ。聞いてるぅ? 御坂さん」
美琴「私は別にアンタの派閥に入りたいわけじゃないから」
食蜂「でも私に奉仕したいんでしょぉ?」
美琴「誰がいつそんなこと言ったのよ!?」
食蜂「だって率先して肩揉みしてくるじゃない」
美琴(……匂い嗅ぐためなんて言えない)
帆風(女王に肩揉みを……羨ましいです……)
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/08(日) 14:44:44 ID:Z6jQXNxs
みさきち帆風はさん付けのはず。というがだいたいの人をさん付けで呼ぶ
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/10(火) 22:27:58 ID:AopO4qnY
食蜂「アレは私に仕えるっていう決意表明じゃなかったのぉ?」
美琴「んなわけあるかっ! 肩揉んであげてるのはただの親切心よ」
食蜂「親切心ねぇ。下心ならまだわ、か……る……?」
美琴「……食蜂?」
帆風「女王……? どうかなさいましたか?」
食蜂「ちょっと待ってぇ……もしかして御坂さん、アナタ……」ジトッ
美琴「え、わ、私?」
食蜂「……匂い?」ボソッ
美琴「なっ……!?」ギクゥ
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/16(月) 22:49:54 ID:ZqxUyR0E
食蜂「アナタが私に親切なんておかしいと思ってたのよねぇ……やっぱり下心があったんじゃない」
帆風「下心……? 御坂さんが女王に……ですか?」
美琴「ち、違うんです! ちょっと誤解が──」
食蜂「なにが違うのかしらぁ? 肩揉むフリして私の髪の匂いを堪能してたんでしょぉ」
美琴「ばっ、バカ! アンタなに言ってんのよ!?」
食蜂「事実じゃない」
美琴「言いふらすことはないでしょーがっ!」
食蜂「後ろめたいことする方が悪いわぁ」
美琴(だからってよりによって派閥の人に言うなんてっ……!)
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/16(月) 23:22:27 ID:wvI837ks
海馬に電気流して記憶をデリートするしか
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 22:19:46 ID:8WkqHPjg
帆風「御坂さん……」ユラァ
美琴(ヤバい……怒られるっ……!?)
帆風「……わかりますわ、その気持ち!」ギュッ
美琴「……え?」
食蜂「……は?」
帆風「実はわたくしも……女王の甘い匂いに魅かれてしまったことが何度もあるんです……♡」ポッ
美琴「は、はあ……」
帆風「ですからつい匂いを嗅いでしまうのも仕方のないことだと思います!」
美琴(なんか同志だと思われちゃってる!?)
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/19(木) 13:07:58 ID:06boCVDU
帆風「きっと女王の匂いには人を魅了する魔力が──」
食蜂「帆風ぇ? アナタまだその戯言を続ける気かしらぁ?」
帆風「ハッ……!? もっ、申し訳ございません女王! お許しください……!」
食蜂「まったくもぉ……御坂さんと同レベルなんて恥を知りなさぁい」
美琴「どういう意味よっ!」
食蜂「そのままの意味だけどぉ?」
美琴「言っとくけどね……私はまだ数えるほどしかアンタの匂い嗅いでないからっ」
帆風「み、御坂さんっ? わ、わたくしも数え切れないほど嗅いだわけでは……」
食蜂「……回数の問題じゃないんだけどぉ」
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