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元勇者「本物の勇者が現れてから一年経った」
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 12:31:13 ID:8Q6OmL9Y
執事「――お嬢様は、幼少より聡明なお方でした」
執事「貴族の家に生まれながら、魔王によって世界が恐慌に覆われていると知った時」
執事「自らが何をすべきかを、いち早く悟っていらっしゃったのです」
執事「お嬢様は貴族のたしなみを身に付ける時間のほとんどを、呪文習得に費やしました」
執事「才はとどまるところを知らず、様々な高等呪文をさして難なく習得され」
執事「ついには、王の募った魔王討伐に名乗りを上げるまでになりました」
剣士「始めからそのつもりだったのか? 自分の身や、家を守るためでなく?」
執事「魔王討伐そのものは、お嬢様が自負をかけ、『自分にできること』と判断されたものでございます」
執事「勇者一行に選出された際、当家の者は皆、我が事のように大喜びでした」
執事「町中で宴が催され、お嬢様は激励とともに送り出されました」
執事「そうして――勇者様が交代されてから一年後、この屋敷に戻ってこられた際」
剣士「そこからは知っている。怒れる公爵相手に、執事さんと夫人があいつを庇ったんだろ」
剣士「その後教会に通わされ、毎日無意味な懺悔をさせられていた」
執事「それは誤りでございます。お嬢様は考えあって、教会に通ってらっしゃいました」
剣士「えっ?」
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